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JP2015068039A - 水槽の排水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】排水中において排水栓の開栓状態を安定して維持することができる水槽の排水システムを提供する。【解決手段】洗面器(水槽)2と、洗面器2の底部に形成された排水口3と、排水口3を開閉する排水栓4と、排水口3の下部に接続された排水管5と、を備える水槽の排水システム1において、排水管5の内部と大気との間に、排水管5の内部が正圧の状態においては、排水管5の内部と大気との連通を遮断し、かつ、排水管5の内部が負圧の状態においては、排水管5の内部と大気との連通を開放する圧力調整機構(空気流通部6および逆止弁7)を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、洗面台の洗面器や浴槽などの水槽の排水システムに関する。
従来、洗面台の洗面器や浴槽などの水槽の排水システムでは、水槽内に貯められた水を排水する場合、排水口を塞いでいる排水栓を上方に移動させて排水口を開放することで排水を行っている。
このような水槽の排水システムでは、排水途中に排水栓を閉じた場合に、サイホン力によって排水管内が負圧となることにより、この状態から排水栓を開けようとすると大きな力が必要となり、排水栓を開けづらくなる。このため、特許文献1には、排水管内の負圧を除去する負圧除去手段を備えて排水栓を開けやすくした水槽の排水システムが開示されている。
特許文献1の水槽の排水システムの負圧除去手段は、排水管に接続された空気導入管と、排水管と空気導入管との接続部分に設けられた逆止弁とを備えている。そして、この逆止弁は、排水中には水流による水圧により閉状態となり、排水が行われていないときには排水管内の負圧によって開状態となるように構成されている。
特開2008−144508号公報
ここで、特許文献1の水槽の排水システムでは、排水中は水流により逆止弁が強制的に閉じて排水管内への空気の流入が阻止されるため、サイホン力が発生すると排水管内が負圧となる。このとき、排水栓がワイヤや磁力などによって排水口のすぐ上部に押し上げられて排水口を開放する形態の場合、排水栓に水頭圧や水流による下向きの負荷がかかる。このため、排水中の排水栓の開栓状態が安定して維持されず、排水栓が意図せずに閉じてしまう虞がある。
このような問題点に対し、ワイヤや磁力の強度を高めて排水栓を押し上げる力を高めることが考えられるが、部材の煩雑化や巨大化、高コスト化を招く虞がある。
本発明は、上述する事情に鑑みてなされたもので、排水中において排水栓の開栓状態を安定して維持することができる水槽の排水システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る水槽の排水システムは、水槽と、該水槽の底部に形成された排水口と、該排水口を開閉する排水栓と、前記排水口の下部に接続された排水管と、を備える水槽の排水システムにおいて、前記排水管の内部と大気との間に、該排水管の内部が正圧の状態において、該排水管の内部と大気との連通を遮断する圧力調整機構を備えていることを特徴とする。
本発明では、水槽に水を貯めた状態から開栓すると、開栓直後に排水管に水が流れ込み排水管の内部の圧力が上昇するが、圧力調整機構によって排水管の内部と大気との連通を遮断するため、排水管内を正圧の状態に維持することができる。その結果、排水栓には排水管側から水槽側に向かう上方向の力が作用することになる。
そして、この上方向の力が、排水栓に作用する水頭圧や水流による下方向の力を打ち消す方向に作用することにより、水槽に水を貯めた状態から開栓する際に、小さい力で確実に開栓することができるとともに、排水中の排水栓の開栓状態を従来よりも小さい力で安定して維持することができる。
特に、開栓と閉栓とを磁力によって切り替える排水栓の場合、開栓状態を維持するための必要な磁力を小さくすることができるため、部材を小型化することができる。
また、排水栓に作用する水頭圧や水流による力を打ち消す方向の力が作用することにより、従来よりも大きな水頭圧に対応することができるため、従来よりも水深が深い場合にも、排水中の排水栓の開栓状態を安定して維持することができる。
また、本発明に係る水槽の排水システムでは、圧力調整機構は、前記排水管の内部が負圧の状態においては、該排水管の内部と大気との連通を開放する構成としてもよい。
