JP2016150991A - 光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の接着方法 - Google Patents
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Abstract
Description
下記(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)成分を含有する光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を光照射により硬化させ、得られた硬化物を80℃〜200℃に加熱すること特徴とする、光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法であって、
光照射において、使用する光が、発光スペクトルにおける300nmから400nmの領域に最大ピーク波長を有し、且つ該光の300nmより短い波長領域にある各波長の放射照度が前記最大ピーク波長の放射照度5%以下であり、
照射する光の365nm積算光量が1,000mJ/cm2〜50,000mJ/cm2である方法。
(A)下記式(1)で表される、分岐を有する鎖状フルオロポリエーテル化合物
CH2=CH−(X)g−Rf1−(X’)g−CH=CH2 (1)
[式中、Xは−CH2−、−CH2O−、−CH2OCH2−又は−Y−NR1−CO−
(ここで、Yは−CH2−、−Si(CH3)2CH2CH2CH2−、−Si(CH3)(CH=CH2)CH2CH2CH2−、−Si(CH=CH2)2CH2CH2CH2−又は下記構造式(Z)
で示されるo−、m−又はp−シリルフェニレン基であり、
R1は水素原子又は非置換若しくは置換の1価炭化水素基である)であり、
X’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y’−
(ここで、Y’は−CH2−、−CH2CH2CH2Si(CH3)2−、−CH2CH2CH2Si(CH3)(CH=CH2)−、−CH2CH2CH2Si(CH=CH2)2−又は下記構造式(Z’)
で示されるo−、m−又はp−シリルフェニレン基であり、R2は水素原子又は非置換若しくは置換の1価炭化水素基である)である。
gは独立に0又は1である。
Rf1は下記式(i)又は(ii)
で表される2価のパーフルオロポリエーテル基である。]
(B)1分子中にケイ素原子に直結した水素原子を2個以上有する含フッ素オルガノ水素シロキサン
(C)光活性型ヒドロシリル化反応触媒
(D)疎水性シリカ粉末、並びに、
(E)1分子中にケイ素原子に直結した水素原子と、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を介してケイ素原子に結合したエポキシ基及び/又はトリアルコキシシリル基をそれぞれ1個以上有するオルガノシロキサン
上記(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが、1分子中に1個以上の1価のパーフルオロアルキル基、1価のパーフルオロオキシアルキル基、2価のパーフルオロアルキレン基、又は2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有する〔1〕記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
上記(C)成分の光活性型ヒドロシリル化反応触媒が(η5−シクロペンタジエニル)トリ(σ―アルキル)白金(IV)である〔1〕又は〔2〕記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
〔4〕
上記(C)成分の光活性型ヒドロシリル化反応触媒がβ―ジケトナト白金(II)錯体である〔1〕又は〔2〕記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
上記(E)成分のオルガノシロキサンが、更に炭素原子又は炭素原子と酸素原子を含む2価の連結基を介してケイ素原子に結合した1価のパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロオキシアルキル基を1個以上有する〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
〔6〕
更に、(F)成分としてヒドロシリル化反応の反応制御剤を含む〔1〕〜〔5〕のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
〔7〕
更に、(G)成分としてカルボン酸無水物を含む〔1〕〜〔6〕のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
光照射において、光学フィルターを用い、300nmより短い波長領域にある各波長の放射照度が、最大ピーク波長の放射照度の5%以下とする〔7〕記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
本発明に用いる光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物は次の(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)成分を含有するものである。
光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物における(A)成分は、上記式(1)で表されるものである。
ここで、R1及びR2としては、水素原子、炭素数1〜12、特に1〜10の炭化水素基が好ましく、該炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル基などや、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素等のハロゲン原子で置換した置換1価炭化水素基などが好ましいものとして挙げられる。
(B)成分は、1分子中に含フッ素有機基を1個以上、好ましくは1〜10個有し、且つケイ素原子に直結した水素原子(即ち、Si−Hで示されるヒドロシリル基)を2個以上、好ましくは3〜50個有する含フッ素オルガノ水素シロキサンである。(B)成分は、上記(A)成分の架橋剤及び/又は鎖長延長剤として機能するものであり、また、(A)成分との相溶性、分散性、硬化後の均一性等の観点から、含フッ素有機基として、1分子中に1個以上の1価のパーフルオロアルキル基、1価のパーフルオロオキシアルキル基、2価のパーフルオロアルキレン基、又は2価のパーフルオロオキシアルキレン基等のフッ素含有基を有するものが好ましい。
