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JP2015189068A - 製本装置 - Google Patents

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JP2015189068A
JP2015189068A JP2014067583A JP2014067583A JP2015189068A JP 2015189068 A JP2015189068 A JP 2015189068A JP 2014067583 A JP2014067583 A JP 2014067583A JP 2014067583 A JP2014067583 A JP 2014067583A JP 2015189068 A JP2015189068 A JP 2015189068A
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JP2014067583A
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福田 守
Mamoru Fukuda
守 福田
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

【課題】冊子の背表紙部分の気泡を低減できる製本装置を提供する。【解決手段】製本装置1は、用紙束PSの背面PSaの天地方向に延びる回転軸52aを有する接着剤塗布ローラ52により接着剤Gが塗布された用紙束PSの背面PSaの天地方向における一地点を表紙用紙P2に接触させた後、この最初の接触地点から、天地方向に沿って遠ざかる方向に向かって、用紙束PSの背面PSaを順次表紙用紙P2に接触させて、用紙束PSの背面PSaに表紙用紙P2を接着する。【選択図】図1

Description

本発明は、冊子を作製する製本装置に関する。
本文用紙の用紙束の背面を接着剤により表紙用紙に接着して冊子を作製する製本装置が知られている。
このような製本装置として、ローラ(ドラム)を用いて、本文用紙の用紙束の背面に接着剤を塗布するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−127635号公報
ローラにより用紙束の背面に接着剤を塗布する場合、接着剤の塗布量にムラができることがある。接着剤の塗布量にムラがある状態の用紙束の背面を表紙用紙に接着させると、背表紙部分に気泡が入った冊子ができてしまうことがある。特に、分厚い冊子では、背表紙部分に気泡が残りやすい。
冊子の背表紙部分に気泡が入ると、落丁等が生じやすい。そこで、背表紙部分に入る気泡を低減する技術が要望されていた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる製本装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本装置の第1の特徴は、複数枚の本文用紙からなる用紙束の背面の長手方向または短手方向に延びる回転軸を有し、前記用紙束の背面に接着剤を塗布する接着剤塗布部材と、前記接着剤塗布部材により接着剤が塗布された前記用紙束の背面の、前記回転軸の延びる方向である回転軸方向における一地点を表紙用紙に接触させた後、その最初の接触地点から前記回転軸方向に沿って遠ざかる方向に向かって前記用紙束の背面を順次前記表紙用紙に接触させて、前記用紙束の背面に前記表紙用紙を接着する接着手段とを備えるにある。
本発明に係る製本装置の第2の特徴は、前記接着手段は、前記表紙用紙の前記回転軸方向における一端の位置を規制する一端側規制部材と、前記表紙用紙の前記回転軸方向における他端の位置を規制する他端側規制部材と、背面に接着剤が塗布された前記用紙束を前記表紙用紙に向けて下降させて、前記用紙束の背面を前記表紙用紙に接着する用紙束移動手段と、前記一端側規制部材および前記他端側規制部材の位置を制御するとともに、前記用紙束移動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記表紙用紙に前記用紙束が接触する前において、前記回転軸方向における前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔が、前記回転軸方向における前記表紙用紙の長さよりも小さくなるように前記一端側規制部材および前記他端側規制部材を配置し、前記用紙束移動手段により下降する前記用紙束の背面が前記表紙用紙に接触した後、前記用紙束の下降に応じて前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔を広げるよう制御することにある。
本発明に係る製本装置の第3の特徴は、前記接着手段は、前記表紙用紙の前記回転軸方向における一端の位置を規制する一端側規制部材と、前記表紙用紙の前記回転軸方向における他端の位置を規制する他端側規制部材と、背面に接着剤が塗布された前記用紙束を前記表紙用紙に向かって下降させて、前記用紙束の背面を前記表紙用紙に接着する用紙束移動手段とを備え、前記一端側規制部材および前記他端側規制部材は、前記回転軸方向における前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔が、前記回転軸方向における前記表紙用紙の長さよりも小さくなるように配置され、前記一端側規制部材および前記他端側規制部材のうちの少なくともいずれか一方が弾性部材であることにある。
