JP2015178999A - 物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた検出精度を有する物理量センサーを提供すること、また、この物理量センサーを備える圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】本発明の物理量センサーは、互いに対向していて単結晶シリコンで構成されている基板2および天井部311を有し、キャビティSを構成している壁部と、天井部311を含んで構成され、受圧により撓み変形するダイヤフラム部35と、を備える。キャビティSの底部がダイヤフラム部の少なくとも一部を兼ねていてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の物理量センサーは、互いに対向していて単結晶シリコンで構成されている基板2および天井部311を有し、キャビティSを構成している壁部と、天井部311を含んで構成され、受圧により撓み変形するダイヤフラム部35と、を備える。キャビティSの底部がダイヤフラム部の少なくとも一部を兼ねていてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体に関するものである。
受圧により撓み変形するダイヤフラムを備えた圧力センサーが広く用いられている。このような圧力センサーでは、ダイヤフラムの撓みを検出することにより、ダイヤフラムに加わった圧力を検出することができる。
例えば、特許文献1に記載の圧力センサーでは、シリコン基板上にシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜で構成されたダイヤフラムが配置され、シリコン基板とダイヤフラムとの間に圧力基準室が形成されている。また、ダイヤフラムのシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との間には、ピエゾ抵抗素子が配置されている。そして、ピエゾ抵抗素子の抵抗値変化に基づいて、ダイヤフラムに加わった圧力を検出する。
しかし、特許文献1に記載の圧力センサーでは、ダイヤフラムがシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜で構成されているため、シリコン基板とダイヤフラムとの間の熱膨張係数差が大きく、温度変化によってダイヤフラムに応力が生じてしまい、その結果、検出精度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、優れた検出精度を有する物理量センサーを提供すること、また、この物理量センサーを備える圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の物理量センサーは、単結晶シリコンを主材料として互いに対向している底部および天井部を有し、圧力基準室を構成している壁部を備え、
前記底部または前記天井部が、受圧により撓み変形するダイヤフラム部の少なくとも一部を兼ねていることを特徴とする。
[適用例1]
本発明の物理量センサーは、単結晶シリコンを主材料として互いに対向している底部および天井部を有し、圧力基準室を構成している壁部を備え、
前記底部または前記天井部が、受圧により撓み変形するダイヤフラム部の少なくとも一部を兼ねていることを特徴とする。
このような物理量センサーによれば、底部および天井部がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、底部と天井部との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
[適用例2]
本発明の物理量センサーでは、前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記底部が兼ねていることが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記底部が兼ねていることが好ましい。
これにより、ダイヤフラム部が単結晶シリコンで構成された部分を有することとなる。そのため、かかる部分に不純物をドープして高感度なピエゾ抵抗素子を形成することができる。
[適用例3]
本発明の物理量センサーでは、前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記天井部が兼ねていることが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記天井部が兼ねていることが好ましい。
これにより、ダイヤフラム部が単結晶シリコンで構成された部分を有することとなる。そのため、かかる部分に不純物をドープして高感度なピエゾ抵抗素子を形成することができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサーでは、前記壁部は、前記底部と前記天井部とを繋いでいて単結晶シリコンを主材料としている側壁部を有することが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記壁部は、前記底部と前記天井部とを繋いでいて単結晶シリコンを主材料としている側壁部を有することが好ましい。
これにより、底部と側壁部との間、および、天井部と側壁部との間の熱膨張係数差も小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部の応力をより低減し、その結果、検出精度がより優れたものとなる。
[適用例5]
本発明の物理量センサーの製造方法は、基板の一方の面上に単結晶シリコンゲルマニウムで構成されている犠牲層を形成する犠牲層形成工程と、
前記犠牲層上に単結晶シリコンで構成されたシリコン層をエピタキシャル成長により形成するシリコン層形成工程と、
前記犠牲層をエッチングすることにより、前記基板と前記シリコン層との間に圧力基準室を形成するエッチング工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明の物理量センサーの製造方法は、基板の一方の面上に単結晶シリコンゲルマニウムで構成されている犠牲層を形成する犠牲層形成工程と、
前記犠牲層上に単結晶シリコンで構成されたシリコン層をエピタキシャル成長により形成するシリコン層形成工程と、
前記犠牲層をエッチングすることにより、前記基板と前記シリコン層との間に圧力基準室を形成するエッチング工程と、
を含むことを特徴とする。
このような物理量センサーの製造方法によれば、単結晶シリコンで構成されたシリコン層で圧力基準室の天井部を構成するとともに、基板で圧力基準室の底部を構成することができる。したがって、基板の圧力基準室の底部を形成する部分を単結晶シリコンで構成した場合、底部および天井部がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、底部と天井部との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
[適用例6]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記犠牲層形成工程では、前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、前記犠牲層を前記基板上にエピタキシャル成長により形成するステップを含むことが好ましい。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記犠牲層形成工程では、前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、前記犠牲層を前記基板上にエピタキシャル成長により形成するステップを含むことが好ましい。
これにより、基板の圧力基準室の底部を形成する部分を単結晶シリコンで構成するとともに、犠牲層を簡単かつ高精度に形成することができる。
[適用例7]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層をその厚さ方向に貫通する孔を形成する工程を有し、
前記エッチング工程は、前記孔を通じて前記エッチングを行い、
前記エッチング工程の後に、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより前記孔を封止する封止工程を含むことが好ましい。
