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JP2015172675A - 観察装置、観察方法、及び照明装置 - Google Patents

観察装置、観察方法、及び照明装置 Download PDF

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JP2015172675A
JP2015172675A JP2014048772A JP2014048772A JP2015172675A JP 2015172675 A JP2015172675 A JP 2015172675A JP 2014048772 A JP2014048772 A JP 2014048772A JP 2014048772 A JP2014048772 A JP 2014048772A JP 2015172675 A JP2015172675 A JP 2015172675A
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洋紀 矢澤
Hironori Yazawa
洋紀 矢澤
星野 哲朗
Tetsuro Hoshino
哲朗 星野
中山 繁
Shigeru Nakayama
繁 中山
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Abstract

【課題】ポイントスキャン又はZスキャンをせずに観察対象領域の3次元像構造データを取得する。
【解決手段】
本発明を例示する観察装置の一態様は、観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する照明部と、前記縞パターンで照明された前記観察対象領域の画像を生成する観察部と、前記観察対象領域を前記縞パターンで走査する走査部と、互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域の互いに異なる深さに関する複数の画像成分を互いに分離する分離部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、観察装置、観察方法、及び照明装置に関する。
従来、試料の3次元構造を顕微鏡で観測する顕微鏡としてポイントスキャン型又はZスキャン型の顕微鏡が知られている。
特開2004−212600号公報
本発明は、ポイントスキャン又はZスキャンをせずに観察対象領域の3次元像構造データを取得する観察装置、観察方法、及びそれに適した照明装置を提案する。
本発明を例示する観察装置の一態様は、観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する照明部と、前記縞パターンで照明された前記観察対象領域の画像を生成する観察部と、前記観察対象領域を前記縞パターンで走査する走査部と、互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域の互いに異なる深さに関する複数の画像成分を互いに分離する分離部とを備える。
本発明を例示する観察方法の一態様は、観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する手順と、前記縞パターンで照明された前記観察対象領域の画像を生成する手順と、前記観察対象領域を前記縞パターンで走査する手順と、互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域の互いに異なる深さに関する複数の画像成分を、互いに分離する手順とを含む。
本発明を例示する照明装置の一態様は、観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する。
本発明によれば、ポイントスキャン又はZスキャンをせずに観察対象領域の3次元像構造データを取得する観察装置、観察方法、及びそれに適した照明装置を提案する。
3D照明顕微鏡装置の構成図である。 スリットマスク18を示す図である。 観察対象面5−1、5−2、5−3を説明する図である。 縞パターンF、F、Fの模式図である。 N枚の画像I,I,….Iの概念図である。 着目画素の輝度変化波形の概念図である。 輝度変化波形のフーリエスペクトルの概念図である。 着目画素における蛍光物質の密度分布データの概念図である。 座標(x,z)における縞ピッチP(x,z)を説明する図である。 深さzと縞周波数fとの関係を示す縞周波数特性カーブである。 量子化された縞周波数特性カーブである。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態として3D照明顕微鏡装置を説明する。
