JP2015068919A - マスクブランク用基板の製造方法、マスクブランクの製造方法、転写用マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透光性基板の薄膜が設けられる側の主表面を、極座標系で表現されたゼルニケ多項式によって定義される仮想基準面に対して形状フィッティングを行い、前記主表面と前記仮想基準面との差分データを取得する工程と、前記差分データの前記算出領域内での最高高さと最低高さとの差を算出する工程と、前記透光性基板と、当該透光性基板に対して形状フィッティングを行った前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係る情報とを対応付けする工程と、前記最高高さと最低高さとの差、及び前記対応付けされたゼルニケ多項式に係る情報を記録装置に記録する工程、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
マスクブランク基板、マスクブランク、及び転写用マスクに対しては、使用される世代、品種、及び層などに応じて要求される平坦度が異なるが、このPV値の情報により、露光波長λの1/8であるλ/8というような極めて高い平坦度要求を含め、所望の平坦度の透光性基板を選定することができるようになる。また、光学的平坦面での露光を行う時の投影レンズ収差パラメータの設定が、前記ゼルニケ多項式の情報により簡便かつ適格に行えるようになる。そして、前記ゼルニケ多項式の情報とPV値の情報を記録装置に記録して置くことで、記録された透光性基板を好適な用途で活用できるように選別することができる。
(構成1)
対向する1組の主表面を有する透光性基板の一方の主表面に転写パターン形成用の薄膜が設けられたマスクブランクの製造に用いられるマスクブランク用基板の製造方法であって、
前記透光性基板の薄膜が設けられる側の主表面を、前記透光性基板の中心を基準とした所定の直径を有する円の内側の算出領域で、極座標系で表現されたゼルニケ多項式によって定義される仮想基準面に対して形状フィッティングを行い、前記主表面と前記仮想基準面との差分データを取得する工程と、
前記差分データの前記算出領域内での最高高さと最低高さとの差を算出する工程と、
前記透光性基板と、当該透光性基板に対して形状フィッティングを行った前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係る情報とを対応付けする工程と、
前記最高高さと最低高さとの差、及び前記対応付けされたゼルニケ多項式に係る情報を記録装置に記録する工程を有する
ことを特徴とするマスクブランク用基板の製造方法。
前記最高高さと最低高さとの差が、所定値以下となる表面形状を有する前記透光性基板を選定し、
前記対応付けする工程及び前記記録する工程を、前記選定した透光性基板について行うことを特徴とする構成1記載のマスクブランク用基板の製造方法。
前記所定値は、露光転写に用いられる露光光の波長λの1/8であることを特徴とする構成2記載のマスクブランク用基板の製造方法。
前記所定の直径は、104mmであることを特徴とする構成1から3のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
前記仮想基準面は、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式によって定義される形状を有することを特徴とする構成1から4のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
前記差分形状から算出される決定係数R2が0.9以上であることを特徴とする構成1から5のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
前記薄膜が設けられる側の主表面は、前記透光性基板の中心を基準とした一辺が132mmの四角形の内側領域における平坦度が0.2μm以下であることを特徴とする構成1から6のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
構成1から7のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法で製造されたマスクブランクの一方の主表面に前記転写パターン形成用の薄膜を設ける工程を備えることを特徴とするマスクブランクの製造方法。
対向する1組の主表面を有する透光性基板の一方の主表面に転写パターン形成用の薄膜が設けられたマスクブランクの製造方法であって、
