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JP2016033809A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び応答装置 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び応答装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを介して接続された他の装置からの要求に応答する情報処理装置において、少ない手間で、様々なネットワークプロトコルを用いて送信された要求に応答しつつ情報処理装置の消費電力を低減させること。【解決手段】電力が供給されている場合に、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データを処理して応答データを送信する主応答部と、主応答部への電力供給が停止された省電力状態において要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答データを送信する省電力時応答部とを含み、省電力時応答部は、予め定められた種類の要求データのうち省電力時応答部にとって未知の形式で送信された要求データである未知要求データを受信した場合、記憶媒体に予め記憶されている主応答部により処理された未知要求データに対する応答データを他の装置に対して送信することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び応答装置に関し、特に、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データに対する省電力状態における応答処理に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(Multi Function Peripheral:複合機)として構成されることが多い。
このような画像処理装置の省電力化の要求が高くなっており、各種の処理を行っていない装置待機中に使用されない装置各部への電力供給を停止する省電力モードへの切替機能を備える画像処理装置が多くなっている。一方で、近年の画像処理装置はネットワークに接続されていることが多く、ネットワークを介してPC(Personal Computer)等の端末装置から画像処理装置に対して印刷命令や装置のステータス情報の送信等の様々な処理が要求される。
そのため、ネットワークを介して接続された様々な端末装置から画像処理装置に対して頻繁に処理要求があると、画像処理装置は省電力モードに移行できない、あるいは処理要求を受けるたびに省電力モードから復帰する必要があるので、十分な省電力化が図れない場合がある。
このような問題を解決するために、画像処理装置において印刷処理等のメインの処理を制御するメインシステムとは別に、少ない消費電力で省電力モードにおいても稼働可能なサブシステムを設ける構成が知られている。サブシステムは、省電力モードにおいて、装置のMAC(Media Access Control)アドレス等の不変な装置情報の取得要求といったメインシステムが稼働していなくても応答可能な所定の要求に対して応答する。
また、ネットワークに接続された情報処理装置が省電力状態の間、他の装置から問い合わせを受け付けた場合に、情報処理装置に代わりに問い合わせに対して応答を作成する代理処理装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
このようなサブシステムや代理処理装置により、ネットワークを介して接続された端末装置からの処理要求により省電力モードから復帰することが少なくなり、省電力モードを維持することができるので、消費電力の低減が可能になる。
省電力モード中にネットワークを介した所定の要求に応答するためには、様々なネットワークプロトコルに対応可能なモジュールを予め上述のサブシステムや代理処理装置に組み込む必要がある。例えば、端末装置等にインストールされるOS(Operating System)によっては独自のネットワークプロトコルを使用することが多く、新しいOSが実装されるたびに新しいOSで使用される独自のネットワークプロトコルに対応可能なモジュールをサブシステムや代理処理装置に組み込む必要があり手間がかかる。
一方、新しいネットワークプロトコルに対応可能なモジュールがサブシステムや代理処理装置に組み込まれない場合、サブシステムや代理処理装置は、ネットワークを介して接続された端末装置により新しいネットワークプロトコルを用いて送信された要求を受信すると、画像処理装置を省電力モードから復帰させて、メインシステムから応答させる必要があり、消費電力の増大につながる。
また、このような課題は、画像処理装置だけでなく、省電力モード中に所定の要求に応答するサブシステムを有する情報処理装置においても同様に生じ得る。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求に応答する情報処理装置において、少ない手間で、様々なネットワークプロトコルを用いて送信された要求に応答しつつ情報処理装置の消費電力を低減させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データに対する応答データを送信する情報処理装置であって、電力が供給されている場合に前記要求データを処理して応答データを送信する主応答部と、前記主応答部への電力供給が停止された省電力状態において前記要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答データを送信する省電力時応答部とを含み、前記省電力時応答部は、前記予め定められた種類の要求データのうち前記省電力時応答部にとって未知の形式で送信された要求データである未知要求データを受信した場合、記憶媒体に予め記憶されている前記主応答部により処理された前記未知要求データに対する応答データを前記他の装置に対して送信することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求に応答する情報処理装置において、少ない手間で、様々なネットワークプロトコルを用いて送信された要求に応答しつつ情報処理装置の消費電力を低減させることができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の各部のエンジンオフモードにおける電力供給状態を例示する図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の各部のコントローラオフモードにおける電力供給状態を例示する図である。 本発明の実施形態に係るメインシステムの構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係るサブシステムの構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係るパケット処理部による処理を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るパケット処理部による未知パケット処理を例示するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている要求パケット及び応答パケットを例示する図である。 本発明の実施形態に係るサブシステムにおける端末装置から受信した要求パケットに応じた処理の流れを例示する図である。 本発明の実施形態に係るサブシステムにおける端末装置から受信した要求パケットに応じた処理の流れを例示する図である。 本発明の実施形態に係るサブシステムにおける端末装置から受信した要求パケットに応じた処理の流れを例示する図である。 