しかしながら、スリープモードやオフモードへの移行のため複雑な処理を行う。本電子装置は、簡単に消費電力を削減することを目的とする。
本発明は、表示部と、外部から入力された画像信号により前記表示部に画像を表示する表示制御部と、交流電力を第1電圧の第1電力に変換し前記表示部に供給する第1電源部と、前記画像信号に基づき、前記第1電源部に供給される前記交流電力を遮断する遮断部と、前記交流電力を第2電圧の第2電力に変換し前記表示制御部および前記遮断部に供給する第2電源部と、を具備することを特徴とする電子装置である。本発明によれば、簡単に表示部の消費電力を削減することができる。
上記構成において、前記表示制御部が前記画像信号を受信できない場合、前記遮断部は前記交流電力を遮断する構成とすることができる。
上記構成において、前記画像信号によらず前記第2電源部に交流電力が供給される構成とすることができる。
上記構成において、前記遮断部は、リレー回路とリレー回路制御部を含み、前記リレー回路制御部が、前記リレー回路にセット信号を送信すると、前記リレー回路は、前記交流電力を前記第1電源部に供給する状態を保持し、前記リレー回路制御部が、前記リレー回路にリセット信号を送信すると、前記リレー回路は、前記第1電源部に供給される前記交流電力を遮断する状態を保持する構成とすることができる。
上記構成において、前記リレー回路制御部は、前記第1電源部の出力を監視し、前記リレー回路に前記セット信号を送信したにもかかわらず前記第1電源部から前記第1電力が出力されなくなった場合、前記リレー回路にセット信号を送信し、前記リレー回路に前記リセット信号を送信したにもかかわらず前記第1電源部から前記第1電力が出力された場合、前記リレー回路にリセット信号を送信する構成とすることができる。
上記構成において、前記リレー回路制御部は、前記リレー回路に前記セット信号を送信する場合、定期または不定期に前記セット信号を送信し、前記リレー回路に前記リセット信号を送信する場合、定期または不定期に前記リセット信号を送信する構成とすることができる。
上記構成において、複数のサーバの一つを選択し、前記選択されたサーバが出力する画像信号を前記表示制御部に送信する選択部を具備し、前記複数のサーバの少なくとも一つが前記選択部に第3電力を供給し、前記第3電力が不安定となった場合、前記第2電源部は前記第2電力を前記選択部に供給する構成とすることができる。
上記構成において、前記選択部に供給される電力が前記第2電力から前記第3電力に切り換わった後、所定時間経過後に前記選択部に供給されている電力の状態を監視し、前記選択部に供給されている電力が不安定な場合、前記選択部に供給している電力を前記第3電力から前記第2電力に切り換える制御部を具備する構成とすることができる。
本発明は、複数のサーバの一つを選択し、選択されたサーバから受信した画像信号を表示装置に送信し、入力装置から受信した入力信号を前記選択されたサーバに送信する選択部と、交流電力を変換電力に変換する電源部と、前記複数のサーバの少なくとも一つから受信電力を受信する電力受信部と、前記変換電力と前記受信電力とのいずれか一方を選択し、前記選択部に供給する制御部と、を具備することを特徴とする電子装置である。本発明によれば、電子装置の電力を削減することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記受信電力を前記選択部に供給している場合に前記受信電力が不安定となった場合、前記変換電力を前記選択部に供給する構成とすることができる。
上記構成において、前記制御部は、前記選択部に供給する電力を前記変換電力から前記受信電力に切り換えた後、所定時間経過後に前記選択部に供給されている電力の状態を監視し、前記選択部に供給されている電力が不安定な場合、前記選択部に供給している電力を前記受信電力から前記変換電力に切り換える構成とすることができる。
上記構成において、前記制御部は、前記選択部に供給されている電力の電圧が所定の範囲外の場合、前記選択部に供給している電力を前記受信電力から前記変換電力に切り換える構成とすることができる。
上記構成において、複数のサーバの一つを選択し、前記選択されたサーバが出力する画像信号を前記表示制御部に送信する選択部を具備し、前記第1電源部が前記選択部に前記第1電力を供給し、前記第2電源部は前記選択部に電力を供給しない構成とすることができる。
上記構成において、前記第1電力を、第4電圧の第4電力に変換し、前記選択部に前記第4電力を供給する電力変換部を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記電力変換部は絶縁型DC−DCコンバータである構成とすることができる。
