JP2016162485A - 有機エレクトロルミネッセンス装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】素子基板と、素子基板に形成された有機EL素子と、有機EL素子を覆って素子基板に接合されるガスバリアフィルムとを有し、ガスバリアフィルムは、下地有機層と無機層との組み合わせを1組以上有する、表面が無機層のもので、無機層を素子基板に向けて接合され、接合が、素子基板に形成される第1反応層と、ガスバリアフィルムに形成される第1反応層と結合する第2反応層との反応によって行われ、接合部で素子基板と最も近い有機層との距離が100nm以下であることにより、この課題を解決する。
【選択図】図1
Description
これに対し、軽量化や耐衝撃性の向上等を目的として、ガスバリア層を有するプラスチックフィルムすなわちガスバリアフィルムによって有機EL素子を封止することが検討されている。また、可撓性を有する基板に有機EL素子を形成し、かつ、ガスバリアフィルムで有機EL素子を封止することで、可撓性を有する有機EL装置が得られる。
また、バリア性部材は、エポキシ樹脂等の接着剤によって、圧着等によってガスバリアフィルムと接着させながら接着されている。
また、接着剤としては、エポキシ基、アミノ基、ヒドロキシル基を有するポリウレタン系の接着剤が、好ましく利用されている。
ガスバリアフィルムによる有機EL素子の封止に、ガスバリア性の高い接着剤を用いる方法も有る。しかしながら、ガスバリア性の高い接着剤は、光や熱で硬化させるものが多く、有機EL装置の可撓性を劣化させてしまう。
しかしながら、本発明者の検討によれば、従来の分子接合は接着力が不十分であり、接合部でのガスバリアフィルムの浮きや剥離が生じてしまい、ガスバリアフィルムによる有機EL素子の封止が適正に行えない。
ガスバリアフィルムは、支持体の上に、無機層と無機層の下地となる有機層との組み合わせを1組以上有する、表面が無機層のものであり、表面の無機層を素子基板に向けて接合され、
素子基板とガスバリアフィルムとの接合が、素子基板に設けられた第1反応層と、ガスバリアフィルムに設けられた第1反応層と結合する第2反応層との反応によって行われ、
素子基板とガスバリアフィルムとの接合部において、素子基板に最も近い有機層と素子基板との距離が100nm以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置を提供する。
また、支持体の表面に形成される有機層の厚さが0.1μm以上であるのが好ましい。
また、ガスバリアフィルムの端部が接着剤で覆われるのが好ましい。
また、素子基板の有機エレクトロルミネッセンス素子の形成面の表面粗さRaが5nm以下であるのが好ましい。
また、接合部の幅が0.5〜5mmであるのが好ましい。
また、無機層の厚さが10〜45nmであるのが好ましい。
また、素子基板が、支持体の上に、無機層と無機層の下地となる有機層との組み合わせを1組以上有する、表面が無機層のガスバリアフィルムであり、表面の無機層に有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されるのが好ましい。
さらに、第1反応層がシランカップリング剤を含有し、第2反応層が、第1反応層が含有するシランカップリング剤と反応するシランカップリング剤を含有し、第1反応層のシランカップリング剤と第2反応層のシランカップリング剤との反応によって、素子基板とガスバリアフィルムとの接合が行われるのが好ましい。
本発明の有機EL装置は、有機EL素子をガスバリアフィルムで封止したものである。
また、図示は省略するが、有機EL素子14を封止するための素子基板12とガスバリアフィルム16との接合部18において、素子基板12には第1反応層が設けられ、ガスバリアフィルム16には第1反応層と結合する第2反応層が設けられる。接合部18は、この第1反応層と第2反応層との反応によって形成される。
素子基板12としては、一例として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、トリアセチルセルロース(TAC)、透明ポリイミドなどの、各種の樹脂材料(高分子材料)からなるフィルム状物やシート状物、ガラス板、薄ガラス、金属板等が例示される。
ガスバリアフィルム16を素子基板12として用いる際には、有機EL素子14の形成面は、無機層28でも支持体24でも良いが、有機EL素子14に水分が侵入するのを好適に防止できる等の点で、無機層28に有機EL素子14を形成するのが好ましい。
ここで、可撓性を有する有機EL装置10が実現できる等の点で、素子基板12の厚さは、形成材料等に応じて、必要な可撓性が得られる厚さとするのが好ましい。
この点を考慮すると、素子基板12の有機EL素子14の形成面は、表面粗さRa(算術平均粗さRa)が5nm以下が好ましく、1nm以下がより好ましい。