このように構成することにより、排水管の内部が負圧となることを防止することができる。その結果、排水途中に排水栓を閉じた場合に、サイホン力によって排水管内が負圧となるのを防止することができるため、排水口を閉じている排水栓に負圧が作用することがなくなり、排水栓を再び容易に開栓することができる。
また、本発明に係る水槽の排水システムでは、前記圧力調整機構は、前記排水管に接続されて該排水管と大気との間を連通可能に設けられた空気流通部と、該空気流通部と前記排水管との接続箇所と離間した位置に設けられて、前記排水管内が正圧の状態においては、前記空気流通部の前記排水管と大気との連通を遮断し、前記排水管内が負圧の状態においては、前記空気流通部の前記排水管と大気との連通を開放する逆止弁と、を備えていることが好ましい。
このように構成することにより、水槽に水を貯めた状態から開栓すると、開栓直後に排水管に水が流れ込み、排水管内の空気が空気流通部に押し出されて逆止弁が閉じ、逆止弁よりも排水管側の空気流通部内を正圧の状態に維持することができる。これにより、排水栓には排水管側から水槽側に向かう上方向の力が作用し、排水中の排水栓の開栓状態を安定して維持することができる。
また、本発明に係る水槽の排水システムでは、前記空気流通部は、前記水槽のオーバーフロー管を兼用していてもよい。
このように構成することにより、従来から設けられているオーバーフロー管に逆止弁を設けるだけで圧力調整機構を構成することができるため、構造の簡便化を図ることができる。
本発明によれば、水槽に水を貯めた状態から開栓すると、開栓直後に排水管に水が流れ込み排水管の内部の圧力が上昇するが、圧力調整機構によって排水管の内部と大気との連通を遮断するため、排水管内を正圧の状態に維持することができる。その結果、排水栓には排水管側から水槽側に向かう上方向の力が作用することになる。
そして、この上方向の力が、排水栓に作用する水頭圧や水流による下方向の力を打ち消す方向に作用することにより、水槽に水を貯めた状態から開栓する際に、小さい力で確実に開栓することができるとともに、排水中の排水栓の開栓状態を従来よりも小さい力で安定して維持することができる。
特に、開栓と閉栓とを磁力によって切り替える排水栓の場合、開栓状態を維持するための必要な磁力を小さくすることができるため、部材を小型化することができる。
また、排水栓に作用する水頭圧や水流による力を打ち消す方向の力が作用することにより、従来よりも大きな水頭圧に対応することができるため、従来よりも水深が深い場合にも、排水中の排水栓の開栓状態を安定して維持することができる。
本発明の実施形態による水槽の排水システムの一例を示し、逆止弁が開放している様子を示す図である。 本発明の実施形態による水槽の排水システムの一例を示し、逆止弁が閉鎖している様子を示す図である。 排水栓を示し、閉栓状態を説明する図である。 排水栓を示し、開栓状態を説明する図である。 (a)は逆止弁を説明する図、(b)はフラップを説明する図である。 空気流入管の他の形態を示す図である。 逆止弁の他の形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態による水槽の排水システムについて、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による水槽の排水システム1は、洗面台の洗面器(水槽)2と、洗面器2に形成された排水口3と、排水口3を開閉する排水栓4と、排水口3の下部に接続された排水管5と、排水管5に接続された空気流通部(圧力調整機構)6と、空気流通部6に接続された逆止弁(圧力調整機構)7とを備えている。なお、図1では、逆止弁7が開放されている様子を示し、図2では、逆止弁7が閉鎖されている様子を示している。
洗面器2は、水Wを貯めることが可能な所定の深さに形成されていて、底部には排水口3が形成され、側面の上端部近傍にはオーバーフロー口21が形成されている。また、洗面器2の上部、または洗面器2がカウンター(不図示)などに設けられているときにはそのカウンターに、排水栓4の開閉を操作するための操作部22が設けられている。
図3に示すように、排水管5は、排水口3に接続されて洗面器2の下部に垂下状に取り付けられた排水口接続管51と、排水口接続管51の下流側に接続された連結管52と、連結管52の下流側に接続された排水L管53と、排水L管53の下流側に接続されたトラップ管54(図1および図2参照)と、を備えている。
図3および図4に示すように、排水栓4は、排水口3を開閉可能な栓本体41と、栓本体41を開閉駆動させるための開閉駆動部42とを備えている。なお、図3では、栓本体41が排水口3を塞いでいる状態(閉栓状態)を示し、図4では、栓本体41が排水口3を開放している状態(開栓状態)を示している。