図1は、3D照明顕微鏡装置の構成図である。図1に示すとおり3D照明顕微鏡装置1には、レーザ光源101と、光ファイバ11と、コリメートレンズ12と、1次元回折格子13と、シリンドリカルレンズ16と、スリットマスク18と、リレーレンズを構成するレンズ25、27と、試料5と、ダイクロイックミラー28と、結像レンズ29と、撮像素子35と、試料ステージ13Aと、制御装置39と、演算装置40とが配置される。
以下、光ファイバ11の出射端、コリメートレンズ12、1次元回折格子13、シリンドリカルレンズ16、スリットマスク18、レンズ25、ダイクロイックミラー28、レンズ27の全体を「照明光学系10」と称す。また、レンズ27、ダイクロイックミラー28、結像レンズ29の全体を「観察光学系20」と称す。これらの照明光学系10と観察光学系20とは、レンズ27及びダイクロイックミラー28を共有している。
レーザ光源101は、可干渉性を有した光源である。レーザ光源101の発光波長は、試料5に含まれる蛍光物質の励起波長と同じに設定されている。レーザ光源101から射出したレーザ光は、光ファイバ11を伝搬すると、光ファイバ11の出射端に点光源を形成する。
点光源から射出したレーザ光は、コリメートレンズ12にて径の太い平行光束となり、1次元回折格子13へ入射する。1次元回折格子13へ入射した平行光束は、1次元回折格子13の回折作用により、次数の異なる複数の回折光に分岐される。
以下、1次元回折格子13の格子線方向を、照明光学系10の光軸方向(z方向)に垂直な所定方向(y方向)とする。この場合、複数の回折光の分岐方向は、z方向とy方向との双方に垂直な方向(x方向)となる。
1次元回折格子13で分岐した複数の回折光は、シリンドリカルレンズ16の集光作用を受け、シリンドリカルレンズ16の焦点面6Aの互いに異なる位置に集光ライン(ライン光源)を形成する。
ここで、シリンドリカルレンズ16のレンズ面の母線方向は、1次元回折格子13の格子線方向(y方向)と同じに設定される。この場合、焦点面6Aに形成されるライン光源の長手方向はy方向となり、複数の回折光が個別に形成する複数のライン光源の配列方向は、x方向となる。なお、図1では、複数の回折光のうち0次回折光及び±1次回折光のみを図示した。
焦点面6Aに向かった複数の回折光は、焦点面6Aの近傍に配置されたスリットマスク18へ入射する。スリットマスク18には、図2に示すとおり1対のスリット18a、18bが形成されている。1対のスリット18a、18bの各々の長手方向はy方向であり、1対のスリット18a、18bの配列方向はx方向である。また、1対のスリット18a、18bの中心間隔は、±1次回折光が個別に形成する1対のライン光源の間隔に一致している。また、1対のスリット18a、18bの各々の短手方向の幅は、1対のライン光源の各々の短手方向の幅(前述した点光源のサイズによって決まる)と同等である。
図1に示すとおり、スリットマスク18に入射した複数の回折光のうち、0次回折光及び2次以降の高次回折光はスリットマスク18の遮光部で遮光され、±1次回折光はスリットマスク18の1対のスリット18a、18bを個別に通過する。1対のスリット18a、18bを個別に通過した±1次回折光の各々は円筒波であり、これら円筒波の波面の母線方向はy方向である。つまり、1対のスリット18a、18bのレンズ25側には1対のライン光源が個別に形成される。1対のライン光源から個別に射出する1対の円筒波の拡がり角度は、図1に示す角度と同じとは限らない。
1対のスリット18a、18b(1対のライン光源)から個別に射出した1対の円筒波は、レンズ25、ダイクロイックミラー28、レンズ27を順に通過すると、レンズ25、27に関して焦点面6Aと共役な面6A’に1対のライン光源18a’、18b’を形成する。
1対のライン光源18a’、18b’のうち、ライン光源18a’は、スリット18aのレンズ25側に形成されたライン光源の像(2次ライン光源)であり、ライン光源18b’は、スリット18bのレンズ25側に形成されたライン光源の像(2次ライン光源)である。
1対の2次ライン光源18a’、18b’からは、1対の円筒波が個別に射出する。1対の円筒波の波面の母線方向は、y方向である。
