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JP2015030718A - 界面活性剤組成物 - Google Patents

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JP2015030718A
JP2015030718A JP2013163677A JP2013163677A JP2015030718A JP 2015030718 A JP2015030718 A JP 2015030718A JP 2013163677 A JP2013163677 A JP 2013163677A JP 2013163677 A JP2013163677 A JP 2013163677A JP 2015030718 A JP2015030718 A JP 2015030718A
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Japan
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surfactant composition
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JP2013163677A
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English (en)
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直幸 山崎
Naoyuki Yamazaki
直幸 山崎
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

【課題】毛髪用洗浄剤に用いると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を付与することができ、皮膚洗浄剤に用いると、乾燥後の優れた保湿感を付与することができる界面活性剤組成物、並びに洗浄方法等を提供する。
【解決手段】カチオン性基含有セルロースエーテル(A)及び界面活性剤(B)を含有する界面活性剤組成物であって、該カチオン性基含有セルロースエーテル(A)が、特定のアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、該アンヒドログルコース単位あたりのカチオン化オキシアルキレン基の置換度が0.01以上1.0以下であり、グリセロール基の置換度が0.5以上5.0以下であり、かつ炭素数3以上18以下の特定の炭化水素基を含有する基の置換度が0.0001以上0.3以下である、界面活性剤組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、界面活性剤組成物に関する。
毛髪は、生活環境(太陽光による紫外線や熱、乾燥)、日常のヘアケア行動(洗髪やブラッシングによる摩擦、ドライヤーによる熱)、化学的処理(カラーリング、パーマ等)によりダメージを受けており、毛髪が濡れた状態で擦れ合うと表面に大きな摩擦力を生じ、洗髪中にきしみやもつれを感じる。界面活性剤組成物では、頭髪の汚れを落とすという基本機能に加え、洗浄時の指通り性、すすぎ時のすべり性、すべりの持続感を向上させるために、コンディショニング剤として、一般にカチオン化ヒドロキシエチルセルロースに代表される、カチオン性ポリマーが配合される。
例えば特許文献1には、ハイドロフォーブ置換した水溶性カチオン多糖類が開示され、実施例には、セルロース系出発物質にグリシドールを反応させた後、第四級化/アルキル化を行うこと等により製造された水溶性カチオン多糖類が例示されている。また、該カチオン多糖類の水溶液は強い粘性化、フォーミング等を可能とし、シャンプー、リンス等の毛髪用組成物としても有用であることが挙げられている。
特許文献2には、アンヒドログルコース単位1モルあたり0.0003〜0.08モルの、炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含む置換基、及び第四級窒素含有置換基で置換されているセルロースエーテル、及びこれを含むシャンプー等のヘアケア組成物が開示され、湿潤時及び乾燥時の櫛とき性を向上させることが開示されている。
また、特許文献3には、カチオン性基の平均付加モル数が0.2〜0.5であり、グリセロール基の平均付加モル数が1〜2.5である、カチオン化グリセロール化セルロースを含む毛髪化粧料組成物が開示され、洗浄時の毛髪のくし通り性に優れることが挙げられている。
特開昭61−181801号公報 特表2006−527785号公報 ドイツ特許第3301667号明細書
しかしながら、特許文献1〜3の技術は、毛髪洗浄時の指通り、すすぎ時のすべり性とその持続感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性において、十分に満足できるレベルではなかった。
本発明の界面活性剤組成物は、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を付与することができ、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を付与することができ、毛髪用コンディショニング剤に適用すると、塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を付与することができ、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤に適用すると処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる、皮膚又は毛髪用洗浄剤、毛髪コンディショニング剤、及び毛髪処理剤である毛髪染毛剤、パーマ剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、特定のカチオン性基含有セルロースエーテルを含有する界面活性剤組成物により、前記課題を解決しうることを見出した。
すなわち、本発明は、次の[1]〜[8]を提供する。
[1]カチオン性基含有セルロースエーテル(A)、界面活性剤(B)を含有する界面活性剤組成物であって、該カチオン性基含有セルロースエーテル(A)が、下記一般式(1)で表されるアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、該アンヒドログルコース単位あたりのカチオン化オキシアルキレン基の置換度が0.01以上1.0以下であり、グリセロール基の置換度が0.5以上5.0以下であり、かつ下記一般式(6)〜(8)で表される、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基の置換度が0.0001以上0.3以下である、界面活性剤組成物。
Figure 2015030718
(式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、下記一般式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基、又は水素原子を示す。nはアンヒドログルコース由来の主鎖の平均重合度を示し、100以上12000以下の数である。)
Figure 2015030718
(式中、式(2)又は(3)で表される構造単位はカチオン化オキシアルキレン基を示し、式(4)又は(5)で表される構造単位はグリセロール基を示し、式(6)〜(8)で表される構造単位は炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基を示す。R4〜R9は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、X-及びY-はアニオンを示し、r及びsは0以上3以下の整数である。R10、R11は、それぞれ独立に炭素数1以上16以下の直鎖又は分岐のアルキル基、又は炭素数2以上16以下の直鎖又は分岐のアルケニル基を示す。R12は炭素数3以上18以下の、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、又はアリール基を示し、pは0又は1の整数を示す。式(2)〜(7)で表される構造単位において、酸素原子は、水素原子又は前記構造単位の炭素原子と結合している。)
[2]前記[1]の界面活性剤組成物を含有する、皮膚又は毛髪用洗浄剤。
[3]前記[2]の洗浄剤を用いて皮膚又は毛髪を洗浄した後、すすぎ、乾燥する、皮膚又は毛髪の洗浄方法(以下、本発明の皮膚又は毛髪洗浄方法ともいう。)。
[4]前記[1]の界面活性剤組成物を含有する、毛髪用コンディショニング剤。
[5]毛髪を洗浄した後、前記[4]の毛髪用コンディショニング剤を毛髪に適用する、毛髪のコンディショニング方法(以下、本発明のコンディショニング方法ともいう。)。
[6]前記[1]の界面活性剤組成物を含有する、毛髪染毛剤。
[7]前記[1]の界面活性剤組成物を含有する、パーマ剤。
[8]前記[6]の毛髪染毛剤又は前記[7]のパーマ剤を用いて毛髪を処理した後、すすぎ、乾燥する、毛髪の処理方法(以下、本発明の毛髪処理方法ともいう。)。
本発明の界面活性剤組成物は、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を、毛髪用コンディショニング剤に適用すると塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤に適用すると処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる(以下、これらの効果を本発明の効果ともいう。)。
なお、乾燥後の均一性とは、毛束の根元から毛先の部分まで感触が均一であることをいう。またすすぎ時のコート感とは、毛髪の表面がジェル状の潤滑性に優れた物質でコーティングされたような感触をいい、乾燥後のコート感とは、乾燥後の毛髪がコンディショニング成分でコーティングされた感触をいう。
[界面活性剤組成物]
本発明の界面活性剤組成物は、前記特定のカチオン性基含有セルロースエーテル(A)(以下、「CCE(A)」ともいう)、及び界面活性剤(B)を含有することを特徴とする。これにより、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を、毛髪用コンディショニング剤に適用すると塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤(以下、本発明の毛髪処理剤ともいう。)に適用すると、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる。
本発明の界面活性剤組成物は、そのまま、皮膚又は毛髪用洗浄剤、毛髪用コンディショニング剤、並びに毛髪処理剤として用いてもよいし、これらに含有させてもよい。
[皮膚又は毛髪用洗浄剤]
本発明の皮膚又は毛髪用洗浄剤は、本発明の界面活性剤組成物を含有することを特徴とする。本発明の皮膚又は毛髪用洗浄剤が前記界面活性剤組成物を含有することで、毛髪用洗浄剤に用いると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を付与することができ、皮膚洗浄剤に用いると、乾燥後の優れた保湿感を付与することができる。
毛髪用洗浄剤の具体例としては、ヘアシャンプーが挙げられる。
また、皮膚洗浄剤の具体例としては、ボディシャンプー、ハンドウォッシュ、洗顔料、メイク落としが挙げられる。このうち、本発明の前記効果を考慮すると、ボディシャンプー、ハンドウォッシュ、洗顔料として用いることが好ましい。
本発明の毛髪用洗浄剤のpHは、洗浄時の泡立ちの観点から、pH2以上12以下が好ましく、pH3以上10以下がより好ましい。また、本発明の皮膚洗浄剤のpHは、洗浄時の泡立ち及び皮膚への刺激の観点から、pH2以上12以下が好ましく、pH3以上11以下がより好ましい。
[毛髪用コンディショニング剤]
本発明の毛髪用コンディショニング剤は、本発明の界面活性剤組成物を含有することを特徴とする。本発明の毛髪用コンディショニング剤が前記界面活性剤組成物を含有することで、毛髪に塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を付与することができる。また、本発明の毛髪用コンディショニング剤は、乾燥後のしっとり感を付与する観点から、さらに、後述する油剤(C)を含有することが好ましい。
本発明の毛髪用コンディショニング剤は、毛髪に塗布した時の存在感、すすぎ時の柔らかさ、すすぎ時のすべり性とその持続感、乾燥後のコート感を与えることから、ヘアリンス、トリートメント、ヘアコンディショナー、洗い流さないタイプのヘアコンディショナー、ヘアクリーム、コンディショニングジェル、コンディショニングフォーム等に好適に用いることができる。
本発明の毛髪用コンディショニング剤のpHは、毛髪に塗布した時の存在感、すすぎ時の柔らかさ、すすぎ時のすべり性とその持続感、乾燥後のコート感を付与する観点、及び安定性の観点から、pH1以上が好ましく、pH2以上がより好ましく、pH3以上が更に好ましく、またpH10以下が好ましく、pH8以下がより好ましく、pH6以下が更に好ましい。
[毛髪処理剤]
本発明の毛髪処理剤は、本発明の界面活性剤組成物を含有することを特徴とする。本発明の毛髪処理剤が前記界面活性剤組成物を含有することで、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる。
また、本発明の毛髪処理剤は、毛髪処理剤としての機能を発現させる観点から、さらに、染毛用染料、酸化剤、アルカリ剤、及びケラチン還元剤から選ばれる1種以上の処理剤(D)を含有する。
本発明の毛髪処理剤とは、一般概念としての染毛剤、毛髪用脱色剤、パーマネントウェーブ剤、ストレートパーマ剤、持続性毛髪セット剤、縮毛矯正剤等を含む広義の処理剤を意味する。
本発明の毛髪処理剤の代表的な形態としては、毛髪染毛剤及びパーマ剤から選ばれる1種以上が挙げられる。
[毛髪染毛剤]
毛髪染毛剤は、本発明の界面活性剤組成物の他に、処理剤(D)として染毛用染料、酸化剤、及びアルカリ剤から選ばれる1種以上を含有する。以下において、「毛髪染毛剤」とは、染料を含む毛髪染色剤と染料を含まない毛髪脱色剤を包含する概念であり、毛髪を脱色すると共に染める剤も含む。
毛髪染毛剤としては、例えば、下記(a)及び(b)の一剤型毛髪染毛剤と、下記(c)及び(d)の多剤型毛髪染毛剤が挙げられる。
(a)染毛用染料と必要により酸化剤を含有する一剤型毛髪染毛剤。
(b)染毛用染料を含有せず、酸化剤を含有する一剤型毛髪染毛剤。
(c)アルカリ剤及び/又は染毛用染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とからなる二剤型毛髪染毛剤。
(d)アルカリ剤及び/又は染毛用染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤と、酸化助剤を含有する第3剤とからなる三剤型毛髪染毛剤。
毛髪染毛剤は、室温で使用するもの、加温して使用するもの等、いずれの形式のものにも適用することができる。
また、二剤型染毛剤において、第1剤と第2剤の含有量比(質量比)[第1剤/第2剤]は、2/8〜6/4が好ましく、3/7〜5/5がより好ましく、3.5/6.5〜4.5/5.5が更に好ましい。
毛髪染毛剤のpHは、皮膚や毛髪の損傷を抑制するために、一剤型染毛剤ではpH3以上9以下が好ましい。二剤型染毛剤の第1剤では、pH8以上13以下が好ましく、第2剤ではpH2以上5以下が好ましい。三剤型染毛剤の第1剤ではpH8以上13以下が好ましく、第2剤ではpH2以上5以下が好ましい。pHの調整は、公知のpH調整剤を使用して行うことができる。
[パーマ剤]
パーマ剤は、本発明の界面活性剤組成物の他に、処理剤(D)としてケラチン還元剤、アルカリ剤及び酸化剤を含有する。「パーマ剤」とは、パーマネントウェーブ剤、ストレートパーマ剤、縮毛矯正剤を包含する概念であり、ケラチン還元剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる二剤型である。
パーマ剤のpHは、皮膚や毛髪の損傷を抑制するために、第1剤ではpH6以上12以下が好ましく、第2剤ではpH3以上9以下が好ましい。pHの調整は、公知のpH調整剤を使用して行うことができる。
パーマ剤は、室温で使用するもの、加温して使用するもの、ウェーブ形成を目的とするもの、縮毛矯正を目的とするもの等、いずれの形式のものにも適用することができる。
パーマネントウェーブ剤において、第1剤と第2剤の使用量比(質量比)[第1剤/第2剤]は、3/7〜7/3が好ましく、4/6〜6/4がより好ましく、4.5/5.5〜5.5/4.5が更に好ましい。
以下、本発明の界面活性剤組成物、毛髪用洗浄剤、皮膚洗浄剤、毛髪用コンディショニング剤、毛髪染毛剤、パーマ剤に含有される各成分について説明する。
(カチオン性基含有セルロースエーテル(A))
本発明の界面活性剤組成物に用いられるカチオン性基含有セルロースエーテル(A)は、下記一般式(1)で表されるアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、該アンヒドログルコース単位あたりのカチオン化オキシアルキレン基の置換度が0.01以上1.0以下であり、グリセロール基の置換度が0.5以上5.0以下であり、かつ下記一般式(6)〜(8)で表される、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基の置換度が0.0001以上0.3以下である。
Figure 2015030718
一般式(1)中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、下記一般式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基、又は水素原子を示す。nはアンヒドログルコース由来の主鎖の平均重合度を示し、100以上12000以下の数である。
Figure 2015030718
式中、式(2)又は(3)で表される構造単位はカチオン化オキシアルキレン基を示し、式(4)又は(5)で表される構造単位はグリセロール基を示し、式(6)〜(8)で表される構造単位は炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基を示す。R4〜R9は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、X-及びY-はアニオンを示し、r及びsは0以上3以下の整数である。R10、R11は、それぞれ独立に炭素数1以上16以下の直鎖又は分岐のアルキル基、又は炭素数2以上16以下の直鎖又は分岐のアルケニル基を示す。R12は炭素数3以上18以下の、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、又はアリール基を示し、pは0又は1の整数を示す。式(2)〜(7)で表される構造単位において、酸素原子は、水素原子又は前記構造単位の炭素原子と結合している。
<置換基R1、R2及びR3
前記一般式(1)において、置換基R1が、式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合、置換基R1は、式(2)〜(8)から選ばれる複数の構造単位からなる置換基であってもよいし、式(2)〜(8)から選ばれるただ1つの構造単位の酸素原子に、水素原子が結合した置換基であってもよい。
また、置換基R1が、式(2)〜(7)から選ばれる複数の構造単位からなる置換基である場合、構造単位同士は、一方の構造単位の酸素原子と他方の構造単位の炭素原子とで結合しており、他の構造単位の炭素原子と結合していない酸素原子、例えば置換基の末端に位置する酸素原子は、水素原子と結合している。
また、構造単位の組み合わせに特に限定はなく、式(2)〜(8)から選ばれる1種の構造単位が複数結合していてもよいし、式(2)〜(8)から選ばれる2〜7種の構造単位が結合していてもよい。一般式(1)中、R1がカチオン化オキシアルキレン基、グリセロール基、及び炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基から選ばれる2種以上の基を有する置換基である場合、結合様式は、ブロック結合、ランダム結合、又は交互結合のいずれであってもよいが、製造の容易さの観点から、ブロック結合であることが好ましい。
置換基R1が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合、その末端の炭素原子は、アンヒドログルコース由来の主鎖の水酸基の酸素原子に結合している。
なお、置換基R1が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合、該置換基は本発明の効果を損なわない範囲であれば、式(2)〜(8)の構造単位以外の構造単位を含んでいてもよい。
置換基R2が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合の該置換基の態様は、前述の置換基R1が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合の態様と同様である。
置換基R3が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合の該置換基の態様は、前述の置換基R1が式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基である場合の態様と同様である。
置換基R1、R2、及びR3はそれぞれ独立であり、互いに同一でもよく異なってもいてもよい。
<式(2)又は(3)で表されるカチオン化オキシアルキレン基>
前記式(2)及び(3)において、R4〜R9は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基であり、その具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。これらの中では、反応剤の入手性の観点から、メチル基又はエチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
前記式(2)及び(3)において、X-及びY-は、4級アンモニウムイオンの対イオンであるアニオンを示す。X-及びY-はアニオンであれば特に限定されず、具体例としては炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭素数1以上3以下の脂肪酸イオン、及びハロゲン化物イオン等から選ばれる1種以上等が挙げられる。
これらの中では、製造の容易さの観点から、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、硫酸イオン及びハロゲン化物イオンから選ばれる1種以上が好ましく、ハロゲン化物イオンがより好ましい。ハロゲン化物イオンとしては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオンから選ばれる1種以上が挙げられるが、CCE(A)の水溶性及び化学的安定性の観点から、塩化物イオン及び臭化物イオンから選ばれる1種以上が好ましく、塩化物イオンがより好ましい。
r及びsは0以上3以下の整数を示す。原料の入手の容易さの観点から、r及びsは1であることが好ましい。
<炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基>
本発明において、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基とは、前記一般式(6)〜(8)で表される構造単位をいう。本発明に用いられるCCE(A)が該構造単位を有することで、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与することができ、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感を付与することができ、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与することができ、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる。
前記式(6)及び(7)において、R10、R11は、それぞれ独立に炭素数1以上16以下の直鎖又は分岐のアルキル基、又は炭素数2以上16以下の直鎖又は分岐のアルケニル基であり、よって、前記式(6)及び(7)は、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有している。R10、R11の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、2−メチルペンチル基、2−メチルヘキシル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチル基、2−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、2−メチルオクチル基、2−エチルオクチル基、イソデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソヘキサデシル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、1−へキセニル基、2−へキセニル基、1−ヘプテニル基、2−ヘプテニル基、オクテニル基、イソへキセニル基、イソオクテニル基、イソデセニル基、イソトリデセニル基、イソテトラデセニル基、イソヘキサデセニル基等が挙げられる。これらの中では、CCE(A)の水溶性、及び毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、R10、R11は、炭素数1以上14以下のアルキル基又は炭素数2以上14以下のアルケニル基が好ましく、炭素数1以上10以下のアルキル基又は炭素数2以上10以下のアルケニル基がより好ましく、炭素数1以上7以下のアルキル基又は炭素数2以上7以下のアルケニル基が更に好ましく、炭素数1以上5以下のアルキル基又は炭素数2以上5以下のアルケニル基が更に好ましく、炭素数1以上4以下のアルキル基又は炭素数2以上4以下のアルケニル基がより更に好ましく、炭素数1以上4以下のアルキル基がより更に好ましく、メチル基又はエチル基がより更に好ましく、エチル基がより更に好ましい。また、上記観点から、R10、R11は、炭素数6以上14以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基が好ましく、炭素数6以上12以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基がより好ましく、炭素数6以上12以下の分岐アルキル基がより好ましい。
また、前記式(8)において、R12は炭素数3以上18以下の、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、又はアリール基であり、その具体例としては、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、ステアリル基、2−メチルペンチル基、2−メチルヘキシル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチル基、2−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、2−メチルオクチル基、2−エチルオクチル基、イソデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソヘキサデシル基、イソオクタデシル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、1−へキセニル基、2−へキセニル基、1−ヘプテニル基、2−ヘプテニル基、オクテニル基、、イソへキセニル基、イソオクテニル基、イソデセニル基、イソトリデセニル基、イソテトラデセニル基、イソヘキサデセニル基、フェニル基、フェニルメチル基、及びベンジル基等が挙げられる。これらの中では、CCE(A)の水溶性、及び毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、R12は、好ましくは炭素数3以上14以下、より好ましくは炭素数3以上12以下、更に好ましくは炭素数3以上10以下、更に好ましくは炭素数3以上8以下、更に好ましくは炭素数3以上7以下、更により好ましくは炭素数3以上6以下の、アルキル基、アルケニル基、及びフェニル基から選ばれる1種以上が好ましく、炭素数3以上6以下の、アルキル基及びアルケニル基から選ばれる1種以上がより好ましく、炭素数3以上6以下のアルキル基が更に好ましい。また、上記観点から、R12は、好ましくは炭素数8以上16以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、より好ましくは炭素数8以上14以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8以上12以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8以上12以下の分岐アルキル基であり、更に好ましくは、2−エチルヘキシル基又はイソデシル基であり、更に好ましくは2−エチルヘキシル基である。
化学的安定性の観点から、pは0であることが好ましい。
<カチオン化オキシアルキレン基の置換度>
本発明において、カチオン化オキシアルキレン基の置換度(以下、「MS(N+)」ともいう)とは、CCE(A)の分子中に存在するカチオン化オキシアルキレン基の数の、主鎖を構成するアンヒドログルコース単位1つあたりに対する平均値をいう。MS(N+)は、後述の実施例に記載の方法により測定され、算出される。
本発明に用いられるCCE(A)におけるMS(N+)は0.01以上1.0以下である。MS(N+)がこの範囲であれば、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを得ることができる。この観点から、MS(N+)は好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上である。また、上記観点及びCCE(A)の製造コストの観点から、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.5以下であり、更に好ましくは0.3以下である。
<グリセロール基の置換度>
本発明においてグリセロール基の置換度(以下、「MS(Gly)」ともいう)とは、CCE分子中に存在するグリセロール基の数の、主鎖を構成するアンヒドログルコース単位1つあたりに対する平均値をいう。MS(Gly)は、後述の実施例に記載の方法により測定され、算出される。
本発明に用いられるCCE(A)のMS(Gly)は0.5以上5.0以下である。MS(Gly)がこの範囲であれば、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを得ることができる。また、MS(Gly)がこの範囲であれば、CCE(A)の界面活性剤組成物への溶解性が高いため、配合が容易である。これらの観点から、MS(Gly)は好ましくは0.8以上、より好ましくは1.0以上、更に好ましくは1.8以上である。また、上記観点及びCCE(A)の製造コストの観点から、MS(Gly)は好ましくは4.0以下、より好ましくは3.5以下であり、更に好ましくは3.0以下、より更に好ましくは2.5以下である。
<炭素数3以上18以下の炭化水素を含有する基の置換度>
本発明において、炭素数3以上18以下の炭化水素を含有する基の置換度(以下、「MS(HC)」ともいう)とは、CCE分子中に存在する、前記式(6)〜(8)で表される炭素数3以上18以下の炭化水素を含有する基の数の、主鎖を構成するアンヒドログルコース単位1つあたりに対する平均値をいう。MS(HC)は、後述の実施例に記載の方法により測定され、算出される。
本発明に用いられるCCE(A)のMS(HC)は0.0001以上0.3以下である。MS(HC)がこの範囲であれば、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを得ることができる。これらの観点から、MS(HC)は好ましくは0.0005以上、より好ましくは0.001以上、更に好ましくは0.005以上、より更に好ましくは0.01以上であり、0.03以上がより更に好ましい。また、上記観点及びCCE(A)の製造コストの観点から、MS(HC)は好ましくは0.2以下、より好ましくは0.15以下であり、更に好ましくは0.08以下、より更に好ましくは0.06以下である。
<カチオン電荷密度>
本発明に用いられるCCE(A)は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、カチオン電荷密度が好ましくは0.05mmol/g以上、より好ましくは0.15mmol/g以上、更に好ましくは0.2mmol/g以上であり、0.3mmol/g以上がより更に好ましい。また、上記観点から、カチオン電荷密度は好ましくは2.0mmol/g以下、より好ましくは1.5mmol/g以下、更に好ましくは1.2mmol/g以下であり、より更に好ましくは0.9mmol/g以下である。
本発明において、カチオン電荷密度とは、CCE(A)1gあたりに含まれる、カチオン性基のモル数をいい、下記計算式より算出される。
カチオン電荷密度(mmol/g)=MS(N+)/(74.1×MS(Gly)+a×MS(HC)+b×MS(N+)+162.1)×1000
(式中、aは炭化水素基を含有する基の分子量を示し、bはカチオン化オキシアルキレン基の分子量を示す。)
なお、前記CCE(A)のカチオン電荷密度は、コロイド滴定法によっても測定することができる。
また、本発明の界面活性剤組成物を毛髪用洗浄剤に用いる場合において、後述する油剤(C)としてジメチルポリシロキサン(ジメチコン)を含有する場合には、CCE(A)のカチオン電荷密度が高い方が、毛髪を洗浄した後のジメチコン残留量が向上するため好ましい。毛髪へのジメチコン残留量が向上することによって、しっとり感が向上する。毛髪へのジメチコン残留性及びしっとり感向上の観点からは、CCE(A)のカチオン電荷密度は、0.4mmol/g以上が好ましく、0.8mmol/g以上がより好ましく、1.0mmol/g以上が更に好ましく、1.2mmol/g以上がより更に好ましい。また、毛髪すすぎ時の良好なすべり性及びその持続感を得る観点から、2.0mmol/g以下が好ましく、1.8mmol/g以下がより好ましい。
<CCE(A)の平均重合度>
本発明に用いられるCCE(A)において、アンヒドログルコース由来の主鎖の平均重合度nとは、実施例に記載の銅−アンモニア法により測定される粘度平均重合度をいう。なお、窒素等の不活性ガス中でエーテル化反応を行うとセルロースの解重合は進行せず、原料セルロースとCCE(A)の平均重合度を同等と見なすことができる。
平均重合度nはCCE(A)の原料となるセルロースの平均重合度や、CCE(A)の製造方法によって異なるが、100以上12000以下であれば、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを得ることができる。
前記平均重合度nは、上記観点から、好ましくは200以上、より好ましくは500以上、更に好ましくは1000以上である。また、上記観点及び界面活性剤組成物のハンドリング性向上の観点から、前記平均重合度nは好ましくは10000以下、より好ましくは5000以下、更に好ましくは2500以下である。
また、上記観点から、前記平均重合度nは、好ましくは200〜10000の範囲、より好ましくは500〜5000の範囲、更に好ましくは1000〜2500の範囲である。
<CCE(A)の1質量%水溶液粘度>
本発明に用いられるCCE(A)は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点、及び界面活性剤組成物の安定性向上の観点から、1質量%水溶液粘度は、好ましくは10mPa・s以上、より好ましくは50mPa・s以上、更に好ましくは100mPa・s以上、より更に好ましくは150mPa・s以上である。また、上記観点、及び界面活性剤組成物のハンドリング性向上の観点から、好ましくは10000mPa・s以下、より好ましくは5000mPa・s以下、更に好ましくは3000mPa・s以下、より更に好ましくは2000mPa・s以下である。
なお、CCE(A)の水溶液粘度は実施例に記載の方法で測定される。
(CCE(A)の製造)
本発明に用いられるCCE(A)は、セルロースを、当該CCE(A)のカチオン化オキシアルキレン基に対応するカチオン化剤(以下、単に「カチオン化剤」ともいう)、グリセロール化剤、及び炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基(以下、単に「炭化水素基含有基」ともいう)の導入剤と反応させることにより製造できる。ここで、カチオン化反応、グリセロール化反応、及び炭化水素基含有基の導入反応の順序は特に限定されず、いずれを先に行ってもよく、同時に行ってもよく、任意の順序で繰り返し行ってもよい。カチオン化オキシアルキレン基、または、炭化水素基含有基のセルロースへの導入を先に行った場合、グリセロール化剤基準のグリセロール化反応の収率は低下しやすいため、最初にグリセロール化反応を行い、その後にカチオン化反応及び炭化水素基含有基の導入反応を行うことが好ましい。
一般にセルロースは高い結晶性を持つため、反応性に乏しい。よって、その結晶性を低下させ、反応性を改善させる処理を行うことが好ましい。そのようなCCE(A)の製造方法としては、例えば、以下の方法(i)〜(iii)を挙げることができる。
方法(i):一般にアルセル化又はマーセル化と呼ばれる活性化方法、すなわち、原料セルロースと大量の水、及び大過剰のアルカリ金属水酸化物を混合して、アルカリセルロースを得た後、グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤と反応させる方法。
方法(ii):セルロースを例えば、テトラブチルアンモニウムフルオリドを含むジメチルスルホキシド、パラホルムアルデヒドを含むジメチルスルホキシド、塩化リチウムを含むジメチルアセトアミド等の溶媒、「セルロースの事典、編者:セルロース学会、発行所:株式会社朝倉書店」、Macromol.Chem.Phys.201,627−631(2000)等に記載されるセルロースの溶解が可能な溶媒を用い、原料セルロースを均一に溶解させ、その後原料セルロースとグリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤を反応させる方法。
方法(iii):前記(i)や(ii)の方法のように、過剰の水や溶媒を用いず、粉末状、又は綿状の原料セルロースとグリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤をアルカリ共存下に反応させる方法。
以下、CCE(A)の製造原料に用いられるセルロース、グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤について詳細を述べる。