開閉駆動部42は、上下方向に延在し上端部43aに栓本体41が固定されたロッド43と、ロッド43の下端部43bに固定された第1磁石44と、第1磁石44の下方に設けられた第2磁石45と、第2磁石45を支持する磁石ホルダ46と、磁石ホルダ46を操作するピストン47およびワイヤ48と、を備えている。
これらの部材のうち、ロッド43は、排水口接続管51および連結管52を挿通するように設けられていて、ロッド43の下端部43bおよび第1磁石44は、排水L管53の内部に配されている。また、第2磁石45、磁石ホルダ46およびピストン47は、排水L管53の下部に設けられたケース49に収容され、ワイヤ48は、一端部がピストン47に接続され、他端部が操作部22(図1および図2参照)に接続されている。
ロッド43は、上下方向に移動可能に構成されていて、上方に移動することで、上端部43aに固定された栓本体41が排水口3から離間し、排水口3が開放される。一方、ロッド43が下方に移動することで、栓本体41が排水口3を覆う位置に配されて排水口3を閉鎖するように構成されている。
第1磁石44は、略円柱状に形成され、軸方向の一方側44aと他方側44bとでS極とN極とが形成されていて、S極、N極の一方が上側44a、他方が下側44bとなるようにロッド43に固定されている。本実施形態では、上側44aがS極、下側44bがN極となるように設置されている。
第2磁石45は、第1磁石44と同様に略円柱状に形成され、軸方向の一方側45aと他方側45bとでS極とN極とが形成されている。
そして、第2磁石45は、磁石ホルダ46の軸部46a(後述する)と近い位置に配される基端部側45aがS極、基端部側45aよりも軸部46aから遠い位置に配される先端部側45bがN極となるように強固に固定されている。
磁石ホルダ46は、ケース49内に軸部46aを中心に回動可能に配置されている。
この軸部46aは、略水平方向に延在し、図3に示す閉栓状態における磁石ホルダ46の左端部側の上部部分に設けられていて、ケース49の内面に両端が支持されている。
そして、磁石ホルダ46の左端部の軸部46aよりも下方の部分に当接・離間可能なピストン47が設けられている。
ピストン47は、操作部22の操作によってワイヤ48に押されたり引っ張られたりして図3および図4における左右方向に移動可能に構成されている。
そして、操作部22の操作によって、図4に示すようにピストン47が右側に移動すると、磁石ホルダ46がピストン47に押し上げられて軸部46aを中心に上方に約90°回動し、第2磁石45の基端部側(S極)45aが鉛直下方を向き、先端部側(N極)45bが鉛直上方を向くように構成されている。また、図4の状態から図3に示すようにピストン47が左側に移動すると、磁石ホルダ46が軸部46aを中心に下方に約90°回動し、第2磁石45の基端部側(S極)45aが水平方向左側を向き、先端部側(N極)45bが水平方向右側を向くように構成されている。
また、図4に示すようにピストン47が右側に移動して磁石ホルダ46が軸部46aを中心に上方に約90°回動したときには、第2磁石45は、N極(先端部側45b)が第1磁石44のN極(下端部側44b)と対向する位置に配されるように構成されている。また、図4の状態から図3に示すようにピストン47が左側に移動して磁石ホルダ46が軸部46aを中心に下方に約90°回動したときには、第2磁石45は、S極(基端部側45a)の方がN極(先端部側45b)よりも第1磁石44のN極(下端部側44b)と近い位置に配されるように構成されている。
これにより、ピストン47が左側に移動したときには、第1磁石44のN極と第2磁石45のS極との間に吸引力が作用して、ロッド43には下方に向かう力が作用し、栓本体41を下方に下げて排水口3を閉鎖するように構成されている。
また、ピストン47が右側に移動したときには、第1磁石44のN極と第2磁石45のN極との間に反発力が作用して、ロッド43には上方に向かう力が作用し、栓本体41を上方に上げて排水口3を開放するように構成されている。
図1および図2に戻り、空気流通部6は、例えば樹脂などで形成された管体で、上端部6aが、逆止弁7を介して洗面器2のオーバーフロー口21に接続され、下端部6bが排水管5に接続されている。本実施形態では、空気流通部6の下端部6bは、排水管5の排水口接続管51(図3および図4参照)に接続されている。これにより、空気流通部6は、排水管5の内部と大気との間を連通可能に構成されている。
