JP2015206011A - シリコーンハイドロゲル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】重合基を有する単官能モノマーと、重合基を複数有する多官能モノマーとを含む重合性組成物により作製され、重合性組成物は、親水性を有する親水性化合物と酸素透過性を有するシリコーン化合物と重合性の紫外線吸収化合物とを、単官能モノマー及び多官能モノマーとして含み、単官能モノマーの重合基と同一種の重合基を有する多官能モノマーが存在し、 単官能モノマーのアクリロイル基のモル数Aと、単官能モノマーのメタクリロイル基のモル数Mと、単官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数Vと、多官能モノマーのアクリロイル基のモル数aと、多官能モノマーのメタクリロイル基のモル数mと、多官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数vとが、A>M及びV>Mを満たし、且つA/aとM/mとV/vとがいずれも10以上180以下を満たす。
【選択図】なし
Description
アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基及びアリル基のうち1つの重合基を有する単官能モノマーと、前記重合基を複数有する多官能モノマーと、光重合性開始剤とを含む重合性組成物に光を照射することにより作製され、
前記重合性組成物は、親水性を有する親水性化合物と酸素透過性を有するシリコーン化合物と重合性の紫外線吸収化合物とを前記単官能モノマー及び/又は前記多官能モノマーとして含み、前記単官能モノマーの前記重合基と同一種の前記重合基を有する前記多官能モノマーが存在し、
前記単官能モノマーのアクリロイル基のモル数Aと、前記単官能モノマーのメタクリロイル基のモル数Mと、前記単官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数Vと、前記多官能モノマーのアクリロイル基のモル数aと、前記多官能モノマーのメタクリロイル基のモル数mと、前記多官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数vとが、A>M及びV>Mを満たし、且つA/aとM/mとV/vとがいずれも10以上180以下を満たし、
前記重合時に照射する光の強度が多段階であり、最初の段階に対して最終段階の光の強度が10倍以上の光を照射することによって重合されているものである。
A1−U1−(−S1−U2−)n−S2−U3−A2 …(1)
Y21−Z21−R31− …(2)
−R34−Z22−Y22 …(3)
−X21−E21−X25−R32− …(4)
−R37−X27−E24−X28−R38− …(6)
−R33−X26−E22−X22− …(7)
CH2=CR1−CO−(OCH2CH2)n−OR2 …(12)
(但し、R1はH又はCH3基、R2はCH3基またはCH2CH3基であり、n=1〜3の整数)
含水率(%)=(W3−W4)/W3×100
実験例で用いた化合物の略称を以下に示す。
MAUS:マクロモノマー:上記式(8)で示されるシリコーン化合物
AMA :アリルメタクリレート
EDMA :エチレングリコールジメタクリレート
DAAG:ジアリルアジペート
VEEA:2−(2−ビニルオキシエトキシ)エチルアクリレート
N−VP:N−ビニル−2−ピロリドン
2−MTA:2−メトキシエチルアクリレート
TRIS:トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート
HMEPBT:2−[2−ヒドロキシ−5−[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール
DMAA :N,N−ジメチルアクリルアミド
NVMAA:N−ビニル−N−メチルアセトアミド
TRIS−ST:トリス(トリメチルシロキシ)シリルスチレン
HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート
TPO:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
PCPMA:フタロシアニン含有ポリメタクリル酸エステル
