JP2015142034A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭化珪素基板上にMOSFETを形成する場合において、ゲート絶縁膜と炭化珪素基板との境界近傍の界面準位密度を低減するために窒化を伴う熱処理を行うと、MOSFETの容量とゲート電圧との関係でCVヒステリシスが生じ、半導体装置の信頼性が低下する。
【解決手段】炭化珪素基板上に形成した絶縁膜に対し、窒化を伴う熱処理を行う(ステップS7)。次に、不活性ガスの雰囲気で当該絶縁膜を熱処理する(ステップS9)。その後、炭化珪素基板上に、当該絶縁膜によりゲート絶縁膜が構成された電界効果トランジスタを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】炭化珪素基板上に形成した絶縁膜に対し、窒化を伴う熱処理を行う(ステップS7)。次に、不活性ガスの雰囲気で当該絶縁膜を熱処理する(ステップS9)。その後、炭化珪素基板上に、当該絶縁膜によりゲート絶縁膜が構成された電界効果トランジスタを形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、炭化珪素半導体基板を用いる半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べてバンドギャップが大きく、絶縁破壊電界は1桁程度大きいという特徴を持つため、パワーデバイスに用いる材料として有望視されている。
炭化珪素基板上に形成するデバイス構造として、トレンチゲート構造を有するMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)は、プレーナー構造を有するMOSFETと比較して、微細化および低オン抵抗化が可能であることから、実用化が期待されている。また、MOSFETのゲート絶縁膜を形成する方法としては、半導体基板を熱酸化して熱酸化膜を形成し、当該熱酸化膜をゲート絶縁膜とすることが知られている。
特許文献1(特開2005−116893号公報)には、炭化珪素半導体基板上に熱酸化により絶縁膜を形成した後、窒化を伴うガス雰囲気で熱処理を行うことで、電界効果トランジスタのゲート絶縁膜を構成する当該絶縁膜と炭化珪素半導体基板との境界の界面の品質を改善させることが記載されている。
Si(シリコン)からなる半導体基板を用いた半導体装置に比べ、炭化珪素(SiC)を用いた半導体基板上の電界効果トランジスタでは、ゲート絶縁膜の界面準位密度が高いことに起因して電子の移動度が低下する問題がある。この問題に対しては、ゲート酸化膜の形成工程と、各種ガスによるアニール条件を最適化することで、界面準位密度を低減する技術が知られている。
上記の各種ガスによるアニール条件の最適化とは、具体的には、ゲート絶縁膜となる絶縁膜に対し、窒化を伴うガス雰囲気でアニールを行うことである。つまり、ゲート絶縁膜となる酸化膜の形成時のアニール、または形成後のアニールを、当該酸化膜中に窒素が入るようなガス(例えばN2O(一酸化二窒素)ガス)雰囲気で行う。これにより、ゲート絶縁膜と半導体基板との界面における界面準位密度を低減することができる。
しかし、このようにゲート絶縁膜に対して窒化を伴うガス雰囲気でアニールを行った場合、CVヒステリシスが発生することで、半導体装置の信頼性が低下する問題がある。
また、トレンチゲート構造を有するMOSFETのゲート絶縁膜を熱酸化法により形成する場合、熱酸化膜は半導体基板の面方位に依存して成膜されるため、トレンチ内の側壁に形成される熱酸化膜は、半導体基板の主面側に形成される熱酸化膜に比べて成膜性が悪くなる。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である半導体装置の製造方法は、炭化珪素基板上に形成した絶縁膜に対し、窒化を伴う熱処理を行った後、不活性ガスの雰囲気で当該絶縁膜を熱処理し、その後、炭化珪素基板上に、当該絶縁膜をゲート絶縁膜とする電界効果トランジスタを形成するものである。
本願において開示される一実施の形態によれば、半導体装置の信頼性を向上させることができる。特に、MOSFETにおけるゲート絶縁膜の界面準位密度を低減し、かつCVヒステリシスの発生を防ぐことができる。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
(実施の形態1)
本実施の形態の半導体装置は、炭化珪素半導体基板上に形成するMOSFETに関するものである。以下では、本実施の形態の半導体装置の製造方法について、図1に示す製造工程のフローに沿って、図2〜図6を用いて説明する。図1は、本実施の形態の半導体装置の製造工程のフローである。図2〜図6は、本実施の形態の半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
本実施の形態の半導体装置は、炭化珪素半導体基板上に形成するMOSFETに関するものである。以下では、本実施の形態の半導体装置の製造方法について、図1に示す製造工程のフローに沿って、図2〜図6を用いて説明する。図1は、本実施の形態の半導体装置の製造工程のフローである。図2〜図6は、本実施の形態の半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
まず、図2に示すように、上方にエピタキシャル層EPが形成された半導体基板SBを準備する(図1のステップS1)。半導体基板SBおよびエピタキシャル層EPのそれぞれは炭化珪素(SiC)からなり、n型の不純物として、例えばN(窒素)、P(リン)またはAs(ヒ素)が導入されている。具体的には、半導体基板SBは4H−SiC基板である。
エピタキシャル層EPは半導体基板SBの上面上にエピタキシャル成長法を用いて形成された半導体層であり、半導体基板SBのn型の不純物の濃度は、エピタキシャル層EPのn型の不純物の濃度よりも高い。ここでは、半導体基板SBおよびその上のエピタキシャル層EPからなる基板を炭化珪素基板(炭化珪素半導体基板)CSと呼ぶ。
エピタキシャル層EPの上面、つまり炭化珪素基板CSの主面の面方位は、(0001)面である。半導体基板SBの下面であって、エピタキシャル層EPが接していない方の面は、炭化珪素基板CSの主面の反対側の面、つまり炭化珪素基板CSの裏面である。
