JP2014039372A - 直流モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】n個の磁極、2mn個のスロット及びmn個のセグメントを備えた回転可能な直流モータを提供する。
【解決手段】固定子11は、周方向に並ぶ2個のマグネット13,14を有する。電機子21は、周方向に並ぶ8個のスロット32を備えマグネット13,14と径方向に対向する電機子コア23と、周方向に並ぶ4個の溝43にて周方向に分離された4個のセグメント42を備え電機子コア23と一体回転する整流子25と、スロット32に分布巻にて巻装された複数の巻線24とを有する。セグメント42には、2つのブラシ61,62が摺接する。各ブラシ61,62で電気的に短絡される2つのセグメント42間に、電気角180°の間隔で配置される2つの巻線24が直列に接続されている。整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えない。
【選択図】図2
【解決手段】固定子11は、周方向に並ぶ2個のマグネット13,14を有する。電機子21は、周方向に並ぶ8個のスロット32を備えマグネット13,14と径方向に対向する電機子コア23と、周方向に並ぶ4個の溝43にて周方向に分離された4個のセグメント42を備え電機子コア23と一体回転する整流子25と、スロット32に分布巻にて巻装された複数の巻線24とを有する。セグメント42には、2つのブラシ61,62が摺接する。各ブラシ61,62で電気的に短絡される2つのセグメント42間に、電気角180°の間隔で配置される2つの巻線24が直列に接続されている。整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えない。
【選択図】図2
Description
本発明は、給電用のブラシを備えた直流モータに関するものである。
従来、直流モータには、周方向に並ぶ複数の磁極を有する固定子と、該固定子と径方向に対向し且つ回転可能に配設された電機子と、電機子に給電するためのブラシとを備えたものがある。電機子は、例えば、その回転中心を中心に放射状に延びる複数のティースを有する電機子コアと、周方向(電機子の回転方向)に並設された複数のセグメントを有し該電機子コアと一体回転可能に設けられた整流子と、周方向に隣り合うティース間に設けられたスロットを通るように電機子コアに分布巻にて巻装された巻線とを有する。そして、ブラシは、セグメントに摺接されることにより、当該セグメントを介して巻線に電流を供給する。
このような直流モータには、例えば特許文献1に記載されているように、整流子に備えられるセグメントの数が、電機子コアのスロットの数(ティースの数)の半分であるものがある。特許文献1に記載された直流モータは、磁極の数:スロットの数(ティースの数):セグメントの数=2P:2PN:PN(Pは2以上の整数、Nは3以上の奇数)を満たすように構成されており、例えば、4個の磁極、20個のスロット(ティース)、10個のセグメントを備えた直流モータである。
セグメントの数がスロットの数(ティースの数)の半分である直流モータの整流子においては、セグメントの数がスロットの数と同数若しくはそれ以上である直流モータの整流子に比べて、周方向に隣り合うセグメント同士を分離する溝(アンダーカット)の数が少ない。そのため、ブラシが当該溝を横切る時(即ち摺接するセグメントが切り替わる時)に生じる機械的摩耗が低減され、その結果、ブラシの寿命が低下することが抑制される。また、ブラシが摺接するセグメントが切り替わる時にブラシとセグメントとの衝突によって生じる騒音の発生が抑制される。
ところで、セグメントの数がスロットの数の半分である直流モータは、磁極の数、スロットの数及びセグメントの数の組み合わせが、特許文献1に記載されているように、磁極の数:スロットの数(ティースの数):セグメントの数=2P:2PN:PN(Pは2以上の整数、Nは3以上の奇数)を満たすものに限らない。例えば、4個の磁極、16個のスロット、8個のセグメントを備えた直流モータのように、磁極の数:スロットの数:セグメントの数=n:2mn:mn(mは自然数、nは2以上の偶数)を満たすものもある。
しかしながら、磁極の数:スロットの数:セグメントの数=n:2mn:mnを満たす直流モータは、スロットの数及びセグメントの数が磁極の数の倍数となるため、電流の流れを考慮すると回転しない虞があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、n個の磁極、2mn個のスロット及びmn個のセグメントを備えた回転可能な直流モータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、周方向に並ぶn(nは2以上の偶数)個の磁極を有する固定子と、周方向に並ぶ2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)個のスロットを備え前記磁極と径方向に対向する電機子コア、周方向に並ぶmn(mは自然数、nは2以上の偶数)個の溝にて周方向に分離されたmn(mは自然数、nは2以上の偶数)個のセグメントを備え前記電機子コアと一体回転する整流子、及び前記スロットに分布巻にて巻装された複数の巻線を有する電機子と、前記セグメントに摺接する複数のブラシと、を備え、各前記ブラシで電気的に短絡される2つの前記セグメント間に、電気角180°の整数倍の間隔で配置される少なくとも2つの前記巻線が直列に接続され、前記整流子は、各前記溝から周方向に電気角180°となる位置に前記溝を備えない直流モータとしたことをその要旨としている。
同構成によれば、整流子は、各溝から周方向に電気角180°となる位置には溝を備えないため、nm個のセグメントは周方向の幅が一定とならない。そして、複数のブラシは、通常、陽極側のブラシと陰極側のブラシとが電気角180°間隔で配置されるため、陽極側のブラシが整流を行うタイミングと陰極側のブラシが整流を行うタイミングがずれる。これらのことから、巻線に供給される電流の流れが変則的となり、磁気バランスが崩れて電機子を回転させる回転力が生まれて同電機子が回転するようになる。その結果、n個の磁極、2mn個のスロット及びmn個のセグメントを備えた直流モータを回転可能とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直流モータにおいて、前記磁極を4個以上の偶数個備え、電気角360°の間隔で配置された前記セグメント同士が結線されていることをその要旨としている。
同構成によれば、結線されたセグメントに同時に電流を供給することができる。従って、ブラシの数をn個より少なくすることが可能となる。
本発明によれば、n個の磁極、2mn個のスロット及びmn個のセグメントを備えた回転可能な直流モータを得ることができる。
(第1実施形態)
以下、直流モータの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の直流モータ1は、略円筒状の固定子11と該固定子11と径方向に対向する電機子21とを備えている。固定子11は、略筒形状のヨークハウジング12と、該ヨークハウジング12の内周面に周方向に等角度間隔で並設されたn(nは2以上の偶数)個のマグネット13,14とを備えている。本実施形態では、nは「2」に設定されている。従って、ヨークハウジング12の内周面には、N極のマグネット13が1個と、S極のマグネット14が1個固着されている。そして、これらのマグネット13,14は、周方向に180°間隔に並んでいる。本実施形態の直流モータ1は、固定子11に2個のマグネット13,14を備えたことにより、2個の磁極を有する。
