[go: up one dir, main page]

JP2014115505A - 付箋紙作製方法 - Google Patents

付箋紙作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014115505A
JP2014115505A JP2012270243A JP2012270243A JP2014115505A JP 2014115505 A JP2014115505 A JP 2014115505A JP 2012270243 A JP2012270243 A JP 2012270243A JP 2012270243 A JP2012270243 A JP 2012270243A JP 2014115505 A JP2014115505 A JP 2014115505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
toner
forming
core
shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012270243A
Other languages
English (en)
Inventor
Anju Hori
杏朱 堀
Noboru Ueda
昇 上田
Tomoko Mine
知子 峯
Kishiomi Tamura
希志臣 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012270243A priority Critical patent/JP2014115505A/ja
Publication of JP2014115505A publication Critical patent/JP2014115505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】付箋紙の仕様設計の自由度が高く、少量であっても簡易に作製することができる付箋紙作製方法の提供。
【解決手段】基材シートの少なくとも一部に粘着層が、電子写真法による画像形成方法を利用して形成された付箋紙を作製する方法であって、帯電工程と、露光工程と、現像工程と、転写工程と、トナー粒子におけるシェルを破壊または融解することにより、コアが露出されて粘着層を形成する粘着層形成工程とを有し、前記コアは、アクリル酸エステル系重合体よりなる粘着材を含有してなり、当該アクリル酸エステル系重合体は、ヤング率が5×105 dyn/cm2 以上5×108 dyn/cm2 以下のものであって、重量平均分子量が20万以上100万以下のものであり、前記シェルが、重量平均分子量が5千以上5万以下の樹脂を含有してなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、付箋紙の作製方法に関し、さらに詳しくは、電子写真法による画像形成方法を利用した付箋紙の作製方法に関する。
現在、メモ書きなどを一時的に文書や書籍等に貼り付けるために、いわゆる「付箋紙」が広く用いられている。
付箋紙は、例えば、短冊状の紙片の裏面の一端に粘着層が形成されてなるものである。このような付箋紙は、通常、その複数枚が厚み方向に積層され、付箋紙束として構成されている。そして、この付箋紙束から付箋紙を1枚ずつ剥離し、その剥離した付箋紙を任意の場所に貼り付けるなどして使用する。
近年、付箋紙の利用用途や目的によって、仕様設計の多様化、例えば、付箋紙自体の形状や大きさ、粘着層の位置や範囲、大きさ、粘着強度などの多様化が求められている。
このような要請に対応して、例えば、貼付したい書類等の裏面に粘着材を噴霧または塗布して粘着性を付与する製品が知られている。
また例えば、粘着材の付着量が段階的な推移(グラデーション)をもって塗布されることにより、粘着強度を調整して、剥離時のカールを抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに例えば、完成した付箋紙に対して印字が可能な技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記の粘着材を噴霧または塗布する方法では、作業が煩わしいという問題や紙面や作業者の手を汚すおそれがある。また、グラデーション状に粘着材を塗布する技術や完成した付箋紙に対して印字が可能な技術においても、予め規定された付箋紙しか利用することができず、自由にカスタマイズすることはできない。
従って、利用用途や目的が多岐にわたる一方、付箋紙自体の大きさや形状、粘着層の位置や範囲、大きさ、粘着強度などの仕様設計の自由度は極めて低いのが現状である。
特開2009−119789号公報 特開2010−023993号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、付箋紙の仕様設計の自由度が高く、少量であっても簡易に作製することができる付箋紙作製方法を提供することにある。
本発明の付箋紙作製方法は、基材シートの少なくとも一部に粘着層が、電子写真法による画像形成方法を利用して形成された付箋紙を作製する方法であって、
感光体を帯電する帯電工程と、
当該感光体を露光することにより静電潜像を形成する露光工程と、
当該静電潜像を、コアシェル構造のトナー粒子よりなる粘着層形成用トナーにより現像することにより、粘着層形成用トナー像を形成する現像工程と、
前記粘着層形成用トナー像を基材シートに転写する転写工程と、
当該粘着層形成用トナー像を形成する前記トナー粒子におけるシェルを破壊または融解することにより、コアが露出されて粘着層を形成する粘着層形成工程とを有し、
前記コアは、アクリル酸エステル系重合体よりなる粘着材を含有してなり、当該アクリル酸エステル系重合体は、ヤング率が5×105 dyn/cm2 以上5×108 dyn/cm2 以下のものであって、重量平均分子量が20万以上100万以下のものであり、
前記シェルは、重量平均分子量が5千以上5万以下の樹脂を含有してなることを特徴とする。
本発明の付箋紙作製方法においては、前記アクリル酸エステル系重合体が、下記式(1)で表わされる構造単位と、下記式(2)で表わされる構造単位とを有し、これら構造単位の合計が前記アクリル酸エステル系重合体中に75質量%以上の割合で含有されていることが好ましい。
Figure 2014115505
Figure 2014115505
〔上記式(1)および式(2)中、R1 およびR3 は、各々独立に、水素原子、メチル基またはエチル基を示し、互いに同一のものであっても異なるものであってもよい。R2 およびR4 は、各々独立に、炭素数2〜12のアルキル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基を示し、互いに異なるものである。〕
本発明の付箋紙作製方法においては、前記粘着層形成工程が、加圧手段および加熱手段のうち少なくとも一方を用いて行われることが好ましい。
本発明の付箋紙作製方法においては、前記アクリル酸エステル系重合体が、上記式(1)および式(2)におけるR1 およびR3 が、各々独立に、水素原子またはメチル基であり、R2 およびR4 が、互いに異なる、炭素数4〜10のアルキル基である構造単位を有する重合体であって、重量平均分子量が40万以上60万以下、かつ、ガラス転移点が−50℃以上20℃以下のものであることが好ましい。
本発明の付箋紙作製方法においては、前記シェルに含有される樹脂が、重量平均分子量が1万以上3万以下、かつ、ガラス転移点が35℃以上75℃以下のものであることが好ましい。
本発明の付箋紙作製方法においては、前記シェルに含有される樹脂が、スチレン−アクリル共重合体樹脂、(メタ)アクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の付箋紙作製方法においては、前記コアシェル構造のトナー粒子が、乳化重合法によって作製されたアクリル酸エステル系重合体の微粒子の分散液に金属塩を添加することにより、当該アクリル酸エステル系重合体の微粒子を凝集させてコア粒子を形成し、このコア粒子の分散液に、シェルを形成する樹脂の微粒子の分散液を添加することにより、前記コア粒子にシェルの樹脂の微粒子を付着させてシェル層を形成することにより得られたものであることが好ましい。
本発明の付箋紙作製方法によれば、特定の粘着層形成用トナーを用い、電子写真法による画像形成方法を利用することにより、任意に設定された粘着層を形成することができるので、付箋紙自体の大きさや形状、粘着層の位置や範囲、大きさ、粘着強度などの仕様設計の自由度が高く、少量であっても簡易に作製することができる。
本発明の付箋紙作製方法により得られる付箋紙の構成の一例を示す説明用平面図である。 本発明の付箋紙作製方法に用いられる電子写真法による画像形成装置の構成の一部を示す説明用断面図である。 本発明の付箋紙作製方法に用いられる電子写真法による画像形成装置の構成の示す説明用断面図である。 実施例において使用される粘着層形成領域におけるスクリーンパターンを示す平面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔付箋紙作製方法〕
本発明の付箋紙作製方法は、基材シートの少なくとも一部に粘着層が、電子写真法による画像形成方法を利用して形成された付箋紙を作製する方法であって、感光体を帯電する帯電工程と、当該感光体を露光することにより静電潜像を形成する露光工程と、当該静電潜像を、コアシェル構造のトナー粒子よりなる粘着層形成用トナーにより現像することにより、粘着層形成用トナー像を形成する現像工程と、粘着層形成用トナー像を基材シートに転写する転写工程と、粘着層形成用トナー像を形成するトナー粒子におけるシェルを破壊または融解することにより、コアが露出されて粘着層を形成する粘着層形成工程とを有し、粘着層形成用トナーとして、コアが、アクリル酸エステル系重合体よりなる粘着材を含有してなり、当該アクリル酸エステル系重合体が、ヤング率が5×105 dyn/cm2 以上5×108 dyn/cm2 以下のものであって、重量平均分子量が20万以上100万以下のものであり、シェルが、重量平均分子量が5千以上5万以下の樹脂を含有してなるものを用いる。
本発明の付箋紙作製方法で得られる付箋紙は、図1に示すように、基材シートPの粘着層形成領域Aに粘着層Sが形成されてなるものである。粘着層形成領域Aは、その位置、範囲および大きさが任意に設定されたものである。
基材シートP上に粘着層Sが形成された付箋紙は、貼付対象面に対して剥離可能とされるものである。
〔帯電工程〕
帯電工程は、感光体を一様に帯電することにより行われる。感光体への帯電方法は、従来公知の電子写真法において一般的に実行されている帯電方法と同様の方法を採用することができる。
感光体としては、特に限定されるものではないが、例えばアモルファスシリコン、セレンなどの無機感光体、または、ポリシラン、フタロポリメチンなどの有機感光体よりなるドラム状のものが挙げられる。
〔露光工程〕
露光工程は、帯電工程において一様に帯電された感光体の表面を像様に露光することにより行われ、これにより、粘着層形成領域に対応した静電潜像が形成される。感光体の露光方法は、従来公知の電子写真法において一般的に実行されている露光方法と同様の方法を採用することができる。
〔現像工程〕
現像工程は、静電潜像を、コアシェル構造のトナー粒子よりなる粘着層形成用トナーにより現像することにより行われ、これにより、粘着層形成領域に対応した粘着層形成用トナー像が形成される。粘着層形成用トナーによる現像方法は、従来公知の電子写真法において一般的に実行されている現像方法と同様の方法を採用することができる。
〔粘着層形成用トナー〕
本発明の付箋紙作製方法に用いられる粘着層形成用トナーは、コアシェル構造のトナー粒子よりなるものである。このコアシェル構造のトナー粒子は、コア(以下、「コア粒子」ともいう。)の表面にシェル(以下、「シェル層」ともいう。)が形成されてなるものである。このトナー粒子には、必要に応じて、着色剤および離型剤や荷電制御剤などの内添剤が含有されてなるものであってもよい。また、当該トナー粒子に対して、流動化剤やクリーニング助剤などの外添剤が添加されてなるものであってもよい。