素子基板12の有機EL素子14の形成面の表面粗さRaを5nm以下とすることにより、接合部18における接着力を、より強くできる。
なお、本発明において、表面粗さRaは、JIS B 0601(2001)に準拠して測定すればよい。
ガスバリアフィルム16は、表面の無機層を素子基板12に向けて、有機EL素子14を覆って素子基板12に接合されることにより、有機EL素子14を封止する。
図3に示すバリアフィルム16は、支持体24の上に、有機層26と、無機層28と、有機層26と、無機層28とを、この順番で積層したものである。交互に積層した有機層26と無機層28とによって、ガスバリア層が形成される。
有機層26と無機層28との組み合わせは、多いほど、ガスバリア性は高くなる。その反面、有機層26と無機層28との組み合わせが多いほど、バリアフィルムは厚くなり、透明性や可撓性も低下する。従って、有機層26と無機層28との組み合わせの数は、要求されるガスバリア性、可撓性や光学特性等に応じて、適宜、設定すればよい。
但し、どのような層構成を有する場合でも、本発明でも用いるバリアフィルムは、表面が無機層28である。
支持体24は、バリアフィルムの支持体として利用されている、公知のシート状物が、各種、利用可能である。
支持体24としては、具体的には、PET、PEN、PE、PP、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、PC、COP、COC、TAC、透明ポリイミドなどの、各種の樹脂材料(高分子材料)からなるフィルム状物やシート状物が、好適に例示される。
後に詳述するが、本発明の有機EL装置10においては、バリアフィルム16が無機層28の下地層となる有機層26を有する。有機層26は、非常に表面平坦性が高く、表面平坦性の高い有機層26の上に無機層28を形成することにより、表面の無機層28の表面平坦性を高くできる。本発明の有機EL装置10は、下地の有機層26を有する表面平坦性が高い無機層28を、バリアフィルム16と素子基板12との接合面として、有機EL素子14の封止を行うことにより、素子基板12に形成した第1反応層とバリアフィルム16に形成した第2反応層との反応による分子接合で結合する接合部18において、高い接着力を実現している。
ここで、無機層28の表面平坦性は、高い程、接合部18の接着力が高くなる。無機層28の表面平坦性は、有機層26の表面平坦性が高い程、高くなる。また、有機層26の表面平坦性を高くするためには、支持体24の表面平坦性が高い方が好ましい。
すなわち、支持体24の有機層26および無機層28の形成面の表面粗さRaを30nm以下にすることにより、有機層26が薄い場合でも、より安定して表面の無機層28の表面平坦性を高くでき、接合部18の接着力をより高くできる。
支持体24の厚さを20μm以上とすることにより、バリアフィルム16(後述する有機層26および無機層28)を形成することで生じるカールを抑制できる、有機EL装置10の機械的強度を確保できる等の点で好ましい。
また、支持体24の厚さを120μm以下とすることにより、有機EL装置10の可撓性を良好にできる、有機EL装置10の軽量化を図れる、有機EL装置の薄膜化を図れる等の点で好ましい。
有機層26は、バリア性を発現する無機層28を適正に形成するための、下地層として機能する。このような下地の有機層26を有することにより、無機層28の形成面の平坦化や均一化を図って、無機層28の形成に適した状態にできる。下地の有機層26および無機層28を積層した有機−無機の積層構造を有するバリアフィルム16は、これにより、全面に、隙間無く、適正な無機層28を形成することが可能になり、優れたバリア性を発現する。
また、本発明において、バリアフィルム16が有機層26を有することにより、表面すなわち素子基板12との接合面となる無機層28の平坦性を高くして、接合部18の接着力を高くできる。この点に関しては、後に詳述する。
具体的には、ポリエステル、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸−マレイン酸共重合体、ポリスチレン、透明フッ素樹脂、ポリイミド、フッ素化ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、セルロースアシレート、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、脂環式ポリオレフィン、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、フルオレン環変性ポリカーボネート、脂環変性ポリカーボネート、フルオレン環変性ポリエステル、アクリロイル化合物、などの熱可塑性樹脂、あるいはポリシロキサン、その他の有機珪素化合物の膜が好適に例示される。これらは、複数を併用してもよい。
