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JP2014033624A - 携帯式電動噴霧機 - Google Patents

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正 石村
Shinichiro Fujita
進一郎 藤田
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Abstract

【課題】攪拌動作の継続を設定時間で停止させることでバッテリ電力の浪費を無くすこと、攪拌動作を必要時にのみ行うこと。
【解決手段】携帯式電動噴霧機1の制御部30は、開閉弁21の開閉操作に連動して、開閉弁21の開状態での第1接点31Aと開閉弁21の閉状態での第2接点31Bを切り換える開閉弁連動スイッチ31と、開閉弁連動スイッチ31の第2接点31B切り換え時に、電動ポンプ14への電力供給を設定時間継続して余水による攪拌動作を行う攪拌動作スイッチ32を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、搭載したバッテリからの電力供給によって駆動する携帯式の電動噴霧機に関するものである。
農産物などに防除液などの液剤を噴霧するための携帯式の噴霧機として、電動噴霧機が知られている。背負い式などの携帯式電動噴霧機は、バッテリを搭載しており、バッテリからの電力供給によって駆動する電動ポンプによってタンク内の液剤が吐出流路を介して噴霧ノズルに圧送され、吐出流路に設けられる開閉弁を開操作することで噴霧ノズルから液剤を噴霧させる。
このような携帯式の電動噴霧機は、携帯する作業者に大きな負担がかからないように軽量化の要求が高く、重量の大きな大容量のバッテリを搭載することができない。このため、限られたバッテリ容量でできるだけ広範囲に亘って液剤を噴霧できるように、電動ポンプのスイッチ操作と開閉弁の開閉操作を連動させて、噴霧作業時にのみ電動ポンプを作動し、非作業時には電動ポンプを停止するものが知られている。
ところで、携帯式の噴霧機によって噴霧される液剤には、溶解性の高いものと低いものがある。溶解性の低いものは沈殿しやすく液剤濃度が不均一になりやすいので、タンク内の液剤を攪拌することが必要になる。溶解性の程度は液剤によって様々であるため、攪拌が必要になる頻度は液剤によって一般に異なる。また、攪拌の頻度は作業の状況によっても異なる。小さい圃場が点在しているような場合や圃場内で局部的に点々と液剤散布を行うような場合は、1タンク内の液剤を噴霧し終わる間に何回か噴霧を中断することになり、噴霧を中断して移動している間に液剤が沈殿することがある。このような作業状況では噴霧を中断する毎にタンク内の液剤を攪拌することが必要になる場合がある。
また、タンク内の液剤の攪拌は、液剤濃度を均一に保つためだけで無く、残液の排水時にも必要になる。タンク内の残液を排水処理する場合には、沈殿した高濃度の液剤成分がタンクの底部に固着してしまうのを避けるために、残液を攪拌して液剤成分をできるだけ均一に溶かして排水することが好ましい。
このように携帯式の噴霧機は、噴霧する液剤の種類によってはタンク内に貯留した液剤を攪拌することが必要になるが、攪拌のための装置(攪拌羽根など)を別途備えることは携帯式噴霧機に求められる軽量化の要求に反することになるので好ましくない。携帯式の噴霧機において軽量化の要求に応えながら攪拌機能を持たせるものとしては、余水循環によって攪拌を行うものが知られている。携帯式電動噴霧機においては、前述したようにバッテリ容量を制限せざるを得ないので、噴霧停止時に常時余水循環することは避けるべきである。下記特許文献1に記載された携帯式の電動噴霧機は、必要時にのみ余水循環によるタンク内の攪拌を行うことができるものである。
下記特許文献1に記載の従来技術は、電動噴霧機のコック装置であって、吐出流路を開閉する開閉弁の開閉操作部材と吐出流路に液剤を供給する電動ポンプのスイッチとを操作機構上互いに連係させ、操作者の一連の操作で電動ポンプが始動した後に開閉弁が開くようにしている。また、コック装置のコックレバーに第1の操作位置と第2の操作位置を設け、第1の操作位置では開閉弁が閉じた状態で電動ポンプを作動させて、余水流路を介して液剤をタンクに戻すことでタンク内の攪拌を行い、第2の操作位置では電動ポンプを作動させた状態で開閉弁を開いて液剤を噴霧させることが行われている。
特開2003−24833号公報
