[go: up one dir, main page]

JP2014162110A - 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント - Google Patents

塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント Download PDF

Info

Publication number
JP2014162110A
JP2014162110A JP2013035204A JP2013035204A JP2014162110A JP 2014162110 A JP2014162110 A JP 2014162110A JP 2013035204 A JP2013035204 A JP 2013035204A JP 2013035204 A JP2013035204 A JP 2013035204A JP 2014162110 A JP2014162110 A JP 2014162110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
coating film
attachment
removing apparatus
film removing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2013035204A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Kaji
尚幸 加治
Mitsuharu Katayama
光晴 片山
Hideyuki Mihara
英之 三原
Yasuichiro Miura
靖一郎 三浦
Hiroshi Fujimoto
浩 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OCEAN TEC KK
Original Assignee
OCEAN TEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OCEAN TEC KK filed Critical OCEAN TEC KK
Priority to JP2013035204A priority Critical patent/JP2014162110A/ja
Publication of JP2014162110A publication Critical patent/JP2014162110A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】塗膜が施された金属表面を電磁誘導コイルの移動速度に応じて適切に加熱できるとともに、床板と側壁の接合部分やその近傍における塗膜を容易に除去することが可能な塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメントを提供する。
【解決手段】塗膜除去装置用アタッチメント1aは、ヘッド部56bの背面側に配置される背板2と、ヘッド部56bの両側面とホイール66,66の間にそれぞれ配置可能に背板2に立設される一対の側板3,3と、回転軸65に対して直交するように背板2に設けられる回転軸4,4と、回転軸4,4にそれぞれ軸着される一対のホイール5,5と、回転軸65に平行な回転軸6を有してホイール5の回転をホイール66へ伝達可能に側板3に設置されるホイール7を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属の表面に形成された塗膜を除去する方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメントに係り、特に、電磁誘導コイルが内蔵された塗膜除去装置のヘッド部を塗膜上で移動させながら金属を誘導加熱することで塗膜を除去する塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置のヘッド部に取り付けられる塗膜除去装置用アタッチメントに関する。
一般に、石油タンクや橋梁あるいは船舶などの鋼構造物は表面が塗装されており、補修や改修等の工事の際には、この塗膜を除去しなければらない場合が多い。この塗膜を除去するために、サンドブラストや研磨などのように物理的に剥離させる方法の他、塗膜剥離剤によって軟化させたり、高圧水を噴き付けたりする方法が、従来、行われていた。しかしながら、これらの方法では、粉塵や有害ガスあるいは大きな振動や騒音が発生するなど、作業環境が悪いという課題があった。
このような課題を解決するものとして、近年では、鋼材を誘導加熱することにより表面の塗膜を剥離させる技術が注目されており、それに関して既に幾つかの発明や考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、「塗装塗膜の除去装置」という名称で、塗膜層を誘導加熱する加熱手段と、加熱手段の温度を検出し、出力を制御する手段を有する装置に関する発明が開示されている。
特許文献1には、高周波加熱コイルと、エアモータによって回転する研磨ブラシからなる剥離手段と、熱電対端子が移動台車上に設置されており、熱電対端子によって検出された温度に基づいて高周波加熱コイルへの電源の供給を制御する制御部を備えた構造の装置が記載されている。
このような構造によれば、高周波加熱コイルによる過剰な加熱を防いで、安全に塗膜層を除去することができる。
また、特許文献2には、「金属表面被膜の加熱剥離装置」という名称で、各種タンクの床板と側壁の接合部分等の隅部における被膜を剥離、除去することが可能な装置に関する発明が開示されている。
特許文献2には、高周波発生部が本体に内蔵されるとともに、直角に交差する2枚の当接板の内側に電磁誘導コイル及びコアが設けられた電磁誘導部が本体の下方に支持された構造の装置が記載されている。そして、本体は、向きを90度変更できるように蝶番を介してキャスタが取り付けられた構造となっている。
このような構造によれば、各種タンクの床板と側壁の接合部分及びその近辺のみを局部的に効率よく誘導加熱して、接合部分の表面に施された被膜を容易に剥離除去することができる。
特許文献3には、「錆び及びペイントを除去する装置及び方法」という名称で、金属表面の錆びとペイントを誘導加熱によって除去する方法とそれに用いる装置に関する発明が開示されている。