多官能のシリコーン化合物としてMAUSを5質量部、架橋剤としてAMAを0.3質量部、親水性化合物としてN−VPを40質量部、相溶化化合物として2−MTAを25質量部、単官能のシリコーン化合物としてTRISを30質量部、及び紫外線吸収化合物としてHMEPBTを1質量部含む重合性組成物を調製した。なお、この重合性組成物には、重合開始剤としてTPOを0.5質量部、着色剤としてPCPMAを0.02質量部添加した。この重合性組成物を、コンタクトレンズ形状を有する鋳型内に注入した。この鋳型は、ポリプロピレン製、直径約14mm、厚さ約0.1mmのコンタクトレンズに対応する形状を有する。この鋳型に、Philips社製青色光ランプTL20W(波長範囲380nm〜470nm)にて、波長405nmにおける照度1.0mW/cm2で15分間紫外線照射して光重合を行い、次いでウシオ電機(株)製LEDランプL405−66−60−110(波長範囲380nm〜450nm)にて、波長405nmにおける照度20mW/cm2で15分間紫外線を照射して光重合を行い、ドライレンズを得た。得られたドライレンズを鋳型から脱離させたのち、二酸化炭素雰囲気中、25Wにて2分間減圧プラズマ処理した。生理食塩水中に浸漬させ、吸水させて水和処理を施し、オートクレーブ処理を行ってコンタクトレンズを得た。なお、光照度の測定には、ウシオ電機(株)製紫外線積算光量計UIT−101、センサーUVD−405PDを用いた。シリコーンハイドロゲルに用いた化合物(略称及び重合基の構造)及びその配合量、各重合基のモル比などを表1,2に示す。なお、表1、2に示した化合物及び配合量で、本項と同様の条件にて作製したコンタクトレンズを実験例1〜17とした。
各実験例に含まれる化合物の配合比に基づいて、重合基を複数有する多官能化合物と、重合基を1つのみ有する単官能化合物とに分け、その重合基の量(mol)を算出した。必要となるパラメーターはA/a、M/m、V/vというようにいずれもモル比であるため、便宜的に、低分子架橋剤、紫外線吸収剤、重合開始剤、着色剤を除く成分の総和を100gとして種々パラメーターを求めた。このとき、多官能モノマー全体のアクリロイル基のモル数をa、多官能モノマー全体のメタクリロイル基のモル数をm、多官能モノマー全体のビニル基及びアリル基のモル数をvとした。また、単官能モノマー全体のアクリロイル基のモル数をA、単官能モノマー全体のメタクリロイル基のモル数をM、単官能モノマー全体のビニル基及びアリル基のモル数をVとした。このとき、それぞれの重合基の比である、A/a、M/m、V/vの値を求めた。なお、A/a、M/m、V/vの値を後述する表3,4にまとめたが、分母が0である場合は、「−」として表示した。
レンズ作製の過程で得られたドライレンズを5mLのアセトニトリルに浸漬させ、50℃で5時間以上静置して残留成分の抽出を行なった。得られた抽出液を高速液体クロマトグラフにて分析し、重合成分であるN−VPおよびTRISの配合量に対する残留率を算出した。なお濃度既知のN−VPおよびTRISのアセトニトリル溶液を用いて検量線を作成し、以下の式に従ってドライレンズ中の残留率を計算した。すなわち、モノマー残留率(質量%)は、抽出溶媒量V(mL)、モノマーのピーク面積S、検量線傾きs、検量線切片b、レンズ質量W(g)、配合時の成分量w(質量部)、配合全成分の配合比率T(質量部)としたとき、モノマー残留率(質量%)={V×(S−b)}/(s×W×w/T×106)の式を用いて算出した。この残留率は、重合時の系中成分の反応性・残留性を評価するものであり、残留量が少ないことはレンズの安全性が高いことを示し、短時間で残留率を低くすることができれば、生産性向上に繋がる。
完成レンズ5枚を入れた溶液を超純水で置換したあと、50mLの超純水中で30分間煮沸を行った。この液を(株)島津製作所製TOC計(TOC−VCPH)にて測定し、溶出可能成分量をμgC/枚として見積もった。測定の際は超純水のみを煮沸したブランク液の結果を差し引き、濃度既知のフタル酸水素カリウム水溶液を分析することによって得られた検量線から、完成レンズからの溶出可能物質の量を求めた。重合後モノマーとして残留するN−VPは成分残留率の分析にて評価するが、完成レンズ中に残留する、オリゴマーを含む溶出可能成分全体は、本分析にて評価した。成分残留率および本評価結果を総合した溶出量の総和を、安全性ならびに生産効率性の指標とした。
水和処理を施したレンズの線膨潤率を求めた。ここでは、20℃における平衡含水状態でのレンズ直径(L2(mm))、ならびに鋳型におけるレンズに相当する部分の直径(L1(mm))を測定し、線膨潤率(%)={(L2−L1)/L1}×100の式により線膨潤率を算出した。
水和処理を施したレンズの含水率を求めた。この評価では、20℃における生理食塩液中での平衡含水状態での質量(W(g))を測定し、またかかる水和処理後のレンズを105℃乾燥器にて乾燥させた状態での質量(W0(g))を測定した。これらの測定値W0およびWを用い、含水率(質量%)={(W−W0)/W}×100の式に従って含水率(質量%)を算出した。
