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JP2016118015A - シリンダー錠用の鍵 - Google Patents

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JP2016118015A
JP2016118015A JP2014257085A JP2014257085A JP2016118015A JP 2016118015 A JP2016118015 A JP 2016118015A JP 2014257085 A JP2014257085 A JP 2014257085A JP 2014257085 A JP2014257085 A JP 2014257085A JP 2016118015 A JP2016118015 A JP 2016118015A
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田中 健一
Kenichi Tanaka
健一 田中
松岡 佑樹
Yuki Matsuoka
佑樹 松岡
尊也 佐藤
Takaya Sato
尊也 佐藤
巌樹 松田
Iwaki Matsuda
巌樹 松田
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

【課題】摘み部分を摘まんで、ブレードを錠前の鍵穴に大雑把な角度で挿入しても、鍵を錠前に容易に差し込むことができることを前提とし、かつ、鍵穴にブレードを挿入後に摘み部分自体を操作することにより、摘み部分の回転操作力を内筒に伝える錠前用鍵の提供。【解決手段】錠前の鍵穴の外拡案内面にブレード7の先端部7bが当たって誘導された時に於いて、摘み部分1の略中央部を指で軽く摘まんでいる状態の場合には、ブレード7は摘み部分1の内周面1aを摺接しながら回転可能であり、一方、ブレード7の先端部7bが鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、摘み部分1の略中央部を指で強く摘まんでいる状態の場合には、摘み部分1は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、内周面1aがブレード7の基端部7aの外周面に圧接することにより、摘み部分1とブレード7は一体的になり、摘み部分1の回転操作力はブレード7に伝わる錠前用の鍵Y。【選択図】図1

Description

本発明は、建具の錠前用の鍵に関し、特に建具用のシリンダー錠に使用できる鍵に関する。
特許文献1は出願人が提案したものである。この特許文献1には、合鍵挿入時の利便性を可能な限り追及しながら、(1)鍵本体が、摘み部分と、該摘み部分に回転自在に設けられ、その断面形状が、例えば3回転対称以上の多角形に形成されていると共に、外周面にキーコードを有するブレードとから成り、前記鍵本体を前記錠本体の鍵穴に完全に差込んだ時、前記内筒と鍵本体のそれぞれに設けた係合手段を介して、前記鍵本体の回転力が前記内筒に伝わる実施形態と、(2)鍵本体が、摘み部分と、該摘み部分に回転自在に設けられ、その断面形状が3回転対称以上の多角形に形成されていると共に、外周面にキーコードを有するブレードと、前記摘み部分に設けられ、挿入時に内筒の前面に当接する可動トリガーとから成り、前記鍵本体を前記錠本体の鍵穴に完全に差込んだ時、前記トリガーの後退動を介して、かつ前記内筒と鍵本体のそれぞれに設けた係合手段を介して、前記鍵本体の回転力が前記内筒に伝わる実施形態が記載されている。
特開2014−208958号公報
本願発明は、特許文献1の上記(1)の実施形態の延長線上で創作されたもので、本願発明は、特許文献1の主たる目的、すなわち、摘み部分と、該摘み部分に回転自在に軸支されたブレードとから成る鍵(鍵本体)を錠前(錠本体)に容易に差し込むことができること、及び鍵を錠前に差し込んだときに鍵を構成する摘みの操作力が錠前に確実に伝達することをそれぞれ前提とし、指の操作力を「操作入力スイッチ」として前記摘み部分と回転自在なブレードとの一体的な係合状態を合理的な構成(例えば簡単な構成)により得ることである。付言すると、鍵を錠前に差し込んだ後、操作入力スイッチにより、摘み部分と回転自在なブレードとが一体的に結合し、該操作入力スイッチが働いている限り、錠前の内筒を施・解錠することができることである。
実施形態によっては、鍵のブレードを鍵穴に挿入後、摘み部分自体を強く握ることにより、或いは摘み部分を鍵穴方向に押付けることにより、或いはまた単数又は複数の操作部材を摘まんで、さらに、摘み部分を構成する可動側壁を内部に押し込むことにより、摘み部分と回転自在なブレードとの一体的な結合を確実に図ることである。
本発明の錠前用の鍵は、弾性力を有する材質で成形された摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分の略中央部を指で軽く摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分の内周面を摺接しながら回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分の略中央部を指で強く摘まんでいる状態の場合には、前記摘み部分は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、前記内周面が前記ブレードの基端部の外周面に圧接することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする。
また本発明の錠前用の鍵は、摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分のみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分に支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分に設けた操作部材を弾性体の弾性力に抗して押し込んでいる状態の場合には、前記操作部材の内端部は前記ブレードの基端部の外周面に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする。