本発明に係る製本装置の第4の特徴は、前記表紙用紙の前記回転軸方向における一地点を下面側から支持し、前記用紙束移動手段により下降する前記用紙束の背面が前記表紙用紙に接触した後は、前記用紙束の下降に応じて下降する表紙用紙支持部材をさらに備えることにある。
本発明に係る製本装置の第1の特徴によれば、接着剤塗布部材により接着剤が塗布された用紙束の背面の、回転軸方向における一地点を表紙用紙に接触させた後、その最初の接触地点から回転軸方向に沿って遠ざかる方向に向かって用紙束の背面を順次表紙用紙に接触させて、用紙束の背面に表紙用紙を接着する。これにより、用紙束の背面に表紙用紙を接着する際に、空気の逃げ場をつくることができる。このため、回転軸方向に直交する方向に沿って接着剤の塗布量のムラがあっても、背面と表紙用紙との間に気泡は生じにくい。したがって、製本装置は、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
本発明に係る製本装置の第2の特徴によれば、回転軸方向における一端側規制部材と他端側規制部材との間隔が、回転軸方向における表紙用紙の長さよりも小さくなるように一端側規制部材および他端側規制部材を配置し、用紙束移動手段により下降する用紙束の背面が表紙用紙に接触した後、用紙束の下降に応じて一端側規制部材と他端側規制部材との間隔を広げるよう制御する。これにより、既存の装置構成を用いて、装置の構造の複雑化を招くことなく、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
本発明に係る製本装置の3の特徴によれば、一端側規制部材および前記他端側規制部材のうちの少なくともいずれか一方を弾性部材とすることで、用紙束の下降時における一端側規制部材と他端側規制部材との間隔を広げる制御を省略している。したがって、用紙束と表紙用紙との接着を行う際の制御を簡素化できる。
本発明に係る製本装置の4の特徴によれば、表紙用紙支持部材で表紙用紙を支持することで、表紙用紙がコシの弱い種類の用紙である場合でも、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
第1実施形態に係る製本装置の概略構成図である。 図1に示す製本装置の制御ブロック図である。 成形ユニットの斜視図である。 製本装置の動作を説明するためのフローチャートである。 用紙束の背面に塗布された接着剤の塗布量のムラの説明図である。 用紙束と表紙用紙とを接着させる動作の説明図である。 用紙束と表紙用紙とを接着させる動作の説明図である。 用紙束と表紙用紙とを接着させる動作の説明図である。 (a),(b)は第1実施形態における表紙用紙への接着剤の付着領域を示す図である。 (a),(b)は比較例における表紙用紙への接着剤の付着領域を示す図である。 第2実施形態における成形ユニットの概略構成図である。 第2実施形態における成形ユニットの動作を説明する図である。 第3実施形態における地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドの斜視図である。 第3実施形態における地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドの作用を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る製本装置の概略構成図である。図2は、図1に示す製本装置の制御ブロック図である。図3は、図1に示す製本装置の成形ユニットの斜視図である。以下の説明において、図1の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1において太線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が縦搬送経路RV、破線で示す経路が本文送出経路RH、一点鎖線で示す経路が表紙経路RF、二点鎖線で示す経路が導入経路RIである。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る製本装置1は、搬送部2と、整合部3と、カット部4と、冊子成形部5と、接着剤塗布部6と、排出部7と、制御部(請求項の制御手段に相当)8と、各部を収納する筐体9とを備える。
搬送部2は、製本装置1の左側に隣接して設置されている印刷装置(図示せず)から印刷済みの本文用紙P1および表紙用紙P2を導入して搬送する。搬送部2は、導入ローラ11と、複数対の上部搬送ローラ12と、複数対の下部搬送ローラ13と、切替部14と、本文送出ローラ15と、切替部16と、複数対の水平搬送ローラ17と、エンコーダ18,19と、用紙センサ20,21,22とを備える。
導入ローラ11は、印刷装置から排紙された本文用紙P1および表紙用紙P2を取り込み、縦搬送経路RVへ搬送する。導入ローラ11は、導入経路RIに沿って配置されている。導入ローラ11は、図示しないモータにより駆動される。導入経路RIは、印刷装置の排紙経路(図示せず)の下流端から縦搬送経路RVに向かう経路である。
上部搬送ローラ12は、導入ローラ11により搬送されてきた本文用紙P1を上方へ搬送する。また、上部搬送ローラ12は、表紙用紙P2のサイズ検出のため、導入ローラ11により搬送されてきた表紙用紙P2を上方へ搬送し、表紙用紙P2の下端が用紙センサ20を通過すると、表紙用紙P2を下方へ搬送する。上部搬送ローラ12は、導入経路RIと縦搬送経路RVとの合流地点と、縦搬送経路RVと本文送出経路RHとの分岐地点との間の縦搬送経路RVに沿って配置されている。上部搬送ローラ12は、図示しないモータにより駆動される。
