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JP2016012650A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2016012650A
JP2016012650A JP2014133351A JP2014133351A JP2016012650A JP 2016012650 A JP2016012650 A JP 2016012650A JP 2014133351 A JP2014133351 A JP 2014133351A JP 2014133351 A JP2014133351 A JP 2014133351A JP 2016012650 A JP2016012650 A JP 2016012650A
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Yoshihiro Ono
善宏 小野
木下 順弘
Yoshihiro Kinoshita
順弘 木下
剛 木田
Takeshi Kida
剛 木田
順平 紺野
Junpei Konno
順平 紺野
賢治 坂田
Kenji Sakata
賢治 坂田
森 健太郎
Kentaro Mori
健太郎 森
伸治 馬場
Shinji Baba
伸治 馬場
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Abstract

【課題】半導体装置の信頼性を向上する。
【解決手段】保護絶縁膜PIFで覆われたパッドPDのプローブ領域PBRには、プローブ痕PMが形成されている。そして、柱状電極PEは、開口領域OP2上に形成された第1部分と、開口領域OP2上からプローブ領域PBR上に延在する第2部分と、を有する。このとき、開口領域OP2の中心位置は、ボンディングフィンガと対向する柱状電極PEの中心位置からずれている。
【選択図】図13

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば、柱状電極が形成された半導体チップを含む半導体装置に適用して有効な技術に関する。
特開平9−97791号公報(特許文献1)や特開2011−204840号公報(特許文献2)には、柱状電極が形成された半導体チップを含む半導体装置が記載されている。
特開平9−97791号公報 特開2011−204840号公報
例えば、端子となるボンディングフィンガを有する配線基板に、柱状電極が形成された半導体チップを搭載する実装形態(パッケージ形態)の半導体装置に対して、温度サイクル試験などによって熱負荷を加えた際、半導体チップのパッドと柱状電極との接合界面に剥離が発生する現象が見られた。これは、温度サイクル試験などの熱負荷に起因する加熱と冷却の繰り返しによって、配線基板と半導体チップの線膨張係数の相違から、ボンディングフィンガとパッドとの間に介在する柱状電極とパッドとの接合部分に繰り返し応力が加わったことに起因するものと考えられる。したがって、例えば、端子となるボンディングフィンガを有する配線基板に、柱状電極が形成された半導体チップを搭載する実装形態の半導体装置においては、半導体チップのパッドと柱状電極との接合界面に生じる剥離を防止する観点から、改善の余地が存在する。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態における半導体装置は、保護絶縁膜で部分的に覆われたパッドを有し、このパッドのプローブ領域には、プローブ痕が形成されている。一方、パッドと接続する柱状電極は、保護絶縁膜から露出するパッドの開口領域上に形成された第1部分と、プローブ領域を覆う保護絶縁膜上に延在する第2部分と、を有する。このとき、開口領域の中心位置は、柱状電極の中心位置からずれている。
一実施の形態によれば、半導体装置の信頼性を向上することができる。
実施の形態における半導体装置の実装構成を示す上面図である。 実施の形態における半導体装置の側面図である。 実施の形態における半導体装置の下面図である。 実施の形態における半導体装置の部分断面図である。 配線基板を上面から見た平面図である。 図5に示す一部領域を拡大して示す拡大図である。 半導体チップを主面側から見た平面図である。 関連技術におけるパッドの構造を示す平面図である。 図8のA−A線で切断した断面図である。 関連技術に存在する改善の余地を説明する図である。 実施の形態における半導体チップの一部を拡大して示す平面図である。 実施の形態におけるパッドの構造を示す平面図である。 図12のA−A線で切断した断面図である。 図12のB−B線で切断した断面図である。 図13に示すパッド構造によって、半導体チップに形成されたパッドと、配線基板に形成されたボンディングフィンガとを柱状電極を介して接続する構成を示す模式図である。 図14に示すパッド構造によって、半導体チップに形成されたパッドと、配線基板に形成されたボンディングフィンガとを柱状電極を介して接続する構成を示す模式図である。 半導体ウェハのレイアウト構成を示す平面図である。 実施の形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 半導体ウェハに存在するチップ領域の一部を拡大して示す模式図である。 ダミーパッドとパッドとの位置関係を示す模式図である。 ダミーパッドに形成されたプローブ痕と、パッドに形成されたプローブ痕との関係を示す模式図である。 電気的特性検査後のチップ領域の一部を拡大して示す模式図である。 実施の形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図23に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図24に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図25に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図26に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図27に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図28に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 配線基板が複数形成された多数個取り基板を示す平面図である。 実施の形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図31に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図32に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図33に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 変形例1におけるパッド構造を示す平面図である。 図35のA−A線で切断した断面図である。 変形例2におけるパッド構造を示す平面図である。 図37のA−A線で切断した断面図である。 変形例3におけるパッド構造を示す平面図である。 図39のA−A線で切断した断面図である。 変形例4におけるパッド構造を示す平面図である。 変形例5におけるパッド構造を示す平面図である。 変形例6におけるパッド構造を示す平面図である。 変形例7における半導体装置の実装構成を示す断面図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態)
<半導体装置の実装構成>
図1は、本実施の形態における半導体装置SAの実装構成を示す上面図である。図1に示すように、本実施の形態における半導体装置SAは、矩形形状の配線基板WBを有し、この配線基板WBの中央部に封止材(アンダーフィル)UFを介して、矩形形状の半導体チップCHPが搭載されている。図1に示すように、半導体チップCHPのサイズは、配線基板WBのサイズよりも小さくなっている。例えば、配線基板WBの1辺の長さは、8mm〜15mmm程度であり、その厚さは、0.2mm〜0.6mm程度である。一方、半導体チップCHPの1辺の長さは、3mm〜10mm程度であり、その厚さは、0.05mm〜0.4mm程度である。
次に、図2は、本実施の形態における半導体装置SAの側面図である。図2に示すように、本実施の形態における半導体装置SAは、配線基板WBを有し、この配線基板WBの裏面(下面)に複数の半田ボールSBが形成されている。一方、配線基板WBの表面(上面)には、半導体チップCHPが搭載されており、この半導体チップCHPには、複数の柱状電極PEが形成されている。この柱状電極PEの高さは、例えば、15μm〜50μm程度である。そして、これらの柱状電極によって、半導体チップCHPと配線基板WBが電気的に接続されることになる。なお、図2に示すように、柱状電極PEが存在することによって生じる半導体チップCHPと配線基板WBとの間の隙間には、封止材UFが充填されている。
続いて、図3は、本実施の形態における半導体装置SAの下面図である。図3に示すように、配線基板WBの裏面には、複数の半田ボールSBがアレイ状に配置されている。図3では、例えば、配線基板WBの外周部(外縁部)に沿って、4列で半田ボールSBが配置されている例が示されている。これらの半田ボールSBは、半導体装置SAを外部機器と接続するための外部接続端子として機能する。すなわち、半田ボールSBは、半導体装置SAを、例えば、マザーボードに代表される回路基板に搭載する際に使用される。
図4は、本実施の形態における半導体装置SAの部分断面図である。図4に示すように、配線基板WBは多層配線構造をしており、配線基板WBの裏面を覆うようにソルダレジストSR2が形成されている。そして、ソルダレジストSR2から露出するようにランドLNDが形成されており、このランドLNDと接触するように半田ボールSBが搭載されている。ランドLNDは、配線基板WBの内部に形成されている配線と接続され、さらに、配線基板WBの表面にはボンディングフィンガFNGが形成されている。そして、ボンディングフィンガFNGの一部分は、ソルダレジストSR1から露出している一方、ボンディングフィンガFNGの他の一部分は、ソルダレジストSR1で覆われている。
配線基板WB上には、半導体チップCHPが搭載されており、半導体チップCHPの主面に形成されている柱状電極PEは、ソルダレジストSR1から露出しているボンディングフィンガFNGと接続されている。そして、半導体チップCHPと配線基板WBとの隙間に封止材UFが充填されている。このとき、半導体チップの主面が配線基板WBの表面と対向するように、半導体チップCHPは、柱状電極PEを介して、配線基板WBの表面上に搭載されていることになる。