これにより、単結晶シリコンで構成された天井部を形成することができる。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層をその厚さ方向に貫通する孔を形成する工程を有し、
前記エッチング工程は、前記孔を通じて前記エッチングを行い、
前記エッチング工程の後に、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより前記孔を封止する封止工程を含むことが好ましい。
これにより、単結晶シリコンで構成された天井部を形成することができる。
[適用例8]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記エッチング工程は、フッ硝酸を用いて前記エッチングを行うことが好ましい。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記エッチング工程は、フッ硝酸を用いて前記エッチングを行うことが好ましい。
これにより、犠牲層除去工程において、犠牲層を除去することができるとともに、シリコン層をエッチングの停止層として利用することができる。そのため、簡単かつ高精度に圧力基準室を形成することができる。
[適用例9]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程は、前記シリコン層を前記犠牲層の前記基板とは反対側の面および側面を覆って形成することが好ましい。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程は、前記シリコン層を前記犠牲層の前記基板とは反対側の面および側面を覆って形成することが好ましい。
これにより、底部と天井部とを繋いでいて単結晶シリコンで構成されている側壁部を形成し、底部と側壁部との間、および、天井部と側壁部との間の熱膨張係数差も小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部の応力をより低減し、その結果、検出精度がより優れたものとなる。
[適用例10]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含むことが好ましい。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含むことが好ましい。
これにより、シリコン層に高感度なピエゾ抵抗素子を形成することができる。そのため、例えば、シリコン層を含んでダイヤフラム部を構成した場合、高感度な物理量センサーを実現することができる。
[適用例11]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、
前記犠牲層形成工程の前に、前記基板の前記一方の面側にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含むことが好ましい。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、
前記犠牲層形成工程の前に、前記基板の前記一方の面側にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含むことが好ましい。
これにより、基板に高感度なピエゾ抵抗素子を形成することができる。そのため、例えば、基板にダイヤフラム部を形成した場合、高感度な物理量センサーを実現することができる。
[適用例12]
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記基板の他方の面をエッチングすることにより、ダイヤフラム部を形成する工程を含むことが好ましい。
これにより、基板にダイヤフラム部を形成することができる。
本発明の物理量センサーの製造方法では、前記基板の他方の面をエッチングすることにより、ダイヤフラム部を形成する工程を含むことが好ましい。
これにより、基板にダイヤフラム部を形成することができる。
[適用例13]
本発明の圧力センサーは、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
本発明の圧力センサーは、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える圧力センサーを提供することができる。
[適用例14]
本発明の高度計は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
本発明の高度計は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える高度計を提供することができる。
[適用例15]
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える電子機器を提供することができる。
[適用例16]
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを有することを特徴とする。
これにより、優れた検出精度を有する物理量センサーを備える移動体を提供することができる。
以下、本発明の物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を添付図面に示す各実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
1.物理量センサー
図1は、本発明の物理量センサーの第1実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」という。
1.物理量センサー
図1は、本発明の物理量センサーの第1実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」という。
図1に示す物理量センサー1は、基板2と、基板2の一方の面(上面)上に設けられた積層構造体3と、を備えている。そして、積層構造体3は、シリコン層31を有しており、基板2とシリコン層31との間には、シリコン層31の一部が基板2に対して離間してキャビティS(圧力基準室)が形成されているとともに、シリコン層31の基板2と離間した部分がダイヤフラム部35を構成している。また、ダイヤフラム部35には、複数のピエゾ抵抗素子36が形成されている。
まず、物理量センサー1を構成する各部の構成を簡単に説明する。
基板2は、単結晶シリコンで構成されているシリコン層21(ハンドル層)と、シリコン酸化膜で構成されている酸化シリコン層22(ボックス層)と、単結晶シリコンで構成されているシリコン層23(デバイス層)とがこの順で積層されたSOI基板である。なお、基板2は、少なくとも上面が単結晶シリコンで構成されていればよく、SOI基板に限定されず、例えば、単結晶シリコン基板であってもよい。また、基板2上には、エピタキシャル成長させた単結晶シリコンの層が別途形成されていてもよい。
基板2は、単結晶シリコンで構成されているシリコン層21(ハンドル層)と、シリコン酸化膜で構成されている酸化シリコン層22(ボックス層)と、単結晶シリコンで構成されているシリコン層23(デバイス層)とがこの順で積層されたSOI基板である。なお、基板2は、少なくとも上面が単結晶シリコンで構成されていればよく、SOI基板に限定されず、例えば、単結晶シリコン基板であってもよい。また、基板2上には、エピタキシャル成長させた単結晶シリコンの層が別途形成されていてもよい。
この基板2の一方の面(図1にて上側の面)には、積層構造体3が接合されている。
積層構造体3は、前述した基板2のシリコン層23に接合されているシリコン層31と、シリコン層31の基板2とは反対側の面に接合されている絶縁層32と、絶縁層32のシリコン層31とは反対側の面に接合されている保護層33と、絶縁層32を貫通する配線層34と、を有している。
積層構造体3は、前述した基板2のシリコン層23に接合されているシリコン層31と、シリコン層31の基板2とは反対側の面に接合されている絶縁層32と、絶縁層32のシリコン層31とは反対側の面に接合されている保護層33と、絶縁層32を貫通する配線層34と、を有している。
シリコン層31は、単結晶シリコンで構成されている。このシリコン層31は、基板2に対して離間している部分を有し、その部分と基板2との間には、キャビティSが形成されている。より具体的には、シリコン層31は、基板2の上面に沿って離間している天井部311と、天井部311の外周部から基板2側へ延びている側壁部312と、を有している。そして、この天井部311、側壁部312および基板2で囲まれてキャビティSが形成されている。すなわち、天井部311、側壁部312およびシリコン層31(底部)がキャビティSの壁部を構成(キャビティSを区画形成)している。
