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JP2014008894A - 電動倍力装置 - Google Patents

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JP2014008894A JP2012147587A JP2012147587A JP2014008894A JP 2014008894 A JP2014008894 A JP 2014008894A JP 2012147587 A JP2012147587 A JP 2012147587A JP 2012147587 A JP2012147587 A JP 2012147587A JP 2014008894 A JP2014008894 A JP 2014008894A
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Naoki Shirakawa
直樹 白川
Jun Shigeta
潤 茂田
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Hitachi Astemo Ltd
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Hitachi Automotive Systems Ltd
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Abstract

【課題】電動倍力装置において、Oリング等を用いることなく、ハウジングと、マスタシリンダを結合するためにハウジングに固定されるスタッドボルトとの間をシールする。
【解決手段】ブレーキペダルの操作に応じて電動モータの回転を制御し、ボールネジ機構を介してピストンを推進してマスタシリンダでブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置において、ボールネジ機構を収容するフロントハウジング4Aのボルト孔95に、マスタシリンダを結合するためのスタッドボルト91を圧入する。スタッドボルト91のフランジ部92に環状のシール突起97A及び溝部97B、97Cを形成する。シール突起97Aをフロントハウジング4Aのシール面96に食込ませ、変形したシール面96を溝部97B、97Cに入り込ませる。これにより、Oリング等を用いることなく、フロントハウジング4Aと、スタッドボルト91との間をシールすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の車両のブレーキ装置に組込まれて電動モータを利用してマスタシリンダにブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置に関するものである。
ブレーキ装置に組込まれる倍力装置として、例えば特許文献1に記載されているように、電動モータを倍力源とする電動倍力装置が知られている。特許文献1に記載された電動倍力装置は、ブレーキペダルの操作により進退移動する入力ピストンと、入力ピストンに相対移動可能に配置されたブースタピストンと、ブースタピストンを進退移動させる回転−直動変換機構と、回転−直動変換機構に回転力を付与する電動モータとを備えている。そして、ブレーキペダルから入力ロッドを介して入力ピストンに付与される入力推力と電動モータからブースタピストンに付与されるブースタ推力とにより、マスタシリンダの圧力室内にブレーキ液圧を発生させる。
特開2012−35814号公報
上記特許文献1に記載された電動倍力装置では、電動モータ、回転−直動変換機構等を含むアクチュエータを収容するハウジングと、マスタシリンダとは、ハウジングに固定されスタッドボルトにナットを螺合して結合されている。このような構造を採る場合、従来は、スタッドボルトをハウジングに圧入して固定する際、スタットボルトとハウジングとの間にOリング等のシール部材を介装することにより、ハウジング内部の気密性を得るようにしている。
しかしながら、Oリング等のシール部材を用いて気密性を得る場合、スタッドボルトをハウジング圧入する際、噛み込みによりシール部材が損傷する虞がある。圧入後にシール部材の損傷の有無を確認することは、非常に困難であり、シール部材の組付忘れが生じる虞もある。
