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JP2015148318A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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JP2015148318A
JP2015148318A JP2014022824A JP2014022824A JP2015148318A JP 2015148318 A JP2015148318 A JP 2015148318A JP 2014022824 A JP2014022824 A JP 2014022824A JP 2014022824 A JP2014022824 A JP 2014022824A JP 2015148318 A JP2015148318 A JP 2015148318A
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JP2014022824A
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泰隆 三浦
Yasutaka Miura
泰隆 三浦
繁幸 岩月
Shigeyuki Iwatsuki
繁幸 岩月
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Hitachi Astemo Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 制動解除時の摩擦パッドをディスクロータの側面から確実に引き戻すことができるパッドリテーナを備えた車両用ディスクブレーキを提供する。【解決手段】 パッドリテーナ10は、一対のリテーナ部10aと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、リテーナ部10a,10aを繋ぐ連結片10cと、耳片6bに当接して摩擦パッド6を反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部10bとを備えている。リテーナ部10aは、外側片10dと、奥側片10eと、内側片10fとを備え、パッド戻し部10bは、リテーナ部10aよりもディスク半径方向外側に設けられる細長片10mを、ディスクロータ方向に延出させた後、内側片方向で、且つ、反ディスクロータ方向に曲げ戻して形成される弾性部10nと、弾性部10nの先端に形成され、耳片6bのディスクロータ側面6gに当接させる耳片当接部10pとを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や自動二輪車等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、キャリパ支持腕に形成したパッドガイド溝に配置され、摩擦パッドの裏板の耳片を支承するパッドリテーナの構造に関する。
従来、摩擦パッドの裏板の両側部にそれぞれ突設した耳片を、キャリパブラケットのキャリパ支持腕に形成されたパッドガイド溝に支承させて、摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に装着する車両用ディスクブレーキでは、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装し、異音の発生を防止するようにしている。
このパッドリテーナとして、耳片に当接して、制動解除時に耳片を反ディスクロータ側に押圧し、摩擦パッドをディスクロータの側面から強制的に離間させるパッド戻し部を一体に備えたものがあり、パッド戻し部は、パッドガイド溝に装着されるリテーナ部の奥側片から、反ディスクロータ方向に延出した細長片をディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に曲げ戻した弾性ループ部と、該弾性ループ部の曲げ戻し端からディスクロータ方向に延出させた戻しばね片とを備えたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−9162号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、摩擦パッドの耳片が、戻しばね片に当接した状態でパッドガイド溝に取り付けられ、制動時に耳片は、戻しばね片を奥側片側に押圧しながらパッドガイド溝内を移動し、制動解除時には、弾性ループ部と戻しばね片とが、初期の形状に復帰することにより、耳片を反ディスクロータ側に押圧し、摩擦パッドをディスクロータの側面から強制的に離間させているが、戻しばね片と奥側片との間に異物等が混入すると、戻しばね片の作動性に影響を及ぼす虞があった。
そこで本発明は、制動解除時の摩擦パッドをディスクロータの側面から確実に引き戻すことができるパッドリテーナを備えた車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕にパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される一対の摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片を、パッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承する車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータの両側のパッドガイド溝にそれぞれ装着される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片と、前記耳片に当接して前記摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部とを備え、前記パッド戻し部は、前記リテーナ部のディスク半径方向外側に設けられる細長片をディスクロータ方向に延出させた後、ディスク半径方向内側方向で、且つ、反ディスクロータ方向に曲げ戻して形成される弾性部と、該弾性部の先端に形成され、前記耳片のディスクロータ側面に当接させる耳片当接部とを備えていることを特徴としている。