特許文献3に記載された装置は、駆動手段を備えておらず、電磁誘導コイルが内蔵されたヘッド部を作業者が手で持った状態で、金属表面に対して所定の間隔を保ちつつ移動させるものである。そして、移動に伴って回転するホイールの速度をタコメータで検知して、電磁誘導コイルに供給される電力を制御する制御ユニットを備えた構造となっている。
このような構造によれば、金属に対して過剰な熱が加わらず、かつ、加熱不足にならないように、金属表面上を移動するヘッドの速度に応じて、電磁誘導コイルから発生する熱量が調節されるという作用を有する。これにより、錆びやペイントを金属表面から効率良く除去することができる。
特開2003−001173号公報 特許第3359382号公報 特許第4014409号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明においては、熱電対端子によって検出された高周波加熱コイルの温度が異常に高い場合、高周波加熱コイルへの電流の供給が停止され、あるいは電流量が少なく抑えられるため、高周波加熱コイルやその近傍が過剰に加熱されることを防止できるものの、除去装置の移動速度が速すぎる場合には、高周波加熱コイルへ供給される電流量を多くする構造となっていないため、加熱対象を十分に加熱できないという課題があった。また、高周波加熱コイルを壁際へ配置可能な構造となっていないため、床板と側壁の接合部分やその近傍に施された被膜を除去できないという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明では、電磁誘導部の移動速度に応じて、電磁誘導コイルへ供給される電力を制御する構造となっていないため、電磁誘導部の移動速度が遅い場合には、金属表面を過剰に加熱する一方、電磁誘導部の移動速度が速い場合には、金属表面の加熱が不十分となるおそれがあった。
さらに、特許文献3では、錆びやペイントを除去する装置の具体的な構造が記載されていない。したがって、特許文献3に記載された発明に係る装置が、床板と側壁の接合部分やその近傍において、それらの表面に施された塗膜を容易に除去できる構造であるか否かは不明である。
なお、特許文献3に記載の発明に係る装置は、その特許権者によって既に製品化されている。そして、その構造を見る限り、当該装置は、後述するように、床板と側壁の接合部分やその近傍の表面に施された被膜を容易に除去できるものとは言えない。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、塗膜が施された金属表面を電磁誘導コイルの移動速度に応じて適切に加熱できるとともに、床板と側壁の接合部分やその近傍においても、その表面の塗膜を容易に除去することが可能な塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメントを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である塗膜除去装置用アタッチメントは、電磁誘導コイルが内蔵されるとともに、側面に設けられた第1の回転軸に第1のホイールが軸着されたヘッド部と、電磁誘導コイルへ電力を供給する電力供給手段と、ヘッド部の移動に伴って回転する第1のホイールの回転速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段によって検出された第1のホイールの回転速度に応じて電力供給手段の出力を調整する制御ユニットと、を備えた塗膜除去装置に取り付けられる塗膜除去装置用アタッチメントであって、ヘッド部の背面側に配置される背板と、この背板に立設されヘッド部の側面に近接配置される側板と、ヘッド部の移動に伴って回転可能に背板に設置される第2のホイールと、この第2のホイールの回転を第1のホイールへ伝達可能に側板に設置される第3のホイールと、を備え、第2のホイールは第1の回転軸に対して直交するように背板に設けられる第2の回転軸に軸着され、第3のホイールは第1の回転軸に対して平行に側板に設けられる第3の回転軸に軸着されたことを特徴とするものである。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメントにおいては、ヘッド部に装着された際に、ヘッド部の下面と前面が開放された状態となる。したがって、例えば、表面に塗膜が形成されるとともに、直交した状態で互いに接合された金属製の床面と側壁に対し、塗膜除去装置用アタッチメントが装着されたヘッド部を、その前面側が側壁に近接するように床板の上に設置した場合、電磁誘導コイルが床板と側壁の接合部に近接して配置されるという作用を有する。
また、塗膜除去装置のヘッド部に装着されることで、ヘッド部の移動速度に応じて誘導加熱の強度が調節されるという塗膜除去装置の従来の機能をそのまま維持しつつ、従来、前後方向にのみ移動可能であったヘッド部を左右方向へも移動可能にするという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の塗膜除去装置用アタッチメントにおいて、第2のホイールの回転を第1のホイールへ伝達可能に、第3のホイールは、その外周面が第1のホイールの外周面と第2のホイールの側面に対してそれぞれ当接するように形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメントにおいては、請求項1記載の発明の作用に加えて、第2のホイールの回転を第1のホイールに伝達するという機能が、第3のホイールの外周面を第2のホイール及び第1のホイールにそれぞれ接触させるという極めて簡単な構造によって実現されるため、構造がシンプルで部品点数が少ないという作用を有する。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の塗膜除去装置用アタッチメントにおいて、第2の回転軸に設置される第1のかさ歯車と、この第1のかさ歯車と噛み合うように第3の回転軸に設置される第2のかさ歯車と、を備え、第3のホイールは、その外周面が第1のホイールの外周面に対して当接するように形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメントにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加え、第3のホイールの直径を第1のホイールの外周面から第2のホイールの側面までの距離よりも長くする必要がなく、また、第1のかさ歯車と第2のかさ歯車の歯数の比により第1のホイールと第3のホイールの回転速度比を調節できるため、第1のホイールの側面に対する第2のホイールの当接箇所に関する設計上の制約がなく、また、第1のホイールの大きさに関する設計上の制約が少ないという作用を有する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメントにおいて、側板に対し、第1の回転軸を保持する軸保持部と、この軸保持部へ第1の回転軸を案内する切り欠き部が設けられ、ヘッド部へ着脱可能に形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメントにおいては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、ヘッド部に対する着脱が容易であり、ヘッド部に取り付けたり、取り外したりすることで、ヘッド部の移動可能な方向が簡単に切り換わるという作用を有する。