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JP2015022221A - 画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置 - Google Patents

画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置 Download PDF

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JP2015022221A
JP2015022221A JP2013151616A JP2013151616A JP2015022221A JP 2015022221 A JP2015022221 A JP 2015022221A JP 2013151616 A JP2013151616 A JP 2013151616A JP 2013151616 A JP2013151616 A JP 2013151616A JP 2015022221 A JP2015022221 A JP 2015022221A
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山本 直之
Naoyuki Yamamoto
直之 山本
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Abstract

【課題】外部加熱部材のオーバーシュートが大きい場合であっても、装置の不意な停止を抑制できるようにした画像加熱装置の提供。【解決手段】検知手段75により第1の回転体40と外部加熱部材83とが離間状態であることが検知され、かつ、温度検知手段31,32により前記外部加熱部材が所定の目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、接離手段90により前記第1の回転体と前記外部加熱部材とを圧接状態へ移行させることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置(定着器)として用いて好適な画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真記録方式の複写機やプリンタに搭載される定着装置(定着器)として、加熱回転体と、加熱回転体と接触してニップ部を形成する加圧回転体と、を有するものが知られている。未定着トナー画像を担持する記録材はニップ部で搬送されつつ加熱され、これによってトナー画像は記録材上に定着される。
加熱回転体と加圧回転体の組み合わせとして、回転可能なローラ部材同士の組み合わせ、回転可能なローラ部材とエンドレスのベルト部材の組み合わせ、或いは回転可能なエンドレスのベルト部材同士の組み合わせたものも製品化されている。
また定着装置は、加熱回転体を加熱するハロゲンヒータ、セラミックヒータ又は誘導加熱ヒータ等の加熱源と、加熱回転体の温度を検知するサーミスタ等の温度検知手段を備える。更に定着装置は、加熱回転体が所定の制御温度(温調温度)となるように温度検知手段からの出力に応じて加熱源を制御する制御手段を備える。ここで、制御手段は、異常な温度上昇による定着装置の構成部材の損傷を防止するために、通常の温調温度よりも高い所定のエラー検知温度を備えている。
また定着装置は、温度検知手段がエラー検知温度以上の温度を検知すると、加熱源への通電を遮断するサーモスイッチ等の通電遮断部材を備える。
特に、加熱回転体と加圧回転体とが圧接又は離間可能な構成の定着装置では、加熱回転体と加圧回転体との圧接又は離間により加熱回転体の熱容量及び放熱量が変化する。このため、加熱回転体と加圧回転体との離間状態においてエラー検知温度を検知できなくなる可能性がある。
特許文献1には、エラー検知温度の閾値を、加熱回転体と加圧回転体とが加圧状態である場合と圧解除状態である場合とで、可変とする定着装置が開示されている。特許文献1の定着装置にあっては、加圧状態である場合の第一のエラー検知温度よりも、圧解除状態である場合の第二のエラー温度を低くすることによって、圧解除状態であっても、より確実に異常を検知するというものである。
また、特許文献2には、記録材を加熱中に所定のエラー温度を検知すると、加熱回転体と加圧回転体とを圧解除状態にすることによって、加熱回転体から記録材への熱伝導を低減するようにした定着装置が開示されている。
特開2007−212868号公報 特開2008−176002号公報
ところで、画像形成装置には、プリント出力の高速化、及び厚紙やコート紙等の記録材への対応が求められている。これらの場合、記録材が通過した際のニップ部の温度低下が大きくなるため、ニップ部の温度を所定の温調温度に維持するために、加熱回転体の表面から加熱源で熱を供給する外部加熱手段を備える定着装置が提案されている。
ここで、加熱回転体の表面を所定の温調温度に維持する場合、加熱源への電力の供給及び遮断のタイミングと、温度検知手段が加熱回転体の温度を検知するタイミングには、加熱回転体と外部加熱手段の熱容量及び放熱量のために時間的なズレが生じてしまう。このため、所定の温調温度に対して、加熱回転体に温度上昇(以下、オーバーシュートともいう)、又は温度低下(以下、アンダーシュートともいう)が生じる。
通常、記録材を加熱していないスタンバイ状態においては、スタンバイ状態の消費電力の低減、及び加熱回転体と加圧回転体の耐久寿命を延ばすために、加熱回転体と外部加熱手段は離間されている。
加熱回転体と外部加熱手段とを圧接又は離間可能な構成の定着装置では、圧接状態と離間状態とで外部加熱手段の熱容量と放熱量の変化が大きいため、外部加熱手段のオーバーシュートが通常の温度制御時よりもさらに大きくなる場合がある。したがって、定着装置が所定の加熱動作を正常な状態で行っていても、加熱回転体と外部加熱手段との圧接又は離間による外部加熱手段のオーバーシュートにより、温度検知手段の検知温度が上述のエラー検知温度を超えてしまう場合がある。
この課題に対して、特許文献1、及び特許文献2に開示されるような定着装置では、正常な着脱動作であるにもかかわらず、通電遮断部材が動作し、以降の加熱動作が不可能となってしまう恐れがある。一方で、圧接状態又は離間状態によるオーバーシュートの増加を見込んで、エラー検知温度を高く設定した場合では、異常な温度上昇による通電遮断部材の動作が遅れてしまうことになる。
本発明の目的は、外部加熱部材のオーバーシュートが大きい場合であっても、装置の不意な停止を抑制できるようにした画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、第1の回転体のオーバーシュートが大きい場合であっても、装置の不意な停止を抑制できるようにした画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の構成は、画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体の外面に当接してこれを加熱する外部加熱部材と、前記外部加熱部材を加熱する加熱源と、前記外部加熱部材と前記第1の回転体とを接離させる接離手段と、前記外部加熱部材と前記第1の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記外部加熱部材の温度を検知する温度検知手段と、前記外部加熱部材が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記外部加熱部材が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする。
(2)上記目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の他の構成は、画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する加熱源と、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを接離させる接離手段と、前記第1の回転体と前記第2の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記第1の回転体の温度を検知する温度検知手段と、前記第1の回転体が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記第1の回転体が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする。
(3)上記目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の他の構成は、画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する加熱源と、前記第1の回転体の外面に当接して前記第1の回転体の熱を放熱する外部放熱部材と、前記外部放熱部材と前記第1の回転体とを接離させる接離手段と、前記外部放熱部材と前記第1の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記第1の加熱体の温度を検知する温度検知手段と、前記第1の回転体が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記外部加熱部材が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする。
