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JP2015170508A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池 Download PDF

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JP2015170508A JP2014045192A JP2014045192A JP2015170508A JP 2015170508 A JP2015170508 A JP 2015170508A JP 2014045192 A JP2014045192 A JP 2014045192A JP 2014045192 A JP2014045192 A JP 2014045192A JP 2015170508 A JP2015170508 A JP 2015170508A
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Abstract

【課題】低SOC領域での出力特性に優れ、かつサイクル耐久性および充電保存耐久性に優れる非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】非水電解質二次電池は、中空体と該中空体の外殻に担持される第1正極活物質粒子とを含む複合粒子を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は非水電解質二次電池に関する。
特開2013−077421号公報(特許文献1)には、カーボンを被覆したLiFePO4を正極の第1活物質に含み、リチウムニッケル複合酸化物を正極の第2活物質に含む、非水電解質二次電池が開示されている。
特開2013−077421号公報
ハイブリッド自動車(HV)および電気自動車(EV)の長所を併せ持つプラグインハイブリッド自動車(PHV)が実用化されている。
PHVは、電池の充電状態(SOC)によって走行モードを切り替えることにより、高い燃費性能を発揮することができる。すなわち、電池の残量が十分である状態(高SOC領域)では、電力を用いてモーターのみで走行し(EVモード)、電池の残量が少ない状態(低SOC領域)では、エンジンとモーターとを併用して走行する(HVモード)。
このような使用態様を考慮すると、非水電解質二次電池には、高SOC領域の容量を維持しつつ、低SOC領域の出力向上が望まれる。
低SOC領域の出力特性を向上させる手段として、たとえば特許文献1に開示されるように、4V級の正極活物質(LiNi0.8Co0.1Mn0.12等)と、3V級の正極活物質(LiFePO4等)とを併用する混合正極が有力である。すなわち、高SOC領域の容量を4V級の正極活物質によって確保し、低SOC領域での出力を3V級の正極活物質によって向上させるのである。
ところが、本発明者が作動電位の異なる2種の正極活物質を含有する混合正極を用いた非水電解質二次電池を作製し、その性能を詳細に調査したところ、初期においては意図した性能が得られるものの、サイクル耐久後や充電保存耐久後に電池性能が著しく低下するという、新たな課題が見出された。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、低SOC領域での出力特性に優れ、かつサイクル耐久性および充電保存耐久性に優れる非水電解質二次電池を提供することにある。
本発明者は上記の課題を解決するため鋭意研究を行ったところ、作動電位の異なる2種の正極活物質粒子を含有する混合正極を用いた非水電解質二次電池では、充放電の都度、作動電位の低い方の正極活物質粒子が本来の作動電位より高い電位に曝されるため、充放電に伴う正極活物質粒子の膨張・収縮が激しいものとなり、これにより電極内の導電ネットワークが寸断されていることを知見した。そして本発明者はこれに留まらず、更に研究を重ねることによって、充放電に伴う正極活物質粒子の膨張・収縮を効率的に緩和することができる電極構成を見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の非水電解質二次電池は以下の構成を備える。
(1)非水電解質二次電池は、中空体と該中空体の外殻に担持される第1正極活物質粒子とを含む複合粒子を備える。
中空体は内部に空洞を有するため、中空体の外殻に担持された第1正極活物質粒子の膨張を、当該空洞において吸収・緩和することができる。これにより、第1正極活物質粒子が本来の作動電位よりも高電位で使用され、その膨張が過大となったとしても、電極内の導電ネットワークを維持することができる。
したがって、混合正極に代表される、正極活物質が高い電位に曝露される電極構成を有していても、非水電解質二次電池はサイクル耐久性および充電保存耐久性に優れることができる。
(2)中空体は、外殻に内部の空洞と連通する開口部を有することが好ましい。
本発明者の研究によれば、正極活物質粒子の過大な膨張・収縮は導電ネットワークの寸断を引き起こすだけではなく、電極内における電解液の枯渇(「液枯れ」ともいう)の誘因ともなっている。すなわち、膨張した正極活物質粒子によって、電極内の空隙が圧迫され、電極内に保持されるべき電解液が電極外へと吐出されてしまう。とりわけ、サイクル耐久時には、正極活物質粒子の膨張・収縮の繰り返しが、あたかもポンプのように作用して、液枯れが加速的に進行する。そして正極活物質粒子の膨張と電解液の吐出に伴って、電極内の空隙が徐々に押し潰され、電極の多孔度が低下する。これにより電極内でのイオン移動が阻害され出力特性が低下する。
充放電サイクルに伴う多孔度の低下は、電極内の樹脂成分(典型的には結着材)を増量することにより、ある程度緩和することができる。しかしながら樹脂成分の増量は、すなわち抵抗成分の増量を意味し、出力特性の低下に帰結する。
このように従来技術では、たとえ混合正極が低SOC領域での出力特性に優れる正極活物質粒子を含んでいたとしても、サイクル耐久後および充電保存耐久後においては、十分な出力特性を発揮することができない。
これに対して、上記のように中空体が開口部を有する場合、開口部を通じて電解液が空洞に流入し、空洞内に電解液を保持することができる。空洞に保持された電解液は、第1正極活物質粒子が膨張し、中空体の空洞体積が収縮した際に、一旦空洞から放出されるが、第1正極活物質粒子が収縮し、中空体の空洞体積が復元した際に、再び空洞に吸蔵される。したがって充放電サイクルが繰り返されても、電極の多孔度が維持され、液枯れを防止することができる。これにより、サイクル耐久後および充電保存耐久後の出力特性を確保することができる。
(3)中空体の外殻は、アクリル系樹脂を含むことが好ましい。
アクリル系樹脂は好適な弾性を示し得るため、外殻がアクリル系樹脂を含むことによって、中空体は第1正極活物質粒子の膨張・収縮に対して柔軟に追随することができる。さらに外殻が弾性変形しやすくなり、第1正極活物質粒子が収縮した際に、より多くの電解液を空洞に吸蔵することができる。
またアクリル系樹脂は各種機械的な強度に優れるため、長期に亘って安定に形状を維持することができる。さらにアクリル系樹脂は、電解液に含まれる有機溶媒に対して耐性を有し、正極合材のスラリー化の際に用いられる結着材溶液への分散性にも優れる。
(4)第1正極活物質粒子は、その表面に導電層を有することが好ましい。
これにより第1正極活物質粒子および複合粒子に導電性が付与され、以って出力特性が向上する。
