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JP2015043379A - 基板乾燥装置および基板乾燥方法 - Google Patents

基板乾燥装置および基板乾燥方法 Download PDF

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JP2015043379A
JP2015043379A JP2013174779A JP2013174779A JP2015043379A JP 2015043379 A JP2015043379 A JP 2015043379A JP 2013174779 A JP2013174779 A JP 2013174779A JP 2013174779 A JP2013174779 A JP 2013174779A JP 2015043379 A JP2015043379 A JP 2015043379A
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Yosuke Hanawa
洋祐 塙
泰治 宮本
Yasuharu Miyamoto
泰治 宮本
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Abstract

【課題】基板の乾燥処理においてパターン倒れを効果的に抑制する、基板乾燥装置および基板乾燥方法を提供することを、目的とする。
【解決手段】この基板乾燥装置1は、パターン保護液供給部3と、乾燥手段4と、脱離手段5とを備える。パターン保護液供給部3は、処理液が付着した基板9の表面に、極性を持つ高分子を含むパターン保護液を供給する。これにより、基板9に形成されたパターンの表面に帯電した高分子が付着する。そのため、各パターンがそれぞれ同極に帯電し、パターン間に静電斥力が生じる。乾燥手段4は、高分子が付着した基板9の表面から液体を除去する。乾燥処理において、表面張力によりパターンに対して働く応力が、静電斥力により打ち消される。その結果、パターン倒れを効果的に抑制できる。脱離手段5は、乾燥処理後、高分子を基板9から脱離させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の表面に付着した処理液を除去する基板乾燥装置および基板乾燥方法に関する。
半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板、電子ペーパー用基板などの精密電子装置用基板の製造工程では、基板の表面から洗浄液などの処理液を除去するために、種々の乾燥処理が行われる。基板の乾燥処理を行う従来の基板乾燥装置については、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2008−71807号公報
近年の半導体デバイスの高集積化・高密度化に伴い、基板表面に形成するパターンが微細化している。そして、パターンの微細化に伴い、パターンのアスペクト比が大きくなる。これにより、アスペクト比の大きなパターンを表面に有する基板に対して、乾燥等の処理を行う必要が生じる。
基板の乾燥処理の過程において、パターン間に残存する処理液の表面張力により、パターン倒れが生じる場合がある。パターンのアスペクト比が大きくなるにつれ、パターンに対して働く、表面張力による応力は大きくなる。したがって、パターンの微細化に伴い、乾燥処理工程におけるパターン倒れが生じやすくなる。
特許文献1に記載の基板処理装置では、基板の乾燥処理を行う際に、基板に付着している処理液の表面張力を低減させることにより、パターンに対して働く応力を低減させる。これにより、パターン倒れを抑制している(段落0007)。しかしながら、表面張力の低減には限界があるため、より微細化するパターンに対応する程度まで、効果的に表面張力による応力を低減させることは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、基板の乾燥処理においてパターン倒れを効果的に抑制できる、基板乾燥装置および基板乾燥方法を提供することを、目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、基板に付着した処理液を除去するための基板乾燥装置において、処理液が付着した基板の表面に、極性を持つ高分子を含むパターン保護液を供給する、パターン保護液供給部と、前記高分子が付着した前記基板の表面から液体を除去する、乾燥手段と、前記高分子を前記基板から脱離させる、脱離手段と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の基板乾燥装置において、前記高分子は、イオン性界面活性剤である。
本願の第3発明は、第2発明の基板乾燥装置において、前記イオン性界面活性剤は、分子量10,000以下である。
本願の第4発明は、第3発明の基板乾燥装置において、前記イオン性界面活性剤は、分子量1,200以下である。
本願の第5発明は、第2発明から第4発明までのいずれかの基板乾燥装置において、
前記イオン性界面活性剤は、ポリエチレンイミン(PEI)系、ウレタン系、ポリカルボン酸系、アクリル樹脂系、チオール系、あるいは、シラン系、のいずれかの界面活性剤からなる。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記処理液と、前記パターン保護液の溶媒とは、同一の物質である。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記パターン保護液供給部は、前記パターン保護液を供給することにより、前記基板に付着した前記処理液を、前記パターン保護液に置換する。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記基板を略水平に保持しつつ回転させる、保持部をさらに備える。
本願の第9発明は、第1発明から第8発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記乾燥手段は、前記基板の表面に対して乾燥気体を供給する、乾燥気体供給部を有する。
本願の第10発明は、第1発明から第9発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記乾燥手段は、前記基板の表面を加熱する第1加熱機構を有する。
本願の第11発明は、第1発明から第10発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記脱離手段は、前記基板の表面に紫外線を照射する、UV照射部と、前記基板の周辺に酸素ガスを供給する、酸素供給部と、を有する。
本願の第12発明は、第1発明から第11発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記脱離手段は、前記基板の表面を加熱する第2加熱機構を有する。
本願の第13発明は、第12発明の基板乾燥装置において、前記第2加熱機構は、前記基板の表面を400℃以上に加熱する。
本願の第14発明は、第12発明または第13発明の基板乾燥装置において、前記脱離手段は、前記基板を内部に収容するチャンバ内を減圧する減圧機構をさらに有する。
本願の第15発明は、第1発明から第14発明までのいずれかの基板乾燥装置において、前記基板上に付着した液体のpHを調節するpH調節液を供給する、pH調節液供給部
