以下に、本願に係る受付装置、受付方法及び受付プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る受付装置、受付方法及び受付プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.受付処理〕
以下では、図1を用いて、実施形態に係る受付処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る受付装置に対応する広告装置100によって受付処理及び配信処理が行われる例を示す。
広告装置100は、広告主から広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、広告装置100は、ユーザから広告配信の要求を受け付けた場合に、ユーザに適する広告コンテンツを抽出して、抽出された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。広告装置100は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と表記する)や、ウェブサイトを構成するウェブページに関する情報(以下、「ウェブページ情報」と表記する)等を利用することで、配信対象先であるユーザと、配信される広告コンテンツとの適切なマッチング処理を実行する。言い換えれば、広告装置100は、訴求効果が高くなると想定される特定のユーザに対応する適切な広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツを当該ユーザに配信する。広告配信を依頼する広告主(例えば、商品等を扱う企業)は、広告装置100を利用することにより、広告配信を契機としてユーザから何らかの成果を得ることのできる可能性が高い広告コンテンツや、クリック率が高くなると想定される広告コンテンツ、すなわち、広告効果の高い広告コンテンツの配信を実現する。
なお、ユーザ情報とは、一般ユーザによって操作される情報処理端末であるユーザ端末10がウェブサイトにアクセス(ウェブページにおいてバナー広告をクリックしたことを示す情報の送信や、ショッピングページにおいて商品を購買するための要求の送信などを含む)した際のログ(Log)のデータ(言い換えれば、ユーザの行動履歴)等をいう。また、ユーザ情報は、特定のウェブサイトへの会員登録や、ウェブサイトへのアクセス履歴や、ショッピングサイトでの購入履歴等から導かれるユーザ自体の属性情報(例えば、ユーザの名前、年齢、性別、住所、嗜好、年収など)を含む。
また、ウェブページ情報とは、例えば、ウェブページに含まれるテキストから抽出される情報であり、ウェブページの特徴を表す情報等をいう。例えば、ウェブページ情報は、ウェブページ内のテキストに含まれる単語の出現回数や、出現頻度などに基づいて、ウェブページの内容を示した情報である。広告装置100は、複数のウェブページがある場合に、各々のウェブページに対応するウェブページ情報を比較することにより、互いのウェブページが類似するか否かを判定する。
また、図1の例では、広告主から入稿される広告コンテンツは、ウェブページに含まれる広告枠に表示されるコンテンツである。広告コンテンツには、広告主の業務を宣伝するテキストや画像などが含まれる。そして、広告コンテンツには、広告主が提供するウェブページへのリンクが張られる。このような広告コンテンツのリンク先であるウェブページは、ランディングページ(Landing Page、以下「LP」と表記する場合がある)などと呼ばれる。すなわち、広告主は、広告コンテンツを表示させることで、ユーザにLPへの移動を促し、自身が提供するウェブページを閲覧させたり、ウェブページ上で商品の購入をさせたりするといった営業に活用する。
また、広告装置100から配信される広告コンテンツは、ユーザ端末10に表示される。ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ端末10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。
図1の例において、実施形態に係る広告装置100は、ユーザ情報及びウェブページ情報を取得し、広告コンテンツの配信に利用する。以下では、広告装置100によって行われる広告コンテンツの入稿受付処理及び配信処理の概要を流れに沿って説明する。
図1に示すように、広告主CL10は、自身が操作する広告主端末20を介して、広告コンテンツを広告装置100に入稿する(ステップS11)。ここで、広告主CL10は、広告コンテンツを入稿する際に、広告コンテンツの配信対象とするユーザの条件を選択することができる。例えば、広告主CL10は、入稿する広告コンテンツのリンク先であるLPを訪問したことのあるユーザを配信対象とする、といったユーザの条件の指定をすることができる。かかる広告配信は、リターゲティング配信と呼ばれ、一度広告主と関連のあるウェブページを訪問し、かかるウェブページを閲覧したことのあるユーザに配信対象を絞りこむことにより、広告効果の高い広告配信を実現することが期待できる。すなわち、広告装置100は、広告主CL10から、リターゲティング配信を所望する旨の指定を受け付け、かかる指定に従い、広告コンテンツを配信する。
ここで、広告装置100は、「広告主の提供するLPと類似するウェブページを閲覧したユーザ」についても、配信対象に含めるか否かの指定を広告主CL10から受け付ける。広告主CL10は、自身の提供するLPと類似するウェブページを閲覧したユーザを配信対象として選択することにより、配信対象ユーザを拡張することができる。例えば、広告主CL10は、リターゲティング配信のみを選択した場合、自身の提供するLPに集客力がなく、自身が所望する広告コンテンツの配信数ほど配信対象ユーザを確保できない場合がある。一方で、広告主CL10は、自身の提供するLPと類似するウェブページを閲覧したユーザを配信対象として選択することにより、例えば、競合大手のウェブページを閲覧したユーザを自身の広告コンテンツの配信対象とすることができる。これにより、広告主CL10は、リターゲティング配信のみを選択した場合よりも、広告コンテンツの訴求効果が高いと想定されるユーザを配信対象とすることができる。このように、広告装置100は、配信対象のユーザに関する条件が指定された広告コンテンツの入稿を受け付け、受け付けた広告コンテンツを所定の記憶部に格納する。
続いて、広告コンテンツの配信対象であるユーザについて説明する。図1の例において、ユーザは、種々のウェブページを訪問する(ステップS12)。言い換えれば、ユーザ端末10は、種々のウェブページを取得し、取得したウェブページをユーザ端末10が備える表示部に表示する。図1に例示するように、ユーザ端末10は、ユーザの操作に従い、広告主CL01が提供するLPであるウェブページW01や、広告主CL02が提供するLPであるウェブページW02や、広告主CL03が提供するLPであるウェブページW03を取得する。なお、ユーザ端末10は、ユーザが広告主CL01の提供する広告コンテンツをクリックすることにより、ウェブページW01を取得する。同様に、ユーザ端末10は、ユーザが広告主CL02の提供する広告コンテンツをクリックすることにより、ウェブページW02を取得し、ユーザが広告主CL03の提供する広告コンテンツをクリックすることにより、ウェブページW03を取得する。
