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JP2015023581A - アナログ−デジタル変換器回路、完全差動回路を駆動する方法、および完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路 - Google Patents

アナログ−デジタル変換器回路、完全差動回路を駆動する方法、および完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路 Download PDF

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JP2015023581A
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Steensgaard-Madsen Jesper
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Abstract

【課題】完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路を提供する。
【解決手段】完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値の増大に応答してその出力での電圧を低下させるように構成される第1の回路を有する。第1の回路網は、第1の入力電圧と第1の回路の出力電圧とを受けて、完全差動回路を駆動するための第1の出力電圧を与える。第2の回路網は、第2の入力電圧と第1の回路の出力電圧とを受けて、完全差動回路を駆動するための第2の出力電圧を与える。第1の回路網のインピーダンス比は第2の回路網のインピーダンス比に実質的に整合される。
【選択図】図3

Description

この出願は、ここに引用により援用される、2013年7月18日に出願された「完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路」と題された米国仮特許出願番号第61/847,697号の優先権を主張する。
技術分野
この開示はアナログ回路および方法に関する。特に、本開示は、アナログ−デジタル変換器回路を含む完全差動回路をインターフェイス接続することに関する。
アナログ−デジタル変換器(ADC)は、センサインターフェイス、産業用途、民生用途、および通信を含むがこれらに限られない幅広い用途に用いられている。さまざまな用途、ならびに速度、分解能、騒音、電力消費、および他の性能関連のパラメータという観点でのそれらの異なる要件を目指すアナログ−デジタル(A/D)変換のために、さまざまな回路および技術が開発されている。同相ばらつきをほんのわずかしか許容せずに完全差動入力信号を受信しかつ変換するための精密低雑音ADCが構成され得る。インターフェイス回路は、たとえば、シングルエンドアナログ入力信号を、完全差動回路にインターフェイス接続するのに好適な完全差動アナログ信号に変圧することを求められ得る。
図1は、インターフェイス回路101および完全差動ADC102を備える例示的なADC回路100を示す。ADC回路100は、(−2*VREF)から(+2*VREF)へのフルスケールレンジ内でシングルエンド入力信号VIPを受信するように構成され得る。なお、VREFは参照電圧源103によって与えられ得る。たとえば、VREFは5Vであり得、ADC回路100のフルスケールレンジは(−10V)から(+10V)であり得る。VINは、ADC回路100がシングルエンド入力信号VIP=V(VIP,GND)を変換するように構成される場合、参照電位(接地)VIN=GNDでバイアスされ得る。ADC回路100は、VIP=(−2*VREF)が数値d(k)=(−1)に対応し、かつVIP=(+2*VREF)がd(k)=(+1)に対応するように構成され得る。理想的と考えられる挙動は、このように、フルスケール入力レンジ内の任意の入力電圧VIPについてd(k)=VIP/(2*VREF)と記述され得る。
完全差動ADC102は、それぞれ第1のADC入力端子104および第2のADC入力端子105で2つのシングルエンド電圧VPおよびVNをサンプリングするように構成され得る。完全差動ADC102は、参照電圧VREFに正規化された、サンプリングされた電圧VPとVNとの差V(VP,VN)=VP−VNを公称で表わす数値d(k)を与え得、これは、d(k)=V(VP,VN)/VREFと記述され得る。シングルエンド信号については、VP=V(VP,GND)およびVN=V(VN,GND)である。たとえば、VREF=5V、VP=4V、およびVN=1Vについては、公称応答はd(k=V(VP,VN)/VREF=(4V−1V)/5V=0.6であり得る。完全差動ADC102は、同相電圧VCM=(VP+VN)/2が、たとえばVREF/2などの公称値に近いことを要件とし得る。たとえば、(VP+VN)が、VREF−0.2V以上VREF+0.2V以下であることが要件とされ得る。同相要件が満たされると、完全差動ADC102は、数値d(k)が実質的に同相電圧VCMから独立しかつサンプリングされた電圧差V(VP,VN)をほぼ排他的に表わすように、良好な同相除去を与えてもよい。
図1のインターフェイス回路101は、図2に示されるように構成される差動増幅器106を用いて実現され得る。抵抗器RN1、RP2は、印加された入力電圧VINと、第1の非反転出力端子104で差動増幅器106によって与えられる第1の出力電圧VPとの重み付け平均を、反転増幅器入力端子107で与えるように構成される。同様に、抵抗器RP1、RN2は、印加される電圧VIPと、第2の反転出力端子105において差動増幅器106によって与えられる第2の出力電圧VNとの重み付け平均を、非反転増幅器入力端子108で与えるように構成される。したがって、抵抗器RN1、RP2、RP1、およびRN2は、差動増幅器106についての負帰還を与えるように構成される。差動増幅器106は、増幅器入力端子107、108からの電圧差についての非常に大きな差動利得ADIFFを出力端子104、105に与えるように構成され得、これにより、安定性および非過負荷動作を考慮すると、増幅器入力端子107、108はそれらの両端に非常に小さな電圧差しか有しないかもしれない。差動増幅器106は、差動利得ADIFFが無限に近づくと、増幅器入力端子107、108同士の間に「仮想短絡」を与えるといわれることがある。仮想短絡は、増幅器入力端子107、108に対する任意の共通の電圧について(近似で)存在し得る。差動増幅器106は、出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2が、印加される制御電圧VCと公称で同じになるように調節されるように構成され得る。たとえば、制御電圧VC=VREF/2は、完全差動ADCを駆動する際に同相要件を満たすように印加され得る(制御電圧VCを印加するための端子は図1には明示的に示されない)。したがって、図2のインターフェイス回路101は、印加される制御電圧VCと実質的に同じである出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2と、入力電圧差V(VIP,VIN)ならびに抵抗器RN1、RP2、RP1、およびRN2の選択される値によって実質的に設定される出力電圧差V(VP,VN)とを与え得る。1つの例示的な実施形態では、RN1=RP1=R1およびRP2=RN2=R2が選択されてもよく、公称の挙動は、V(VP,VN)=(R2/R1)*V(VIP,VIN)およびVCM=(VP+VN)/2=VC=VREF/2と記述され得る。