<原料セルロース>
CCE(A)の原料に用いられるセルロース(以下、「原料セルロース」ともいう)の種類に特に制限はないが、セルロース純度、重合度、及び入手の容易さの観点から、各種木材チップ;木材から製造されるウッドパルプ、綿の種子の周囲の繊維から得られるコットンリンターパルプ等のパルプ類が好ましい。
原料セルロースの平均重合度は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、好ましくは100以上、より好ましくは200以上、更に好ましくは500以上、より更に好ましくは1000以上である。また、上記観点及び界面活性剤のハンドリング性向上の観点から、好ましくは12000以下、より好ましくは10000以下、更に好ましくは5000以下、より更に好ましくは2500以下である。
原料セルロースの平均重合度とは、実施例に記載の銅−アンモニア法等により測定される粘度平均重合度をいう。
原料セルロースの形状は、製造装置内への導入に支障がない限り特に限定されないが、操作上の観点から、シート状、ペレット状又はチップ状や、綿状、粉末状であることが好ましく、チップ状、綿状又は粉末状がより好ましく、綿状又は粉末状が更に好ましい。チップ状セルロースは、例えば原料セルロースを、裁断処理することで得ることができ、綿状または粉末状セルロースは、例えば原料セルロース又は裁断処理を行った原料セルロースを、必要に応じて乾燥処理を行った後、粉砕処理することで得ることができる。
〔裁断処理〕
原料セルロースの種類や形状によっては、粉砕処理の前処理として裁断処理を行うことが好ましい。原料セルロースを裁断する方法は、原料セルロースの種類や形状により適宜の方法を選択することができるが、例えば、シュレッダー、スリッターカッター及びロータリーカッターから選ばれる1種以上の裁断機を使用する方法が挙げられる。
シート状の原料セルロースを用いる場合、裁断機としてシュレッダー又はスリッターカッターを使用することが好ましく、生産性の観点から、スリッターカッターを使用することがより好ましい。
スリッターカッターは、シートの長手方向に沿った縦方向にロールカッターで縦切りして、細長い短冊状とし、次に、固定刃と回転刃でシートの幅方向に沿って短く横切りする裁断機であって、スリッターカッターを用いることにより、原料セルロースの形状をさいの目形状にすることができる。スリッターカッターとしては、株式会社ホーライ社製のシートペレタイザを好ましく使用でき、この装置を使用すると、シート状の原料セルロースを約1〜20mm角に裁断することができる。
間伐材、剪定枝材、建築廃材等の木材類、あるいはシート状以外の原料セルロースを裁断する場合には、ロータリーカッターを使用することが好ましい。ロータリーカッターは、回転刃とスクリーンから構成され、ロータリーカッターを用いることにより、回転刃によりスクリーンの目開き以下に裁断された原料セルロースを容易に得ることができる。なお、必要に応じて固定刃を設け、回転刃と固定刃により裁断することもできる。
ロータリーカッターを使用する場合、得られる粗粉砕物の大きさは、スクリーンの目開きを変えることにより、制御することができる。スクリーンの目開きは、1〜70mmが好ましく、2〜50mmがより好ましく、3〜40mmがさらに好ましい。スクリーンの目開きが1mm以上であれば、適度な嵩高さを有する粗粉砕物が得られ取扱い性が向上する。スクリーンの目開きが70mm以下であれば、後の粉砕処理において、粉砕原料として適度な大きさを有するために、負荷を低減することができる。
裁断処理後に得られる原料セルロースの大きさは、生産性の観点から、好ましくは1mm角以上、より好ましくは2mm角以上であり、後の粉砕処理における粉砕に要する負荷を軽減することができ、また後述する乾燥処理を効率よく容易に行う観点から、好ましくは70mm角以下、より好ましくは50mm角以下である。
〔乾燥処理〕
原料セルロースを粉砕処理する際の水分含量は、少ない方が好ましい。粉砕処理時の水分含量の下限は、原料セルロースに対して0質量%であるが、生産性の観点から、該水分含量は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上である。また、原料セルロースの粉砕効率の観点から、該水分含量は好ましくは10質量%以下、より好ましくは7質量%以下、更に好ましくは6質量%以下である。
一般に、市販のパルプ類、バイオマス資源として利用される紙類、木材類、植物茎・葉類、植物殻類等の原料セルロースは、5質量%を超える水分を含有しており、通常5〜30質量%程度の水分を含有している。したがって、原料セルロース、好ましくは裁断処理後に得られる原料セルロースの乾燥処理を行うことによって、原料セルロースの水分含量を調整することが好ましい。
乾燥方法としては、公知の乾燥手段を適宜選択すればよく、例えば、熱風受熱乾燥法、伝導受熱乾燥法、除湿空気乾燥法、冷風乾燥法、マイクロ波乾燥法、赤外線乾燥法、天日乾燥法、真空乾燥法、凍結乾燥法等が挙げられる。
上記の乾燥方法において、公知の乾燥機を適宜選択して使用することができ、例えば、「粉体工学概論」(社団法人日本粉体工業技術会編集 粉体工学情報センター1995年発行)176頁に記載の乾燥機等が挙げられる。
これらの乾燥方法及び乾燥機は1種でも又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。乾燥処理はバッチ処理、連続処理のいずれでも可能であるが、生産性の観点から連続処理が望ましい。
連続乾燥機としては、伝熱効率の観点から伝導受熱型の横型攪拌乾燥機が好ましい。さらに、微粉が発生しにくく、連続排出の安定性の観点から2軸の横型攪拌乾燥機が好ましい。2軸の横型攪拌乾燥機としては、株式会社奈良機械製作所製の2軸パドルドライヤーを好ましく使用できる。
乾燥処理における温度は、乾燥手段、乾燥時間等により一概には決定できないが、好ましくは10℃以上、より好ましくは25℃以上、更に好ましくは50℃以上であり、また、好ましくは250℃以下、より好ましくは180℃以下、更に好ましくは150℃以下である。処理時間としては好ましくは0.01時間以上、より好ましくは0.02時間以上であり、また、好ましくは48時間以下、より好ましくは24時間以下である。必要に応じて減圧下で乾燥処理を行ってもよく、圧力としては、好ましくは1kPa以上、より好ましくは50kPa以上であり、また、好ましくは120kPa以下、より好ましくは105kPa以下である。
〔粉砕処理〕
粉砕処理で用いられる粉砕機に特に制限はなく、原料セルロースを粉末化又は綿状化できる装置であればよい。
粉砕機の具体例としては、高圧圧縮ロールミルや、ロール回転ミル等のロールミル、リングローラーミル、ローラーレースミル又はボールレースミル等の竪型ローラーミル、転動ボールミル、振動ボールミル、振動ロッドミル、振動チューブミル、遊星ボールミル又は遠心流動化ミル等の容器駆動媒体ミル、塔式粉砕機、攪拌槽式ミル、流通槽式ミル又はアニュラー式ミル等の媒体攪拌式ミル、高速遠心ローラーミルやオングミル等の圧密せん断ミル、乳鉢、石臼、マスコロイダー、フレットミル、エッジランナーミル、ナイフミル、ピンミル、カッターミル等が挙げられる。
これらの中では、セルロースの粉砕効率、生産性、及び後のグリセロール化等の導入剤の効率の観点から、容器駆動式媒体ミル又は媒体攪拌式ミルが好ましく、容器駆動式媒体ミルがより好ましく、振動ボールミル、振動ロッドミル又は振動チューブミル等の振動ミルが更に好ましく、振動ロッドミルがより更に好ましい。粉砕方法としては、バッチ式、連続式のどちらでもよい。
粉砕処理に用いる装置の材質、媒体の材質に特に制限はなく、例えば、鉄、ステンレス、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、チッ化珪素、ガラス等が挙げられるが、原料セルロースの粉砕効率の観点から、鉄、ステンレス、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素が好ましく、更に工業的な利用の観点から、特に鉄又はステンレスが好ましい。
原料セルロースの粉砕効率の観点から、用いる装置が振動ミルであって、媒体がロッドの場合には、ロッドの外径は、粉砕効率の観点から好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、上記観点から、好ましくは100mm以下、より好ましくは50mm以下である。
ロッドの充填率は、振動ミルの機種により好適な範囲が異なるが、セルロースの粉砕効率、及び生産性の観点から、好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上、より好ましくは30%以上、更に好ましくは50%以上であり、また、好ましくは97%以下、より好ましくは95%以下である。
充填率がこの範囲内であれば、セルロースとロッドとの接触頻度が向上するとともに、媒体の動きを妨げずに、粉砕効率を向上させることができる。ここで充填率とは、振動ミルの攪拌部の容積に対するロッドの見かけの体積をいう。
粉砕処理時の温度に特に限定はないが、セルロースの分解抑制の観点、及び操作コストの観点から、好ましくは−100℃以上、より好ましくは0℃以上、更に好ましくは10℃以上であり、上記観点から、好ましくは200℃以下、より好ましくは100℃以下、更に好ましくは70℃以下である。
粉砕処理の時間は、原料セルロースが粉末化又は綿状化されるよう、適宜調整すればよい。粉砕処理の時間は、用いる粉砕機や使用するエネルギー量等によって変わるが、通常10秒間以上12時間以下である。原料セルロースを十分に粉末化又は綿状化させる観点から、粉砕処理時間は好ましくは15秒間以上、より好ましくは20秒間以上であり、生産性の観点から、好ましくは3時間以下、より好ましくは1時間以下、更に好ましくは20分間以下である。
<グリセロール化剤>
CCE(A)の製造に用いられるグリセロール化剤としては、グリシドール;3−クロロ−1,2−プロパンジオール、3−ブロモ−1,2−プロパンジオール等の3−ハロ−1,2−プロパンジオール;グリセリン;グリセリンカーボネートから選ばれる1種以上等が挙げられる。これらの中では、塩が副生しないこと、及び反応性の観点から、グリシドールが好ましい。
これらのグリセロール化剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
使用するグリセロール化剤の量は、所望するMS(Gly)を考慮して適宜選択すればよいが、CCE(A)の水溶性、及び本発明の効果の観点から、原料セルロースのアンヒドログルコース単位(以下、「AGU」ともいう)1モルに対し、好ましくは0.2モル以上、より好ましくは1モル以上、更に好ましくは3モル以上、より更に好ましくは5モル以上である。また、上記観点及びCCE(A)の製造コストの観点から、好ましくは60モル以下、より好ましくは50モル以下、更に好ましくは45モル以下、より更に好ましくは40モル以下である。
グリセロール化剤の添加方法は、一括、間欠、連続のいずれでもよいが、原料セルロースへのグリセロール化剤の反応収率を高める観点から、連続添加が好ましい。
<カチオン化剤>
CCE(A)の製造に用いられるカチオン化剤としては、下記一般式(9)及び(10)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2015030718
一般式(9)及び(10)中、R13〜R18及びその好ましい態様は、前記一般式(2)及び(3)のR4〜R9と同様である。t、u及びその好ましい態様は、前記式(2)のr、及び前記式(3)のsと同様である。Q-、W-及びその好ましい態様は、前記式(2)のX-、及び前記式(3)のY-と同様である。Zはハロゲン原子を示す。R13〜R18は互いに同一であっても異なっていてもよい。
前記一般式(9)及び(10)で表される化合物の具体例としては、グリシジルトリメチルアンモニウム、グリシジルトリエチルアンモニウム、グリシジルトリプロピルアンモニウムのそれぞれ塩化物、臭化物又はヨウ化物や、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウム、又は3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリプロピルアンモニウムのそれぞれ塩化物、3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム、3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウム、又は3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリプロピルアンモニウムのそれぞれ臭化物や、3−ヨード−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム、3−ヨード−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウム、又は3−ヨード−2−ヒドロキシプロピルトリプロピルアンモニウムのそれぞれヨウ化物が挙げられる。
これらの中では、原料の入手の容易性及び化学的安定性の観点から、グリシジルトリメチルアンモニウム又はグリシジルトリエチルアンモニウムの塩化物又は臭化物;3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム又は3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウムの塩化物;3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム又は3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウムの臭化物から選ばれる1種以上が好ましく、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド及び3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドから選ばれる1種以上がより好ましく、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライドが更に好ましい。
これらのカチオン化剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
使用するカチオン化剤の量は、所望するMS(N+)と反応収率とを考慮して適宜選択すればよいが、CCE(A)の水溶性の観点及び本発明の効果の観点から、原料セルロースのAGU1モルに対し、好ましくは0.01モル以上、より好ましくは0.03モル以上、更に好ましくは0.05モル以上である。また、上記観点及び本発明のCCE(A)の製造コストの観点から、好ましくは30モル以下、より好ましくは25モル以下、更に好ましくは10モル以下である。カチオン化剤の添加方法は一括、間欠、連続のいずれでもよい。
<炭化水素基含有基の導入剤>
CCE(A)の製造に用いられる炭化水素基含有基の導入剤としては、前記一般式(6)〜(8)で表される構造単位を導入できるものであればよい。
前記一般式(6)又は(7)で表される構造単位を導入しうる導入剤としては、下記一般式(11)及び(12)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2015030718
一般式(11)及び(12)中、R19、R20及びその好ましい態様は、前記一般式(6)のR10及び前記一般式(7)のR11と同様である。Aはハロゲン原子を示す。
前記一般式(11)で表される化合物の具体例としては、プロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、1,2−エポキシペンタン、1,2−エポキシへキサン、1,2−エポキシへプタン、1,2−エポキシオクタン、1,2−エポキシノナン、1,2−エポキシデカン、1,2-エポキシウンデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシトリデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシペンタデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、1,2−エポキシヘプタデカン、1,2−エポキシオクタデカン等や、1,2−エポキシ−5−メチルへプタン、1,2−エポキシ−6−メチルへプタン等の分岐炭化水素基を有する炭素数8以上18以下の1,2−エポキシアルカン又は1,2−エポキシアルケン等が挙げられる。前記一般式(12)で表される化合物の具体例としては、1−クロロ−2−プロパノール、1−クロロ−2−ブタノール、1−クロロ−2−ヘキサノール、1−クロロ−2−ヘプタノール、1−クロロ−2−オクタノール、1−クロロ−2−デカノール、1−クロロ−2−ドデカノール、1−クロロ−2−テトラデカノール、1−クロロ−2−ヘキサデカノール、1−クロロ−2−オクタデカノール、1−ブロモ−2−ブタノール、1−クロロ−5−メチルへプタン−2−オール、1−クロロ−6−メチルへプタン−2−オール等の炭素数3以上18以下の1−ハロ−2−アルカノール又は1−ハロ−2−アルケノール等が挙げられる。
これらの中では、反応時に塩の副生がない点、原料の入手の容易性及び化学的安定性の観点から、前記一般式(11)で表される化合物が好ましく、CCE(A)の水溶性、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、プロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、1,2−エポキシペンタン及び1,2−エポキシへキサンから選ばれる1種以上が好ましく、プロピレンオキサイド及び1,2−ブチレンオキサイドから選ばれる1種以上がより好ましく、1,2−ブチレンオキサイドが更に好ましい。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記一般式(8)で表される構造単位を導入しうる導入剤としては、下記一般式(13)〜(15)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2015030718
一般式(13)〜(15)中、R21、R22、R23、R24及びその好ましい態様は、前記一般式(8)のR12と同様である。q及びその好ましい様態は、前記一般式(8)のpと同様である。Bはハロゲン原子を示す。一般式(15)において、R23及びR24は異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
なお、一般式(14)で表される化合物を用いると、前記一般式(4)又は(5)で表されるグリセロール基と、前記一般式(8)で表される構造単位(ただし、pは0である)とを同時に導入しうる。
前記一般式(13)で表される化合物の具体例としては、1−塩化ブタン、1−臭化ヘキサン、1−塩化オクタン、1−塩化デカン、1−塩化ドデカン、1−塩化テトラデカン、1−塩化ヘキサデカン、1−塩化オクタデカン、1−クロロ−3−ブテン、ベンジルクロリド、2−メチルヘプチルハライド、2−エチルヘキシルハライド、3−エチルヘキシルハライド、2−メチルオクチルハライド、2−エチルオクチルハライド、イソデシルハライド、イソトリデシルハライド、イソテトラデシルハライド、イソヘキサデシルハライド、イソオクタデシルハライド、イソオクテニルハライド、イソデセニルハライド、イソトリデセニルハライド、イソテトラデセニルハライド、イソヘキサデセニルハライド、イソオクタデセニルハライド等の炭素数3以上18以下のアルカン、アルケン又はアリールアルカンのハロゲン化物;ブタン酸塩化物、ヘキサン酸塩化物等の炭素数4以上19以下のカルボン酸ハロゲン化物等が挙げられる。
また、前記一般式(14)で表される化合物の具体例としては、プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、ペンチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテル、ヘプチルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル、デシルグリシジルエーテル、ラウリルグリシジルエーテル、テトラデシルグリシジルエーテル、ステアリルグリシジルエーテル、2−メチルヘプチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、3−エチルヘキシルグリシジルエーテル、2−メチルオクチルグリシジルエーテル、2−エチルオクチルグリシジルエーテル、イソデシルグリシジルエーテル、イソトリデシルグリシジルエーテル、イソテトラデシルグリシジルエーテル、イソヘキサデシルグリシジルエーテル、イソオクタデシルグリシジルエーテル等の炭素数3以上18以下のアルキル基を有するグリシジルエーテル;イソへキセニルグリシジルエーテル、イソオクテニルグリシジルエーテル、イソデセニルグリシジルエーテル、イソトリデセニルグリシジルエーテル、イソテトラデセニルグリシジルエーテル、イソヘキサデセニルグリシジルエーテル、イソオクタデセニルグリシジルエーテル等の炭素数3以上18以下のアルケニル基を有するグリシジルエーテル;フェニルグリシジルエーテル、トリルグリシジルエーテル、ベンジルグリシジルエーテル等が挙げられる。
また、前記一般式(15)で表される化合物の具体例としては、ブタン酸無水物、ヘキサン酸無水物、オクタン酸無水物、デカン酸無水物、ラウリン酸無水物、テトラデカン酸無水物、ステアリン酸無水物等の、炭素数3以上18以下のアルキル基を有するカルボン酸無水物が挙げられる。
これらの中では、原料の入手の容易性及び化学的安定性の観点から、前記一般式(13)又は(14)で表される化合物が好ましく、CCE(A)の水溶性、及び本発明の効果の観点から、炭素数3以上18以下の直鎖又は分岐のアルキル基を有するハロゲン化物及び炭素数3以上18以下の直鎖又は分岐のアルキル基を有するグリシジルエーテルから選ばれる1種以上が好ましく、1−臭化へキサン、1−塩化オクタン、1−塩化ドデカン、プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、ペンチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテルから選ばれる1種以上が好ましく、1−臭化へキサン、1−塩化オクタン、1−塩化ドデカン、プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテルから選ばれる1種以上がより好ましく、ブチルグリシジルエーテルが更に好ましい。また、上記観点から、炭素数8以上18以下の分岐アルキル基を有するグリシジルエーテルが好ましく、炭素数8以上14以下の分岐アルキル基を有するグリシジルエーテルがより好ましく、炭素数8以上12以下の分岐アルキル基を有するグリシジルエーテルが更に好ましく、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル及びイソデシルグリシジルエーテルから選ばれる1種以上がより更に好ましく、2−エチルヘキシルグリシジルエーテルがより更に好ましい。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
使用する炭化水素基含有基の導入剤の量は、所望するMS(HC)と反応収率とを考慮して適宜選択すればよいが、CCE(A)の水溶性及び本発明の効果の観点から、原料セルロースのAGU1モルに対し、好ましくは0.01モル以上、より好ましくは0.03モル以上、更に好ましくは0.1モル以上であり、上記観点から、好ましくは5モル以下、より好ましくは3モル以下、更に好ましくは2モル以下である。また、上記観点から、使用する炭化水素基含有基の導入剤の量は、原料セルロースのAGU1モルに対し、好ましくは0.01〜5モル、より好ましくは0.03〜3モル、更に好ましくは0.1〜2モルである。
炭化水素基含有基の導入剤の添加方法は一括、間欠、連続のいずれでもよい。
<アルカリ化合物>
本発明に用いられるCCE(A)は、好ましくは上記粉砕処理を行って得られた粉末セルロース又は綿状セルロースと、前記のグリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤とを反応させて、グリセロール化反応、カチオン化反応及び炭化水素基含有基の導入反応を行うことにより、本発明に用いられるCCE(A)を得ることができる。
これらの反応は、いずれもアルカリ化合物共存下で行う。該反応で用いられるアルカリ化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の3級アミン類等が挙げられる。これらの中ではアルカリ金属水酸化物、又はアルカリ土類金属水酸化物が好ましく、アルカリ金属水酸化物がより好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが更に好ましい。これらのアルカリ化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アルカリ化合物の添加方法に特に限定はなく、一括添加でも、分割添加でもよい。また、アルカリ化合物は固体状態で添加してもよく、水溶液としてから添加してもよい。
前記方法(i)の場合を除き、グリセロール化反応において用いられるアルカリ化合物の量は、アルカリ化合物がアルカリ金属水酸化物や分子中に1つの3級アミンを有する化合物などの1価の塩基化合物の場合は、セルロースの反応活性の向上、及びグリセロール化反応剤の反応選択性の観点から、原料セルロースのAGU1モルに対して、好ましくは0.2モル以上、より好ましくは0.7モル以上、更に好ましくは0.8モル以上であり、上記観点から、好ましくは2.0モル以下、より好ましくは1.3モル以下、更に好ましくは1.2モル以下である。
前記方法(i)の場合を除き、カチオン化反応及び炭化水素含有基の導入反応においてそれぞれに用いられるアルカリ化合物の量は、アルカリ化合物が1価の塩基化合物の場合は、反応剤の反応選択性の観点から、原料セルロースのAGU1モルに対して、好ましくは0.01モル以上、より好ましくは0.05モル以上、更に好ましくは0.1モル以上であり、上記観点から、好ましくは1.0モル以下、より好ましくは0.8モル以下、更に好ましくは0.5モル以下である。
なお、カチオン化反応及び炭化水素含有基の導入反応を同時に行う場合に用いられるアルカリ化合物の好ましい量も、上記カチオン化反応及び炭化水素含有基の導入反応においてそれぞれに用いられるアルカリ化合物の量と同じである。
グリセロール化反応、カチオン化反応、または炭化水素基含有基の導入反応において用いられるアルカリ化合物がアルカリ土類金属水酸化物などの多価塩基である場合、用いられるアルカリ化合物の量の好ましい範囲は、上記それぞれの反応におけるアルカリ化合物の好ましい量の範囲を、該多価塩基価数で除した範囲である。例えば用いられるアルカリ化合物が水酸化カルシウム(2価の塩基)である場合、グリセロール化反応において用いられる水酸化カルシウムの量は、セルロースの反応活性の向上、及びグリセロール化反応剤の反応選択性の観点から、原料セルロースのAGU1モルに対して、好ましくは0.1モル以上、より好ましくは0.35モル以上、更に好ましくは0.4モル以上であり、上記観点から、好ましくは1.0モル以下、より好ましくは0.65モル以下、更に好ましくは0.6モル以下である。
CCE(A)は、好ましくは上記粉砕処理を行って得られた粉末セルロース又は綿状セルロースと、前記のグリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤とを反応させて、グリセロール化反応、カチオン化反応及び炭化水素基含有基の導入反応を行うことにより得ることができる。以下、グリセロール化反応、カチオン化反応及び炭化水素基含有基の導入反応を総称して、「CCE(A)製造時の反応」ともいう。
CCE(A)製造時の各反応において、それぞれグリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤の添加時の形態に特に制限はない。グリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤が液体状態である場合はそのまま用いてもよいし、水や非水溶剤等のグリセロール化剤やカチオン化剤の良溶剤で希釈した形で用いてもよい。
希釈に用いる非水溶剤としては、一般的に使用されるイソプロパノール、tert−ブタノール等の2級又は3級の炭素数3以上4以下の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の炭素数3以上6以下のケトン;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル;ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶剤等が挙げられる。
CCE(A)製造時の各反応は、前記方法(ii)においては、反応時にセルロースの溶解が可能な溶媒を用い、原料セルロースを溶解させて反応を行うが、方法(i)及び(iii)においても、グリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤の反応収率の観点から、非水溶剤の存在下に行うこともできる。その非水溶剤としては、上記と同じ非水溶剤を用いることができる。
これらの非水溶剤の使用量は、非水溶剤の添加効果の観点から、原料セルロースに対し、好ましくは100質量%以上、より好ましくは1000質量%以上、更に好ましくは5000質量%以上であり、生産性及び反応収率の観点から、好ましくは100000質量%以下、より好ましくは50000質量%以下、更に好ましくは20000質量%以下である。
上記CCE(A)製造時の反応に用いる装置としては、撹拌が可能なレディゲミキサー等のミキサーや、粉体、高粘度物質、樹脂等の混錬に用いられる、いわゆるニーダー等の混合機を挙げることができる。
CCE(A)製造時の各反応の反応時の温度は、反応速度の観点から、好ましくは0℃以上、より好ましくは20℃以上、更に好ましくは30℃以上である。また、グリセロール化剤、カチオン化剤、又は炭化水素基含有基の導入剤の分解抑制から、好ましくは200℃以下、より好ましくは100℃以下、更に好ましくは80℃以下である。 CCE(A)製造時の各反応の反応時間は、グリセロール化剤、カチオン化剤及び炭化水素基含有基の導入剤の反応速度等により適宜調整すればよい。反応時間は通常0.1時間以上72時間以下であり、反応収率及び生産性の観点から、好ましくは0.2時間以上、より好ましくは0.5時間以上、更に好ましくは1時間以上、より更に好ましくは3時間以上である。また、好ましくは36時間以下、より好ましくは18時間以下、更に好ましくは12時間以下、より更に好ましくは8時間以下である。なお、CCE(A)製造時の各反応は、着色、及びアンヒドログルコース由来の主鎖の分子量低下を抑制する観点から、必要に応じて窒素等の不活性ガス雰囲気で行うことが好ましい。
反応終了後は、酸を用いてアルカリを中和することができる。グリセロール化反応、カチオン化反応及び炭化水素基含有基の導入反応を別個に行う際には、各反応間で中和を行うこともできるが、中和塩の生成を抑制する観点から、全ての反応の終了後に行うことが好ましい。酸としては、硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸、酢酸、乳酸等の有機酸を用いることができる。
CCE(A)製造時のすべての反応終了後に得られたCCE(A)は、必要に応じて、濾過等により分別したり、熱水、含水イソプロピルアルコール、含水アセトン溶媒等で洗浄して未反応のカチオン化剤、グリセロール化剤、炭化水素基含有基の導入剤、並びにこれらの反応剤由来の副生物、中和等により副生した塩類を除去したりしてから使用することもできる。その他、精製方法としては、再沈殿精製、遠心分離、透析等一般的な精製方法を用いることができる。
<CCE(A)の含有量>
本発明の界面活性剤組成物中におけるCCE(A)の含有量は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上である。また、界面活性剤組成物のハンドリング性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
(界面活性剤(B))
本発明の界面活性剤組成物は、CCE(A)の他、界面活性剤(B)を含有する。
界面活性剤(B)としては、通常、医薬品、医薬部外品、化粧料、トイレタリー、雑貨等で用いられる界面活性剤であればいずれも用いることができる。具体的には、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の界面活性剤組成物を皮膚又は毛髪洗浄剤に応用する場合には、界面活性剤(B)は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上が好ましい。また、本発明の界面活性剤組成物を毛髪用コンディショニング剤に応用する場合には、界面活性剤(B)は陽イオン界面活性剤が好ましい。
<陰イオン性界面活性剤>
陰イオン性界面活性剤としては、疎水性部位を有する硫酸エステル塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩、リン酸エステル塩、及びアミノ酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。
具体的には、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の疎水性部位を有する硫酸エステル塩;スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート等の疎水性部位を有するスルホン酸塩;炭素数8以上16以下の高級脂肪酸塩;下記一般式(I)で示されるアルキルエーテル酢酸塩;アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩等の疎水性部位を有するリン酸エステル塩;アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等の疎水性部位を有するアミノ酸塩等が挙げられる。
R−O−(CH2CH2O)a−CH2−COOM (I)
(式中、Rは炭素数4以上22以下のアルキル基を示し、aは4.0以上16以下の数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(1/2原子)、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
陰イオン性界面活性剤は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、毛髪洗浄時の優れた指通り、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、疎水性部位として炭素数8以上、20以下のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましい。該アルキル基又はアルケニル基は、より好ましくは炭素数10以上であり、また、より好ましくは炭素数16以下である。
これらの中では、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(ラウレス−2硫酸ナトリウム)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリン酸カリウム等の炭素数8以上16以下の高級脂肪酸塩、ラウレス−4,5酢酸ナトリウム等の前記一般式(I)で示されるアルキルエーテル酢酸塩、ラウレス−2スルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸アルキルエステル塩、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム(ココイルグルタミン酸ナトリウム)等のアシルグルタミン酸塩、アシルイセチオネート、及びアシルメチルタウレートから選ばれる1種以上が好ましく、特にポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩及びアルキル硫酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。
<非イオン性界面活性剤>
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油等のポリエチレングリコール型と、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド等の多価アルコール型、及び脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、本発明の効果を付与する観点から、疎水性部位として炭素数8以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましい。
これらの中では、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、及びアルキルグリコシドから選ばれる1種以上が好ましく、デシルグルコシド等の炭素数8以上18以下、好ましくは炭素数8以上12以下のアルキルグルコシド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、及びヤシ油脂肪酸N−メチルモノエタノールアミド等の脂肪酸モノアルカノールアミドから選ばれる1種以上がより好ましい。
<両性界面活性剤>
両性界面活性剤としては、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤、及びアルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド型界面活性剤等が挙げられる。
これらの中では、本発明の効果を付与する観点から、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、及びアルキルヒドロキシスルホベタインから選ばれる1種以上が好ましく、具体的には、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルカルボキシメチルヒドロキシイミダゾリウムベタイン、及びラウリルヒドロキシスルホベタインから選ばれる1種以上が好ましい。
<陽イオン性界面活性剤>
陽イオン性界面活性剤としては、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数12以上28以下の炭化水素基を有する第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、又は3級アミンの鉱酸又は有機酸の塩が挙げられる。具体的には、セチルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、オクダデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム塩等のモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩や、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジイソテトラデシルジメチルアンモニウム塩等のジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩や、ステアリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、オクタデシロキシプロピルジメチルアミンの塩酸、クエン酸又は乳酸塩等のモノ長鎖アルキルジメチルアミン塩が挙げられる。