さらに本発明の錠前用の鍵は、摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分のみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分に支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分を該摘み部分に内装の付勢手段の付勢力に抗して前記鍵穴方向に押付けている状態の場合には、前記摘み部分の内壁面の一部分が前記ブレードの基端部の外面の一部分に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする。
(a)請求項1に記載の発明は、摘み部分を摘まんで、ブレードを錠前の鍵穴に大雑把な角度で挿入しても、鍵(鍵本体)を錠前(錠本体)に容易に差し込むことができることを前提としながら、前記摘み部分が弾性力を有する材質で成形されているので、鍵穴にブレードを挿入後に摘み部分自体を挟持操作することにより、摘み部分とブレードを一体的に結合して該摘み部分の回転操作力を内筒に伝えることができる。そして、ブレードの外周面を鍵穴の被係合面に対する係合面としていることから、複雑な係合手段を用いなくても、簡単な構成(摘み部分とブレードの二物品)により、摘み部分の回転操作力を内筒に伝えることができる。さらに、外周面が3回転対称以上の多角形状の鍵に対応する錠前を施・解錠することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、前記(a)の効果の他、ブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面のいずれかに、摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられているので、可動トリガー等の複雑な係合手段を用いなくても、摘み部分の回転操作力を内筒に伝えることができる。
(c)請求項3に記載の発明は、前記(a)の効果の他、ブレードの基端部の外周面に一方の係合手段が設けられ、前記外周面に対向する摘み部分の内周面に他方の係合手段が設けられているので、両者の係合手段が確実に係合する。
(d)請求項4に記載の発明は、摘み部分を摘まんで、ブレードを錠前の鍵穴に大雑把な角度で挿入しても、鍵(鍵本体)を錠前(錠本体)に容易に差し込むことができることを前提としながら、鍵穴にブレードを挿入後、摘み部分に設けた操作手段を操作しながら摘み部分の回転操作力を内筒に伝えることができる。
(e)請求項5に記載の発明は、前記(d)の効果の他、操作部材は対向する位置に一対設けられ、該一対の操作部材を同時に押し込むと、ブレードの基端部は一対の操作部材の内端部で挟持されるので、該摘み部分の回転操作力を確実に内筒に伝えることができる。
(f)請求項6に記載の発明は、前記(d)の効果の他、操作部材の内端部に一方の係合手段としてのセレーションが形成され、これに対して、ブレードの基端部の外周面に他方の係合手段としての被セレーションが形成されているので、両者は確実な結合し、その結果、該摘み部分の回転操作力をより一層確実に内筒に伝えることができる。
(g)請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明と同様の効果を得ることができる。また摘み部分と回転自在なブレードとを一体的に結合させる操作手段は、摘み部分の外周壁の一部を構成する可動側壁なので、摘み部分とは別個に操作ボタンを設ける必要がない。
(h)請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の発明と同様の効果を得ることができる。またブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面のいずれかに、摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられているので、可動トリガー等の複雑な係合手段を用いなくても、摘み部分の回転操作力を内筒に伝えることができる。
(i)請求項9に記載の発明は、合理的な構成(簡単な構成)により、請求項1に記載の発明と同様な効果を得ることができる。
(j)請求項10及び請求項11に記載の発明は、摘み部分とブレードは確実に結合するので、該摘み部分の回転操作力をより一層確実に内筒に伝えることができる。
(k)請求項12に記載の発明は、ダンブラーを有する建具用のシリンダー錠に使用することができる。
図1乃至図18は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図19乃至図22は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図23乃至図25は本発明の第3実施形態を示す各説明図、図26乃至図29は本発明の第4実施形態を示す各説明図、図30乃至図33は本発明の第5実施形態を示す各説明図、図34乃至図38は本発明の第6実施形態を示す各説明図、図39乃至図43は本発明の第7実施形態を示す各説明図である。
鍵(鍵本体)の正面視を一部切欠した概略説明図。 図1の2−2線断面図。 鍵を後端部側から見た斜視図。 鍵を先端部側から見た斜視図。 摘み部分とブレードの分解斜視図。 摘み部分の略中央部を指で軽く摘まんでいる状態を示す概略断面説明図。 摘み部分の略中央部を指で強く摘まんでいる状態を示す概略断面説明図。 錠前(錠本体)Xの先端部を示す説明図。 錠前Xの正面視からの説明図。 (a)は鍵穴の先端挿入口の幅とブレードの外径の寸法差を示す正面視からの概略説明図。(b)は鍵穴の先端挿入口の幅と鍵穴本体の受入口の大きさを示す概略説明図。 ブレードを鍵穴に挿入乃至挿入した場合に説明図(断面はブレード)。 鍵穴を示す概略断面説明図。 内筒側の係合ピンと4回転対称のブレードとの整合性を示す説明図。 錠前Xの軸方向の概略断面説明図。 (a)と(b)は内筒の回転軸に対して直交する軸直角方向の概略断面説明図であるが、それぞれ断面位置が相違する。 