本発明は、ハウジングと、マスタシリンダを結合するためにハウジングに固定されるスタッドボルトとの間を、Oリング等のシール部材を用いることなく、シールするようにした電動倍力装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、車体に取付けられるハウジングと、該ハウジング内に収容されて電動モータの回転を直線運動に変換する回転直動変換機構と、前記ハウジングに結合されて前記回転直動変換機構によってピストンを推進してブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダとを備えた電動倍力装置において、
前記ハウジングには、前記マスタシリンダを結合するためのスタッドボルトが固定され、該スタッドボルトには、前記ハウジングに固定された状態で一端部が前記ハウジングに当接する当接部が形成され、該当接部には、前記ハウジングに食込むように突出する環状のシール突起と、該シール突起の内周側及び外周側の少なくとも一方に隣接する環状の溝部とが形成されていることを特徴とする。
本発明に係る電動倍力装置によれば、ハウジングと、マスタシリンダを結合するためにハウジングに固定されるスタッドボルトとの間を、Oリング等のシール部材を用いることなく、シールすることができる。
本発明の一実施形態に係る電動倍力装置の縦断面図である。 図1に示す電動倍力装置のスタッドボルトが圧入されたフロントハウジングの縦断面図である。 図2に示すフロントハウジングの正面図である。 図2に示すスタッドボルトを一部破断して示す側面図である。 図4に示すスタッドボルトの斜視図である。 図2に示すフロントハウジングのスタッドボルトの圧入部を拡大して示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る電動倍力装置1は、電動モータを駆動源とする倍力装置であって、倍力手段であるアクチュエータ3を内装するハウジング4の前部(図の左方)にタンデム型のマスタシリンダ2を連結して、マスタシリンダ2の上部にリザーバ5(一部のみ図示する)を配設した構造を有している。ハウジング4は、略有底円筒状のフロントハウジング4Aの開口部側にリアカバー4Bを嵌合して、複数のボルト4Cによってフロントハウジング4Aに結合し、その内部にアクチュエータ3を収容している。ハウジング4のリアカバー4Bには、平坦な取付座面7が形成され、この取付座面7の中央部から、マスタシリンダ2と同心で、かつ、後方(図の右方)、すなわち、マスタシリンダ2から離れる方向に突出する円筒部8が設けられている。そして、電動倍力装置1は、円筒部8を車両のエンジンルームと車室との隔壁であるダッシュパネル(図示せず)に貫通させて車室内に延ばした状態で、エンジンルーム内に配置され、取付座面7をダッシュパネルに当接させて、取付座面7に固定された複数のスタッドボルト(図示せず)によって車体の一部であるダッシュパネルに固定される。
図2及び図3も参照して、フロントハウジング4Aは、アルミニウム合金製で略有底円筒状に成形され、底部には開口部85が設けられている。フロントハウジング4Aの底部の外側で開口85の周囲には、平坦なマスタシリンダ取付座面90が形成されている。マスタシリンダ取付座面90には、スタッドボルト91が突出されている。マスタシリンダ2は、略有底円筒状のシリンダ本体2Aを含み、シリンダ本体2Aの開口部側の側部に直径方向に延びる取付座2Bが一体に形成されている。マスタシリンダ2は、マスタシリンダ本体2Aの開口部側をフロントハウジング4Aの底部の開口部85に挿通して取付座2Bをマスタシリンダ取付座面90に当接させた状態で、取付座2Bに挿通したスタッドボルト91にナット6を螺着することによってフロントハウジング4Aに結合されている。
図4乃至図6も参照して、スタッドボルト91は、基端部にフロントハウジング4Aとの当接部となる拡径されたフランジ部92が形成され、先端側のネジ部93とフランジ部92との間にネジ部92よりも大径でフランジ部91よりも小径の圧入用のローレット部94が形成されている。スタッドボルト91は、フロントハウジング4Aの底部のマスタシリンダ取付座面90を貫通するボルト孔95に、フロントハウジング4Aの内側から挿通され、ローレット部94をボルト孔95に圧入して、フロントハウジング4Aの底部のボルト孔95の周囲に形成された平坦なシール面96にフランジ部92を当接させた状態で固定される。