これらの中では、本発明の効果を付与する観点から、モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩が好ましい。
<界面活性剤(B)の含有量>
本発明の界面活性剤組成物中の界面活性剤(B)の含有量は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、上記観点から、好ましくは80質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは36質量%以下である。
本発明の界面活性剤組成物を毛髪用洗浄剤として用いる場合、界面活性剤(B)の含有量は、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥時のしっとり感と均一性を得る観点から、より更に好ましくは5質量%以上、特に好ましくは8質量%以上であり、上記観点から、より更に好ましくは20質量%以下である。
本発明の界面活性剤組成物を皮膚洗浄剤として用いる場合、界面活性剤(B)の含有量は、皮膚を洗浄し、すすぎ、乾燥を行った後に優れた保湿感を得る観点から、10質量%36質量%以下であることがより更に好ましい。
本発明の界面活性剤組成物を毛髪用コンディショニング剤として用いる場合、界面活性剤(B)の含有量は、毛髪に塗布した時の存在感、すすぎ時の柔らかさ、すすぎ時のすべり性とその持続感、乾燥後のコート感を得る観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、より更に好ましくは1質量%以上であり、上記観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
本発明の界面活性剤組成物を毛髪処理剤として用いる場合、界面活性剤(B)の含有量は、処理すすぎ時の毛髪の良好なすべり性、コート感、及び柔らかさを得る観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下である。
本発明の界面活性剤組成物において、CCE(A)、界面活性剤(B)の質量比[CCE(A)/界面活性剤(B)]は、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、毛髪すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を得る観点、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感を得る観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の良好な存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を得る観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪の良好なすべり性、コート感及び柔らかさを得る観点から、0.0002以上が好ましく、0.005以上がより好ましく、また、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下が更に好ましい。
(油剤(C))
本発明の界面活性剤組成物は、毛髪用洗浄剤に用いた際に、洗浄時の泡の柔らかさ、指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際に、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際に、塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後の優れたコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際に、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、油剤(C)を含有することができる。
油剤(C)としては、通常、医薬品、医薬部外品、化粧料、トイレタリー、雑貨等で用いられる油性成分であって、20℃における水100gに対する溶解量が0g以上1g以下である難水溶性又は非水溶性の油剤であれば、いずれも用いることができる。油剤(C)は、上記の観点から、20℃の水100gに対する溶解量が0g以上0.5g以下が好ましく、0g以上0.1g以下がより好ましい。
油剤(C)としては、上記の観点から、(i)エステル油、(ii)シリコーン油、(iii)エーテル油、(iv)炭化水素油、(v)高級アルコール、及び(vi)水酸基が置換していてもよい炭素数17以上23以下の炭化水素基を有するカルボン酸から選ばれる1種以上であることが好ましい。
<(i)エステル油>
(i)エステル油としては、上記観点から、下記一般式(16)、(17)又は(19)で表されるエステル油、及びジペンタエリスリトールの疎水性カルボン酸エステル、並びに下記一般式(20)で表されるジアルキルカーボネート化合物が好ましい。
〔一般式(16)、(17)で表されるエステル油〕
25−COO−R26 (16)
(式中、R25は炭素数8以上22以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R26は炭素数1以上22以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
一般式(16)のR25の炭素数は、上記観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましい。また、20以下が好ましく、18以下がより好ましい。
26の炭素数は、上記観点から、1以上が好ましく、また、20以下が好ましく、18以下がより好ましい。R26は、プロピレンオキシ基、又はフェニル基で分断されていてもよい炭素数1以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基がより好ましい。
Figure 2015030718
(式中、R27、R28及びR29は、それぞれ独立に水素原子、又は下記一般式(18)で示される基であって、全てが水素原子であることはない。)
−CO−R30 (18)
(式中、R30は、カルボン酸エステル基で分断されていてもよく、水酸基が置換していてもよい炭素数8以上22以下の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
一般式(18)において、R30の炭素数は、上記観点から、8以上20以下が好ましく、8以上18以下がより好ましい。
一般式(16)又は(17)で表される(i)エステル油の具体例としては、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油、ヒマワリ油、ツバキ油、キョウニン油、アーモンド油、コムギ胚芽油、テオブロマグンジフロルム種子油、ブドウ種子油、ババス油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ユチャ油、シア脂油、トウツバキ種子油、メドウフォーム油、ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、エイコセン酸カプリリル、2−エチルヘキサン酸ミリスチル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、オクタン酸オクチル、オクタン酸ラウリル、オクタン酸ミリスチル、オクタン酸イソセチル、プロピルへプタン酸オクチル、イソノナン酸セトステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸メチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソブチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、エルカ酸オレイル等が挙げられる。
上記以外のエステル油としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとのエステルや、糖類と脂肪酸とのエステル等が挙げられる。これらの具体例としては、ダイマー酸ジイソプロピル、プロパンジオールジカプリン酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、ポリダイズ脂肪酸スクロース、ポリベヘン酸スクロース、テトライソステアリン酸スクロース、トリベヘン酸グリセリル、ヒドロキシアルキル(C16−18)ヒドロキシダイマージリノレイルエーテル、トリイソステアリン、テトラステアリン酸ペンタエリスチル等が挙げられる。
これらのエステル油の中では、上記観点から、ヒマワリ油、アボカド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、シア脂油、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソトリデシルが好ましく、ヒマワリ油、アボカド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、シア脂油、ラウリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸イソステアリル、及びイソステアリン酸イソステアリルから選ばれる1種以上がより好ましい。
〔一般式(19)で表されるエステル油〕
31O−(AO)m−COR32 (19)
(式中、R31は置換又は無置換である少なくとも1つの芳香環を含有する炭素数6以上20以下の炭化水素基を示し、R32は炭素数1以上25以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。AOは、炭素数2以上4以下のオキシアルキレン基を示し、mは1以上50以下の数である。mが2以上の場合、m個のAO基は、同一でも異なっていてもよい。)
一般式(19)のR31は、上記観点から、炭素数6以上12以下の芳香族炭化水素基が好ましく、炭素数6以上10以下の芳香族炭化水素基がより好ましく、ベンジル基が更に好ましい。
32は、上記観点から、好ましくは炭素数7以上のアルキル基、より好ましくは炭素数11以上のアルキル基であり、また、好ましくは炭素数21以下のアルキル基、より好ましくは炭素数15以下のアルキル基である。
AO基は、上記観点から、オキシプロピレン基が好ましく、mは1以上10以下が好ましく、1以上5以下がより好ましい。
一般式(19)で表されるエステル油の好適例としては、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体とミリスチン酸のエステル(クローダ社製:クロダモルSTS)、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体と2−エチルヘキサン酸のエステル(クローダ社製:クロダモルSFX)等が挙げられる。
〔ジペンタエリスリトールの疎水性カルボン酸エステル〕
ジペンタエリスリトールの疎水性カルボン酸エステルとは、ジペンタエリスリトールと1つ以上の疎水性カルボン酸の脱水縮合により得られる化合物をいい、ここで疎水性カルボン酸とは、水酸基を有していてもよい炭素数16以上24以下の炭化水素基を有するカルボン酸をいう。疎水性カルボン酸の具体例としては、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ロジン酸等が挙げられる。
入手性の観点から、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸及びロジン酸の混合酸とジペンタエリスリトールからなるエステルが好ましい。
〔一般式(20)で表されるジアルキルカーボネート化合物〕
33O(CH2CH2O)vCO(OCH2CH2)w−OR34 (20)
(式中、R33及びR34は、それぞれ炭素数6以上22以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基及び/又はアルケニル基を示し、v及びwはそれぞれ0又は1以上50以下の数である。)
本発明の効果を付与する観点から、一般式(20)のR33及びR34は、炭素数8以上のアルキル基が好ましく、また、炭素数18以下のアルキル基が好ましく、炭素数12以下のアルキル基がより好ましい。
v及びwは、上記観点から、0又は1以上5以下の数が好ましく、0がより好ましい。
一般式(20)で表されるジアルキルカーボネート化合物の好適例としては、ジオクチルカーボネート(コグニス社製:セチオールCC)等が挙げられる。
<(ii)シリコーン油>
(ii)シリコーン油としては、上記観点から、ジメチルポリシロキサン、ジメチコノール(末端にヒドロキシル基を有するジメチルポリシロキサン)、及びアミノ変性シリコーン(分子内にアミノ基を有するジメチルポリシロキサン)、ポリエーテル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、アミノ誘導体シリコーン、シリコーンワックス、シリコーンエラストマーから選ばれる1種以上が好ましい。
(ii)シリコーン油の25℃における粘度は、毛髪に用いた際に、処理乾燥後の毛髪に良好なしっとり感、柔らかさを付与する観点、及び界面活性剤組成物調製時の分散性の観点から、10mm2/s以上1500万mm2/s以下が好ましい。
<(iii)エーテル油>
(iii)エーテル油としては、本発明の効果を付与する観点から、下記一般式(21)で表されるジアルキルエーテル化合物、もしくは下記一般式(22)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物が好ましい。
〔一般式(21)で表されるジアルキルエーテル化合物〕
35−O−R36 (21)
(式中、R35及びR36は、それぞれ炭素数6以上22以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
一般式(21)のR35及びR36は、上記観点から、炭素数8以上のアルキル基が好ましく、また、炭素数18以下のアルキル基が好ましく、炭素数12以下のアルキル基がより好ましい。
一般式(21)で表されるジアルキルエーテル化合物の好適例としては、ジオクチルエーテル(コグニス社製:セチオールOE)等が挙げられる。
〔一般式(22)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物〕
37−O−(PO)r(EO)s−H (22)
(式中、R37は炭素数6以上22以下の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を示す。POはオキシプロピレン基を示し、EOはオキシエチレン基を示す。また、POの平均付加モル数rは0.1以上15以下の数を示し、EOの平均付加モル数sは0以上10以下の数を示す。sが0でない場合、PO及びEOの付加形式は、ランダムであってもブロックであってもよく、POとEOの付加順序も問わない。)
一般式(22)において、上記観点から、R37の炭素数は8以上が好ましい。また、R37の炭素数は20以下が好ましく、18以下がより好ましく、炭素数12以下が更に好ましい。
平均付加モル数rは、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、3以上が更に好ましい。また、平均付加モル数rは、13以下が好ましく、10以下がより好ましい。
平均付加モル数sは、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、1以下が更に好ましく、0がより更に好ましい。
一般式(22)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物の具体例としては、プロピレンオキシ基の平均付加モル数rが、1以上15以下であるポリオキシプロピレンヘキシルエーテル、ポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレン2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、ポリオキシプロピレンイソデシルエーテル、ポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレンパルミチルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシプロピレンイソステアリルエーテル、ポリオキシプロピレンオクチルデシルエーテル、ポリオキシプロピレンイコシルエーテル、ポリオキシプロピレンベヘニルエーテルが挙げられる。
これらの中では、上記観点から、オキシプロピレン基の平均付加モル数rが、3以上10以下であるポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、ポリオキシプロピレンラウリルエーテルから選ばれる1種以上がより好ましい。
<(iv)炭化水素油>
(iv)炭化水素油としては、本発明の効果を付与する観点から、炭素数20以上の飽和又は不飽和の炭化水素が好ましい。
(iv)炭化水素油の具体例としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、シクロパラフィン、ポリブテン、ワセリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、セレシンが挙げられ、毛髪に用いた際の毛髪のまとまり感の観点から、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックスが好ましく、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックスから選ばれる1種以上がより好ましい。
<(v)高級アルコール>
(v)高級アルコールとしては、本発明の効果を付与する観点から、炭素数6以上22以下の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を有するアルコールが好ましい。該アルキル基又は該アルケニル基の炭素数は8以上がより好ましく、12以上が更に好ましく、また、20以下がより好ましく、18以下が更に好ましい。
(v)高級アルコールの具体例としては、ヘキシルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシルアルコール、イソデシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、イコシルアルコール、ベヘニルアルコールが挙げられる。
これらの中では、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及び2−オクチルドデカノールから選ばれる1種以上が好ましい。
<(vi)水酸基が置換していてもよい炭素数17以上23以下の炭化水素基を有するカルボン酸>
(vi)水酸基が置換していてもよい炭素数17以上23以下の炭化水素基を有するカルボン酸の炭化水素基としては、上記観点から、炭素数17以上23以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。
水酸基が置換していてもよい炭素数17以上23以下の炭化水素基を有するカルボン酸の具体例としては、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸、ロジン酸等が挙げられる。これらの中では、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、及びベヘニン酸から選ばれる1種以上が好ましく、オレイン酸及びイソステアリン酸から選ばれる1種以上がより好ましい。
上記油剤(C)は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
<油剤(C)の含有量>
本発明の界面活性剤組成物中の油剤(C)の含有量は、毛髪用洗浄剤に用いた際の、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、乾燥後の優れたしっとり感と均一性を付与する観点、皮膚洗浄剤に用いた際の、乾燥後の優れた保湿感を付与する観点、毛髪用コンディショニング剤に用いた際の、塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を付与する観点、毛髪処理剤に用いた際の、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、界面活性剤組成物中、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましい。また、毛髪用洗浄剤に用いた際の、毛髪用洗浄剤による処理乾燥後の毛髪のべたつき感を抑制する観点及び経済性の観点から、油剤(C)の含有量は、界面活性剤組成物中、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましい。
界面活性剤組成物が毛髪用洗浄剤である場合、油剤(C)の含有量は、上記観点から、0.01質量%以上がより更に好ましく、0.1質量%以上がより更に好ましく、また、10質量%以下がより更に好ましく、8質量%以上がより更に好ましい。
界面活性剤組成物が毛髪用コンディショニング剤である場合、油剤(C)の含有量は、塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を得る観点から、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましい。また、乾燥後の毛髪のべたつき感を抑制する観点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましい。
界面活性剤組成物が毛髪処理剤である場合、油剤(C)の含有量は、処理すすぎ時の指通り性、処理乾燥後の毛髪にしっとり感を付与する観点から、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1質量%以上が更に好ましい。また、上記観点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましい。
また、油剤(C)に対するCCE(A)の質量比[CCE(A)/油剤(C)]は、本発明の効果の観点から、0.001以上が好ましく、0.01以上がより好ましく、また、5以下が好ましく、1以下がより好ましい。
(処理剤(D))
本発明の界面活性剤組成物が毛髪処理剤である場合は、CCE(A)、界面活性剤(B)の他に、染毛用染料、酸化剤、アルカリ剤、及びケラチン還元剤から選ばれる1種以上の処理剤(D)を含有する。
<染毛用染料>
染毛用染料は、毛髪染毛剤等の毛髪処理剤に用いられる。
染毛用染料には、直接染料と酸化染料中間体が含まれる。
直接染料としては、通常、化粧料等で用いられるものであれば特に制限はなく、ニトロ染料、アントラキノン染料、酸性染料、油溶性染料、塩基性染料等が挙げられる。
ニトロ染料としては、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC赤3、HC黄2、HC黄4等が挙げられ、アントラキノン染料としては、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン等が挙げられる。
酸性染料としては、赤色各号、橙色各号、黄色各号、緑色各号、青色各号、紫色401号、黒色401号、アシッドブルー1、同3、同62、アシッドブラック52、アシッドブラウン13、アシッドグリーン50、アシッドオレンジ6、アシッドレッド14、同35、同73、同184、ブリリアントブラック1等が挙げられる。
油溶性染料としては、赤色各号、橙色各号、黄色各号、緑色202号、紫色201号、青色403号等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー6、同7、同9、同26、同41、同99、ベーシックブラウン4、同16、ベーシックブラウン17、ベーシックグリーン1、ベーシックレッド2、同12、同22、同51、同76、ベーシックバイオレット1、同3、同10、同14、同57、ベーシックイエロー57、同87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
上記直接染料は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカップラーを用いることができる。
プレカーサーとしては、パラフェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、オルトクロルパラフェニレンジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3−メチル−4−アミノフェノール、2−ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、4−アミノメタクレゾール、オルトアミノフェノール及びこれらの塩等が挙げられる。
カップラーとしては、レゾルシン、2−メチルレゾルシン、1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2,6−ジアミノピリジン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン及びこれらの塩等が挙げられる。
上記酸化染料中間体は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
直接染料の含有量は、毛髪への染色性の観点から、毛髪処理剤中0.005質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましい。また、10質量%以下が好ましく、5質量%以下が好ましい。
酸化染料中間体である、プレカーサーとカップラーの含有量は、毛髪への染色性の観点から、それぞれ毛髪処理剤中0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。また、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
<酸化剤>
酸化剤は、毛髪染毛剤、パーマ剤等の毛髪処理剤に用いられる。毛髪処理剤がパーマ剤である場合には、パーマネントウェーブ第1剤と組み合わせて使用するためのパーマネントウェーブ第2剤に配合される。
毛髪染毛剤に用いられる酸化剤としては、過酸化水素、過酸化水素又は酸素の発生剤である過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。毛髪への染色性の観点から、過酸化水素が好ましい。
毛髪処理剤が毛髪染毛剤である場合には、酸化剤の含有量は、十分な染毛性・脱色性の観点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の観点から、毛髪処理剤中0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましい。また、12質量%以下が好ましく、9質量%以下がより好ましい。
パーマネントウェーブ第2剤に用いられる酸化剤としては、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素等が挙げられ、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
毛髪処理剤がパーマネントウェーブ第2剤である場合には、酸化剤の含有量は、毛髪処理剤中1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましい。また、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。これにより、毛髪内の切断されたケラチンのジスルフィド結合を十分に再結合させることができる。
<アルカリ剤>
アルカリ剤は、毛髪染毛剤、パーマ剤等の毛髪処理剤に用いられる。
毛髪染毛剤に含有されるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3−プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。中でも、毛髪への染色性の観点から、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩がより好ましい。
毛髪処理剤が毛髪染毛剤である場合には、アルカリ剤の含有量は、十分な染色性・脱色性の観点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の観点から、毛髪処理剤中0.1質量%以上10質量%以下が好ましい。
パーマ剤に含有されるアルカリ剤としては、毛髪染毛剤と同様のものが挙げられる。パーマ剤においては、アルカリ剤は、後述するケラチン還元剤と一緒に用いられる。
中でも、ケラチン還元剤の作用を向上させる観点から、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩、炭酸水素ナトリウムが好ましい。
毛髪処理剤がパーマ剤である場合には、アルカリ剤の含有量は、処理後のカール保持性及び毛髪、皮膚への刺激性の観点から、毛髪処理剤中0.1質量%以上10質量%以下が好ましい。
<ケラチン還元剤>
ケラチン還元剤は、パーマ剤等の毛髪処理剤に用いられる。ケラチン還元剤は、毛髪を構成するケラチンのジスルフィド結合を開裂させることができる。このようなケラチン還元剤を含む毛髪処理剤は、パーマネントウェーブ第1剤として好ましく使用することができる。
ケラチン還元剤としては、チオグリコール酸及びその誘導体、チオ乳酸及びその誘導体、システイン及びその誘導体、又はそれらの塩、下記式(23)のチオグリセリルアルキルエーテル又はその塩、及び下記式(24)のメルカプトアルキルアミド又はその塩等が挙げられる。
38OCH2CH(OH)CH2SH (23)
(式中、R38は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ低級アルキル基を示す。)
H−(CHOH)x−(CH2y−CONH(CH2z−SH (24)
(式中、xは0以上5以下の数であり、yは0以上3以下の数であり、zは2以上5以下の数である。ただし、yとzとは同時に0ではない。)
ケラチン還元剤の具体例としては、チオグリコール酸、チオグリコール酸グリセリンエステル、L−システイン、D−システイン、N−アセチルシステイン、これらシステイン類のアンモニウム塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のエタノールアミン塩類、エトキシヒドロキシプロパンチオール、メトキシエトキシヒドロキシプロパンチオール、イソプロポキシエトキシヒドロキシプロパンチオール等のチオグリセリルアルキルエーテル、メルカプトエチルプロパンアミド、メルカプトエチルグルコンアミド等が挙げられる。
ケラチン還元剤の含有量は、毛髪を構成するケラチンのジスルフィド結合を開裂させ、仕上がりの良好なパーマ性を得る観点から、毛髪処理剤中0.1質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましい。また、上記観点から、ケラチン還元剤の含有量は、毛髪処理剤中20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。
上記の処理剤(D)は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の界面活性剤組成物が毛髪処理剤である場合、処理剤(D)の含有量は、毛髪処理剤の機能を発現させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、上記観点から、好ましくは40質量%以下、より好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である。
本発明の界面活性剤組成物において、処理剤(D)に対するCCE(A)の質量比[CCE(A)/処理剤(D)]は、本発明の界面活性剤組成物を毛髪処理剤に用いた際に、毛髪処理すすぎ時の良好なすべり性、コート感、及び柔らかさを得る観点から、0.0002以上が好ましく、0.005以上がより好ましく、また、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。
(保湿剤(E))
本発明の界面活性剤組成物は、本発明の効果の観点、、洗浄における毛髪、皮膚のダメージ抑制の観点から、さらに保湿剤(以下、成分(E)ともいう。)を含有することができる。
好ましい保湿剤としては、セラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、カルビトール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、糖アルコール(例えば、マルチトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトールなど)、中鎖脂肪酸トリグリセライド、及び尿素から選ばれる1種以上又はその他のものが挙げられ、セラミド類、植物エキス、ヒアルロン酸ナトリウムが好ましい。
<セラミド類>
前記セラミド類とは、天然セラミド類、合成セラミド類及び合成等により得られるそれらの類縁体(擬セラミド)である。かかるセラミド類としては、Ceramide H03(Sederma社製)、Ceramide II(Sederma社製)、Questamide H(Quest社製)、Ceramide TIC−001(高砂香料株式会社製)、ソフケアセラミドSL−E(花王株式会社製)等が挙げられる。合成により得られるセラミド類縁体の特に好ましい例としては、上記ソフケアセラミドSL−Eを含む下記一般式(25)で表されるアミド誘導体が挙げられる。
Figure 2015030718
〔式中、R39及びR40はそれぞれ独立に、1以上のヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数7以上39以下の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R41及びR42はそれぞれ独立に、水素原子、リン酸塩残基、硫酸塩残基又は糖残基を示す。ただし、1分子中に1以上のヒドロキシ基を有する。〕
一般式(25)において、R39の炭化水素基としては、保湿性を得る観点から、炭素数9以上25以下の直鎖又は分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基が好ましく、R40の炭化水素基としては、炭素数10以上26以下の直鎖又は分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基が好ましく、R41及びR42としては、水素原子が好ましい。
前記一般式(25)で表されるアミド誘導体の製造法については特開昭62−228048号公報、特開昭63−216852号公報等に詳述されている。
前記セラミド類は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。前記セラミド類の含有量は、安定性及び保湿性の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
セラミド類は可溶化系、乳化系、液晶化系、又は分散液のいずれの形態もとることができる。分散液の場合、セラミド類が室温(25℃)で固体状のものが好ましく、界面活性剤組成物とした場合の安定性から、融点30℃以上であるものが好ましく、融点40℃以上であるものがより好ましい。また、分散液の場合、セラミド類の平均粒径は、安定性及び保湿性の観点から、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは1μm以上であり、好ましくは150μm以下、より好ましくは80μm以下である。なお、ここでいう平均粒径は光学顕微鏡で透過光下にて写真撮影した後、写真上で任意に粒子を30個選び、各粒子について、直線距離で最長の部分を計測した際の算術平均値である。
<植物エキス>
前記植物エキスとは、一丸ファルコス株式会社から販売されている植物系抽出エキス等が挙げられ、例えばアロエ、アロエベラ、イチョウ、ウイキョウ、海藻、カッコン、カミツレ、キウイ、キュウリ、ヘチマ、クチナシ、コメヌカ、モモ、ユズ、ハトムギ等が挙げられる。
前記植物エキスの含有量は、安定性、保湿性の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。植物エキスを含有すると、保湿効果ばかりでなく、抗炎症効果等、エキス特有の効果も付与される。
<ヒアルロン酸ナトリウム>
保湿剤であるヒアルロン酸ナトリウムの含有量は、安定性、保湿性の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
保湿剤(E)は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
保湿剤(E)の含有量は、安定性及び保湿性の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。
また、CCE(A)と保湿剤(E)の含有量の質量比[CCE(A)/保湿剤(E)]は、本発明の効果の観点、安定性及び保湿性の観点から、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.05以上であり、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは30以下である。
(抗菌剤又は抗フケ剤(F))
本発明の界面活性剤組成物は、本発明の効果の観点、及び洗浄後のデオドラント効果向上やかゆみ低減の観点から、さらに抗菌剤又は抗フケ剤(以下、成分(F)ともいう。)を含有することができる。
<抗菌剤>
前記抗菌剤としては、例えばトリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール等や、香粧品医薬品防腐・殺菌剤等の科学(ジョン・J・カバラ編、フレグランスジャーナル社)に記載されている抗菌剤などが挙げられ、これらの中で特にトリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオンが好ましい。また、本発明の界面活性剤組成物を、洗い流さないで使用する毛髪用コンディショニング剤に適用する場合には、特にトリクロサン、トリクロカルバン又はピロクトンオーラミンを用いるのが、毛髪の感触を損なうことがなく、好ましい。
<抗フケ剤>