コアシェル構造のトナー粒子を構成するコア粒子は、少なくともアクリル酸エステル系重合体(以下、「コア樹脂」ともいう。)よりなる粘着材を含有し、必要に応じて、コア樹脂以外の樹脂や着色剤、離型剤や荷電制御剤などの内添剤を含有していてもよい。
コア粒子に含有される粘着材は、アクリル酸エステル系重合体から構成され、例えば上記式(1)で表わされる構造単位に由来のアクリル酸エステル系単量体を重合して形成されるものが好ましい。また、アクリル酸エステル系重合体は、アクリル酸エステル系単量体のみからなる重合体であっても、アクリル酸エステル系単量体と当該アクリル酸エステル単量体と共重合可能な他の単量体とによる共重合体であってもよい。
粘着材として、アクリル酸エステル系重合体を用いることにより、形成される粘着層が良好な粘着性を有するものとなる。
粘着材を構成するアクリル酸エステル系重合体は、特に、上記式(1)で表わされる構造単位と、上記式(2)で表わされる構造単位とを有すること、すなわち、2種のアクリル酸エステル系単量体を重合して形成される共重合体であるが好ましい。そして、これらの構造単位の合計がアクリル酸エステル系重合体中に75質量%以上、特に85質量%以上100質量%以下の割合で含有されることが好ましい。
アクリル酸エステル系重合体が、上記式(1)で表わされる構造単位および上記式(2)で表わされる構造単位を上記範囲内の割合で含有することにより、形成される粘着層がより一層良好な粘着性を有するものとなる。
上記式(1)および式(2)中、R1 およびR3 は、各々独立に、水素原子、メチル基またはエチル基を示し、互いに同一のものであっても異なるものであってもよい。特に水素原子またはメチル基が好ましい。R2 およびR4 は、各々独立に、炭素数2〜12のアルキル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基を示し、特に4〜10のアルキル基が好ましい。ただし、R2 とR4 とは互いに異なるものである。
上記式(1)で表わされる構造単位に由来のアクリル酸エステル系単量体としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、ter−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−ラウリルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、メチルエタクリレート、エチルエタクリレートなどが挙げられる。アクリル酸エステル系重合体としては、この中から選ばれる2種以上の単量体から形成される共重合体であることが好ましい。特に好ましくはn−ブチルアクリレートと2−エチルヘキシルアクリレートとによる共重合体である。
アクリル酸エステルと共重合可能な他の単量体としては、スチレンあるいはスチレン誘導体、上記式(1)または(2)で表わされる構造単位に由来のアクリル酸エステル系単量体以外のアクリル酸エステル系単量体(例えば、ベンジルメタクリレート、メタクリル酸ステアリルなど)、アクリル酸などのイオン性解離基を有する単量体などが挙げられる。
アクリル酸エステル系重合体のヤング率は、5×105 dyn/cm2 以上5×108 dyn/cm2 以下とされ、好ましくは、107 dyn/cm2 以上108 dyn/cm2 以下である。
アクリル酸エステル系重合体のヤング率が上記範囲内であることにより、形成される粘着層が良好な粘着性を有するものとなる。
一方、アクリル酸エステル系重合体のヤング率が5×105 dyn/cm2 未満である場合においては、剥離時に粘着層が断裂するおそれがあり、また、アクリル酸エステル系重合体のヤング率が5×108 dyn/cm2 を超える場合においては、貼付対象面に対して十分な粘着性能を発現できないおそれがある。
本発明において、アクリル酸エステル系重合体のヤング率は以下のようにして測定される。
試料(アクリル酸エステル系重合体)0.5gを1tの負荷で加圧成型し、さらに120℃に設定されたホットプレート上で1時間加熱し、ヤング率測定用試料を作製する。室温で冷却した試料を25℃環境下で動的粘弾性測定装置を用いヤング率を測定する。
アクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)は、20万以上100万以下とされ、好ましくは、40万以上60万以下である。
アクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)が上記範囲内であることにより、形成される粘着層が良好な粘着性を有するものとなる。
一方、アクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)が20万未満である場合においては、剥離時に粘着層が断裂するおそれがあり、また、アクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)が100万を超える場合においては、貼付対象面に対して十分な粘着性能を発現できないおそれがある。
本発明において、アクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるものである。具体的には、装置「HLC−8220」(東ソー社製)およびカラム「TSKguardcolumn+TSKgelSuperHZM−M3連」(東ソー社製)を用い、カラム温度を40℃に保持しながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速0.2mL/分で流し、試料(アクリル酸エステル系重合体)を室温において超音波分散機を用いて5分間処理を行う溶解条件で濃度1mg/mLになるようにTHFに溶解させ、次いで、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターで処理して試料溶液を得、この試料溶液10μLを上記のキャリア溶媒と共に装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて検出し、試料の有する分子量分布を単分散のポリスチレン標準粒子を用いて測定した検量線を用いて算出されるものである。検量線測定用のポリスチレンとしては10点用いる。
アクリル酸エステル系重合体のガラス転移点(Tg)は、−50℃以上20℃以下であることが好ましく、より好ましくは−40〜0℃である。
アクリル酸エステル系重合体のガラス転移点(Tg)が上記範囲内であることにより、形成される粘着層が良好な粘着性を有するものとなると共に剥離が可能となる。
本発明において、アクリル酸エステル系重合体のガラス転移点(Tg)は、示差走査熱量計「Diamond DSC」(パーキンエルマー社製)を用いて測定される。
具体的には、試料(アクリル酸エステル系重合体)4.5mgを小数点以下2桁まで精秤し、アルミニウム製パンに封入して、DSC−7サンプルホルダーにセットする。リファレンスは、空のアルミニウム製パンを使用し、測定温度0〜200℃、昇温速度10℃/分、降温速度10℃/分にて、Heat−Cool−Heatの温度制御を行い、その2nd.Heatにおけるデータを基に解析を行う。ガラス転移点は、第1の吸熱ピークの立ち上がり前のベースラインの延長線と、第1の吸熱ピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間で最大傾斜を示す接線との交点の値とする。
アクリル酸エステル系重合体の軟化点(Tsp)は、35〜90℃であることが好ましく、より好ましくは45〜75℃である。
アクリル酸エステル系重合体の軟化点(Tsp)が上記範囲内であることにより、通常の使用環境下において粘着層が破断したり、貼付対象面が破損することなく、再剥離可能となる。
本発明において、アクリル酸エステル系重合体の軟化点(Tsp)は、以下のようにして測定される。
まず、20℃±1℃、50%±5%RHの環境下において、試料(アクリル酸エステル系重合体)1.1gをシャーレに入れ平らにならし、12時間以上放置した後、成型器「SSP−10A」(島津製作所製)によって3820kg/cm2 の力で30秒間加圧し、直径1cmの円柱型の成型サンプルを作成し、次いで、この成型サンプルを、24℃±5℃、50%±20%RHの環境下において、フローテスター「CFT−500D」(島津製作所製)により、荷重196N(20kgf)、開始温度60℃、予熱時間300秒間、昇温速度6℃/分の条件で、円柱型ダイの穴(1mm径×1mm)より、直径1cmのピストンを用いて予熱終了時から押し出し、昇温法の溶融温度測定方法でオフセット値5mmの設定で測定したオフセット法温度Toffsetが、アクリル酸エステル系重合体の軟化点とされる。
コアシェル構造のトナー粒子を構成するシェル層は、コア粒子上に形成されるものであって、少なくとも樹脂(以下、「シェル樹脂」ともいう。)を含有し、必要に応じて、着色剤および離型剤や荷電制御剤などの内添剤を含有していてもよい。
シェル樹脂としては、特に限定されないが、スチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、例えばポリエステルセグメントの末端が変性された変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
スチレン−アクリル共重合体樹脂を形成するための単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンなどのスチレンあるいはスチレン誘導体;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなどのメタクリル酸エステル誘導体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニルなどのアクリル酸エステル誘導体;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸またはメタクリル酸誘導体などのビニル系単量体を挙げることができる。
また、上記の単量体にイオン性解離基を有するものを組み合わせて用いることもできる。イオン性解離基を有する重合性単量体は、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基などの置換基を構成基として有するものであって、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマル酸、マレイン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル、スチレンスルホン酸、アリルスルフォコハク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などが挙げられる。
さらに、単量体として、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどの多官能性ビニル類を用いて架橋構造の樹脂を得ることもできる。
シェル樹脂としてポリエステル樹脂を用いる場合においては、ポリエステル樹脂は、公知の多価アルコールと、公知の多価カルボン酸とにより得ることができる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−ドデカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,20−エイコサンジオールなどの脂肪族ジオール;ビスフェノールA、ビスフェノールFなどのビスフェノール類;およびこれらのエチレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物などのビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。また、3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトールなどが挙げられる。不飽和基を有する多価アルコールとしては、例えば、2−ブテン−1,4−ジオール、3−ブテン−1,6−ジオール、4−ブテン−1,8−ジオール、9−オクタデゼン−7,12ジオールなどの不飽和二重結合を有するもの;2−ブチン−1,4−ジオール、3−ブチン−1,4−ジオールなどの不飽和三重結合を有するものなどが挙げられる。これらの多価アルコールは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
