JP2015230270A - 押釦構造および時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 防水性を確保して操作性の向上を図り、かつ衝撃などによるスイッチ接点の誤動作を防ぐことができる押釦構造およびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】 腕時計ケース1の取付孔部8に移動可能に挿入された軸部13およびこの軸部13の外端部に設けられた頭部14を有する釦部材9と、この釦部材9と腕時計ケース1との間に配置された防水部材11と、釦部材9が押圧操作によって移動する際に、釦部材9を螺旋回転移動させる螺旋回転機構12と、を備えている。従って、防水部材11によって防水性を確保することができ、また釦部材9を押圧操作するだけで、螺旋回転機構12によって釦部材9を螺旋回転移動させることができるので、釦部材9の操作性を向上させ、かつ衝撃などによるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。【選択図】 図1
Description
この発明は、時計や携帯電話機、携帯情報端末機などの電子機器に用いられる押釦構造およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計の押釦構造においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの取付孔部内に嵌め込まれた取付パイプ内に釦部材の軸部をスライド可能に挿入し、この釦部材が取付パイプから外部に突出する軸部および外端部の頭部を防水シートで覆い、この防水シートを腕時計ケースの外面に固定部材によって取り付けることにより、防水性を図った構成のものが知られている。
この種の腕時計の押釦構造は、防水シートがゴムやシリコーンなどの軟質の合成樹脂からなり、釦部材が押圧操作された際に、その押圧操作に応じて防水シートが弾性変形し、この防水シートの弾性変形に伴って釦部材がスライドすることにより、腕時計ケース内のスイッチ接点をオン動作させるように構成されている。
しかしながら、このような押釦構造では、防水シートの肉厚が厚いと、防水シートが弾性変形し難く、釦部材を押圧操作する際の押圧荷重が重くなるため、釦部材の操作性が低下し、また防水シートの肉厚が薄いと、防水シートが弾性変形し易くなるため、防水シートが破損し易く、防水性を確保することができなくなるという問題がある。
また、このような押釦構造では、防水シートが軟質の合成樹脂製であるため、防水シートの肉厚が厚くても、また薄くても、劣化し易いという問題があるほか、釦部材が外部から衝撃を受けると、その衝撃によって釦部材が押圧されて不用意に腕時計ケース内に向けて押し込まれるため、腕時計内のスイッチ接点を誤動作させてしまうという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、防水性を確保して操作性の向上を図り、かつ衝撃などによるスイッチ接点の誤動作を防ぐことができる押釦構造およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、取付孔部が貫通して設けられたケースと、このケースの前記取付孔部に移動可能に挿入された軸部およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有する釦部材と、この釦部材と前記ケースとの間に配置された防水部材と、前記ケース内に設けられたスイッチ部材と、前記釦部材が前記ケース内に突出して前記スイッチ部材をオン―オフ動作させる押圧操作によって前記ケースの前記取付孔部内を移動する際に、前記釦部材を螺旋回転移動させる螺旋回転機構と、を備えていることを特徴とする押釦構造である。
この発明によれば、防水部材によって釦部材とケースとの間の防水性を確保することができ、また釦部材を押圧操作するだけで、螺旋回転機構によって釦部材を螺旋回転させながら移動させることができるので、操作性が良く、かつ釦部材が外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材が急激に移動するのを防ぐことができ、これにより衝撃などによるスイッチ接点の誤動作を防ぐことができる。
(第1実施形態)
以下、図1〜図3を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、本体ケース2と、この本体ケース2の外周を覆う外装ケース3と、を備えている。
以下、図1〜図3を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、本体ケース2と、この本体ケース2の外周を覆う外装ケース3と、を備えている。
この場合、本体ケース2は、図1に示すように、硬質の合成樹脂で形成され、その内部に金属製の補強部材2aがインサート成型によって埋め込まれている。外装ケース3は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、本体ケース2の外周面に設けられている。この腕時計ケース1の上部開口部、つまり本体ケース2の上部開口部には、時計ガラス4がパッキン4aを介して取り付けられている。
また、この腕時計ケース1の下部、つまり本体ケース2の下部には、図1に示すように、裏蓋5が防水リング5aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の内部、つまり本体ケース2の内部には、時計モジュール6が設けられている。この時計モジュール6は、スイッチ接点6aなどの時計機能に必要な各種の部品を備えている。さらに、この腕時計ケース1の側面には、押釦スイッチ7が設けられている。
この押釦スイッチ7は、図1に示すように、腕時計ケース1の取付孔部8に出没可能に挿入してスイッチ接点6aをオン―オフ動作する釦部材9と、この釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて付勢する付勢部材であるコイルばね10と、釦部材9の外周面と腕時計ケース1の取付孔部8の内周面との間に配置された防水部材11と、釦部材9が押圧操作によって腕時計ケース1の取付孔部8内を出没方向に移動する際に、釦部材9を螺旋回転移動させる螺旋回転機構12と、を備えている。
この場合、釦部材9は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1の取付孔部8に出没方向に移動可能に挿入する軸部13と、この軸部13の外端部に設けられた頭部14と、を有している。腕時計ケース1の取付孔部8は、釦部材9の軸部13が挿入する小径孔部15と、釦部材9の頭部14が出没可能に挿入する大径孔部16と、を有している。小径孔部15は、その内径が釦部材9の軸部13の外径よりも少し大きく形成されている。
この小径孔部15の外端部には、図1〜図3に示すように、小径筒部17が大径孔部16内に突出して設けられている。この小径筒部17は、その内径が小径孔部15の内径と同じ大きさに形成され、外径が大径孔部16の内径よりも十分に小さく形成されている。また、この小径筒部17は、その軸方向の長さが釦部材9の頭部14の軸方向の長さよりも短く形成されている。
また、取付孔部8の大径孔部16は、図1〜図3に示すように、その内径が釦部材9の頭部14の外径よりも少し大きく形成されている。この大径孔部16の外端部には、大径筒部18が本体ケース2の外面から外部に突出して設けられている。この大径筒部18は、その内径が大径孔部16の内径と同じ大きさに形成されている。この大径筒部18は、その軸方向の長さが小径筒部17の軸方向の長さよりも十分に長く形成されている。
釦部材9の軸部13は、図1〜図3に示すように、その軸方向の長さが腕時計ケース1の取付孔部8の長さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、釦部材9は、その軸部13が取付孔部8の大径筒部18内から小径孔部15を通して腕時計ケース1内に突出し、この突出した軸部13の内端部が時計モジュール6のスイッチ接点6a(スイッチ部材)をオン―オフ動作するように構成されている。
この場合、腕時計ケース1内に突出する軸部13の内端部には、図1に示すように、Eリングなどの抜止め部材19が取り付けられている。これにより、釦部材9は、抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に接離可能に当接することにより、腕時計ケース1の外部に抜け出さないように構成されている。
また、この釦部材9の軸部13には、図1〜図3に示すように、防水部材11の一部である複数の第1防水リング11aが取り付けられている。これら複数の第1防水リング11aは、軸部13が取付孔部8の小径孔部15に挿入された際に、その小径孔部15の内周面に摺動可能に圧接するように構成されている。この場合、腕時計ケース1の内部側に位置する小径孔部15内の内端部には、第1防水リング11aが当接する当接部15aが設けられている。
さらに、この釦部材9の軸部13の外周には、図1および図2に示すように、付勢部材であるコイルばね10が配置されている。このコイルばね10は、その一端部が釦部材9の頭部14に弾接し、他端部が第1防水リング11aにワッシャ20を介して弾接するように構成されている。これにより、コイルばね10は、そのばね力によって釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて押し出す方向に付勢するように構成されている。