その中でも特に、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート(DPGDA)、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート(A−NOD−N)、1,6ヘキサンジオールジアクリレート(A−HD−N)、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(TMPTA)、(変性)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(DPHA)などの、2官能以上のアクリレートおよび/またはメタクリレートのモノマー等の重合体を主成分とする、アクリル樹脂やメタクリル樹脂は、好適に例示される。また、これらのアクリル樹脂やメタクリル樹脂を、複数、用いるのも好ましい。
具体的には、有機層26の厚さ、中でも特に支持体24の表面に形成される有機層26の厚さは、0.1μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましい。前述のように、有機層26の表面平坦性が高い程、接合部18における接着力を高くできる。有機層26の厚さを0.1μm以上とすることにより、支持体24の表面の凹凸を好適に埋めて、表面平坦性の高い有機層26が得られる。また、有機層26の厚さを0.1μm以上とすることにより、有機層26が好適な応力緩衝層として作用するため、有機EL装置10を折り曲げた際等における無機層28の割れを防止できる。
また、有機層26の厚さは、3μm以下が好ましく、1.5μm以下がより好ましい。有機層26の厚さを3μm以下とすることにより、有機層26からの水分放出に起因する有機EL素子14の劣化を好適に防止できる。
一般的に、有機層26は、有機溶剤、有機層26となる重合性化合物(モノマ、ダイマ、トリマ、オリゴマ、ポリマ等)、界面活性剤、シランカップリング剤などを含む塗布組成物(塗料)を調製して、この塗布液を塗布、乾燥して、さらに、必要に応じて紫外線照射等によって重合性化合物を重合(架橋)する、いわゆる塗布法によって形成される。また、塗布法を利用することにより、いわゆるレベリングの効果によって、非常に表面平坦性が高い有機層26を形成できる。
無機層28の形成材料は、バリア性を発現する無機物からなるものが、各種、利用可能である。
具体的には、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化タンタル、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化インジウムスズ(ITO)などの金属酸化物; 窒化アルミニウムなどの金属窒化物; 炭化アルミニウムなどの金属炭化物; 酸化珪素、酸化窒化珪素、酸炭化珪素、酸化窒化炭化珪素などの珪素酸化物; 窒化珪素、窒化炭化珪素などの珪素窒化物; 炭化珪素等の珪素炭化物; これらの水素化物; これら2種以上の混合物; および、これらの水素含有物等の、無機化合物が、好適に例示される。
特に、窒化珪素、酸化珪素、酸窒化珪素、酸化アルミニウムは、透明性が高く、かつ、優れたバリア性を発現できる点で、好適に利用される。中でも特に、窒化珪素は、優れたバリア性に加え、透明性も高く、好適に利用される。
具体的には、無機層28の厚さは、10nm以上が好ましく、15nm以上がより好ましい。無機層28の厚さを10nm以上とすることにより、良好なガスバリア性を得ることができる。
また、無機層28の厚さは、45nm以下が好ましく、35nm以下がより好ましい。無機層28の厚さを45nm以下とすることにより、有機EL装置10を折り曲げた際における無機層28の割れを防止できる。また、前述のように、無機層28は、表面平坦性が高いほど、接合部18の接着力を強くできるが、無機層28の厚さを45nm以下とすることにより、有機層26の高い表面平坦性に追随して、無機層28の表面平坦性を高くできる。
一般的に、無機層28は、プラズマCVD、スパッタリング、真空蒸着等の気相堆積法(気相成膜法)によって形成される。
また、本発明の有機EL装置10は、有機EL素子14を封止するための接合部18における素子基板12とバリアフィルム16との接着を、素子基板12に設けられた第1反応層と、バリアフィルム16(表面の無機層28)に設けられた第1反応層と結合する第2反応層との反応による、分子接合で行う。
さらに、本発明の有機EL装置10は、接合部18において、素子基板12に最も近い有機層26の表面と、素子基板12との距離が100nm以下である。
これに対し、特許文献1に示されるような、有機EL素子を封止する部材の接合面に存在する化合物同士の反応による結合を利用する分子接合では、接合部の厚さが極めて薄いため、接合部から水分が侵入することがなく、接合部から侵入する水分に起因する有機EL素子の劣化を防止できる。