鍵穴に挿入の際、ブレードの先端部が鍵穴の外拡案内面に誘導された時の説明図。 鍵のブレードの先端部を内筒の鍵穴に完全に差込んだ係合状態の概略説明図。 (a)は内筒と鍵との結合状態の概略断面説明図。(b)は(a)の状態のまま時計方向へ90度回した概略断面説明図。 第2実施形態の図1と同様の概略説明図。 図5と同様の分解斜視図。 図6と同様の概略断面説明図。 図7と同様の概略断面説明図。 第3実施形態の要部(摘み部分の形状の変更例)の説明図。 第3実施形態の要部(ブレードの係合手段の変更例)の説明図。 図7と同様の概略断面説明図。 第4実施形態の鍵の斜視図。 操作手段の分解斜視図(操作部材、弾性体)。 要部の概略断面説明図(非押込み状態)。 要部の概略断面説明図(押込み状態)。 第5実施形態の鍵の斜視図。 鍵の分解斜視図。 鍵を鍵穴に差込む前の通常の状態を示す概略断面説明図。 鍵を鍵穴に差込んだ後、摘み部分自体を強く摘まんで、操作入力スイッチを入れた状態を示す概略断面説明図。 第6実施形態の鍵の斜視図。 鍵の一部を除く縦断面説明図。 図35の36−36線断面図。 (a)は鍵を鍵穴に差込んだ時の説明図。(b)摘み部分を鍵穴方向に押付けた時の説明図 ブレードの基端部の端面と摘み部分の内面の一部分とが圧接し、両者が結合した概略説明図。 第7実施形態の鍵の斜視図。 鍵の縦断面説明図。 図40の41−41線断面図。 (a)は鍵を鍵穴に差込んだ時の説明図。(b)摘み部分を鍵穴方向に押付けた時の説明図 ブレードの基端部の一部分と摘み部分の内面の一部分とが係合し、両者が結合した概略説明図。
図1乃至図18は、本発明の第1実施形態の各説明図である。図1は鍵(以下、ここでは「鍵本体Y」とう。)の正面視を一部切欠した概略説明図である。なお、図14に錠前の一例として、建具用のシリンダー錠(以下、「錠本体X」という。)を示す。本発明のシリンダー錠は、前記錠本体Xと前記鍵本体Yとの組み合わせから成り、鍵本体Yのブレードを錠本体Xの内筒の鍵穴に差し込んだ時、前記ブレードに形成されたキーコードと錠本体Xの内筒の回転軸と直交す軸直角断面上に位置するダンブラーが一致する(図17を参照)。図14の錠本体Xは、普通一般の錠前と同様に、外筒11、内筒12、鍵穴13、可動障害子20等から構成されている。
図1乃至図7を参照にして、まず、鍵本体Yの摘み部分1の構成を簡単に説明する。これらの図に於いて、1は後端有壁或いは一部開口でかつ先端開口の弾性の筒状摘み部分又は貫通状支持孔2を有する弾性の筒状摘み部分(実施形態)で、この筒状摘み部分1は、弾性力を有する材質で、左右の両側面1b、1bがそれぞれ外方向に弧状に膨らんだ肉厚板状に成形されている(図2、図3等を参照)。3は肉厚板状かつ筒状の摘み部分1の後端部略中央部に形成された横向き凹所状係合孔である。前記係合孔3は横長の貫通状支持孔2に連通している。
しかして、横向き凹所状の係合孔3は、その形態や孔径により、ブレード7の基端部7aが筒状摘み部分1から抜けないようにする係止機能を発揮する。そこで、実施形態では、例えば係合孔3の横方向の孔径は貫通状支持孔2の横方向のそれよりも大径である。一方、筒状摘み部分の弾性力を十分に発揮させるために、実施形態では、その縦断面がわずかに縦長な楕円形状の透孔となっている(図6参照)。したがって、縦長な楕円形状の貫通状支持孔2の縦方向の孔径は、円盤状係合孔3のそれよりも大径である。
なお、実施形態の筒状摘み部分1の形態は、外周面が略四角形の縦長の肉厚板状に成形されているが、例えば親指と人差し指で強く摘まむと、材質自体の弾性力に抗して左右の両側面1b、1bが内側に弾性変位する形態であれば、実施形態の縦長略四角形の形態のみならず、略四角形以上の多角形、略算盤球の形状、略球の形状等に成形することができる。さらに、筒状摘み部分1の先端部の略中央部の短筒状部分4に形成された略円形状先端開口5に向かってさらに若干絞られた首状部分を連設形成しても良い。
次に、鍵本体Yの中実のブレード7の構成を説明する。ブレード7は、摘み部分1の略中央部に非多角形の基端部7aが抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部7aに連続する先端部7bの外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコード8を有する。
しかして、ここでは、例えば図1で示すように、貫通状支持孔2及び横向き凹所状の係合孔3に嵌入或いは嵌挿している部分を「基端部7a」というが、該基端部7aの後端部には摘み部分1の横向き凹所状係合孔3に遊び係合するフランジ9が設けられている。
またここでは、貫通状支持孔2から突出する棒状部分を「先端部7b」というが、該先端部7bの先には弾丸状、指先状、円錐状、すい台形状等に面取りされた被誘導先端部分7cが設けられている。なお、前記基端部7aは略三分の一程度が筒状摘み部分2に嵌入している。
ところで、本実施形態の鍵本体Yは、筒状摘み部分1が弾性力を有する材質で上下面1c、1c及び左右面1b、1bがそれぞれ対称の略縦長状厚板体に形成され(例えば図6参照)、貫通状支持孔2及び横向き凹所状の係合孔3でもってブレード7の基端部7aを支持するが、図6で示すように摘み部分1の左右の両側面1b、1bの略中央部を指f1、f2で軽く摘まんでいる状態の場合には、ブレード7は、摘み部分1の内周面1aを摺接しながら回転可能であり、一方、例えば図7で示すように摘み部分1の前記略中央部を前記指f1、f2で強く摘まんでいる状態の場合には、摘み部分1は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、前記内周面1aが前記ブレード7の基端部7aの外周面に圧接することにより、摘み部分1と前記ブレード7は一体的になる。