下部搬送ローラ13は、上部搬送ローラ12により搬送されてきた表紙用紙P2を下方のカット部4へ搬送し、カットされた表紙用紙P2を上方へ戻す。下部搬送ローラ13は、縦搬送経路RVと表紙経路RFとの分岐地点の下側の縦搬送経路RVに沿って配置されている。下部搬送ローラ13は、図示しないモータにより駆動される。
切替部14は、本文用紙P1の搬送経路を縦搬送経路RVから本文送出経路RHへ切り替える。切替部14は、縦搬送経路RVと本文送出経路RHとの分岐地点に配置されている。切替部14は、図示しないソレノイドにより駆動される。
本文送出ローラ15は、上部搬送ローラ12により搬送されてきた本文用紙P1を整合部3へ送り出す。本文送出ローラ15は、本文送出経路RHに沿って配置されている。本文送出経路RHは、最も上側の上部搬送ローラ12の上側近傍で縦搬送経路RVから右側へ分岐して整合部3へ向かう経路である。本文送出ローラ15は、図示しないモータにより駆動される。
切替部16は、表紙用紙P2の搬送経路を縦搬送経路RVと表紙経路RFとの間で切り替える。切替部16は、縦搬送経路RVと表紙経路RFとの分岐地点に配置されている。切替部16は、図示しないソレノイドにより駆動される。
水平搬送ローラ17は、切替部16により表紙経路RFへ導かれたカット済みの表紙用紙P2を成形ユニット32へ搬送する。水平搬送ローラ17は、表紙経路RFに沿って配置されている。水平搬送ローラ17は、図示しないモータにより駆動される。下流側(右側)の1対の水平搬送ローラ17は、表紙用紙P2のニップを解除可能に構成されている。
エンコーダ18は、上部搬送ローラ12の回転角度に応じたパルス信号を出力する。エンコーダ18は、1つの上部搬送ローラ12に設置されている。
エンコーダ19は、下部搬送ローラ13の回転角度に応じたパルス信号を出力する。エンコーダ19は、1つの下部搬送ローラ13に設置されている。
用紙センサ20は、縦搬送経路RVの上部に沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ20は、最も上側の上部搬送ローラ12とその下側に隣接する上部搬送ローラ12との間に配置されている。用紙センサ20は、表紙用紙P2のサイズ検出のために用いられるものである。
用紙センサ21は、縦搬送経路RVの下部に沿って搬送される表紙用紙P2を検出する。用紙センサ21は、下部搬送ローラ13の近傍に配置されている。用紙センサ21は、カット時の表紙用紙P2の位置調整のために用いられるものである。
用紙センサ22は、整合部3へ送出される本文用紙P1を検出する。用紙センサ22は、本文送出ローラ15の上流側近傍に配置されている。
整合部3は、印刷済みの複数枚の本文用紙P1を整合する。整合部3は、用紙トレイ26と、基準板27と、エンドフェンス28と、一対のサイドフェンス29とを備える。
用紙トレイ26は、本文送出ローラ15から送出されて落下する本文用紙P1が積載されるものである。
基準板27は、本文用紙P1の送出方向における先端(下流端)の位置を規制するものである。基準板27は、用紙トレイ26の下流端に立設されている。
エンドフェンス28は、基準板27とともに、用紙トレイ26に積載される複数枚の本文用紙P1を送出方向において揃えるものである。エンドフェンス28は、図示しないモータにより、基準板27に対して接近、離反するように移動可能に構成されている。
一対のサイドフェンス29は、用紙トレイ26に積載される複数枚の本文用紙P1を前後方向において揃えるものである。一対のサイドフェンス29は、図示しないモータにより、前後方向に互いに接近、離反するように移動可能に構成されている。
カット部4は、表紙用紙P2のサイズ調整のためのカットを行う。カット部4は、縦搬送経路RVの下端に配置されている。
冊子成形部5は、整合部3で整合された本文用紙P1の用紙束PSを表紙用紙P2に接着するとともに、表紙用紙P2を折り曲げて冊子Bを成形する。冊子成形部5は、請求項の接着手段の一部を構成する。冊子成形部5は、クランプ部31と、成形ユニット32とを備える。
クランプ部31は、整合部3の用紙トレイ26上の用紙束PSをクランプ(挟持)し、用紙束PSを成形ユニット32等へ移動させる。クランプ部31は、一対のクランパ36と、クランパ開閉駆動部37と、クランパ移動駆動部38と、用紙束厚さ検出部39とを備える。
一対のクランパ36は、用紙束PSをクランプする。一対のクランパ36は、開閉することにより、クランプおよびクランプ解除を行う。一対のクランパ36は、整合部3、成形ユニット32、および接着剤塗布部6の間で移動可能に構成されている。
クランパ開閉駆動部37は、一対のクランパ36を開閉させる。クランパ開閉駆動部37は、モータ等を有する。
クランパ移動駆動部38は、一対のクランパ36を移動させる。例えば、クランパ移動駆動部38は、用紙束PSをクランプしているクランパ36を接着剤塗布部6へ移動させ、後述する接着剤塗布ローラ54に用紙束PSの背面PSaに接着剤Gを付着させる。また、クランパ移動駆動部38は、背面PSaに接着剤が塗布された用紙束PSをクランプしているクランパ36を表紙用紙P2に向けて下降させて、用紙束PSの背面PSaを表紙用紙P2に接着する。クランパ移動駆動部38は、請求項の用紙束移動手段を構成する。クランパ移動駆動部38は、モータ等を有する。
用紙束厚さ検出部39は、一対のクランパ36がクランプした用紙束PSの厚さを検出する。