すなわち、分子接合は、シランカップリング剤など、素子基板の表面に存在する化合物と、バリアフィルムの表面に存在する化合物とが反応して結合することで行われる。そのため、バリアフィルムの表面平坦性が低いと、接合面同士の密着が不十分であり、また、接合面における化合物同士の反応が十分に行われず、さらに、反応が行われても容易に解離してしまい、十分な接着力が得られない。
前述のように、無機層は、一般的に気相堆積法で形成されるため、成膜面の凹凸に追随する。そのため、特許文献1に記載されるような、無機層のみを有するバリアフィルムでは、無機層の表面は支持体の凹凸に追随するため、バリアフィルムの表面を十分に平坦にすることができない。そのため、接合部におけるバリアフィルムと素子基板との密着が不十分で、分子接合による接着力が低く、接合部でのガスバリアフィルムの浮きや剥離が生じてしまい、ガスバリアフィルムによる有機EL素子の封止を適正に行えない。
無機層を厚くすることで、ある程度の平坦性は確保できるが、それでも、無機層の平坦性は十分とは言えず、さらに、無機層が脆くなってしまい、かつ、可撓性が失われてしまうという問題も有る。
前述のように、有機層26は、一般的に塗布法で形成される。塗布法で形成された有機層26は、支持体24の表面の凹凸を埋めると共に、塗布組成物のレベリングの効果によって、非常に平坦(平滑)な表面を有する。また、先にも延べたが、無機層28は一般的に気相堆積法で形成されるため、有機層26の表面形状に追随する。その結果、本発明において、無機層28の表面すなわちバリアフィルム16の表面は、有機層26の高い表面平坦性に追随して、非常に高い平坦性を有する。
そのため、本発明の有機EL装置10は、バリアフィルム16の高い表面平坦性によって、素子基板12の第1反応層とバリアフィルム16の第2反応層とを十分に密着して、両反応層を形成する化合物の反応および結合を十分に行うことができる。その結果、接合部18において、分子接合によって、素子基板12とバリアフィルム16とを高い接着力で接合できる。また、このような表面の化合物同士の反応による分子接合での接合部18は、極めて薄いため、接合部18からの水分の侵入も防止できる。
さらに、有機層26は、無機層28に比べて、柔軟性に富む。そのため、外部から衝撃を受けたり、有機EL装置10が屈曲された際に、接合部18が受ける応力が緩和され、接合部18で素子基板12とバリアフィルム16とが剥離することも抑制できる。
すなわち、第1反応層および第2反応層を形成する化合物は、加熱処理、紫外線等の光照射処理、電子線照射処理等によって、他方の反応層の化合物と反応して結合、好ましくは共有結合が可能な化合物であればよい。
一例として、ビニル基、エポキシ基、スチリル基、アクリル基、メタクリル基、アミノ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、イソシアネート基、カルボキシ基、アルデヒド基等を有する化合物がが挙げられる。
本発明においては、反応性の高さから、第1反応層および第2反応層を形成する化合物の組み合わせとしては、アミノ基を有する化合物とエポキシ基を有する化合物との組み合わせが好ましい。第1反応層を形成する化合物がアミノ基を有し、第2反応層を形成する化合物がエポキシ基を有してもよく、第1反応層を形成する化合物がエポキシ基を有し、第2反応層を形成する化合物がアミノ基を有してもよい。
他方、バリアフィルム16(表面の無機層28)に第2反応層を好適に形成するために、第2反応層を構成する化合物は、第1反応層の化合物と結合する部位に加え、バリアフィルム16の表面に結合する部位を有していることが好ましい。また、この化合物は、1つの端部に第1反応層の化合物と結合する部位を有し、別の端部にバリアフィルム16の表面に結合する部位を有している化合物であるのがより好ましい。また、第2反応層を構成する化合物は、2種以上でもよいが、1種であるのが好ましい。
シランカップリング剤としては、具体的には、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのビニル基を有するもの; 2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランなどのエポキシ基を有するもの; p−スチリルトリメトキシシランなどのスチリル基を有するもの; 3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランなどのメタクリル基を有するもの; 