このような従来の電動噴霧機によると、コックレバーの操作によって吐出流路の開閉弁の開閉操作と電動ポンプのスイッチ操作を連係させてはいるものの、操作者が誤ってコックレバーを第1の操作位置にしたまま放置すると、無用なタンク内の攪拌が継続されてバッテリ電力が無駄に消費されてしまうことになる。また、噴霧作業の一時的な中断時には、操作者は第1の操作位置を意識しないで第2の操作位置までレバー操作を行ってしまう場合があり、一時的な噴霧作業の中断時に攪拌が必要になる場合に、十分な攪拌を行うこと無く噴霧を行ってしまう問題があった。
また、適正な攪拌の頻度は、前述したように噴霧する液剤の種類や噴霧作業の状況によって異なるが、前述した従来技術では、攪拌の頻度をどの程度にするかが操作者のコックレバー操作に任されており、噴霧作業を一時停止した場合などに操作者は攪拌操作を行うかどうかの判断を常に強いられる。このため、操作者が噴霧作業に集中できなくなる問題が生じる。
また、タンクや吐出流路のメンテナンス時や清掃時に行う余水循環、あるいは液剤排水時の攪拌は、開閉弁を閉じた状態を維持して行う必要があるが、前述した従来技術によると、攪拌状態がコック開閉弁の中間に設けられているため、作業者がコックレバーの停止位置を誤ると開閉弁が開いてしまい、不要な噴霧となる可能性があった。
本発明は、このような従来技術の問題を改善することを課題とするものである。すなわち、攪拌動作の継続を設定時間で停止させることでバッテリ電力の浪費を無くすこと、噴霧作業の一時的な中断時などでも確実に攪拌動作を行うことができること、攪拌が必要な場合にも操作者が噴霧作業に集中できるようにすること、タンクや吐出流路のメンテナンスや清掃時の余水循環時、あるいは液剤排水時の攪拌時などに、不要な噴霧が行われないようにすること、などが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による携帯式電動噴霧機は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
携帯式のフレームと、該フレームに搭載されるバッテリと、前記バッテリの電力によって駆動する電動ポンプと、前記フレームが備えるタンクと、前記電動ポンプの作動によって前記タンク内の液剤が吐出される吐出流路と、前記吐出流路の端部に設けられる噴霧ノズルと、前記吐出流路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁の閉止時に前記吐出流路を流れる液剤を前記タンク内に戻す余水流路と、前記バッテリの電力を前記電動ポンプに供給制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記開閉弁の開閉操作に連動して、前記開閉弁の開状態での第1接点と前記開閉弁の閉状態での第2接点を切り換える開閉弁連動スイッチと、前記開閉弁連動スイッチの前記第2接点切り換え時に、前記電動ポンプへの電力供給を設定時間継続して余水による攪拌動作を行う攪拌動作スイッチを備えることを特徴とする。
このような特徴を有する携帯式電動噴霧機は、開閉弁と連動する開閉弁連動スイッチによって開閉弁開放時に電動ポンプへの電力供給を行い、開閉弁閉止時に電動ポンプへの電力供給を遮断することができ、また、開閉弁が閉状態になる開閉弁連動スイッチの第2接点切り換え時に電動ポンプへの電力供給を設定時間継続して余水による攪拌動作を行う攪拌動作スイッチを備える。これによって、攪拌動作の継続を設定時間で停止させることでバッテリ電力の浪費を無くすことができる。
また、攪拌動作スイッチは、自動攪拌動作モードを選択することができ、これによると噴霧作業の一時的な中断時などでも確実に攪拌動作を行うことができると共に、噴霧作業の中断毎に攪拌を行うか否かの判断を操作者に強いることが無い。また、開閉弁の開閉操作に連動した開閉弁連動スイッチと攪拌動作スイッチとを別に構成し、開閉弁の閉止時にのみ攪拌動作を可能にしているので、攪拌動作時に開閉弁が開かれることがなく、タンクや吐出流路のメンテナンスや清掃時などの余水循環時に不要な噴霧が行われることがない。