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメントにおいて、側板又はヘッド部の下面又は前面から第1のホイールよりも突出するように、側板の下面又は前面の少なくともいずれか一方に突状部が設けられたことを特徴とするものである。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメントにおいては、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、電磁誘導コイルの床板又は側壁に対する間隔が常に一定に保たれるため、床板と側壁の接合部分及びその近傍が電磁誘導コイルによって十分に誘導加熱されるという作用を有する。
請求項6記載の発明である塗膜除去方法は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメントが取り付けられた塗膜除去装置のヘッド部を金属表面の塗膜上で移動させつつ、電磁誘導コイルの誘導加熱により塗膜を除去することを特徴とするものである。
このような構成の塗膜除去方法においては、金属表面の塗膜を除去する際に、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメントの作用が発揮される。
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の塗膜除去装置用アタッチメントによれば、塗膜除去装置のヘッド部に装着することで、床板と側壁の接合部分やその近傍においても、その表面に形成された塗膜を容易に除去することができる。また、ヘッド部に比べ、小型で、かつ、軽量構造であるため、移動方向の異なる2種類のヘッド部を用途に応じて使い分ける場合に比べ、運搬や保管の点で有利である。
本発明の請求項2に記載の塗膜除去装置用アタッチメントによれば、請求項1記載の発明の効果に加え、安価に製造できるという効果を奏する。
本発明の請求項3に記載の塗膜除去装置用アタッチメントによれば、請求項1に記載の発明の効果を奏することに加えて、第1のホイール及び第2のホイールの大きさに関する設計自由度が高いため、これらのホイールを小型化するなどして、製造コストの削減を図ることができる。
本発明の請求項4に記載の塗膜除去装置用アタッチメントによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果を奏することに加えて、第1のホイールを背面側に備えたヘッド部を新たに製造する場合よりも製造コストが格段に安く、また、移動方向の異なる2種類のヘッド部を用途に応じて交換する場合に比べ格段に作業性が良い。
本発明の請求項5に記載の塗膜除去装置用アタッチメントによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、床板と側壁の接合部分及びその近傍においても、その表面に形成された塗膜を容易に除去できるという効果がより一層発揮される。
本発明の請求項6に記載の塗膜除去方法によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された発明の効果が発揮されるため、床板と側壁の接合部分やその近傍においても、その表面に形成された塗膜を容易に除去することができる。
(a)は本発明の実施の形態に係る塗膜除去装置用アタッチメントの実施例1を塗膜除去装置のヘッド部に取り付けた状態を示す外観斜視図であり、(b)は同図(a)に示した塗膜除去装置用アタッチメントの外観斜視図である。 (a)は図1(b)の塗膜除去装置用アタッチメントからストッパーを外した状態を示し、(b)は同図(a)に示した塗膜除去装置用アタッチメントの背面図である。 (a)及び(c)はそれぞれ図2(a)に示した塗膜除去装置用アタッチメントの側面図及び平面図であり、(b)は各ホイール間に作用する力のベクトルを示した図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図1(a)に示したストッパーの外観斜視図及び正面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例1の塗膜除去装置用アタッチメントが使用される状態を示す側面図及び平面図である。 本発明の実施の形態に係る塗膜除去装置用アタッチメントの実施例2の一部を拡大して示した外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る塗膜除去装置用アタッチメントの実施例3の側面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る塗膜除去装置用アタッチメントの実施例4の側面図であり、(b)はその使用状態を示す側面図である。 (a)は従来技術に係る塗膜除去装置の構成を示した模式図であり、(b)及び(c)はそれぞれメイン誘導ユニットと誘導ヘッドユニット間の電気系統と冷却系統の模式図である。 (a)及び(b)は図9(a)に示した塗膜除去装置の誘導ヘッドユニットを部分的に拡大した外観斜視図であり、(b)はヘッド部に内蔵された電磁誘導コイルの作用を説明するための模式図である。
本発明の塗膜除去装置用アタッチメントは、特許文献3に記載の発明に係る塗膜除去装置のヘッド部に装着して使用されるものである。そこで、まず、当該発明の特許権者によって製品化された塗膜除去装置(RPRテクノロジー社製)の構造について図9及び図10を用いて説明する。