をさらに備える。
本願の第16発明は、基板に付着した処理液を除去するための基板乾燥方法において、a)処理液が付着した基板の表面に、極性を持つ高分子を含むパターン保護液を供給する、パターン保護液供給工程と、b)前記工程a)の後で、前記基板の表面に付着した液体に対して乾燥処理を行う、乾燥工程と、c)前記工程b)の後で、前記基板の表面に付着した前記高分子を脱離させる、脱離工程と、を備える。
本願の第17発明は、第16発明の基板乾燥方法において、前記工程a)において供給される前記高分子は、イオン性界面活性剤である。
本願の第18発明は、第17発明の基板乾燥方法において、前記イオン性界面活性剤は、分子量10,000以下である。
本願の第19発明は、第18発明の基板乾燥方法において、前記イオン性界面活性剤は、分子量1,200以下である。
本願の第20発明は、第17発明から第19発明までのいずれかの基板乾燥方法において、前記イオン性界面活性剤は、水溶液中で親水基が正に帯電するカチオン型界面活性剤であり、前記工程a)において、前記基板の表面に、中性の前記パターン保護液を供給し、かつ、d)前記工程a)と前記工程b)との間において、前記基板の表面に酸性のpH調節液を供給する、pH調節液供給工程をさらに備える。
本願の第21発明は、第17発明から第19発明までのいずれかの基板乾燥方法において、前記イオン性界面活性剤は、水溶液中で親水基が負に帯電するアニオン型界面活性剤であり、前記工程a)において、前記基板の表面に、酸性の前記パターン保護液を供給し、かつ、d)前記工程a)と前記工程b)との間において、前記基板の表面に中性のpH調節液を供給する、pH調節液供給工程をさらに備える。
本願の第1発明から第21発明によれば、基板の表面に帯電した高分子が付着することにより、基板に形成されたパターンのそれぞれが同極に帯電する。これにより、パターン間に静電斥力が生じる。このため、表面張力によりパターンに対して働く応力が、静電斥力により打ち消される。その結果、パターン倒れを効果的に抑制できる。
本願の第2発明および第17発明によれば、イオン性界面活性剤の帯電した親水基が、基板の表面に付着する。これにより、帯電した高分子が、基板の各パターンに付着しやすい。
本願の第3発明および第18発明によれば、イオン性界面活性剤の分子量が10,000以下である。これにより、パターン幅およびパターン間の間隔が600ナノメートル以下のパターンを有する基板において、効果的に静電斥力を生じさせることができる。
本願の第4発明および第19発明によれば、イオン性界面活性剤の分子量が1,200以下である。これにより、パターン幅およびパターン間の間隔が30ナノメートル以下のパターンを有する基板において、効果的に静電斥力を生じさせることができる。
本願の第6発明によれば、パターン保護液が、基板表面に付着した処理液と混合しやすい。これにより、パターン保護液に含まれる高分子が、基板表面に付着しやすい。
本願の第7発明によれば、基板の処理面全体に、パターン保護液が満遍なく塗布される。したがって、パターン保護液に含まれる高分子が、基板表面に満遍なく付着できる。
本願の第8発明によれば、基板を回転させつつ、パターン保護液を供給することにより、基板の処理面全体にパターン保護液を満遍なく行き渡らせることができる。
本願の第15発明、第20発明、および第21発明によれば、基板上に付着した液体のpHを調節できる。これにより、基板のゼータ電位を調節できる。その結果、パターン間に生じる静電斥力を大きくし、乾燥工程におけるパターン倒れをより抑制することができる。
基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。 基板乾燥装置の主な制御機構を示すブロック図である。 基板乾燥処理の流れを示したフローチャートである。 パターン保護液供給工程の様子を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る乾燥工程の様子を模式的に示した図である。 脱離工程の様子を模式的に示した図である。 一変形例に係る基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。 カチオン型界面活性剤を使用した場合の、一変形例に係るパターン保護液供給工程の様子を模式的に示した図である。 カチオン型界面活性剤を使用した場合の、一変形例に係るpH調整工程の様子を模式的に示した図である。 カチオン型界面活性剤を使用した場合の、一変形例に係る乾燥工程の様子を模式的に示した図である。 アニオン型界面活性剤を使用した場合の、他の変形例に係るパターン保護液供給工程の様子を模式的に示した図である。 アニオン型界面活性剤を使用した場合の、他の変形例に係るpH調整工程の様子を模式的に示した図である。 アニオン型界面活性剤を使用した場合の、他の変形例に係る乾燥工程の様子を模式的に示した図である。 他の変形例に係る基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。 他の変形例に係る基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。 他の変形例に係る基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。 他の変形例に係る基板乾燥装置の構成を示した縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.基板乾燥装置の構成>
図1は、基板乾燥装置1の構成を示した縦断面図である。図2は、基板乾燥装置1の主な制御機構を示すブロック図である。
この基板乾燥装置1は、半導体の製造工程において、半導体ウエハ9を内部に収容して乾燥を行う装置である。半導体ウエハ9の表面には、パターンが形成されている。本実施形態の基板乾燥装置1の処理対象となる半導体ウエハ9は、パターンの幅およびパターン間の距離が、10ナノメートル〜20ナノメートルとなる微細なパターンを有する。
図1および図2に示すように、本実施形態の基板乾燥装置1は、保持部2、パターン保護液供給部3、乾燥気体供給部4、脱離処理部5、排液捕集部6、制御部10、およびチャンバ11を備えている。
保持部2は、略円板状の基板である半導体ウエハ9を、略水平に保持する機構である。保持部2は、略円板状のベース部21と、ベース部21の上面に設けられた複数のチャックピン22と、ベース部21を回転させる回転機構23とを有する。
複数のチャックピン22は、ベース部21の周縁部付近の上面に、等角度間隔で配置されている。半導体ウエハ9は、パターンが形成されるデバイス領域を上面側に向けた状態で、チャックピン22に保持される。各チャックピン22は、半導体ウエハ9の周縁部の下面および外周端面に接触し、ベース部21の上面から空隙を介して上方の位置に、半導体ウエハ9を支持する。
保持部2は、半導体ウエハ9の略中心と、回転機構23の中心軸20とが重なるように、半導体ウエハ9を保持する。回転機構23は、例えば、モータにより実現できる。回転機構23を動作させると、ベース部21、チャックピン22、および半導体ウエハ9が、中心軸20を中心として回転する。これにより、保持部2は、半導体ウエハ9を略水平に保持しつつ回転させる。