次に、図5は、配線基板WBを上面から見た平面図である。図5において、矩形形状をした配線基板WBの表面には、ソルダレジストSR1が形成されている。例えば、図5において、ソルダレジストSR1が形成されている領域にドットが付されている。具体的に、配線基板WBの中央部と周辺部にソルダレジストSR1が形成されており、中央部と周辺部の間には、ソルダレジストSR1が形成されていない領域が存在する。
図6は、図5に示す領域Aを拡大して示す拡大図である。図6に示すように、ソルダレジストSR1で覆われていない領域には、複数のボンディングフィンガFNGのそれぞれの一部分が露出している。図6に示すように、この露出している複数のボンディングフィンガFNGは、例えば、千鳥状に配置されている。この露出しているボンディングフィンガFNGの一部分に柱状電極が電気的に接続されることになる。
続いて、図7は、半導体チップCHPを主面側から見た平面図である。図7に示すように、本実施の形態における半導体チップCHPは、矩形形状をしており、半導体チップCHPの主面には、半導体チップCHPの端辺に沿って複数のパッドPDが配置されている。具体的に、図7では、半導体チップCHPの端辺に沿って、2列の千鳥配置を構成するように複数のパッドPDが配置されている。このように、本実施の形態では、パッドPDの配置パターンの一例として、2列の千鳥配置を例に挙げて説明するが、これに限らず、本実施の形態における技術的思想は、例えば、半導体チップCHPの端辺に沿って、1列に並ぶように複数のパッドPDが配置されている配置パターンにも適用することができる。
なお、図7において、本実施の形態における半導体チップCHPでは、4つの角部(コーナ部)のうち、対角線上に位置する2つの角部に、位置合わせに使用されるアライメントマークAMやダミーパッドDPが形成されている。ダミーパッドDPの機能の詳細につついては、後述する半導体装置の製造方法で説明する。
<関連技術におけるパッド構造>
ここで、図7に示す半導体チップCHPに形成されている複数のパッドPDのうち、1つのパッドPDに着目して、パッドPDの構造について説明する。まず、関連技術におけるパッドPDの構造について、図面を参照しながら説明する。
図8は、関連技術におけるパッドPDの構造を示す平面図である。図8に示すように、関連技術におけるパッドPDは、長方形形状をしており、平面視において、このパッドPDに内包されるように柱状電極PEが形成されており、柱状電極PEに内包されるように開口領域OP2が形成されている。このとき、関連技術において、パッドPDの中心位置と、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とは一致している。そして、平面視において、パッドPDの表面領域のうち、開口領域OP2と重なる領域には、プローブ痕PMが形成されている。このプローブ痕PMは、電気的特性検査において、パッドPDにプローブ針を押し当てることにより生じる痕跡である。
図9は、図8のA−A線で切断した断面図である。図9では、半導体チップの主面を下側に向けた状態が示されている。図9において、半導体チップの主面側に形成されている層間絶縁膜ILと接するようにパッドPDが形成されており、このパッドPDを覆うように表面保護膜PASが形成されている。表面保護膜PASには、開口領域OP1が設けられており、この開口領域OP1からパッドPDの表面領域が露出している。さらに、開口領域OP1を形成した表面保護膜PASを覆うように、保護絶縁膜PIFが形成されており、この保護絶縁膜PIFには、開口領域OP2が形成されている。開口領域OP2からは、パッドPDの表面領域が露出している。このとき、保護絶縁膜PIFに形成されている開口領域OP2のサイズは、表面保護膜PASに形成されている開口領域OP1のサイズよりも小さくなっている。なお、パッドPDの表面領域には、プローブ痕PMが形成されている。
続いて、保護絶縁膜PIFに形成された開口領域OP2を埋め込み、かつ、パッドPDと接触するように柱状電極PEが形成されている。この柱状電極PEは、例えば、開口領域OP2の内壁からパッドPDの表面領域と接触するバリア導体膜BCFと、バリア導体膜BCFと接する銅膜CFと、銅膜CFと接するニッケル膜NFと、ニッケル膜NFと接する半田膜SFから構成されている。
このように構成されている関連技術におけるパッド構造について本発明者が検討したところ、関連技術におけるパッド構造は、半導体チップのパッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が生じやすい構造であり、関連技術には、パッドPDと柱状電極PEとの接続信頼性を向上する観点から、改善の余地が存在することが明らかになった。そこで、以下では、関連技術に存在する改善の余地について説明する。
<改善の余地>
例えば、関連技術における半導体チップには、図9に示すパッド構造が形成されており、このパッド構造によって、配線基板と半導体チップが接続される。具体的に、図10は、図9に示すパッド構造によって、半導体チップに形成されたパッドPDと、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGとを柱状電極PEを介して接続する構成を示す模式図である。図10に示すように、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGの部分のうち、ソルダレジストSR1から露出している部分に、柱状電極PEの半田膜を接続することにより、柱状電極PEを介して、パッドPDとボンディングフィンガFNGとが接続されていることがわかる。
このようにして、ボンディングフィンガFNGを有する配線基板WBに、柱状電極PEが形成された半導体チップを搭載する実装形態の半導体装置が得られるが、この半導体装置に対して、温度サイクル試験などによって熱負荷を加えた際、半導体チップのパッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすい傾向がある。特に、パッドPDのピッチ間隔が狭くなるにつれて、パッドPDと柱状電極PEとの接合面積が小さくなると、柱状電極PE当たりの接合強度が低下して剥離の可能性が高まる。さらには、半導体チップに形成されている多層配線層の少なくとも一部が、酸化シリコン膜よりも誘電率の低い低誘電率膜(例えば、ポーラス膜)から形成されている場合、特に、低誘電率膜のうちの柱状電極PEの下方に位置する部分で剥離が生じやすい。
以下では、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生する主なメカニズムについて説明する。例えば、配線基板WBや封止材などの材料は、半導体チップに比べて線膨張係数が大きい。このことから、温度サイクル試験などの熱負荷に起因する加熱と冷却が繰り返されると、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間に介在する柱状電極PEとパッドPDとの接合部分(接合領域、ボンディング領域)に繰り返し応力が加わる。
このとき、関連技術においては、図10に示すように、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されている。このプローブ痕PMは、プローブ針をパッドPDに押し当てた際に形成される痕跡であることから、プローブ痕PMが形成されたパッドPDの表面領域の凹凸(表面粗さ)は大きくなると考えられる。また、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されている場合には、開口領域OP2を形成する際の現像残りや、柱状電極PEを形成する際に、接合界面付近に発生するボイドに起因して、接合界面の強度が低下する可能性が高まる。したがって、プローブ痕PMに起因して、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなると考えられる(第1要因)。
さらに、例えば、柱状電極PEとボンディングフィンガFNGとの接合部分にかかる応力の箇所を、面ではなく、簡易的に力点として、同様に、柱状電極PEとパッドPDとの接合部分にかかる応力の箇所を、作用点として、柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接合部分の端部を支点として、図10のように表すことができる。
すなわち、図8および図9に示す関連技術におけるパッド構造では、隣り合うパッドPDに形成されている柱状電極PE同士の接触を防止するために、平面視において、開口領域OP2とほぼ同じ大きさの柱状電極PEを採用している。その結果、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置が一致しやすく、図10に示すように、力点のX座標と作用点のX座標が一致することになる。このように関連技術におけるパッド構造では、力点のX座標と作用点のX座標が一致することになり、この場合、作用点に加わる繰り返し応力の大きさが大きくなる。したがって、図8および図9に示す関連技術におけるパッド構造では、柱状電極PEとパッドPDとの接合部分に大きな応力が加わることになり、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなるのである(第2要因)。
以上のことから、関連技術におけるパッド構造では、上述した第1要因と第2要因とによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなると考えられる。このことは、関連技術における半導体装置の信頼性が低下することを意味し、関連技術では、半導体装置の信頼性低下を抑制する観点から改善の余地が存在することがわかる。
ここで、プローブ痕PMに起因する第1要因に着目すると、例えば、電気的特性検査で、パッドPDにプローブ針を押し当てる結果、パッドPDの表面にプローブ痕PMが形成される。このことから、パッドPDに直接プローブ針を押し当てないで電気的特性検査を実施すれば、パッドPDにプローブ痕PMが形成されず、プローブ痕PMに起因する第1要因を排除することができると考えられる。具体的には、パッドPD上に柱状電極PEを形成して、柱状電極PEに直接プローブ針を押し当て電気的特性検査を実施すれば、パッドPDには、直接プローブ針が接触しないため、パッドPDの表面領域にプローブ痕PMが形成されることを防止できると考えられる。