−CgF2g−
(C)成分は、光活性型ヒドロシリル化反応触媒である。光活性型ヒドロシリル化反応触媒は、光、特に300〜400nmの紫外線の照射によって活性化され、(A)成分中のアルケニル基と、(B)成分中のヒドロシリル基との付加反応を促進する触媒である。この光活性型ヒドロシリル化反応触媒は、主に白金族系金属触媒及びニッケル系金属触媒が挙げられ、白金族系金属触媒としては白金系、パラジウム系、ロジウム系の金属錯体化合物、ニッケル系金属触媒としてはニッケル系、鉄系、コバルト系の金族錯体化合物が挙げられる。中でも白金系金属錯体化合物は、比較的入手し易く且つ良好な触媒活性を示すため好ましい。
(D)成分は、疎水性シリカ粉末であり、光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物から得られる硬化物に適切な物理的強度を付与すると同時に、後述する(F)成分のオルガノシロキサンを該組成物中に均一に分散させる作用を有するものである。この(D)成分の疎水性シリカ粉末としては、シリコーンゴム用充填剤として公知のBET比表面積が50m2/g以上、特に50〜400m2/gの微粉末シリカを疎水化処理したものが好適である。
(E)成分であるオルガノシロキサンは、これを配合することによって光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物に自己接着性を十分に発現させることができる。該オルガノシロキサンは、1分子中にケイ素原子に直結した水素原子と、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を介してケイ素原子に結合したエポキシ基及び/又はトリアルコキシシリル基をそれぞれ1個以上有するオルガノシロキサンであり、好ましくは更に、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を含む2価の連結基を介してケイ素原子に結合した1価のパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロオキシアルキル基を1個以上有するオルガノシロキサンである。
−CH2CH2CH2−、
−CH2CH2CH2OCH2−、
−CH2CH2CH2−NH−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(Ph)−CO−
〔(F)成分〕
(F)成分は、ヒドロシリル化反応の反応制御剤である。ここでの反応制御剤の例としては、例えば1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサン、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニルブチノールなどのアセチレンアルコールや、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等のアセチレン化合物、以下の構造式で示される含フッ素アセチレンアルコール化合物、
(G)成分であるカルボン酸無水物は、これを配合することによって(E)成分の接着付与能力を向上させ、光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の接着性の発現を促進させるためのものである。このような成分としては、エポキシ樹脂用の硬化剤として使用されているものはすべて包含され、室温で固体状でも液体状でもよく、トリアルコキシシリル基を含んでいてもよい。
光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物においては、その実用性を高めるために上記の成分以外にも、可塑剤、粘度調節剤、可撓性付与剤、無機充填剤、接着促進剤、シランカップリング剤等の各種配合剤を必要に応じて添加することができる。これら添加剤の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲、及び組成物の特性及び硬化物の物性を損なわない限りにおいて任意である。
CF3−[(OCF2CF2)e1’(OCF2)d1’]−O−CF3
本発明の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の接着方法は、以下「光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の光硬化方法」と「光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の加熱接着方法」とを含む。
光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物は、光照射により硬化される。硬化の際、照射する光は発光スペクトルにおける最大ピーク波長が300〜400nmの領域にあり、且つ300nmより短い波長領域にある各波長の放射照度は前記最大ピーク波長の放射照度の5%以下、好ましくは1%以下、より好ましくは0.1%以下、つまり0に近ければ近いほど好ましい。300nmより短い波長領域にあり、放射照度が前記最大ピーク波長の放射照度の5%より大きい波長を有する光を照射すると、ポリマー末端基の分解が起きたり、触媒の一部が分解するなどして、十分な硬化物を得ることができない可能性がある。
光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物の加熱接着方法は、上記光照射を行った後、熱処理を施すことにより基材との接着性を得る方法である。
[調製例1]
下記式(6)で示されるポリマー(粘度10,000mPa・s、数平均分子量16,700、ビニル基量0.012モル/100g)55.1部をプラネタリーミキサー内に仕込み、内温を50〜100℃に保持しながら、ジメチルジクロロシランで表面処理された煙霧質シリカ(BET比表面積110m2/g)17.5部を分割添加した。その後、加熱を停止して1時間減圧下(ゲージ圧;−0.093MPa)で混練した。引き続き混練しながら装置を加熱し、内温が130℃に達してから130〜160℃に保持しながら3時間減圧下(ゲージ圧;−0.093MPa)で熱処理した。次に、内容物を40℃以下に冷却後、下記式(6)で示されるポリマー42部を追加して30分間減圧下(ゲージ圧;−0.093MPa)で混練した。内容物を取り出し、三本ロールを2回通してベースコンパウンドIを得た。
