JP2016028230A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テラヘルツ波の集光位置と試料との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の状態の相違の影響を低減する。【解決手段】 被測定物180からのテラヘルツ波の時間波形を測定する測定装置100であって、テラヘルツ波を整形して、被測定物の第1の面及び第2の面に照射する照射部101と、照射部で整形されたテラヘルツ波の測定領域の位置情報を取得する位置情報取得部105と、位置情報取得部で取得した前記測定領域の位置情報に基づいて、照射部で整形されたテラヘルツ波の集光位置と被測定物との被測定物の深さ方向における相対位置を調整する位置調整部104と、を有し、位置情報取得部は、位置調整部によって調整された第1の面及び第2の面の前記深さ方向における位置と、第1の面及び第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビームの伝搬形状と、の関係を表す関係情報を用いて、前記測定領域の位置情報を取得する。【選択図】 図1
Description
本発明は、テラヘルツ波の時間波形を測定する測定装置及び測定方法に関する。
テラヘルツ波は、典型的には0.03THz以上30THz以下の範囲のうち、任意の周波数帯域の成分を有する電磁波である。テラヘルツ波を用いた分光法として、テラヘルツ時間領域分光法(THz−TDS:THz−Time Domain Spectroscopy)が知られている。これは、超短パルスが検出器に到達するタイミングを変化させながらテラヘルツ波を検出することにより、テラヘルツ波の時間波形を測定する方法である。
テラヘルツ波の時間波形から試料の物性等の情報を取得する場合、基準となる参照面で反射したテラヘルツ波の信号(参照信号)と、試料の測定面で反射したテラヘルツ波の信号(測定信号)とを取得する。そして、参照信号に対する測定信号の変化より試料の情報を求める。
参照信号及び測定信号それぞれから取得されるテラヘルツ波の時間波形には、テラヘルツ波の強度変化の情報に加えて位相変化の情報が含まれるため、参照面と測定面との深さ方向における位置ずれが、試料の情報の取得の精度に影響する。そこで、特許文献1は、平行平板状の試料について、テラヘルツ波が最初に到達する面を参照面、情報を取得したい面を測定面として、各面で反射したテラヘルツ波を参照信号、測定信号として用いる方法を開示している。この方法では、試料の形状を利用して参照面に対する測定面の位置を固定することで、位置ずれの影響を抑制している。
参照面及び測定面の深さ方向の位置が異なる場合、各面に照射されるテラヘルツ波の状態も異なっている。例えば、各面に照射されるテラヘルツ波のビーム径は厳密には異なっている。そのため、テラヘルツ波の時間波形には、参照面と測定面の情報の他に、テラヘルツ波の状態の相違による影響が重畳し、テラヘルツ波の状態によって参照面や測定面からのテラヘルツ波の強度や検出される時刻の時間差が変化していることがある。その結果、取得した測定面の情報には、テラヘルツ波の状態の相違も含まれることがあった。
特許文献2では、このようなテラヘルツ波の状態の相違による影響のうち、参照面及び測定面で反射したテラヘルツ波それぞれの時間波形が検出される時刻間の時間差の変動を抑制する方法が開示されている。具体的には、参照面からのテラヘルツ波が検出される時刻と、測定面からのテラヘルツ波が検出される時刻との時間差が一定となる領域内に参照面と測定面とを配置することにより、時間波形の測定の精度を向上している。この方法で参照面と測定面の深さ方向の位置を調整すれば、テラヘルツ波の時間波形の測定精度が向上して、測定面の情報の取得精度も向上する。
医療診断等のために、より高い精度で時間波形を測定取得したい場合には、深さ方向の位置が異なることによって生じるテラヘルツ波の状態の相違の影響をより小さくすることが求められる。
本発明はかかる課題を鑑みてなされたものであり、テラヘルツ波の集光位置と試料との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる測定装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての測定装置は、被測定物にテラヘルツ波を照射して、前記被測定物からのテラヘルツ波の時間波形を測定する測定装置であって、テラヘルツ波を整形して、前記被測定物の第1の面及び第2の面に照射する照射部と、前記照射部で整形されたテラヘルツ波の測定領域の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部で取得した前記測定領域の位置情報に基づいて、前記照射部で整形されたテラヘルツ波の集光位置と前記被測定物との前記被測定物の深さ方向における相対位置を調整する位置調整部と、を有し、前記位置情報取得部は、前記位置調整部によって調整された前記第1の面及び前記第2の面の前記深さ方向における位置と、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビームの伝搬形状と、の関係を表す関係情報を用いて、前記測定領域の位置情報を取得することを特徴とする。
本発明の一側面としての測定装置によれば、テラヘルツ波の集光位置と試料との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
(第1の実施形態)
本実施形態の測定装置100(以下、「装置100」と呼ぶ)について図1を参照して説明する。図1は、装置100の構成を説明する図である。装置100は、TDS法を用いてテラヘルツ波の時間波形を測定する装置である。装置100は、発生部101、検出部102、分析部103、位置調整部104、位置情報取得部105(以下、「取得部105」と呼ぶ)、関係情報出力部107(以下、「出力部107」と呼ぶ)、時間差調整部130、光源140、照射部150、を有する。
本実施形態の測定装置100(以下、「装置100」と呼ぶ)について図1を参照して説明する。図1は、装置100の構成を説明する図である。装置100は、TDS法を用いてテラヘルツ波の時間波形を測定する装置である。装置100は、発生部101、検出部102、分析部103、位置調整部104、位置情報取得部105(以下、「取得部105」と呼ぶ)、関係情報出力部107(以下、「出力部107」と呼ぶ)、時間差調整部130、光源140、照射部150、を有する。
装置100は、CPU、メモリ、記憶デバイス等を備えたコンピュータを有し、このコンピュータが、分析部103、位置調整部104、取得部105、出力部107、及び、時間差調整部130などの機能を有する。コンピュータは、汎用のコンピュータで構成してもよいし、ボードコンピュータやASICのような専用のハードウェアで構成しもてよい。また、コンピュータが有する一部の機能を、別のコンピュータ、又は、論理回路などのハードウェアで代替することもできる。
光源140は、テラヘルツ波を発生、検出に用いる光(励起光)を出力する。光源140から出力される光は、超短パルスレーザである。光は、ビームスプリッタ143で、発生部101に入射するポンプ光141と検出部102に入射するプローブ光142とに分岐される。ポンプ光141は、ビームスプリッタ143からミラー144を介して発生部101に入射する。プローブ光142は、調整部130とミラー145、146とを介して検出部102に入射する。なお、本構成に限らず、ポンプ光を出力する光源とプローブ光を出力する光源とを別々に設けたり、ポンプ光141が調整部130を通る構成にしたりしてもよい。
発生部101は、ポンプ光141が入射するとパルス状のテラヘルツ波である入力パルス114を発生する。発生したテラヘルツ波は、0.03THz以上30THz以下の範囲のうち任意の周波数帯域の成分を有する。入力パルス114は典型的に数10から数100フェムト秒のパルス幅を有している。発生部101は、光伝導素子や非線形光学結晶を用いた発生素子等が適用できる。これに限らず、発生部101は、ポンプ光141の入射により入力パルス114が発生すればよく、この目的を実現できる既知の技術が適用できる。