3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランなどのアクリル基を有するもの; N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル-N−(1,3−ジメチル-ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ基を有するもの; 3−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどのウレイド基を有するもの; 3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプト基を有するもの; ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどのスルフィド基を有するもの; 3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどのイソシアネート基を有するもの; カルボキシ基を有するもの; アルデヒド基を有するもの; 等が例示される。
例えば、第1反応層を構成する化合物を素子基板に結合させ、第2反応層を構成する化合物をバリアフィルム16の表面に結合させることによって、第1反応層および第2反応層を形成する方法が例示される。中でも、塗布法、浸漬法、蒸着法などの一般的な成膜方法によって、素子基板12およびバリアフィルム16の接合部18となる領域に、反応層を形成するのが好ましい。
なお、第1反応層および第2反応層は、基本的に、素子基板12およびバリアフィルム16の接合部18となる領域すなわち接合面のみに形成すればよいが、接合部18を超える範囲に第1反応層および/または第2反応層を形成してもよい。
そのため、接合部18において、素子基板12に最も近い有機層26の表面と、素子基板12との距離が100nmを超えると、接合部が厚すぎて水分が侵入し易くなり、および/または、無機層28の平坦性が悪化して接合部18における接着力が低くなり、目的とする寿命を有する有機EL装置10を得ることができない。さらに、素子基板12に最も近い有機層26の表面と、素子基板12との距離が100nmを超えると、有機EL装置10の可撓性も低減してしまう。
また、この点を考慮すると、接合部18おける素子基板12に最も近い有機層26の表面と素子基板12との距離は、75nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましい。
具体的には、接合部18の幅wは、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。接合部18の幅wを0.5mm以上とすることにより、接合部18の接着力をより強くできる。
また、接合部18の幅wは、5mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましい。接合部18の幅wを5mm以下とすることにより、表示面や発光面など、有機EL装置10の有効面を広く確保することが可能になる。
このような構成を有することにより、可撓性を有する有機EL装置10において、折れ曲がった際などにおける有機EL素子14の損傷を防止できる。
有機EL素子14とガスバリアフィルム16との接着は、有機EL装置10の性能や有機EL素子14に影響を与えないものであれば、接着剤を用いる方法等、公知の各種の方法が利用可能である。特に、有機EL素子14のガスバリアフィルム16との対向面に、素子基板12の第1反応層と同様のガスバリアフィルム16の第2反応層と反応する反応層を設け、有機EL素子14の反応層と、ガスバリアフィルム16の第2反応層との反応によって、有機EL素子14とガスバリアフィルム16とを接着するのが好ましい。なお、有機EL素子14に設ける反応層は、ガスバリアフィルム16の第2反応層と反応するものであれば、素子基板12の第1反応層と同じもので形成しても良く、異なるもので形成してもよい。
有機EL素子14とガスバリアフィルム16とを接着する場合には、両者の接着は、有機EL素子14の全面であっても、一部であってもよい。
図2に示す有機EL装置30は、図1に示す有機EL装置10に、さらに、バリアフィルム16の端部を覆って、素子基板12とバリアフィルム16とを接着する端部シール32を設けたものである。
このような端部シール32をも受けることにより、接合部18における分子接合を、より確実に維持して、水分の侵入を防止し、より寿命の長い有機EL装置30を得ることができる。また、本発明の有機EL装置30は、バリアフィルム16の端部に有機層26が露出している。そのため、端部シール32は高い接着力でバリアフィルムに接着されるので、この点でも、接合部18における分子接合を、より確実に維持できる。
このような端部シール32の形成材料としては、一例として、アルミ箔テープなどのテープ状のものや、エポキシ系やアクリル系といった液状の硬化型接着剤等が例示される。