本実施形態においては、図6に示すように、スタッドボルト91のフランジ部92のシール面96に当接する端面には、環状のシール部97が同心に形成されている。シール部97は、中央のシール突起97Aと、シール突起97Aの内周側及び外周側に隣接して形成された溝部97B、97Cとから形成されている。シール突起97Aは、断面形状が90°程度の頂部を有する山形に形成されている。溝部97B、97Cは、断面形状がシール突起97Aの山形の傾斜に滑らか連接する円弧状ないし湾曲形状に形成されている。スタッドボルト91は、フロントハウジング4Aよりも硬い炭素鋼等の材質で形成されている。そして、スタッドボルト91をフロントハウジング4Aのボルト孔95に圧入する際、フランジ部92をシール面96に押圧して、シール部97のシール突起97Aをシール面97に食込ませる。このとき、シール面96が塑性流動して溝部97B、97C内に入り込む。これにより、フロントハウジング4Aとスタッドボルト91との間をシールすることになる。
マスタシリンダ2のシリンダ本体2Aには、有底のシリンダボア12が形成されている。このシリンダボア12の開口側には、アクチュエータ3によって駆動されるピストンとして、前端部がカップ状に形成された略円筒状のプライマリピストン10が挿入されている。また、シリンダボア12の底部側には、カップ状のセカンダリピストン11が挿入されている。プライマリピストン10の後端部は、マスタシリンダ2の開口部からハウジング4内に突出して、リアカバー4Bの円筒部8内まで延びるように形成されている。シリンダ本体2A内には、シリンダボア12、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11によって、これらの間にプライマリ室16が形成され、シリンダボア12の底部とセカンダリピストン11との間にセカンダリ室17が形成されている。これらプライマリ室16及びセカンダリ室17は、それぞれ、シリンダ本体2Aに形成された液圧ポート(図示せず)を介して、各車輪のブレーキキャリパに液圧を供給するための2系統の液圧回路(図示せず)に接続されている。
また、シリンダ本体2Aには、プライマリ室16及びセカンダリ室17をそれぞれリザーバ5に接続するためのリザーバポート20、21が形成されている。シリンダ本体2Aのシリンダボア12の内周面には、所定の軸方向間隔をもって環状のシール溝22a、22b及び23a、23bが形成されている。これら環状のシール溝22a、22b及び23a、23bには、それぞれシール部材22A、22B及び23A、23Bが配置されており、これらシール部材22A、22B及び23A、23Bは、シリンダボア12と、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11との間を、それぞれ、シールしている。2つのシール部材22A、22Bは、軸方向に沿ってリザーバポート20を挟んで配置されている。プライマリピストン10が図1に示す非制動位置にあるとき、プライマリ室16は、プライマリピストン10の側壁に設けられたポート24を介してリザーバポート20に連通している。そして、プライマリピストン10が非制動位置から前進したとき、プライマリ室16は、シール部材22Aによってリザーバポート20から遮断されるようになっている。また、2つのシール部材23A、23Bは、軸方向に沿ってリザーバポート21を挟んで配置されている。セカンダリピストン11が図1に示す非制動位置にあるとき、セカンダリ室17は、セカンダリピストン11の側壁に設けられたポート25を介してリザーバポート21に連通している。そして、セカンダリピストン11が非制動位置から前進したとき、セカンダリ室17は、シール部材23Aによってリザーバポート21から遮断されるようになっている。
プライマリ室16内のプライマリピストン10とセカンダリピストン11との間には、バネアセンブリ26が介装され、セカンダリ室17内のマスタシリンダ2の底部とセカンダリピストン11との間には、圧縮コイルバネである戻しバネ27が介装されている。バネアセンブリ26は、圧縮コイルバネ28が伸縮可能なリテーナ29によって所定の圧縮状態で保持され、そのバネ力に抗して圧縮可能になっている。プライマリピストン10内で、リテーナ29とプライマリピストン10の中間壁30との間には、円筒状のスペーサ51が介装されている。
プライマリピストン10は、全体が略円筒状に形成され、軸方向中央内部に中間壁30を備えている。中間壁30には、案内ボア31が軸方向に貫通するように形成されている。案内ボア31には、段部32Aを有する段付形状の入力ピストン32の小径の前端部が摺動可能かつ液密的に挿通されている。入力ピストン32と案内ボア31と間は、シール55によってシールされている。