本発明の実施形態に係るサブシステムにおける端末装置から受信した要求パケットに応じた処理の流れを例示する図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパケットメモリの記憶容量の閾値設定態様及びパケットメモリに格納されている未知パケット情報の記憶態様の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、MFP(Multi Function Peripheral:複合機)として構成される画像処理装置を情報処理装置の例として説明する。本実施形態に係る画像処理装置は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して他の装置(以降、「端末装置」とする)と通信可能である。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1の構成を例示するブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、エンジン制御部101、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)102、スキャナユニット103、排紙トレイ104、ディスプレイパネル105、給紙テーブル106、プリントエンジン107、排紙トレイ108、電源供給ユニット109、メインシステム120を有する。また、メインシステム120は、サブシステム140を有する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナユニット103及びプリントエンジン107を有する複合機として構成されている。なお、図1においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
エンジン制御部101は、スキャナユニット103やプリントエンジン107等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。ADF102は、画像処理装置1がスキャナとして動作する場合に、セットされた撮像対象原稿をスキャナユニット103へ搬送する。スキャナユニット103は、エンジン制御部101の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。スキャナユニット103によって撮像された原稿は排紙トレイ104に排紙される。
給紙テーブル106は、画像処理装置1がプリンタとして動作する場合に、セットされた用紙をプリントエンジン107へ搬送する。プリントエンジン107は、給紙テーブル106から搬送された用紙に対して画像形成を実行する。プリントエンジン107の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン107によって画像形成が施された文書は排紙トレイ108に排紙される。
ディスプレイパネル105は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作し若しくは画像処理装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。電源供給ユニット109は、画像処理装置1の各部に電源を供給する。
メインシステム120は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成され、画像処理装置1全体を制御する。また、メインシステム120は、電源供給ユニット109により電力が供給されている場合に、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求データを処理して応答データを端末装置に対して送信する主応答部として機能する。メインシステム120の具体的な構成は後述する。
サブシステム140は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成され、電源供給ユニット109によるメインシステム120の主応答部への電力供給が停止された省電力状態において、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答データを端末装置に対して送信する省電力時応答部として機能する。サブシステム140の具体的な構成は後述する。
ここで、端末装置からの要求データの具体例を説明する。要求データは、例えば、エンジン制御部101の動作に関連する実行要求データと、タイミングに応じて応答データの内容が変化し得る可変要求データと、タイミングに応じて応答データの変化しない不変要求データとに分類される。
実行要求データは、例えば、プリンタ動作の実行を指示するプリント命令やスキャナ動作の実行を指示するスキャン命令である。この場合、応答データは、プリント命令に対するプリント完了通知やスキャン命令に対するスキャン完了通知である。
可変要求データは、例えば、給紙テーブル106にセットされている用紙枚数やトナー残量等の可変な状態を示す可変機器情報の取得命令、画像処理装置1の各種動作のログ情報の取得命令である。この場合、応答データは、可変機器情報の取得命令に対する可変機器情報であり、ログ情報の取得命令に対するログ情報である。
不変要求データは、例えば、画像処理装置1のIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレス等の不変な状態を示す不変機器情報の取得命令である。この場合、応答データは不変機器情報である。
実行要求データは、エンジン制御部101を動作させる必要があるので、メインシステム120により処理される必要がある。また、可変要求データは、タイミングに応じて内容が変化し得ることから、各構成部の様々な情報を取得する必要があるので、メインシステム120により処理される必要がある。
すなわち、サブシステム140は、省電力状態においてはメインシステム120により処理される必要がある実行要求データ及び可変要求データ以外の不変要求データを処理して応答データを端末装置に対して送信する。一方、サブシステム140は、省電力状態において不変要求データ以外の要求データを受信した場合、画像処理装置1を省電力状態から復帰させて、メインシステム120に対して受信した要求データを出力する。
なお、サブシステム140が処理可能な不変要求データは、画像処理装置1の起動に際してメインシステム120からサブシステム140に対して予め通知されているものとする。また、これらの要求データ及び応答データは、例えばパケットデータであり、以降、要求パケット及び応答パケットとする。また、本実施形態において、サブシステム140はメインシステム120の構成の一部であるが、以降の説明においては、「メインシステム120は、」と説明する場合、サブシステム140以外の構成部を指すものとする。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1の省電力状態を説明する。図2は、省電力状態のうちの1つであるエンジンオフモードにおける画像処理装置1の各部の電力供給状態を例示する図である。図2に示すように、エンジンオフモードにおいては、プリント動作やスキャナ動作において用いられるエンジン系の構成部(図2おいては斜線でハッチングされた構成部)に対する電源供給ユニット109による電力供給が停止されている。
このように、エンジンオフモードにおいては、エンジン系の構成部に対する電力供給が停止されているので、すべての構成部に電力が供給されている通常モードよりも消費電力を低減することができる。エンジンオフモードにおいて、メインシステム120は、エンジン制御部101を動作させることはできないが、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求パケットを処理して応答したり、画像データの編集処理を行ったりすることは可能である。