前記抗フケ剤としては、下記一般式(26)で表される第4級アンモニウム塩、下記一般式(27)で表されるベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、下記一般式(28)で表されるクロルヘキシジン塩、下記一般式(29)で表されるピリジニウム塩等が挙げられる。
Figure 2015030718
(R43及びR44は各炭素数6以上14以下で合計炭素数16以上26以下の長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基又は長鎖ヒドロキシアルキル基を示し、互いに同一であっても異なっていてもよい。R45及びR46は炭素数1以上3以下のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、互いに同一であっても異なっていてもよい。Z1はハロゲン原子、アミノ酸、脂肪酸、炭素数1以上30以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有するリン酸エステル、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステル若しくは硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3以上のスチレンスルホン酸を有するか若しくは置換基として炭化水素基を有することがある多環式芳香族化合物のスルホン化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン性オリゴマー若しくはポリマーを示す。)
Figure 2015030718
(式中、R47は炭素数8以上14以下の炭化水素基又は
Figure 2015030718
で表される基を示し、Z1は前記と同じ意味を示す。)
Figure 2015030718
(式中、Z2はグルコン酸、酢酸又は塩酸を示す。)
Figure 2015030718
(式中、R48は炭素数6以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Z1は前記と同じ意味を示す)
上記一般式(26)、(27)及び(29)中のZ1としては、ハロゲン原子がより好ましい。
抗フケ剤の好適なものの具体例としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等が挙げられ、さらに一般式(27)で表されるもの、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムが好ましい。
成分(F)の抗菌剤、抗フケ剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、抗菌剤と抗フケ剤を組み合わせて用いると、より高い効果を得ることができる。
成分(F)の含有量は、本発明の効果の観点、及び洗浄後のデオドラント効果向上やかゆみ低減の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは5質量%以下、より好ましくは4質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、より更に好ましくは2質量%以下、より更に好ましくは1質量%以下である。
また、本発明の効果の観点、及び洗浄後のデオドラント効果向上やかゆみ低減の観点から、CCE(A)の含有量と成分(F)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(F)]は、好ましくは0.02以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、好ましくは100以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは10以下である。
(パール化剤(G))
本発明の界面活性剤組成物は、外観向上の観点から、さらにパール化剤(G)(以下、成分(G)ともいう。)を含有することができる。
パール化剤とは、界面活性剤組成物の外観にパール様光沢を付与し得る成分であり、本発明では、グリコールと脂肪酸のエステル(例えばモノエステルやジエステル)、長鎖ジアルキルエーテル等の乳濁剤、水不溶性の無機塩等、パール化剤として公知の化合物を使用できる。具体的には、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパルミテート、ジステアリルエーテル等の有機化合物が挙げられるが、コストと入手性の点から、グリコールと脂肪酸のエステルが好適であり、中でもエチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、更にエチレングリコールジステアレートが好ましい。また水不溶性の無機塩としては、酸化チタン、酸化スズ、雲母、マイカ等が挙げられる。
成分(G)の含有量は、経済性や洗浄性の観点、外観上の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上である。また、上記観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下、更に好ましくは4.0質量%以下である。
本発明では、パール化剤を直接界面活性剤組成物に添加できるが、予めパール成分を晶析させてプレミックス(パール化剤混合物)を調製後に界面活性剤組成物に添加してもよい。
パール化剤混合物の結晶安定性や、パール化混合物を界面活性剤組成物へ添加する際の分散性向上の観点から、パール化剤混合物中のCCE(A)の含有量と成分(G)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(G)]は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、好ましくは20以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは5以下である。
(香料(H))
本発明の界面活性剤組成物は、香りを向上させる観点から、さらに香料(以下、成分(H)ともいう。)を含有することができる。
本発明に用いられる香料としては、シトラス系統(F1)、フローラル系統(F2)、ウッディ系統(F3)、フルーティ系統(F4)、スパイシー系統(F5)、ムスク系統(F6)、グリーン系統(F7)、及びその他(F8)から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。使用後における香りの持続性の観点から、これらの中で好ましい香料は、次のものである:(F1)リモネン、(F2)リナロール、リナリルアセテート、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、メチルジヒドロジャスモネート、リラール、γ−メチルヨノン、β−ヨノン、(F3)アンブロキサン、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、(F4)o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、ダマスコン、γ−ウンデカラクトン、(F5)オイゲノール、(F6)パールライド、テンタローム、(F7)ヘリオナール、トリプラール、及びメントール、カンファー。
成分(H)の含有量(賦香率)は、香りの持続性及び安定配合の観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下である。
CCE(A)の含有量と成分(H)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(H)]は、香りの持続性及び安定配合の観点から、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは1以上であり、好ましくは100以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは10以下である。
(有機溶剤(I))
本発明の界面活性剤組成物は、外観、粘度、香りなどの安定性向上の観点から、さらに有機溶剤(以下、成分(I)ともいう。)を含有することができる。使用される有機溶剤としては、芳香族アルコール、カーボネート、又は下記一般式(30)で表されるヒドロキシ化合物が挙げられる。
Figure 2015030718
(式中、R49は、水素原子又は炭素数1以上4以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を示し、Aは炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、平均付加モル数rは1以上3000以下の数を示し、r個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)
前記芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノールが挙げられる。前記カーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のアルキレンカーボネートが挙げられる。
前記一般式(30)で表されるヒドロキシ化合物としては、Aが炭素数2又は3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、更に炭素数3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基;R49が水素、炭素数2以上4以下の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基、更に水素又は炭素数2又は3の直鎖アルキル基;rが1以上1000以下(平均付加モル数)、更に1以上100以下(平均付加モル数)であるのが好ましい。
前記一般式(30)で表されるヒドロキシ化合物の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
本発明に用いられる好ましい有機溶剤としては、界面活性剤組成物の安定性向上の観点から、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、又はポリプロピレングリコールであり、より好ましくは、ベンジルアルコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコール、及びポリプロピレングリコールから選ばれる1種以上である。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、有機溶剤が、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールの場合、重量平均分子量(測定法:GPC重量法)は、界面活性剤組成物の安定性向上の観点から、好ましくは200以上10000以下、より好ましくは200以上4000以下、更に好ましくは300以上1500以下である。
成分(I)の含有量は、安定性向上と洗浄性の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
CCE(A)の含有量と成分(I)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(I)]は、安定性向上と本発明の効果の観点から、好ましくは0.005以上、より好ましくは0.01以上、更に好ましくは0.05以上であり、好ましくは100以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは5以下である。
(ビタミン剤(J))
本発明の界面活性剤組成物は、乾燥後の毛髪、皮膚の感触持続性向上、及びダメージケアの観点から、さらにビタミン類(以下、成分(J)ともいう。)を含有することができる。
前記ビタミン類としては、ビタミンA類:例えば、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン等;ビタミンB類:例えば、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ニコチン酸誘導体(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジルエステル)、γ−オリザノール、リボフラビン(ビタミンB2)及びリボフラビン酢酸エステル、ジカプリル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン等のビタミンB誘導体;ビタミンC類:例えば、アスコルビン酸(ビタミンC)、アスコルビン酸モノステアリル、アスコルビン酸リン酸エステル等;ビタミンD類:例えばエルゴカルシフェロール(ビタミンD2)等;ビタミンE類:例えば、dl−トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等;パントテン酸類:例えば、パントテン酸カルシウム、パントテン酸エチルエーテル、D−パントテニルアルコール(D−パンテノール)等;ビタミンH類:例えばビオチン等が挙げられる。
本発明に用いられる好ましいビタミン類としては、毛髪、皮膚のダメージケアの観点から、レチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ニコチン酸アミド、γ−オリザノール、リボフラビン(ビタミンB2)、アスコルビン酸(ビタミンC)、dl−トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、パントテン酸エチルエーテル、D−パントテニルアルコール(D−パンテノール)、及びビオチンから選ばれる1種以上である。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
成分(J)の含有量は、安定配合と感触持続性向上の観点及び毛髪、皮膚のダメージケアの観点から、から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
本発明の効果の観点、乾燥後の毛髪、皮膚の感触持続性向上、及びダメージケアの観点から、CCE(A)の含有量と成分(J)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(J)]は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.5以上であり、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは40以下である。
(増粘剤(K))
本発明の界面活性剤組成物は、安定性向上、粘度調製の観点から、さらに増粘剤(以下、成分(K)ともいう。)を含有することができる。
増粘剤としては、グアーガム、ローカストビンガム、クインシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、シェラック、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルメタアクリレート、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ポリグリコール− ポリアミン縮合物、ポリメチルメタクリレート微粒子、ベントナイト、ラポナイト、微粉酸化ケイ素、コロイダルアルミナ、及びビーガムから選ばれる1種以上が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
成分(K)の含有量は、界面活性剤組成物の安定性向上、粘度調整の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
また、CCE(A)の含有量と成分(K)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(K)]は、本発明の効果の観点、粘度調整及び安定配合の観点から、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、更に好ましくは5以上であり、好ましくは200以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは50以下である。
(水溶性塩類(L))
本発明の界面活性剤組成物は、感触向上や粘度安定性向上の観点から、さらに水溶性塩類(以下、成分(L)ということがある。)を含有することができる。
水溶性塩類(L)としては、水溶性無機塩、及び界面活性剤(B)以外の水溶性有機塩から選ばれる1種以上が好ましい。好ましい水溶性塩類としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸のような有機酸、または塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸等の無機酸の塩が挙げられる。また当該塩を形成するカチオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、あるいはアンモニウム、アルミニウム等が挙げられる。
これらの塩類の好ましい具体例としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等の無機酸のアルカリ金属塩;塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩;クエン酸三ナトリウム等の有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアルカリ金属塩、及び有機酸(特に脂肪族の有機酸が好ましい。)のアンモニウム塩等が挙げられる。このうち、皮膚又は毛髪用洗浄剤として用いる場合の使用感の観点から、無機酸のアルカリ金属塩又は無機酸のアンモニウム塩が好ましく、これらは、単独で又は2種以上を用いることができる。
成分(L)の含有量は、感触向上、粘度調整効果の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上、より更に好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは4質量%以下である。
CCE(A)の含有量と成分(L)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(L)]は、本発明の効果の観点、感触向上、粘度調整効果の観点から、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、好ましくは50以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは5以下である。
(キレート剤(M))
本発明の界面活性剤組成物は、界面活性剤組成物の外観や安定性向上の観点、殺菌、抗菌効果向上の観点から、更にキレート剤(以下、成分(M)ともいう。)を含有することができる。
本発明に用いられるキレート剤(M)は、金属イオンをキレートする能力を有するものであれば特に制限されないが、アミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族及び脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、エーテルポリカルボン酸系キレート剤、イミノジメチルホスホン酸(IDP)、アルキルジホスホン酸(ADPA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(DEQUEST(登録商標)2010)等のホスホン酸系キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、リン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、及びジメチルグリオキシム(DG)から選ばれる1種以上が挙げられる。これらのキレート剤は、それぞれフリーの酸型であっても、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形であってもよい。更に、それらは、加水分解可能なそれらのエステル誘導体の形であってもよい。
アミノポリカルボン酸系キレート剤の具体例としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸(CDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、イミノジ酢酸(IDA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸(HIMDA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ酢酸(EDTA−OH)及びグリコールエーテルジアミンテトラ酢酸(GEDTA)、並びにこれらの塩類が挙げられる。
芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤の具体例としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、イタコン酸、アコニット酸、ピルビン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸(アントラニル酸を含む)、フタル酸、トリメリット酸及び没食子酸、並びにこれらの塩類、メチルエステル類及びエチルエステル類が挙げられる。また、アミノ酸系キレート剤の例としては、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン、メチオニン及びこれらの塩類及び誘導体が挙げられる。
更に、エーテルポリカルボン酸系キレート剤の例としては、ジグリコール酸、下記一般式(31)で表される化合物、その類似化合物及びその塩(例えばナトリウム塩)類が挙げられる。
Figure 2015030718
ヒドロキシカルボン酸系キレート剤の具体例としては、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸、酒石酸、乳酸及びこれらの塩類が挙げられる。また、リン酸系キレート剤の例としては、オルトリン酸、ピロリン酸、トリリン酸及びポリリン酸が挙げられる。高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤の具体例としては、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α−ヒドロキシアクリル酸重合体、イタコン酸重合体、これらの重合体の構成モノマー2種以上からなる共重合体及びエポキシコハク酸重合体が挙げられる。更に、アスコルビン酸、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸及びグリオキサール酸、並びにそれらの塩類も、キレート剤として好適に用いることができる。
好ましいキレート剤としては、入手容易性や界面活性剤組成物の安定性向上の観点から、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、コハク酸、サリチル酸、シュウ酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及びそれらの塩が挙げられる。上記キレート剤(M)は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
成分(M)の含有量は、界面活性剤組成物の外観や安定性向上の観点、殺菌、抗菌効果向上の観点から、本発明の界面活性剤組成物中、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.02質量%以上であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、より更に好ましくは1質量%以下である。
CCE(A)の含有量と成分(M)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(M)]は、本発明の効果の観点、界面活性剤組成物の外観や安定性向上の観点、殺菌、抗菌効果向上の観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.2以上であり、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは20以下である。
更に、本発明の界面活性剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、グリチルリチン酸、ジヒドロコレステリン、又はアラントイン等の抗炎症剤を含有してもよい。
(ポリマー(N))
本発明の界面活性剤組成物は、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を、毛髪用コンディショニング剤に適用すると塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤に適用すると処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、前記(A)以外の両性ポリマー及びカチオン性ポリマーから選ばれる1種以上のポリマー(以下、成分(N)ということがある。)を含有することができる。上記効果の観点からは、成分(N)がカチオン性ポリマーであることが好ましい。
<両性ポリマー>
両性ポリマーとしては、例えばカルボキシル基やスルホン酸基等のアニオン性基を有するモノマーとカチオン性モノマーとの共重合体、カルボキシベタイン型モノマーの重合体又は共重合体、カルボキシル基やスルホン酸基等の陰イオン性基をカチオン性ポリマーに導入したもの、塩基性窒素含有基を陰イオン性ポリマーに導入したもの等が挙げられる。
カチオン性モノマーとしては、アミノ基を有する単量体の酸中和物、又は該単量体を4級化剤で4級化した第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
アミノ基を有する単量体としては、ジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類、ジアルキルアミノ基を有するスチレン類、ビニルピリジン類、N−ビニル複素環化合物類、アミノ基を有するビニルエーテル類、及びアリルアミン類から選ばれる1種以上が好ましい。なお本発明において、“(メタ)アクリル酸”とは、“アクリル酸、メタクリル酸、又はそれらの混合物”を意味する。“(メタ)アクリレート”も同様である。
ジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリルアミド類としては、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジt−ブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
ジアルキルアミノ基を有するスチレン類としては、ジメチルアミノスチレン、ジメチルアミノメチルスチレン等が挙げられ、ビニルピリジン類としては、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン等が挙げられ、N−ビニル複素環化合物類としては、N−ビニルイミダゾール等が挙げられ、アミノ基を有するビニルエーテル類としては、アミノエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル等が挙げられる。
アリルアミン類としては、アリルアミン、N,N−ジアリルアミン、N,N−ジアリル−N−アルキル(アルキル基の炭素数1〜5)アミン等が挙げられる
アミノ基を有する単量体の酸中和物は、前記アミノ基を有する単量体と酸とを混合することにより得ることができる。好ましい酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、スルファミン酸、トルエンスルホン酸、乳酸、ピロリドン−2−カルボン酸、コハク酸等が挙げられる。あるいは、アミノ
基を有する単量体を用いてカチオン性ポリマーを重合した後に、カチオン性ポリマーと酸中和物とを混合してもよい。
アミノ基を有する単量体を4級化剤で4級化した第4級アンモニウム塩は、前記アミノ基を有する単量体を4級化剤で処理することにより得ることができる。4級化剤としては、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等の硫酸ジアルキル等のアルキル化剤が挙げられる。
また、ジアリル型第4級アンモニウム塩としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ジエチルジアリルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
<カチオン性ポリマー>
本発明において、カチオン性ポリマーとは、水に溶解した時に陽イオンになる置換基を含有しているポリマーをいう。
本発明の界面活性剤組成物に用いられる好ましいカチオン性ポリマーとしては、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を、毛髪用コンディショニング剤に適用すると塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤に適用すると処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与するえば、カチオン性ガラクトマンナン、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化デンプン、及びラジカル重合より合成されるカチオン性合成ポリマーから選ばれる1種以上が挙げられる。
〔カチオン性ガラクトマンナン〕
前記カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖にカチオン性基を導入したポリマーであり、好ましくは第4級窒素含有基を導入したカチオン性ポリマーである。カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖とカチオン化剤とを反応させることにより得ることができる。
本発明に用いられる好ましいカチオン性ガラクトマンナンとしては、毛髪用洗浄剤に適用すると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を、皮膚洗浄剤に適用すると、乾燥後の優れた保湿感を、毛髪用コンディショニング剤に適用すると塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を、毛髪染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤に適用すると処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与する観点から、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化コロハガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化アメリカサイカチガム、及びカチオン化ゴウシュウアオギリ等が挙げられる。このうち、上記観点から、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化コロハガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、カチオン化フェヌグリークガムがより好ましく、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガムが好ましい。
前記カチオン化タラガムの市販品としては、カチナールCTR−100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。前記カチオン化ローカストビーンガムの市販品としては、カチナールCLB−100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。カチオン化コロハガムの市販品としては、カチナールCG−100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。カチオン化グアーガムの市販品としては、ローディア社より販売されている、ジャガーC−13S、ジャガーC−14S、ジャガーC−17、ジャガーC−500、ジャガーC−162、ジャガーEXCEL、またアシュランド社より販売されているN−Hance BF17、N−Hance 3215、N−Hance CCG450、N−Hance 3196、N−Hance BF13、N−Hance CG13、N−Hance CCG45、N−Hance 3000、AquaCat PF618、AquaCat CG518、N−Hance HPCG1000等が挙げられる。カチオン化カッシアガムの市販品としては、Lubrizol社より販売されている、Sensomer CT−250 polymer、Sensomer ST−400 polymer等が挙げられる。
〔カチオン化ヒドロキシエチルセルロース〕
本発明において、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(以下、「C−HEC」ともいう)とは、カチオン性基とエチレンオキシ基を有するセルロースをいう。C−HECは、セルロースにカチオン性基とエチレンオキシ基を付加させることにより得られる。カチオン性基としては4級アンモニウム基が好ましい。
C−HECの市販品例としては、ダウケミカルより販売されている、UCARE JR125、UCARE JR400、UCARE JR30M、UCARE LR400、UCARE LR30M、SOFTCAT SL−5、SOFTCAT SL−30、SOFTCAT SL−60、SOFTCAT SL−100、SOFTCAT SX−400X、SOFTCAT SX−1300H、SOFTCAT SX−1300X、SOFTCAT SK−H、SOFTCAT SK−MH等が挙げられる。
〔カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース〕
本発明において、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース(以下、「C−HPC」ともいう)とは、カチオン性基とプロピレンオキシ基を有するセルロースをいう。カチオン化ヒドロキシプロピルセルロースは、セルロースにカチオン化剤とプロピレンオキシドを反応させることにより製造され、詳細な製造方法については、例えば国際公開第2012/091072号を参照することができる。
カチオン化ヒドロキシプロピルセルロースは、下記一般式(32)で表されるアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、かつカチオン化エチレンオキシ基の置換度が0.01以上2.9以下であり、プロピレンオキシ基の置換度が0.1以上4.0以下であるカチオン化ヒドロキシプロピルセルロース(以下、「C−HPC」ともいう)であることが好ましい。
Figure 2015030718
(式中、R50、R51及びR52 は、それぞれ独立に下記一般式(33)で表されるカチオン化エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基を有する置換基を示し、n1はアンヒドログルコースの平均重合度を示し、50以上5000以下の数である。)
Figure 2015030718
(式中、Y1及びY2は、一方が水素原子であり、他方が下記一般式(34)で表されるカチオン性基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。p1は一般式(32)中に含まれるカチオン化エチレンオキシ基(−CH(Y1)−CH(Y2)−O−)の数を、q1はプロピレンオキシ基(−PO−)の数を示し、それぞれ0又は正の整数である。p1及びq1のどちらもが0でない場合、カチオン化エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基の付加順序は問わず、更にp1及び/又はq1が2以上である場合は、ブロック結合又はランダム結合のいずれであってもよい。)
Figure 2015030718
(式中、R53、R54及びR55 は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、J-はアニオン性基を示す。)
〔一般式(32)で表される化合物〕
下記一般式(32)において、R50、R51及びR52は、それぞれ独立に一般式(33)で表される置換基であり、R50、R51及びR52は、同一であっても、異なっていてもよい。
Figure 2015030718
一般式(32)における平均重合度n1は、本発明の効果の観点から、50以上が好ましく、100以上がより好ましく、200以上が更に好ましく、300以上が更に好ましい。また、平均重合度n1は、上記観点から、5000以下が好ましく、3000以下がより好ましく、2000以下が更に好ましく、1500以下が更に好ましい。これらの観点を総合すると、平均重合度n1は、50〜5000が好ましく、100〜3000がより好ましく、200〜2000が更に好ましく、300〜1500がより更に好ましい。なお、本発明において平均重合度とは、銅−アンモニア法により測定される粘度平均重合度をいい、具体的には実施例に記載の方法により算出される。
〔一般式(33)で表される置換基〕
一般式(33)で表される置換基は、下記式(33)に示すとおり、カチオン化エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基を有する。
Figure 2015030718
上記一般式(33)において、Y1及びY2は、一方が水素原子であり、他方が下記一般式(34)で表されるカチオン性基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。
1は一般式(33)中に含まれるカチオン化エチレンオキシ基(−CH(Y1)−CH(Y2)O−)の数を示し、0又は正の整数である。製造の容易さの観点から、p1は0又は1であることが好ましい。
1はプロピレンオキシ基(−PO−)の数を示し、0又は正の整数である。製造の容易さの観点から、q1は0以上4以下の整数であることが好ましく、0以上2以下の整数であることがより好ましく、0又は1であることが更に好ましい。
C−HPC分子内に複数の一般式(33)で表される置換基が存在する場合、該置換基間においてp1、q1の値はそれぞれ異なっていてよい。
1とq1の合計は、製造の容易さの観点から、1以上5以下の整数であることが好ましく、1以上4以下の整数であることがより好ましく、1以上3以下の整数であることが更に好ましく、1又は2であることがより更に好ましい。p1及びq1のどちらもが0でない場合、前記カチオン化エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基の付加順序は問わない。また、p1及びq1のどちらもが0でなく、かつp1及び/又はq1が2以上である場合は、ブロック結合又はランダム結合のいずれであってもよいが、製造の容易さの観点から、ブロック結合であることが好ましい。
〔一般式(34)で表されるカチオン性基〕
一般式(34)で表されるカチオン性基は、下記式に示す構造を有する。