成形ユニット32は、クランプ部31により用紙束PSが当接された表紙用紙P2を折り曲げて冊子Bを成形する。成形ユニット32は、水平搬送ローラ17の下流側に配置されている。図1〜図3に示すように、成形ユニット32は、一対の背折り板41と、背当て板42と、成形駆動部43と、2つの地側表紙ガイド(請求項の一端側規制部材または他端側規制部材に相当)44と、2つの天側表紙ガイド(請求項の他端側規制部材または一端側規制部材に相当)45と、表紙ガイド駆動部46とを備える。
背折り板41は、表紙用紙P2の背表紙部分と表表紙部分との境界部、および背表紙部分と裏表紙部分との境界部を折り曲げるためのものである。1対の背折り板41は、互いに接近、離反するように左右方向に移動可能に構成されている。背折り板41は、背当て板42上に配置されている。
背当て板42は、用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2を介して突き当てられるものである。背当て板42は、左右方向に移動可能に構成されている。
成形駆動部43は、一対の背折り板41および背当て板42を移動させる。成形駆動部43は、モータ等を有する。
地側表紙ガイド44は、背当て板42上に載置された表紙用紙P2の地側の端の位置を規制するものである。地側表紙ガイド44は、天地方向(前後方向)に沿って移動可能に構成されている。
ここで、製本装置1における後側が、冊子Bにおける天側となり、製本装置1における前側が、冊子Bにおける地側となる。すなわち、図1の紙面に直交する方向である前後方向が、冊子Bにおける天地方向となる。
天側表紙ガイド45は、背当て板42上に載置された表紙用紙P2の天側の端の位置を規制するものである。天側表紙ガイド45は、地側表紙ガイド44に対向して設けられている。天側表紙ガイド45は、天地方向に沿って移動可能に構成されている。
表紙ガイド駆動部46は、2つの地側表紙ガイド44および2つの天側表紙ガイド45をそれぞれ同期して天地方向に沿って移動させる。また、表紙ガイド駆動部46は、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45とを、互いに接近、離反するように移動させる。表紙ガイド駆動部46は、ラックアンドピニオン機構、モータ等を有する。
接着剤塗布部6は、用紙束PSの背面PSaに接着剤を塗布する。接着剤塗布部6は、成形ユニット32の右方に配置されている。接着剤塗布部6は、接着剤収容部51と、接着剤塗布ローラ(請求項の接着剤塗布部材に相当)52とを備える。
接着剤収容部51は、接着剤Gを収容する。接着剤Gは、用紙束PSと表紙用紙P2とを接着させるものである。
接着剤塗布ローラ52は、接着剤収容部51に収容された接着剤Gを外周面に付着させる。接着剤塗布ローラ52に用紙束PSが接触することで、接着剤塗布ローラ52の外周面に付着した接着剤Gが用紙束PSに塗布される。接着剤塗布ローラ52は、前後方向に細長い円柱形状を有する。接着剤塗布ローラ52は、前後方向に延びる回転軸52aを有する。
回転軸52aは、図示しないモータにより回転する。これにより、接着剤塗布ローラ52の外周面の接着剤Gが付着した部分を露出させることができるようになっている。
排出部7は、冊子Bを筐体9外へ排出する。排出部7は、筐体9内の下部に配置されている。排出部7は、ガイド部材66と、冊子搬送コンベア57と、冊子排出コンベア58とを備える。
ガイド部材56は、成形ユニット32で成形された後に成形ユニット32の右方から落とされる冊子Bを冊子搬送コンベア57へガイドする。ガイド部材56は、成形ユニット32の右下方に配置されている。
冊子搬送コンベア57は、ガイド部材56から冊子Bを受け取り、左方向へ搬送して冊子排出コンベア58へ落下させる。冊子搬送コンベア57は、成形ユニット32の下方に配置されている。冊子搬送コンベア57は、図示しないモータにより駆動される。
冊子排出コンベア58は、冊子搬送コンベア57から落下した冊子Bを受け取り、右方向へ搬送して筐体9外の受取台(図示せず)へ排出する。冊子排出コンベア58は、冊子搬送コンベア57の下方に配置されている。冊子排出コンベア58は、図示しないモータにより駆動される。
制御部8は、製本装置1の各部の動作を制御する。制御部8は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
次に、製本装置1の動作について説明する。
図4は、製本装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図4のフローチャートの処理は、印刷装置で製本用の印刷が開始されることにより、開始となる。
まず、図4のステップS1において、制御部8は、本文用紙P1の導入、整合を行う。具体的には、制御部8は、印刷装置から順次排紙される印刷済みの本文用紙P1を導入ローラ11により製本装置1に導入させる。制御部8は、製本装置1に順次導入された本文用紙P1を上部搬送ローラ12により上方へ搬送させ、本文送出ローラ15により整合部3へ順次送出させる。
整合部3へ順次送出された本文用紙P1は、整合部3の用紙トレイ26上に積載される。制御部8は、本文用紙P1が用紙トレイ26上に1枚積載されるたびに、エンドフェンス28および一対のサイドフェンス29を動作させ、用紙トレイ26上の本文用紙P1を整合させる。1冊分の本文用紙P1が用紙トレイ26上に積載されると、本文用紙P1の整合が終了となる。ここで、制御部8は、用紙センサ22の検出信号により、整合部3へ送出された本文用紙P1の枚数をカウントできる。
