JP2015052754A - 樹脂硬化物の製造方法、並びにこれを用いた固体撮像素子および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
露光条件
照度:5000W/m2以上18000W/m2以下
コヒーレンスファクターσ:0.5以下
レンズ開口数NA:0.5以上
〔2〕上記活性エネルギー線が、g線、h線、i線、KrF線、およびArF線から選ばれる1つである〔1〕に記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔3〕上記ラジカル重合型感光性樹脂組成物が特定ポリマー、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー、重合開始剤、および着色剤を含有する〔1〕または〔2〕に記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔4〕上記樹脂硬化物がカラーフィルター用の画素部である〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔5〕上記パターンが、カラーフィルターのBayerパターンである〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔6〕上記エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーが、下記反応性基RAを分子内にもつ〔3〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
(反応性基RA:ビニル基、(メタ)アクリロイル基、または(メタ)アクリロイルオキシ基)
〔7〕上記重合性化合物が、下記一般式(MO−1)〜(MO−7)のいずれかで表される化合物である〔6〕に記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔8〕上記露光照度が10000W/m2以下である〔1〕〜〔7〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔9〕上記ラジカル重合型感光性樹脂組成物が光硬化性の組成物である〔1〕〜〔8〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔10〕上記樹脂硬化物がカラーフィルターである〔1〕〜〔9〕のいずれか1つに記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔11〕上記カラーフィルターの画素部について、異なる色どうしの画素部が複数隣接している〔10〕に記載の樹脂硬化物の製造方法。
〔12〕〔10〕または〔11〕に記載の製造方法を介してカラーフィルターを有する固体撮像素子の作成を行う固体撮像素子の製造方法。
〔13〕〔10〕または〔11〕に記載の製造方法を介してカラーフィルターを有する液晶表示装置の作成を行う液晶表示装置の製造方法。
同図では固体撮像素子10を、下部平坦化膜12の上側(光入射側)のみを図示している。その下側には、回路や受光素子等が含まれるが、図示を省略した。本実施形態の固体撮像素子10においては、シリコン基板(図示せず)の上に設けられた受光素子(フォトダイオード)(図示せず)、カラーフィルター20、上部平坦化膜11、マイクロレンズ15等から構成される。上部・下部平坦化膜12・11は必ずしも設ける必要はない。なお、図1では、各部を明確にするため、相互の厚みや幅の比率は無視して一部誇張して表示している。
本発明の好ましい実施形態に係るカラーフィルターの各画素部は、下記の感光性樹脂組成物を硬化させてなることが好ましい。当該感光性樹脂組成物は、特定ポリマー(重合性基を有さないポリマー、分散剤、重合性基を有するアクリル系ポリマー等)、エチレン性不飽和二重結合(好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上)を有するモノマー、重合開始剤、および着色剤を含有する。なかでも、感光性樹脂組成物は光硬化性があることが好ましく、ネガ型の樹脂として用いることが好ましい。
重合性基を有さないポリマー
重合性基を有さないポリマーとしては、特に、分散樹脂や追添樹脂として使われるアルカリ可溶性樹脂、分散剤、および、アルカリ可溶性樹脂以外の分散樹脂が例示される。当該ポリマーとして、重合性基を有さないアクリル系ポリマーを含むことが好ましく、その好ましい例は、アルカリ可溶性樹脂である。
アルカリ可溶性樹脂としては、線状有機高分子重合体であって、分子(好ましくは、アクリル系共重合体、スチレン系共重合体を主鎖とする分子)中に少なくとも1つのアルカリ可溶性を促進する基を有するアルカリ可溶性樹脂の中から適宜選択することができる。 耐熱性の観点からは、ポリヒドロキシスチレン系樹脂、ポリシロキサン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、アクリル/アクリルアミド共重合体樹脂が好ましく、現像性制御の観点からは、アクリル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、アクリル/アクリルアミド共重合体樹脂が好ましい。アルカリ可溶性を促進する基(以下、酸基ともいう)としては、例えば、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、フェノール性水酸基などが挙げられるが、溶剤に可溶で弱アルカリ水溶液により現像可能なものが好ましく、(メタ)アクリル酸が特に好ましいものとして挙げられる。これら酸基は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