また、前記パッドガイド溝は、ディスク半径方向外側面と、ディスク半径方向内側面と、前記ディスク半径方向外側面と前記ディスク半径方向内側面とを結ぶ対向面とを有するコ字状に形成され、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内側端部から、反奥側片方向に突出する内側片とを備え、前記パッド戻し部は、前記外側片の先端部からディスク半径方向外側に突出する突出片を介して設けられると好ましい。さらに、前記耳片当接部は、前記摩擦パッドの重心を通るディスク半径方向線に直交し、且つ、前記重心を通る直交面上に配置されると好適である。また、前記ディスクロータを挟んで対向する前記一対の弾性部は、ディスク回転方向に互いにずれた位置に形成されると好ましい。また、前記耳片当接部は、先端部に、前記ディスクロータ側に突出し、前記摩擦パッドがフル摩耗した際に、前記ディスクロータに摺接するインジケータ部が形成されていると好適である。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、制動時には、摩擦パッドの耳片がパッド戻し部を変形させながらディスクロータ側に移動し、制動解除時には、パッド戻し部が初期の形状に復帰することにより、耳片を反ディスクロータ側に押圧し、摩擦パッドをディスクロータの側面から強制的に離間させる。この時、摩擦パッドの耳片は、従来のようにパッド戻し部上をスライドすることがないことから、パッド戻し部を確実に作動させることができ、摩擦パッドの引き摺りの防止することができる。
また、パッド戻し部は、外側片の先端部からディスク半径方向外側に突出する突出片を介して設けられることから、パッド戻し部を良好に形成することができる。さらに、パッドリテーナの弾性部の先端に形成した耳片当接部を、前記摩擦パッドの重心を通るディスク半径方向線に直交し、且つ、前記重心を通る直交面上に配置したことにより、制動解除時に、耳片当接部が耳片を反ディスクロータ側に良好に押圧し、摩擦パッドをディスクロータの側面から良好に離間させることができる。また、対向する一対の弾性部を、ディスク回転方向に互いにずれた位置に形成することにより、弾性部の長さ寸法を確保しながら、1枚の板材から効率良く材料取りをすることができ、コストの削減化を図ることができる。さらに、耳片当接部は、先端部にインジケータ部が形成されていることにより、パッドリテーナに摩擦パッドの摩耗状態を知らせるインジケータ機能を備えることができ部品点数の削減化を図ることができる。
本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの一部断面背面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの要部拡大断面図である。 同じくパッド戻しスプリングの斜視図である。 同じくパッド戻しスプリングの平面図である。 図7のV−V断面図である。 摩擦パッドがフル摩耗した際の説明図である。 本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの正面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの平面図である。 本発明の第2形態例を示す車両用ディスクブレーキの要部断面図である。 同じくパッド戻しスプリングの斜視図である。
図1乃至図9は本発明の車両用ディスクブレーキの第1形態例を示す図で、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
この車両用ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とを備えている。
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される作用部5aと反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとからなっていて、作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔5dが設けられている。シリンダ孔5dには、有底円筒状のピストン7が収容され、ピストン7は、シリンダ孔5dの底部側とピストン7との間に画成される液圧室8に供給される液圧によって、シリンダ孔5dをディスクロータ方向へ移動するようになっている。また、作用部5aのディスク回転方向両側部には、車体取付腕5e,5eが突設されており、各車体取付腕5eの先端には、それぞれ上述のスライドピン4が、取付ボルト9を介して突設されている。
キャリパ支持腕3a,3aは、キャリパブラケット3のディスク回転方向両側部から、ブリッジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外縁をディスク軸方向に跨ぎ、更にディスクロータ2の他側部で、反作用部5bの側壁に沿ってディスク中心方向へ延びる形状となっている。また、キャリパ支持腕3a,3aの先端部は、タイロッド3bにて連結されていて、制動トルクのかかる両キャリパ支持腕3a,3aの剛性力を高めている。
各キャリパ支持腕3aには、上述のスライドピン4を収容するガイド孔3cが穿設され、また、双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイド溝3d,3dが設けられている。各パッドガイド溝3dは、ディスク半径方向外側面3eとディスク半径方向内側面3fと当該両側面3e,3fを結ぶ対向面3gとを有するコ字状に形成され、各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部にそれぞれ突出した耳片6b,6bを、ディスク回入側と回出側のパッドガイド溝3d,3dに、それぞれパッドリテーナ10を介して支承される。
各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部に耳片6b,6bが突設され、また、裏板6aの一側面にはライニング6cが貼着されている。各耳片6bは、パッドガイド溝3d,3dに挿入可能な略矩形に形成され、ディスク半径方向外側面6dと、ディスク半径方向内側面6eと、ディスク回転方向外側となる外端面6fとを備えている。