ここで、ユーザ端末10は、ウェブページW01〜03を取得した場合、ユーザ情報を広告装置100に送信する(ステップS13)。すなわち、ユーザ端末10は、ユーザ情報として、ウェブページW01〜W03を訪問(閲覧)した行動履歴を広告装置100に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ウェブページW01〜03に埋め込まれたウェブビーコン(web beacon)等によって実現される通知機能を利用して、広告装置100にユーザ情報を送信する。例えば、ウェブビーコンは、ウェブページW01〜03にアクセスしたユーザ端末10を広告装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像(「クリアGIF」と呼ばれることもある)にアクセスさせる機能を有する。これにより、広告装置100は、ユーザ端末10からユーザ情報を受信し、取得することができる。そして、広告装置100は、取得したユーザ情報を所定の記憶部に格納する。
続いて、広告装置100は、ユーザ端末10から広告配信の要求を受け付けた場合に、ユーザ端末10に配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS14)。例えば、ユーザ端末10は、広告枠が含まれる所定のウェブページを表示する場合、広告枠で表示する広告コンテンツを取得するため、広告装置100に広告配信の要求を行う。なお、広告装置100は、ユーザ端末10から送信されるクッキー(Cookie)によりユーザ端末10を識別し、保持しているユーザ端末10毎のユーザ情報を照合することにより、広告配信の要求を送信したユーザ端末10に対応する広告コンテンツを抽出する。
ここで、広告装置100は、広告配信の要求を送信したユーザが、広告主CL10が提供するLPと類似するウェブページであるウェブページW01や、ウェブページW02や、ウェブページW03を取得していたという情報に基づき、ユーザ端末10に配信する広告コンテンツとして、広告主CL10から入稿された広告コンテンツを抽出する。
そして、広告装置100は、抽出された広告コンテンツをユーザ端末10に配信する(ステップS15)。ユーザ端末10は、配信された広告コンテンツを取得したウェブページの広告枠に表示する。
また、広告装置100は、ユーザ端末10に配信する広告コンテンツを抽出するための情報を提供した広告主CL01〜CL03に対して、広告収益を分配する(ステップS16)。すなわち、広告主CL01〜CL03は、自身のウェブページに所定のタグ(例えば、ウェブビーコンのような通知機能)を埋め込むことにより、ユーザ端末10の情報を広告装置100に提供し、また、ウェブページの情報を広告装置100に提供した者である。この場合、広告装置100は、広告主CL10が入稿した広告コンテンツがユーザ端末10に配信されたことに対する広告主CL01〜03の貢献度に応じて、広告主CL10から取得した広告料を広告主CL01〜CL03に分配する。このように、広告装置100は、広告料を分配することにより、広告主CL01〜CL03に情報提供へのインセンティブを与える。また、広告主CL01〜03は、自身の提供する広告コンテンツをクリックしたにもかかわらず、自身に利益をもたらさなかったユーザであっても、その後、自身が提供した情報に基づく広告配信が行われた際に、広告に関する収益を得ることができる。
このように、実施形態に係る広告装置100は、所定の広告コンテンツの広告主が提供するウェブサイトに類似するウェブサイトを訪問したユーザを配信対象とする広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、広告装置100は、受け付けられた広告コンテンツに関する情報を所定の記憶部に格納する。
すなわち、実施形態に係る広告装置100は、自身が提供するLPに訪問したユーザのみならず、自身が提供するLPに類似するウェブサイトを訪問したユーザに関しても、広告コンテンツを配信させる対象とする広告コンテンツの入稿を受け付ける。上述のように、リターゲティング型の広告配信サービスを利用する広告主にとっては、自身が提供するウェブサイトに集客力がない場合には、広告コンテンツを配信対象のユーザの数が充分に確保できず、望む広告効果が得られないことがありうる。一方、実施形態に係る広告装置100によれば、広告主は、類似するウェブサイトを訪問したユーザに関しても配信対象に含めた広告コンテンツの入稿が可能となるため、より多くのユーザを配信対象とすることができる。また、実施形態に係る広告装置100によれば、広告主は、自身のウェブサイトと類似するウェブサイトを訪問したユーザ、言い換えれば、広告主が提供する商品やサービスに興味関心のあるユーザを配信対象として加えることができるため、訴求効果の高い広告コンテンツを配信することができる可能性が高くなる。このように、実施形態に係る広告装置100によれば、広告コンテンツの配信対象であるユーザ層の範囲を効率良く拡張することができる。
〔2.受付システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告装置100が含まれる受付システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る受付システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る受付システム1には、ユーザ端末10と、広告主端末20と、ウェブサーバ30と、広告装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した受付システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台の広告主端末20や、複数台のウェブサーバ30が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザに操作される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、ウェブサーバ30にアクセスすることで、ウェブサーバ30から提供されるウェブサイトからウェブページを取得し、取得したウェブページを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。
広告主端末20は、広告装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告装置100に広告コンテンツを入稿する。また、広告主端末20は、入稿した広告コンテンツを配信する対象となるユーザに関する条件を指定する。例えば、広告主端末20は、広告コンテンツの配信先となるユーザの条件の指定として、自身の提供するLPと類似するウェブページを閲覧したユーザを配信対象とするか否か、などの条件を指定する。
なお、広告主は、広告主端末20を用いて、広告装置100に広告コンテンツを入稿せずに、かかる入稿等を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告装置100に広告コンテンツを入稿等するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
ウェブサーバ30は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、各種ウェブページを提供するサーバ装置である。ウェブサーバ30は、例えば、ニュースサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。また、ウェブサーバ30は、広告主が提供する広告コンテンツのリンク先となるLPを提供する。