前記重合後に酸基を付与しうるモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有するモノマー、グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基を有するモノマー、2−イソシアナートエチル(メタ)アクリレート等のイソシアネート基を有するモノマー等が挙げられる。これら酸基を導入するための単量体は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。アルカリ可溶性バインダーに酸基を導入するには、例えば、酸基を有するモノマーおよび/または重合後に酸基を付与しうるモノマー(以下「酸基を導入するための単量体」と称することもある。)を、単量体成分として重合するようにすればよい。
なお、重合後に酸基を付与しうるモノマーを単量体成分として酸基を導入する場合には、定法により、重合後に酸基を付与するための処理が必要となる。
アルカリ可溶性樹脂として用いられる線状有機高分子重合体としては、側鎖にカルボン酸を有するポリマーが好ましく、メタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体、ノボラック型樹脂などのアルカリ可溶性フェノール樹脂等、並びに側鎖にカルボン酸を有する酸性セルロース誘導体、水酸基を有するポリマーに酸無水物を付加させたもの挙げられる。特に、(メタ)アクリル酸と、これと共重合可能な他の単量体との共重合体が、アルカリ可溶性樹脂として好適である。(メタ)アクリル酸と共重合可能な他の単量体としては、アルキル(メタ)アクリレート、アリール(メタ)アクリレート、ビニル化合物などが挙げられる。アルキル(メタ)アクリレート及びアリール(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、(イソ)ペンチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、トリル(メタ)アクリレート、ナフチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等、ビニル化合物としては、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、グリシジルメタクリレート、アクリロニトリル、ビニルアセテート、N-ビニルピロリドン、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、ポリスチレンマクロモノマー、ポリメチルメタクリレートマクロモノマー等、特開平10−300922号公報に記載のN位置換マレイミドモノマーとして、jN−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等を挙げることができる。
(メタ)アクリル酸と共重合可能な他の単量体としては、下記式(A1)で表される繰り返し単位であることも好ましい。
R3はなかでも、前記炭素数のアルキル基またはアラルキル基であることが好ましい。これは、R3が、アルキル基ないしアラルキル基である場合、この基が障害となり樹脂同士の接近を抑制し着色剤(例えば顔料)への吸着及び/又は配向を促進するためである。ただし、この炭素数が大きすぎるとアルキル基の立体障害効果が高くなりベンゼン環の顔料表面への吸着及び/又は配向までをも妨げてしまう場合がある。この現象は、R3のアルキル基の鎖長が長くなるに従い顕著となり、炭素数がさらに大きくなるとベンゼン環の吸着及び/又は配向が極端に低下する。そのため、R3で表されるアルキル基ないしアラルキル基はその炭素数が前記の範囲であることが好ましい。
更に、式(A1)におけるnは、現像性の観点から、1〜12の範囲が好ましい。
重合性基を有さないポリマーの重量平均分子量(Mw)としては、2,000〜50,000が好ましく、5,000〜30,000がさらに好ましく、7,000〜20,000が特に好ましい。
重合性基を有さないポリマーの濃度としては、感光性樹脂組成物の全固形分に対して、10〜50質量%が好ましく、より好ましくは15〜40質量%であり、特に好ましくは20〜35質量%である。
本発明においては、感光性樹脂組成物に分散剤を用いることも好ましい。
分散剤としては、高分子分散剤(例えば、ポリアミドアミンとその塩、ポリカルボン酸とその塩、高分子量不飽和酸エステル、変性ポリウレタン、変性ポリエステル、変性ポリ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル系共重合体、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物)、及び、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミン、顔料誘導体等を挙げることができる。
高分子分散剤は、その構造から更に直鎖状高分子、末端変性型高分子、グラフト型高分子、ブロック型高分子に分類することができる。
特定アクリル系ポリマーが有する重合性基としては、エチレン性不飽和結合性基が例示され、(メタ)アクリロイル基およびビニル基が好ましく、(メタ)アクリロイル基がさらに好ましい。アクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミドのいずれか1種以上由来の繰り返し単位を有するビニル重合体が好ましい。