差動増幅器106は、有限利得、非線形利得、有限帯域幅、非線形帯域幅、非ゼロオフセット、非ゼロ熱雑音、およびフリッカ型雑音などの、現実の不完全性を受けやすい。したがって、増幅器入力端子107、108の仮想短絡は完全ではなく、出力電圧差V(VP,VN)は、理想値(R2/R1)*V(VIP,VIN)に対して歪むことがある。ADC102(図1)はV(VP,VN)を評価し、1百万分率(1ppm)のオーダであり得る精度でその数値表示d(k)を与え得る。先行技術のインターフェイス回路101(図2)を実現するのに用いられる差動増幅器106は、全体的な同様に高い精度を確実にするのに百万を上回る差動利得ADIFFを与えることを要件とされ得る。同様に、差動増幅器106のオフセットは、VREF/1,000,000未満でなければならないことがある。差動増幅器106からの雑音は、抵抗器RN1、RP2、RP1、RN2からの雑音と合わさって、その結果、抵抗器単独からの雑音のレベルを超える出力電圧差V(VP,VN)の雑音レベルとなる。したがって、何らかの現行技術のADC102(図1)が提供する性能および精度に応えることができる先行技術のインターフェイス回路101(図2)のための差動増幅器106を提供することは非常に困難であり得る。
したがって、回路100などADC回路全体の精度が回路102などの完全差動ADCの精度と釣り合うように、選択された同相電圧VCM=(VP+VN)/2で完全差動ADCを駆動するための第1および第2の入力電圧VIP、VINを第1および第2の出力電圧VP、VNに変圧することができるであろうインターフェイス回路の必要性が存在する。
さらに、シングルエンド電圧VIP=V(VIP,GND)=V(VIP,VIN)と、同相電圧(VIP+VIN)/2が厳しく特定されるまたは制御されることがないかもしれない一般的な種類の電圧差V(VIP,VIN)とを変圧することができるであろうインターフェイス回路の必要性が存在する。
開示の要約
本開示の1つの局面に従うと、インターフェイス回路は完全差動回路を駆動するために設けられる。インターフェイス回路は、第1の入力電圧および第2の入力電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧および第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される。インターフェイス回路は、
−第1および第2の入力電圧を受け、かつ第1の回路の出力での電圧を与えるように構成される第1の回路を備えてもよく、第1の回路は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値の増大に応答して第1の回路の出力での電圧を低下させるように構成され、さらに
−第1の入力電圧および第1の回路の出力での電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧を与えるようにさらに構成される第1の回路網を備えてもよく、第1の回路網は第1のインピーダンス比を特徴とし、さらに
−第2の入力電圧および第1の回路の出力での電圧を受けるように構成され、かつ第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される第2の回路網を備えてもよく、第2の回路網は第1のインピーダンス比に実質的に整合される第2のインピーダンス比を特徴とする。
たとえば、第1のインピーダンス比は、第2のインピーダンス比と実質的に同じであってもよい。
本開示の例示的な実施形態では、第1の回路は、第1および第2の入力電圧を受け、かつその出力でレギュレータ電圧を発生させるように構成されるレギュレータ回路であってもよく、レギュレータ電圧は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値の増大に応答して低下する。
第1のインピーダンス比は実質的に、第1の回路網に含まれる2つの抵抗器のインピーダンス値の比であってもよく、第2のインピーダンス比は実質的に、第2の回路網に含まれる2つの抵抗器のインピーダンス値の比であってもよい。
第1の出力電圧は実質的に、第1の入力電圧とレギュレータ電圧との重み付け平均であってもよい。
第1のインピーダンス比は実質的に1に等しくてもよい。
第1および第2の回路網は相互交換可能であってもよい。
第1および第2の回路網は差動回路網内に組入れられてもよい。
例示的な実現例に従うと、第1の回路網は、第1の端子が第1の入力電圧でバイアスされる第1の入力ノードに結合され、第2の端子が第1の出力電圧が与えられる第1の出力ノードに結合される第1の抵抗器を含んでもよい。また、第1の回路網は、第1の端子が第1の抵抗器の第2の端子に結合され、第2の端子がレギュレータ電圧が与えられるノードに結合される第2の抵抗器を含んでもよい。第2の回路網は、第1の端子が第2の入力電圧でバイアスされる第2の入力ノードに結合され、第2の端子が第2の出力電圧が与えられる第2の出力ノードに結合される第3の抵抗器を含んでもよい。また、第2の回路網は、第1の端子が第3の抵抗器の第2の端子に結合され、第2の端子がレギュレータ電圧が与えられるノードに結合される第4の抵抗器を含んでもよい。
レギュレータ回路は、第1および第2の回路網とは別個のものであってもよく、第1および第2の入力ノードならびにレギュレータ電圧が与えられるノードである−3つのみの回路ノードで第1および第2の回路網に結合されてもよい。
レギュレータ回路は、演算増幅器と、第3のインピーダンス比を特徴とする第3の回路網とを備えてもよく、第3のインピーダンス比は第1および第2のインピーダンス比に実質的に整合されてもよい。第3の回路網は抵抗回路網であってもよい。
例示的な実施形態では、第3の回路網は、第1の入力ノードと第2の入力ノードとの間に結合される第5および第6の抵抗器、ならびに第5の抵抗器と第6の抵抗器とを接続するノードと、レギュレータ電圧が与えられるノードとの間に結合される第7の抵抗器を含んでもよい。第7の抵抗器は、演算増幅器の反転入力と出力との間に設けられてもよい。