前記マスクブランクの転写パターン形成用の薄膜の表面を、前記透光性基板の中心を基準とした所定の直径を有する円の内側の算出領域で、極座標系で表現されたゼルニケ多項式によって定義される仮想基準面に対して形状フィッティングを行い、前記薄膜の表面と前記仮想基準面との差分データを取得する工程と、
前記差分データの前記算出領域内での最高高さと最低高さとの差を算出する工程と、
前記マスクブランクと、当該マスクブランクに対して形状フィッティングを行った前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係るゼルニケ多項式に係る情報とを対応付けする工程と、
前記最高高さと最低高さとの差、及び前記対応付けされたゼルニケ多項式に係る情報を記録装置に記録する工程を有する
ことを特徴とするマスクブランクの製造方法。
前記最高高さと最低高さとの差が、所定値以下となる表面形状を有する前記マスクブランクを選定し、
前記対応付けする工程及び前記記録する工程を、前記選定した前記マスクブランクについて行うことを特徴とする構成9記載のマスクブランクの製造方法。
前記所定値は、露光転写に用いられる露光光の波長λの1/8であることを特徴とする構成10記載のマスクブランクの製造方法。
前記所定の直径は、104mmであることを特徴とする構成9から11のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
前記仮想基準面は、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式によって定義される形状を有することを特徴とする構成9から12のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
前記差分形状から算出される決定係数R2が0.9以上であることを特徴とする構成9から13のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
前記薄膜の表面は、前記透光性基板の中心を基準とした一辺が132mmの四角形の内側領域における平坦度が0.2μm以下であることを特徴とする構成9から14のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
構成8から15のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法で製造されたマスクブランクの前記薄膜に転写パターンを形成する工程を備えることを特徴とする転写用マスクの製造方法。
構成16記載の転写用マスクを露光装置のマスクステージに載置し、リソグラフィー法により前記転写用マスクの転写パターンを半導体基板上にパターン転写する露光工程を有することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
前記露光装置は、前記転写用マスクの転写パターンから透過した透過光の波面に対し、ゼルニケ多項式で定義される形状の波面補正を行う機能を有し、
前記露光工程は、前記転写用マスクに対応付けされている前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係る情報を用い、前記転写用マスクの転写パターンから透過した透過光の波面に対して補正を行うことを特徴とする構成17記載の半導体デバイスの製造方法。
ここでは、マスクブランク用基板及びその製造方法に関して説明する。最初に本発明の構成概念を説明し、その後、その概念に基づいて実施した実施例を比較例とともに示す。
光学的な見地に立つと、所定値Xとしては、例えば、露光波長λの1/8が挙げられる。光学計測で公知のように、露光波長λの1/8という値は波面制御の代表的な基準値であり、その値を境に結像性能等に大きな違いがあるためである。また、そのマスクブランク基板を使用した転写用マスクの露光にあたっては、ゼルニケ多項式の情報を露光装置のレンズ収差入力データに反映させて、光学的平坦面での露光を行う。以上のマスクブランク用基板の製造方法により、光学的平坦度に関し、λ/8という極めて高い精度をも満たす要求精度に応じたマスクブランク用基板が、高いスループットを持って製造することが可能となる。ArFエキシマ露光の場合のλ/8は25nm(小数点以下切上げ)であるが、そのような高い平坦度を、マスクブランク用基板の加工時のスループットを低下させることなく得られ、また、製造装置の設備負担も抑えることが可能となる。
なお、工程S7とS10の順番、及びS12とS13の順番は入れ替わっても良い。