(4)上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の構成は、記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱部と、を有する画像形成装置であって、前記画像加熱部が(1)乃至(3)の何れかに記載の画像加熱装置であることを特徴とする。
本発明によれば、外部加熱部材のオーバーシュートが大きい場合であっても、装置の不意な停止を抑制できるようにした画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置の提供を実現できる。
また本発明によれば、第1の回転体のオーバーシュートが大きい場合であっても、装置の不意な停止を抑制できるようにした画像加熱装置、及びその画像加熱装置を備える画像形成装置の提供を実現できる。
画像形成装置の一例の概略構成を表わす断面図 実施例1に係る定着装置の概略構成を表す長手方向中央断面図 実施例1に係る定着装置の定着ローラと加圧ローラとの接離手段と、外部加熱ユニットと、定着ローラと外部加熱ユニットとの接離手段の説明図 実施例1に係る定着装置を記録材搬送方向下流側から表した説明図 実施例1に係る定着装置の定着ローラに対し加圧ローラと外部加熱ベルトが離間している状態を表す図 実施例1に係る定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャト 第一の比較例の定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャト 第二の比較例の定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャト 実施例2に係る定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャート 実施例2に係る定着装置において加熱ローラを直接に回転するための構成の説明図 実施例3に係る定着装置の概略構成を表す長手方向中央断面図 実施例3に係る定着装置の定着ローラに対し加圧ローラが離間している状態を表す図 実施例3に係る定着装置におけるプリント終了時の定着ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャート 実施例4に係る定着装置におけるプリント終了時の定着ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャート 実施例5に係る定着装置の概略構成を表す長手方向中央断面図 実施例5に係る定着装置の定着ローラに対し加圧ローラが離間し、外部放熱ローラを定着ローラに圧接させた状態を表す図 実施例5に係る定着装置におけるプリント終了時の定着ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャート 実施例6に係る定着装置におけるプリント終了時の定着ローラの異常温度の検知手順を表すフローチャート
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
[実施例1]
(1)画像形成装置
図1を参照して、本発明に係る画像加熱装置を定着装置として搭載した画像形成装置を説明する。図1は電子写真記録技術を用いた画像形成装置(本実施例ではフルカラープリンタ)100の一例の概略構成を表わす断面図である。
画像形成装置100において、記録材Pにトナー画像を形成する画像形成部101は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを有する。各画像形成ステーションは、像担持体としての感光体ドラム1と、帯電部材2と、レーザスキャナ3と、現像器4と、感光体ドラムをクリーニングするクリーナ5と、を有する。更に各画像形成ステーションは、転写部材6と、転写部材で感光体ドラム1から転写したトナー画像を担持しつつ搬送するベルト7と、ベルトから記録材Pへトナー画像を転写する二次転写部材8と、ベルト7をクリーニングするクリーナ10と、を有する。以上の画像形成部101の動作は周知であるので詳細な説明は割愛する。
画像形成装置100内のカセット11に収納された記録材Pはローラ12の回転によって搬送路13aに1枚ずつ繰り出される。その記録材Pはローラ14の回転によってベルト7と二次転写部材8とで形成された二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ニップ部で未定着トナー画像が1面目に転写された記録材Pは画像加熱部としての定着装置9に送られ、定着装置でトナー画像は記録材に加熱定着される。定着装置9を出た記録材Pは、片面プリントの場合にフラッパ15により振り分けられトレイ17に排出される。
両面プリントの場合、定着装置9を出た記録材Pはフラッパ15により振り分けられ搬送路13bに案内される。搬送路13bではその記録材Pをスイッチバック搬送して搬送路13aに送り出す。この記録材Pはローラ14の回転によって二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ニップ部で未定着トナー画像が2面目に転写された記録材Pは定着装置9に送られ、定着装置でトナー画像は記録材に加熱定着される。定着装置9を出た記録材Pはフラッパ15により振り分けられトレイ17に排出される。
(2)定着装置(画像加熱装置)9
図2は定着装置9の概略構成を表す長手方向中央断面図である。図3は定着装置9の加圧ローラ用の圧接・離間手段50と、外部加熱ユニット80と、外部加熱ユニット用の圧接・離間手段90の説明図である。図4は図3に示す定着装置9を記録材搬送方向下流側から表した説明図である。図5は定着装置9の定着ローラ40に対し加圧ローラと外部加熱ベルト83が離間している状態を表す図である。
定着装置9は、第1の回転体としての定着ローラ40と、第2の回転体としての加圧ローラ41と、定着ローラと加圧ローラとを圧接又は離間させる第1の接離手段50と、を有する。更に定着装置9は、外部加熱手段としての外部加熱ユニット80と、外部加熱ユニットの外部加熱部材としての外部加熱ベルト83と定着ローラ40とを圧接又は離間させる第2の接離手段90と、を有する。定着ローラ40と、加圧ローラ41と、外部加熱ベルト83は、それぞれ、記録材搬送方向と直交する方向(以下、長手方向と記す)に長い部材である。
(2−1)定着ローラ(第1の回転体)40
定着ローラ40は、アルミニウムよりなる厚さ3mmの中空円筒状の芯金40aを有する。芯金40aの長手方向両側の軸部40a1,40a2間の外周面上には耐熱シリコーンゴムよりなる厚さ3mmの弾性層40bが形成され、更にこの弾性層の外周面上には耐熱フッ素樹脂よりなる厚さ50μmの離型層40cが形成されている。
この定着ローラ40は、芯金40aの各軸部40a1,40a2が定着装置9の一対の第1側板A1,A2に回転可能に支持されている。定着ローラ40の回転中心には加熱源としてのハロゲンヒータ60が配設されており、このハロゲンヒータは芯金40aの長手方向両端に配設された側板(不図示)に固定支持されている。芯金40aの軸部40a1にはギアG1が固着され、このギアは回転手段としてのモータM1により回転される。
定着ローラ40の回転方向におけるニップ部Nの上流側には、定着ローラの外周面(外面)の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ30が定着ローラ外面と非接触に配置されている。
(2−2)加圧ローラ(第2の回転体)41
定着ローラ40と平行に配設された加圧ローラ41は、アルミニウムよりなる厚さ5mmの中空円筒状の芯金41aを有する。芯金41aの長手方向両側の軸部41a1,41a2間の外周面上には耐熱シリコーンゴムよりなる厚さ2mmの弾性層41bが形成され、更にこの弾性層の外周面上には耐熱フッ素樹脂よりなる厚さ50μmの離型層41cが形成されている。芯金41aの各軸部41a1,41a2は定着装置9の一対の第2側板A3,A4に回転可能に支持されている。
(2−3)接離手段50
接離手段50の構成を図3、図4を参照して説明する。接離手段50は、接離部材としての一対のカム50a1,50a2と、これらのカムを加圧ローラ41の長手方向に沿って連結するカム軸50bと、を有する。各カム50a1,50a2は図3に示すように大径部と小径部を有する楕円形状に形成されている。カム軸51は定着装置9の一対の第3側板A5,A6に回転可能に支持されている。カム軸50bの長手方向端部にはギアG2が固着され、このギアは第2の回転手段としてのモータM2により回転される。
上記接離手段50は、加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接して加圧ローラと定着ローラとを加圧状態(圧接状態)とし、加圧ローラを定着ローラから離間させて加圧ローラと定着ローラとを圧解除状態(離間状態)とするようになっている。未定着トナー画像tを担持する記録材Pを加熱する際に、加圧ローラ41は図2に示されるように定着ローラ40に圧接される。定着装置9のスタンバイ状態(画像形成の待機時)では、図5に示すように加圧ローラ41は定着ローラ40から離間している。