したがって、本発明の第1実施形態の鍵本体Yは、例えば図16で示すように、錠本体(錠前)Xの鍵穴13の誘導穴13Aの外拡案内面13Aにブレード7の先端部7bの被誘導先端部分7cが当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分1の左右の両側面1b、1bの略中央部を指f1、f2で軽く摘まんでいる状態の場合には、ブレード7は、摘み部分1の内周面1aを摺接しながら回転可能であり、一方、例えば図17で示すように、ブレード7の先端部7bが内筒12の鍵穴13に完全に入り込んだ時に於いて、摘み部分1の左右の両側面1b、1bの略中央部を指f1、f2で強く摘まんでいる状態の場合には、摘み部分1は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、その内周面1aがブレード7の基端部7aの外周面に圧接することにより、摘み部分1とブレード7は一体的になり、該摘み部分1の回転操作力は該ブレード7に伝わる。そこで、図18で示すように、摘み部分1の回転操作力は、ブレード7の多角形の係止面と内筒12の対応する係止面を介して該内筒12に伝わるので、錠本体(錠前)Xを施・解錠することができる。
さらに敷衍すると、ブレード7の多角形の外周面には、例えば4回転対称となる位置に窪み8が多数形成されている。窪み8はキーコードの一例であり、説明の便宜上簡略的に説明している。このキーコード8は、3回転対称以上であれば各側面に形成された大小の刻みや窪みであっても良いことから、実施形態のキーコード8は、開口が大きくて凹所が深い窪み8aと、開口が小さくて凹所が浅い窪み8bとから成る。また実施形態の鍵本体Yのブレード7は、その垂直断面の形状が八角形であり、垂直断面の横幅K1と縦幅K2が略同一である(図10、図11を参照)。このように本発明の鍵Yのブレード7の外周形状は3回転対称以上の、六角形、八角形等の多角形状に形成されている。
次に、図14、図15、図16、図17等を参照にして本実施形態の錠本体Xを説明する。実施形態の錠本体Xも、鍵本体Yのブレード7を内筒12の鍵穴13に完全に差し込んだ時、ブレード7に形成されたキーコード8としての窪みや刻みと内筒12の回転軸(例えばテールピース)Oと直交する軸直角断面上に位置するダンブラー20とが一致するシリンダー錠である点で、従来の錠前と基本的な構造は変わらない。
しかしながら、本発明の第1実施形態は、鍵穴13に対するブレードの挿入角度が多少大雑把であっても、ブレード7の先端部7bが鍵穴13の先端部の誘導穴13Aの内周壁に形成された外拡案内面13Aに誘導された後、鍵本体Yを鍵穴13の奥まで完全に差し込むことができる。
したがって、前記外拡案内面13Aは、鍵穴13の先端挿入口の縁部分aから鍵穴本体13Bの受入口の縁部分bに至るにしたがって、次第に左右・上下の幅が狭くなっている。
しかして、例えば図8乃至図12で示すように、鍵穴13は、先端部の内周壁にややスクリュー状の外拡案内面13Aを有する誘導穴13aと、この誘導穴13aの後端に直ぐに或いは多少離間して連通する鍵穴本体13Bとから成り、鍵穴13の先端挿入口の縁部分aの少なくとも左右・上下の内径(幅)W1、W2は、鍵本体Yのブレード7の先端部7bの左右・上下の外径(幅)K1、K2よりも大きい。また、前記先端挿入口の縁部分aよりも奥に相当する先端部又は中央部のいずれかにブレード7のキーコード8とダンブラー20とが一致する位置へと受け入れる前記鍵穴本体13Bが設けられている。
ここで、図9と図11を参照にして説明する。まず図9は、鍵穴13の先端部(挿入口の縁部分)aと合鍵Yの棒状ブレード7の外径の寸法差を示す正面視からの概略説明図である。内筒12には、その回転軸に沿って、誘導穴13aと該誘導穴13aの連通する鍵穴本体13Bとから成る鍵穴13が形成され、本実施形態では、例えば図11で示すようにブレード7が多少左右方向に回転角度が傾いても(断面で示した部分の上方の長壁面が多少傾斜することを意味する。)、ブレード7の先端部7bに設けた被誘導部分7cの弾劾状外周面は、鍵穴13の先端挿入口の縁部分aとの間に十分な寸法差(間隙)が設定されていることから、自由にブレード7の先端部7bを誘導穴13aの先端挿入口の縁部分aに嵌め合せることができる。
次に図9及び図11は、鍵穴13の、先端(挿入口)の縁部分aと先端部寄りの部位或いは実施形態によっては中央部寄りの部位の受入口の縁部分bと後端部(奥部)cの左右上下の各内径(幅)W1、W2と鍵本体Yの棒状ブレード7の左右上下の幅(大きさ)K1、K2の寸法差を示したものである。実施形態では、鍵穴13の挿入口aの形状は略真円円形(W1とW2は同一)であるが、鍵本体Yの棒状ブレード7の外周形状は、垂直断面の横幅K1と縦幅K2が同一の非正八角形である(図9参照)。
図11を参照にすると、錠本体Xの内筒12の鍵穴13の先端挿入口の縁部分aの左右・上下の内径(幅)W1、W2は、鍵本体Yの棒状ブレード7の面取りされた被誘導先端部分7c乃至先端部7bが余裕をもって遊嵌合する大きさであり、一方、前記鍵穴13の少なくとも鍵穴本体13Bの受入口の縁部分bの内径(幅)は、前記先端挿入口の縁部分aの内径(幅)W1、W2よりも小さいので、鍵穴13に対する挿入角度が多少大雑把であっても、つまり、合鍵Yの摘み部分1をもって棒状ブレード7の差し込み角度がいい加減であっても、棒状ブレード7の被誘導先端部分7c乃至先端部7bを先端(挿入口)の縁部分a内に余裕をもって嵌め合せることができる。
そこで、ブレード7の先端部7bを鍵穴13に差込む場合には、摘み部分1を軽く摘まみ、ブレード7の先端部7bを鍵穴13の先端挿入口に合わせるようにする。そして、ブレード7の先端部7bを鍵穴13の先端挿入口に嵌め合せたならば、鍵穴13の先端部の案内面13Aは、鍵穴本体13Bの受入口の縁部分bに向かって徐々に絞りこまれているので、今仮に摘み部分1を適当な挟持力で摘みながら押し込むと、棒状のブレード7の先端部7bは案内面13Aに摺接状態で制御(補正)されるので、傾倒状態にあるブレード7は水平状態となり、スムースに鍵穴本体13Bの受入口の縁部分bに至る。
そこで、さらに摘み部分1を押し込むと、ブレード7のキーコード8と内筒12の回転軸と直交する軸直角断面上に位置するダンブラー20とが一致する。この時、ブレード7乃至摘み部分1の中心が内筒12の回転軸Oと一致する、ブレード7の先端部の外周面と鍵穴13の内周面が互いに係合する。