Figure 2015030718
一般式(34)において、R53、R54及びR55は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基であり、その具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、又はイソプロピル基が挙げられる。なかでも、C−HPCの水溶性の観点から、メチル基、又はエチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
一般式(34)において、J-は、アンモニウムの対イオンであるアニオン性基を示す。J-はアニオン性基であれば特に限定されない。その具体例としてはアルキル硫酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、アルキル炭酸イオン、及びハロゲン化物イオン等が挙げられる。なかでも、製造の容易さ及び入手性の観点から、ハロゲン化物イオンが好ましい。ハロゲン化物イオンとしては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオンが挙げられ、化学的安定性の観点から、塩化物イオン、臭化物イオンが好ましく、塩化物イオンがより好ましい。
一般式(32)で表されるC−HPCにおいて、上記観点から、カチオン化エチレンオキシ基の置換度は、2.9以下が好ましく、2.0以下がより好ましく、1.0以下が更に好ましく、0.5以下がより更に好ましい。また、カチオン化エチレンオキシ基の置換度は、上記観点から、から、0.01以上が好ましく、0.05以上がより好ましく、0.1以上が更に好ましい。 本発明において、C−HPCのカチオン化エチレンオキシ基の置換度とは、C−HPCの分子中に存在するカチオン化エチレンオキシ基の、セルロース主鎖を構成するアンヒドログルコース単位1モルあたりに対する平均モル数をいう。C−HPCのカチオン化エチレンオキシ基の置換度は、後述の実施例に記載の方法により測定される。
一般式(32)で表されるC−HPCにおいて、プロピレンオキシ基の置換度は、上記観点から、4.0以下が好ましく、3.0以下がより好ましく、2.8以下が更に好ましく、2.0以下がより更に好ましい。また、水溶性、及び上記観点から、0.1以上が好ましく、0.3以上がより好ましく、0.6以上が更に好ましく、1.0以上がより更に好ましい。これらの観点を総合すると、0.1〜4.0が好ましく、0.3〜3.0が好ましく、0.6〜2.8がより好ましく、1.0〜2.0がより更に好ましい。
本発明において、C−HPCのプロピレンオキシ基の置換度とは、C−HPC分子中に存在するプロピレンオキシ基の、セルロース主鎖を構成するアンヒドログルコース単位1モルあたりに対する平均モル数をいう。C−HPCのプロピレンオキシ基の置換度は、後述の実施例に記載の方法により測定される。
製造の容易さの観点から、C−HPCのカチオン化エチレンオキシ基の置換度とプロピレンオキシ基の置換度の和は、3.2以下であることが好ましく、3.0以下であることがより好ましく、2.5以下であることが更に好ましく、水溶性、及び本発明の効果の観点から、0.9以上であることが好ましく、1.2以上であることがより好ましく、1.5以上であることが更に好ましい。
〔カチオン化デンプン〕
本発明において、カチオン化デンプンとは、デンプンに第4級窒素含有基を導入したデンプンをいう。カチオン化デンプンは、デンプンにカチオン化剤を反応させることにより得られる。カチオン性基としては4級アンモニウム基が好ましい。カチオン化デンプンの市販品としては、Lubrizol社より販売されている、Sensomer CI−50等が挙げられる。
〔ラジカル重合より合成されるカチオン性合成ポリマー〕
本発明に用いられる好ましいカチオン性合成ポリマーとしては、例えば、メタクリロキシアルキル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリル酸共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体、及び次の単量体(a1)、(a2)及び(a3)を含有するモノマー混合物を共重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体等が挙げられる。
《単量体(a1)》
単量体(a1)は、下記一般式(35)及び(36)で表される親水性ノニオン性基含有ビニル単量体から選ばれる少なくとも1種である。
Figure 2015030718
(式中、R56は水素原子又はメチル基を示し、R57は水素原子、炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基、又はアルケニル基を示し、R58は炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
Figure 2015030718
〔式中、R59は水素原子又はメチル基を示し、A1及びA2は、それぞれ独立に式−(CH2)n2−(n2は2以上6以下の整数を示す)で表される基を示し、Bは、単結合、−O−又は−CH2−基を示す。〕
《単量体(a2)》
単量体(a2)は、下記一般式(37)及び(38)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体から選ばれる少なくとも1種である。
Figure 2015030718
(式中、R60は水素原子又はメチル基を示し、R61及びR62は、それぞれ独立に炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、R63は水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、Y3は−O−、−NH−、−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−基を示し、Zは炭素数1以上4以下(ただしY3が−CH2−のときは炭素数0以上3以下)の直鎖状又は分岐状のアルキレン基を示し、Qは酸の共役塩基を示す。)
Figure 2015030718
(式中、R64及びR65は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、R66及びR67は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、Qは前記の意味を示す。)
《単量体(a3)》
単量体(a3)としては、2個以上の反応性不飽和基を有する架橋性単量体が挙げられる。
架橋性単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;N−メチルアリルアクリルアミド、N−ビニルアクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ビスアクリルアミド酢酸等のアクリルアミド類;ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルエチレン尿素等のジビニル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルアミン、トリアリルアミン、トリアリルアンモニウム塩、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、分子中に少なくとも2個のアリルエーテル単位を有するスクローゼのアリルエーテル化体等のポリアリル化合物;ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート等の不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
これらの架橋性単量体の中では、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、又はペンタエリスリトールテトラアリルエーテルが好ましい。
なかでも、本発明の効果の観点から、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体、又は(a1)、(a2)及び(a3)を含有するモノマー混合物を共重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体がより好ましい。
前記メタクリロキシアルキル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体の市販品例としては、MerquatTM5(ルブリゾール社製)等が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体の市販品例としては、MerquatTM550、MerquatTM740、MerquatTM2200、MerquatTMS(いずれもルブリゾール社製)等が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−アクリル酸共重合体の市販品例としては、MerquatTM280、MerquatTM295(いずれもルブリゾール社製)等が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド−アクリル酸共重合体の市販品例としては、MerquatTM3330DRY(ルブリゾール社製)等が挙げられる。メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体の市販品例としては、MerquatTM2001(ルブリゾール社製)等が挙げられる。メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合体の市販品例としては、MerquatTM2003(ルブリゾール社製)等が挙げられる。ジアリル4級アンモニウム塩−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体の市販品例としては、Luviquat Sensation(BASF社製)等が挙げられる。(a1)、(a2)及び(a3)を含有するモノマー混合物を共重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体の市販品例としては、ソフケアKG−301W(花王株式会社製)、ソフケアKG−101W(花王株式会社製)等が挙げられる。
本発明の界面活性剤組成物中の前記成分(N)の含有量は、本発明の効果の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.02質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上であり、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
前記CCE(A)の含有量と前記成分(N)の含有量の質量比[CCE(A)/成分(N)]は、上記観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上であり、好ましくは50以下、より好ましくは30以下、更に好ましくは20以下である。
本発明の界面活性剤組成物は、前記成分以外に、CCE(A)の媒体ともなり得る水、減粘剤、多価アルコール類、防腐剤のほか、通常の化粧品原料として用いられる他の成分を含有することができる。通常の化粧品原料として用いられる他の成分としては、感触向上剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、酸化防止剤、着色剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
(界面活性剤組成物の製造方法)
本発明の界面活性剤組成物の製造方法に特に制限はなく、常法により製造することができる。具体的には、例えば、本発明の界面活性剤組成物が液状毛髪用シャンプーの場合は、水及び界面活性剤(B)を加温し、均一混合する。均一溶解確認後、CCE(A)を添加し混合する。本発明の界面活性剤組成物が皮膚洗浄剤や毛髪用コンディショニング剤である場合も、上記と同様の方法で製造することができる。なお、CCE(A)及び界面活性剤(B)の添加順序は逆でもよい。
本発明の界面活性剤組成物が毛髪処理剤の場合は、例えば、水、CCE(A)、酸化剤及びアルカリ剤を除く処理剤(D)、及びその他成分を混合し、加温して均一溶解させる。溶解確認後、酸化剤及びアルカリ剤を添加し混合する。
CCE(A)は、必要に応じて、予め水に分散又は溶解させた後に添加できる。CCE(A)を界面活性剤水溶液に添加し、均一溶解又は分散させた後、必要に応じて用いられる油剤(C)を添加し、冷却する。また、必要に応じて、保湿剤(E)、パール化剤(G)、pH調整剤、香料(H)、色素等を加え調製することができる。
また、本発明の界面活性剤組成物の剤型も特に制限されず、液体状、泡状、ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状等、任意の剤型とすることができるが、液体状、ペースト状又はクリーム状とすることが好ましく、液体状とすることが特に好ましい。液体状とする場合には、液体媒体として水の他、ポリエチレングリコール、エタノール等を用いるのが好ましく、水の配合量は、安定配合の観点から、全組成物中において10質量%以上、99.5質量%以下が好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤、皮膚洗浄剤、毛髪用コンディショニング剤、及び毛髪処理剤の剤型、水の配合量についても上記と同様である。
[洗浄方法]
本発明はまた、本発明の毛髪用洗浄剤を用いて毛髪を洗浄した後、すすぎ、乾燥する毛髪の洗浄方法、及び、本発明の皮膚洗浄剤を用いて皮膚を洗浄した後、すすぎ、乾燥する皮膚の洗浄方法を提供する。
毛髪の洗浄方法、及び皮膚の洗浄方法としては特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。
[コンディショニング方法]
本発明はまた、本発明の毛髪用コンディショニング剤を毛髪に適用する、毛髪のコンディショニング方法を提供する。本発明のコンディショニング方法としては特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。例えば、公知の毛髪用洗浄剤で毛髪を洗浄した後、本発明の毛髪用コンディショニング剤を毛髪に塗布する方法等が挙げられる。
[毛髪の処理方法]
本発明はまた、本発明の毛髪染毛剤又はパーマ剤を用いて毛髪を処理した後、すすぎ、乾燥する毛髪の処理方法を提供する。毛髪の処理方法としては特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。
上述した実施の形態に関し、本発明は以下の界面活性剤組成物、皮膚又は毛髪用洗浄剤、毛髪用コンディショニング剤、毛髪染毛剤、パーマ剤、及び洗浄方法、コンディショニング方法、並びに処理方法を開示する。
<1>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)及び界面活性剤(B)を含有する界面活性剤組成物であって、該カチオン性基含有セルロースエーテル(A)が、下記一般式(1)で表されるアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、該アンヒドログルコース単位あたりのカチオン化オキシアルキレン基の置換度が0.01以上1.0以下であり、グリセロール基の置換度が0.5以上5.0以下であり、かつ下記一般式(6)〜(8)で表される、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基の置換度が0.0001以上0.3以下である、界面活性剤組成物。
Figure 2015030718
(式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、下記一般式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基、又は水素原子を示す。nはアンヒドログルコース由来の主鎖の平均重合度を示し、100以上12000以下の数である。)
Figure 2015030718
(式中、式(2)又は(3)で表される構造単位はカチオン化オキシアルキレン基を示し、式(4)又は(5)で表される構造単位はグリセロール基を示し、式(6)〜(8)で表される構造単位は炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基を示す。R4〜R9は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、X-及びY-はアニオンを示し、r及びsは0以上3以下の整数である。R10、R11は、それぞれ独立に炭素数1以上16以下の直鎖又は分岐のアルキル基、又は炭素数2以上16以下の直鎖又は分岐のアルケニル基を示す。R12は炭素数3以上18以下の、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、又はアリール基を示し、pは0又は1の整数を示す。式(2)〜(7)で表される構造単位において、酸素原子は、水素原子又は前記構造単位の炭素原子と結合している。)
<2>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)のカチオン化オキシアルキレン基の置換度が、0.05以上、好ましくは0.1以上であり、0.9以下、より好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.3以下である、上記<1>に記載の界面活性剤組成物。
<3>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)のグリセロール基の置換度が、0.8以上、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.8以上であり、4.0以下、好ましくは3.5以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下である、上記<1>又は<2>に記載の界面活性剤組成物。
<4>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素を含有する基の置換度が、0.0005以上、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.005以上、更に好ましくは0.01以上であり、0.2以下、好ましくは0.15以下、より好ましくは0.08以下、更に好ましくは0.06以下である、上記<1>〜<3>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<5>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)のカチオン電荷密度が0.05mmol/g以上、好ましくは0.15mmol/g以上、より好ましくは0.2mmol/g以上、更に好ましくは0.3mmol/g以上であり、2.0mmol/g以下、好ましくは1.5mmol/g以下、より好ましくは1.2mmol/g以下、更に好ましくは0.9mmol/g以下である、上記<1>〜<4>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<6>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の平均重合度nが、200以上、好ましくは500以上、より好ましくは1000以上であり、10000以下、好ましくは5000以下、より好ましくは2500以下である、上記<1>〜<5>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<7>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の1質量%水溶液粘度が、10mPa・s以上、好ましくは50mPa・s以上、より好ましくは100mPa・s以上、更に好ましくは150mPa・s以上であり、10000mPa・s以下、好ましくは5000mPa・s以下、より好ましくは3000mPa・s以下、更に好ましくは2000mPa・s以下である、上記<1>〜<6>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<8>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基が、前記式(8)で表される基であり、R12が、好ましくは炭素数3以上14以下、より好ましくは炭素数3以上12以下、更に好ましくは炭素数3以上10以下、更に好ましくは炭素数3以上8以下、更に好ましくは炭素数3以上7以下、更により好ましくは炭素数3以上6以下の、アルキル基、アルケニル基、及びフェニル基から選ばれる1種以上である、上記<1>〜<7>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<9>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基が、前記式(8)で表される基であり、R12が、好ましくは炭素数8以上16以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、より好ましくは炭素数8以上14以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8以上12以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8以上12以下の分岐アルキル基であり、更に好ましくは2−エチルヘキシル基又はイソデシル基であり、更に好ましくは2−エチルヘキシル基である、上記<1>〜<7>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<10>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基が、前記式(8)で表される基であり、pが0である、上記<1>〜<9>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<11>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基が、前記式(6)又は(7)で表される基であり、R10、R11が、好ましくは炭素数1以上14以下のアルキル基又は炭素数2以上14以下のアルケニル基、より好ましくは炭素数1以上10以下のアルキル基又は炭素数2以上10以下のアルケニル基、更に好ましくは炭素数1以上7以下のアルキル基又は炭素数2以上7以下のアルケニル基、より更に好ましくは炭素数1以上5以下のアルキル基又は炭素数2以上5以下のアルケニル基、より更に好ましくは炭素数1以上4以下のアルキル基又は炭素数2以上4以下のアルケニル基、より更に好ましくは炭素数1以上4以下のアルキル基、より更に好ましくはメチル基又はエチル基、より更に好ましくはエチル基である、上記<1>〜<7>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<12>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基が、前記式(6)又は(7)で表される基であり、R10、R11が、好ましくは炭素数6以上14以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基、より好ましくは炭素数6以上12以下の分岐アルキル基又は分岐アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数6以上12以下の分岐アルキル基である、上記<1>〜<7>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<13>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の平均重合度nが、200以上、好ましくは500以上、より好ましくは1000以上であり、10000以下、好ましくは5000以下、より好ましくは2500以下ある、上記<1>〜<12>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<14>カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の含有量が0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下である、上記<1>〜<13>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<15>界面活性剤(B)に対するカチオン性基含有セルロースエーテル(A)の質量比が0.0002以上、好ましくは0.005以上、また、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは3以下である、上記<1>〜<14>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<16>界面活性剤(B)の含有量が0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上であり、80質量%以下、好ましくは50質量%以下、より好ましくは36質量%以下である、上記<1>〜<15>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<17>さらに、油剤(C)を含有する上記<1>〜<16>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<18>油剤(C)が、20℃における水100gに対する溶解量が0g以上1g以下、好ましくは0g以上0.5g以下、より好ましくは0g以上0.1g以下である、上記<17>に記載の界面活性剤組成物。
<19>油剤(C)が、(i)エステル油、(ii)シリコーン油、(iii)エーテル油、(iv)炭化水素油、(v)高級アルコール、及び(vi)水酸基が置換していてもよい炭素数17以上23以下の炭化水素基を有するカルボン酸から選ばれる1種以上である、上記<17>又は<18>に記載の界面活性剤組成物。
<20>油剤(C)の含有量が、界面活性剤組成物中、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、30質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下である、上記<17>〜<19>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<21>さらに、染毛用染料、酸化剤、アルカリ剤、及びケラチン還元剤から選ばれる1種以上の処理剤(D)を含有する上記<1>〜<20>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<22>処理剤(D)の含有量が、界面活性剤組成物中、0.1質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上であり、40質量%以下、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下である、上記<21>に記載の界面活性剤組成物。
<23>さらに、保湿剤(E)を含有する上記<1>〜<22>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<24>保湿剤(E)の含有量が、界面活性剤組成物中、0.001質量%以上、好ましくは0.005質量%以上であり、30質量%以下、好ましくは10質量%以下である、上記<23>に記載の界面活性剤組成物。
<25>さらに、抗菌剤又は抗フケ剤(F)を含有する上記<1>〜<24>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<26>抗菌剤又は抗フケ剤(F)の含有量が、界面活性剤組成物中、0.005質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、5質量%以下、好ましくは4質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、より更に好ましくは1質量%以下である、上記<25>に記載の界面活性剤組成物。
<27>さらに、パール化剤(G)を含有する上記<1>〜<26>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<28>さらに、香料(H)を含有する上記<1>〜<27>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<29>さらに、有機溶剤(I)を含有する上記<1>〜<28>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<30>さらに、ビタミン剤(J)を含有する上記<1>〜<29>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<31>さらに、増粘剤(K)を含有する上記<1>〜<30>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<32>さらに、水溶性塩類(L)を含有する上記<1>〜<31>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<33>さらに、キレート剤(M)を含有する上記<1>〜<32>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<34>さらに、カチオン性基含有セルロースエーテル(A)以外の両性ポリマー及びカチオン性ポリマーから選ばれる1種以上のポリマー(N)を含有する上記<1>〜<33>のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
<35>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、皮膚又は毛髪用洗浄剤。
<36>ヘアシャンプー、ボディシャンプー、ハンドウォッシュ、洗顔料、及びメイク落としから選ばれる、上記<35>に記載の皮膚又は毛髪用洗浄剤。
<37>上記<35>又は<36>に記載の洗浄剤を用いて皮膚又は毛髪を洗浄した後、すすぎ、乾燥する、皮膚又は毛髪の洗浄方法。
<38>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、毛髪用コンディショニング剤。
<39>さらに、油剤(C)を含有する上記<38>に記載の毛髪用コンディショニング剤。
<40>ヘアリンス、トリートメント、ヘアコンディショナー、洗い流さないタイプのヘアコンディショナー、ヘアクリーム、コンディショニングジェル、及びコンディショニングフォームから選ばれる、上記<38>又は<39>に記載の毛髪用コンディショニング剤。
<41>毛髪を洗浄した後、上記<38>〜<40>のいずれかに記載の毛髪用コンディショニング剤を毛髪に適用する、毛髪のコンディショニング方法。
<42>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、毛髪染毛剤。
<43>毛髪染色剤及び毛髪脱色剤から選ばれる、上記<42>に記載の毛髪染毛剤。
<44>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、パーマ剤。
<45>パーマネントウェーブ剤、ストレートパーマ剤、及び縮毛矯正剤から選ばれる、上記<44>に記載のパーマ剤。
<46>上記<42>又は<43>に記載の毛髪染毛剤又は上記<44>又は<45>に記載のパーマ剤を用いて毛髪を処理した後、すすぎ、乾燥する、毛髪の処理方法。
<47>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物の、皮膚又は毛髪用洗浄剤としての使用。
<48>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物の、毛髪用コンディショニング剤としての使用。
<49>上記<1>〜<34>のいずれかに記載の界面活性剤組成物の、毛髪染毛剤又はパーマ剤としての使用。
以下の製造例、実施例及び比較例において、「%」は「質量%」を意味する。各種物性等の測定は、以下の方法により行った。
(1)粘度平均重合度の測定(銅アンモニア法)
(1−1)セルロース及びCCEの粘度平均重合度
(i)測定用溶液の調製
メスフラスコ(100mL)に塩化第一銅0.5g、25%アンモニア水20〜30mLを加え、完全に溶解した後に、水酸化第二銅1.0g、及び25%アンモニア水を加えてメスアップし、3時間攪拌し、完全に溶解させた。
(ii)サンプルの調製
メスフラスコ(25mL)に測定サンプルを25mg添加後、フラスコの標線にメニスカスが一致するまで上記で調製した溶液を追加した。これを、6時間攪拌し完全に溶解させた。
(iii)粘度平均重合度の測定
得られた銅アンモニア水溶液をウベローデ粘度計に入れ、恒温槽(20±0.1℃)中で1分間静置した後、液の流下速度を測定した。種々の試料濃度(g/l)の銅アンモニア溶液の流下時間(t(秒))と試料無添加の銅アンモニア水溶液の流下時間(t0(秒))から、下記式に示した相対粘度ηrを求めた。
ηr=t/t0
次に、それぞれの濃度における還元粘度(ηsp/c)を以下の式より求めた。
ηsp/c=(ηr−1)/c (c:試料濃度(g/dl))
更に、還元粘度をc=0に外挿して固有粘度〔η〕を求め、以下の式より粘度平均重合度(n)を求めた。
n=2000×〔η〕
なお、実施例において、CCEの平均重合度は、製造に用いた原料セルロースの平均重合度と同一であると見なした。
(1−2)C−HPCの粘度平均重合度
精秤したセルロースの代わりに精秤したC−HPCを用いた点を除き、上記(i)の測定溶液の調製と同様にして測定溶液を調製した。
測定溶液の濃度としてセルロース換算濃度(g/dL)を用いた点を除き、上記(ii)の粘度平均重合度の測定と同様にして測定した。
ここで、セルロース換算濃度(ccell)とは、測定溶液1dL中に含まれるセルロース骨格部分の質量(g)をいい、下記計算式で定義する。
cell=u×162/(162+k×K+m×58)
〔式中、uは測定溶液の調製時に用いた精秤したC−HPCの質量(g)を示し、k、K、mは、それぞれ前記計算式(4)及び(5)と同じ意味を表す。〕
(2)CCEの置換基の置換度:MSの算出
CCEのグリセロール基の置換度(MS(Gly))、カチオン化オキシアルキレン基の置換度(MS(N+))、炭化水素基含有基の置換度(MS(HC))は、炭化水素基含有基がオキシプロピレン基である場合を除き、以下の計算式(1)〜(3)の連立方程式により算出した。
−a×(グリセロール基の含有量(%))×MS(HC)+(74.1−74.1×(グリセロール基の含有量(%)))×MS(Gly)−b×(グリセロール基の含有量(%))×MS(N+)=162.1×(グリセロール基の含有量(%))・・・(1)
−a×(窒素含有量(%))×MS(HC)−74.1×(窒素含有量(%))×MS(Gly)+(b−b×窒素含有量(質量%))×MS(N+)=162.1×(窒素含有量(%))・・・(2)
(a−a×(炭化水素基含有基の含有量(%)))×MS(HC)−74.1×(炭化水素基含有基の含有量(%))×MS(Gly)−b×(炭化水素基含有基の含有量(%))×MS(N+)=162.1×(炭化水素基含有基の含有量(%))・・・(3)
(式中、aは炭化水素基含有基の分子量を、bはカチオン化オキシアルキレン基の分子量を示す。
上記、連立方程式中のグリセロール基の含有量、窒素含有量、炭化水素基含有基の含有量は、それぞれCCE中に含有される、グリセロール基、カチオン化オキシアルキレン基を構成する窒素、炭化水素基含有基の質量%を示し、下記の方法にて算出した。
〔グリセロール基及び炭化水素基含有基の含有量(質量%)の測定〕
CCE中に含有される、グリセロール基の含有量%(質量%)は、Analytical Chemistry,Vol.51, No.13, 2172(1979)、「第十五改正日本薬局方(ヒドロキシプロピルセルロースの分析方法の項)」等に記載の、セルロースエーテルのアルコキシ基の平均付加モル数を分析する手法として知られるZeisel法に準じて算出した。以下に手順を示す。
(i)25mLメスフラスコにn−テトラデカン1mLを加え、o−キシレンを液のメニスカス下面がメスフラスコの標線上縁と一致するまで添加、撹拌して、内標準溶液を調製した。
(ii)精製、乾燥を行ったCCE65mg、アジピン酸65mgを10mLバイアル瓶に精秤し、(i)で調製した内標準溶液2mL、ヨウ化水素酸2mLを加えて密栓した。
(iii)上記バイアル瓶中の混合物を、スターラーチップにより攪拌しながら、150℃のブロックヒーターにて1時間加熱した。
(iv)バイアル瓶中の2相に分離した混合物の上層(o−キシレン層)をガスクロマトグラフ法にて測定し、グリセロール基由来のヨウ化イソプロピル、及び炭化水素基含有基由来の炭化水素基のヨウ化物(炭化水素基含有基がオキシブチレン基の場合は、2−ヨウ化ブチルを定量して、得られた結果からそれぞれCCE中のグリセロール基の含有量(質量%)、及び炭化水素基含有基の含有量(質量%)を算出した。
分析条件は以下の通りであった。
カラム:Agilent社製 HP−1(長さ:30m、内径:0.32mm、膜厚:0.25mm、固定相:100%メチルシロキサン)
カラム温度:40℃(5min)→10℃/min→230℃(5min)
インジェクター温度:210℃、検出器:水素炎イオン検出器(FID)、検出器温度:230℃、打ち込み量:1μL、キャリヤーガス流量:ヘリウム3.0mL/min
〔窒素含有量(質量%)の測定〕(ケルダール法)
精製、乾燥したCCE100mgを精秤し、ここへ硫酸10mL、分解促進剤(株式会社なかやま理化製作所製、ケルタブ錠)1錠を加え、ケルダール分解装置(BUCHI社製、K−432)を用いて250℃で30分、300℃で30分、420℃で80分と順に昇温させながら完全分解を行った。分解反応終了後、サンプルにイオン交換水30mLを加え、自動ケルダール蒸留・滴定装置(BUCHI社製、K−370)を用いて、30%水酸化ナトリウム水溶液40mLを加えアルカリ性とした後、蒸留操作により遊離したアンモニアを1%ホウ酸水溶液中に収集し、0.01N硫酸(和光純薬工業株式会社製、定量分析用)を用いて滴定することにより、CCE中の窒素含有量(質量%)を求めた。
なお、炭化水素基含有基がオキシプロピレン基の場合は、前記Zeisel法に準じた前処理を行うと、グリセロール基だけでなく、オキシプロピレン基もヨウ化イソプロピルに転化するため、グリセロール基及びオキシプロピレン基の含有量を独立して求めることができない。そこで、炭化水素基含有基がオキシプロピレン基の場合には下記に記載するNMR法によってまずオキシプロピレン基の含有量を求め、次に上記〔グリセロール基及び炭化水素基含有基の含有量の含有量(質量%)の測定〕に記載の方法で、オキシプロピレン基とグリセロール基の合計含有量を求めた。該合計含有量から、前記NMR法により求めたオキシプロピレン基の含有量を差し引いてグリセロール基の含有量を求めた。窒素含有量(質量%)の測定は、上記に記載の方法を用い、得られた各置換基の含有量を上記計算式(1)〜(3)に代入し、この連立方程式を解くことで、MS(PO)、MS(Gly)、MS(N+)を算出した。