1対の2次ライン光源18a’、18b’から個別に射出した1対の円筒波は、試料5の近傍で互いに干渉して3次元の干渉縞を形成する。これら1対の円筒波の波面の母線方向はy方向であるので、試料5の近傍に形成される干渉縞は、x方向及びz方向にかけて強度分布を有しているが、干渉縞のy方向の強度は、一様となる。
このような干渉縞によると、試料5のうちz座標の異なる複数のxy断面には、縞ピッチの互いに異なる複数の縞パターンが個別に形成される。
以下、試料5の観察対象領域50に着目する。「観察対象領域50」とは、観察光学系20の視野内であって、観察光学系20の焦点深度内に収まる領域のことである。また、観察対象領域50の様々なxy断面を代表して、図3(A)に示すような3つの観察対象面5−1、5−2、5−3を想定し、観察対象領域50の他のxy断面を無視する。
このうち、観察対象面5−2のz座標zは、観察光学系20の焦点面に位置し、観察対象面5−1のz座標zは、観察光学系20の側から見て座標zよりも奥に位置し、観察対象面5−3のz座標zは、観察光学系20の側から見て座標zよりも手前に位置する。
よって、図3(B)に示すとおり観察対象面5−1に形成される縞パターンFの空間周波数(以下、「縞周波数」と称す。)f、観察対象面5−2に形成される縞パターンFの縞周波数f、観察対象面5−3に形成される縞パターンFの縞周波数fの関係は、f<f<fとなる。
なお、図4(A)〜(C)は、観察光学系20から見た縞パターンF、F、Fの模式図であり、図4(D)は、観察光学系20から見た縞パターンF、F、Fの全体の模式図である。
図1に戻り、試料5は、蛍光物質で標識された生体細胞などを含む。この蛍光物質は、干渉縞で照明されると蛍光を発する。観察対象領域50から射出する蛍光の強度分布は、観察対象領域50に存在する蛍光物質の3次元密度分布と、観察対象領域50を照明した干渉縞の3次元強度分布との双方に応じて決まる。
観察対象領域50から射出した蛍光は、レンズ27を介してビームスプリッタ28へ入射し、ビームスプリッタ28を反射する。ビームスプリッタ28を反射した蛍光は、結像レンズ29を通過すると、撮像素子35の撮像面上に観察対象領域50の蛍光像を形成する。
ここで、撮像素子35の撮像面は、観察光学系20に関して観察対象面5−2(図3参照)と共役であって、観察対象面5−1、5−3は、観察光学系20の焦点深度内に収まっている。よって、撮像面上の蛍光像には、図3に示した縞パターンF、F、Fの全部がボケることなく写る。
撮像素子35は、撮像面上の蛍光像を撮像することにより画像を生成すると、制御装置39へ画像を出力する。
ここで、試料5は、試料ステージ13Aにより少なくともx方向にかけてシフト可能である。このシフトによると、観察対象領域50が干渉縞によりx方向にかけて走査(縞走査)される。
なお、ここでは観察対象領域50を縞走査するために試料5をシフトさせたが、試料5の代わりに干渉縞をシフトさせてもよい。干渉縞をシフトさせるためには、例えば照明光学系10の全体をx方向にシフトさせればよい。
制御装置39は、試料ステージ13Aを駆動することにより試料5をx方向に等ピッチで縞走査し、縞走査の位置(縞走査位置)が各位置にあるときに撮像素子35を駆動することによりN枚の画像を取得すると、N枚の画像を演算装置40へ出力する。N枚の画像は縞走査位置が互いに異なるが、N枚の画像の間で縞走査ピッチは均一である。
演算装置40は、制御装置39から転送されたN枚の画像へ演算処理(後述)を施すことにより、観察対象領域50に存在する蛍光物質の3次元密度分布を算出し、その3次元密度分布を不図示の画像表示装置へ表示する。
次に、演算装置40による演算処理を詳しく説明する。
図5に示すのは、N枚の画像I,I,….Iの概念図である。N枚の画像I,I,….Iの間では縞走査位置Sが互いに異なり、N枚の画像I,I,….Iのフレーム番号がN枚の画像I,I,….Iの縞走査位置Sを表している。よって、フレーム番号の隣接する2枚の画像I,I(i+1)間における縞走査位置SのズレをΔSとおくと、第iフレームの画像Iの縞走査位置SはS=(N−1)×ΔSで表される。これらN枚の画像I,I,….Iについて、演算装置40は以下の手順(1)〜(4)を実行する。
(1)演算装置40は、N枚の画像I,I,….Iのうち、着目座標(x,y)に関するN個の画素値I(x,y),I(x,y),….I(x,y)を参照する。N個の画素値I(x,y),I(x,y),….I(x,y)をフレーム番号順にプロットすると、例えば図6に示すような輝度変化波形が描ける。図6の横軸はフレーム番号(すなわち縞走査位置S)を示しており、図6の縦軸は画素値(輝度値)を示している。なお、図6の輝度変化波形は実際の輝度変化波形を簡略化したものであり、実際の輝度変化波形は図6の輝度変化波形より多くの周波数成分を含んでいる。