なお、有機EL装置30において、有機EL素子14からの光の取り出し面がガスバリアフィルム16側である場合には、有機EL装置30の有効面を広くするために、端部シール32は、接合部18よりも内側に至らないように形成するのが好ましい。
さらに、端部シール32は、バリアフィルム16の端部の少なくとも一部を覆って形成すればよいが、好ましくは、バリアフィルム16の端部の全周を覆って形成する。
<バリアフィルムの作製>
支持体24としてPETフィルム(A4300、東洋紡社製)を用意した。
支持体24の表面粗さRaを原子間力顕微鏡(エスアイアイ・ナノテクノロジー社製)を用いて10×10μmの範囲で測定したところ、7.6nmであった。
この組成物18.6gと、紫外線重合開始剤(ランベルティ社製、ESACURE KTO46)1.4gと、2−ブタノン180gとを混合して、有機層26を形成するための塗料を調製した。
塗料を塗布した後、室温で放置することにより、塗料を乾燥した。
次いで、窒素置換法により酸素濃度を0.1%としたチャンバー内で高圧水銀ランプの紫外線を照射(積算照射量約1J/cm2)することで、塗料の組成物を硬化させた。これにより、支持体24の表面に厚さ1000nm±50nmの有機層26を形成した。
無機層28(窒化珪素膜)の形成は、一般的なCCP(容量結合プラズマ方式)−CVD装置を用いて行った。原料ガスは、シランガス(流量160sccm)、アンモニアガス(流量370sccm)、水素ガス(流量590sccm)、および窒素ガス(流量240sccm)を用いた。成膜圧力は40Paとした。電源は周波数13.56MHzの高周波電源を用い、プラズマ励起電力を2.5kWとした。
これにより、支持体24の上に有機層26を有し、その上に無機層28を有する、有機層26と無機層28との組み合わせを1組有するバリアフィルムを作製した。
素子基板12として、先に作製したバリアフィルムを正方形状に切り出したものを用いた。素子基板12の表面の無機層28の表面粗さRaを、先と同様に測定したところ、0.64nmであった。
ラミネートフィルム(サンエー化研社製、PAC−3−50THK)を正方形状に切り出し、素子基板12の素子形成部のみを全て覆うようにマスクをした。この素子基板12表面に、純水で2w%の濃度に薄めたシランカップリング剤(信越化学社製、KBE−402)をスピンコートし、115℃のオーブンで1時間乾燥した。乾燥後、マスクを剥がした。これにより、第1反応層を形成した素子基板12を作成した。
第1反応層を形成した素子基板12(無機層28)に表面に、60nmの膜厚になるようにAlを真空蒸着して、陽極を形成した。形成された陽極表面に、真空蒸着装置により、MoO3層を正孔注入層として2nmの膜厚で形成し、さらに、MoO3層の表面に順に正孔輸送層(α-NPD:Bis[N-(1-naphthyl)-N-phenyl]benzidine)を29nm、CBP(4,4'-Bis(carbazol-9-yl)biphenyl)をホスト材料として5%のIr(ppy)3(Tris(2-phenylpyridinato)iridium)をドープした発光層を20nm、正孔ブロック層としてBAlq(Bis-(2-methyl-8- quinolinolato)-4-(phenyl-phenolate)-aluminium(III))層を10nm、電子輸送層としてAlq3(Tris(8-hydroxy-quinolinato)aluminium)層を20nmの膜厚でそれぞれ蒸着して有機電界発光層を形成した。
続けて、得られた有機発光層の表面にLiFを0.5nm、Alを1.5nm、Agを15nmの膜厚で、この順に蒸着して、透明電極(陰極)を成膜し、素子基板12の表面に有機EL素子14を形成した。
第1反応層の形成時に用いたラミネートフィルムよりも1辺が4mm大きくなるようにバリアフィルムを正方形状に切り出した。
バリアフィルムの表面全面に、純水で2w%の濃度に薄めたシランカップリング剤(信越化学社製、KBE−903)をスピンコートし、115℃のオーブンで1時間乾燥して、第2反応層を形成した。
有機EL素子14の形成面とバリアフィルム表面の無機層28とを対面して、有機EL素子を覆うように、素子基板12の上にバリアフィルムを貼り合わせた。このとき素子基板12とバリアフィルムの中心を合わせて貼合することによって幅wが2mmの接合部18が形成される。
次いで、第1反応層と第2反応層とを押圧した状態で、80℃のオーブンに2時間静置し、第1反応層と第2反応層とを反応させて、素子基板12とバリアフィルムとを結合させた。これにより、接合部18によって素子基板12とバリアフィルムとを接着して、バリアフィルムで有機EL素子14を封止した有機EL装置を作製した。