R1〜R4、R7〜R10、R13〜R18は、それぞれ、水素原子または1価の有機基を表し、水素原子または炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。R1およびR2は水素原子がさらに好ましく、R3は水素原子またはメチル基がさらに好ましい。
R5、R6、R11、R12、R19、R20は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基が例示され、水素原子、アルコキシカルボニル基、アルキル基、アリール基が好ましく、水素原子またはメチル基がさらに好ましく、水素原子が特に好ましい。
エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー(以下、「多官能モノマー」ということがある)はこれらを特に限定なく用いることができる。多官能モノマーは一種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。多官能モノマーは、(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。これらの具体的な化合物としては、特開2009−288705号公報の段落番号0095〜0108に記載されている化合物を本実施形態においても好適に用いることができる。
(反応性基RA:ビニル基、(メタ)アクリロイル基、または(メタ)アクリロイルオキシ基)
前記エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーは、さらに、下記式(MO−1)〜(MO−7)のいずれかで表される、ラジカル重合性モノマーを好適に用いることができる。なお、式中、Tがオキシアルキレン基の場合には、炭素原子側の末端がRに結合する。
前記多官能モノマーは、本発明の感光性樹脂組成物において、その官能基数が多い方が、基板との密着性が良化する傾向がある。これは密着に要する露光エネルギー量との関係と考えられる。
上記ラジカル重合性モノマーの具体例としては、特開2007−269779号公報の段落番号0248〜段落番号0251に記載されている化合物を本実施形態においても好適に用いることができる。
yは、それぞれ、1〜10の整数を表し、1〜5の整数が好ましく、1〜3がより好ましい。
Xは、それぞれ、水素原子、アクリロイル基、メタクリロイル基、または、カルボキシル基を表す。
式(i)中、アクリロイル基およびメタクリロイル基の合計は3個または4個であることが好ましく、4個がより好ましい。
mは、それぞれ、0〜10の整数を表し、1〜5が好ましい。それぞれのmの合計は1〜40の整数であり、4〜20個が好ましい。
式(ii)中、アクリロイル基およびメタクリロイル基の合計は5個または6個であることが好ましく、6個がより好ましい。
nは、それぞれ、0〜10の整数を表し、1〜5が好ましい。それぞれnの合計は1〜60の整数であり、4〜30個が好ましい。
酸基を有する多官能モノマーの好ましい酸価としては、0.1〜40mgKOH/gであり、特に好ましくは5〜30mgKOH/gである。
重合開始剤としては、前記多官能モノマーの重合を開始する能力を有する限り、特に制限はなく、公知の重合開始剤の中から適宜選択することができ、例えば、活性エネルギー線に対して感光性を有するものが好ましい。光励起された増感剤と何らかの作用を生じ、活性ラジカルを生成する活性剤であってもよく、モノマーの種類に応じてカチオン重合を開始させるような開始剤であってもよい。前記重合開始剤は、約300〜800nm(330〜500nmがより好ましい。)の範囲内に少なくとも約50の分子吸光係数を有する成分を少なくとも1種含有していることが好ましい。
ヒドロキシアセトフェノン系開始剤としては、IRGACURE−184、DAROCUR−1173、IRGACURE−500、IRGACURE−2959,IRGACURE−127(商品名:いずれもBASF社製)を用いることができる。アミノアセトフェノン系開始剤としては、市販品であるIRGACURE−907、IRGACURE−369、及び、IRGACURE−379(商品名:いずれもBASF社製)を用いることができる。アミノアセトフェノン系開始剤として、365nmまたは405nm等の長波光源に吸収波長がマッチングされた特開2009−191179公報に記載の化合物も用いることができる。また アシルホスフィン系開始剤としては市販品であるIRGACURE−819やDAROCUR−TPO(商品名:いずれもBASF社製)を用いることができる。
具体的には、オキシム系重合開始剤としては、下記式(O1)で表される化合物が好ましい。なお、オキシムのN−O結合が(E)体のオキシム化合物であっても、(Z)体のオキシム化合物であっても、(E)体と(Z)体との混合物であってもよい。
A1は式(OX−1)の−A−Cまたはアルキル基であることが好ましい。アルキル基は、炭素数1〜12が好ましく、1〜6であることがより好ましい。アルキル基は、後記置換基Oを有していてもよい。また、置換基Oは後記連結基Lを介在して置換していてもよい。
CはSArもしくはCOArを表す。
・R