パターン保護液供給部3は、パターン保護液供給ノズル31、第1配管32、パターン保護液供給源33、および第1開閉弁34を有する。パターン保護液供給ノズル31は、保持部2に保持された半導体ウエハ9の上面に、パターン保護液を吐出するためのノズルである。パターン保護液には、極性を持つ高分子の界面活性剤である、イオン性界面活性剤Sが含まれる。パターン保護液供給ノズル31は、第1配管32を介して、パターン保護液供給源33と流路接続されている。また、第1配管32の経路途中には、第1開閉弁34が介挿されている。このため、第1開閉弁34を開放すると、パターン保護液供給源33から第1配管32を通ってパターン保護液供給ノズル31に、パターン保護液が供給される。そして、パターン保護液供給ノズル31から半導体ウエハ9の上面に、パターン保護液が吐出される。これにより、パターン保護液に含まれるイオン性界面活性剤Sが、半導体ウエハ9の表面に形成されたパターン91に、付着する。なお、パターン保護液供給源33から供給されるパターン保護液は、液体のイオン性界面活性剤Sの原液であってもよいし、液体または固体のイオン性界面活性剤Sの溶液であってもよい。
イオン性界面活性剤Sには、例えば、ポリエチレンイミン(PEI)などのポリイミン系界面活性剤や、3−アミノプロピルトリエトキシシランなどのシラン系界面活性剤が使用される。また、イオン性界面活性剤Sには、ウレタン系界面活性剤、ポリカルボン酸系界面活性剤、アクリル樹脂系界面活性剤、または、チオール系界面活性剤が使用されてもよい。
第54回理論応用力学講演会講演論文集p45〜48(神谷秀博、2005)に記載のように、分子量300〜70,000のポリエチレンイミン(PEI)系分散剤を添加した、粒子径の異なるアルミナ粒子スラリーの見かけ粘度は、粒子径がサブミクロンサイズのアルミナ粒子に対しては、分散剤の分子量10,000程度で粘度が極小となり、粒子径7〜30ナノメートルのアルミナ粒子に対しては、分散剤の分子量1,200で粘度が極小値を示す。
したがって、イオン性界面活性剤Sは、分子量が10,000以下であることが好ましい。そうすると、粒子径が600ナノメートル以下のパーティクルに対して分散効果が大きい。すなわち、パターン幅およびパターン間の距離が600ナノメートル以下のパターン間において、効果的に後述する静電斥力を生じさせることができる。
また、イオン性界面活性剤Sは、分子量が1,200以下であることがより好ましい。そうすると、粒子径が30ナノメートル以下のパーティクルに対して分散効果が大きい。すなわち、パターン幅およびパターン間の距離が30ナノメートル以下のパターン間において、効果的に後述する静電斥力を生じさせることができる。
このように、イオン性界面活性剤Sの分子量を10,000以下または1,200以下にすることにより、より微細なパターンについて、パターン間に生じる静電斥力を効果的に増大させることができる。
また、パターン保護液の溶媒、すなわち、イオン性界面活性剤Sを溶解させる溶媒として、例えば、水、IPA(イソプロピルアルコール)、または、HFE(ハイドロフルオロエーテル)が用いられる。
パターン保護液の溶媒は、パターン保護液供給前に半導体ウエハ9に付着している処理液と、同一の物質であることが好ましい。そうすると、半導体ウエハ9の表面にパターン保護液を供給した際に、パターン保護液と処理液とが混合しやすく、パターン保護液に含まれるイオン性界面活性剤Sが、半導体ウエハ9の表面に付着しやすい。
そのため、当該処理液が純水(脱イオン水、DIW)である場合、パターン保護液として、例えば、純水(脱イオン水)や炭酸水(CO2水溶液)にイオン性界面活性剤Sを溶解させた溶液が用いられる。なお、イオン性界面活性剤Sを溶解させる液体を選択することにより、パターン保護液のpHを選択することができる。パターン保護液のpHについては、後述する。
乾燥気体供給部4は、乾燥用ノズル41、第2配管42、乾燥気体供給源43、および、第2開閉弁44を有する。乾燥用ノズル41は、保持部2に保持された半導体ウエハ9の上面に、乾燥気体を吹き付けるためのノズルである。本実施形態の乾燥気体は、室温の窒素ガスである。なお、乾燥気体には、他の不活性ガス等が用いられてもよい。
乾燥用ノズル41は、第2配管42を介して、乾燥気体供給源43と流路接続されている。第2配管42の経路途中には、第2開閉弁44が介挿されている。このため、第2開閉弁44を開放すると、乾燥気体供給源43から第2配管42を通って乾燥用ノズル41に乾燥気体が供給される。乾燥処理時には、保持部2により半導体ウエハ9を略水平に保持しつつ回転させながら、乾燥用ノズル41から半導体ウエハ9の上面に、乾燥気体が吹き付けられる。このように、本実施形態では、乾燥気体供給部4と保持部2とが、いわゆるスピン乾燥処理を行う乾燥手段を構成している。
脱離処理部5は、いわゆるUVオゾン処理を行う、イオン性界面活性剤Sの脱離手段である。脱離処理部5は、UVランプ51、第3配管52、酸素供給源53、および第3開閉弁54を有する。UVランプ51は、保持部2に保持される半導体ウエハ9の上方に配置されている。
第3配管52は、一端が酸素供給源53と接続され、他端がチャンバ11内に配置された酸素供給口521となっている。また、第3配管52の経路途中には、第3開閉弁54が介挿されている。このため、第3開閉弁54が開放されると、酸素供給口521からチャンバ11内へ酸素が供給される。チャンバ11内へ供給された酸素は、紫外線が照射されると、オゾンを生成する。なお、チャンバ11内の酸素濃度がUVオゾン処理を行うのに充分である場合、第3配管52、酸素供給源53、および第3開閉弁54を省略してもよい。
UVランプ51が半導体ウエハ9の表面に紫外線光を照射すると、半導体ウエハ9の表面に付着したイオン性界面活性剤Sが分解され、半導体ウエハ9の表面からイオン性界面活性剤が脱離する。また、同時に、紫外線により発生したオゾンから分離した活性酸素が、イオン性界面活性剤と化学的に結合し、二酸化炭素や水などの揮発性物質に分解される。このように、脱離処理部5は、半導体ウエハ9に付着したイオン性界面活性剤Sを除去する。
排液捕集部6は、処理液や使用後のパターン保護液を回収する部位である。排液捕集部6は、保持部2に保持された半導体ウエハ9を環状に包囲するカップ61と、カップ61の底部に流路接続された第4配管62とを有する。半導体ウエハ9から周囲に飛散した処理液およびパターン保護液は、カップ61の内部に捕集される。その後、処理液およびパターン保護液は、第4配管62を通って、基板乾燥装置1の外部へ排出され、再生処理または廃棄処理される。
制御部10は、図2に示すように、チャックピン22、回転機構23、第1開閉弁34、第2開閉弁44、第3開閉弁54、および、UVランプ51などの、基板乾燥装置1に設けられた種々の動作機構を制御する。制御部10は、各種演算処理を行うCPU101と、各種プログラムおよび各種情報を記憶するメモリ102とを備える。CPU101が、メモリ102を参照しながら所定の処理プログラムを実行することにより、基板乾燥装置1における半導体ウエハ9の乾燥処理が進行する。
なお、上述した保持部2、パターン保護液供給ノズル31、乾燥用ノズル41、UVランプ51、および排液捕集部6は、温度および清浄度が制御されたチャンバ11の内部に配置される。また、チャンバ11に設けられた搬入出口を開閉するためのシャッタ機構や、搬入出口を介して半導体ウエハ9を搬入および搬出するための搬送機構も、制御部10により動作制御される。