上記パッドリテーナ10は、一枚の板材をプレス加工することにより形成され、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ両側のパッドガイド溝3d,3dに装着される一対のリテーナ部10a,10aと、リテーナ部10a,10aのディスク半径方向外側に設けられたパッド戻し部10b,10bと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、一対のリテーナ部10a,10aを繋ぐ連結片10cとから成っている。
各リテーナ部10aは、パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに沿って配置される外側片10dと、対向面3gに沿って配置される奥側片10eと、該奥側片10eのディスクロータの半径方向内側端部からディスク半径方向外側に向けて傾斜させて延設される内側片10fとを備えていて、外側片10dと奥側片10eとは直角に連結されている。
各内側片10fは、基端部のディスク軸方向中央部に、基端側から先端側に向けて、ディスク半径方向内側に向けて傾斜して突出し、パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fに先端が当接する舌片部10gが切り起こして形成されている。さらに、内側片10fの先端側には、ディスク半径方向外側に向けて凸状に湾曲し、耳片6bのディスク半径方向内側面6eを支承する耳片支承部10hが形成されている。また、外側片10dと奥側片10eの反ディスクロータ側には、差込みガイド片10iがそれぞれ外開きに設けられており、摩擦パッド6の耳片6bを容易に差し込めるようになっている。また、連結片10cの中央部には、キャリパ支持腕3aに形成されたロータ溝3hに当接してパッドリテーナ10を位置決めする位置決め片10jが形成されている。
各パッド戻し部10bは、外側片10dの先端部からディスク半径方向外側に突出する突出片10kと、該突出片10kからディスクロータ側に延出する細長片10mを、内側片方向で、且つ、反ディスクロータ方向に、円弧状に曲げ戻して形成される弾性部10nと、該弾性部10nの先端に形成され、耳片6bのディスクロータ側面6gに当接させる耳片当接部10pとを備えている。弾性部10nは、摩擦パッド6の新品時から、ライニング6cがフル摩耗状態となるまでの制動時において、ディスクロータ2の側面と接触しないように、ディスクロータ2から離間した予め設定された所定位置で円弧状に曲げ戻されて形成されている。また、ディスクロータ2を挟んで対向する一対の弾性部10n,10nの先端側は、ディスク回転方向に互いにずれた位置に形成され、弾性部10n,10nの長さ寸法を確保しながら、1枚の板材から良好に材料取りができるようにしている。
各耳片当接部10pは、摩擦パッド6の重心G1を通るディスク半径方向線L1に直交し、且つ、重心G1を通る直交面PL1上にそれぞれ配置され、耳片当接部10pの先端部には、ディスクロータ2側に突出し、摩擦パッド6のライニング6cがフル摩耗した際に、ディスクロータ2の側面に摺接するインジケータ部10qが設けられている。
このように形成されたパッドリテーナ10は、外側片10dを、各パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eにそれぞれ当接させ、各内側片10fの基端部を各パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fの奥側に当接させた状態で、各リテーナ部10aがパッドガイド溝3dにそれぞれ装着されると共に、位置決め片10jにより位置決めされ、各パッド戻し部10bの弾性部10nが、突出片10kからディスクロータ2側に向けてそれぞれ配置される。
各摩擦パッド6は、裏板6aの耳片6b,6bがディスク回入・回出側のパッドガイド溝3d,3dに差し込まれ、耳片6b,6bのディスクロータ側面6g,6gをパッドリテーナ10の耳片当接部10p,10pに当接させると共に、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面6e,6eを内側片10f,10fの耳片支承部10h,10hに当接させることにより、ディスク半径方向外側に付勢された状態となっている。
本形態例は上述のように形成され、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液が液圧室8に供給されると、ピストン7がシリンダ孔5dを前進して、作用部5a側の摩擦パッド6をディスクロータ2の一側面に押圧する。次に、この反力によって、キャリパボディ5がスライドピン4,4に案内されながら、作用部5a方向へ移動し、反作用部5bに設けられた反力爪5fが反作用部5b側の摩擦パッド6をディスクロータ2の他側面へ押圧する。このとき、摩擦パッドの耳片6b,6bは、ディスク半径方向外側面6d,6dがリテーナ部10a,10aの外側片10d,10dに案内され、パッドガイド溝3d,3d内を円滑に移動すると共に、耳片6b,6bのディスクロータ側面6g,6gが、弾性部10n,10nを変形させながら耳片当接部10p,10pをディスクロータ2側に押圧する。
一方、制動を解除して、ピストン7と反力爪5fとが初期位置へ後退すると、弾性部10n,10nが初期の形状に復帰しようとするため、耳片当接部10p,10pに当接している耳片6b,6bを反ディスクロータ側へ押圧し、各摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から強制的に離間させる。これにより、各摩擦パッド6の引き摺りを防止することができる。
さらに、摩擦パッド6のライニング6cがフル摩耗した際の制動時には、図6に示されるように、耳片6b,6bがディスクロータ2側へ移動するのに伴って、弾性部10n,10nを変形させながら耳片当接部10p,10pをディスクロータ2側に押圧すると共に、インジケータ部10q,10qがディスクロータ2の側面に摺接し、摺接音によりライニング6c,6cの摩耗状態を知らせることができる。また、このとき、弾性部10n,10nとディスクロータ2の側面との間には僅かな隙間が形成された状態となっており、弾性部10n,10nがディスクロータ2の側面に摺接することはない。