Rは一価の置換基を表し、一価の非金属原子団であることが好ましい。前記一価の非金属原子団としては、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは1〜6、特に好ましくは1〜3)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは6〜10)、アシル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリーロイル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)、複素環基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6)、アルキルチオカルボニル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリールチオカルボニル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)等が挙げられる。また、これらの基は、1以上の置換基を有していてもよい。また、前述した置換基は、さらに他の置換基Oで置換されていてもよい。置換基Oとしてはハロゲン原子、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは1〜6、特に好ましくは1〜3)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは6〜10)等が挙げられる。置換基Oは任意の連結基L(炭素数1〜6のアルキレン基,O,S,CO,NRN,またはこれらの組み合わせ:RNは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基)を介して置換していてもよい。
Bは一価の置換基を表し、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10)、複素環基(好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12)を表す。これらの基は、連結基Lを介して結合していてもよい。また、これらの基は1以上の置換基Oを有していてもよい。置換基Oも任意の連結基Lを介して置換していてもよい。Bの具体的な基として下記が挙げられる。*は結合位置を示すが、異なる位置で結合していてもよい。また、これらの基はさらに置換基Oを伴っていてもよい。具体的には、ベンゾイル基、フェニルチオ基、フェニルオキシ基が挙げられる。
Aは単結合または連結基である。連結基の好ましい例としては、前記連結基Lまたはアリーレン基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10)または複素環連結基(好ましくは芳香族複素環連結基)(好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12)である。
Arはアリール基またはヘテロアリール(芳香族複素環基)である。アリール基としては、好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10であり、フェニル基、ナフチル基が好ましい。ヘテロアリール基としては、好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12であり、N位にアルキル基等の置換基を有していてもよいカルバゾリル基が好ましい。
オキシム化合物は、365nm又は405nmにおけるモル吸光係数は、感度の観点から、1,000〜300,000であることが好ましく、2,000〜300,000であることがより好ましく、5,000〜200,000であることが特に好ましい。化合物のモル吸光係数は、公知の方法を用いることができるが、具体的には、例えば、紫外可視分光光度計(Varian社製Carry−5 spectrophotometer)にて、酢酸エチル溶媒を用い、0.01g/Lの濃度で測定することが好ましい。
オキシム化合物としては、IRGACURE OXE01、及び、IRGACURE OXE02などの市販品(いずれも、BASF社製)、TR−PBG−304(常州強力電子新材料有限公司社製)も好適に使用できる。
前記組成物中における増感剤の濃度は、配合する場合、深部への光吸収効率と開始分解効率の観点から、固形分換算で、0.1質量%〜20質量%であることが好ましく、0.5質量%〜15質量%がより好ましい。
増感剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤は特に限定されるものではなく、従来公知の種々の染料や顔料を1種又は2種以上混合して用いることができ、これらは本実施形態の組成物の用途に応じて適宜選択される。本実施形態の組成物をカラーフィルター製造に用いる場合であることが好ましく、カラーフィルターの色画素を形成する赤色、マゼンタ色、黄色、青色、シアン色および緑色等の有彩色系の着色剤(有彩色着色剤)、及びブラックマトリクス形成用に一般に用いられている黒色系の着色剤(黒色着色剤)のいずれをも用いることができる。本実施形態では、着色剤が、赤色、マゼンタ色、黄色、青色、シアン色および緑色から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
有彩色系の顔料としては、従来公知の種々の無機顔料又は有機顔料を用いることができる。また、無機顔料であれ有機顔料であれ、高透過率であることが好ましいことを考慮すると、なるべく細かいものの使用が好ましく、ハンドリング性をも考慮すると、上記顔料の平均一次粒子径は、0.01μm〜0.1μmが好ましく、0.01μm〜0.05mがより好ましい。
