JP2014151748A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド1に、タイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜して延び、互いに交差する複数本の細溝3により区画形成した複数のセンターブロック5からなるセンターブロック群7と、細溝3および細溝よりも溝幅が大きくタイヤ幅方向に向かって延びるショルダー横溝9によって区画形成した、前記センターブロック群7のタイヤ幅方向外側に位置する複数のショルダーブロック11からなるショルダーブロック群13と、を有し、細溝3は、複数のセンターブロック5に亘って直線状に延びるとともに、ショルダー横溝9に連通することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】トレッド1に、タイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜して延び、互いに交差する複数本の細溝3により区画形成した複数のセンターブロック5からなるセンターブロック群7と、細溝3および細溝よりも溝幅が大きくタイヤ幅方向に向かって延びるショルダー横溝9によって区画形成した、前記センターブロック群7のタイヤ幅方向外側に位置する複数のショルダーブロック11からなるショルダーブロック群13と、を有し、細溝3は、複数のセンターブロック5に亘って直線状に延びるとともに、ショルダー横溝9に連通することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
従来、冬用の空気入りタイヤとして、エッジによる路面の引っ掻き効果(以下、エッジ効果ともいう。)を高めることによって氷雪路面における性能を向上することを目的とし、トレッドに、溝によって多数のブロックを区画形成するとともに、ブロック外表面に多数のサイプを施したタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記のような従来のブロックパターンを有する空気入りタイヤでは、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能等の雪上性能の向上効果が未だ十分とは言えず、これらの性能のさらなる改善が望まれていた。
それゆえ、本発明は、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の空気入りタイヤは、トレッドに、タイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜して延び、互いに交差する複数本の細溝により区画形成した複数のセンターブロックからなるセンターブロック群と、前記細溝よりも溝幅が大きくタイヤ幅方向に向かって延びるショルダー横溝によって区画形成した、前記センターブロック群のタイヤ幅方向外側に位置する複数のショルダーブロックからなるショルダーブロック群と、を有し、前記細溝は、複数の前記センターブロックに亘って直線状に延びるとともに、前記ショルダー横溝に連通することを特徴とするものである。ここで「溝幅」とは、溝の延在方向に対して垂直に測定したタイヤ外表面上の距離を指し、「タイヤ幅方向に向かって延びる」とは、タイヤ幅方向に対して傾斜する場合を含み、また、直線状ではなくジグザグ状に延びる溝や湾曲して延びる溝を含む。
かかる空気入りタイヤにあっては、エッジ効果および雪柱剪断力を高めて雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
かかる空気入りタイヤにあっては、エッジ効果および雪柱剪断力を高めて雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤにあっては、前記ショルダーブロックに、少なくとも一端が陸部内で終端し、タイヤ幅方向に向かって延びるショルダー細溝を形成してなることが好ましく、これによれば、さらにエッジ効果および雪柱剪断力を高めて雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能をより効果的に向上させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤにあっては、前記ショルダーブロックに、両端がそれぞれ前記細溝および前記ショルダー細溝に開口するサイプを形成してなることが好ましく、これによれば、エッジ効果を高めて、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能をさらに向上させることができる。ここで「サイプ」とは、ブロックの外表面から内部に切り込まれた薄い切り込みであって、接地時に閉じることが可能なものを指す。
また、本発明の空気入りタイヤにあっては、前記センターブロック群のネガティブ率が、前記ショルダーブロック群のネガティブ率よりも小であることが好ましく、これによれば、センターブロック群の表面摩擦力を高めることにより、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能をより向上させることができる。ここで「ネガティブ率」とは、溝が配置されてないと仮定したトレッド表面の面積に対する、溝の面積が占める総和の比率をいう。
また、本発明の空気入りタイヤにあっては、それぞれの前記センターブロックの外表面の面積が、250〜450mm2の範囲内であることが好ましく、これによれば、センターブロックの剛性を適切に確保しながらもエッジ効果を高めて、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能をさらに向上させることができる。
本発明によれば、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させた空気入りタイヤを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について詳細に例示説明する。
図1は、本発明に従う一実施形態の空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」ともいう。)のトレッド1を示した部分展開図である。なお、図示は省略するが、本実施形態における空気入りタイヤは、通例に従い、一対のビード部と、ビード部のタイヤ径方向外側に連なる一対のサイドウォール部と、サイドウォール部間に跨るトレッド部とを備えるものである。また、ビード部に埋設されたビードコア間でこれら各部に亘ってトロイド状に延在するカーカスと、カーカスのクラウン部のタイヤ径方向外側に配設されたベルトとを有する。