発生した入力パルス114は、照射部150によって、試料108と部材109とを有する被測定物180の第1の面110と第2の面111とに照射される。ここで、部材109は、2つの対向する平面を有する板状部材で、一方の面に試料108が配置される。
部材109の2つの対向する面それぞれの平面度は、注目する周波数又は周波数領域における試料108の情報の誤差が、指定された精度を満たす範囲内に納まる程度であることが望ましいが、2つの面は、凹凸が無く平らであるほど良い。また、2つの対向する面の平行度も、注目する周波数又は周波数領域における試料108の情報の誤差が、指定された精度を満たす範囲内に納まる程度であることが望ましいが、2つの面が平行であるほどよい。なお、2つの対向する面は、注目する周波数又は周波数領域の電磁波の波長が短くなるほど、平面で、且つ、互いに平行であることが求められる。
照射部150は、入力パルス114のビームの伝搬形状を整形して、入力パルス114を任意の集光位置に集光する。入力パルス114は、照射部150によって被測定物180に導かれる。照射部150は、複数のミラー118、119、120を有する。詳細には、入力パルス114は、ミラー(118、119、120)を介してビーム形状が整形され、被測定物180の第1の面110及び第2の面111に照射される。
ここで、図1(b)を参照して、照射部150として集光レンズを用いた場合に入力パルス114が整形される様子について説明する。テラヘルツ波は波長が長いため、照射部150で整形された入力パルス114は、図1(b)に示したように、数mm程度の焦点深度112と焦点深度112に到達するまでの集光過程領域160とを有する。焦点深度112内には集光位置161があり、集光位置161において入力パルス114のビーム径が最も小さくなる。
なお、焦点深度112は、平行光として伝搬しているとみなせる領域である。ここで、「焦点深度」は、テラヘルツ波(入力パルス)114のビーム径を絞った場合に、最も小さいビーム径(集光位置161におけるビーム径)をwとすると、入力パルス114のビーム径がw×√2以下になる範囲と定義する。
第1の面110及び第2の面111は、部材109の厚み方向の異なる位置に配置される。本実施形態では、第1の面110は部材109の表面、第2の面111は部材109の裏面である。第1の面110は、入力パルス114が最初に入射する面であり、本実施形態ではこれを参照面とする。第2の面111は、試料108と部材109との界面であり、本実施形態ではこれを測定面とする。なお、ここでは、第1の面110と第2の面111とは隣りあっているが、第1の面110と第2の面111との間に異なる面があってもよい。
入力パルス114が、第1の面110及び第2の面111に照射されると、各面で反射したテラヘルツ波(出力パルス)115が観測される。特に、出力パルス115のうち、照射された入力パルス114が第1の面110で反射したテラヘルツ波を第1のパルス116、第2の面111で反射したテラヘルツ波を第2のパルス117と呼ぶ。
出力パルス115は、ミラー120、121、122を介して検出部102に入力される。検出部102は、出力パルス115を検出する部分である。検出部102としては、上述の光伝導素子、電気光学効果を用いて電場を検出する手法、磁気光学効果を用いて磁場を検出する手法が適用できる。検出部102は、プローブ光142により出力パルス115を検出できれば良く、この目的を実現できる既知の技術が適用できる。検出部102が出力パルス115を検出するタイミングは、時間差調整部130によって調整される。
時間差調整部130は、検出部102に到達するプローブ光142と出力パルス115との時間差を調整する。本実施形態の時間差調整部130は、プローブ光142を反射して折り返すミラー131を移動してプローブ光142の光路長を変更する。これにより、ビームスプリッタ143から発生部101までのポンプ光141の光路長と、ビームスプリッタ143から検出部102までのプローブ光142の光路長と、の光路長差を変更し、出力パルス115のサンプリング計測を可能にする。なお、時間差調整部130の形態はこれに限らず、検出部102における検出のタイミングを調整できれば良い。時間差調整部130は、不図示の制御部によって制御される。
位置調整部104は、被測定物180と照射部150で整形されたテラヘルツ波の集光位置161との被測定物180の深さ方向(以下、単に「深さ方向」と呼ぶことがある)における相対位置を調整する。具体的には、第1の面110及び第2の面111と、照射部150で整形されたテラヘルツ波の集光位置161との相対位置を調整する。位置調整部104は、部材109を支持するステージで、ステージを動かして部材109を移動することにより、試料108を一体に移動する。これにより、第1の面110及び第2の面111を移動して、相対位置を調整する。
相対位置の調整は、テラヘルツ波の集光位置161を動かして行ってもよい。詳細には、発生部101、検出部102、テラヘルツ波を整形するミラー類(118、119、120、121、122)を一体に移動して、集光位置161を変更する。また、ミラー類の一部をレンズに置き換え、レンズの位置を移動することで集光位置161を移動してもよい。例えば、レンズによりテラヘルツ波を集光してから被測定物180に照射して収集する系に置き換え、レンズと被測定物180との間隔を調整することで集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整する。
なお、本実施形態のように平行平板である部材109を用いる場合、「被測定物の深さ方向」は、部材109の表面から表面と対向する面(裏面)に向かう高さ方向であり、部材109の厚さ方向と同様である。位置調整部104は、移動ステージに限らず、被測定物180と照射部150で整形されたテラヘルツ波の集光位置161と深さ方向における相対位置を変更できればよい。
取得部105は、焦点深度112に含まれる測定領域113の位置情報を取得する。測定領域113とは、第1のパルス116と第2のパルス117の強度、間隔等の変化のようなテラヘルツ波の状態の相違による影響を無視或いは相殺できるとみなせる領域である。測定領域113は、焦点深度112内にあり、測定領域113内で測定した測定結果は、測定者が定める精度を達成することを保証できる精度保証領域である。
取得部105は、出力部107が出力する関係情報を用いて測定領域113の位置情報を取得する。測定領域113の位置情報の取得に関する詳細は後述する。測定領域113の位置情報は、ある位置を基準として測定領域113の範囲を表す情報、測定領域113の深さ方向における中心の位置を表す情報等があげられるが、これに限らない。
出力部107は、関係情報を記憶している記憶媒体で、取得部105に関係情報を出力する。出力部107は、装置100の内部にある記憶媒体、又は、外付けの記憶媒体、又は、インターネットによって装置100に関係情報を出力する装置100の外部にある記憶媒体であり、予め取得された関係情報が記憶されている。
関係情報は、第1の面110と第2の面111の位置と、第1のパルス116及び第2のパルス117の強度又はビームの伝搬形状との関係を表すグラフ、表等である。具体例としては、第1の面110及び第2の面111の位置を変化させた場合の、出力パルス115の時間波形の強度の尖頭値(以下、「強度の尖頭値」とも呼ぶ)の変化の情報、又は、出力パルス115のビーム径の変化の情報等が挙げられる。
取得部105は、出力部107から測定領域113の位置情報を取得して、それを位置調整部104に出力する。位置調整部104は、取得部105が取得した測定領域113の位置情報に基づいて、第1の面110及び第2の面111が測定領域113に納まるように被測定物180を移動する。第1の面110及び第2の面111の位置の調整が完了したら、装置100は、出力パルス115の時間波形を測定する。