ところが、柱状電極PEに直接プローブ針を押し当てて電気的特性検査を実施する場合、パッドPDに直接プローブ針を押し当てて電気的特性検査を実施する場合よりも、柱状電極PEの抵抗分が寄生抵抗に加わることなどに起因して、電気的特性検査の精度が劣化するおそれがある。さらには、柱状電極PEの先端部にプローブ針を押し当てる結果、柱状電極PEの先端部に凹みが形成され、これによって、柱状電極PEとボンディングフィンガFNGとの接続信頼性が低下するおそれがある。したがって、電気的特性検査の精度を向上する観点と、柱状電極PEとボンディングフィンガFNGとの接続信頼性を向上する観点から、柱状電極PEに直接プローブ針を押し当てて電気的特性検査を実施するよりも、パッドPDに直接プローブ針を押し当てて電気的特性検査を実施することが望ましいことになる。一方、この場合、パッドPDに形成されたプローブ痕PMに起因する第1要因によって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなるのである。
さらに、関連技術におけるパッド構造では、平面視において、開口領域OP2とほぼ同じ大きさの柱状電極PEを採用していることによっても(第2要因によっても)、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなることを考慮する必要もある。
以上のことから、温度サイクル試験などの熱負荷に対する半導体装置の耐性を向上するためには、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面が応力によって破断しにくいパッド構造を採用する必要がある。
そこで、本実施の形態では、上述した第1要因および第2要因に起因するパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制する工夫を施している。以下では、この工夫を施した本実施の形態における技術的思想について説明する。
<実施の形態におけるパッド構造>
図11は、本実施の形態における半導体チップCHPの一部を拡大して示す平面図である。図11において、半導体チップCHPの端辺に沿って、複数のパッドPDが配置されている。特に、図11では、半導体チップCHPの端辺に沿って、複数のパッドPDが2列の千鳥配置で配置されている。そして、図11に示すように、複数のパッドPDのそれぞれには、プローブ痕PMが形成されているとともに、開口領域OP2を埋め込むように柱状電極PEが形成されている。さらに、図11において、半導体チップCHPの角部(コーナ部)に着目すると、半導体チップCHPの角部近傍には、ダミーパッドDPおよびアライメントマークAMが形成されていることがわかる。
次に、半導体チップCHPに形成されている複数のパッドPDのうち、1つのパッドPDに着目して、本実施の形態におけるパッドPDの構造について説明する。
図12は、本実施の形態におけるパッドPDの構造を示す平面図である。図12に示すように、本実施の形態におけるパッドPDは、長方形形状をしており、平面視において、このパッドPDに内包されるように柱状電極PEが形成されており、柱状電極PEに内包されるように開口領域OP2が形成されている。そして、平面視において、パッドPDの表面領域のうち、開口領域OP2と重ならないプローブ領域PBRには、プローブ痕PMが形成されている。このプローブ痕PMは、電気的特性検査において、パッドPDにプローブ針を押し当てることにより生じる痕跡である。このように、本実施の形態におけるパッドPDは、長方形形状をしており、開口領域OP2とプローブ痕PMは、パッドPDの長辺方向に並ぶように形成されていることになる。
ここで、図12において、プローブ領域PBRとは、パッドPDの表面領域のうち、開口領域OP2以外の領域として定義される。特に、図12では、プローブ領域PBRの中でも、平面視において、柱状電極PEと重ならない領域にプローブ痕PMが形成されている。
なお、例えば、パッドPDの短辺方向の長さは、54μm程度であり、パッドPDの長辺方向の長さは、84.5μm程度である。また、柱状電極PEの短辺方向の長さは、31μm程度であり、柱状電極PEの長辺方向の長さは、51μm程度である。さらに、開口領域OP2の短辺方向の長さは、20μm程度であり、開口領域OP2の長辺方向の長さは、30μm程度である。
続いて、図13は、図12のA−A線で切断した断面図である。図13では、半導体チップの主面を下側に向けた状態が示されている。図13において、半導体チップの主面側に形成されている層間絶縁膜ILと接するようにパッドPDが形成されており、このパッドPDを覆うように表面保護膜PASが形成されている。表面保護膜PASには、開口領域OP1が設けられており、この開口領域OP1からパッドPDの表面領域が露出している。さらに、開口領域OP1を形成した表面保護膜PASを覆うように、保護絶縁膜PIFが形成されており、この保護絶縁膜PIFには、開口領域OP2が形成されている。開口領域OP2からは、パッドPDの表面領域が露出している。このとき、保護絶縁膜PIFに形成されている開口領域OP2のサイズは、表面保護膜PASに形成されている開口領域OP1のサイズよりも小さくなっている。
なお、図13において、プローブ領域PBRにプローブ痕PMが形成されている。このプローブ領域PBRは、図12との関係では、パッドPDの表面領域のうち、開口領域OP2以外の領域として定義されていたが、図13との関係で、より詳細に定義すると、プローブ領域PBRとは、開口領域OP2以外の領域であって、保護絶縁膜PIFを除去した場合に露出するパッドPDの表面領域と定義することができる。つまり、図12との関係での定義では、パッドPDの表面領域のうち、表面保護膜PASで覆われている領域もプローブ領域PBRということになるが、実際には、表面保護膜PASから露出する開口領域OP1内にプローブ針を押し当てて電気的特性検査が実施される。このことから、図13との関係で、正確には、プローブ領域PBRとは、開口領域OP2以外の領域であって、保護絶縁膜PIFを除去した場合に露出するパッドPDの表面領域として定義される。
続いて、本実施の形態におけるパッド構造では、保護絶縁膜PIFに形成された開口領域OP2を埋め込み、かつ、パッドPDと接触するように柱状電極PEが形成されている。この柱状電極PEは、例えば、開口領域OP2の内壁からパッドPDの表面領域と接触するバリア導体膜BCFと、バリア導体膜BCFと接する銅膜CFと、銅膜CFと接するニッケル膜NFと、ニッケル膜NFと接する半田膜SFから構成されている。バリア導体膜BCFは、例えば、窒化チタン膜(TiN膜)やチタン膜(Ti膜)やチタンタングステン膜(TiW膜)のいずれかを含むように構成されている。
なお、柱状電極PEは、これに限らず、例えば、ニッケル膜NFを構成要素とせずに、バリア導体膜BCFと、バリア導体膜BCFと接する銅膜CFと、銅膜CFと接する半田膜SFから構成することもできる。
次に、図14は、図12のB−B線で切断した断面図である。図14に示すように、半導体チップの主面側に形成されている層間絶縁膜ILと接するようにパッドPDが形成されており、このパッドPDを覆うように表面保護膜PASが形成されている。表面保護膜PASには、開口領域OP1が設けられており、この開口領域OP1からパッドPDの表面領域が露出している。さらに、開口領域OP1を形成した表面保護膜PASを覆うように、保護絶縁膜PIFが形成されており、この保護絶縁膜PIFには、開口領域OP2が形成されている。開口領域OP2からは、パッドPDの表面領域が露出している。このとき、保護絶縁膜PIFに形成されている開口領域OP2のサイズは、表面保護膜PASに形成されている開口領域OP1のサイズよりも小さくなっている。そして、本実施の形態におけるパッド構造では、保護絶縁膜PIFに形成された開口領域OP2を埋め込み、かつ、パッドPDと接触するように柱状電極PEが形成されている。
本実施の形態における半導体チップには、図13および図14に示すパッド構造が形成されており、このパッド構造によって、配線基板と半導体チップが接続される。具体的に、図15は、図13に示すパッド構造によって、半導体チップに形成されたパッドPDと、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGとを柱状電極PEを介して接続する構成を示す模式図である。図15に示すように、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGの部分のうち、ソルダレジストSR1から露出している部分に、柱状電極PEの半田膜SFを接続することにより、柱状電極PEを介して、パッドPDとボンディングフィンガFNGとが接続されていることがわかる。そして、柱状電極PEによる半導体チップと配線基板WBとの間の隙間に封止材UFが充填されている。
同様に、図16は、図14に示すパッド構造によって、半導体チップに形成されたパッドPDと、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGとを柱状電極PEを介して接続する構成を示す模式図である。図16に示すように、配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGの部分のうち、ソルダレジストSR1から露出している部分に、柱状電極PEの半田膜SFを接続することにより、柱状電極PEを介して、パッドPDとボンディングフィンガFNGとが接続されていることがわかる。そして、柱状電極PEによる半導体チップと配線基板WBとの間の隙間に封止材UFが充填されている。以上のことから、本実施の形態における半導体装置は、表面(第1面)および表面に形成されたボンディングフィンガFNGを有する配線基板WBと、主面、主面上に形成されたパッドPD、パッドPD上に形成された保護絶縁膜PIFおよび保護絶縁膜PIFから露出するパッドPDの開口領域OP2上に形成された柱状電極PEを有する半導体チップを含むことがわかる。
<実施の形態における特徴>
続いて、図面を参照しながら、本実施の形態における特徴点について説明する。本実施の形態における第1特徴点は、例えば、図12および図13に示すように、プローブ痕PMが、開口領域OP2と重ならないプローブ領域PBRに形成されている点にある。特に、本実施の形態において、プローブ痕PMは、開口領域OP2と重ならない位置に形成され、かつ、柱状電極PEとも平面的に重ならない位置に形成されている。
これにより、本実施の形態によれば、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域にプローブ痕PMが形成されないため、プローブ痕PMに起因して、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。