多価カルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸などの脂肪族カルボン酸;これら脂肪族カルボン酸の低級アルキルエステルや酸無水物;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、オルトフタル酸、t−ブチルイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸などの芳香族カルボン酸;トリメット酸、ピロメリット酸などの3価以上の多価カルボン酸などが挙げられる。不飽和基を有する多価カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸、n−オクテニルコハク酸などの不飽和脂肪族カルボン酸;およびこれらの酸無水物または酸塩化物;コーヒー酸などの不飽和芳香族カルボン酸などが挙げられる。これらの多価カルボン酸は、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
シェル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、5千以上5万以下とされ、好ましくは1万以上3万以下である。
シェル樹脂の重量平均分子量(Mw)が上記範囲内であることにより、機械的、熱的耐久性を維持することができると共に、定着安定性を確保することができる。
一方、シェル樹脂の重量平均分子量(Mw)が5千未満である場合においては、シェル層の強度が不足することで、機内汚染やトナー凝集による転写不良を発生させるおそれがあり、また、シェル樹脂の重量平均分子量(Mw)が5万を超える場合においては、粘着層形成工程においてコア粒子を十分に放出することができず、十分な粘着性能が発現されないおそれがある。
本発明において、シェル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるものであり、上述したアクリル酸エステル系重合体の重量平均分子量(Mw)の測定方法において、試料をシェル樹脂に変更することの他は同様にして測定される。
シェル樹脂のガラス転移点(Tg)は、35〜75℃であることが好ましく、より好ましくは45〜65℃である。
また、シェル樹脂の軟化点(Tsp)は、70〜125℃であることが好ましく、より好ましくは90〜110℃である。
シェル樹脂のガラス転移点(Tg)が上記範囲内にあることにより、耐熱性を維持することができる。また、シェル樹脂の軟化点(Tsp)が上記範囲内にあることにより、形成される粘着層の粘着性および再剥離性を阻害しない。
本発明において、シェル樹脂のガラス転移点(Tg)および軟化点(Tsp)は、上述したアクリル酸エステル系重合体のガラス転移点および軟化点の測定方法において、試料をシェル樹脂に変更することの他は同様にして測定される。
本発明において、トナー粒子が着色剤を含有したものとして構成される場合の着色剤としては、特に限定されず、例えば、カーボンブラック、C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同48:3、同53:1、同57:1、同81:4、同122、同139、同144、同149、同166、同177、同178、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同74、同93、同94、同138、同139、同155、同180、同185、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントブルー15:3、同15:4、同60などを用いることができる。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いることができる。
着色剤の含有割合は、トナー粒子中4〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは5〜9質量%である。
本発明において、トナー粒子が着色剤を含有したものとして構成される場合の離型剤としては、例えば、低分子量ポリエチレンワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックスのような炭化水素系ワックス類、カルナウバワックス、ペンタエリスリトールベヘン酸エステル、ベヘン酸ベヘニル、クエン酸ベヘニルなどのエステルワックス類などが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
離型剤の含有割合は、トナー粒子中2〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは3〜18質量%、さらに好ましくは4〜15質量%である。
本発明において、トナー粒子が着色剤を含有したものとして構成される場合の荷電制御剤としては、水系媒体中に分散することができる公知の種々の化合物を用いることができ、具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸または高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金属塩あるいはその金属錯体などが挙げられる。
荷電制御剤の含有割合は、トナー粒子中0.1〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量%とされる。
本発明において、粘着層形成用トナーの平均粒径は、例えば体積基準のメジアン径(D50)で3〜10μmであることが好ましい。この粒径は、例えば後述する乳化重合凝集法を採用して製造する場合には、使用する凝集剤の濃度や有機溶媒の添加量、融着時間、重合体の組成によって制御することができる。
体積基準のメジアン径が上記の範囲にあることにより、例えば1200dpi(dpi;1インチ(2.54cm)あたりのドット数)レベルの非常に微小なドット画像を忠実に再現することができる。
粘着層形成用トナーの体積基準のメジアン径は「マルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用ソフト「Software V3.51」を搭載したコンピューターシステムを接続した測定装置を用いて測定・算出されるものである。具体的には、粘着層形成用トナー0.02gを、界面活性剤溶液20mL(トナー粒子の分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に添加して馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー粒子分散液を調製し、このトナー粒子分散液を、サンプルスタンド内の「ISOTONII」(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定装置の表示濃度が8%になるまでピペットにて注入する。ここで、この濃度範囲にすることにより、再現性のある測定値を得ることができる。そして、測定装置において、測定粒子カウント数を25000個、アパーチャ径を100μmにして頻度値を算出し、体積積算分率の大きい方から50%の粒子径が体積基準のメジアン径とされる。
本発明において、粘着層形成用トナーを構成する個々のトナー粒子について、転写効率の向上の観点から、下記式(T)で示される円形度の算術平均値が0.850〜0.990であることが好ましい。
式(T):円形度=粒子投影像と同等の投影面積を有する真円の周囲長/粒子投影像の周囲長
ここで、トナー粒子の平均円形度は「FPIA−2100」(Sysmex社製)を用いて測定される値である。
具体的には、トナー粒子を界面活性剤水溶液に湿潤させ、超音波分散を1分間行い、分散した後、「FPIA−2100」を用い、測定条件HPF(高倍率撮像)モードにて、HPF検出数3000〜10000個の適正濃度で測定を行う。この範囲であれば、再現性のある測定値が得られる。
以上のような粘着層形成用トナーは、そのままトナーとして使用することが可能であるが、トナーとしての帯電性能や流動性、あるいはクリーニング性を向上させる観点から、トナー粒子表面に公知の無機微粒子や有機微粒子などの粒子、滑材を外添剤として添加することが好ましい。
外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
無機微粒子としては、例えばシリカ微粒子、アルミナ微粒子、酸化チタン微粒子などの無機酸化物微粒子や、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子などの無機ステアリン酸化合物微粒子、あるいはチタン酸ストロンチウム、チタン酸亜鉛などの無機チタン酸化合物微粒子などが挙げられる。
これら無機微粒子は、耐熱保管性および環境安定性の観点から、シランカップリング剤やチタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイルなどによって表面処理が行われたものであることが好ましい。
これらの外添剤の添加量は、トナー粒子100質量部に対して0.05〜5質量部、好ましくは0.1〜3質量部とされる。
外添剤の添加方法としては、乾燥されたトナー粒子に外添剤を粉体で添加する乾式法が挙げられ、混合装置としては、ヘンシェルミキサー、コーヒーミルなどの機械式の混合装置が挙げられる。
〔粘着層形成用トナーの製造方法〕
本発明に用いられる粘着層形成用トナーは、公知の種々の方法によって製造することができるが、コア粒子の表面に均一にシェル層を形成させることができることから、水系媒体に分散されたアクリル酸エステル系重合体の微粒子を凝集、融着させてコア粒子を形成し、当該コア粒子の表面にシェル樹脂の微粒子を凝集、融着させることによりトナー粒子が得られる乳化重合凝集法によって製造することが好ましい。
粘着層形成用トナーを乳化重合凝集法によって製造する場合の製造例を具体的に示すと、
(1−1)水系媒体中において、シェル樹脂の微粒子(以下、「シェル樹脂微粒子」ともいう。)を形成して当該シェル樹脂微粒子が分散されてなる分散液を調製するシェル樹脂微粒子分散液調製工程、
(1−2)水系媒体中において、アクリル酸エステル系重合体の微粒子(以下、「コア樹脂微粒子」ともいう。)を重合により形成して当該コア樹脂微粒子が分散されてなる分散液を調製するコア樹脂微粒子分散液調製工程、
(2)水系媒体中でコア樹脂微粒子を凝集させてコア粒子を形成するコア粒子形成工程、
(3)コア粒子が分散されてなる水系媒体中に、シェル樹脂微粒子を添加してコア粒子の表面にシェル樹脂微粒子を凝集、融着させてコアシェル構造を有するトナー粒子を形成するシェル化工程、
(4)熱エネルギーにより熟成させて、トナー粒子の形状を調整する熟成工程、
(5)トナー粒子の分散系(水系媒体)からトナー粒子を濾別し、当該トナー粒子から界面活性剤などを除去する洗浄工程、
(6)洗浄処理されたトナー粒子を乾燥する乾燥工程、
から構成され、必要に応じて、
(7)乾燥処理されたトナー粒子に外添剤を添加する外添剤添加工程
を加えることができる。
(1−1)シェル樹脂微粒子分散液調製工程
このシェル樹脂微粒子分散液調製工程において、シェル樹脂微粒子の分散液は、例えば、乳化重合法、超音波分散法、ビーズミル分散法などにより、界面活性剤を添加した水系直接分散法により得ることができる。
このシェル樹脂微粒子分散液調製工程において得られるシェル樹脂微粒子の平均粒子径は、体積基準のメジアン径で例えば50〜500nmの範囲にあることが好ましい。