第5の抵抗器のインピーダンス値は第6の抵抗器のインピーダンス値に実質的に等しくてもよく、第6の抵抗器のインピーダンス値は、第5および第6の抵抗器を表わす並列構成の有効インピーダンス値の2倍に実質的に等しくてもよい。第3のインピーダンス比は、並列構成の有効インピーダンス値と第7の抵抗器のインピーダンス値との比であってもよい。
たとえば、本開示のインターフェイス回路は、完全差動アナログ−デジタル変換器を駆動するように構成されてもよい。
完全差動アナログ−デジタル変換器は、インターフェイス回路の少なくとも部分と共有される半導体基板上に実現されてもよい。
インターフェイス回路および完全差動アナログ−デジタル変換器は、共有パッケージの中に封入されてもよい。
第1の出力電圧と第2の出力電圧との間の差は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値から実質的に独立していてもよい。
また、第1の出力電圧と第2の出力電圧との間の差は、レギュレータ回路が与えるレギュレータ電圧から実質的に独立していてもよい。
レギュレータ回路は、制御電圧を受けるようにさらに構成されてもよい。レギュレータ回路が与えるレギュレータ電圧は、第1および第2の入力電圧と制御電圧との実質的に線形の組合せであってもよい。
たとえば、第1の出力電圧と第2の出力電圧との平均値は、制御電圧に実質的に等しくてもよい。
例示的な実施形態では、レギュレータ回路はスイッチドキャパシタを備えてもよい。
インターフェイス回路の入力インピーダンスは実質的に抵抗性であってもよい。
本開示の別の局面に従うと、アナログ−デジタル変換器(ADC)回路は、完全差動ADCと完全差動ADCを駆動するためのインターフェイス回路とを含み、インターフェイス回路は、第1の入力電圧および第2の入力電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧および第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される。インターフェイス回路は、
−第1および第2の入力電圧を受け、かつ第1の回路の出力での電圧を与えるように構成される第1の回路を備え、第1の回路は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値の増大に応答して第1の回路の出力での電圧を低下させるように構成され、さらに
−第1の入力電圧および第1の回路の出力での電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧を与えるようにさらに構成される第1の回路網を備え、第1の回路網は第1のインピーダンス比を特徴とし、さらに、
−第2の入力電圧および第1の回路の出力での電圧を受けるように構成され、かつ第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される第2の回路網を備え、第2の回路網は、第1のインピーダンス比に実質的に整合される第2のインピーダンス比を特徴とする。
本開示の方法に従うと、完全差動回路は、第1の回路ならびに第1の回路に結合される第1および第2の回路網を有するインターフェイス回路を用いて駆動されている。完全差動回路を駆動するために、
−第1および第2の入力電圧を第1の回路に与えるステップと、
−第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値の増大に応答して第1の回路の出力電圧を低下させるステップと、
−第1の入力電圧および第1の回路の出力電圧を第1の回路網に供給して、完全差動回路の第1の入力を駆動するための第1の出力電圧を発生させるステップと、
−第2の入力電圧および第1の回路の出力電圧を第2の回路網に供給して、完全差動回路の第2の入力を駆動するための第2の出力電圧を発生させるステップと、を行ない、
第1の回路網のインピーダンス比は第2の回路網のインピーダンス比に実質的に整合される。
開示の付加的な利点および局面は、以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。本開示の実施形態は、本開示を実践するために企図される最良モードの単なる図示の目的で示されかつ記載される。記載されるように、開示は他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、開示の精神からすべて逸脱することなく、さまざまな自明な点での修正が可能である。したがって、図面および記載は、限定ではなく、本質的に図示と見なされるべきである。
本開示の実施形態の以下の詳細な説明は、以下の図面と関連して読むと最もよく理解することができる。図面中、特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではなく、むしろ関連の特徴を最もよく図示するように描かれている。
完全差動ADC102およびインターフェイス回路101を備えるADC回路100を示す図である。 抵抗器RN1、RP2、RP1、およびRN2を有する負帰還構成中に差動増幅器106を備えるインターフェイス回路101を示す図である。 図1のADC回路100中のインターフェイス回路101の代わりに用いてもよい、インターフェイス回路201を含む本開示の第1の例示的な実施形態を示す図である。 図3のインターフェイス回路201についての、第1および第2の出力電圧VPおよびVNの式を示す図である。 表記(R1/R2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)を用いて、第1のインピーダンス比(RP1/RP2)が第2のインピーダンス比(RN1/RN2)に整合される際の、印加される入力電圧差V(VIP,VIN)についての出力電圧差V(VP,VN)についての式を示す図である。 第1のインピーダンス比が第2のインピーダンス比に整合される(R1/R2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)際の、図4に与えられる式から導出されるVPおよびVNについての同相電圧VCMの式を示す図である。 図3のレギュレータ回路202が与える公称レギュレータ電圧VREGについての式を示し、式中、VCMが、VCM=(VP+VN)/2を調節するための印加される制御電圧VCで代入され得、(R1/R2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)である、図である。 演算増幅器206および抵抗器RXP=RXN=2*RX1およびRX2を備えるレギュレータ回路202の例示的な実現例を含むインターフェイス回路201(図3)を示し、(RX1/RX2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)となるように第3のインピーダンス比(RX1/RX2)が第1および第2のインピーダンス比を整合させるように選択され得る、図である。