図3は、省電力状態のうちの1つであるコントローラオフモードにおける画像処理装置1の各部の電力供給状態を例示する図である。図3に示すように、コントローラオフモードにおいては、エンジンオフモードにおいて電力供給が停止される構成部に加えて、サブシステム140以外のメインシステム120に対する電源供給ユニット109による電力供給が停止されている。
このようにコントローラオフモードにおいては、サブシステム140以外のメインシステム120に対する電力供給も停止されているので、エンジンオフモードよりもさらに消費電力を低減することができる。コントローラオフモードにおいては、サブシステム140がメインシステム120で行われる処理の一部を実行する。具体的には、サブシステム140は、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求パケットのうち予め定められた種類の要求パケットを処理して応答パケットを端末装置に対して送信する。なお、以降の説明においては、省電力状態はコントローラオフモードのことを指すものとする。
次に、メインシステム120の具体的な構成を説明する。図4は、メインシステム120の構成を例示するブロック図である。図4に示すように、メインシステム120は、CPU(Central Processing Unit)121、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)122、RAM(Random Access Memory)123、ROM(Read Only Memory)124、エンジンI/F125、パネルI/F126、電源供給部127及びサブシステム140を含む。
CPU121は演算手段であり、メインシステム120全体の動作を制御する。ASIC122は、例えば画像データを編集するための専用エンジンとして構成される演算装置である。RAM123は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU121が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM124は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
エンジンI/F125は、エンジン制御部101と情報をやりとりするためのインタフェースである。パネルI/F126は、ディスプレイパネル105と情報をやりとりするためのインタフェースである。具体的には、パネルI/F126は、ディスプレイパネル105に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル105を介して入力された情報をCPU121に通知する。
電源供給部127は、メインシステム120の各構成部に対して電源供給ユニット109からの電力を供給する。このように、メインシステム120は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM124等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM123にロードされ、それらのプログラムに従ってCPU121が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってメインシステム120が構成される。
図5は、サブシステム140の構成を例示するブロック図である。図5に示すように、サブシステム140は、サブCPU141、サブRAM142、サブROM143、MAC144、ネットワークPHY145、パケット処理部146、パケットメモリ147、省電力制御部148及びI/F制御部149を含む。
サブCPU141は、演算手段であり、サブシステム140全体の動作を制御する。サブRAM142は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、サブCPU141が情報を処理する際の作業領域として用いられる。サブROM143は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。MAC144は、ネットワーク動作を制御し、ネットワークPHY145は、ネットワークの物理層でのデータの送受信を行う。
パケット処理部146は、ネットワークPHY145及びMAC144を介してネットワークに接続された端末装置からの要求パケットを取得して処理する。また、パケット処理部146は、取得した要求パケットに応じて、パケットメモリ147に対して所定のパケットを記憶させたり、所定のパケットを読み出したりする。このようなパケット処理部146による処理が本実施形態に係る要旨の1つであり、詳細は後述する。
パケットメモリ147は、所定の要求パケットと要求パケットに対する応答パケットとを格納する記憶媒体であり、詳細は後述する。省電力制御部148は、画像処理装置1の動作状態に応じて省電力状態を制御する。また、省電力制御部148は、パケット処理部146による命令に従って、画像処理装置1を省電力状態から通常モードへ復帰させる。I/F制御部149は、USB(Universal Serial Bus)等のネットワーク以外のホストインタフェースを制御する。
次に、パケット処理部146による処理の詳細を説明する。図6は、パケット処理部146による処理を例示するフローチャートである。図6に示すように、パケット処理部146は、ネットワークを介して接続された端末装置から取得した要求パケットが自分宛のパケットであるか否かを判定する(S601)。具体的には、例えば、パケット処理部146は、取得した要求パケットに含まれる宛先IPアドレスが画像処理装置1のIPアドレスである場合や要求パケットがブロードキャスト送信されている場合、自分宛のパケットであると判定する。
パケット処理部146は、取得した要求パケットが自分宛のパケットではないと判定した場合(S601/NO)、取得した要求パケットを破棄して(S602)、処理を終了する。一方、パケット処理部146は、取得した要求パケットが自分宛のパケットであると判定した場合(S601/YES)、要求パケットがメインシステム120から予め通知されたパケット(すなわち、本実施形態においては不変要求パケット)であるか否かを判定する(S603)。
具体的には、例えば、パケット処理部146は、予め通知されたパケットのビット列と取得した要求パケットのビット列とが一致する場合に、要求パケットが予め通知されたパケットであると判定する。パケット処理部146は、要求パケットが予め通知されたパケットであると判定した場合(S603/YES)、取得した要求パケット(例えば、不変機器情報の取得命令)に対する応答パケット(例えば、不変機器情報)を生成する(S604)。
なお、上記実施形態において、パケット処理部146は、要求パケットのビット列に基づいて、予め通知された要求パケットであるか否かを判定する場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、パケット処理部146は、例えば要求パケットを識別するパケットIDを比較して、要求されたパケットが予め通知された要求パケットであるか否かを判定するようにしてもよい。
応答パケットを生成したパケット処理部146は、生成した応答パケットを、要求パケットを送信した端末装置に対して送信して(S605)、処理を終了する。一方、パケット処理部146は、取得した要求パケットが予め通知されたパケットではないと判定した場合(S603/NO)、要求パケットが不変要求パケットであるか否かを判定する(S606)。具体的には、例えば、パケット処理部146は、要求パケットのヘッダ情報に含まれるパケットの属性情報が不変要求パケットを示すか否を判定する。
要求パケットが不変要求パケットではないと判定された場合(S606/NO)、パケット処理部146は、省電力制御部148に対して省電力状態から通常モードへの復帰命令を出力する(S607)。この場合、要求パケットは実行要求パケットや可変要求パケット等のメインシステム120による処理が必要とされるパケットであり、画像処理装置1を省電力状態から復帰させてメインシステム120が処理を行う必要があるからである。