本発明のマスクブランクの製造方法は、前述のマスクブランク用基板の製造方法で製造されたマスクブランク用基板の一方の主表面(転写用主面)に転写パターン形成用の薄膜を設ける工程を備えることを特徴としている。
(1)遷移金属を含む材料からなる遮光膜を備えたバイナリマスクブランク
かかるバイナリマスクブランクは、透光性基板上に遮光膜(転写パターン形成用の薄膜)を有する形態のものであり、この遮光膜は、クロム、タンタル、ルテニウム、タングステン、チタン、ハフニウム、モリブデン、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、ニオブ、パラジウム、ロジウム等の遷移金属単体あるいはその化合物を含む材料からなる。例えば、クロムや、クロムに酸素、窒素、炭素などの元素から選ばれる1種類以上の元素を添加したクロム化合物で構成した遮光膜が挙げられる。また、例えば、タンタルに、酸素、窒素、ホウ素などの元素から選ばれる1種類以上の元素を添加したタンタル化合物で構成した遮光膜が挙げられる。かかるバイナリマスクブランクは、遮光膜を、遮光層と表面反射防止層の2層構造や、さらに遮光層と基板との間に裏面反射防止層を加えた3層構造としたものなどがある。また、遮光膜の膜厚方向における組成が連続的又は段階的に異なる組成傾斜膜としてもよい。
かかる位相シフトマスクブランクとしては、透光性基板(ガラス基板)上に光半透過膜(転写パターン形成用の薄膜)を有する形態のものであって、該光半透過膜をパターニングしてシフタ部を設けるタイプであるハーフトーン型位相シフトマスクが作製される。かかる位相シフトマスクにおいては、光半透過膜を透過した光に基づき転写領域に形成される光半透過膜パターンによる被転写基板のパターン不良を防止するために、透光性基板上に光半透過膜とその上の遮光膜(遮光帯)とを有する形態とするものが挙げられる。また、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクのほかに、透光性基板をエッチング等により掘り込んでシフタ部を設ける基板掘り込みタイプであるレベンソン型位相シフトマスク用やエンハンサー型位相シフトマスク用のマスクブランクが挙げられる。
この遮光膜(転写パターン形成用の薄膜)は、遷移金属及びケイ素の化合物を含む材料からなり、これらの遷移金属及びケイ素と、酸素又は窒素のうちの少なくとも1つ以上を主たる構成要素とする材料が挙げられる。また、遮光膜は、遷移金属と、酸素、窒素又はホウ素のうちの少なくとも1つ以上を主たる構成要素とする材料が挙げられる。遷移金属には、モリブデン、タンタル、タングステン、チタン、ハフニウム、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、ニオブ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、クロム等が適用可能である。特に、遮光膜をモリブデンシリサイドの化合物で形成する場合であって、遮光層(MoSi等)と表面反射防止層(MoSiON等)の2層構造や、さらに遮光層と基板との間に裏面反射防止層(MoSiON等)を加えた3層構造がある。また、遮光膜の膜厚方向における組成が連続的又は段階的に異なる組成傾斜膜としてもよい。
光半透過膜と遮光膜との間に、遮光膜や光半透過膜に対してエッチング耐性を有するエッ
チングストッパー膜を設けてもよい。エッチングストッパー膜は、エッチングストッパー
膜をエッチングするときにエッチングマスク膜を同時に剥離することができる材料として
もよい。
本発明の転写用マスクの製造方法は、前記のマスクブランクの製造方法で製造されたマスクブランクの薄膜に転写パターンを形成する工程を備えることを特徴としている。以下、マスクブランクから転写用マスクを製造する工程について説明する。なお、ここで使用するマスクブランクは、前述(2)の位相シフトマスクブランクであり、透光性基板上に、光半透過膜(転写パターン形成用の薄膜)と遮光膜が順に積層した構造を備える。また、この転写用マスク(位相シフトマスク)の製造方法は一例であり、一部の手順を変えても製造することは可能である。
ここでは、前述の方法で製造したマスクを用いた露光方法及びそれを用いたデバイスの製造方法について述べる。