逆止弁7は、空気流通部6の洗面器2側と排水管5側との連通と遮断とを切り替え可能に構成されている。
そして、逆止弁7は、通常時(無負荷時)は空気流通部6を開放し、排水管5の内部と大気との間を連通させていて、逆止弁7の排水管5側が正圧の状態においては、空気流通部6を閉鎖し、排水管5側を正圧の状態に維持できるように構成されている。
図5(a)に示すように、本実施形態による逆止弁7は、一端側が洗面器2のオーバーフロー口21に接続され、他端側が空気流通部6と接続される筒体71と、筒体71内で軸部72を中心に回動可能なフラップ73とを備えている。そして、筒体71内でフラップ73が軸部72を中心に回動することで、筒体71の断面を開閉している。
フラップ73は、通常時には、筒体71の断面全体を開放せずに、筒体71の内周面との間にごく少量の隙間を形成して開放するように構成されている。そして、通常時にフラップ73が筒体71を開放している部分は、回動の軸部72から遠い位置に配されているて、フラップ73の先端部(軸部72から最遠端の位置)近傍において空気が流通するように構成されている。
これにより、排水管5内が正圧になった際に、空気流通部6を通過し洗面器2側へ流出しようとする空気が回動の軸部72から遠いフラップ73の先端部を押し、押されたフラップ73が筒体71の断面を閉塞するため、フラップ73が筒体71の断面全体を開放している場合と比べて、逆止弁7(フラップ73)を閉鎖するために必要な力を小さくすることができる。このため、空気流通部6の排水管5側が正圧となったときにすぐに逆止弁7が閉鎖されて洗面器2側へ空気が抜けることを防ぐことができる。
また、図5(b)に示すように、フラップ73は、筒体71を閉鎖するときに筒体71との当接位置に、ゴムなどのパッキン74が設けられている。
また、空気流通部6は、洗面器2のオーバーフロー管も兼ねていて、洗面器2に一定量以上の水Wが貯まり、オーバーフロー口21から流出すると、その水Wが空気流通部6を通過して排水管5へ流れ込むように構成されている。
なお、逆止弁7は、オーバーフロー口21から流出する水Wの水勢によって、更に開放可能に構成されている。
次に、上述した水槽の排水システムの作用について図面を用いて説明する。
本実施形態による水槽の排水システム1によれば、空気流通部6によって排水管5の内部と大気とが連通可能に構成されることにより、排水管5の内部が負圧となることを防止することができる。その結果、排水途中に排水栓4を閉じた場合に、サイホン力によって排水管5内が負圧となることを防止することができるため、排水口3を閉じている栓本体41に負圧が作用することがなくなり、栓本体41を小さい力で再び容易に開栓することができる。
また、洗面器2に水Wを貯めた状態から開栓すると、開栓直後に排水管5に水Wが流れ込み排水管5の内部の圧力が上昇するが、逆止弁7によって排水管5の内部と大気との連通を遮断する状態となるため、空気流通部6および排水管5内を正圧の状態に維持することができる。その結果、栓本体41には排水管5側から洗面器2側に向かう上方向の力が作用することになる。
そして、この上方向の力が、栓本体41に作用する水頭圧や水流による下方向の力を打ち消す方向に作用することにより、洗面器2に水Wを貯めた状態から開栓する際に、小さい力でさらに栓本体41を開栓することができるとともに、排水中の栓本体41の開栓状態を従来よりも小さい力で安定して維持することができる。
特に、本実施形態のように、開栓と閉栓とを磁力によって切り替える排水栓4の場合、開栓状態を維持するための必要な磁力を小さくすることができるため、第1磁石44や第2磁石45などの部材を小型化することができる。
また、排水栓4に作用する水頭圧や水流による力を打ち消す方向の力が作用することにより、従来よりも大きな水頭圧に対応することができるため、従来よりも水深が深い場合にも、排水中の排水栓4の開栓状態を安定して維持することができる。
なお、実験により、同一の排水栓において、空気流通部6および逆止弁7が設けられている場合は、設けられていない場合と比べて、開栓可能な水深を深くすることができることを確認できた。
また、空気流通部6は、洗面器2のオーバーフロー管を兼ねていることにより、従来から設けられているオーバーフロー管に逆止弁7を設けるだけで圧力調整機構を構成することができるため、洗面台の構造の簡便化を図ることができる。
以上、本発明による水槽の排水システムの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、洗面台の排水システムとしているが、洗面台に限らず、浴槽など水を貯めて使用する水槽の排水システムとしてもよい。