分析部103は、出力パルス115の時間波形に含まれる第1のパルス116の時間波形と第2のパルス117の時間波形とを用いて、測定面である第2の面111の情報を取得する。詳細には、出力パルス115の時間波形における、第1のパルス116の時間波形に対する第2のパルス117の時間波形の変化から第2の面111に隣接する試料108の情報を取得する。言い換えると、第1のパルス116を参照信号とし、第2のパルス117を測定信号として、両者のパルスの比より試料108の情報を取得する。
ここで、本明細書の「試料の情報」とは、時間波形から取得した「スペクトル」と、試料の「物性」との少なくとも一つを含むと定義する。なお、本明細書の「スペクトル」は、横軸を周波数とする光学特性のスペクトルのことで、時間波形をフーリエ変換して得られるテラヘルツ波の振幅スペクトル、位相スペクトルを含む。また、強度スペクトル、反射率スペクトル、屈折率スペクトル、誘電率スペクトル、複素反射率スペクトルや複素屈折率スペクトル、複素誘電率スペクトル、複素導電率スペクトル等も含む。試料の「物性」は、任意の1つ又は複数の周波数における、試料の複素振幅反射率、複素屈折率、複素誘電率、反射率、屈折率、吸収係数、誘電率、電気伝導率を含むと定義する。
図2を参照して、測定領域113の位置情報の取得方法について説明する。図2は、本実施形態の関係情報を表す図である。ここでは、関係情報として、第1の面110及び第2の面111の深さ方向の位置と、第1のパルス116のビーム径及び第2のパルス117のビーム径と、の関係を用いる。図2の横軸は、第1の面110及び第2の面111の深さ方向の位置に関する情報で、任意の位置をゼロとして、その位置からの距離を示している。縦軸は、第1の面110及び第2の面111の深さ方向に異なる複数の位置それぞれにおける第1のパルス116と第2のパルス117のビーム径の値である。出力部107は、このビーム径に関する情報を関係情報として記憶している。
一般的に、第1の面110及び第2の面111におけるビーム径を直接測定することは困難である。そのため、第1の面110、第2の面111それぞれで反射した第1のパルス116、第2のパルス117それぞれのビーム径を求め、これを第1の面110、第2の面111におけるビーム径とする。
この関係情報は、例えば次のように求めることができる。図12に示したように部材109の表面及び裏面それぞれに、テラヘルツ波を反射する第1の反射部材1247と第2の反射部材1248とを設ける。そして、第1の反射部材1247で反射したテラヘルツ波及び第2の反射部材1248で反射したテラヘルツ波それぞれの強度を検出部102で検出する。このとき、ナイフエッジ法により、検出部102に入射するテラヘルツ波(出力パルス115)を遮る量を変えながら検出部102でテラヘルツ波を検出する。これにより、出力の変化から、第1の面110、第2の面111それぞれで反射したテラヘルツ波116、177のビーム径を求めることができる。位置調整部104が、深さ方向に沿って部材109の位置を変化させながら、上述の方法で深さ方向に異なる複数の位置それぞれにおける第1のパルス116のビーム径及び第2のパルス117のビーム径をそれぞれプロットすることで関係情報を取得できる。
取得部105は、この関係情報より、測定領域113の位置情報を取得する。具体的には、取得部105は、第1のパルス116のビーム径の軌跡242においてビーム径が最小になる位置(第1の位置)244を求め、第2のパルス117のビーム径の軌跡243においてビーム径が最小になる位置(第2の位置)245を求める。そして、取得部105は、第1の位置244と第2の位置245との中間位置246を求め、中間位置246を測定領域113の位置情報とする。
位置調整部104は、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、部材109の中心を中間位置246に配置する。これにより、第1の面110及び第2の面111の配置位置は、中間位置246から等距離となる。よって、第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置が異なることによって生じるテラヘルツ波の状態の相違の影響が同程度となる。すなわち、位置調整部104は、第1の面110と第2の面111とを、状態の相違の影響を無視できる測定領域113に配置できる。
図3は、本実施形態の測定方法を説明するフローチャートである。本実施形態では、関係情報は、装置100を用いて予め取得しておき、出力部107に記憶してあるものを用いる。装置100の動作が開始されると、取得部105は、出力部107にある関係情報を参照して測定領域113の位置情報を取得する(S301)。本実施形態では、上述のように、関係情報を用いて第1の位置244と第2の位置245との中間位置246を取得し、これを測定領域113の位置情報とする。そして、取得部105は、取得した位置情報に基づいて、第1の面110及び第2の面111を移動する位置を位置調整部104に出力する(S302)。ここでは、第1の面110と第2の面111が、中間位置246から等距離となる位置を取得部105より出力する。
位置調整部104は、取得部105が出力した第1の面110及び第2の面111の位置を参照して、第1の面110と第2の面111の移動を行う(S303)。第1の面110及び第2の面111の移動が完了したら、装置100は出力パルス115の時間波形の測定を開始する(S304)。分析部103は、この測定結果を用いて、試料108の情報を取得する。
なお、これまでの説明では、ビーム径の情報を関係情報として用いる例を示したが、図6に示したような、パルスの強度の尖頭値の情報を関係情報として用いることもできる。この場合、第1のパルス116の強度が最大となる位置と第2のパルス117の強度が最大となる位置との中間位置を取得して、これを測定領域113の位置情報とすればよい。
本実施形態の測定方法は、第1の面110からの第1のパルス116と、第2の面111からの第2のパルス117の関係情報を参照し、各面でのテラヘルツ波の状態の相違の影響が同程度である領域を測定領域113として、その位置情報を取得する。そして、第1の面110及び第2の面111が、測定領域113内に配置されるように深さ方向の位置を調整するため、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。すなわち、テラヘルツ波の集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
また、予め、位置調整部104で第1の面110と第2の面111と集光位置161との深さ方向の相対位置を変更しながら関係情報を取得しておき、それを用いて測定領域113の位置情報を取得する。そのため、位置調整部104の位置決めの精度を含めた関係情報を用いて第1の面110及び第2の面111を配置する領域を決定でき、関係情報を用いない場合より、第1の面110と第2の面111とをより正確に測定領域113内に配置できる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、測定領域113を決定するために、これまで説明した関係情報に加え、精度情報を用いている。図4を参照して、本実施形態の測定装置400(以下、「装置400」と呼ぶ)の構成を説明する。装置400は、第1の実施形態の装置100の構成に加えて、精度情報出力部406(以下、「出力部406」と呼ぶ)を有する。なお、上述の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
本実施形態では、測定領域113を決定するために、これまで説明した関係情報に加え、精度情報を用いている。図4を参照して、本実施形態の測定装置400(以下、「装置400」と呼ぶ)の構成を説明する。装置400は、第1の実施形態の装置100の構成に加えて、精度情報出力部406(以下、「出力部406」と呼ぶ)を有する。なお、上述の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
出力部406は、精度情報を出力する部分で、装置400の内部或いは外部にある記憶媒体である。また、外付けの記憶媒体等でも良い。本実施形態の取得部105は、出力部107にある関係情報と共に、出力部406にある精度情報を用いて測定領域113の位置情報を取得する。