<2.基板乾燥処理について>
続いて、上記の基板乾燥装置1を用いた基板乾燥処理について、説明する。図3は、基板乾燥装置1における基板乾燥処理の流れを示したフローチャートである。図4は、パターン保護液供給工程の様子を、模式的に示した図である。図5は、乾燥工程の様子を、模式的に示した図である。図6は、脱離工程の様子を、模式的に示した図である。
この基板乾燥装置1では、半導体ウエハ9の表面に付着した処理液を除去することを目的として、基板乾燥処理を行う。この基板乾燥装置1において、半導体ウエハ9の乾燥処理を行うときには、制御部10が、基板乾燥装置1内の各部を動作制御する。これにより、以下の動作が進行する。以下、図3を参照しながら、各部の動作について説明する。
基板乾燥装置1は、まず、所定の搬送機構によって、半導体ウエハ9をチャンバ11の内部に搬入する。搬入の際、チャンバ11の搬入出口は開放され、当該搬入出口からチャンバ11内へと半導体ウエハ9が搬入される。また、保持部2の複数のチャックピン22を外側へ開くとともに、ベース部21の上方に、半導体ウエハ9が配置される。そして、複数のチャックピン22を内側へ閉じることにより、所定の搬送機構から保持部2へ、半導体ウエハ9を移載する。半導体ウエハ9は、処理面であるデバイス面を上面に向けた水平姿勢で、保持部2に保持される(ステップS101)。半導体ウエハ9の移載が完了すると、チャンバ11の搬入出口が閉鎖される。
ステップS102におけるパターン保護液供給工程が始まる際、半導体ウエハ9の表面には、処理液が付着している。半導体ウエハ9の表面に処理液の付着するタイミングは、ステップS101以前であっても、ステップS101とステップS102の間であってもよい。すなわち、ステップS101において予め処理液の付着した半導体ウエハ9が基板乾燥装置1に搬入されてもよく、また、ステップS101にて基板乾燥装置1に搬入された後で、半導体ウエハ9に処理液が付着してもよい。
本実施形態の基板乾燥装置1は、さらに基板洗浄部(図示せず)を有し、基板洗浄装置として駆動できるものとする。そのため、ステップS101において半導体ウエハ9がチャンバ11内に搬入された後、基板乾燥装置1は、ステップS102の前に、半導体ウエハ9の洗浄を行う。これにより、半導体ウエハ9の表面に、処理液が付着する。本実施形態では、半導体ウエハ9に付着した処理液は純水(脱イオン水)である。
次に、基板乾燥装置1は、第1開閉弁34を開放する。これにより、図4に示すように、処理液の付着した半導体ウエハ9の表面に、パターン保護液供給ノズル31からパターン保護液30が供給される(ステップS102)。パターン保護液30は、パターン保護液供給ノズル31から、半導体ウエハ9の上面の略中央へ向けて吐出される。また、パターン保護液30の吐出開始と同時に、または、吐出開始後に、回転機構23を動作させることにより、ベース部21の回転を開始する。
このように、基板乾燥装置1は、半導体ウエハ9を回転させつつ、パターン保護液30を供給する。これにより、半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30が満遍なく行き渡る。そして、半導体ウエハ9の上面に付着した処理液をパターン保護液30に置換する。これにより、半導体ウエハ9の上面全体に、パターン保護液30が満遍なく塗布される。
なお、半導体ウエハ9の上面に付着した処理液と、パターン保護液30の溶媒とが、同一の物質であることが好ましい。これにより、パターン保護液30を半導体ウエハ9の表面に供給した時に、処理液が、パターン保護液30と置換されやすい。本実施形態のパターン保護液30は、pH5前後の炭酸水にイオン性界面活性剤Sを溶解した溶液である。すなわち、処理液と、パターン保護液30の溶媒とはいずれも水であり、同一の物質である。
本実施形態のイオン性界面活性剤Sは、分子量1,200のポリエチレンイミン(PEI)系界面活性剤である。ポリエチレンイミン系界面活性剤は、水溶液中で親水基が正に帯電する、カチオン(陽イオン)型界面活性剤である。このため、イオン性界面活性剤Sの親水基は正に帯電している。
半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30を接触させることにより、半導体ウエハ9に形成されたパターン91の表面に、イオン性界面活性剤Sが付着する。イオン性界面活性剤Sがパターン91の表面に付着することにより、パターン91の表面は正に帯電する。これにより、隣り合うパターン91同士の間において、図4中に白抜き矢印で示すように、静電斥力が働く。したがって、パターン91同士が接近するのが抑制される。
半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30が供給された後、基板乾燥装置1は、第1開閉弁34を閉鎖し、パターン保護液供給ノズル31からのパターン保護液30の吐出を停止する。
続いて、基板乾燥装置1は、回転機構23の回転数を上げて、半導体ウエハ9を高速回転させる。また、基板乾燥装置1は、第2開閉弁44を開放する。これにより、図5に示すように、乾燥用ノズル41から半導体ウエハ9の上面に、乾燥気体40が吹き付けられる。乾燥用ノズル41は、回転機構23により回転している半導体ウエハ9の上面に乾燥気体40を吹き付ける。これにより、半導体ウエハ9に対して、スピン乾燥を行う(ステップS103)。半導体ウエハ9の表面に付着した液体(主としてパターン保護液の溶媒)は、遠心力により周囲へ飛散して、カップ61に捕集される。
本実施形態の乾燥気体40は、室温の窒素ガスである。乾燥気体40中に含まれる水蒸気分圧は、飽和水蒸気圧よりも低い。すなわち、乾燥気体40における、パターン保護液30の溶媒の分圧は、当該溶媒の飽和蒸気圧よりも低い。したがって、乾燥気体40が、半導体ウエハ9の上面に付着したパターン保護液30と接触することにより、パターン保護液30の溶媒が乾燥気体40中に蒸発できる。これにより、半導体ウエハ9の上面から、より効率よく液体が除去される。
乾燥処理が進行し、パターン保護液30の液面がパターン91の上端よりも低くなると、図5中に黒塗り矢印で示すように、液面付近において、表面張力による応力が発生する。これにより、隣り合うパターン91間に、互いに接近する方向の応力が働く。
一方、パターン91の表面に付着したイオン性界面活性剤Sは、パターン保護液30と接触しているものは正に帯電しており、パターン保護液30と接触していないものは正に帯電していない。すなわち、パターン保護液30の液面よりも下方に付着しているイオン性界面活性剤Sは、正に帯電している。これにより、パターン保護液の液面の下方において、隣り合うパターン間に、図5中に白抜き矢印で示すように、互いに反発する方向の静電斥力が働く。したがって、表面張力による応力が、静電斥力によって打ち消される。
このように、イオン性界面活性剤Sがパターン91の表面に付着していることにより、表面張力による応力が静電斥力によって打ち消される。そのため、乾燥工程におけるパターン倒れが効果的に抑制されている。
なお、パターン91間のパターン保護液30の液面高さが大きいほど、当該パターン91間に働く、表面張力による応力が大きくなる。一方、パターン91間のパターン保護液30の液面高さが大きいほど、パターン91の側面に付着したイオン性界面活性剤Sのうち、帯電したものが多い。すなわち、パターン91間のパターン保護液30の液面高さが大きいほど、当該パターン91間に働く静電斥力が大きくなる。反対に、パターン91間のパターン保護液30の液面高さが小さいほど、当該パターン91間に働く、表面張力による応力と、静電斥力とは小さくなる。