キャビティSは、密閉された空間である。このキャビティSは、物理量センサー1が検出する圧力の基準値となる「圧力基準室」として機能する。本実施形態では、キャビティSが真空状態(300Pa以下)となっている。キャビティSを真空状態とすることによって、物理量センサー1を、真空状態を基準として圧力を検出する「絶対圧センサー」として用いることができ、その利便性が向上する。
ただし、キャビティSは、真空状態でなくてもよく、大気圧であってもよいし、大気圧よりも気圧が低い減圧状態であってもよいし、大気圧よりも気圧が高い加圧状態であってもよい。また、キャビティSには、窒素ガス、希ガス等の不活性ガスが封入されていてもよい。
本実施形態では、天井部311が受圧により撓み変形するダイヤフラム部35を構成している。ここで、ダイヤフラム部35の基板2とは反対側の面、すなわち、天井部311の外表面が受圧面351を構成している。
本実施形態では、ダイヤフラム部35の平面視形状が四角形である(図2参照)。なお、かかる平面視形状は、四角形に限定されず、例えば、五角形、六角形等の他の多角形、円形、長円形等であってもよい。
また、ダイヤフラム部35の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.1μm以上20μm以下程度とされる。
このようなシリコン層31の基板2とは反対側の面には、複数のピエゾ抵抗素子36と、ピエゾ抵抗素子36に電気的に接続されている配線37とがそれぞれ配置されている。ここで、複数のピエゾ抵抗素子36は、ダイヤフラム部35の外周部に配置されている。
ピエゾ抵抗素子36および配線37は、それぞれ、シリコン層31の選択的な不純物のドープが行われた部分である。なお、本実施形態では、ピエゾ抵抗素子36が外部に露出しているが、ピエゾ抵抗素子36を覆う保護層を設けてもよい。かかる保護層としては、例えば、シリコンを主成分とするSiN、SiON、SiAlN等を用いることが好ましい。
絶縁層32は、平面視で、ダイヤフラム部35を囲んで形成されている。すなわち、絶縁層32には、ダイヤフラム部35に対応する領域に開口する開口部321が形成されている。この絶縁層32は、例えば、シリコン酸化膜で構成されている。
配線層34は、絶縁層32を貫通する部分を有しており、前述した配線37に電気的に接続されている。これにより、ピエゾ抵抗素子36からの検出信号を配線37および配線層34を介して外部に取り出すことができる。この配線層34は、例えば、アルミニウムで構成されている。
保護層33は、例えば、シリコン窒化膜で構成されている。
このような積層構造体3は、CMOSプロセスのような半導体製造プロセスを用いて製造することができる。なお、基板2上には、前述した積層構造体3に重ねてまたは積層構造体3と一体的に半導体回路作り込まれていてもよい。この半導体回路は、例えば、MOSトランジスタ等の能動素子、その他必要に応じて形成されたコンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線(ピエゾ抵抗素子36に接続されている配線37、配線層34を含む)等の回路要素を有している。ここで、MOSトランジスタは、例えば、基板2の上面にリン、ボロン等の不純物をドープして形成されたソースおよびドレインと、そのソースとドレインと間に形成されるチャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、そのゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、を有している。
以上、物理量センサー1の全体構成を簡単に説明した。
このような積層構造体3は、CMOSプロセスのような半導体製造プロセスを用いて製造することができる。なお、基板2上には、前述した積層構造体3に重ねてまたは積層構造体3と一体的に半導体回路作り込まれていてもよい。この半導体回路は、例えば、MOSトランジスタ等の能動素子、その他必要に応じて形成されたコンデンサ、インダクタ、抵抗、ダイオード、配線(ピエゾ抵抗素子36に接続されている配線37、配線層34を含む)等の回路要素を有している。ここで、MOSトランジスタは、例えば、基板2の上面にリン、ボロン等の不純物をドープして形成されたソースおよびドレインと、そのソースとドレインと間に形成されるチャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜と、そのゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、を有している。
以上、物理量センサー1の全体構成を簡単に説明した。
次に、図2に基づいて、ピエゾ抵抗素子36について詳述する。
図2は、図1に示す物理量センサーが備えるピエゾ抵抗素子の配置を説明するための拡大平面図である。
図2は、図1に示す物理量センサーが備えるピエゾ抵抗素子の配置を説明するための拡大平面図である。
図2に示すように、ピエゾ抵抗素子36は、複数(本実施形態では4つ)のピエゾ抵抗型のピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dで構成されている。これらのピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dは、それぞれ、ダイヤフラム部35の外周部に設けられている。
ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dは、それぞれ、受ける応力に応じて抵抗値が変化するように構成されている。また、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dは、自然状態における抵抗値が互いに等しくなるように構成されている。
本実施形態では、ピエゾ抵抗素子36a、36bは、平面視において、四角形をなすダイヤフラム部35の互いに対向する1対の辺に対応して配置され、ピエゾ抵抗素子36c、36dは、ダイヤフラム部35の互いに対向する他の1対の辺に対応して配置されている。
ピエゾ抵抗素子36a、36bは、それぞれ、平面視においてダイヤフラム部35の外周部側から中央部側に延びている長手形状をなしている。このピエゾ抵抗素子36aの両端部には、それぞれ、配線37aが接続されている。同様に、ピエゾ抵抗素子36bの両端部には、それぞれ、配線37bが接続されている。
一方、ピエゾ抵抗素子36c、36dは、それぞれ、平面視においてダイヤフラム部35の外周部に沿って延びている長手形状をなしている。このピエゾ抵抗素子36cの両端部には、配線37cが接続されている。同様に、ピエゾ抵抗素子36dの両端部には、配線37dが接続されている。
このようなピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dは、それぞれ、前述したように、例えば、リン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)した単結晶シリコンで構成されている。また、配線37a、37b、37c、37dは、それぞれ、例えば、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dよりも高濃度でリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)した単結晶シリコンで構成されている。なお、配線37a、37b、37c、37dは、シリコン層31上に形成された金属配線で構成されていてもよい。
前述したように構成されているピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dは、配線37a、37b、37c、37d等を介して、互いに電気的に接続され、ブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)を構成している。このブリッジ回路は、駆動電圧が供給され、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dの抵抗値に応じた信号(電位差)を出力する。
図3は、図1に示す物理量センサーの作用を説明するための図であって、図3(a)は加圧状態のダイヤフラム部を示す断面図、図3(b)は加圧状態のピエゾ抵抗素子を示す平面図である。