次いで、ステップS2において、制御部8は、一対のクランパ36により1冊分の本文用紙P1からなる用紙束PSをクランプさせる。この際、用紙束厚さ検出部39が用紙束PSの厚さを検出する。制御部8は、用紙束厚さ検出部39から用紙束PSの厚さを取得する。
次いで、ステップS3において、制御部8は、表紙用紙P2の導入、カットを行う。具体的には、制御部8は、印刷装置から排紙される印刷済みの表紙用紙P2を導入ローラ11により製本装置1に導入させ、導入された表紙用紙P2を上部搬送ローラ12により上方へ搬送させる。この際、用紙センサ20により表紙用紙P2が検出される。
ここで、制御部8は、用紙センサ20により上方向に搬送される表紙用紙P2の先端が検出されてから後端が検出されるまでの間におけるエンコーダ18の出力パルス数から、表紙用紙P2の搬送方向における長さを求める。そして、制御部8は、表紙用紙P2の長さから、用紙束PSの厚さに応じた必要サイズを差し引いた値を、表紙用紙P2のカット長さとして求める。必要サイズは、本文用紙P1の用紙幅の2倍に、ステップS2で取得された用紙束PSの厚さを加えた値である。
用紙センサ20により表紙用紙P2の後端が検出された後、制御部8は、上部搬送ローラ12を反転駆動させる。この後、表紙用紙P2は、上部搬送ローラ12および下部搬送ローラ13により下方向に搬送される。
下方向に搬送される表紙用紙P2の先端(下端)がカット部4によるカット位置よりカット長さ分だけ下に到達した時点で、制御部8は、上部搬送ローラ12および下部搬送ローラ13を停止させる。具体的には、制御部8は、用紙センサ21が表紙用紙P2の先端(下端)を検出した時点からのエンコーダ19の出力パルス数をカウントする。そして、制御部8は、そのカウント値が、用紙センサ21とカット部4によるカット位置との上下方向の間隔にカット長さを加えた距離に相当する値になると、上部搬送ローラ12および下部搬送ローラ13を停止させる。そして、制御部8は、カット部4により表紙用紙P2をカットさせる。
次いで、ステップS4において、制御部8は、カット部4によりカットされた表紙用紙P2を成形ユニット32へ搬送する。具体的には、制御部8は、カット部4による表紙用紙P2のカットが終了すると、上部搬送ローラ12および下部搬送ローラ13により表紙用紙P2を上方向に搬送させる。
表紙用紙P2の下端が縦搬送経路RVと表紙経路RFとの分岐地点を通過すると、制御部8は、上部搬送ローラ12を反転駆動させる。これにより、表紙用紙P2は、下方向に搬送される。制御部8は、下方向に搬送される表紙用紙P2を切替部16により表紙経路RFへ導く。そして、制御部8は、水平搬送ローラ17により表紙用紙P2を表紙経路RFに沿って成形ユニット32上の所定位置まで搬送させる。これにより、表紙用紙P2が背折り板41上に載置される。ここで、表紙用紙P2が成形ユニット32へ搬送される際、地側表紙ガイド44および天側表紙ガイド45は、表紙用紙P2の進行を妨げない位置に配置されている。
次いで、ステップS5において、制御部8は、用紙束PSに接着剤Gを塗布する。具体的には、制御部8は、用紙束PSをクランプしているクランパ36をクランパ移動駆動部38により接着剤塗布部6の上方へ移動させる。このとき、用紙束PSの背面PSaが下向きになっている。そして、制御部8は、クランパ36を下降させ、用紙束PSの背面PSaを接着剤塗布ローラ52に接触させる。これにより、用紙束PSの背面PSaに接着剤Gが塗布される。
ここで、用紙束PSの背面PSaに接着剤Gを塗布する際、用紙束PSの背面PSaの長手方向と接着剤塗布ローラ52の回転軸方向とが平行である。このため、用紙束PSの厚さによっては、用紙束PSの背面PSaを接着剤塗布ローラ52に1度接触させただけでは、背面PSaに接着剤Gが十分には塗布されていない領域が生じるおそれがある。
そこで、制御部8は、厚さ方向に位置をずらしつつ、用紙束PSの背面PSaを接着剤塗布ローラ52に複数回接触させる。これにより、背面PSaの全体に接着剤Gが塗布される。ただし、この場合、図5に示すように、厚さ方向に接着剤Gの塗布量のムラができやすくなる。ここで、図5は、用紙束PSの背面PSaを接着剤塗布ローラ52に2回接触させた場合の例である。
用紙束PSに接着剤Gが塗布されると、制御部8は、用紙束PSをクランプしているクランパ36をクランパ移動駆動部38により成形ユニット32の上方の所定位置へ移動させる。
図4に戻り、ステップS5に続いて、ステップS6において、制御部8は、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を実行する。具体的には、まず、制御部8は、表紙ガイド駆動部46を制御して、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を所定間隔Lに設定する。
この所定間隔Lは、表紙用紙P2の幅(天地方向における長さ)Lwよりも小さい値である。このため、表紙用紙P2が、天地方向(前後方向)における中央部が盛り上がった、上に凸の形状になる(図6参照)。
次いで、制御部8は、図6に示すように、用紙束PSをクランプしているクランパ36をクランパ移動駆動部38により下降させる。用紙束PSが下降すると、図7に示すように、まず、用紙束PSの背面PSaの天地方向における中央部の一地点に対して表紙用紙P2が接触する。