図6の輝度変化波形には、図3の観察対象面5−1に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度を示す輝度成分)と、図3の観察対象面5−2に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度を示す輝度成分)と、図3の観察対象面5−3に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度を示す輝度成分)とが含まれている。
このうち図3の観察対象面5−1は、縞走査中、縞周波数fの縞パターンFで走査される。よって、図6の輝度変化波形のうち、周波数fで変化する輝度成分が、観察対象面5−1に関する輝度成分である。
また、図3の観察対象面5−2は、縞走査中、縞周波数fの縞パターンFで走査される。よって、図6の輝度変化波形のうち、周波数fで変化する輝度成分が、観察対象面5−2に関する輝度成分である。
また、図3の観察対象面5−3は、縞走査中、縞周波数fの縞パターンFで走査される。よって、図6の輝度変化波形のうち、周波数fで変化する輝度成分が、観察対象面5−3に関する輝度成分である。
(2)演算装置40は、図6の輝度変化波形(すなわちN個の画素値I(x,y),I(x,y),….I(x,y))に対してS方向のフーリエ変換を施すことにより、例えば図7に示すようなフーリエスペクトルを取得する。但し、図7では、観察対象領域50のうち観察対象面5−1、5−2、5−3以外のxy断面には蛍光物質が存在しなかった場合を想定した。
図7のフーリエスペクトルのうち、周波数fに現れたピークの高さは、観察対象面5−1に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)を示している。
また、図7のフーリエスペクトルのうち、周波数fに現れたピークの高さは、観察対象面5−2に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)を示している。
また、図7のフーリエスペクトルのうち、周波数fに現れたピークの高さは、観察対象面5−3に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)を示している。
また、図7のフーリエスペクトルのうち、周波数0に現れたピークの高さは、干渉縞のベース輝度(DC成分)を示している。
したがって、手順(2)のフーリエ変換によると、DC成分と、観察対象面5−1に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)と、観察対象面5−2に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)と、観察対象面5−3に関する輝度成分(z=zにおける蛍光物質の密度)とが互いに分離される。
(3)演算装置40は、図7のフーリエスペクトルから周波数0に現れたピークを消去し、かつ、フーリエスペクトルの周波数軸fを、試料5の深さ軸zへと座標変換することにより、着目座標(x,y)の深さ方向における蛍光物質の密度分布データ(図8参照)を取得する。
なお、手順(3)の座標変換は、周波数fが座標zに変換され、周波数fが座標zに変換され、周波数fが座標zに変換されるような座標変換である。
(4)演算装置40は、手順(1)〜(3)を全ての着目座標(x,y)について実行することにより、全ての着目座標(x,y)における深さ方向の密度分布データ(図8参照)を取得する。その結果、観察対象領域50の全域における蛍光物質の3次元密度分布が求まる(以上、手順(4))。
したがって、本実施形態の3D照明顕微鏡装置1によれば、ポイントスキャン又はZスキャンをすることなく観察対象領域50の3次元構造を観察することができる。
また、本実施形態の観察光学系20として、焦点深度の長い低倍の結像光学系を使用すれば、観察対象領域50のz方向の幅(イメージ深度)を大きく確保することができる。
なお、上述した説明では、図4(A)、(B)、(C)に示したとおり、縞パターンF、F、Fの各々の縞周波数f、f、fを、x方向にかけて一様と仮定したが、実際にはx方向にかけて非一様である。
以下、干渉縞の座標(x,z)における縞周波数f(x,z)が如何なる値になるかを説明する。
ここでは、座標(x,z)における縞周波数f(x,z)を、座標(x,z)における縞ピッチP(x,z)によって説明する。縞ピッチP(x,z)は、縞周波数f(x,z)の逆数である。
