JP2017065063A - インクジェット印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットヘッドのレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できるインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】インクジェット印刷装置1は、連続的に搬送されるウェブにインクを吐出するインクジェットヘッド31と、ウェブを挟んだインクジェットヘッド31の反対側において、インクジェットヘッド31の上流側と下流側とにそれぞれ配置され、ウェブを支持するとともにウェブに従動回転する一対のプラテンローラと、一対のプラテンローラを同期回転させるタイミングベルトと、一対のプラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量およびウェブの搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラとインクジェットヘッド31との間の距離に応じたインクの着弾時間ずれ量を示すプロファイルデータを記憶する記憶部4と、プロファイルデータを用いてインクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングを制御する制御部5とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェットヘッドからインクを吐出して印刷するインクジェット印刷装置に関する。
紙、フィルム、金属箔等からなる帯状のウェブを印刷媒体として連続的に搬送しつつ、インクジェットヘッドからインクを吐出して印刷するインクジェット印刷装置が知られている。
このようなインクジェット印刷装置では、インクジェットヘッドの下方において、搬送されるウェブに従動回転するプラテンローラによりウェブを支持する構成が一般的である。しかし、この構成では、プラテンローラの偏芯によりウェブが上下動し、インクジェットヘッドとウェブとの間隔であるヘッドギャップが変動するおそれがある。ヘッドギャップが変動するとインクの着弾位置ずれが生じ、印刷画質が低下するおそれがある。
これに対し、特許文献1のインクジェット印刷装置では、ウェブを支持しつつウェブに従動回転する、インクジェットヘッドの上流側および下流側のプラテンローラを、それぞれの偏芯の位相が逆のタイミングで現れるように連結している。インクジェットヘッドは、上流側のプラテンローラと下流側のプラテンローラとの中間位置に配置されている。これにより、インクジェットヘッドの位置において両プラテンローラの偏芯が相殺され、ヘッドギャップの変動が低減する。
しかしながら、特許文献1の技術では、インクジェットヘッドを上流側のプラテンローラと下流側のプラテンローラとの中間位置に配置する必要があるため、インクジェットヘッドのレイアウトが制限される。これにより、装置の小型化等が困難になるおそれがある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、インクジェットヘッドのレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴は、連続的に搬送される帯状の印刷媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、印刷媒体を挟んだ前記インクジェットヘッドの反対側において、印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの上流側と下流側とにそれぞれ配置され、搬送される印刷媒体を支持するとともに印刷媒体に従動回転する一対のプラテンローラと、前記一対のプラテンローラを同期回転させる連結部材と、前記一対のプラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれの前記プラテンローラと前記インクジェットヘッドとの間の距離に応じたインクの着弾時間ずれ量を示すプロファイルデータを記憶する記憶部と、前記プロファイルデータを用いて前記インクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する制御部とを備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴は、前記一対のプラテンローラのうちの上流側のプラテンローラよりも下流側のプラテンローラの方が、外径が大きいことにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴は、連続的に搬送される帯状の印刷媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、印刷媒体を挟んだ前記インクジェットヘッドの反対側において、印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの上流側と下流側とにそれぞれ配置され、搬送される印刷媒体を支持するとともに印刷媒体に従動回転する一対のプラテンローラと、それぞれの前記プラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量を示すデータを記憶する記憶部と、それぞれの前記プラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量、および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれの前記プラテンローラと前記インクジェットヘッドとの間の距離に基づき、前記インクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する制御部とを備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、制御部は、一対のプラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラとインクジェットヘッドとの間の距離に応じたインクの着弾時間ずれ量を示すプロファイルデータを用いてインクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する。