なお、ウェブサーバ30によって配信されるウェブページには、広告コンテンツを表示するための広告枠が含まれる。そして、広告枠を含むウェブページには、広告枠に表示する広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTML(HyperText Markup Language)ファイル等には、広告装置100のURL(Uniform Resource Locator)等が広告取得命令として記述される。この場合、ユーザ端末10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告装置100から広告コンテンツの配信を受ける。
広告装置100は、上述のように、ユーザ情報とウェブページ情報を利用することで、広告主が提供するLPに類似するウェブページを取得したユーザ端末10に対して、広告コンテンツを配信するサーバ装置である。
上述のように、広告装置100は、広告コンテンツの配信にあたって、ユーザ端末10を識別し、広告コンテンツを配信するユーザ端末10を特定する。例えば、ユーザの識別は、ユーザ端末10のウェブブラウザと広告装置100との間でやり取りされるクッキーにユーザ識別情報を含めることよって行うことができる。ただし、ユーザを識別する手法は上記に限られない。例えば、ユーザ端末10に専用のプログラムを設定し、かかる専用プログラムからユーザ識別情報を広告装置100に送信させてもよい。これにより、広告装置100は、ユーザ情報を送信したユーザ端末10と、広告配信の要求を送信したユーザ端末10とを対応付けることができるので、広告配信の要求を送信したユーザ端末10に適切な広告コンテンツを抽出することができる。
〔3.広告装置100の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ユーザ端末10、広告主端末20及びウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部110は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、ウェブサイト情報記憶部123と、配信ログ記憶部124とを有する。
(広告情報記憶部121について)
広告情報記憶部121は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツに関する情報を記憶する。また、広告情報記憶部121は、入稿された広告コンテンツに対応付けて、広告主から設定される配信先のユーザに関する条件の指定などを記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る広告情報記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、広告情報記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「LP」、「類似配信オプション」、「利用許可」、「CPM(Cost Per Mille)」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツID」は、広告主から広告装置100に入稿される広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。
「LP」は、広告コンテンツのリンク先であるランディングページを示す。図4に示す「W01」という表記は、LPを識別するための識別情報を示すとともに、LPに関する情報を概念的に表現したものである。広告情報記憶部121内に記憶されるLPに関する情報は、LPを構成するHTMLファイル等であってもよいし、LPのデータが置かれたURL(Uniform Resource Locator)を示す情報であってもよい。
なお、以下では、図4に示した広告主ID、広告コンテンツID、LPの項目に記憶されている識別情報を広告主、広告コンテンツ及びLPの参照符号として用いる場合がある。例えば、広告主ID「CL01」によって識別される広告主を「広告主CL01」と、または、広告コンテンツID「AD01」によって識別される広告コンテンツを「広告コンテンツAD01」と、または、LP「W01」によって識別されるLPを「LPW01」と、表記する場合がある。なお、LPは、広告コンテンツのリンク先のウェブページであるため、LP「W01」をウェブページ「W01」と置き換えて表記する場合がある。
「類似配信オプション」は、LPと類似したウェブページを閲覧したユーザについても広告配信の対象に含めるか否かのオプションの選択を示す。図4に示した例では、類似配信オプションの項目に「1」が記載されている広告コンテンツは、LPと類似したウェブページを閲覧したユーザについても広告配信の対象に含めるか否かのオプションが「あり」に指定されていることを示す。この場合、広告コンテンツは、LPと類似したウェブページを閲覧したユーザに対しても配信されうることを示す。一方、類似配信オプションの項目に「0」が記載されている広告コンテンツは、LPと類似したウェブページを閲覧したユーザについては配信対象とされないことを示す。
「利用許可」は、広告主が、自身の提供するウェブページに関する情報を広告装置100に利用させることを許可しているか否かを示す。図4に示した例では、利用許可の項目に「1」が記載されている広告主は、自身の提供するウェブページに関する情報を広告装置100に利用させることを「許可」していることを示す。一方、利用許可の項目に「0」が記載されている広告主は、自身の提供するウェブページに関する情報を広告装置100に利用させることを許可していないことを示す。利用許可に「1」が記載されている広告主は、自身の提供するウェブページに、広告装置100に情報を提供するための所定のタグを埋め込む。これにより、広告主は、広告装置100にウェブページ情報を提供する。また、広告主は、所定のタグを埋め込むことにより、ユーザ端末10が自身の提供するウェブサイトにアクセスした場合には、かかるアクセス情報を広告装置100に送信させることができる。
「CPM」は、広告コンテンツの広告料金の単位を示す。CPMは、ウェブページに広告コンテンツが配信された1000回あたりの料金を示す。例えば、広告コンテンツのCPMが「400円」であり、かかる広告コンテンツが配信されたウェブページの閲覧数(ページビュー)が1000回であれば、広告主は、広告装置100に「400円」を広告料として支払う。
例えば、図4では、広告主ID「CL01」によって識別される広告主CL01が、広告コンテンツID「AD01」によって識別される広告コンテンツAD01を入稿している例を示す。また、広告コンテンツAD01のリンク先は、LPであるウェブページ「W01」であり、広告主CL01は、類似指定オプションを「あり」にしており、利用許可を「許可」にしている。また、広告コンテンツAD01のCPMは「400円」である例を示している。
なお、実際にユーザ端末10に配信される広告コンテンツのデータは、広告装置100とは別に備えられた所定の広告配信サーバに記憶されてもよい。この場合、広告装置100は、広告情報記憶部121に記憶された広告コンテンツIDに基づいて、外部の広告配信サーバに記憶された広告コンテンツを特定する。そして、広告装置100は、広告配信サーバに対して、特定された広告コンテンツをユーザ端末10に対して配信するよう制御する。
