JP2015065318A - 炭化珪素半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭化珪素半導体装置を高い歩留まりで製造する。
【解決手段】炭化珪素半導体装置の製造方法は、第1の主面P1と第1の主面P1の反対側に位置する第2の主面P2とを有する炭化珪素基板100を準備する工程S1と、第1の主面P1へ不純物をドーピングすることにより、炭化珪素基板100内にドーピング領域を形成する工程S2と、第1の主面P1上に第1の保護膜10を形成する工程S3と、第2の主面P2上に第2の保護膜20を形成する工程S4と、を備え、第1の保護膜10を形成する工程S3は、ドーピング領域を形成する工程S2後に行なわれ、さらに、第1の主面P1の少なくとも一部が第1の保護膜10により覆われるとともに、第2の主面P2の少なくとも一部が第2の保護膜20により覆われた状態でアニールを行なうことにより、ドーピング領域に含まれる不純物を活性化する工程S5を備える。
【選択図】図9
【解決手段】炭化珪素半導体装置の製造方法は、第1の主面P1と第1の主面P1の反対側に位置する第2の主面P2とを有する炭化珪素基板100を準備する工程S1と、第1の主面P1へ不純物をドーピングすることにより、炭化珪素基板100内にドーピング領域を形成する工程S2と、第1の主面P1上に第1の保護膜10を形成する工程S3と、第2の主面P2上に第2の保護膜20を形成する工程S4と、を備え、第1の保護膜10を形成する工程S3は、ドーピング領域を形成する工程S2後に行なわれ、さらに、第1の主面P1の少なくとも一部が第1の保護膜10により覆われるとともに、第2の主面P2の少なくとも一部が第2の保護膜20により覆われた状態でアニールを行なうことにより、ドーピング領域に含まれる不純物を活性化する工程S5を備える。
【選択図】図9
Description
本発明は、炭化珪素半導体装置に関する。より詳しくは、炭化珪素半導体装置の製造方法に関する。
近年、電力用半導体装置として、炭化珪素半導体装置の実用化が進められている。半導体装置に炭化珪素材料を用いることにより、現在主流である珪素材料を用いた半導体装置に比べて、高耐圧化および低オン抵抗化が期待できるからである。このような炭化珪素半導体装置の製造過程では、たとえばイオン注入法によって半導体基板内に不純物がドーピングされる(たとえば、特開2001−68428号公報(特許文献1)参照。)。
イオン注入法などによって形成されたドーピング領域は、その後アニールを行なうことにより活性化される。このときのアニール温度は、1500℃以上の高温に達するため、基板の上面で昇華等が起こり、表面荒れが発生する場合がある。そして、このように表面荒れが発生すると、半導体装置の製造歩留まりが低下することとなる。
この問題に対応するため、特許文献1では、炭化珪素基板の上面に保護膜を形成し、その後にアニールする方法が開示されている。この方法を用いると保護膜によって、昇華が抑制され、基板の上面における表面荒れを防止することができる。
ところで、近年、炭化珪素半導体装置は実用段階へと移行し、半導体基板のコスト低減が喫緊の課題となっている。現状、炭化珪素半導体基板の口径は、4inchが最大であるが、コスト低減のためには、4inchを超える大口径基板が必要である。しかしながら、本発明者が検討を行なったところ、このような大口径基板の場合、基板の上面に保護膜を形成しても、工業的に十分な歩留まりを得ることができないことが明らかになった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、炭化珪素半導体装置を高い歩留まりで製造できる製造方法を提供することにある。
本発明の実施の形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法は、第1の主面と第1の主面の反対側に位置する第2の主面とを有する炭化珪素基板を準備する工程と、第1の主面へ不純物をドーピングすることにより、炭化珪素基板内にドーピング領域を形成する工程と、第1の主面上に第1の保護膜を形成する工程と、第2の主面上に第2の保護膜を形成する工程と、を備え、第1の保護膜を形成する工程は、ドーピング領域を形成する工程後に行なわれ、さらに、第1の主面の少なくとも一部が第1の保護膜により覆われるとともに、第2の主面の少なくとも一部が第2の保護膜により覆われた状態でアニールを行なうことにより、ドーピング領域に含まれる不純物を活性化する工程を備える。
本発明の実施の形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法によれば、炭化珪素半導体装置を高い歩留まりで製造することができる。
以下、本発明に係わる実施の形態についてさらに詳細に説明する。なお、本願の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付すものとし、同じ説明は繰り返さない。
[本願発明の実施形態の説明]
まず、本願発明の実施の形態(以下、「本実施の形態」とも記す)の概要を以下の(1)〜(9)に列記して説明する。