前述したように構成されている物理量センサー1は、図3(a)に示すように、ダイヤフラム部35の受圧面351が受ける圧力に応じて、ダイヤフラム部35が変形し、これにより、図3(b)に示すように、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dが歪み、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dの抵抗値が変化する。それに伴って、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dが構成するブリッジ回路の出力が変化し、その出力に基づいて、ダイヤフラム部35の受圧面351で受けた圧力の大きさを求めることができる。
より具体的に説明すると、前述したように、ピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dの抵抗値が互いに等しいため、前述したようなダイヤフラム部35の変形が生じる前の自然状態では、ピエゾ抵抗素子36a、36bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子36c、36dの抵抗値の積とが等しく、ブリッジ回路の出力はゼロとなる。
一方、前述したようなダイヤフラム部35の変形が生じると、図3(b)に示すように、ピエゾ抵抗素子36a、36bにその長手方向に沿った引張歪みおよび幅方向に沿った圧縮歪みが生じるとともに、ピエゾ抵抗素子36c、36dにその長手方向に沿った圧縮歪みおよび幅方向に沿った引張歪みが生じる。
このようなピエゾ抵抗素子36a、36b、36c、36dの歪みにより、ピエゾ抵抗素子36a、36bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子36c、36dの抵抗値の積との差が生じ、その差に応じた出力(電位差)がブリッジ回路から出力される。このブリッジ回路からの出力に基づいて、ダイヤフラム部35の受圧面で受けた圧力の大きさ(絶対圧)を求めることができる。
ここで、前述したようなダイヤフラム部35の変形が生じたとき、ピエゾ抵抗素子36a、36bの抵抗値は増加し、ピエゾ抵抗素子36c、36dの抵抗値は減少するため、ピエゾ抵抗素子36a、36bの抵抗値の積とピエゾ抵抗素子36c、36dの抵抗値の積との差の変化を大きくすることができ、それに伴って、ブリッジ回路からの出力を大きくすることができる。その結果、圧力の検出感度を高めることができる。
以上説明したような物理量センサー1によれば、互いに対向しているシリコン層23(底部)および天井部311がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、シリコン層23と天井部311との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部35の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
本実施形態では、ダイヤフラム部35が天井部311を含んで構成されているため、ダイヤフラム部35が単結晶シリコンで構成された部分を有することとなる。そのため、かかる部分に不純物をドープして高感度なピエゾ抵抗素子36を形成することができる。
また、シリコン層23と天井部311とを繋いでいる側壁部312が単結晶シリコンで構成されているため、シリコン層23と側壁部312との間、および、天井部311と側壁部312との間の熱膨張係数差も小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部35の応力をより低減し、その結果、検出精度がより優れたものとなる。
(物理量センサーの製造方法)
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について、物理量センサー1を製造する場合を例に説明する。
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について、物理量センサー1を製造する場合を例に説明する。
図4〜図6は、図1に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。
以下、物理量センサー1の製造工程を順次説明する。
以下、物理量センサー1の製造工程を順次説明する。
まず、図4(a)に示すように、SOI基板である基板2Xを用意する。このSOI基板2Xは、単結晶シリコンで構成されているシリコン層21X(ハンドル層)と、シリコン酸化膜で構成されている酸化シリコン層22(ボックス層)と、単結晶シリコンで構成されているシリコン層23とがこの順で積層されてなる。ここで、シリコン層21Xは、後の工程において、研磨等により薄肉化され、また、必要に応じて、ダイシングにより個片化されてシリコン層21となる。なお、シリコン層21Xは、シリコン層21であってもよく、この場合、上記薄肉化や個片化が不要となる。
次に、図4(b)に示すように、シリコン層23上にSiGe(シリコンゲルマニウム)をエピタキシャル成長により成膜して、SiGe層40を形成する。ここで、シリコン層21は、前述したように単結晶シリコンで構成されているため、SiGeと結晶構造が同じでかつ格子定数が比較的近い(格子不整合が小さい)。そのため、シリコン層23上にSiGeをエピタキシャル成長させることができる。また、得られるSiGe層40は、結晶欠陥がないかまたはあったとしても極めて少ないものとなる。
なお、SiGe層40の形成前に、結晶組成または格子定数が次第に変化する組成勾配層等のバッファ層を形成してもよい。
次に、SiGe層40上に単結晶シリコンをエピタキシャル成長させた後に、キャビティSに対応する形状にエッチングによりパターニングを行って、図4(c)に示すように、犠牲層40aと、犠牲層40a上に形成されたシリコン層31aとを形成する。
ここで、前述したように、シリコンは、SiGeと結晶構造が同じでかつ格子定数が比較的近い(格子不整合が小さい)。したがって、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることができる。また、得られるシリコン層31aは、単結晶シリコンで構成され、結晶欠陥がないかまたはあったとしても極めて少ないものとなる。
次に、シリコン層23およびシリコン層31aの上面および犠牲層40aの側面に単結晶シリコンをエピタキシャル成長させて、図4(d)に示すように、犠牲層40aを覆うシリコン層31bを形成する。
このシリコン層31bは、単結晶シリコンで構成され、前述したシリコン層31aと一体化されている。
次に、図5(a)に示すように、シリコン層31bに、厚さ方向に貫通する複数の孔313をドライエッチング等により形成する。
次に、犠牲層40aを除去することにより、図5(b)に示すように、キャビティSを形成する。
キャビティSの形成は、孔313を通じたエッチングにより、犠牲層40aを除去することにより行う。このとき、シリコン層23、31bがエッチングの停止層として機能する。ここで、例えば、かかるエッチングとしてウェットエッチングを用いる場合、孔313からフッ硝酸等のエッチング液を供給する。
次に、シリコン層31bに対して単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより、孔313を封止し、図5(c)に示すように、シリコン層31を形成する。これにより、単結晶シリコンで構成されたシリコン層31(ダイヤフラム部35)を形成することができる。
次に、シリコン層31bの上面に対して選択的(部分的)にリン、ボロン等の不純物をドープ(イオン注入または拡散)することにより、図5(d)に示すように、ピエゾ抵抗素子36および配線37を形成する。このとき、ドープが不要な部分(ダイヤフラム部35を除く部分)に保護膜50を形成する。この保護膜50は、例えば、フォトレジスト膜またはシリコン酸化膜である。
また、ピエゾ抵抗素子36を形成する部分の不純物のドープは、例えば、イオン注入濃度を1×1013atoms/cm2以上5×1014atoms/cm2程度とする。また、配線37を形成する部分の不純物のドープは、例えば、イオン注入濃度を1×1015atoms/cm2以上5×1015atoms/cm2以下程度とする。
次に、スパッタリング法、CVD法等を用いて、図6(a)に示すように、絶縁層32、配線層34および保護層33をこの順で形成する。
その後、基板2Xのシリコン層21Xを研削等して、図6(b)に示すように、薄肉化されたシリコン層21を形成する。これにより、物理量センサー1を得る。