(5)非水電解質二次電池は、第2正極活物質粒子をさらに備え、第1正極活物質粒子のリチウム基準の平均放電電位は、第2正極活物質粒子のリチウム基準の平均放電電位よりも低いことが好ましい。
このようにLi基準の平均放電電位(すなわち作動電位)の異なる2種の正極活物質を用いることにより、低SOC領域の出力特性を向上させることができる。そして通常は、充放電の都度、作動電位の低い第1正極活物質粒子が高い電位に曝されるため、その過大な膨張・収縮によって導電ネットワークが寸断され、サイクル耐久後の出力特性が低下するところ、第1正極活物質粒子は前述のように中空体に担持されるため、サイクル耐久後においても出力特性を確保できる。
ここで「Li基準の平均放電電位」とは、正極活物質の作動電位を表わす指標の一つである。Li基準の平均放電電位は、従来公知の方法で測定することができる。たとえば、一般的な三極式セルと充放電装置を用いて、対極および参照極を金属Liとし、4.2〜2.5V(vs.Li/Li+)程度の範囲において、0.1〜1.0mA/cm2程度の電流密度で、正極活物質から構成される作用極(合材密度:2.5〜3.5g/cm3程度)の放電容量を測定し、放電時に得られた総電力量を放電容量で除することにより、平均放電電位を算出することができる。
なお代表的な正極活物質の平均放電電位(vs.Li/Li+)について列記すると概ね次の通りである。LiCoO2(3.7〜3.8V程度)、LiNiO2(3.6〜3.7V程度)、LiMn24(3.8〜3.9V程度)、LiNi1/3Co1/3Mn1/32(3.7V程度)、LiFePO4(3.3〜3.4V程度)。
(6)第1正極活物質粒子は、オリビン型構造のリチウム含有リン酸塩を含むことが好ましい。
オリビン型構造のリチウム含有リン酸塩は3V級の正極活物質(平均放電電位:3.0〜3.5V程度)となり得る。そのため電池の作動電圧が3.0〜4.1V程度で設計されている場合、低SOC領域の出力向上に寄与できる。
(7)第2正極活物質粒子は、リチウムニッケル複合酸化物を含むことが好ましい。
LiNi1/3Co1/3Mn1/32等のリチウムニッケル複合酸化物は、4V級の正極活物質(平均放電電位:3.5〜4.0V程度)となり得る。したがって第2正極活物質粒子が、リチウムニッケル複合酸化物を含むことにより、高SOC領域の容量を確保することができる。
(8)本発明の別の局面に従えば、非水電解質二次電池の製造方法が提供される。すなわち当該製造方法は、第1正極活物質粒子の表面に導電層を形成する第1工程と、中空体の外殻に第1正極活物質粒子を担持させることにより複合粒子を得る第2工程と、複合粒子と第2正極活物質粒子と導電材と結着材とを混合することにより正極合材を得る第3工程と、を備える。
これにより、高SOC領域の容量が大きく、低SOC領域での出力特性に優れる非水電解質二次電池を製造することができる。
本発明によれば、低SOC領域での出力特性に優れ、かつサイクル耐久性および充電保存耐久性に優れる非水電解質二次電池が提供される。
本発明の一実施形態に係わる複合粒子の構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係わる中空体の構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係わる正極板の構成の一例を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係わる負極板の構成の一例を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係わる電極体の構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る非水電解質二次電池の構成の一例を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る非水電解質二次電池の製造方法の概略を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わる正極板作製工程の概略を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態(以下「本実施形態」とも記す)について詳細に説明するが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。なお以下の説明において、平均粒子径は、レーザ回折・散乱法によって測定されたメジアン径(いわゆるd50)を示すものとする。
〔非水電解質二次電池〕
図6は本実施形態の非水電解質二次電池の構成の一例を示す模式的な断面図である。図6を参照して、電池1000は、角形の外装体500の内部に電極体400と電解液(図示せず)とを備えている。外装体500は、たとえばAl製の筐体であり、電池内部の圧力上昇に応じて電流経路を遮断する圧力型電流遮断機構(Current Interrupt Device:CID)を備えることもできる。
電極体400は、正極板100、負極板200およびセパレータ300を有する。図3および図4を参照して、正極板100および負極板200は、いずれも長尺帯状のシート部材であり、短手方向(幅方向)の片側に、連続して集電芯材が露出した非合材部を有する。
図5を参照して、電極体400は、正極板100と負極板200とがセパレータ300を介して対向するように巻回されてなる。図5に示すように、正極板100および負極板200の非合材部は、電極体400の巻回軸AW上において、互いに異なる方向から露出している。
再び図6を参照して、電極体400において、正極板100の非合材部(正極集電芯材100a)は正極集電板102を介して正極端子104に接続され、負極板200の非合材部(負極集電芯材200a)は負極集電板202を介して負極端子204に接続されている。
以下、電池1000を構成する各部材について説明する。
<正極板>
図3を参照して、正極板100は長尺帯状のシート部材であり、正極集電芯材100aと、正極集電芯材100a上に形成された正極合材部100bとを有する。正極集電芯材100aは、たとえばAl箔である。
正極合材部100bは、複合粒子10、導電材および結着材を含む正極合材が、正極集電芯材100a上に固着されてなる。正極合材部100bは複合粒子10を含む限り、その他の成分を含んでいてもよく、たとえば第2正極活物質粒子を含むことができる。正極合材部100bの正極合材密度は、たとえば2.0〜4.0g/cm3程度である。
(複合粒子)
図1を参照して、複合粒子10は、中空体12と中空体12の外殻SHに担持される第1正極活物質粒子14とを含む。複合粒子10は、第1正極活物質粒子14の膨張を空洞HLによって吸収することができる。したがって第1正極活物質粒子14が、充放電に伴う膨張・収縮がとりわけ大きい材料であっても、正極合材部100b内の導電ネットワークの寸断を抑制できる。
(中空体)
中空体12は、たとえば樹脂材料から構成される外殻SHと、空洞HLとを有する。中空体12は、球状、楕円体状、円柱状、直方体状等の任意の外形を有することができるが、電極内における充填性等の観点から、その外形は球状に近いことが好ましい。中空体12において空洞HLは単数に限られず、空洞HLは複数であってもよい。
図1に示すように、中空体12は、外殻SHに空洞HLと連通する開口部OPを1つ以上有することができる。これにより開口部OPを通じて電解液が空洞HLに流入し、空洞HL内に電解液を保持することができる。そして第1正極活物質粒子14の膨張・収縮に伴って、中空体12が電解液を吸蔵・放出するため、電極内における液枯れの進行を妨げることができる。