まず、本願発明の実施の形態(以下、「本実施の形態」とも記す)の概要を以下の(1)〜(9)に列記して説明する。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を行なったところ、基板の口径が大きくなるにつれて、アニールの際に、炭化珪素基板を支持するサセプタと炭化珪素基板との密着性が低下し、基板の下面からも原子の昇華が起こり、これにより、基板が反るなどの不具合が生じていることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法は、以下の構成を備える。
(1)第1の主面P1と第1の主面P1の反対側に位置する第2の主面P2とを有する炭化珪素基板100を準備する工程S1と、第1の主面P1へ不純物をドーピングすることにより、炭化珪素基板100内にドーピング領域を形成する工程S2と、第1の主面P1上に第1の保護膜10を形成する工程S3と、第2の主面P2上に第2の保護膜20を形成する工程S4と、を備え、第1の保護膜10を形成する工程S3は、ドーピング領域を形成する工程S2後に行なわれ、さらに、第1の主面P1の少なくとも一部が第1の保護膜10により覆われるとともに、第2の主面P2の少なくとも一部が第2の保護膜20により覆われた状態でアニールを行なうことにより、ドーピング領域に含まれる不純物を活性化する工程S5を備える。
従来、炭化珪素半導体装置の製造において、ドーピング領域に含まれる不純物を活性化させるアニール(以下、「活性化アニール」とも記す)を行なう際、基板の表面荒れは、基板の上面(第1の主面P1)側でのみ問題となっていた。これは、口径の比較的小さな基板では、基板とサセプタとの間に隙間が生じることがなかったためであると考えられる。ところが、基板の口径が大きくなると、基板とサセプタとの間に生じた僅かな隙間で、基板から原子の昇華が起こり、局所的に下面(第2の主面P2)で表面荒れが発生する。そして、この表面荒れが起点となり、基板の反りが生じ、さらに基板の反りによって隙間が大きくなり、下面での表面荒れが促進される。
本実施の形態では、炭化珪素基板100の上面に第1の保護膜10を形成するとともに、炭化珪素基板100の下面に第2の保護膜20を形成することにより、基板の下面においても表面荒れを抑制し、基板の反りを防止することができる。
(2)第1の保護膜10および第2の保護膜20の少なくともいずれかは、有機膜であることが好ましい。有機膜は、活性化アニールの昇温過程で炭化してカーボン膜となるからである。これにより、活性化アニールに耐え得る保護膜となることができる。有機膜としては、たとえば、半導体装置の製造用に一般に用いられているフォトレジストを用いることができる。
(3)第1の保護膜10および第2の保護膜20の少なくともいずれかは、ダイヤモンドライクカーボン膜であることが好ましい。ダイヤモンドライクカーボン膜(以下「DLC(Diamond‐Like Carbon)膜」とも記す)は、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができる。また、DLC膜は、ECR(Electron Cyclotron Resonance)スパッタリングなどの方法によって、容易に形成することができる。
(4)第1の保護膜10および第2の保護膜20の少なくともいずれかは、カーボン層であることが好ましい。カーボン層は、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができる。
(5)カーボン層は、炭化珪素基板100から珪素を部分的に除去することにより形成されることが好ましい。このようにして形成されたカーボン層は、炭化珪素基板100に由来する炭素を含む層となることができる。このようなカーボン層は、炭化珪素基板100の表面を緻密に覆うことができるため、基板からの原子の昇華を効率的に抑制することができる。
(6)第2の保護膜20は、第2の主面P2の全面を覆うことが好ましい。これにより、炭化珪素基板100のうち、実質的にデバイスとして使用される部分のすべてを覆うことができる。そして、基板の反りをより一層効率的に防止することができる。
(7)準備する工程S1では複数の炭化珪素基板100が準備され、活性化する工程S5において、複数の炭化珪素基板100は、第1の主面P1と交差する方向に沿って1枚ずつ間隔を開けて保持された状態でアニールされることが好ましい。
本実施の形態では、第2の主面P2にも第2の保護膜20が形成されているため、第2の主面P2が露出した状態で活性化アニールを行なうことができる。すなわち、活性化アニールの際、炭化珪素基板100をサセプタ等に保持させなければならないという工程制約が解消される。これにより、炭化珪素基板100を第1の主面P1と交差する方向(たとえば、第1の主面P1と垂直な縦方向)に、間隔を開けながら積み重ねて、複数の基板をまとめて処理することが可能となる。そして、これにより、炭化珪素半導体装置の生産性を大幅に向上させることができる。