以上説明したような物理量センサー1の製造方法は、基板2Xの一方の面上に単結晶シリコンゲルマニウムで構成されている犠牲層40a(SiGe層40)を形成する犠牲層形成工程と、少なくとも犠牲層40a上に単結晶シリコンで構成されたシリコン層31b(シリコン層31a)をエピタキシャル成長により形成するシリコン層形成工程と、犠牲層40aをエッチングにより除去することにより、基板2Xとシリコン層31bとの間にキャビティSを形成する犠牲層除去工程(エッチング工程)と、を有する。
このような物理量センサー1の製造方法によれば、単結晶シリコンで構成されたシリコン層31でキャビティSの天井部311を構成するとともに、基板2のシリコン層23でキャビティSの底部を構成することができる。したがって、キャビティSの底部(シリコン層23)および天井部311がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、底部と天井部311との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部35の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
また、基板2Xの犠牲層40a側の面は、単結晶シリコンで構成されており、犠牲層形成工程は、犠牲層40a(SiGe層40)を基板2X上にエピタキシャル成長により形成する。これにより、シリコン層23(基板2のキャビティSの底部を形成する部分)を単結晶シリコンで構成するとともに、犠牲層40aを簡単かつ高精度に形成することができる。
また、シリコン層形成工程の後に、シリコン層31bをその厚さ方向に貫通する孔313を形成する工程を有し、犠牲層除去工程は、孔313を通じてエッチングを行い、犠牲層除去工程の後に、孔313を単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより封止する(封止工程)。これにより、単結晶シリコンで構成された天井部311を形成することができる。
また、犠牲層除去工程は、フッ硝酸を用いてエッチングを行うことにより、犠牲層除去工程において、犠牲層40aを除去することができるとともに、シリコン層31bをエッチングの停止層として利用することができる。そのため、簡単かつ高精度にキャビティSを形成することができる。
また、本実施形態では、シリコン層形成工程は、シリコン層31bを犠牲層40aの基板2Xとは反対側の面および側面を覆って形成する。これにより、シリコン層23(底部)と天井部311とを繋いでいて単結晶シリコンで構成されている側壁部312を形成し、シリコン層23と側壁部312との間、および、天井部311と側壁部312との間の熱膨張係数差も小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部35の応力をより低減し、その結果、検出精度がより優れたものとなる。
また、シリコン層形成工程の後に、シリコン層31にピエゾ抵抗素子36を形成する工程を有する。これにより、シリコン層31に高感度なピエゾ抵抗素子36を形成することができる。そのため、高感度な物理量センサー1を実現することができる。
また、前述したような物理量センサー1の製造方法は、以下の(1)〜(5)のような効果もある。
(1)基板2Xの一方の面側のみに成膜や加工を行うだけでよいため、製造工程の簡略化を図ることができる。(2)基板2Xの一方の面側のみに成膜や加工を行ってキャビティSおよびダイヤフラム部24を形成するため、キャビティSとダイヤフラム部24との位置合わせを高精度に行うことができる。また、ウエハーを薄肉化してダイヤフラム部を形成する場合に比し、小型化を図ることができる。(3)ダイヤフラム部24が成膜により形成されるため、ダイヤフラム部24の薄膜化が容易であるとともに、ダイヤフラム部24の厚さを高精度に制御することができる。(4)一般的なCMOSプロセスとの親和性が高いため、集積回路を基板2X上に一括して形成することができる。(5)ダイヤフラム部24の厚さを均一にすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明する。
次に、本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の物理量センサーの第2実施形態を示す断面図、図8は、図7に示す物理量センサーの作用を説明するための図である。
以下、本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。また、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付してある。
図7に示す物理量センサー1Aは、基板2Aと、基板2Aの一方の面側に設けられた積層構造体3Aと、を備えている。そして、積層構造体3Aは、シリコン層31Aを有しており、基板2Aとシリコン層31Aとの間には、シリコン層31Aの一部が基板2Aに対して離間してキャビティSが形成されている。
本実施形態では、基板2AのキャビティSに対応する部分が薄肉化されており、その部分がダイヤフラム部24を構成している。このダイヤフラム部24には、複数のピエゾ抵抗素子25が形成されている。
基板2Aは、単結晶シリコンで構成されているシリコン層21A(ハンドル層)と、シリコン酸化膜で構成されている酸化シリコン層22(ボックス層)と、単結晶シリコンで構成されているシリコン層23Aとがこの順で積層されたSOI基板である。
この基板2Aには、下面に開口する凹部211が形成されている。これにより、基板2Aには、他の部分よりも薄肉化された部分が形成され、この部分がダイヤフラム部24を構成している。本実施形態では、凹部211は、シリコン層21Aを貫通し、凹部211の底面が酸化シリコン層22の下面で構成されている。したがって、ダイヤフラム部24は、酸化シリコン層22およびシリコン層23Aの2層で構成されている。ここで、ダイヤフラム部24の下面が受圧面241を構成している。
また、基板2Aの上面、すなわち、シリコン層23Aの上面には、複数のピエゾ抵抗素子25および配線26が形成されている。ここで、複数のピエゾ抵抗素子25は、ダイヤフラム部24の外周部に形成されている。
この基板2Aの一方の面(図7にて上側の面)には、積層構造体3Aが接合されている。
積層構造体3Aは、前述した基板2Aのシリコン層23Aに接合されているシリコン層31Aと、シリコン層31Aの基板2Aとは反対側の面に接合されている絶縁層32Aと、絶縁層32Aのシリコン層31Aとは反対側の面に接合されている保護層33Aと、を有している。
シリコン層31Aは、単結晶シリコンで構成されている。このシリコン層31Aは、基板2Aに対して離間している部分を有し、その部分と基板2Aとの間には、キャビティSが形成されている。より具体的には、シリコン層31Aは、基板2Aの上面に沿って離間している天井部311と、天井部311の外周部から基板2A側へ延びている側壁部312と、を有している。そして、この天井部311A、側壁部312および基板2Aで囲まれてキャビティSが形成されている。
絶縁層32Aおよび保護層33は、それぞれ、平面視で、キャビティSに対応する部分にも形成されている。これにより、天井部311の撓み(変形)が規制(防止)される。
以上のように構成された物理量センサー1Aは、図8に示すように、ダイヤフラム部24の受圧面241が受ける圧力に応じて、ダイヤフラム部24が変形し、これにより、複数のピエゾ抵抗素子25がそれぞれ歪み、各ピエゾ抵抗素子25の抵抗値が変化する。それに伴って、複数のピエゾ抵抗素子25が構成するブリッジ回路の出力が変化し、その出力に基づいて、ダイヤフラム部24の受圧面241で受けた圧力の大きさを求めることができる。
以上説明したような物理量センサー1Aによれば、互いに対向しているシリコン層23A(底部)および天井部311がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、シリコン層23Aと天井部311との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部24の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
また、ダイヤフラム部24がキャビティSの底部を含んで構成されているため、ダイヤフラム部24が単結晶シリコンで構成された部分を有することとなる。そのため、かかる部分に不純物をドープして高感度なピエゾ抵抗素子25を形成することができる。