一方、釦部材9の頭部14は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1の取付孔部8の大径筒部18内に配置される円筒部21と、この円筒部21を塞ぐ円板部22とを有している。円筒部21は、その外径が取付孔部8の大径筒部18の内径とほぼ同じ大きさに形成され、内径が取付孔部8の小径筒部17の外径よりも大きく形成されている。また、この円筒部21は、その軸方向の長さが取付孔部8の大径孔部16および大径筒部18の両方に亘る軸方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
釦部材9の頭部14の円板部22は、図1〜図3に示すように、その外径が円筒部21の外径とほぼ同じ大きさで、円筒部21の外端部に設けられている。この円板部22の内面の中心部には、軸部13が同一軸上で一体的に設けられている。また、この釦部材9の頭部14の外周には、防水部材11の他の一部である第2防水リング11bが取り付けられている。
この第2防水リング11bは、図1に示すように、頭部14が取付孔部8の大径筒部18に挿入された際に、その大径筒部18の内周面に摺動可能に圧接するように構成されている。これにより、防水部材11は、釦部材9の軸部13の外周に設けられて小径孔部15内を摺動する第1防水リング11aと、頭部14の外周に設けられて大径筒部18内を摺動する第2防水リング11bとによって構成されている。
ところで、螺旋回転機構12は、図1〜図3に示すように、釦部材9の頭部14の内周面に螺旋状に設けられたガイド溝23と、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に螺旋状に設けられた突起部24と、を備えている。ガイド溝23は、頭部14の円筒部21の内周面に、その腕時計ケース1側に位置する端部(図2では左側の端部)から円板部22側に向けて螺旋状に設けられている。
このガイド溝23は、図2に示すように、断面形状が半円形状に形成され、予め定められた傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている。この場合、ガイド溝23は、これに限らず、例えば傾斜角度を少し大きくして、約120度の回転範囲で設けられた構成であっても良く、また傾斜角度を更に大きくして、約90度の回転範囲で設けられた構成であっても良い。
また、突起部24は、図2および図3(a)に示すように、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に、釦部材9の頭部14側に位置する端部(図3(a)では右側の端部)から腕時計ケース1側に向けて、螺旋状に設けられている。この場合、突起部24は、その断面形状が半円形状に形成され、ガイド溝23が予め定められた傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝23と同じ傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている。
この場合、突起部24は、これに限らず、ガイド溝23が予め定められた傾斜角度よりも少し大きい傾斜角度で、約120度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝23と同じ傾斜角度で、約120度の回転範囲で設けられていれば良く、またガイド溝23が予め定められた傾斜角度よりも更に大きい傾斜角度で、約90度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝23と同じ傾斜角度で、約90度の回転範囲で設けられていれば良い。
これにより、螺旋回転機構12は、図1〜図3に示すように、釦部材9が腕時計ケース1の取付孔部8内を出没方向に移動する際に、頭部14の円筒部21の内周面に設けられた螺旋状のガイド溝23に、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に設けられた螺旋状の突起部24が係合した状態で、この螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動することにより、釦部材9を螺旋回転させながら出没方向に移動させるように構成されている。
すなわち、この螺旋回転機構12は、図1〜図3に示すように、釦部材9の頭部14がコイルばね10のばね力に抗して腕時計ケース1の外部から押圧された際に、螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動することにより、釦部材9が腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれて、腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にさせるように構成されている。
また、この螺旋回転機構12は、図1〜図3に示すように、釦部材9の頭部14がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出される際に、螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動することにより、釦部材9が腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出され、腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にするように構成されている。
次に、このような腕時計の押釦スイッチ7の作用について説明する。
通常は、釦部材9がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。すなわち、コイルばね10は、その一端部が釦部材9の頭部14における円板部22の内面に弾接し、他端部が第1防水リング11aにワッシャ20を介して弾接し、この状態で釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて押し出す。
通常は、釦部材9がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。すなわち、コイルばね10は、その一端部が釦部材9の頭部14における円板部22の内面に弾接し、他端部が第1防水リング11aにワッシャ20を介して弾接し、この状態で釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて押し出す。
これにより、釦部材9の軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接し、この軸部13の内端部が腕時計ケース1内の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れる。このため、スイッチ接点6aはオフ状態になる。また、第1防水リング11aは、コイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の取付孔部8における小径孔部15の当接部15aに押し当てられる。この状態では、釦部材9の頭部14の外端部が取付孔部8の大径筒部18から腕時計ケース1の外部に突出する。
また、このときには、釦部材9の頭部14における円筒部21の内端部と、腕時計ケース1の取付孔部8における小径筒部17の外端部とが、互いに重なった状態になる。これにより、螺旋回転機構12は、その螺旋状のガイド溝23の一部、つまり釦部材9の円筒部21の内端部側に位置するガイド溝23の内端部に、螺旋状の突起部24の一部、つまり小径筒部17の外端部側に位置する突起部24の外端部が係合した状態になる。
この状態で、腕時計ケース1の大径筒部18から腕時計ケース1の外部に突出した釦部材9の頭部14が、コイルばね10のばね力に抗して腕時計ケース1側に向けて押圧されると、釦部材9が腕時計ケース1の内部に向けて移動する。このときには、螺旋回転機構12の螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動する。このため、釦部材9は、腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれる。
このときには、釦部材9の軸部13に設けられた複数の第1防水リング11aが腕時計ケース1の小径孔部15の内周面に圧接した状態で摺動し、また釦部材9の頭部14に設けられた第2防水リング11bが腕時計ケース1の大径筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。このため、腕時計ケース1の外部から水や泥などの異物が腕時計ケース1内に浸入するのを防ぐことができる。
また、このときには、釦部材9の軸部13が腕時計ケース1の内部に押し込まれるため、釦部材9の軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面から離れ、軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にする。
この後、釦部材9は、コイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されて、元の状態に戻る。このときにも、螺旋回転機構12の螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動する。これにより、釦部材9は、腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出される。
このときには、釦部材9の軸部13が腕時計ケース1の外部に向けて押し出されるため、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にし、軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接する。これにより、釦部材9が元の状態に戻る。