バリアフィルムの作製において、さらに、無機層28の上に同様に有機層26を形成し、この有機層26の上に同様に無機層28を形成することによって、有機層26と無機層との組み合わせを2組有する、図3に示すようなバリアフィルム16を作製した。
素子基板12として、このバリアフィルム16を用い、また、このバリアフィルム16によって有機EL素子14を封止した以外は、実施例1と同様にして図1に示される有機EL装置10を作製した。
なお、実施例1と同様にバリアフィルム16の表面粗さRaを測定したところ、表面粗さRaは0.47nmであった。すなわち、本例において、素子基板12の表面粗さRaは0.47nmである。
また、実施例1と同様に、素子基板12と、素子基板12に最も近い有機層26との距離を測定したところ、41nmであった。
バリアフィルム16の端部の全周を覆って、バリアフィルム16の端部と素子基板12とに跨がる端部シール32を形成した以外は、実施例2と同様にして、図2に示される有機EL装置30を作製した。
端部シール32は、バリアフィルム16の端部に沿ってエポキシ系接着剤(ナガセケムテックス社製、XNR5516Z)を塗布し、素子面をアルミホイルで保護して、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して硬化させることで形成した。
有機層26を有さない以外は、実施例1と同様のバリアフィルムを作製した。すなわち、このバリアフィルムは、支持体24の上に、無機層28を一層のみ有する。なお、実施例1と同様にバリアフィルム16の表面粗さRaを測定したところ、表面粗さRaは5.3nmであった。すなわち、本例において、素子基板12の表面粗さRaは5.3nmである。
このバリアフィルムを用いた以外は、実施例1と同様に有機EL装置を作製した。
素子基板12とバリアフィルムとの接合をエポキシ系接着剤(ナガセケムテックス社製、XNR5516Z)で行った以外は、実施例1と同様に有機EL装置を作製した。接合は、接合部18に沿って接着剤を塗布した後、素子基板12とバリアフィルムとを積層して、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して、接着剤を硬化させることで行った。
実施例1と同様に、素子基板12と、素子基板12に最も近い有機層26との距離を測定したところ、510nmであった。
<接合強度>
素子基板12の全面に第1反応層を形成し、バリアフィルムの全面に第2反応層を形成し、素子を作製せずに貼り合わせた。その後、80℃のオーブンに2時間静置し、反応を促進した。これを引張試験機(島津製作所製、オートグラフAG−Xplus)にセットし180°方向の剥離強度を測定した。
なお、実施例3は、以下のように接合強度を測定した。すなわち、素子基板12の全面に第1反応層を形成した。他方、バリアフィルムは素子基板12に対して端部が2mm小さくなるように切り出し、全面に第2反応層を形成した。次いで、素子を形成せずに、素子基板とバリアフィルムとを貼り合わせ、その後、80℃のオーブンに2時間静置し、反応を促進した。さらに、バリアフィルムの端部3辺に沿ってエポキシ系接着剤を塗布し、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して硬化させること端部シールを形成した。これを端部シールをしていない1辺の側から剥離し、このときの剥離強度を測定した。
また、比較例2は、素子基板12の全面にエポキシ系接着剤を塗布し、素子基板12とバリアフィルムとを積層して、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して、接着剤を硬化させることで貼り合わせた。
作製した有機EL装置を、60℃、相対湿度90%の環境に100時間放置した。
放置後の有機ELデバイスを、Keithley社製のSMU2400型ソースメジャーユニットを用いて7Vの電圧を印加して発光させて、顕微鏡を用いて発光面を観察して、発光面に対するダークスポットの総面積を評価した。
ダークスポットの総面積が10%未満のものを『A』、
ダークスポットの総面積が10〜50%のものを『B』、
ダークスポットの総面積が50%を超えるものを『C』、と評価した。
素子基板12の全面に第1反応層を形成し、バリアフィルムの全面に第2反応層を形成し、素子を作製せずに貼り合わせた。その後、80℃のオーブンに2時間静置し、反応を促進した。
実施例3は、接合強度と同様に、素子基板12の全面に第1反応層を形成し、バリアフィルムは素子基板12に対して端部が2mm小さくなるように切り出し、全面に第2反応層を形成し、素子を形成せずに、素子基板とバリアフィルムとを貼り合わせた。その後、80℃のオーブンに2時間静置し、反応を促進した。さらに、バリアフィルムの端部4辺に沿ってエポキシ系接着剤を塗布し、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して硬化させること端部シールを形成した。