開口部OPを有する中空体12は、たとえば次のようにして準備できる。まず熱可塑性樹脂を含む外殻と、膨張剤を含む内包物とを備えるマイクロカプセルを準備する。膨張剤には、たとえば炭化水素等の膨張率の大きい物質を用いることができる。一般に、このようなマイクロカプセルは市場において入手可能である。
次に、マイクロカプセルを加熱する。これにより外殻が軟化するとともに、膨張剤がガス化を始め内圧が上昇し、マイクロカプセルが膨張する。このときマイクロカプセルでは、内圧と外殻の張力とが釣り合って膨張状態が維持される。そして更に加熱を続けると、薄くなった外殻の各所に小さな亀裂が生成される。すなわち、この亀裂が開口部OPとなる。
(外殻)
外殻は、前述のように熱可塑性樹脂から構成されることが好ましい。ここで電解液に対する耐性を考慮すると、外殻の素材としては、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、フッ素系樹脂等が好適である。なかでもアクリル系樹脂は、好適な弾性を示し機械的な強度に優れるため特に好適である。またアクリル系樹脂は、正極合材のスラリー化の際に用いられる結着材溶液〔たとえば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)にポリフッ化ビニリデン(PVdF)が溶解した溶液〕への分散性が良好である。
アクリル系樹脂としては、たとえば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、架橋PMMA、ポリメタクリル酸エチル(PEMA)、架橋PEMA、ポリメタクリル酸ブチル(PBMA)、架橋PBMA等のポリメタクリル酸アルキルや、メタクリル酸メチル/スチレン共重合体、架橋メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール共重合体、架橋アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール共重合体等のアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの共重合体を例示することができる。
(平均粒子径)
中空体12の平均粒子径は、1μm以上15μm以下であることが好ましい。平均粒子径が1μm未満になると、空洞HL内に保持できる電解液量が減少し、サイクル耐久性が低下する場合がある。他方、平均粒子径が15μmを超えると、中空体12の表面に第1正極活物質粒子14を稠密に配置することが難しくなり、導電パスが途切れ抵抗が増加する場合がある。なお、後述する本発明者が行なった実験の結果によれば、中空体12の平均粒子径は、より好ましくは3μm以上12μm以下である。
(平均中空度)
本明細書では、複数の中空体12についての内径IDの算術平均値(平均内径)を外径ODの算術平均値(平均外径)で除した値の百分率を平均中空度と定義する。
ここで図2を参照して、内径IDは中空体12の断面像における空洞HLの定方向径(Feret径)を示すものとし、外径ODは、中空体12の断面像における中空体12の外郭線の定方向径を示すものとする。
中空体12の平均中空度は、従来公知の方法によって測定することができる。具体例として、たとえば、次のような方法を例示することができる。
まず、複数の中空体12をエポキシ樹脂に包理し、該樹脂を硬化した後、ミクロトーム等で断面サンプルを切り出す。次に断面サンプルを透過型電子顕微鏡(TEM)または電子顕微鏡(SEM)を用いて観察する。観察視野中において、複数の中空体12について内径IDおよび外径ODをそれぞれ測定し、その結果の算術平均値を求めることにより、平均内径および平均外径を算出する。そして、平均内径を平均外径で除することにより、平均中空度を算出することができる。このとき測定精度の観点から、中空体の測定個数は、たとえば10個以上であり、好ましくは100個以上であり、より好ましくは1000個以上である。
なお、平均中空度の算出の際に、上記の顕微鏡法による平均外径の代用として、レーザ回折・散乱法による平均粒子径を用いることもできる。
かかる平均中空度は、17%以上83%以下であることが好ましい。平均中空度が17%未満になると、外殻SHの柔軟性が低下して、第1正極活物質粒子14の膨張・収縮に対する追随性が低下する場合がある。他方、平均中空度が83%を超えると、外殻SHの弾性が低下して、変形後に形状の復元が難くなり、空洞HL内に保持できる電解液量が漸減する場合がある。なお、後述する本発明者が行なった実験の結果によれば、平均中空度は、より好ましくは25%以上75%以下である。
(第1正極活物質粒子)
第1正極活物質粒子14は、外殻SHに担持される。第1正極活物質粒子14を外殻SHに担持させる方法としては、たとえば後述するメカノフュージョン法を挙げることができる。中空体12の表面に担持させることを考慮すると、第1正極活物質粒子14は小径粒子であることが好ましい。第1正極活物質粒子14の平均粒子径は、たとえば1〜10μm程度であり、好ましくは1〜5μm程度であり、より好ましくは2〜4μm程度である。
第1正極活物質粒子14は、中空体12の外殻SHに担持されていればよく、必ずしも中空体12の全面を被覆していなくともよい。ただし、複合粒子10の導電性を確保するとの観点から、複合粒子10において中空体12の露出面は少ないことが好ましい。また第1正極活物質粒子14の数量に対して、中空体12の数量が過度に少ない場合には、第1正極活物質粒子の膨張・収縮を十分に吸収できないこともあり得る。そのため、中空体12と第1正極活物質粒子14との複合化処理にあたっては、100質量部の第1正極活物質粒子14に対して、中空体12は5質量部以上70質量部以下の範囲で配合することが好ましく、10質量部以上50質量部以下の範囲で配合することがより好ましい。
第1正極活物質粒子14は、非水電解質二次電池の正極活物質として作用し得るものであればよい。第1正極活物質粒子14としては、たとえば、LiCoO2、LiNiO2、LiNiaCob2(但し式中、a+b=1、0<a<1、0<b<1を満たす。)、LiMnO2、LiMn24、LiNiaCobMnc2(但し式中、a+b+c=1、0<a<1、0<b<1、0<c<1を満たす。)等のリチウム含有遷移金属酸化物や、LiMPO4(但し式中のMは、Co、Ni、MnおよびFeからなる群より選択される1種以上の元素である。)等のリチウム含有リン酸塩を例示することができる。第1正極活物質粒子14は、これらの正極活物質を2種以上含んでいてもよい。
なお正極活物質は、異種元素が微量にドープされたものであってもよいし、金属元素の一部が異種元素によって置換されたものであってもよい。かかる異種元素としては、たとえばMg、Al、Si、Ca、Ti、V、Cr、Zn、Ga、Zr、Nb、Mo、Sn、Hf、W等を例示することができる。
第1正極活物質粒子14は、オリビン型構造のリチウム含有リン酸塩、すなわち一般式LiMPO4(ただし式中のMは、Co、Ni、MnおよびFeからなる群より選択される1種以上の元素である。)で表わされる化合物を含むことが好ましい。かかる化合物は3V級の正極活物質となり得るため、4V級の正極活物質と組み合わせた際に、低SOC領域の出力を高めやすい。
ここで一般式LiMPO4において、式中のMはFeであることがより好ましい。すなわち第1正極活物質粒子14は、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を含むことがより好ましい。リン酸鉄リチウムは、低SOC領域での出力特性に、特に優れているからである。