復帰命令を受けた省電力制御部148により画像処理装置1が省電力状態から通常モードへ復帰することにより、サブシステム140以外のメインシステム120の各構成部に対する電力供給が再開する。復帰命令を出力したパケット処理部146は、メインシステム120に対して要求パケットを送信して(S608)、処理を終了する。
これにより、メインシステム120は、サブシステム140から送信された要求パケットを処理して応答データを生成し、要求パケットを送信した端末装置に対して送信する。また、その後、画像処理装置1の各構成部に対する動作命令が一定時間なされなかった場合、省電力制御部148は、画像処理装置1を通常モードから再度省電力状態へ移行させる。
一方、要求パケットが不変要求パケットであると判定された場合(S606/YES)、パケット処理部146は、この要求パケットを未知パケットとして処理する(S609)。この場合の要求パケットは、サブシステム140で処理すべき予め定められた種類の要求パケット(本実施形態においては、不変要求パケット)であるがサブシステム140にとっては未知の形式で送信された未知要求データである。未知の形式は、例えば、サブシステム140が対応可能なモジュールを備えていない新規のネットワークプロトコル(以降、単に「プロトコル」とする)である。
このような新規プロトコルを用いて送信された未知パケットは、サブシステム140が初めて受信した場合、メインシステム120により処理される必要がある。しかしながら、今後同じパケットを受信した場合、サブシステム140は、メインシステム120によらず受信したパケットを処理できるようにする。本実施形態に係る要旨は、パケット処理部146によるこのような未知パケット処理にある。以下、S609の未知パケット処理の詳細を説明する。
図7は、S609の未知パケット処理を例示するフローチャートである。図7に示すように、パケット処理部146は、パケットメモリ147に未知パケットと一致する要求パケットが格納されているか否かを判定する。具体的には、例えば、パケット処理部146は、未知パケットのビット列とパケットメモリ147に記憶されている要求パケットのビット列とが一致する場合に、パケットメモリ147に未知パケットと一致する要求パケットが格納されていると判定する。
パケット処理部146は、パケットメモリ147に未知パケットと一致する要求パケットが格納されていない場合(S701/NO)、省電力制御部148に対して省電力状態から通常モードへの復帰命令を出力する(S702)。復帰命令を受けた省電力制御部148により画像処理装置1が省電力状態から通常モードへ復帰することにより、サブシステム140以外のメインシステム120の各構成部に対する電力供給が再開する。
なお、本実施形態においては、S702の処理において画像処理装置1を通常モードへ復帰させる場合を例として説明しているが、メインシステム120に対する電力の供給が再開されればよい場合は、エンジンオフモードに切り替えられるようにしてもよい。S607の処理による復帰動作についても同様である。
復帰命令を出力したパケット処理部146は、メインシステム120に対して未知パケットを送信する(S703)。これにより、メインシステム120は未知パケットを処理して応答データを生成する。メインシステム120に対して未知パケットを送信したパケット処理部146は、メインシステム120により生成された応答パケットを受信する(S704)。なお、メインシステム120は、例えば、ネットワーク上の様々なプロトコルを実装するモジュール群であるプロトコルスタックを有し、新規のプロトコルを用いて送信された要求パケットに対しても応答ができるものとする。
応答パケットを受信したパケット処理部146は、未知パケットである要求パケットと受信した応答パケットとを関連付けて、パケットメモリ147に記憶させる(S705)。
図8は、パケットメモリ147に格納されている要求パケット及び応答パケットを例示する図である。図8に示すように、パケットメモリ147には、サブシステム140が対応可能なモジュールを備えていない新規のプロトコルを用いて送信された要求パケットと要求パケットに対する応答パケットとが関連付けられた未知パケット情報として記憶されている。
一方、パケット処理部146は、パケットメモリ147に未知パケットと一致する要求パケットが格納されている場合(S701/YES)、パケットメモリ147において要求パケットと関連付けられた応答パケットを取得する(S706)。例えば、パケット処理部146は、要求パケットが“Preq_1”である場合、応答パケット“Pres_1”を取得する。応答パケットを取得したパケット処理部146は、取得した応答パケットを、要求パケットを送信した端末装置に対して送信して(S707)、処理を終了する。
次に、端末装置から受信した要求パケットに応じたサブシステム140における処理の流れを説明する。図9は、端末装置から受信した要求パケットがメインシステム120から予め通知されたパケットである場合(S603/YES)のサブシステム140における処理の流れを例示する図である。
図9に示すように、パケット処理部146は、ネットワークPHY145及びMAC144を介して、端末装置から送信された要求パケットを取得する(図9の矢印(1))。パケット処理部146は、取得した要求パケットを処理して応答パケットを生成し、MAC144及びネットワークPHY145を介して端末装置に対して送信する(矢印(2))。
図10は、端末装置から受信した要求パケットが実行要求パケット又は可変要求パケットである場合(S606/NO)のサブシステム140における処理の流れを例示する図である。図10に示すように、パケット処理部146は、ネットワークPHY145及びMAC144を介して、端末装置から送信された要求パケットを取得する(図10の矢印(1))。
パケット処理部146は、省電力制御部148に対して通常モードへの復帰命令を出力する(矢印(2))。パケット処理部146は、電力供給が再開したメインシステム120に対してサブCPU141を介して、端末装置から受信した要求パケットをメインシステム120に対して送信する(矢印(3))。メインシステム120により要求パケットが処理されて生成された応答パケットは、サブCPU141、MAC144及びネットワークPHY145を介して、端末装置に対して送信される(矢印(4))。
図11は、端末装置から受信した要求パケットが未知パケットである場合(S606/YES)のサブシステム140における処理の流れを例示する図である。また、図11は、サブシステム140がこの未知パケットを初めて受信した場合の処理の流れを示す。図11に示すように、パケット処理部146は、ネットワークPHY145及びMAC144を介して、端末装置から送信された要求パケットを取得する(図11の矢印(1))。
パケット処理部146は、パケットメモリ147を参照して、取得した要求パケットと一致する要求パケットが記憶されているか否かを確認する(矢印(2))。パケットメモリ147に一致する要求パケットが記憶されていないので、パケット処理部146は、省電力制御部148に対して通常モードへの復帰命令を出力する(矢印(3))。
パケット処理部146は、電力供給が再開したメインシステム120に対してサブCPU141を介して、端末装置から受信した要求パケットをメインシステム120に対して送信する(矢印(4))。メインシステム120により要求パケットが処理されて生成された応答パケットは、サブCPU141、MAC144及びネットワークPHY145を介して、端末装置に対して送信される(矢印(5))。
また、メインシステム120から応答パケットが送信される際に、パケット処理部146は、サブCPU141を介して送信されている応答パケットを取得する。パケット処理部146は、取得した応答パケットをパケットメモリ147に記憶させる(矢印(6))。