上記式(6)で示されるポリマー(粘度10,000mPa・s、数平均分子量16,700、ビニル基量0.012モル/100g)100部をプラネタリーミキサー内に仕込み、内温を50〜100℃に保持しながら、ジメチルジクロロシランで表面処理された煙霧質シリカ(BET比表面積110m2/g)10部を分割添加した。その後、加熱を停止して1時間減圧下(ゲージ圧;−0.093MPa)で混練した。引き続き混練しながら装置を加熱し、内温が130℃に達してから130〜160℃に保持しながら3時間減圧下(ゲージ圧;−0.093MPa)で熱処理した。次に、内容物を40℃以下に冷却後、内容物を取り出し、三本ロールを2回通してベースコンパウンドIIを得た。
上記調製例1において、光活性型ヒドロシリル化反応触媒;(メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金(IV)の1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン溶液(白金濃度3.0質量%)0.06部をビス(2,4−へプタンジオナト)白金(II)の酢酸2−(2−ブトキシエトキシ)エチル溶液(白金濃度0.5質量%)0.48部に変更した以外は同様にして組成物を調製した。
上記調製例1において、光活性型ヒドロシリル化反応触媒;メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金(IV)の1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン溶液(白金濃度6.0質量%)0.06部の代わりに、非光活性型ヒドロシリル化反応触媒;白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のエタノール溶液(白金濃度3.0質量%)0.07部に変更した以外は同様にして硬化性組成物を調製した。
上記調製例1において、光活性型ヒドロシリル化反応触媒;メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金(IV)の1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン溶液(白金濃度6.0質量%)0.06部の代わりに、非光活性型ヒドロシリル化反応触媒;白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金濃度0.5質量%)0.20部、1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサンのトルエン溶液(5.0質量%)0.03部の代わりに1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサンのトルエン溶液(60質量%)0.25部に変更した以外は同様にして硬化性組成物を調製した。
上記調製例2において、光活性型ヒドロシリル化反応触媒;メチルシクロペンタジエニル)トリメチル白金(IV)の1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン溶液(白金濃度6.0質量%)0.06部の代わりに、非光活性型ヒドロシリル化反応触媒;白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金濃度0.5質量%)0.39部、1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサンのトルエン溶液(5.0質量%)0.03部の代わりに1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサンのトルエン溶液(50質量%)0.25部に変更した以外は同様にして硬化性組成物を調製した。
[参考例1〜3]
上記調製例1〜3より得られた組成物の遮光中23℃での保存安定性を確認した。その際、保存安定性の評価方法としては、JIS K7117−1に準拠し、TV−10U型回転粘度計(東機産業(株)製)による23℃における初期粘度と23℃×2週間後の粘度変化より評価を行った。
上記調製例4より得られた組成物において、上記参考例1〜3と同様にして保存安定性を確認した。
[実施例1]
上記調製例1より得られた組成物を、アルミニウム基材上に約2gポッティングし、均一照射光学ユニットを装着したSP−V型紫外線照射器(ウシオ電機(株)社製)を用いて光照射を行った。その際、300nmより短い波長領域にある光を365nmバンドパスフィルター(ウシオ電機(株)社製)により除去し、メインの365nmの光の積算光量が9,000mJ/cm2となるよう90秒間照射を行った。
上記実施例1において、用いる組成物を調製例2より得られた組成物に変更した。その結果を表2に示す。
上記実施例1において、用いる組成物を調製例3より得られた組成物に変更した。その結果を表2に示す。
上記実施例1において、紫外線照射時に365nmバンドパスフィルター(ウシオ電機社製)を用いなかった以外は同様の操作を行った。その結果を表2に示す。
上記実施例1において、メインの365nmの光の積算光量を1,000mJ/cm2とし、23℃×120分後の硬化性を評価した。その結果を表3に示す。
上記実施例1において、メインの365nmの光の積算光量を50,000mJ/cm2とし、照射直後の硬化性を評価した。その結果を表3に示す。
上記実施例1において、メインの365nmの光の積算光量を500mJ/cm2とし、23℃×24時間後の硬化性を評価した。その結果を表3に示す。
上記実施例1において、メインの365nmの光の積算光量を100,000mJ/cm2とし、照射直後の硬化性を評価した。その結果を表3に示す。
[実施例6]
上記調製例1より得られた組成物を、鉄、アルミニウム、エポキシガラス、PBT、PPS基材上に約2gポッティングし、上記実施例1と同様の操作で光硬化物を作製した。その後、100℃×60分、120℃×20分、150℃×10分の計3条件での熱処理を行い、それぞれ23℃×2時間の放冷後、各種基材への接着性を確認した。(ゴムの凝集破壊が確認された場合は○、界面剥離が確認された場合は×で評価した。)その結果を表4に示す。
上記実施例6において、用いる組成物を調製例2より得られた組成物に変更し、また、光硬化後の加熱処理工程を80℃×30分、100℃×10分、120℃×10分の計3条件に変更し、各種基材への接着性を確認した。その結果を表5に示す。