本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機の全体構成を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機の流路系と電気系を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機における制御手段が実行する動作モードの具体例(動作モードA)を示した動作フローである。 本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機における制御手段が実行する動作モードの具体例(動作モードB)を示した動作フローである。 本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機における制御手段が実行する動作モードの具体例(動作モードC)を示した動作フローである。 本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機における制御手段が実行する動作モードの具体例(動作モードD)を示した動作フローである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る携帯式電動噴霧機の全体構成を示した説明図である。携帯式電動噴霧機1は、背負いバンド10Aを備える携帯式のフレーム10を備える。以下の説明では背負い式を例に説明するが本発明の実施形態は特に背負い式に限らない。
フレーム10には、防除液などの液剤が充填されるタンク11と、ケーシング12が搭載されており、ケーシング12内には、バッテリ13、バッテリ13の電力によって駆動する電動ポンプ14、電動ポンプ14の駆動源であるモータ15が搭載されている。電動ポンプ14に接続される吐出流路には、可撓性ホース16と導液管17が設けられ、導液管17の先端には噴霧ノズル18が設けられている。また、導液管17と可撓性ホース16の接続部にはハンドル部19と操作部20が設けられ、操作部20には、吐出流路を開閉する開閉弁を操作する操作レバー20Aが設けられる。
図2は、携帯式電動噴霧機1の流路系と電気系を示した説明図である。携帯式電動噴霧機1の流路系は、一点破線で図示するように、電動ポンプ14の作動によってタンク11内の液剤が吐出される吐出流路22と、吐出流路22を開閉する開閉弁21と、開閉弁21の閉止時に吐出流路22を流れる液剤をタンク11内に戻す余水流路23を備えており、吐出流路22の端部に噴霧ノズル18が設けられる。余水流路23には必要に応じて調圧弁24が設けられる。
携帯式電動噴霧機1の電気系は、バッテリ13の電力を電動ポンプ14のモータ15に供給制御する制御部30によって構成される。制御部30は、開閉弁連動スイッチ31と、攪拌動作スイッチ32と、メインスイッチ33と、制御手段(モード切り替え制御手段)34を備えており、必要に応じて、渇水停止手段35、回転制御手段36を備えている。
開閉弁連動スイッチ31は、開閉弁21の開閉操作に連動して、開閉弁21の開状態での第1接点31Aと開閉弁21の閉状態での第2接点31Bを切り換えるスイッチである。開閉弁連動スイッチ31は、開閉弁21を操作する操作部20の操作レバー20Aによって第1接点31Aと第2接点31Bの切り換え操作がなされ、開閉弁21を開放操作することで開閉弁連動スイッチ31は第1接点31Aに切り換えられ、開閉弁21を閉止操作することで第2接点31Bに切り換えられる。また、開閉弁連動スイッチ31は、開閉弁21の開閉操作に伴う状態変化の検知(例えば、吐出流路22に設定した圧力センサの検知信号)に基づいて第1接点31Aと第2接点31Bの切り替えを行うものであってもよい。
攪拌動作スイッチ32は、開閉弁連動スイッチ31の第2接点接続時に、電動ポンプ14のモータ15への電力供給を設定時間継続して余水による攪拌動作を行う機能を有する。開閉弁連動スイッチ31の第2接点接続時に攪拌動作スイッチ32が操作されると、後述する動作モードの各条件に応じて、開閉弁21を閉止した状態で設定時間だけモータ15をON状態にして電動ポンプ14を駆動させる。これによって、電動ポンプ14によって吐出された液剤は余水流路23を通ってタンク11内に戻され、この余水戻りによってタンク11内の液剤が攪拌されることになる。
攪拌動作スイッチ32は、攪拌動作の複数の動作モードを切り換えるモード切り替えスイッチ32Aを含んでいる。図示の例では、モード切り替えスイッチ32Aは4つの端子を選択的に切り換えることができ、選択された各端子に応じて動作モードA,動作モードB,動作モードC,動作モードDが選択されることになる。ここでは、一例として4つの動作モードを示しているが、選択される動作モードの設定数は任意である。また、これらの動作モードには攪拌動作を行わない動作モードを含めることができる。
