JP2015117188A - トリフルオロエチレンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】調達の容易な原料を使用し、触媒を使用せずに、熱分解を伴う合成反応で工業的に有用なトリフルオロエチレンを効率よく、高純度に製造する経済的に有利な方法の提供。
【解決手段】テトラフルオロエチレンと水素とから熱分解を伴う合成反応によりトリフルオロエチレンを製造する方法であって、(a)テトラフルオロエチレンと水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程と、(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、(c)前記反応器内で、反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で、前記テトラフルオロエチレンと前記水素と前記熱媒体とを接触させて前記トリフルオロエチレンを生成する工程とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】テトラフルオロエチレンと水素とから熱分解を伴う合成反応によりトリフルオロエチレンを製造する方法であって、(a)テトラフルオロエチレンと水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程と、(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、(c)前記反応器内で、反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で、前記テトラフルオロエチレンと前記水素と前記熱媒体とを接触させて前記トリフルオロエチレンを生成する工程とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、トリフルオロエチレンの製造方法に係り、特に、テトラフルオロエチレンと水素を原料としてトリフルオロエチレンを製造する方法に関する。
トリフルオロエチレン(HFO−1123)は、地球温暖化係数(GWP)が小さいため、温室効果ガスであるジフルオロメタン(HFC−32)や1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125)に代わる新しい冷媒として、近年大きな期待が寄せられている。
本明細書において、ハロゲン化炭化水素については、前記したように、化合物名の後の括弧内にその化合物の略称を記す。また、必要に応じて化合物名に代えてその略称を用いる。
本明細書において、ハロゲン化炭化水素については、前記したように、化合物名の後の括弧内にその化合物の略称を記す。また、必要に応じて化合物名に代えてその略称を用いる。
HFO−1123の製造方法としては、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)を、パラジウムまたは白金触媒の存在下で水素により還元する方法(例えば、特許文献1参照。)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)や1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−134)を酸化アルミニウム等の担体に担持させた金属フッ化物等を触媒として脱フッ化水素させる方法(例えば、特許文献2参照)、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113)をパラジウム等の触媒の存在下で水素により還元する方法(例えば、特許文献3参照。)等が知られている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の触媒プロセスを用いる製造方法では、触媒調製、触媒失活に伴う触媒充填反応器の触媒の入れ替え、触媒廃棄または再活性化、高分子副生成物による触媒充填反応器の目詰まりの可能性、および反応時間が長い等の経済的に不利な点が多く、高純度のHFO−1123を効率的に得ることができなかった。
本発明者らが研究を重ねた結果、特許文献1および特許文献3に示された方法ではいずれも、遷移金属触媒を用いるため、水素還元が過度に進行して、Z−1,2−ジフルオロエチレン(HFO−1132(Z))が生成することがわかった。また、このHFO−1132(Z)は、HFO−1123と沸点が非常に近いため、両者の蒸留精製分離が困難であることがわかった。
本発明は、上記観点からなされたものであり、触媒を使用せずに、熱分解を伴う合成反応で工業的に有用なHFO−1123を、HFO−1123との蒸留分離が難しい副生物、特にHFO−1132(Z)の生成を抑えて高純度に効率よく製造する経済的に有利な方法を提供することを目的とする。
本発明は、テトラフルオロエチレン(TFE)と水素からHFO−1123を製造する方法であって、
(a)前記TFEと前記水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、