例えば、関連技術においては、図10に示すように、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されている。このことは、関連技術においては、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面にプローブ痕PMが存在することを意味する。この結果、プローブ痕PMによる表面粗さの増大や、開口領域OP2を形成する際の現像残りや、柱状電極PEを形成する際に、接合界面付近に発生するボイドなどによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での密着性が低下すると考えられる。したがって、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されている関連技術のパッド構造では、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなる。
これに対し、本実施の形態では、図12および図13に示すように、プローブ痕PMが、開口領域OP2と重ならないプローブ領域PBRに形成されている。言い換えれば、本実施の形態におけるパッド構造では、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面にプローブ痕PMが存在しない。このことから、本実施の形態によれば、プローブ痕PMによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面における密着性は影響を受けることはない。したがって、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されていない本実施の形態によれば、プローブ痕PMに起因するパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を効果的に抑制することができる。さらに、本実施の形態によれば、プローブ痕PMによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面における密着性が影響を受けることはないことから、プローブ針の接触回数制限を緩和することもできる。
次に、本実施の形態における第2特徴点は、例えば、図12に示すように、開口領域OP2の外形サイズ(平面サイズ)に対して、柱状電極PEの外形サイズ(平面サイズ)を大幅に大きくした点にある。つまり、本実施の形態における第2特徴点は、平面形状が四角形からなる柱状電極PEの各辺のうち、特にパッドPDの長辺と並行する柱状電極PEの辺の長さを、パッドPDの長辺と並行する開口領域OP2の辺に比べて、大幅に長くした点にある。すなわち、図13に示すように、パット開口領域OP2上に形成された第1部分と、開口領域OP2上からプローブ領域上に延在する第2部分を有する柱状電極PEにおいて、保護絶縁膜PIFと接触するように形成された第2部分を、プローブ領域PBR内のプローブ痕PMが形成された部分に近づくように広げている。
これにより、本実施の形態における柱状電極PEは、第1部分によって、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域と接触するとともに、第2部分によって、保護絶縁膜PIFとも接触する領域を増やすことができる。つまり、柱状電極PEの第2部分をプローブ痕PMに向かって延在させて、柱状電極PEのバリア導体膜BCFと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やすことにより、柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接合強度を強化している。これにより、パッドPDと柱状電極PEとの接合部分での接合強度を補助することができ、この結果、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。
本実施の形態では、柱状電極PEの複数の電極端部のうち、プローブ痕PMに最も近い柱状電極PEの電極端部と、柱状電極PEのその電極端部と同一側の開口領域OP2の開口端部までの間隔は、その他の柱状電極PEの電極端部と、その他の柱状電極PEの電極端部と同一側の開口領域OP2の開口端部との各々の間隔より広くなっている。具体的には、図12に示すように、例えば、X方向に沿って柱状電極PEの中心位置CEN(PE)と開口領域OP2の中心位置CEN(OP2)を通る直線上において、柱状電極PEの電極端部EE1から、開口領域OP2の開口端部OE1までの間隔は、柱状電極PEの電極端部EE1と対向する柱状電極PEの電極端部EE2から、開口領域OP2の開口端部OE2までの間隔より広くなっている。
このことから、本実施の形態における柱状電極PEによれば、柱状電極PEのバリア導体膜BCFと保護絶縁膜PIFとの接合部分の面積を充分に確保できるため、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。さらに、本実施の形態では、開口領域OP2の平面サイズに比べて、柱状電極PEの平面サイズを拡張しているため、柱状電極PEと配線基板WBに形成されたボンディングフィンガFNGとの接合部分の面積が増え、柱状電極PEとボンディングフィンガFNGとの接合部分の強度も上がり、ボンディングフィンガFNGと柱状電極との接合界面に生じる剥離も防止できる。
なお、関連技術においては、図10に示すように、柱状電極PEの中心位置が開口領域OP2の中心位置と一致していたが、本実施の形態では、図13に示すように、柱状電極PEの中心位置は、開口領域OP2の中心位置とは一致しなくなっている。
具体的には、図13および図15において、開口領域OP2の中心位置のX座標が、ボンディングフィンガFNGと対向する柱状電極PEの中心位置のX座標からずれている。別の見方をすれば、図12に示すように、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とのずれは、パッドPDの長辺方向に生じているということもできる。このことは、本実施の形態におけるパッド構造によれば、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置とがずれていることに起因して、熱負荷に基づく応力が加わる際、力点のX座標と作用点のX座標がずれることを意味する。この結果、本実施の形態におけるパッド構造では、作用点に加わる繰り返し応力の大きさが小さくなる。したがって、本実施の形態におけるパッド構造では、柱状電極PEのパッドPDとの接合部分に加わる応力の大きさを小さくすることができ、これによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。
つまり、配線基板WBや封止材などの材料は、半導体チップに比べて線膨張係数が大きい。このことから、温度サイクル試験などの熱負荷に起因する加熱と冷却の繰り返しによって、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間に介在する柱状電極PEとパッドPDとの接合部分に繰り返し応力が加わる。このとき、例えば、図9に示す関連技術におけるパッド構造では、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置が一致していることに起因して、図10に示すように、力点のX座標と作用点のX座標が一致することになる。すなわち、関連技術におけるパッド構造では、力点のX座標と作用点のX座標が一致することになり、この場合、作用点に加わる繰り返し応力の大きさが大きくなる。このことから、図9に示す関連技術におけるパッド構造では、柱状電極PEのパッドPDとの接合部分に大きな応力が加わることになり、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面に剥離が発生しやすくなる。
これに対し、図13および図15に示す本実施の形態におけるパッド構造では、柱状電極PEを開口領域OP2からプローブ痕PMに向かって延在させることにより、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置がずれるため、熱負荷に基づく応力が加わる際、力点のX座標と作用点のX座標がずれることになる。力点のX座標と作用点のX座標がずれるということは、力点のX座標と作用点のX座標が一致する場合に比べて、作用点に加わる繰り返し応力の大きさが小さくなることを意味する。すなわち、力点と作用点が一致している場合には、作用点に加わる応力の大きさが大きくなることから、本実施の形態では、意図的に、力点と作用点が一致しないように、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置とがずれるように工夫しているのである。したがって、本実施の形態におけるパッド構造では、関連技術におけるパッド構造に比べて、柱状電極PEのパッドPDとの接合部分に加わる応力の大きさを小さくすることができ、これによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができるのである。
以上のように、本実施の形態における半導体装置は、第1特徴点と第2特徴点とを有しているが、これらの特徴点が互いに別個なものではなく、互いに有機的な関連性を有している。以下では、この点について説明する。
例えば、第1特徴点の技術的思想は、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMを形成すると、プローブ痕PMに起因するパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離が顕在化する点に着目してなされた思想である。
そして、第1特徴点の技術的意義を最大限に発揮する観点からは、プローブ痕PMの位置と開口領域OP2の位置とをできるだけ離すことが望ましいことになる。なぜなら、プローブ痕PMの位置は、ある程度ばらつくことが想定されるため、プローブ痕PMの位置にばらつきが生じても、開口領域OP2の内部にプローブ痕PMが形成されないためには、プローブ痕PMの位置と開口領域OP2の位置とが離れている必要があるからである。
そこで、本実施の形態では、図12に示すように、パッドPDの長辺方向にプローブ痕PMと開口領域OP2が並ぶように配置するとともに、パッドPDの一方の短辺側(図12の左側の短辺)にプローブ痕PMを形成し、かつ、パッドPDの他方の短辺側(図12の右側の短辺)に開口領域OP2を形成している。つまり、図12に示すように、柱状電極PEの電極端部EE1および電極端部EE2と開口領域OP2の開口端部OE1および開口端部OE2とは、パッドPDの長辺方向に沿って並んでいる。これにより、本実施の形態によれば、プローブ痕PMの位置と開口領域OP2の位置とを充分に離すことができ、この構成によって、第1特徴点の技術的意義が最大限に発揮される。