続いて、炭化珪素基板CSの上面に、イオン注入法を用いてp型の不純物を比較的低い濃度で打ち込むことにより、p型ウエルPWを形成する。p型の不純物としては、例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素)を用いる。また、p型ウエルPWの形成深さは、エピタキシャル層EPと半導体基板SBとの界面よりも浅い深さである。
次に、炭化珪素基板CSの上面に、拡散層DFを形成する(図1のステップS2)。拡散層DFは、レジストパターン(図示しない)をマスクとして用いて、炭化珪素基板CSの上方からn型の不純物をイオン注入することで形成する。n型の不純物としては、例えばN(窒素)、P(リン)またはAs(ヒ素)が用いられる。平面視において、拡散層DFは、後の工程で形成されるゲート電極GE(図4参照)を挟むように配置する。一対の拡散層DFは、後の工程で形成するMOSFETQ1(図4参照)のソース・ドレイン領域を構成する。
次に、図示しない領域において、炭化珪素基板CSの上面に、上記のp型の不純物を比較的高い濃度で導入し、p型の半導体層を形成する。
その後、熱処理を行って、上記工程により炭化珪素基板CS内に導入したn型の不純物およびp型の不純物を活性化させる。このような熱処理は、炭化珪素基板CSを用いている場合、通常の珪素基板を用いた場合よりも高温で行われており、例えば1600℃以上の高温で行われる。ここで、ウエルPWおよび拡散層DFなどの活性化処理を行わず、後述するゲート絶縁膜などの形成後に活性化のための熱処理を行うと、当該ゲート絶縁膜の膜厚が変動するなどの不具合が生じる。このため、本実施の形態では、ウエルPWおよび拡散層DFなどの活性化処理を、ゲート絶縁膜の形成よりも先に行う。
次に、炭化珪素基板CSの表面の有機物または酸化シリコン膜などを除去する清浄化工程を行う(図1のステップS3)。続いて、炭化珪素基板CSを熱処理することで、炭化珪素基板CSの上面に熱酸化膜、つまり酸化シリコン膜を形成する(図1のステップS4)。続いて、例えばHF(フッ酸)を用いて炭化珪素基板CSの上面上に形成された上記熱酸化膜を除去する(図1のステップS5)。このようにして、炭化珪素基板CSの表面の状態を改善する。
その後、図3に示すように、炭化珪素基板CS上に、絶縁膜である酸化シリコン膜IF1を形成する(図1のステップS6)。酸化シリコン膜IF1は、TDMAS(トリスジメチルアミノシラン)およびO3(オゾン)を用いたALD(Atomic Layer Deposition)法により、400℃以上で炭化珪素基板CS上に酸化膜を堆積することで形成する。酸化シリコン膜IF1は、具体的には、例えば二酸化シリコン(SiO2)からなる。酸化シリコン膜IF1の膜厚は例えば50nm程度である。ただし、酸化シリコン膜IF1は、ALD法に限らず、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、50nm程度の膜厚で形成してもよい。
ここでは、ALD法またはCVD法を用いて、酸化シリコン膜IF1を堆積酸化膜として形成することについて説明したが、酸化シリコン膜IF1は、熱酸化法により形成してもよい。熱酸化法を用いる場合は、酸化ガス雰囲気において、上面が露出した炭化珪素基板CSを1000℃以上で熱処理することで、炭化珪素基板CS上に厚さ40nm程度の酸化シリコン膜IF1を形成する。上記酸化ガスは、例えばO2(酸素)またはH2O(水)を含む。つまり、当該熱酸化法による成膜は、酸素雰囲気、または水蒸気雰囲気で行うことができる。当該酸化ガスには、不活性ガスが含まれていてもよい。
次に、炭化珪素基板CSおよび酸化シリコン膜IF1に対し、窒化を伴うガス(例えばN2O(一酸化二窒素)ガス)雰囲気において、1050℃以上で熱処理を行う(図1のステップS7)。以下では、この熱処理を第1熱処理と呼ぶ場合がある。第1熱処理において用いるガスは、Si(シリコン)に対して当該ガス雰囲気において熱処理を行うことで、窒化を伴うガスであれば、N2Oガス以外のガスであってもよい。つまり、N2Oガスに代えて、例えばNO(一酸化窒素)ガスまたはNH3(アンモニア)ガスなどを用いても良い。本願では、窒化を伴うガス雰囲気で熱処理を行うことを、窒化アニールと呼ぶ場合がある。
ここでは、上記のように例えばN2Oガス雰囲気で第1熱処理を行い、酸化シリコン膜IF1を一部窒化させることで、酸化シリコン膜IF1と炭化珪素基板CSとの境界における界面準位の密度を低減することができる。Si(シリコン)を用いた半導体装置に比べ、炭化珪素(SiC)を用いた半導体基板上の電界効果トランジスタでは、ゲート絶縁膜の界面準位密度が高いことに起因して電子の移動度が低下することが考えられるが、上記のように窒化アニールを行うことで、界面準位密度を低減し、半導体装置の性能を向上させることができる。
次に、炭化珪素基板CSの温度を700℃以下に低下させた後、炭化珪素基板CSを大気曝露する(図1のステップS8)。つまり、酸化シリコン膜IF1が形成された炭化珪素基板CSの温度を下げた状態で、炭化珪素基板CSを、熱処理装置などを含む処理装置から取出し、炭化珪素基板CSおよび酸化シリコン膜IF1の表面を大気に晒す。
次に、炭化珪素基板CSを熱処理装置に挿入した後、炭化珪素基板CSおよびその上の酸化シリコン膜IF1に対し、不活性ガス(例えばN2(窒素)ガス)雰囲気において850℃以上で熱処理を行う(図1のステップS9)。以下では、この熱処理を第2熱処理と呼ぶ場合がある。
不活性ガスを用いた第2熱処理工程は、後述するように、炭化珪素基板CS上に形成するMOSFETにおけるヒステリシス特性の発生を防ぐために行う工程である。第2熱処理において用いる不活性ガスは、N2ガスに代わり、Ar(アルゴン)ガスまたはHe(ヘリウム)ガスを用いることもできる。
図1では、第1熱処理を「窒化アニール」と表記し、第2熱処理を「窒素アニール」と表記している。ただし、第2熱処理は、上記のように窒素ガス以外のガスを用いて熱処理を行ってもよい。
ここで、第2熱処理の前に、他の熱処理工程を行ってもよい。つまり、例えば第2熱処理の前であって、第1熱処理の前または後に、例えば、N2O(一酸化二窒素)ガス、NO(一酸化窒素)ガスまたはNH3(アンモニア)ガスなどのように、窒化を伴うガスの雰囲気において、炭化珪素基板CSを熱処理してもよい。ただし、第2熱処理の後は、後述するゲート電極GEを形成するまで、窒化を伴うガス雰囲気での熱処理を行わない。これは、酸化シリコン膜IF1が窒化することを防ぐためである。