(c)前記反応器内で、前記TFEと前記水素と前記熱媒体とを接触させてHFO−1123を生成する工程とを有し、工程(c)における前記反応器内の温度を400〜950℃に調整することを特徴とするHFO−1123の製造方法を提供する。
(a)前記TFEと前記水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、
(c)前記反応器内で、前記TFEと前記水素と前記熱媒体とを接触させてHFO−1123を生成する工程とを有し、工程(c)における前記反応器内の温度を400〜950℃に調整することを特徴とするHFO−1123の製造方法を提供する。
本発明の製造方法によれば、調達が容易なTFEと水素を原料として、触媒を使用せずに、特定の温度に制御された熱分解を伴う合成反応で、地球温暖化係数(GWP)が小さく新冷媒として工業的に有用なHFO−1123を、効率よく製造することができる。
また、本発明の製造方法によれば、沸点が近いことから分離が難しい副生物の生成を抑制し、純度の高いHFO−1123を得ることができる。すなわち、副生物のなかでもHFO−1132(Z)は、沸点が−51℃とHFO−1123の沸点(−54℃)と極めて近いため、通常の分離精製技術(蒸留等)では分離・精製が困難であるが、本発明の製造方法によれば、HFO−1132(Z)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑え、高純度のHFO−1123を製造することができる。
さらに、本発明の製造方法によれば、熱媒体を用いることで、製造(反応)条件の制御、特に温度条件の制御が容易であるので、安定してHFO−1123の製造が可能となり、経済的なメリットが大きい。またさらに、後述するジフルオロカルベン(F2C:)を発生し得る副生物をリサイクルして、原料として使用することも可能であり、工業的製造方法として有用である。
したがって、本発明の製造方法は、例えば高価な金属触媒を用いる従来の製造方法に比べて、原料および製造設備に要するコストを大幅に低減することができ、経済的に有利である。さらに、上記のとおりHFO−1132(Z)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑えられるため、特別な精製方法を採用することなく、加圧蒸留など公知の技術を用いた精製分離を行うことで、高純度のHFO−1123を得られる点においても工業的製造方法として有用である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、原料としてTFEと水素を用い、熱分解を伴う合成反応により、HFO−1123を製造する方法を提供する。そして、この製造方法は、
(a)前記TFEと前記水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程((a)工程)と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程((b)工程)と、
(c)前記反応器内で、前記反応器内の温度を400〜950℃に調整し、前記TFEと前記水素と前記熱媒体とを接触させてHFO-1123を生成する工程((c)工程)とを有する。
さらに、本発明は、
前記(c)工程の後に、(d)反応器内で生成したHFO-1123を含む反応混合物を反応器から取り出す工程を有することができる。なお、反応器からHFO−1123を取り出す工程を、以下の記載では(d)工程という。
なお、以下、TFEと水素とを「原料」ともいう。後述のように、「原料」はTFEや水素とともに、これら以外の含フッ素化合物が使用されてもよい。
本発明は、原料としてTFEと水素を用い、熱分解を伴う合成反応により、HFO−1123を製造する方法を提供する。そして、この製造方法は、
(a)前記TFEと前記水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程((a)工程)と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程((b)工程)と、
(c)前記反応器内で、前記反応器内の温度を400〜950℃に調整し、前記TFEと前記水素と前記熱媒体とを接触させてHFO-1123を生成する工程((c)工程)とを有する。
さらに、本発明は、
前記(c)工程の後に、(d)反応器内で生成したHFO-1123を含む反応混合物を反応器から取り出す工程を有することができる。なお、反応器からHFO−1123を取り出す工程を、以下の記載では(d)工程という。
なお、以下、TFEと水素とを「原料」ともいう。後述のように、「原料」はTFEや水素とともに、これら以外の含フッ素化合物が使用されてもよい。
本発明の製造方法は、連続式の製造方法であっても、バッチ式の製造方法であってもよい。連続式の製造方法において、原料、すなわちTFEおよび水素の反応器への供給と熱媒体の反応器への供給、反応器内での原料と熱媒体との接触、およびHFO−1123を含む反応混合物の反応器からの取り出しは、連続的に行われる。