実施形態の詳細な開示
図3は、本開示の例示的な実施形態を示す。特に、図3はインターフェイス回路201を示し、これを、完全差動ADC102を駆動するために図1のインターフェイス回路101の代わりに用いてもよい。インターフェイス回路201は、第1および第2の入力電圧VIP=V(VIP,GND)およびVIN=V(VIN,GND)を受けるように構成され、かつ第1および第2の出力電圧VP=V(VP,GND)およびVN=V(VN,GND)を与えるようにさらに構成される。インターフェイス回路201は、第1および第2の入力電圧VIP,VINならびに制御電圧VC=V(VC,GND)を受けるように構成されるレギュレータ回路202を備える。レギュレータ回路202は、出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2を設定するためにレギュレータ電圧VREG=V(VREG,GND)を与えるようにさらに構成される。本開示の例示的な実施形態では、レギュレータ回路202は開ループ回路であってもよい。しかしながら、当業者ならば理解するように、同相電圧VCMを設定するためのレギュレータ電圧VREGを与えるのに閉ループ制御も用いてもよい。
インターフェイス回路201は、第1の入力電圧VIPおよびレギュレータ電圧VREGを受けるように構成され、かつ第1の出力電圧VPを与えるようにさらに構成される、抵抗器RP1およびRP2を含む第1の回路網203を備える。第1の回路網203は受動的回路網であってもよく、第1のインピーダンス比(RP1/RP2)を特徴としてもよい。なお、RP1およびRP2はそれぞれの抵抗器の抵抗であり得る。インターフェイス回路201は、第2の入力電圧VINおよびレギュレータ電圧VREGを受け、かつ第2の出力電圧VNを与えるようにさらに構成される、抵抗器RN1およびRN2を含む第2の回路網204をさらに備える。第2の回路網204は受動的回路網であってもよく、第2のインピーダンス比(RN1/RN2)を特徴としてもよい。なお、RN1およびRN2はそれぞれの抵抗器の抵抗であり得る。第1および第2のインピーダンス比は、公称で整合されてもよい(RP1/RP2)=(RN1/RN2)。レギュレータ回路202は第1および第2の回路網203、204とは別個のものである。レギュレータ回路202は、それぞれが第1の入力電圧VIP、第2の入力電圧VIN、およびレギュレータ電圧VREGを表わす3つのノードでのみ第1および第2の回路網203、204に結合される。GNDを含む電源端子を介したオプションの接続は数えなくてもよい。
第1の回路網203は、第1のインピーダンス比(RP1/RP2)に従って、第1の入力電圧VIPとレギュレータ電圧VREGとの第1の重み付け平均として第1の出力電圧VPを与える抵抗分割回路であってもよい。同様に、第2の回路網204は、第2のインピーダンス比(RN1/RN2)に従って、第2の入力電圧VINとレギュレータ電圧VREGとの第2の重み付け平均として第2の出力電圧VNを与える抵抗分割回路であってもよい。第1および第2の重み付け平均として表わされるVPおよびVNの式を図4に与える。第1および第2の回路網203、204は相互交換可能であってもよい、および/または差動回路網に含まれてもよい。
たとえば、第1の回路網203の抵抗器RP1は、第1の入力電圧VIPを受けるための入力ノードと、第1の出力電圧VPを与える出力ノードとの間に結合されてもよい。第2の回路網204の抵抗器RN1は、第2の入力電圧VINを受けるための入力ノードと、第2の出力電圧VNを与える出力ノードとの間に結合されてもよい。抵抗器RP2およびRN2は、出力電圧VPおよびVNを与えるための出力ノード同士の間に結合されてもよく、レギュレータ電圧VREGは、抵抗器RP2とRN2との間の共通ノードに供給される。
第1および第2のインピーダンス比は整合されてもよく(RP1/RP2)=(RN1/RN2)、かつそれらは公称整合インピーダンス比で表わされてもよい(R1/R2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)。(R2/R1)は、公称整合インピーダンス比(R1/R2)の逆数を表わしてもよい。
図5は、整合されたインピーダンス比(RP1/RP2)=(RN1/RN2)について図4の式から導出される出力電圧差V(VP,VN)の式を与える。したがって、第1の出力電圧と第2の出力電圧との差V(VP,VN)は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均値(VIP+VIN)/2から実質的に独立していてもよく、レギュレータ回路202によって与えられるレギュレータ電圧VREGからさらに実質的に独立していてもよい。
図6は、整合されたインピーダンス比(R1/R2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)について図4の式から導出される出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2についての式を与える。したがって、出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2は、整合されたインピーダンス比(R1/R2)に従う、入力同相電圧(VIP+VIN)/2とレギュレータ電圧VREGとの第3の重み付け平均であり得る。したがって、レギュレータ電圧VREGは、制御電圧VCによって示され得る所望の出力同相電圧VCMを達成するように、入力同相電圧(VIP+VIN)/2に整合されたインピーダンス比(R1/R2)から導出されてもよい。
図6の式は、図7に与えられるように再構成可能である。制御電圧VCで出力同相電圧VCMを代入することにより、図7の式は、整合されたインピーダンス比(RP1/RP2)=(RN1/RN2)についてのレギュレータ回路202の公称動作を記述する。したがって、VCM=VCについて図7に表わされるレギュレータ回路202の公称動作は、任意の入力電圧VIP、VINについて制御電圧VCと公称で等しくなるように出力同相電圧VCMを調節することであり得る。レギュレータ回路202はこのように、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均(VIP+VIN)/2の増大に応答してレギュレータ電圧VREGを低下させるように構成されてもよい。均等に、レギュレータ回路202は、第1の入力電圧と第2の入力電圧との平均(VIP+VIN)/2の低下に応答してレギュレータ電圧VREGを上昇させるように構成されてもよい。