出力部406は、精度情報として、第1の面110と第2の面111を配置する位置によって両者の間に生じる強度の尖頭値の変動の許容値を用いる。これは、許容値は、測定者が許容値を直接選択、決定しても良いし、測定者が測定に必要な精度を決定すれば、出力部406がその精度を満たすために必要な許容値を取得する構成でもよい。その場合、出力部406は、測定者が指定した精度から、許容値を算出したり、予め取得した精度と許容値との関係を示すグラフ、表等を用いて許容値を取得したりすればよい。精度情報は、変動の許容値に限定されず、指定の精度そのものなどでも良い。
指定の精度として、尖頭値の変動だけでなく、最終的に評価したい物性の測定分解能を用いてもよい。例えば、物性として屈折率を取得する場合、測定分解能として読み取りたい屈折率値の差を精度として用いる。この場合、出力部406は、測定者が指定した精度から許容値を算出したり、予め取得した精度と許容値との関係を示すグラフ、表等を用いて許容値を取得したりする。
測定領域113の位置情報の取得について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の関係情報を表す図で、第1の面110及び第2の面111の位置と第1のパルス116及び第2のパルス117の強度との関係を表している。図6のグラフの横軸は、第1の面110及び第2の面111の深さ方向の位置に関する情報である。ここでは、位置調整部104の位置を把握するために位置調整部104が有している目盛りの値を示している。これは、任意の位置をゼロとして、その位置からの位置調整部104の移動距離を示している。縦軸は、第1のパルス116及び第2のパルス117の強度の尖頭値である。つまり、図6は、第1の面110及び第2の面111の位置の変化による第1のパルス116と第2のパルス117の強度の尖頭値の変化を表している。
図6によると、第1のパルス116の強度の尖頭値の軌跡636の極値と、第2のパルス117の強度の尖頭値の軌跡637の極値とは、異なる位置にある。ここで、軌跡636、637それぞれの極値において、第1のパルス116、第2のパルス117それぞれの強度が最大となる。これは、第1の面110と第2の面111との間隔dが固定値であり、また、横軸が第1の面110の位置を表しているためである。つまり、第2の面111の位置は、第1の面110の位置の移動に追従して変化し、第2の面111の位置は、基準とした第1の面110の位置から間隔dを加えて間接的に求めることができる。
このことから、軌跡636の極値の位置と、軌跡637の極値の位置との差は、第1の面110と第2の面111との間隔dから換算される実効的な距離となる。ここで、実効的な距離とは、電磁波が検知する距離であり、第1の面110と第2の面111の間に介在する物体の物性によって変化する。このことから、間隔dが変化すると、極値の位置も変化することがわかる。
本実施形態では、第1の面110と第2の面111との間隔dは部材109の厚みで決められる。そして、位置調整部104は部材109の位置を調整する構成とする場合、部材109の移動に伴って第1の面110と第2の面111とが移動する。つまり、図6の横軸は、位置調整部104が有する位置情報と読み替えてもよい。詳細には、部材109がある位置にある時の第1のパルスの強度の尖頭値636と第2のパルスの強度の尖頭値637をプロットしたものである。
部材109は、厚み(間隔d)が0.5mmのZカットの石英を用いる。部材109の表面、裏面それぞれを第1の面110、第2の面111として、検出部102が第1のパルスの強度及び第2のパルスの強度を検出し、それぞれの強度の尖頭値の軌跡636、637を表した情報である。なお、検出部102は第1のパルス116と第2のパルス117の信号を電流値として検出する。この時、第1のパルスの強度の尖頭値の軌跡636の極値の位置と、第2のパルスの強度の尖頭値の軌跡637の極値の位置との差は約0.36mmであり、石英の屈折率(約1.4)を用いると0.5mmとなる。これは、使用した部材109の厚みと一致する。
測定領域113の決め方を説明する。測定領域113は、例えば関係情報に加えて、指定された測定精度に関する精度情報を用いて決定される。発明者らの検討によると、例えば、試料108の屈折率を0.01の精度で求める場合、第1のパルス116の強度の尖頭値と第2のパルス117の強度の尖頭値との差は、1%以内に収める必要がある。言い換えると、第1の面110と第2の面111を配置する位置によって両者の間に生じる強度の尖頭値の変動を1%以内に収める必要がある。本実施形態では、この変動の許容値を精度情報とする。
ここで、第1のパルスの強度の尖頭値に対する所望の精度を満たす第1の領域638は、軌跡の極値の変化が1%以内の領域となるので、第1の面110の位置が−0.272mm以上0.212mm以下の領域となる。同じく、第2のパルスの強度の尖頭値に対する所望の精度を満たす第2の領域639は、−0.575mm以上−0.090mm以下の領域となる。
第1の領域638と第2の領域639とが重なる重複領域640は、−0.272mm以上−0.090mm以下となる。ここで、図6の横軸は、位置調整部104が有する目盛りの値である。すなわち、位置調整部104の移動範囲が、基準とした位置から−0.272mm以上−0.090以下であれば、強度の尖頭値の変動を1%以内にできる。そこで、位置調整部104がこの範囲内を移動する場合に第1の面110及び第2の面111が配置される領域を測定領域113とする。
すなわち、測定領域113の大きさは、第1の面110と第2の面111の間隔dと重複領域640の範囲とを加えた値0.622mmとなる。取得部105は、測定領域113の位置情報として、重複領域640(−0.272mm以上−0.090mm以下の任意の値を出力する。そして、位置調整部104は、取得部105の出力を参照し、部材109の位置を調整し、間接的に第1の面110と第2の面111を測定領域113内に配置する。
本実施形態の装置400は、測定領域113を決める際に、必要とする測定精度に関する精度情報を用いて測定領域113の位置情報を取得している。測定領域113は、その境界が定められている。このため、測定装置の精度の保証が容易となる。また、装置400は、第1のパルス116及び第2のパルス117の尖頭値の軌跡(636、637)の情報と、精度情報を用いて、測定領域113を動的に決定している。このため、測定装置は、測定精度の変化に容易に対応できる。
図7は、本実施形態の測定方法のフローチャートである。装置100は、動作が開始されると、取得部105は、出力部107にある関係情報と出力部406にある精度情報とを用いて、測定領域113の位置情報を取得する(S701)。
その後、取得部105は、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、第1の面110及び第2の面111を配置する位置を位置調整部104に出力する(S702)。位置調整部104は、取得部105が出力した第1の面110と第2の面111の位置を参照して、第1の面110と第2の面111の移動を行う(S703)。第1の面110と第2の面111の移動が完了した後、装置100は、出力パルス115の時間波形の測定を行う(S704)。
図15は、取得部105が、測定領域113の位置情報を取得するステップS701の詳細な動作フローを説明するフローチャートである。
取得部105が、測定領域113の情報を取得するステップ(S701)は次のステップを有する。まず、取得部105は、関係情報と精度情報とを取得し、これらを用いて所望の測定精度を満たす第1の領域638の位置情報を取得する(S1501)。次に、取得部105は、関係情報と精度情報を参照し、所望の測定精度を満たす第2の領域639の位置情報を取得する(S1502)。そして、取得部105は、第1の領域638と第2の領域639とが重なる重複領域640の位置情報を取得する(S1503)。その後、前述のステップS702に進み、取得部105は、測定領域113である重複領域640の位置情報に基づいて、測定領域113内に収まるような第1の面110と第2の面111を配置する位置を出力する。