バッチ式の製造では、(a)工程における原料の供給と(b)工程における熱媒体の供給とは、どちらが先であっても、あるいは同時であってもよい。すなわち、原料と熱媒体のいずれか一方の供給の際に、反応器内に他方が供給されていない場合でも、先に供給された原料または熱媒体に反応器内で、後から供給される成分が供給され、原料と熱媒体とが、内部温度を上記特定の温度範囲に制御した反応器内で所定の時間接触すればよい。
バッチ式の製造では、(a)工程における原料の供給と(b)工程における熱媒体の供給とは、どちらが先であっても、あるいは同時であってもよい。すなわち、原料と熱媒体のいずれか一方の供給の際に、反応器内に他方が供給されていない場合でも、先に供給された原料または熱媒体に反応器内で、後から供給される成分が供給され、原料と熱媒体とが、内部温度を上記特定の温度範囲に制御した反応器内で所定の時間接触すればよい。
本発明の製造方法は、製造効率の点で、連続式の方法であるのが好ましい。以下、本発明の方法を連続式の製造に適用する実施形態について説明する。上記連続的な製造方法においては、(a)工程、(b)工程、(c)工程および(d)工程はこの順で連続的に行われる。
すなわち、原料であるTFEは、反応器内で加熱によりトリフルオロエテニルラジカルを生成し、原料であるH2(水素)、またはH2から生成する水素ラジカル(H・)が結合して、HFO−1123が生成すると考えられる。なお、本発明においては、このような熱分解反応からHFO−1123の生成反応までを、熱分解を伴う合成反応という。
<原料>
本発明のHFO−1123の製造方法では、TFEと水素を原料として用いる。
反応器に供給するTFEの供給量に対する水素の供給量のモル比(以下、水素/TFE「モル比」と示す。)は、0.01〜100の範囲が好ましく、0.05〜20の範囲がより好ましく、0.1〜10の範囲が特に好ましい。水素/TFE「モル比」が0.01〜100であると、原料の転化率、特に水素の転化率が高く、HFO−1123を効率よく製造できる。また、反応器から取り出される反応生成物における、HFO−1123の割合を一定以上とすることができる。
なお、原料および熱媒体を、反応器内を連続的に流通させて反応を行わせる本発明の実施形態において、各原料および熱媒体の供給量は、単位時間当たりの供給量を示すものとする。
本発明のHFO−1123の製造方法では、TFEと水素を原料として用いる。
反応器に供給するTFEの供給量に対する水素の供給量のモル比(以下、水素/TFE「モル比」と示す。)は、0.01〜100の範囲が好ましく、0.05〜20の範囲がより好ましく、0.1〜10の範囲が特に好ましい。水素/TFE「モル比」が0.01〜100であると、原料の転化率、特に水素の転化率が高く、HFO−1123を効率よく製造できる。また、反応器から取り出される反応生成物における、HFO−1123の割合を一定以上とすることができる。
なお、原料および熱媒体を、反応器内を連続的に流通させて反応を行わせる本発明の実施形態において、各原料および熱媒体の供給量は、単位時間当たりの供給量を示すものとする。
原料としては、これら2成分に加えて、反応器内で熱分解してジフルオロカルベン(F2C:)を発生し得る含フッ素化合物(ただし、TFEを除く。)、例えば、クロロジフルオロメタン(R22)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、オクタフルオロシクロブタン(RC318)およびヘキサフルオロプロペンオキシド(HFPO)等を、必要に応じて使用することができる。原料として、このような反応器内で熱分解してF2C:を発生しうる含フッ素化合物をさらに用いることで、F2C:からTFEが生成され、そのTFEが水素と反応して最終的にHFO−1123が生成される。
原料として、このような反応器内で熱分解してF2C:を発生しうる含フッ素化合物を用いる場合には、新たに用意した含フッ素化合物を用いてもよいが、上記したTFEと水素による熱分解反応を伴う合成反応において副生する含フッ素化合物、例えば、HFP、RC318等から選ばれる1種以上を用いることが、リサイクルの観点から好ましい。反応器内で熱分解してF2C:を発生しうる含フッ素化合物(ただし、TFEを除く。)を、「他のF2C:源化合物」ともいう。
本発明の製造方法において、HFO−1123を含む反応混合物は反応器の出口から取り出される。反応混合物には、未反応原料、反応生成物、副生物および熱媒体等が含まれる。反応混合物から、熱媒体および目的生成物であるHFO−1123を分離し、さらに、副生物を除去することで、未反応原料のTFEおよび水素と、他のF2C:源化合物とから主として構成される混合物が得られる。この混合物を、新たなTFEと水素とともに反応器に供給することで、TFEおよび他のF2C:源化合物のリサイクルが可能となり、経済的に有利である。
[(a)工程]
本発明の製造方法において、(a)TFEと水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程を(a)工程という。
(a)工程において、各原料は、常温のまま反応器に導入してもよいが、反応器内での反応性を向上させるために、反応器に導入する際の温度を加熱等により調整してもよい。ただし、TFEと水素とは、反応性を向上させるのに好適な温度範囲が異なるので、温度調整を別々に行うことが好ましい。他のF2C:源化合物を用いる場合も、別に温度調整することが好ましい。