ところで、この押釦スイッチ7が通常の状態において、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際には、螺旋回転機構12によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構12の螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材9がその軸方向に急激に押されても、螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に釦部材9の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝23に沿ってほとんど移動することがない。
このため、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材9が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材9によるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
このように、この腕時計の押釦スイッチ7によれば、腕時計ケース1の取付孔部8に出没方向に移動可能に挿入された軸部13およびこの軸部13の外端部に設けられた頭部14を有する釦部材9と、この釦部材9の外周面と腕時計ケース1の取付孔部8の内周面との間に配置された防水部材11と、釦部材9が押圧操作によって腕時計ケース1の取付孔部8内を出没方向に移動する際に、釦部材9を螺旋回転移動させる螺旋回転機構12と、を備えていることにより、防水性を確保して操作性の向上を図り、かつ衝撃などによるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
すなわち、この腕時計の押釦スイッチ7では、防水部材11によって釦部材9の外周面と腕時計ケース1の取付孔部8の内周面との間の防水性を確保することができ、また釦部材9を押圧操作するだけで、螺旋回転機構12によって釦部材9を螺旋回転させながら出没方向に移動させることができるので、釦部材9の操作性が良く、かつ釦部材9が外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材9が急激に出没方向に移動するのを防ぐことができ、これにより衝撃などによるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
この場合、防水部材11は、釦部材9の軸部13の外周に設けられて腕時計ケース1の取付孔部8における小径孔部15の内周面に摺動可能に圧接する複数の第1防水リング11aと、釦部材9の頭部14の外周に設けられて腕時計ケース1の取付孔部8における大径孔部16および大径筒部18の内周面に摺動可能に圧接する第2防水リング11bと、を有しているので、釦部材9が腕時計ケース1の取付孔部8内を出没方向に移動しても、釦部材9の外周面と腕時計ケース1の取付孔部8の内周面との間を確実に防水することができる。
また、この押釦スイッチ7では、釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて付勢するコイルばね10を備えているので、このコイルばね10のばね力によって釦部材9の頭部14を腕時計ケース1の外部に押し出すことができ、この腕時計ケース1の外部に押し出された釦部材9の頭部14を腕時計ケース1の外部から確実にかつ良好に押圧操作することができる。
すなわち、コイルばね10は、そのばね力に抗して釦部材9が腕時計ケース1内に向けて押圧された際に、圧縮変形することにより、釦部材9が腕時計ケース1内に向けて押し込まれて腕時計ケース1内のスイッチ接点6aを良好にオン動作させることができ、また圧縮変形したコイルばね10のばね力によって釦部材9を腕時計ケース1の外部に向けて押し出すことができ、これにより釦部材9を元の状態に確実にかつ良好に戻すことができる。
ところで、腕時計ケース1の取付孔部8は、釦部材9の軸部13が挿入する小径孔部15と、釦部材9の頭部14が出没可能に挿入する大径孔部16とを有し、小径孔部15は、その外端部に小径筒部17が大径孔部16内に突出して設けられ、釦部材9の頭部14は、小径筒部17が挿入する円筒状に形成され、螺旋回転機構12は、釦部材9の頭部14の内周面に螺旋状に設けられたガイド溝23と、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に螺旋状に設けられてガイド溝23に沿って螺旋状に移動する突起部24とを有していることにより、釦部材9の操作性が良く、外部からの衝撃によるスイッチ接点6aの誤動作を確実に防ぐことができる。
すなわち、この押釦スイッチ7では、腕時計ケース1の外部から釦部材9の頭部14が押圧操作されると、螺旋回転機構12の螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動するので、釦部材9を腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動させながら押し込むことができ、これにより釦部材9を腕時計ケース1の内部に向けて円滑にかつ良好に移動させることができるので、スイッチ接点6aを確実にオン動作させることができる。
また、この押釦スイッチ7では、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際に、螺旋回転機構12によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構12の螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に沿って相対的に螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材9がその軸方向に急激に押されても、螺旋状の突起部24が螺旋状のガイド溝23に釦部材9の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝23に沿ってほとんど移動しないようにすることができる。
このため、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材9が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材9によるスイッチ接点6aの誤動作を確実に防ぐことができる。
(第2実施形態)
次に、図4〜図6を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図4〜図6に示すように、螺旋回転機構部30が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
次に、図4〜図6を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図4〜図6に示すように、螺旋回転機構部30が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この螺旋回転機構30は、図4〜図6に示すように、腕時計ケース1の取付孔部8における小径筒部17の外周面に螺旋状に設けられたガイド溝31と、釦部材9の頭部14の内周面に設けられて螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動する突起部32と、を備えている。ガイド溝31は、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に、釦部材9の頭部14側に位置する端部(図5では右側の端部)から腕時計ケース1側に向けて螺旋状に設けられている。
このガイド溝31は、図5に示すように、断面形状が半円形状に形成され、第1実施形態と同様、予め定められた傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている。この場合、ガイド溝31は、これに限らず、例えば傾斜角度を少し大きくして、約120度の回転範囲で設けられた構成であっても良く、また傾斜角度を更に大きくして、約90度の回転範囲で設けられた構成であっても良い。
一方、突起部32は、図5および図6に示すように、頭部14の円筒部21の内周面における腕時計ケース1側に位置する内端部(図5では左側の端部)に、軸部13に向けて棒状に突出して設けられている。この突起部32は、その先端部が腕時計ケース1の小径筒部17に設けられたガイド溝31に挿入する半球状に形成されている。
これにより、螺旋回転機構30は、図4〜図6に示すように、釦部材9が腕時計ケース1の取付孔部8内を出没方向に移動する際に、頭部14の円筒部21の内周面に設けられた棒状の突起部32が、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に設けられた螺旋状のガイド溝31に挿入した状態で、棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材9を螺旋回転させながら出没方向に移動させるように構成されている。
すなわち、この螺旋回転機構30は、図4〜図6に示すように、釦部材9の頭部14がコイルばね10のばね力に抗して腕時計ケース1の外部から押圧された際に、棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材9が腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれ、腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にさせるように構成されている。