(8)炭化珪素基板100の直径は、100mm以上であることが好ましい。すなわち、炭化珪素基板100の直径は、たとえば4inch以上とすることができる。本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法を用いることにより、直径が100mm以上である大口径基板を高い歩留まりで製造することができる。これにより、炭化珪素半導体装置の低コスト化が可能である。
(9)炭化珪素基板100の厚さは、600μm以下であることが好ましい。本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法を用いることにより、基板の反りが防止できるため、厚さが600μm以下の薄型基板の製造も可能である。従来、このような薄型基板は、アニール時に基板が反るなどの不具合があるため、厚さが600μmを超える基板を活性化アニールした後、研磨等を行なうことにより製造されていた。これに対して、本実施の形態では、厚さが600μm以下の基板を活性化アニールできるため、従来に比べ資源の有効利用が可能である。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法について、より詳細に説明するが、本実施の形態はこれらに限定されるものではない。
以下、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法について、より詳細に説明するが、本実施の形態はこれらに限定されるものではない。
<炭化珪素半導体装置の製造方法>
図14は、本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。図14に示すように、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法は、工程S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7およびS8を備える。本実施の形態では、基板の下面である第2の主面P2の少なくとも一部が第2の保護膜20により覆われた状態で、活性化アニール(工程S5)が実行されるため、基板の下面(裏面)における昇華を抑制し、基板の反りを防止することができる。
図14は、本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法の概略を示すフローチャートである。図14に示すように、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法は、工程S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7およびS8を備える。本実施の形態では、基板の下面である第2の主面P2の少なくとも一部が第2の保護膜20により覆われた状態で、活性化アニール(工程S5)が実行されるため、基板の下面(裏面)における昇華を抑制し、基板の反りを防止することができる。
以下、各工程について説明する。なお、以下の説明において、第1の保護膜10と第2の保護膜20を総称して単に「保護膜」と記すことがある。
<工程S1>
図1は、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法における工程S1を図解する模式的な断面図である。図1を参照して、第1の主面P1と第1の主面P1の反対側に位置する第2の主面P2を有する炭化珪素基板100が準備される。炭化珪素基板100は、炭化珪素単結晶基板80とその上にエピタキシャル成長させられた炭化珪素エピタキシャル層81とを含む。
図1は、本実施の形態の炭化珪素半導体装置の製造方法における工程S1を図解する模式的な断面図である。図1を参照して、第1の主面P1と第1の主面P1の反対側に位置する第2の主面P2を有する炭化珪素基板100が準備される。炭化珪素基板100は、炭化珪素単結晶基板80とその上にエピタキシャル成長させられた炭化珪素エピタキシャル層81とを含む。
炭化珪素基板100の直径は、100mm以上(たとえば4inch以上)であることが好ましい。直径が100mm以上である大口径基板とすることにより、炭化珪素半導体装置の製造コストを低減することができるからである。また、炭化珪素基板100の厚さは、600μm以下であることが好ましい。従来、このような大口径基板および薄型基板は、基板の反りが大きく、好適な歩留まりで生産することが困難であった。これに対して、本実施の形態では、後述するように、第1の主面P1および第2の主面P2に保護膜が形成された状態でアニールを行なうため、大口径基板および薄型基板を工業的に好適な歩留まりを以って生産することができる。なお、炭化珪素基板100の直径は、より好ましくは125mm以上(たとえば5inch以上)であり、特に好ましくは150mm以上(たとえば6inch以上)である。また、炭化珪素基板100の厚さは、より好ましくは400μm以下であり、特に好ましくは300μm以下である。これにより、炭化珪素半導体装置のさらなる低コスト化が可能である。