以下、直流モータの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の直流モータ1は、略円筒状の固定子11と該固定子11と径方向に対向する電機子21とを備えている。固定子11は、略筒形状のヨークハウジング12と、該ヨークハウジング12の内周面に周方向に等角度間隔で並設されたn(nは2以上の偶数)個のマグネット13,14とを備えている。本実施形態では、nは「2」に設定されている。従って、ヨークハウジング12の内周面には、N極のマグネット13が1個と、S極のマグネット14が1個固着されている。そして、これらのマグネット13,14は、周方向に180°間隔に並んでいる。本実施形態の直流モータ1は、固定子11に2個のマグネット13,14を備えたことにより、2個の磁極を有する。
図1及び図2に示すように、固定子11の内側に配置された前記電機子21は、回転軸22と、回転軸22に固定された電機子コア23と、該電機子コア23に巻装された巻線24と、回転軸22に固定された整流子25とを備えている。この電機子21は、その回転軸22が固定子11に対して回転可能に支持されている。尚、図1では、巻線24の図示を省略している。
電機子コア23は、マグネット13,14によって周囲を囲まれるとともに、これらのマグネット13,14と径方向に対向している。そして、電機子コア23は、回転軸22を中心として放射状に延びる2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)本のティース31を有する。本実施形態では、nは上述したように「2」に設定される一方、mは「2」に設定されている。従って、本実施形態の電機子コア23は、8本のティース31を有する。そして、この電機子コア23において、周方向に隣り合うティース31間の空間がスロット32となっている。電機子コア23は、2mn本のティース31を備えることにより、周方向に並ぶ2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)個(本実施形態では8個)のスロット32を備えている。そして、電機子コア23の8個のスロット32には、ティース31に導線26が巻き付けられることにより、分布巻にて前記巻線24が巻装されている。
前記整流子25は、円筒状の絶縁材41と、該絶縁材41の外周面に周方向に並設されたmn(mは自然数、nは2以上の偶数)個のセグメント42とを有する。整流子25は、絶縁材41の内側に回転軸22が圧入されることにより同回転軸22に対して一体回転可能に固定されている。そして、整流子25は、回転軸22の回転に伴って電機子コア23と一体回転する。
整流子25が備えるセグメント42の個数は、mn個であるため、前記電機子コア23が備えるスロット32の数の半分となっている。本実施形態では、mは「2」に設定され、nは「2」に設定されているため、整流子25は、8個のスロット32の半分の4個のセグメント42を有する。また、周方向に隣り合うセグメント42は、互いの間に設けられた溝(アンダーカット)43によって周方向に分離されている。4個のセグメント42を有する整流子25には、周方向に並ぶ4個の溝43が形成されている。そして、整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝43を備えない。尚、直流モータ1は、磁極の数が「2」であるため、電気角180°は機械角180°である。
ここで、2個の磁極、8個のスロット32、4個のセグメント42を備えた本実施形態の直流モータ1において、溝43の周方向の位置を設定する設定方法を説明する。
まず、図4(a)に示すように、絶縁材41の外周面に設けられセグメント42となる円筒状のセグメント素材45を、スロット32と同数の8等分に仮想的に分割する。尚、セグメント素材45は、導電性を有する金属板材から形成され、例えば銅板から形成される。図4では、セグメント素材45を仮想的に分割する仮想分割線Lを破線にて図示している。セグメント素材45を仮想的に8分割する8本の仮想分割線Lは、周方向に等角度間隔に設けられるとともに、セグメント素材45の径方向に直線状に延びている。
まず、図4(a)に示すように、絶縁材41の外周面に設けられセグメント42となる円筒状のセグメント素材45を、スロット32と同数の8等分に仮想的に分割する。尚、セグメント素材45は、導電性を有する金属板材から形成され、例えば銅板から形成される。図4では、セグメント素材45を仮想的に分割する仮想分割線Lを破線にて図示している。セグメント素材45を仮想的に8分割する8本の仮想分割線Lは、周方向に等角度間隔に設けられるとともに、セグメント素材45の径方向に直線状に延びている。
次いで、図4(b)に示すように、セグメント素材45を仮想的に分割する8本の仮想分割線Lのうち1本の仮想分割線L上に基準とする基準溝設定位置G0を設定する。基準溝設定位置G0は、溝43を形成する位置であり、図4においては、溝43を形成する位置を実線の太線で図示している。
その後、基準溝設定位置G0から周方向の一方側(図4(b)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、溝43を設定しない(形成しない)第1の溝非設定位置P1とする。図4では、溝43を設定しない位置に×印を付している。
次いで、図4(c)に示すように、第1の溝非設定位置P1に対し周方向の一方側(図4(c)においては反時計方向側)で隣り合う1本の仮想分割線Lを、溝43を設定する(形成する)第1の溝設定位置G1とする。その後、第1の溝設定位置G1から周方向の一方側(図4(c)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、溝43を設定しない第2の溝非設定位置P2とする。
次いで、図4(d)に示すように、第2の溝非設定位置P2に対し周方向の一方側(図4(d)においては反時計方向側)で隣り合う1本の仮想分割線Lを、溝43を設定する第2の溝設定位置G2とする。その後、第2の溝設定位置G2から周方向の一方側(図4(d)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、溝43を設定しない第3の溝非設定位置P3とする。
次いで、図4(e)に示すように、第3の溝非設定位置P3に対し周方向の一方側(図4(e)においては反時計方向側)で隣り合う1本の仮想分割線Lを、溝43を設定する第3の溝設定位置G3とする。その後、第3の溝設定位置G3から周方向の一方側(図4(e)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、溝43を設定しない第4の溝非設定位置P4とする。
上記したように、全ての仮想分割線Lに、溝43を設定する溝設定位置G0〜G3若しくは溝43を設定しない溝非設定位置P1〜P4を割り当てる。そして、整流子25を製造する際には、基準溝設定位置G0及び第1〜第3の溝設定位置G1〜G3に溝43が形成される。これにより、図1及び図2に示すように、整流子25の外周面には、セグメント素材45を周方向に分割する溝43が4個形成され、その結果、周方向に並ぶ4個のセグメント42が形成される。そして、各溝43から電気角180°となる位置には溝43が存在しないように溝43の位置が設定されることで、溝43によって分離されたmn個(本実施形態では4個)のセグメント42は、全てのセグメント42の周方向の幅が等しく形成されるのではなく、周方向の幅が異なるものが複数種類形成される。本実施形態では、4個のセグメント42には、周方向の幅が異なる3種類のセグメント(即ち第1のセグメント42a、第2のセグメント42b及び第3のセグメント42c)が存在する。周方向の幅が最も狭い第1のセグメント42aの周方向の幅は、セグメント素材45を周方向に8等分した場合の1片の周方向の幅(周方向に隣り合う2本の仮想分割線L間の周方向の間隔)と等しい。そして、周方向の幅が2番目に狭い第2のセグメント42bの周方向の幅は、第1のセグメント42aの周方向の幅の2倍となっており、整流子25はこの第2のセグメント42bを2個備えている。更に、周方向の幅が3番目に狭い第3のセグメント42cの周方向の幅は、第1のセグメント42aの周方向の幅の3倍となっている。そして、整流子25においては、第1のセグメント42aから順に、第1のセグメント42a、第2のセグメント42b、第3のセグメント42c、第2のセグメント42bの順に周方向に並んでいる。