(ユーザ情報記憶部122について)
ユーザ情報記憶部122は、広告コンテンツの配信候補であるユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部122は、ユーザ端末10から取得されるユーザの行動履歴などを記憶する。
ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示した例では、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「行動情報」といった項目を有する。また、「行動情報」には、「閲覧ページ」、「日時」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザ端末10及びユーザを識別する識別情報である。図5において、ユーザIDは、例えば、「U11」と表記される。これは、ユーザ端末10がユーザID「U11」により識別されていることを示す。なお、ユーザIDは、ユーザ端末10を操作するユーザの参照符号と一致するものとする。すなわち、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ端末10は、ユーザ「U11」により操作される端末装置であるものとする。
「行動情報」は、ユーザの行動履歴を示す。図5の例では、ユーザ情報記憶部122は、ユーザのウェブページの閲覧行動に関する情報を記憶するものとする。「閲覧ページ」は、ユーザが閲覧した(すなわち、ユーザ端末10が取得した)ウェブページを識別する情報を示す。「日時」は、ユーザがウェブページを閲覧した日時を示す。
例えば、図5では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザU11が操作するユーザ端末10が、ウェブページW01を「2014年9月10日18時30分」に閲覧した例を示している。
なお、図5では図示することを省略したが、ユーザ情報記憶部122には、ウェブサイトへのアクセス履歴や、ショッピングサイトでの購入履歴などのユーザの行動情報が記憶されてもよい。また、ユーザ情報記憶部122には、ユーザ端末10自体を識別する情報であるデバイスID等を記憶してもよい。デバイスIDは、ユーザIDと異なり、端末装置自体に記録されている識別情報を示す。また、ユーザ情報記憶部122は、ユーザの属性情報として、ユーザの氏名や、年齢や、性別などが記憶されてもよい。
(ウェブサイト情報記憶部123について)
ウェブサイト情報記憶部123は、ウェブサイト及びウェブサイトを構成するウェブページに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るウェブサイト情報記憶部123の一例を示す。図6に示した例では、ウェブサイト情報記憶部123は、「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「LP」、「関連度」といった項目を有する。また、「関連度」には、「対象LP」、「類似度」といった項目が含まれる。
「広告主ID」、「広告コンテンツID」及び「LP」は、図4に示した各項目に対応する。「関連度」は、LPの項目に示されているウェブページと、他のLPとの関連度に関する情報を示す。「対象LP」は、LPの項目に示されているLP以外の、他の広告主から提供されるLPであるウェブページを識別する情報が記載される。
「類似度」は、「LP」の項目に示されるウェブページと、対象LPに示されたウェブページとの類似度を示す。図6のように、「類似度」は、所定の指標値により示される。例えば、類似度は、「0」〜「1」までの値をとる指標値により示され、かかる指標値が1に近づくほど、「LP」の項目に示されたウェブページと、「対象LP」の項目に示されたウェブページとが類似していることを示す。
例えば、図6では、広告主「CL01」が、広告コンテンツ「AD01」を入稿しており、広告コンテンツAD01のリンク先はウェブページ「W01」である例を示す。そして、ウェブページ「W01」と、対象LPであるウェブページ「W02」との類似度は「0.30」であり、ウェブページ「W01」と、ウェブページ「W03」との類似度は「0.20」であり、ウェブページ「W01」と、ウェブページ「W10」との類似度は「0.55」である例を示している。
(配信ログ記憶部124について)
配信ログ記憶部124は、広告コンテンツの配信に関するログを記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る配信ログ記憶部124の一例を示す。図7に示した例では、配信ログ記憶部124は、「広告コンテンツID」、「ユーザID」、「広告コンテンツが配信された日時」といった項目を含むログ情報の一群から構成されるユーザ情報ファイルF01を記憶する。例えば、ユーザ情報ファイルF01を構成するログは、広告コンテンツが配信されたタイミングでユーザ情報ファイルF01に格納される。
「広告コンテンツID」は、広告コンテンツを識別する識別情報を示す。図7において、広告コンテンツIDは、例えば、「AD=AD10」と表記される。これは、ユーザに配信された広告コンテンツが「AD01」で識別される広告コンテンツであることを示す。なお、広告コンテンツIDは、図4に示す広告コンテンツIDに対応する。
「ユーザID」は、広告コンテンツが配信されたユーザ端末10を識別する識別情報を示す。図7において、ユーザIDは、例えば、「UserID=U11」と表記される。これは、広告コンテンツが配信されたユーザが「U11」で識別されるユーザであることを示す。なお、ユーザIDは、図5に示すユーザIDに対応する。
「広告コンテンツが配信された日時」は、図7において、「2014/09/10_20:30」といった数値で表される。
例えば、図7に示したユーザ情報ファイルF01を構成するログの一例は、広告コンテンツID「AD01」によって識別される広告コンテンツAD01が、「2014年9月10日 20:30」に、ユーザID「U11」で識別されるユーザU11が操作するユーザ端末10に配信されたことを示す。
なお、配信ログ記憶部124は、広告装置100の内部に存在せず、例えば外部に接続された所定のログ記憶サーバなどであってもよい。この場合、後述する取得部133は、ネットワークNを介して、所定のログ記憶サーバに記憶されているログを取得することができる。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、入稿受付部131と、格納部132と、取得部133と、算出部134と、要求受付部135と、抽出部136と、配信部137と、収益分配部138とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部131について)
入稿受付部131は、広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部131は、広告コンテンツの入稿とともに、広告コンテンツのリンク先となるLPのURLや、広告コンテンツを自身のLPと類似したウェブページを閲覧したユーザについても広告配信の対象に含めるか否かのオプションの選択などを受け付ける。
また、入稿受付部131は、広告コンテンツを入稿している広告主に対して、かかる広告コンテンツのリンク先であるLPに関する情報を提供し、他の広告主の広告配信に利用させることを許可するか否かの選択を受け付ける。広告主は、かかる利用を「許可」する場合には、自身の提供するLPに所定のタグを埋め込ませる。これにより、広告主は、自身のLPを閲覧したユーザに関する情報や、自身のLPに関する情報を広告装置100に提供する。