図9(a)は当該塗膜除去装置の構成を模式的に示した図であり、図9(b)はメイン誘導ユニットの構成と、誘導ヘッドユニットに交流電流を供給する仕組みを模式的に示した図であり、図9(c)はメイン誘導ユニット及び誘導ヘッドユニット内に冷却水を流す仕組みを模式的に示した図である。図10(a)は接続部の一部とヘッド部の外観を示す斜視図であり、図10(b)はヘッド部に内蔵された電磁誘導コイルが金属表面の塗膜上に配置された状態を示す模式図である。
なお、図9(b)では信号線ケーブルの図示を省略し、図9(c)ではメイン誘導ユニット及び誘導ヘッドユニットへ高圧ポンプから冷却水が供給される経路を実線で示し、水タンクへと冷却水が回収される経路を破線で示している。また、図10(b)では接続部とヘッド部を破線で示し、金属表面が誘導加熱される状態を一点鎖線で示している。
図9(a)に示すように、塗膜除去装置50は、メイン誘導ユニット51に対し、電源ケーブル52及び冷却ホース53a,53bと信号ケーブル54を介してコネクタボックス55及び誘導ヘッドユニット56が順に接続され、さらに電源ケーブル57を介して発電機58が接続されるとともに、冷却ホース59a,59bを介して水タンク60が接続された構造となっている。そして、冷却ホース59aには高圧ポンプ61が介装されている。
なお、電源ケーブル52は2本線であり、電源ケーブル57は3本線となっている。
誘導ヘッドユニット56は、上面に取っ手62を有する本体部56aと、後述の電磁誘導コイル63(図10(b)参照)を内蔵するヘッド部56bと、ヘッド部56bを本体部56aに接続する接続部56cからなる。なお、接続部56cはネジ等を用いて本体部56aに取り付けられる構造となっている。すなわち、ヘッド部56bは本体部56aに対して着脱可能に接続されている。
また、ヘッド部56bには、後述するように光センサ64(図10(a)参照)が設置されており、この光センサ64からの信号が信号ケーブル54を介してメイン誘導ユニット51に送られる構造となっている。
さらに、コネクタボックス55には増幅トランスが内蔵されており、電源ケーブル52を介してメイン誘導ユニット51からコネクタボックス55に送られてきた高周波電流は、増幅されて誘導ヘッドユニット56に送られる。
図9(b)に示すように、メイン誘導ユニット51は、電源部51a、高周波電流発生部51b、制御部51c及び信号受信部51dからなり、光センサ64(図10(a)参照)から信号ケーブル54(図9(a)参照)を介して信号受信部51dへ送られてきた信号に基づいて、制御部51cは電磁誘導コイル63へ供給される電流量と周波数を調節するべく、高周波電流発生部51bに指令を送る。高周波電流発生部51bは、この指令に従って、発電機58から電源ケーブル57を介して電源部51aへ供給された440V/125A(三相)の交流電流を所定の出力と周波数を有する高周波電流に変換し、電源ケーブル52を介してコネクタボックス55へ、さらには誘導ヘッドユニット56へと供給する。
また、図9(c)に示すように、冷却回路は閉ループを形成しており、高圧ポンプ61により水タンク60から冷却ホース59aを介して、それぞれメイン誘導ユニット51と誘導ヘッドユニット56へ少なくとも10リットル/分の冷却水が供給された後、再び水タンク60へ回収される。
図10(a)に示すように、誘導ヘッドユニット56のヘッド部56bは略直方体をなし、接続部56cに対し平面視T字状をなすように取り付けられている。また、ヘッド部56bは、電磁誘導コイル63が内蔵され、接続部56cの長手方向へ直交するように回転軸65,65が設けられるとともに、回転軸65,65に対してホイール66,66がそれぞれ軸着され、少なくとも一方のホイール66の回転速度を検出可能に光センサ64が設置されている。
さらに、光センサ64には信号ケーブル54が接続されており、光センサ64によって検出されたホイール66の回転速度に関する情報は、電気信号に変換されて、前述したように信号ケーブル54を介してメイン誘導ユニット51の信号受信部51dへ送られる。
そして、制御部51cは、ホイール66の回転速度が増加した場合、ヘッド部56bに内蔵された電磁誘導コイル63の移動速度が増加したと判断して、電磁誘導コイル63に対する出力を増加させ、ホイール66の回転速度が減少した場合、電磁誘導コイル63の移動速度が減少したと判断して、電磁誘導コイル63に対する出力を減少させるように、高周波電流発生部51bに指令を送る。
図10(b)に示すように、誘導ヘッドユニット56を金属67の表面に形成された塗膜68に対して所定の間隔をあけて配置し、電磁誘導コイル63に高周波電流を供給すると、金属67は表面から、高周波電流の周波数に対応した所定の深さまで加熱される。
そして、電磁誘導コイル63に供給される高周波電流は、前述のとおり、メイン誘導ユニット51の制御部51cによって所定の周波数に調節される。
したがって、金属67の表面を電磁誘導コイル63の移動速度に応じて適切に加熱することができる。その結果、塗膜68が効率良く除去される。
実施例1の塗膜除去装置用アタッチメントについて図1乃至図5を用いて説明する(特に、請求項1、請求項2、請求項4及び請求項6に対応)。
図1(a)は図9及び図10を用いて説明した塗膜除去装置のヘッド部に本実施例の塗膜除去装置用アタッチメントを取り付けた状態を示しており、図1(b)は塗膜除去装置用アタッチメントの外観を示している。
また、図2(a)及び図2(b)は図1の塗膜除去装置用アタッチメントにおいてストッパーを外した状態を示しており、図3(a)及び図3(b)は塗膜除去装置用アタッチメントのホイールとヘッド部のホイールとの間に作用する力を説明するための図である。
さらに、図4(a)及び図4(b)はストッパーの構造及び作用を説明するための図であり、図5(a)及び図5(b)は塗膜除去装置用アタッチメントの作用を説明するための図である。
なお、図1〜図3及び図5では、説明の便宜上、ヘッド部のホイールも併せて図示している。そして、図3及び図5ではストッパーの図示を省略し、図5では誘導ヘッドユニットのうち、ヘッド部や接続部のみを破線で示している。また、図9及び図10に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1〜図3に示すように、本実施例の塗膜除去装置用アタッチメント1aは、合成樹脂等の絶縁材からなり、ヘッド部56bの背面側に配置される背板2と、ヘッド部56bの両側面とホイール66,66の間にそれぞれ配置可能に背板2に立設される一対の側板3,3と、回転軸65に対して直交するように背板2に設けられる回転軸4,4と、回転軸4,4にそれぞれ軸着される一対のホイール5,5と、回転軸65に平行な回転軸6を有してホイール5の回転をホイール66へ伝達可能に側板3に設置されるホイール7を備えている。