感光性樹脂組成物に含有される着色剤として使用できる染料は、特に制限はなく、従来カラーフィルター用として公知の染料が使用できる。例えば、ピラゾールアゾ系、アニリノアゾ系、トリフェニルメタン系、アントラキノン系、アンスラピリドン系、ベンジリデン系、オキソノール系、ピラゾロトリアゾールアゾ系、ピリドンアゾ系、シアニン系、フェノチアジン系、ピロロピラゾールアゾメチン系、キサテン系、フタロシアニン系、ベンゾピラン系、インジゴ系、ピロメテン系等の染料が使用できる。また、これらの染料の多量体を用いてもよい。
その他、直接染料、塩基性染料、媒染染料、酸性媒染染料、アゾイック染料、分散染料、油溶染料、食品染料、及び/又は、これらの誘導体等も有用に使用することができる。
さらに、顔料と染料を組み合わせて使用してもよい。特に、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントイエロー185が好ましい。
C.I.ピグメントイエロー11,24,31,53,83,93,99,108,109,110,138,139,147,150,151,154,155,167,180,185,199,;
C.I.ピグメントオレンジ36,38,43,71;
C.I.ピグメントレッド81,105,122,149,150,155,171,175,176,177,209,220,224,242,254,255,264,270;
C.I.ピグメントバイオレット19,23,32,39;
C.I.ピグメントブルー1,2,15,15:1,15:3,15:6,16,22,60,66;
C.I.ピグメントグリーン7,36,37,58;
C.I.ピグメントブラウン25,28;
C.I.ピグメントブラック1;
等を挙げることができる。
顔料の二次粒子の粒子径分布(以下、単に「粒子径分布」という。)は、(平均粒子径±100)nmに入る二次粒子が全体の70質量%以上、好ましくは80質量%以上であることが望ましい。なお、粒子径分布は、散乱強度分布を用いて測定した。
着色剤の濃度を上記範囲とすることで、感光性樹脂組成物によりカラーフィルターを作製した際に、適度な色度が得られる。また、光硬化が充分に進み、膜としての強度を維持することができるため、アルカリ現像の際の現像ラチチュードが狭くなることを防止することができる。
感光性樹脂組成物は、一般には、溶剤を用いて構成することができる。溶剤は、各成分の溶解性や感光性樹脂組成物の塗布性を満足すれば基本的には特に制限はないが、特に紫外線吸収剤、バインダー樹脂の溶解性、塗布性、安全性を考慮して選ばれることが好ましい。また、感光性樹脂組成物を調製する際には、少なくとも2種類の溶剤を含むことが好ましい。
界面活性剤
前記組成物には、塗布性をより向上させる観点から、各種の界面活性剤を添加してもよい。界面活性剤としては、フッ素系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤などの各種界面活性剤を使用できる。界面活性剤の添加量は配合する場合、組成物の全質量に対して、0.001質量%〜2質量%が好ましく、より好ましくは0.005質量%〜1質量%である。
組成物の製造中又は保存中において、多官能モノマーの不要な熱重合を阻止するために、少量の重合禁止剤を添加することが望ましい。重合禁止剤としては、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、o−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、N−ニトロソフェニルヒドロキシアミン第一セリウム塩等が挙げられる。更に、感光性樹脂組成物は、増感色素や開始剤の活性放射線に対する感度を一層向上させる、或いは酸素による多官能モノマーの重合阻害を抑制する等の目的で共増感剤を含有してもよい。また、硬化皮膜の物性を改良するために、希釈剤、可塑剤、感脂化剤等の公知の添加剤を必要に応じて加えてもよい。重合禁止剤を用いる場合の添加量としては、着色感光性樹脂組成物中の全固形分中、0.001質量%〜0.015質量%の範囲であることが好ましく、0.03質量%〜0.09質量%がより好ましい。
密着向上剤を用いる場合の添加量としては、着色感光性樹脂組成物中の全固形分中、0.1質量%〜5質量%の範囲であることが好ましく、0.2質量%〜3質量%がより好ましい。
感光性樹脂組成物は、紫外線吸収剤を含有しても良い。紫外線吸収剤としては、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、トリアジン系の紫外線吸収剤を使用することができる。紫外線吸収剤を含む場合、紫外線吸収剤の濃度は、全固形分質量に対して、0.001質量%以上1質量%以下であることが好ましく、0.01質量%以上0.1質量%以下であることがより好ましい。
感光性樹脂組成物の調製態様については特に特に制限されないが、例えば、必須成分、及び、所望により併用される各種の添加剤を混合し、調製することができる。
組成物を硬化してなる硬化膜は、色純度が高く、薄層で高い吸光係数が得られ、堅牢性(特に耐熱性及び耐光性)が良好である。さらに、バックライトとして白色LEDを用いた場合にも、良好な色相の着色画素を形成しうることから、白色LEDを備える液晶表示装置に適用してその効果が著しく、液晶表示装置用のカラーフィルターにおける着色画素の形成に用いられる。
