JP2016000877A - 金属製スポンジ状立体編地 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ループ形を保持する弾性復元力を備えた金属線により、空隙率98.5%以上で且つ線径の20倍以上の編地厚が確保されるように編成された編地本体を有しており、前記編地本体において厚み方向に0.7kPaで10秒加圧、19.6kPaで60秒加圧、除圧60秒、0.7kPaで10秒加圧をこの順番に行う圧縮弾性試験において弾性率が90%以上とされた構成とする。
【選択図】図1
Description
とは言え、単に双糸を単糸に代えるだけでは、スポンジのように「ふんわり」した構造の編地を得ることはできず、のみならず、厚さ方向の弾力性や形状回復性を備えさせたも
のとすることはできない。また、前記の如く特許文献1でも説明されているように、双糸を単糸に代えると糸のよじれを原因とする不具合が生じ、編地として成立しない重大問題に繋がるのである。
即ち、本発明に係る金属製スポンジ状立体編地は、ループ形を保持する弾性復元力を備えた金属線により、空隙率98.5%以上で且つ線径の20倍以上の編地厚が確保されるように編成された編地本体を有しており、前記編地本体において厚み方向に0.7kPaで10秒加圧、19.6kPaで60秒加圧、除圧60秒、0.7kPaで10秒加圧をこの順番に行う圧縮弾性試験(JIS L−1096)において弾性率が90%以上とされていることを特徴とする。
なお、編地厚の測定は、0.7kPaで10秒加圧を行う際に行うものとする。
前記編地本体は、一対の針床により編成されることによりスムース編、ゴム編又はそれらの変化組織(例えば、ミラノリブや段ボールニットなど)とすることができる。
前記金属線には、ヤング率10×1010N/m2以上のものを用いるのが好適である。
前記金属線は、線径が10μm以上300μm以下とするのが好適である。
本発明に係る金属製スポンジ状立体編地は、タングステンなどの金属線により編成されている。編機には、ダイヤル及びシリンダを備えたダブルの丸編機などを使用するものとしてあり、編組織としてスムース編、ゴム編又はそれらの変化組織(例えば、ミラノリブや段ボールニットなど)が得られるようにしてある。なお、以下では、編成された編地のうち本発明が目的とする特性を有した領域につき、特に「編地本体」と呼ぶことにする。
編地本体は、ダブルの丸編機を使用して編成しているので、ダイヤルループ面とシリンダループ面とを備えており、これらダイヤルループ面とシリンダループ面との間を乖離させることにより、所定の編地厚が得られるようにしてある。すなわち、ダイヤルループ面やシリンダループ面のそれぞれにおいて、金属線の線径やループの大きさ、編み組織などの組み合わせだけでは厚みを増大できないところを、ダイヤルループ面とシリンダループ面との間の乖離寸法で確保するということである。
このような金属線を用いることで、編地本体は、圧縮弾性試験(JIS L−1096)において90%以上の弾性率を発現するものとされる。すなわち、この弾性率を備えることで、ループ形が必要十分な弾性復元力によって保持されるものとされ、もって所定の編地厚が確保されるものとなっている。なお、ヤング率が18×1010N/m2を下まわるような金属線では、丸編機においてダイヤルとシリンダとの上下間(釜間)を広げたときに、金属線が塑性変形しやすく、充分な弾性効果を期待できないことになる。
編地本体は、前記圧縮弾性試験において19.6kPaで60秒加圧時(最大加圧時)の圧縮率が48%以上とするのがよい。
金属線には線径12μmのタングステンを用いた。
編機には、22ゲージのスムース丸編機を使用し、フルニードル(全ての編成針を動作させる設定)でスムース編を編みたてた。空隙率は99.7%、編地厚/線径は56.2
5倍であった。
なお、「ゲージ」はシリンダにおける1インチ当たりの針床数である。
本実施例1の断面写真を図1(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図1(b)に示す。
(実施例2)
金属線には線径35μmのタングステンを用いた。
編機には、21ゲージのスムース丸編機を使用し、ハーフニードル(1本おきの編成針のみを動作させる設定)でスムース編を編みたてた。空隙率は99.5%、編地厚/線径は51.43倍であった。
本実施例2の断面写真を図2(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図2(b)に示す。
金属線には線径35μmのタングステンを用いた。
編機には、21ゲージのスムース丸編機を使用し、ハーフニードルでゴム編を編みたてた。空隙率は99.7%、編地厚/線径は39.71倍であった。