この測定方法は、測定領域113を決める際に、必要とする測定精度に関する精度情報を用いて測定領域113の範囲を定めている。取得した測定領域113の位置情報に基づいて、被測定物180の位置を調整することで、テラヘルツ波の集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
また、所望の測定精度を満たすための測定領域113が非常に狭い又は測定領域113が存在しないために、第1の面110と第2の面111とを測定領域113内に配置できない場合がある。このような場合でも、本実施形態のように関係情報と精度情報とを用いて測定領域113の位置情報を取得すれば、測定領域113内で測定できないことを予め知ることができ、ユーザは、不必要な測定や精度の低い測定を行うことを回避できる。さらに、位置調整部104で第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置を変更しながら関係情報を予め取得しておき、それを用いて測定領域113の位置情報を取得する。そのため、位置調整部104の位置決めの精度を含めた関係情報を用いることができ、関係情報を用いない場合より、第1の面110と第2の面111とをより正確に測定領域113内に配置できる。
第1の実施形態では、測定領域113としてテラヘルツ波の状態の相違の影響が同程度である領域を選定しているが、本実施形態では、さらに、測定者が求める測定精度が達成される条件を加えて測定領域113の範囲を決定している。このため、必要な精度での測定が可能な領域を測定領域113として取得でき、測定精度が保証される。さらに、関係情報と精度情報とを用いて、測定領域113を動的に決定しているため、測定者が求める測定精度が変化しても、容易に対応できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の測定装置900(以下、「装置900」と呼ぶ)について説明する。本実施形態では、精度情報を参照して第1の面110と第2の面111の間隔を決めている点が、これまでの実施形態と異なる。なお、これまでの説明と共通する部分は、説明を省略する。
第3の実施形態の測定装置900(以下、「装置900」と呼ぶ)について説明する。本実施形態では、精度情報を参照して第1の面110と第2の面111の間隔を決めている点が、これまでの実施形態と異なる。なお、これまでの説明と共通する部分は、説明を省略する。
装置900の構成について、図9を参照して説明する。図9は装置900の構成図である。装置900は、精度情報出力部906(以下、「出力部906」と呼ぶ)を有する。出力部906は、精度情報を用いて、第1の面110と第2の面111との間隔dを決定する。詳細には、必要な測定精度に応じた部材109の厚みを求め、間隔dとする。
図10は、第1の面110と第2の面111との間隔dと、測定精度と、の関係を表す図である。出力部906は、精度情報としてこの関係図を有しており、この関係図を用いて間隔dを決定する。図10の横軸は、第1の面110と第2の面111との間隔dであり、縦軸は、各間隔dにおける第1のパルス116及び第2のパルス117の強度の尖頭値の変動の大きさ(精度)である。
図10から、間隔dが大きくなると、変動の大きさもほぼ線形に大きくなることが分かる。第1のパルス116及び第2のパルス117の強度の尖頭値の変動が大きくなると、時間波形の測定精度が低下するため、例えば試料108の情報として屈折率を求めてもその精度は低下する。
出力部906は、測定領域113を取得する前に、図10のような精度情報を用いて、装置900が必要とする精度に応じた間隔を求める。求めた間隔以下の厚みの部材109を選択することで、間接的に第1の面110と第2の面111の間隔を調整できる。例えば、必要な測定精度を満たすための精度が1%以内である場合は、部材109は厚みdが0.6mm以下とすれば良い。ただし、試料108の情報を取得するために、出力パルス115の時間波形から第1のパルス116及び第2のパルス117の時間波形をそれぞれ切り出す必要がある場合、部材109は、切り出しが可能な程度の厚みを有するように選択することが望ましい。
図13は、本実施形態の測定方法を説明するフローチャートである。ここでは、第1の実施形態の測定方法を組み合わせて測定を行う方法を説明する。関係情報としては、入力パルス114のビーム径に関する情報を用いる。
本実施形態の測定方法は、まず、出力部906にある精度情報を参照し、第1の面110と第2の面111との間隔dを決定する(S1301)。そして、取得部105が、出力部107にある関係情報より、第1のパルス116に関する第1の極値244と第2のパルス117に関する第2の極値245とを取得する(S1302)。そして、第1の極値244と第2の極値245との中間位置246を測定領域113の位置情報として求める(S1303)。
続いて、取得部105が、ステップS1103で取得した測定領域113の位置情報に基づいて、第1の面110と第2の面111の位置を出力する(S1304)。ここでは、取得部105が、第1の面110と第2の面111が、測定領域113の中心位置(中間位置246)から等距離となる位置を出力する。関係情報の横軸が部材109の位置である場合、中間位置246を出力すると、結果的に、第1の面110と第2の面111は、測定領域113の中心位置から等距離となる位置に配置される。
位置調整部104は、取得部105の出力を参照して、被測定物180を移動して、第1の面110と第2の面111の位置を調整する(S1305)。その後、装置900は出力パルス115の時間波形の測定を行う(S1306)。なお。取得部105は、中間位置246の位置情報を関係情報として出力し、それに基づいて、位置調整部104が、第1の面110と第2の面111との中心を中間位置246に移動するだけでもよい。
本実施形態では、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、テラヘルツ波の集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整して、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
また、必要な測定精度に応じて第1の面110と第2の面111の間隔を予め決定する。そのため、測定精度が保証できない位置に第1の面110と第2の面111とが配置されることを防止でき、装置900の動作が安定化する。また、位置調整部104で第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置を変更しながら関係情報を予め取得しておき、それを用いて測定領域113の位置情報を取得する。そのため、位置調整部104の位置決めの精度を含めた関係情報を用いることができ、関係情報を用いない場合より、第1の面110と第2の面111とをより正確に測定領域113内に配置できる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、取得部105が出力する第1の面110と第2の面111の位置の決め方に関する変形例について、図8を参照して説明する。本実施形態の測定装置は、第2の実施形態の装置400と同様の構成である。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
本実施形態では、取得部105が出力する第1の面110と第2の面111の位置の決め方に関する変形例について、図8を参照して説明する。本実施形態の測定装置は、第2の実施形態の装置400と同様の構成である。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
図8は、本実施形態の測定方法のフローチャートである。本実施形態では、関係情報として、図6で示したような、第1の面110及び第2の面111の深さ方向の位置と、パルスの強度の尖頭値との関係を表す情報を用いる。