このように、本形態例の車両用ディスクブレーキ1によれば、従来のように、制動時及び制動解除時に、摩擦パッド6の耳片6b,6bがパッド戻し部10b,10b上をスライドすることがないことから、パッド戻し部10b,10bを確実に作動させることができ、摩擦パッド6の引き摺りを確実に防止することができる。また、パッド戻し部10bは、外側片10dの先端部からディスク半径方向外側に突出する突出片10kを介して設けられることから良好に形成することができる。さらに、対向する一対の弾性部10n,10nを、ディスク回転方向に互いにずれた位置に形成することにより、弾性部10n,10nの長さ寸法を確保しながら、1枚の板材から効率良く材料取りをすることができ、コストの削減化を図ることができる。さらに、耳片当接部10pを、摩擦パッド6の重心G1を通るディスク半径方向線L1に直交し、且つ、重心G1を通る直交面PL1上に配置したことにより、制動解除時に耳片当接部10pが耳片6bを反ディスクロータ側に良好に押圧し、摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から良好に離間させることができる。また、耳片当接部10pは、先端部にインジケータ部10qが形成されていることにより、パッドリテーナ10に摩擦パッド6の摩耗状態を知らせるインジケータ機能を備えることができ、部品点数の削減化を図ることができる。
図10乃至図11は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例のパッドリテーナ11の弾性部11aは、突出片10kからディスクロータ側に延出する細長片11bを、内側片方向に向けて、漸次ディスクロータ側に傾斜させた第1傾斜片11cと、該第1傾斜片11cの先端部から内側片方向に向けて、漸次反ディスクロータ側に傾斜させた第2傾斜片11dとを備え、第2傾斜片11dの先端部に耳片当接部11eとインジケータ部11fとが形成されている。
尚、本発明は、上述の各形態例に限るものではなく、パッドリテーナの弾性部にインジケータ部を設けていないものでも良い。さらに、パッド戻し部を、突設片を介すことなく、外側片に直接連続させて形成しても良い。また、パッドリテーナの連結片や取付片の形状及び、差し込みガイド片や位置決め片の形状は任意である。さらに、摩擦パッドのライニングがフル摩耗した際に、パッドリテーナの耳片当接部が、摩擦パッドの重心G1を通るディスク半径方向線L1に直交し、且つ、重心G1を通る直交面PL1上に配置されるようにしても良い。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…タイロッド、3c…ガイド孔、3d…パッドガイド溝、3e…ディスク半径方向外側面、3f…ディスク半径方向内側面、3g…対向面、3h…ロータ溝、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…シリンダ孔、5e…車体取付腕、5f…反力爪、6…摩擦パッド、6a…裏板、6b…耳片、6c…ライニング、6d…ディスク半径方向外側面、6e…ディスク半径方向内側面、6f…外端面、6g…ディスクロータ側面、7…ピストン、8…液圧室、9…取付ボルト、10…パッドリテーナ、10a…リテーナ部、10b…パッド戻し部、10c…連結片、10d…外側片、10e…奥側片、10f…内側片、10g…舌片部、10h…耳片支承部、10i…差込みガイド片、10j…位置決め片、10k…突出片、10m…細長片、10n…弾性部、10p…耳片当接部、10q…インジケータ部、11…パッドリテーナ、11a…弾性部、11b…細長片、11c…第1傾斜片、11d…第2傾斜片、11e…耳片当接部、11f…インジケータ部

Claims (5)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕にパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される一対の摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片を、パッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承する車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータの両側のパッドガイド溝にそれぞれ装着される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片と、前記耳片に当接して前記摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部とを備え、前記パッド戻し部は、前記リテーナ部のディスク半径方向外側に設けられる細長片をディスクロータ方向に延出させた後、ディスク半径方向内側方向で、且つ、反ディスクロータ方向に曲げ戻して形成される弾性部と、該弾性部の先端に形成され、前記耳片のディスクロータ側面に当接させる耳片当接部とを備えていることを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記パッドガイド溝は、ディスク半径方向外側面と、ディスク半径方向内側面と、前記ディスク半径方向外側面と前記ディスク半径方向内側面とを結ぶ対向面とを有するコ字状に形成され、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内側端部から、反奥側片方向に突出する内側片とを備え、前記パッド戻し部は、前記外側片の先端部からディスク半径方向外側に突出する突出片を介して設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記耳片当接部は、前記摩擦パッドの重心を通るディスク半径方向線に直交し、且つ、前記重心を通る直交面上に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
  4. 前記ディスクロータを挟んで対向する前記一対の弾性部は、ディスク回転方向に互いにずれた位置に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。
  5. 前記耳片当接部は、先端部に、前記ディスクロータ側に突出し、前記摩擦パッドがフル摩耗した際に、前記ディスクロータに摺接するインジケータ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。
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