挿入後、今度は摘み部分1の左右の両側面1b、1bの略中央部を指f1、f2で強く摘まむと、摘み部分1は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、その内周面1aがブレード7の基端部7aの外周面に圧接することにより、摘み部分1とブレード7は一体的になるので、その状態を維持しながら摘み部分1を施・解錠方向へと回せば良い。
ところで、周知事項であるが、念のために、例えば図14、図17を参照にして、付勢バネ19、ダンブラー20等の構成を説明する。ダンブラー20は、係合ピン17とドライバー18とから成る。前記係合ピン17は、貫通孔16内で摺動可能な係合先端部分を有する軸部17aと、該軸部17aの外方に連設し、かつドライバー18に接触可能な係合鍔17bとからなる。係合ピン17は、付勢バネ19の弾発力によって、通常はドライバー18と共に内方(鍵穴方向)へ付勢されるが、ピン孔15と貫通孔16との段差部に係合鍔17bが当接することにより、内方への移動が規制されている。したがって、ダンブラー20は、内側の係合ピン17と、外側のドライバー18とで構成され、付勢バネ19のバネ力により、前記係合ピン17の半円弧状係合先端部分が常に所定量鍵穴13に突出している。
実施形態では、ダンブラー20のピン孔14、15は、上方と下方にそれぞれ軸方向に一直線に複数並んで列を成しているが、上下の各ダンブラー20は、回転対称を考えて、例えば錠本体(内筒12と外筒11)Xを半径方向に裁断した軸直角断面上にそれぞれ位置している。そして、上下の各ダンブラー20の円弧状係合先端部分は、鍵本体Yを鍵穴13に挿入した際には、窪み8の略中心を通る。つまり、内筒12の回転軸と直交するダンブラー20用のピン孔14、15の半径方向の軸線と合鍵としての鍵本体Yの窪み8の中心を通る軸線は完全に一致する。
なお、図13は内筒側の係合ピン17と4回転対称の棒状ブレード7のキーコード8の一例としての窪みとの整合性を示す説明図である。また図14は錠本体Xの軸方向の概略断面説明図であるが、便宜上、ダンブラー20を全て実線で示している。さらに、図15の(a)と(b)は内筒12の回転軸に対して直交する軸直角方向の概略断面説明図であるが、それぞれ断面位置が相違する。
以下、この実施例の欄では、本発明の第2実施形態、第3実施形態等を説明する。なお、説明の便宜上、第1実施形態と同一の部分には、同一或いは同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
まず、図19乃至図22は第2実施形態を示す各説明図である。この第2実施形態が前記第1実施形態と主に異なる事項は、鍵本体(鍵)Y2を鍵穴の奥まで完全に差し込んだ後、摘み部分1Aを強く摘まんで回す時に、摘み部分1Aの係合面としての内周面11aがブレード7Aの基端部7aの外周面を滑動しないようにすることを発明の課題とし、ブレード7Aの基端部7aの外周面又は前記外周面に対向する摘み部分1Aの内周面11aのいずれかに、摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかを設けた点である。好ましい実施形態としては、例えば図21で示すように、基端部7aの縦断面を歯車形状(多数の凸部と凹部)に形成し、一方、前記歯車形状に対応するように摘み部分1Aの内周面1aをセレーション(鋸形状)にする。もちろん、両者の係合手段は任意に設計変更し得る事項であり、特に図示しないが、基端部7aの外周面に多数の突起を設け、又はその逆態様(多数の切欠を設け)にすることもできる。
なお、実施形態では、両者の結合手段の一例として「セレーション」を図示したが、もちろん、これに限定するものではなく、ブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面の、少なくともいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・のいずれかを設けることができる。
次に、図23乃至図25は第3実施形態の鍵本体(鍵)Y3を示す説明図である。この第3実施形態の異なる事項は、図23で示す摘み部分1Bの形態及び図24で示すブレード7Bの基端部7aの外周面に設けた摩擦防止用の係合手段である。
この第3実施形態の摘み部分1Bの形態は、いわば第1実施形態の逆パターンで、左右対称の両側面の略中央部が内側に弧状に形成され、一方、上下対称の上部と下部が外方向に弧状に形成され、全体として左右の両側面1b、1bの略中央部が外向き凹所のトラック形状となっている。
前述したように、摘み部分1Bの外周面と貫通状支持孔2の内周面の形状は、弾性変形の可能性があれば良い形態なので、特に図示しないが、摘み部分1Bの形態は、発明の目的を逸脱しない範囲で、トラック形状、馬蹄形状、その他の多角形状など適宜に設計し得る事項である。
また第3実施形態の摘み部分1Bの内周面1aに係合手段を形成する場合、当然のことながら、第2実施形態の係合手段を適宜に適用することができる。例えば摘み部分1Bの内周面1aに一方の係合手段としてセレーションを設け、このセレーションに対向する被セレーションをブレード7Bの基端部7aに形成するなどである。
次に、図26乃至図29は第4実施形態の鍵本体(鍵)Y4を示す各説明図である。この第4実施形態と第1実施形態との技術的思想の共通点は、鍵(鍵本体)を錠前(錠本体)に容易に差し込むことができることを前提としながら、鍵穴13にブレード7Cを挿入後、摘み部分側を操作し、摘み部分1Cとブレード7Cの一体化を図り、もって、摘み部分1Cの回転操作力を内筒12に伝えるようにすることである。
第1実施形態は摘み部分1の材質自体の弾性変位を利用したのに対して、この第4実施形態は摘み部分1Cに設けた単数又は一対の操作手段31(実施形態)を用いて摘み部分1Cとブレード7Cの一体化を図る点で相違する。
しかして、この第4実施形態の鍵本体(鍵)Y4は、左右の両側面が略扁平状の摘み部分1Cの略中央部に一対の貫通状収納部30、30を形成し、これらの貫通状収納部30、30に一対の操作手段31、31をそれぞれ装着した点に特徴がある。
操作手段31の細部的事項の説明は割愛するが、操作手段31は、例えば鍔部を有する操作ボタンを採用している。そして、該操作ボタン31は、弾性体の一例としてのコイルバネ32によって、常時、外方向に付勢されている。実施形態では、左右の操作ボタン31は対向する位置に一対設けられ、該一対の操作ボタンの外端部を同時に摘まむようにして内部に押し込むと、ブレード7Cの基端部7aは一対の操作ボタン31の内端部で挟持される。