加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接させる場合、モータM2はギアG2を介してカム軸50bを回転させ、カム50a1,50a2を一点鎖線にて示す位置から実線にて示す位置まで回転させる(図3参照)。そしてこのカム50a1,50a2の回転により側板A3,A4間の底板B1をカムの最大径部50a11,50a21で定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に押し上げて加圧ローラ41の外周面(外面)を定着ローラ40外面に圧接させる。これによって加圧ローラ41と定着ローラ40の弾性層41b,40bが潰れて弾性変形し、加圧ローラ外面と定着ローラ外面とで所定幅のニップ部N(図2参照)が形成される。
本実施例では、加圧ローラ41を総圧約784N(約80kgf)で定着ローラ40に圧接して上記ニップ部Nを形成している。
加圧ローラ41を定着ローラ40から離間させる場合、モータM2はギアG2を介してカム軸51を回転させ、カム50a1,50a2を実線にて示す位置から一点鎖線にて示す位置まで回転させる(図3参照)。そしてこのカム50a1,50a2の回転によって底板B1をカムの最小径部50a12,50a22で支持しつつ定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に下降させて加圧ローラ41外面を定着ローラ40外面から離間させる(図5参照)。
(2−4)外部加熱ユニット80
コート紙や厚紙等の記録材Pが担持する未定着トナー画像tを高速に記録材に加熱定着する場合、定着ローラ40の弾性層40bの熱伝導性が低いため、ニップ部Nで記録材に奪われる熱量に対してハロゲンヒータ60からの熱応答が間に合わないことがある。このため、図2に示すように、定着ローラ40の外面を加熱するための外部加熱ユニット80が配置される。定着ローラ40は、芯金40aの内部に配置されるハロゲンヒータ60のみならず、外部加熱ユニット80からの熱供給を受けることができる。このため定着ローラ40は、コート紙や厚紙が担持する未定着トナー画像を高速に加熱定着しても、定着ローラ40の外面温度を一定に保つことが可能となる。
外部加熱ユニット80は、加熱部材としての2つの中空円筒状の加熱ローラ81,82と、これらの加熱ローラに張架された外部加熱部材としてのエンドレス状の外部加熱ベルト83と、を有する。加熱ローラ81,82は長手方向に長い部材である。加熱ローラ81,82は、それぞれ、加熱源としてのハロゲンヒータ61,62を内包している。
加熱ローラ81,82の外周面(外面)は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属の円筒材料、或いは高離型性を持つゴム、樹脂等を、金属製の円筒材料からなる基層(不図示)の表面にコートして構成される。各加熱ローラ81,82の長手方向両端部にはフランジ(不図示)が固着されており、各フランジは高耐熱性を有した断熱ブッシュを介して定着装置9の一対の第4側板A7,A8に回転可能に支持されている。各加熱ローラ81,82の回転中心に配設されたハロゲンヒータ61,62は上記フランジに固定支持されている。
各加熱ローラ81,82の外面には、加熱ローラの外面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ31,32が当接している。
外部加熱ベルト83は、定着ローラ40の外面と当接して定着ローラ外面を加熱する部材である。この外部加熱ベルト83は、耐熱樹脂もしくは金属ベルトからなる基層(不図示)と、基層の定着ローラ40と接する側の外面に形成されたフッ素樹脂よりなる離型層(不図示)と、を有する。この外部加熱ベルト83は、加熱ローラ81,82に張架されて定着ローラ40とともに加熱部Hを形成するようになっている。このように外部加熱ベルト44を加熱ローラ81,82に張架することによって、これらの加熱ローラのみで加熱部を形成するよりも加熱部の幅を大きくとることが可能となり、定着ローラ40表面へのより高速な加熱動作が可能となる。
(2−5)接離手段90
接離手段90の構成を図3、図4を参照して説明する。接離手段90は、接離部材としての一対のカム90a1,90a2と、これらのカムを定着ローラ40の長手方向に沿って連結するカム軸90bと、を有する。カム90a1,90a2は図3に示すように大径部と小径部を有する楕円形状に形成されている。カム軸90bは第4側板A7,A8に回転可能に支持されている。カム軸90bの長手方向端部にはギアG3が固着され、このギアは第3の回転手段としてのモータM3により回転される。
上記接離手段90は、外部加熱ベルト83を定着ローラ40に圧接して外部加熱ベルトと定着ローラとを加圧状態(圧接状態)とし、外部加熱ベルトを定着ローラから離間させて外部加熱ベルトと定着ローラとを圧解除状態(離間状態)とするようになっている。未定着トナー画像tを担持する記録材Pを加熱する際に、外部加熱ベルト83は図2に示されるように定着ローラ40に圧接される。定着装置9のスタンバイ状態では、図6に示すように外部加熱ベルト83は定着ローラ40から離間している。
外部加熱ベルト83を定着ローラ40に圧接させる場合、モータM3はギアG3を介してカム軸90bを回転させ、カム90a1,90a2を一点鎖線にて示す位置から実線にて示す位置まで回転させる(図3参照)。そしてこのカム90a1,90a2の回転により側板A7,A8間の底板B2をカムの最小径部90a11,90a21で支持しつつ定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に下降させて外部加熱ベルト83の外面を定着ローラ外面に圧接させる。これによって外部加熱ベルト83が外面と定着ローラ40外面とで所定幅の加熱部H(図2参照)が形成される。
本実施例では、外部加熱ベルト83を総圧約78.4N(約8kgf)で定着ローラ40に圧接して上記加熱部Hを形成している。
外部加熱ベルト83を定着ローラ40から離間させる場合、モータM3はギアG3を介してカム軸90bを回転させ、カム90a1,90a2を実線にて示す位置から一点鎖線にて示す位置まで回転させる(図3参照)。そしてこのカム90a1,90a2の回転により底板B1をカムの最大径部90a12,90a22で定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に押し上げて外部加熱ベルト83外面を定着ローラ40外面から離間させる(図5参照)。
本実施例の定着装置9では、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との圧接状態又は離間状態を検知するため、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との間に検知手段としてのフォトセンサ75を配置している(図2参照)。フォトセンサ75は、フォトセンサの発光素子75aからの射出光75lが外部加熱ベルト83で遮光されていない場合に受光素子75bがHighレベル信号(以下、H信号と記す)を後述の回転制御回路71に出力するようになっている。またフォトセンサ75は、発光素子75aからの射出光75lが外部加熱ベルト83で遮光された場合に受光素子75bがLowレベルの信号(以下、L信号と記す)を回転制御回路71に出力するようになっている。
(2−6)加熱定着処理動作
図2、図4、図5を参照して本実施例の定着装置9における加熱定着処理動作を説明する。未定着トナー画像tを担持する記録材Pがニップ部Nに達する前に、制御手段としての制御回路70はモータM2を回転駆動し、加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接させてニップ部Nを形成する。
また制御回路70はモータM1を回転駆動し定着ローラ40を矢印方向に回転する。加圧ローラ41は定着ローラ40の回転に追従して矢印方向に回転する。
次いで、制御回路70は交流電源(不図示)より通電遮断部材としてのサーモスイッチ20を介してハロゲンヒータ60,61,62に通電し各ハロゲンヒータを点灯させる。ハロゲンヒータ60は定着ローラ40を芯金40aの内面側から加熱する。一方、ハロゲンヒータ61は加熱ローラ81を基層の内面側から加熱し、ハロゲンヒータ62は加熱ローラ82を基層の内面側から加熱する。これらの加熱ローラ81,82は外部加熱ベルト83を内面側から加熱し、これによって外部加熱ベルトは定着ローラ40を定着ローラの外面側から加熱する。
次に、制御回路70はサーミスタ30によって検出される定着ローラ40の外面温度が所定の温調温度(目標温度)に収束するようにハロゲンヒータ60への供給電力(通電)を調整する。また制御回路70は各サーミスタ31,32の出力する加熱ローラ81,82の温度情報に基づきハロゲンヒータ61,62への供給電力(通電)を制御することにより加熱ローラの外面温度を所定の温調温度(目標温度)に調整する。
本実施例の定着装置9において、定着ローラ40の温調温度は170℃、各加熱ローラ81,82の温調温度は等しく200℃である。即ち、サーミスタ30が170℃より高い温度を検知している場合は、ハロゲンヒータ60への電力供給は制御回路70により遮断される。またサーミスタ31,32が200℃より高い温度を検知している場合は、ハロゲンヒータ61,62への電力供給は制御回路70により遮断される。