なおここで、図示のタイヤは、車両が前進する際に、図1に矢印Xで示す方向に回転するように、車両に取り付けられるものであり、タイヤを回転させる方向によって異なる機能を発揮するこの種のタイヤでは、サイドウォール部外表面等に、回転方向(図の矢印X方向)を指定するための、図示しない刻印その他の表示を設けることがある。
図1は、本発明に従う一実施形態の空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」ともいう。)のトレッド1を示した部分展開図である。なお、図示は省略するが、本実施形態における空気入りタイヤは、通例に従い、一対のビード部と、ビード部のタイヤ径方向外側に連なる一対のサイドウォール部と、サイドウォール部間に跨るトレッド部とを備えるものである。また、ビード部に埋設されたビードコア間でこれら各部に亘ってトロイド状に延在するカーカスと、カーカスのクラウン部のタイヤ径方向外側に配設されたベルトとを有する。
なおここで、図示のタイヤは、車両が前進する際に、図1に矢印Xで示す方向に回転するように、車両に取り付けられるものであり、タイヤを回転させる方向によって異なる機能を発揮するこの種のタイヤでは、サイドウォール部外表面等に、回転方向(図の矢印X方向)を指定するための、図示しない刻印その他の表示を設けることがある。
図1に示すように、タイヤのトレッド1には、複数本の細溝3によって、多数のセンターブロック5からなるセンターブロック群7が区画形成されている。細溝3は、タイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜し、複数のセンターブロック5に亘って直線状に延びている。図示の例では、細溝3に沿って、一方側に4つのセンターブロック5が隣接して配置されている。またこの例において、細溝3はタイヤ周方向に対して一方側におよそ45°の角度で傾斜する複数本の第1細溝3aと、他方側におよそ45°の角度で傾斜する複数本の第2細溝3bとが直交(互いに交差)して、格子状に配置されている。センターブロック5の外表面は、四角形状の角部分が面取りしたような形状となっている。センターブロック群7のタイヤ幅方向外側には、ショルダー横溝9によって、複数のショルダーブロック11からなるショルダーブロック群13が形成されている。この例においてショルダー横溝9は、また、細溝3はショルダー横溝9に連通している。ショルダー横溝9の溝幅w1は、細溝3の溝幅w2よりも大きい。また、センターブロック5の外表面には、タイヤ幅方向に延びるサイプ12が形成されている。
ショルダーブロック11には、少なくとも一端(この例では、タイヤ幅方向内側の一端)がショルダーブロック11内で終端するショルダー細溝15が形成されている。ショルダー細溝15は、ショルダー横溝9よりも溝幅が小さく、タイヤ幅方向に向かって、ショルダー横溝9と平行となるように形成されている。なお、ショルダー横溝9は、タイヤ幅方向内側から外側に向かって、タイヤの回転方向Xと逆側に傾斜している。
ショルダーブロック11には、両端がそれぞれ細溝3およびショルダー細溝15に開口するサイプ17が形成されている。サイプ17は、ショルダー横溝9の一部およびショルダー細溝15と平行するように形成されている。さらにショルダーブロック11には、サイプ17とショルダー横溝9の間に、サイプ17およびショルダー横溝9に平行なサイプ19が形成されている。
以上のような、本発明の一実施形態に係る構成を有する空気入りタイヤを装着した車輌が雪上路面を走行する際、センターブロック5およびショルダーブロック11のエッジによるエッジ効果、ならびに、タイヤ幅方向に向かって延びるショルダー横溝9に入り込む雪が押し固められることで発揮される雪柱剪断力によって、高い雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を得ることができる。また、細溝3はタイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜しているため、タイヤ周方向の前後力や、タイヤ幅方向の横力を路面から受けた際にセンターブロック5のエッジに接地圧が集中するのを防ぐことができる。これにより、センターブロック5の変形を抑制して、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能、さらに操縦安定性を高めることができる。また、細溝3は直線状に延びてショルダー横溝9に連通するとともにタイヤ幅方向に対して傾斜しているため、高い排水性が得られ、耐ハイドロプレーニング性能が向上する。上記実施形態のように、ショルダー横溝9がタイヤ幅方向内側から外側に向かって、タイヤ幅方向に対してタイヤの回転方向Xと逆側に傾斜する方向性パターンであると、より効果的に排水性を向上させることができる。また、氷雪上路面においては水膜除去効果が高まり、ブレーキ性能が向上する。また、上記実施形態では、センターブロック5の外表面形状を、略四角形状の角部分を面取りしたように形成しているために、細溝3の交差部分は、細溝3の溝幅w2よりも大きな幅の拡大溝部21が形成されており、これにより雪中剪断力が高まるため、雪上トラクションおよび雪上ブレーキ性能がより向上する。
また、上記実施形態では、少なくとも一端がショルダーブロック11内で終端する(溝に開口しない)ショルダー細溝15を設けたことによって、ショルダーブロック11の剛性を確保しながらエッジ効果および雪中剪断力を高めて、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させることができる。さらに、ショルダーブロック11に形成されたサイプ17によりエッジ効果を高めて、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能をより効果的に向上させることができる。センターブロック5に形成されたサイプ12およびショルダーブロック11に形成されたサイプ19もまた、エッジ効果を高める効果を発揮することができる。