また、図1に示すように、前記ヨークハウジング12の内部には、整流子25の外周側となる位置に、陽極側のブラシ61及び陰極側のブラシ62が配置されている。ブラシ61,62は、整流子25の外周面に摺接可能に押圧接触している。本実施形態の直流モータ1には、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが1つずつ備えられている。そして、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とは、周方向に電気角180°(本実施形態では機械角180°)離間した2箇所に配置されている。更に、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とは、その周方向の位置が、周方向に隣り合うマグネット13,14間の周方向の中央(N極のマグネット13の周方向の中央とS極のマグネット14の周方向の中央との間の周方向の中央)となっている。
次に、巻線24の巻回態様について詳述する。
図2に示すように、陽極側のブラシ61(若しくは陰極側のブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42(即ち周方向に隣り合う2つのセグメント42)間に、直列に接続された2つの巻線24が接続されている。ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間で直列に接続された2つの巻線24は、周方向に電気角180°分離間した第1巻線24aと第2巻線24bとである。そして、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは、巻き方向が逆となるようにそれぞれ4本のティース31に巻回されている。本実施形態では、第1巻線24aが正巻に巻装される一方、第2巻線24bが逆巻に巻装されている。尚、図2においては、第1巻線24aを実線で図示し、第2巻線24bを破線で図示している。
図2に示すように、陽極側のブラシ61(若しくは陰極側のブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42(即ち周方向に隣り合う2つのセグメント42)間に、直列に接続された2つの巻線24が接続されている。ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間で直列に接続された2つの巻線24は、周方向に電気角180°分離間した第1巻線24aと第2巻線24bとである。そして、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは、巻き方向が逆となるようにそれぞれ4本のティース31に巻回されている。本実施形態では、第1巻線24aが正巻に巻装される一方、第2巻線24bが逆巻に巻装されている。尚、図2においては、第1巻線24aを実線で図示し、第2巻線24bを破線で図示している。
ここで、図2において、4個のセグメント42に周方向に順にセグメント番号「1」〜「4」を付す。また、セグメント番号「1」のセグメント42と周方向の位置が等しいスロット32から周方向に順にセグメント番号「1」〜「8」を付す。そして、周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24(第1巻線24a及び第2巻線24b)を例に巻線24の巻回態様を説明する。尚、図2においては、視覚的に分かり易くするために、セグメント番号「1」,「2」のセグメント42間に接続された2つの巻線24を太線で図示している。セグメント番号「1」のセグメント42のライザに結線(フッキング及びヒュージング)された導線26は、スロット番号「2」のスロット32に入りスロット番号「2」のスロット32とスロット番号「6」のスロット32との間の4本のティース31に分布巻にて巻回されて第1巻線24aを形成している。その後、当該導線26は、スロット番号「6」のスロット32から出てスロット番号「2」のスロット32に入り、スロット番号「2」のスロット32とスロット番号「6」との間の4本のティース31であって、直前に第1巻線24aが巻回された4本のティース31とは反対側の4本のティース31に、第1巻線24aとは逆方向に分布巻にて巻回されて第2巻線24bを形成している。その後、当該導線26は、スロット番号「6」のスロット32から出てセグメント番号「2」のセグメント42のライザに結線(フッキング及びヒュージング)されている。このように、周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間には、電気角180°の間隔で配置された2つの巻線24(即ち1つの第1巻線24aと1つの第2巻線24b)が直列に接続されるとともに、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは互いの巻き方向が逆になっている。
そして、セグメント番号「1」,「2」のセグメント42間に接続された2つの巻線24と同様に、セグメント番号「2」,「3」のセグメント42間、セグメント番号「3」,「4」のセグメント42間、及びセグメント番号「4」,「1」のセグメント42間にも2つの巻線24(第1巻線24a及び第2巻線24b)がそれぞれ接続されている。また、本実施形態の直流モータ1においては、各巻線24の巻数は全て同じ数に設定されている。
次に、本実施形態の直流モータ1の作用について説明する。
図2に示す状態は、陽極側のブラシ61がセグメント番号「1」のセグメント42に摺接し、陰極側のブラシ62がセグメント番号「3」のセグメント42に摺接している。この状態では、図2及び図5(a)に示すように、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された8個全ての巻線24に電流が供給される。また、全ての第1巻線24aに同じ方向(図2において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、全ての第2巻線24bに同じ方向(図2において破線の矢印参照)に電流が供給される。
図2に示す状態は、陽極側のブラシ61がセグメント番号「1」のセグメント42に摺接し、陰極側のブラシ62がセグメント番号「3」のセグメント42に摺接している。この状態では、図2及び図5(a)に示すように、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された8個全ての巻線24に電流が供給される。また、全ての第1巻線24aに同じ方向(図2において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、全ての第2巻線24bに同じ方向(図2において破線の矢印参照)に電流が供給される。
そして、図2に示す状態から、電機子21が電気角22.5°(機械角22.5°)だけ回転した状態を図3に示している。図3に示す状態では、陽極側のブラシ61は、溝43を介して周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42とに摺接してこれら2つのセグメント42を短絡している。その一方、陰極側のブラシ62は、セグメント番号「3」のセグメント42に摺接している。そのため、図3及び図5(b)に示すように、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24は整流中となる。尚、整流中の第1巻線24aは、N極のマグネット13の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向し、同じく整流中の第2巻線24bは、S極のマグネット14の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向している。そして、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、及びセグメント番号「2」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された2個の巻線24には、ブラシ61,62から電流が供給される。このとき、電流が供給される4個の第1巻線24aに同じ方向(図3において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、電流が供給される4個の第2巻線24bに同じ方向(図3において破線の矢印参照)に電流が供給される。そして、図3に示した陽極側のブラシ61のみで整流が行われる状態では、電機子21を回転させる回転力が発生している。