一方、第1特徴点の構成を採用する場合、プローブ痕PMが開口領域OP2と重ならないようにする必要があり、このことは、限られた外形サイズのパッドPDの表面領域内に、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域とは別にプローブ領域PBRを確保する必要があることを意味している。この結果、パットPDの表面領域内では、関連技術に比べて、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域を小さくしなければならない。すなわち、本実施の形態では、上述した第1特徴点を採用する結果、関連技術に比べて、開口領域OP2の平面サイズが小さくなる。
このことから、例えば、本実施の形態における柱状電極PEとして、図8に示す関連技術のように、平面視において、開口領域OP2とほぼ同じ大きさの柱状電極PEを採用すると、上述したように、本実施の形態における開口領域OP2の平面サイズが小さくなる結果、柱状電極PEの平面サイズも小さくなる。この結果、柱状電極PEの接合部分の面積が小さくなり、柱状電極PEの接合部分の剥離が生じやすくなる。
そこで、本実施の形態では、第1特徴点を採用しながら、さらなる工夫を施している。この工夫点が、上述した第2特徴点である。すなわち、第2特徴点の技術的思想は、柱状電極PEの接合部分の面積を増加させる点に着目してなされた思想である。この思想を具現化するために、本実施の形態における柱状電極PEは、開口領域OP2から露出するパッドPDの小さな表面領域上に形成された第1部分の他に、開口領域OP2上からプローブ領域PBR上に延在する第2部分であって、保護絶縁膜PIFと接触するように形成された第2部分とを有している。
このとき、柱状電極PEの第2部分は、例えば、図12において、開口領域OP2の長辺から大幅にはみ出して延在するように構成することが考えられる。ところが、この構成では、隣り合うパッドPDのそれぞれからはみ出した柱状電極PEが接触するおそれが高まり、隣り合う柱状電極PEの接触を防止するために、パッドPD間のピッチを広げる必要がある。この結果、半導体チップのサイズが増大することが懸念される。したがって、柱状電極PEが、開口領域OP2の長辺から大きくはみ出して延在するように構成することは、あまり得策ではない。
このため、次に考えられることは、例えば、図12において、柱状電極PEの第2部分を、プローブ痕PMから最も離れた側の開口領域OP2の短辺からはみ出して延在するように構成することが考えられる。ところが、この構成では、特に、半導体チップの端辺に形成されたパッドPDにおいて、プローブ痕PMから最も離れた側のパッドPDの短辺は、半導体チップの端辺近傍に形成されることになる。このため、半導体チップの端辺とパッドPDの短辺との間隔が狭く、半導体チップの端辺から柱状電極PEがはみ出すおそれが高まる。この結果、柱状電極PEを含めた半導体チップのサイズの増大が懸念される。したがって、柱状電極PEが、プローブ痕PMから最も離れた側の開口領域OP2の短辺から大きくはみ出して延在するように構成することも、あまり得策ではない。
そこで、第1特徴点の技術的意義を充分に発揮しながら、かつ、パッドPDと柱状電極PEからなるパッド構造のサイズをパッドPDのサイズに収めることを考慮して、第2特徴点を具現化した構成が、図12および図13に示す本実施の形態におけるパッド構造である。すなわち、本実施の形態におけるパッド構造によれば、柱状電極PEは、開口領域OP2上に形成された第1部分の他に、開口領域OP2上からプローブ領域PBR上に延在する第2部分であって、保護絶縁膜PIFと接触するように形成された第2部分とを有している。具体的には、本実施の形態における柱状電極PEがプローブ痕PMに向かって延在している第2部分を有していることから、柱状電極PEの接合部分の面積を増加させることができる。つまり、本実施の形態における柱状電極PEがプローブ痕PMに向かって延在している第2部分を有することにより、第2特徴点の技術的意義が発揮される。
さらに、本実施の形態における第2特徴点によって、柱状電極PEの中心位置は、開口領域OP2の中心位置からプローブ痕側にずれやすくなっており、これによって、熱負荷に基づく応力が加わる際、作用点に加わる繰り返し応力の大きさを小さくする効果も発揮されやすい。
このように本実施の形態によれば、第1特徴点と第2特徴点とを有し、かつ、これらの特徴点の有機的な関連性を考慮することにより、本実施の形態におけるパッド構造が具現化されている。この結果、本実施の形態によれば、第1特徴点に特有の利点と、第2特徴点に特有の利点とが、それぞれ最大限に発揮される。つまり、本実施の形態によれば、第1特徴点と第2特徴点との相乗効果によって、上述した第1要因と第2要因に基づくパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を効果的に抑制することができるのである。したがって、本実施の形態における半導体装置によれば、温度サイクル試験などによって熱負荷が加えられる場合であっても、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離による半導体装置の信頼性の低下を抑制することができる。言い換えれば、本実施の形態によれば、熱負荷に起因する応力耐性に優れた信頼性の高い半導体装置を提供できる。
<実施の形態における半導体装置の製造方法>
本実施の形態における半導体装置は、上記のように構成されており、以下に、その製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図17は、半導体ウェハWFのレイアウト構成を示す平面図である。図17に示すように、半導体ウェハWFは、略円盤形状をしており、内部領域に複数のチップ領域CRを有している。複数のチップ領域CRのそれぞれには、電界効果トランジスタに代表される半導体素子と多層配線層が形成されており、これらの複数のチップ領域CRは、スクライブ領域SCRによって区画されている。本実施の形態では、図17に示すように、矩形形状のチップ領域CRと、チップ領域CRを区画するスクライブ領域SCRとを有する半導体ウェハ(半導体基板)WFを用意する。この段階で、半導体ウェハWFの複数のチップ領域CRのそれぞれには、電界効果トランジスタに代表される半導体素子が形成され、この半導体素子の上方に、例えば、ダマシン法によって、銅配線からなる多層配線層が形成されている。そして、以下の工程では、複数のチップ領域CRのそれぞれにおいて、多層配線層の最上層にパッドを形成する工程から説明することにする。
まず、図18に示すように、半導体ウェハのチップ領域上に形成された層間絶縁膜IL上にパッドPDを形成する。具体的には、層間絶縁膜IL上に、例えば、アルミニウムを主成分とする導体膜を形成し、その後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、この導体膜をパターニングして、パッドPDを形成する。
ここで、本明細書で、「主成分」とは、部材(層や膜)を構成する構成材料のうち、最も多く含まれている材料成分のことをいい、例えば、「アルミニウムを主成分とするパッドPD」とは、パッドPDの材料がアルミニウム(Al)を最も多く含んでいることを意味している。本明細書で「主成分」という言葉を使用する意図は、例えば、パッドPDが基本的にアルミニウムから構成されているが、その他に不純物を含む場合を排除するものではないことを表現するために使用している。
例えば、本明細書でいうアルミニウムを主成分とする導体膜には、純粋なアルミニウム膜である場合だけでなく、アルミニウムにシリコンが添加されたアルミニウム合金膜(AlSi膜)や、アルミニウムにシリコンと銅が添加されたアルミニウム合金膜(AlSiCu膜)も含む広い概念で使用される。したがって、これらのアルミニウム合金膜を含むパッドPDも「アルミニウムを主成分とするパッドPD」に含まれることになる。
次に、パッドPDを覆うように、層間絶縁膜IL上に表面保護膜PASを形成する。表面保護膜PASは、例えば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜から形成され、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を使用することにより形成することができる。そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、表面保護膜PASをパターニングする。表面保護膜PASのパターニングは、表面保護膜PASにパッドPDの表面領域の一部を開口する開口領域OP1を形成するように行なわれる。
続いて、開口領域OP1から露出するパッドPDの表面領域にプローブ針を押し当てることにより、複数のチップ領域のそれぞれに形成されている集積回路に対する電気的特性検査を実施する。以下に、この工程について説明する。
図19は、半導体ウェハに存在するチップ領域CRの一部を拡大して示す模式図である。図19に示すように、チップ領域CRには、例えば、複数のパッドPDが2列の千鳥配置で形成されており、この複数のパッドPDのそれぞれのプローブ領域にプローブ針を押し当てることにより、電気的特性検査が実施される。
ただし、この段階では、保護絶縁膜PIFがまだ形成されておらず、保護絶縁膜PIFに形成される開口領域OP2も形成されていない。したがって、パッドPDの表面領域のうち、どの領域が開口領域OP2以外のプローブ領域PBRであるかを判別することが困難となる。すなわち、本実施の形態では、パッドPDの表面領域のうちのプローブ領域PBRにプローブ針を押し当てる必要があるが、開口領域OP2が形成されていない段階では、プローブ領域PBRを特定することが難しい。この場合、パッドPDのプローブ領域PBRではなく、開口領域OP2にプローブ針が押し当てられてしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、図19に示すように、プローブ領域を特定する目印として、複数のパッドPDの配列方向に沿って、パッドPDと並ぶようにダミーパッドDPを設けている。すなわち、本実施の形態において、ダミーパッドDPは、開口領域OP2を形成する前のパッドPDの表面領域内におけるプローブ領域PBRの位置を特定するために設けられている。具体的には、図20に示すように、ダミーパッドDPの領域ARを、パッドPDの配列方向(Y方向)に沿って平行移動させたとき、ダミーパッドの領域ARと重なるパッドPDの領域BRが、パッドPDのプローブ領域PBRに含まれるように、ダミーパッドDPが配置されている。