未定着トナー画像tを担持する記録材Pはニップ部Nの記録材通過領域(図4参照)に導入される。そしてこの記録材Pはニップ部Nで挟持搬送されながら未定着トナー画像tに定着ローラ40の熱とニップ部の圧力が印加され、これによりトナー画像は記録材上に加熱定着される。ニップ部Nから記録材Pが排出されると、定着装置9はスタンバイ状態となる。
(2−7)プリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順
図6に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順を示す。
画像形成装置の1ジョブのプリント動作が終了すると(S101)、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部加熱ベルト83と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40から外部加熱ベルト83を離間させる。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する(S102)。
次いで、制御回路70は、サーミスタ31,32の検知温度T(℃)と、加熱ローラ81,82の温調温度よりも高い第一の異常温度(本実施例においては220℃とする)と、を比較する(S103)。検知温度Tが220℃以下である場合は、通常のスタンバイ動作として外部加熱ベルト83と定着ローラ40との離間状態を継続する(S109)。一方、検知温度Tが第一の異常温度220℃を超えた場合はS104に進む。
S104では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき外部加熱ベルト83と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40に外部加熱ベルト83を圧接する。これにより加熱ローラ82,83の熱は外部加熱ベルト83から加熱部Hを通じて定着ローラ40に伝わる。つまり、加熱ローラ82,83の放熱量を増加させて、外部加熱ベルトのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
次に、制御回路70は、検知温度Tと、第一の異常温度よりも低く加熱ローラ81,82の温調温度よりも高い復帰温度(本実施例においては215℃とする)と、を比較する(S105)。検知温度Tが復帰温度215℃以下である場合は、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部加熱ベルト83と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40から外部加熱ベルト83を離間させ(S107)、通常のスタンバイ動作に移行する(S109)。
一方、検知温度Tが復帰温度215℃を超えた場合、制御回路70は、検知温度Tと、第一の異常温度よりも高い第二の異常温度(本実施例においては230℃とする)と、を比較する(S106)。検知温度Tが第二の異常温度230℃以下の場合は、S105に戻る。検知温度Tが第二の異常温度230℃を越えた場合は、制御回路70は本来のエラーと判断(S108)し、ハロゲンヒータ61,62への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。
上述の第二の異常温度である230℃を超えると、外部加熱ユニット50やサーミスタ31,32が高温のため故障する可能性がある。具体的には、外部加熱ベルト83が変形したり、サーミスタ31,32の故障が発生したりする可能性がある。そのため、第二の異常温度は、適用する定着装置の耐熱温度未満に設定することが望ましい。
第一の異常温度に関しては、加熱ローラ81,82の温調温度よりも高く、第二の異常温度よりも低く設定することが望ましい。さらに、復帰温度は、加熱ローラ81,82の温調温度よりも高く第一の異常温度よりも低いことが望ましい。さらに、第二の異常温度はサーモスイッチ20の動作温度よりも低く設定することが望ましい。
本実施例の定着装置9を搭載する画像形成装置において、記録材Pとしての、未定着トナー画像tを担持するA3サイズの350g/cmの厚紙をニップ部Nに連続通紙(連続して導入)した。そして連続通紙した直後のサーミスタ31,32の検知温度Tの最大値(加熱ローラ81,82のオーバーシュート温度)を測定したところ、226℃であった。このため、エラーは発生せず、プリント動作が継続可能であった。
また、制御回路70の異常を想定して、ハロゲンヒータ61,62に最大電力を投入し続けたところ、サーミスタ31,32の検知温度Tが230℃を検知すると、ハロゲンヒータ61,62による加熱動作が停止した。この場合であっても、外部加熱ベルト83、及びサーミスタ31,32には熱による損傷は認められなかった。
<比較例>
本実施例の定着装置9に対して、図7に、第一の比較例の定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順を示す。図8に、第二の比較例の定着装置におけるプリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順を示す。第一の比較例の定着装置と、第二の比較例の定着装置は、それぞれ、プリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順が異なる点を除いて、本実施例の定着装置と同じ構成としてある。
図7に示す第一の比較例の定着装置において、画像形成装置の1ジョブのプリント動作が終了すると(S201)、制御回路70は接離手段90によって外部加熱ベルト83を定着ローラ40から離間させる(S202)。またS202において制御回路70は定着ローラ40の回転を停止する。
その後、制御回路70は、外部加熱ユニット80のサーミスタ31,32の検知温度Tと、異常温度(第一の比較例においては230℃とする)と、を比較する(S203)。検知温度Tが230℃以下の場合は、通常のスタンバイ動作に移行するものとする(S205)。検知温度Tが230℃を越えた場合は、エラーと判断(S204)して、ハロゲンヒータ61,62による外部加熱ベルト83の加熱動作を停止するものとする。
また、図8に示す第二の比較例の定着装置において、プリント動作が終了すると(S301)、制御回路70は接離手段90によって外部加熱ベルト83を定着ローラ40から離間させる(S302)。またS302において制御回路70は定着ローラ40の回転を停止する。
その後、制御回路70は、外部加熱ユニット80のサーミスタ31,32の検知温度Tと、異常温度(第二の比較例においては240℃とする)と、を比較する(S303)。検知温度Tが240℃以下の場合は、通常のスタンバイ動作に移行するものとする(S305)。検知温度Tが240℃を越えた場合は、エラーと判断(S304)して、ハロゲンヒータ61,62による外部加熱ベルト83の加熱動作を停止するものとする。
第一の比較例の定着装置を搭載する画像形成装置、及び第二の比較例の定着装置を搭載する画像形成装置において、本実施例の定着装置を搭載する画像形成装置と同様に、未定着トナー画像tを担持するA3サイズの350g/cmの厚紙を連続通紙した。そして連続通紙した直後のサーミスタ31,32の検知温度Tの最大値(加熱ローラ81,82のオーバーシュート温度)を測定したところ、233℃であった。このため、第一の比較例の定着装置を搭載する画像形成装置においては、プリント動作が正常に終了したにも関わらず、エラーと判断してしまい、プリント動作を再開出来なかった。
一方、第二の比較例の定着装置を搭載する画像形成装置においては、プリント動作終了時にはエラーと判断しなかったため、プリント動作を再開することが出来た。
また、本実施例の定着装置を搭載する画像形成装置と同様に、制御回路70の異常を想定して、ハロゲンヒータ61,62に最大電力を投入し続けた。すると、第一の比較例の定着装置においては、サーミスタ31,32の検知温度Tが230℃を検知すると、ハロゲンヒータ61,62による加熱動作が停止した。この時、加熱ベルト83、及びサーミスタ31,32には熱による損傷は認められなかった。
一方、第二の比較例の定着装置においては、サーミスタ31,32の検知温度Tが240℃を検知すると、ハロゲンヒータ61,62による加熱動作が停止した。この時、加熱ベルト83の変形、及びサーミスタ31,32の故障が発生した。
本実施例の定着装置9は、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との離間状態において、サーミスタ31,32が加熱ローラ81,82の温調温度よりも高い第一の異常温度を検知すると、外部加熱ベルトと定着ローラとを圧接状態にする。外部加熱ベルト83と定着ローラ40とを圧接状態にすることにより、外部加熱ベルトの熱容量及び放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ61,62により加熱ローラ81,82を介して加熱される外部加熱ベルト83のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との圧接状態において、サーミスタ31,32が復帰温度を検知すると、外部加熱ベルトを定着ローラから離間させる。このため、スタンバイ中に定着ローラ40と外部加熱ベルト83との必要以上の圧接状態を維持することがないため、定着ローラと外部加熱ベルトの耐久寿命を延ばすことができる。