その後、図3に示す状態から電機子21が更に電気角22.5°(機械角22.5°)だけ回転すると、陽極側のブラシ61がセグメント番号「2」のセグメント42に摺接し、陰極側のブラシ62がセグメント番号「3」のセグメント42に摺接した状態となる。この状態では、図3及び図5(c)に示すように、セグメント番号「2」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された8個全ての巻線24に電流が供給される。また、全ての第1巻線24aに同じ方向に電流が供給されるとともに、全ての第2巻線24bに同じ方向に電流が供給される。
そして、電機子21が更に回転すると、陽極側のブラシ61がセグメント番号「2」のセグメント42に摺接する一方で、陰極側のブラシ61が溝43を介して周方向に隣り合うセグメント番号「3」のセグメント42とセグメント番号「4」のセグメント42とに摺接してこれら2つのセグメント42を短絡した状態となる。この状態では、図3及び図5(d)に示すように、セグメント番号「3」のセグメント42とセグメント番号「4」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24は整流中となる。尚、整流中の第1巻線24aは、N極のマグネット13の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向し、同じく整流中の第2巻線24bは、S極のマグネット14の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向している。そして、セグメント番号「2」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された2個の巻線24、及びセグメント番号「2」のセグメント42とセグメント番号「4」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24には、ブラシ61,62から電流が供給される。尚、電流が供給される4個の第1巻線24aに同じ方向に電流が供給されるとともに、電流が供給される4個の第2巻線24bに同じ方向に電流が供給される。そして、陰極側のブラシ62のみで整流が行われるこの状態では、電機子21を回転させる回転力が発生している。
本実施形態では、陽極側のブラシ61及び陰極側のブラシ62が電気角180°の間隔で配置される一方で、整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えない。従って、上記したように、陽極側のブラシ61において整流が行われるタイミングと、陰極側のブラシ62において整流が行われるタイミングがずれる。また、整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えないことで、4個のセグメント42の周方向の幅が等幅となっていない。そのため、電機子21の回転方向において各ブラシ61,62が各セグメント42に摺接する距離が等しくない。これらのことから、電機子21において、電流の供給が変則的となり、磁気バランスが崩れる。そして、陽極側のブラシ61のみ若しくは陰極側のブラシ62のみで整流が行われるときに、電機子21を回転させる回転力が発生し、当該電機子21が回転される。
また、ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間に直列に接続された2つの巻線24は、正巻に巻装された第1巻線24aと逆巻に巻装された第2巻線24bとの両方を含んでいる。更に、ブラシ61,62の周方向の位置は、周方向に隣り合う2つのマグネット13,14間(磁極間)の中央である。そのため、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとを電気角180°の間隔で配置できている。そして、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとがブラシ61(若しくはブラシ62)によって整流されるときには、当該第1巻線24aと当該第2巻線24bとの周方向の中央部に同ブラシ61(若しくはブラシ62)が配置される。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝を備えないため、4個のセグメントは周方向の幅が一定とならない。そして、2つのブラシ61,62は、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが電気角180°間隔で配置されるため、陽極側のブラシ61が整流を行うタイミングと陰極側のブラシ62が整流を行うタイミングがずれる。これらのことから、巻線24に供給される電流の流れが変則的となり、磁気バランスが崩れて電機子21を回転させる回転力が生まれて同電機子21が回転するようになる。その結果、2個の磁極、8個のスロット及び4個のセグメントを備えた直流モータ1を回転可能とすることができる。
(1)整流子25は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝を備えないため、4個のセグメントは周方向の幅が一定とならない。そして、2つのブラシ61,62は、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが電気角180°間隔で配置されるため、陽極側のブラシ61が整流を行うタイミングと陰極側のブラシ62が整流を行うタイミングがずれる。これらのことから、巻線24に供給される電流の流れが変則的となり、磁気バランスが崩れて電機子21を回転させる回転力が生まれて同電機子21が回転するようになる。その結果、2個の磁極、8個のスロット及び4個のセグメントを備えた直流モータ1を回転可能とすることができる。
(2)電気角180°だけ離間した2つの巻線24(第1巻線24a及び第2巻線24b)を直列に接続することで、セグメント42の数をスロット32の数の半分とすることができている。従って、セグメントの数がスロットの数と同数若しくはそれ以上である場合に比べて、溝43の数が少ない。よって、ブラシ61,62が溝43を横切る時(即ち摺接するセグメント42が切り替わる時)に生じる機械的摩耗が低減され、その結果、ブラシ61,62の寿命が低下することが抑制される。また、ブラシ61,62が摺接するセグメント42が切り替わる時にブラシ61,62とセグメント42との衝突によって生じる騒音の発生が抑制される。更に、整流子25を製造するときに、セグメント素材45に形成する溝43の数が少なくなるため、整流子25の製造が容易となる。
(3)ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間に接続された2つの巻線24(即ち第1巻線24aと第2巻線24b)は、電気角180°(本実施形態では機械角180°)の間隔で配置されている。そして、直列に接続された2つの巻線24間のこの間隔は、N極のマグネット13とS極のマグネット14との周方向の間隔と等しい。従って、セグメント42を介して巻線24に電流が供給されたときに、電機子21を回転させる回転力をバランス良く発生させることができる。