なお、シェル樹脂微粒子の体積基準のメジアン径は、「UPA−150」(マイクロトラック社製)を用いて測定したものである。
本発明において、「水系媒体」とは、水50〜100質量%と、水溶性の有機溶媒0〜50質量%とからなる媒体をいう。水溶性の有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランを例示することができ、得られる樹脂を溶解しないアルコール系有機溶媒が好ましい。
〔界面活性剤〕
水系媒体中には、分散させた微粒子の凝集を防ぐために、分散安定剤が添加されていることが好ましい。
分散安定剤としては、公知の種々のカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤などの界面活性剤を使用することができる。
カチオン性界面活性剤の具体例としては、ドデシルアンモニウムブロマイド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデシルピリジニウムクロライド、ドデシルピリジニウムブロマイド、ヘキサデイシルトリメチルアンオニウムブロマイドなどが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤の具体例としては、ドデシルポリオキシエチレンエーテル、ヘキサデシルポリオキシエチレンエーテル、ノリルフェニルポリキオシエチレンエーテル、ラウリルポリオキシエチレンエーテル、ソルビタンモノオレアートポリオキシエチレンエーテル、スチリルフェニルポリオキシエチレンエーテル、モノデカノイルショ糖などが挙げられる。
アニオン性界面活性剤の具体例としては、ステアリン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウムなどの脂肪族石鹸や、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどが挙げることができる。
以上の界面活性剤は、所望に応じて、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(1−2)コア樹脂微粒子分散液調製工程
このコア樹脂微粒子分散液調製工程においては、コア樹脂微粒子は乳化重合法によって作製されることが好ましい。
具体的には、コア樹脂微粒子は、臨界ミセル濃度(CMC)以下の界面活性剤を含有した水系媒体中に、アクリル酸エステル系重合体を形成するためのアクリル酸エステル系単量体に必要に応じて離型剤や荷電制御剤などのトナー構成成分を溶解あるいは分散させた単量体溶液を添加し、機械的エネルギーを加えて液滴を形成させ、次いで、水溶性のラジカル重合開始剤を添加して、液滴中において重合反応を進行させる。なお、前記液滴中に油溶性の重合開始剤が含有されていてもよい。このようなコア樹脂微粒子分散液調製工程においては、機械的エネルギーを付与して強制的に乳化(液滴の形成)処理が必須となる。かかる機械的エネルギーの付与手段としては、ホモミキサー、超音波、マントンゴーリンなどの強い撹拌または超音波振動エネルギーの付与手段を挙げることができる。
このコア樹脂微粒子分散液調製工程において形成させるコア樹脂微粒子は、組成の異なる樹脂よりなる2層以上の構成のものとすることもでき、この場合、常法に従った乳化重合処理(第1段重合)により調製した第1樹脂粒子の分散液に、重合開始剤と重合性単量体とを添加し、この系を重合処理(第2段重合)する方法を採用することができる。
コア樹脂微粒子分散液調製工程において界面活性剤を使用する場合は、界面活性剤として、例えば上述のシェル樹脂微粒子分散液調製工程において使用することのできる界面活性剤として挙げたものと同じものを使用することができる。
本発明に係るトナー粒子中には、必要に応じて着色剤や離型剤、荷電制御剤、磁性粉などの内添剤が含有されていてもよく、このような内添剤は、例えば、このコア樹脂微粒子分散液調製工程において、予め、アクリル酸エステル系重合体を形成するための単量体溶液に溶解または分散させておくことによってトナー粒子中に導入することができる。
また、このような内添剤は、別途内添剤のみよりなる内添剤微粒子の分散液を調製し、コア粒子形成工程においてコア樹脂微粒子と共に当該内添剤微粒子を凝集させることにより、トナー粒子中に導入することもできるが、コア樹脂微粒子分散液調製工程において予め導入しておく方法を採用することが好ましい。
〔重合開始剤〕
コア樹脂微粒子分散液調製工程おいて使用される重合開始剤としては、上記と同様のものを使用することができる。
〔連鎖移動剤〕
コア樹脂微粒子分散液調製工程においては、アクリル酸エステル系重合体の分子量を調整することを目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤としては上記と同様のものを使用することができる。
このコア樹脂微粒子分散液調製工程において得られるコア樹脂微粒子の平均粒子径は、体積基準のメジアン径で例えば50〜500nmの範囲にあることが好ましい。
なお、コア樹脂微粒子の体積基準のメジアン径は、「UPA−150」(マイクロトラック社製)を用いて測定したものである。
(2)コア粒子形成工程
このコア粒子形成工程においては、必要に応じて、コア樹脂微粒子と共に、離型剤や荷電制御剤などのその他のトナー構成成分の微粒子を凝集させることもできる。
コア樹脂微粒子を凝集、融着する具体的な方法としては、水系媒体中に凝集剤を臨界凝集濃度以上となるよう添加し、次いで、コア樹脂微粒子のガラス転移点以上であって、かつ、これら混合物の融解ピーク温度(℃)以上の温度に加熱することによって、コア樹脂微粒子の塩析を進行させると同時に融着を並行して進め、所望の粒子径まで成長したところで、凝集停止剤を添加して粒子成長を停止させ、さらに、必要に応じて粒子形状を制御するために加熱を継続して行う方法である。
この方法においては、凝集剤を添加した後に放置する時間をできるだけ短くして速やかにアクリル酸エステル系重合体に係る樹脂微粒子のガラス転移点以上であって、かつ、これら混合物の融解ピーク温度(℃)以上の温度に加熱することが好ましい。この理由は明確ではないが、塩析した後の放置時間によっては粒子の凝集状態が変動して粒径分布が不安定になったり、融着させた粒子の表面性が変動したりする問題が発生することが懸念されるためである。この昇温までの時間としては通常30分間以内であることが好ましく、10分間以内であることがより好ましい。また、昇温速度としては1℃/分以上であることが好ましい。昇温速度の上限は特に規定されるものではないが、急速な融着の進行による粗大粒子の発生を抑制する観点から、15℃/分以下とすることが好ましい。さらに、反応系がガラス転移点以上の温度に到達した後、当該反応系の温度を一定時間保持することにより、融着を継続させることが肝要である。これにより、コア粒子の成長と、融着とを効果的に進行させることができ、最終的に得られるトナー粒子の耐久性を向上することができる。
〔凝集剤〕
このコア粒子形成工程において使用する凝集剤としては、特に限定されるものではないが、金属塩から選択されるものが好適に使用される。金属塩としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカリ金属の塩などの一価の金属塩;カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅などの二価の金属塩;鉄、アルミニウムなどの三価の金属塩などが挙げられる。具体的な金属塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガンなどを挙げることができ、これらの中で、より少量で凝集を進めることができることから、二価の金属塩を用いることが特に好ましい。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
コア粒子形成工程において界面活性剤を使用する場合は、界面活性剤として、例えば上述のシェル樹脂微粒子分散液調製工程において使用することのできる界面活性剤として挙げたものと同じものを使用することができる。
このコア粒子形成工程において得られるコア粒子の粒径は、例えば体積基準のメジアン径(D50)が2〜9μmであることが好ましく、より好ましくは4〜7μmである。
コア粒子の体積基準のメジアン径は、「コールターマルチサイザー3」(コールター・ベックマン社製)によって測定されるものである。
(3)シェル化工程
このシェル化工程においては、コア粒子の分散液中にシェル樹脂微粒子を添加してコア粒子の表面にシェル樹脂微粒子を凝集、融着させ、コア粒子の表面にシェル層を被覆させてトナー粒子を形成する。
具体的には、コア粒子の分散液はコア粒子形成工程における温度を維持した状態でシェル樹脂微粒子の分散液を添加し、加熱撹拌を継続しながら数時間かけてゆっくりとシェル樹脂微粒子をコア粒子の表面に凝集、融着させることによってコア粒子の表面に厚さ100〜300nmのシェル層を被覆させてトナー粒子を形成する。加熱撹拌時間は、1〜7時間が好ましく、3〜5時間が特に好ましい。
(4)熟成工程
上記のコア粒子形成工程およびシェル化工程における加熱温度の制御によりある程度トナーにおけるトナー粒子の形状の均一化を図ることができるが、さらなる形状の均一化を図るために、熟成工程を経る。
この熟成工程は、加熱温度と時間の制御を行うことにより、粒径が一定で分布が狭く形成したトナー粒子表面が平滑だが均一な形状を有するものとなるよう制御する。具体的には、コア粒子形成工程およびシェル化工程において加熱温度を低めにして樹脂微粒子同士の融着の進行を抑制させて均―化を促進させ、この熟成工程においても加熱温度を低めに、かつ、時間を長くしてトナー粒子を所望の平均円形度となる、すなわち表面が均一な形状のものとなるよう制御する。
(5)洗浄工程〜(6)乾燥工程
洗浄工程および乾燥工程は、公知の種々の方法を採用して行うことができる。
(7)外添剤添加工程
この外添剤添加工程は、乾燥処理したトナー粒子に必要に応じて外添剤を添加、混合することにより、トナー粒子を調製する工程である。
〔現像剤〕
本発明に用いられる粘着層形成用トナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。
キャリアとしては、例えば鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、これらの中ではフェライト粒子を用いることが好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなる樹脂分散型キャリアなどを用いてもよい。
キャリアとしては、体積平均粒径が15〜100μmのものが好ましく、25〜80μmのものがより好ましい。
〔転写工程〕
転写工程は、粘着層形成領域に対応した粘着層形成用トナー像を基材シートPに転写することにより行われる。粘着層形成用トナー像の基材シートPへの転写方法は、従来公知の電子写真法において一般的に実行されている転写方法と同様の方法を採用することができ、例えば、剥離帯電する方法などが挙げられる。
転写工程は、例えば、中間転写体を用い、中間転写体上に粘着層形成用トナー像を一次転写した後、この粘着層形成用トナー像を基材シートP上に二次転写する態様の他、感光体上に形成された粘着層形成用トナー像を直接基材シートPに転写する態様などによって行うこともできる。
〔基材シート〕
本発明の付箋紙作製方法に用いられる基材シートPは、従来公知の電子写真法において一般的に使用可能な記録媒体であれば特に限定されず、例えば、普通紙、厚紙、上質紙、アート紙あるいはコート紙などの塗工された印刷用紙、ダンボール紙などの紙基材;塩化ビニール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリイミド樹脂などの樹脂基材などを挙げることができる。
基材シートPの厚みは、例えば0.01〜0.5mmとすることができる。また、基材シートPの大きさや形状は、任意に設定することができる。