したがって、例えば、図21に示すように、ダミーパッドDPにプローブ針が接触するようにプローブ針の位置を調整することにより、必然的に、パッドPDにおいては、プローブ領域PBRにプローブ針が押し当てられることになる。すなわち、複数のプローブ針は、複数のパッドPDの配列方向に沿って並ぶように配置されていることから、複数のプローブ針のうちの1つがダミーパッドDPの表面領域に接触する場合、パッドPDに押し当てるプローブ針は、ダミーパッドDPの表面領域をパッドPDの配列方向に沿って平行移動させたときに、ダミーパッドDPの表面領域と重なるパッドPDの表面領域に押し当てられることになる。このことから、ダミーパッドDPの表面領域をパッドPDの配列方向に沿って平行移動させたときに、ダミーパッドDPの表面領域と重なるパッドPDの表面領域がプローブ領域PBRに含まれるように、ダミーパッドDPを配置すれば、自動的にパッドPDのプローブ領域PBRにプローブ針が押し当てられることになるのである。このため、本実施の形態によれば、開口領域OP2が形成されていない段階においても、パッドPDの表面領域のうちの開口領域OP2ではなく、プローブ領域PBRに確実にプローブ針が押し当てられることになる。
以上のことから、本実施の形態におけるチップ領域には、ダミーパッドDPが設けられており、このダミーパッドDPにも、図21に示すように、プローブ針を押し当てることによる痕跡であるプローブ痕PMが形成されることになる。そして、図21に示すように、ダミーパッドDPに形成されているプローブ痕PMの位置をパッドPDの配列方向(Y方向)に沿って平行移動させたとき、ダミーパッドに形成されているプローブ痕PMの位置は、パッドPDに形成されているプローブ痕PMの位置と重なることになる。
なお、ダミーパッドDPは、例えば、チップ領域(半導体チップ)に2箇所に設けられている。具体的には、図7に示すように、2列の千鳥配置で配置された複数のパッドPDのうち、外側に配置されているパッド(外周パッド)に対応するものと、内側に配置されているパッド(内周パッド)に対応するものが、対角線上に配置されている。すなわち、外周パッドに対応するダミーパッドDPは、外周パッドと並ぶように配置され、内周パッドに対応するダミーパッドDPは、内周パッドと並ぶように配置されている。この結果、外周パッドに対応するダミーパッドDPにプローブ針が押し当てられるようにプローブ針の位置を調整するとともに、対角線上に配置されるダミーパッドDPであって内周パッドに対応するダミーパッドDPにもプローブ針が押し当てられるようプローブ針の位置を調整することができる。これにより、2列の千鳥配置で配置された複数のパッドPDのすべてにおいて、プローブ領域PBRにプローブ針を押し当てることができるとともに、プローブ針の回転方向の位置調整も同時に行うことができることになる。
このようにして、複数のパッドPDのそれぞれのプローブ領域PBRにプローブ針を押し当てることにより、電気的特性検査が実施される。この結果、図22に示すように、チップ領域CRに形成されている複数のパッドPDおよびダミーパッドDPにプローブ針を押し当てた痕跡であるプローブ痕PMが形成される。例えば、図23に示すように、パッドPDの表面領域(プローブ領域)にプローブ痕PMが形成されている。
続いて、図24に示すように、パッドPDの表面領域を覆う保護絶縁膜PIFを形成する。この保護絶縁膜PIFは、例えば、ポリイミド樹脂膜から形成され、例えば、塗布法により形成することができる。その後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、保護絶縁膜PIFに開口領域OP2を形成する。この開口領域OP2からは、パッドPDの表面領域が露出する。このとき、本実施の形態では、プローブ痕PMが開口領域OP2以外のプローブ領域に形成されているため、プローブ痕PMは、開口領域OP2から露出することなく、保護絶縁膜PIFで覆われることになる。
次に、図25に示すように、開口領域OP2を形成した保護絶縁膜PIF上に、バリア導体膜BCFを形成する。バリア導体膜BCFは、例えば、窒化チタン膜(TiN膜)やチタン膜(Ti膜)やチタンタングステン膜(TiW膜)などから形成され、例えば、スパッタリング法を使用することにより形成することができる。
そして、図26に示すように、バリア導体膜BCF上にレジスト膜PR1を塗布した後、フォトリソグラフィ技術を使用することにより、レジスト膜PR1をパターニングする。レジスト膜PR1のパターニングは、柱状電極形成領域を開口するように行なわれる。
続いて、図27に示すように、バリア導体膜BCFを電極膜として使用する電解メッキ法により、レジスト膜PR1の開口領域を埋め込むように、銅膜CFと、ニッケル膜NFと、半田膜SFとを連続して形成する。その後、図28に示すように、例えば、アッシング技術によりレジスト膜PR1を除去し、さらに、レジスト膜PR1を除去することにより露出するバリア導体膜BCFを、例えば、ウェットエッチングで除去することにより、バリア導体膜BCFと銅膜CFとニッケル膜NFと半田膜SFとからなる柱状電極PEを形成することができる。そして、図29に示すように、例えば、熱処理(リフロー)を施すことにより、柱状電極PEの最上層に形成されている半田膜SFを溶融させて、半田膜SFの表面形状をラウンド形状とする。以上のようにして、本実施の形態によれば、半導体ウェハのチップ領域に形成されている複数のパッドPDのそれぞれ上に、パッドPDと電気的に接続される柱状電極PEを形成することができる。
その後、半導体ウェハに形成されている複数のチップ領域を区画するスクライブ領域をダイシングして、複数のチップ領域を個片化することにより、半導体チップを製造することができる。以下では、半導体チップを配線基板上に搭載する工程について説明する。
まず、配線基板WBが複数形成された多数個取り基板MBを準備する。例えば、図30は、配線基板WBが複数形成された多数個取り基板MBを示す平面図である。図30に示すように、多数個取り基板MBは、例えば、複数の配線基板WBが互いにアレイ状に繋がった構成をしている。これらの配線基板WBのそれぞれには、図示しないが、例えば、銅材からなる端子(ボンディングフィンガ)が形成されており、端子の上面や側面には、金膜(Au膜)が形成されている。ここで、例えば、端子と金膜の間にニッケル膜(Ni膜)やパラジウム膜(Pd膜)が介在する場合もある。また、端子の上面や側面には、錫(Sn)やSnAg(錫銀)などからなる半田膜が形成されていてもよく、またプリフラックス処理(OSP処理)が施されていてもよい。
次に、図31に示すように、多数個取り基板MBに形成されている複数の配線基板のそれぞれの表面上に、封止材としての先塗布樹脂膜NCFを配置する。そして、図32に示すように、多数個取り基板MBに形成されている複数の配線基板のそれぞれに対応して、柱状電極PEが多数個取り基板MBの表面に対向する向きで、半導体チップCHPを先塗布樹脂膜NCF上に搭載する。このとき、半導体チップCHPは、先塗布樹脂膜NCFに押し込まれて、半導体チップCHPに形成されている柱状電極PEが多数個取り基板MBに形成されている端子(図示せず)と接触する。この状態で、半田融点よりも高い温度で加熱することにより、柱状電極PEの先端部に形成されている半田膜と端子とが接続され、かつ、先塗布樹脂膜NCFが熱硬化して、半導体チップCHPと多数個取り基板MBの間が先塗布樹脂膜NCFによって封止される。ここで、先塗布樹脂膜NCFが充分に硬化されない場合には、例えば、オーブンで再加熱してもよい。
なお、本実施の形態では、封止材として、先塗布樹脂膜NCFを使用する例について説明したが、封止材は、これに限らず、例えば、先塗布樹脂ペーストを使用してもよい。また、封止材は、半導体チップCHPを多数個取り基板MB上に搭載した後、毛細管現象を利用して、半導体チップCHPと多数個取り基板MBとの間にアンダーフィルを浸透させてもよいし、トランスファモールド技術によって、半導体チップCHPと多数個取り基板MBとの間に樹脂を注入してもよい。さらに、本実施の形態では、図31に示すように、多数個取り基板MB上に先塗布樹脂膜NCFを配置する例について説明したが、例えば、半導体チップCHPに先塗布樹脂膜NCFを貼り付けてもよい。
続いて、図33に示すように、多数個取り基板MBの裏面(半導体チップを搭載した面とは反対側の面)に、外部接続端子として機能する複数の半田ボールSBを取り付ける。この工程においても、熱処理が実施される。その後、図34に示すように、多数個取り基板MBをダイシングすることにより、多数個取り基板MBを複数の配線基板WBに個片化する。以上のようにして、本実施の形態によれば、配線基板WB上に半導体チップCHPが搭載された半導体装置を製造することができる。
以上の説明では、多数個取り基板を用いた場合の製造方法を示したが、予め個片化された基板で製造しても良い。
ここで、本実施の形態における半導体装置の製造方法においては、上述したように、例えば、多数個取り基板に形成されている端子と接続させるために、柱状電極PEの先端部に形成されている半田膜を溶融させる目的や、先塗布樹脂膜NCFを熱硬化させる目的で、熱負荷(加熱処理)が加えられる。また、多数個取り基板MBの裏面に複数の半田ボールSBを取り付ける際にも熱負荷が加えられる。さらには、半導体装置を製造した後、信頼性試験としての温度サイクル試験が実施され、この温度サイクル試験によって、半導体装置に熱負荷が加えられる。このように、本実施の形態における半導体装置は、様々な製造工程において、熱負荷が加えられる。
この点に関し、本実施の形態における半導体装置は、第1特徴点と第2特徴点とを有しているため、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面が、熱負荷に基づく応力によって破断しにくいパッド構造となっている。このことから、本実施の形態における半導体装置によれば、温度サイクル試験などの熱負荷に対する耐性を向上することができ、これによって、半導体装置の信頼性を向上することができる。
<変形例1>
次に、実施の形態の変形例1について説明する。図35は、本変形例1におけるパッド構造を示す平面図であり、図36は、図35のA−A線で切断した断面図である。図35および図36に示すように、パッドPDのプローブ領域PBRには、プローブ痕PMが形成されている。つまり、本変形例1においても、実施の形態と同様に、開口領域OP2から露出するパッドPDの表面領域内にプローブ痕PMが形成されていない。言い換えれば、本変形例1においても、実施の形態と同様に、プローブ領域PBRにプローブ痕PMが形成されている。このことから、本変形例1においても、プローブ痕PMに起因するパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を効果的に抑制することができる。