最初に、露光装置の光学系部分の概要を、装置構成の概要を断面図にして示した装置構成概要図である図4を参照しながら説明する。露光装置の光学系部分は以下の構成になっている。光源31から発せられた露光光32は、照明光学系33を介して転写用マスク34に照射される。転写用マスク34を透過した露光光は、投影レンズ35及び38を介してウエハステージ39上に載置されたウエハ40上に照射され、これにより露光が行われる。投影レンズ35及び38の間にある瞳36部分には、一般的に可動絞りが設置されていて、投影レンズの開口数(NA:Numerical Aperture)が調整できるようになっている。投影レンズ35及び38は、この図では各々1枚のレンズで描かれているが、実際には多数のレンズ群から成り立っており、その相互位置は一部微動できるようになっていて、低次を中心としたレンズ収差の補正ができる機構が組み込まれている。また、瞳36の近傍には位相フィルタ37が組み込まれていて、この位相フィルタ37を調整することによって、高次のレンズ収差、特にレンズ部分ヒーティングによる高次収差のリアルタイム補正が可能なようになっている。
したがって、前述したように、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式によって転写用マスクの仮想基準面である光学平坦面を設定するのが効率的である。但し、これは露光装置を汎用な層やデバイスに適用した場合であり、特定層に特化利用したり、逐次補正を必要としてもより高い精度を要求したりする時は、より高次の項まで取り込むことが効果的である。
<ハーフトーン型位相シフトマスクのサブピーク転写回避例>
ここで示すのは、ハーフトーン型位相シフトマスクを用いた時に、しばしば問題となるサブピーク転写不良を改善した例である。ウエハ用レジストとしてポジレジストを用いた場合、サブピーク現象によってレジスト部であるべき場所にレジストくぼみが生じることがある。このくぼみは、被加工膜のエッチングの際に突き抜けを起こし、デバイス回路の欠陥の巣となって、デバイスの製造歩留まりを低下させたり、回路動作の不安定要因になりうる。レジスト膜厚を厚くできればこの問題は解消されるが、レジスト解像度の問題やパターン倒れの問題などがあるためレジストを厚くすることは困難である。この問題の解決法の一つには、レンズに低次の収差を与え、サブピークが出にくくすることがあるが、一方でこの方法では露光裕度、特にフォーカス裕度が小さくなる。したがって、マスクブランク用基板や転写用マスクに対しては、より厳しい平坦度が要求される。そこで、本実施の形態のマスクブランク用基板及び転写用マスクを用い、このマスクブランク用基板や転写用マスクに対して光学平坦面を与えるべく投影レンズに対し、極座標表示のゼルニケ多項式によって定義される収差補正を加え、さらにその補正の上にサブピーク転写防止の低次の補正を加えて露光を行った。その結果、必要な焦点裕度を確保した上で、上記ハーフトーン型位相シフトマスクを用いた時のサブピーク転写の問題を回避することができた。これは、本実施の形態のマスクブランク用基板及び転写用マスクでは、光学平坦度λ/8以下が達成されるものを選定できたことによる。
ここで示すのは、露光装置の品質管理(QC:Quality Control)に適用した例である。露光装置の投影レンズの高次の収差補正は前述の通り、露光状況に応じて逐次調整されるものであるが、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式で記述されるような低次の項は、前述のように半導体デバイスの適用層によっては変化させるが、露光装置管理という観点では基準値は半固定で運用すべきものである。通常はこれらの低次のレンズ収差補正は経時的に変化しないものであるが、停電や、温度調整チャンバーの異常停止による露光装置の温度環境変化、及び地震などが起こると変化が生じる。そこで、露光装置の低次のレンズ収差補正管理のQCが必要になるが、このQCには、極めて平坦で波面の揃った基準マスクが必要となる。レンズ収差の評価であるため、そこで使用する基準マスクに関しては、高度な光学測定器に要求されるのと同様の光学平坦度λ/8以下の平坦性が要求される。本実施の形態のマスクブランク用基板及び転写用マスクはこの要求を満たすように選定できるので、露光装置のレンズ収差補正機能調整に好適である。
ここでは、露光装置のレンズ収差補正機能調整に適用した例を示す。上記の通り、露光装置にはレンズ収差補正機能が組み込まれている。この機能を調整、評価するにあたっては極めて平坦で、波面収差の源とならない基準マスクが必要となる。レンズ収差の評価であるため、そこで使用する基準マスクに関しては、高度な光学測定器に要求されるのと同様の光学平坦度λ/8以下の平坦性が要求される。本実施の形態のマスクブランク用基板及び転写用マスクはこの要求を満たすように選定できるので、露光装置のレンズ収差補正機能調整に好適である。
[実施例]