このように、パターン保護液30の液面高さに従って、表面張力による応力と、静電斥力とが対応した大小関係を有することにより、乾燥工程におけるパターン倒れが、より効果的に抑制されている。
また、表面張力による応力に起因して、隣り合うパターン91同士が接近した場合、隣り合うパターン91の壁面同士の距離が小さくなるため、当該壁面に付着したイオン性界面活性剤S同士の距離が小さくなる。同極に帯電したイオン性界面活性剤S同士の距離が小さくなると、イオン性界面活性剤S間の静電斥力による反発力が大きくなる。したがって、表面張力による応力に起因して、隣り合うパターン91同士が接近しても、当該パターン91間に働く静電斥力が大きくなることにより、パターン倒れが抑制される。
半導体ウエハ9の乾燥が完了すると、基板乾燥装置1は、第2開閉弁44を閉鎖し、乾燥用ノズル41からの乾燥気体40の吐出を停止する。
その後、基板乾燥装置1は、第3開閉弁54を開放する。これにより、酸素供給口521からチャンバ11内へ酸素が供給される。チャンバ11内の酸素濃度が所定の濃度以上に達した後、基板乾燥装置1は、UVランプ51の照射を開始する。これにより、イオン性界面活性剤Sが半導体ウエハ9から脱離する(ステップS104)。
UVランプ51から半導体ウエハ9の表面付近の酸素に紫外線が照射されると、オゾンが生成される。また、UVランプ51から半導体ウエハ9の表面に紫外線が照射されると、半導体ウエハ9の表面に付着したイオン性界面活性剤Sが分解され、半導体ウエハ9の表面からイオン性界面活性剤Sが脱離する。また、同時に、オゾンから分離した活性酸素が、イオン性界面活性剤Sと化学的に結合し、イオン性界面活性剤Sは、二酸化炭素や水などの揮発性物質に分解される。
半導体ウエハ9の上面のイオン性界面活性剤Sが脱離されると、基板乾燥装置1は、UVランプ51の照射を停止する。その後、基板乾燥装置1は、回転機構23の動作を停止させ、ベース部21および半導体ウエハ9の回転を停止する。
最後に、基板乾燥装置1は、チャンバ11の搬入出口を開放し、所定の搬送機構によって、半導体ウエハ9をチャンバ11の外部へ搬出する(ステップS105)。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。以下の変形例に係る各図では、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号が付されている。また、同一の符号が付された構成については、説明を省略する。
<3−1.変形例1>
図7は、変形例1に係る基板乾燥装置1aの構成を示した縦断面図である。図7の例では、基板乾燥装置1aは、pH調節液供給部7aをさらに有する。他の構成については、上記の実施形態と同様である。
pH調節液供給部7aは、pH調節液供給ノズル71aと、第4配管72aと、pH調節液供給源73a、および第4開閉弁74aを有する。pH調節液供給ノズル71aは、半導体ウエハ9の上面に、pH調節液70aを吐出するためのノズルである。pH調節液供給ノズル71aは、第4給配管72aを介して、pH調節液供給源73aと流路接続されている。また、第4配管72aの経路途中には、第4開閉弁74aが介挿されている。このため、第4開閉弁74aを開放すると、pH調節液供給源73aから第4配管72aを通ってpH調節液供給ノズル71aに、pH調節液70aが供給される。そして、pH調節液供給ノズル71aから半導体ウエハ9の上面に、pH調節液70aが吐出される。
続いて、変形例1の基板乾燥装置1aを用いた基板乾燥処理について、説明する。図8は、変形例1における基板乾燥処理の流れを示したフローチャートである。図9は、変形例1におけるパターン保護液供給工程の様子を、模式的に示した図である。図10は、変形例1におけるpH調節液供給工程の様子を、模式的に示した図である。図11は、変形例1における乾燥工程の様子を、模式的に示した図である。
この変形例1では、まず、基板乾燥装置1aが、半導体ウエハ9をチャンバ11内に搬入し、半導体ウエハ9が保持部2に保持される(ステップS201)。次に、図9に示すように、半導体ウエハ9の表面に、パターン保護液30aが供給される(ステップS202)。
変形例1のパターン保護液30aに含まれるイオン性界面活性剤Sは、分子量1,200のポリエチレンイミン(PEI)系界面活性剤である。ポリエチレンイミン系界面活性剤は、水溶液中で親水基が正に帯電する、カチオン(陽イオン)型界面活性剤である。パターン保護液30aは、イオン性界面活性剤Sを純水に溶解させた水溶液である。このため、パターン保護液30aは、pH7前後の中性となっている。また、イオン性界面活性剤Sの親水基は正に帯電している。
一方、変形例1の半導体ウエハ9は、デバイス面の表面がSiOの皮膜で覆われている。SiO表面のゼータ電位は、例えば、ウルトラクリーンULSI技術(アドバンストエレクトロニクスシリーズ)p162〜164(大見忠弘、1995)に記載のように、pH5付近において正負が転じる。pH5より酸性側、すなわち、pH5未満においてSiO表面のゼータ電位は正となり、pH5よりアルカリ性側、すなわち、pH5以上においてSiO表面のゼータ電位は負となる。
したがって、本実施形態のパターン保護液30aはpH7前後であるため、パターン保護液30aが半導体ウエハ9に接触している時、半導体ウエハ9の表面のゼータ電位は負となる。イオン性界面活性剤Sは正に帯電しているため、半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30aを接触させると、イオン性界面活性剤Sが半導体ウエハ9に引きつけられ、イオン性界面活性剤Sが半導体ウエハ9の表面に効率よく付着する。
イオン性界面活性剤Sが半導体ウエハ9の表面に付着することにより、半導体ウエハ9の表面に形成されたパターン91のそれぞれは、正に帯電する。これにより、隣り合うパターン91間に、図9中に白抜き矢印で示すように、静電斥力が働く。
なお、ステップS2において、半導体ウエハ9およびパーティクル91のゼータ電位が負であることにより、イオン性界面活性剤Sの親水基の有する正電荷が一部打ち消される。しかしながら、半導体ウエハ9の表面に付着するイオン性界面活性剤Sの電荷量が、ゼータ電位を上回るため、隣り合うパターン91の間には正の静電斥力が働く。
半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30aが供給された後、基板乾燥装置1aは、第1開閉弁34を閉鎖し、パターン保護液供給ノズル31からのパターン保護液30aの吐出を停止する。
続いて、基板乾燥装置1aは、第4開閉弁74aを開放する。これにより、図10に示すように、pH調節液供給ノズル71aから半導体ウエハ9の上面に、pH調節液70aが吐出される(ステップS203)。
本実施形態のpH調節液70aは、pH5未満の炭酸水である。このため、半導体ウエハ9の表面にpH調節液70aが接触すると、半導体ウエハ9のゼータ電位は正となる。これにより、半導体ウエハ9のゼータ電位と、イオン性界面活性剤Sの電荷との双方が正となるため、半導体ウエハ9に形成されたパターン91間の静電斥力がさらに増す。