背板2には接続部56cを内側へ配置可能に切り欠き部2aが形成され、側板3,3には、ホイール66,66の回転軸65,65を保持する軸保持部8,8と、この軸保持部8,8へ回転軸65,65を案内する切り欠き部3a,3aがそれぞれ形成されている。
また、切り欠き部2aに接続部56cが配置され、回転軸65,65が軸保持部8,8によってそれぞれ保持された状態となるように、ヘッド部56bに塗膜除去装置用アタッチメント1aを装着した場合に、接続部56cが切り欠き部2aから離脱しないように、背板2に対してストッパー9が着脱自在に取り付けられている。
ストッパー9は、正面視略「コ」の字状をなし、側面に信号ケーブル54を通すための溝9aが設けられるとともに、上面に係止ピン10,10が設置されており、切り欠き部2aの縁部の近傍には、係止ピン10の先端10aを保持するための凹部11aがそれぞれ設けられた一対の受け板11,11がストッパー9を両側から挟むように対向配置されている。
図3(a)に示すように、塗膜除去装置用アタッチメント1aは、ヘッド部56b(図1(a)参照)に装着され、金属67の表面に対し、側板3,3の下面が平行をなすとともに、ホイール5,5のみが接触するように設置された場合に、電磁誘導コイル63(図10(b)参照)が金属67の表面から所望の間隔をあけて配置されるように、形成されている。すなわち、金属67の表面に接触するホイール5,5の周面がわずかにホイール66の周面よりも下方に突出するように設けられている。
また、ホイール7は、直径がホイール66の外周面からホイール5の側面5cまでの距離よりも長く、かつ、その外周面がホイール66の外周面とホイール5の側面5cに対してそれぞれ当接するように設置されている。しかも、ホイール7の回転軸6は、ホイール5の回転軸4及びホイール66の回転軸65よりも下方、すなわち金属67の表面に近く設けられている。
塗膜除去装置用アタッチメント1aが装着された状態でヘッド部56bを金属67の表面上に載置すると、塗膜除去装置用アタッチメント1aに対しヘッド部56bの重量が鉛直下向きに加わるため、ホイール7の回転軸6には鉛直上向きの反力Fが生じる。そして、反力Fは、図3(a)及び図3(b)に示すように、回転軸6と回転軸65を結んだ直線上でホイール7の外周面をホイール66の外周面に押しつけるように作用する力Fと、ホイール5の側面5cに対して垂直にホイール7の外周面を押し付けるように作用する力Fに分解される。これにより、ホイール5,66に対するホイール7の密着性が高まる。
図3(c)に示すように、ホイール5,66は、ホイール本体5a,66aと、その外周へ着脱可能に嵌め込まれたOリング5b,66bからなり、外径の異なる複数のOリング5b、66bの中から、除去すべき塗膜68(図10(b)参照)の厚さや種類に応じて適切なものを選択することで、電磁誘導コイル63と金属67の表面との間隔を容易に調節できる構造となっている。また、ホイール7も本体7aの外周にOリング7bが嵌着されている。
ただし、Oリング5b、66bは金属67の表面との摩擦を高めるように作用し、Oリング7bはホイール5,66との摩擦を高めるように作用する。
図4(a)に示すように、ストッパー9の上面には、貫通孔12aを有する2対の保持板12,12が互いの貫通孔12a,12aを連通させるようにしてそれぞれ立設されている。また、係止ピン10は、1対の保持板12,12の貫通孔12a,12aに対し、先端10aがストッパー9の側面から外方へ突出するように挿通されている。また、係止ピン10,10の基端10b,10bには、それぞれ止め板13,13が取り付けられており、止め板13,13の間には、係止ピン10,10を互いに引き離す方向へ付勢する押しバネ14が設置されている。
すなわち、係止ピン10,10は2対の保持板12,12によって、長手方向へ移動自在にそれぞれ保持されている。この場合、止め板13,13を指で挟むなどして、その間隔を狭めると、図4(b)に示すように、係止ピン10,10が矢印Aの方向へそれぞれ移動し、先端10a,10aがストッパー9の側面から外方へ突出する長さが短くなる。ストッパー9は、この状態で、受け板11,11の間に設置される。
また、係止ピン10,10の先端10a,10aの位置を受け板11,11の凹部11a,11aの位置に合わせた状態で、止め板13,13を挟む力を緩めると、係止ピン10,10は矢印Aの逆方向へそれぞれ移動し、係止ピン10,10の先端10a,10aは受け板11,11の凹部11a,11aにそれぞれ嵌り込む。その結果、ストッパー9は背板2に固定される。
そして、止め板13,13を指で挟むなどして、その間隔を再び狭めると、係止ピン10,10の先端10a,10aが受け板11,11の凹部11a,11aから外れ、ストッパー9は背板2から取り外し可能な状態になる。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメント1aにおいては、塗膜除去装置のヘッド部56bに装着された場合に、ヘッド部56bの下面と前面が開放された状態となる。したがって、例えば、図5(a)及び図5(b)に示すように、表面に塗膜が形成されるとともに、直交した状態で互いに接合された床面69と側壁70に対し、塗膜除去装置用アタッチメント1aを装着されたヘッド部56bを、その前面側が側壁70に近接するように床板69の上に設置した場合、電磁誘導コイル63が床板69と側壁70の接合部に近接して配置されるという作用を有する。
また、ホイール5,5の回転軸4,4とホイール66の回転軸65が直交するため、ヘッド部56bに塗膜除去装置用アタッチメント1aが装着されると、従来の移動方向に対して直交する方向へ移動可能となる。したがって、図5(b)に矢印Bで示すように、側壁70に沿ってヘッド部56bを容易に平行移動させることができる。
この場合、ヘッド部56bの移動に伴ってホイール5,5が回転し、その回転がホイール7を介してホイール66に伝達される。そして、光センサ64によって検出されたホイール66の回転速度に基づいて電磁誘導コイル63に対する出力がメイン誘導ユニット51の制御部51cによって制御される。