また、比較例2は、素子基板12の全面にエポキシ系接着剤を塗布し、素子基板12とバリアフィルムとを積層して、積算照射量が6000mJ/cm2となるように波長356nmの紫外線を照射して、接着剤を硬化させることで貼り合わせた。
これをJIS−K5600−5−1に従ってマンドレル屈曲試験器によって屈曲強度を測定した。なお、結果は、剥離が起こる最大のマンドレル直径を示している。また、剥離は目視によって確認した。
以上の結果を、下記の表に示す。
これに対し、有機層を有さないバリアフィルムを素子基板として用いた比較例1は、素子基板の表面粗さRaが高く、これに起因して、接合部の接着力が不十分であり、接合部18において素子基板12とバリアフィルム16との剥離等が生じ、十分な素子耐久性は得られない。
また、素子基板12とバリアフィルム16との接合をエポキシ系接着剤で行い、また、素子基板12と、素子基板12に最も近い有機層26との距離が長すぎる比較例2は、接合部から水分が侵入して有機EL素子14が劣化したと考えられ、十分な素子耐久性が得られなかった。また、通常の接着剤を用いる接着に比して、接着剤の厚さが薄いため、接合強度および曲げ強度も不十分であった。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
12 素子基板
14 有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)素子
16 (ガス)バリアフィルム
18 接合部
24 支持体
26 有機層
28 無機層
32 端部シール
Claims (9)
- 素子基板と、前記素子基板に形成された有機エレクトロルミネッセンス素子と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を覆って前記素子基板に接合される、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を封止するガスバリアフィルムとを有し、
前記ガスバリアフィルムは、支持体の上に、無機層と前記無機層の下地となる有機層との組み合わせを1組以上有する、表面が無機層のものであり、前記表面の無機層を前記素子基板に向けて接合され、
前記素子基板とガスバリアフィルムとの接合が、前記素子基板に設けられた第1反応層と、前記ガスバリアフィルムに設けられた前記第1反応層と結合する第2反応層との反応によって行われ、
前記素子基板とガスバリアフィルムとの接合部において、前記素子基板に最も近い前記有機層と素子基板との距離が100nm以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。 - 前記支持体の前記有機層および無機層の形成面の表面粗さRaが30nm以下である請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記支持体の表面に形成される前記有機層の厚さが0.1μm以上である請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記ガスバリアフィルムの端部が接着剤で覆われる請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記素子基板の有機エレクトロルミネッセンス素子の形成面の表面粗さRaが5nm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記接合部の幅が0.5〜5mmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記無機層の厚さが10〜45nmである請求項1〜6のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
- 前記素子基板が、支持体の上に、無機層と前記無機層の下地となる有機層との組み合わせを1組以上有する、表面が無機層のガスバリアフィルムであり、
前記表面の無機層に前記有機エレクトロルミネッセンス素子が形成される請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。 - 前記第1反応層がシランカップリング剤を含有し、前記第2反応層が、前記第1反応層が含有するシランカップリング剤と反応するシランカップリング剤を含有し、
前記第1反応層のシランカップリング剤と第2反応層のシランカップリング剤との反応によって、前記素子基板とガスバリアフィルムとの接合が行われる請求項1〜8のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
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