なお、pH調節液70aがpH5前後であってもよい。この場合、半導体ウエハ9のゼータ電位はおよそゼロとなる。これにより、イオン性界面活性剤Sの電荷を打ち消すゼータ電位がゼロとなるため、半導体ウエハ9に形成されたパターン91間の静電斥力が増す。
半導体ウエハ9の上面全体にpH調節液70aが供給された後、基板乾燥装置1aは、第4開閉弁74aを閉鎖し、pH調節液供給ノズル71aからのpH調節液70aの吐出を停止する。
続いて、基板乾燥装置1aは、半導体ウエハ9に対して、スピン乾燥を行う(ステップS204)。pH調節液70aの乾燥が進行し、pH調節液70aの液面がパターン91の上部よりも低くなると、図11中に黒塗り矢印で示すように、表面張力による応力が発生する。これにより、隣り合うパターン91間に、互いに接近する方向の応力が働く。一方、パターン91の表面に付着したイオン性界面活性剤Sは、pH調節液70aと接触していないものは正に帯電しており、pH調節液70aと接触していないものは正に帯電していない。すなわち、pH調節液70aの液面よりも下方に付着しているイオン性界面活性剤Sは、正に帯電している。これにより、pH調節液70aの液面の下方において、隣り合うパターン同士の間に、図11中に白抜き矢印で示すように、互いに反発する方向の静電斥力が働く。したがって、表面張力による応力が、静電斥力によって打ち消される。
このように、イオン性界面活性剤Sがパターン91の表面に付着していることにより、表面張力による応力が静電斥力によって打ち消される。そのため、乾燥工程におけるパターン倒れが効果的に抑制されている。
乾燥工程が終了すると、基板乾燥装置1aは、脱離工程を開始する。これにより、イオン性界面活性剤Sが半導体ウエハ9から脱離する(ステップS205)。半導体ウエハ9の上面のイオン性界面活性剤Sが脱離されると、基板乾燥装置1aは、脱離工程を終了する。その後、基板乾燥装置1aは、回転機構23の動作を停止させ、ベース部21および半導体ウエハ9の回転を停止する。
最後に、基板乾燥装置1aは、チャンバ11の搬入出口を開放し、所定の搬送機構によって、半導体ウエハ9をチャンバ11の外部へ搬出する(ステップS206)。
変形例1では、半導体ウエハ9に接触する液体のpHを調節することにより、半導体ウエハ9のゼータ電位を変化させることができる。半導体ウエハ9のゼータ電位を、イオン性界面活性剤Sと異極から同極に変化させることにより、イオン性界面活性剤Sを半導体ウエハ9に効率よく付着させ、その後、パターン91間に生じる静電斥力を大きくすることができる。その結果、乾燥工程におけるパターン倒れをより効果的に抑制できる。
<3−2.変形例2>
上記の変形例1では、イオン性界面活性剤はカチオン型界面活性剤であったが、本発明はこれに限られない。イオン性界面活性剤は、水溶液中で親水基が負に帯電するアニオン(陰イオン)型界面活性剤であってもよい。変形例2では、変形例1と同様の基板乾燥装置1aを用いて、イオン性界面活性剤にアニオン型界面活性剤を使用する場合について図12から図14を参照しつつ、説明する。
図12は、変形例2におけるパターン保護液供給工程の様子を、模式的に示した図である。変形例2では、パターン保護液30bに含まれるイオン性界面活性剤Sbは、分子量10,000以下のポリカルボン酸系のアニオン型界面活性剤である。パターン保護液30aは、イオン性界面活性剤SbをpH5未満の炭酸水に溶解させた水溶液である。このため、パターン保護液30bは、酸性であり、pH5未満となっている。また、イオン性界面活性剤Saの親水基は負に帯電している。
一方、パターン保護液30bがpH5未満であるため、パターン保護液30bが半導体ウエハ9に接触すると、半導体ウエハ9のゼータ電位は正となり、イオン性界面活性剤Sbが半導体ウエハ9に引きつけられる。したがって、イオン性界面活性剤Sbが半導体ウエハ9の表面に効率よく付着する。
イオン性界面活性剤Sbが半導体ウエハ9の表面に付着することにより、半導体ウエハ9の表面は、それぞれ負に帯電する。半導体ウエハ9に形成されたパターン91のそれぞれが同極に帯電すると、パターン91同士の間に静電斥力が働く。したがって、隣り合うパターン91の間に反発力が発生する。
半導体ウエハ9の上面全体にパターン保護液30bが供給され、イオン性界面活性剤Sbが半導体ウエハ9の表面に付着した後、半導体ウエハ9の上面に、pH調節液70bが供給される。図13は、変形例2におけるpH調節液供給工程の様子を、模式的に示した図である。
変形例2では、pH調節液70bは、pH7の純水である。このため、半導体ウエハ9の表面にpH調節液70bが接触すると、半導体ウエハ9のゼータ電位が負に転じる。これにより、半導体ウエハ9のパターン91間の静電斥力が増す。すなわち、パターン91間の反発力が増す。なお、pH調節液70bとして、純水に代えて、pH7前後の中性の水溶液を用いてもよい。
図14は、変形例2における乾燥工程の様子を、模式的に示した図である。図13に示すpH調節液供給工程に続いて、基板乾燥装置1bは、半導体ウエハ9に対して、スピン乾燥を行う。
pH調節液70bの乾燥が進行し、pH調節液70bの液面がパターン91の上部よりも低くなると、図14中に黒塗り矢印で示すように、表面張力による応力が発生する。これにより、隣り合うパターン91間に、互いに接近する方向の応力が働く。一方、パターン91の表面に付着したイオン性界面活性剤Sbは、pH調節液70bと接触しているものは負に帯電しており、pH調節液70bと接触していないものは負に帯電していない。すなわち、pH調節液70bの液面よりも下方に付着しているイオン性界面活性剤Sbは、負に帯電している。同時に、パターン91の表面のうち、pH調節液70bと接触している部分はゼータ電位が負となっている。これにより、pH調節液70bの液面の下方において、隣り合うパターン同士の間に、図14中に白抜き矢印で示すように、互いに反発する方向の静電斥力が働く。したがって、表面張力による応力が、静電斥力によって打ち消される。このように、イオン性界面活性剤Sbがパターン91の表面に付着していることにより、表面張力による応力が静電斥力によって打ち消される。そのため、乾燥工程におけるパターン倒れが効果的に抑制されている。
このようにすれば、イオン性界面活性剤がアニオン型界面活性剤の場合であっても、パターン91間に反発力が生じた状態で乾燥工程を行うことにより、パターン倒れを抑制させることができる。
なお、本発明は、乾燥対象たる基板が、SiOの表面を有する半導体ウエハに限られない。上記の変形例1および変形例2では、半導体ウエハの表面がSiOであったため、イオン性界面活性剤がカチオン型の場合は、パターン保護液にpHが5より大きい水溶液、pH調節液にpH5以下の水溶液を使用している。また、イオン性界面活性剤がアニオン型の場合は、パターン保護液にpH5以下の水溶液、pH調節液にpH5より大きい純水または水溶液を使用している。これは、SiOのゼータ電位がpH5付近で正負反転するためである。パターン保護液およびpH調節液は、上記の例に限らず、乾燥対象たる基板のゼータ電位のpH依存性を考慮して選択すればよい。
<3−3.その他の変形例>
図15は、一変形例に係る基板乾燥装置1cの構成を示した縦断面図である。図15の例の基板乾燥装置1cは、半導体ウエハ9の表面を加熱乾燥する乾燥手段として、乾燥気体供給部に代えて、加熱部4cを有する。加熱部4cは、半導体ウエハ9の表面を加熱する第1加熱機構である。