すなわち、塗膜除去装置用アタッチメント1aは、塗膜除去装置のヘッド部56bに装着されることで、ヘッド部56bの移動速度に応じて誘導加熱の強度が調節されるという塗膜除去装置の従来の機能をそのまま維持しつつ、従来、前後方向にのみ移動可能であったヘッド部56bを左右方向へも移動可能にするという作用を有する。そして、塗膜除去装置用アタッチメント1aはヘッド部56bに対する着脱が容易なため、ヘッド部56bに取り付けたり、取り外したりすることで、ヘッド部56bの移動可能な方向を簡単に切り換えることができる。
また、塗膜除去装置用アタッチメント1aでは、ホイール5の回転をホイール66に伝達するという機能が、ホイール7の外周面をホイール5,66にそれぞれ接触させるという極めて簡単な構造によって実現されるなど、構造がシンプルで部品点数も少ないため、左右方向へ移動可能なヘッド部56bを新たに製造する場合に比べ、製造コストを安くすることができる。そして、移動方向の異なる2種類のヘッド部56bを用途に応じて交換するよりも、塗膜除去装置用アタッチメント1aをヘッド部56bに装着する方が格段に作業性が良い。さらに、塗膜除去装置用アタッチメント1aはヘッド部56bに比べ、小型で、かつ、軽量構造であるため、2種類のヘッド部56bを使い分ける場合に比べ、運搬や保管の点においても優れている。
この塗膜除去装置用アタッチメント1aをヘッド部56bに装着し、表面に塗膜が形成された金属上を移動させつつ、電磁誘導コイル63によって金属表面を誘導加熱して塗膜を除去する方法によれば、ヘッド部56bを前後方向のみならず左右方向へ移動させた場合でも、金属の表面がヘッド部56bの移動速度に応じた強度で誘導加熱されるという作用を有する。そして、前述したように、床板69と側壁70の接合部分に対しても電磁誘導コイル63を近接して配置できるため、ヘッド部56bを側壁70に沿って平行移動させることにより、床板69と側壁70の接合部分とその近傍における塗膜を容易に除去することができる。
実施例2の塗膜除去装置用アタッチメントについて図6を用いて説明する(特に、請求項3に対応)。
図6は本実施例の塗膜除去装置用アタッチメントが前述の塗膜除去装置のヘッド部に取り付けられた状態について、実施例1と異なる箇所を特に拡大して示したものである。なお、図1〜図4に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施例の塗膜除去装置用アタッチメント1bは、実施例1の塗膜除去装置用アタッチメント1aにおいて、ホイール7の外周面がホイール5の側面5cに当接する代わりに、ホイール5の回転軸4(図3(b)参照)にかさ歯車15が設置され、このかさ歯車15に噛み合うように、かさ歯車16がホイール7の回転軸6(図3(c)参照)に設置されたことを特徴とする。
このような構造によれば、実施例1の場合に比べ、より確実にホイール5の回転がホイール7に伝達される。また、ホイール7について、その直径をホイール66の外周面からホイール5の側面5cまでの距離よりも長くしなければならないといった制約がない。また、実施例1の塗膜除去装置用アタッチメント1aにおいてホイール5とホイール66の回転速度を一致させるには、ホイール5の側面5cに対するホイール7の当接箇所から回転軸4の中心までの距離と、ホイール66の直径を等しくする必要があるが、塗膜除去装置用アタッチメント1bでは、かさ歯車15,16の歯数の比によりホイール5とホイール7の回転速度比を調節できるため、ホイール5の側面5cに対するホイール7の当接箇所に関する制約がなく、また、ホイール5の大きさに関する制約も少ない。
すなわち、ホイール5,7の大きさ等に関する設計自由度が高いため、ホイール5,7を小型化するなどして、製造コストの削減を図ることができる。
なお、このような構造の塗膜除去装置用アタッチメント1bをヘッド部56bに装着し、表面に塗膜が形成された金属上を移動させつつ、電磁誘導コイル63によって金属表面を誘導加熱して塗膜を除去する方法によれば、前述の作用及び効果が同様に発揮される。
実施例3の塗膜除去装置用アタッチメントについて図7を用いて説明する。
図7は本実施例の塗膜除去装置用アタッチメントの側面図である。なお、図7では、説明の便宜上、ヘッド部のホイールも併せて図示している。また、図1〜図6に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本実施例の塗膜除去装置用アタッチメント1cでは、ホイール本体7a,66aに無端ベルト17が巻回されている。すなわち、塗膜除去装置用アタッチメント1cは、実施例2の塗膜除去装置用アタッチメント1bにおいて、ホイール7の外周面をホイール66の外周面に当接させる代わりに、ホイール7,66からOリング7b,66bを取り外し、両者の間に無端ベルト17を掛け渡すことにより、ホイール本体7a,66aをそれぞれ駆動プーリ及び従動プーリとして利用することを特徴とする。
なお、ホイール本体7aはホイール7からOリング7bを取り外したものであるが、ホイール7の一部であることに変わりはないため、本実施例の塗膜除去装置用アタッチメントも実施例1や実施例2と同様に、ホイール7がホイール5の回転をホイール66に伝達する構造であるといえる。また、ホイール7を設けずに回転軸6に対して無端ベルト17を掛け渡すことも考えられるが、回転軸6に無端ベルト17が巻回された部分が駆動プーリとして機能する限り、その部分は実質的にホイール7と同一であり、そのような構造は本実施例の塗膜除去装置用アタッチメント1cに含まれるといえる。
さらに、ホイール5,7にかさ歯車15,16が設置される代わりに、外周面がホイール5の側面5cに当接するホイールがホイール7とは別個に回転軸6に軸着された構造としても良い。また、無端ベルト17が巻回された状態でホイール7の外周面をホイール5の側面5cに当接させる構造とすることもできる。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメント1cにおいては、ホイール7の回転が無端ベルト17を介してホイール66に伝達されるという作用を有する。この場合、実施例2の塗膜除去装置用アタッチメント1bとは異なり、ホイール7の外周面がホイール66の外周面に当接するように回転軸65と回転軸6の距離及びホイール7の直径を決定しなければならないという制約がない。すなわち、塗膜除去装置用アタッチメント1cでは、ホイール7の大きさや回転軸6の配置に関する設計自由度が実施例2の場合よりも高いため、ホイール7の小型化や配置の適切化等により、製造コストをさらに安くすることが可能である。
なお、塗膜除去装置用アタッチメント1cをヘッド部56bに装着し、表面に塗膜が形成された金属上を移動させつつ、電磁誘導コイル63によって金属表面を誘導加熱して塗膜を除去する方法によれば、前述の作用及び効果が同様に発揮される。