特に、この場合、プローブ痕PMによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面における密着性が影響を受けることはないことから、プローブ針の接触回数制限を緩和することができる。この結果、例えば、本変形例1のように、パッドPDにプローブ針を複数回接触させて電気的特性検査を実施することができる。この場合、図35および図36に示すように、本変形例1では、パッドPDのプローブ領域PBRに複数のプローブ痕PMが形成されることになる。
ここで、本変形例1でも、図35に示すように、開口領域OP2とプローブ痕PMがパッドPDの長辺方向に並ぶように配置されているため、プローブ痕PMと開口領域OP2との距離を離すことができる。このため、位置のばらつきが存在する複数のプローブ痕PMが、パッドPDのプローブ領域PBRに形成される場合であっても、プローブ痕PMが開口領域OP2内に形成されることを防止できる。
<変形例2>
続いて、実施の形態の変形例2について説明する。図37は、本変形例2におけるパッド構造を示す平面図であり、図38は、図37のA−A線で切断した断面図である。図37に示すように、本変形例2においても、実施の形態と同様に、プローブ痕PMは、プローブ領域PBRに形成されているが、さらに、このプローブ痕PMは、平面視において、柱状電極PEに内包されるように形成されている。さらに詳細には、開口領域OP2上からプローブ領域PBR上に延在する柱状電極の第2部分にプローブ痕PMが内包されている。この場合であっても、プローブ痕PM自体は、パッドPDのプローブ領域PBRに形成されており、かつ、図38に示すように、プローブ痕PMと柱状電極PEとの間には、保護絶縁膜PIFが介在するため、本変形例2のパッド構造においても、プローブ痕PMに起因するパッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を効果的に抑制することができる。
なお、本変形例2では、平面視において、開口領域OP2上からプローブ領域PBR上に延在する柱状電極の第2部分に、プローブ痕PMが完全に内包されている例について説明したが、例えば、平面視において、柱状電極PEの第2部分に、プローブ痕PMが部分的に重なっている場合であってもよい。
<変形例3>
次に、実施の形態の変形例3について説明する。図39は、本変形例3におけるパッド構造を示す平面図であり、図40は、図39のA−A線で切断した断面図である。実施の形態では、図12および図13に示すように、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをX方向にずらす例について説明した。これに対し、本変形例3では、図39および図40に示すように、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをY方向にずらしている。言い換えれば、本変形例3では、ボンディングフィンガFNGに対向する柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とのずれは、パッドPDの短辺方向に生じている。
例えば、温度サイクル試験などの熱負荷に起因する加熱と冷却の繰り返しによって、配線基板WBは、半導体チップに比べて線膨張係数が大きいことから、この線膨張係数の相違によって、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間に介在する柱状電極PEとパッドPDとの接合部分に繰り返し応力が加わる。このとき、例えば、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間にX方向の繰り返し応力が生じる場合には、実施の形態のように、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをX方向にずらす構成が有効であり、例えば、半導体チップの角部から離れた辺(例えば、右辺)の中心部に配置されているパッドPDに適用して有効である。これに対し、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDでは、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間に生じる繰り返し応力は、Y方向の成分も大きくなるため、この場合、本変形例3のように、Y方向に柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やし、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをY方向にずらす構成が有効である。
本変形例3の場合は、前記実施の形態で述べたX方向でなく、Y方向に沿った直線上(図示せず)において、一方の柱状電極PEの電極端部とその近傍にある開口領域OP2の開口端部までの間隔が、他方の柱状電極PEの電極端部とその近傍にある開口領域OP2の開口端部までの間隔より、広くしている部分を柱状電極PE内に構成している。したがって、Y方向に柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やすことにより、その結果、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置がY方向にずれているため、熱負荷に基づく応力が加わる際、力点のY座標と作用点のY座標がずれることになる。Y方向の柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やすことによって、柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接合強度を強化し、これにより、パッドPDと柱状電極PEとの接合部分での接合強度を補助することができ、この結果、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。さらに、力点のY座標と作用点のY座標がずれるため、力点のY座標と作用点のY座標が一致する場合に比べて、作用点に加わる繰り返し応力の大きさが小さくなることを意味する。したがって、本変形例3におけるパッド構造では、特に、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDにおいて、柱状電極PEのパッドPDとの接合部分に加わる応力の大きさを小さくすることができ、これによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。
<変形例4>
続いて、実施の形態の変形例4について説明する。図41は、本変形例4におけるパッド構造を示す平面図である。本変形例4では、図41に示すように、X方向およびY方向に柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やし、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをX方向およびY方向にずらしている。言い換えれば、本変形例4では、ボンディングフィンガFNGに対向する柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とのずれは、パッドPDの長辺方向と短辺方向の両方に生じている。ここで、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDでは、ボンディングフィンガFNGとパッドPDとの間に生じる繰り返し応力は、X方向の成分およびY方向の成分の両方が大きくなるため、本変形例4のように、柱状電極PEの中心位置と、開口領域OP2の中心位置とをX方向およびY方向の両方にずらす構成が有効である。すなわち、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDに対するパッド構造としては、本変形例4の構成が望ましい。
本変形例4の場合は、X方向およびY方向に柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接触面の面積を増やすことにより、柱状電極PEと保護絶縁膜PIFとの接合強度を強化し、これにより、パッドPDと柱状電極PEとの接合部分での接合強度を補助することができ、この結果、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。さらに、本変形例4では、開口領域OP2の中心位置と柱状電極PEの中心位置がX方向およびY方向にずれる。このため、熱負荷に基づく応力が加わる際、力点のX座標と作用点のX座標がずれるとともに、力点のY座標と作用点のY座標もずれることになる。したがって、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDと接続されるボンディングフィンガFNGにおいて、パッドPDとの間に生じる繰り返し応力は、X方向およびY方向の両方で生じる傾向がある。このことから、半導体チップの角部近傍に配置されたパッドPDに本変形例4のパッド構造を適用することにより、柱状電極PEのパッドPDとの接合部分に加わる応力の大きさを小さくすることができ、これによって、パッドPDと柱状電極PEとの接合界面での剥離を抑制することができる。
<変形例5>
次に、実施の形態の変形例5について説明する。図42は、本変形例5におけるパッド構造を示す平面図である。実施の形態では、図12に示すように、パッドPDの長辺方向(X方向)において、右側に開口領域OP2が形成され、かつ、左側にプローブ痕PMが形成されるパッド構造について説明したが、図42に示す本変形例5のように、パッドPDの長辺方向(X方向)において、左側に開口領域OP2が形成され、かつ、右側にプローブ痕PMが形成されるパッド構造でもよい。
具体的に、例えば、図11に示すように、実施の形態におけるパッド構造は、2列の千鳥配置で配置されている複数のパッドのうちの外周パッドに適用されることが考えられる。一方、本変形例5におけるパッド構造は、2列の千鳥配置で配置されている複数のパッドのうちの内周パッドに適用されることが考えられる。
<変形例6>
続いて、実施の形態の変形例6について説明する。図43は、本変形例6におけるパッド構造を示す平面図である。図43において、パッドPDを部分的に覆う表面保護膜(図示を省略)の一部に凸部CVXが形成されている。この凸部CVXにより、パッドPDのX方向において、凸部CVXの右側領域と凸部CVXの左側領域とを区別することができる。つまり、凸部CVXを目印にして、凸部CVXの右側領域を開口領域OP2が形成される領域と認識することができ、かつ、凸部CVXの左側領域をプローブ領域PBRの一部を構成する部分領域PRTが形成される領域と認識することができる。