(4)ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間に直列に接続された2つの巻線24は、正巻に巻装された第1巻線24aと逆巻に巻装された第2巻線24bとの両方を含んでいる。更に、ブラシ61,62の周方向の位置は、周方向に隣り合う2つのマグネット13,14間(磁極間)の中央である。従って、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとを電気角180°の間隔で配置できるようになる。そして、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとを整流するブラシ61(若しくはブラシ62)は、当該第1巻線24aと当該第2巻線24bとを整流するときに当該第1巻線24aと当該第2巻線24bとの間に配置される。従って、巻線24(即ち第1巻線24aと第2巻線24b)の巻回態様が簡素化される。
(第2実施形態)
以下、直流モータの一実施形態を図面に従って説明する。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
以下、直流モータの一実施形態を図面に従って説明する。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本第2実施形態の直流モータ101は、略円筒状の固定子111と該固定子111と径方向に対向する電機子121とを備えている。固定子111は、ヨークハウジング12と、該ヨークハウジング12の内周面に周方向に等角度間隔で並設されたn(nは2以上の偶数)個のマグネット13,14とを備えている。本実施形態では、nは「4」に設定されている。従って、ヨークハウジング12の内周面には、N極のマグネット13が2個と、S極のマグネット14が2個固着されている。そして、これらのマグネット13,14は、N極とS極とが周方向に交互となるように周方向に90°間隔に並んでいる。本実施形態の直流モータ101は、固定子11に4個のマグネット13,14を備えたことにより、4個の磁極を有する。
図6及び図7に示すように、固定子111の内側に配置された電機子121は、回転軸22と、回転軸22に固定された電機子コア123と、該電機子コア123に巻装された巻線24と、回転軸22に固定された整流子125とを備えている。この電機子121は、回転軸22が固定子111に対して回転可能に支持されている。尚、図6では巻線24の図示を省略している。
電機子コア123は、マグネット13,14によって周囲を囲まれるとともに、これらのマグネット13,14と径方向に対向している。そして、電機子コア123は、回転軸22を中心として放射状に延びる2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)本のティース31を有する。本実施形態では、nは上述したように「4」に設定される一方、mは「2」に設定されている。従って、本実施形態の電機子コア123は、16本のティース31を有する。また、電機子コア123は、2mn本のティース31を備えることにより、周方向に並ぶ2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)個(本実施形態では16個)のスロット32を備えている。そして、電機子コア123の16個のスロット32には、ティース31に導線26が巻き付けられることにより、分布巻にて前記巻線24が巻装されている。
前記整流子125において、絶縁材41の外周面に周方向に並設されたセグメント42の個数は、mn(mは自然数、nは2以上の偶数)個であり、前記電機子コア123が備えるスロット32の数の半分となっている。本実施形態では、mは「2」に設定され、nは「4」に設定されているため、整流子125は、16個のスロット32の半分の8個のセグメント42を有する。また、周方向に隣り合うセグメント42は、互いの間に設けられた溝(アンダーカット)43によって周方向に分離されている。8個のセグメント42を有する整流子125には、周方向に並ぶ8個の溝43が形成されている。また、整流子125は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝43を備えない。尚、直流モータ101は、磁極の数が「4」であるため、電気角180°は機械角90°である。
ここで、4個の磁極、16個のスロット32、8個のセグメント42を備えた本実施形態の直流モータ101において、溝43の周方向の位置を設定する設定方法を説明する。
まず、図9(a)に示すように、セグメント素材45を、スロット32と同数の16等分に仮想的に分割する。図9では、セグメント素材45を仮想的に分割する仮想分割線Lを破線にて図示している。セグメント素材45を仮想的に16分割する16本の仮想分割線Lは、周方向に等角度間隔に設けられるとともに、セグメント素材45の径方向に直線状に延びている。
まず、図9(a)に示すように、セグメント素材45を、スロット32と同数の16等分に仮想的に分割する。図9では、セグメント素材45を仮想的に分割する仮想分割線Lを破線にて図示している。セグメント素材45を仮想的に16分割する16本の仮想分割線Lは、周方向に等角度間隔に設けられるとともに、セグメント素材45の径方向に直線状に延びている。
次いで、図9(b)に示すように、仮想分割線L上に基準溝設定位置G0を設定する。本実施形態では、固定子11は4個のマグネット13,14(4個の磁極)を有するため、電気角360°が機械角180°に相当する。従って、機械角360°中には、電気角360°が2つ分存在する。そこで、16本の仮想分割線Lのうち、電気角360°だけ離間した2箇所に位置する2本の仮想分割線L上にそれぞれ基準とする基準溝設定位置G0を設定する。図9においては、溝43を形成する位置を実線の太線で図示している。
その後、各基準溝設定位置G0から周方向の一方側(図9(b)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定しない(形成しない)第1の溝非設定位置P1とする。図9では、溝43を設定しない位置に×印を付している。
次いで、図9(c)に示すように、各第1の溝非設定位置P1に対し周方向の一方側(図9(c)においては反時計方向側)で隣り合う仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定する(形成する)第1の溝設定位置G1とする。その後、各第1の溝設定位置G1から周方向の一方側(図9(c)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定しない第2の溝非設定位置P2とする。
次いで、図9(d)に示すように、各第2の溝非設定位置P2に対し周方向の一方側(図9(d)においては反時計方向側)で隣り合う仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定する第2の溝設定位置G2とする。その後、各第2の溝設定位置G2から周方向の一方側(図9(d)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定しない第3の溝非設定位置P3とする。
次いで、図9(e)に示すように、各第3の溝非設定位置P3に対し周方向の一方側(図9(e)においては反時計方向側)で隣り合う仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定する第3の溝設定位置G3とする。その後、各第3の溝設定位置G3から周方向の一方側(図9(e)においては反時計方向側)に電気角180°分だけ進んだ位置にある仮想分割線Lを、それぞれ溝43を設定しない第4の溝非設定位置P4とする。