図8は、レギュレータ回路202の例示的な実現例を含む図3のインターフェイス回路201の例示的な実現例を示す。レギュレータ回路202は、複数の抵抗器RXP、RXN、RX2を含む第3の回路網205を備えてもよい。それぞれの抵抗器の抵抗値RXPおよびRXNは公称で整合されてもよくRXP=RXN=2*RX1、かつ有効並列構成インピーダンスRX1を特徴としてもよい。第3の回路網205を特徴付ける第3のインピーダンス比(RX1/RX2)は、第1および第2の回路網203、204を特徴付ける第1および第2のインピーダンス比に整合されてもよく、それにより、公称で、(RX1/RX2)=(RP1/RP2)=(RN1/RN2)=(R1/R2)である。レギュレータ回路202は、シングルエンド演算増幅器206をさらに備える。第3の回路網205は抵抗性であってもよく、図8に示されるように、演算増幅器206のための負帰還を与えるように構成されてもよい。
たとえば、第3の回路網205の抵抗器RXPおよびRXNは、入力ノードVIPとVINとの間に結合されてもよい。抵抗器RXPとRXNとの間の共通ノードは、演算増幅器206の反転入力に結合されてもよい。抵抗器RX2は、演算増幅器206の出力と反転入力との間に結合されてもよい。演算増幅器206の非反転入力は制御電圧VCを供給されてもよく、レギュレータ電圧VREGが演算増幅器206の出力で与えられてもよい。
当業者ならば、周知の重畳の原則を用いて、(−RX2/RXP)という第1の利得でのVIPからVREGへの第1の寄与、(−RX2/RXN)という第2の利得でのVINからVREGへの第2の寄与、および(RX2/(RXP//RXN)+1)=(RX2/RX1+1)という第3の利得でのVCからVREGへの第3の寄与を算出してもよい。したがって、整合されたインピーダンス比(RP1/RP2)=(RN1/RN2)=(RX1/RX2)=(R1/R2)について、図8のレギュレータ回路202は、VCM=VCについて図7に与えられる式によって記述されてもよい。したがって、レギュレータ回路202は、制御電圧VCを追跡するように出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2を公称で調節してもよい。演算増幅器の構築は当業者には周知であり、本明細書中で説明する必要はない。
第1、第2、および/もしくは第3の回路網203、204、205におけるインピーダンスの不整合ならびに/または演算増幅器206の不完全性は、制御電圧VCに対する出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2の小さな乱れを引起すことがある。これは典型的には問題ではない。なぜなら、V(VP,VN)を受ける完全差動回路が要件とし得るものよりも乱れがより小さいことがあり得るからである。
インターフェイス回路201は、出力同相電圧VCM=(VP+VN)/2の変調として観察され得るいくらかの量の雑音および他のアーティファクトを与え得る。そのような同相変調は、図1に示されるように、V(VP,VN)を受けかつ評価するように構成される完全差動ADCを特徴付ける典型的に大きな同相除去比によって抑制され得る。たとえば、(図1のインターフェイス回路101の代わりの)インターフェイス回路201は、フルスケールよりも低い少なくとも60dBであるレベルにVCM=(VP+VN)/2の変調を保つように構成され得、完全差動ADC102は、80dBの同相除去を与えて、その結果、1百万分率というごく小さな割合であり得る全体的な乱れを生じ得る。
いくらかの量の雑音および他のアーティファクトは、レギュレータ電圧VREGでも観察されることがある。第2のインピーダンス比(RN1/RN2)に対する第1のインピーダンス比(RP1/RP2)の不整合により、VREG上の雑音/アーティファクトが出力電圧差V(VP,VN)上の雑音/アーティファクトとして現われることがある。現行技術での性能は、第1に、レギュレータ電圧VREG上の雑音およびアーティファクトを最小限にすること、ならびに第2に、第1および第2のインピーダンス比の良好な整合を与えることによって達成可能である。たとえば、レギュレータ回路202は、フルスケールよりも低い少なくとも60dBであるレベルにレギュレータ電圧VREG上の雑音およびアーティファクトを保つように構成され得る。第1および第2の回路網203、204は、第1および第2のインピーダンス比(RP1/RP2)および(RN1/RN2)の不整合があってもたとえば約0.01%未満であり得るように、十分に整合された精密抵抗器を用いて実現され得る。したがって、レギュレータ電圧VREG上のいずれの雑音/アーティファクトも、V(VP,VN)で観察される際には約80dBだけ抑制されて、これにより、結果的に生じる乱れは1百万分率という非常にわずかな割合にしかならないことが確実である。
当業者ならば、従来のインターフェイス回路101と比較した本開示のさらなる利点を認めるであろう。出力電圧差V(VP,VN)は、差動キャパシタC上のV(VP,VN)をサンプリングする完全差動ADCによって評価され得る。熱雑音プロセスは、キャパシタC上の電圧をサンプリングすることと関連付けられ、当業者は、合計雑音電力がk*T/C(式中、kはボルツマン定数であり、Tは絶対温度である)であり得ることを認識し得る。k*T/Cの結果は典型的に、サンプリングスイッチインピーダンスを仮定すること、および雑音電力スペクトル密度と雑音帯域幅との間の反比例関係が存在し得るのを観察することによって導出される。結果、合計雑音電力k*T/Cは、サンプリングスイッチインピーダンスから独立し得る。一方で、先行技術のインターフェイス回路101(図2)については、抵抗器RN1、RP2、RP1、RN2がV(VP,VN)に熱雑音を与えること、および雑音電力スペクトル密度と雑音電力との間に反比例関係が存在しないことが観察され得る。したがって、差動増幅器106が雑音のないものであっても、合計雑音電力は、キャパシタC上の出力電圧差V(VP,VN)をサンプリングする際にk*T/Cを超え得る。他方で、図8のインターフェイス回路201によってここで例示される本開示については、抵抗器RP1、RP2、RN1、RN2はまた、サンプリングスイッチが閉じられると、V(VP,VN)に雑音を与える。しかしながら、第1および第2の回路網203、204の出力インピーダンスならびにサンプリング容量Cは、V(VP,VN)に観察される雑音帯域幅と雑音電力スペクトル密度との間の反比例関係を確立し得る。その結果、合計雑音電力は、サンプリングスイッチが開成した後は、k*T/Cのみであり得る。したがって、インターフェイス回路201は、完全差動ADCを駆動する際に、もしあるとしてもごくわずかな付加的な雑音しか与えないことがある。