また本実施例の定着装置9は、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との接触状態において、サーミスタ31,32が第二の異常温度を検知すると、ハロゲンヒータ61,62への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。このため、消費電力を低減でき、更に異常な温度上昇によるサーモスイッチ20の動作が遅れてしまうことを回避できる。
[実施例2]
定着装置9の他の例を説明する。本実施例に示す定着装置9は、実施例1の定着装置9におけるプリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順が異なる点を除いて、実施例1の定着装置と同じ構成としてある。
図9に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の加熱ローラ81,82の異常温度の検知手順を示す。
S401、S402、S403、及び409の処理は、それぞれ、図6に示すS101、S102、S103、及びS109と同じであるため、S101、S102、S103、及びS109の説明を援用する。
S404では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき外部加熱ベルト83と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40に外部加熱ベルト83を圧接する。更に制御回路70はモータM1を回転駆動して定着ローラ40の回転を開始する。これにより定着ローラ40、外部加熱ベルト83、及び加熱ローラ82,83の回転状態において、加熱ローラ82,83の熱は外部加熱ベルト83から加熱部Hを通じて定着ローラ40に伝わる。更に定着ローラ40、外部加熱ベルト83及び加熱ローラ82,83を回転させることにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させて、外部加熱ベルトのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
S405、及びS406の処理は、それぞれ、図6に示すS105、及びS106と同じであるため、S105、及びS106の説明を援用する。
S407では、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部加熱ベルト83と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40と外部加熱ベルト83を離間させる。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
S408では、制御回路70は本来のエラーと判断し、ハロゲンヒータ61,62への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
本実施例の定着装置9を搭載する画像形成装置において、記録材Pとしての、未定着トナー画像tを担持するA3サイズの350g/cmの厚紙をニップ部Nに連続通紙した。そして連続通紙した直後のサーミスタ31,32の検知温度Tの最大値(加熱ローラ81,82のオーバーシュート温度)を測定したところ、218℃であった。このため、エラーは発生せず、プリント動作が継続可能であった。
また、制御回路70の異常を想定して、ハロゲンヒータ61,62に最大電力を投入し続けたところ、サーミスタ31,32の検知温度Tが230℃を検知すると、ハロゲンヒータ61,62による加熱動作が停止した。この場合であっても、外部加熱ベルト83、及びサーミスタ31,32には熱による損傷は認められなかった。
本実施例の定着装置9は、サーミスタ31,32が第一の異常温度を検知した後、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との圧接状態において、定着ローラと外部加熱ベルトと加熱ローラ81,82が回転動作を行なう。外部加熱ベルト83と定着ローラ40とを圧接状態にすることにより、外部加熱ベルトの熱容量を増加させることができる。更に、定着ローラ40と外部加熱ベルト83と加熱ローラ81,82が回転することにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ61,62により加熱ローラ81,82を介して加熱される外部加熱ベルト83のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ31,32が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との接触状態において、サーミスタ31,32が復帰温度を検知すると、定着ローラと外部加ベルトを離間させる。このため、実施例1の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ31,32が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部加熱ベルト83との接触状態において、サーミスタ31,32が第二の異常温度を検知すると、それ以降の加熱動作を停止する。このため、実施例1の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
図10に、加熱ローラ81,82を直接に回転するための構成を示す。本実施例の定着装置9ではモータM1で定着ローラ40を回転させて加熱ローラ81,82を間接に回転しているが、図10に示すように加熱ローラ81の軸部81a1に固着したギアGを第4の回転手段としてのモータM4で直接に回転するようにしてもよい。この場合、モータM4への負荷を軽減できるようにするため、加圧ローラ41の軸部41a1にギアG1を固着し、このギアをモータM1で回転させるように構成する。
[実施例3]
定着装置9の他の例を説明する。本実施例に示す定着装置9が実施例1の定着装置9と異なる点は以下の通りである。
1)外部加熱ユニット80と、接離機構90を除外した点
2)定着ローラ40と加圧ローラ41との間にフォトセンサ75を配置した点
3)プリント終了時に異常温度を検知する検知対象を定着ローラ40とした点
本実施例の定着装置9は、上記3つの点を除いて、実施例1の定着装置9と同じ構成としてある。
図11は本実施例の定着装置9の概略構成を表す長手方向中央断面図である。図12は本実施例の定着装置9の定着ローラ40に対し加圧ローラ41が離間している状態を表す図である。
図11を参照して本実施例の定着装置9の加熱定着処理動作を説明する。未定着トナー画像tを担持する記録材Pがニップ部Nに達する前に、制御回路70はモータM2を回転駆動し、加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接させてニップ部Nを形成する。
また制御回路70はモータM1を回転駆動し定着ローラ40を矢印方向に回転する。加圧ローラ41は定着ローラ40の回転に追従して矢印方向に回転する。
次いで、制御回路70は交流電源(不図示)よりサーモスイッチ20を介してハロゲンヒータ60に通電しハロゲンヒータを点灯させる。ハロゲンヒータ60は定着ローラ40を芯金40aの内面側から加熱する。
次に、制御回路70はサーミスタ30によって検出される定着ローラ40の外面温度が所定の温調温度(目標温度)に収束するようにハロゲンヒータ60への供給電力を調整する。
本実施例の定着装置9において、定着ローラ40の温調温度は170℃である。即ち、サーミスタ30が170℃より高い温度を検知している場合は、ハロゲンヒータ60への電力供給は制御回路70により遮断される。
未定着トナー画像tを担持する記録材Pはニップ部Nの記録材通過領域(図4参照)に導入される。そしてこの記録材Pはニップ部Nで挟持搬送されながら未定着トナー画像tに定着ローラ40の熱とニップ部の圧力が印加され、これによりトナー画像は記録材上に加熱定着される。ニップ部Nから記録材Pが排出されると、定着装置9はスタンバイ状態となる。
図13に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順を示す。
画像形成装置の1ジョブのプリント動作が終了すると(S501)、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき加圧ローラ41と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM2を回転駆動して加圧ローラ41を定着ローラ40から離間させる(図12参照)。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する(S502)。
次いで、制御回路70は、サーミスタ30の検知温度T(℃)と、第一の異常温度(本実施例においては220℃とする)と、を比較する(S503)。検知温度Tが220℃以下である場合は、通常のスタンバイ動作として加圧ローラ41と定着ローラ40との離間状態を継続する(S509)。一方、検知温度Tが第一の異常温度220℃を超えた場合はS504に進む。