次に、図4に示すように、酸化シリコン膜IF1上にポリシリコンまたは金属などからなる導電膜を形成する。当該導電膜は、例えばCVD法またはスパッタリング法などにより形成することができる。その後、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて、上記導電膜および酸化シリコン膜IF1を所定のパターンに加工する。これにより、上記導電膜からなるゲート電極GEを形成し、また、酸化シリコン膜IF1からなるゲート絶縁膜GFを形成する(図1のステップS10)。以上の工程により、ゲート電極GE、ゲート絶縁膜GFおよびソース・ドレイン領域からなるMOSFETQ1が形成される。
次に、図5に示すように、MOSFETQ1を層間絶縁膜CLにより覆う。例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜CLは、CVD法などを用いて形成する。
次に、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて層間絶縁膜CLを開口して複数のコンタクトホールを形成する。続いて、コンタクトホール内の底部において、ゲート電極GE、および、ソース・ドレイン領域である拡散層DFのそれぞれの上面に、周知の技術を用いてシリサイド層SCを形成する。シリサイド層SCは例えばNiSi(ニッケルシリサイド)やTiSi(チタンシリサイド)からなる。なお、シリサイド層は後述のコンタクトプラグCPとなる金属膜を形成する前にバリアメタルとして形成され、そのバリアメタルに熱処理を加えることで基板と反応して形成される。
次に、例えばスパッタリング法などを用いて、炭化珪素基板CS上に金属膜を形成することで、各コンタクトホールを完全に埋め込む。続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いて当該金属膜をパターニングする。これにより、複数のコンタクトホール内に埋め込まれた当該金属膜からなるコンタクトプラグCPと、層間絶縁膜CL上に露出する当該金属膜からなるパッドPDとを形成する。
複数のパッドPDは、コンタクトプラグCPおよびシリサイド層SCを介して、ゲート電極GEまたは拡散層DFに電気的に接続されている。以上により、MOSFETQ1を含む本実施の形態の半導体装置が完成する。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法の効果について、図7〜図11、図21および図22を用いて説明する。図7および図8は、本実施の形態の半導体装置のCV(容量−電圧)特性を示すグラフである。図9は、複数の半導体装置におけるヒステリシスの大きさを比較するグラフである。図10は、ゲート絶縁膜の上面からの深さとN(窒素)の分布との関係を示すグラフである。図11は、ゲート絶縁膜の上面からの深さとH(水素)の分布との関係を示すグラフである。図21および図22は、比較例として示す半導体装置のCV特性を示すグラフである。
炭化珪素半導体基板を用いた半導体装置では、炭化珪素基板上にMOSFETのゲート絶縁膜を構成する膜として、堆積酸化膜または熱酸化膜を炭化珪素基板上に形成した後、当該酸化膜を、窒化を伴うガスの雰囲気において熱処理することが考えられる。これは、図1のステップ7と同様の工程である。
上記のようにして窒化アニールを施した酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成した場合、ゲート絶縁膜と炭化珪素基板との境界の界面準位密度を低減することができる。これは、上記窒化アニールにより、上記酸化膜の表面のダングリングボンド(未結合手)を終端化することで、界面準位を低減することができるためである。
しかし、図21および図22に示すように、上記のように酸化膜を窒化アニールした後、窒素などの不活性ガスによる熱処理を行わずに、当該酸化膜をゲート絶縁膜として用いた場合、当該ゲート絶縁膜を有するMOSFETのCV特性には大きなヒステリシスが発生する。図21および図22は、比較例の半導体装置の特性を示すグラフであって、縦軸をMOSFETのゲート電極と半導体基板との間における単位面積当たりの容量とし、横軸をゲート電極に印加する電圧とするグラフである。つまり、図21および図22は、比較例の半導体装置のCV(容量−電圧)特性を示すグラフである。
図21は、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜を熱酸化法により形成し、当該酸化膜に窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行わずに、当該酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成した場合のMOSFETのCV特性を示している。図22は、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜をALD法などの堆積法により形成し、当該酸化膜に窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行わずに、当該酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成した場合のMOSFETのCV特性を示している。図21および図22では、マイナス側からプラス側にゲート電圧を変化させた場合、つまり順方向に電圧を変化させて印加した場合のグラフを実線で示し、プラス側からマイナス側にゲート電圧を変化させた場合、つまり逆方向に電圧を変化させて印加した場合のグラフを破線で示している。
図21および図22に示すように、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜に対して窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行わなかった比較例の半導体装置では、順方向に電圧を印加した場合と逆方向に電圧を印加した場合とで、所定の範囲の電圧の印加時に容量の値に差が生じる現象、つまりヒステリシスが生じる。本願では、このヒステリシスをCVヒステリシスと呼ぶ。