制御手段(モード切り替え制御手段)34は、モード切り替えスイッチ32Aによって選択された動作モードでモータ15への電力供給を制御する。制御手段34は、メインスイッチ33のON・OFF信号、開閉弁連動スイッチ31の切り換え信号に応じて、選択された動作モードに対応した攪拌動作の制御を行う。
具体的な動作モードの例は後述するが、一つの動作モードは、メインスイッチ33起動時に電動ポンプ14のモータ15への電力供給を設定時間継続する初期攪拌動作を行う動作モードを含む。また一つの動作モードは、開閉弁連動スイッチ31を第1接点31Aから第2接点31Bに切り換えた後に電動ポンプ14のモータ15への電力供給を設定時間継続する中断時攪拌動作を行う動作モードを含む。ここでの初期攪拌動作とは、噴霧ノズル18から液剤を噴霧する噴霧動作に先立って、前述した攪拌動作を行うものであり、中断時攪拌動作とは、噴霧動作の中断時に前述した攪拌動作を行うものである。いずれの攪拌動作も設定された時間だけ攪拌動作を行った後モータ15への電力供給を遮断する。
図3〜図6は、制御手段が実行する動作モードの具体例を示した動作フローである。図3は、動作モードAの動作フローを示している。モード切り替えスイッチ32Aによって動作モードAが選択された場合には、制御手段34はメインスイッチ33がONになるのを待ち(A1−「NO」)、メインスイッチ33がONになると(A1−「YES」)、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられていること(開閉弁21が閉じていること)を確認する(A2)。開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられていない場合(開閉弁21が開いている場合)には(A2−「NO」)、アラームを発して操作レバー20Aによって開閉弁21を閉じる(開閉弁連動スイッチ31を第2接点31Bに切り換える)ように促す(A3)。そして、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられていることを確認すると(A2−「YES」)、初期攪拌動作を実行する(A4)。初期攪拌動作は、制御手段34が備えるタイマー機能によって、設定される時間だけモータ15を動作させて、余水の循環でタンク11内の液剤を攪拌する。
初期攪拌動作が行われた後、開閉弁連動スイッチ31が第1接点31Aに切り換えられる(開閉弁21が開放される)のを待ち(A5−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第1接点31Aに切り換えられると(A5−「YES」)、モータ15をONにして噴霧動作を行う(A6)。開閉弁連動スイッチ31は操作部20の操作レバー20Aによって第1接点31Aと第2接点31Bの切り換えが操作され、開閉弁連動スイッチ31が第1接点31Aに切り換えられるとそれに連動して開閉弁21が開放されて噴霧が行われる。噴霧動作は開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられるまで継続され(A7−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられると(A7−「YES」)、モータ15をOFFにして噴霧を停止する(A8)。その後は、メインスイッチ33がOFFになるまで(A9−「NO」)開閉弁連動スイッチ31の第1接点31Aへの切り換え待ち状態になり(A5−「NO」)、メインスイッチ33がOFFになると(A9−「YES」)、この動作モードを終了する。
このように動作モードAは、メインスイッチ33がONになった後の初期攪拌動作を行い、その後には攪拌動作を行わない動作モードである。この動作モードAは、頻繁に攪拌を行う必要が無い溶解性の高い液剤を用いる場合に有効である。メインスイッチ33がONに操作される毎に自動で攪拌動作が行われることになるので、操作者は攪拌を行うか否か判断する煩雑さから解消され、液剤噴霧作業に集中することができる。
図4は、動作モードBの動作フローを示している。モード切り替えスイッチ32Aによって動作モードBが選択された場合に制御手段34によって動作モードBが実行される。動作モードBのステップB1〜B8までは動作モードAにおけるステップA1〜A8と同様である。