[NMR法によるオキシプロピレン基の含有量(質量%)の算出]
得られたCCEのオキシプロピレン基の置換度(MS(PO))は、1H−NMRによって算出した。測定方法は以下の通りである。
装置:Mercury400(Varian製)
観測範囲:6410.3Hz
データポイント:65536
パルス幅:45°
パルス遅延時間:5s
積算:128回
スピン:No spin
内部標準:3−(トリメチルシリル)プロピオン酸−d4ナトリウム塩(TSP)
検量線作成用試料:ヒドロキシプロピルセルロース(商品名:KLUCEL Hercules社製、オキシプロピレン基の含有量が既知:76.15質量%)
精製、乾燥したCCE10mgを上記内部標準入りのD2O 1gに溶かして上記測定条件で1H−NMR測定を行った。オキシプロピレン基におけるメチル基のシグナル(1.23ppm)からCCE中のオキシプロピレン基の含有量を算出した。
(3)CCEの水溶液粘度の測定
直径32mmの円柱状の50mLバイアルに、精製、乾燥を行ったCCE0.5g、イオン交換水49.5gを入れ、6時間かけて攪拌して、CCEの1質量%水溶液又は1質量%分散液を調製した。
得られた1質量%水溶液又は1質量%分散液を恒温水槽中で25℃に調節した後、B型粘度計(東機産業株式会社製、TVB−10M)を用いて、測定温度:25℃、回転数:30rpm、ローター:1、2、3、又は4号の条件で粘度を測定した。
使用ローターの選定にあたっては、測定結果が使用ローターに対する粘度の測定範囲内における上限値の20〜90%の範囲になるローターを選択して測定を行った。
(4)水溶性の評価
直径32mmの円柱状の50mLバイアルに、精製、乾燥を行ったCCE等の各種ポリマー0.5g、イオン交換水49.5gを入れ、6時間かけて攪拌して1%水溶液又は1%分散液を調製し、得られた1%水溶液又は1%分散液に関して目視での溶解性評価を行った。
○;溶解性高(透明)
△;溶解性低(わずかに濁りが生じる)
×;不溶(ゲル)
(5)水分含量の測定
パルプ、綿状セルロース、粉末セルロースの水分含量は、電子式水分計「MOC−120H」(株式会社島津製作所製)を用いて、測定温度120℃で測定した。約1gのサンプルを用い、30秒間の重量変化率が0.1%以下となる点を測定の終点とした。
(6)パルプ及び粉末セルロースの結晶化度の算出
株式会社リガク製「Rigaku RINT 2500VC X-RAY diffractometer」を用いて、以下の条件で測定した回折スペクトルのピーク強度から、下記計算式より算出した。
結晶化度(%)=[(I22.6−I18.5)/I22.6]×100
(式中、I22.6は、X線回折におけるセルロースI型結晶の格子面(002面)(回折角2θ=22.6°)の回折強度を示し、I18.5は、アモルファス部(回折角2θ=18.5°)の回折強度を示す。)
X線光源:Cu/Kα−radiation、管電圧:40kV、管電流:120mA
測定範囲:2θ=5〜45°、
測定サンプル:面積320mm2×厚さ1mmのペレットを圧縮して作成
X線のスキャンスピード:10°/min
得られた結晶化度が負の値をとった場合は、全て結晶化度0%とした。
(7)セルロースの平均粒径の測定
粉末セルロースの平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置「LA−920」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。測定試料として粉末セルロース0.1gを5mLの水に加え、超音波で1分間処理した試料分散液を用いた。体積基準のメジアン径を、温度25℃にて測定し、これを平均粒径とした。
セルロースの平均粒径は、同様の測定装置を用い、セルロースにエタノールを加え、透過率が70−95%の範囲に入るような濃度に調節し、超音波で1分間処理し、NaOHを溶解させた試料分散液を用いた。
(8)C−HPCの置換度の算出
C−HPCのプロピレンオキシ基の置換度、及びカチオン化オキシエチレン基の置換度
は、以下の方法により算出した。製造例で得られたC−HPCを透析膜(分画分子量1000)により精製後、水溶液を凍結乾燥して精製C−HPCを得た。得られた精製C−HPCの塩素含有量(%)を元素分析によって測定し、C−HPC中に含まれるカチオン化オキシエチレン基の数と対イオンである塩化物イオンの数を同数であると近似して、下記計算式(4)から、C−HPC単位質量中に含まれるカチオン化エチレンオキシ基の量(a(モル/g))を求めた。
a(モル/g)=元素分析から求められる塩素含有量(%)/(35.5×100) (4)
分析対象がヒドロキシプロピルセルロースではなく精製C−HPCであることを除き、日本薬局方記載の「ヒドロキシプロピルセルロースの分析法」に従って、ヒドロキシプロポキシ基含有量(%)を測定した。下記計算式(5)から、ヒドロキシプロポキシ基含有量〔式量(OC36OH=75.09〕(b(モル/g)を求めた。
b(モル/g)=ガスクロ分析から求められるヒドロキシプロポキシ基含有量(%)/(75.09×100) (5)
得られたa及びbと下記計算式(6)、(7)からカチオン化エチレンオキシ基の置換度(k)及びプロピレンオキシ基の置換度(m)を算出した。
a=k/(162+k×K+m×58) (6)
b=m/(162+k×K+m×58) (7)
〔式中、k及びKは、それぞれ、カチオン化エチレンオキシ基の置換度及び式量を示し、mはプロピレンオキシ基の置換度を示す。〕
製造例1(CCE(1)の製造)
(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程
原料セルロースとしてシート状木材パルプ(テンベック社製、BioflocXV18、平均重合度1977)をシートペレタイザー(株式会社ホーライ製、SGG−220)で処理してチップ状にした。その後、80℃で12時間乾燥処理を行い、水分含量0.18質量%のチップ状の乾燥パルプを得た。得られたチップ状セルロースをエキストリームミル(ワーリング社製、MX−1200XTM型、全容量150mL)に投入し、回転数24000rpmにて20℃で30秒間粉砕処理を行い、綿状セルロース(平均重合度1977)を得た。
(2)グリセロール化反応工程
3つ口丸底フラスコに、ジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)584g、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフロリド三水和物(TBAF、関東化学株式会社製)116gを投入し、均一に溶解させた。これに、上記で得られた綿状セルロース7.0gを加えて室温で1時間撹拌し、溶解させた。更に、微粉末化した水酸化カリウム2.4g(1.0モル/AGU1モル)を加えてよく分散させた。70℃に昇温した後、窒素気流下で反応液を撹拌しながら、予めグリシドール128g(40.0モル/AGU1モル)の50%ジメチルスルホキシド溶液248gを5時間かけて添加した。滴下終了後、更に70℃のまま1時間撹拌を続け、反応を終了させた。
続いて、反応溶液を室温まで冷却した後に、遠心分離を行い、得られた上澄み液をイオン交換水/アセトン/メタノール=2/4/4(体積比)の混合溶媒(10L,25℃)中へ投入した。析出したポリマーをろ過し、上記イオン交換水/アセトン/メタノール混合溶媒1Lで洗浄した後、減圧乾燥(80℃,0.03kPa,12時間)することで白色の固形物としてグリセロール化されたセルロース13gを得た。
(3)カチオン化反応、及び炭化水素基含有基の付加反応工程
3つ口丸底フラスコに、70%ジメチルスルホキシド水溶液1089gを投入し、上記で得られたグリセロール化されたセルロース11gを加えて、室温で撹拌し、均一に溶解させた。その後、20%水酸化ナトリウム水溶液1.8g(0.25モル/AGU1モル)を加えて室温で撹拌した。その後、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニウムクロライド(阪本薬品工業株式会社製、含水量20質量%、純度80%)11.1g(2.00モル/AGU1モル)及び炭化水素基含有基の導入剤として1,2−エポキシペンタン(和光純薬工業株式会社製)61g(1.50モル/AGU1モル)を、グリセロール化されたセルロース溶液に撹拌しながら添加し、50℃に昇温して5時間反応を行った。その後、反応液を酢酸で中和し、10Lのエタノール/イソプロパノール(7/3体積比)中に投入して、析出したポリマーをろ過し、上記エタノール/イソプロパノール混合溶媒1Lで洗浄後、減圧乾燥(80℃,0.03kPa,12時間)することで白色の固形物としてCCE(1)17gを得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、グリセロール基の置換度[MS(Gly)]、カチオン化オキシアルキレン基の置換度[MS(N+)]及び炭化水素基含有基の置換度[MS(HC)]、並びにカチオン電荷密度、平均重合度、水溶液粘度を表1に示す。
製造例2〜4、16、17(CCE(2)〜(4)、(16)、(17)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤、炭化水素基含有基の導入剤の種類と添加量をそれぞれ表1に示した量に変更したことを除いては、製造例1と同様に行い、CCE(2)〜(4)、(16)及び(17)を得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、グリセロール基の置換度[MS(Gly)]、カチオン化オキシアルキレン基の置換度[MS(N+)]及び炭化水素基含有基の置換度[MS(HC)]、並びにカチオン電荷密度、平均重合度、水溶液粘度を表1に示す。
製造例5〜14(CCE(5)〜(14)の製造)
製造例1において、原料セルロースであるシート木材パルプをテンベック社製BioflocHV+、平均重合度1550に変更し、更に工程(1)のセルロースのチップ化・綿状化工程を、下記のセルロースの粉末化工程に変更した。
(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程
シート状木材パルプ(テンベック社製、Biofloc HV+、平均重合度1550)をシュレッダー(株式会社明光商会製、MSX2000−IVP440F)で処理してチップ状にした。その後、80℃で12時間乾燥処理を行い、水分含量0.18%のチップ状の乾燥パルプを得た。
次に、得られたチップ状の乾燥パルプ920gを、バッチ式振動ミル(中央化工機株式会社製、FV−10:容器全容積33L、ロッドとして、φ30mm、長さ510mm、断面形状が円形のSUS304製ロッド63本、充填率70体積%)に投入した。振動数20Hz,全振幅8mm,温度10〜40℃の範囲で10分間粉砕処理を行い、セルロース粉末890g(平均重合度1233)を得た。
得られたセルロース粉末を用いて、グリセロール化剤、カチオン化剤、炭化水素基含有基の導入剤の添加量をそれぞれ表1に示した量に変更したことを除いては、製造例1と同様に行い、CCE(5)〜(14)を得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、グリセロール基の置換度[MS(Gly)]、カチオン化オキシアルキレン基の置換度[MS(N+)]及び炭化水素基含有基の置換度[MS(HC)]、並びにカチオン電荷密度、平均重合度、水溶液粘度を表1に示す。
製造例15、18、19(CCE(15)、(18)、(19)の製造)
原料セルロースであるシート木材パルプをテンベック社製BioflocXV、平均重合度1694に変更したこと、及びグリセロール化剤、カチオン化剤、炭化水素基含有基の導入剤の種類と添加量をそれぞれ表1に示した量に変更したことを除いては、製造例1と同様に行い、CCE(15)、(18)、(19)を得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、グリセロール基の置換度[MS(Gly)]、カチオン化オキシアルキレン基の置換度[MS(N+)]及び炭化水素基含有基の置換度[MS(HC)]、並びにカチオン電荷密度、平均重合度、水溶液粘度を表1に示す。
Figure 2015030718
製造例20(CCE(20)の製造)
(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程
原料セルロースとしてシート状木材パルプ(テンベック社製Biofloc HV+、平均重合度1550)を用い、シュレッダー(株式会社明光商会製、MSX2000−IVP440F)にかけてチップ状にした。その後、80℃で12時間乾燥処理を行い、水分含量0.18%のチップ状の乾燥パルプを得た。
次に、得られたチップ状の乾燥パルプ920gを、バッチ式振動ミル(中央化工機株式会社製、FV−10:容器全容積33L、ロッドとして、φ30mm、長さ510mm、断面形状が円形のSUS304製ロッド63本、充填率70体積%)に投入した。振動数20Hz,全振幅8mm,温度10〜40℃の範囲で10分間粉砕処理を行い、セルロース粉末890g(平均重合度1233)を得た。
(2)グリセロール化反応工程
3つ口丸底フラスコに、ジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)162.0g、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフロリド三水和物(TBAF、関東化学株式会社製)33.2gを投入し、均一に溶解させた。これに、上記で得られた粉末状セルロース3.0gを加えて室温で1時間撹拌し、溶解させた。更に、微粉末化した水酸化カリウム1.0g(1.0モル/AGU1モル)を加えてよく分散させた。70℃に昇温した後、窒素気流下で反応液を撹拌しながら、予めグリシドール6.1g(4.4モル/AGU1モル)とジメチルスルホキシド6.1gとを混合した溶液を5時間かけて添加した。滴下終了後、更に70℃のまま1時間撹拌を続け、反応を終了させた。反応終了後酢酸を1.2g(反応前に添加したKOHに対して1.1当量)を加えて中和し、反応溶液を室温まで冷却した後に、遠心分離を行い、得られた上澄み液をイオン交換水/アセトン/メタノール=2/4/4(体積比)の混合溶媒(3L, 25℃)中へ投入した。析出したポリマーをろ過し、上記イオン交換水/アセトン/メタノール混合溶媒1Lで洗浄した後、減圧乾燥(80℃, 0.03kPa,12時間)することで白色の固形物としてグリセロール化されたセルロース3.5gを得た。
(3)カチオン化反応、及び炭化水素基含有基の付加反応工程
3つ口丸底フラスコに、70%ジメチルスルホキシド水溶液67.0gを投入し、上記で得られたグリセロール化されたセルロース1.0gを加えて、室温で撹拌し、均一に溶解させた。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液0.07g(0.2モル/AGU1モル)を加えて室温で撹拌した。その後、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニウムクロライド(阪本薬品工業株式会社製、含水量20質量%、純度80%)0.43g(0.5モル/AGU1モル)及び炭化水素基含有基の導入剤として2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成工業社製)0.04g(0.05モル/AGU1モル)を、グリセロール化されたセルロース溶液に撹拌しながら添加し、50℃に昇温して5時間反応を行った。その後、反応液を反応前に添加したNaOHに対して1.1当量の酢酸で中和し、500mLのエタノール/イソプロパノール(7/3体積比)中に投入して、析出したポリマーをろ過し、上記エタノール/イソプロパノール混合溶媒500mLで洗浄後、減圧乾燥(80℃, 0.03kPa,12時間)することで白色の固形物としてCCE(20)0.9gを得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、及び評価結果を表2に示す。
製造例21(CCE(21)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量を表2に記載のとおりに変えた以外は製造例20と同様に行い、CCE(21)を得た。評価結果を表2に示す。
製造例22(CCE(22)の製造)
(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程
製造例1の(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程と同様に行った。
(2)グリセロール化および炭化水素基含有基の付加反応工程
3つ口丸底フラスコに、ジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)111.0g、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフロリド三水和物(TBAF、関東化学株式会社製)22.1gを投入し、均一に溶解させた。これに、上記で得られた粉末状セルロース2.0gを加えて室温で1時間撹拌し、溶解させた。更に、微粉末化した水酸化カリウム0.69g(1.0モル/AGU1モル)を加えてよく分散させた。70℃に昇温した後、窒素気流下で反応液を撹拌しながら、予めグリシドール7.0g(7.7モル/AGU1モル)、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成工業株式会社製)0.09g(0.04モル/AGU1モル)をジメチルスルホキシド7.09gに溶解した溶液を5時間かけて添加した。滴下終了後、更に70℃のまま1時間撹拌を続け、反応を終了させた。反応終了後酢酸を0.8g(反応前に添加したKOHに対して1.1当量)を加えて中和し、反応溶液を室温まで冷却した後に、遠心分離を行い、得られた上澄み液をイオン交換水/アセトン/メタノール=2/4/4(体積比)の混合溶媒(10L, 25℃)中へ投入した。析出したポリマーをろ過し、上記イオン交換水/アセトン/メタノール混合溶媒1Lで洗浄した後、減圧乾燥(80℃, 0.03kPa,12時間)することで白色の固形物としてグリセロール化されたセルロース2.1gを得た。
(3)カチオン化反応工程
3つ口丸底フラスコに、70%ジメチルスルホキシド水溶液67.0gを投入し、上記で得られたグリセロール化および炭化水素基含有基が導入されたセルロース1.0gを加えて、室温で撹拌し、均一に溶解させた。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液0.07g(0.2モル/AGU1モル)を加えて室温で撹拌した。その後、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニウムクロライド(阪本薬品工業株式会社製、含水量20質量%、純度80%以上)0.48g(0.59モル/AGU1モル)を、グリセロール化されたセルロース溶液に撹拌しながら添加し、50℃に昇温して5時間反応を行った。その後、反応液を反応前に添加したNaOHに対して1.1当量の酢酸で中和し、500mLのエタノール/イソプロパノール(7/3体積比)中に投入して、析出したポリマーをろ過し、上記エタノール/イソプロパノール混合溶媒500mLで洗浄後、減圧乾燥(80℃、0.03kPa、12時間)することで白色の固形物としてCCE(22)0.9gを得た。
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量、及び評価結果を表2に示す。
製造例23〜26(CCE(23)〜(26)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量を表2に記載の通りに変えた以外は製造例22と同様に行い、CCE(23)〜(26)を得た。評価結果を表2に示す。
製造例27(CCE(27)の製造)
(1)セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理
シート状木材パルプ(テンベック社製、BioflocXV18、平均重合度1977)をシートペレタイザー(株式会社ホーライ製、SGG−220)で処理してチップ状にした。その後、80℃で12時間乾燥処理を行い、水分含量0.18%のチップ状の乾燥パルプを得た。得られたチップ状セルロースをエキストリームミル(ワーリング社製、MX−1200XTM型、全容量150mL)に投入し、回転数24000rpmにて20℃で30秒間粉砕処理を行い、綿状セルロース(平均重合度1977)を得た。
(2)グリセロール化反応工程
3つ口丸底フラスコに、ジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)584g、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフロリド三水和物(TBAF、関東化学株式会社製)116.2gを投入し、均一に溶解させた。これに、上記で得られた綿状セルロース7.0gを加えて室温で1時間撹拌し、溶解させた。更に、微粉末化した水酸化カリウム2.4g(1.0モル/AGU1モル)を加えてよく分散させた。70℃に昇温した後、窒素気流下で反応液を撹拌しながら、予めグリシドール124.1g(38.8モル/AGU1モル)とジメチルスルホキシド124.1gとを混合した溶液を5時間かけて添加した。滴下終了後、更に70℃のまま1時間撹拌を続け、反応を終了させた。反応終了後酢酸を2.8g(反応前に添加したKOHに対して1.1当量)を加えて中和し、反応溶液を室温まで冷却した後に、遠心分離を行い、得られた上澄み液をイオン交換水/アセトン/メタノール=2/4/4(体積比)の混合溶媒(10L, 25℃)中へ投入した。析出したポリマーをろ過し、上記イオン交換水/アセトン/メタノール混合溶媒1Lで洗浄した後、減圧乾燥(80℃、0.03kPa、12時間)することで白色の固形物としてグリセロール化されたセルロース13.0gを得た。
(3)カチオン化反応、及び炭化水素基含有基の付加反応工程
3つ口丸底フラスコに、70%ジメチルスルホキシド水溶液99.0gを投入し、上記で得られたグリセロール化されたセルロース1.0gを加えて、室温で撹拌し、均一に溶解させた。その後、20%水酸化ナトリウム水溶液0.15g(0.25モル/AGU1モル)を加えて室温で撹拌した。その後、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニウムクロライド(阪本薬品工業株式会社製、含水量20質量%、純度80%)1.96g(3.51モル/AGU1モル)及び炭化水素基含有基の導入剤として2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成工業株式会社製)0.04g(0.07モル/AGU1モル)を、グリセロール化されたセルロース溶液に撹拌しながら添加し、50℃に昇温して5時間反応を行った。その後、反応液を反応前に添加したNaOHに対して1.1当量の酢酸で中和し、500mLのエタノール/イソプロパノール(7/3体積比)中に投入して、析出したポリマーをろ過し、上記エタノール/イソプロパノール混合溶媒500mLで洗浄後、減圧乾燥(80℃、0.03kPa、12時間)することで白色の固形物としてCCE(27)0.9gを得た。評価結果を表2に示す。
製造例28〜32(CCE(28)〜(32)の製造)
シート状木材パルプ、セルロースの裁断処理、乾燥処理及び粉砕処理工程を製造例1記載の方法に変えたこと、及びグリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量を表2に記載のとおりに変えたこと以外は製造例27と同様に行い、CCE(28)〜(32)を得た。評価結果を表2に示す。
製造例33〜36(CCE(33)〜(36)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量を表2に記載のとおりに変えたこと以外は、製造例22と同様に行い、CCE(33)〜(36)を得た。評価結果を表2に示す。
製造例37〜39(CCE(37)〜(39)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤、及び炭化水素基含有基の導入剤の添加量を表2に記載のとおりに変えたこと以外は、製造例27と同様に行い、CCE(37)〜CCE(39)を得た。評価結果を表2に示す。
なお、製造例39で使用したイソデシルグリシジルエーテルについては、原料としてドデシルアルコール167.4gの代わりにイソデシルアルコール167.4gを用いた点を除いて、特許第3544134号公報の製造例20に記載の方法に従って製造した。
製造例40(CGC(1)の製造)
グリセロール化剤、カチオン化剤の添加量をそれぞれ表1に示した量に変更したことを除いては、製造例5と同様に行い、CGC(1)を得た。評価結果を表2に示す。
Figure 2015030718
製造例41〔C−HPC(1)の製造〕
(1)チップ化工程
シート状木材パルプ〔テンベック社製Biofloc HV+、平均重合度1770、結晶化度74%、水分含量7.0%〕をシートペレタイザー(株式会社ホーライ製、「SGG−220」)で処理して3〜5mm角のチップ状にした。
(2)カチオン化工程
上記(1)で得られたチップ状パルプ100gに、グリシジルトリメチルアンモニウムクロリド水溶液(阪本薬品工業株式会社製、含水量20%、純度90%以上)(以下「GMAC」という)60.8g〔0.65モル/AGU1モル〕を乳鉢で混合した後、バッチ式振動ミル(中央化工機株式会社製「MB−1」:容器全容積3.5L、ロッドとして、φ30mm、長さ218mm、断面形状が円形のSUS304製ロッド13本、充填率57%)に投入した。12分間粉砕処理(振動数20Hz、振幅8mm、温度30〜70℃)を行い、セルロースとGMACの粉末状混合物を得た。
得られた粉末状混合物に、48%水酸化ナトリウム水溶液14.8g(0.2モル/AGU1モル)を乳鉢で混合した後、前記バッチ式振動ミルに投入した。同様の条件にて120分間粉砕処理を行い、カチオン化セルロース175.6gを得た。
(3)ヒドロキシプロピル化工程
熟成後に得られたカチオン化セルロース100g(未中和・未精製品)の入ったニーダーを70℃に昇温し、酸化プロピレン40.8g(2.0モル/AGU 1モル、関東化学株式会社製、特級試薬)を攪拌しながら滴下して、酸化プロピレンが消費され還流が止むまで8時間反応を行った。
反応終了混合物をニーダーから取り出し、薄褐色の粗C−HPC粉末140.8gを得た。この粗C−HPC粉末10.0gを採取して酢酸で中和した。プロピレンオキシ基及びカチオン化エチレンオキシ基の置換度を求める目的で、中和物を透析膜(分画分子量1000)により精製後、水溶液の凍結乾燥を行い、精製C−HPC(1)を得た。
得られた精製C−HPC(1)の元素分析より、塩素含有量は3.0%であった。また、前記「ヒドロキシプロピルセルロースの分析法」によるヒドロキシプロポキシ基含有量は32.5%であった。カチオン化オキシエチレン基の置換度、及びオキシプロピレン基の置換度は、それぞれ0.22、及び1.1であった。精製C−HPC(1)の平均重合度は539であった。結果を表3に示す。
製造例42〔C−HPC(2)の製造〕
(1)低結晶性粉末セルロースの製造工程
シート状木材パルプ(テンベック社製Biofloc HV+、平均重合度1770、結晶化度74%、水分含量7.0%)をシュレッダー(株式会社明光商会製、「MSX2000−IVP440F」)にかけて3〜5mm角のチップ状にした。その後、50℃減圧下で12時間乾燥処理を行い、チップ状の乾燥パルプ(水分含量0.4%)を得た。
次に、得られたチップ状の乾燥パルプ100gを、製造例1で使用したバッチ式振動ミルに投入した。振動数20Hz,全振幅8mm,温度30〜70℃の範囲で35分粉砕処理を行い、粉末セルロース(結晶化度0%、平均重合度836、平均粒径52μm、水分含量1.0%)を得た。
(2)カチオン化工程
上記(1)で得られた粉末セルロース100gに、GMAC 46.9g(0.4モル/AGU1モル)を添加し、乳鉢で混合した。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液5.14g(0.1モル/AGU1モル)、イオン交換水18gを添加し、混合した。製造例1で使用したニーダーに、得られた混合物を仕込み、50℃で4時間撹拌し、カチオン化セルロース170gを得た。
(3)ヒドロキシプロピル化工程
上記(2)で得られたカチオン化セルロースを70℃に加温し、攪拌しながら48%水酸化ナトリウム水溶液を4.7g(0.1モル/AGU1モル)、イオン交換水を16.4g加えた。更に、酸化プロピレン101g(AGU1モルあたり3.0モル相当量)を滴下して、酸化プロピレンが消費され還流が止むまで24時間反応を行った。反応後、セルロースは流動性のある粉末状態を保っていた。この反応終了品10.0gを採取して酢酸で中和し、薄褐色固体を得た。中和物を透析膜(分画分子量1000)により精製後、水溶液の凍結乾燥を行い、精製C−HPC(2)を得た。
得られた精製C−HPC(2)の元素分析より、塩素含有量は2.1%であった。また、ヒドロキシプロポキシ基含有量は、49.2%であった。カチオン化オキシエチレン基、オキシプロピレン基の置換度は、それぞれ0.18及び2.0と算出した。精製C−HPC(2)の平均重合度は832であった。結果を表3に示す。
Figure 2015030718
[皮膚又は毛髪用洗浄剤の配合と評価]
実施例1〜82(シャンプーの製造、評価)
成分(A)としてCCE(1)〜(39)を用いて、表4〜13に示す組成となるシャンプーを常法により調製した。
具体的には、実施例1〜40に関しては、成分(A)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び界面活性剤(B)をビーカーに取り、60℃に加温して均一混合し、さらに成分(E)、(F)、(H)〜(M)を加えて均一混合し、40℃まで冷却した。そこに成分(G)を添加し、30分間撹拌乳化し冷却した。最後に、加温により蒸発した水分を補充し、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液)でpHを5に調整した。
実施例41〜82に関しては、成分(A)及び(N)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び界面活性剤(B)をビーカーに取り、60℃に加温して均一混合し、さらに成分(E)、(F)、(H)〜(M)を加えて均一混合した。50℃に冷却した後、成分(C)を加えて均一に混合し、40℃まで冷却した。そこに成分(G)を添加し、30分攪拌乳化し、冷却した。最後に、加温により蒸発した水分を補充し、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液)でpHを5に調整した。
下記に示すプレーンシャンプーで毛束を洗浄し、35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、実施例1〜82のシャンプー0.5gを塗布し、1分間洗浄した。その後、温水で30秒間すすぎ、タオルで水分を取り、櫛で毛束を整え、更にドライヤーの温風で乾燥させ、仕上げに櫛で毛束を整え、評価用トレスを得た。
5人のパネラーが、以下に示す評価基準、評価方法により、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪洗浄時の指通り性、毛髪の柔らかさ、すすぎ時のすべり性とその持続感、すすぎ時の柔らかさ、コート感、乾燥後のしっとり感、均一性の評価を行った。乾燥後の均一性とは、毛束の根元から毛先の部分まで感触が均一であることを示す。
(プレーンシャンプーの組成)
(成分) (%)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na 11.3
(エマールE−27C(花王株式会社製、有効分27%)として42.0%)
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド 3.0
(アミノーン C−11S(花王株式会社製))
クエン酸 0.2
メチルパラベン 0.3
精製水 バランス
計 100.0
(プレーンシャンプーの製造)
各成分をビーカーに取り、80℃に加温後、混合し、均一に溶解したことを確認した後、冷却して、プレーンシャンプーを得た。
(評価基準・評価方法)
・洗浄時の泡の柔らかさ
5:非常に柔らかい
4:柔らかい
3:普通
2:硬い
1:非常に硬い
・洗浄時の毛髪の指通り性
5:指通りが非常に良い
4:指通りが良い
3:指通りが普通
2:指通りが悪い
1:指通りが非常に悪い
・洗浄時の毛髪の柔らかさ
5:非常に柔らかい
4:柔らかい
3:普通
2:硬い
1:非常に硬い
・すすぎ時のすべり性
5:すべりが非常に良い
4:すべりが良い
3:すべりが普通
2:すべりが悪い
1:すべりが非常に悪い
・すべり性の持続感
5:持続感が非常に強い
4:持続感が強い
3:普通
2:持続感が弱い
1:持続感が非常に弱い
・すすぎ時の柔らかさ
5:非常に柔らかい
4:柔らかい
3:普通
2:硬い
1:非常に硬い
・すすぎ時のコート感
5:非常にコート感が強い
4:コート感が強い
3:普通
2:コート感が弱い
1:コート感が非常に弱い
・乾燥後のしっとり感
5:非常にしっとり感が強い
4:しっとり感が強い
3:普通
2:しっとり感が弱い
1:しっとり感が非常に弱い
・乾燥後の均一性
5:非常に均一性が高い
4:均一性が高い
3:普通
2:毛先がぱさつく
1:非常に毛先がぱさつく
なお、これら洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪洗髪時の指通り、毛髪の柔らかさ、すすぎ時のすべり性とその持続感、すすぎ時の柔らかさ、コート感、乾燥後のしっとり感、均一性における各々の評価基準において、次の処方が「3:普通」の評価に相当するものとした。
成分 質量(%)
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*1 12.0
CGC(1) 0.3
pH調整剤(50%クエン酸水溶液) (pH5に調整)適量
精製水 バランス
計 100.0
*1:花王株式会社製:エマール270J(有効成分70%)
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*1:花王株式会社製:エマール270J(有効成分70%)
*2:花王株式会社製:エマール30NS
*3:花王株式会社製:ソフケアセラミドSL−E
*4:一丸ファルコス社製:アロエベラエキス(有効成分1%)
*5:チバガイギー社製:イルガサンDP−300
*6:花王株式会社製:サニゾールC(有効成分50%)
*7:花王株式会社製:エマノーン3201M−V
*8:コグニス社製:オイパーランPK−3000(有効成分20%)
*9:山桂産業株式会社製
*10:鈴木薄荷株式会社製:l-メントール
*11:三洋化成株式会社製:ニューポールPP−1000
*12:高砂香料工業株式会社製
*13:DSM ニュートリション ジャパン株式会社製
*14:BASF社製:D−パンテノール50P(有効成分50%)
*15:Lubrizol Advanced Materials社製:カーボポール980
*16:ダイセル化学工業株式会社製:HECダイセルHE850
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*17:日光ケミカルズ株式会社製:NIKKOL SLP−N
*18:味の素株式会社製:アミソフト CS−22(有効成分25%)
*19:日光ケミカルズ株式会社製:NIKKOL CMT−30(有効成分30%)
*20:花王株式会社製:エマール270J(有効成分70%)
*21:花王株式会社製:アンヒトール55AB(有効成分30%)
*22:花王株式会社製:アンヒトール20BS(有効成分30%)
*23:Croda社製:Procetyl AWS
*24:川研ファインケミカル株式会社製:アミゾールCME
*25:花王株式会社製:コータミン60W(有効成分30%)
*26:一丸ファルコス株式会社製:ファルコレックス ユーカリ B
*27:一丸ファルコス株式会社製:ファルコレックス BX44
*28:BASFジャパン株式会社製:ヒアルロン酸フィリングスフィア
*29:味の素株式会社製:プロデュウ 300(有効成分10.55%)
*30:花王株式会社製:ソフケアセラミドSL−E
*31:花王株式会社製:化粧品用濃グリセリン
*32:クラリアント社製:オクトピロックス
*33:花王株式会社製:サニゾールP(有効成分50%)
*34:花王株式会社製:サニゾールC(有効成分50%)
*35:コグニス社製:オイパーランPK4000BENZ(有効成分20%)
*36:コグニス社製:オイパーランPK771(有効成分20%)
*37:コグニス社製:オイパーランPK810(有効成分20%)
*38:コグニス社製:オイパーランPK900(有効成分20%)
*39:花王株式会社製:パールコンセントレートSA−M2(有効成分20%)
*40:花王株式会社製:パールコンセントレートFC-1(有効成分20%)
*41:花王株式会社製:エマノーン3201M−V
*42:山桂産業株式会社製
*43:三洋化成株式会社製:ニューポールPP−1000
*44:BASF社製:D−パンテノール50P(有効成分50%)
*45:DSM ニュートリション ジャパン株式会社製:塩酸ピリドキシ
*46:日本曹達株式会社製:セルニー(CELNY)M
*47:Evonik Goldschmidt GmbH社製:TEGO Emulprot
*48:アイエスピー・ジャパン株式会社製:LUBRAJEL IIXD FREE
*49:Lubrizol Advanced Materials社製:カーボポール980
*50:Evonik Rohm GmbH社製:EUDRAGIT L100
*51:ナガセケムテックス株式会社 製:クレワット 3Na
*52:サーモフォスジャパン株式会社製:ディクエスト2010CS(有効成分60%)
*53:東レダウコーニング社製:BY22−050(有効成分:50%)
*54:東レダウコーニング社製:BY22−079(有効成分:14%)
*55:花王株式会社製:カルコール220−80
*56:日清オイリオグループ株式会社製:ノムコート HK−G
*57:ローディア社製:ジャガーC−13S
*58:Lubrizol社(ルーブリゾール社)製:MERQUART550
*59:Lubrizol社(ルーブリゾール社)製:MERQUART2001
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*17-59:表6,7に同じ
実施例83(ボディシャンプー)
下記組成のボディシャンプーを常法により製造した。
両手を濡らし、得られたボディシャンプー0.5mLを両手に塗布し、泡立てた後、その両手を10秒間流水中ですすぎ、タオルで水滴を拭き取り、乾燥後の肌感触を評価した。
その結果、このボディシャンプーで洗浄、乾燥後の肌は優れた保湿感を有していた。