CVヒステリシスの発生は、窒化アニールの際に炭化珪素基板上の酸化膜内、つまりゲート絶縁膜内にC(炭素)が残留し、また、当該酸化膜と炭化珪素基板との界面にC(炭素)またはH(水素)が残留し、トラップが生じることが一つの原因であると考えられる。CVヒステリシスは、主にSi(シリコン)からなる半導体基板上に形成したMOSFETでは観測されず、問題となることは殆どないが、炭化珪素半導体基板上に形成したMOSFETでは生じやすい。
CVヒステリシスが生じると、MOSFETの特性が不安定となり、半導体装置の信頼性が低下する問題が生じる。また、ゲート絶縁膜内に電子を捕獲するトラップが発生するため、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と半導体基板との間でリーク電流が流れやすくなり、また、ゲート絶縁膜における絶縁破壊が生じやすくなる。
上記のように、炭化珪素基板上に形成した絶縁膜であって、後にゲート絶縁膜となる酸化膜に対して窒化アニールを行い、その後に不活性ガス雰囲気での熱処理を行わずに、当該酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成し、MOSFETを形成した場合、CVヒステリシスおよびゲート絶縁膜内のトラップの発生により、半導体装置の信頼性が低下する問題が生じる。
これに対し、本発明者らは、窒化アニールを行った後に、N2(窒素)ガスなどの不活性ガスを用いて熱処理を行うことにより、界面準位密度の低減と、CVヒステリシス特性の改善とを両立できることを見出した。ここで、本実施の形態の半導体装置を構成するMOSFETのCV特性を図7および図8に示す。図7および図8は、図21および図22と同様に、MOSFETの容量とゲート電圧との関係を示すグラフである。
図7は、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜を熱酸化法により形成し、当該酸化膜に窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行い、その後、当該酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成した場合のMOSFETのCV特性を示している。図8は、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜をALD法などの堆積法により形成し、当該酸化膜に窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行い、その後、当該酸化膜を加工してゲート絶縁膜を形成した場合のMOSFETのCV特性を示している。図7および図8では、順方向に電圧を印加した場合のグラフを実線で示し、逆方向に電圧を印加した場合のグラフを破線で示している。
図7および図8に示すように、本実施の形態のMOSFETでは、順方向に電圧を印加した場合のグラフと、逆方向に電圧を印加した場合のグラフとが殆ど重なっており、ヒステリシスが殆ど生じていない。図21および図22に示す比較例のCV特性では、順方向に電圧を印加した場合のグラフと、逆方向に電圧を印加した場合のグラフとにより囲まれた範囲が大きく、順方向特性と逆方向特性とに大きく隔たりが生じていることから、大きなヒステリシスが生じていることが分かる。これに対し、図7および図8では、ヒステリシスの発生が抑えられている。
ここで、図9に、比較例の半導体装置におけるヒステリシスの量と、本実施の形態の半導体装置のヒステリシスの量とを比較するグラフを示す。図9の縦軸は、ゲート電圧のフラットバンド電圧における、順方向電圧と逆方向電圧との差であるΔVfbを示しており、ここでは比較例の半導体装置におけるフラットバンド電圧の差ΔVfbを1としたときの、本実施の形態の半導体装置のフラットバンド電圧の差ΔVfbの相対的な値を示している。図9に示す縦軸、つまりフラットバンド電圧の差ΔVfbを示す「Vfb Reverse−Vfb Forward」は、CVヒステリシスの大きさに比例している。
図9では、左側から順に、棒グラフ1A〜1Fが示されている。棒グラフ1A〜1Cは、ゲート絶縁膜を熱酸化法により形成した場合の測定結果を示しており、棒グラフ1D〜1Fは、ゲート絶縁膜をALD法などの堆積法により形成した場合の測定結果を示している。棒グラフ1Aおよび1Eは、比較例の半導体装置、つまりゲート絶縁膜を構成する酸化膜に対し、窒化アニールを行い、その後不活性ガス雰囲気での熱処理を行っていない場合において、当該酸化膜をゲート絶縁膜として用いたMOSFETにおけるフラットバンド電圧の差を示している。
棒グラフ1B、1C、1Eおよび1Fは、本実施の形態の半導体装置、つまりゲート絶縁膜を構成する酸化膜に対し、窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理を行った場合において、当該酸化膜をゲート絶縁膜として用いたMOSFETにおけるフラットバンド電圧の差を示している。また、棒グラフ1B、1Eには、不活性ガス雰囲気での熱処理(第2熱処理)を850℃で行った場合の測定結果を示し、棒グラフ1C、1Fには、不活性ガス雰囲気での熱処理(第2熱処理)を1000℃で行った場合の測定結果を示している。
図9に示すように、比較例のMOSFETにおける順方向のゲート電圧と逆方向のゲート電圧との差を1とした場合、本実施の形態のMOSFETでは、棒グラフ1B、1C、1Eおよび1Fにおいて当該差の値が0.15未満となり、CVヒステリシスの量が大幅に低減されていることが分かる。特に、棒グラフ1Bおよび1Eと、棒グラフ1Cおよび1Fとを比較すると、不活性ガス雰囲気での熱処理を850℃で行うよりも、1000℃で行う方が、CVヒステリシスの改善効果が大きいことが分かる。
このようにCVヒステリシスの改善効果は、不活性ガス雰囲気での第2熱処理の温度が低いほど小さくなり、当該温度が高いほど大きくなる。本発明者らの実験結果により、第2熱処理の温度が850℃よりも低い場合、CVヒステリシスの改善効果が小さく、CVヒステリシスの発生が問題となることが判明している。また、当該温度が1000℃以上であれば、CVヒステリシスの量を非常に小さく抑えることができる。このため、CVヒステリシスの発生を防ぐ観点から、第2熱処理の温度は850℃以上であることが好ましく、また、1000℃以上であることがより好ましい。