噴霧動作継続中に開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられると、中断時攪拌動作が実行される(B9。)中断時攪拌動作は、噴霧動作の一次中断時に攪拌動作を行うもので、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられてモータ15が停止された後、第1設定時間T1s後に第2設定時間T2sだけモータ15をONにして攪拌動作を行う。この際の第1設定時間T1sと第2設定時間T2sは任意に設定可能である。第1設定時間を0sにして、開閉弁連動スイッチ31がOFFになった直後から第2設定時間T2sだけモータ15のON状態を継続するようにしてもよい。逆に、沈殿しにくい液剤であれば、第1設定時間を長く設定するのがよい。
その後は、動作モードAと同様に、メインスイッチ33がOFFになるまで(B10−「NO」)開閉弁連動スイッチ31の第1接点31Aへの切り換え待ち状態になり(B5−「NO」)、メインスイッチ33がOFFになると(B10−「YES」)、この動作モードを終了する。
このように動作モードBは、メインスイッチ33がONになった後に初期攪拌動作を行い、その後は、噴霧動作の中断毎に中断時攪拌動作を行うものである。この動作モードBは、頻繁に攪拌を行う必要がある溶解性の低い液剤を用いる場合に有効である。メインスイッチ33がONに操作される毎に自動で初期攪拌動作が行われ、噴霧動作が中断される毎に自動で中断時攪拌動作が行われることになるので、操作者は噴霧動作の中断毎に攪拌を行うか否か判断する煩雑さから解消され、液剤噴霧作業に集中することができる。
図5は、動作モードCの動作フローを示している。モード切り替えスイッチ32Aによって動作モードCが選択された場合に制御手段34によって動作モードCが実行される。動作モードCでは、メインスイッチ33の待機状態(C1−「NO」)からメインスイッチ33がONになると(C1−「YES」)、開閉弁連動スイッチ31の待機状態になり(C2−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第1接点31Aに切り換えられるとモータ15がONになって噴霧動作が行われる(C3)。噴霧動作は開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられるまで継続され(C4−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられると(C4−「YES」)、モータ15をOFFにして噴霧動作を停止する(C5)。その後、動作モードBと同様の中断時攪拌動作を実行する(C6)。その後は、動作モードA,Bと同様に、メインスイッチ33がOFFになるまで(C7−「NO」)開閉弁連動スイッチ31の第1接点31Aの切り換え待ち状態になり(C2−「NO」)、メインスイッチ33がOFFになると(C7−「YES」)、この動作モードを終了する。
このように動作モードCは、初期攪拌動作を行うこと無く、噴霧動作の中断毎に中断時攪拌動作を行うものである。動作モードBと動作モードCの変形例としては、噴霧動作の中断毎に毎回中断時攪拌動作を行うのではなく、噴霧動作の中断回数をカウントして設定回数の中断毎に中断時攪拌動作を行うようにすることもできる。この動作モードCは、比較的頻繁に攪拌を行う必要がある溶解性のやや低い液剤を用いる場合、あるいは噴霧作業が頻繁に中断する可能性がある作業状況の際に有効である。噴霧動作が中断される毎、あるいは複数回の中断毎に自動で中断時攪拌動作が行われることになるので、操作者は噴霧動作の中断毎に攪拌を行うか否かを判断する煩雑さから解消され、液剤噴霧作業に集中することができる。
図6は、動作モードDの動作フローを示している。モード切り替えスイッチ32Aによって動作モードDが選択された場合に制御手段34によって動作モードDが実行される。動作モードDでは、メインスイッチ33の待機状態(D1−「NO」)からメインスイッチ33がONになると(D1−「YES」)、モータ15がONになり強制攪拌動作が実行される(D2)。その後、開閉弁連動スイッチ31の待機状態になり(D3−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第1接点31Aに切り換えられると(D3−「YES」)開閉弁21が開放されて噴霧動作が行われる。その後、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられるまで噴霧動作が継続され(D5−「NO」)、開閉弁連動スイッチ31が第2接点31Bに切り換えられると(D5−「YES」)、再び強制攪拌動作に移行する。その後、メインスイッチ33がOFFになるまで(D7−「NO」)開閉弁連動スイッチ31の第1接点31Aへの切り換え待ち状態になり(D3−「NO」)、メインスイッチ33がOFFになると(D7−「YES」)、モータ15をOFFにして(D8)、この動作モードを終了する。