当業者には、本開示が、(たとえば図2の従来のインターフェイス回路101の差動増幅器106と比較して)たとえば演算増幅器206に対する比較的緩い要件しか課さずにいながら、改良された線形性および雑音性能を与え得ることが理解される。たとえば、1,000(すなわち60dB)の開ループ利得、および多くても10mVのオフセットが容易に達成され得、1ppmの全体的な精度を達成するには十分であり得る。比較的緩い要件は本開示の大きな利点および目的を表わす。
インターフェイス回路201(図8)の全体的な線形性は、個々の抵抗器RP1、RP2、RN1,RN2(図8の第1および第2の回路網203、204)の線形性よりも良好であり得る。抵抗器の非線形性は、電圧および温度係数の観点で(部分的に)表わされ得る。図5に与えられる式は、全体的な線形性が、非線形項が相殺するようにされ得るインピーダンス比(R1/R2)の線形性に依存することを示す。したがって、本開示の例示的な実施形態では、第1および第2の回路網203、204は、熱的に密に結合される単位要素の組合せとして理解され得る。たとえば、抵抗器RP1、RN1、RP2,RN2は各々、16個の単位抵抗器R(たとえば、RP1=RP2=RN1=RN2=4R//4R//4R//4R)の並列−直列組合せとして実現されてもよく、4*16=64個の単位抵抗器がコンパクトな8×8のレイアウト配列で構成されてもよい。抵抗器は共有パッケージの中に構成されてもよく、または好ましくは、共有される半導体基板上の集積回路として構成されてもよい。
例示的な実施形態では、入力電圧差V(VIP,VIN)のフルスケールレンジは(−10V)から(+10V)であってもよく、出力電圧差V(VP,VN)を評価する差動ADC102(図1)のフルスケールレンジは−5Vから+5Vであってもよい。第1および第2のインピーダンス比が1となるように選択することによって所望の倍率を達成してもよく、第1および第2の回路網は各々、2つの十分に整合された抵抗器RP1=RP2およびRN1=RN2を備えてもよい。抵抗器RP1、RP2、RN1、およびRN2について他の値を選択することによって他の倍率を選択してもよい。1であるインピーダンス比(R1/R2)=1は、1でないインピーダンス比よりも良好な整合および全体的な線形性能を容易にし得る。
演算増幅器206(図8)に対する要件は比較的緩くてもよく、容易に満たされ得る。演算増幅器206はこのように、ADCの実現例に十分に適した集積回路技術(たとえばCMOS技術)を用いて実現されてもよく、高性能演算増幅器回路の実現例についてはさほど十分に適していなくてもよい。したがって、本開示は、ADCと共有される半導体基板上に実現され得る改良されたインターフェイス回路201を提供して、ADCシステム100(図1)の完全な集積を容易にする。
いくつかの完全差動ADCは、VCM=(VP+VN)/2について非常に緩い要件しか課さないことがある。その場合、第3の回路網205を特徴付ける第3のインピーダンス比(RX1/RX2)は比較的自由に選択されてもよく、おそらくは第1および第2の回路網203、204を特徴付ける第1および第2のインピーダンス比(RP1/RP2)および(RN1/RN2)とは実質的に異なってもよい。第3のインピーダンス比は、たとえば、演算増幅器206に必要な電源の観点での要件を緩めるように選択されてもよい。図7には明示的に示していないが、当業者は、電源が演算増幅器206に与えられることを認識するであろう。第3のインピーダンス比は、たとえば、電源要件の所与の組について、信号の揺れおよびダイナミックレンジを最大限にするように選択されてもよい。
インピーダンスRP1、RP2、RN1、RN2、RXP、RXN、RX2は主に抵抗性である必要はないが、抵抗性、容量性、誘導性、またはその任意の組合せを含む任意の種類のインピーダンスであってもよい。第1、第2、および/または第3のインピーダンス比の周波数応答は周波数に対して実質的に一定である必要はなく、非相殺極および/または零点を含んでもよい。
図8のインターフェイス回路201は、VPとGNDとの間に第1のキャパシタを、VNとGNDとの間に第2のキャパシタCNを構成する(図8には図示せず)ことによって低域フィルタ特性を得てもよい。これに代えて、別の例示的な実施形態では、VPとVNとの間により小さな差動キャパシタCDIFF=CP/2=CN/2を置く(図8には図示せず)ことによって均等な低域フィルタ特性を得てもよい。本開示の数多くの変形例を設けてもよい。たとえば、第1および第2の回路網は別個でなくてもよいが、むしろこれらは、VIP、VINを受けるための第1および第2の入力ノードと、VP、VNを与えるための第1および第2の出力ノードと、レギュレータ電圧VREGを受けるための共通ノードと、GNDおよび他の固定された電位へのオプションの接続とを有する差動回路網内に構成されてもよい。この段落に記載される例示的な実施形態は、CP、CN、および/またはCDIFFを備える差動回路網を設けるための例である。
第3の回路網の周波数応答は、入力VIP、VINから出力VP、VNへの所望の周波数応答を達成するように、第1および第2の回路網の周波数応答に応じて選択されてもよい。たとえば、1つの実施形態では、インターフェイス回路は、付加的なキャパシタ(図示せず)がVPとVNとの間に接続される図8に示されるようなものであってもよい。別の実施形態では、インターフェイス回路は、RP1およびRN1がキャパシタCP1およびCN1で置き換えられ、時定数CP1*RP2=CN1*RN2=CX1*RX2として表わされ得るインピーダンス比を整合させるために抵抗器RXPおよびRXNがキャパシタCXP=CX1/2、CXN=CX1/2で置き換えられる、図8に示されるようなものであってもよい。
図8のインターフェイス回路201は、演算増幅器206と組合せた抵抗器RXP、RXN、およびRX2を組入れてレギュレータ回路202の公称応答を与える。本開示の他の実施形態は、スイッチドキャパシタ回路または何らかの他の回路技術を設けて、同様の応答を有するレギュレータ回路を設けてもよい。したがって、第3の回路網205は、第1および第2の回路網203、204(図8)と同じ種類である必要はない。たとえば、回路網の一方の種類はスイッチドキャパシタであってもよく、他方の種類の回路網は抵抗性であってもよい。
インターフェイス回路201(図8)は、完全差動ADCと共有されるパッケージの中に設けられてもよい。インターフェイス回路201の入力インピーダンスは実質的に抵抗性であってもよい。共有されるパッケージ外部の抵抗器は、インターフェイス回路201の実質的に抵抗性の入力インピーダンスに抵抗性の電圧分割を与えるように構成されてもよく、これにより、外部拡張フルスケールレンジ(たとえば−100Vから+100V)は、V(VIP,VIN)について、公称フルスケールレンジ(たとえば−10Vから+10V)にマッピングする。