例えば、パッドPDにプローブ針を押し当てて電気的特性検査を実施する段階では、保護絶縁膜PIFがまだ形成されておらず、保護絶縁膜PIFに形成される開口領域OP2も形成されていない。したがって、パッドPDの表面領域のうち、どの領域が開口領域OP2以外のプローブ領域PBRであるかを判別することが困難となる。この点に関し、本変形例6では、パッドPDを部分的に覆う表面保護膜の一部に凸部CVXが形成されているので、凸部CVXを目印にして、凸部CVXの右側領域を開口領域OP2が形成される領域と認識し、かつ、凸部CVXの左側領域をプローブ領域PBRの一部を構成する部分領域PRTが形成される領域と認識することができる。この結果、本変形例6によれば、実施の形態のようにダミーパッドDPを設けることなく、凸部CVXを目印にして、凸部CVXの左側領域(部分領域PRT)にプローブ針を押し当てることにより、自動的に、パッドPDの開口領域OP2以外のプローブ領域PBRにプローブ針が押し当てられることになる。以上のようにして、本変形例6によれば、パッドPDの表面領域のうち、開口領域OP2内にプローブ痕PMが形成されてしまうことを防止できる。
<変形例7>
次に、実施の形態の変形例7について説明する。図44は、本変形例7における半導体装置SA2の実装構成を示す断面図である。図44において、本変形例7における半導体装置SA2は、配線基板WBを有し、この配線基板WBの裏面に複数の半田ボールSBが形成されている。一方、配線基板WBの表面には、半導体チップCHP1が搭載されており、半導体チップCHP1に形成されている柱状電極PEが配線基板WBの表面に配置されている端子(ボンディングフィンガ)(図示せず)と接続されている。そして、半導体チップCHP1と配線基板WBとの隙間には、封止材UFが充填されている。
さらに、本変形例7における半導体装置SA2では、半導体チップCHP1上に、半導体チップCHP2が積層配置されており、半導体チップCHP2と配線基板WBとは、例えば、金線からなるワイヤWで電気的に接続されている。そして、積層配置された半導体チップCHP1および半導体チップCHP2を覆うように封止樹脂MRが形成されている。このように構成されている本変形例7における半導体装置SA2でも、半導体チップCHP1が柱状電極PEによって配線基板WBと接続されている点では、例えば、図2に示す実施の形態における半導体装置SAと共通するため、本変形例7における半導体装置SA2においても、実施の形態の技術的思想を適用することができる。
特に、本変形例7では、封止樹脂MRが存在し、この封止樹脂MRを形成する工程でも熱負荷が加えられることから、本変形例7に実施の形態の技術的思想を適用する技術的意義は大きくなる。
なお、図示はしないが、実施の形態における技術的思想は、例えば、放熱板を有する半導体装置や、第1半導体装置上に別の第2半導体装置を搭載した、いわゆるPOP(Package On Package)構造の半導体装置などに幅広く適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、半導体装置のパッケージ形態としてBGA(Ball Grid Array)を例に挙げて説明したが、前記実施の形態における技術的思想は、LGA(Land Grid Array)と呼ばれるパッケージ形態にも適用することができる。
OP2 開口領域
PBR プローブ領域
PD パッド
PE 柱状電極

Claims (18)

  1. (a)第1面および前記第1面に形成されたボンディングフィンガを有する配線基板、
    (b)主面、前記主面上に形成されたパッド、前記パッド上に形成された保護絶縁膜および前記保護絶縁膜から露出する前記パッドの開口領域上に形成された柱状電極を有する半導体チップであって、前記主面が前記配線基板の前記第1面と対向するように、前記柱状電極を介して前記配線基板の前記ボンディングフィンガと電気的に接続された前記半導体チップ、
    を含み、
    前記保護絶縁膜で覆われた前記パッドのプローブ領域には、プローブ痕が形成され、
    前記柱状電極は、
    前記開口領域上に形成された第1部分と、
    前記プローブ領域を覆う前記保護絶縁膜上に形成された第2部分と、
    を有し、
    前記開口領域の中心位置は、前記ボンディングフィンガと対向する前記柱状電極の中心位置からずれている、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記プローブ領域は、前記開口領域以外の領域であって、前記保護絶縁膜を除去した場合に露出する前記パッドの表面領域である、半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記柱状電極の前記第2部分は、前記プローブ痕に向かって延在している、半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    平面視において、前記柱状電極の前記第2部分は、前記プローブ痕を内包している、半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記パッドは、長方形形状をしており、
    前記開口領域と前記プローブ痕は、前記パッドの長辺方向に並んでいる、半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記ボンディングフィンガに対向する前記柱状電極の中心位置と、前記開口領域の中心位置とのずれは、前記パッドの長辺方向に生じている、半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体チップには、ダミーパッドが形成され、
    前記ダミーパッドは、前記開口領域を形成する前の前記パッドの表面領域内における前記プローブ領域の位置を特定する機能を有する、半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記半導体チップには、複数の前記パッドの配列方向に沿って、前記ダミーパッドが配置され、
    前記ダミーパッドの表面領域を前記配列方向に沿って平行移動させたとき、前記ダミーパッドの表面領域と重なる前記パッドの表面領域が、前記パッドの前記プローブ領域に含まれるように、前記ダミーパッドが配置されている、半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記パッドを部分的に覆うように前記主面上に形成された表面保護膜を有し、
    前記表面保護膜から露出する前記パッドの露出領域は、前記開口領域と前記プローブ領域とからなり、
    前記表面保護膜には、平面視において、前記開口領域と、前記プローブ領域の一部を構成する部分領域とを区別する機能を有する凸部が形成されている、半導体装置。
  10. (a)第1面および前記第1面に形成されたボンディングフィンガを有する配線基板、
    (b)主面、前記主面上に形成されたパッド、前記パッド上に形成された保護絶縁膜および前記保護絶縁膜から露出する前記パッドの開口領域上に形成された柱状電極を有する半導体チップであって、前記主面が前記配線基板の前記第1面と対向するように、前記柱状電極を介して前記配線基板の前記ボンディングフィンガと電気的に接続された前記半導体チップ、
    を含み、
    前記保護絶縁膜で覆われた前記パッドのプローブ領域には、プローブ痕が形成され、
    前記柱状電極は、
    前記開口領域上に形成された第1部分と、
    前記プローブ領域を覆う前記保護絶縁膜上に形成された第2部分と、
    を有し、
    平面視において、前記柱状電極は、前記柱状電極の複数の電極端部のうち、前記プローブ痕に最も近い第1電極端部と、前記第1電極端部と対向する第2電極端部とを有し、
    平面視において、前記開口領域は、前記開口領域の複数の開口端部のうち、前記プローブ痕に最も近い第1開口端部と、前記第1開口端部と対向する第2開口端部とを有し、
    平面視において、前記柱状電極の前記第1電極端部から前記開口領域の前記第1開口端部までの間隔は、前記柱状電極の前記第2電極端部から前記開口領域の前記第2開口端部までの間隔よりも大きい、半導体装置。
  11. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記プローブ領域は、前記開口領域以外の領域であって、前記保護絶縁膜を除去した場合に露出する前記パッドの表面領域である、半導体装置。
  12. 請求項11に記載の半導体装置において、
    前記柱状電極の前記第2部分は、前記プローブ痕に向かって延在している、半導体装置。
  13. 請求項12に記載の半導体装置において、
    平面視において、前記柱状電極の前記第2部分は、前記プローブ痕を内包している、半導体装置。
  14. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記パッドは、長方形形状をしており、
    前記開口領域と前記プローブ痕は、前記パッドの長辺方向に並んでいる、半導体装置。
  15. 請求項14に記載の半導体装置において、
    前記柱状電極の前記第1電極端部および前記第2電極端部と前記開口領域の前記第1開口端部および前記第2開口端部とは、前記パッドの前記長辺方向に沿って並んでいる、半導体装置。
  16. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記半導体チップには、ダミーパッドが形成され、
    前記ダミーパッドは、前記開口領域を形成する前の前記パッドの表面領域内における前記プローブ領域の位置を特定する機能を有する、半導体装置。
  17. 請求項16に記載の半導体装置において、
    前記半導体チップには、複数の前記パッドの配列方向に沿って、前記ダミーパッドが配置され、
    前記ダミーパッドの表面領域を前記配列方向に沿って平行移動させたとき、前記ダミーパッドの表面領域と重なる前記パッドの表面領域が、前記パッドの前記プローブ領域に含まれるように、前記ダミーパッドが配置されている、半導体装置。
  18. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記パッドを部分的に覆うように前記主面上に形成された表面保護膜を有し、
    前記表面保護膜から露出する前記パッドの露出領域は、前記開口領域と前記プローブ領域とからなり、
    前記表面保護膜には、平面視において、前記開口領域と、前記プローブ領域の一部を構成する部分領域とを区別する機能を有する凸部が形成されている、半導体装置。
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