作製したコンタクトレンズから、伸張部分の幅約1.8mm、厚み約0.1mmのダンベル形状のサンプルを打ち抜いて引張り試験を実施した。測定は島津製作所製、島津精密万能試験機オートグラフAG−IS MS型を用いて35℃生理食塩液中で行い、応力―伸び曲線から引張弾性率としてヤング率(MPa)を算出した。測定は20℃に調節した生理食塩液中にて行い、引張速度は10mm/分とした。ヤング率が低ければレンズは柔軟であり使用者に良好な装用感を与えるが、低すぎるヤング率は形状保持性が悪いことを指し、取り扱いが困難となる。ヤング率の好ましい範囲は、0.1〜0.6MPaであり、より好ましくは0.1〜0.5MPaである。
上記引張弾性率の測定の際、0.1N引張時点でロードセルを停止させ、30秒間保持した際の応力緩和率を測定した。ロードセル停止直後の試験力M1(N)、およびロードセル停止から30秒間保持した後の試験力M2(N)から、応力緩和率(%)={(M1−M2)/M1}×100の式に従って応力緩和率を算出した。低い応力緩和率は、反発性に優れていることを指し、形状回復性に優れ、安定した視力を提供することができるレンズといえる。但し、低すぎる応力緩和率は、そのレンズが弾性的であることを意味し、ゴム的な特性は装用感の悪化につながる。応力緩和率の好ましい範囲は、5〜20%であり、9〜17%の範囲であることがさらに好ましい。
製科研式フィルム酸素透過率計(理化精機工業(株)製)を用い、35℃の生理食塩水中にてレンズの酸素透過係数を測定した。試験試料としては中心厚みが0.1、0.2、0.3、0.4mmとなるようなレンズは作製せず、中心厚さ約0.1mmのレンズを2〜4枚重ねることで厚み違いのレンズとし、測定を行った。値の算出にあたってはISO18369−4(2006)に準拠し、エッジ効果を考慮した算出を行った。リファレンズスタンダードとしてメニコン2ウィークプレミオ((株)メニコン製)を用い、このDk値を129として規格化した。なお酸素透過係数の単位は(×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))=Barrer)である。
コンタクトレンズの外観を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
A:曇りがなく、透明性にきわめてすぐれており、コンタクトレンズとして最適である。
B:わずかに曇りが認められるが、コンタクトレンズとして問題のない透明性を有する。
C:白濁が認められ、透明性に劣るため、コンタクトレンズとしての使用が困難である。
D:白濁がいちじるしく、透明性にきわめて劣るため、コンタクトレンズとしての使用が不可能である。
コンタクトレンズを手指上で2つ折にして挟み、指でレンズを擦り合わせた際の潤滑性(レンズ同士の接着感およびレンズと手指との接着感)を調べた。またレンズの表面水濡れ性も目視にて観察し、あわせて以下の評価基準に基づいて評価した。
A:水濡れ性にきわめてすぐれ、かつレンズ同士の滑りが良好であり、コンタクトレンズとして最適である。
B:レンズ同士を擦り合わせるとわずかにきしみが感じられるが、コンタクトレンズとして使用可能な程度である。
C:レンズと手指との接着性はないが、レンズ同士の滑りがわるく、動きがなく なることがある。
D:表面に粘着性があり、レンズと手指との接着性が強い。
接触角計(エルマ販売(株)製、G−I,2MG)を用い、25℃の生理食塩水中でレンズの接触角(°) を気泡法にて測定した。接触角の値は、生理食塩水に浸漬させたレンズの頂点部分に、シリンジを用いて5μLの気泡を付着させ、気泡とフィルムとの左右の接触角を平均したものである。なお、かかる接触角が小さいほど表面水濡れ性にすぐれる。
各実験例の評価結果を表3、4に示す。表3に示すように、A/a、M/m、V/vがすべて10以上180以下の範囲に入る実験例1〜8では、残留成分量がN−VPで2.5質量%以下、TRISで2.0質量%以下の範囲にあり、残留成分がより少なく生産効率がよいことがわかった。また、実験例1〜8の含水率は40質量%以上であり、応力緩和率は9〜17の範囲であり、弾性率は0.1〜0.5MPaであり、それぞれコンタクトレンズとして良好な値を示した。また、酸素透過係数(Dk)、透明性、表面潤滑性及び表面水濡れ性についても、実験例1〜8は良好であった。また、表4に示すように、A/a、M/m、V/vがすべて10以上180以下の範囲に入る実験例15、16では、残留成分量、含水率、応力緩和率、弾性率など、それぞれコンタクトレンズとして良好な値を示した。また、材料自体の透明性、表面潤滑性についてもいずれも良好であった。一方、実験例9〜14、17では、残留成分量や、含水率、弾性率のうちいずれかが好適な範囲になく、好ましい結果ではなかった。したがって、A/a、M/m、V/vがすべて10以上180以下の範囲にあると、残留成分のより少ない好適な材料を製造できることがわかった。この重合基の比は、A/aが60以上180以下を満たし、M/mが15以上40以下を満たし、且つV/vが110以上170以下を満たすことがより好ましかった。