これにより、インクジェットヘッドが一対のプラテンローラ間のどこに配置された場合でも、プラテンローラの偏芯に起因するヘッドギャップの変動によるインクの着弾位置ずれを抑えることができる。この結果、インクジェットヘッドのレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴によれば、上流側のプラテンローラよりも下流側のプラテンローラの方が外径が大きいので、印刷媒体の張力低下によるバタツキの発生が抑えられる。この結果、印刷画質の低下をより軽減できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴によれば、制御部は、それぞれのプラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラとインクジェットヘッドとの間の距離に基づき、インクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する。これにより、インクジェットヘッドが一対のプラテンローラ間のどこに配置された場合でも、プラテンローラの偏芯に起因するヘッドギャップの変動によるインクの着弾位置ずれを抑えることができる。この結果、インクジェットヘッドのレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。以下の説明において、図2の紙面に直交する方向を前後方向とする。また、図2における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。以下の説明において、図2の紙面に直交する方向を前後方向とする。また、図2における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1に示すように、第1実施形態に係るインクジェット印刷装置1は、搬送部2と、印刷部3と、記憶部4と、制御部5とを備える。
搬送部2は、ウェブ(請求項の印刷媒体に相当)Wを連続的に搬送する。ウェブWは、紙、フィルム、金属箔等からなる帯状の部材である。搬送部2は、送り出し部11と、支持ローラ12,13と、ダンサーローラ14と、ガイドローラ15と、5本のプラテンローラ16と、4本のタイミングベルト(請求項の連結部材に相当)17と、ロータリエンコーダ18と、ガイドローラ19,20と、巻き取り部21とを備える。
送り出し部11は、ウェブロールRからウェブWを送り出す。ウェブロールRは、ウェブWがロールされたものである。送り出し部11は、ウェブロール支持軸26と、送り出しモータ27とを備える。
ウェブロール支持軸26は、ウェブロールRを回転可能に支持する。ウェブロール支持軸26は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
送り出しモータ27は、ウェブロール支持軸26を図2における時計回りに回転させる。ウェブロール支持軸26の回転によりウェブロールRが同方向に回転し、ウェブWが下流側(右側)へ送り出される。
支持ローラ12,13は、送り出し部11とガイドローラ15との間でウェブWを支持する。支持ローラ12,13は、送り出し部11とガイドローラ15との間において、互いに左右方向に離間して、同じ高さに配置されている。
ダンサーローラ14は、支持ローラ12,13の間において、自重によりウェブWを押し下げる。これにより、ダンサーローラ14は、ウェブWのたるみを吸収する。ダンサーローラ14は、ウェブWのたるみ量に応じて上下動する。
ガイドローラ15は、支持ローラ13とウェブWの搬送方向における最上流のプラテンローラ16との間でウェブWをガイドする。
プラテンローラ16は、後述する4つのインクジェットヘッド31の下方において、ウェブWを支持するとともにウェブWに従動回転する。5本のプラテンローラ16は、上に凸のアーチを描くように配置されている。これにより、各プラテンローラ16間でウェブWが張った状態となり、ウェブWが安定した姿勢に保たれる。
プラテンローラ16は、ウェブWの下側において、最上流のインクジェットヘッド31の上流側、各インクジェットヘッド間、および最下流のインクジェットヘッド31の下流側に、それぞれ1本ずつ配置されている。換言すれば、プラテンローラ16は、ウェブWを挟んだインクジェットヘッド31の反対側において、各インクジェットヘッド31の上流側と下流側とに1本ずつ配置されている。
プラテンローラ16には、回転軸にプーリ28が取り付けられている。プーリ28は、タイミングベルト17が掛け渡されるものである。
タイミングベルト17は、プラテンローラ16を同期回転させるものである。各タイミングベルト17は、隣接する一対のプラテンローラ16のプーリ28間に掛け渡されている。これにより、全プラテンローラ16がタイミングベルト17を介して連結され、同期回転するようになっている。
ロータリエンコーダ18は、プラテンローラ16の所定の回転角度ごとにパルス信号を出力する。ロータリエンコーダ18は、最上流のプラテンローラ16に取り付けられている。なお、ロータリエンコーダ18は、他のプラテンローラ16に取り付けられていてもよい。
ガイドローラ19,20は、最下流のプラテンローラ16と巻き取り部21との間でウェブWをガイドする。
巻き取り部21は、印刷されたウェブWを巻き取る。巻き取り部21は、巻き取り軸29と、巻き取りモータ30とを備える。
巻き取り軸29は、ウェブWを巻き取って保持する。巻き取り軸29は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