この動作モードDは、メインスイッチ33のON・OFFでモータ15がON・OFFされることになり、メインスイッチ33がONの状態では開閉弁連動スイッチ31の切り換え操作を無視してモータ15のON状態を継続する。この動作モードDは、タンク11や吐出流路22,余水流路23の清掃やメンテナンス時に適する動作モードである。
以上説明したような携帯式電動噴霧機1によると、攪拌動作を行う際に設定された時間で電動ポンプ14を自動停止させることができるので、作業者が攪拌動作を停止し忘れた場合にも過剰なバッテリ電力の浪費を回避することができる。また、攪拌動作の動作モードを選択できるので、タンク11内の液剤の種類や噴霧動作の作業状況などに応じて、適正な攪拌動作の態様を選択することができる。また、攪拌動作スイッチ32は攪拌動作を行わないことを選択することもでき、これによると開閉弁連動スイッチ31によって噴霧時のみに電動ポンプ14を駆動させることができるので、バッテリ電力の消費を最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:携帯式電動噴霧機,10:フレーム,10A:背負いバンド,
11:タンク,12:ケーシング,13:バッテリ,14:電動ポンプ,
15:モータ,16:可撓性ホース,17:導液管,18:噴霧ノズル,
19:ハンドル部,20:操作部,20A:操作レバー,21:開閉弁,
22:吐出流路,23:余水流路,24:調圧弁,
30:制御部,31:開閉弁連動スイッチ,31A:第1接点,31B:第2接点,
32:攪拌動作スイッチ,32A:モード切り替えスイッチ,
33:メインスイッチ,34:制御手段(モード切り替え制御手段)

Claims (5)

  1. 携帯式のフレーム(10)と、該フレーム(10)に搭載されるバッテリ(13)と、前記バッテリ(13)の電力によって駆動する電動ポンプ(14)と、前記フレーム(10)が備えるタンク(11)と、前記電動ポンプ(14)の作動によって前記タンク(11)内の液剤が吐出される吐出流路(22)と、前記吐出流路(22)の端部に設けられる噴霧ノズル(18)と、前記吐出流路(22)を開閉する開閉弁(21)と、前記開閉弁(21)の閉止時に前記吐出流路(22)を流れる液剤を前記タンク(11)内に戻す余水流路(23)と、前記バッテリ(13)の電力を前記電動ポンプ(14)に供給制御する制御部(30)とを備え、
    前記制御部(30)は、前記開閉弁(21)の開閉操作に連動して、前記開閉弁の開状態での第1接点(31A)と前記開閉弁の閉状態での第2接点(31B)を切り換える開閉弁連動スイッチ(31)と、
    前記開閉弁連動スイッチ(31)の前記第2接点切り換え時に、前記電動ポンプ(14)への電力供給を設定時間継続して余水による攪拌動作を行う攪拌動作スイッチ(32)を備えることを特徴とする携帯式電動噴霧機。
  2. 前記攪拌動作スイッチ(32)は、攪拌動作の複数の動作モードを切り換えるモード切り替えスイッチ(32A)を含み、
    前記制御部(30)は、前記モード切り替えスイッチ(32A)によって選択された動作モードで前記攪拌動作を行う制御手段(34)を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯式電動噴霧機。
  3. 前記動作モードは、前記制御部(30)のメインスイッチ(33)起動時に前記電動ポンプ(14)への電力供給を設定時間継続する初期攪拌動作を行う動作モードを含むことを特徴とする請求項2記載の携帯式電動噴霧機。
  4. 前記動作モードは、前記開閉弁連動スイッチ(31)を前記第1接点から前記第2接点に切り換えた後に前記電動ポンプ(14)への電力供給を設定時間継続する中断時攪拌動作を行う動作モードを含むことを特徴とする請求項2又は3記載の携帯式電動噴霧機。
  5. 前記開閉弁連動スイッチ(31)は、前記開閉弁の開閉操作に伴う状態変化の検知に基づいて前記第1接点(31A)と前記第2接点(31B)の切り替えを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯式電動噴霧機。
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