(物理量センサーの製造方法)
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について、物理量センサー1Aを製造する場合を例に説明する。
図9〜図11は、図7に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について、物理量センサー1Aを製造する場合を例に説明する。
図9〜図11は、図7に示す物理量センサーの製造工程を示す図である。
物理量センサー1Aの製造方法は、前述した第1実施形態の物理量センサー1の製造方法において、配線層34の形成工程を省略すること、ピエゾ抵抗素子36および配線37の形成工程に代えてSiGe層40の形成前にピエゾ抵抗素子25および配線26の形成工程を有すること、および、シリコン層21Xの薄肉化後に凹部211の形成工程を追加したこと以外は、前述した第1実施形態の物理量センサー1の製造方法と同様である。
具体的に説明すると、まず、図9(a)に示すように、SOI基板である基板2Xを用意する。
次に、シリコン層23の上面に対して選択的(部分的)にリン、ボロン等の不純物をドープ(イオン注入または拡散)することにより、図9(b)に示すように、ピエゾ抵抗素子25および配線26を形成する。これにより、シリコン層23Aが形成され、シリコン層21X、酸化シリコン層22およびシリコン層23Aがこの順で積層された基板2X1を得る。
次に、図9(c)に示すように、シリコン層23A上にSiGe(シリコンゲルマニウム)をエピタキシャル成長により成膜して、SiGe層40を形成する。
次に、SiGe層40上に単結晶シリコンをエピタキシャル成長させた後に、キャビティSに対応する形状にエッチングによりパターニングを行って、図9(d)に示すように、犠牲層40aと、犠牲層40a上に形成されたシリコン層31aとを形成する。
次に、シリコン層23およびシリコン層31aの上面および犠牲層40aの側面に単結晶シリコンをエピタキシャル成長させて、図10(a)に示すように、犠牲層40aを覆うシリコン層31bを形成する。
次に、図10(b)に示すように、シリコン層31bに、厚さ方向に貫通する複数の孔313をドライエッチング等により形成する。
次に、犠牲層40aを除去することにより、図10(c)に示すように、キャビティSを形成する。
次に、シリコン層31bに対して単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより、孔313を封止し、図10(d)に示すように、シリコン層31Aを形成する。
次に、スパッタリング法、CVD法等を用いて、図11(a)に示すように、絶縁層32Aおよび保護層33Aをこの順で形成する。
次に、基板2Xのシリコン層21Xを研削等して、図11(b)に示すように、薄肉化されたシリコン層21X1を形成する。これにより、シリコン層21X1、酸化シリコン層22およびシリコン層23Aがこの順で積層された基板2X2を得る。
次に、シリコン層21X1をエッチング等することにより、図11(c)に示すように、凹部211を形成する。これにより、物理量センサー1Aが得られる。
以上説明したような物理量センサー1Aの製造方法も、前述した第1実施形態の物理量センサー1の製造方法と同様、基板2Xの一方の面上に単結晶シリコンゲルマニウムで構成されている犠牲層40a(SiGe層40)を形成する犠牲層形成工程と、少なくとも犠牲層40a上に単結晶シリコンで構成されたシリコン層31b(シリコン層31a)をエピタキシャル成長により形成するシリコン層形成工程と、犠牲層40aをエッチングにより除去することにより、基板2Xとシリコン層31bとの間にキャビティSを形成する犠牲層除去工程と、を有する。
このような物理量センサー1Aの製造方法によれば、単結晶シリコンで構成されたシリコン層31でキャビティSの天井部311を構成するとともに、基板2Aのシリコン層23AでキャビティSの底部を構成することができる。したがって、キャビティSの底部(シリコン層23A)および天井部311がそれぞれ単結晶シリコンで構成されているため、底部と天井部311との熱膨張係数差を小さくすることができる。そのため、温度変化によるダイヤフラム部24の応力を低減し、その結果、検出精度が優れたものとなる。
また、本実施形態では、基板2Xの犠牲層40a側の面が単結晶シリコンで構成されており、犠牲層形成工程の前に、基板2Xの一方の面側にピエゾ抵抗素子25を形成する工程を有する。これにより、基板2Xに高感度なピエゾ抵抗素子25を形成することができる。そのため、高感度な物理量センサー1Aを実現することができる。
また、基板2Xの他方の面をエッチングすることにより、ダイヤフラム部24を形成する工程を有する。これにより、基板2にダイヤフラム部24を形成することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の物理量センサーの第3実施形態を示す断面図である。
次に、本発明の物理量センサーの第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の物理量センサーの第3実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の物理量センサーの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。また、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付してある。
本実施形態は、キャビティの側壁部および天井部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図12に示す物理量センサー1Bは、基板2と、基板2の一方の面側に設けられた積層構造体3Bと、を備えている。そして、積層構造体3Bは、シリコン層である天井部311Bを有しており、基板2と天井部311Bとの間には、天井部311Bが基板2に対して離間してキャビティSが形成されているとともに、天井部311Bがダイヤフラム部35Bを構成している。このダイヤフラム部35Bには、複数のピエゾ抵抗素子36が形成されている。
ここで、積層構造体3Bは、基板2のシリコン層23に対して離間している天井部311Bと、天井部311Bを支持するとともに基板2のシリコン層23に接合されている絶縁層32Bと、絶縁層32Bのシリコン層23とは反対側の面に接合されている保護層33と、絶縁層32Bを貫通する配線層34と、を有している。
天井部311Bは、単結晶シリコンで構成されている。この天井部311Bは、基板2に対して離間しており、天井部311Bと基板2との間には、キャビティSが形成されている。本実施形態では、天井部311Bの外周部と基板2との間には、絶縁層32Bの一部が露出しており、その部分がキャビティSの側壁322を構成している。
以上説明したように構成された物理量センサー1Bは、前述した第1実施形態の物理量センサー1の製造方法において、シリコン層31bの形成工程を省略することにより、製造することができる。したがって、物理量センサー1Bの製造工程を簡単化することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の物理量センサーの第4実施形態を示す断面図である。
次に、本発明の物理量センサーの第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の物理量センサーの第4実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の物理量センサーの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。また、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付してある。
本実施形態は、キャビティの側壁部および天井部の構成が異なる以外は、前述した第2実施形態と同様である。
図13に示す物理量センサー1Cは、基板2Aと、基板2Aの一方の面側に設けられた積層構造体3Cと、を備えている。そして、積層構造体3Cは、シリコン層である天井部311Cを有しており、基板2Aと天井部311Cとの間には、天井部311Cが基板2Aに対して離間してキャビティSが形成されている。
ここで、積層構造体3Cは、基板2Aのシリコン層23Aに対して離間している天井部311Cと、天井部311Cを支持するとともに基板2Aのシリコン層23Aに接合されている絶縁層32Cと、絶縁層32Cのシリコン層23Aとは反対側の面に接合されている保護層33Aと、を有している。