上記構成において、前記遮断部はフォトカップラを介し前記第1電力を監視する構成とすることができる。
上記構成において、前記電子装置はドロワ型電子装置である構成とすることができる。
本電子装置によれば、簡単に消費電力を削減することができる。
以下、図面を参照し、実施例について説明する。
実施例1は、国際エネルギースター規格に適合したドロワの例である。図1は、実施例1に係る電子装置のブロック図である。電子装置100は、本体部90および電源部92を備えている。本体部90は、表示部10、表示制御部12、キーボード16、マウス18およびKM制御部14を備えている。表示制御部12は、表示部10を制御する。例えば、サーバ50等の外部からの画像信号Vに基づき表示部10に表示する画像を制御する。また、画像信号Vを一定時間受信できない場合、ON/OFF信号をOFFにする。KM制御部14は、キーボード16およびマウス18からの信号をキーボード信号Kおよびマウス信号Mとしてサーバ50に出力する。電子装置100は、例えばドロワであり、ラック中に収納されている。ドロワを引き出すことにより、表示部10、キーボード16およびマウス18を用い、電子装置100に接続されたサーバ50を操作することができる。表示部10は例えば液晶表示部である。マウス18は、他のポインティングデバイスでもよい。例えばタッチパネルでもよい。
電源部92は、第1電源部20、第2電源部22および遮断部28を備えている。第1電源部20は、交流電源部30から供給される交流電力ACを第1電圧の第1電力DC1(例えば直流)に変換し、表示部10に供給する。第1電圧は例えば12Vである。表示部10においては、第1電力DC1が直流の場合、第1電力DC1がインバータにより交流に変換される。変換された交流電力は、バックライトの蛍光管に供給される。例えば、バックライトがLED(Light Emitting Device)の場合、直流の第1電力DC1をバックライトに供給してもよい。第2電源部22は交流電源部30から供給される交流電力ACを第2電圧の第2電力DC2(例えば直流)に変換し遮断部28に供給する。遮断部28は、リレー回路24とリレー回路制御部26を備えている。遮断部28は、表示制御部12からのON/OFF信号に基づき、第1電源部20に供給される交流電力を遮断する。第2電源部22は、第2電力DC2を、リレー回路制御部26に供給する。リレー回路制御部26は、第2電力DC2を表示制御部12とリレー回路24とに供給する。リレー回路制御部26は、第2電力DC2をKM制御部14に供給してもよい。また、第2電源部22は、リレー回路制御部26を介さず、第2電力DC2を表示制御部12に供給してもよい。リレー回路制御部26は、ON/OFF信号に基づき、リレー回路24にセット信号SETおよびリセット信号RESETを出力する。なお、ON/OFF信号は、リレー回路24の制御以外にも、画像信号Vの有無を表示する表示灯のオン/オフに用いてもよい。
図2は、表示制御部の処理を示すフローチャートである。表示制御部12は、サーバ50からの画像信号Vが一定期間以上受信されているか判断する(ステップS10)。Yesの場合、表示制御部12は、ON/OFF信号をONとする(ステップS12)。例えば、本体部90の電源スイッチが投入されている場合、表示制御部12は、ON/OFF信号をONとする。Noの場合、表示制御部12は、ON/OFF信号をOFFとする(ステップS14)。例えば、本体部90の電源スイッチが押下され、電子装置100が、電源オフモード、待機モードまたはスリープモードの場合、表示制御部12は、ON/OFF信号をOFFとする。
次に、リレー回路制御部26の処理を説明する。リレー回路24は、例えばラッチ回路である。リレー回路制御部26が、リレー回路24にセット信号SETを送信すると、リレー回路24は、交流電力ACを第1電源部20に供給する状態を保持する。リレー回路制御部26が、リレー回路24にリセット信号RESETを送信すると、リレー回路24は、第1電源部20に供給される交流電力ACを遮断する状態を保持する。
図3(a)および図3(b)は、各信号のタイミングチャートである。図3(a)は、電源が投入された際の交流電力AC、セット信号SET、リセット信号RESET、第1電力DC1のタイミングチャートである。図3(a)を参照し、交流電力ACはオフされており、セット信号SETおよびリセット信号RESETはオフである。第1電力DC1は0Vである。交流電力ACが投入されると、第2電源部22が第2電力DC2をリレー回路制御部26に供給する。交流電力ACが投入されたから期間RST後、リレー回路制御部26はリセット信号RESETをリレー回路24に送信する(例えば、リセット信号をハイとする)。リセット信号RESETは期間T3(例えば20m秒)の間ハイとなる。これにより、リレー回路24は、第1電源部20に供給される交流電力ACを遮断する。よって、第1電力DC1は表示部10に供給されない。