実施例4の塗膜除去装置用アタッチメントについて図8を用いて説明する(特に、請求項5に対応)。
図8(a)は本実施例の塗膜除去装置用アタッチメントの側面図であり、図8(b)はその使用状態を示す側面図である。なお、図8では、説明の便宜上、ヘッド部のホイールも併せて図示し、図8(b)では誘導ヘッドユニットのうち、接続部のみを破線で示している。また、図1〜図6に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8(a)に示すように、本実施例の塗膜除去装置用アタッチメント1dは、実施例1の塗膜除去装置用アタッチメント1aにおいて、側板3の下面3bと前面3c(背板2に接続されていない側の面)にそれぞれ突状部18a,18bが設けられたことを特徴とする。
また、図8(b)に示すように、塗膜除去装置用アタッチメント1dをヘッド部56bに取り付けて床板69の上に設置し、ヘッド部56bの前面側を側壁70に近接させた場合、ホイール66の外周面が床板69及び側壁70に接触しないように、突状部18a,18bが床板69と側壁70にそれぞれ当接する構造となっている。そして、電磁誘導コイル63を床板69及び側壁70に対してそれぞれ所定の間隔をあけて配置可能に、突状部18a,18bは側板3の下面3b及び前面3cから所定の長さだけ突出した状態に形成されている。
なお、突状部18a,18bは側板3と一体成形されたものでも良いし、別部材として成形された後、側板3に接合されたものでも良い。さらに、突状部18a,18bは、少なくとも側板3と同等の耐熱性を有していれば良く、その材質については特に限定しない。例えば、突状部18a,18bとして、半球状のボールベアリングを用いることもできる。
このような構造の塗膜除去装置用アタッチメント1dにおいては、床板69の上に設置した際に、ヘッド部56bがホイール5と突状部18aによって支持されることから、移動時におけるヘッド部56bの姿勢が安定するという作用を有する。したがって、操作性に優れている。また、このとき、電磁誘導コイル63と床板69及び側壁70は常に一定の間隔に保たれるため、床板69と側壁70の接合部分及びその近傍が電磁誘導コイル63によって十分に誘導加熱されるという作用を有する。したがって、床板69と側壁70の接合部分及びその近傍においても、その表面に形成された塗膜を容易に除去することができる。
なお、このような構造の塗膜除去装置用アタッチメント1dをヘッド部56bに装着し、表面に塗膜が形成された金属上を移動させつつ、電磁誘導コイル63によって金属表面を誘導加熱して塗膜を除去する方法によれば、前述の作用及び効果が同様に発揮される。
請求項1乃至請求項6に記載された発明は、石油化学工場等の貯蔵タンク、船舶、橋梁などの鋼構造物の表面に施された塗膜を除去する場合に適用可能である。
1a〜1d…塗膜除去装置用アタッチメント 2…背板 2a…切り欠き部 3…側板 3a…切り欠き部 3b…下面 3c…前面 4…回転軸 5…ホイール 5a…ホイール本体 5b…Oリング 5c…側面 6…回転軸 7…ホイール 7a…本体 7b…Oリング 8…軸保持部 9…ストッパー 9a…溝 10…係止ピン 10a…先端 10b…基端 11…受け板 11a…凹部 12…保持板 12a…貫通孔 13…止め板 14…押しバネ 15,16…かさ歯車 17…無端ベルト 18a,18b…突状部 50…塗膜除去装置 51…メイン誘導ユニット 51a…電源部 51b…高周波電流発生部 51c…制御部 51d…信号受信部 52…電源ケーブル 53a,53b…冷却ホース 54…信号ケーブル 55…コネクタボックス 56…誘導ヘッドユニット 56a…本体部 56b…ヘッド部 56c…接続部 57…電源ケーブル 58…発電機 59a,59b…冷却ホース 60…水タンク 61…高圧ポンプ 62…取っ手 63…電磁誘導コイル 64…光センサ 65…回転軸 66…ホイール 66a…ホイール本体 66b…Oリング 67…金属 68…塗膜 69…床板 70…側壁

Claims (6)

  1. 電磁誘導コイルが内蔵されるとともに、側面に設けられた第1の回転軸に第1のホイールが軸着されたヘッド部と、
    前記電磁誘導コイルへ電力を供給する電力供給手段と、
    前記ヘッド部の移動に伴って回転する前記第1のホイールの回転速度を検出する速度検出手段と、
    この速度検出手段によって検出された前記第1のホイールの回転速度に応じて前記電力供給手段の出力を調整する制御ユニットと、
    を備えた塗膜除去装置に取り付けられる塗膜除去装置用アタッチメントであって、
    前記ヘッド部の背面側に配置される背板と、
    この背板に立設され前記ヘッド部の側面に近接配置される側板と、
    前記ヘッド部の移動に伴って回転可能に前記背板に設置される第2のホイールと、
    この第2のホイールの回転を前記第1のホイールへ伝達可能に前記側板に設置される第3のホイールと、を備え、
    前記第2のホイールは前記第1の回転軸に対して直交するように前記背板に設けられる第2の回転軸に軸着され、
    前記第3のホイールは前記第1の回転軸に対して平行に前記側板に設けられる第3の回転軸に軸着されたことを特徴とする塗膜除去装置用アタッチメント。
  2. 前記第2のホイールの回転を前記第1のホイールへ伝達可能に、前記第3のホイールは、その外周面が前記第1のホイールの外周面と前記第2のホイールの側面に対してそれぞれ当接するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の塗膜除去装置用アタッチメント。
  3. 前記第2の回転軸に設置される第1のかさ歯車と、
    この第1のかさ歯車と噛み合うように前記第3の回転軸に設置される第2のかさ歯車と、を備え、
    前記第3のホイールは、その外周面が前記第1のホイールの外周面に対して当接するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の塗膜除去装置用アタッチメント。
  4. 前記側板に対し、前記第1の回転軸を保持する軸保持部と、この軸保持部へ前記第1の回転軸を案内する切り欠き部が設けられ、
    前記ヘッド部へ着脱可能に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメント。