S504では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき加圧ローラ41と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM2を回転駆動して加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接する。これにより定着ローラ41の熱はニップ部Nを通じて加圧ローラ41に伝わる。つまり、定着ローラ40の放熱量を増加させて、定着ローラのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
次に、制御回路70は、検知温度Tと、復帰温度(本実施例においては215℃とする)と、を比較する(S505)。検知温度Tが復帰温度215℃以下である場合は、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき加圧ローラ41と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM2を回転駆動して加圧ローラ41を定着ローラ40から離間させ(S507)、通常のスタンバイ動作に移行する(S509)。
一方、検知温度Tが復帰温度215℃を超えた場合、制御回路70は、検知温度Tと、第一の異常温度よりも高い第二の異常温度(本実施例においては230℃とする)と、を比較する(S506)。検知温度Tが第二の異常温度230℃以下の場合は、S505に戻る。検知温度Tが第二の異常温度230℃を越えた場合は、制御回路70は本来のエラーと判断(S508)し、ハロゲンヒータ60への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。
本実施例の定着装置9は、加圧ローラ41と定着ローラ40との離間状態において、サーミスタ30が定着ローラの温調温度よりも高い第一の異常温度を検知すると、加圧ローラと定着ローラとを圧接状態にする。加圧ローラ41と定着ローラ40とを圧接状態にすることにより、定着ローラの熱容量及び放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ60により加熱される定着ローラ40のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と加圧ローラ41との接触状態において、サーミスタ30が復帰温度を検知すると、定着ローラから加圧ローラを離間させる。このため、スタンバイ中に定着ローラ40と加圧ローラ41との必要以上の圧接状態を維持することがないため、定着ローラと加圧ローラの耐久寿命を延ばすことができる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と加圧ローラ41との接触状態において、サーミスタが第二の異常温度を検知すると、それ以降の加熱動作を停止する。このため、消費電力を低減でき、更に異常な温度上昇によるサーモスイッチ20の動作が遅れてしまうことを回避できる。
[実施例4]
定着装置9の他の例を説明する。本実施例に示す定着装置9は、実施例3の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順が異なる点を除いて、実施例3の定着装置と同じ構成としてある。
図14に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順を示す。
S601、S602、S603、及び609の処理は、それぞれ、図13に示すS501、S502、S503、及び509と同じであるため、S501、S502、S503、及びS509の説明を援用する。
S604では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき加圧ローラ41と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM2を回転駆動して加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接する。更に制御回路70はモータM1を回転駆動して定着ローラ40の回転を開始する。これにより定着ローラ40、加圧ローラ41の回転状態において、定着ローラ40の熱はニップ部Nを通じて加圧ローラ41に伝わる。更に定着ローラ40と加圧ローラ41を回転させることにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させて、定着ローラのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
S605、及びS606の処理は、それぞれ、図13に示すS505、及びS506と同じであるため、S505、及びS506の説明を援用する。
S607では、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき加圧ローラ41と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM2を回転駆動して加圧ローラ41を定着ローラ40から離間させる。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
S608では、制御回路70は本来のエラーと判断し、ハロゲンヒータ60への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知した後、加圧ローラ41と定着ローラ40との圧接状態において、定着ローラ40と加圧ローラ41が回転動作を行なう。加圧ローラ41と定着ローラ40とを圧接状態にすることにより、定着ローラの熱容量を増加させることができる。更に、加圧ローラと定着ローラが回転することにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ60により加熱される定着ローラ40のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と加圧ローラ41との接触状態において、サーミスタが復帰温度を検知すると、定着ローラと加圧ローラを離間させる。このため、実施例3の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と加圧ローラ41との接触状態において、サーミスタが第二の異常温度を検知すると、それ以降の加熱動作を停止する。このため、実施例3の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
[実施例5]
定着装置9の他の例を説明する。本実施例に示す定着装置9が実施例1の定着装置9と異なる点は以下の通りである。
1)外部加熱ユニット80に代えて外部放熱部材としての外部放熱ローラ85を用いた点
2)接離機構90を用いて外部放熱ローラ85を定着ローラ40に圧接又は離間させている点
2)外部放熱ローラ85と定着ローラ40との間にフォトセンサ75を配置した点
4)プリント終了時に異常温度を検知する検知対象を定着ローラ40とした点
本実施例の定着装置9は、上記4つの点を除いて、実施例1の定着装置9と同じ構成としてある。
図15は本実施例の定着装置9の概略構成を表す長手方向中央断面図である。図16は本実施例の定着装置9の定着ローラ40に対し加圧ローラ41が離間し、外部放熱ローラ85を定着ローラに圧接させた状態を表す図である。
外部放熱ローラ85は熱伝導性を有する金属材料を用いて形成されている。この外部放熱ローラ85は長手方向に長い部材であり、外部放熱ローラの長手方向両側の軸部が定着装置9の一対の第4側板A7,A8(図4参照)に回転可能に支持されている。
接離機構90で外部放熱ローラ85を定着ローラ40に圧接させる場合、モータM3はギアG3を介してカム軸90bを回転させ、カム90a1,90a2(図3参照)を一点鎖線にて示す位置から実線にて示す位置まで回転させる。そしてこのカム90a1,90a2の回転により側板A7,A8間の底板B2をカムの最小径部90a11,90a21で支持しつつ定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に下降させて外部放熱ローラ85の外周面(外面)を定着ローラ外面に圧接させる。これによって外部放熱ローラ85外面と定着ローラ40外面とで所定幅の伝熱用圧接部R(図16参照)が形成される。
外部放熱ローラ85を定着ローラ40から離間させる場合、モータM3はギアG3を介してカム軸90bを回転させ、カム90a1,90a2を実線にて示す位置から一点鎖線にて示す位置まで回転させる(図3参照)。そしてこのカム90a1,90a2の回転により底板B1をカムの最大径部90a12,90a22で定着ローラ40の母線方向と直交する垂直方向に押し上げて外部放熱ローラ85外面を定着ローラ40外面から離間させる(図15参照)。
本実施例の定着装置9の加熱定着処理動作は実施例3の定着装置9と同じであるため、実施例3の定着装置9の加熱定着処理動作の説明を援用する。
図17に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順を示す。
画像形成装置の1ジョブのプリント動作が終了すると(S701)、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部放熱ローラ85と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40と外部放熱ローラ85を離間させる。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止させる(S702)。