本実施の形態のマスクブランク基板の製造方法に従って6枚の透光性基板サンプルを作成し、評価を行った。必要とされる光学的平坦度であるPVの所定値XをArF露光波長λの1/8である25nm(小数点以下繰り上げ)という極めて高い値とすると、サンプルA、Bの2枚がマスクブランク用基板の実施例、サンプルX1、X3の2枚が比較例、サンプルC、X2の2枚が参考例の位置づけとなる。マスクブランク用基板の選別まで、この6枚は全て以下に示す同一の工程で製造した。
研磨パッド:軟質ポリシャ(スウェードタイプ)
研磨液:コロイダルシリカ砥粒(平均粒径100nm)と水
加工圧力:50〜100g/cm2
加工時間:60分
超精密研磨終了後、ガラス基板(透光性基板)を希フッ酸液中に浸漬させてコロイダルシリカ砥粒を除去する洗浄を行った。その後、ガラス基板の主表面及び端面に対してスクラブ洗浄を行い、その後純水によるスピン洗浄、及びスピン乾燥を行って、表面が平坦加工されたガラス基板を6枚準備した。そしてそのガラス基板の表面形状(フラットネス)を平坦度測定装置(Corning Tropel社製 UltraFlat200M)で実測した。
各サンプル基板における各仮想基準面のゼルニケ多項式近似式を図17に示す。このゼルニケ多項式近似式の情報は記録装置に記録され、露光を行う時の投影レンズ収差入力データに反映した。また、差分形状から求めたPV値も記録装置に記録し、後述のように、平坦度の観点からのマスクブランク用基板の選定に活用した。
ここでは、ハーフトーン用マスクブランクを製造した例を示す。まず前述の方法で製造し、選別基準を通過したマスクブランク用基板(実施例サンプルA、B)を準備し、その上に窒化されたモリブデン及びシリコンからなる光半透過膜を形成した。具体的には、モリブデン(Mo)とシリコン(Si)との混合ターゲット(Mo:Si=10mol%:90mol%)を用い、アルゴン(Ar)と窒素(N2)とヘリウム(He)との混合ガス雰囲気(ガス流量比 Ar:N2:He=5:49:46)で、ガス圧0.3Pa、DC電源の電力を3.0kWとして、反応性スパッタリング(DCスパッタリング)により、モリブデン、シリコン及び窒素からなるMoSiN膜を69nmの膜厚で形成した。次いで、上記MoSiN膜が形成された基板に対して、加熱炉を用いて、大気中で加熱温度を450℃、加熱時間を1時間として、加熱処理を行った。なお、このMoSiN膜は、ArFエキシマレーザーにおいて、透過率は6.16%、位相差が184.4度となっていた。
ここでは、前述の方法で製造したマスクブランク上の薄膜に対してパターン形成を行って転写用マスクを製造した。転写用マスクの製造工程については、上記[転写用マスク及びその製造方法]で記載した方法と同様であるので説明は省略する。また、この転写用マスクを用いた露光転写にあたっては、記録装置に記録したゼルニケ多項式のパラメータを露光装置のレンズ収差補正機能に反映させて、転写用マスクの転写用主面が光学的平坦面になる設定とした。
[比較例]
Claims (18)
- 対向する1組の主表面を有する透光性基板の一方の主表面に転写パターン形成用の薄膜が設けられたマスクブランクの製造に用いられるマスクブランク用基板の製造方法であって、
前記透光性基板の薄膜が設けられる側の主表面を、前記透光性基板の中心を基準とした所定の直径を有する円の内側の算出領域で、極座標系で表現されたゼルニケ多項式によって定義される仮想基準面に対して形状フィッティングを行い、前記主表面と前記仮想基準面との差分データを取得する工程と、
前記差分データの前記算出領域内での最高高さと最低高さとの差を算出する工程と、
前記透光性基板と、当該透光性基板に対して形状フィッティングを行った前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係る情報とを対応付けする工程と、
前記最高高さと最低高さとの差、及び前記対応付けされたゼルニケ多項式に係る情報を記録装置に記録する工程を有する
ことを特徴とするマスクブランク用基板の製造方法。 - 前記最高高さと最低高さとの差が、所定値以下となる表面形状を有する前記透光性基板を選定し、