図9に示すとおり、1対の2次ライン光源18a’、18b’の中心をxz座標の原点とし、1対の2次ライン光源18a’、18b’の間隔をdとおくと、座標(x,z)における縞ピッチP(x,z)は、以下の式(1)で表される。
Figure 2015172675
よって、例えば、観察対象面5−1上の縞ピッチP(x,z)は、式(1)にz=zを当てはめることによって求めることができる。
また、例えば、観察対象面5−2上の縞ピッチP(x,z)は、式(1)にz=zを当てはめることによって求めることができる。
また、例えば、観察対象面5−3上の縞ピッチP(x,z)は、式(1)にz=zを当てはめることによって求めることができる。
次に、3D照明顕微鏡装置1のz分解能を説明する。
3D照明顕微鏡装置1のz分解能を高めるためには、縞パターンの縞本数差が1本以上である2つの観察対象面の間隔を狭めればよい。そのためには、z方向にかけて縞周波数が大きく変化するような干渉縞を生成すればよい。
その一方で、近接した2つの観察対象面の輝度成分を互いに分離するためには、フーリエスペクトル(図7参照)のf軸方向の分解能Δfを高くする必要がある。そのためには、輝度変化波形(図6参照)のS軸方向のデータ範囲(サンプリング範囲)Tを大きく確保すればよい(なぜならΔf=1/(2T)の関係が成り立つ。)。
以上を踏まえ、3D照明顕微鏡装置1の数値例を以下に説明する。
・光源波長λ:600nm
・2次ライン光源18a’、18b’の間隔d:0.1mm
・媒質の屈折率n:1.33
・観察対象領域50のxy断面サイズ(=縞ピッチが一様とみなせる観察光学系20の視野範囲):400μm×400μm
図10は、本数値例において、試料5の深さzと縞周波数fとの関係を示す特性カーブ(縞周波数特性カーブ)である。なお、この特性カーブは、式(1)に基づき計算されたものである。
図10に示すとおりz=1〜z=1.5[mm]のz座標範囲Aでは、深さzの変化量に対する縞周波数fの変化量が比較的大きいのに対して、z=2〜2.5[mm]のz座標範囲Bでは、深さzの変化量に対する縞周波数fの変化量が比較的小さい。つまり、干渉縞のうち、2次ライン光源18a’、18b’に近い部分ほど、高いz分解能を実現できる可能性が高い。
図11(A)は、z座標範囲Aにおける縞周波数特性カーブを示したものであり、図11(B)は、z座標範囲Bにおける縞周波数特性カーブを示したものである。なお、図11(A)、(B)に示したデータは、量子化されたデータである。この量子化では、データ範囲Tで決まるΔfの値が、ちょうど1(本/mm)である場合を想定した。
図11(A)に示すとおり、z座標範囲Aにおいては、隣接する2つの観察対象面の間隔、すなわちz分解能Δzは、約20μmであり、図11(B)に示すとおり、z座標範囲Bにおいては、隣接する2つの観察対象面の間隔、すなわちz分解能Δzは、約50μmであることがわかる。
もちろん、データ範囲Tを増加させ、Δfの値を小さくすれば(分解能を向上させれば)、Δzはさらに向上することになる。
[実施形態の補足]
なお、本実施形態では、3D照明顕微鏡装置1の照明光学系10のタイプを落射照明としたが透過照明としてもよい。その場合は、ビームスプリッタ28は不要となる。また、リレーレンズ25、27も非必須である。
また、本実施形態では、1対のスリット18a、18bへ入射させる光を集光光束としたので、スリットマスク18における光量ロスが最小限に抑えられる。但し、スリットマスク18における光量ロスを許容できる場合には、1対のスリット18a、18bへ入射させる光を、集光光束ではなく平行光束としてもよい。
また、本実施形態では、試料5の深さ方向にかけて縞周波数の異なる干渉縞を生成するために、1対の発散する円筒波を使用したが、1対の収束する円筒波を使用してもよい。
また、本実施形態では、試料5の深さ方向にかけて縞周波数の異なる干渉縞を生成するために、1対の発散する円筒波を使用したが、1対の収束する球面波又は1対の発散する球面波を使用してもよい。
また、本実施形態では、試料5の深さ方向にかけて縞周波数の異なる3次元の縞パターンで試料5を照明するために、干渉縞を生成したが、干渉縞を生成する代わりに、2次元の縞パターンが表示されたマスクの像を試料へ投影してもよい。例えば、縞パターンの表示されたマスクの像を、非平行な照明光(発散又は収束光)によって試料5へ投影すれば、試料5の深さ方向にかけて縞周波数の異なる3次元の縞パターンで試料5を照明することができる。なお、マスクとしては、透過型又は反射型の液晶表示素子などを使用することができる。