また、この螺旋回転機構30は、図4〜図6に示すように、釦部材9の頭部14がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出される際に、棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材9が腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出され、腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にするように構成されている。
次に、このような第2実施形態の押釦スイッチ7の作用について説明する。
この場合にも、通常は、第1実施形態と同様、釦部材9がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。この状態では、釦部材9の軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接し、この軸部13の内端部が腕時計ケース1内の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れている。
この場合にも、通常は、第1実施形態と同様、釦部材9がコイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。この状態では、釦部材9の軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接し、この軸部13の内端部が腕時計ケース1内の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れている。
また、この状態では、釦部材9の頭部14の外端部が取付孔部8の大径筒部18から腕時計ケース1の外部に突出している。このときには、釦部材9の頭部14における円筒部21の内端部と、腕時計ケース1の取付孔部8における小径筒部17の外端部とが、互いに重なった状態になる。これにより、螺旋回転機構30は、その螺旋状のガイド溝31の一部、つまり小径筒部17の外端部側に位置するガイド溝31の内端部に、釦部材9の円筒部21の内端部に位置する突起部32が係合した状態になる。
この状態で、腕時計ケース1の大径筒部18から腕時計ケース1の外部に突出した釦部材9の頭部14が、コイルばね10のばね力に抗して腕時計ケース1側に向けて押圧されると、釦部材9が腕時計ケース1の内部に向けて移動する。このときには、螺旋回転機構30の棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動する。
このため、釦部材9は、腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれる。このときには、釦部材9の軸部13が腕時計ケース1の内部に押し込まれるため、釦部材9の軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面から離れ、軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にする。
この後、釦部材9は、コイルばね10のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されて、元の状態に戻る。このときにも、螺旋回転機構30の棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動する。これにより、釦部材9は、腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出される。
このときには、釦部材9の軸部13が腕時計ケース1の外部に向けて押し出されるため、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にし、軸部13の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接する。これにより、釦部材9が元の状態に戻る。
ところで、この第2実施形態の押釦スイッチ7が通常の状態において、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際には、螺旋回転機構30によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構30の棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材9がその軸方向に急激に押されても、棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に釦部材9の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝31に沿ってほとんど移動することがない。
このため、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材9が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材9によるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
このように、この第2実施形態の押釦スイッチ7によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、螺旋回転機構30が、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に螺旋状に設けられたガイド溝31と、釦部材9の頭部14の内周面に棒状に突出して設けられて螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動する突起部32と、を有しているので、第1実施形態と同様、釦部材9の操作性が良く、外部からの衝撃によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
すなわち、この第2実施形態の押釦スイッチ7では、腕時計ケース1の外部から釦部材9の頭部14が押圧操作されると、螺旋回転機構30の棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動するので、釦部材9を腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動させながら押し込むことができ、これにより釦部材9を腕時計ケース1の内部に向けて円滑にかつ良好に移動させることができるので、スイッチ接点6aを確実にオン動作させることができる。
また、この押釦スイッチ7では、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際に、第1実施形態と同様、螺旋回転機構30によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構30の棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に沿って螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材9がその軸方向に急激に押されても、棒状の突起部32が螺旋状のガイド溝31に釦部材9の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝31に沿ってほとんど移動しないようにすることができる。
このため、釦部材9の頭部14が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材9が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、第1実施形態と同様、釦部材9の軸部13の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材9によるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
(第3実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、この発明を腕時計に適用した第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図7〜図9に示すように、螺旋回転機構部35およびコイルばね36が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
次に、図7〜図9を参照して、この発明を腕時計に適用した第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図7〜図9に示すように、螺旋回転機構部35およびコイルばね36が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合、腕時計ケース1の取付孔部37は、図7に示すように、本体ケース2に設けられた小径孔部38と、この小径孔部38の外端部に位置する本体ケース2の外面に設けられた大径筒部39と、を有している。また、釦部材40は、腕時計ケース1の小径孔部38に出没方向に移動可能に挿入する軸部41と、この軸部41の外端部に設けられて腕時計ケース1の大径筒部39内に出没可能に配置される頭部42と、を有している。