天井部311Cは、単結晶シリコンで構成されている。この天井部311Cは、基板2Aに対して離間しており、天井部311Cと基板2Aとの間には、キャビティSが形成されている。本実施形態では、天井部311Cの外周部と基板2Aとの間には、絶縁層32Cの一部が露出しており、その部分がキャビティSの側壁323を構成している。
以上説明したように構成された物理量センサー1Cは、前述した第2実施形態の物理量センサー1Aの製造方法において、シリコン層31bの形成工程を省略することにより、製造することができる。したがって、物理量センサー1Cの製造工程を簡単化することができる。
2.圧力センサー
次に、本発明の物理量センサーを備える圧力センサー(本発明の圧力センサー)ついて説明する。図14は、本発明の圧力センサーの一例を示す断面図である。
次に、本発明の物理量センサーを備える圧力センサー(本発明の圧力センサー)ついて説明する。図14は、本発明の圧力センサーの一例を示す断面図である。
図14に示すように、本発明の圧力センサー100は、物理量センサー1と、物理量センサー1を収納する筐体101と、物理量センサー1から得た信号を圧力データに演算する演算部102とを備えている。物理量センサー1は、配線103を介して演算部102と電気的に接続されている。
物理量センサー1は、筐体101の内側に、図示しない固定手段により固定されている。また、筐体101には、物理量センサー1のダイヤフラム部35が、例えば大気(筐体101の外側)と連通するための貫通孔104を有している。
このような圧力センサー100によれば、貫通孔104を介してダイヤフラム部35が圧力を受ける。この受圧した信号を配線103を介して演算部に送信し、圧力データに演算する。この演算された圧力データは、図示しない表示部(例えば、パーソナルコンピューターのモニター等)を介して表示することができる。
以上説明したような圧力センサーによれば、優れた信頼性を有する。
以上説明したような圧力センサーによれば、優れた信頼性を有する。
3.高度計
次に、本発明の物理量センサーを備える高度計(本発明の高度計)の一例について説明する。図15は、本発明の高度計の一例を示す斜視図である。
次に、本発明の物理量センサーを備える高度計(本発明の高度計)の一例について説明する。図15は、本発明の高度計の一例を示す斜視図である。
高度計200は、腕時計のように、手首に装着することができる。また、高度計200の内部には、物理量センサー1(圧力センサー100)が搭載されており、表示部201に現在地の海抜からの高度、または、現在地の気圧等を表示することができる。
なお、この表示部201には、現在時刻、使用者の心拍数、天候等、様々な情報を表示することができる。
以上説明したような高度計によれば、優れた信頼性を有する。
以上説明したような高度計によれば、優れた信頼性を有する。
4.電子機器
次に、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用したナビゲーションシステムについて説明する。図16は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。
次に、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用したナビゲーションシステムについて説明する。図16は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。
ナビゲーションシステム300には、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、物理量センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。
このナビゲーションシステムによれば、取得した位置情報に加えて高度情報を取得することができる。高度情報を得ることにより、例えば、一般道路と位置情報上は略同一の位置を示す高架道路を走行する場合、高度情報を持たない場合には、一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかナビゲーションシステムでは判断できず、優先情報として一般道路の情報を使用者に提供してしまっていた。そこで、本実施形態に係るナビゲーションシステム300では、高度情報を物理量センサー1によって取得することができ、一般道路から高架道路へ進入することによる高度変化を検出し、高架道路の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。
なお、表示部301は、例えば液晶パネルディスプレイや、有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなど、小型かつ薄型化が可能な構成となっている。
なお、本発明の物理量センサーを備える電子機器は、上記のものに限定されず、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
以上説明したような電子機器によれば、優れた信頼性を有する。
以上説明したような電子機器によれば、優れた信頼性を有する。
5.移動体
次いで、本発明の物理量センサーを適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。図17は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
次いで、本発明の物理量センサーを適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。図17は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
図17に示すように、移動体400は、車体401と、4つの車輪402とを有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。このような移動体400には、ナビゲーションシステム300(物理量センサー1)が内蔵されている。
以上説明したような移動体によれば、優れた信頼性を有する。
以上説明したような移動体によれば、優れた信頼性を有する。
以上、本発明の物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、ピエゾ抵抗素子としてピエゾ抵抗素子を用いた場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、フラップ型の振動子、櫛歯電極等の他のMEMS振動子や、水晶振動子等の振動素子を用いることもできる。
また、前述した実施形態では、ピエゾ抵抗素子および温度検出素子がそれぞれ4つずつ設けられている場合を例に説明したが、これらの数は、それぞれ、1つ以上3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。例えば、ピエゾ抵抗素子または温度検出素子の数が1つ以上3つ以下である場合、感圧または温度検出に寄与しない抵抗素子を組み合わせることによってブリッジ回路を構成することができる。
また、前述した実施形態では、温度検出素子がピエゾ抵抗型の温度検出素子である場合を例に説明したが、温度検出素子は、ピエゾ抵抗型の温度検出素子に限定されず、例えば、半導体型、熱電対型等の他の各種温度検出素子を用いることができる。
また、前述した実施形態では、キャビティを介してダイヤフラム部に対向する基板の部分に温度検出素子を配置した場合を例に説明したが、温度検出素子の設置位置は、これに限定されず、例えば、キャビティの外側の基板上、あるいは、物理量センサー以外の部品上であってもよい。また、ピエゾ抵抗素子の出力を温度検出素子の出力に基づいて補正する必要がなければ、温度検出素子を省略してもよい。
1‥‥物理量センサー
1A‥‥物理量センサー
1B‥‥物理量センサー
1C‥‥物理量センサー
2‥‥基板
2A‥‥基板
2X‥‥基板
2X1‥‥基板
2X2‥‥基板
3‥‥積層構造体
3A‥‥積層構造体
3B‥‥積層構造体
3C‥‥積層構造体
21‥‥シリコン層
21A‥‥シリコン層
21X‥‥シリコン層
21X1‥‥シリコン層
22‥‥酸化シリコン層
23‥‥シリコン層
23A‥‥シリコン層
24‥‥ダイヤフラム部
25‥‥ピエゾ抵抗素子
26‥‥配線
31‥‥シリコン層
31A‥‥シリコン層
31a‥‥シリコン層
31b‥‥シリコン層