なお、ブレード7Cの基端部7aの外周面には、回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーション(実施形態)のいずれかが適宜に設けられている。
したがって、この第4実施形態の鍵本体(鍵)Y4は、錠前の鍵穴の外拡案内面にブレード7Cの先端部7bが当たって誘導された時に於いて、摘み部分1Cのみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレード7Cは、摘み部分1Cに支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレード7Cの先端部7bが鍵穴13に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分1Cに設けた単数又は複数の操作部材31の外端部を弾性体32の弾性力に抗して押し込んでいる状態の場合には、前記操作部材31の内端部は前記ブレード7Cの基端部7aの外周面に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分1Cと前記ブレード7Cは一体的になり、該摘み部分1Cの回転操作力は該ブレード7Cに伝わる。
次に、図30乃至図33は第5実施形態の鍵本体(鍵)Y5を示す各説明図である。この第5実施形態と第1実施形態との技術的思想の共通点は、鍵(鍵本体)Y5を錠前(錠本体)Xに容易に差し込むことができることを前提としながら、鍵穴13にブレード7Dを挿入後、摘み部分1Dを操作して内筒12を回動させることである。
しかしながら、この第5実施形態が第1実施形態と主に異なる事項は、(a)摘み部分1Dの材質は、第1実施形態のような弾性体ではない点、換言すると、摘み部分1Dの材質は、例えば硬質の合成樹脂材でケース状に形成されている点、(b)摘み部分1Dは、ブレード7Dの基端部を支持する一側開口36のケース本体35と、前記一側開口36を塞ぐように該ケース本体35に嵌合する可動側壁37とから成る点、(c)前記可動側壁37は、操作入力スイッチの役割を果たす縦方向の操作板部分37aと、該操作板部分37aの上下端部から直交方向に所要量突出する一対の突出端板部37b、37bとから成り、全体として端面コ字形状の可動板である点、(d)摘み部分1Dに弾性体としての複数個の付勢手段38が内装され、付勢手段38としては、例えばコイルバネが用いられ、該コイルバネの一端部38aはケース本体35の一側壁の内面に適宜に支持され、一方、その他端部38bは、可動側壁37の突出端板部37b、37bにそれぞれ形成されたバネ端支持穴39に支持される点、(e)操作入力スイッチとしての可動側壁37が複数個の付勢手段38の付勢力に抗してケース本体35内に入り込むと、その内面が前記ブレードの基端部に圧接し、摘み部分1Dとブレード7Dは一体的になる点である。
ところで、図31を参照にすると、ケース本体35の後壁は分離可能である点、ブレート7Dのストッパー機能を有する鍔状部分4は基端部7a側に設けられている点、基端部7aの短い大径部分と長い小径部分とから成っている点が図示されているが、これらの点は発明の本質的事項ではない。また好ましいくは、前記可動側壁37の内面に可動側壁が滑動するのを防止するために、係合手段の一例としての薄いゴムシート40が貼り付けられている。
したがって、この第5実施形態の鍵本体(鍵)Y5は、いわば第1実施形態と第4実施形態のそれぞれの考え方を応用した新たな類型の実施形態であり、その摘み部分1Dは、ブレード7Dの基端部7aを支持する一側開口36のケース本体35と、前記一側開口36を塞ぐように該ケース本体35に嵌合する可動側壁37と、この可動側壁37と前記ケース本体35の間に配設された単数又は複数の付勢手段38とから成り、前記摘み部分1Dと回転自在なブレード7Dとを一体的に結合させる操作手段は前記可動側壁37であり、図33で示すように、該可動側壁37を前記付勢手段38の付勢力に抗して前記ケース本体35の内部側に押し込むと、該可動側壁37の内面が前記ブレード7Cの基端部7aに圧接する。
上記構成に於いて、前記ブレード7Dの基端部7aの外周面又は可動側壁37の内面の、少なくともいずれかに、該ブレード7Dの基端部7aに対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けることを望ましい。
ところで、この第5実施形態の摘み部分1Dは、箱体の形状を基本的形状としているが、これに限定するものではなく、該摘み部分1Dを略中央部で、例えば縦方向に二分割し、分割された左側の摘み片の一方を「摘み部分1D」とし、これに対して、右側の摘み片の他方を「可動側壁37」として構成することにより、両方の摘み片1D、37を操作手段としても良い。このような実施形態の場合には、両方を同時に挟む方向に押圧すると、両方の摘み片1D、37の対向する内面でもってブレード7Dの基端部7aを挟持することができる。
したがって、この第5実施形態の錠前用の鍵Y5は、摘み部分は、ブレード7Dの基端部7aを支持する一側開口のケース本体(一方の摘み部分)1Dと、前記一側開口を塞ぐように該ケース本体に嵌合する可動側壁(他の摘み部分)37と、この可動側壁37と前記ケース本体1Dの間に配設され付勢手段38とから成り、前記摘み部分と回転自在なブレードとを一体的に結合させる操作手段は、前記ケース本体及び前記可動側壁の両方か、又は少なくとも前記可動側壁の一方かのいずれかが、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ケース本体の内部側に押し込まれると、前記ケース本体及び前記可動側壁の両方の内面又は前記可動側壁の内面のいずれかが前記ブレードの基端部に圧接することを特徴とするものである。