本実施例3の断面写真を図3(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図3(b)に示す。
(実施例4)
金属線には線径70μmのチタンを用いた。
編機には、21ゲージのスムース丸編機を使用し、ハーフニードルでゴム編を編みたてた。空隙率は98.6%以上、編地厚/線径は21.21倍であった。
本実施例4の断面写真を図4(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図4(b)に示す。
金属線には線径50μmの銅を用いた。
編機には、21ゲージのスムース丸編機を使用し、ハーフニードルでゴム編を編みたてた。空隙率は98.2%、編地厚/線径は16.30倍であった。
本比較例1の断面写真を図5(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図5(b)に示す。
(比較例2)
金属線には、線径35μmのタングステンを用いた。
編機には、22ゲージのスムース丸編機を使用し、フルニードルでスムースを編みたてた。空隙率は98.2%、編地厚/線径は23.14倍であった。
本比較例2の断面写真を図6(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図6(b)に示す。
(比較例3)
金属線には、線径35μmのステンレス(SUS304)を用いた。
編機には、22ゲージのスムース丸編機を使用し、フルニードルでスムースを編みたてた。空隙率は96.2%、編地厚/線径は25.43倍であった。
本比較例3の断面写真を図7(a)に示し、その編組織の模式図(断面構造)を図7(b)に示す。
(まとめ)
以上の実施例1〜4及び比較例1〜3についての諸元を表1に示す。
表1から明らかなように、本発明に係る金属製スポンジ状立体編地である実施例1〜4では、いずれも圧縮率が48.5%以上あり、弾性率は90%以上となっている。これに対し、比較例1〜3では、圧縮率が30%を下回るようなものもあり、厚み方向の変化量
が乏しいことが明らかである。また、比較例1〜3では、弾性率が80%を下回るものもあり、厚さ方向で十分な形状回復が起こらないものであることが明らかである。このようなものでは当然に、緩衝効果は不充分となる。
ところで、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
編地本体の編み組織をスムース編、ゴム編又はそれらの変化組織とするうえでは、一対の針床を備えた編機であればよいので、ダブルの丸編機に限定されるものではなく、ダブルの横編機などを使用してもよい。
また、本発明に係る金属製スポンジ状立体編地は、金属線のみによって編成する場合に限らず、ポリマーによって形成された繊維と交編してもよい。
Claims (7)
- ループ形を保持する弾性復元力を備えた金属線により、空隙率98.5%以上で且つ線径の20倍以上の編地厚が確保されるように編成された編地本体を有しており、
前記編地本体において厚み方向に0.7kPaで10秒加圧、19.6kPaで60秒加圧、除圧60秒、0.7kPaで10秒加圧をこの順番に行う圧縮弾性試験において弾性率が90%以上とされていることを特徴とする金属製スポンジ状立体編地。 - 前記編地本体は、前記圧縮弾性試験において19.6kPaで60秒加圧時の圧縮率が48%以上とされていることを特徴とする請求項1記載の金属製スポンジ状立体編地。
- 前記編地本体は、一対の針床により編成されることによりスムース編、ゴム編又はそれらの変化組織とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の金属製スポンジ状立体編地。
- 前記編地本体は、ダイヤル及びシリンダを備えた丸編機によりダイヤルループ面とシリンダループ面とを備えて編成されており、これらダイヤルループ面とシリンダループ面との間を乖離させることにより金属線の線径の20倍以上の編地厚に形成してあることを特徴とする請求項3記載の金属製スポンジ状立体編地。
- 前記金属線は、タングステン又はその合金若しくはステンレスであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の金属製スポンジ状立体編地。
- 前記金属線には、ヤング率10×1010N/m2以上のものが用いられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の金属製スポンジ状立体編地。
- 前記金属線は、線径が10μm以上300μm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の金属製スポンジ状立体編地。
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