巻き取りモータ30は、巻き取り軸29を図2における時計回りに回転させる。巻き取り軸29の回転により、ウェブWが巻き取り軸29に巻き取られる。
印刷部3は、搬送部2により搬送されるウェブWに印刷する。印刷部3は、4つのインクジェットヘッド31を備える。4つのインクジェットヘッド31は、プラテンローラ16の上方において、それぞれ隣接する2本のプラテンローラ16の間に配置されている。
インクジェットヘッド31は、ウェブWの搬送方向に直交する前後方向(主走査方向)に沿って配列された複数のノズル32(図3参照)を有し、ノズル32からインクを吐出する。ノズル32は、インクジェットヘッド31のインク吐出面31aに開口している。インク吐出面31aは、インクジェットヘッド31のウェブWに対向する面である。
記憶部4は、各インクジェットヘッド31に対応するインク着弾時間ずれプロファイルデータ(請求項のプロファイルデータに相当)を記憶している。記憶部4は、HDD(Hard Disk Drive)等からなる。インク着弾時間ずれプロファイルデータは、インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16の所定の回転角度ごとの偏芯量、およびウェブWの搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離に応じたインクの着弾時間ずれ量を示すデータである。インク着弾時間ずれプロファイルデータの詳細は後述する。
制御部5は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する。制御部5は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成される。
制御部5は、印刷を行う際、搬送部2によりウェブWを搬送させつつ、インクジェットヘッド31からインクを吐出させてウェブWに印刷させる。この際、制御部5は、インク着弾時間ずれプロファイルデータを用いてインクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングを制御する。
次に、インク着弾時間ずれプロファイルデータについて説明する。
インク着弾時間ずれプロファイルデータは、プラテンローラ16の偏芯に起因するヘッドギャップGの変動によるインクの着弾位置ずれを抑えるための、インクの吐出タイミングの制御に用いられるデータである。
ヘッドギャップGは、図3に示すように、ヘッド高さ方向におけるインクジェットヘッド31のインク吐出面31aとウェブWとの間隔である。より具体的には、ヘッドギャップGは、ヘッド高さ方向におけるインク吐出面31aのノズル32の開口部とウェブWとの間隔である。ここで、ヘッド高さ方向は、プラテンローラ16に偏芯がない理想的な場合のプラテンローラ16間のウェブW(図3において二点鎖線で示すウェブW)に直交する方向である。
各インクジェットヘッド31におけるヘッドギャップGに影響を与えるのは、それぞれのインクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16の偏芯である。インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16とは、当該インクジェットヘッド31を挟む上流側のプラテンローラ16と下流側のプラテンローラ16との1対のプラテンローラ16である。
図3に示すように、ヘッド高さ方向における上流側のプラテンローラ16の偏芯量をδuとすると、偏芯量δuは、上流側のプラテンローラ16の回転中心Cruと、当該プラテンローラ16の外周円の中心Cduとのヘッド高さ方向におけるずれ量である。同様に、ヘッド高さ方向における下流側のプラテンローラ16の偏芯量をδdとすると、偏芯量δdは、下流側のプラテンローラ16の回転中心Crdと、当該プラテンローラ16の外周円の中心Cddとのヘッド高さ方向におけるずれ量である。
上流側のプラテンローラ16の偏芯量δuは、図3に示すように、ウェブWの搬送方向における回転中心Cruの位置でのウェブWの高さの、プラテンローラ16に偏芯がない理想的な場合のウェブWの高さに対する変動量に相当する。同様に、下流側のプラテンローラ16の偏芯量δdは、ウェブWの搬送方向における回転中心Crdの位置でのウェブWの高さの、プラテンローラ16に偏芯がない理想的な場合のウェブWの高さに対する変動量に相当する。ここで、図3において、偏芯がないプラテンローラ16を二点鎖線で示している。
このように、プラテンローラ16の偏芯により、プラテンローラ16の位置でウェブWの高さが変動することから、ヘッドギャップGの理想ヘッドギャップGiに対するずれが生じる。理想ヘッドギャップGiは、設計上のヘッドギャップであり、プラテンローラ16に偏芯がない理想的な場合のヘッドギャップである。
ヘッドギャップGの理想ヘッドギャップGiに対するずれ量であるヘッドギャップずれ量をδGとすると、ヘッドギャップずれ量δGは、下記の式(1)で表される。
δG=(Ld×δu+Lu×δd)/(Lu+Ld) …(1)
ここで、Luは、ウェブWの搬送方向における上流側のプラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離である。Ldは、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッド31と下流側のプラテンローラ16との間の距離である。より具体的には、Luは、ウェブWの搬送方向における上流側のプラテンローラ16の回転中心Cruとインクジェットヘッド31のノズル32の位置との間の距離である。Ldは、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッド31のノズル32の位置と下流側のプラテンローラ16の回転中心Crdとの間の距離である。