図3(b)は、リレー回路制御部26の基本動作におけるON/OFF信号、セット信号SET、リセット信号RESET、第1電力DC1のタイミングチャートである。図4は、リレー回路制御部26の処理を示すフローチャートである。図4を参照し、リレー回路制御部26は、ON/OFF信号を受信する(ステップS20)。リレー回路制御部26は、ON/OFF信号が一定期間以上ONか判断する(ステップS22)。Yesの場合、リレー回路制御部26は、セット信号SETをリレー回路24に送信する(ステップS24)。その後終了し、ステップS20に戻る。ステップS22においてNoの場合、リレー回路制御部26は、ON/OFF信号が一定期間以上OFFか判断する(ステップS26)。Yesの場合、リレー回路制御部26は、リセット信号RESETをリレー回路24に送信する(ステップS28)。その後終了し、ステップS20に戻る。ステップS26においてNoの場合、終了しステップS20に戻る。
図3(b)を参照に、ON/OFF信号がオンになって期間T1(例えば100m秒)経過すると、リレー回路制御部26は、セット信号SETを送信する(例えば、セット信号を期間T3の間ハイとする)。これにより、表示部10に第1電力DC1が供給される。ON/OFF信号がオフになって期間T1(例えば100m秒)経過すると、リレー回路制御部26は、リセット信号RESETを送信する(例えば、リセット信号を期間T3の間ハイとする)。これにより、表示部10には第1電力DC1が供給されない。ON/OFF信号がオンになって期間T1経過する前にON/OFF信号がオフになった場合、リレー回路制御部26は、セット信号SETを送信しない。ON/OFF信号がオフになって期間T1経過する前にON/OFF信号がオンになった場合、リレー回路制御部26は、リセット信号RESETを送信しない。これにより、ノイズ等でON/OFF信号が一瞬オンまたはオフになった場合の誤動作を抑制できる。
リレー回路24は振動等で誤動作する場合がある。そこで、リレー回路24が誤動作した場合の処理について説明する。図5(a)は、リレー回路制御部の処理を示すフローチャート、図5(b)は各信号のタイミングチャートである。図5(a)のように、リレー回路制御部26は、セット信号SETをリレー回路24に送信する(ステップS40)。リレー回路制御部26は、第1電源部20の出力電圧をチェックする(ステップS42)。リレー回路制御部26は、第1電源部20の第1電力DC1が正常か判断する(ステップS44)。例えば、第1電源部20の第1電力DC1が一定時間以上低下していれば正常でないと判断する。ステップS44においてNoの場合、リレー回路制御部26は、リレー回路24にセット信号SETを送信する(ステップS46)。その後終了しステップS42に戻る。ステップS44においてYesの場合、終了しステップS42に戻る。
図5(b)は、チェック信号CHECK、ON/OFF信号、セット信号SET、リセット信号RESET、第1電力DC1のタイミングチャートである。図5(b)のように、ON/OFF信号がオンし期間T1後にセット信号SETが一定期間ハイとなる。第1電源部20は表示部10に第1電力DC1を供給する。何らかの原因(例えば振動等)により、第1電力DC1が低下すると、チェック信号CHECKがロー(例えば第1電力DC1の電圧が低下したことを示す)となる。一定期間T2(例えば20m秒)後、セット信号SETが一定期間ハイとなる。これにより、リレー回路24は交流電力ACを第1電源部20に接続する。第1電源部20は、第1電力DC1を表示部10に供給する。
図6(a)は、リレー回路制御部の処理を示すフローチャート、図6(b)は各信号のタイミングチャートである。図6(a)のように、リレー回路制御部26は、リセット信号RESETをリレー回路24に送信する(ステップS50)。リレー回路制御部26は、第1電源部20の出力電力をチェックする(ステップS52)。リレー回路制御部26は、第1電源部20の第1電力DC1が正常か判断する(ステップS54)。例えば、第1電源部20が一定時間以上電力を供給していれば正常でないと判断する。ステップS54においてNoの場合、リレー回路制御部26は、リレー回路24にリセット信号RESETを送信する(ステップS56)。その後終了しステップS52に戻る。ステップS54においてYesの場合、終了しステップS52に戻る。