本発明の製造方法において、(a)TFEと水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程を(a)工程という。
(a)工程において、各原料は、常温のまま反応器に導入してもよいが、反応器内での反応性を向上させるために、反応器に導入する際の温度を加熱等により調整してもよい。ただし、TFEと水素とは、反応性を向上させるのに好適な温度範囲が異なるので、温度調整を別々に行うことが好ましい。他のF2C:源化合物を用いる場合も、別に温度調整することが好ましい。
反応器に供給するTFEの温度は、より反応性を高めるという観点から0〜600℃が好ましく、25〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
反応器に供給する水素の温度は、反応性の観点から0〜950℃が好ましい。より反応性を高めるという観点からは、25〜900℃が好ましく、100〜800℃がより好ましい。
ただし、反応器に供給する上記各原料の温度はそれぞれ、後述する(c)工程における反応器内の温度以下に設定される。
他のF2C:源化合物を使用する場合には、TFEと他のF2C:源化合物は反応性がある程度高いが、カーボン化はしにくい温度とするという観点から、それぞれ独立に反応器に供給することが好ましい。反応器に供給する他のF2C:源化合物の温度は、0〜600℃が好ましく、25〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
ただし、反応器に供給する上記各原料の温度はそれぞれ、後述する(c)工程における反応器内の温度以下に設定される。
他のF2C:源化合物を使用する場合には、TFEと他のF2C:源化合物は反応性がある程度高いが、カーボン化はしにくい温度とするという観点から、それぞれ独立に反応器に供給することが好ましい。反応器に供給する他のF2C:源化合物の温度は、0〜600℃が好ましく、25〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
原料であるTFEおよび水素、さらに必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物の反応器への供給は、別々であってもよいし、各原料を混合してから供給してもよい。各原料を混合してから供給する場合には、原料をグループに分けることが好ましい。例えば、TFEおよび必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物と、それ以外に分けて、各グループでそれぞれ各原料を混合し反応器に別々に供給してもよいし、全原料を混合してから供給してもよい。上記温度条件の違いを考慮すれば、TFEおよび必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物を混合し、上記好ましい温度に調整して反応器に供給し、これとは別に水素を上記好ましい温度に調整して反応器に供給することが好ましい。
なお、TFEおよび水素、さらに必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物の各原料を、予め混合してから反応器に供給する場合は、反応器の手前で反応・分解が進行することを防ぐという観点から、反応器に導入する際の温度は0〜600℃が好ましく、0〜500℃がより好ましい。
[(b)工程]
本発明の製造方法において、熱媒体を前記反応器に供給する工程を(b)工程という。
本発明の製造方法において、熱媒体を前記反応器に供給する工程を(b)工程という。
<熱媒体>
(b)工程において、熱媒体は、前記原料と反応器内で一定の時間接触するように、反応器に供給される。熱媒体は、反応器内の温度で熱分解が生じない媒体であり、具体的には反応温度(400〜950℃)で熱分解しない媒体であるのが好ましい。熱媒体としては、水蒸気、窒素、二酸化炭素等の気体が挙げられ、2種以上の気体の混合物であってもよい。熱媒体としては、水蒸気を50体積%以上含み、残部として他の気体を含む場合、その気体は窒素および/または二酸化炭素であることが好ましい。より多くの熱量を原料に伝導させるため、熱媒体における水蒸気の含有割合は50体積%以上が好ましく、100体積%(水蒸気のみ)がより好ましい。
(b)工程において、熱媒体は、前記原料と反応器内で一定の時間接触するように、反応器に供給される。熱媒体は、反応器内の温度で熱分解が生じない媒体であり、具体的には反応温度(400〜950℃)で熱分解しない媒体であるのが好ましい。熱媒体としては、水蒸気、窒素、二酸化炭素等の気体が挙げられ、2種以上の気体の混合物であってもよい。熱媒体としては、水蒸気を50体積%以上含み、残部として他の気体を含む場合、その気体は窒素および/または二酸化炭素であることが好ましい。より多くの熱量を原料に伝導させるため、熱媒体における水蒸気の含有割合は50体積%以上が好ましく、100体積%(水蒸気のみ)がより好ましい。