(導電層)
図1を参照して、第1正極活物質粒子14は、その表面に導電層16を有することが好ましい。特に、第1正極活物質粒子14がリン酸鉄リチウムのように導電性が低い材料である場合には、第1正極活物質粒子14は導電層16を有することが望ましい。第1正極活物質粒子14が導電層16を有することにより、第1正極活物質粒子14および複合粒子10に導電性が付与され、出力特性が更に向上する。
ここで導電層16は、たとえば一般的なカーボン被覆層とすることができる。第1正極活物質粒子14が導電層16を有することは、たとえばSEM観察と電子線マイクロアナライザ(EPMA)による元素分析とを併用することにより確認することができる。
なお導電層16は、必ずしも第1正極活物質粒子14の全面を被覆している必要はなく、少なくとも一部に設けられていればよい。ただし図1に示すように、導電層16は、第1正極活物質粒子14の略全面を薄く均一に被覆するものであることが望ましい。第1正極活物質粒子14において、正極活物質と導電層16(たとえば炭素)との質量比は、たとえば98:2〜99:1程度である。
(第2正極活物質粒子)
本実施形態において正極合材は、第2正極活物質粒子をさらに含むことができる。第2正極活物質粒子としては、先に第1正極活物質粒子14として例示したものを用いることができる。第2正極活物質粒子も、正極活物質を2種以上含んでいてもよい。
正極合材が第2正極活物質粒子を含む場合、第1正極活物質粒子の平均放電電位(vs.Li/Li+)が、第2正極活物質粒子の平均放電電位よりも低くなるように、第1正極活物質粒子および第2正極活物質粒子の組み合わせを選択することが好ましい。
たとえば、第1正極活物質粒子と第2正極活物質粒子との組み合わせを、「第1正極活物質粒子:第2正極活物質粒子」と表示するとき、「LiFePO4:LiNi1/3Co1/3Mn1/32」、「LiFePO4:LiCoO2」、「LiNi1/3Co1/3Mn1/32:LiCoO2」等の組み合わせを例示することができる。このような組み合わせを採用することにより、低SOC領域での出力向上が期待できるからである。
さらに第2正極活物質粒子はリチウム含有遷移金属酸化物のうち、一般式LiNiaCobMnc2(但し式中、0<a<1、0<b<1、0<c<1であり、a+b+c=1を満たす。)で表わされるリチウムニッケル複合酸化物を含むことが好ましい。かかるリチウムニッケル複合酸化物は、高SOC領域における容量が大きくかつ熱安定性に優れるため、第2正極活物質粒子として特に好適である。
なお一般式LiNiaCobMnc2において、式中のa、bおよびcは、より好ましくは0.2<a<0.4、0.2<b<0.4、0.2<c<0.4を満たし、さらに好ましくは0.3<a<0.35、0.3<b<0.35、0.3<c<0.35を満たす。Ni、CoおよびMnの組成比が上記関係を満たすことにより、エネルギー密度および熱安定性のバランスがいっそう向上するからである。
また正極合材の充填性の観点から、第2正極活物質粒子の平均粒子径は、たとえば5〜20μm程度であり、好ましくは5〜15μm程度であり、より好ましくは6〜10μm程度である。
正極合材において、第1正極活物質粒子および第2正極活物質粒子の総量が占める割合は、電池のエネルギー密度の観点から、たとえば80〜98質量%程度であり、好ましくは85〜96質量%程度であり、より好ましくは90〜95質量%程度である。
さらに高SOC領域の容量および低SOC領域の出力を、より高度に両立させるとの観点から、第1正極活物質粒子および第2正極活物質粒子の総質量に対する第1正極活物質粒子の占める割合は、好ましくは1質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは3質量%以上20質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以上15質量%以下である。
(導電材)
正極合材に含まれる導電材は特に制限されるものではなく、従来公知の材料を用いることができる。たとえば、アセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(KB)、グラファイト、気相成長炭素繊維(VGCF)等を用いることができる。正極合材において導電材の占める割合は、たとえば1〜10質量%程度であり、好ましくは2〜5質量%程度であり、より好ましくは3〜5質量%程度である。
(結着材)
正極合材に含まれる結着材も特に制限されるものではなく、従来公知の材料を用いることができる。たとえば、PVdF、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレンオキサイド(PEO)等を用いることができる。正極合材において結着材の占める割合は、たとえば1〜10質量%程度であり、好ましくは1〜5質量%程度であり、より好ましくは1〜3質量%程度である。
<負極板>
図4を参照して、負極板200は長尺帯状のシート部材であり、負極集電芯材200aと、負極集電芯材200a上に形成された負極合材部200bとを有する。負極集電芯材200aは、たとえばCu箔等である。また、負極合材部200bの負極合材密度は、たとえば0.5〜2.5g/cm3程度である。
負極合材部200bは、負極活物質と結着材とを含む負極合材が負極集電芯材200a上に固着されてなる。負極活物質は特に制限されるものではなく、非水電解質二次電池の負極活物質として作用し得るものであればよい。たとえば、黒鉛等の炭素系負極活物質や、Si、Sn等の合金系負極活物質等を用いることができる。負極合材における負極活物質の占める割合は、たとえば90〜99質量%程度である。
結着材も特に制限されるものではなく、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、PTFE、スチレンブタジエンゴム(SBR)等の従来公知の材料を用いることができる。負極合材における結着材の占める割合は、たとえば1〜10質量%程度である。
<セパレータ>
セパレータ300はLi+を透過させるとともに、正極板100と負極板200との電気的な接触を防止する。セパレータ300は、機械的な強度と化学的な安定性の観点からポリオレフィン系材料からなる微多孔膜が好ましい。たとえば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の微多孔膜が好適である。
またセパレータ300は、複数の微多孔膜を積層したものであってもよいし、その表面に無機フィラー(たとえばアルミナ、マグネシア、チタニア等)を含む耐熱層を有するものであってもよい。セパレータ300の厚さは、たとえば5〜40μm程度とすることができる。セパレータ300の孔径および空孔率は、その透気度が所望の値となるように適宜調整すればよい。
<電解液>
電解液は、非プロトン性溶媒に溶質(Li塩)が溶解されてなる液体状の非水電解質である。非プロトン性溶媒としては、たとえば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、γ−ブチロラクトン(GBL)およびビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネート類や、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)およびジエチルカーボネート(DEC)等の鎖状カーボネート類等を用いることができる。これらの非プロトン性溶媒は、電気伝導率や電気化学的な安定性の観点から、2種以上を適宜併用して用いることができる。特に、環状カーボネートと鎖状カーボネートとを混合して用いることが好ましく、環状カーボネートと鎖状カーボネートの体積比は、1:9〜5:5程度が好ましい。具体例を挙げれば、たとえば、EC、DMCおよびEMCの3種を混合して用いることができる。