まず、取得部105が、第2の実施形態で説明したように、図6のような関係情報と、精度情報を用いて測定領域113の位置情報を取得する(S801)。これにより、所望の測定精度を満たすことができる領域があるかを確認する。そして、取得部105が、出力部107にある関係情報より、第1のパルス116の強度の尖頭値の軌跡636の極値と、第2のパルス117の強度の尖頭値の軌跡637の極値と、を取得する。そして、各パルスの極値の中間位置を求め、これを測定領域113の中心位置とする(S802)。
そして、第1の面110と第2の面111とが、測定領域113の中心位置から等距離となる位置を取得部105より出力する(S803)。位置調整部104は、取得部105の出力を参照して、第1の面110と第2の面111を移動する(S804)。図6の場合、関係情報の横軸が部材109の位置である場合、各パルスの極値の中間位置を出力すると、結果的に、第1の面110と第2の面111は、測定領域113の中心位置から等距離となる位置に配置される。移動が終了したら、装置400は出力パルス115の時間波形の測定を行う(S805)。
本実施形態では、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、テラヘルツ波の集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整し、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
また、本実施形態の測定方法は、測定領域113の中心位置から等距離となる位置に第1の面110と第2の面111を配置する。このため、測定領域113が決まると第1の面110と第2の面111が一意に定まるため、第1の面110と第2の面111を配置するまでの時間が短縮できる。また、位置調整部104で第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置を変更しながら関係情報を予め取得しておき、それを用いて測定領域113の位置情報を取得する。そのため、位置調整部104の位置決めの精度を含めた関係情報を用いることができ、関係情報を用いない場合より、第1の面110と第2の面111とをより正確に測定領域113内に配置できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態では、測定方法の変形例を示す。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
第5の実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態では、測定方法の変形例を示す。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
図5は、本実施形態の測定方法のフローチャートである。これまでの測定方法では、関係情報は、予め取得して出力部107に格納されている情報を用いていた。本実施形態では、この関係情報を測定装置で取得する関係情報取得ステップを有する所がこれまでの実施形態と異なる。本実施形態の測定装置は、第2の実施形態の装置400を用いる。
ステップS501において、装置400は、関係情報を測定し、測定結果を出力部107に記録する関係情報取得ステップを行う。具体的には、関係情報として出力パルスの強度の尖頭値の変化を用いる場合、位置調整部104を用いて部材109又は被測定物180の深さ方向の位置を変えながら、検出部102で第1のパルス116及び第2のパルス117それぞれを検出する。そして、深さ方向に異なる複数の位置それぞれにおける第1のパルス116と第2のパルス117との強度の尖頭値を記録する。また、パルスのビーム径を用いる場合、図12で説明したような部材109を用いて、部材109の深さ方向の位置を変更しながら、各位置における入力パルス114のビーム径を記録する。これにより、関係情報が作成される。
ステップS502では、S501で取得した関係情報を用いて測定領域113の位置情報を取得する。測定領域113の位置情報の取得方法は、別の実施形態に記載の種々の豊富尾を用いることができる。その後、取得部105は、上述の実施形態と同様に、測定領域113の位置情報に基づいて第1の面110と第2の面111の位置を出力し(S503)、それに従い、位置調整部104が、第1の面110と第2の面111の位置を調整する(S504)。その後、装置400は出力パルス115の時間波形を測定する(S505)。
本実施形態では、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、テラヘルツ波の集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整し、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。
また、本実施形態の測定方法は、関係情報を動的に取得できるので、測定装置の測定条件の変化に対し容易に対応できる。すなわち、時間波形の測定を開始する前に関係情報を取得するため、実際の時間波形の測定と近い状態で取得した関係情報を用いることができる。そのため、測定装置の状態や測定環境等の変化の影響を含めて測定領域113を決定できるため、時間波形の測定をより高い精度で行うことができる。
さらに、位置調整部104で第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置を変更しながら関係情報を予め取得しておき、それを用いて測定領域113の位置情報を取得する。そのため、位置調整部104の位置決めの精度を含めた関係情報を用いることができ、関係情報を用いない場合より、第1の面110と第2の面111とをより正確に測定領域113内に配置できる。
(第6の実施形態)
本実施形態では、上述の実施形態の部材109の変形例1〜4を説明する。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。ここでは、部材のうち、最初にテラヘルツ波が到達する面を表面、それと対向する面を裏面として、部材109の表面を第1の面110、部材109の裏面を第2の面111として説明するが、これに限らず、第2の面は試料108の内部の界面であっても良い。
本実施形態では、上述の実施形態の部材109の変形例1〜4を説明する。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。ここでは、部材のうち、最初にテラヘルツ波が到達する面を表面、それと対向する面を裏面として、部材109の表面を第1の面110、部材109の裏面を第2の面111として説明するが、これに限らず、第2の面は試料108の内部の界面であっても良い。
部材109の変形例1〜4としての部材1101〜1104は、第1の面110と第2の面111との間隔を調整できる部材である。部材1101〜1104のそれぞれは、間隔調整部1134を有している。間隔調整部1134は、各部材1101〜1104の表面と裏面との間隔を制御するための部分で、部材の構成によってその構成は異なる。各部材1101〜1104の構成について詳細に説明する。
図11(a)に示した部材1101は、端面が斜めに切られている第1の部材1123と第2の部材1124とを有する。第1の部材1123は、部材1101の裏面を形成し、第2の部材1124は、部材1101の表面を形成する。
第1の部材1123及び第2の部材1124の斜めに切られた面は、互いに対向して接しており、接合面の境界に沿って、第1の部材1123と第2の部材1124とは移動可能である。調整部1134は、第1の部材1123と第2の部材1124とを移動するためのアクチュエータ及びコントローラであり、間隔調整部1134により、第1の面110と第2の面111との間隔を調整する。