炭化珪素単結晶基板80は、たとえば、ポリタイプ4Hの六方晶炭化珪素からなる。炭化珪素単結晶基板80は、たとえば、炭化珪素単結晶からなるインゴット(図示せず)をスライスすることにより準備される。炭化珪素単結晶基板80は、たとえば窒素(N)などの不純物を含んでおり、n型の導電型を有する。
炭化珪素単結晶基板80の下面は、炭化珪素基板100における第2の主面P2を構成している。炭化珪素単結晶基板80の上面は、エピタキシャル成長が行われる面である。
炭化珪素エピタキシャル層81は、たとえば、ポリタイプ4Hの六方晶の結晶構造を有する。炭化珪素エピタキシャル層81の上面は、第1の主面P1を構成している。炭化珪素エピタキシャル層81は、たとえば、n型の導電型を有する。炭化珪素エピタキシャル層81のエピタキシャル成長は、たとえば、原料ガスとしてシラン(SiH4)とプロパン(C3H8)との混合ガスを用い、キャリアガスとして、たとえば、水素(H2)を用いたCVD(Chemical Vapor Deposition)法により行うことができる。この際、不純物として、たとえば窒素(N)やリン(P)を導入することが好ましい。このとき、炭化珪素エピタキシャル層81の不純物の濃度が炭化珪素単結晶基板80の不純物の濃度よりも低く調整することが好ましい。
<工程S2>
図2〜図7は、工程S2を図解する模式的な断面図である。図2〜図7を参照して、第1の主面P1に所定の開口部を有するマスク層を形成して選択的にイオン注入を行なうことにより、図7に示す各ドーピング領域(pボディ層82、n+層83およびpコンタクト領域84)が形成される。なお、本実施の形態では、イオン注入法によって、ドーピング領域を形成する方法を例示しているが、ドーピング領域の形成は、不純物の添加を伴うエピタキシャル成長であってもよい。また、図7に示す各ドーピング領域の配置はあくまでも例示であり、これらの配置は適宜変更することができる。
図2〜図7は、工程S2を図解する模式的な断面図である。図2〜図7を参照して、第1の主面P1に所定の開口部を有するマスク層を形成して選択的にイオン注入を行なうことにより、図7に示す各ドーピング領域(pボディ層82、n+層83およびpコンタクト領域84)が形成される。なお、本実施の形態では、イオン注入法によって、ドーピング領域を形成する方法を例示しているが、ドーピング領域の形成は、不純物の添加を伴うエピタキシャル成長であってもよい。また、図7に示す各ドーピング領域の配置はあくまでも例示であり、これらの配置は適宜変更することができる。
まず、図2を参照して第1の主面P1上に第1のマスク層41が形成される。第1のマスク層41は、たとえば二酸化珪素、窒化珪素および窒化酸化珪素などからなり、たとえば熱CVD法および光CVD法によって形成することができる。熱CVD法としては、低圧熱CVD法が好適である。たとえば、600℃以上800℃以下程度の温度下において、TEOS(Tetraethyl orthosilicate)ガスを60sccm以上100sccm以下程度の流速で、炭化珪素基板100が配置されたチャンバー内に供給し、圧力を0.8Torr以上1.4Torr以下程度とすることにより、二酸化珪素層を形成することができる。
また、第1のマスク層41は、第1の主面P1を熱酸化することにより形成された二酸化珪素層(図示せず)や、ポリシリコンからなるエッチングストップ層(図示せず)などを含んでいてもよい。第1のマスク層41がエッチングストップ層を含むことにより、後に第1のマスク層41をエッチングする際の基板へのダメージが軽減される。
ポリシリコンからなるエッチングストップ層は、たとえば、500℃以上700℃以下程度の温度下において、シラン(SH4)ガスを800sccm以上1200sccm以下程度の流速で、炭化珪素基板100が配置されたチャンバー内に供給し、圧力を0.4Torr以上0.8Torr以下程度とすることにより、形成することができる。
次に、図3を参照して、第1のマスク層41に第1の開口部51が形成される。第1の開口部51は、たとえばCF4やCHF3を用いたエッチングにより第1のマスク層41の一部を除去することにより形成される。第1の開口部51が形成された後、第1のマスク層41を介して、イオン注入を行なうことにより、pボディ層82が形成される。ここで、注入される不純物は、たとえば、アルミニウム(Al)、硼素(B)などのp型の不純物である。
次に、図4を参照して、第1のマスク層41上に第2のマスク層42が形成される。第2のマスク層42は、たとえば二酸化珪素層であり、低圧CVD法により形成することができる。次に、第2のマスク層42に対して異方性のエッチングを行なうことにより、第2のマスク層42の一部が除去され、図5に示すように、第1の開口部51よりも幅の狭い第2の開口部52が形成される。そして、第1のマスク層41および第2のマスク層42を介して、イオン注入を行なうことにより、n+層83が形成される。ここで、注入される不純物は、たとえば、リン(P)、窒素(N)などのn型の不純物である。