図12は、端末装置から受信した要求パケットが未知パケットである場合(S606/YES)のサブシステム140における処理の流れを例示する図である。また、図12は、サブシステム140が以前にこの未知パケットを受信した場合の処理の流れを示す。図12に示すように、パケット処理部146は、ネットワークPHY145及びMAC144を介して、端末装置から送信された要求パケットを取得する(図11の矢印(1))。
パケット処理部146は、パケットメモリ147を参照して、取得した要求パケットと一致する要求パケットが記憶されているか否かを確認する(矢印(2))。パケットメモリ147に一致する要求パケットが記憶されているので、パケット処理部146は、パケットメモリ147に記憶されている要求パケットに関連付けられた応答パケットを取得する(矢印(3))。パケット処理部146は、取得した応答パケットを、MAC144及びネットワークPHY145を介して端末装置に対して送信する(矢印(4))。
図12に示した点線矢印は、パケット処理部146が初めて未知パケットを受信した場合に、メインシステム120から受信した応答パケットをパケットメモリ147に記憶させる本実施形態に係る構成が含まれない場合の処理の流れを示している。図12に示すように、未知パケットである要求パケットと応答パケットとがパケットメモリ147に記憶されることがない場合、パケット処理部146が同じ未知パケットを再度受信すると、省電力制御部148に再度復帰命令を出力する。
そして、電力供給が再開したメインシステム120は、未知パケットを再度処理して応答パケットを生成し、図11に示した処理と同じ処理を再度行う。このように、本実施形態に係る構成が含まれない場合、サブシステム140が未知パケットを受信するたびに、メインシステム120への電源供給を再開させる必要があるので、消費電力の低減が妨げられる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置1のサブシステム140は、省電力状態において、対応可能なモジュールを備えていない新規のプロトコルを用いて送信された要求パケットを受信すると、その要求パケットがパケットメモリ147に記憶されている場合は、パケットメモリ147に要求パケットと関連付けられて記憶されている応答パケットを取得して送信する。
これにより、新規のプロトコルが用いられるたびにサブシステム140において新規のプロトコルに対応可能なモジュールを組み込むことなく、また、省電力状態からメインシステム120を復帰させて要求パケットを処理させることなく、サブシステム140が応答パケットを送信することができる。したがって、本実施形態によれば、ネットワークを介して接続された他の装置からの要求に応答する画像処理装置1において、少ない手間で、様々なネットワークプロトコルを用いて送信された要求に応答しつつ画像処理装置1の消費電力を低減させることが可能になる。
なお、上記実施形態におけるパケットメモリ147の記憶容量には制限があることを考慮して、パケット処理部146は、パケットメモリ147の空き容量が予め定められた容量以下になった場合に、パケットメモリ147に新たな未知パケット情報を記憶させる前に、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除するようにしてもよい。
すなわち、パケット処理部146は、パケットメモリ147への記憶処理に際して、パケットメモリ147の空き容量に応じてパケットメモリ147に記憶されている応答パケットに関する情報を削除する削除部として機能する。また、パケット処理部146は、例えば、以下のような応答パケットの状態に応じて設定された削除優先度が高い順に応答データに関する情報を削除する。
パケット処理部146は、例えば、パケットメモリ147へ記憶された時間が古い順に削除優先度を高く設定する。図13は、パケットメモリ147に格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。図13に示すように、パケットメモリ147には、N個の未知パケット情報が記憶されている。図13に示した状態で、パケットメモリ147に新規の未知パケット情報が追加されるためには、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する必要があるものとする。
図13に示すように、未知パケット情報は記憶された順に並べられてパケットメモリ147に記憶される。図13に示したパケットメモリ147においては、(Preq_N、Pres_N)の未知パケット情報が記憶されている領域が最も古い未知パケット情報を格納する記憶領域であり、(Preq_1、Pres_1)の未知パケット情報が記憶されている領域が最も新しい未知パケット情報を格納する記憶領域である。
パケット処理部146は、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合、最も古い未知パケット情報(図13に示した場合においては、(Preq_N、Pres_N)の未知パケット情報)をパケットメモリ147から削除して、新たな未知パケットをパケットメモリ147に記憶させる。
このような構成の場合、最も古くに記憶された未知パケット情報から削除すればよいので、制御が容易である。なお、図13においては、未知パケット情報がパケットメモリ147において記憶された順に並べられる場合を例として説明したが、未知パケット情報に記憶された時間情報が含まれる場合、記憶された順に並べられることなく、時間情報の示す時間が最も古い未知パケット情報が削除されるようにしてもよい。
その他、パケット処理部146は、例えば、予め定められた期間における応答回数が多いほど削除優先度を高く設定する。図14は、パケットメモリ147に格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。図14に示すように、パケットメモリ147には、N個の未知パケット情報及び各未知パケット情報による応答回数が記憶されている。図14に示した状態で、パケットメモリ147に新規の未知パケット情報が追加されるためには、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する必要があるものとする。
応答回数は、未知パケット情報がパケットメモリ147に記憶されてから予め定められた時間(例えば10分)の間にこの未知パケット情報の応答パケットが送信された回数である。応答回数は、例えば、パケット処理部146によりカウントされてパケットメモリ147に格納される。予め定められた時間内の応答回数が少ないほど、端末装置から応答を要求される回数が少ないことを示すので、パケットメモリ147から削除する優先度が高い。
そこで、パケット処理部146は、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合、応答回数が最も少ない未知パケット情報(図14に示した場合においては(Preq_3、Pres_3)の未知パケット情報)をパケットメモリ147から削除して、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる。
このような構成により、要求される可能性の低い応答パケットが優先してパケットメモリ147から削除されるので、古い順に未知パケット情報を削除する場合よりもメインシステム120を復帰させる頻度が少なく、より画像処理装置1の消費電力を低減されることが可能になる。
なお、上記実施形態において、応答回数は、パケット処理部146によりカウントされる場合を例として説明したが、これは一例であり、パケットメモリ147やサブCPU141によりカウントされるようにしてもよい。また、上記実施形態においては、応答回数は、未知パケット情報が記憶されてから一定時間内にカウントされた回数を例として説明した。その他、応答回数は、新たなパケット情報が記憶されてから一定時間内にカウントされた回数に更新されるようにしてもよいし、一定時間を経過後に再度カウントし直した回数に更新されるようにしてもよい。