また、上記の実施形態では、空気流通部6はオーバーフロー管を兼ねているが、オーバーフロー管とは別に空気流通部6を設けてもよい。
また、上記の実施形態では、排水栓4は、磁力によって栓本体41を開閉する構成であるが、栓本体41と接続されたワイヤで栓本体41を開閉する構成や、栓本体41の上部にチェーンが設けられていて、チェーンを引き上げたり下げたりすることで排水口3を開閉する構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、逆止弁7は、通常時は排水管5と大気とを連通させているが、通常時において洗面器2側と排水管5側とを閉鎖し、排水管5側が負圧となったとき、およびオーバーフローの水Wが空気流通部6に流れこむときに洗面器2側と排水管5側とを開放する構成としてもよい。
例えば、図6に示すように、空気流通部6のうちオーバーフローの水Wが上方から下方に向かうような鉛直方向または斜め下側に向かう方向に延びる管の途中に逆止弁7を設け、オーバーフローの水Wが空気流通部6に流れ込む水Wの重力によって逆止弁7が開放するように構成してもよい。
なお、通常時に逆止弁7が洗面器2側と排水管5側とを閉鎖する場合は、逆止弁7が筒体71と当接する部分には、ゴムなどのパッキン74に代わって樹脂シートなどが貼りつけられている構成とすることが好ましい。このようにすることによって、ゴムなどのパッキン74が経年的に筒体71に溶着することを防止することができる。
また、上記の実施形態では、逆止弁7は、洗面器2と空気流通部6の上端部6aとの間に設けられているが、空気流通部6と排水管5との接続部分から洗面器2側へ離間し、逆止弁7が閉鎖した時に空気流通部6内に空気を閉じ込めて排水管5内を正圧の状態に維持することができる位置であれば、洗面器2と空気流通部6の上端部6aとの間以外に設けられていてもよい。例えば、空気流通部6の管体を、洗面器2側(上側)と排水管5側(下側)とに分割し、管体の洗面器2側と排水管5側との間に逆止弁7を設けてもよい。
また、図7に示すように、逆止弁7の筒体71に、フラップ73が筒体71を開放しているときの空気の流通路の面積を小さくするための凸部75を形成してもよい。このように構成することにより、逆止弁7が閉鎖するために必要な力をより小さくすることができるため、空気流通部6の排水管5側が正圧となったときにすぐに逆止弁7が閉鎖されて洗面器2(大気)側へ空気が抜けることを防ぐことができる。
また、上記の実施形態では、圧力調整機構は、空気流通部6と逆止弁7とを備え、逆止弁7が排水管5内が正圧の状態においては、排水管5の内部と大気との連通を遮断し、排水管5内が負圧の状態においては、排水管5の内部と大気との連通を開放しているが、排水管の内部が正圧の状態において、排水管5の内部と大気との連通を遮断する構成であればよい。
1 水槽の排水システム
2 洗面器(水槽)
3 排水口
4 排水栓
5 排水管
6 空気流通部(圧力調整機構)
7 逆止弁(圧力調整機構)
21 オーバーフロー口

Claims (4)

  1. 水槽と、該水槽の底部に形成された排水口と、該排水口を開閉する排水栓と、前記排水口の下部に接続された排水管と、を備える水槽の排水システムにおいて、
    前記排水管の内部と大気との間に、該排水管の内部が正圧の状態において、該排水管の内部と大気との連通を遮断する圧力調整機構を備えていることを特徴とする水槽の排水システム。
  2. 前記圧力調整機構は、前記排水管の内部が負圧の状態においては、該排水管の内部と大気との連通を開放することを特徴とする請求項1に記載の水槽の排水システム。
  3. 前記圧力調整機構は、前記排水管に接続されて該排水管と大気との間を連通可能に設けられた空気流通部と、
    該空気流通部と前記排水管との接続箇所と離間した位置に設けられて、前記排水管内が正圧の状態においては、前記空気流通部の前記排水管と大気との連通を遮断し、前記排水管内が負圧の状態においては、前記空気流通部の前記排水管と大気との連通を開放する逆止弁と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の水槽の排水システム。
  4. 前記空気流通部は、前記水槽のオーバーフロー管を兼用していることを特徴とする請求項3に記載の水槽の排水システム。
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