さらに、図6を参照して、層形成と異方性のエッチングを併用することにより、第2の開口部52よりも幅の狭い第3の開口部53を有する第3のマスク層43が形成される。第3のマスク層43は、たとえば二酸化珪素層であり、低圧CVD法により形成することができる。そして、第1のマスク層41、第2のマスク層42および第3のマスク層43を介して、イオン注入を行なうことにより、pコンタクト領域84が形成される。ここで、注入される不純物は、たとえば、アルミニウム(Al)、硼素(B)などのp型の不純物である。
次に、図7を参照して、第1のマスク層41、第2のマスク層42および第3のマスク層43が除去される。マスク層が二酸化珪素層である場合には、たとえばフッ酸を用いたウェットエッチングにより、マスク層を除去することができる。また、ポリシリコンからなる層は、たとえばドライエッチングにより除去することができる。
<工程S3>
図8は、工程S3を図解する模式的な断面図である。図8を参照して、炭化珪素エピタキシャル層81内に各ドーピング領域が形成された後、第1の主面P1におけるドーピング領域上に第1の保護膜10を形成する工程S3が実行される。図8に示すように、第1の保護膜10は、第1の主面P1の少なくとも一部を覆う。これにより、第1の主面P1からの原子の昇華を防止することができる。第1の保護膜10は、各ドーピング領域を覆うことが好ましい。すなわち、第1の主面P1のうちデバイスとして利用される部分のすべて覆うことが好ましい。ドーピング領域では、特に昇華が起こりやすいからである。より好ましくは、第1の保護膜10は、実質的に第1の主面P1の全体を覆う。なお、第1の保護膜10を構成する材料については後述する。
図8は、工程S3を図解する模式的な断面図である。図8を参照して、炭化珪素エピタキシャル層81内に各ドーピング領域が形成された後、第1の主面P1におけるドーピング領域上に第1の保護膜10を形成する工程S3が実行される。図8に示すように、第1の保護膜10は、第1の主面P1の少なくとも一部を覆う。これにより、第1の主面P1からの原子の昇華を防止することができる。第1の保護膜10は、各ドーピング領域を覆うことが好ましい。すなわち、第1の主面P1のうちデバイスとして利用される部分のすべて覆うことが好ましい。ドーピング領域では、特に昇華が起こりやすいからである。より好ましくは、第1の保護膜10は、実質的に第1の主面P1の全体を覆う。なお、第1の保護膜10を構成する材料については後述する。
<工程S4>
図9は、工程S4を図解する模式的な断面図である。図9を参照して、第2の主面P2上に第2の保護膜20が形成される。第2の保護膜20は、第2の主面P2の少なくとも一部を覆う。これにより、第2の主面P2からの原子の昇華を抑制して、基板の表面荒れおよび反りを防止することができる。第2の保護膜20は、第2の主面P2の大部分(すなわち、第2の主面P2の50%以上)を覆うことが好ましい。これにより、十分な基板品質を確保することができる。より好ましくは、第2の主面P2のエッジ部から2mmより内側の領域のすべてを覆うことが好ましい(すなわち、第2の保護膜20は、実質的に第2の主面P2の全体を覆うことが好ましい)。なお、本実施の形態では、工程S3の後、工程S4が実行される工程フローを例示しているが、工程S4は、工程S5(すなわち、活性化アニール)の前であれば、いずれのタイミングで実行されてもよい。また、工程S3と工程S4は実質的に同時に行なわれてもよい。
図9は、工程S4を図解する模式的な断面図である。図9を参照して、第2の主面P2上に第2の保護膜20が形成される。第2の保護膜20は、第2の主面P2の少なくとも一部を覆う。これにより、第2の主面P2からの原子の昇華を抑制して、基板の表面荒れおよび反りを防止することができる。第2の保護膜20は、第2の主面P2の大部分(すなわち、第2の主面P2の50%以上)を覆うことが好ましい。これにより、十分な基板品質を確保することができる。より好ましくは、第2の主面P2のエッジ部から2mmより内側の領域のすべてを覆うことが好ましい(すなわち、第2の保護膜20は、実質的に第2の主面P2の全体を覆うことが好ましい)。なお、本実施の形態では、工程S3の後、工程S4が実行される工程フローを例示しているが、工程S4は、工程S5(すなわち、活性化アニール)の前であれば、いずれのタイミングで実行されてもよい。また、工程S3と工程S4は実質的に同時に行なわれてもよい。
<第1の保護膜および第2の保護膜>
工程S3および工程S4において形成される第1の保護膜10および第2の保護膜20は、それぞれ異なる材料から形成されていてもよいが、同一の材料から形成されることが好ましい。同一の材料を用いることにより、工程負担を低減できるからである。第1の保護膜10および第2の保護膜20としては、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有するものが好ましく、たとえば、有機膜を加熱して炭化させたカーボン膜、DLC膜およびカーボン層が好適である。