図7のように最初に用紙束PSの背面PSaに対して表紙用紙P2が接触した後、制御部8は、クランパ36および用紙束PSの下降に応じて、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を徐々に広げる制御を行う。制御部8は、図8のように、用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2を介して背当て板42に突き当たる時点で、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔が表紙用紙P2の幅Lwと等しくなるように制御する。用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2を介して背当て板42に突き当たると、用紙束PSと表紙用紙P2との接着が終了する。
ここで、所定間隔Lにより、表紙用紙P2の凸部分の高さが決まる。一方、表紙用紙P2へ向けて用紙束PSを下降させる際、クランパ36は所定の高さ位置から所定速度で下降する。このため、所定間隔Lから、用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2に最初に接触するタイミングが決まる。制御部8は、このタイミング以降に、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を徐々に広げる制御を行う。
上記のような方法で用紙束PSと表紙用紙P2とを接着する場合、表紙用紙P2には、まず、図9(a)に示すように、天地方向における中央部の一地点に接着剤Gが付着する。ここで、用紙束PSの背面PSaに塗布された接着剤Gは、図5のようにムラがあり、厚さ方向における中央部の塗布量が少ないものとする。
この後、上に凸の表紙用紙P2に対して用紙束PSが下降することで、最初の接触地点から、天地方向に沿って遠ざかる方向に向かって、順次表紙用紙P2が用紙束PSの背面PSaに接触する。このため、用紙束PSの厚さ方向に接着剤Gの塗布量のムラがあっても、背面PSaと表紙用紙P2とが接触している部分と接触していない部分との境界から外側に空気の逃げ場があるため、背面PSaと表紙用紙P2との間に気泡は生じにくい。この結果、図9(b)に示すように、表紙用紙P2の背表紙部分60の全面に、気泡はほとんどない状態で接着剤Gが広がる。
これに対し、製本装置1とは異なり、平らな状態の表紙用紙P2に対し、用紙束PSの背面PSaを平行に接触させる場合、まず、図10(a)に示すように、接着剤Gの塗布量の多い部分は天地方向の全体にわたって、表紙用紙P2に接着剤Gが付着する。ここから用紙束PSが表紙用紙P2に押し付けられると、用紙束PSの背面PSaの全面が同時に表紙用紙P2に接触するため、背表紙部分60の中央付近の空気の逃げ場がなくなることがある。このため、図10(b)に示すように、背表紙部分60に気泡が生じて、接着剤Gが付着しない領域が発生することがある。この結果、完成した冊子において落丁等が発生するおそれがある。
図4に戻り、ステップS6に続いて、ステップS7において、制御部8は、表紙用紙P2の折り曲げを実行する。具体的には、まず、制御部8は、下流側(右側)の水平搬送ローラ17による表紙用紙P2のニップを解除する。そして、制御部8は、成形駆動部43により1対の背折り板41を互いに接近するように移動させ、1対の背折り板41により用紙束PSの下端部を、表紙用紙P2を介して左右から押圧させる。これにより、用紙束PSの背面PSaが当接している表紙用紙P2の背表紙部分と表表紙部分との境界部、および背表紙部分と裏表紙部分との境界部が折り曲げられる。この結果、冊子Bが成形される。
次いで、ステップS8において、制御部8は、完成した冊子Bを排出する。具体的には、制御部8は、クランパ移動駆動部38により、冊子Bの用紙束PSをクランプしている一対のクランパ36を、排出部7のガイド部材56の上方に配置する。そして、制御部8は、クランパ開閉駆動部37を制御して、一対のクランパ36による用紙束PSのクランプを解除させる。
これにより、冊子Bがガイド部材56にガイドされつつ冊子搬送コンベア57上に落下する。制御部8は、冊子搬送コンベア57上に落下した冊子Bを冊子搬送コンベア57により左方向に搬送させる。冊子搬送コンベア57上の冊子は、冊子搬送コンベア57の左端から冊子排出コンベア58上に落下する。そして、制御部8は、冊子排出コンベア58上に落下した冊子Bを冊子排出コンベア58により右方向に搬送させ、筐体9外の受取台(図示せず)へ排出させる。これにより製本動作が終了する。
以上説明したように、製本装置1では、接着剤Gが塗布された用紙束PSの背面PSaの天地方向における一地点を表紙用紙P2に接触させた後、この最初の接触地点から、天地方向に沿って遠ざかる方向に向かって、用紙束PSの背面PSaを順次表紙用紙P2に接触させて、用紙束PSの背面PSaに表紙用紙P2を接着する。これにより、用紙束PSの背面PSaに表紙用紙P2を接着する際に、空気の逃げ場をつくることができる。このため、用紙束PSの厚さ方向に沿って接着剤Gの塗布量のムラがあっても、背面PSaと表紙用紙P2との間に気泡は生じにくい。したがって、製本装置1は、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