硬化膜の製造方法は、感光性樹脂組成物を基板上に適用する工程と、該感光性樹脂組成物を露光する工程を含む。具体的には、任意の基板又は基材上に硬化膜を形成する際には、感光性樹脂組成物を塗布するか、或いは、基板等を感光性樹脂組成物に浸漬して感光性樹脂組成物層を形成し、これを硬化させてもよい。また、パターン状の硬化膜を形成する場合、基板上にインクジェット記録方法により適用してもよく、捺染やオフセット印刷などの公知の印刷法を適用してもよいが、高精細なパターンを形成しうるという観点からは、後述する、基板上に感光性樹脂組成物層を形成し、パターン状に露光した後、現像して感光性樹脂組成物層の未露光部を除去する方法が好ましい。
樹脂硬化膜の膜厚は、例えば、0.3μm以上とすることが好ましく、0.5μm以上とすることがより好ましく、0.75μm以上とすることが特に好ましい。上限としては、2μm以下とすることが好ましく、1.5μm以下とすることがより好ましく、1μm以下とすることが特に好ましい。なお、本明細書において、膜の厚さは特に断らない限り、後記実施例で測定した条件によるものとする。
カラーフィルターの製造方法は、感光性樹脂組成物を基板上に適用する工程と、該感光性樹脂組成物をパターン露光する工程を含む。具体的には、支持体上に、既述の感光性樹脂組成物を適用して感光性樹脂組成物層を形成する工程(以下、「感光性樹脂組成物層形成工程」ともいう)と、前記感光性樹脂組成物層をマスクを介してパターン露光する工程(以下、「露光工程」ともいう)と、露光後の感光性樹脂組成物層を現像して着色パターン(以下、「着色画素」ともいう)を形成する工程(以下、「現像工程」ともいう)とを含む。
本発明の製造方法に係る好ましい実施形態においては、上記の感光性樹脂組成物に露光エネルギーを照射し、その露光部分を現像して樹脂硬化物のパターンを形成する。本実施形態においては、上記の露光に先立ち、支持体等の上に、感光性樹脂組成物を付与して感光性樹脂組成物の層を形成する。支持体としては、例えば、基板(例えば、シリコン基板)上にCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)等の撮像素子(受光素子)が設けられた固体撮像素子用基板を用いることができる。着色パターンは、固体撮像素子用基板の撮像素子形成面側(おもて面)に形成されてもよいし、撮像素子非形成面側(裏面)に形成されてもよい。固体撮像素子用基板における各撮像素子間や、固体撮像素子用基板の裏面には、遮光膜が設けられていてもよい。また、支持体上には、必要により、上部の層との密着改良、物質の拡散防止或いは基板表面の平坦化のために下塗り層を設けてもよい。
前記上限値以下で設定することにより、高照度不規を来たすことなく、高品位の樹脂硬化物とすることができる。他方、下限値の技術的意義について具体例で示せば、1000W/m2程度の照度では、露光エネルギーを与えるのに長時間の露光が必要になり、露光発熱による基材の歪が大きくなり、重ね合わせ精度劣化の問題が発生する場合がある。これに対して、パターン形成に500mJ/cm2のエネルギーが必要な場合、1000W/m2では、5J/m2=1000W×5秒の照射が必要となる。一方、5000W/m2では、5J/m2=5000W×1秒の照射で済む。つまり、照度を5000W/m2以上とすることで、露光時間の短縮ができ、プロセス中の基材の歪を抑制できる方向で露光処理ができる。
開口数NA1とNA2との比率(NA1/NA2)であるコヒーレンスファクターσは、0.5以下であり、0.45以下であることがより好ましく、0.4以下であることが特に好ましい。下限は特にないが、0.38以上であることが実際的である。コヒーレントファクタ(σ)が小さいと、結増する像のコントラストが向上する。このコントラスト向上はDOFの向上に寄与すると考えられる。なお、σは換言すると、σ=照明NA/投影レンズ(マスク側)NAとして表記することができる。σの調節は定法によればよく、例えば、照明側NAを小さく、投影レンズ側NAを大きくすることで縮小させることができる。また逆の操作を実施することによりこれを増大させることができる。
本発明においては、前記開口数NA3とコヒーレンスファクターσをこの範囲とすることで、パターンの良好な矩形性(平面視)を実現し、良好なDOF(焦点深度)特性を得ることができる。
本発明においては、ラジカル重合型の感光性樹脂組成物において、上記の光学系の調節(露光強度、開口数、コヒーレンスファクター)により、上述のように、密着性や寸法再現性、矩形性やDOFマージンにおいて優れた効果を奏する。さらに上述した好ましい実施形態に係る多官能モノマーや重合開始剤等を用いた感光性樹脂組成物と組み合わせることで、その効果が確実にかつ一層顕著に得られる点で好ましい。
次いでアルカリ現像処理等の現像を行うことにより、露光工程における光未照射部分の感光性樹脂組成物層がアルカリ水溶液に溶出し、光硬化した部分だけが残る。現像液としては、下地の撮像素子や回路などにダメージを起さない、有機アルカリ現像液が望ましい。現像温度としては通常20℃〜30℃であり、現像時間は、例えば、20秒〜90秒である。より残渣を除去するため、近年では120秒〜180秒実施する場合もある。さらには、より残渣除去性を向上するため、現像液を60秒ごとに振り切り、さらに新たに現像液を供給する工程を数回繰り返す場合もある。
このポストベーク処理は、現像後の塗布膜を、上記条件になるようにホットプレートやコンベクションオーブン(熱風循環式乾燥機)、高周波加熱機等の加熱手段を用いて、連続式あるいはバッチ式で行うことができる。