工程S3および工程S4において形成される第1の保護膜10および第2の保護膜20は、それぞれ異なる材料から形成されていてもよいが、同一の材料から形成されることが好ましい。同一の材料を用いることにより、工程負担を低減できるからである。第1の保護膜10および第2の保護膜20としては、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有するものが好ましく、たとえば、有機膜を加熱して炭化させたカーボン膜、DLC膜およびカーボン層が好適である。
(有機膜)
有機膜は炭素原子(C)を含むため、活性化アニールの昇温過程で、炭化してカーボン膜となることができる。そして、このカーボン膜は、1500℃を超える温度で行なわれる活性化アニールにも耐え得る保護膜となることができる。また、炭化珪素エピタキシャル層81の表面近傍の炭素原子と保護膜中の炭素原子とが結合することができるため、炭化珪素エピタキシャル層81と保護膜との密着性が向上し、炭化珪素エピタキシャル層81からの原子の昇華を効率的に防止することができる。
有機膜は炭素原子(C)を含むため、活性化アニールの昇温過程で、炭化してカーボン膜となることができる。そして、このカーボン膜は、1500℃を超える温度で行なわれる活性化アニールにも耐え得る保護膜となることができる。また、炭化珪素エピタキシャル層81の表面近傍の炭素原子と保護膜中の炭素原子とが結合することができるため、炭化珪素エピタキシャル層81と保護膜との密着性が向上し、炭化珪素エピタキシャル層81からの原子の昇華を効率的に防止することができる。
このような有機膜としては、たとえば、アクリル樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂などの各種樹脂を用いることができる。また、光の作用で架橋または分解する感光性樹脂として組成されたものも用いることができる。感光性樹脂としては、半導体装置の製造用に一般に用いられているポジ型またはネガ型フォトレジストを用いることができる。フォトレジストは、スピンコート法による塗布技術が確立されており、厚さの制御を容易に行なうことができるため好適である。なお、フォトレジストを用いる場合、当該材料は第1の主面P1および第2の主面P2上に配置された後、たとえば100℃〜200℃程度の温度でベーキングして溶剤を揮発させ、定着させることが好ましい。
(DLC膜)
第1の保護膜10および第2の保護膜20として、DLC膜を用いることもできる。DLC膜も活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができ、基板表面からの原子の昇華を防止することができる。DLC膜は、たとえば、ECRスパッタリングによって容易に形成することができる。
第1の保護膜10および第2の保護膜20として、DLC膜を用いることもできる。DLC膜も活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができ、基板表面からの原子の昇華を防止することができる。DLC膜は、たとえば、ECRスパッタリングによって容易に形成することができる。
(カーボン層)
第1の保護膜10および第2の保護膜20は、炭化珪素基板100から珪素を部分的に除去することにより形成されたカーボン層であってもよい。たとえば、第1の主面P1または第2の主面P2に対して、塩素(Cl2)を含む反応ガス雰囲気下、700℃以上1000℃以下の温度で熱エッチングを行なうことにより、第1の主面P1または第2の主面P2から珪素を部分的(選択的)に除去して、カーボン層を形成することができる。このようにして形成されたカーボン層も、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができ、基板表面からの原子の昇華を防止することができる。
第1の保護膜10および第2の保護膜20は、炭化珪素基板100から珪素を部分的に除去することにより形成されたカーボン層であってもよい。たとえば、第1の主面P1または第2の主面P2に対して、塩素(Cl2)を含む反応ガス雰囲気下、700℃以上1000℃以下の温度で熱エッチングを行なうことにより、第1の主面P1または第2の主面P2から珪素を部分的(選択的)に除去して、カーボン層を形成することができる。このようにして形成されたカーボン層も、活性化アニールに耐え得る耐熱性を有することができ、基板表面からの原子の昇華を防止することができる。
ここで、第1の保護膜10および第2の保護膜20の厚さは、基板の表面荒れおよび反りを防止するとの観点から、0.5μm以上であることが好ましく、材料使用量の観点から、好ましくは10μm以下である。同様の観点から、第1の保護膜10および第2の保護膜20の厚さは、より好ましくは1μm以上5μm以下である。第1の保護膜10および第2の保護膜20の厚さは、たとえば、3μm程度とすることができる。
<工程S5>