すなわち、釦部材40の軸部41は、図7に示すように、その外径が取付孔部37の小径孔部38の内径とほぼ同じ大きさに形成され、その軸方向の長さが取付孔部37の軸方向の長さとほぼ同じ長さで形成されている。また、この軸部41は、その外端部が頭部42に埋め込まれた状態で取り付けられている。これにより、軸部41は、その内端部が腕時計ケース1の内部に突出し、外端部が大径筒部39内に突出するように構成されている。
この場合、軸部41の内端部には、第1実施形態と同様、Eリングなどの抜止め部材19が取り付けられている。また、この軸部41の外周面には、図7に示すように、複数の第1防水リング11aが設けられている。これら複数の第1防水リング11aは、取付孔部37の小径孔部38の内周面に摺動可能に圧接するように構成されている。
釦部材40の頭部42は、図7に示すように、その外径が取付孔部37の大径筒部39の内径とほぼ同じ大きさに形成され、その軸方向の長さが大径筒部39の軸方向の長さよりも短く形成されている。この頭部42の外周面には、第2防水リング11bが取り付けられている。この第2防水リング11bは、第1実施形態と同様、取付孔部37の大径筒部39の内周面に摺動可能に圧接するように構成されている。
これにより、釦部材40は、図7に示すように、軸部41が取付孔部37の小径孔部38に挿入されて、軸部41の内端部が腕時計ケース1の内部に突出した状態で、抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接した際に、軸部41の外端部が取付孔部37の大径筒部39内に突出し、この軸部41の外端部に取り付けられた頭部42が大径筒部39内に挿入された状態で、頭部の42の外端部が外部に突出するように構成されている。
この場合、腕時計ケース1の大径筒部39内には、図7および図8に示すように、コイルばね36が釦部材40の軸部41の外周に位置した状態で、大径筒部39の内端面と頭部42の内端面との間に配置されている。このコイルばね36は、図9に示すように、その一端部に第1取付部36aが設けられ、他端部に第2取付部36bが設けられた構成になっている。
このコイルばね36は、図7および図8に示すように、釦部材40の軸部41の外周に配置された状態で、一端部の第1取付部36aが頭部42の内面に取り付けられて固定され、他端部の第2取付部36bが大径筒部39の内端面に位置する本体ケース2に取り付けられて固定されている。これにより、コイルばね36は、釦部材40が腕時計ケース1の出没方向に移動する際に、後述する螺旋回転機構35による釦部材40の螺旋回転移動に伴って伸縮捩れ変形するように構成されている。
すなわち、このコイルばね36は、図7および図8に示すように、釦部材40が腕時計ケース1の内部に向けて押し込まれる際に、螺旋回転機構35による釦部材40の螺旋回転移動に伴って捩れながら圧縮変形し、また釦部材40が腕時計ケース1の外部に向けて押し出される際に、螺旋回転機構35による釦部材40の螺旋回転移動に伴って捩れながら伸びる弾性復帰変形するように構成されている。
ところで、螺旋回転機構35は、図7および図8に示すように、腕時計ケース1の大径筒部39の内周面に螺旋状に設けられたガイド溝43と、釦部材40の頭部42の外周面に螺旋状に設けられてガイド溝43に沿って螺旋状に移動する突起部44と、を有している。ガイド溝43は、大径筒部39の内周面に、腕時計ケース1側に位置する端部(図7では左側の端部)から大径筒部39の軸方向における中間部に亘って、螺旋状に設けられている。
このガイド溝43は、図7および図8に示すように、第1実施形態と同様、断面形状が半円形状に形成され、予め定められた傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている。この場合、ガイド溝43は、これに限らず、例えば傾斜角度を少し大きくして、約120度の回転範囲で設けられた構成であっても良く、また傾斜角度を更に大きくして、約90度の回転範囲で設けられた構成であっても良い。
また、突起部44は、図7および図8に示すように、釦部材40の頭部42の外周面に、腕時計ケース1側に位置する端部(図7では左側の端部)から頭部42の軸方向にほぼ中間部に亘って、螺旋状に設けられている。この場合、突起部44は、断面形状が半円形状に形成され、ガイド溝43が予め定められた傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝43と同じ傾斜角度で、約180度の回転範囲で設けられている。
この場合にも、突起部44は、これに限らず、第1実施形態と同様、ガイド溝43が予め定められた傾斜角度よりも少し大きい傾斜角度で、約120度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝43と同じ傾斜角度で、約120度の回転範囲で設けられていれば良く、またガイド溝43が予め定められた傾斜角度よりも更に大きい傾斜角度で、約90度の回転範囲で設けられている場合、そのガイド溝43と同じ傾斜角度で、約90度の回転範囲で設けられていれば良い。
これにより、螺旋回転機構35は、図7および図8に示すように、釦部材40が腕時計ケース1の取付孔部37内を出没方向に移動する際に、腕時計ケース1の大径筒部39の内周面に設けられた螺旋状のガイド溝43に、釦部材40の頭部42の外周面に設けられた螺旋状の突起部44が係合した状態で、この螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材40を螺旋回転させながら出没方向に移動させるように構成されている。
すなわち、この螺旋回転機構35は、図7および図8に示すように、釦部材40の頭部42がコイルばね36のばね力に抗して腕時計ケース1の外部から押圧された際に、螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材40が腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれ、コイルばね36を捩れ圧縮変形させながら、釦部材40が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にさせるように構成されている。
また、この螺旋回転機構35は、図7および図8に示すように、釦部材40の頭部42がコイルばね36のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出される際に、螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動することにより、釦部材40が腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出され、コイルばね36を捩じって伸ばす弾性復帰変形させながら、釦部材40が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にするように構成されている。
次に、このような第3実施形態の押釦スイッチ7の作用について説明する。
この場合にも、通常は、第1実施形態と同様、釦部材40がコイルばね36のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。この状態では、釦部材40の軸部41の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接し、この軸部41の内端部が腕時計ケース1内の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れている。
この場合にも、通常は、第1実施形態と同様、釦部材40がコイルばね36のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されている。この状態では、釦部材40の軸部41の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接し、この軸部41の内端部が腕時計ケース1内の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れている。
また、この状態では、釦部材40の頭部42の外端部が取付孔部37の大径筒部39から腕時計ケース1の外部に突出している。このときには、釦部材40の頭部42の内端部側が、腕時計ケース1の大径筒部39内に配置されている。これにより、螺旋回転機構35は、その螺旋状のガイド溝43の一部、つまり大径筒部39の中間部に位置するガイド溝43の内端部に、螺旋状の突起部44の一部、つまり釦部材40の頭部42の内端部側に位置する螺旋状の突起部44の内端部が係合した状態になる。
この状態で、腕時計ケース1の大径筒部39から腕時計ケース1の外部に突出した釦部材40の頭部42が、コイルばね36のばね力に抗して腕時計ケース1側に向けて押圧されると、釦部材40が腕時計ケース1の内部に向けて移動する。このときには、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動する。
このため、釦部材40は、腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれる。このときには、コイルばね36が捩れ圧縮変形し、釦部材40の軸部41が腕時計ケース1の内部に押し込まれる。このため、釦部材40の軸部41の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面から離れ、軸部41の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを押してオン状態にする。