  5. 前記側板又は前記ヘッド部の下面又は前面から前記第1のホイールよりも突出するように、前記側板の下面又は前面の少なくともいずれか一方に突状部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメント。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の塗膜除去装置用アタッチメントが取り付けられた前記塗膜除去装置の前記ヘッド部を金属表面の塗膜上で移動させつつ、前記電磁誘導コイルの誘導加熱により前記塗膜を除去することを特徴とする塗膜除去方法。
JP2013035204A 2013-02-25 2013-02-25 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント Ceased JP2014162110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013035204A JP2014162110A (ja) 2013-02-25 2013-02-25 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013035204A JP2014162110A (ja) 2013-02-25 2013-02-25 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014162110A true JP2014162110A (ja) 2014-09-08

Family

ID=51613190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013035204A Ceased JP2014162110A (ja) 2013-02-25 2013-02-25 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014162110A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016157239A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 第一高周波工業株式会社 塗膜除去用加熱装置
JP2016192346A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社横河ブリッジ 高周波誘導加熱ヘッドと高周波誘導加熱装置
US11839009B2 (en) 2016-09-27 2023-12-05 Dai-Ichi High Frequency Co., Ltd. Portable induction heating device for coating removal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016157239A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 第一高周波工業株式会社 塗膜除去用加熱装置
JP2016192346A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社横河ブリッジ 高周波誘導加熱ヘッドと高周波誘導加熱装置
US11839009B2 (en) 2016-09-27 2023-12-05 Dai-Ichi High Frequency Co., Ltd. Portable induction heating device for coating removal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014162110A (ja) 塗膜除去方法とそれに用いる塗膜除去装置用アタッチメント
EP2539087B1 (en) Power transmission device and power transmission method
CN103052589A (zh) 用于引导软管和/或线缆的装置
CN102175774B (zh) 基于机械手的轮辋轮辐探伤系统探头定位装置及方法
JP2015093329A (ja) マニピュレータ
KR101516558B1 (ko) 수중 청소로봇 가이드장치
JP5181591B2 (ja) 長尺管ワークの内面塗装用支持装置
KR20120051367A (ko) 선체 블록 내부 작업용 이동 장치 및 선체 블록의 내부 작업 방법
CN207758907U (zh) 差速驱动单元及无人搬运车
ATE490171T1 (de) Hybride hilfsantriebsordnung für eine segelyacht
KR101205979B1 (ko) 유틸리티 호스 공급모듈 및 이를 포함하는 케이블 공급장치
KR101203295B1 (ko) 위보기 용접로봇의 분리식 대차
JP6208404B1 (ja) 塗膜除去用加熱装置
JP2015213964A (ja) 自動工具交換装置
CN110594376B (zh) 传动控制装置和点胶设备
JP5268129B2 (ja) 走行台車
WO2016157239A1 (ja) 塗膜除去用加熱装置
JP6316701B2 (ja) リンク装置
RU2694724C2 (ru) Устройство для укладки проводящей сварочной проволоки
JP2015141156A (ja) 試験体の方向転換装置及び方向転換方法
KR101040710B1 (ko) 가스 용접기용 케이블 릴의 슬립링
US20150032255A1 (en) Arrangement of an actuator and an actuator holder
CN212425013U (zh) 一种通信工程线缆卷绕装置
CN212050003U (zh) 一种转动联通装置
CN207787980U (zh) 激光焊接机回转工作台传动装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150317

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150317

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150703

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20151120