さらにこの実施形態では、センターブロック群7のネガティブ率は、ショルダーブロック群13のネガティブ率よりも小さくなっている。トレッド1のタイヤ幅方向の内側(トレッド中央側)は接地圧が高く接地長さが長くなるため、溝の面積比率を小さくする(ネガティブ率を小さくする)ことで効果的に接地面積を確保することができ、表面摩擦力が高まり雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
なお、それぞれのセンターブロック5の外表面の面積は、250〜450mm2とすることが好ましい。当該面積が250mm2未満であると、ブロック剛性が十分に確保できない虞があり、450mm2を越えると、ブロックエッジ効果を十分に得られない虞があるため、250〜450mm2の範囲内とすることで、より確実に雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
また、細溝3の延在角度は、タイヤ幅方向に対して30〜60°、ショルダー横溝9の延在角度は、タイヤ幅方向に対して20°以下であることが好ましく、これにより雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を、より確実に向上させることができる。また、細溝3の溝幅w2は3〜6mm、ショルダー横溝9の溝幅w1は6〜12mmであることが好ましく、これにより雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を、より確実に向上させることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができる。例えば、上記の実施形態では、回転方向を指定するタイヤについて記載したが、回転方向を指定しないタイヤとしてもよい。
かくして本発明によって、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能を向上させた空気入りタイヤを提供することが可能となった。
1:トレッド、 3:細溝、 5:センターブロック、 7:センターブロック群、 9:ショルダー横溝、 11:ショルダーブロック、 13:ショルダーブロック群、 15:ショルダー細溝、 12,17,19:サイプ、
Claims (5)
- トレッドに、
タイヤ周方向およびタイヤ幅方向に対して傾斜して延び、互いに交差する複数本の細溝により区画形成した複数のセンターブロックからなるセンターブロック群と、
前記細溝よりも溝幅が大きくタイヤ幅方向に向かって延びるショルダー横溝によって区画形成した、前記センターブロック群のタイヤ幅方向外側に位置する複数のショルダーブロックからなるショルダーブロック群と、
を有し、
前記細溝は、複数の前記センターブロックに亘って直線状に延びるとともに、前記ショルダー横溝に連通することを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記ショルダーブロックに、少なくとも一端が前記ショルダーブロック内で終端し、タイヤ幅方向に向かって延びるショルダー細溝を形成してなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ショルダーブロックに、両端がそれぞれ前記細溝および前記ショルダー細溝に開口するサイプを形成してなる、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センターブロック群のネガティブ率が、前記ショルダーブロック群のネガティブ率よりも小である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- それぞれの前記センターブロックの外表面の面積が、250〜450mm2の範囲内である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2013022398A JP2014151748A (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2013022398A JP2014151748A (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2014151748A true JP2014151748A (ja) | 2014-08-25 |
Family
ID=51574050
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2014151748A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016088219A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| WO2016199774A1 (ja) * | 2015-06-10 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| US20180065417A1 (en) * | 2015-03-10 | 2018-03-08 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire |
-
2013
- 2013-02-07 JP JP2013022398A patent/JP2014151748A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016088219A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| US20180065417A1 (en) * | 2015-03-10 | 2018-03-08 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire |
| US11021019B2 (en) * | 2015-03-10 | 2021-06-01 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
| WO2016199774A1 (ja) * | 2015-06-10 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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