Li塩としては、たとえば、ヘキサフルオロ燐酸リチウム(LiPF6)、テトラフルオロ硼酸リチウム(LiBF4)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、ヘキサフロオロ砒酸リチウム(LiAsF6)、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドリチウム(Li(CF3SO22N)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)等を用いることができる。また、これらの溶質についても2種以上を併用してもよい。電解液中における溶質の濃度は、特に限定されないが、放電特性および保存特性の観点から0.5〜2.0mol/L程度であることが好ましい。なお本実施形態は、ゲル状あるいは固体状の非水電解質を備えることもできる。
さらに過充電時の安全性を確保するため、電解液は過充電添加剤を含んでいてもよい。ここで過充電添加剤とは、過充電状態の正極活物質と反応してガスを発生させ、それにより電池の内圧を上昇させて、CIDの作動を促す化合物である。かかる過充電添加剤としては、たとえばシクロヘキシルベンゼン(CHB)やビフェニル(BP)等がある。
前述のように従来技術では、サイクル耐久時や充電保存耐久時に、正極合材部で電解液の枯渇が起こり、正極活物質と電解液との接触率が低下する。そのため耐久後の電池では、電解液が過充電添加剤を含んでいても、ガス発生量が少なく、CIDが作動し難い場合もあった。
これに対して本実施形態では、中空体12が電解液の枯渇を抑制するため、サイクル耐久後や充電保存耐久後においてもCIDを確実に作動させることができる。
〔非水電解質二次電池の製造方法〕
本実施形態の非水電解質二次電池は、以下に説明する製造方法によって製造することができる。
図7は本実施形態の非水電解質二次電池の製造方法の概略を示すフローチャートである。図7を参照して、当該製造方法は、工程S100、工程S200、工程S300、工程S400、工程S500および工程S600を備える。
以下、各工程について説明する。
<工程S100>
工程S100では、正極板100を作製する。工程S100は、以下のように第1工程S101、第2工程S102および第3工程S103を含み得る。
(第1工程S101)
図8を参照して、第1工程S101では第1正極活物質粒子14の表面に導電層16を形成する。たとえば、第1正極活物質粒子14の粉末に炭素源を混合して、400〜800℃程度の温度で焼成することにより、炭素を含む導電層16を形成することができる。炭素源としては、たとえば液体炭化水素、アルコール等の液体状の有機化合物、あるいはセルロース等の糖類を用いることができる。
なお、第1正極活物質粒子14が十分な導電性を有する化合物である場合には、第1工程S101を省略してもよい。
(第2工程S102)
第2工程S102では、中空体12の外殻SHに第1正極活物質粒子14を担持させることにより複合粒子10を得る。中空体12の外殻SHに第1正極活物質粒子14を担持させる方法は特に制限されるものではなく、従来公知の粉体加工技術を用いて行なうことができる。その一例として、たとえばメカノフュージョン法を挙げることができる。
ここでメカノフュージョン法とは、異なる素材の粉体に摩擦や圧縮等の機械的なエネルギーを与えて、粒子表面においてメカノケミカル反応を生起させ、粒子同士を融合する、粒子の複合化手法をいう。このような複合化処理が可能な装置としては、たとえば、ホソカワミクロン株式会社製の圧縮磨砕式ミル「オングミル」等がある。
オングミルでは、高速回転する容器の内壁に遠心力によって固定された粉体を、中央で回転するアームのヘッド(プレスヘッド)で圧密する。この際、異なる素材の粒子間(すなわち中空体12と第1正極活物質粒子14との間)にメカノケミカル反応が生起し、中空体12の外殻SHに第1正極活物質粒子14を結合させることができる。アームの回転数および処理時間は、バッチ量等に応じて適宜変更すればよい。たとえば、回転数は10〜50rpm程度、処理時間は60〜180秒間程度とすることができる。
(第3工程S103)
第3工程S103では、複合粒子10と、第2正極活物質粒子と、導電材と、結着材とを混合して正極合材を得る。これらの材料の混合は一般的な粉体混合装置や混練装置を用いて行なうことができる。なお、予め結着材を溶媒に溶解させた溶液を作製しておき、該溶液を上記の材料と混合してもよい。
その後、正極合材を溶媒中で混練してスラリー化し、該スラリーを正極集電芯材100a上に塗工、乾燥して正極合材部100bを形成することにより、正極板100を得ることができる。このとき、正極板100を圧延して正極合材部100bの厚さおよび合材密度を調整してもよい。
またあるいは、正極合材を造粒して造粒物の粉末を得、該造粒物の粉末を圧延してシート状の成形体を得、さらに該成形体を正極集電芯材100aに圧着して正極合材部100bとすることもできる。
<工程S200>
工程S200では負極板200を作製する。たとえば負極活物質と増粘材と結着材とを水中で混練してスラリー化し、該スラリーを負極集電芯材200a上に塗工、乾燥して負極合材部200bを形成することにより、負極板200を作製することができる。この際、負極板200を圧延して負極合材部200bの厚さおよび合材密度を調整してもよい。
<工程S300〜工程S600>
電極体400は、セパレータ300を介して正極板100と負極板200とが対向するように巻回または積層することにより作製できる(工程S300)。次いで電極体400を外装体500に挿入する(工程S400)。そして外装体500に電解液を注液し(工程S500)、さらに外装体500を所定の手段(たとえばレーザ溶接)で封止することにより(工程S600)、本実施形態の非水電解質二次電池(電池1000)を製造することができる。
以上、角形電池を例示して本実施形態の説明を行なったが、これらの説明はあくまでも一例であり、本実施形態は角形電池に限られず、たとえば円筒形電池やパウチ形電池(ラミネート型電池ともいう)等とすることもできる。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下のようにして、各種条件を変更して正極板を作製し、該正極板を用いた電池を製造して電池性能を評価した。
<実施例1>
(正極板の作製:工程S100)
図3を参照して、長尺帯状のシート部材であり、短手方向の片側に連続して正極集電芯材100aが露出した非合材部を有する正極板100を作製した。
(第1工程S101)
第1正極活物質粒子14として、表面に導電層16を有するリン酸鉄リチウム粒子(平均粒子径:3μm)を準備した。ここで導電層16はカーボン(C)から構成し、カーボンと母材であるリン酸鉄リチウム(LiFePO4)との質量比は、LiFePO4:C=99:1とした。
以下の説明および表1においては、この表面に導電層を有するリン酸鉄リチウム粒子を「LiFePO4/C」と記すこととする。
(第2工程S102)