次に、図34乃至図38は第6実施形態の鍵本体(鍵)Y6を示す各説明図である。この第6実施形態が第1実施形態と主に異なる事項は、(a)摘み部分1Eは硬質の材料で成形されている点、(b)摘み部分1Eを強く摘まむのではなく、該摘み部分1Eを鍵穴13方向に押付ける点、(c)摘み部分1Eを鍵穴13方向に押付けると、摘み部分1Eの内壁面の一部分がブレード7Eの基端部7aの外周面の一部分に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分1Eと前記ブレード7Eは一体的になる点、付言すると、ブレード7E自体或いは摘み部分1Eが、いわばトリガーとなって、摘み部分1Eとブレード7Eが一体的に結合する点、(d)摘み部分1Eに該摘み部分を初期位置に戻すための付勢手段47が内装されている点等である。
しかして、摘み部分1Eと前記ブレード7Eは一体的に結合する係合手段は、ブレード7Eの基端部7aの内端又は摘み部分の前記内端に対向する後壁の内面の、少なくともいずれかに設けられ、実施形態では、ブレード7Eの基端部7aの端面に形成された不番のセレーションと、該セレーションが係合する不番の被セレーションである。もちろん、前記セレーションは一例であり、他の実施形態と同様に、ブレード7Eの基端部7aに対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面のいずれであっても良い。
ところで、摘み部分1Eの形態は任意に設計変更し得る事項ではあるが、実施形態では、首部分に相当する短筒状部分4Eが第1実施形態の短筒状部分4よりも長く形成され、図35で示すように、操作部に相当する摘み部分(1b、1c)と前記短筒状部分4Eの境界部分に相当する摘み部分1Eの内部には、基端部用の貫通小孔46を有する仕切り壁45が設けられている。そして、付勢手段47の一例としてのコイルバネは、ブレード7Eの基端部7aの小径部分に巻装された状態で短筒状部分4Eに内装されている。であるから、コイルバネの一端部は仕切り壁45の一側面(図面右側)に圧接し、一方、その他端部はブレード7Eの基端部7aの大径部分の内端面に圧接している。
したがって、6実施形態の鍵本体(鍵)Y6は、第1実施形態とは全く異なる発想に基づく新たな類型のものであり、摘み部分1Eと、該摘み部分の略中央部にその基端部7aが抜けないように(望ましくはブレード7Eの基端部7aに設けた規制片49により、摘み部分から抜ける方向に移動しないように)回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部7bの外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコード8を有するブレード7Eとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前Xの鍵穴13の外拡案内面13aに前記ブレード7Eの先端部7bが当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分1Eのみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレード7Eは、摘み部分1Eに支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分を該摘み部分に内装の付勢手段の付勢力に抗して前記鍵穴方向に押付けている状態の場合には、前記摘み部分7Eの内壁面1aの一部分が前記ブレード7Eの基端部7aの外面の一部分に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分1Eと前記ブレード7Eは一体的になり、該摘み部分1Eの回転操作力は該ブレード7Eに伝わるものである。
それ故に、図37の(a)は鍵Yを鍵穴13に差込んだ時の説明図で、一方、(b)は鍵Yの摘み部分1Eを鍵穴方向に押付けた時の説明図であり、鍵Yを鍵穴方向に押付けている間は、ブレード7Eの大径部分の外端部に周設した鍔状のストッパー部分48が内筒12の前面に圧接し、かつ、ブレード7Eの基端部7aのセレーションを有する後端は、摘み部分1Eの後壁に横向き凹所状に形成された内面1aに圧接している。また図38はブレード7Eの基端部7aの端面と摘み部分1Eの内面の一部分とが圧接し、両者が結合した概略説明図である。なお、符号49はブレード7Eの基端部7aに設けた規制片49で、該規制片49の一側面は、仕切り壁45の他側面(図面左側)に当接し、不用意にブレード7Eが摘み部分1Eから抜ける方向に移動しないようにするためのものであると共に、該ブレード7Eの抜け止め防止機能を有する。
最後に、図39乃至図41は第7実施形態の鍵本体(鍵)Y7を示す各説明図である。この第7実施形態は前記第6実施形態の設計変更である。したがって、第6実施形態と主に異なる事項について説明し、同一又は同様な構成には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
この第7実施形態が前記第6実施形態と主に異なる点は、(a)付勢手段47を配設した箇所が相違する点、(b)摘み部分1Eとブレード7Eの両者を結合する係合手段51及び該係合手段51を設けた箇所、(c)それに、仕切り壁45を形成した箇所である。(d)それ故に、付勢手段47は図面で示すように後方に配設されている。
すなわち、この第7実施形態は、ブレード7Eの基端部7aの外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面のいずれかに、該ブレード1Eの基端部7aに対する摘み部分回転防止用の係合手段51を構成する複数個の係合凸部51aと係合凹部51bがそれぞれ対応する部位に形成されている。なお、この第7実施形態の係合手段51も他の実施形態と同様に、ブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面のいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けるのが好ましい。また第6実施形態と同様にブレード7Eに規制片49が設けられている。
本発明は、主に建具のダー錠用の鍵として利用可能である。
X…錠前(錠本体)、
Y、Y2乃至Y7…鍵(鍵本体)、
1、1A乃至1D…摘み部分、
2…貫通状支持孔、
3…係合孔、