上記調製例1〜3より得られた組成物を、鉄、アルミニウム、エポキシガラス、PBT、PPS基材上に約2gポッティングし、上記実施例1と同様の操作で光硬化物を作製した。その後、加熱処理は行わず各種基材への接着性を確認した。(ゴムの凝集破壊が確認された場合は○、界面剥離が確認された場合は×で評価した。)その結果を表6に示す。
上記実施例4において、調製例1の組成物から調製例5の組成物に変更し、同様の基材上に組成物をポッティングし、光照射は行わずに、100℃×60分、120℃×20分、150℃×10分の計3条件で加熱処理し、23℃×2時間の放冷後、各種基材への接着性を確認した。(ゴムの凝集破壊が確認された場合は○、界面剥離が確認された場合は×で評価した。)その結果を表7に示す。
上記実施例7において、調製例2の組成物から調製例6の組成物に変更し、同様の基材上に組成物をポッティングし、光照射は行わずに、80℃×30分、100℃×10分、120℃×10分の計3条件で加熱処理し、23℃×2時間の放冷後、各種基材への接着性を確認した。(ゴムの凝集破壊が確認された場合は○、界面剥離が確認された場合は×で評価した。)その結果を表8に示す。
Claims (8)
- 下記(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)成分を含有する光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を光照射により硬化させ、得られた硬化物を80℃〜200℃に加熱すること特徴とする、光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法であって、
光照射において、使用する光が、発光スペクトルにおける300nmから400nmの領域に最大ピーク波長を有し、且つ該光の300nmより短い波長領域にある各波長の放射照度が前記最大ピーク波長の放射照度5%以下であり、
照射する光の365nm積算光量が1,000mJ/cm2〜50,000mJ/cm2である方法。
(A)下記式(1)で表される、分岐を有する鎖状フルオロポリエーテル化合物
CH2=CH−(X)g−Rf1−(X’)g−CH=CH2 (1)
[式中、Xは−CH2−、−CH2O−、−CH2OCH2−又は−Y−NR1−CO−
(ここで、Yは−CH2−、−Si(CH3)2CH2CH2CH2−、−Si(CH3)(CH=CH2)CH2CH2CH2−、−Si(CH=CH2)2CH2CH2CH2−又は下記構造式(Z)
(式(Z)中、R3、R4はそれぞれ独立に−CH3又は−CH=CH2である。)
で示されるo−、m−又はp−シリルフェニレン基であり、
R1は水素原子又は非置換若しくは置換の1価炭化水素基である)であり、
X’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y’−
(ここで、Y’は−CH2−、−CH2CH2CH2Si(CH3)2−、−CH2CH2CH2Si(CH3)(CH=CH2)−、−CH2CH2CH2Si(CH=CH2)2−又は下記構造式(Z’)
(式(Z’)中、R3’、R4’はそれぞれ独立に−CH3又は−CH=CH2である。)
で示されるo−、m−又はp−シリルフェニレン基であり、R2は水素原子又は非置換若しくは置換の1価炭化水素基である)である。
gは独立に0又は1である。
Rf1は下記式(i)又は(ii)
(式中、p及びqはそれぞれ0又は1〜150の整数であって、且つpとqの和の平均は2〜200である。rは0〜6の整数であり、tは2又は3である。)
(式中、uは1〜200の整数であり、vは1〜50の整数であり、tは2又は3である。)
で表される2価のパーフルオロポリエーテル基である。]
(B)1分子中にケイ素原子に直結した水素原子を2個以上有する含フッ素オルガノ水素シロキサン
(C)光活性型ヒドロシリル化反応触媒
(D)疎水性シリカ粉末、並びに、
(E)1分子中にケイ素原子に直結した水素原子と、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を介してケイ素原子に結合したエポキシ基及び/又はトリアルコキシシリル基をそれぞれ1個以上有するオルガノシロキサン - 上記(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが、1分子中に1個以上の1価のパーフルオロアルキル基、1価のパーフルオロオキシアルキル基、2価のパーフルオロアルキレン基、又は2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有する請求項1記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 上記(C)成分の光活性型ヒドロシリル化反応触媒が(η5−シクロペンタジエニル)トリ(σ―アルキル)白金(IV)である請求項1又は2記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 上記(C)成分の光活性型ヒドロシリル化反応触媒がβ―ジケトナト白金(II)錯体である請求項1又は2記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 上記(E)成分のオルガノシロキサンが、更に炭素原子又は炭素原子と酸素原子を含む2価の連結基を介してケイ素原子に結合した1価のパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロオキシアルキル基を1個以上有する請求項1〜4のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 更に、(F)成分としてヒドロシリル化反応の反応制御剤を含む請求項1〜5のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 更に、(G)成分としてカルボン酸無水物を含む請求項1〜6のいずれか1項記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
- 光照射において、光学フィルターを用い、300nmより短い波長領域にある各波長の放射照度が、最大ピーク波長の放射照度の5%以下とする請求項7記載の光硬化性フルオロポリエーテル系エラストマー組成物を基材に接着させる方法。
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