中空体12として、中空粒子(外殻SH:アクリル系樹脂、平均粒子径:6μm、平均内径:3μm、平均中空度:50%)を準備した。この中空体12は、外殻SHに内部の空洞HLと連通する開口部OPを複数有するものであった。なお、ここでの平均中空度および平均内径は100個の中空粒子についての算術平均値である。また今回の実験では平均中空度の算出にあたり、平均外径の代わりに平均粒子径を用いた。
30質量部の中空体12に対して、100質量部の第1正極活物質粒子14を加え、圧縮磨砕式ミル(製品名「オングミル」、ホソカワミクロン株式会社製)を用いて回転数30rpmの条件で120秒間に亘って粒子の複合化処理を行ない、中空体12の外殻SHに第1正極活物質粒子14が担持された複合粒子10を得た。
(第3工程S103)
第2正極活物質粒子としてLiNi1/3Co1/3Mn1/32(平均粒子径:8μm)と、導電材としてAB(製品名「デンカブラック」、電気化学工業株式会社製)と、結着材としてPVdF(品番「KF7200」、株式会社クレハ製)が溶解したNMP溶液とを準備した。
そして、これらの材料を、正極合材の配合比が、第2正極活物質粒子:複合粒子:導電材:結着材=90:13:4:2(質量比)となるように混合し、さらに混練することにより正極合材スラリーを得た。なお複合粒子(13質量部)の内訳は、第1正極活物質粒子(10質量部)と中空体(3質量)とからなる。したがってより詳しくは、正極合材の配合比は、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:3:4:2(質量比)となる。
次いで、ダイコーターを用いて正極合材スラリーを、厚さ20μmのAl箔(正極集電芯材100a)の両主面上に塗工、乾燥して正極合材部100bを形成した。そしてロール圧延機を用いて、正極合材部100bを圧延して正極板100(厚さ:170μm)を得た。
このとき図3を参照して、正極板100の長さ寸法L1は4500mmとし、正極合材部100bの幅寸法W1は94mmとした。
(負極板の作製:工程S200)
図4を参照して、長尺帯状のシート部材であり、短手方向の片側に連続して負極集電芯材200aが露出した非合材部を有する負極板200を作製した。
まず、黒鉛粉末(負極活物質)と、増粘材としてのCMC(品種「BSH−6」、第一工業製薬株式会社製)と、SBR(結着材)とを、負極活物質:増粘材:結着材=100:1:0.8(質量比)となるように混合し、水中で混練することにより、負極合材スラリーを得た。
次いで、ダイコーターを用いて負極合材スラリーを、厚さ14μmのCu箔(負極集電芯材200a)の両主面上に塗工、乾燥して負極合材部200bを形成した。そしてロール圧延機を用いて、負極合材部200bを圧延して負極板200(厚さ:150μm)を得た。
このとき図4を参照して、負極板200の長さ寸法L2は4700mmとし、負極合材部200bの幅寸法W2は100mmとした。
(セパレータの準備)
まず、PP/PE/PPの3層構造を有するセパレータ基材(厚さ:25μm)を準備した。次に、無機フィラーであるアルミナ粒子(96質量部)と、アクリル系樹脂結着材(4質量部)と、溶媒(イオン交換水)とを、クレアミックス(エム・テクニック株式会社製)を用いて混合し、耐熱層となるべきスラリーを得た。そしてグラビアコーターを用いて、該スラリーをセパレータ基材上に塗工、乾燥して基材上に耐熱層を形成した。これによりセパレータ300を得た。
(電解液の調製)
ECとDMCとEMCとを、EC:DMC:EMC=3:4:3(体積比)となるように混合して混合溶媒を得た。次いで該混合溶媒に、LiPF6(1.0mol/L)、CHB(1質量%)およびBP(1質量%)を溶解させることにより、電解液を調製した。
(組み立て:工程S300〜工程S600)
図5を参照して、セパレータ300を介して正極板100と負極板200とが対向するように巻回して楕円状の巻回体を得た。次いで、平板プレス機を用いて、常温下で楕円状の巻回体を偏平状にプレス(面圧:4kN/cm2、時間:2分間)することにより、電極体400を得た(工程S300)。
CID(図示せず)を備える外装体500を準備した。図6を参照して、電極体400の巻回軸AW上の一方の端部に露出した正極集電芯材100aに正極集電板102を溶接し、他方の端部に露出した負極集電芯材200aに負極集電板202を溶接した。次に外装体500に設けられた正極端子104と正極集電板102とを溶接し、負極端子204と負極集電板202とを溶接した。さらに電極体400を外装体500に挿入し(工程S400)、上記で調製した電解液(125g)を注液した(工程S500)。そして外装体500を封止することにより(工程S600)、定格容量24Ahである角形の非水電解質二次電池を得た。
<実施例2>
表1に示すように、中空体12として平均粒子径が3μmである中空粒子を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例2に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例3>
表1に示すように、中空体12として平均粒子径が12μmである中空粒子を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例3に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例4>
粒子の複合化処理において、10質量部の中空体12に対して、100質量部の第1正極活物質粒子14を加えて複合粒子10を得、さらに正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:1:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、実施例4に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例5>
粒子の複合化処理において、50質量部の中空体12に対して、100質量部の第1正極活物質粒子14を加えて複合粒子10を得、さらに正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:5:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、実施例5に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例6>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が6μmであり、平均内径が1.5μmである中空粒子(平均中空度:25%)を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例6に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例7>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が6μmであり、平均内径が4.5μmである中空粒子(平均中空度:75%)を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例7に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例8>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が1μmである中空粒子を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例8に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例9>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が15μmである中空粒子を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例9に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例10>