上記のように、本実施の形態の半導体装置の製造方法においてヒステリシスの発生を抑えることができた理由は、ゲート絶縁膜を構成する絶縁膜に対する窒化アニールの後に、N2(窒素)ガスなどの不活性ガスを用いて熱処理を行うことで、当該絶縁膜を窒化することなく、当該絶縁膜内および当該絶縁膜と炭化珪素基板との界面近傍から水素を脱離させたことにあると考えられる。ここで、図10および図11に、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)によりゲート絶縁膜と炭化珪素基板との界面近傍における、窒素および水素の濃度を示す。
図10は、縦軸をN(窒素)の濃度とし、横軸を、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜の上面から下方に向かう深さとするグラフである。図11は、縦軸をH(水素)の濃度とし、横軸を、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜の上面から下方に向かう深さとするグラフである。つまり、図10は窒素濃度とゲート絶縁膜の上面からの深さとの関係を示すグラフであり、図11は水素濃度とゲート絶縁膜の上面からの深さとの関係を示すグラフである。ここで、ゲート絶縁膜を構成する酸化膜の膜厚は35nm程度であるので、図10および図11において、横軸の深さが約35nmの位置にゲート絶縁膜と炭化珪素基板との界面が存在する。よって、約35nmの深さよりも浅い領域は酸化膜の内部であり、約35nmの深さよりも深い領域は炭化珪素基板の内部である。
図10および図11では、ゲート絶縁膜となる熱酸化膜に対して窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での第2熱処理を行っていない場合のグラフ、つまり比較例のグラフを、黒い菱形のプロットを繋げて示している。また、図10および図11では、ゲート絶縁膜となる熱酸化膜に対して窒化アニールを行った後、不活性ガス雰囲気での第2熱処理を行った場合のグラフ、つまり本実施の形態のグラフを、白い丸のプロットを繋げて示している。
図10に示すように、比較例と本実施の形態とのそれぞれにおいて、窒素はゲート絶縁膜と炭化珪素基板との界面近傍に局在している。ことのことから、当該界面近傍のダングリングボンドは終端化されており、これにより当該界面近傍の界面準位密度が低減されている。また、比較例と本実施の形態とのそれぞれにおいて、窒素のプロファイルはほぼ同様である。つまり、例えばN2(窒素)を用いて第2熱処理を行っても、酸化膜は窒化されない。
これに対し、図11に示すように、ゲート絶縁膜と炭化珪素基板との界面近傍における水素の濃度は、比較例の方が本実施の形態の半導体装置よりも大きい。つまり、図11の深さ約32nm程度の領域、つまり上記界面近傍において、第2熱処理を行っていない場合の水素濃度は、第2熱処理を行った場合の水素濃度よりも高くなっている。水素は拡散しやすい性質を有し、上記界面において不安定な挙動を示すため、順方向または逆方向にゲート電圧を印加した場合に、当該界面近傍の酸化膜および基板に対し結合、吸着または脱離するため、この水素の挙動によりCVヒステリシスが発生していると考えられる。
このことから、第1熱処理に加えて第2熱処理を行った本実施の形態の半導体装置の製造方法において、CVヒステリシスを改善することができた理由は、第2熱処理を行うことで、ゲート絶縁膜と炭化珪素基板との界面近傍における窒化を抑えつつ、水素を脱離して除去したことにあると考えられる。
本実施の形態の半導体装置の製造方法では、炭化珪素基板上に形成した酸化膜に対し、窒化を伴うガス雰囲気で第1熱処理(図1のステップS7)を行った後、不活性ガス雰囲気での第2熱処理(図1のステップS9)を行い、当該酸化膜をゲート絶縁膜としてMOSFETを形成することで、MOSFETにおけるCVヒステリシスの発生を防ぐことを可能としている。これにより、MOSFETの特性が不安定になることを防ぐことができ、また、ゲート絶縁膜内のトラップを低減することによりリーク電流および絶縁破壊などの発生を防ぐことができるため、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
なお、第2熱処理の後は、図4に示すゲート電極GEを形成するまで、窒化を伴う熱処理を行わない。これは、酸化シリコン膜IF1(図3参照)が窒化することで、CVヒステリシスを改善する効果が殆ど得られなくなるためである。つまり、ゲート絶縁膜GFとなる酸化シリコン膜IF1を炭化珪素基板CS上に形成する工程(図1のステップS6)の後、ゲート電極GEを形成する工程(図1のステップS10)までの間に、複数の熱処理を行うことが考えられるが、当該複数の熱処理の最後に、不活性ガス雰囲気での第2熱処理を行う。これにより、上述した本実施の形態の効果を得ることができる。
また、本発明者らは、図1のステップS8において、酸化膜および炭化珪素基板を大気曝露することで、効果的にCVヒステリシスを低減することができることを見出した。したがって、第1熱処理と第2熱処理とは連続的に行わず、第2熱処理の直前に、炭化珪素基板の温度を700℃以下に下げてから炭化珪素基板を大気曝露する工程を設けることが好ましい。大気曝露する前に炭化珪素基板の温度を下げるのは、高温の炭化珪素基板が大気に晒された際に、炭化珪素基板の温度が低下して水分等が付着することを防ぐためである。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法の変形例を、図12および図13を用いて説明する。図12は、本実施の形態の半導体装置の製造方法の変形例における製造工程を示すフローである。図13は、本実施の形態の半導体装置の製造方法の変形例における製造工程を説明する断面図である。
本変形例は、熱酸化法により形成した酸化膜と、当該酸化膜の上に形成した堆積膜とによりゲート絶縁膜を形成するものである。図12に示すように、製造工程におけるステップS1〜S5およびS8〜S10は、図1を用いて説明した製造工程と同様である。
ここではまず、ステップS1〜S5を行った後、図13に示すように、露出した炭化珪素基板CSの上面に、熱酸化法により1000℃以上で酸化シリコン膜IF2を形成する(図12のステップS6a)。この熱酸化処理は、上記第1熱処理のように、窒化を伴うガスの雰囲気で行ってもよい。その後、上記第1熱処理と同様に、窒化を伴うガス雰囲気で熱処理を行う(図12のステップS7a)。この熱処理は、1050℃以上で行う。