〔粘着層形成工程〕
粘着層形成工程は、粘着層形成用トナー像を形成するトナー粒子におけるシェル層を破壊または融解することによりことにより行われ、これにより、コア粒子が露出されて粘着層Sが形成される。この粘着層形成工程において、露出されたコア粒子に含有される粘着材(アクリル酸エステル系重合体)が粘着性を発現し、粘着層Sが形成される。
シェル層を破壊または融解する方法としては、従来公知の電子写真法において一般的に用いられる定着手段、具体的には加熱加圧ローラなどの定着手段を用いて行うことができ、本発明においては、加圧手段および加熱手段の少なくとも一方を用いて行うことが好ましい。加圧手段としては、例えば、一対のローラ部材やベルト部材などが挙げられ、加熱手段としては、発熱機構を有するローラ部材やベルト部材、紫外線照射装置などが挙げられる。
粘着層形成工程においては、特に、粘着層形成用トナー像が加圧手段や加熱手段などと非接触の状態で行われることが好ましい。従って、紫外線照射装置などの非接触の加熱手段によって粘着層形成用トナー像に紫外線を照射し、トナー粒子のシェル層を融解させることが特に好ましい。
加熱手段による加熱条件としては、用いる粘着層形成用トナーの種類(シェル樹脂の種類)によって異なるが、例えば、発熱機構を有するローラ部材やベルト部材を用いる場合においては、加熱温度(加熱手段の表面温度)が150〜220℃、ニップ時間が10〜200msecであることが好ましく、紫外線照射装置を用いる場合においては、UV照度が100〜5000mW/cm2 、照射時間が10〜200msecであることが好ましい。なお、ニップ時間とは、ローラ部材やベルト部材のニップ部Nの搬送方向長さ(mm)/線速(mm/sec)×1000から算出されるものである。
加圧手段による加圧条件としては、用いる粘着層形成用トナーの種類(シェル樹脂の種類)によって異なるが、例えば、加圧力が80〜600Paであることが好ましい。
〔粘着層〕
この定着工程において形成される粘着層Sは、任意に設定された粘着層形成領域Aの位置や範囲、大きさに基づいて形成されたものである。
粘着層Sにおける粘着層形成用トナーの付着量は、用いる粘着層形成用トナーの種類や粘着層形成領域のスクリーンパターンによって異なるが、例えば0.5〜20g/m2 とすることが好ましい。
粘着層Sにおける粘着層形成用トナーの付着量が上記範囲内にあることにより、適度な粘着強度を有することとなる。
粘着層Sの厚みは、例えば3〜30μmとすることが好ましい。
粘着層Sの厚みが上記範囲内にあることにより、適度な粘着強度を有することとなる。一方、粘着層Sの厚みが過小である場合は、粘着強度が不足して任意の貼付対象面に貼付することができないおそれがある。また、粘着層Sの厚みが過大である場合は、粘着強度が過度で、剥離した際に貼付対象面に粘着層Sの一部が残存するおそれがある。
粘着層Sの粘着強度は、任意に設定することができるが、0.1N/cm2 以上10N/cm2 以下であることが好ましく、より好ましくは、0.5N/cm2 以上7N/cm2 以下である。
粘着強度は、用いる粘着層形成用トナーの付着量や粘着層形成領域のパターンを調整することにより制御することができる。
なお、粘着層Sの粘着強度は、JIS Z0237規格に基づき、23℃環境下の90度テープ剥離試験によって測定することができる。
本発明の付箋紙作製方法は、電子写真法において一般的に使用される画像形成装置を用いて実行することができる。
図2は、本発明の付箋紙作製方法に用いられる電子写真法による画像形成装置の構成の一部を示す説明用断面図である。
この画像形成装置は、設定された粘着層形成領域に対応した粘着層形成用トナー像を形成して基材シートP上に転写する粘着層形成用トナー像形成部20と、粘着層形成用トナー像を加熱しながら加圧することにより、当該粘着層形成用トナー像を形成するトナー粒子におけるシェル層を破壊および融解する粘着層形成装置50とを有する。
粘着層形成用トナー像形成部20は、静電潜像担持体である感光体15と、当該感光体15の表面に一様な電位を与える帯電手段11と、一様に帯電された感光体15上に、粘着層形成領域Aに対応した静電潜像を形成する、半導体レーザ光源12A、ポリゴンミラー12Bおよびfθレンズ12Cからなる露光手段12と、粘着層形成用トナーを感光体15上に搬送して静電潜像を顕像化する現像手段13と、現像手段13によって形成された粘着層形成用トナー像を基材シートPに転写するための転写手段14と、粘着層形成用トナー像が転写された基材シートを感光体15から分離させる分離手段16と、転写後に感光体15上に残留した残留トナーを回収する、ゴム状弾性体からなるクリーニングブレード19Aを有するクリーニング手段19と、帯電前露光手段(PCL)17とを備えるものである。
粘着層形成装置50は、一対の加熱加圧ローラ51,52が互いに圧接されてその圧接部にニップ部Nが形成された状態に設けられてなるものである。
このような画像形成装置の粘着層形成用トナー像形成部20および粘着層形成装置50においては、以下のような処理が行われる。
まず、粘着層形成用トナー像形成部20において、感光体15上に、帯電手段11より帯電されて露光手段12により露光されることによって粘着層形成領域に対応した静電潜像が形成され、当該静電潜像が現像手段13において上記粘着層形成用トナーによって現像されることにより粘着層形成用トナー像が形成される。
一方、図示しない給紙カセット内に収容された、任意に選択された基材シートPが、図示しない搬送手段によってタイミングを合わせて転写領域Rに搬送され、当該転写領域Rにおいて転写手段14によって当該基材シートP上における粘着層形成領域に対応する位置に、感光体15上の粘着層形成用トナー像が転写され、さらに分離手段16によって粘着層形成用トナー像が転写された基材シートPが感光体15から分離される。
次いで、分離された基材シートPが粘着層形成装置50のニップ部Nに搬送され、当該ニップ部Nおける加圧および加熱により、トナー粒子を構成するシェル層が破壊または融解されてコア粒子が露出され、このコア粒子の粘着材(アクリル酸エステル系重合体)により粘着性が発現されて粘着層Sが形成され、図示しない分離爪により加熱加圧ローラ51に粘着層Sが接着されるのを抑制しながら外部へ排出される。以上により、基材シートPの少なくとも一部に粘着層Sが形成されてなる付箋紙を得ることができる。
粘着層形成用トナー像を基材シートに転写した後の感光体15は、クリーニング手段19により表面に残留した粘着層形成用トナーが除去され、さらに、帯電前露光手段17によって残留電荷が除去された後に、次の粘着層形成用トナー像の形成に供される。
粘着層形成装置50における加熱加圧条件は、用いる粘着層形成用トナーの種類によっても異なるが、例えば以下の通りにすることができる。
・加熱温度:150〜220℃
・ニップ時間:10〜200msec
なお、ニップ時間とは、加熱加圧ローラ51,52のニップ部Nの搬送方向長さ(mm)/線速(mm/sec)×1000から算出されるものである。
また、上記加熱温度とは、基材シートの粘着層形成用トナー像が転写された面に接触する加熱加圧ローラ51の表面温度をいう。
また、本発明の付箋紙作製方法は、電子写真法による画像形成装置を利用し、粘着層形成用トナーと共に、イエロートナー、シアントナー、マゼンタトナーおよび黒トナーなどのカラートナーを搭載することにより、粘着層形成用トナーによる粘着層の形成と、カラートナーによる印字とを同時または連続的に行うことができる。
図3は、本発明の付箋紙作製方法に用いられる電子写真法による画像形成装置の構成の一例を示す説明用断面図である。
この画像形成装置は、粘着層形成用トナーを用いた粘着層形成工程とイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナーおよび黒トナーなどのカラートナーを用いた印字形成工程とを連続的に実行することのできるタンデム型のカラー画像形成装置である。
この画像形成装置は、設定された粘着層形成領域に対応した粘着層形成用トナー像を形成する粘着層形成用トナー像形成部20Sと、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンまたは黒色のトナー像を形成する有色トナー像形成部20Y,20M,20C,20Bkと、これらの粘着層形成用トナー像形成部20Sにおいて形成された粘着層形成用トナー像または有色トナー像形成部20Y,20M,20C,20Bkにおいて形成された有色トナー像を基材シートP上に転写する中間転写部10と、粘着層形成用トナー像を形成するトナー粒子のシェル層を破壊または融解する粘着層形成装置50と、有色トナー像を基材シートPに対して加熱しながら加圧して定着させる定着装置70とを有する。
有色トナー像形成部20Yにおいてはイエローのトナー像形成が行われ、有色トナー像形成部20Mにおいてはマゼンタ色のトナー像形成が行われ、有色トナー像形成部20Cにおいてはシアン色のトナー像形成が行われ、有色トナー像形成部20Bkにおいては黒色のトナー像形成が行われる。
粘着層形成用トナー像形成部20Sは、静電潜像担持体である感光体15Sと、当該感光体15Sの表面に一様な電位を与える帯電手段11Sと、一様に帯電された感光体15S上に、粘着層形成領域Aに対応した静電潜像を形成する露光手段12Sと、粘着層形成用トナーを感光体15S上に搬送して静電潜像を顕像化する現像手段13Sと、一次転写後に感光体15S上に残留した残留トナーを回収するクリーニング手段19Sとを備えるものである。
また、有色トナー像形成部20Y,20M,20C,20Bkにおいても、上記粘着層形成用トナー像形成部20Sと同様の構成を有する。
中間転写部10は、中間転写体26と、粘着層形成用トナー像形成部20Sによって形成された粘着層形成用トナー像を中間転写体26に転写するための一次転写ローラ27Sと、有色トナー像形成部20Y,20M,20C,20Bkによって形成された有色トナー像を中間転写体26に転写するための一次転写ローラ27Y,27M,27C,27Bkと、一次転写ローラ27Sによって中間転写体26上に転写された粘着層形成用トナー像、または、一次転写ローラ27Y,27M,27C,27Bkによって中間転写体26上に転写された有色トナー像を基材シートP上に転写する二次転写ローラ29と、中間転写体26上に残留した残留トナーを回収するクリーニング手段261とを有する。
粘着層形成装置50は、一対の加熱加圧ローラが互いに圧接されてその圧接部にニップ部Nが形成された状態に設けられてなるものである。
また、定着装置70も、一対の加熱加圧ローラが互いに圧接されてその圧接部にニップ部Nが形成された状態に設けられてなるものである。
このような画像形成装置においては、例えば以下のような、粘着層形成工程および印字形成工程が行われる。
まず、有色トナーによる印字形成工程が行われる。具体的には、有色トナー像形成部20Y,20M,20C,20Bkにおいて、感光体上に帯電手段より帯電されて露光手段により露光されることによって静電潜像がそれぞれ形成され、当該静電潜像が現像手段において有色トナーによって現像されることによって有色トナー像が形成される。この有色トナー像が、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像およびブラックトナー像と順に一次転写ローラ27Y,27M,27C,27Bkによって中間転写体26に転写され、各トナー像が重ね合わせられる。そして、給紙カセット40内に収容された、任意に選択された基材シートPが搬送手段によってタイミングを合わせて搬送され、当該基材シートPに二次転写ローラ29によって中間転写体26上の有色トナー像が転写される。次いで、有色トナー像が転写された基材シートPが定着装置70のニップ部Nに搬送され、当該ニップ部Nおける加圧および加熱により、有色トナー像が基材シートPの一面に定着される。