次いで、制御回路70は、サーミスタ30の検知温度T(℃)と、第一の異常温度(本実施例においては220℃とする)と、を比較する(S703)。検知温度Tが220℃以下である場合は、通常のスタンバイ動作として外部放熱ローラ85と定着ローラ40との離間状態を継続する(S709)。一方、検知温度Tが第一の異常温度220℃を超えた場合はS704に進む。
S704では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき外部放熱ローラ85と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40と外部放熱ローラ85を圧接する。これにより定着ローラ40の熱は伝熱用圧接部Rを通じて外部放熱ローラ85に伝わる。つまり、定着ローラ40の放熱量を増加させて、定着ローラのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
次に、制御回路70は、検知温度Tと、復帰温度(本実施例においては215℃とする)と、を比較する(S705)。検知温度Tが復帰温度215℃以下である場合は、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部放熱ローラ85と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40と外部放熱ローラ85を離間させ(S707)、通常のスタンバイ動作に移行する(S709)。
一方、検知温度Tが復帰温度215℃を超えた場合、制御回路70は、検知温度Tと、第一の異常温度よりも高い第二の異常温度(本実施例においては230℃とする)と、を比較する(S706)。検知温度Tが第二の異常温度230℃以下の場合は、S705に戻る。検知温度Tが第二の異常温度230℃を越えた場合は、制御回路70は本来のエラーと判断(S708)し、ハロゲンヒータ60への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。
本実施例の定着装置9は、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との離間状態において、サーミスタ30が温調温度Tよりも高い第一の異常温度を検知すると、外部放熱ローラと定着ローラとを圧接状態にする。そして外部放熱ローラ85と定着ローラ40とで伝熱用圧接部Rを形成することにより、定着ローラ40の熱容量及び放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ60により加熱される定着ローラ40のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との接触状態において、サーミスタ30が復帰温度を検知すると、定着ローラから外部放熱ローラを離間させる。このため、スタンバイ中に定着ローラ40と外部放熱ローラ85との必要以上の圧接状態を維持することがないため、定着ローラと外部放熱ローラ85の耐久寿命を延ばすことができる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との接触状態において、サーミスタ30が第二の異常温度を検知すると、それ以降の加熱動作を停止する。このため、消費電力を低減でき、更に異常な温度上昇によるサーモスイッチ20の動作が遅れてしまうことを回避できる。
[実施例6]
定着装置9の他の例を説明する。本実施例に示す定着装置9は、実施例5の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順が異なる点を除いて、実施例5の定着装置と同じ構成としてある。
図18に、本実施例の定着装置9におけるプリント終了時の定着ローラ40の異常温度の検知手順を示す。
S801、S802、S803、及び809の処理は、それぞれ、図17に示すS701、S702、S703、及びS709と同じであるため、S701、S702、S703、及びS709の説明を援用する。
S804では、制御回路70はフォトセンサ75からのH信号に基づき外部放熱ローラ85と定着ローラ40とが離間状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40に外部放熱ローラ85を圧接する。更に制御回路70はモータM1を回転駆動して定着ローラ40の回転を開始する。これにより定着ローラ40、外部放熱ローラ85の回転状態において、定着ローラ40の熱は伝熱用圧接部Rを通じて外部放熱ローラに伝わる。更に定着ローラ40と外部放熱ローラ85を回転させることにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させて、定着ローラのオーバーシュート(温度上昇)を低減させている。
S805、及びS806の処理は、それぞれ、図17に示すS705、及びS706と同じであるため、S705、及びS706の説明を援用する。
S807では、制御回路70はフォトセンサ75からのL信号に基づき外部放熱ローラ85と定着ローラ40とが圧接状態にあると判断する。そして制御回路70はモータM3を回転駆動して定着ローラ40と外部放熱ローラ85を離間させる。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
S808では、制御回路70は本来のエラーと判断し、ハロゲンヒータ60への通電を停止してハロゲンヒータによる加熱動作を停止する。更に制御回路70はモータM1の回転駆動を停止して定着ローラ40の回転を停止する。
本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知した後、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との圧接状態において、外部放熱ローラ85、定着ローラ40が回転動作を行なう。外部放熱ローラ85と定着ローラ40とを圧接状態にすることにより、定着ローラの熱容量を増加させることができる。更に、定着ローラ40と外部放熱ローラ85が回転することにより、これらの各部材の周囲への放熱量を増加させることができる。このため、ハロゲンヒータ60により加熱される定着ローラ40のオーバーシュートが大きい場合であっても、不必要な高温エラーを発生することがなく、装置の不意な停止を抑制できる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との接触状態において、サーミスタ30が復帰温度を検知すると、定着ローラと外部放熱ローラを離間させる。このため、実施例5の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
また本実施例の定着装置9は、サーミスタ30が第一の異常温度を検知したのち、定着ローラ40と外部放熱ローラ85との接触状態において、サーミスタが第二の異常温度を検知すると、それ以降の加熱動作を停止する。このため、実施例5の定着装置9と同様の作用効果が得られる。
本実施例の定着装置9ではモータM1で定着ローラ40を回転させて外部放熱ローラ85を間接に回転しているが、外部放熱ローラ85の軸部(不図示)に固着したギアをモータM4(図10参照)で直接に回転するようにしてもよい。この場合、モータM4への負荷を軽減できるようにするため、加圧ローラ41の軸部41a1にギアG1を固着し、このギアをモータM1で回転させるように構成する。
[他の実施例]
1)実施例1乃至実施例6の各定着装置9を搭載する画像形成装置100は下記のような構成となっている。定着装置の外部加熱ベルトと定着ローラを接離手段により圧接状態へ移行させたのち、第2の異常温度が所定時間続く場合には、画像形成部による画像の形成を禁止するようになっている。
2)また実施例1乃至実施例6の各定着装置9を搭載する画像形成装置100は下記のような構成となっている。定着装置の外部加熱ベルトと定着ローラを接離手段により圧接状態へ移行させたのち、サーミスタの検知温度が第2の異常温度から所定時間内に加熱ローラの所定の温調温度に復帰した場合に、画像形成部による画像の形成を許容するようになっている。
3)各実施例の定着装置9では、制御回路70は加熱ローラ81,82の外面温度が所定の温調温度(目標温度)となるようにサーミスタ31,32の出力(出力信号)に応じてハロゲンヒータ61,62への供給電力を制御している。サーミスタ31,32は加熱ローラ81,82の温度検知に限られず少なくとも1つのサーミスタで外部搬送ベルトの外面温度を検知するようにしてもよい。そして外部搬送ベルト83の外面温度が加熱ローラの温調温度と略同等の所定の温調温度(目標温度)となるように制御回路70でサーミスタの出力(出力信号)に応じてハロゲンヒータ61,62への供給電力を制御するようにしてもよい。
4)本発明の画像加熱装置は、各実施例の定着装置としての使用に限られず、未定着トナー画像を記録材に仮定着する仮定着装置、定着トナー画像を担持する記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の画像加熱装置としても有効である。