(成分) (%)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム *1 6.2
ココイルイセチオン酸ナトリウム *2 5.8
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン *3 3.7
グリセリン 3.2
ラウリン酸 4.0
ミリスチン酸 0.5
パルミチン酸 1.5
ステアリン酸 1.5
ひまわり油 13.2
CCE(13) 0.2
水酸化カリウム(pH7.3に調整する量) 適 量
香料,防腐剤 適 量
精製水 バランス
計 100.0

*1:花王株式会社製:エマール270J(有効成分70%)
(上記組成は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム換算)
*2:日油株式会社製:ダイヤポンCI(有効成分100%)
*3:花王株式会社製:アンヒトール55AB(有効成分30%)
(上記組成は、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン換算)
実施例84(洗顔料)
下記組成の洗顔料を製造し、実施例83と同様にして評価した。その結果、この洗顔料で洗浄、乾燥後の肌は優れた保湿感を有していた。

(成分) (%)
ココイルグリシンナトリウム *1 9.4
ココアンホ酢酸ナトリウム *2 2.5
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン *3 1.7
ラウリン酸 2.0
グリセリン 6.0
ワセリン 9.0
CCE(13) 0.3
香料,防腐剤 適 量
pH調整剤(pH7.0に調整する量) 適 量
精製水 バランス
計 100.0