(格納部132について)
格納部132は、入稿受付部131によって受け付けられた広告情報を広告情報記憶部121に格納する。具体的には、格納部132は、入稿受付部131によって受け付けられた広告コンテンツと、広告コンテンツに指定されるオプションの選択や、広告主が自身の情報を他の広告主の広告配信に利用させることを許可するか否かの選択などを対応付けて、広告情報記憶部121に格納する。
(取得部133について)
取得部133は、広告配信の対象であるユーザに関する情報や、ウェブページに関する情報を取得する。例えば、取得部133は、ウェブサーバ30から送信されるユーザ端末10の行動履歴のログや、ユーザの登録情報などに基づいて、ユーザの行動履歴や、ユーザの属性情報を取得する。また、取得部133は、広告コンテンツの配信に関する情報を配信ログ記憶部124から取得する。また、取得部133は、他の広告主に対して情報を利用させることを許可した広告主が提供するウェブページであって、所定のタグが埋め込まれたウェブページに関する情報を取得する。
例えば、取得部133は、ウェブページに関する情報として、ウェブページを構成するテキストに関する情報を取得する。取得部133は、例えば、ウェブページを構成するテキストに出現する単語の種類や、出現回数などを取得する。
また、取得部133は、取得した情報を所定の記憶部に格納する。例えば、取得部133は、広告コンテンツの配信に関する情報を広告情報記憶部121に格納する。また、取得部133は、ユーザの属性に関する情報をユーザ情報記憶部122に格納する。また、取得部133は、ウェブページに関する情報をウェブサイト情報記憶部123に格納する。
(算出部134について)
算出部134は、取得部133によって取得された情報に基づいて、ウェブページ同士の関連度を算出する。例えば、算出部134は、関連度を示す情報として、ウェブページ同士の類似度を示す指標値を算出する。
算出部134は、例えば、ウェブページの特徴を示す特徴情報に基づいて、類似度を示す指標値を算出する。算出部134は、特徴情報の一例として、ウェブページの特徴を示す単語ベクトルを生成し、単語ベクトル同士の類似度(例えば、単語ベクトル同士のコサイン類似度)を算出する。
例えば、算出部134は、取得部133によって取得されたウェブページに含まれるテキストを形態素解析した情報に基づいて、ウェブページ毎の単語ベクトルを生成する。すなわち、算出部134は、ウェブページに含まれるテキストを単語毎に分解する。そして、算出部134は、ウェブページに含まれる単語の種類と、ウェブページ内の単語の出現回数に基づいて、ウェブページに対応する単語ベクトルを生成する。例えば、算出部134は、ウェブページに出現する単語について「1」の要素を与え、出現しない単語について「0」の要素を与えることで、ウェブページに対応する単語ベクトルを生成する。この場合、算出部134は、例えば、tf−idf(Term Frequency−Inverse Document Frequency)など既知の特徴抽出アルゴリズムにより特徴語を抽出する手法を用いて単語ベクトルを生成してもよい。
そして、算出部134は、ウェブページ毎に生成された単語ベクトル同士の類似度を算出する。具体的には、算出部134は、処理対象となるウェブページに対応する単語ベクトルと、類似度を算出する対象のウェブページに対応する単語ベクトルとのコサイン類似度を算出する。上述のように、算出部134がウェブページに対応する単語ベクトルを生成した場合には、算出部134は、単語ベクトル同士のコサイン類似度として「0〜1」の範囲で示される所定の数値を算出する。算出部134は、算出した数値を、類似度を示す指標値として、ウェブサイト情報記憶部123の「類似度」の項目に格納する。
なお、算出部134は、類似度を算出するウェブページの選択については、ユーザ情報記憶部122に記憶されているユーザの行動履歴を参照してもよい。すなわち、算出部134は、ユーザが訪問しているウェブページと、ユーザがかかるウェブページの訪問の前後に訪問しているウェブページとの類似度を優先的に算出してもよい。一般に、ユーザは、類似情報を取得する意図をもって、ウェブページ間を移動し、ウェブページを閲覧していることが考えられる。このため、算出部134は、ユーザの行動履歴に基づいて、ウェブページの類似度を算出することにより、後述する抽出処理に用いるための有用な情報を算出しやすくなる。
(要求受付部135について)
要求受付部135は、広告コンテンツの配信に関する要求を受け付ける。例えば、要求受付部135は、広告コンテンツの取得要求として、ユーザ端末10が表示するウェブページに含まれるHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを受け付ける。
この場合、要求受付部135は、ユーザ端末10から送信される広告配信の要求を受け付けるとともに、ユーザ端末10を識別する情報を受け付ける。例えば、要求受付部135は、ユーザ端末10から送信されるクッキーを受け付ける。そして、要求受付部135は、受け付けた情報を後述する抽出部136へ送る。
(抽出部136について)
抽出部136は、ユーザに配信される広告コンテンツを抽出する。具体的には、抽出部136は、広告コンテンツに関する情報と、ユーザに関する情報と、ウェブページに関する情報とに基づいて、配信要求を送信したユーザに対して最も訴求効果が高いと想定される広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部136は、ユーザが訪問したウェブページと、所定の広告コンテンツのリンク先であるウェブページとの類似度が所定の閾値以上である場合に、かかるユーザが所定の広告コンテンツのリンク先であるウェブページにも興味関心を有する可能性が比較的高いものとして、所定の広告コンテンツをユーザへ配信させる広告コンテンツとして抽出する。
以下に、抽出部136が行う抽出処理について具体的に説明する。抽出部136は、要求受付部135がユーザU11から広告配信の要求を受け付けた場合、ユーザ情報記憶部122に記憶されているユーザU11に関する情報を参照する。例えば、抽出部136は、図5に示すように、ユーザU11が、ウェブページW01や、ウェブページW02や、ウェブページW03を訪問していたという行動履歴を参照する。この場合、かかる行動履歴は、ユーザU11が、広告主CL01が提供した広告コンテンツAD01をクリックすることによりウェブページW01を訪問しており、また、広告主CL02が提供した広告コンテンツAD02をクリックすることによりウェブページW02を訪問しており、広告主CL03が提供した広告コンテンツAD03をクリックすることによりウェブページW03を訪問していたことを示す。なお、ここでは、ユーザU11は、広告主CL10が提供するLPであるウェブページW10を訪問した行動履歴を有しないものとする。