図15の例では、加熱部4cは、加熱用ノズル41c、第2配管42c、加熱用気体供給源43c、第2開閉弁44c、および、ヒータ45cを有する。加熱用ノズル41cは、保持部2に保持された半導体ウエハ9の上面に、加熱気体を吹き付けるためのノズルである。図15の例の加熱用気体は、窒素ガスである。なお、加熱用気体には、他の不活性ガス等が用いられてもよい。
加熱用ノズル41cは、第2配管42cを介して、加熱用気体供給源43cと流路接続されている。第2配管42cの経路途中には、ヒータ45cおよび第2開閉弁44cが介挿されている。このため、第2開閉弁44cを開放すると、加熱気体供給源44cから供給され、ヒータ45cにて加熱された加熱気体が、第2配管42cを通って加熱用ノズル41cに供給される。半導体ウエハ9の乾燥工程では、保持部2により半導体ウエハ9を略水平に保持しつつ回転させながら、加熱用ノズル41cから半導体ウエハ9の上面に、加熱された気体が吹き付けられる。これにより、半導体ウエハ9の上面に付着した液体が除去される。
なお、乾燥工程では、半導体ウエハ9の加熱は、半導体ウエハ9の上面に付着した液体が沸騰しない程度の温度で行う。図15の例では、例えば、乾燥用ノズル41から吐出される乾燥気体の温度が80℃となるように、ヒータ45cの出力が調節される。
図16は、一変形例に係る基板乾燥装置1dの構成を示した縦断面図である。図16の例の基板乾燥装置1dは、図15の例と同様に、半導体ウエハ9の表面を加熱乾燥する乾燥手段である、加熱部4dを有する。また、基板乾燥装置1dは、更に、減圧機構8dを有する。
加熱部4dは、図15の例と同様に、半導体ウエハ9の表面を加熱乾燥する、第1加熱機構である。また、図16の例では、基板乾燥装置1dは、半導体ウエハ9の表面からイオン性界面活性剤を脱離させる脱離手段が、UVオゾン処理装置である脱離処理部に代えて、加熱部4dおよび減圧機構8dにより実現されている。すなわち、加熱部4dは、脱離手段を構成する第2加熱機構も兼ねている。このように、図16の例では、乾燥手段である第1加熱機構と、脱離手段を構成する第2加熱機構とが、1つの加熱部4dにより実現されている。
加熱部4dは、加熱用ノズル41d、第2配管42d、加熱用気体供給源43d、第2開閉弁44d、およびヒータ45dを有する。加熱用ノズル41dは、半導体ウエハ9の上面に、加熱された加熱用気体を吐出するためのノズルである。加熱用ノズル41dは、第2配管42dを介して、加熱用気体供給源43dと流路接続されている。また、第2配管42dの経路途中には、ヒータ45dおよび第2開閉弁44dが介挿されている。加熱用気体には、例えば、窒素ガスなどの不活性ガスが用いられる。
乾燥工程において、第2開閉弁44dを開放すると、加熱気体供給源44dから供給され、ヒータ45dにて加熱された加熱気体が、第2配管42dを通って加熱用ノズル41dに供給される。保持部2により半導体ウエハ9を略水平に保持しつつ回転させながら、加熱用ノズル41dから半導体ウエハ9の上面に、加熱された気体が吹き付けられる。これにより、半導体ウエハ9の上面に付着した液体が、除去される。
なお、乾燥工程では、半導体ウエハ9の加熱は、半導体ウエハ9の上面に付着した液体が沸騰しない程度の温度で行う。例えば、乾燥用ノズル41から吐出される乾燥気体の温度が80℃となるように、ヒータ45dの出力が調節される。
脱離工程では、まず、減圧機構8dは、チャンバ11内の雰囲気を外部へ排出し、チャンバ11内を減圧する。減圧機構8dは、排気管81dおよび減圧ポンプ82dを有する。排気管81dは、一端がチャンバ11dの内部空間に接続され、他端に排気口811dを有する。排気管81dの経路途中には、減圧ポンプ82dが接続されている。減圧ポンプ82dを駆動させると、チャンバ11dの内部の雰囲気が排気管81dを介して排気口811dから排出される。これにより、チャンバ11d内の雰囲気が減圧される。
所定時間、チャンバ11d内の減圧を行った後、チャンバ11d内を減圧しつつ、第2開閉弁44dを開放すると、加熱用気体供給源43dから第2配管42dを通って、ヒータ45dにて加熱された加熱用気体が、加熱用ノズル41dに供給される。これにより、加熱用ノズル41dから半導体ウエハ9の上面に、加熱された加熱用気体が吐出され、半導体ウエハ9の上面が加熱される。
固体表面に付着している物質は、固体表面の温度を上げるに従い、付着力の弱いものから順次脱離する性質がある。このため、半導体ウエハ9の上面が加熱されると、半導体ウエハ9に付着したイオン性界面活性剤が、脱離する。半導体ウエハ9の表面から脱離し、チャンバ11d内の雰囲気中に浮遊したイオン性界面活性剤は、チャンバ11内の雰囲気とともに、排気口811dから排出される。チャンバ11d内を減圧しつつイオン性界面活性剤を脱離させることにより、脱離したイオン性界面活性剤が再付着されることが、抑制される。このように、脱離手段が加熱機構および減圧機構であっても、半導体ウエハ9に付着したイオン性界面活性剤を除去できる。
図16の例では、加熱用ノズル41dから吐出される加熱用気体は、450℃前後である。脱離工程において、半導体ウエハ9は、400℃以上に加熱されることが望ましい。そうすると、半導体ウエハ9に付着したイオン性界面活性剤が、効率よく脱離できる。
図15の例および図16の例において、第1加熱機構および第2加熱機構は、加熱した気体を半導体ウエハの表面に供給する加熱部であったが、本発明はこれに限られない。第1加熱機構および第2加熱機構、またはその一方は、異なる構成を有する加熱機構によって実現されてもよい。例えば、第1加熱機構および第2加熱機構は、保持部2のベース部21を加熱するヒータであってもよい。
図17は、一変形例に係る基板乾燥装置1eの構成を示した縦断面図である。図17の例では、UVオゾン処理装置である脱離処理部に代えて、オゾン供給部5eにより脱離手段が構成される。
オゾン供給部5eは、オゾン供給ノズル55e、オゾン供給配管56e、オゾン発生装置57e、およびオゾン供給用開閉弁58eを有する。オゾン供給ノズル55eは、保持部2に保持された半導体ウエハ9の上面に、オゾンガスを含む気体を吐出するためのノズルである。
オゾン供給ノズル55eは、オゾン供給配管56eを介して、オゾン発生装置57eと流路接続されている。また、オゾン供給配管56eの経路途中には、オゾン供給用開閉弁58eが介挿されている。このため、オゾン供給用開閉弁58eを開放すると、オゾン発生装置57eからオゾン供給配管56eを通ってオゾン供給ノズル55eに、オゾンを含む気体が吐出される。
脱離工程において、基板乾燥装置1eは、オゾン供給用開閉弁58eを開放し、オゾン供給ノズル55eから半導体ウエハ9の上面にオゾンを含む気体を吐出する。これにより、オゾンから分離した活性酸素が、半導体ウエハ9の表面に付着したイオン性界面活性剤と科学的に結合する。そして、イオン性界面活性剤は、二酸化炭素や水などの揮発性物質に分解される。
図16の例や図17の例のように、本発明の基板乾燥装置における脱離手段は、UVオゾン処理部に代えて、半導体ウエハに付着したイオン性界面活性剤を脱離させる構成であれば、加熱機構やオゾン供給部や、その他の構成により実現されてもよい。
また、上記の実施形態または変形例では、パターン保護液供給源、乾燥気体供給源、酸素供給源、加熱用気体供給源、およびオゾン発生装置が、基板乾燥装置の一部であったが、これらの供給源には、工場内のユーティリティ設備を利用してもよい。