次に、酸化シリコン膜IF2上に、例えばALD法またはCVD法を用いて、酸化シリコン膜IF3を堆積する(図12のステップS6b)。これにより、炭化珪素基板CS上に順に積層された酸化シリコン膜IF2およびIF3からなる酸化シリコン膜IF4を形成する。その後、上記第1熱処理と同様に、酸化シリコン膜IF4および炭化珪素基板CSに対し、窒化を伴うガス雰囲気で熱処理を行う(図12のステップS7b)。この熱処理は、1050℃以上で行う。
その後は、図1に示した工程と同様に、炭化珪素基板CSを大気曝露し(図12のステップS8)、不活性ガス雰囲気での熱処理(図12のステップS9)を行った後、図1のステップS10以降の工程を行うことで、MOSFETを形成する。完成した本変形例のMOSFETと、図6に示すMOSFETQ1との違いは、本変形例のゲート絶縁膜が、熱酸化膜と堆積膜との積層構造を有している点である。
図12に示す工程では熱酸化膜を形成したステップS6aの工程の後、続いて窒化アニール(図12のステップS7a)を行ったが、この窒化アニールは行わず、当該熱酸化膜の形成後に続いてステップS6bの堆積膜形成工程を行ってもよい。図13に示す酸化シリコン膜IF2、IF3を積層した後に窒化アニールを行っても、酸化シリコン膜IF2を窒化することで、酸化シリコン膜IF2と炭化珪素基板CSとの境界における界面準位密度を低減することができるためである。ここでも、上記した本実施の形態の効果を得るため、窒化アニール(図12のステップS7b)を施した積層酸化膜に対し、不活性ガス雰囲気での熱処理の工程(図12のステップS9)を行う必要がある。
また、図12に示す工程に加えて、大気曝露および不活性ガス雰囲気での熱処理の工程(図12のステップS8、S9)と同様の工程を、ステップS7aとステップS6bとの間に行ってもよい。つまり、熱酸化膜の形成工程(ステップS6a)の後に大気曝露および不活性ガス雰囲気での熱処理の工程を行った後、堆積膜の形成工程(ステップS6b)を行い、その後、窒化アニール(ステップS7b)、大気曝露(ステップS8)、および不活性ガス雰囲気での熱処理(ステップS9)を順に行ってもよい。これにより、より多くの水素を酸化シリコン膜IF4内から脱離させることができるため、ヒステリシスの発生を低減することができる。
上記のように、熱酸化法により形成した酸化シリコン膜IF2と、堆積法により形成した酸化シリコン膜IF3を積層してゲート絶縁膜を形成する場合にも、本実施の形態の半導体装置の製造方法を適用することができる。ここでは、図12に示すステップS7bの窒化アニールの他に、窒化アニール工程を設けてもよいが、酸化シリコン膜IF4の窒化を防ぎ、かつ、酸化シリコン膜IF4および炭化珪素基板CS間の界面近傍の水素を除去するため、それらの複数の窒化アニールの後、最後に不活性ガス雰囲気での熱処理の工程(図12のステップS9)を行う必要がある。
また、図12に示すステップS7aの窒化アニールにより熱酸化膜(酸化シリコン膜IF2)と炭化珪素基板CSとの界面の界面準位密度を十分に低減できる場合は、ステップS7bの窒化アニールは行わなくてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態の半導体装置の製造方法は、前記実施の形態1と異なり、トレンチ型のゲート構造を有するMOSFETの製造方法に関わるものである。以下では、本実施の形態の半導体装置の製造方法について、図14に示す製造工程のフローに沿って、図15〜図20を用いて説明する。図14は、本実施の形態の半導体装置の製造工程のフローである。図15〜図20は、本実施の形態の半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
本実施の形態の半導体装置の製造方法は、前記実施の形態1と異なり、トレンチ型のゲート構造を有するMOSFETの製造方法に関わるものである。以下では、本実施の形態の半導体装置の製造方法について、図14に示す製造工程のフローに沿って、図15〜図20を用いて説明する。図14は、本実施の形態の半導体装置の製造工程のフローである。図15〜図20は、本実施の形態の半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
まず、図15に示すように、まず炭化珪素基板CSを用意する(図14のステップS1)。続いて、炭化珪素基板CSの上面を清浄化する(図14のステップS2)。炭化珪素基板CSの上面の面方位は、(0001)面である。
次に、図2を用いて説明した工程と同様にして、p型ウエルPWを形成する。その後、フォトリソグラフィ技術を用いたイオン注入法により、炭化珪素基板CSの上面の所定の領域に拡散層DNおよびDPを形成する(図14のステップS3)。拡散層DNはn型の不純物(例えばN(窒素)、P(リン)またはAs(ヒ素))を比較的高い濃度で炭化珪素基板CSの上面に導入したn型の半導体層である。拡散層DPは、p型の不純物(例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))を比較的高い濃度で炭化珪素基板CSの上面に導入したp型の半導体層である。拡散層DNおよびDPのそれぞれは別々の工程において、別々のレジストパターンをマスクとして形成する。
図15に示すように、拡散層DNは、露出している炭化珪素基板CSの上面、つまり活性領域の全面に形成する。拡散層DPは、後の工程でゲート電極を形成する領域を挟むように一対形成する。拡散層DPの形成深さは拡散層DNよりも深く、拡散層DNおよびDPのそれぞれの形成深さは、p型ウエルPWの形成深さよりも浅い。
次に、図16に示すように、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて、炭化珪素基板CSの上面にゲート溝GTを形成する(図14のステップS4)。ゲート溝GTは一対の拡散層DPに挟まれた領域において、拡散層DPと離間した位置に形成する。つまり、ゲート溝GT内の側壁と隣接する炭化珪素基板CSの上面には、拡散層DNが形成されており、拡散層DPは形成されていない。また、ゲート溝GT内の側壁に露出する炭化珪素基板CSの側面には、拡散層DNが形成されている。