ここで、Luは、ウェブWの搬送方向における上流側のプラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離である。Ldは、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッド31と下流側のプラテンローラ16との間の距離である。より具体的には、Luは、ウェブWの搬送方向における上流側のプラテンローラ16の回転中心Cruとインクジェットヘッド31のノズル32の位置との間の距離である。Ldは、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッド31のノズル32の位置と下流側のプラテンローラ16の回転中心Crdとの間の距離である。
プラテンローラ16の偏芯量δu,δdは、プラテンローラ16の回転により変動する。それに伴って、ヘッドギャップGおよびヘッドギャップずれ量δGが変動する。例えば、プラテンローラ16の回転角度(ロータリエンコーダ18の出力パルス数)に応じて偏芯量δu,δdがそれぞれ図4、図5のように変動し、ヘッドギャップずれ量δGが図6のように変動する。
ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiからずれると、インクの着弾時間ずれおよび着弾位置ずれが生じる。例えば、図7に示すように、ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiより広がった状態において、ウェブW上の狙いの着弾位置Pにインクを着弾させるタイミングでインク36を吐出したとする。この場合、ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiより広いため、インク36が吐出されてからウェブWに着弾するまでの時間が、ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiである場合より長くなる。そして、図8に示すように、狙いの着弾位置Pより上流側にずれた位置にインク36が着弾する。なお、図7、図8では、分かり易さため、ヘッドギャップGが広がったときのウェブWを、ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiである場合のウェブWと平行に描いている。
インクが吐出されてからウェブWに着弾するまでの時間の、ヘッドギャップGが理想ヘッドギャップGiである場合におけるその時間に対するずれ量であるインク着弾時間ずれ量Δtは、下記の式(2)で表される。
Δt=δG/Vi …(2)
ここで、Viは、インク吐出速度である。
ここで、Viは、インク吐出速度である。
インク着弾時間ずれ量Δtは、例えば、図6のように変動するヘッドギャップずれ量δGに応じて、図9のように変動する。
インクの着弾位置の狙いの着弾位置からのずれ量であるインク着弾位置ずれ量Δyは、下記の式(3)で表される。
Δy=Δt×Vp …(3)
ここで、Vpは、ウェブWの搬送速度である。
ここで、Vpは、ウェブWの搬送速度である。
インク着弾位置ずれ量Δyは、例えば、図9のようなインク着弾時間ずれ量Δtに応じて、図10のように現れる。
これに対し、インク着弾時間ずれ量Δtに応じてインクの吐出タイミングを補正すれば、インクの着弾位置ずれを抑えることができる。そこで、インクジェット印刷装置1では、図9のような、プラテンローラ16の所定の回転角度ごと(ロータリエンコーダ18の出力パルスごと)のインク着弾時間ずれ量Δtを示すデータを記憶している。このデータが、インク着弾時間ずれプロファイルデータである。インクジェット印刷装置1では、各インクジェットヘッド31に対応するインク着弾時間ずれプロファイルデータを記憶部4に記憶している。
インク着弾時間ずれプロファイルデータは、予め生成されて、記憶部4に記憶されている。インク着弾時間ずれプロファイルデータの生成は、次のように行われる。
まず、レーザ変位計等により、ヘッド高さ方向における各プラテンローラ16の偏芯量が測定される。各プラテンローラ16の偏芯量は、ロータリエンコーダ18のZ相信号を基準として、ロータリエンコーダ18の出力パルスごとの値が測定される。これにより、各プラテンローラ16の所定の回転角度ごと(ロータリエンコーダ18の出力パルスごと)の偏芯量を示す図4、図5のようなデータが生成される。
次いで、各プラテンローラ16の偏芯量を示すデータを用いて、式(1)により、各インクジェットヘッド31に対応する、プラテンローラ16の所定の回転角度ごとのヘッドギャップずれ量δGを示す図6のようなデータが生成される。
次いで、ヘッドギャップずれ量δGを示すデータを用いて、式(2)により、各インクジェットヘッド31に対応する、プラテンローラ16の所定の回転角度ごとのインク着弾時間ずれ量Δtを示す図9のようなデータが生成される。このデータは、ロータリエンコーダ18のZ相信号を基準として、Z相信号からのパルス数に応じたインク着弾時間ずれ量Δtを示すものである。このインク着弾時間ずれ量Δtを示すデータが、インク着弾時間ずれプロファイルデータとして記憶部4に記憶される。
次に、インクジェット印刷装置1の動作について説明する。
印刷ジョブが入力されると、制御部5は、送り出しモータ27および巻き取りモータ30を起動させる。これにより、送り出し部11と巻き取り部21との間でウェブWが連続的に搬送され始める。
ウェブWの搬送が開始されると、支持ローラ12,13、ダンサーローラ14、ガイドローラ15、各プラテンローラ16、ガイドローラ19,20がウェブWに従動回転する。各プラテンローラ16は、タイミングベルト17を介して連結されているため同期回転する。
ウェブWの搬送速度が所定速度に達した後、制御部5は、その搬送速度を維持しつつ、印刷ジョブに基づき各インクジェットヘッド31を制御してインクを吐出させる。これにより、ウェブWに画像が印刷される。