また、上記の実施形態や変形例の基板乾燥装置は、単一のチャンバ内において半導体ウエハの乾燥処理を行っていたが、本発明の基板乾燥装置は、このようなチャンバを複数備え、複数枚の半導体ウエハを、複数のチャンバにおいて並列に処理できるものであってもよい。
また、上記の基板乾燥装置は、半導体ウエハの製造工程に用いられるものであったが、本発明の基板乾燥装置および基板乾燥方法は、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板などの他の精密電子装置用基板を、処理対象とするものであってもよい。
また、基板乾燥装置の細部の構成については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1a,1b,1c,1d,1e 基板乾燥装置
2 保持部
3 パターン保護液供給部
4 乾燥気体供給部
4c,4d 加熱部
5 脱離処理部
5e オゾン供給部
6 排液捕集部
7a pH調節液供給部
8d 減圧機構
9 半導体ウエハ
10 制御部
11,11d チャンバ
21 ベース部
22 チャックピン
23 回転機構
30,30a,30b パターン保護液
31 パターン保護液供給ノズル
40 乾燥気体
41 乾燥用ノズル
41c,41d 加熱用ノズル
45c,45d ヒータ
51 UVランプ
55e オゾン供給ノズル
57e オゾン発生装置
91 パターン
70a,70b pH調節液
71a pH調節液供給ノズル
S,Sa,Sb イオン性界面活性剤

Claims (21)

  1. 基板に付着した処理液を除去するための基板乾燥装置において、
    処理液が付着した基板の表面に、極性を持つ高分子を含むパターン保護液を供給する、パターン保護液供給部と、
    前記高分子が付着した前記基板の表面から液体を除去する、乾燥手段と、
    前記高分子を前記基板から脱離させる、脱離手段と、
    を備える基板乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の基板乾燥装置において、
    前記高分子は、イオン性界面活性剤である基板乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の基板乾燥装置において、
    前記イオン性界面活性剤は、分子量10,000以下である基板乾燥装置。
  4. 請求項3に記載の基板乾燥装置において、
    前記イオン性界面活性剤は、分子量1,200以下である基板乾燥装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記イオン性界面活性剤は、
    ポリエチレンイミン(PEI)系、
    ウレタン系、
    ポリカルボン酸系、
    アクリル樹脂系、
    チオール系、
    あるいは、
    シラン系、
    のいずれかの界面活性剤からなる基板乾燥装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記処理液と、前記パターン保護液の溶媒とは、同一の物質である基板乾燥装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記パターン保護液供給部は、前記パターン保護液を供給することにより、前記基板に付着した前記処理液を、前記パターン保護液に置換する、基板乾燥装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記基板を略水平に保持しつつ回転させる、保持部
    をさらに備える基板乾燥装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記乾燥手段は、前記基板の表面に対して乾燥気体を供給する、乾燥気体供給部
    を有する基板乾燥装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記乾燥手段は、前記基板の表面を加熱する第1加熱機構を有する基板乾燥装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記脱離手段は、
    前記基板の表面に紫外線を照射する、UV照射部と、
    前記基板の周辺に酸素ガスを供給する、酸素供給部と、
    を有する基板乾燥装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記脱離手段は、前記基板の表面を加熱する第2加熱機構を有する基板乾燥装置。
  13. 請求項12に記載の基板乾燥装置において、
    前記第2加熱機構は、前記基板の表面を400℃以上に加熱する基板乾燥装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の基板乾燥装置において、
    前記脱離手段は、前記基板を内部に収容するチャンバ内を減圧する減圧機構をさらに有する基板乾燥装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載の基板乾燥装置において、
    前記基板上に付着した液体のpHを調節するpH調節液を供給する、pH調節液供給部
    をさらに備える基板乾燥装置。
  16. 基板に付着した処理液を除去するための基板乾燥方法において、
    a)処理液が付着した基板の表面に、極性を持つ高分子を含むパターン保護液を供給する、パターン保護液供給工程と、
    b)前記工程a)の後で、前記基板の表面に付着した液体に対して乾燥処理を行う、乾燥工程と、
    c)前記工程b)の後で、前記基板の表面に付着した前記高分子を脱離させる、脱離工程と、
    を備える基板乾燥方法。
  17. 請求項16に記載の基板乾燥方法において、
    前記工程a)において供給される前記高分子は、イオン性界面活性剤である基板乾燥方法。
  18. 請求項17に記載の基板乾燥方法において、
    前記イオン性界面活性剤は、分子量10,000以下である基板乾燥方法。
  19. 請求項18に記載の基板乾燥方法において、
    前記イオン性界面活性剤は、分子量1,200以下である基板乾燥方法。
  20. 請求項17から請求項19までのいずれかに記載の基板乾燥方法において、
    前記イオン性界面活性剤は、水溶液中で親水基が正に帯電するカチオン型界面活性剤であり、
    前記工程a)において、前記基板の表面に、中性の前記パターン保護液を供給し、
    かつ、
    d)前記工程a)と前記工程b)との間において、前記基板の表面に酸性のpH調節液を供給する、pH調節液供給工程
    をさらに備える、基板乾燥方法。
  21. 請求項17から請求項19までのいずれかに記載の基板乾燥方法において、
    前記イオン性界面活性剤は、水溶液中で親水基が負に帯電するアニオン型界面活性剤であり、
    前記工程a)において、前記基板の表面に、酸性の前記パターン保護液を供給し、
    かつ、
    d)前記工程a)と前記工程b)との間において、前記基板の表面に中性のpH調節液を供給する、pH調節液供給工程
    をさらに備える、基板乾燥方法。
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