ゲート溝GTの深さはp型ウエルPWの形成深さよりも深く、エピタキシャル層EPと半導体基板SBとの界面よりも浅い。すなわち、ゲート溝GTの底面はエピタキシャル層EPの途中深さまで達している。ゲート溝GTの底面は炭化珪素基板CSの主面と平行であるため、当該底面の面方位は(0001)面である。これに対し、ゲート溝GT内の側壁である炭化珪素基板CSの側壁の面方位は、(11−20)面である。なお、ゲート溝GTは、例えば、炭化珪素基板CS上に形成したハードマスクパターン(図示しない)をマスクとしたドライエッチング法により形成する。
次に、図17に示すように、例えばALD法またはCVD法などを用いて、炭化珪素基板CS上に、堆積膜である酸化シリコン膜IF5を形成する(図14のステップS5)。酸化シリコン膜IF5は、(0001)面である炭化珪素基板CSの主面およびゲート溝GTの底面に接して形成され、また、(11−20)面であるゲート溝GT内の側壁である炭化珪素基板CSの側壁に接して形成される。
次に、図1のステップS7〜S9と同様に、第1熱処理である窒化アニール(図14のステップS6)、大気曝露(図14のステップS7)、および、第2熱処理である不活性ガス雰囲気での熱処理(図14のステップS8)を、炭化珪素基板CSおよび酸化シリコン膜IF5に対して順に行う。これにより、図17に示す構造を得る。
次に、図18に示すように、図1のステップS10と同様にして、ゲート電極GEおよびゲート絶縁膜GFを形成する(図14のステップS9)。ゲート電極GEは、酸化シリコン膜IF5(図17参照)上にCVD法などにより堆積したポリシリコン膜などの導電膜からなる。当該導電膜は、ゲート溝GT内を埋め込むように形成する。その後、当該導電膜および酸化シリコン膜IF5をパターニングすることで、当該導電膜からなるゲート電極GEと、酸化シリコン膜IF5からなるゲート絶縁膜GFとを形成する。
ゲート電極GEおよびゲート絶縁膜GFは、一対の拡散層DPを露出するようなパターン形状を有している。したがって、各拡散層DPおよび各拡散層DPに隣接する拡散層DNは、ゲート電極GEおよびゲート絶縁膜GFから露出している。言い換えれば、ゲート電極GEおよびゲート絶縁膜GFは、ゲート溝GTと拡散層DPとの間において、ゲート溝GTと隣接する拡散層DNの一部を覆っている。ゲート電極GEは、炭化珪素基板CSの上面に形成されたゲート溝GT内に埋め込まれた、所謂トレンチゲート電極である。
後述するように、本実施の形態において製造する半導体装置は、炭化珪素基板CSの裏面に電極を有する縦型のnチャネル型MOSFET、つまりトレンチ型MOSFETである。つまり、拡散層DNおよび半導体基板SB内のn型層とは、MOSFETのソース・ドレイン領域を構成する。以上の工程により、ゲート電極GEおよびゲート溝GTと、拡散層DNおよび半導体基板SB内のn型層からなるソース・ドレイン領域とを有するMOSFETQ2が形成される。なお、拡散層DPは、後述するコンタクトプラグの一部を炭化珪素基板CSに電気的に接続し、接地するための半導体層である。
次に、図19に示すように、炭化珪素基板CS上およびゲート電極GE上に、CVD法などを用いて層間絶縁膜CLを形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング法を用いて、層間絶縁膜CLを貫通する複数のコンタクトホールを形成する。一つのコンタクトホールは、ゲート電極GEの上面を露出しており、また、他のコンタクトホールは、一対の拡散層DPのそれぞれ、およびそれらの拡散層DPに隣接する拡散層DNを露出している。一つの拡散層DPの上面と、その拡散層DPに隣接する拡散層DNの上面とは、1つのコンタクトホールの底部において露出している。
なお、ここでは図示していないが、炭化珪素基板CSおよびゲート電極GEと、層間絶縁膜CLとの間には、エッチングストッパ膜として用いることができるライナー絶縁膜を形成してもよい。
次に、図20に示すように、コンタクトホールから露出するゲート電極GE、拡散層DPおよびDNのそれぞれの上面に、上部電極UEを形成する。つまり、上部電極UEは各コンタクトホールの底部に形成される。上部電極UEは例えばシリサイド層からなる。ゲート電極GEの横に形成された各コンタクトプラグCPは、その底部において、上部電極UEを介して拡散層DNと拡散層DPとの両方に電気的に接続されている。
次に、図6を用いて説明した工程と同様にして、複数のコンタクトホールのそれぞれを埋め込むコンタクトプラグCPと、各コンタクトプラグCP上のパッドPDとを形成する。その後、炭化珪素基板CSの裏面に、導電膜からなる下部電極LEを形成する。下部電極LEは、例えばシリサイド層または金属膜からなる。以上により、本実施の形態の半導体装置が完成する。
次に、図23を用いて、本実施の形態の半導体装置の製造方法の効果について説明する。図23は、比較例の半導体装置である縦型MOSFETを示す断面図である。図20に示す本実施の形態の半導体装置ではゲート絶縁膜GFを堆積膜により構成しているのに対し、比較例の半導体装置では、ゲート絶縁膜GFSを熱酸化膜のみにより構成している。
本実施の形態の半導体装置の製造方法では、図1に示すステップS7〜S9と同様に、炭化珪素基板上に形成した酸化シリコン膜に対し、窒化アニール(第1熱処理)を行った後、不活性ガス雰囲気での熱処理(第2熱処理)を行うことで、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、第1熱処理を行うことで界面準位密度を低減し、かつ、第2熱処理を行うことでCVヒステリシスの発生を防ぐことができる。
本実施の形態では、ゲート絶縁膜を構成する酸化シリコン膜IF5(図17参照)を堆積法により堆積膜として形成したが、酸化シリコン膜IF5は熱酸化法により形成しても上記効果を得ることができる。また、図12および図13を用いて説明した前記実施の形態1の変形例と同様に、酸化シリコン膜IF5を、熱酸化膜および堆積膜の積層膜により形成してもよい。
ここで、炭化珪素基板の上面に溝を形成し、当該溝内にトレンチゲート電極を形成する縦型MOSFETでは、ゲート絶縁膜を熱酸化法により形成した場合に、ゲート絶縁膜が炭化珪素基板の表面の面方位に依存して成長して形成されるため、当該溝内におけるゲート絶縁膜のカバレッジが悪くなる問題がある。図23には、比較例として、熱酸化膜からなるゲート絶縁膜GFSを有する縦型のMOSFETQ3を示している。