工程S5では、第1の保護膜10および第2の保護膜20が形成された状態でアニールが行なわれ、各ドーピング領域に含まれる不純物が活性化される。これにより、各ドーピング領域において、所望のキャリアが生成される。活性化アニールの温度は、好ましくは1500℃以上2000℃以下であり、たとえば1800℃程度である。活性化アニールの時間は、たとえば30分程度とすることができる。活性化アニールは、不活性ガス雰囲気下で行なわれることが好ましく、たとえばアルゴン(Ar)雰囲気下で行なうことができる。本実施の形態では、第1の保護膜10および第2の保護膜20が形成された状態でアニールが行なわれるため、たとえば、直径が100mm以上である大口径基板であっても、基板の表面荒れや反りが生じることなく、高品質な基板を製造することができる。
工程S5では、第1の保護膜10および第2の保護膜20が形成された状態でアニールが行なわれ、各ドーピング領域に含まれる不純物が活性化される。これにより、各ドーピング領域において、所望のキャリアが生成される。活性化アニールの温度は、好ましくは1500℃以上2000℃以下であり、たとえば1800℃程度である。活性化アニールの時間は、たとえば30分程度とすることができる。活性化アニールは、不活性ガス雰囲気下で行なわれることが好ましく、たとえばアルゴン(Ar)雰囲気下で行なうことができる。本実施の形態では、第1の保護膜10および第2の保護膜20が形成された状態でアニールが行なわれるため、たとえば、直径が100mm以上である大口径基板であっても、基板の表面荒れや反りが生じることなく、高品質な基板を製造することができる。
また、第2の保護膜20を形成することにより、第2の主面P2が開放された状態でのアニールが可能となる。従来、活性化アニールは、基板をサセプタ等に保持させて炉内に設置し、アニールを行なうため、当該工程での処理量には一定の制約が課されていた。これに対して、本実施の形態では、たとえば、図13に示すように、複数の炭化珪素基板100を、所定の治具70などに積層して保持させて、アニールを行なうことができる。すなわち、準備する工程S1では複数の炭化珪素基板100が準備され、活性化する工程S5において、複数の炭化珪素基板100は、第1の主面P1と交差する方向に沿って1枚ずつ間隔を開けて保持された状態でアニールされ得る。すなわち、既存設備の炉内スペースを有効利用して、大口径基板の大量生産に適した製造方法を提供することもできる。そして、これにより、活性化アニールの処理効率が大幅に向上し、炭化珪素半導体装置の製造コストを低減することができる。
<工程S6>
工程S5の後、第1の保護膜10および第2の保護膜20は除去される。保護膜の除去は、特に制限されることなく、任意の方法で行なうことができる。保護膜がフォトレジストである場合には、たとえば、光励起アッシングや、プラズマアッシングにより除去することができる。また、所定の洗浄溶液を用いたウェット洗浄を併用することもできる。
工程S5の後、第1の保護膜10および第2の保護膜20は除去される。保護膜の除去は、特に制限されることなく、任意の方法で行なうことができる。保護膜がフォトレジストである場合には、たとえば、光励起アッシングや、プラズマアッシングにより除去することができる。また、所定の洗浄溶液を用いたウェット洗浄を併用することもできる。
次に図10を参照して、ゲート絶縁膜91が形成される。ゲート絶縁膜91は、たとえば二酸化珪素膜であり、熱酸化により形成されることが好ましい。たとえば、酸素を含む雰囲気中において炭化珪素基板100を1300℃程度に加熱することにより、二酸化珪素膜であるゲート絶縁膜91を形成することができる。ゲート絶縁膜91を形成した後、雰囲気ガスとして一酸化窒素(NO)ガスを用いたNOアニールが行なわれてもよい。NOアニールは、たとえば、1100℃以上1300℃以下の温度で、1時間程度保持されることにより実行される。
<工程S8>
次に図11を参照して、ゲート電極92が形成される。ゲート電極92は、ゲート絶縁膜91上に形成される。ゲート電極92は、たとえばリンなどの不純物を含むポリシリコンからなり、低圧CVD法によって形成することができる。ゲート電極92は、ゲート絶縁膜91上において、pボディ層82およびn+層83に対向して形成される。次に、たとえばプラズマCVD法によって、層間絶縁膜93が、ゲート電極92を取り囲むように、ゲート電極92およびゲート絶縁膜91に接して形成される。層間絶縁膜93は、たとえば二酸化珪素からなる。
次に図11を参照して、ゲート電極92が形成される。ゲート電極92は、ゲート絶縁膜91上に形成される。ゲート電極92は、たとえばリンなどの不純物を含むポリシリコンからなり、低圧CVD法によって形成することができる。ゲート電極92は、ゲート絶縁膜91上において、pボディ層82およびn+層83に対向して形成される。次に、たとえばプラズマCVD法によって、層間絶縁膜93が、ゲート電極92を取り囲むように、ゲート電極92およびゲート絶縁膜91に接して形成される。層間絶縁膜93は、たとえば二酸化珪素からなる。