具体的には、製本装置1では、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を、表紙用紙P2の幅(天地方向における長さ)Lwより小さい所定間隔Lとして、表紙用紙P2を天地方向における中央部が盛り上がった凸形状で保持する。そして、制御部8は、用紙束PSをクランプしているクランパ36を下降させ、用紙束PSの背面PSaの天地方向における中央部の一地点に対して表紙用紙P2が接触した後、用紙束PSの下降に応じて、地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を徐々に広げる制御を行う。これにより、既存の装置構成を用いて、装置の構造の複雑化を招くことなく、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態の成形ユニットを変更した第2実施形態について説明する。図11は、第2実施形態における成形ユニットの概略構成図である。
図11に示すように、第2実施形態における成形ユニット32Aは、第1実施形態の成形ユニット32に対し、表紙用紙支持部材61を追加した構成である。また、背当て板42に貫通孔42aが形成されている。
表紙用紙支持部材61は、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を行う際、表紙用紙P2の天地方向における中央部の一地点を下面側から支持するためのものである。表紙用紙支持部材61は、上下動可能に構成されている。表紙用紙支持部材61は、表紙用紙P2を支持する際、背当て板42の貫通孔42aに挿通される。
第2実施形態において、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を行う際、制御部8は、図12に示すように、表紙用紙支持部材61を上昇させて、凸形状で保持された表紙用紙P2の天地方向における中央部を下面側から支持させる。
クランパ36にクランプされて下降する用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2に接触すると、制御部8は、その後、用紙束PSの下降に応じて表紙用紙支持部材61を下降させる。
このように、第2実施形態では、表紙用紙支持部材61で表紙用紙P2を支持することで、表紙用紙P2が薄紙等のコシの弱い種類の用紙である場合でも、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
(第3実施形態)
次に、上述した第1および第2実施形態の地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドを変更した第3実施形態について説明する。図13は、第3実施形態における地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドの斜視図である。地側表紙ガイドと天側表紙ガイドとは同様の構成である。
図13に示すように、第3実施形態における地側表紙ガイド44Aおよび天側表紙ガイド45Aは、本体部(請求項の一端側規制部材、他端側規制部材に相当)66と、支持部67とを備える。
本体部66は、背当て板42上に載置された表紙用紙P2の天地方向における端の位置を規制するものである。本体部66は、スポンジ等の弾性部材からなる。本体部66は、支持部67に取り付けられている。
支持部67は、本体部66を支持するものである。支持部67は、第1実施形態における地側表紙ガイド44および天側表紙ガイド45と同様に、天地方向に沿って移動可能に構成されている。これにより、本体部66が天地方向に沿って移動可能になっている。
支持部67は、スリット67aを有する。スリット67aは、本体部66の一部を内側(表紙用紙P2を規制する側)から外側へ退かせるためのものである。支持部67の上端部に本体部66が接続され、本体部66がスリット67aの前に吊り下げられている。
第3実施形態において、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を行う際、制御部8は、第1実施形態と同様に、地側表紙ガイド44Aと天側表紙ガイド45Aとの間隔を、表紙用紙P2の幅(天地方向における長さ)Lwより小さい間隔に設定する。これにより、表紙用紙P2が凸形状で保持される。
次いで、制御部8は、用紙束PSをクランプしているクランパ36をクランパ移動駆動部38により下降させる。第3実施形態では、制御部8は、第1実施形態における地側表紙ガイド44と天側表紙ガイド45との間隔を徐々に広げる制御は行わない。
用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2に接触した後は、表紙用紙P2は、用紙束PSに押されることで、天地方向に広がる。これに対し、図14に示すように、表紙用紙P2に本体部66が押され、その一部が支持部67のスリット67aから外側へ退く。これにより、地側表紙ガイド44Aおよび天側表紙ガイド45Aを移動させなくても、これらの間に表紙用紙P2の幅分のスペースを確保できる。用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2を介して背当て板42に突き当たると、用紙束PSと表紙用紙P2との接着が終了する。
このように、第3実施形態では、表紙用紙P2の天地方向における端の位置を規制する部材として弾性部材を用いることで、用紙束PSの下降時における地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドの制御を省略している。したがって、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を行う際の制御を簡素化できる。
(その他の実施形態)