その他、パケット処理部146は、例えば、予め定められた期間における応答タイミングから次の応答タイミングまでの時間である応答間隔が長いほど削除優先度を高く設定する。図15は、パケットメモリ147に格納されている未知パケット情報の記憶及び削除態様の一例を示す図である。図15に示すように、パケットメモリ147には、N個の未知パケット情報及び各未知パケット情報による応答間隔(例えば、単位は「秒」)が記憶されている。図15に示した状態で、パケットメモリ147に新規の未知パケット情報が追加されるためには、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する必要があるものとする。
応答間隔は、未知パケット情報の応答パケットが送信されてから次に同じ応答パケットが送信されるまでの時間である。応答間隔は、例えば、パケット処理部146によりカウントされてパケットメモリ147に格納される。応答間隔が長いほど、端末装置から応答を要求される回数が少ないことを示すので、パケットメモリ147から削除する優先度が高い。
そこで、パケット処理部146は、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合、応答間隔が最も長い未知パケット情報(図15に示した場合においては(Preq_(N−2)、Pres_(N−2))の未知パケット情報)をパケットメモリ147から削除して、新たな未知パケットをパケットメモリ147に記憶させる。
このような構成により、要求される可能性の低い応答パケットが優先してパケットメモリ147から削除されるので、古い順に未知パケット情報を削除する場合よりもメインシステム120を復帰させる頻度が少なく、より画像処理装置1の消費電力を低減されることが可能になる。
また、上記実施形態において、パケット処理部146は、取得した未知パケットがパケットメモリ147に格納されていない場合、応答回数や応答間隔に関わらず、未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合を例として説明した。その他、パケット処理部146は、応答回数や応答間隔が所定の条件を満たす場合に、未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させてもよい。
まず、応答回数が所定の条件を満たす場合に、パケット処理部146が未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合を説明する。例えば、パケット処理部146は、予め定められた期間(例えば1時間)における未知パケット情報による応答回数をカウントし、サブRAM142等に一時的に記憶させる。そして、パケット処理部146は、予め定められた期間における応答回数が所定の回数(例えば100回)以上である未知パケット情報を、パケットメモリ147に記憶させる。また、パケット処理部146は、応答回数が所定回数以上である未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させてもなお空き容量がある場合、応答回数が所定回数未満である未知パケット情報もパケットメモリ147に記憶させる。
図16は、パケットメモリ147に格納されている未知パケットの記憶及び削除態様の一例を示す図である。図16に示すように、パケットメモリ147には、N個の未知パケット情報及び各未知パケット情報による応答回数が記憶されている。図16に示した場合、Preq_3、Pres_3)の未知パケット情報以外の未知パケット情報による応答回数は所定回数(100回)以上である。
図16に示した状態で、パケットメモリ147に新規の未知パケット情報が追加されるためには、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する必要があるものとする。このような状態において、パケット処理部146は、再び、予め定められた期間における新たな未知パケット情報による応答回数をカウントし、サブRAM142等に一時的に記憶させる。そして、パケット処理部146は、予め定められた期間における応答回数が所定の回数以上である新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させるために、応答回数が所定回数未満である未知パケット情報をパケットメモリ147から削除する。
例えば、図16に示すように、パケット処理部146は、応答回数が100回未満である(Preq_3、Pres_3)の未知パケット情報をパケットメモリ147から削除して、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる。また、パケットメモリ147に記憶されている未知パケット情報による応答回数がすべて所定回数以上である場合、パケット処理部146は、例えば図13及び図14を示して説明した削除優先度に従って、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する。
なお、削除優先度が応答回数に応じて設定される場合、パケットメモリ147には、応答回数が「100回以上」等の所定の回数以上であることを示す情報ではなく、実際の応答回数を示す情報が記憶される。
次に、応答間隔が所定の条件を満たす場合に、パケット処理部146が未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合を説明する。例えば、パケット処理部146は、応答間隔が所定の間隔(例えば600秒)以下である新たな未知パケット情報を、パケットメモリ147に記憶させる。また、パケット処理部146は、応答間隔が所定間隔以下である未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させてもなお空き容量がある場合、応答間隔が所定間隔より長い未知パケット情報もパケットメモリ147に記憶させる。
図17は、パケットメモリ147に格納されている未知パケットの記憶及び削除態様の一例を示す図である。図17に示すように、パケットメモリ147には、N個の未知パケット情報及び各未知パケット情報による応答間隔が記憶されている。図17に示した場合、Preq_(N−2)、Pres_(N−2)の未知パケット情報以外の未知パケット情報による応答間隔は所定間隔(600秒)以下である。
図17に示した状態で、パケットメモリ147に新規の未知パケット情報が追加されるためには、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する必要があるものとする。このような状態において、パケット処理部146は、応答間隔が所定間隔以下である新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる場合、応答間隔が所定間隔より長い未知パケット情報をパケットメモリ147から削除する。
例えば、図17に示すように、パケット処理部146は、応答間隔が600秒より長いPreq_(N−2)、Pres_(N−2)の未知パケット情報をパケットメモリ147から削除して、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させる。また、パケットメモリ147に記憶されている未知パケット情報による応答間隔がすべて所定間隔以下である場合、パケット処理部146は、例えば図13及び図15を示して説明した削除優先度に従って、すでに記憶されている他の未知パケット情報を削除する。