続いて、抽出部136は、ユーザU11が訪問したウェブページW01〜W03と類似するLPに関する情報を参照する。すなわち、抽出部136は、ウェブページW01や、ウェブページW02や、ウェブページW03と、他の広告主が提供するLPとの類似度を参照する。そして、抽出部136は、ユーザU11が訪問したウェブページと、他の広告主が提供するLPとの類似度が所定の閾値以上である場合に、ユーザU11が訪問したウェブページと、他の広告主が提供するLPとが類似していると判定する。抽出部136は、類似度に設定される所定の閾値として、例えば「0.30」以上の類似度が算出されている場合に、ユーザU11が訪問したウェブページと、他の広告主が提供するLPとが類似していると判定する。そして、抽出部136は、ユーザU11が訪問した履歴のあるウェブページW01や、ウェブページW02や、ウェブページW03と類似するウェブページW10をリンク先とする広告コンテンツAD10を抽出する。言い換えれば、抽出部136は、ユーザU11がウェブページW10と類似するウェブページを訪問したという行動履歴に基づいて、広告コンテンツAD10を配信候補として抽出する。なお、上記の例においては、抽出部136は、図6に示すように、ウェブページW10と類似度が最も高いウェブページW01を訪問したユーザに対して広告コンテンツAD10を抽出してもよいし、類似するウェブページW01〜W03の全てを訪問したユーザに対してのみ広告コンテンツAD10を抽出してもよい。
このように、抽出部136は、広告主CL10が提供するLPと類似するLPであるウェブページW10を訪問したユーザU11の行動履歴に基づいて、ユーザU11に配信される広告コンテンツAD10を抽出する。上述したように、一般的なリターゲティング広告配信によれば、広告主CL10が入稿した広告コンテンツAD10は、ウェブページW10を訪問したユーザに限り、配信候補として抽出される。一方、実施形態に係る抽出部136によれば、広告主CL10が提供するLPであるウェブページW10を一度も訪問していないユーザU11に対しても、広告主CL10が入稿した広告コンテンツAD10が配信候補として抽出される。これにより、広告主CL10は、通常では広告コンテンツAD10を配信させる対象とならないユーザU11に対して広告コンテンツAD10を配信させることができる。すなわち、広告主CL10は、広告コンテンツAD10の配信対象とするユーザ層を効率よく拡張させることができる。
(配信部137について)
配信部137は、広告配信の要求を送信したユーザ端末10に対して、抽出部136によって抽出された広告コンテンツを配信する。具体的には、配信部137は、抽出部136によって抽出された広告コンテンツを広告情報記憶部121の中から特定し、特定された広告コンテンツをユーザ端末10に配信する。
そして、配信部137は、広告コンテンツの配信先であるユーザ端末10を識別する情報と、配信した広告コンテンツを識別する情報と、広告コンテンツを配信した日時に関する情報とを含むログを配信ログ記憶部124に格納する。
(収益分配部138について)
収益分配部138は、広告配信による収益を広告主に分配する。具体的には、収益分配部138は、所定の広告主が提供するLPに類似するウェブページを訪問したユーザに広告コンテンツを配信させる契機となった情報を提供した他の広告主に対して、所定の広告主から徴収された広告料を、提供した情報の貢献度に基づいて分配する。
例えば、収益分配部138は、提供した情報の貢献度として、ウェブページ同士の類似度に基づいて、収益を分配する。上記の抽出処理の具体例において、抽出部136は、ユーザU11が訪問したウェブページのうち、ウェブページW10との類似度が所定の閾値である「0.30」以上のウェブページW01〜03をユーザU11が訪問した情報を用いて、ユーザU11に配信させる広告コンテンツを抽出する例を示した。この場合、抽出部136は、広告主CL01〜CL03から、ウェブページW10に類似するウェブページW01〜W03に関する情報や、ウェブページW01〜W03を訪問したユーザに関する情報の提供を受けたことによって、広告主CL10から入稿された広告コンテンツAD10をユーザU11に配信させる広告コンテンツとして抽出した。そして、配信部137は、抽出された広告コンテンツAD10をユーザU11に配信した。すなわち、広告主CL10は、広告主CL01〜CL03から提供された情報に基づいて、広告コンテンツAD10をユーザU11に配信することができたといえる。
このとき、収益分配部138は、広告コンテンツAD10をユーザU11に配信させることによって広告装置100側が得た広告収益を他の広告主CL01〜03に分配する。また、上記の広告配信においては、抽出処理に用いられたウェブページと、配信される広告コンテンツのLPとの類似度が高いほど、ユーザU11の興味関心を正確に捉えた広告配信が可能になるといえる。すなわち、ウェブページW10との類似度が高いウェブページに関する情報を提供した広告主ほど、ユーザU11に広告コンテンツAD10を配信させた一連の広告配信処理における貢献度が高いといえる。そこで、収益分配部138は、ウェブページW10との類似度が高いウェブページW01に関する情報を提供した広告主CL01に対して、広告主CL02や、広告主CL03と比べて相対的に高い金額が分配されるように分配額を算定する。
分配額の算定の一例として、収益分配部138は、広告主CL10から得た収益のうち所定の割合の金額を「情報提供対価」として、情報提供者である他の広告主に分配するものとする。そして、収益分配部138は、情報提供対価のうち、ユーザU11に広告コンテンツAD10を配信させる契機となった複数のウェブページ同士の類似度の割合に応じて、広告主に分配する額を算定する。例えば、収益分配部138は、複数のウェブページW01〜W03同士の類似度の割合を求めるものとする。例えば、収益分配部138は、ウェブページW01〜W03の類似度の和を分母とし、それぞれのウェブページの類似度を分子として、類似度の割合を求める。この場合、ウェブページW01の類似度の割合は、「0.55/0.55+0.40+0.35」=「0.423」である。同様に、ウェブページW02の類似度の割合は、「0.40/0.55+0.40+0.35」=「0.308」であり、ウェブページW03の類似度の割合は、「0.35/0.55+0.40+0.35」=「0.269」である。そして、収益分配部138は、情報提供対価に、かかる類似度の割合を乗じて、各広告主に分配する額を算定する。例えば、情報提供対価が「10000」円の場合、収益分配部138は、広告主CL01に分配する額として、「10000×0.423」=「4230」円を算定する。同様に、収益分配部138は、広告主CL02に分配する額として、「10000×0.308」=「3080」円を算定し、広告主CL03に分配する額として、「10000×0.269」=「2690」円を算定する。そして、収益分配部138は、算定された金額を各広告主に分配する。
なお、上記の分配処理は一例であり、収益分配部138は、他の手法により算定された分配額を広告主に分配してもよい。例えば、収益分配部138は、情報を提供した全ての広告主に同じ金額を分配してもよいし、最も貢献度の高かった広告主に情報提供対価を全て分配してもよい。
このように、収益分配部138は、広告主が提供するウェブページの類似度に基づいて、収益を広告主に分配する。すなわち、収益分配部138は、広告配信処理における各広告主の貢献度に基づいて、情報提供者である広告主に収益を分配する。これにより、情報提供者(図4において、利用許可の項目を「許可」とした広告主)は、自身の広告コンテンツの配信によってはコンバージョンに至らなかったユーザであっても、類似するウェブページに訪問したユーザであるとして、他の広告主が広告コンテンツを配信させることにより、広告による収益を得ることができる。このため、情報提供者にとっては、積極的に情報を利用させようとするインセンティブが働く。また、広告配信を所望する広告主にとっては、通常では利用することができない情報、例えば、同業他社のウェブページを訪問したユーザに関する情報などを利用して、広告配信の対象となるユーザ層を拡張させた広告配信を実現させることができる。