アルカリ性化合物は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム,硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシ、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等が挙げられる(このうち、有機アルカリが好ましい。)。
なお、アルカリ性水溶液を現像液として用いた場合は、一般に現像後に水で洗浄処理が施される。
本発明の好ましい実施形態に係るカラーフィルターは、液晶表示装置や固体撮像素子や有機EL装置に用いることができ、特に固体撮像用途に好適である。本発明の好ましい実施形態に係る固体撮像素子は、既に図1に基づいて述べたが、例えば、以下のような構成が挙げられる。支持体上に、固体撮像素子(CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサー、等)の受光エリアを構成する複数のフォトダイオード及びポリシリコン等からなる転送電極を有し、前記フォトダイオード及び前記転送電極上にフォトダイオードの受光部のみ開口したタングステン等からなる遮光膜を有し、遮光膜上に遮光膜全面及びフォトダイオード受光部を覆うように形成された窒化シリコン等からなるデバイス保護膜を有し、前記デバイス保護膜上に、固体撮像素子用カラーフィルターを有する構成である。更に、前記デバイス保護層上であってカラーフィルターの下(支持体に近い側)に集光手段(例えば、マイクロレンズ等。以下同じ)を有する構成や、カラーフィルター上に集光手段を有する構成等であってもよい。
本発明の好ましい実施形態に係るカラーフィルターは、色相に優れ、且つ耐光性に優れた着色画素部を有することから、特に液晶表示装置用(特にカラーTFT方式の液晶表示装置用)のカラーフィルターとして好適である。このようなカラーフィルターを備えた液晶表示装置は、表示画像の色合いが良好で表示特性に優れた高画質画像を表示することができる。
<感光性緑色組成物の調製>
以下の成分を混合することにより、色材濃度が組成物固形分中41.0質量%の感光性(緑色)樹脂組成物を調製した。
・顔料分散液 ・・・59.9g
緑色顔料 ・・・7.19g
分散剤 ・・・0.73g
分散樹脂 ・・・3.82g
溶剤(種類:)PGMEA・・・48.16g
・ラジカル重合性モノマー ・・・1.42g
・光ラジカル重合開始剤 ・・・0.49g
・バインダー樹脂A ・・・0.85g
・バインダー樹脂B ・・・0.85g
・界面活性剤 ・・・0.18g
・溶媒・・・PGMEA/EEP・・・14.1g/16.5g
分散剤:BYK社製 BYK−2001
分散樹脂:ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
(70/30モル比、Mw:30000)
ラジカル重合性モノマー:日本化薬製 KAYARAD DPHA
下記表においてA−1
光ラジカル重合開始剤 :BASF製 イルガキュア OXE02
下記表においてB−2
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
EEP :3−エトキシプロピオン酸エチル
透明有機膜層(CT−4000L:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を、ポストベーク後に膜厚:0.1μmになるように形成した8インチ基板を用意した。
[CT−4000L形成条件]
・スピンコート
・プリベークなし
・ポストベーク(ホットプレート上) 220℃×300秒
緑(G)の感光性樹脂組成物を、上記8インチ(200ミリ)シリコン基板上に乾燥後の膜厚がプリベーク後に1.0μmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、100℃のホットプレートを用いて120秒間加熱処理(プリベーク)を行った。 次いで、i線(波長365nm)のステッパー露光装置FPA−5510iZ(Canon(株)製)を使用して、パターン露光を行った。上記のステッパーを使用し、カラーフィルター画素部の幅が1.0μm□のベイヤーパターンを作成した。各装置条件は以下のとおりである。
照明条件 NA/σ=0.57/0.40
露光照度(W/m2) 下表1参照
露光エネルギー:30mJから10mJステップで露光振りを実施した。
オプテイマム露光エネルギーを検査した。)
パターニング後の線幅測定は、線幅測定用電子顕微鏡S9260(日立ハイテクノロジーズ社製)により観察することにより行った。8inch面内5点の平均値を線幅設定値とした。
(1)基板:8”Siwafer
(2)under layer:CT4000L
(postbake200℃×300sec、FT0.1um
@postbake)
(3)GREEN:GREEN
(4)FT:0.6um@prebake
(5)Prebake:100℃×120sec
(6)Exp:****(露光振り)
(7)Dev:CD−2060 60secPuddle/リンス
200rpm×30sec DIW
(8)Postbake:200℃×300sec
(9)パターン観察:HV0.8kV、Ip8pA、倍率×30.0k
顕微鏡及びCD−SEM
(2),(3),(4),(5),(7),(8)は東京エレクトロン社製のクリーントラックACT8を使用した。(9)は日立ハイテクノロジーズ社製 S9260Aを使用した。