[実施形態の作用効果]
本実施形態の観察装置(3D照明顕微鏡装置1)は、観察対象領域(50)の深さ方向(z方向)にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターン(干渉縞)で前記観察対象領域(50)を照明する照明部(照明光学系10)と、前記縞パターン(干渉縞)で照明された前記観察対象領域の画像を生成する観察部(観察光学系20、撮像素子35)と、前記観察対象領域(50)を前記縞パターン(干渉縞)で走査する走査部(試料ステージ13A、制御装置39)と、互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域(50)の互いに異なる深さに関する複数の画像成分(輝度成分)を互いに分離する分離部(演算装置40)とを備える。
したがって、本実施形態の観察装置(3D照明顕微鏡装置1)は、ポイントスキャン又はZスキャンせずに前記観察対象領域(50)の3次元構造を観察することができる。
また、前記照明部(照明光学系10)は、可干渉な1対の非平行光を前記観察対象領域(50)で互いに干渉させることにより前記縞パターン(干渉縞)を生成する。
また、前記照明部(照明光学系10)は、1対のスリット(18a、18b)を有したスリットマスク(18)により前記1対の非平行光を生成する。
また、前記分離部(演算装置40)は、複数の前記画像を走査方向にかけてフーリエ変換することにより前記分離を行う。
1…3D照明顕微鏡装置、101…レーザ光源、11…光ファイバ、12…コリメートレンズ、13…1次元回折格子、16…シリンドリカルレンズ、18…スリットマスク、25、27…レンズ、5…試料、28…ダイクロイックミラー、29…結像レンズ、35…撮像素子、13A…試料ステージ、39…制御装置、40…演算装置

Claims (6)

  1. 観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する照明部と、
    前記縞パターンで照明された前記観察対象領域の画像を生成する観察部と、
    前記観察対象領域を前記縞パターンで走査する走査部と、
    互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域の互いに異なる深さに関する複数の画像成分を互いに分離する分離部と
    を備えることを特徴とする観察装置。
  2. 請求項1に記載の観察装置において、
    前記照明部は、
    可干渉な1対の非平行光を前記観察対象領域で互いに干渉させることにより前記縞パターンを生成する
    ことを特徴とする観察装置。
  3. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記照明部は、
    1対のスリットを有したスリットマスクにより前記1対の非平行光を生成する
    ことを特徴とする観察装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の観察装置において、
    前記分離部は、
    複数の前記画像を走査方向にかけてフーリエ変換することにより前記分離を行う
    ことを特徴とする観察装置。
  5. 観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明する手順と、
    前記縞パターンで照明された前記観察対象領域の画像を生成する手順と、
    前記観察対象領域を前記縞パターンで走査する手順と、
    互いに異なる走査位置で生成された複数の前記画像に基づき、前記観察対象領域の互いに異なる深さに関する複数の画像成分を互いに分離する手順と
    を含むことを特徴とする観察方法。
  6. 観察対象領域の深さ方向にかけて縞ピッチの異なる3次元の縞パターンで前記観察対象領域を照明することを特徴とする照明装置。
JP2014048772A 2014-03-12 2014-03-12 観察装置、観察方法、及び照明装置 Pending JP2015172675A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105259138A (zh) * 2015-11-06 2016-01-20 西北大学 一种3~5μm中红外波段Z-扫描装置

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