図6(b)は、チェック信号CHECK、ON/OFF信号、セット信号SET、リセット信号RESET、第1電力DC1のタイミングチャートである。図6(b)のように、ON/OFF信号がオフし期間T1後にリセット信号RESETが一定期間ハイとなる。第1電源部20は表示部10に第1電力DC1を供給しない。何らかの原因(例えば振動等)により、第1電力DC1が供給されると、チェック信号CHECKがハイ(第1電力DC1が供給されていることを示す)となる。一定期間T2(例えば20m秒)後、リセット信号RESETが一定期間ハイとなる。これにより、リレー回路24は交流電力ACの第1電源部20への供給を遮断する。
以上のように、リレー回路制御部26は、第1電源部20の出力を監視し、リレー回路24にセット信号SETを送信したにもかかわらず第1電源部20から第1電力DC1が出力されなくなった場合、リレー回路24にセット信号SETを送信する。また、リレー回路24にリセット信号RESETを送信したにもかかわらず第1電源部20から第1電力DC1が出力された場合、リレー回路24にリセット信号RESETを送信する。これにより、リレー回路24が誤動作した場合であっても、リレー回路24を正常動作に復帰させることができる。
次に、リレー回路24の誤動作に対応した別の例を説明する。図7(a)および図7(b)は、各信号のタイミングチャートである。図7(a)のように、ON/OFF信号がオンになる。リレー回路制御部26はリレー回路24にセット信号SETを一定間隔Tsetで送信する。図7(b)のように、ON/OFF信号がオフになる。リレー回路制御部26はリレー回路24にリセット信号RESETを一定間隔Tresetで送信する。例えば、間隔Tsetが10秒、間隔Tresetが30分とすることができる。また、例えば、間隔Tsetが3秒、間隔Tresetが1分とすることができる。さらに、例えば、間隔Tsetが5秒、間隔Tresetが1分で5回繰り返し、その後は間隔Tresetを1時間とすることができる。このように、間隔TsetおよびTresetは任意に変更することができる。表示部10を使用する観点からは、間隔Tsetは間隔resetより短いことが好ましい。
以上のように、リレー回路制御部26は、リレー回路24にセット信号SETを送信する場合、定期または不定期にセット信号SETを送信することができる。また、リレー回路24にリセット信号RESETを送信する場合、定期または不定期にリセット信号RESETを送信することができる。これにより、リレー回路24の誤動作により、使用環境が悪化することを抑制できる。
実施例1によれば、交流電力ACを第1電圧の第1電力DC1に変換し表示部10に供給する第1電源部20と、交流電力を第2電圧の第2電力DC2に変換し表示制御部12および遮断部28に供給する第2電源部22と、が設けられている。遮断部28、は画像の状態に基づき、第1電源部20に供給される交流電力ACを遮断する。これにより、簡単に、表示部10の消費電力を削減できる。さらに、電圧を変換する第1電源部20に供給される交流電力ACを遮断することにより、消費電力をより削減することができる。表示部10の消費電力は、電子装置100のその他の構成の消費電力より大きい。また、表示部10に供給される第2電力DC2電圧は第1電力DC1の電圧より高い。よって、第1電源部20に供給される交流電力ACを遮断することにより表示部10の消費電力を削減することは、電子装置100の消費電力削減に有効である。
また、表示制御部12が表示部10に表示する画像の画像信号を受信できない場合、遮断部28は第1電源部20に供給する交流電力ACを遮断する。これにより、画像信号Vがない場合、表示部10に供給される第1電力DC1を遮断することができる。
実施例2は、電子装置がKVMスイッチを含む例である。図8は、実施例2に係る電子装置のブロック図である。図8のように、実施例2に係る電子装置は、本体部90、電源部92に加えKVMスイッチ40を備えている。KVMスイッチ40は、選択部42、スイッチ44およびリレー回路制御部26を備えている。リレー回路制御部26は電源部92とKVMスイッチ40とに共用されている。選択部42には、複数のサーバ50が接続されている。サーバ50には交流電源部52から交流電力が供給されている。選択部42は、複数のサーバ50の一つを選択し、選択されたサーバ50が出力する画像信号Vを表示制御部12に送信する。例えば、選択部42は、サーバ50が出力した画像信号Vと同じ信号を表示制御部12に出力する。また、KM制御部14から受信した入力信号K、M(例えばキーボード信号およびマウス信号)を選択されたサーバ50に送信する。例えば、選択部42は、KM制御部14が出力した入力信号と同じ信号をサーバ50に出力する。