32‥‥絶縁層
32A‥‥絶縁層
32B‥‥絶縁層
32C‥‥絶縁層
33‥‥保護層
33A‥‥保護層
34‥‥配線層
35‥‥ダイヤフラム部
35B‥‥ダイヤフラム部
36‥‥ピエゾ抵抗素子
36a‥‥ピエゾ抵抗素子
36b‥‥ピエゾ抵抗素子
36c‥‥ピエゾ抵抗素子
36d‥‥ピエゾ抵抗素子
37‥‥配線
37a‥‥配線
37b‥‥配線
37c‥‥配線
37d‥‥配線
40‥‥SiGe層
40a‥‥犠牲層
50‥‥保護膜
100‥‥圧力センサー
101‥‥筐体
102‥‥演算部
103‥‥配線
104‥‥貫通孔
200‥‥高度計
201‥‥表示部
211‥‥凹部
241‥‥受圧面
300‥‥ナビゲーションシステム
301‥‥表示部
311‥‥天井部
311A‥‥天井部
311B‥‥天井部
311C‥‥天井部
312‥‥側壁部
313‥‥孔
321‥‥開口部
322‥‥側壁
323‥‥側壁
351‥‥受圧面
400‥‥移動体
401‥‥車体
402‥‥車輪
S‥‥キャビティ
1A‥‥物理量センサー
1B‥‥物理量センサー
1C‥‥物理量センサー
2‥‥基板
2A‥‥基板
2X‥‥基板
2X1‥‥基板
2X2‥‥基板
3‥‥積層構造体
3A‥‥積層構造体
3B‥‥積層構造体
3C‥‥積層構造体
21‥‥シリコン層
21A‥‥シリコン層
21X‥‥シリコン層
21X1‥‥シリコン層
22‥‥酸化シリコン層
23‥‥シリコン層
23A‥‥シリコン層
24‥‥ダイヤフラム部
25‥‥ピエゾ抵抗素子
26‥‥配線
31‥‥シリコン層
31A‥‥シリコン層
31a‥‥シリコン層
31b‥‥シリコン層
32‥‥絶縁層
32A‥‥絶縁層
32B‥‥絶縁層
32C‥‥絶縁層
33‥‥保護層
33A‥‥保護層
34‥‥配線層
35‥‥ダイヤフラム部
35B‥‥ダイヤフラム部
36‥‥ピエゾ抵抗素子
36a‥‥ピエゾ抵抗素子
36b‥‥ピエゾ抵抗素子
36c‥‥ピエゾ抵抗素子
36d‥‥ピエゾ抵抗素子
37‥‥配線
37a‥‥配線
37b‥‥配線
37c‥‥配線
37d‥‥配線
40‥‥SiGe層
40a‥‥犠牲層
50‥‥保護膜
100‥‥圧力センサー
101‥‥筐体
102‥‥演算部
103‥‥配線
104‥‥貫通孔
200‥‥高度計
201‥‥表示部
211‥‥凹部
241‥‥受圧面
300‥‥ナビゲーションシステム
301‥‥表示部
311‥‥天井部
311A‥‥天井部
311B‥‥天井部
311C‥‥天井部
312‥‥側壁部
313‥‥孔
321‥‥開口部
322‥‥側壁
323‥‥側壁
351‥‥受圧面
400‥‥移動体
401‥‥車体
402‥‥車輪
S‥‥キャビティ
Claims (16)
- 単結晶シリコンを主材料として互いに対向している底部および天井部を有し、圧力基準室を構成している壁部を備え、
前記底部または前記天井部が、受圧により撓み変形するダイヤフラム部の少なくとも一部を兼ねていることを特徴とする物理量センサー。 - 前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記底部が兼ねている請求項1に記載の物理量センサー。
- 前記ダイヤフラム部の少なくとも一部は、前記天井部が兼ねている請求項1に記載の物理量センサー。
- 前記壁部は、前記底部と前記天井部とを繋いでいて単結晶シリコンを主材料としている側壁部を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物理量センサー。
- 基板の一方の面上に単結晶シリコンゲルマニウムで構成されている犠牲層を形成する犠牲層形成工程と、
前記犠牲層上に単結晶シリコンで構成されたシリコン層をエピタキシャル成長により形成するシリコン層形成工程と、
前記犠牲層をエッチングすることにより、前記基板と前記シリコン層との間に圧力基準室を形成するエッチング工程と、
を含むことを特徴とする物理量センサーの製造方法。 - 前記犠牲層形成工程では、前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、前記犠牲層を前記基板上にエピタキシャル成長により形成するステップを含む請求項5に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層をその厚さ方向に貫通する孔を形成する工程を有し、
前記エッチング工程は、前記孔を通じて前記エッチングを行い、
前記エッチング工程の後に、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させることにより前記孔を封止する封止工程を含む請求項5または6に記載の物理量センサーの製造方法。 - 前記エッチング工程は、フッ硝酸を用いて前記エッチングを行う請求項5ないし7のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記シリコン層形成工程は、前記シリコン層を前記犠牲層の前記基板とは反対側の面および側面を覆って形成する請求項5ないし8のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記シリコン層形成工程の後に、前記シリコン層にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含む請求項5ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記基板の前記犠牲層側の面は、単結晶シリコンで構成されており、
前記犠牲層形成工程の前に、前記基板の前記一方の面側にピエゾ抵抗素子を形成する工程を含む請求項5ないし9のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。 - 前記基板の他方の面をエッチングすることにより、ダイヤフラム部を形成する工程を含む請求項11に記載の物理量センサーの製造方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする圧力センサー。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする高度計。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする電子機器。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサーを有することを特徴とする移動体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014056096A JP2015178999A (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014056096A JP2015178999A (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015178999A true JP2015178999A (ja) | 2015-10-08 |
Family
ID=54263150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014056096A Pending JP2015178999A (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2015178999A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020060519A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 | 歪センサ、およびその製造方法 |
-
2014
- 2014-03-19 JP JP2014056096A patent/JP2015178999A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020060519A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 | 歪センサ、およびその製造方法 |
| JP7103600B2 (ja) | 2018-10-12 | 2022-07-20 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 | 歪センサ、およびその製造方法 |
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