なお、削除優先度が応答間隔に応じて設定される場合、パケットメモリ147には、応答間隔が「600秒以下」等の所定間隔以下であることを示す情報ではなく、実際の応答間隔を示す情報が記憶される。
このような構成により、端末装置から応答を要求される頻度が比較的高い未知パケット情報がパケットメモリ147に優先的に記憶されるので、省電力状態からメインシステム120を復帰させて要求パケットを処理させる頻度がより低くなる。したがって、本実施形態によれば、画像処理装置1の消費電力をより低減させることが可能になる。
なお、本実施形態においては、応答回数が所定回数(例えば100回)以上である場合、パケットメモリ147に記憶される応答回数は「100以上」と示す場合を例として説明した。しかしながら、パケットメモリ147に記憶される応答回数は実際の応答回数であってもよい。また、所定回数は、例えばネットワークプロトコルにおける応答状況に基づいて定められ、可変であってもよい。例えば、ネットワークプロトコルにおける応答データの送信頻度がこれまでよりも高くなっている場合、所定回数が小さく(例えば100回から50回)変更される。
また、本実施形態においては、応答間隔が所定間隔(例えば600秒)以下である場合、パケットメモリ147に記憶される応答間隔は「600以下」と示す場合を例として説明した。しかしながら、パケットメモリ147に記憶される応答間隔は実際の応答間隔であってもよい。また、所定間隔は、例えばネットワークプロトコルにおける応答状況に基づいて定められ、可変であってもよい。例えば、ネットワークプロトコルにおける応答データの送信頻度がこれまでよりも高くなっている場合、所定間隔が小さく(例えば600から300)変更される。
また、上記実施形態において、パケットメモリ147に未知パケット情報の使用量の閾値が設けられてもよい。図18は、パケットメモリ147の記憶容量の閾値設定態様及びパケットメモリ147に格納される未知パケットの記憶態様の一例を示す図である。図18に示すように、パケットメモリ147には使用量の閾値が設けられている。パケット処理部146は、取得した新たな未知パケットを含む未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させると、パケットメモリ147の使用量が閾値以上になる場合、新たな未知パケット情報をパケットメモリ147に記憶させない。
この場合、パケット処理部146は、画像処理装置1を省電力状態から復帰させて、電力供給が再開したメインシステム120に対して、取得した新たな未知パケットを送信して応答処理を行わせる。なお、閾値は、例えば、パケットのデータ長に応じて定められる。例えば、パケットのフレーム長の最長が1518byteである場合、閾値は、パケットメモリ147の残り容量が1500byteとなる時点での使用量とする。その他、例えば、パケットのフレーム長の最短が64byteである場合、閾値は、パケットメモリ147の残り容量が64byteとなる時点での使用量としてもよい。
また、上記実施形態においては、メインシステム120の構成部の1つとしてサブシステム140が含まれる場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、サブシステム140は、メインシステム120外に備えられる構成であってもよい。この場合、メインシステム120とサブシステム140とが何らかのインタフェースにより接続されていればよい。
また、上記実施形態においては、パケット処理部146が未知パケットを初めて受信した場合に、メインシステム120により生成された応答パケットをパケットメモリ147に記憶させる場合を例として説明した。その他、パケットメモリ147はサブシステム140及びメインシステム120のいずれからもアクセスできる共有メモリとしてもよい。
この場合、メインシステム120の電力が供給されている間に、メインシステム120が、新規のプロトコルを用いて送信され得る未知パケットの未知パケット情報を、予めパケットメモリ147に記憶させるようにしてもよい。また、この場合、メインシステム120が上述した削除優先度に基づいて未知パケット情報を削除する削除部として機能してもよい。
このような構成により、省電力状態において、パケット処理部146が初めて未知パケットを受信した場合であっても、メインシステム120が事前にパケットメモリ147にその未知パケットの未知パケット情報を記憶させていれば、画像処理装置1を省電力状態から復帰させることなくパケット処理部146が応答パケットを送信することが可能になる。
また、パケットメモリ147が共有メモリである場合、パケットメモリ147は、サブシステム140外に備えられる構成であってもよい。ただし、パケットメモリ147は、省電力状態においても参照可能な状態である必要があるので、省電力状態においてもパケットメモリ147に対して電力が供給されるよう制御する必要がある。
また、サブシステム140を画像処理装置1とは異なる別の装置としてもよい。この場合、サブシステム140は、画像処理装置1が省電力状態である場合に、ネットワークを介して接続された端末装置から送信された要求パケットを、画像処理装置1の代わりに受信して応答パケットを送信する応答装置として機能する。応答装置がサブシステム140の構成を有し、画像処理装置1の省電力状態を制御したり、画像処理装置1へ送信される要求パケットを取得したりすることができれば、本実施形態を同様に適用可能である。
また、上記実施形態において、パケット処理部146は、取得した要求パケットのヘッダ情報に含まれるパケットの属性情報に基づいて、未知パケットか否かを判定する場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、パケット処理部146は、例えば、応答パケットのデータサイズに基づいて未知パケットか否かを判定するようにしてもよい。
例えば、要求パケットが可変要求パケットである場合、応答パケットはタイミングに応じて変化する機器情報や画像処理装置1のログ情報等であり、一方、要求パケットが不変要求パケットである場合、応答パケットは不変の機器情報である。そのため、可変要求パケットに対する応答パケットのほうが不変要求パケットに対する応答パケットよりもデータサイズが大きい傾向がある。
このような傾向から、パケット処理部146は、例えば、応答パケットのデータサイズが予め定められた大きさ以下の場合に、要求パケットが未知パケットであると判定する。その他、要求パケット自体のデータサイズが不変要求パケットとそれ以外の要求パケットとで異なる傾向にある場合、パケット処理部146は、要求パケットのデータサイズに基づいて未知パケットか否かを判定するようにしてもよい。
また、その他、パケット処理部146は、メインシステム120から予め通知された要求パケット以外のすべての要求パケットを未知パケットとして未知パケット情報を一旦パケットメモリ147に記憶させるようにしてもよい。この場合、パケット処理部146は、次に同じ要求パケットを受信した際に、メインシステム120に再度要求パケットを送信する。パケット処理部146は、メインシステム120から受信した応答パケットと、パケットメモリ147に記憶されている同じ要求パケットに対する応答パケットとが一致しない場合、この要求パケットの未知パケット情報をパケットメモリ147から削除する。
パケットメモリ147に記憶させるべき要求パケットは、省電力状態においてサブシステム140が処理できる不変要求パケットである。そのため、メインシステム120により同じ要求パケットが処理されて同じ応答パケットが生成された場合、その要求パケットは不変要求パケットである可能性が高い。
このような構成により、応答パケットを取得するために、メインシステム120に電力が供給されている状態になっていることが2回必要であり、消費電力がその分増大するが、パケットメモリ147にはより正確に未知パケット情報が記憶されるので、パケットメモリ147を効率よく利用しつつ、最終的な消費電力を低減させることが可能になる。