さらに、サーバ50は交流電力ACの電圧を変換し第3電力DC3(例えば直流電力)をKVMスイッチ40に供給する。例えば、第3電力DC3(例えば5V)を選択部42に供給する。これにより、電子装置102の消費電力を削減することができる。リレー回路制御部26は、サーバ50から供給される第3電力DC3をチェック信号CHECK2を用い監視する。サーバ50から供給される第3電力DC3が不安定な場合、リレー回路制御部26は、スイッチ44をオンし、第2電源部22から第2電力DC2を選択部42に供給する。その他の構成は実施例1と同様であり説明を省略する。
図9は、リレー回路制御部の処理を示すフローチャートである。図9のように、リレー回路制御部26は、サーバ50から供給される第3電力DC3を監視する(ステップS60)。リレー回路制御部26は、第3電力DC3が不安定か判断する(ステップS62)。例えば、電力の電圧が規格値から外れた場合、リレー回路制御部26は、第3電力DC3が不安定化したと判断する。ステップS62においてYesの場合、リレー回路制御部26は、スイッチ44をオンする(ステップS64)。ステップS62においてNoの場合、リレー回路制御部26は、スイッチ44をオフする(ステップS66)。
実施例2のように、電子装置102は、KVMスイッチ40を含むことができる。さらに、KVMスイッチ40に接続される複数のサーバ50の少なくとも一つが選択部42に第3電力DC3を供給する。サーバ50から供給される第3電力DC3が不安定となった場合、第2電源部22は、選択部42に第2電力DC2を供給する。これにより、サーバ50から供給される電力が不安定となってもKVMスイッチ40を動作させることができる。
実施例1および実施例2のように、電子装置の表示部10に画像を表示させる画像信号を外部から受信する場合、例えば、サーバが外部にある場合、電子装置100では、表示部10の消費電力削減が難しい。そこで、画像信号の状態(例えば有無)により、表示部10に供給される電力を遮断する。これにより、簡単に、電子装置の消費電力を削減でき、例えば国際エネルギースター規格に準拠した電子装置を提供することができる。
図10は、実施例3に係る電子装置のブロック図である。図10のように、電子装置104は、本体部90、KVMスイッチ40および電源部92を備えている。電子装置104は、例えばドロワであり、ラック中に収納されている。ドロワを引き出すことにより、表示装置11、入力装置17を用い、電子装置104に接続されたサーバ50を操作することができる。本体部90は、表示装置11、表示制御部12、入力装置17および入力装置制御部15を備えている。表示制御部12は、表示装置11を制御する。例えば、サーバ50等の外部からの画像信号Vに基づき表示装置11に表示する画像を制御する。入力装置制御部15は、入力装置17からの信号を入力信号KおよびMとしてサーバ50に出力する。また、サーバ50からのコマンドを入力装置17に出力する。入力装置17は例えばキーボードおよびマウスである。マウスはタッチパネル等のポインティングデバイスでもよい。
KVMスイッチ40は、選択部42、スイッチ44、電力受信部45、電力監視部46、DC/DCコンバータ48および制御部49を備えている。選択部42には、複数のサーバ50が接続されている。選択部42は、複数のサーバ50の一つを選択し、選択されたサーバ50から受信した画像信号Vを表示制御部12に送信する。例えば、選択部42は、サーバ50から受信した画像信号Vと同じ信号を表示制御部12に送信する。また、入力装置制御部15から受信した入力信号K、M(例えばキーボード信号およびマウス信号)を選択されたサーバ50に送信する。例えば、選択部42は、入力装置制御部15から受信した入力信号と同じ信号を選択されたサーバ50に送信する。さらに、選択部42は、選択されたサーバ50から受信した入力装置のコマンドを入力装置制御部15に送信する。
サーバ50は交流電源部52から供給される交流電力ACの電圧を第3電力DC3(例えば直流電力)に変換し、第3電力DC3をKVMスイッチ40に供給する。電力受信部45は、複数のサーバ50の少なくとも一つから第3電力DC3(例えば5V)を受信する。電力受信部45は第3電力を受信電力として選択部42に供給する。電源部92は、交流電源部30の交流電力の電圧を第2電力DC2(例えば直流電力、12V)に変換する。スイッチ44は、第2電力(変換電力)を選択部42に接続または遮断する。DC/DCコンバータ48は、第2電力DC2を所望の電圧に変換する。例えば、12Vを5Vに変換する。なお、DC/DCコンバータ48は設けられておらず、電源部92が供給する電圧を変換せず選択部42に供給してもよい。例えば電源部92が供給する電圧は5Vでもよい。