この後、釦部材40は、コイルばね36のばね力によって腕時計ケース1の外部に向けて押し出されて、元の状態に戻る。このときにも、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動する。これにより、釦部材40は、腕時計ケース1の外部に向けて螺旋回転移動しながら押し出される。
このときには、コイルばね36が捩れ復帰しながら伸び復帰する弾性復帰変形するため、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44を螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動させることができる。このため、釦部材40の頭部42を腕時計ケース1の外部に向けて円滑にかつ良好に押し出す。
これにより、釦部材40の軸部41の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aから離れて、スイッチ接点6aをオフ状態にし、軸部41の内端部に設けられた抜止め部材19が腕時計ケース1の内面に当接する。これにより、釦部材40が元の状態に戻る。
ところで、この第3実施形態の押釦スイッチ7が通常の状態において、釦部材40の頭部42が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際には、螺旋回転機構35によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材40がその軸方向に急激に押されても、螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に釦部材40の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝43に沿ってほとんど移動することがない。
このため、釦部材40の頭部42が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材40が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、釦部材40の軸部41の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材40によるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
このように、この第3実施形態の押釦スイッチ7によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、螺旋回転機構35が、腕時計ケース1の大径筒部39の内周面に螺旋状に設けられたガイド溝43と、釦部材40の頭部42の外周面に螺旋状に突出して設けられて螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動する突起部44と、を有しているので、第1実施形態と同様、釦部材40の操作性が良く、外部からの衝撃によるスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。
すなわち、この第3実施形態の押釦スイッチ7では、腕時計ケース1の外部から釦部材40の頭部42が押圧操作されると、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動するので、釦部材40を腕時計ケース1の内部に向けて螺旋回転移動させながら押し込むことができ、これにより釦部材40を腕時計ケース1の内部に向けて円滑にかつ良好に移動させることができるので、スイッチ接点6aを確実にオン動作させることができる。
また、この押釦スイッチ7では、釦部材40の頭部42が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けた際に、第1実施形態と同様、螺旋回転機構35によってスイッチ接点6aの誤動作を防ぐことができる。すなわち、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に沿って螺旋状に移動するので、衝撃によって釦部材40がその軸方向に急激に押されても、螺旋状の突起部44が螺旋状のガイド溝43に釦部材40の軸方向に当接するだけで、螺旋状のガイド溝43に沿ってほとんど移動しないようにすることができる。
このため、釦部材40の頭部42が腕時計ケース1の外部から衝撃を受けても、その衝撃によって釦部材40が腕時計ケース1内に向けてほとんど押し込まれることがないので、第1実施形態と同様、釦部材40の軸部41の内端部が腕時計ケース1の時計モジュール6のスイッチ接点6aを不用意に押すことがない。これにより、衝撃を受けた際における釦部材40によるスイッチ接点6aの誤動作を確実に防ぐことができる。
また、この押釦スイッチ7では、釦部材40を腕時計ケース1の外部向けて付勢するコイルばね36を有し、このコイルばね36の一端部の第1取付部36aが釦部材40の頭部42の内端面に固定され、他端部の第2取付部36bが腕時計ケース1の大径筒部39の内端面に位置する個所の腕時計ケース1に固定されているので、釦部材40が腕時計ケース1の出没方向に移動する際に、螺旋回転機構35による釦部材40の螺旋回転移動に伴って、コイルばね36を伸縮捩れ変形させることができ、これにより釦部材40を良好に螺旋回転移動させることができる。
すなわち、釦部材40が腕時計ケース1内に向けて螺旋回転移動しながら押し込まれる際には、釦部材40の螺旋回転移動に伴ってコイルばね36を捩れ圧縮変形させることができ、これにより釦部材40を良好に螺旋回転移動させることができるので、釦部材40を腕時計ケース1の内部に向けて円滑にかつ良好に押し込むことができる。
また、このコイルばね36は、そのばね力によって釦部材40を元の位置に戻す際に、捩れ圧縮変形したコイルばね36が捩れながら伸びる弾性復帰変形するので、螺旋回転機構35の螺旋状の突起部44を螺旋状のガイド溝43に沿って良好に螺旋状に移動させることができる。これにより、釦部材40を良好に螺旋回転移動させることができ、釦部材40を腕時計ケース1の外部に向けて円滑にかつ良好に押し出すことができるので、釦部材40を確実にかつ良好に元の位置に戻すことができる。
なお、上述した第3実施形態では、螺旋回転機構35の突起部44が螺旋状に形成されている場合について述べたが、これに限らず、例えば第2実施形態の突起部32と同様、棒状に形成した構成であっても良い。また、螺旋回転機構35は、ガイド溝43を釦部材40の頭部42の外周面に設け、突起部44を取付孔部37の大径筒部39の内周面に設けた構成であっても良い。
(第4実施形態)
次に、図10(a)および図10(b)を参照して、この発明を腕時計に適用した第4実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図10(a)および図10(b)に示すように、釦部材50の頭部51に多孔質膜52を設けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
次に、図10(a)および図10(b)を参照して、この発明を腕時計に適用した第4実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図10(a)および図10(b)に示すように、釦部材50の頭部51に多孔質膜52を設けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、釦部材50の頭部51は、図10(a)および図10(b)に示すように、円筒部21と円板部22とを有している。円筒部21は、第1実施形態と同様、その外径が腕時計ケース1の取付孔部8における大径筒部18の内径とほぼ同じ大きさで、内径が取付孔部8の小径筒部17の外径よりも大きく形成されている。また、この円筒部21は、その軸方向の長さが取付孔部8の大径孔部16および大径筒部18の両方に亘る軸方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
円板部22は、第1実施形態と同様、その外径が円筒部21の外径とほぼ同じ大きさで、円筒部21の外端部に設けられている。これにより、円板部22は、円筒部21の外端部を塞ぐように構成されている。この円板部22の内面の中心部には、軸部13が同一軸上で一体的に設けられている。また、この釦部材50の頭部51の外周には、防水部材11の他の一部である第2防水リング11bが取り付けられている。
また、この釦部材50の頭部51には、図10(b)に示すように、螺旋回転機構12のガイド溝23が設けられている。このガイド溝23は、第1実施形態と同様、頭部51の円筒部21の内周面に螺旋状に設けられ、腕時計ケース1の小径筒部17の外周面に螺旋状に設けられた突起部24をガイドすることにより、釦部材50を腕時計ケース1の取付孔部8に対して螺旋回転移動させるように構成されている。
ところで、この釦部材50の頭部51の円板部22には、図10(a)および図10(b)に示すように、多孔質膜52が設けられている。この場合、頭部51の円板部22の外端面には、円形状の凹部53が設けられている。この凹部53の底部には、軸部13が設けられる個所を除いて、空気などの気体が流通する複数の流通孔54が円筒部21内に貫通して設けられている。また、この凹部53内には、多孔質膜52と蓋部55とが設けられている。
多孔質膜52は、水などの液体を通さずに、空気などの気体のみを通す膜であり、図10(b)に示すように、凹部53の内径と同じ大きさの円形状に形成され、凹部53の底部に配置されるように構成されている。蓋部55は、凹部53の内径と同じ大きさの円形状に形成され、凹部53内に嵌め込まれて多孔質膜52を凹部53内に押し付けるように構成されている。この蓋部55には、多数の貫通孔55aが蓋部55の厚み方向に貫通して設けられている。