フロントハウジング4A内に延びるプライマリピストン10の中間部は、フロントハウジング4Aの底部の開口部85に嵌合する円筒状のバネ受部材70に挿入することで、このバネ受部材70により軸方向に沿って摺動可能に案内されている。バネ受部材70は、一端部に形成した外側フランジ部71をフロントハウジング4Aの底部の開口部85に嵌合することでフロントハウジング4A及びマスタシリンダ2に固定されて、マスタシリンダ2のシリンダボア12に連接している。バネ受部材70は、その後端内周部に取付けたシール部材72によってプライマリピストン10との間をシールしている。マスタシリンダ2のシール溝22b及びシール部材22Bを設けたシリンダボア12の開口部12Aを径方向内側に突出させ、また、バネ受部材70を設けて、プライマリピストン10の支持部の軸方向長さを長くすることにより、プライマリピストン10のシリンダボア12に対する傾きを抑制している。
リアカバー4Bの円筒部8及びプライマリピストン10の後部に入力ロッド34が挿入されている。プライマリピストン10の後部に挿入された入力ロッド34の前端部は、入力ピストン32の後端部に連結されている。入力ロッド34とプライマリピストン10との連結部は、ボールジョイントを形成して入力ロッド34のプラマリピストン10に対する傾きをある程度許容できるようになっている。入力ロッド34の後端側は、円筒部8から外部に延出しており、外部に延出した入力ロッド34の後端部に、ブレーキペダル(図示せず)が連結されている。入力ロッド34の円筒部8内に挿入された中間部には、鍔状に形成されたストッパ当接部34Aが設けられている。
リアカバー4Cの円筒部8の後端部には、円筒部8内に挿入された入力ロッド34に向かって径方向内側に延びるストッパ39が形成されている。ストッパ39は、後述するボールネジ機構41のネジ軸47の円筒状の後端部に軸方向に沿って形成された案内溝47Bに挿入されている。そして、入力ロッド34のストッパ当接部34Aがストッパ39に当接することにより、入力ロッド34の後退位置を規定するようになっている。
プライマリピストン10の後端部に、環状のバネ受35が取付けられている。プライマリピストン10は、バネ受部材70の後端部とバネ受35との間に介装された圧縮コイルバネである戻しバネ36によって後退方向に付勢されている。入力ピストン32は、プライマリピストン10の中間壁30との間、及び、バネ受35との間にそれぞれ介装された圧縮コイルバネであるバネ37、38によって、図1に示す中立位置に弾性的に保持されている。
ハウジング4内に収容されたアクチュエータ3は、電動モータ40及び電動モータ40の回転を直線運動に変換してプライマリピストン10に推力を付与する回転−直動変換機構であるボールネジ機構41とから構成されている。電動モータ40は、永久磁石埋め込み型同期モータであって、フロントハウジング4Aの底部の後側の段部に固定した複数のコイルを有するステータ42と、該ステータ42の内周面に対向して配置した円筒状のロータ45と、該ロータ45の内部に挿入され、円周方向に沿って配置した複数の永久磁石45Aとを含んでいる。ロータ45を、ボールネジ機構41の回転部材であるナット部材46の外周部に固定している。ナット部材46は、フロントハウジング4Aの底部付近からリアカバー4B付近にわたって軸方向に沿って延ばされ、その両端部がベアリング43、44によってフロントハウジング4A及びリアカバー4Bに回転可能に支持されている。なお、電動モータ40は、ロータ45の表面又は内部に永久磁石を配置した同期モータ、あるいは、誘導モータ等の他の形式のモータとしてもよい。
ボールネジ機構41は、ナット部材46と、ナット部材46及びハウジング4の円筒部8内に挿入されて軸方向に沿って移動可能で、かつ、軸回りに回転しないように支持された直動部材である中空のネジ軸47とを有している。これらの対向面となるナット部材46の内周面とネジ軸47の外周面とは、それぞれ螺旋溝46A、47Aを形成している。これら螺旋溝46A、47A間に、複数のボール48がグリスと共に装填されている。ネジ軸47は、円筒部8から後方に突出する後端部に軸方向に沿って形成された案内溝47Bに、リアハウジング4Bの円筒部8に形成されたストッパ39を係合させて、軸方向に移動可能、かつ、軸回りに回転しないように支持されている。このような構成により、ボールネジ機構41は、ナット部材46の回転に伴って螺旋溝46A、47Aに沿ってボール48が転動することで、ネジ軸47が軸方向に移動するようになっている。ボールネジ機構41は、ナット部材46とネジ軸47との間で、回転及び直線運動を相互に変換可能、すなわち、上述のようにナット部材46の回転をネジ軸47の直動運動に、また、ネジ軸47の直動運動をナット部材46の回転に変換可能となっている。リアハウジング4Bの円筒部8の後端部に、ネジ軸47の外周を覆う円筒状のカバー部材76が取付けられている。