前記対応付けする工程及び前記記録する工程を、前記選定した透光性基板について行うことを特徴とする請求項1記載のマスクブランク用基板の製造方法。 - 前記所定値は、露光転写に用いられる露光光の波長λの1/8であることを特徴とする請求項2記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記所定の直径は、104mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記仮想基準面は、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式によって定義される形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記差分形状から算出される決定係数R2が0.9以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記薄膜が設けられる側の主表面は、前記透光性基板の中心を基準とした一辺が132mmの四角形の内側領域における平坦度が0.2μm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 請求項1から7のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法で製造されたマスクブランクの一方の主表面に前記転写パターン形成用の薄膜を設ける工程を備えることを特徴とするマスクブランクの製造方法。
- 対向する1組の主表面を有する透光性基板の一方の主表面に転写パターン形成用の薄膜が設けられたマスクブランクの製造方法であって、
前記マスクブランクの転写パターン形成用の薄膜の表面を、前記透光性基板の中心を基準とした所定の直径を有する円の内側の算出領域で、極座標系で表現されたゼルニケ多項式によって定義される仮想基準面に対して形状フィッティングを行い、前記薄膜の表面と前記仮想基準面との差分データを取得する工程と、
前記差分データの前記算出領域内での最高高さと最低高さとの差を算出する工程と、
前記マスクブランクと、当該マスクブランクに対して形状フィッティングを行った前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係るゼルニケ多項式に係る情報とを対応付けする工程と、
前記最高高さと最低高さとの差、及び前記対応付けされたゼルニケ多項式に係る情報を記録装置に記録する工程を有する
ことを特徴とするマスクブランクの製造方法。 - 前記最高高さと最低高さとの差が、所定値以下となる表面形状を有する前記マスクブランクを選定し、
前記対応付けする工程及び前記記録する工程を、前記選定した前記マスクブランクについて行うことを特徴とする請求項9記載のマスクブランクの製造方法。 - 前記所定値は、露光転写に用いられる露光光の波長λの1/8であることを特徴とする請求項10記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記所定の直径は、104mmであることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記仮想基準面は、半径に係る変数の次数が2次以下の項のみで構成され、かつ半径に係る変数の次数が2次の項を1以上含むゼルニケ多項式によって定義される形状を有することを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記差分形状から算出される決定係数R2が0.9以上であることを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記薄膜の表面は、前記透光性基板の中心を基準とした一辺が132mmの四角形の内側領域における平坦度が0.2μm以下であることを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 請求項8から15のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法で製造されたマスクブランクの前記薄膜に転写パターンを形成する工程を備えることを特徴とする転写用マスクの製造方法。
- 請求項16記載の転写用マスクを露光装置のマスクステージに載置し、リソグラフィー法により前記転写用マスクの転写パターンを半導体基板上にパターン転写する露光工程を有することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
- 前記露光装置は、前記転写用マスクの転写パターンから透過した透過光の波面に対し、ゼルニケ多項式で定義される形状の波面補正を行う機能を有し、
前記露光工程は、前記転写用マスクに対応付けされている前記仮想基準面におけるゼルニケ多項式に係る情報を用い、前記転写用マスクの転写パターンから透過した透過光の波面に対して補正を行うことを特徴とする請求項17記載の半導体デバイスの製造方法。
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