〔4.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る広告装置100が実行する配信処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る広告装置100による受付処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、広告装置100は、自身が提供するLPと類似するウェブページを訪問したユーザに対しても広告コンテンツの配信を所望する広告主から、かかる配信のオプションの指定がされた広告コンテンツの入稿を受け付ける(ステップS101)。
続いて、広告装置100は、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。広告装置100は、広告コンテンツの配信要求を受け付けていない場合は(ステップS102;No)、受け付けるまで待機する。
一方、広告装置100は、広告コンテンツの配信要求を受け付けた場合には(ステップS102;Yes)、配信要求を送信したユーザを特定する(ステップS103)。そして広告装置100は、特定されたユーザの行動履歴等に基づいて、ユーザに対応する広告コンテンツを抽出する(ステップS104)。
そして、広告装置100は、抽出された広告コンテンツを配信する(ステップS105)。続いて、広告装置100は、配信処理に関して情報を提供した広告主に対して、貢献度に応じて分配額を算定する(ステップS106)。そして、広告装置100は、算定した分配額に基づいて、情報提供者である広告主に、広告コンテンツが配信された広告主から得た広告収益を分配する(ステップS107)。
〔5.変形例〕
上述した実施形態は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔5−1.貢献度〕
上記実施形態において、収益分配部138は、提供した情報の貢献度として、ウェブページ同士の類似度に基づいて、収益を分配する例を示した。しかし、上記の例に限られず、収益分配部138は、ウェブページ同士の類似度以外を指標値として他の広告主(情報提供者)の貢献度を求め、広告料による収益を分配してもよい。
例えば、収益分配部138は、提供した情報の貢献度として、広告主が提供するLPと類似するウェブページにユーザが訪問した訪問回数を用いてもよい。すなわち、収益分配部138は、よりユーザが訪問する回数が多いウェブページに関する情報に基づいて広告配信がなされたことに対して、他の広告主の貢献度を求め、かかる貢献度に則した分配額を算定する。
また、収益分配部138は、提供した情報の貢献度として、広告主が提供するLPと類似するウェブページにおけるユーザの閲覧行動や購買行動に関する情報を送信した情報量を用いてもよい。すなわち、収益分配部138は、よりユーザが関心があると推測できる行動情報を送信した情報量に対して、かかる情報を提供した他の広告主の貢献度を求め、
かかる貢献度に則した分配額を算定してもよい。
また、収益分配部138は、他の広告主が入稿している広告コンテンツのCTRなどの広告効果を示す指標値に基づいて、提供した情報の貢献度を求めてもよい。例えば、CTRの高い広告コンテンツがクリックされたことにより、広告主が提供するLPと類似するウェブページにユーザが訪問した場合、かかる類似するウェブページをリンク先とする広告コンテンツは、それだけユーザを類似するウェブページに誘引する効果が高い広告コンテンツであったといえる。そのため、かかる広告コンテンツを入稿している他の広告主は、類似するウェブページを訪問したユーザへの広告配信に貢献した度合いが高いものとして、収益分配部138は、かかる貢献度に基づいて分配額を算定してもよい。
〔5−2.関連度〕
上記実施形態において、算出部134は、ウェブページ同士の関連度として、ウェブページに含まれるテキストから抽出される情報に基づいて、ウェブページ同士の類似度を算出する例を示した。しかし、上記の例に限られず、算出部134は、ウェブページ同士の類似度以外の指標値を算出し、かかる指標値が所定の閾値以上のウェブページを、広告主が提供するLPと類似するウェブページと判定してもよい。
例えば、算出部134は、ユーザが広告主の提供するウェブサイトに類似するウェブサイトに訪問した回数に基づいて、関連度を示す指標値を算出してもよい。すなわち、算出部134は、特定のウェブサイトを多く訪問したというユーザの行動情報によっても関連度を算出することができる。また、算出部134は、広告主が提供するLPと共通する検索クエリによって検索エンジンに検索されるウェブページであるか否かを、ウェブページ同士の関連度としてもよい。この場合、算出部134は、共通する検索クエリの数などを関連度とすることができる。また、算出部134は、例えば、ウェブサイトに含まれる画像であって、画像にタグ付けされた情報が共通する画像の数や、共通するウェブサイトをリンク先として有しているかなどの情報をウェブページ同士の関連度として用いてもよい。
〔5−3.学習〕
また、取得部133は、抽出部136が抽出した広告コンテンツが配信された後に、かかる広告コンテンツのCTRなどの情報を取得してもよい。すなわち、取得部133は、広告コンテンツの表示回数や、ユーザから広告コンテンツがクリックされた回数などを取得する。言い換えれば、取得部133は、類似するウェブページを訪問したユーザに対して配信された広告コンテンツの広告効果に関する情報を取得する。
そして、抽出部136は、取得部133によって取得された広告効果に関する情報に基づいて、抽出部136が行う抽出処理を学習し、調整してもよい。例えば、抽出部136は、算出部134が算出した関連度が高いウェブページを訪問したユーザに配信された広告コンテンツであっても、広告効果が低いと測定された場合には、以後、かかるウェブページを訪問したユーザを広告コンテンツの配信対象としなくてもよい。あるいは、抽出部136は、かかる広告効果の低い広告配信の契機となったウェブページを、広告コンテンツの抽出処理に用いないようにしてもよい。このように、広告装置100は、配信された広告コンテンツの広告効果に関する情報に基づいて、抽出処理を学習することにより、より広告効果の高い広告コンテンツの配信を実現させることができる。
なお、取得部133は、広告効果に関する情報として、CTRに限られず、広告コンテンツが表示された回数に対して何割がコンバージョンに至るかの割合を示すCVR(Conversion Rate)等を取得してもよい。
〔5−4.広告抽出〕
また、抽出部136は、広告コンテンツの抽出において、類似度が同程度のウェブページに対応する広告コンテンツが複数ある場合には、広告料(すなわち、広告コンテンツのCPMや、広告コンテンツの入札価格)が高い広告主に係る広告コンテンツや、CTRの高い広告コンテンツを優先して抽出するようにしてもよい。そして、配信部137は、抽出された広告コンテンツをユーザ端末10に配信する。
〔5−5.ウェブサイト〕