前述の実験例のうち、実験例3の組成の重合性組成物に対して、光照射の条件を変更してその重合性について検討した。実施例3と同一の重合性組成物を用い、実験例3を同一の光源を用い、光照射条件を表5の通りに設定した。その後の処理条件については実施例3と同様に行い、実験例18〜21のコンタクトレンズを得た。
表5および表6に示すとおり、同一の組成であっても、重合時の光の強度が異なることによって、重合特性や得られるポリマーの物性が異なることが確認された。重合後期の強い光の照射により、未反応の重合開始剤の開裂、並びに残留しているモノマーの重合が促進され、結果として系中に残留するモノマーやオリゴマーなどの低分子化合物量を効果的に低減させることができることがわかった。また、最終段階の照度は重合の初期段階における照度の10倍以上に設定されることが好ましいと考えられた。
Claims (17)
- アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基及びアリル基のうち1つの重合基を有する単官能モノマーと、前記重合基を複数有する多官能モノマーと、光重合性開始剤とを含む重合性組成物に光を照射することにより作製され、
前記重合性組成物は、親水性を有する親水性化合物と酸素透過性を有するシリコーン化合物と重合性の紫外線吸収化合物とを前記単官能モノマー及び/又は前記多官能モノマーとして含み、前記単官能モノマーの前記重合基と同一種の前記重合基を有する前記多官能モノマーが存在し、
前記単官能モノマーのアクリロイル基のモル数Aと、前記単官能モノマーのメタクリロイル基のモル数Mと、前記単官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数Vと、前記多官能モノマーのアクリロイル基のモル数aと、前記多官能モノマーのメタクリロイル基のモル数mと、前記多官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数vとが、A>M及びV>Mを満たし、且つA/aとM/mとV/vとがいずれも10以上180以下を満たし、
前記重合時に照射する光の強度が多段階であり、最初の段階に対して最終段階の光の強度が10倍以上の光を照射することによって重合されている、
シリコーンハイドロゲル。 - 前記A/aが60以上180以下を満たし、前記M/mが15以上40以下を満たし、且つ前記V/vが130以上170以下を満たす、請求項1に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記紫外線吸収化合物は、ベンゾトリアゾール構造と前記重合基とを有する、請求項1又は2に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物は、前記多官能モノマーであるシリコーンマクロマーを前記シリコーン化合物として含み、該シリコーンマクロマーが、ウレタン構造とエチレン型不飽和構造とポリジメチルシロキサン構造と前記重合基とを有する化合物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物は、前記多官能モノマーであるシリコーンマクロマーを前記シリコーン化合物として含み、該シリコーンマクロマーが、式(1)の構造を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
A1−U1−(−S1−U2−)n−S2−U3−A2 …(1)
[式(1)中、A1は式(2)で表わされる構造を有し、
Y21−Z21−R31− …(2)
(式(2)中、Y21はアクリロイル基、ビニル基またはアリル基を示し、Z21は酸素原子または直接結合を示し、R31は直接結合または炭素数1〜12の直鎖状、分岐鎖もしくは芳香環を有するアルキレン基を示す)
A2は式(3)で表わされる構造を有し、
−R34−Z22−Y22 …(3)