*1:味の素株式会社製:アミライトGCS−11(有効成分100%)
*2:日光ケミカルズ株式会社製:NIKKOL AM−101(有効成分40%)
(上記組成は、ココアンホ酢酸ナトリウム換算)
*3:花王株式会社製:アンヒトール55AB(有効成分30%)
(上記組成は、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン換算)
実施例85(洗顔料)
下記組成の洗顔料を製造し、実施例83と同様にして評価した。その結果、この洗顔料で洗浄、乾燥後の肌は優れた保湿感を有していた。

(成分) (%)
ココイルメチルタウリンナトリウム *1 1.4
ラウリン酸 28.2
ミリスチン酸 2.8
パルミチン酸 3.1
PEG−32 *2 2.0
グリセリン 16.0
ワセリン 5.0
CCE(13) 0.3
香料,防腐剤 適 量
pH調整剤(pH9.0に調整する量) 適 量
精製水 バランス
計 100.0

*1:日光ケミカルズ株式会社製:NIKKOL CMT−30(有効成分30%)
(上記組成は、ココイルメチルタウリンナトリウム換算)
*2:日油株式会社製:PEG#1500
[毛髪用コンディショニング剤の配合と評価]
実施例86〜106(コンディショナーの製造、評価)
成分(A)を用いて、表14,15に示す組成となるコンディショナーを常法により調製した。
具体的には、成分(A)、(K)及び(N)、適量の水、及び適量のpH調整剤をビーカーに取り、80℃に加温し溶解させた。80℃で溶解した成分(B)及び成分(C)の混合物を加え、1時間攪拌し乳化した。40℃まで冷却した後、そこに(E)、(F)、(H)〜(J)及び(M)を加え、均一に成るまで攪拌した。最後に、加温により蒸発した水分を補充し、pHを測定した。必要に応じてpH調整剤(50%クエン酸水溶液及び48%水酸化ナトリウム水溶液)でpHを5に調整した。
実施例1で用いたプレーンシャンプーで洗浄した毛束を35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、実施例86〜106のコンディショナー1gを1分間塗布し、温水で30秒間すすぎ、タオルで水分を取り、櫛で毛束を整えた。その後、ドライヤーの温風で乾燥させ、仕上げに櫛で毛束を整え、評価用トレスを得た。5人のパネラーが、コンディショナーを毛髪に塗布した時の存在感、すすぎ時の柔らかさ、すすぎ時のすべり性の持続感、乾燥後のコート感を評価した。
なお、5人のパネラーの平均評点が3.4点以上であれば、その評価において明らかに優れた性能を有するといえる。
(評価基準・評価方法)
・塗布時の存在感
5:強く存在感を感じる
4:存在感を感じる
3:普通
2:存在感が弱い
1:存在感を感じない
・すすぎ時の柔らかさ
5:非常に柔らかい
4:柔らかい
3:普通
2:硬い
1:非常に硬い
・すべり性の持続感
5:持続感が非常に強い
4:持続感が強い
3:普通
2:持続感が弱い
1:持続感が非常に弱い
・乾燥後のコート感
5:強くコート感を感じる
4:コート感を感じる
3:普通
2:コート感が弱い
1:コート感を感じない
なお、これら毛髪に塗布した時の存在感、すすぎ時の柔らかさ、すべり性の持続感、乾燥後のコート感における各々の評価基準において、次の処方が「3:普通」の評価に相当するものとした。
成分 質量(%)
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム*1 12.0
CGC(1) 0.3
セチルアルコール*2 1.3
ステアリルアルコール*3 2.6
pH調整剤(50%クエン酸水溶液) (pH5に調整) 適 量
精製水 バランス
計 100.0
*1:花王株式会社製:コータミン2285E−E(有効成分58%)
*2:花王株式会社製:カルコール6098
*3:花王株式会社製:カルコール8098
Figure 2015030718
*1-59:表5〜7に同じ
*60:花王株式会社製:コータミン86W(有効成分28%)
*61:花王株式会社製:コータミン2285E−E(有効成分58%)
*62:花王株式会社製:コータミンE−80K(有効成分45%)
*63:東邦化学工業社製:カチナールMPAS
*64:東邦化学工業社製:カチナールBMPA
*65:花王株式会社製:コータミンD86P(有効成分75%)
*66:花王株式会社製:コータミンD2345P(有効成分75%)
*67:花王株式会社製:マイドール12(有効成分40%)
*68:花王株式会社製:エマルゲン103
*69:花王株式会社製:エマルゲン130
*70:花王株式会社製:カルコール6098
*71:花王株式会社製:カルコール8098
Figure 2015030718
*1-71:表14に同じ
実施例107
実施例86と同様にして下記組成の洗い流さないタイプのヘアコンディショナーを調製した。
(成分) (%)
CCE(20) 0.05
ステアリルアルコール 0.4
高重合ジメチルシロキサン *1 0.1
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.2
pH調製剤 適 量
精製水 バランス
計 100.0
*1:東レ・ダウコーニング株式会社製;BY22−060(有効分60%)

実施例1で用いたプレーンシャンプーで洗浄した毛束を35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、毛束の水を切り、ドライヤーの温風で乾燥させ、櫛で毛束を整えた。この毛束に実施例107のヘアコンディショナー1gを塗布し、なじませた。室温で乾燥後、毛束の官能評価を行った。
このヘアコンディショナーにより、乾燥後の毛髪に良好なコートを付与できた。
実施例108
実施例86と同様にして下記組成の洗い流さないタイプのヘアコンディショナーを調製した。
(成分) (%)
CCE(20) 0.5
ステアリルアルコール 4.0
高重合ジメチルシロキサン *1 4.0
塩化セチルトリメチルアンモニウム 5.0
pH調製剤 適 量
精製水 バランス
計 100.0
*1:東レ・ダウコーニング株式会社製;BY22−060(有効分60%)を6.7%添加

実施例1で用いたプレーンシャンプーで洗浄した毛束を35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、毛束の水を切り、ドライヤーの温風で乾燥させ、櫛で毛束を整えた。この毛束の毛先に実施例108のヘアコンディショナー0.1gを塗布し、なじませた。室温で乾燥後、毛束の官能評価を行った。
このヘアコンディショナーにより、乾燥後の毛髪に良好なコートを付与できた。
実施例109〜129(二剤型毛髪染毛剤の製造及び評価)
(1)第1剤の調製
表16〜19に示す、高級アルコール、28%アンモニア水溶液及びプロピレングリコール以外の成分と適量の水を混合し撹拌した。60℃に加温して完全に溶解させた。そこに、セチルアルコールとプロピレングリコールを予め混合し70℃に加温したものを添加し、30分間乳化させた。40℃まで冷却し、28%アンモニア水溶液と残りの水を添加して均一に混合し、第1剤を調製した。
(2)第2剤の調製
表17,19に示す界面活性剤(セテアレス−13及びラウレス−1硫酸ナトリウム)、その他成分(EDTA−2−ナトリウム、リン酸、リン酸水素2ナトリウム)、及び適量の水を混合して撹拌し、60℃に加温して完全に溶解させた。そこに、70℃に加温した高級アルコールを添加し、乳化させた。40℃まで冷却し、35%過酸化水素水溶液と残りの水を添加して均一に混合し、第2剤を調製した。pHは4であった。
(3)二剤型毛髪染毛剤の評価
ビューラックス社より市販されている化学処理履歴のない長さ30cm、質量10gの毛髪(人毛黒髪 BS−B3A)を利用し、この毛髪検体3gを均一な厚みとなるように2cm幅に引きそろえた。毛髪の片端を2cm幅のプラスチック板に接着剤で固定したもの試験用毛束とした。
実施例1で使用したプレーンシャンプーで洗浄した上記の毛束をドライヤーの温風で乾燥させた。前記(1)、(2)で得られた第1剤及び第2剤を質量比2:3で混ぜ合わせ、あわせて3gを毛束に塗布した。その後、毛束を30℃で30分間静置し、評価用トレスを得た。
5人のパネラーが、得られた評価用トレスを温水で1分間すすぎ処理を行い、以下に示す評価基準により、毛髪すすぎ時のすべり性、コート感、柔らかさの評価を行った。
5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
・すすぎ時のすべり性
5:すべりが非常によい
4:すべりがよい
3:すべりが普通
2:すべりが悪い
1:すべりが非常に悪い
・すすぎ時のコート感
5:コート感が非常に優れる
4:コート感が優れる
3:コート感が普通
2:コート感が悪い
1:コート感を全く感じない
・すすぎ時の柔らかさ
5:柔らかさが非常によい
4:柔らかさがよい
3:柔らかさが普通
2:柔らかさが悪い
1:柔らかさが感じられない
なお、これら毛髪すすぎ時のすべり性、コート感、柔らかさにおける各々の評価基準において、次の処方が「3:普通」の評価に相当するものとした。
第1剤成分 質量(%)
CGC(1) 0.3
28%アンモニア水 6.5
ポリオキシエチレン(13)セチルエーテル*1 1.0
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*2 2.0
セチルアルコール*3 5.0
プロピレングリコール 4.0
亜硫酸ナトリウム 0.3
アスコルビン酸ナトリウム 0.3
EDTA−2−ナトリウム 0.3
精製水 バランス
計 100.0
*1:花王株式会社製:エマルゲン220
*2:花王株式会社製:エマール170J(有効成分70%)
*3:花王株式会社製:カルコール6098

なお、第2剤は実施例109と同様のものを使用した。
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*1-71:表14に同じ
実施例130〜137(パーマネントウェーブ剤の製造及び評価)
(1)第1剤の調製
表20に示す、50%チオグリコール酸アンモニウム、28%アンモニア水以外の成分と適量の水とを混合し、完全に溶解するまで撹拌した。50%チオグリコール酸アンモニウム、28%アンモニア水と残りの水を加えて撹拌し、完全に溶解させ、第1剤を調製した。pHは9であった。
(2)第2剤の調製
表21に示す、臭素酸ナトリウム、プロピレングリコール、界面活性剤(セテアレス−13、ラウレス−3)、ケラチン加水分解物(株式会社成和化成製、プロモイス(有効分10%)を1.0%添加)と適量の水を混合し、完全に溶解するまで撹拌した。アモジメチコン(東レダウコーニング株式会社製、SM8904(有効分40%)を1.25%添加)を添加し、均一に混合し、第2剤を調製した。pHは7であった。
(3)パーマネントウェーブ剤の評価
ビューラックス社より市販されている化学処理履歴のない長さ30cm、質量10gの毛髪(人毛黒髪 BS−B3A)を利用し、この毛髪検体2gを均一な厚みとなるように2cm幅に引きそろえた。毛髪の片端を2cm幅のプラスチック板に接着剤で固定したものを試験用毛束とした。
作成した毛束を実施例1と同様のプレーンシャンプーで処理し、タオルで水分を取り、櫛で毛束を整えた。この毛束を直径9mmのロッド(株式会社ダリヤ製、ベネゼルコールドロッド6号)に巻きつけ、第1剤2gを塗布し、30℃で15分間静置し、3分間温水ですすぎを行った。更に、第2剤を2g塗布し、30℃で15分静置し、評価用トレスを得た。
5人のパネラーが、得られた評価用トレスを温水で1分間すすぎ処理を行い、毛髪すすぎ時のすべり性、コート感、柔らかさの評価を行った。また、下記組成のプレーンコンディショナーで、コンディショナー後のすすぎ時の毛髪の指通り、すべり性、持続感の評価を行った。
〔プレーンコンディショナーの組成〕
(成分) (%)
ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0
セチルアルコール 0.6
ステアリルアルコール 2.3
プロピレングリコール 1.0
フェノキシエタノール 0.3
精製水 バランス
計 100.0
〔プレーンコンディショナーの製造〕
フェノキシエタノールと適量の水を加えて混合し、80℃まで加温した。そこに、ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルアルコール、ステアリルアルコール、プロピレングリコールを予め混合し70℃に加温したものを添加し、乳化させ、常温まで冷却した。
5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
・すすぎ時のすべり性
5:すべりが非常によい
4:すべりがよい
3:すべりが普通
2:すべりが悪い
1:すべりが非常に悪い
・すすぎ時のコート感
5:コート感が非常に優れる
4:コート感が優れる
3:コート感が普通
2:コート感が悪い
1:コート感を全く感じない
・すすぎ時の柔らかさ
5:柔らかさが非常によい
4:柔らかさがよい
3:柔らかさが普通
2:柔らかさが悪い
1:柔らかさが感じられない
・コンディショナー後の指通り
5:指通りが非常によい
4:指通りがよい
3:指通りが普通
2:指通りが悪い
1:指通りが非常に悪い
・コンディショナー後のすべり性
5:すべりが非常によい
4:すべりがよい
3:すべりが普通
2:すべりが悪い
1:すべりが非常に悪い
・コンディショナー後の持続感
5:持続感に非常に優れる
4:持続感に優れる
3:持続感を感じる
2:持続感が感じられない
1:持続感が全く感じられない
なお、これら毛髪すすぎ時のすべり性、コート感、柔らかさにおける各々の評価基準において、次の処方が「3:普通」の評価に相当するものとした。
第1剤成分 質量(%)
CGC(1) 1.0
50%チオグリコール酸アンモニウム 13.0
モノエタノールアミン 2.0
炭酸水素アンモニウム 2.0
β―ナフタレンスルホン酸 2.0
ベンジルオキシエタノール 3.5
エタノール 4.0
プロピレングリコール 4.0
EDTA−2−ナトリウム 0.5
精製水 バランス
計 100.0

第2剤は実施例130と同様のものを使用した。
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*1-59:表5〜7に同じ
実施例138〜145(毛髪処理剤;縮毛矯正剤の製造及び評価)
(1)第1剤の調製
表22に示す、50%チオグリコール酸アンモニウム以外の成分と適量の水を混合し、完全に溶解するまで撹拌した。50%チオグリコール酸アンモニウムと残りの水を加えて撹拌し、完全に溶解させ、第1剤を調製した。pHは9であった。
(2)第2剤の調製
表23に示す、乳酸、β−ナフタレンスルホン酸、ベンジルオキシエタノール、エタノール、セテアレス−13と適量の水を混合し、完全に溶解するまで撹拌した。次に48%水酸化ナトリウム水溶液を添加し攪拌混合した。さらに35%過酸化水素水と残りの水を加えて攪拌し、完全に溶解させ、第2剤を調製した。pHは3であった。
(3)縮毛矯正剤の評価
日本人成人女性でくせ毛がある人から提供された、長さ26cm、質量10gの毛髪を検体とした。これを実施例1と同様のプレーンシャンプーで処理し、流水で洗浄した後風乾した。この毛髪検体2gを均一な厚みとなるように2cm幅に引きそろえた。毛髪の片端を2cm幅のプラスチック板に接着剤で固定したものを試験用毛束とした。
作成した毛束を実施例1と同様のプレーンシャンプーで処理し、タオルで水分を取り、櫛で毛束を整えた。この毛束に、第1剤1.5gを塗布し、25℃で15分間静置し、温水で30秒間すすぎ、タオルで水分を拭き取った。その後、130℃に設定した、高温整髪用アイロンで処理した。次いで、第2剤を1.5g塗布し、25℃で5分静置し評価用トレスを得た。
5人のパネラーが、得られた評価用トレスを温水で1分間すすぎ処理を行い、実施例130と同様に評価を行った。また、同様に、コンディショナー後の毛髪すすぎ時の毛髪の指通り、すべり性、持続感の評価を行った。
Figure 2015030718
Figure 2015030718
*1-59:表5〜7に同じ
実施例146(一剤型毛髪染毛剤の製造及び評価)
CCE(13)、ヒドロキシプロピルキサンタンガム(大日本住友製薬株式会社製、ラボーガムEX)と適量の水を混合し撹拌した。60℃に加温して溶解させた。71%グリコール酸水溶液、黒色401号、橙色205号、エタノール、グリセリン、ラウレス−13、PEG−11メチルエーテルジメチコン(信越化学工業株式会社製、KF6011)を添加し、溶解するまで撹拌した。40℃まで冷却し、適量の水を添加して均一に混合し、下記に示す組成の一剤型毛髪染毛剤を製造した。pHは3であった。
実施例1と同様のプレーンシャンプーで洗浄した毛束3gをドライヤーの温風で乾燥させた。一剤型毛髪染毛剤組成物3gを毛束に塗布した。その後、毛束を30℃で30分間静置し、評価用トレスを得た。
上記評価用トレスを用いて、実施例130と同様にして評価した。その結果、処理すすぎ時に、良好なすべり性とコート感、柔らかさを付与することができた。

(成分) (%)
CCE(13) 1.0
黒色401号 0.5
燈色205号 0.3
ラウレス−13 0.3
PEG−11メチルエーテルジメチコン 1.6
71%グリコール酸 5.7
エタノール 7.0
グリセリン 1.0
ヒドロキシプロピルキサンタンガム 1.4
精製水 バランス
計 100.0
実施例147(一剤型毛髪脱色剤の製造及び評価)
下記組成の一剤型毛髪染毛剤を製造し、評価を行った。
CCE(13)、セテス−40、PEG(60)−水添ヒマシ油、ポリソルベート−40、ジプロピレングリコール、EDTA−2−ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸と適量の水を混合し撹拌した。60℃まで加温し、完全に溶解させた。70℃に加温したセチルアルコールを添加し、乳化させた。40℃まで冷却し、35%過酸化水素水と残りの水を添加し、均一に混合して、下記に示す組成の一剤型毛髪染毛剤を製造した。pHは3であった。
実施例1と同様のプレーンシャンプーで洗浄した毛束3gをドライヤーの温風で乾燥させ、上記で得られた一剤型毛髪脱色剤組成物3gを毛束に塗布した。その後、毛束を30℃で30分間静置し、その後、毛束を30℃で30分間静置し、評価用トレスを得た。
上記評価用トレスを用いて、実施例130と同様にして評価した。その結果、処理すすぎ時に、良好なすべり性とコート感、柔らかさを付与することができた。

(成分) (%)
CCE(13) 0.5
35%過酸化素水 16.8
セテス−40 3.0
PEG(60)−水添ヒマシ油 0.5
ポリソルベート−40 0.5
セチルアルコール 10.0
ジプロピレングリコール 2.0
EDTA−2−ナトリウム 0.1
リン酸水素二ナトリウム 0.1
リン酸 0.2
精製水 バランス
計 100.0
本発明の界面活性剤組成物は、ヘアシャンプー等の毛髪用洗浄剤に用いると、洗浄時の泡の柔らかさ、毛髪の指通り性、柔らかさ、すすぎ時の優れたすべり性とその持続感、柔らかさ、コート感、並びに乾燥後のしっとり感と均一性を付与することができ、ボディシャンプー、洗顔料等の皮膚洗浄剤に用いると、乾燥後の優れた保湿感を付与することができる。また、本発明の界面活性剤組成物は、毛髪用コンディショニング剤に適用すると、塗布した時の優れた存在感、すすぎ時の優れたすべり性と柔らかさ、乾燥後のコート感を付与することができる。本発明の界面活性剤組成物を、毛髪処理剤に適用すると、処理すすぎ時の毛髪に、良好なすべり性、コート感及び柔らかさを付与することができる。

Claims (22)

  1. カチオン性基含有セルロースエーテル(A)及び界面活性剤(B)を含有する界面活性剤組成物であって、該カチオン性基含有セルロースエーテル(A)が、下記一般式(1)で表されるアンヒドログルコース由来の主鎖を有し、該アンヒドログルコース単位あたりのカチオン化オキシアルキレン基の置換度が0.01以上1.0以下であり、グリセロール基の置換度が0.5以上5.0以下であり、かつ下記一般式(6)〜(8)で表される、炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基の置換度が0.0001以上0.3以下である、界面活性剤組成物。
    Figure 2015030718
    (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、下記一般式(2)〜(8)から選ばれる1種以上の構造単位からなる置換基、又は水素原子を示す。nはアンヒドログルコース由来の主鎖の平均重合度を示し、100以上12000以下の数である。)
    Figure 2015030718
    (式中、式(2)又は(3)で表される構造単位はカチオン化オキシアルキレン基を示し、式(4)又は(5)で表される構造単位はグリセロール基を示し、式(6)〜(8)で表される構造単位は炭素数3以上18以下の炭化水素基を含有する基を示す。R4〜R9は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、X-及びY-はアニオンを示し、r及びsは0以上3以下の整数である。R10、R11は、それぞれ独立に炭素数1以上16以下の直鎖又は分岐のアルキル基、又は炭素数2以上16以下の直鎖又は分岐のアルケニル基を示す。R12は炭素数3以上18以下の、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、又はアリール基を示し、pは0又は1の整数を示す。式(2)〜(7)で表される構造単位において、酸素原子は、水素原子又は前記構造単位の炭素原子と結合している。)
  2. カチオン性基含有セルロースエーテル(A)のカチオン電荷密度が0.05mmol/g以上2.0mmol/g以下である、請求項1に記載の界面活性剤組成物。
  3. カチオン性基含有セルロースエーテル(A)の含有量が0.01質量%以上10質量%以下である、請求項1又は2に記載の界面活性剤組成物。
  4. さらに、油剤(C)を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  5. さらに、染毛用染料、酸化剤、アルカリ剤、及びケラチン還元剤から選ばれる1種以上の処理剤(D)を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  6. さらに、保湿剤(E)を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  7. さらに、抗菌剤又は抗フケ剤(F)を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  8. さらに、パール化剤(G)を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  9. さらに、香料(H)を含有する請求項1〜8のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  10. さらに、有機溶剤(I)を含有する請求項1〜9のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  11. さらに、ビタミン剤(J)を含有する請求項1〜10のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  12. さらに、増粘剤(K)を含有する請求項1〜11のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  13. さらに、水溶性塩類(L)を含有する請求項1〜12のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  14. さらに、キレート剤(M)を含有する請求項1〜13のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  15. さらに、(A)以外の両性ポリマー及びカチオン性ポリマーから選ばれる1種以上のポリマー(N)を含有する請求項1〜14のいずれかに記載の界面活性剤組成物。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、皮膚又は毛髪用洗浄剤。
  17. 請求項16に記載の洗浄剤を用いて皮膚又は毛髪を洗浄した後、すすぎ、乾燥する、皮膚又は毛髪の洗浄方法。
  18. 請求項1〜15のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、毛髪用コンディショニング剤。
  19. 毛髪を洗浄した後、請求項18に記載の毛髪用コンディショニング剤を毛髪に適用する、毛髪のコンディショニング方法。
  20. 請求項1〜15のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、毛髪染毛剤。
  21. 請求項1〜15のいずれかに記載の界面活性剤組成物を含有する、パーマ剤。
  22. 請求項20に記載の毛髪染毛剤又は請求項21に記載のパーマ剤を用いて毛髪を処理した後、すすぎ、乾燥する、毛髪の処理方法。
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