5)第1、及び第2の回転体の形態はローラ体に限られず、エンドレスベルト体など他の回転体形態にすることができる。また、固定もしくは回転自在の加熱部材と接触するエンドレスベルト体などの他の回転体により記録材状部材を加熱しても良い。外部加熱部材としては、外部加熱ローラのみであっても良い。加圧回転体に関しても同様に、ローラ体に限られず、エンドレスベルト体など他の回転体形態にすることができる。
6)加熱源としては、ハロゲンヒータのみならず、抵抗発熱体や誘導加熱方式を用いても良い。
7)外部加熱ベルト83と定着ローラ40、定着ローラ40と加圧ローラ41、定着ローラ40と外部放熱ローラ85が離間される条件は、プリント動作の終了時に限られない。例えば定着装置9の起動時や、画像形成装置100の各調整動作によるプリント動作の中断等、離間されるすべての条件で適用可能である。
30:サーミスタ、31,32:サーミスタ、40:定着ローラ、41:加圧ローラ、50:圧接・離間手段、60:ハロゲンヒータ、61,62:ハロゲンヒータ、70:制御回路、75:フォトセンサ、81,82:加熱ローラ、83:外部加熱ベルト、85:外部放熱ローラ、90:圧接・離間手段、M1,M4:モータ、P:記録材、t:未定着トナー画像

Claims (21)

  1. 画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体の外面に当接してこれを加熱する外部加熱部材と、前記外部加熱部材を加熱する加熱源と、前記外部加熱部材と前記第1の回転体とを接離させる接離手段と、前記外部加熱部材と前記第1の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記外部加熱部材の温度を検知する温度検知手段と、前記外部加熱部材が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記外部加熱部材が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記外部加熱部材を回転する回転手段を備え、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記外部加熱部材が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合に、前記回転手段は前記外部加熱部材を回転させることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも低く前記目標温度よりも高い復帰温度を検知した場合は、前記接離手段は前記第1の回転体と前記外部加熱部材とを離間させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも高い異常温度を検知した場合は、前記制御手段は前記加熱源への通電を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像加熱装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱部と、を有する画像形成装置であって、前記画像加熱部が請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度よりも高い異常温度が所定時間続く場合には、前記画像形成部による画像の形成を禁止することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度から所定時間内に前記目標温度に復帰した場合に、前記画像形成部による画像の形成を許容することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する加熱源と、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを接離させる接離手段と、前記第1の回転体と前記第2の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記第1の回転体の温度を検知する温度検知手段と、前記第1の回転体が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記第1の回転体が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする画像加熱装置。
  9. 前記第1の回転体を回転する回転手段を備え、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記第1の回転体が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合に、前記回転手段は前記第1の回転体を回転させることを特徴とする請求項8に記載の画像加熱装置。
  10. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも低く前記目標温度よりも高い復帰温度を検知した場合は、前記接離手段は前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像加熱装置。
  11. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも高い異常温度を検知した場合は、前記制御手段は前記加熱源への通電を停止することを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか1項に記載の画像加熱装置。
  12. 記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱部と、を有する画像形成装置であって、前記画像加熱部が請求項8乃至請求項11の何れか一項に記載の画像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度よりも高い異常温度が所定時間続く場合には、前記画像形成部による画像の形成を禁止することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度から所定時間内に前記目標温度に復帰した場合に、前記画像形成部による画像の形成を許容することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 画像を担持する記録材をその間のニップ部にて加熱する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する加熱源と、前記第1の回転体の外面に当接して前記第1の回転体の熱を放熱する外部放熱部材と、前記外部放熱部材と前記第1の回転体とを接離させる接離手段と、前記外部放熱部材と前記第1の回転体との圧接状態及び離間状態を検知する検知手段と、前記第1の回転体の温度を検知する温度検知手段と、前記第1の回転体が所定の目標温度となるように前記温度検知手段の出力に応じて前記加熱源への通電を制御する制御手段と、を有する画像加熱装置であって、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記第1の回転体が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合には、前記接離手段により前記圧接状態へ移行させることを特徴とする画像加熱装置。
  16. 前記第1の回転体を回転する回転手段を備え、前記検知手段により前記離間状態であることが検知され、かつ、前記温度検知手段により前記第1の回転体が前記目標温度よりも高い異常温度であることが検知された場合に、前記回転手段は前記第1の回転体を回転させることを特徴とする請求項15に記載の画像加熱装置。
  17. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも低く前記目標温度よりも高い復帰温度を検知した場合は、前記接離手段は前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の画像加熱装置。
  18. 前記温度検知手段が前記異常温度を検知したのち、前記検知手段が前記圧接状態を検知した場合において、前記温度検知手段が前記異常温度よりも高い異常温度を検知した場合は、前記制御手段は前記加熱源への通電を停止することを特徴とする請求項15乃至請求項17の何れか1項に記載の画像加熱装置。
  19. 記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱部と、を有する画像形成装置であって、前記画像加熱部が請求項15乃至請求項18の何れか一項に記載の画像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度よりも高い異常温度が所定時間続く場合には、前記画像形成部による画像の形成を禁止することを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記画像加熱装置の前記接離手段により前記圧接状態へ移行させたのち、前記異常温度から所定時間内に前記目標温度に復帰した場合に、前記画像形成部による画像の形成を許容することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018010068A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 キヤノン株式会社 制御装置

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