上記したように、全ての仮想分割線L上に、溝43を設定する溝設定位置G0〜G3若しくは溝43を設定しない溝非設定位置P1〜P4を割り当てる。そして、整流子125を製造する際には、基準溝設定位置G0及び第1〜第3の溝設定位置G1〜G3に溝43が形成される。これにより、図6及び図7に示すように、整流子125の外周面には、セグメント素材45を周方向に分割する溝43が8個形成され、その結果、周方向に並ぶ8個のセグメント42が形成される。そして、各溝43から電気角180°となる位置には溝43が存在しないように溝43の位置が設定されることで、溝43によって分離されたmn個(本実施形態では8個)のセグメント42は、全てのセグメント42の周方向の幅が等しく形成されるのではなく、周方向の幅が異なるものが複数種類形成される。本実施形態では、8個のセグメント42には、周方向の幅が異なる3種類のセグメント(即ち第1のセグメント42e、第2のセグメント42f及び第3のセグメント42g)が存在する。周方向の幅が最も狭い第1のセグメント42eの周方向の幅は、セグメント素材45を周方向に16等分した場合の1片の周方向の幅(周方向に隣り合う2本の仮想分割線L間の周方向の間隔)と等しい。整流子125はこの第1のセグメント42eを2個備えている。そして、周方向の幅が2番目に狭い第2のセグメント42fの周方向の幅は、第1のセグメント42eの周方向の幅の2倍となっており、整流子125はこの第2のセグメント42fを4個備えている。更に、周方向の幅が3番目に狭い第3のセグメント42gの周方向の幅は、第1のセグメント42eの周方向の幅の3倍となっており、整流子125はこの第3のセグメント42gを2個備えている。そして、整流子125においては、第1のセグメント42eから順に、第1のセグメント42e、第2のセグメント42f、第3のセグメント42g、第2のセグメント42fの順に周方向に繰り返し並んでいる。
また、図6に示すように、前記ヨークハウジング12の内部には、整流子125の外周側となる位置に、2個の陽極側のブラシ61及び2個の陰極側のブラシ62が配置されている。各ブラシ61,62は、整流子125の外周面に摺接可能に押圧接触している。また、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とは周方向に交互に配置されるとともに、周方向に隣り合う陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とは、電気角180°(本実施形態では機械角90°)間隔で配置されている。そして、同極のブラシ61同士が電気角360°(本実施形態では機械角180°)間隔で配置されるとともに、同極のブラシ62同士が電気角360°(本実施形態では機械角180°)間隔で配置されている。更に、各ブラシ61,62は、その周方向位置が、周方向に隣り合うマグネット13,14間の周方向の中央(周方向に隣り合うマグネット13,14においてN極のマグネット13の周方向の中央とS極のマグネット14の周方向の中央との間の周方向の中央)となっている。
次に、巻線24の巻回態様について詳述する。
図7に示すように、陽極側のブラシ61(若しくは陰極側のブラシ61)で電気的に短絡される2つのセグメント42(即ち周方向に隣り合う2つのセグメント42)間に、直列に接続された2つの巻線24が接続されている。ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間で直列に接続された2つの巻線24は、周方向に電気角180°分離間した第1巻線24aと第2巻線24bとである。そして、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは、巻き方向が逆となるようにそれぞれ3本のティース31に巻回されている。本実施形態では、第1巻線24aが正巻に巻装される一方、第2巻線24bが逆巻に巻装されている。尚、図7においては、第1巻線24aを実線で図示し、第2巻線24bを破線で図示している。
図7に示すように、陽極側のブラシ61(若しくは陰極側のブラシ61)で電気的に短絡される2つのセグメント42(即ち周方向に隣り合う2つのセグメント42)間に、直列に接続された2つの巻線24が接続されている。ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間で直列に接続された2つの巻線24は、周方向に電気角180°分離間した第1巻線24aと第2巻線24bとである。そして、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは、巻き方向が逆となるようにそれぞれ3本のティース31に巻回されている。本実施形態では、第1巻線24aが正巻に巻装される一方、第2巻線24bが逆巻に巻装されている。尚、図7においては、第1巻線24aを実線で図示し、第2巻線24bを破線で図示している。
ここで、図7において、8個のセグメント42に周方向に順にセグメント番号「1」〜「8」を付す。また、セグメント番号「1」のセグメント42の近傍にあるスロット32から周方向に順にセグメント番号「1」〜「16」を付す。そして、周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24(第1巻線24a及び第2巻線24b)を例に巻線24の巻回態様を説明する。尚、図7においては、視覚的に分かり易くするために、セグメント番号「1」,「2」のセグメント42間に接続された2つの巻線24を太線で図示している。セグメント番号「1」のセグメント42のライザに結線(フッキング及びヒュージング)された導線26は、スロット番号「12」のスロット32に入りスロット番号「2」のスロット32とスロット番号「5」のスロット32との間の3本のティース31に分布巻にて巻回されて第1巻線24aを形成している。その後、当該導線26は、スロット番号「5」のスロット32から出てスロット番号「1」のスロット32に入り、スロット番号「14」のスロット32とスロット番号「1」のスロット32との間の3本のティース31に第1巻線24aとは逆方向に分布巻にて巻回されて第2巻線24bを形成している。その後、当該導線26は、スロット番号「14」のスロット32から出てセグメント番号「2」のセグメント42のライザに結線(フッキング及びヒュージング)されている。このように、周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間には、電気角180°の間隔で配置された2つの巻線24(即ち1つの第1巻線24aと1つの第2巻線24b)が直列に接続されるとともに、直列に接続された第1巻線24aと第2巻線24bとは互いの巻き方向が逆になっている。
そして、セグメント番号「1」,「2」のセグメント42間に接続された2つの巻線24と同様に、セグメント番号「2」,「3」のセグメント42間、セグメント番号「3」,「4」のセグメント42間、セグメント番号「4」,「5」のセグメント42間、セグメント番号「5」,「6」のセグメント42間、セグメント番号「6」,「7」のセグメント42間、セグメント番号「7」,「8」のセグメント42間、及びセグメント番号「8」,「1」のセグメント42間にも2つの巻線24(第1巻線24a及び第2巻線24b)がそれぞれ接続されている。また、本実施形態の直流モータ101においては、各巻線24の巻数は全て同じ数に設定されている。
次に、本実施形態の直流モータ101の作用について説明する。