なお、上述の例では、電動モータ40のロータ45の回転運動をボールネジ機構41のナット部材46に直接伝達するようにしているが、電動モータ40とボールネジ機構41との間に、遊星歯車機構、差動減速機構等の公知の減速機構を介装して、電動モータ40の回転を減速してボールネジ機構41に伝達するようにしてもよい。
ボールネジ機構41のネジ軸47は、バネ受部材70の外側フランジ部71との間に介装された圧縮テーパコイルバネである戻しバネ49のバネ力によって後退方向に付勢されている。そして、ネジ軸47は、後端部がリアカバー4Bの円筒部8に設けられたストッパ39に当接することよって後退位置が規定されている。ネジ軸47内に、プライマリピストン10の後端部が挿入され、ネジ軸47の内周部に形成された環状の段部50に、バネ受35の外周部に形成された環状の当接部80がシム81を介して当接して、プライマリピストン10のネジ軸47に対する後退位置を規定している。これにより、プライマリピストン10は、ネジ軸47の前進により、段部50に押されてネジ軸47と共に前進し、また、段部50から離間して単独で前進することができる。そして、図1に示すように、ストッパ39に当接したネジ軸47の段部50によってプライマリピストン10の非制動位置を規定して、非制動位置にあるプライマリピストン10及びバネアセンブリ26の最大長によって、セカンダリピストン11の後退位置、すなわち、非制動位置を規定している。
ハウジング4内に、電動モータ40のロータ45の回転位置を検出する回転位置センサであるレゾルバ60が設けられている。レゾルバ60は、ナット部材46の後部側の外周部に固定したレゾルバロータ60Aと、該レゾルバロータ60Aに対向してリアカバー4Bに取付けたレゾルバステータ60Bとを備え、これらの相対変位に基づきロータ45の回転位置を検出する。
電動倍力装置1には、ブレーキペダルの変位、すなわち、入力ピストン32及び入力ロッド34の変位を検出するストロークセンサ(図示せず)、電動モータ40に供給する電流を検出する電流センサ(図示せず)、プライマリ室16及びセカンダリ室17の液圧を検出する液圧センサ(図示せず)等の各種センサが設けられている。また、電動倍力装置1には、マイクロプロセッサベースの電子制御装置であるコントローラC及び車載コントローラ(図示せず)が接続されている。電動倍力装置1は、これらのコントローラにより、前述の各種センサからの検出信号に基づき、電動モータ40の回転を制御することによって作動する。
次に、電動倍力装置1の作動について説明する。
ブレーキペダルを操作して入力ロッド34を介して入力ピストン32を前進させると、入力ピストン32の変位をストロークセンサによって検出し、コントローラによって入力ピストン32の変位に基づいて電動モータ40の作動を制御し、ボールネジ機構41のネジ軸47の段部50により、シム81及びバネ受35を介してプライマリピストン10を押圧し、プライマリピストン10を前進させて入力ピストン32の変位に追従させる。これにより、プライマリ室16に液圧が発生し、また、この液圧がセカンダリピストン11を介してセカンダリ室17に伝達される。このようにして、マスタシリンダ2で発生したブレーキ液圧は、液圧ポートを介して各車輪のブレーキキャリパに供給され、制動力を発生させる。ブレーキペダルの操作を解除すると、入力ピストン32、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11が後退してマスタシリンダ2のブレーキ液圧が減圧されて制動力が解除される。
液圧発生時に、プライマリ室16の液圧の一部を入力ピストン32によって受圧し、その反力を、入力ロッド34を介してブレーキペダルにフィードバックする。これにより、所定の倍力比をもって所望の制動力を発生させることができる。そして、入力ピストン32と、これに追従するプライマリピストン10との相対位置を調整して、バネ37、38のバネ力を入力ピストン32に作用させて、入力ロッド34に対する反力を加減することにより、倍力比を調整することができる。このとき、入力ピストン32に対して、プライマリピストン10の位置を前方に調整することにより倍力比が大きくなり、後方に調整することにより倍力比が小さくなる。そして、コントローラにより、各種センサの検出信号に基づき、車両の状態に応じて電動モータ40の回転を制御することにより、倍力制御、ブレーキアシスト制御、車間車両安定性制御、車間制御、回生協調制御等のブレーキ制御を実行することができる。