この際、制御部5は、各インクジェットヘッド31に対応するインク着弾時間ずれプロファイルデータを用いて、各インクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングの補正を行う。具体的には、制御部5は、ロータリエンコーダ18のZ相信号からのパルス数に応じたインク着弾時間ずれ量Δtの値をインク着弾時間ずれプロファイルデータから取得する。そして、制御部5は、インク吐出の際に、インク着弾時間ずれ量Δtの値の分だけインクの吐出タイミングを早くしたり遅らせたりするよう制御する。
印刷が終了すると、制御部5は、送り出しモータ27および巻き取りモータ30を停止させる。これにより、ウェブWの搬送が停止し、一連の動作が終了となる。
以上説明したように、インクジェット印刷装置1では、記憶部4が、インク着弾時間ずれプロファイルデータを記憶している。インク着弾時間ずれプロファイルデータは、インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16の所定の回転角度ごとの偏芯量δu,δd、およびウェブWの搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離Lu,Ldに応じたインク着弾時間ずれ量Δtを示すデータである。制御部5は、このインク着弾時間ずれプロファイルデータを用いてインクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングを制御する。
これにより、インクジェットヘッド31が一対のプラテンローラ16間のどこに配置された場合でも、プラテンローラ16の偏芯に起因するヘッドギャップGの変動によるインクの着弾位置ずれを抑えることができる。この結果、インクジェットヘッド31のレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できる。
なお、インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16のうちの上流側のプラテンローラ16よりも下流側のプラテンローラ16の方が、外径が大きくなるように構成してもよい。すなわち、5本のプラテンローラ16が、下流側ほど外径が大きくなるように構成してもよい。
この場合、インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16において、下流側のプラテンローラ16の方が上流側のプラテンローラ16よりもウェブWとの接触部分の速度が速くなる。これにより、ウェブWの張力低下によるバタツキの発生が抑えられる。この結果、印刷画質の低下をより軽減できる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図12は、図11に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。
図11は、第2実施形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図12は、図11に示すインクジェット印刷装置の搬送部および印刷部の概略構成図である。
図11、図12に示すように、第2実施形態に係るインクジェット印刷装置1Aは、上述した第1実施形態のインクジェット印刷装置1の搬送部2を、搬送部2Aに置き換えた構成である。
搬送部2Aは、上述した第1実施形態における搬送部2のプーリ28およびタイミングベルト17を省略するとともに、搬送部2ではロータリエンコーダ18が取り付けられていない各プラテンローラ16にロータリエンコーダ18を取り付けた構成である。
また、インクジェット印刷装置1Aでは、記憶部4は、各プラテンローラ16に対応するローラプロファイルデータを記憶している。ローラプロファイルデータは、図4、図5のような、ヘッド高さ方向におけるプラテンローラ16の所定の回転角度ごと(ロータリエンコーダ18の出力パルスごと)の偏芯量を示すデータである。
インクジェット印刷装置1Aでは、印刷ジョブに基づく印刷時において、制御部5は、各プラテンローラ16のローラプロファイルデータを用いて、各インクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングを補正する。
具体的には、制御部5は、各ロータリエンコーダ18の出力パルスごとに、各プラテンローラ16のローラプロファイルデータから、各インクジェットヘッド31に対応する上流側のプラテンローラ16の偏芯量δuおよび下流側のプラテンローラ16の偏芯量δdを取得する。制御部5は、取得した偏芯量δu,δdと、各プラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離Lu,Ldを用いて、前述の式(1)により、ヘッドギャップずれ量δGを算出する。続いて、制御部5は、前述の式(2)により、インク着弾時間ずれ量Δtを算出する。
制御部5は、各インクジェットヘッド31に対応する1対のプラテンローラ16の1回転ごとに、その1回転分の所定の回転角度ごと(ロータリエンコーダ18の出力パルスごと)のインク着弾時間ずれ量Δtを記憶する。そして、制御部5は、インク吐出の際、プラテンローラ16の1回転前において記憶したインク着弾時間ずれ量Δtの値の分だけインクの吐出タイミングを早くしたり遅らせたりするよう制御する。
以上説明したように、インクジェット印刷装置1Aでは、記憶部4が、各プラテンローラ16のローラプロファイルデータを記憶している。制御部5は、インクジェットヘッド31に対応する一対のプラテンローラ16のローラプロファイルデータおよびウェブWの搬送方向におけるそれぞれのプラテンローラ16とインクジェットヘッド31との間の距離Lu,Ldに基づき、インクジェットヘッド31におけるインクの吐出タイミングを制御する。