次に、図12を参照して後工程を説明する。n+層83およびpコンタクト領域84に対向して形成されたゲート絶縁膜91および層間絶縁膜93が、たとえばドライエッチングによって除去される。さらに、スパッタリングにより、たとえばチタン(Ti)、アルミニウム(Al)および珪素(Si)を含む金属膜が、n+層83、pコンタクト領域84およびゲート絶縁膜91に接して形成される。続いて、当該金属膜が形成された炭化珪素基板100を、たとえば1000℃程度に加熱することにより、金属膜が合金化し、炭化珪素基板100とオーミック接合するソース電極94が形成される。さらに、ソース電極94と電気的に接続するように、ソース配線層95が形成される。ソース配線層95は、たとえばアルミニウムを含み、層間絶縁膜93を覆うように形成されてもよい。さらに、炭化珪素基板100の第2の主面P2と接するようにドレイン電極96が形成される。
以上のようにして、炭化珪素半導体装置を高い歩留まりを以って製造することができる。
なお、本実施の形態において、炭化珪素半導体装置としてプレーナ型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を例示して説明したが、炭化珪素半導体装置はトレンチ型のMOSFETであってもよい。また、炭化珪素半導体装置は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やSBD(Schottky Barrier Diode)などであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 第1の保護膜
20 第2の保護膜
41 第1のマスク層
42 第2のマスク層
43 第3のマスク層
51 第1の開口部
52 第2の開口部
53 第3の開口部
70 治具
80 炭化珪素単結晶基板
81 炭化珪素エピタキシャル層
82 pボディ層
83 n+層
84 pコンタクト領域
91 ゲート絶縁膜
92 ゲート電極
93 層間絶縁膜
94 ソース電極
95 ソース配線層
96 ドレイン電極
100 炭化珪素基板
P1 第1の主面
P2 第2の主面
20 第2の保護膜
41 第1のマスク層
42 第2のマスク層
43 第3のマスク層
51 第1の開口部
52 第2の開口部
53 第3の開口部
70 治具
80 炭化珪素単結晶基板
81 炭化珪素エピタキシャル層
82 pボディ層
83 n+層
84 pコンタクト領域
91 ゲート絶縁膜
92 ゲート電極
93 層間絶縁膜
94 ソース電極
95 ソース配線層
96 ドレイン電極
100 炭化珪素基板
P1 第1の主面
P2 第2の主面
Claims (9)
- 第1の主面と前記第1の主面の反対側に位置する第2の主面とを有する炭化珪素基板を準備する工程と、
前記第1の主面へ不純物をドーピングすることにより、前記炭化珪素基板内にドーピング領域を形成する工程と、
前記第1の主面上に第1の保護膜を形成する工程と、
前記第2の主面上に第2の保護膜を形成する工程と、を備え、
前記第1の保護膜を形成する工程は、前記ドーピング領域を形成する工程後に行なわれ、さらに、
前記第1の主面の少なくとも一部が前記第1の保護膜により覆われるとともに、前記第2の主面の少なくとも一部が前記第2の保護膜により覆われた状態でアニールを行なうことにより、前記ドーピング領域に含まれる前記不純物を活性化する工程を備える、炭化珪素半導体装置の製造方法。 - 前記第1の保護膜および前記第2の保護膜の少なくともいずれかは、有機膜である、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記第1の保護膜および前記第2の保護膜の少なくともいずれかは、ダイヤモンドライクカーボン膜である、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記第1の保護膜および前記第2の保護膜の少なくともいずれかは、カーボン層である、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記カーボン層は、前記炭化珪素基板から珪素を部分的に除去することにより形成される、請求項4に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記第2の保護膜は、前記第2の主面の全面を覆う、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記準備する工程では複数の前記炭化珪素基板が準備され、
前記活性化する工程において、複数の前記炭化珪素基板は、前記第1の主面と交差する方向に沿って1枚ずつ間隔を開けて保持された状態でアニールされる、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。 - 前記炭化珪素基板の直径は、100mm以上である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
- 前記炭化珪素基板の厚さは、600μm以下である、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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