熱媒体の供給量は、熱媒体と原料の供給量の合計量に対して20〜98体積%となる割合が好ましく、50〜95体積%がより好ましい。熱媒体の供給量を20体積%以上とすると、高沸物の生成や原料のカーボン化を抑制しながら原料と熱媒体との接触による反応を進行させて、HFO−1123を効率よく製造できる。また、上記割合が98体積%以下であると、生産性が著しく低下することがなく、工業的に現実的なプロセスとなる。また、反応器に供給する熱媒体の温度は、原料の熱分解および反応性をより高めるという観点から100〜950℃が好ましい。原料の反応性をより高めるという観点からは、反応器に供給する熱媒体の温度は400〜950℃がより好ましく、500〜950℃が最も好ましい。
[(c)工程]
本発明の製造方法において、反応器内でTFEと水素に熱媒体を接触させて、HFO-1123を生成する工程を、(c)工程という。
本発明の製造方法において、反応器内でTFEと水素に熱媒体を接触させて、HFO-1123を生成する工程を、(c)工程という。
<反応条件>
(c)工程における反応器内の温度は、400〜950℃の範囲であり、かつ、反応器に供給される各原料、すなわち水素、TFEおよび必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物の温度以上の温度である。(c)工程における反応器内の温度は、500〜950℃がより好ましく、600〜950℃が最も好ましい。反応器内の温度が400〜950℃であると、上記式(1)で示される熱分解を伴う合成反応の反応率を高めるとともに、副生物、特にHFO−1132(Z)の生成を抑制して、HFO−1123を効率よく得ることができる。
(c)工程における反応器内の温度は、400〜950℃の範囲であり、かつ、反応器に供給される各原料、すなわち水素、TFEおよび必要に応じて用いられる他のF2C:源化合物の温度以上の温度である。(c)工程における反応器内の温度は、500〜950℃がより好ましく、600〜950℃が最も好ましい。反応器内の温度が400〜950℃であると、上記式(1)で示される熱分解を伴う合成反応の反応率を高めるとともに、副生物、特にHFO−1132(Z)の生成を抑制して、HFO−1123を効率よく得ることができる。
反応器内の温度は、反応器に供給される前記熱媒体の温度および圧力を調整することで制御することができる。また、前記反応器内の温度が特に好ましい温度範囲(600〜950℃)になるように、電気ヒータやマイクロウェーブ発生機等により反応器内を補助的に加熱することもできる。
反応器内の圧力は、ゲージ圧で0〜2MPaとすることが好ましく、0〜0.5MPaの範囲がさらに好ましい。
熱媒体と上記原料との反応器内での接触時間は、0.01〜10秒間が好ましく、0.01〜3.0秒間がより好ましい。接触時間が0.01〜10秒間であると、HFO−1123の合成反応が十分に進行する。なお、熱媒体と原料との接触時間は、原料の反応器内での滞留時間に相当し、原料の反応器への供給量(流量)を調節することで制御できる。
反応器としては、前記反応器内温度および圧力に耐えるものであれば、特に形状は限定されず、例えば円筒状の縦型反応器が挙げられる。反応器の材質としては、ガラス、鉄、ニッケル、または鉄、ニッケルを主成分とする合金等が挙げられる。
<反応装置>
本発明において、HFO−1123の製造に使用される反応装置の例を、図1および図2に示す。
反応装置20は、電気ヒータ等の加熱手段を備えた反応器1を有する。反応器1には、第1の原料である水素の供給ライン2、第2の原料であるTFEの供給ライン3、および熱媒体としての水蒸気の供給ライン4が、以下に示すように接続されている。なお、反応器1における加熱手段の設置は必須ではない。
本発明において、HFO−1123の製造に使用される反応装置の例を、図1および図2に示す。
反応装置20は、電気ヒータ等の加熱手段を備えた反応器1を有する。反応器1には、第1の原料である水素の供給ライン2、第2の原料であるTFEの供給ライン3、および熱媒体としての水蒸気の供給ライン4が、以下に示すように接続されている。なお、反応器1における加熱手段の設置は必須ではない。
水素の供給ライン2およびTFEの供給ライン3には、それぞれ電気ヒータ等を備えた予熱器(プレヒータ)2a、3aが設置されており、供給される各原料が所定の温度に予熱されてから反応器1に供給される。また、水蒸気の供給ライン4には、加熱水蒸気発生器4aが設置されており、供給される水蒸気の温度および圧力が調整される。
これらの供給ライン2、3、4はそれぞれ別々に反応器1に接続されていてもよいが、一部または全部の供給ラインが反応器1の手前で連結されて反応器に接続されていてもよい。例えば、図1に示すように、それぞれの予熱器2a、3aを経た後の供給ライン2、3を連結することで、全ての原料が混合された原料混合物が、原料混合供給ライン5から反応器1に供給され、水蒸気は、原料混合供給ライン5とは別に、水蒸気の供給ライン4から反応器1に供給されるように構成してもよい。
また、図2に示す反応装置20のように、TFE、水素および水蒸気が別々に反応器1に供給されて反応器1の入り口付近でこれらが一体に混合されるように構成することもできる。
また、図2に示す反応装置20のように、TFE、水素および水蒸気が別々に反応器1に供給されて反応器1の入り口付近でこれらが一体に混合されるように構成することもできる。