図7に示す状態は、セグメント番号「1」,「5」の2つのセグメント42にそれぞれ陽極側のブラシ61が摺接し、セグメント番号「3」,「7」の2つのセグメント42にそれぞれ陰極側のブラシ62が摺接している。この状態では、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「7」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、セグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、及びセグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「7」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、即ち16個全ての巻線24に電流が供給される。また、全ての第1巻線24aに同じ方向(図7において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、全ての第2巻線24bに同じ方向(図7において破線の矢印参照)に電流が供給される。
図7に示す状態は、セグメント番号「1」,「5」の2つのセグメント42にそれぞれ陽極側のブラシ61が摺接し、セグメント番号「3」,「7」の2つのセグメント42にそれぞれ陰極側のブラシ62が摺接している。この状態では、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「7」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、セグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「3」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、及びセグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「7」のセグメント42との間に介在された4個の巻線24、即ち16個全ての巻線24に電流が供給される。また、全ての第1巻線24aに同じ方向(図7において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、全ての第2巻線24bに同じ方向(図7において破線の矢印参照)に電流が供給される。
そして、図7に示す状態から、電機子121が電気角22.5°(機械角11.25°)だけ回転した状態を図8に示している。図8に示す状態では、溝43を介して周方向に隣り合うセグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42とが1つの陽極側のブラシ61によって短絡されるとともに、溝43を介して周方向に隣り合うセグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「6」のセグメント42とがもう1つの陽極側のブラシ61によって短絡されている。その一方、セグメント番号「3」,「7」の2つのセグメント42にそれぞれ陰極側のブラシ62が摺接している。そのため、セグメント番号「1」のセグメント42とセグメント番号「2」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24、及びセグメント番号「5」のセグメント42とセグメント番号「6」のセグメント42との間に接続された2つの巻線24は整流中となる。尚、整流中の第1巻線24aは、N極のマグネット13の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向し、同じく整流中の第2巻線24bは、S極のマグネット14の周方向の中央(磁極の周方向の中央)と径方向に対向している。そして、セグメント番号「1」,「3」のセグメント42間に介在された4個の巻線24、セグメント番号「2」,「3」のセグメント42間に介在された2個の巻線24、セグメント番号「5」,「3」のセグメント42間に介在された4個の巻線24、及びセグメント番号「6」,「7」のセグメント42間に介在された2個の巻線には、ブラシ61,62から電流が供給される。このとき、電流が供給される6個の第1巻線24aに同じ方向(図8において実線の矢印参照)に電流が供給されるとともに、電流が供給される6個の第2巻線24bに同じ方向(図8において破線の矢印参照)に電流が供給される。そして、図8に示した陽極側のブラシ61のみで整流が行われる状態では、電機子121を回転させる回転力が発生している。
本実施形態では、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが電気角180°の間隔で配置される一方で、整流子125は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えない。従って、上記したように、陽極側のブラシ61において整流が行われるタイミングと、陰極側のブラシ62において整流が行われるタイミングがずれる。また、整流子125は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えないことで、8個のセグメント42の周方向の幅が等幅となっていない。そのため、電機子121の回転方向において各ブラシ61,62が各セグメント42に摺接する距離が等しくない。これらのことから、電機子121において、電流の供給が変則的となり、磁気バランスが崩れる。そして、陽極側のブラシ61のみ若しくは陰極側のブラシ62のみで整流が行われるときに、電機子121を回転させる回転力が発生し、当該電機子121が回転される。
また、ブラシ61(若しくはブラシ62)で電気的に短絡される2つのセグメント42間に直列に接続された2つの巻線24は、正巻に巻装された第1巻線24aと逆巻に巻装された第2巻線24bとの両方を含んでいる。更に、ブラシ61,62の周方向の位置は、周方向に隣り合う2つのマグネット13,14間(磁極間)の中央である。そのため、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとを電気角180°の間隔で配置できている。そして、直列に接続された正巻の第1巻線24aと逆巻の第2巻線24bとがブラシ61(若しくはブラシ62)によって整流されるときには、当該第1巻線24aと当該第2巻線24bとの周方向の中央部に同ブラシ61(若しくはブラシ62)が配置される。
上記したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(2)〜(4)と同様の効果に加えて、以下の効果を有する。
(5)整流子125は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝を備えないため、8個のセグメントは周方向の幅が一定とならない。そして、合計4つのブラシ61,62は、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが電気角180°間隔で配置されるため、陽極側のブラシ61が整流を行うタイミングと陰極側のブラシ62が整流を行うタイミングがずれる。これらのことから、巻線24に供給される電流の流れが変則的となり、磁気バランスが崩れて電機子121を回転させる回転力が生まれて同電機子121が回転するようになる。その結果、2個の磁極、8個のスロット及び4個のセグメントを備えた直流モータ101を回転可能とすることができる。
(5)整流子125は、各溝43から周方向に電気角180°となる位置には溝を備えないため、8個のセグメントは周方向の幅が一定とならない。そして、合計4つのブラシ61,62は、陽極側のブラシ61と陰極側のブラシ62とが電気角180°間隔で配置されるため、陽極側のブラシ61が整流を行うタイミングと陰極側のブラシ62が整流を行うタイミングがずれる。これらのことから、巻線24に供給される電流の流れが変則的となり、磁気バランスが崩れて電機子121を回転させる回転力が生まれて同電機子121が回転するようになる。その結果、2個の磁極、8個のスロット及び4個のセグメントを備えた直流モータ101を回転可能とすることができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、各ブラシ61,62は、その周方向位置が、周方向に隣り合うマグネット13,14間の周方向の中央(周方向に隣り合うマグネット13,14においてN極のマグネット13の周方向の中央とS極のマグネット14の周方向の中央との間の周方向の中央)となっている。しかしながら、各ブラシ61,62は、その周方向位置が、マグネット13若しくはマグネット14の周方向の中央(磁極の周方向の中央)となるように配置されてもよい。この場合、ブラシ61(若しくはブラシ62)で短絡される2つのセグメント42間に直列に接続される2つの巻線24は、各巻線24の周方向の中央がマグネット13若しくはマグネット14の周方向の中央と径方向に対向するときに整流されるようにスロット32に巻装される。