(式(3)中、Y22はアクリロイル基、ビニル基またはアリル基を示し、Z22は酸素原子または直接結合を示し、R34は直接結合または炭素数1〜12の直鎖状、分岐鎖もしくは芳香環を有するアルキレン基を示す。ただし、式(2)中のY21および式(3)中のY22は同一であってもよく、異なっていてもよい)
U1は式(4)で表わされる構造を有し、
−X21−E21−X25−R32− …(4)
(式(4)中、X21およびX25はそれぞれ独立して直接結合、酸素原子およびアルキレングリコール基から選ばれ、E21は−NHCO−基(ただし、この場合、X21は直接結合であり、X25は酸素原子またはアルキレングリコール基であり、E21はX25とウレタン結合を形成している)、−CONH−基(ただし、この場合、X21は酸素原子またはアルキレングリコール基であり、X25は直接結合であり、E21はX21とウレタン結合を形成している)または飽和もしくは不飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族系の群から選ばれたジイソシアネート由来の2価の基(ただし、この場合、X21およびX25はそれぞれ独立して酸素原子およびアルキレングリコール基から選ばれ、E21はX21およびX25のあいだで2つのウレタン結合を形成している)を示し、R32は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖を有するアルキレン基を示す)
S1およびS2はそれぞれ独立して式(5)で表わされる構造を有し、
(式(5)中、R23、R24、R25、R26、R27およびR28はそれぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、フッ素置換されたアルキル基またはフェニル基を示し、Kは1〜1500の整数、Lは0または1〜1499の整数であり、K+Lは1〜1500の整数である)
U2は式(6)で表わされる構造を有し、
−R37−X27−E24−X28−R38− …(6)
(式(6)中、R37およびR38はそれぞれ独立して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖を有するアルキレン基を示し、X27およびX28はそれぞれ独立して酸素原子またはアルキレングリコール基を示し、E24は飽和もしくは不飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族系の群から選ばれたジイソシアネート由来の2価の基(ただし、この場合、E24はX27およびX28のあいだで2つのウレタン結合を形成している)を示す)
U3は式(7)で表わされる構造を有し、
−R33−X26−E22−X22− …(7)
(式(7)中、R33は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖を有するアルキレン基を示し、X22およびX26はそれぞれ独立して直接結合、酸素原子およびアルキレングリコール基から選ばれ、E22は−NHCO−基(ただし、この場合、X22は酸素原子またはアルキレングリコール基であり、X26は直接結合であり、E22はX22とウレタン結合を形成している)、−CONH−基(ただし、この場合、X22は直接結合であり、X26は酸素原子またはアルキレングリコール基であり、E22はX26とウレタン結合を形成している)または飽和もしくは不飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族系の群から選ばれたジイソシアネート由来の2価の基(ただし、この場合、X22およびX26はそれぞれ独立して酸素原子およびアルキレングリコール基から選ばれ、E22はX22およびX26のあいだで2つのウレタン結合を形成している)を示す)
nは0または1〜10の整数である。] - 前記重合性組成物は、シリコーンマクロマーを前記シリコーン化合物として含み、該シリコーンマクロマーが前記重合性組成物の全体に対して30質量%以下含まれる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物は、N−ビニル−2−ピロリドン及びN−ビニル−N−メチルアセトアミドのうちいずれか1以上を前記親水性化合物として含み、該親水性化合物が前記重合性組成物全体に対して30質量%以上含まれる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物が、単官能シリコーン含有モノマーをさらに含有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記単官能シリコーン含有モノマーは、