4、4D…短筒状部分、
5…先端開口、
7、7A乃至7D…ブレード、
7a…基端部、
7b…先端部、
7c…被誘導先端部分、
8…キーコード、
9…フランジ、
11…外筒、
12…内筒、
13…鍵穴、
13A…誘導穴、
13a…外拡案内面、
a…鍵穴13の先端部(挿入口の縁部分)、
18B…鍵穴本体、
14、15…ピン孔、
16…貫通孔、
17…係合ピン、
18…ドライバー、
19…付勢バネ、
20…可動障害子、
30…貫通状収納部、
31…操作手段、
32…弾性体、
35…ケース本体、
36…一側開口、
37…可動側壁、
38…付勢手段、
40、51…係合手段、
45…仕切り壁、
47…付勢手段。

Claims (12)

  1. 弾性力を有する材質で成形された摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、
    前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分の略中央部を指で軽く摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分の内周面を摺接しながら回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分の略中央部を指で強く摘まんでいる状態の場合には、前記摘み部分は材質自体の弾性力に抗して弾性変位し、前記内周面が前記ブレードの基端部の外周面に圧接することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする錠前用の鍵。
  2. 請求項1に於いて、ブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面の少なくともいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられていることを特徴とする錠前用の鍵。
  3. 請求項1に於いて、ブレードの基端部の外周面に一方の係合手段が設けられ、前記外周面に対向する摘み部分の内周面に他方の係合手段が設けられていることを特徴とする錠前用の鍵。
  4. 摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分のみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分に支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分に設けた操作部材を弾性体の弾性力に抗して押し込んでいる状態の場合には、前記操作部材の内端部は前記ブレードの基端部の外周面に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする錠前用の鍵。
  5. 請求項4に於いて、操作部材は操作ボタンであることを特徴とする錠前用の鍵。
  6. 請求項5に於いて、操作ボタンの内端部に一方の係合手段としてのセレーションが形成され、これに対して、ブレードの基端部の外周面に他方の係合手段としての被セレーションが形成されていることを特徴とする錠前用の鍵。
  7. 請求項4に於いて、摘み部分は、ブレードの基端部を支持する一側開口のケース本体と、前記一側開口を塞ぐように該ケース本体に嵌合する可動側壁と、この可動側壁と前記ケース本体の間に配設され付勢手段とから成り、前記摘み部分と回転自在なブレードとを一体的に結合させる操作手段は、前記ケース本体及び前記可動側壁の両方か又は少なくとも前記可動側壁の一方かのいずれかが、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ケース本体の内部側に押し込まれると、前記ケース本体及び前記可動側壁の両方の内面又は前記可動側壁の内面のいずれかが前記ブレードの基端部に圧接することを特徴とする錠前用の鍵。
  8. 請求項7に於いて、ブレードの基端部の外周面又は可動側壁の内面の少なくともいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられていることを特徴とする錠前用の鍵。
  9. 摘み部分と、該摘み部分の略中央部にその基端部が抜けないように回転自在に支持されていると共に、前記基端部に連続する先端部の外周面が3回転対称以上の多角形状に形成され、かつ前記外周面にキーコードを有するブレードとから成る錠前用の鍵であって、前記錠前の鍵穴の外拡案内面に前記ブレードの先端部が当たって誘導された時に於いて、前記摘み部分のみを指で摘まんでいる状態の場合には、ブレードは、摘み部分に支持された状態で回転可能であり、一方、前記ブレードの先端部が前記鍵穴に完全に入り込んだ時に於いて、前記摘み部分を該摘み部分に内装の付勢手段の付勢力に抗して前記鍵穴方向に押付けている状態の場合には、前記摘み部分の内壁面の一部分が前記ブレードの基端部の外面の一部分に圧接する或いは係合することにより、前記摘み部分と前記ブレードは一体的になり、該摘み部分の回転操作力は該ブレードに伝わることを特徴とする錠前用の鍵。
  10. 請求項9に於いて、ブレードの基端部の内端又は摘み部分の前記内端に対向する後壁の内面のいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられていることを特徴とする錠前用の鍵。
  11. 請求項9に於いて、ブレードの基端部の外周面又は前記外周面に対向する摘み部分の内周面のいずれかに、該ブレードの基端部に対する摘み部分回転防止用の係合凸部・係合凹部・摩擦面・セレーションのいずれかが設けられていることを特徴とする錠前用の鍵。
  12. 請求項1、請求項4、請求項9のいずれかに於いて、錠前は、外筒と、該外筒に対して回転可能に設けられ、かつ鍵穴の先端部に外拡案内面を有する内筒とを備え、前記鍵穴にブレードの先端部を差し込んだ時、該ブレードのキーコードと前記内筒の回転軸と直交す軸直角断面上に位置するダンブラーが一致する建具用のシリンダー錠であることを特徴とする錠前用の鍵。
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