また、図11(b)に示したような部材1102を用いることもできる。部材1102は、変形部材1125を用いて構成されている。変形部材1125は、外部からエネルギーを加えることにより変形する部材である。例えば、ゴムのように伸縮が容易な樹脂や、熱等を加えて一時的に伸縮性を付与させた樹脂等でもよい。第1の固定部1126と第2の固定部1127とは、変形部材1125の変形を固定するための部材である。変形部材1125の表面、裏面それぞれを、第1の面110、第2の面111とすると、間隔調整部1134により第1の固定部1126と第2の固定部1127の距離を調整することで、変形部材1125を面内方向に変形させる。その結果、第1の面110と第2の面111との間隔を調整できる。
図11(c)に示した部材1103は、第1の部材1128と第2の部材1129との間に、変形部材1130を挟んでいる。第1の部材1128が第2の面を形成し、第2の部材1129が第1の面110を形成する。第1の部材1128と第2の部材1129とは、高抵抗シリコン、オレフィン系樹脂のような、テラヘルツ波に対して透過性がある材料を用いることが望ましい。
変形部材1130は、第1の部材1128と第2の部材1129の材料として上述した樹脂のいずれかでもよいし、テラヘルツ波の透過性に優れたオイルを第1の部材1128と第2の部材1129との間に充填させてもよい。間隔調整部1134により、第1の部材1128と第2の部材1129との間隔を変化させ、変形部材1130を厚み方向に変形させることで、第1の面110と第2の面111との間隔を調整する。
図11(d)に示した部材1104は、第1の部材1131と第2の部材1132との間に調整部材1133を配置している。調整部材1133は、屈折率を変更可能な部材で、例えば、配向により屈折率が変化する液晶材料等が利用できる。第1の部材1131と第2の部材1132には、屈折率を変化させるための電極が備え付けられている。そのため、本実施形態の間隔調整部1134は、屈折率を変化させるための制御信号を出力する部分となる。なお、第1の部材1131は第2の面111を形成し、第2の部材1132は第1の面111を形成する。
間隔調整部1134が制御信号を出力すると、第1の部材1131及び第2の部材1132が調整部材1433に電圧を印加する。それにより、調整部材1133の屈折率が変化する。電磁波が伝搬する領域の屈折率が変化すると、電磁波の伝搬速度が変化するため、第1の部材1131と第2の部材1132との間の屈折率が変化すると、第1の面110と第2の面111との実効的な間隔を調整できる。
第3の実施形態では、精度情報を用いて、所望の測定精度を満たすために適した第1の面110と第2の面111との間隔を求め、その間隔を満たす厚みの部材を選択していた。本実施形態に記載の部材1101〜1104を用いれば、その厚みを容易に調整できる。また、実際に出力パルス115の時間波形を測定した後に、測定精度をさらに向上するために部材の厚みを変更したい場合にも、厚みを容易に調整することが可能となる。なお、第1の面110と第2の面111の間隔を変化させる構成はこれに限らない。
(第7の実施形態)
第7の実施形態の測定装置1400(以下、「装置1400」と呼ぶ)について、図14を参照して説明する。装置1400は、取得した試料の情報の分布を可視化するイメージング装置である。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
第7の実施形態の測定装置1400(以下、「装置1400」と呼ぶ)について、図14を参照して説明する。装置1400は、取得した試料の情報の分布を可視化するイメージング装置である。なお、これまでの説明と共通する部分の説明は省略する。
図14(a)は、本実施形態の装置1400の構成を示したものである。上述の実施形態の装置と異なる部分は、被測定物180に対する入力パルス114の照射位置を変更するための位置変更部1449を有する点である。詳細には、第1の面110と第2の面111との面内方向に対し、入力パルス114の照射位置を移動する。
本実施形態では、位置変更部1449は、位置調整部104と接続しており、部材109と試料108とを含む被測定物180を動かす態様となっている。ただし、位置変更部1449は、入力パルス114を走査する態様でもよい。例えば、発生部101と検出部102とミラー(118〜122)とを一体に動かすことで、入力パルス114を走査できる。このような構成によって、装置1400は、第2の面111の物性の分布を可視化することができる。
また、第2の面111は必ずしも部材109と試料108との界面になくてもよい。例えば、図14(b)のように、試料1408の内部の屈折率界面1411、1451を第2の面とすることもできる。ここでは、界面1411を第2の面とする。この時、第1の面1410と第2の面1411との間には複数の界面が存在する可能性がある。すなわち、第1の面1410が参照面を形成するための部材109で構成される場合、部材109と試料1408との界面(第3の面)1450や試料1408の内部にある屈折率界面(第4の面)1451等が存在する。
このような試料1408に入力パルス1410を照射すると、各面から反射したパルスが混在する出力パルス1415が得られる。例えば、出力パルス1415のうち、第1の面1410で反射した第1のパルス1416を参照信号とし、第2の面1411、第3の面1450、第4の面1451それぞれで反射したパルス列1417を測定信号として分析する。その結果、試料1408の内部構造を可視化できる。
そして、入力パルス1414を第1の面1410の面内方向に1次元的に走査すると、断層像が取得できる。そして、入力パルス1414を2次元方向に走査すると、試料1408の物性を反映した3次元構造が取得できる。
図16は、装置1400を用いて試料108の画像を取得する画像取得方法のフローチャートである。取得部105は、上述の実施形態で説明したいずれかの方法で、測定領域113の位置情報を取得し(S301)、参照面である第1の面110及び測定面である第2の面111の深さ方向の位置を出力する(S302)。位置調整部104が、取得部105が取得した測定領域113の位置情報に基づいて、被測定物180を移動して、第1の面110と第2の面111との深さ方向の位置を調整する(S303)。その後、検出部102が出力パルス115を検出して、出力パルス115の時間波形を測定する(S304)。
続いて、ステップS1605では、分析部103が、取得した時間波形を用いて、試料108の情報を取得する。その後、不図示の制御部が画像を取得した測定範囲内の全ての測定点の測定が終了したかを確認し(S1606)、測定が終了していればステップS1607に進み、試料108の画像を形成する。全ての測定点の測定が終了していない場合には、ステップS1608に進み、測定範囲内の別の測定点に入力パルス114が照射されるように、位置変更部1449が被測定物180を面内方向に移動して、照射位置を移動する。その後、ステップS304に戻り、全ての測定点の測定が終了するまで各ステップを行う。
本実施形態では、照射位置の移動を測定ステップS304の後に入れているが、測定領域113の情報を取得するステップS301の前にあってもよい。また、ステップS1608で照射位置を移動した後にステップS301に戻って再び測定領域113の位置情報を取得しても良い。
装置1400は、測定領域113の位置情報を取得し、取得した測定領域113の位置情報に基づいて、テラヘルツ波集光位置161と被測定物180との深さ方向の相対位置を調整する。これにより、テラヘルツ波の時間波形に含まれるテラヘルツ波の状態の相違の影響を低減できる。その結果、テラヘルツ波の時間波形を測定精度が従来よりも向上するため、試料の情報をより精度良く取得でき、テラヘルツ波による試料の物性の取得精度の低下を抑制された画像を取得できる。
イメージングのために位置変更部1449が被測定物180を面内方向に移動する場合、移動の際に面内方向と異なる方向(例えば深さ方向)に微小であるが位置ずれが生じることがある。しかし、予め位置ずれの範囲を取得しておけば、取得した測定領域113の位置情報と位置ずれの範囲とを用いて、位置ずれが発生しても測定領域113内に収まるように第1の面110及び第2の面111を配置する位置を決定できる。そのため、面内方向と異なる方向への位置ずれによって、第1の面110及び第2の面111が測定領域113内から出てしまい、測定精度が低下する恐れを低減できる。