また、上記実施形態においては、要求パケットを実行要求パケット、可変パケット、不変要求パケットと分類して、サブシステム140は不変要求パケットを処理する場合を例として説明した。しかしながら、このような分類は一例であり、サブシステム140が処理する要求パケットとそれ以外の要求パケットとを分類できればどのような分類であってもよい。
なお、上記実施形態は、画像処理装置1を例として説明したが、省電力状態において所定の要求に応答するサブシステムを有する情報処理装置であれば、同様に適用可能である。画像処理装置1以外の情報処理装置の例としては、オフィス等に設置されるネットワークに接続された各種機器、ネットワークに接続されたプロジェクタ装置、テレビ会議システム、自動車に搭載されたネットワーク通信システム等が挙げられる。このような情報処理装置においても、本実施形態により、少ない手間で、様々なネットワークプロトコルを用いて送信された要求に応答しつつ情報処理装置の消費電力を低減させることが可能になる。
1 画像処理装置
101 エンジン制御部
102 ADF
103 スキャナユニット
104 排紙トレイ
105 ディスプレイパネル
106 給紙テーブル
107 プリントエンジン
108 排紙トレイ
109 電源供給ユニット
120 メインシステム
121 CPU
122 ASIC
123 RAM
124 ROM
125 エンジンI/F
126 パネルI/F
127 電源供給部
140 サブシステム
141 サブCPU
142 サブRAM
143 サブROM
144 MAC
145 ネットワークPHY
146 パケット処理部
147 パケットメモリ
148 省電力制御部
149 I/F制御部
特開2010−160550号公報

Claims (12)

  1. ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データに対する応答データを送信する情報処理装置であって、
    電力が供給されている場合に前記要求データを処理して応答データを送信する主応答部と、
    前記主応答部への電力供給が停止された省電力状態において前記要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答データを送信する省電力時応答部と
    を含み、
    前記省電力時応答部は、前記予め定められた種類の要求データのうち前記省電力時応答部にとって未知の形式で送信された要求データである未知要求データを受信した場合、記憶媒体に予め記憶されている前記主応答部により処理された前記未知要求データに対する応答データを前記他の装置に対して送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記省電力時応答部は、受信した前記未知要求データに対する応答データが前記記憶媒体に記憶されていない場合に、
    前記主応答部に対する電力供給を再開させて前記主応答部に対して前記未知要求データを出力し、
    前記主応答部により処理された前記未知要求データに対する前記応答データを受け付け、
    受け付けた前記応答データを前記記憶媒体に記憶させ、
    前記主応答部は、出力された前記未知要求データを処理して生成した前記応答データを前記他の装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記主応答部は、電力が供給されている間に、前記他の装置から送信され得る前記未知要求データを処理して生成した応答データを前記記憶媒体に予め記憶させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記省電力時応答部は、受け付けた前記応答データのうち予め定められた期間内における応答回数が所定回数以上である前記応答データを、前記記憶媒体に優先的に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定回数は、前記応答データの送信頻度に基づいて定められる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記省電力時応答部は、受け付けた前記応答データのうち予め定められた期間における応答タイミングから次の応答タイミングまでの時間である応答間隔が所定間隔以下である前記応答データを、前記記憶媒体に優先的に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定間隔は、前記応答データの送信頻度に基づいて定められる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記記憶媒体への記憶処理に際して、前記記憶媒体の空き容量に応じて前記記憶媒体に記憶されている前記応答データに関する情報を削除する削除部
    を含み、
    前記削除部は、前記応答データの状態に応じて設定された削除優先度が高い順に前記応答データに関する情報を削除する
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記削除部は、予め定められた期間内における応答回数が少ない前記応答データほど前記削除優先度を高く設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記削除部は、予め定められた期間における応答タイミングから次の応答タイミングまでの時間である応答間隔が長い前記応答データほど前記削除優先度を高く設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データに対する応答データを送信する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置は、
    電力が供給されている場合に前記要求データを処理して応答データを送信する主応答部と、
    前記主応答部への電力供給が停止された省電力状態において前記要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答データを送信する省電力時応答部と
    を含み、
    前記予め定められた種類の要求データのうち前記省電力時応答部にとって未知の形式で送信された要求データである未知要求データを受信した場合、記憶媒体に予め記憶されている前記主応答部により処理された前記未知要求データに対する応答データを前記他の装置に対して送信する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. ネットワークを介して接続された他の装置からの要求データを処理して応答する情報処理装置が省電力状態である場合に前記要求データのうち予め定められた種類の要求データを処理して応答する応答装置であって、
    前記予め定められた種類の要求データのうち前記応答装置にとって未知の形式で送信された要求データである未知要求データを受信した場合、記憶媒体に予め記憶されている前記情報処理装置により処理された前記未知要求データに対する応答データを前記他の装置に対して送信する応答部
    を含むことを特徴とする応答装置。
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JP2016213521A (ja) * 2015-04-28 2016-12-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置及びパケット応答プログラム
JP2019123185A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 株式会社リコー 情報処理装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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