・上記各実施形態では、各ブラシ61,62は、その周方向位置が、周方向に隣り合うマグネット13,14間の周方向の中央(周方向に隣り合うマグネット13,14においてN極のマグネット13の周方向の中央とS極のマグネット14の周方向の中央との間の周方向の中央)となっている。しかしながら、各ブラシ61,62は、その周方向位置が、マグネット13若しくはマグネット14の周方向の中央(磁極の周方向の中央)となるように配置されてもよい。この場合、ブラシ61(若しくはブラシ62)で短絡される2つのセグメント42間に直列に接続される2つの巻線24は、各巻線24の周方向の中央がマグネット13若しくはマグネット14の周方向の中央と径方向に対向するときに整流されるようにスロット32に巻装される。
・上記第2実施形態の直流モータ101において、図10に示すように、電気角360°の間隔で配置されたセグメント42同士を結線してもよい。図10に示す例では、電気角360°の間隔で配置されたセグメント42同士を均圧線131にて短絡している。このようにすると、結線されたセグメント42に同時に電流を供給することができる。従って、二点鎖線で図示した陽極側のブラシ61及び陰極側のブラシ62の少なくとも一方を省略することが可能となる。即ち、ブラシ61,62の数をn個より少なくすることができる。そして、ブラシ61,62の数をn個より少なくすると、ブラシ61,62の数がn個のものより部品点数が低減される。従って、直流モータ101の製造コストを低減することができる。尚、電気角360°の間隔で配置されたセグメント42同士を結線した場合において、必ずしも二点鎖線で図示した陽極側のブラシ61及び陰極側のブラシ62を省略しなくてもよい。
・上記各実施形態では、ブラシ61(若しくはブラシ62)で短絡される2つのセグメント42間には、2つの巻線24が直列に接続されている。しかしながら、ブラシ61(若しくはブラシ62)で短絡される2つのセグメント42間には、電気角180°の整数倍の間隔で配置される複数の巻線24が直列に接続されればよい。そして、電気角180°の整数倍の間隔で配置され直列に接続された複数の巻線24は、正巻に巻装された巻線24と逆巻に巻装された巻線(正巻に対して反対方向に巻回された巻線)24との両方を含むことが望ましい。この場合、直列に接続される複数の巻線24において、電気角180°の奇数倍の間隔で配置される巻線24の互いの巻き方向を逆とし、電気角180°の偶数倍の間隔で配置される巻線24の互いの巻き方向を同方向とすることで、巻線24の巻回態様が簡素化される。
・上記第1実施形態の直流モータ1は、2個のマグネット13,14(2個の磁極)、8個のスロット32及び4個のセグメント42を備えている。また、上記第2実施形態の直流モータ101は、4個のマグネット13,14(4個の磁極)、16個のスロット32及び8個のセグメント42を備えている。しかしながら、マグネット13,14の数(磁極の数)、スロット32の数及びセグメント42の数はこれに限らない。直流モータは、n個の磁極、2mn個のスロット32及びmn個のセグメント42を備えていればよい。但し、mは自然数、nは2以上の偶数である。そして、n個の磁極、2mn個のスロット32及びmn個のセグメント42を備えた直流モータにおいて、各ブラシ61,62で電気的に短絡される2つのセグメント42間に、電気角180°の整数倍の間隔で配置される少なくとも2つの巻線24を直列に接続する。そして、整流子を、各溝(アンダーカット)43から周方向に電気角180°となる位置に溝43を備えない構成とする。このように構成することで、n個の磁極、2mn個のスロット32及びmn個のセグメント42を備えた当該直流モータを回転可能とすることができる。
上記各実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1又は請求項2に記載の直流モータにおいて、直列に接続された複数の前記巻線は、正巻に巻装された前記巻線と逆巻に巻装された前記巻線との両方を含み、前記ブラシの周方向の位置は、周方向に隣り合う2つの前記磁極間の中央であることを特徴とする直流モータ。同構成によれば、直列に接続された複数の巻線のうち、正巻に巻装された巻線と逆巻に巻装された巻線とを電気角180°の間隔で配置できるようになる。そして、直列に接続された正巻の巻線と逆巻の巻線とを整流するブラシは、当該正巻の巻線と当該逆巻の巻線との間に配置される。従って、巻線の巻回態様が簡素化される。
(イ)請求項1又は請求項2に記載の直流モータにおいて、直列に接続された複数の前記巻線は、正巻に巻装された前記巻線と逆巻に巻装された前記巻線との両方を含み、前記ブラシの周方向の位置は、周方向に隣り合う2つの前記磁極間の中央であることを特徴とする直流モータ。同構成によれば、直列に接続された複数の巻線のうち、正巻に巻装された巻線と逆巻に巻装された巻線とを電気角180°の間隔で配置できるようになる。そして、直列に接続された正巻の巻線と逆巻の巻線とを整流するブラシは、当該正巻の巻線と当該逆巻の巻線との間に配置される。従って、巻線の巻回態様が簡素化される。
(ロ)請求項1、請求項2及び前記(イ)の何れか1項に記載の直流モータにおいて、前記磁極を4個備え、前記スロットを16個備え、前記セグメントを8個備えたことを特徴とする直流モータ。同構成によれば、4個の磁極、16個のスロット、8個のセグメントを備えた回転可能な直流モータを得ることができる。
(ハ)請求項1に記載の直流モータにおいて、前記磁極を2個備え、前記スロットを8個備え、前記セグメントを4個備えたことを特徴とする直流モータ。同構成によれば、2個の磁極、8個のスロット、4個のセグメントを備えた回転可能な直流モータを得ることができる。
11,111…固定子、13,14…磁極としてのマグネット、21,121…電機子、23,123…電機子コア、24…巻線、24a…巻線としての第1巻線、24b…巻線としての第2巻線、25,125…整流子、32…スロット、42…セグメント、42a,42e…セグメントとしての第1のセグメント、42b,42f…セグメントとしての第2のセグメント、42c,42g…セグメントとしての第3のセグメント、43…溝、61,62…ブラシ。
Claims (2)
- 周方向に並ぶn(nは2以上の偶数)個の磁極を有する固定子と、
周方向に並ぶ2mn(mは自然数、nは2以上の偶数)個のスロットを備え前記磁極と径方向に対向する電機子コア、周方向に並ぶmn(mは自然数、nは2以上の偶数)個の溝にて周方向に分離されたmn(mは自然数、nは2以上の偶数)個のセグメントを備え前記電機子コアと一体回転する整流子、及び前記スロットに分布巻にて巻装された複数の巻線を有する電機子と、
前記セグメントに摺接する複数のブラシと、
を備え、
各前記ブラシで電気的に短絡される2つの前記セグメント間に、電気角180°の整数倍の間隔で配置される少なくとも2つの前記巻線が直列に接続され、
前記整流子は、各前記溝から周方向に電気角180°となる位置に前記溝を備えないことを特徴とする直流モータ。 - 請求項1に記載の直流モータにおいて、
前記磁極を4個以上の偶数個備え、
電気角360°の間隔で配置された前記セグメント同士が結線されていることを特徴とする直流モータ。
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