その後、有色トナー像が定着された基材シートPは、搬送路71を経由して、粘着層形成工程に供される。具体的には、粘着層形成用トナー像形成部20Sにおいて、感光体15S上に、帯電手段11Sより帯電されて露光手段12Sにより露光されることによって粘着層形成領域に対応した静電潜像が形成され、当該静電潜像が現像手段13Sにおいて上記粘着層形成用トナーによって現像されることにより粘着層形成用トナー像が形成される。この粘着層形成用トナー像が、一次転写ローラ27Sによって中間転写体26に転写される。そして、搬送路71を経由して搬送手段によってタイミングを合わせて搬送された基材シートPの他面の粘着層形成領域に対応する位置に、感光体15S上の粘着層形成用トナー像が転写される。次いで、粘着層形成用トナー像が転写された基材シートPが粘着層形成装置50のニップ部Nに搬送され、当該ニップ部Nおける加圧および加熱により、トナー粒子を構成するシェル層が破壊または融解されてコア粒子が露出され、このコア粒子の粘着材により粘着性が発現されて粘着層Sが形成される。以上により、基材シートPの一面にカラートナーによる印字が形成され、他面に粘着層Sが形成されてなる付箋紙を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<粘着層形成用トナーの作製例1>
(1)シェル樹脂微粒子分散液の調製
撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応容器にアニオン系界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:SDS)2質量部をイオン交換水2900質量部に溶解させた界面活性剤水溶液を調製した。この界面活性剤水溶液を窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、温度80℃に昇温させた。
界面活性剤水溶液中に重合開始剤(KPS)9.5質量部を添加した後、スチレン560質量部、n−ブチルアクリレート206質量部、メタクリル酸メチル58質量部およびn−オクチルメルカプタン13.5質量部からなる単量体溶液を3時間かけて滴下した。
この単量体溶液の滴下後、液温を78℃にして1時間保持し、シェル樹脂微粒子〔S1〕の分散液(以下、「シェル樹脂微粒子分散液〔S1〕」という。)を調製した。シェル樹脂微粒子〔S1〕の体積基準のメジアン径は120nm、ガラス転移点(Tg)は56℃、軟化点(Tsp)は109℃、重量平均分子量(Mw)は17,000であった。
(2)コア樹脂微粒子分散液の調製
5Lの反応容器に撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応装置を用い、反応装置には予め界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの回転速度で撹拌しながら、液温を80℃に昇温した。界面活性剤溶液にはアニオン系界面活性剤(SDS)0.8質量部とイオン交換水2820質量部を用いた。界面活性剤溶液に重合開始剤(KPS)9質量部を添加した後、アクリル酸40質量部、n−ブチルアクリレート400質量部、メタクリル酸メチル40質量部および2−エチルヘキシルアクリレート320質量部を3時間かけて滴下し、滴下終了後、75℃において1時間保持し、コア樹脂微粒子〔C1〕の分散液(以下、「コア樹脂微粒子分散液〔C1〕」という。)を調製した。コア樹脂微粒子〔C1〕の体積基準のメジアン径は230nm、ガラス転移点は(Tg)−22℃、軟化点(Tsp)は56℃、ヤング率は3×107 dyn/cm2 、重量平均分子量(Mw)は450,000であった。
(3)コアシェル構造のトナー粒子の作製
撹拌装置、温度センサーおよび冷却管を取り付けた反応容器内に、コア樹脂微粒子分散液〔C1〕370質量部(固形分換算)およびイオン交換水2015質量部を投入し、撹拌した。この溶液に25質量%の水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHを10〜10.3に調整した。
次いで、塩化マグネシウム・6水和物水溶液(50質量%)125質量部を、撹拌下、20分間かけて添加した。添加後に昇温を開始し、約30分間かけて50〜60℃まで昇温した。「マルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)を用いて、反応器内で成長する粒子の粒径を測定し、6.4μmに到達した時点で塩化ナトリウム水溶液(25質量%)110質量部を添加して粒径の凝集反応を停止させ、コア粒子〔1〕の分散液〔1〕を得た。その後、温度を保持したまま30分間撹拌を継続し、コア粒子〔1〕を融着させた。
次いで、シェル樹脂微粒子分散液〔S1〕92質量部(固形分換算)を45分間かけて添加した。添加後に75℃まで昇温し、2時間にわたり撹拌を継続してシェル樹脂微粒子〔S1〕をコア粒子〔1〕に凝集、融着させ、シェル層を形成しトナー粒子〔1〕を得た。
その後、25質量%の塩化ナトリウム水溶液255質量部を添加して融着を停止させ、85℃まで昇温をさせた熟成処理を行った。トナー粒子〔1〕の分散液を4℃/分で冷却した後、20℃のイオン交換水で十分に洗浄し、室温下で乾燥処理を行、粘着層形成用トナー〔1〕を作製した。トナー粒子〔1〕の粒径は、体積基準のメジアン径で6.5μmであった。
<粘着層形成用トナーの作製例2>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(2)コア樹脂微粒子分散液の調製のモノマーの種類および添加量を表1に示すものに変更し、コア樹脂微粒子分散液〔C2〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔2〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例3>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(2)コア樹脂微粒子分散液の調製のモノマーの種類および添加量を表1に示すものに変更し、さらにn−オクチルメルカプタン1.5質量部添加し、コア樹脂微粒子分散液〔C3〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔3〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例4>
粘着層形成用トナーの作製例1において、コア樹脂微粒子分散液〔C1〕を下記のコア樹脂微粒子分散液〔C4〕に変更したことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔4〕を作製した。
・コア樹脂微粒子分散液〔C4〕の調製
5Lの反応容器に撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応装置を用い、反応装置には予め界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの回転速度で撹拌しながら、液温を80℃に昇温した。界面活性剤溶液にはアニオン系界面活性剤(SDS)0.8質量部とイオン交換水2820質量部を用いた。界面活性剤溶液に重合開始剤(KPS)7質量部を添加した後、アクリル酸40質量部、n−ブチルアクリレート400質量部、メタクリル酸メチル40質量部および2−エチルヘキシルアクリレート320質量部を3時間かけて滴下し、滴下終了後、80℃において2時間保持し、コア樹脂微粒子〔C4〕の分散液(以下、「コア樹脂微粒子分散液〔C4〕」という。)を調製した。
<粘着層形成用トナーの作製例5>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(1)シェル樹脂微粒子分散液の調製の重合開始剤(KPS)の添加量を12質量部に変更し、また、n−オクチルメルカプタンの添加量を20質量部に変更し、シェル樹脂微粒子分散液〔S2〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔5〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例6>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(1)シェル樹脂微粒子分散液の調製の重合開始剤(KPS)の添加量を7.5質量部に変更し、また、n−オクチルメルカプタンの添加量を11.5質量部に変更し、シェル樹脂微粒子分散液〔S3〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔6〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例7>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(2)コア樹脂微粒子分散液の調製のモノマーの種類および添加量を表1に示すものに変更し、コア樹脂微粒子分散液〔C5〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔7〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例8>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(2)コア樹脂微粒子分散液の調製のモノマーの種類および添加量を表1に示すものに変更し、さらにn−オクチルメルカプタン10.5質量部添加し、コア樹脂微粒子分散液〔C6〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔8〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例9>
粘着層形成用トナーの作製例1において、コア樹脂微粒子分散液〔C1〕を下記のコア樹脂微粒子分散液〔C7〕に変更したことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔9〕を作製した。
・コア樹脂微粒子分散液〔C7〕の調製
5Lの反応容器に撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応装置を用い、反応装置には予め界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの回転速度で撹拌しながら、液温を80℃に昇温した。界面活性剤溶液にはアニオン系界面活性剤(SDS)0.8質量部とイオン交換水2820質量部を用いた。界面活性剤溶液に重合開始剤(KPS)6質量部を添加した後、アクリル酸40質量部、n−ブチルアクリレート400質量部、メタクリル酸メチル40質量部および2−エチルヘキシルアクリレート320質量部を3時間かけて滴下し、滴下終了後、80℃において2時間保持し、コア樹脂微粒子〔C7〕の分散液(以下、「コア樹脂微粒子分散液〔C7〕」という。)を調製した。
<粘着層形成用トナーの作製例10>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(1)シェル樹脂微粒子分散液の調製の重合開始剤(KPS)の添加量を17質量部に変更し、また、n−オクチルメルカプタンの添加量を25質量部に変更し、シェル樹脂微粒子分散液〔S4〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔10〕を作製した。
<粘着層形成用トナーの作製例11>
粘着層形成用トナーの作製例1において、(1)シェル樹脂微粒子分散液の調製の重合開始剤(KPS)の添加量を4.5質量部に変更し、また、n−オクチルメルカプタンの添加量を3.5質量部に変更し、シェル樹脂微粒子分散液〔S5〕を調製してこれを用いたことの他は同様にして粘着層形成用トナー〔11〕を作製した。
Figure 2014115505
<現像剤の作製例1〜11>
粘着層形成用トナー〔1〕〜〔11〕について、シリコーン樹脂を被覆した体積基準のメジアン径60μmのフェライトキャリアを、V型混合機を用いて、粘着層形成用トナーの濃度が6質量%になるよう混合し、粘着層形成用現像剤〔1〕〜〔11〕作製した。