熱酸化法により形成されたゲート絶縁膜GFSの膜厚は、ゲート絶縁膜GFSを構成する熱酸化膜が接する炭化珪素基板CSの面方位に依存する。図23に示すように、(0001)面である炭化珪素基板CSの主面およびゲート溝GTの底面に接して形成された部分のゲート絶縁膜GFSに比べて、(11−20)面であるゲート溝GT内の側壁である炭化珪素基板CSの側壁に接して形成されたゲート絶縁膜GFSは、熱酸化法による熱酸化膜の成長が速い。このため、炭化珪素基板CSの主面およびゲート溝GTの底面に接して形成された部分のゲート絶縁膜GFSの膜厚に比べて、ゲート溝GT内の側壁である炭化珪素基板CSの側壁に接して形成された部分のゲート絶縁膜GFSは厚くなる。
酸化膜が面方位に依存して形成される場合、図23に示すように、ゲート溝GTの側壁と底部との境界近傍では、ゲート絶縁膜GFSの膜厚が極端に薄くなる。このように不均一な膜厚のゲート絶縁膜GFSを有する縦型のMOSFETでは、炭化珪素基板CSとゲート電極GEとの耐圧が低下し、半導体装置の信頼性が低下する問題が生じる。
ここで、ALD法またはCVD法などの堆積法により形成された酸化シリコン膜は、半導体基板の面方位に対する依存性がないため、熱酸化法に比べて、より均一な膜厚でゲート溝の内部および外部の炭化珪素基板の表面を覆うことができる。しかし、堆積酸化膜は、熱酸化膜に比べて密度が低い場合があり、ゲート絶縁膜として使用する場合のリーク電流または絶縁破壊などの不良発生を防ぐ観点から、信頼性が低いことが考えられる。
これに対し、本実施の形態では、図20に示すゲート絶縁膜GFと炭化珪素基板CSとの界面近傍の界面準位密度を低下させ、かつ、CVヒステリシスの発生を防ぐことが可能であるため、堆積法により形成されたゲート絶縁膜の信頼性を高めることができる。これにより、基板の面方位に依存せず、均一な膜厚で形成することが可能な堆積酸化膜の信頼性を高めることができるため、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
CL 層間絶縁膜
CP コンタクトプラグ
CS 炭化珪素基板
DF、DN 拡散層
EP エピタキシャル層
GE ゲート電極
GF、GFS ゲート絶縁膜
GT ゲート溝
IF1〜IF5 酸化シリコン膜
LE 下部電極
PD パッド
PW p型ウエル
Q1〜Q3 MOSFET
SB 半導体基板
SC シリサイド層
UE 上部電極
CP コンタクトプラグ
CS 炭化珪素基板
DF、DN 拡散層
EP エピタキシャル層
GE ゲート電極
GF、GFS ゲート絶縁膜
GT ゲート溝
IF1〜IF5 酸化シリコン膜
LE 下部電極
PD パッド
PW p型ウエル
Q1〜Q3 MOSFET
SB 半導体基板
SC シリサイド層
UE 上部電極
Claims (12)
- (a1)炭化珪素基板を準備する工程、
(b1)前記炭化珪素基板内にソース・ドレイン領域を形成する工程、
(c1)前記炭化珪素基板の上面上に第1絶縁膜を形成する工程、
(d1)第1ガス雰囲気で、前記第1絶縁膜および前記炭化珪素基板に対し、窒化を伴う第1熱処理を行う工程、
(e1)前記(d1)工程の後、不活性ガスである第2ガス雰囲気で、前記第1絶縁膜および前記炭化珪素基板に対し、第2熱処理を行う工程、
(f1)前記(e1)工程の後、前記炭化珪素基板上に、前記第1絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程、
を有し、
前記ゲート電極、前記第1絶縁膜および前記ソース・ドレイン領域は電界効果トランジスタを形成する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
(e2)前記(e1)工程の後、前記(f1)工程の前に、前記第1絶縁膜および前記炭化珪素基板を大気曝露する工程をさらに有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記(c1)工程では、前記炭化珪素基板に対し、第3熱処理を行うことで、前記炭化珪素基板の上面上に前記第1絶縁膜を形成する、半導体装置の製造方法。 - 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、
前記第3熱処理は、少なくとも酸素または水蒸気の何れかのガスを含む雰囲気において行われる、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記(c1)工程では、ALD法またはCVD法を用いて前記第1絶縁膜を形成する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記(c1)工程は、
(c2)前記炭化珪素基板に対し、第4熱処理を行うことで、前記炭化珪素基板の上面上に第2絶縁膜を形成する工程、
(c3)ALD法またはCVD法を用いて、前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成することで、前記第2絶縁膜および前記第3絶縁膜を含む前記第1絶縁膜を形成する工程、
を有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
(c4)前記(c2)工程の後であって、前記(c3)工程の前に、第3ガス雰囲気で、前記第2絶縁膜および前記炭化珪素基板に対し、窒化を伴う第5熱処理を行う工程をさらに有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1ガスは、少なくとも一酸化二窒素、一酸化窒素またはアンモニアのいずれかのガスを含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
前記(e2)工程では、温度が700℃以下の前記第1絶縁膜および前記炭化珪素基板を大気曝露する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2ガスは、少なくとも窒素、アルゴンまたはヘリウムのいずれかのガスを含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2熱処理は、850℃以上の温度で行う、半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
(a2)前記(a1)工程の後であって、前記(b1)工程の前に、前記炭化珪素基板の主面に溝を形成する工程をさらに有し、
前記(f1)工程では、前記溝内に前記ゲート電極を形成する、半導体装置の製造方法。
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