粒子の複合化処理において、5質量部の中空体12に対して、100質量部の第1正極活物質粒子14を加えて複合粒子10を得、さらに正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:0.5:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、実施例10に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例11>
粒子の複合化処理において、70質量部の中空体12に対して、100質量部の第1正極活物質粒子14を加えて複合粒子10を得、さらに正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:7:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、実施例11に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例12>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が6μmであり、平均内径が1μmである中空粒子(平均中空度:17%)を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例12に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例13>
表1に示すように、中空体12として、平均粒子径が6μmであり、平均内径が5μmである中空粒子(平均中空度:83%)を用いることを除いては、実施例1と同様にして、実施例13に係る非水電解質二次電池を得た。
<比較例1>
中空体12と第1正極活物質粒子14との複合化処理を行なわずに、第1正極活物質粒子14のみを正極合材に対して単純に混合することにより、正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:0:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、比較例1に係る非水電解質二次電池を得た。
<比較例2>
中空体12と第1正極活物質粒子14との複合化処理を行なわずに、これらを正極合材に対して単純に混合することにより、正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=90:10:3:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、比較例2に係る非水電解質二次電池を得た。
<比較例3>
中空体12と第1正極活物質粒子14との複合化処理を行なわずに、中空体12のみを正極合材に対して単純に混合することにより、正極合材の配合を、第2正極活物質粒子:第1正極活物質粒子:中空体:導電材:結着材=100:0:3:4:2(質量比)とすることを除いては、実施例1と同様にして、比較例2に係る非水電解質二次電池を得た。
Figure 2015170508
<評価>
以上のようにして得られた各電池の性能を以下のようにして評価した。なお、以下の説明において電流値の単位「C」は電池の定格容量を1時間で放電する電流値を示すものとする。また「CC」は定電流を、「CV」は定電圧を、「CP」は定電力をそれぞれ示すものとする。
(初期容量の測定)
まず常温(約25℃)環境において、1C(24A)の電流値で4.1Vまで充電した後、5分間休止し、さらに1Cの電流値で3.0Vまで放電した後、5分間休止した。
次に、CC−CV充電(CC電流値:1C、CV電圧:4.1V、終止電流:0.1C)と、CC−CV放電(CC電流値:1C、CV電圧:3.0V、終止電流:0.1C)とを行なって初期容量(放電容量)を測定した。
(サイクル耐久後の容量維持率)
50℃に設定された恒温槽内で、CC充電(電流値:2C、終止電圧:4.1V)およびCC放電(電流値:2C、終止電圧:3.0V)を1サイクルとする充放電サイクルを1000サイクル実行した。
1000サイクル実行後、再度、「初期容量の測定」と同条件でサイクル後容量の測定を行ない、サイクル後容量を初期容量で除した値の百分率をサイクル耐久後の容量維持率とした。結果を表2に示す。なお表2の「サイクル耐久後の容量維持率」の欄に示す数値は、5個の電池についての算術平均値である。
(IV抵抗値)
25℃環境で電池のSOCを60%に調整し、電流値10C(240A)、10秒間のパルス放電を行なって、電圧降下量を測定した。そして電流値と電圧降下量との関係からIV抵抗値を算出した。結果を表2に示す。なお表2の「IV抵抗値」の欄に示す数値は、10個の電池についての算術平均値である。
(低SOC領域での定電力出力値)
25℃に設定された恒温槽内で、0.2C(4.8A)の電流値で4.1Vまで充電した後、5分間休止し、さらに0.2Cの電流値で3.0Vまで放電して容量を確認した。そして確認された容量に基づき、SOC20%に相当する電気量を電池に付与した。
次に、−15℃に設定された恒温槽内に4時間に亘って電池を静置した後、8〜12秒間のCP放電を行なって、10秒で2.5Vに達する定電力出力値を測定した。結果を表2に示す。なお表2の「低SOC定電力出力値」の欄に示す数値は、10個の電池についての算術平均値である。
(充電保存耐久後の容量維持率)
25℃環境において電池のSOCを100%に調整した。そして電池を60℃に設定された恒温槽内で100日間保存した。100日経過後、電池を取り出し、「初期容量の測定」と同条件で保存後容量を測定した。そして保存後容量を初期容量で除した値の百分率を充電保存耐久後の容量維持率とした。結果を表2に示す。なお表2の「充電保存耐久後の容量維持率」の欄に示す数値は、50個の電池についての算術平均値である。
(充電保存耐久後の過充電試験におけるCID作動率)
上記の「充電保存耐久後の容量維持率」と同条件で充電保存を行なった電池を用いて、次の条件で過充電試験を行なった。そして試験後電池の電圧を測定することにより、CIDの作動の有無を確認した。結果を表2に示す。なお表2の「充電保存耐久後の過充電試験におけるCID作動率」の欄に示す数値は、10個の電池のうちCIDが作動した電池の個数を示している。
充電電流:1C(24A)
充電上限電圧:20V
環境温度:25℃。
Figure 2015170508
<結果と考察>
(i)複合粒子について
比較例1は、中空体を有さず、従来技術の如く、第1正極活物質粒子(LiFePO4/C)と第2正極活物質粒子(LiNi1/3Co1/3Mn1/32)とを含む混合正極を備えるものである。比較例1は、初期においては低SOC領域での出力特性に優れるものの、サイクル耐久後および充電保存耐久後における容量維持率が低く、さらには充電保存耐久後におけるCID作動率が低い。この理由は、第1正極活物質粒子(LiFePO4/C)が本来の作動電位よりも高い電位で使用されるため、当該粒子の膨張・収縮量が大きくなり、電極内の導電ネットワークが寸断されるとともに、電極から電解液が吐出されて、液枯れを来すからであると考えられる。