寸法再現性:設計寸法が得られる露光エネルギー(mJ/cm2)で評価した。なお、寸法は画素部のBayer配列の結像されたパターン:正方部分の横方向の幅の寸法を測定対象とした(寸法測定再現性の測定不可は、オプテイマム露光エネルギーが得られない)。
密着性については、像が基板上に結像された最小エネルギーを観察、密着性の露光エネルギーとした。
判断基準(B以上が合格)
AA:密着露光エネルギーが十分小さく、且つマスクパターン寸法再現露光エネルギーが十分高い。
A:密着露光エネルギーが小さく、且つマスクパターン寸法再現露光エネルギーが高い。
B:密着露光エネルギーとマスクパターン寸法再現露光エネルギーの差が小さい。
C:密着露光エネルギーとマスクパターン寸法再現露光エネルギーが逆転しており、製造適正がない。
実施例1の評価に対して、ステッパーの光学系の設定を下表2のように変えた以外同様にして、評価を行った。表の記載は、形状/DOF特性 の順で、その評価結果を示している。
形状(カラーフィルター画素部の平面視の形状)
A:bayerパターンの形状が非常にシャープである。
B:bayerパターンの形状が、Aより劣るがシャープである。
C:bayerパターンの形状はシャープでなないが、製造適正は確保できている。
D:形状がシャープでななく、丸い形状に観察される。製造適正はない。
なお、A判定の例とD判定の例を模式図として図3に示した。
A:DOFマージンが1.2μm以上ある。
B:DOFマージンが1.0以上1.2μm未満である。
C:DOFマージンが0.8以上1.0μm未満である。
D:DOFマージンが0.8μm未満である。
さらに、感光性樹脂組成物に用いるモノマーと重合開始剤を変えて、露光照度・照明を一定として、同様の評価を行った。結果は下表3のとおりである。
評価条件は、
露光照度:10000w/m2
露光照明:NA/σ=0.63/0.40
パターンサイズ観測は画素部の幅が1.0μmのBayerパターンとした。
Δ線幅再現Ene−密着Ene(mJ/cm2)
上記の式は、線幅再現Ene(オプテイマム)の下方:露光アンダー側のマージンが大きいか否かという意味である。露光エネルギーの小さい領域から密着している:密着Ene であると、製造マージンが大きくなる。上記の式の値が小さいと、製造バラツキによっては、パターンが剥がれるなどの不良が発生する。
1.0μm bayer DOFマージン
これも同様に、DOFマージンが大きい=focusズレに対してマージンが大きいという意味である。基板の段差もfocusズレの要因であり、また露光時のAuto focusズレもまたfocusズレの要因である。
2 プロジェクションレンズ
4 基板(ワーク)
5 レチクル
10 固体撮像素子
11 上部平坦化膜
12 下部平坦化膜
15 マイクロレンズ
20 カラーフィルター
20B,20G,20R カラーフィルター画素部
Claims (13)
- ラジカル重合型感光性樹脂組成物に活性エネルギー線を付与して露光した後、当該樹脂組成物を現像してパターンを付与した樹脂硬化物を製造する方法であって、前記露光が下記条件による縮小投影露光により行われる樹脂硬化物の製造方法。
露光条件
照度:5000W/m2以上18000W/m2以下
コヒーレンスファクターσ:0.5以下
レンズ開口数NA:0.5以上 - 前記活性エネルギー線が、g線、h線、i線、KrF線、およびArF線から選ばれる1つである請求項1に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 上記ラジカル重合型感光性樹脂組成物が特定ポリマー、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー、重合開始剤、および着色剤を含有する請求項1または2に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記樹脂硬化物がカラーフィルター用の画素部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記パターンが、カラーフィルターのBayerパターンである請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーが、下記反応性基RAを分子内にもつ請求項3〜5のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
(反応性基RA:ビニル基、(メタ)アクリロイル基、または(メタ)アクリロイルオキシ基) - 前記露光照度が10000W/m2以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記ラジカル重合型感光性樹脂組成物が光硬化性の組成物である請求項1〜8のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記樹脂硬化物がカラーフィルターである請求項1〜9のいずれか1項に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 前記カラーフィルターの画素部について、異なる色どうしの画素部が複数隣接している請求項10に記載の樹脂硬化物の製造方法。
- 請求項10または11に記載の製造方法を介してカラーフィルターを有する固体撮像素子の作成を行う固体撮像素子の製造方法。
- 請求項10または11に記載の製造方法を介してカラーフィルターを有する液晶表示装置の作成を行う液晶表示装置の製造方法。
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