電力監視部46は、選択部42に供給される電力の状態を監視する。例えば、選択部42に供給される電力の電圧を監視する。電力監視部46は、監視結果をCHECK3信号として制御部49に送信する。制御部49は、電力受信部45から第3電力DC3の状態を受信する。また、電力監視部46からCHECK3信号を受信する。制御部49は、第3電力DC3の状態またはCHECK3信号に基づき、スイッチ44をオンまたはオフさせる。すなわち、制御部49は、第2電力(変換電力)と第3電力(受信電力)とのいずれか一方を選択し、選択部42に供給する。
図11は、実施例3に係る電子装置における選択部への電力供給の系統例を示すブロック図である。サーバ50からラインLに第3電力DC3が供給される。ラインLとサーバ50との間には逆流防止のダイオードD1が接続されている。第3電力DC3はラインLを介し選択部42に供給される。ラインLと選択部42の間のノードには、DC/DCコンバータ48により電圧が変換(例えば12Vから5V)された第2電力DC2が供給される。ラインLはマイコン80のアナログポートに接続されている。これにより、マイコン80はラインLの電圧を監視することができる。マイコン80の汎用ポートからスイッチ制御信号SWがスイッチ44に供給される。マイコン80は、ラインLの電圧に基づき、スイッチ44にスイッチ制御信号SWを出力する。例えば、ラインLの電圧が所定電圧より低くなった場合、マイコン80は、スイッチ44をオンするようなスイッチ制御信号SWをスイッチ44に供給する。その他の構成は図10と同じであり、同じ構成には同じ符号を付し説明を省略する。図11におけるラインLが図10における電力受信部45に対応する。また、マイコン80が図10における電力監視部46および制御部49に対応する。
このように、電子装置104独自の電源である第2電力DC2に加え、サーバ50の電源から第3電力DC3を選択部42に供給する。これにより、電子装置104の消費電力を削減することができる。
制御部49は、実施例2の図9と同様に、受信電力を選択部42に供給している場合に受信電力が不安定となった場合、変換電力を選択部42に供給する。これにより、サーバ50からの第3電力DC3が不安定となった場合、選択部42に供給する電力を第2電力に切り換えることができる。よって、選択部42に安定に電力を供給することができる。
図12は、制御部49の別の制御を示すフローチャートである。制御部49は、スイッチ44をオンし、第2電力DC2(変換電力)を選択部42に供給している(ステップS70)。制御部49は、選択部42に供給する電力を第3電力DC3(受信電力)に切り換える。すなわち、スイッチ44をオフする(ステップS72)。制御部49は、所定時間経過後45、電力監視部46からのCHECK3信号を受信する(ステップS74)。制御部49は、選択部42に供給されている電力が不安定か判断する(ステップS76)。Noの場合、終了する。すなわち、第3電力DC3を選択部42に供給し続ける。Yesの場合、スイッチ44をオンする(ステップS78)。すなわち、選択部42に供給する電力を第3電力DC3から第2電力DC2に切り換える。
図13(a)および図13(b)は、選択部の電源電圧とスイッチの動作を示すタイミングチャートである。図13(a)のように、スイッチ44がオン状態で選択部42には第2電力DC2が供給されている。図12のステップS72において、スイッチ44がオフする。図12のステップS74のように、制御部49は期間T4経過後に選択部42の電源をチェックする。選択部42に供給されている電力が不安定な場合、例えば、選択部42に供給されている電力が所定範囲外となった場合、制御部49は、図12のステップS78のように、スイッチ44をオンする。これにより、選択部に第2電力DC2が供給される。
図13(b)のように、制御部49はスイッチ44をオフしてから期間T4経過後に選択部42の電源をチェックする。選択部42に供給されている電力が不安定でない場合、制御部49は、スイッチ44のオンを保持する。これにより、選択部に第3電力DC3が供給された状態が保持される。
実施例3によれば、制御部49は、図12のステップS72のように、選択部42に供給する電力を第2電力から第3電力に切り換えた後、ステップS74のように、所定時間経過後に選択部42に供給されている電力の状態を監視する。選択部42に供給されている電力が不安定な場合、ステップS78のように、制御部49は、選択部42に供給している電力を第3電力から第2電力に切り換える。