反応器1の出口には、水冷器のような冷却手段6が設置された出口ライン7が接続されている。出口ライン7には、さらに、水蒸気および酸性液回収槽8、アルカリ洗浄装置9および脱水塔10が順に設置されている。そして、脱水塔10により脱水された後、得られたガスがガスクロマトグラフィ(GC)のような分析装置により分析・定量されるようになっている。なお、HFO−1123を含有する反応混合物が反応器1から取り出され、上記のように出口ライン7以降の処理によって塩化水素などの酸性物質、水蒸気、水などが除去されて得られたガスを、以下、出口ガスという。
<出口ガス>
出口ガスには、目的生成物であるHFO−1123が含まれる。出口ガスに含有されるHFO−1123と未反応原料(TFEおよび水素)以外の化合物としては、HFO−1132(E/Z)、1,1−ジフルオロエチレン(VdF)、1,1,2−トリフルオロエタン(HFC−143)、フルオロエチレン(HFO−1141)、3,3−ジフルオロプロペン(HFO−1252zf)、3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1243zf)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)、E/Z−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze(E/Z))、HFP、E/Z−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye(E/Z))、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225zc)、HFC−125、HFC−134、HFC−134a、1,1,1−トリフルオロエタン(HFC−143a)、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ca)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236fa)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236ea)、HFC−32、トリフルオロメタン(HFC−23)、フルオロメタン(HFC−41)、およびRC318等が挙げられる。なお、上記においてE/ZはE体とZ体の混合物を意味する。
出口ガスには、目的生成物であるHFO−1123が含まれる。出口ガスに含有されるHFO−1123と未反応原料(TFEおよび水素)以外の化合物としては、HFO−1132(E/Z)、1,1−ジフルオロエチレン(VdF)、1,1,2−トリフルオロエタン(HFC−143)、フルオロエチレン(HFO−1141)、3,3−ジフルオロプロペン(HFO−1252zf)、3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1243zf)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)、E/Z−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze(E/Z))、HFP、E/Z−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye(E/Z))、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225zc)、HFC−125、HFC−134、HFC−134a、1,1,1−トリフルオロエタン(HFC−143a)、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ca)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236fa)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236ea)、HFC−32、トリフルオロメタン(HFC−23)、フルオロメタン(HFC−41)、およびRC318等が挙げられる。なお、上記においてE/ZはE体とZ体の混合物を意味する。
フッ素原子2個以上がひとつの炭素に結合した部分をもつ化合物、具体的には、HFP、HFO−1123、HFO−1225、RC318およびVdF等は、いずれも原料のTFEに由来する化合物である。
出口ガスに含まれるHFO−1123以外の上記成分は、蒸留等の既知の手段により、望まれる程度に除去できる。本発明の製造方法によれば、沸点の近い副生物の生成が抑制できることから、特別な精製方法や装置を用いることなく、一般的な蒸留装置等により、高純度に精製されたHFO−1123が製造できる。
そして、分離されたTFEは原料の一部としてリサイクルが可能である。また、HFPおよびRC318はF2C:源化合物であり、原料の一部としてリサイクルが可能である。なお、得られるVdF、TFE、HFP等は、必要に応じて、PVdF(VdF重合体)、PTFE(TFE重合体)、FEP(TFE−HFP共重合体)、VdF−HFP共重合体等のフッ素樹脂の原料として使用できる。