<実施例1〜6、比較例1〜5>
画像形成装置「bizhub PRESS C6000」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)の現像手段および定着装置部分を図3に示す画像形成装置のように改造したものを用い、改造した現像手段に粘着層形成用トナー〔1〕〜〔11〕をそれぞれ搭載し、A4サイズのCFペーパーの一面に図1に示すような粘着層を形成し、付箋紙〔1〕〜〔11〕をそれぞれ作製した。なお、粘着層形成領域Aは、3.0cm×27.0cmでトナー付着量が12g/m2 となるように設定した。得られた付箋紙について評価1および2を行った。
〔評価1:粘着性〕
A3サイズの白紙のCFペーパーを台紙として用い、この台紙に付箋紙〔1〕〜〔11〕をそれぞれ貼付し、付箋紙を貼付した状態で台紙を垂直に固定し、12時間放置した。
12時間経過後、付箋紙が台紙に固定されたままであれば「A」、付箋紙の粘着層の端部分に台紙からの浮きや傾きがあれば「B」、付箋紙が台紙から剥離していれば「C」として評価した。
〔評価2:剥離性〕
上記評価1において、台紙から剥離していないもの(「A」および「B」と評価されたもの)について、付箋紙の端部(粘着層が形成されていない部分)を手でもって台紙から3秒間かけて剥離し、手で剥がれ付箋紙にカールがないものを「A」、手で剥がれるがカールが発生するものを「B」、手では剥がれない、または、破断するものを「C」として評価した。
〔評価3:粘着特性〕
上記評価1および2に用いた画像形成装置を用い、粘着層形成領域におけるスクリーンパターンを図4に示すスクリーンパターンA〜Cに変更し、付箋紙〔A1〕〜〔A11〕、〔B1〕〜〔B11〕、〔C1〕〜〔C11〕をそれぞれ作製した。なお、トナー付着量は、いずれも10g/m2 となるように設定した。得られた付箋紙について、十分な粘着性で剥離後のカールもないものを「A」、十分な粘着力だがカールが発生するものを「B」、粘着力が不十分(付箋紙の粘着層の端部分に浮きや傾きが発生)だが、カールがないものを「C」、粘着性および剥離性に問題があるもの(剥がれない、台紙から落下、剥離時に破断)を「D」として評価した。
なお、図4に示すパターンAは、紙面に均一に粘着層形成用トナー像を形成するパターンであり、パターンBは、紙面に約40μmのラインを形成するパターンであり、パターンCは紙面に直径約80μmのドットを形成するパターンである。
Figure 2014115505
10 中間転写部
11,11S 帯電手段
12,12S 露光手段
12A 半導体レーザ光源12A
12B ポリゴンミラー
12C fθレンズ
13,13S 現像手段
14,14S 転写手段
15,15S 感光体
16 分離手段
17 帯電前露光手段
19,19S クリーニング手段
19A クリーニングブレード
20,20S 粘着層形成用トナー像形成部
20Y,20M,20C,20Bk 有色トナー像形成部
26 中間転写体
261 クリーニング手段
27S,27Y,27M,27C,27Bk 一次転写ローラ
29 二次転写ローラ
40 給紙カセット
50 粘着層形成装置
51 加熱加圧ローラ
52 加熱加圧ローラ
70 定着装置
71 搬送路
A 粘着層形成領域
P 基材シート
S 粘着層

Claims (7)

  1. 基材シートの少なくとも一部に粘着層が、電子写真法による画像形成方法を利用して形成された付箋紙を作製する方法であって、
    感光体を帯電する帯電工程と、
    当該感光体を露光することにより静電潜像を形成する露光工程と、
    当該静電潜像を、コアシェル構造のトナー粒子よりなる粘着層形成用トナーにより現像することにより、粘着層形成用トナー像を形成する現像工程と、
    前記粘着層形成用トナー像を基材シートに転写する転写工程と、
    当該粘着層形成用トナー像を形成する前記トナー粒子におけるシェルを破壊または融解することにより、コアが露出されて粘着層を形成する粘着層形成工程とを有し、
    前記コアは、アクリル酸エステル系重合体よりなる粘着材を含有してなり、当該アクリル酸エステル系重合体は、ヤング率が5×105 dyn/cm2 以上5×108 dyn/cm2 以下のものであって、重量平均分子量が20万以上100万以下のものであり、
    前記シェルは、重量平均分子量が5千以上5万以下の樹脂を含有してなることを特徴とする付箋紙作製方法。
  2. 前記アクリル酸エステル系重合体が、下記式(1)で表わされる構造単位と、下記式(2)で表わされる構造単位とを有し、これら構造単位の合計が前記アクリル酸エステル系重合体中に75質量%以上の割合で含有されていることを特徴とする請求項1に記載の付箋紙作製方法。
    Figure 2014115505

    Figure 2014115505

    〔上記式(1)および式(2)中、R1 およびR3 は、各々独立に、水素原子、メチル基またはエチル基を示し、互いに同一のものであっても異なるものであってもよい。R2 およびR4 は、各々独立に、炭素数2〜12のアルキル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基を示し、互いに異なるものである。〕
  3. 前記粘着層形成工程が、加圧手段および加熱手段のうち少なくとも一方を用いて行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の付箋紙作製方法。
  4. 前記アクリル酸エステル系重合体が、上記式(1)および式(2)におけるR1 およびR3 が、各々独立に、水素原子またはメチル基であり、R2 およびR4 が、互いに異なる、炭素数4〜10のアルキル基である構造単位を有する重合体であって、重量平均分子量が40万以上60万以下、かつ、ガラス転移点が−50℃以上20℃以下のものであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の付箋紙作製方法。
  5. 前記シェルに含有される樹脂が、重量平均分子量が1万以上3万以下、かつ、ガラス転移点が35℃以上75℃以下のものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の付箋紙作製方法。
  6. 前記シェルに含有される樹脂が、スチレン−アクリル共重合体樹脂、(メタ)アクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の付箋紙作製方法。
  7. 前記コアシェル構造のトナー粒子が、乳化重合法によって作製されたアクリル酸エステル系重合体の微粒子の分散液に金属塩を添加することにより、当該アクリル酸エステル系重合体の微粒子を凝集させてコア粒子を形成し、このコア粒子の分散液に、シェルを形成する樹脂の微粒子の分散液を添加することにより、前記コア粒子にシェルの樹脂の微粒子を付着させてシェル層を形成することにより得られたものであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の付箋紙作製方法。
JP2012270243A 2012-12-11 2012-12-11 付箋紙作製方法 Pending JP2014115505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012270243A JP2014115505A (ja) 2012-12-11 2012-12-11 付箋紙作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012270243A JP2014115505A (ja) 2012-12-11 2012-12-11 付箋紙作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014115505A true JP2014115505A (ja) 2014-06-26

Family

ID=51171545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012270243A Pending JP2014115505A (ja) 2012-12-11 2012-12-11 付箋紙作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014115505A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112241113A (zh) * 2019-07-17 2021-01-19 富士施乐株式会社 色调剂组、显影剂组、色调剂盒组、处理盒组、印刷物的制造装置和印刷物的制造方法
JP2021018420A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、及び印刷物の製造方法
JP2021018423A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP2021018422A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 印刷物の製造方法、及び印刷物の製造システム
JP2021018421A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP2021018425A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022042364A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022042365A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022042366A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022051446A (ja) * 2020-09-18 2022-03-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 粒子搬送装置及び画像形成装置
JP2022051258A (ja) * 2020-09-18 2022-03-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 送出装置及び画像形成装置
JP2022057808A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 搬送装置及び画像形成装置
JP2022110881A (ja) * 2021-01-19 2022-07-29 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104849A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 粘着層の形成方法
JP2002338910A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Tomoegawa Paper Co Ltd 半導体装置製造用粘着シート
JP2008225042A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Canon Inc 感圧接着シートの製造方法
JP2009119789A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Sekisui Chem Co Ltd 粘着性付箋
JP2010042659A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Sekisui Chem Co Ltd 粘着性付箋