これにより、インクジェットヘッド31が一対のプラテンローラ16間のどこに配置された場合でも、プラテンローラ16の偏芯に起因するヘッドギャップGの変動によるインクの着弾位置ずれを抑えることができる。この結果、インクジェットヘッド31のレイアウトの制限を軽減しつつ、印刷画質の低下を軽減できる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合せてもよい。
1,1A インクジェット印刷装置
2,2A 搬送部
3 印刷部
4 記憶部
5 制御部
11 送り出し部
12,13 支持ローラ
14 ダンサーローラ
15,19,20 ガイドローラ
16 プラテンローラ
17 タイミングベルト
18 ロータリエンコーダ
21 巻き取り部
31 インクジェットヘッド
W ウェブ
2,2A 搬送部
3 印刷部
4 記憶部
5 制御部
11 送り出し部
12,13 支持ローラ
14 ダンサーローラ
15,19,20 ガイドローラ
16 プラテンローラ
17 タイミングベルト
18 ロータリエンコーダ
21 巻き取り部
31 インクジェットヘッド
W ウェブ
Claims (3)
- 連続的に搬送される帯状の印刷媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
印刷媒体を挟んだ前記インクジェットヘッドの反対側において、印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの上流側と下流側とにそれぞれ配置され、搬送される印刷媒体を支持するとともに印刷媒体に従動回転する一対のプラテンローラと、
前記一対のプラテンローラを同期回転させる連結部材と、
前記一対のプラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれの前記プラテンローラと前記インクジェットヘッドとの間の距離に応じたインクの着弾時間ずれ量を示すプロファイルデータを記憶する記憶部と、
前記プロファイルデータを用いて前記インクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する制御部と
を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。 - 前記一対のプラテンローラのうちの上流側のプラテンローラよりも下流側のプラテンローラの方が、外径が大きいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷装置。
- 連続的に搬送される帯状の印刷媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
印刷媒体を挟んだ前記インクジェットヘッドの反対側において、印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの上流側と下流側とにそれぞれ配置され、搬送される印刷媒体を支持するとともに印刷媒体に従動回転する一対のプラテンローラと、
それぞれの前記プラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量を示すデータを記憶する記憶部と、
それぞれの前記プラテンローラの所定の回転角度ごとの偏芯量、および印刷媒体の搬送方向におけるそれぞれの前記プラテンローラと前記インクジェットヘッドとの間の距離に基づき、前記インクジェットヘッドにおけるインクの吐出タイミングを制御する制御部と
を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015193069A JP2017065063A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | インクジェット印刷装置 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3546234A1 (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-02 | Riso Kagaku Corporation | Inkjet printing apparatus with ink ejection timing correcting function |
| JP2020037473A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | コニカミノルタ株式会社 | 捺染インクジェットプリンタ及び布帛搬送制御方法 |
| JP2021014317A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | 株式会社ピーエムティー | ベルト搬送制御装置 |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015193069A patent/JP2017065063A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3546234A1 (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-02 | Riso Kagaku Corporation | Inkjet printing apparatus with ink ejection timing correcting function |
| JP2019177571A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 理想科学工業株式会社 | インクジェット印刷装置 |
| US10710363B2 (en) | 2018-03-30 | 2020-07-14 | Riso Kagaku Corporation | Inkjet printing apparatus with ink ejection timing correcting function |
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