ここで、特許文献1に示されるように、Oリング等のシール部材を用いてスタッドボルトとハウジングとの気密性を得る場合、スタッドボルトをハウジング圧入する際、噛み込みによりシール部材が損傷する虞がある。また、圧入後にシール部材の損傷の有無を確認することは、非常に困難であり、シール部材の組付忘れが生じる虞もある。また、シール部材の組付性を高めるために、一般的に組付液が塗布されるが、組付液がスタッドボルトのネジ部に付着すると、ナットの締付トルクが変動して、緩みの原因となる。更に、シール部材の組付のために工数がかかる。また、シール部材の経年劣化により、気密性が低下する虞がある。これらの課題に対して、本実施形態の電動倍力装置1では、フロントハウジング4Aとスタッドボルト91との間をスタッドボルト91のフランジ部92に一体に形成したシール部97によって金属の塑性流動を利用してシールするようにしている。このようにすることにより、従来のOリング等のシール部材を別途使用することなく、気密性を得ている。その結果、Oリング等のシール部材の組付不良、組付忘れ、シール部材の経年劣化による気密性の低下の問題を解消することができ、また、シール部材の組付及び組付液の塗布のための組付工数を削減することができる。
なお、上記実施形態では、シール部97は、シール性を高めるために、シール突起97Aの内側及び外側の両方に溝部97、98を形成した構造となっているが、必要なシール性が得られる場合には、内側又は外側の溝部97、98のいずれか一方を省略してもよい。また、上記実施形態では、電動モータ40がハウジング4に収容されて、ボールネジ機構41のナット部材46を直接駆動する構造となっているが、電動モータをハウジング4の外部に配置して、ベルト、ギヤ、チェーン等の伝動機構を介してナット部材46を駆動するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、電動倍力装置にハウジングとスタッドボルトとのシール構造を適用した例を示したが、電動倍力装置以外のアルミニウム合金のハウジングを用いた倍力装置、例えば、負圧式倍力装置や油圧式倍力装置に適用することができる。この場合、上記シール構造は以下のように特定されるものである。
内部に倍力機構が内蔵され、車体に取付けられるアルミニウム合金製のハウジングと、該ハウジングに固定されマスタシリンダを取り付けるスタットボルトとを有する倍力装置において、
前記スタッドボルトには、前記ハウジングに固定された状態で一端部が前記ハウジングに当接する当接部が形成され、該当接部には、前記ハウジングに食込むように突出する環状のシール突起と、該シール突起の内周側及び外周側の少なくとも一方に隣接する環状の溝部とが形成されていることを特徴とする倍力装置。
1…電動倍力装置、2…マスタシリンダ、4A…フロントハウジング(ハウジング)、10…プライマリピストン(ピストン)、40…電動モータ、41…ボールネジ機構(回転直動変換機構)、91…スタッドボルト、92…フランジ部(当接部)、97A…シール突起、97B…溝部、97C…溝部

Claims (2)

  1. 車体に取付けられるハウジングと、該ハウジング内に収容されて電動モータの回転を直線運動に変換する回転直動変換機構と、前記ハウジングに結合されて前記回転直動変換機構によってピストンを推進してブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダとを備えた電動倍力装置において、
    前記ハウジングには、前記マスタシリンダを結合するためのスタッドボルトが固定され、該スタッドボルトには、前記ハウジングに固定された状態で一端部が前記ハウジングに当接する当接部が形成され、該当接部には、前記ハウジングに食込むように突出する環状のシール突起と、該シール突起の内周側及び外周側の少なくとも一方に隣接する環状の溝部とが形成されていることを特徴とする電動倍力装置。
  2. 前記ハウジングは、アルミニウム合金で成形され、前記スタッドボルトは、前記ハウジングよりも硬い材質で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動倍力装置。
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