図13(a)の点線のように、選択部42に供給する電力を第2電力DC2から第3電力DC3に切り換えた後、第3電力DC3を選択部42に供給し続けると、選択部電源電圧は低下していた。実施例3のように、スイッチ44をオフしてから期間T4後に選択部電源を監視することにより、実線のように、選択部電源電圧を低下させることなく、選択部42を安定に動作させることができる。
図12のステップS76において、制御部49は、選択部42に供給されている電力の電圧が所定の範囲外の場合、選択部42に供給している電力を第3電力から第2電力に切り換えることができる。例えば、選択部に供給されている電力の電圧が所定値以下となった場合、選択部42に供給している電力を第3電力から第2電力に切り換えることができる。
実施例3において、制御部49は、スイッチ44をオフしてから期間T4後に選択部に供給される電力を監視している。期間T4は、一定の期間でもよいし、状況に応じ異なる期間を用いてもよい。また、実施例3の処理は、実施例2に適用することもできる。
実施例4は、KVMスイッチへの電力供給を第1電源部から行なう例である。図14は、実施例4に係る電子装置のブロック図である。電子装置106は、本体部90、電源部92およびKVMスイッチ40を備えている。本体部90は、表示部10、表示制御部12、キーボード16、マウス18およびKM制御部14を備えている。各部材の機能は、実施例1および実施例2と同じであり、説明を省略する。
KVMスイッチ40は、選択部42を備えている。電源部92は、第1電源部20、第2電源部22および遮断部28を備えている。KVMスイッチ40は、選択部42、DC/DCコンバータ60を備えている。KVMスイッチ40には複数のサーバ50が接続されている。リレー回路制御部26は遮断部28とKVMスイッチ40とで共用されている。リレー回路制御部26は、第1電源部20が出力する第1電力DC1をチェック信号CHECK1を用い監視する。また、リレー回路制御部26は、第2電源部22が出力する第2電力DC2をチェック信号CHECKを用い監視する。リレー回路制御部26は、サーバ50から供給される第3電力DC3をチェック信号CHECK2を用い監視する。リレー回路制御部26は、第1電力DC1、第2電力DC2および第3電力の監視した結果(例えば電圧)に基づきリレー回路24を制御する。さらに、リレー回路制御部26は、表示制御部12が出力したON/OFF信号に基づきリレー回路24を制御する。選択部42の機能は実施例2と同じであり説明を省略する。
第1電源部20から出力された第1電力DC1の一部は、DC/DCコンバータ60により第4電圧の第4電力DC4に変換される。第4電圧は、例えば直流5Vであり、例えば第2電力DC2の電圧と同じである。また、サーバ50から供給される第3電力DC3と同じ電圧である。DC/DCコンバータ60から供給された第4電力DC4は、順方向ダイオードD4を介し選択部42に供給される。サーバ50から供給される第3電力DC3の一部は順方向ダイオードD5を介し選択部42に供給される。ダイオードD4およびD5は、逆流防止用ダイオードである。
第2電源部22から出力された第2電力DC2の一部は順方向ダイオードD6を介しリレー回路制御部26に供給される。サーバ50から供給される第3電力DC3の一部は順方向ダイオードD7を介しリレー回路制御部26に供給される。ダイオードD6およびD7は、逆流防止用ダイオードである。なお、第2電力DC2および第3電力DC3は、リレー回路24に供給されてもよい。第1電力DC1はフォトカップラによりリレー回路制御部26に監視される。
このように、実施例4においては、第1電力DC1は、表示部10とともに選択部42に供給される、第2電力DC2は、表示制御部12とともにリレー回路制御部26に供給される。サーバ50からの第3電力DC3は選択部42とリレー回路制御部26に供給される。
図15は、リレー回路制御部26の処理を示すフローチャートである。図15のように、リレー回路制御部26は、表示制御部12からのON/OFF信号がONまたはOFFかを判断する(ステップS80)。ON/OFF信号がONの場合、表示制御部12は画像信号を受信している。例えば、本体部90の電源スイッチが投入されている。この場合、リレー回路制御部26は、リレー回路24をオンする(ステップS82)。これにより、第1電源部20に交流電力ACが供給される。第1電源部20は、交流電力ACを第1電力DC1(例えばDC12V)に変換する。第1電力DC1は表示部10に供給される。さらに、第1電力DC1は第4電力(例えばDC5V)に変換され選択部42に供給される(ステップS84)。