これにより、釦部材50の頭部51は、図10(b)に示すように、その外部の空気などの気体が蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aを通して多孔質膜52に送り込まれ、この多孔質膜52を通過した気体が円板部22に設けられた複数の流通孔54を通して頭部51の円筒部21内に送り込まれるように構成されている。
また、この釦部材50の頭部51は、図10(b)に示すように、頭部51の円筒部21内の空気などの気体が円板部22に設けられた複数の流通孔54を通して多孔質膜52に送り込まれ、この多孔質膜52を通過した気体が蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aを通して頭部51の外部に放出されるように構成されている。
次に、このような第4実施形態の押釦スイッチ7の作用について説明する。
この押釦スイッチ7における釦部材50の頭部51が腕時計ケース1の外部から押されて、釦部材50が腕時計ケース1内に向けて移動する際には、第1実施形態と同様、螺旋回転機構12によって釦部材50が螺旋回転しながら移動する。このときには、頭部51の外周に設けられた第2防水リング11bが腕時計ケース1の大径筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。
この押釦スイッチ7における釦部材50の頭部51が腕時計ケース1の外部から押されて、釦部材50が腕時計ケース1内に向けて移動する際には、第1実施形態と同様、螺旋回転機構12によって釦部材50が螺旋回転しながら移動する。このときには、頭部51の外周に設けられた第2防水リング11bが腕時計ケース1の大径筒部18の内周面に圧接した状態で摺動する。
このため、釦部材50が腕時計ケース1内に押し込まれるのに伴って、頭部51の円筒部21内の空気などの気体が徐々に圧縮される。この圧縮された気体は、頭部51の円板部22に設けられた複数の流通孔54を通して多孔質膜52に送り込まれる。そして、この多孔質膜52を通過した気体は、蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aを通して頭部51の外部に放出される。
これにより、頭部51の円筒部21内における気圧の上昇を押えることができる。このため、釦部材50が腕時計ケース1内に押し込まれる際に、頭部51の円筒部21内の気圧によって釦部材50の移動を妨げる気圧による抵抗が軽減される。これにより、釦部材50の押込み操作を円滑にかつ良好に行うことができる。
また、押込まれた釦部材50がコイルばね10のばね力によって元の状態に戻る際には、釦部材50が腕時計ケース1内から押し出されるのに伴って、頭部51の円筒部21内の気圧が徐々に低下して腕時計ケース1の外部の気圧よりも低くなる。このため、腕時計ケース1の外部の空気など気体が蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aを通して多孔質膜52に送り込まれる。そして、この多孔質膜52を通過した気体が円板部22に設けられた複数の流通孔54を通して頭部51の円筒部21内に送り込まれる。
このときには、蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aから水などの液体が多孔質膜52に送り込まれても、この多孔質膜52が液体を遮断して空気など気体のみを通過させる。このため、頭部51の円筒部21内に気体のみが送り込まれる。これにより、防水性を確保して、頭部51の円筒部21内の気圧を上昇させ、腕時計ケース1の外部の気圧とほぼ同じにする。
このため、釦部材50が腕時計ケース1内から押し出される際に、頭部51の円筒部21内の気圧の低下によって釦部材50の移動を妨げる気圧による抵抗が軽減される。これにより、釦部材50の押し出し操作が円滑にかつ良好に行われて、釦部材50が元の状態に復帰する。
このように、この第4実施形態の押釦スイッチ7によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、第2防水リング11bで腕時計ケース1の取付孔部8内と釦部材50との間に形成される空間と腕時計ケース1の外部とに気体のみを流通させる多孔質膜52を釦部材50に設けた構成であることにより、防水性を確保して釦部材50の操作性を向上させることができる。
すなわち、この押釦スイッチ7では、釦部材50が腕時計ケース1内に押し込まれる際に、頭部51の円筒部21内の気体を頭部51の円板部22に設けられた複数の流通孔54から多孔質膜52に送り込み、この多孔質膜52を通過した気体を蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aから頭部51の外部に放出することができる。
これにより、頭部51の円筒部21内における気圧の上昇を押えることができるので、釦部材50が腕時計ケース1内に押し込まれる際に、頭部51の円筒部21内の気圧によって釦部材50の移動が妨げられる気圧による抵抗を軽減することができ、これにより釦部材50の押込み操作を円滑にかつ良好に行うことができるので、釦部材50の操作性を向上させることができる。
また、この押釦スイッチ7では、押し込まれた状態の釦部材50が元の状態に戻る際に、頭部51の円筒部21内の気圧が徐々に低下するため、腕時計ケース1の外部の空気などの気体を蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aから多孔質膜52に送り込み、この多孔質膜52を通過した気体を円板部22に設けられた複数の流通孔54から頭部51の円筒部21内に送り込むことができる。
このときには、蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aから水などの液体が多孔質膜52に送り込まれても、この多孔質膜52によって水などの液体を遮断して空気などの気体のみを通過させることができる。このため、頭部51の円筒部21内に気体のみを送り込むことができるので、防水性を確保して、頭部51の円筒部21内の気圧を腕時計ケース1の外部の気圧とほぼ同じにすることができる。
これにより、釦部材50が腕時計ケース1内から押し出される際に、頭部51の円筒部21内における気圧の低下によって釦部材50の移動を妨げる気圧による抵抗を軽減することができるので、釦部材50の押し出し操作を円滑にかつ良好に行うことができる。これにより、釦部材50を元の状態に良好に復帰させることができるので、釦部材50の操作性を向上させることができる。
なお、上述した第4実施形態では、第1実施形態と同じ構成の釦部材50に多孔質膜52を設けた場合について述べたが、これに限らず、第2実施形態および第3実施形態と同じ構成の釦部材9、40に多孔質膜52を同様に設けても良い。
また、蓋部55に設けられた多数の貫通孔55aは、蓋部55の厚み方向だけでなく、さらに頭部51の円板部22に貫通して蓋部55の厚み方向に対して垂直な方向(図9(a)では上下方向)に設けても良い。これにより、さらに頭部51の円筒部21内に気体を送り込みやすく、円筒部21内から放出しやすくなる。
また、上述した第1〜第4の各実施形態では、腕時計ケース1に取付孔部8、37を直接設けた場合について述べたが、これに限らず、腕時計ケース1に貫通孔を設け、この貫通孔にパイプを設け、このパイプを別部品の取付孔部8、37として形成した構成であっても良い。また、釦部材9、40、50の頭部の一部に凸部や突起部を設ければ、押釦スイッチを押圧しやすくなる。
また、上述した第1〜第4の各実施形態では、腕時計ケース1が本体ケース2と外装ケース3とで構成されている場合について述べたが、これに限らず、例えば金属や硬質の合成樹脂からなる本体ケースのみで腕時計ケースを構成しても良い。
さらに、上述した第1〜第4の各実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、時計に限らず、例えば携帯電話機や携帯情報端末機などの各種の電子機器にも適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、取付孔部が貫通して設けられたケースと、前記ケースの前記取付孔部に移動可能に挿入された軸部およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有する釦部材と、前記釦部材と前記ケースとの間に配置された防水部材と、前記ケース内に設けられたスイッチ部材と、前記釦部材が前記ケース内に突出して前記スイッチ部材をオン―オフ動作させる押圧操作によって前記ケースの前記取付孔部内を移動する際に、前記釦部材を螺旋回転移動させる螺旋回転機構と、を備えていることを特徴とする押釦構造である。