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート及びトリス(トリメチルシロキシ)シリルスチレンのうち1以上である、請求項8に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物が、CH2=CR1−CO−(OCH2CH2)n−OR2(但し、R1はH又はCH3基、R2はCH3基またはCH2CH3基であり、n=1〜3の整数)を更に含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物が、2−メトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−メトキシエトキシエチルアクリレート及び2−エトキシエトキシエチルアクリレートから選ばれる1以上を含有する、請求項10に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 重合したキセロゲルに表面処理を行って製造されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- N−ビニル−2−ピロリドン及びN−ビニル−N−メチルアセトアミドのうちいずれか1以上を親水性化合物として含む重合性組成物から作製され、これらの成分残留率がいずれも2.5質量%以下である、シリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物は、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基及びアリル基のうち1つの重合基を有する単官能モノマーと、前記重合基を複数有する多官能モノマーとを含み、且つ、前記親水性化合物と酸素透過性を有するシリコーン化合物とを前記単官能モノマー及び/又は前記多官能モノマーとして含み、前記単官能モノマーの前記重合基と同一種の前記重合基を有する前記多官能モノマーが存在し、
前記単官能モノマーのアクリロイル基のモル数Aと、前記単官能モノマーのメタクリロイル基のモル数Mと、前記単官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数Vと、前記多官能モノマーのアクリロイル基のモル数aと、前記多官能モノマーのメタクリロイル基のモル数mと、前記多官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数vとが、A>M及びV>Mを満たし、且つA/aとM/mとV/vとがいずれも10以上180以下を満たす、請求項13に記載のシリコーンハイドロゲル。 - 前記A/aが60以上180以下を満たし、前記M/mが15以上40以下を満たし、且つ前記V/vが130以上170以下を満たす、請求項14に記載のシリコーンハイドロゲル。
- 前記重合性組成物は、前記多官能モノマーであるシリコーンマクロマー及び単官能シリコーン含有モノマーをシリコーン化合物として含む、請求項13〜15のいずれか1項に記載のシリコーンハイドロゲル。
- アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基及びアリル基のうち1つの重合基を有する単官能モノマーと、前記重合基を複数有する多官能モノマーと、光重合性開始剤とを含む重合性組成物に光を照射するシリコーンハイドロゲルの製造方法であって、
前記重合性組成物は、親水性を有する親水性化合物と酸素透過性を有するシリコーン化合物と重合性の紫外線吸収化合物とを前記単官能モノマー及び/又は前記多官能モノマーとして含み、前記単官能モノマーの前記重合基と同一種の前記重合基を有する前記多官能モノマーが存在し、前記単官能モノマーのアクリロイル基のモル数Aと、前記単官能モノマーのメタクリロイル基のモル数Mと、前記単官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数Vと、前記多官能モノマーのアクリロイル基のモル数aと、前記多官能モノマーのメタクリロイル基のモル数mと、前記多官能モノマーのビニル基及びアリル基のモル数vとが、A>M及びV>Mを満たし、且つA/aとM/mとV/vとがいずれも10以上180以下を満たす前記重合性組成物を配合する配合工程と、
前記重合性組成物に照射する光の強度が多段階であり、最初の段階に対して最終段階の光の強度が10倍以上の光を照射することによって前記重合性組成物を重合する重合工程と、
を含むシリコーンハイドロゲルの製造方法。
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