本開示の数多くの変形例が構想される。回路構成の適切な選択は、特定的な適用例と、利用可能な種類の半導体、キャパシタ、抵抗器、信頼性電圧限界、シリコンの面積、コスト、ならびに集積回路の設計に典型的に関与する付加的な要因および考慮点などの他の要因とに依存し得る。さまざまな実施形態は、CMOS伝送ゲートスイッチ、ブートストラップスイッチ、単一デバイススイッチ、および/または任意の他の好適なスイッチングデバイスとして実現されるスイッチを組入れてもよい。たとえば、スイッチの動作は、スイッチが増幅器の出力インピーダンスを制御するという暗示的局面である、「スイッチドオペアンプ」として公知の種類の回路に係ってもよい。
本開示に従って実現されるインターフェイス回路は、(MOS、BJT、IGBT、IGFET、JFET、FINFET、有機トランジスタ、ナノカーボンチューブデバイス、電気機械スイッチなどのすべての種類を含む)さまざまな種類の半導体装置を組入れてもよい。そのいくつかは高電圧信号に耐えるように選択されてもよく、そのいくつかは低電圧回路ノードの高速整定のために選択されてもよい。
インターフェイス回路は、対称MOSデバイスに加えて、非対称デバイス(BCDなど)を提供するプロセス技術を用いて実現されてもよく、プロセス技術は、酸化物、ならびにさまざまな寸法および電気的性質を有する他の物理的構造を組入れてもよい。抵抗器型インピーダンス素子は、たとえば、多結晶シリコン材料、結晶シリコン材料、金属材料、炭素材料、複合材料(たとえばシリコン−クロム)などの所与の技術で利用可能な任意の好適な材料を用いて実現されてもよい。抵抗器型材料は、薄膜および/または厚膜として、塊の形態で、均一/非均一構造などで設けられてもよい。キャパシタ型インピーダンス素子は同様に、ポリ−絶縁体−ポリ(PIP)キャパシタ、ポリ−絶縁体−金属(PIM)キャパシタ、金属−絶縁体−金属(MIMおよびMOM)キャパシタなどの共通の構造を含む任意の好適な材料を用いて実現されてもよい。キャパシタ絶縁体層は、空気、真空、またはさまざまな高/低誘電材料であってもよい。インピーダンス素子は、酸化シリコン、プリント配線基板材料、空気、真空、PN接合、プラスチック、セラミックなどの絶縁体によって他のデバイスから絶縁されてもよい。
回路(またはサブ回路、たとえば参照電圧回路)の不完全性を克服するまたは抑制する任意の公知の方法を本開示と組合せて用いてもよい。開示される配置は、より大きなADCシステム中のサブシステムとして組入れられてもよい(たとえば、それは、パイプラインADC、SAR ADC、デルタ−シグマADCなどを含む任意の種類のADCと組合せられてもよい)。本開示は、産業用制御システム、医学的用途(たとえばX線およびMRI装置)、民生用途(たとえばゲームおよびテレビ)などのより高度な機能的複雑さの電気的および/または電気機械的システムで実現されてもよい。
本開示に従うADCシステムは、たとえば多重化フロントエンド回路および/またはサンプルホールド回路のアレイを介していくつかの別個のアナログ信号をインターフェイス接続する複数のチャネルを設けてもよい。ADCは本明細書中では、本開示に従うインターフェイス回路からV(VP,VN)を受けるように構成され得る完全差動回路の一例として記載される。
本開示に従って実現されるインターフェイス回路を含むADC回路は、単一の半導体基板上に、またはパッケージ中の複数の半導体として、またはプリント回路基板上(もしくはそれ以外のもの)に組立てられるいくつかのデバイスとして、実現されてもよい。
当業者は、本開示が、たとえばフィルタおよびセンサを含む広範囲の完全差動回路をインターフェイス接続するのに有利であり得ることを認識するであろう。
以上の説明は本発明の局面を図示し、記載する。付加的に、開示は好ましい実施形態のみを示しかつ記載するが、前述のように、発明は、さまざまな他の組合せ、修正例、および環境での使用が可能であり、上記教示および/または関連技術の技能もしくは知識に見合った、本明細書中に表わされるような発明の概念の範囲内での変更または修正が可能であることを理解すべきである。
以上記載した実施形態は発明の実践についての公知の最良モードを説明し、そのようなまたは他の実施形態で、発明の特定の適用例または用途が要件とするさまざまな修正例を用いて当業者が発明を利用できるようにすることがさらに意図される。したがって、記載は、本明細書中に開示される形態に発明を限定することを意図しない。
201 インターフェイス回路、202 レギュレータ回路、203 第1の回路網、204 第2の回路網、205 第3の回路網、206 演算増幅器。

Claims (31)

  1. アナログ−デジタル変換器(ADC)回路であって、完全差動ADCおよび前記完全差動ADCを駆動するためのインターフェイス回路を含み、前記インターフェイス回路は、第1の入力電圧および第2の入力電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧および第2の出力電圧を与えるようにさらに構成され、前記インターフェイス回路は、
    前記第1および第2の入力電圧を受け、かつ第1の回路の出力での電圧を与えるように構成される第1の回路を備え、前記第1の回路は、前記第1の入力電圧と前記第2の入力電圧との平均値の増大に応答して前記第1の回路の前記出力での前記電圧を低下させるように構成され、さらに
    前記第1の入力電圧および前記第1の回路の前記出力での前記電圧を受けるように構成され、かつ前記第1の出力電圧を与えるようにさらに構成される第1の回路網を備え、前記第1の回路網は第1のインピーダンス比を特徴とし、さらに
    前記第2の入力電圧および前記第1の回路の前記出力での前記電圧を受けるように構成され、かつ前記第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される第2の回路網を備え、前記第2の回路網は、前記第1のインピーダンス比に実質的に整合される第2のインピーダンス比を特徴とする、アナログ−デジタル変換器(ADC)回路。
  2. 第1の回路および前記第1の回路に結合される第1および第2の回路網を有するインターフェイス回路を用いて完全差動回路を駆動する方法であって、
    前記第1の回路に第1および第2の入力電圧を与えるステップと、
    前記第1の入力電圧と前記第2の入力電圧との平均値の増大に応答して前記第1の回路の出力電圧を低下させるステップと、
    前記第1の入力電圧および前記第1の回路の前記出力電圧を前記第1の回路網に供給して、前記完全差動回路の第1の入力を駆動するための第1の出力電圧を発生させるステップと、
    前記第2の入力電圧および前記第1の回路の前記出力電圧を前記第2の回路網に供給して、前記完全差動回路の第2の入力を駆動するための第2の出力電圧を発生させるステップとを備え、