請求項1に記載の発明は、取付孔部が貫通して設けられたケースと、前記ケースの前記取付孔部に移動可能に挿入された軸部およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有する釦部材と、前記釦部材と前記ケースとの間に配置された防水部材と、前記ケース内に設けられたスイッチ部材と、前記釦部材が前記ケース内に突出して前記スイッチ部材をオン―オフ動作させる押圧操作によって前記ケースの前記取付孔部内を移動する際に、前記釦部材を螺旋回転移動させる螺旋回転機構と、を備えていることを特徴とする押釦構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の押釦構造において、前記防水部材は、前記釦部材の外周面と前記ケースの前記取付孔部の内周面との間に配置され、前記ケースの前記取付孔部は、前記釦部材の前記軸部が挿入する小径孔部と、前記釦部材の前記頭部が出没可能に挿入する大径孔部とを有し、前記小径孔部は、その外端部に小径筒部が前記大径孔部内に突出して設けられ、前記釦部材の前記頭部は、前記小径筒部が挿入する円筒状に形成され、前記螺旋回転機構は、前記ケースの前記小径筒部の外周面と前記釦部材の前記頭部の内周面との一方に螺旋状のガイド溝が設けられ、その他方に前記螺旋状のガイド溝に沿って螺旋状に移動する突起部が設けられていることを特徴とする押釦構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の押釦構造において、前記螺旋回転機構の前記ガイド溝は、前記釦部材の前記頭部の内周面に螺旋状に設けられ、前記突起部は、前記ケースの前記小径筒部の外周面に螺旋状に突出して設けられていることを特徴とする押釦構造である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の押釦構造において、前記螺旋回転機構の前記ガイド溝は、前記ケースの前記小径筒部の外周面に螺旋状に設けられ、前記突起部は、前記釦部材の前記頭部の内周面に棒状に突出して設けられていることを特徴とする押釦構造である。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の押釦構造において、前記ケースの前記取付孔部は、前記釦部材の前記軸部が挿入する小径孔部と、前記釦部材の前記頭部が出没可能に挿入する大径孔部とを有し、前記螺旋回転機構は、前記ケースの前記大径孔部の内周面と前記釦部材の前記頭部の外周面との一方に螺旋状のガイド溝が設けられ、その他方に前記ガイド溝に沿って螺旋状に移動する突起部が設けられていることを特徴とする押釦構造である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の押釦構造において、前記釦部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする押釦構造である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の押釦構造において、前記付勢部材は、前記釦部材の前記軸部の外周に配置されるコイルばねであり、一端部が前記釦部材の前記頭部に固定され、他端部が前記ケースに対して固定され、前記釦部材が前記ケースの出没方向に螺旋回転移動する際に伸縮捩れ変形することを特徴とする押釦構造である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の押釦構造において、前記釦部材には、前記防水部材によって前記ケースの前記取付孔部内と前記釦部材との間に形成される空間と前記ケースの外部とに気体のみを流通させる多孔質膜が設けられていることを特徴とする押釦構造である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載された押釦構造を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
2 本体ケース
3 外装ケース
6 時計モジュール
6a スイッチ接点
7 押釦スイッチ
8、37 取付孔部
9、40、50 釦部材
10、36 コイルばね
11 防水部材
11a 第1防水リング
11b 第2防水リング
12、30、35 螺旋回転機構
13、41 軸部
14、42、51 頭部
15、38 小径孔部
16 大径孔部
17 小径筒部
18、39 大径筒部
21 円筒部
22 円板部
23、31、43 ガイド溝
24、32、44 突起部
52 多孔質膜
2 本体ケース
3 外装ケース
6 時計モジュール
6a スイッチ接点
7 押釦スイッチ
8、37 取付孔部
9、40、50 釦部材
10、36 コイルばね
11 防水部材
11a 第1防水リング
11b 第2防水リング
12、30、35 螺旋回転機構
13、41 軸部
14、42、51 頭部
15、38 小径孔部
16 大径孔部
17 小径筒部
18、39 大径筒部
21 円筒部
22 円板部
23、31、43 ガイド溝
24、32、44 突起部
52 多孔質膜
Claims (9)
- 取付孔部が貫通して設けられたケースと、
前記ケースの前記取付孔部に移動可能に挿入された軸部およびこの軸部の外端部に設けられた頭部を有する釦部材と、
前記釦部材と前記ケースとの間に配置された防水部材と、
前記ケース内に設けられたスイッチ部材と、
前記釦部材が前記ケース内に突出して前記スイッチ部材をオン―オフ動作させる押圧操作によって前記ケースの前記取付孔部内を移動する際に、前記釦部材を螺旋回転移動させる螺旋回転機構と、
を備えていることを特徴とする押釦構造。 - 請求項1に記載の押釦構造において、前記防水部材は、前記釦部材の外周面と前記ケースの前記取付孔部の内周面との間に配置され、前記ケースの前記取付孔部は、前記釦部材の前記軸部が挿入する小径孔部と、前記釦部材の前記頭部が出没可能に挿入する大径孔部とを有し、前記小径孔部は、その外端部に小径筒部が前記大径孔部内に突出して設けられ、
前記釦部材の前記頭部は、前記小径筒部が挿入する円筒状に形成され、
前記螺旋回転機構は、前記ケースの前記小径筒部の外周面と前記釦部材の前記頭部の内周面との一方に螺旋状のガイド溝が設けられ、その他方に前記螺旋状のガイド溝に沿って螺旋状に移動する突起部が設けられていることを特徴とする押釦構造。 - 請求項2に記載の押釦構造において、前記螺旋回転機構の前記ガイド溝は、前記釦部材の前記頭部の内周面に螺旋状に設けられ、前記突起部は、前記ケースの前記小径筒部の外周面に螺旋状に突出して設けられていることを特徴とする押釦構造。
- 請求項2に記載の押釦構造において、前記螺旋回転機構の前記ガイド溝は、前記ケースの前記小径筒部の外周面に螺旋状に設けられ、前記突起部は、前記釦部材の前記頭部の内周面に棒状に突出して設けられていることを特徴とする押釦構造。
- 請求項1に記載の押釦構造において、前記ケースの前記取付孔部は、前記釦部材の前記軸部が挿入する小径孔部と、前記釦部材の前記頭部が出没可能に挿入する大径孔部とを有し、
前記螺旋回転機構は、前記ケースの前記大径孔部の内周面と前記釦部材の前記頭部の外周面との一方に螺旋状のガイド溝が設けられ、その他方に前記ガイド溝に沿って螺旋状に移動する突起部が設けられていることを特徴とする押釦構造。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の押釦構造において、前記釦部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする押釦構造。
- 請求項6に記載の押釦構造において、前記付勢部材は、前記釦部材の前記軸部の外周に配置されるコイルばねであり、一端部が前記釦部材の前記頭部に固定され、他端部が前記ケースに対して固定され、前記釦部材が前記ケースの出没方向に螺旋回転移動する際に伸縮捩れ変形することを特徴とする押釦構造。
- 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の押釦構造において、前記釦部材には、前記防水部材によって前記ケースの前記取付孔部内と前記釦部材との間に形成される空間と前記ケースの外部とに気体のみを流通させる多孔質膜が設けられていることを特徴とする押釦構造。
- 請求項1〜請求項8のいずれかに記載された押釦構造を備えていることを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014117354A JP2015230270A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 押釦構造および時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014117354A JP2015230270A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 押釦構造および時計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015230270A true JP2015230270A (ja) | 2015-12-21 |
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ID=54887100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014117354A Pending JP2015230270A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 押釦構造および時計 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2015230270A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-06-06 JP JP2014117354A patent/JP2015230270A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7334302B2 (ja) | 2021-05-19 | 2023-08-28 | メコ・エス アー | 触覚フィードバックがあるように計時器用ムーブメントを制御するための制御デバイス、及びこのような制御デバイスを備える計時器、特に携行型時計 |
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