比較例2は、中空体を有するが、サイクル耐久後および充電保存耐久後の容量維持率の改善効果は限定的である。比較例2は、中空体および第1正極活物質粒子を備えるものの、これらは正極合材に対して単純に混合されたものであり、複合粒子を成していない。そのため、出力劣化の根幹である第1正極活物質粒子(LiFeO4/C)の過大な膨張・収縮を、効率的に吸収できていないものと考えられる。
これらの比較例に対して、中空体と該中空体の外殻に担持された第1正極活物質粒子とを含む複合粒子を備える実施例では、低SOC領域での出力特性に優れかつ耐久後の容量維持率が高い傾向が確認できる。この理由は、複合粒子を成す中空体が、第1正極活物質粒子(LiFeO4/C)の過大な膨張・収縮を、効率的に吸収し、かつ電解液を保持して液枯れの進行を妨げるからであると考えられる。
(ii)中空体の平均粒子径について
中空体の平均粒子径が異なる実施例1、2および8を比較すると、実施例1および2は共に優れた性能を示す一方で、実施例8はこれらに比して充電保存耐久後の容量維持率に劣る結果となった。この理由は、実施例8は中空体の平均粒子径が小さいために、中空体の内部に保持できる電解液量が少なくなったからであると考えられる。したがってこれらの結果から、中空体の平均粒子径は、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは3μm以上である。
また実施例1、3および9を比較すると、実施例1および3は共に優れた性能を示す一方で、実施例9はこれらに比してサイクル耐久後の容量維持率に劣る結果となった。この理由は、実施例9は中空体の平均粒子径が大きいために、中空体の表面を第1正極活物質粒子によって十分被覆することができず、複合粒子の導電性が低下して、抵抗が増加したからであると考えられる。したがってこれらの結果から、中空体の平均粒子径は、好ましくは15μm以下であり、より好ましくは12μm以下である。
(iii)中空体の配合量について
複合化処理における中空体の配合量が異なる実施例1、4および10を比較すると、実施例1および4は共に優れた性能を示す一方で、実施例10は耐久後の性能に劣る結果となった。この理由は、実施例10は中空体の配合量が少ないために、第1正極活物質粒子の膨張・収縮を十分に緩和できなかったからであると考えられる。したがってこれらの結果から、100質量部の第1正極活物質粒子に対して、中空体は5質量部以上の範囲で配合することが好ましく、10質量部以上の範囲で配合することがより好ましい。
また実施例1、5および11を比較すると、実施例1および5は共に優れた性能を示す一方で、実施例11は、IV抵抗および低SOC領域での出力特性に劣る結果となった。この理由は、実施例11は電極中における中空体(樹脂成分)の量が多いために、抵抗が増加したからであると考えられる。したがってこれらの結果から、100質量部の第1正極活物質粒子に対して、中空体は70質量部以下の範囲で配合することが好ましく、50質量部以下の範囲で配合することがより好ましい。
(iv)中空体の平均中空度について
中空体の平均中空度が異なる実施例1、6および12を比較すると、実施例1および6は共に優れた性能を示す一方で、実施例12はサイクル耐久後および充電保存耐久後の性能に劣る結果となった。この理由は、実施例12は平均中空度が低いために中空体の柔軟性が低下して、第1正極活物質粒子の膨張・収縮に対する追随性が低下したからであると考えられる。したがってこれらの結果から、中空体の平均中空度は、好ましくは17%以上であり、より好ましくは25%以上である。
また実施例1、7および13を比較すると、実施例1および7は共に優れた性能を示す一方で、実施例13はサイクル耐久後および充電保存耐久後の性能に劣る結果となった。この理由は、実施例13は平均中空度が高いために中空体の弾性が低下し、変形後に形状の復元が難しくなり、中空体の内部に保持できる電解液量が漸減したからであると考えられる。したがってこれらの結果から、中空体の平均中空度は、好ましくは83%以下であり、より好ましくは75%以下である。
(v)比較例3について
3V級の正極活物質である第1正極活物質粒子(LiFePO4/C)を備えず、4V級の正極活物質である第2正極活物質粒子(LiNi1/3Co1/3Mn1/32)のみを備える比較例3は、低SOC領域での定電力出力値が十分ではない。したがって低SOC領域を拡大するとの観点から、非水電解質二次電池は、作動電位の異なる2種以上の正極活物質を備えることが好ましいといえる。
以上の実験結果から次の事項が実証できたといえる。
(1)非水電解質二次電池が、中空体と該中空体の外殻に担持される第1正極活物質粒子とを含む複合粒子を備えることにより、サイクル耐久性および充電保存耐久性が向上する。
(2)非水電解質二次電池が、第2正極活物質粒子をさらに備え、第1正極活物質粒子のLi基準の平均放電電位が、第2正極活物質粒子のLi基準の平均放電電位よりも低い構成を採用することにより、高SOC領域の容量を維持しながら低SOC領域の出力特性を向上させることができる。そして当該非水電解質二次電池は、耐久後においても出力特性の低下が少ない電池である。
以上、本実施形態および実施例について説明を行なったが、今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 複合粒子、12 中空体、14 第1正極活物質粒子、16 導電層、100 正極板、100a 正極集電芯材、100b 正極合材部、102 正極集電板、104 正極端子、200 負極板、200a 負極集電芯材、200b 負極合材部、202 負極集電板、204 負極端子、300 セパレータ、400 電極体、500 外装体、1000 電池、SH 外殻、HL 空洞、OP 開口部、OD 外径、ID 内径、AW 巻回軸 L1,L2 長手方向の長さ寸法、W1,W2 短手方向の長さ寸法。

Claims (7)

  1. 中空体と前記中空体の外殻に担持される第1正極活物質粒子とを含む複合粒子を備える、非水電解質二次電池。
  2. 前記中空体は、前記外殻に内部の空洞と連通する開口部を有する、請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記中空体の前記外殻は、アクリル系樹脂を含む、請求項1または請求項2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記第1正極活物質粒子は、その表面に導電層を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記非水電解質二次電池は、第2正極活物質粒子をさらに備え、
    前記第1正極活物質粒子のリチウム基準の平均放電電位は、前記第2正極活物質粒子のリチウム基準の平均放電電位よりも低い、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記第1正極活物質粒子は、オリビン型構造のリチウム含有リン酸塩を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  7. 前記第2正極活物質粒子は、リチウムニッケル複合酸化物を含む、請求項5に記載の非水電解質二次電池。
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