さらに、本発明においては、沸点が近いことから非常に分離しにくい副生物の生成を抑制し、純度の高いHFO−1123を得ることができる。すなわち、副生物のなかでもHFO−1132(Z)は、沸点が−51℃とHFO−1123の沸点(−54℃)と極めて近いため、通常の分離精製技術(蒸留等)では分離・精製が困難であるが、本発明においては、水素とTFEを原料として使用し、これら原料の熱分解を伴う合成反応における温度を特定の範囲に制御する、具体的にはこの合成反応を行う反応器内の温度を上記特定の範囲に制御することで、HFO−1123の生成量に対するHFO−1132(Z)の生成量の割合を大幅に減少させることができ、より高い純度のHFO−1123を得ることができる。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
(例1)
図1に示す反応装置を用い、TFEと水素とからなる原料ガスから、以下に示すようにして粗HFO−1123を得た。
図1に示す反応装置を用い、TFEと水素とからなる原料ガスから、以下に示すようにして粗HFO−1123を得た。
炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブの予熱器2aに、水素を連続的に導入し、水素を300℃に加熱(予熱)した。また、炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブの予熱器3aに、TFEを連続的に導入し、TFEを300℃に加熱した。
炉内温度750℃に設定した電気炉である加熱水蒸気発生器4aによって加熱されたスチーム(水蒸気)を、内圧(ゲージ圧)0.04MPaで内温750℃に管理された反応器1に供給した。以下、圧力はいずれもゲージ圧とする。さらに、予め加熱されて上記温度に調整された原料ガス(水素およびTFE)を、原料ガスの供給量が、水素/TFE[モル比]=1.0となり、かつガス供給量全体に対する水蒸気の供給割合(水蒸気/(水素+TFE+水蒸気)なる体積比で示される割合)が90体積%となるようにして反応器1に供給した。
こうして、反応器内の原料ガスの滞留時間が0.29秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御し、反応混合物のガスを反応器の出口より取り出した。反応器内温度の実測値は750℃であり、反応器内圧力の実測値は0.04MPaであった。なお、反応器の出口より取り出された反応混合物のガスには、反応により生成または副生したガスの他に、未反応の原料ガスも含まれる。
次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを、100℃以下に冷却し、水蒸気および酸性液の回収とアルカリ洗浄を順に行ってから脱水処理した後、得られた出口ガスをガスクロマトグラフィで分析して、出口ガスに含まれるガスのモル組成を計算した。これらの結果を、反応の条件とともに表1に示す。
また、ガスクロマトグラフィでの分析で得られた出口ガスのモル組成を基にして、出口ガスにおける、TFE、HFO−1123およびR318のモル比を算出した。さらに、TFE由来の各成分の収率、およびTFEの転化率(反応率)、をそれぞれ求め、TFE由来の各成分の選択率を算出した。さらに、HFO−1123/HFO−1132(Z)(モル比)を求めた。これらの結果を表1の下欄に示す。
なお、上記値は、それぞれ以下のことを意味するものである。
(TFE由来の各成分の収率)
出口ガス中のTFE由来成分のうちのTFE以外の各化合物の占める割合(モル%)を意味する。ここで、TFE由来成分は、フッ素原子2個以上が一つの炭素に結合した部分をもつ化合物、およびフッ素原子1個と水素原子1個が一つの炭素に結合した部分(−CFH−、=CFH)をもつ化合物であり、例えば、TFE、HFO−1123、R318等をいう。
(TFE由来の各成分の収率)
出口ガス中のTFE由来成分のうちのTFE以外の各化合物の占める割合(モル%)を意味する。ここで、TFE由来成分は、フッ素原子2個以上が一つの炭素に結合した部分をもつ化合物、およびフッ素原子1個と水素原子1個が一つの炭素に結合した部分(−CFH−、=CFH)をもつ化合物であり、例えば、TFE、HFO−1123、R318等をいう。
(TFE転化率(反応率))
出口ガス中のTFE由来成分のうちで、TFEの占める割合(TFE収率)がX%であるとき、(100−X)%をTFEの転化率(反応率)という。反応したTFEの割合(モル%)を意味する。
出口ガス中のTFE由来成分のうちで、TFEの占める割合(TFE収率)がX%であるとき、(100−X)%をTFEの転化率(反応率)という。反応したTFEの割合(モル%)を意味する。
(TFE由来の各成分の選択率)
反応したTFEのうちで、TFE以外の各成分に転化したのは各々何%かをいう。各成分の選択率は、「TFE由来の各成分の収率」/「TFEの転化率(反応率)」で求められる。
反応したTFEのうちで、TFE以外の各成分に転化したのは各々何%かをいう。各成分の選択率は、「TFE由来の各成分の収率」/「TFEの転化率(反応率)」で求められる。
(HFO−1123/HFO−1132(Z))