上記実施形態において、算出部134は、例えば図6に示すように、広告主が提供するLPと、対象LPとの類似度を算出する例を示したが、算出する類似度はこの例に限られない。例えば、算出部134は、LPではないウェブページ同士の類似度を算出してもよいし、広告主が提供するウェブサイト全体の類似度を算出してもよい。また、算出部134は、図5に示すような、ユーザの行動日時についても、類似度の算出に用いてもよい。例えば、算出部134は、ユーザの行動日時が新しい行動履歴ほど重みを重くして、ウェブページ同士の類似度を算出してもよい。これにより、算出部134は、よりユーザの興味関心があるウェブページが類似するウェブページとして判定されるような類似度を算出しやすくなる。
〔5−6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した広告情報記憶部121や、ユーザ情報記憶部122や、ウェブサイト情報記憶部123や、配信ログ記憶部124は、広告装置100が保持せずに、図示しないストレージサーバ等が保持してもよい。この場合、広告装置100は、ストレージサーバから広告情報等を取得する。
また、例えば、上記実施形態では、広告装置100が広告コンテンツを配信する例を示したが、広告コンテンツを配信する主体は、広告装置100と異なる所定のサーバ装置であってもよい。この場合、広告装置100は、抽出した広告コンテンツを識別する情報を所定のサーバ装置に送ることにより、ユーザに広告コンテンツを配信させる。また、例えば、上述した広告装置100は、入稿受付部131と格納部132とを有する入稿受付装置と、取得部133と算出部134と抽出部136とを有する抽出装置と、要求受付部135と配信部137とを有する配信装置と、収益分配部138を有する分配装置とに分散されてもよい。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告装置100を例に挙げて説明する。図9は、広告装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(ネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告装置100は、入稿受付部131と、格納部132とを有する。入稿受付部131は、所定の広告コンテンツ(コンテンツの一例)の広告主が提供するウェブサイトに類似するウェブサイトを訪問したユーザを配信対象とする広告コンテンツの入稿を受け付ける。格納部132は、入稿受付部131によって受け付けられた広告コンテンツに関する情報を所定の記憶部に格納する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツのリターゲティング配信において、広告主自身が提供するウェブサイトのみならず、かかるウェブサイトに類似するウェブサイトを訪問したユーザを配信対象とする広告コンテンツの入稿を受け付ける。すなわち、実施形態に係る広告装置100によれば、広告主は、広告主が提供する商品やサービスに興味関心のあるユーザを配信対象として加えることができるため、訴求効果の高い広告コンテンツを配信することができる可能性が高くなる。このように、実施形態に係る広告装置100によれば、広告コンテンツの配信対象であるユーザ層の範囲を効率良く拡張することができる。
また、実施形態に係る広告装置100は、広告主が提供するウェブサイトと、他のウェブサイトとの関連度を示す指標値を算出する算出部134と、算出部134によって算出された指標値が所定の閾値以上である他のウェブサイトを訪問したユーザを配信対象として、ユーザに配信させる広告コンテンツを抽出する抽出部136と、をさらに有する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、広告主が提供するウェブサイトと、他のウェブサイトの関連性を求め、関連するウェブサイトを訪問したユーザを配信対象として、配信させる広告コンテンツを抽出する。これにより、広告装置100は、広告主が配信しようとする広告コンテンツや、広告主が提供する商品又はサービス等に関心があると想定されるユーザを高精度に判定できる。これにより、広告装置100は、訴求効果が高いと想定されるユーザに広告コンテンツを配信させることができる。
また、算出部134は、関連度を示す指標値として、広告主が提供するウェブサイトに含まれるテキストから抽出される情報と、他のウェブサイトに含まれるテキストに含まれる情報から抽出される情報との類似度を算出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ウェブサイト(又は、ウェブサイトを構成するウェブページ)に含まれる情報に基づいて、関連度を算出する。言い換えれば、広告装置100は、ウェブサイトの特徴を示す特徴情報を用いて、ウェブサイトの関連度を算出する。これにより、広告装置100は、類似するウェブサイトを高精度に判定できるので、広告コンテンツの訴求効果が高いと想定されるユーザを高精度に抽出し、広告コンテンツを配信させることができる。
また、算出部134は、ユーザが広告主の提供するウェブサイトに類似するウェブサイトに訪問した回数に基づいて、関連度を示す指標値を算出する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、ユーザがウェブサイトを訪問した回数に基づいて、関連度を算出する。すなわち、広告装置100は、特定のウェブサイトを多く訪問したというユーザの行動情報についても関連度の算出に加えることができるので、より高精度に類似するウェブサイトを判定することができる。結果として、広告装置100は、訴求効果の高い広告コンテンツを配信させることができる。
また、実施形態に係る広告装置100は、抽出部136によって抽出された広告コンテンツを、広告主が提供するウェブサイトに類似するウェブサイトを訪問したユーザに配信する配信部137と、配信部137によって広告コンテンツがユーザに配信された場合に、広告主から得た配信による利益を、広告主が提供するウェブサイトに類似するウェブサイトの提供者である情報提供者に分配する収益分配部138と、をさらに有する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、他の広告主(すなわち、情報提供者)が提供するウェブページの類似度に基づいて、広告コンテンツを配信させた広告主が支払う広告料金による収益を情報提供者に分配する。このため、広告装置100によれば、情報提供者に、積極的に情報を利用させようとするインセンティブを働かせることができる。これにより、広告装置100は、類似するウェブサイトを訪問したユーザに関する情報などの情報提供を促進させることができる。このため、広告主にとっては、他の広告主に関する情報を用いてユーザ層を拡張させた広告配信を実現させることができる。
また、収益分配部138は、算出部134によって算出された指標値に基づいて、コンテンツの配信による利益を情報提供者に分配する。
このように、実施形態に係る広告装置100は、広告主が提供するウェブサイトと、情報提供者が提供するウェブサイトとの関連度に応じて、収益を情報提供者に分配する。すなわち、情報提供者が提供した情報の質に応じて、情報提供者は広告に関する収入を得ることができる。このため、広告装置100によれば、例えば、情報提供者が広告主と同業他社である場合などであっても、積極的に情報を利用させようとするインセンティブを働かせることができる。そして、広告主にとっては、より有用な情報を利用しやすくなる。これにより、広告装置100は、広告コンテンツの配信対象であるユーザ層の範囲を効率良く拡張することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、算出部は、算出手段や算出回路に読み替えることができる。