上述のように、本発明は第1〜第3実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述の第1〜第3実施形態では、用紙束PSと表紙用紙P2との接着を行う際、用紙束PSの背面PSaの、天地方向(回転軸方向)における中央部が最初の接触地点となる場合について説明した。しかし、これに限らず、最初の接触地点は、例えば、接着剤塗布ローラ52の回転軸方向における一方の端でもよい。この場合、回転軸方向に沿って一方の端から他方の端へ向かって、順次表紙用紙P2を用紙束PSの背面PSaに接触させるようにすればよい。
上述の第1〜第3実施形態では、用紙束PSの背面PSaの長手方向(天地方向)に延びる回転軸52aを有する接着剤塗布ローラ52で背面PSaに接着剤Gを塗布する場合について説明した。
ここで、ローラ等の円柱形状の接着剤塗布部材で接着剤を塗布する場合、その回転軸方向に直交する方向に沿って、接着剤の塗布量のムラが発生する。
これに対し、接着剤の塗布量のムラの方向に直交する方向、すなわち回転軸方向における一地点を表紙用紙に接触させた後、その最初の接触地点から回転軸方向に沿って遠ざかる方向に向かって用紙束の背面を順次表紙用紙に接触させて接着を行うことで、冊子の背表紙部分の気泡を低減できる。
このため、背面PSaの短手方向(厚さ方向)に延びる回転軸を有する接着剤塗布ローラ等の接着剤塗布部材で背面PSaに接着剤Gを塗布する場合にも本発明は適用可能である。
上述の第3実施形態では、地側表紙ガイドおよび天側表紙ガイドの両方に弾性部材を用いたが、いずれか一方のみでもよい。この場合、一方のみでも十分な変形量が得られる弾性部材を用いればよい。
また、第3実施形態において、用紙束PSの下降に応じて地側表紙ガイドと天側表紙ガイドとの間隔を徐々に広げる制御を行ってもよい。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 製本装置
2 搬送部
3 整合部
4 カット部
5 冊子成形部
6 接着剤塗布部
7 排出部
8 制御部
31 クランプ部
32 成形ユニット
36 クランパ
41 背折り板
42 背当て板
44 地側表紙ガイド
45 天側表紙ガイド
52 接着剤塗布ローラ
52a 回転軸
P1 本文用紙
P2 表紙用紙
PS 用紙束
B 冊子

Claims (4)

  1. 複数枚の本文用紙からなる用紙束の背面の長手方向または短手方向に延びる回転軸を有し、前記用紙束の背面に接着剤を塗布する接着剤塗布部材と、
    前記接着剤塗布部材により接着剤が塗布された前記用紙束の背面の、前記回転軸の延びる方向である回転軸方向における一地点を表紙用紙に接触させた後、その最初の接触地点から前記回転軸方向に沿って遠ざかる方向に向かって前記用紙束の背面を順次前記表紙用紙に接触させて、前記用紙束の背面に前記表紙用紙を接着する接着手段と
    を備えることを特徴とする製本装置。
  2. 前記接着手段は、
    前記表紙用紙の前記回転軸方向における一端の位置を規制する一端側規制部材と、
    前記表紙用紙の前記回転軸方向における他端の位置を規制する他端側規制部材と、
    背面に接着剤が塗布された前記用紙束を前記表紙用紙に向けて下降させて、前記用紙束の背面を前記表紙用紙に接着する用紙束移動手段と、
    前記一端側規制部材および前記他端側規制部材の位置を制御するとともに、前記用紙束移動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記表紙用紙に前記用紙束が接触する前において、前記回転軸方向における前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔が、前記回転軸方向における前記表紙用紙の長さよりも小さくなるように前記一端側規制部材および前記他端側規制部材を配置し、
    前記用紙束移動手段により下降する前記用紙束の背面が前記表紙用紙に接触した後、前記用紙束の下降に応じて前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔を広げるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記接着手段は、
    前記表紙用紙の前記回転軸方向における一端の位置を規制する一端側規制部材と、
    前記表紙用紙の前記回転軸方向における他端の位置を規制する他端側規制部材と、
    背面に接着剤が塗布された前記用紙束を前記表紙用紙に向かって下降させて、前記用紙束の背面を前記表紙用紙に接着する用紙束移動手段とを備え、
    前記一端側規制部材および前記他端側規制部材は、前記回転軸方向における前記一端側規制部材と前記他端側規制部材との間隔が、前記回転軸方向における前記表紙用紙の長さよりも小さくなるように配置され、
    前記一端側規制部材および前記他端側規制部材のうちの少なくともいずれか一方が弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  4. 前記表紙用紙の前記回転軸方向における一地点を下面側から支持し、前記用紙束移動手段により下降する前記用紙束の背面が前記表紙用紙に接触した後は、前記用紙束の下降に応じて下降する表紙用紙支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の製本装置。
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