    前記第1の回路網のインピーダンス比は前記第2の回路網のインピーダンス比に実質的に整合される、方法。
  3. 完全差動回路を駆動するためのインターフェイス回路であって、前記インターフェイス回路は、第1の入力電圧および第2の入力電圧を受けるように構成され、かつ第1の出力電圧および第2の出力電圧を与えるようにさらに構成され、前記インターフェイス回路は、
    前記第1および第2の入力電圧を受け、かつレギュレータ回路の出力でのレギュレータ電圧を与えるように構成されるレギュレータ回路を備え、前記レギュレータ回路は、前記第1の入力電圧と前記第2の入力電圧との平均値の増大に応答して前記レギュレータ回路の前記出力での前記レギュレータ電圧を低下させるように構成され、さらに
    前記第1の入力電圧および前記レギュレータ電圧を受けるように構成され、かつ前記第1の出力電圧を与えるようにさらに構成される第1の回路網を備え、前記第1の回路網は第1のインピーダンス比を特徴とし、さらに
    前記第2の入力電圧および前記レギュレータ電圧を受けるように構成され、かつ前記第2の出力電圧を与えるようにさらに構成される第2の回路網を備え、前記第2の回路網は、前記第1のインピーダンス比に実質的に整合される第2のインピーダンス比を特徴とする、インターフェイス回路。
  4. 前記第1のインピーダンス比は実質的に、前記第1の回路網に含まれる2つの抵抗器のインピーダンス値の比である、請求項3に記載の回路。
  5. 前記第2のインピーダンス比は実質的に、前記第2の回路網に含まれる2つの抵抗器のインピーダンス値の比である、請求項4に記載の回路。
  6. 前記第1の出力電圧は、前記第1の入力電圧と前記レギュレータ電圧との重み付け平均に実質的に等しい、請求項3に記載の回路。
  7. 前記第1のインピーダンス比は実質的に1に等しい、請求項3に記載の回路。
  8. 前記第1および第2の回路網は相互交換可能である、請求項3に記載の回路。
  9. 前記第1および第2の回路網は差動回路網内に組入れられる、請求項3に記載の回路。
  10. 前記第1の回路網は、第1の端子が前記第1の入力電圧によって供給される第1の入力ノードに結合され、第2の端子が前記第1の出力電圧が与えられる第1の出力ノードに結合される第1の抵抗器を含む、請求項3に記載の回路。
  11. 前記第1の回路網は、第1の端子が前記第1の抵抗器の前記第2の端子に結合され、第2の端子が前記レギュレータ電圧が与えられるノードに結合される第2の抵抗器をさらに含む、請求項10に記載の回路。
  12. 前記第2の回路網は、第1の端子が前記第2の入力電圧を供給される第2の入力ノードに結合され、第2の端子が前記第2の出力電圧が与えられる第2の出力ノードに結合される第3の抵抗器を含む、請求項11に記載の回路。
  13. 前記第2の回路網は、第1の端子が前記第3の抵抗器の前記第2の端子に結合され、第2の端子が前記レギュレータ電圧が与えられる前記ノードに結合される第4の抵抗器を含む、請求項12に記載の回路。
  14. 前記第1のインピーダンス比は、前記第1および第2の抵抗器のインピーダンス値の比であり、前記第2のインピーダンス比は、前記第3および第4の抵抗器のインピーダンス値の比である、請求項13に記載の回路。
  15. 前記レギュレータ回路は、前記第1および第2の回路網とは別個のものである、請求項3に記載の回路。
  16. 前記レギュレータ回路は、前記第1および第2の入力電圧を受けるための第1および第2の入力ノードと、前記レギュレータ電圧が与えられる出力ノードとを含み、前記レギュレータ回路は、前記第1および第2の入力ノードならびに前記出力ノードのみを介して前記第1および第2の回路網に結合される、請求項3に記載の回路。
  17. 前記レギュレータ回路は、演算増幅器と、前記第1および第2のインピーダンス比に実質的に整合される第3のインピーダンス比を特徴とする第3の回路網とを備える、請求項3に記載の回路。
  18. 前記第3の回路網は実質的に抵抗性の回路網である、請求項17に記載の回路。
  19. 前記レギュレータ回路は、前記第1および第2の入力電圧を受けるための第1および第2の入力ノードと、前記レギュレータ電圧が与えられる出力ノードとを含み、前記第3の回路網は、前記第1の入力ノードと前記第2の入力ノードとの間に結合される第1および第2の抵抗器と、前記第1および第2の抵抗器を接続するノードと前記出力ノードとの間に結合される第3の抵抗器とを含む、請求項18に記載の回路。
  20. 前記第3の抵抗器は、前記演算増幅器の反転入力と出力との間に結合される、請求項19に記載の回路。
  21. 前記第1の抵抗器のインピーダンス値は前記第2の抵抗器のインピーダンス値に実質的に等しく、前記第2の抵抗器のインピーダンス値は、前記第1および第2の抵抗器を表わす並列構成の有効インピーダンス値の2倍に実質的に等しい、請求項20に記載の回路。
  22. 前記第3のインピーダンス比は、前記有効インピーダンス値と前記第3の抵抗器のインピーダンス値との比である、請求項21に記載の回路。
  23. 前記インターフェイス回路は完全差動アナログ−デジタル変換器を駆動するように構成される、請求項3に記載の回路。
  24. 前記完全差動アナログ−デジタル変換器は、前記インターフェイス回路の少なくとも部分と共有される半導体基板上に実現される、請求項23に記載の回路。
  25. 前記インターフェイス回路および前記完全差動アナログ−デジタル変換器は共有パッケージの中に配置される、請求項23に記載の回路。
  26. 前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧との間の差は、前記第1の入力電圧と前記第2の入力電圧との平均値から実質的に独立している、請求項3に記載の回路。
  27. 前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧との間の差は、前記レギュレータ回路が与える前記レギュレータ電圧から実質的に独立している、請求項3に記載の回路。
  28. 前記レギュレータ回路は制御電圧を受けるように構成され、前記レギュレータ回路が与える前記レギュレータ電圧は、前記第1および第2の入力電圧と前記制御電圧との実質的に線形の組合せである、請求項3に記載の回路。
  29. 前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧との平均値は前記制御電圧に実質的に等しい、請求項28に記載の回路。
  30. 前記レギュレータ回路はスイッチドキャパシタを備える、請求項3に記載の回路。
  31. 前記インターフェイス回路の入力インピーダンスは実質的に抵抗性である、請求項3に記載の回路。
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