以上、本発明の実施形態と実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態と実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、取得部105は、第1の面110及び第2の面111を配置する位置を出力している。しかし、これに限らず、測定領域113内に第1の面110及び第2の面111が収まるように集光位置161と被測定物180との相対位置を調整するための位置情報を出力できればよい。例えば、第1の面110と第2の面111との距離を予め取得しておき、第1の面110と第2の面111との中間位置を配置する位置又は領域を出力してもよい。また、第1の面110、第2の面111のどちらか一方について配置位置又は配置する領域を出力したりしてもよい。
100 測定装置
104 位置調整部
105 位置情報取得部
110 第1の面
111 第2の面
161 集光位置
113 測定領域(精度保証領域)
150 照射部
180 被測定物
104 位置調整部
105 位置情報取得部
110 第1の面
111 第2の面
161 集光位置
113 測定領域(精度保証領域)
150 照射部
180 被測定物
Claims (14)
- 被測定物にテラヘルツ波を照射して、前記被測定物からのテラヘルツ波の時間波形を測定する測定装置であって、
テラヘルツ波を整形して、前記被測定物の第1の面及び第2の面に照射する照射部と、
前記照射部で整形されたテラヘルツ波の測定領域の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部で取得した前記測定領域の位置情報に基づいて、前記照射部で整形されたテラヘルツ波の集光位置と前記被測定物との前記被測定物の深さ方向における相対位置を調整する位置調整部と、
を有し、
前記位置情報取得部は、前記位置調整部によって調整された前記第1の面及び前記第2の面の前記深さ方向における位置と、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビームの伝搬形状と、の関係を表す関係情報を用いて、前記測定領域の位置情報を取得する
ことを特徴とする測定装置。 - 前記被測定物からのテラヘルツ波を検出する検出部を有し、
前記関係情報は、前記第1の面及び前記第2の面の前記深さ方向における位置を前記位置調整部で変化させながら、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波を前記検出部が検出することにより、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビーム径を取得することによって取得された情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。 - 前記測定領域の位置情報は、前記第1の面で反射したテラヘルツ波の強度が最大となる前記深さ方向の位置と前記第2の面で反射したテラヘルツ波の強度が最大となる前記深さ方向の位置との中間位置、又は、前記第1の面で反射したテラヘルツ波のビーム径が最小となる前記深さ方向の位置と前記第2の面で反射したテラヘルツ波のビーム径が最小となる前記深さ方向の位置との中間位置を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の測定装置。 - 指定された精度及び前記精度を満たすための条件の少なくとも一方を精度情報として出力する精度情報出力部を更に有し、
前記位置情報取得部は、前記関係情報と前記精度情報とを用いて、前記測定領域の位置情報を取得する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の測定装置。 - 前記関係情報は、前記第1の面及び前記第2の面の前記深さ方向における位置を変化させながら、前記第1の面及び前記第2の面それぞれにおけるテラヘルツ波の強度を取得することによって取得され、
前記位置情報取得部は、前記関係情報と前記精度情報とを用いて、前記第1の面におけるテラヘルツ波の強度が前記精度を満たす第1の領域と、前記第2の面で反射するテラヘルツ波が前記精度を満たす第2の領域と、を求め、前記第1の領域と前記第2の領域とが重なる重複領域の位置情報を含む前記測定領域の位置情報を取得する
ことを特徴とする請求項4に記載の測定装置。 - 前記精度情報出力部は、前記精度情報として、指定された精度を満たす前記第1の面と前記第2の面との間隔を出力する
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の測定装置。 - 前記被測定物は、試料と、前記試料を支持する板状部材と、を有し、
前記第1の面は、前記板状部材の前記照射部で整形されたテラヘルツ波が最初に到達する面で、
前記第2の面は、前記第1の面と対向し且つ前記試料が配置される面である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の測定装置。 - 前記被測定物は、試料と、前記試料を支持する板状部材と、を有し、
前記第1の面は、前記板状部材の前記照射部で整形されたテラヘルツ波が最初に到達する面で、
前記第2の面は、前記第1の面と対向している面に配置されている前記試料の内部の界面である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の測定装置。 - 前記板状部材の厚みを調整する間隔調整部を更に有する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の測定装置。 - テラヘルツ波の時間波形を用いて前記被測定物の情報を取得する分析部を更に有する
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の測定装置。 - 請求項10に記載の測定装置と、
前記照射部で整形されたテラヘルツ波の集光位置と前記被測定物との前記第1の面の面内方向における相対位置を変更する位置変更部を更に有し、
前記分析部で取得した前記試料の情報を用いて前記試料の画像を形成する
ことを特徴とするイメージング装置。 - 被測定物にテラヘルツ波を照射して、前記被測定物からのテラヘルツ波の時間波形を測定する測定方法であって、
テラヘルツ波を整形して、前記被測定物の第1の面及び第2の面に照射する照射ステップと、前記照射ステップで整形されたテラヘルツ波の測定領域の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報取得ステップで取得した前記測定領域の位置情報に基づいて、前記照射部で整形されたテラヘルツ波の集光位置と前記被測定物との前記被測定物の深さ方向における相対位置を調整する位置調整ステップと、を有し、
前記位置情報取得ステップでは、前記第1の面及び前記第2の面の前記深さ方向における位置と、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビームの伝搬形状と、の関係を表す関係情報を用いて、前記測定領域の位置情報を取得する
ことを特徴とする測定方法。 - 前記相対位置を変更させながら前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波を検出することにより、前記第1の面及び前記第2の面それぞれで反射したテラヘルツ波の強度又はビームの伝搬形状を取得して、前記関係情報を取得する関係情報取得ステップ、を有する
ことを特徴とする請求項12に記載に測定方法。 - 前記位置調整部ステップで前記相対位置を調整した状態で、前記被測定物にテラヘルツ波を照射する照射ステップと、
前記被測定物で反射した前記照射ステップで照射したテラへルツ波を検出する検出ステップと、を有する
ことを特徴とする請求項12又は13に記載の測定方法。
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