一方、ステップS80において、OFFの場合、表示制御部12は画像信号を受信していない。例えば、電子装置106が電源オフモードまたは待機モードとなっている。または、本体部90がスリープモードとなっている。この場合、リレー回路制御部26は、リレー回路24をオフする(ステップS86)。これにより、第1電源部20に交流電力ACが供給されない。よって、第1電力DC1は、表示部10および選択部42に供給されない(ステップS88)。
なお、ステップS84において、第4電力DC4が選択部42に供給されない場合であっても、サーバ50が第3電力DC3を選択部42に供給可能な場合は、選択部42に第3電力DC3が供給されてもよい。
実施例4によれば、図14のように、第1電源部20は、選択部42に第4電力DC4に変換された第1電力DC1を供給し、第2電源部22は、選択部42に電力を供給しない。これにより、図15のように、ON/OFF信号がOFFの場合、例えば、電子装置106が電源オフ、待機モードまたはスリープモードの場合、表示部10とともに選択部42にも電力が供給されない。この場合、電力供給は、第2電力DC2が遮断部28および表示制御部12に供給されているだけである。これにより、電子装置106が電源オフ、待機モードまたはスリープモード時の消費電力を抑制できる。
また、電力変換部(例えばDC/DCコンバータ60)が第1電力DC1を、第4電圧の第4電力DC4に変換し、選択部42に第4電力DC4を供給する。これにより、表示部10の電圧が選択部42の電圧と異なる場合(例えば、表示部10の電源電圧が12Vであり、選択部42の電源電圧が5Vの場合)も、適切な電圧の電力を選択部42に供給できる。なお、電力変換部は設けられず、第1電力DC1が直接選択部42に供給されてもよい。
表示部10は電源にノイズを発生させ易い。そこで、電力変換部は絶縁型DC−DCコンバータとすることができる。これにより、表示部10に起因したノイズが選択部42に影響することを抑制できる。遮断部28内のリレー回路制御部26はフォトカップラ62を介し第1電力DC1を監視することができる。これにより、表示部10に起因したノイズが遮断部28(特に、リレー回路制御部26)に影響することを抑制できる。
実施例1によれば、スリープモード電力およびオフ/待機モード電力を低減することができる。一方、実施例3は、オンモード電力を低減することができる。これにより、例えば国際エネルギースター規格に準拠した電子装置を提供することができる。さらに、実施例4によれば、実施例2のようにKVMスイッチを内蔵した電子装置のスリープモード電力およびオフ/待機モード電力を低減することができる。
図16(a)から図17(c)は、実施例1から実施例4の外観の例を示す図であり、主に実施例1のドロア型電子装置100の外観の例を示している。図16(a)は、表示装置11を閉じた状態の正面図、図16(b)は平面図である。図17(a)は、表示装置11を開いた状態の正面図、図17(b)は平面図、図17(c)は側面図である。
図16(a)および図16(b)のように、電子装置100のキーボード16およびマウス18は、筐体70内に収められている。筐体70の両側にはガイド部材72が設けられている。ガイド部材72の正面側には、取付部71が設けられている。電子装置100は、複数のサーバ50等の情報処理装置を取り付け可能なラックに着脱自在に取付部71により取り付けられる。筐体70がラックに取り付けられた後、筐体70はガイド部材72により前後に移動可能に支持される。筐体70の正面には取っ手74が設けられている。取っ手74を引くことにより、筐体70をラックから手前に引き出すことができる。筐体70の背面と、後部77とは、パンタグラフ式の伸縮可能なリンク部材75により連結されている。本体部90、電源部92およびKVMスイッチ40の少なくとも一部を後部77内に配置することもできる。取っ手73は、表示装置11用の取っ手である。
図17(a)から図17(c)のように、表示装置11を回転させ開くためのガイド部材76が設けられている。表示装置11を開くことにより、正面から表示部10を視認することができる。また、筐体70内のキーボード16およびマウス18が使用可能となる。なお、例えば筐体70がラックに取り付けられた状態では、筐体70を引き出すことにより、表示装置11を開くことができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。