出口ガス中のHFO−1132(Z)の存在比に対するHFO−1123の存在比の割合である。「HFO−1123の出口ガスモル組成」/「HFO−1132(Z)の出口ガスモル組成」で求められる。出口ガス中にHFO−1123がHFO−1132(Z)に対してどのくらいの割合(モル比)で存在しているかを表す。
出口ガス中のHFO−1132(Z)の存在比に対するHFO−1123の存在比の割合である。「HFO−1123の出口ガスモル組成」/「HFO−1132(Z)の出口ガスモル組成」で求められる。出口ガス中にHFO−1123がHFO−1132(Z)に対してどのくらいの割合(モル比)で存在しているかを表す。
[例2]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を950℃とし、反応器の内温を950℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを、例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
スチームを加熱する電気炉の設定温度を950℃とし、反応器の内温を950℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを、例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
本発明の製造方法によれば、工業的に有用なHFO−1123を効率よく、かつHFO−1132(Z)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑えて高純度に製造する方法を提供できる。
1…反応器、2…水素の供給ライン、3…TFEの供給ライン、4…水蒸気の供給ライン、2a,3a…予熱器(プレヒータ)、4a…加熱水蒸気発生器、5…原料混合供給ライン、6…冷却手段、7…出口ライン、8…水蒸気および酸性液回収槽、9…アルカリ洗浄装置、10…脱水塔、20…反応装置。
Claims (9)
- テトラフルオロエチレンと水素からトリフルオロエチレンを製造する方法であって、
(a)前記テトラフルオロエチレンと前記水素とを予め混合し、または別々に反応器に供給する工程((a)工程)と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程((b)工程)と、
(c)前記反応器内で、前記反応器内の温度を400〜950℃に調整し、前記テトラフルオロエチレンと前記水素と前記熱媒体とを接触させてトリフルオロエチレンを生成する工程((c)工程)と
を有することを特徴とするトリフルオロエチレンの製造方法。 - 前記水素の供給量が、前記テトラフルオロエチレンの供給量1モルに対して0.01〜100モルである、請求項1に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記水素の温度が0〜950℃である、請求項1または2に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記テトラフルオロエチレンの温度が0〜600℃である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記反応器に供給する前記熱媒体の温度が100〜950℃である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記熱媒体が、水蒸気、窒素および二酸化炭素からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記反応器に供給する前記熱媒体の供給量が、前記反応器に供給する気体全体に対して20〜98体積%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記(c)工程において、前記反応器内に供給された前記テトラフルオロエチレンおよび前記水素と前記熱媒体との接触時間が、0.01〜10秒間である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
- 前記(c)工程の後に、(d)前記反応器内で生成した前記トリフルオロエチレンを含む反応混合物を前記反応器から取り出す工程を有し、前記(a)工程における前記テトラフルオロエチレンと前記水素の反応器への供給と、前記(b)工程における前記熱媒体の前記反応器への供給と、前記(c)工程における前記反応器内での前記水素および前記テトラフルオロエチレンと前記熱媒体との接触と、前記(d)工程における前記反応器からの前記反応混合物の取り出しとを連続的に行う、請求項1〜8のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
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-
2013
- 2013-12-17 JP JP2013260082A patent/JP2015117188A/ja active Pending
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