JP2011128410A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法
JP2012219199A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Denki Kagaku Kogyo Kk 粘着フィルム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104849A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 粘着層の形成方法
JP2002338910A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Tomoegawa Paper Co Ltd 半導体装置製造用粘着シート
JP2008225042A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Canon Inc 感圧接着シートの製造方法
JP2009119789A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Sekisui Chem Co Ltd 粘着性付箋
JP2010042659A (ja) * 2008-07-17 2010-02-25 Sekisui Chem Co Ltd 粘着性付箋
JP2011128410A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法
JP2012219199A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Denki Kagaku Kogyo Kk 粘着フィルム

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7395863B2 (ja) 2019-07-17 2023-12-12 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、印刷物の製造装置、及び印刷物の製造方法
JP2021018420A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、及び印刷物の製造方法
JP2021018269A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、印刷物の製造装置、及び印刷物の製造方法
JP2021018423A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP2021018422A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 印刷物の製造方法、及び印刷物の製造システム
JP2021018421A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP2021018425A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 富士ゼロックス株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
CN112241113A (zh) * 2019-07-17 2021-01-19 富士施乐株式会社 色调剂组、显影剂组、色调剂盒组、处理盒组、印刷物的制造装置和印刷物的制造方法
CN112241113B (zh) * 2019-07-17 2025-05-30 富士胶片商业创新有限公司 色调剂组、显影剂组、色调剂盒组、处理盒组、印刷物的制造装置和印刷物的制造方法
JP7608736B2 (ja) 2019-07-17 2025-01-07 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP7532916B2 (ja) 2019-07-17 2024-08-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP7532910B2 (ja) 2019-07-17 2024-08-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 印刷物の製造方法、及び印刷物の製造システム
JP7532909B2 (ja) 2019-07-17 2024-08-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法
JP7494581B2 (ja) 2019-07-17 2024-06-04 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、及び印刷物の製造方法
JP2022042364A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022042366A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022042365A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP7516991B2 (ja) 2020-09-02 2024-07-17 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
US12264237B2 (en) 2020-09-02 2025-04-01 Fujifilm Business Innovation Corp. Pressure-responsive particles, cartridge, apparatus for manufacturing printed matter, method for manufacturing printed matter, printed matter, sheet for manufacturing printed matter, and method for manufacturing sheet for manufacturing printed matter
US11993668B2 (en) 2020-09-02 2024-05-28 Fujifilm Business Innovation Corp. Pressure-responsive particles, cartridge, apparatus for manufacturing printed matter, method for manufacturing printed matter, printed matter, sheet for manufacturing printed matter, and method for manufacturing sheet for manufacturing printed matter
JP7581710B2 (ja) 2020-09-02 2024-11-13 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP7552160B2 (ja) 2020-09-02 2024-09-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022051446A (ja) * 2020-09-18 2022-03-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 粒子搬送装置及び画像形成装置
JP2022051258A (ja) * 2020-09-18 2022-03-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 送出装置及び画像形成装置
JP7661685B2 (ja) 2020-09-18 2025-04-15 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 粒子搬送装置及び画像形成装置
JP7661683B2 (ja) 2020-09-18 2025-04-15 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 送出装置及び画像形成装置
JP2022057808A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 搬送装置及び画像形成装置
JP7581900B2 (ja) 2021-01-19 2024-11-13 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法
JP2022110881A (ja) * 2021-01-19 2022-07-29 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014115505A (ja) 付箋紙作製方法
JP6028414B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び静電荷像現像用トナーの製造方法
JP5733038B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP5879772B2 (ja) 静電荷現像剤用トナー及びその製造方法
JP2016057382A (ja) 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法
JP5794268B2 (ja) 静電潜像現像用トナー、及びその製造方法
JP6413611B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP6331640B2 (ja) 画像形成方法
JP2013011642A (ja) 静電荷像現像用トナーおよび製造方法
JP5929800B2 (ja) 定着液および画像形成方法
JP6089746B2 (ja) クリアトナー、クリアトナーの製造方法およびクリアトナー層形成方法
JP5794122B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP5834497B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2011170229A (ja) 静電荷像現像用トナー、及び、トナーの製造方法
JP6291706B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、二成分現像剤および画像形成方法
JP5782872B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2013040982A (ja) 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法
JP2010210862A (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法
CN111722488A (zh) 静电荷像显影用色粉、静电荷像显影剂及色粉盒
JP6048027B2 (ja) 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法
JP6048316B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP5565338B2 (ja) 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法
JP5696583B2 (ja) 画像形成方法
JP5834972B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2012098434A (ja) 箔画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161129