JP2014007311A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、高オン電流および高移動度が可能な薄膜トランジスタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による薄膜トランジスタは、絶縁性基板1と、絶縁性基板1上の所定の位置に形成されたゲート電極2と、ゲート電極2上に形成されたゲート絶縁膜3と、ゲート絶縁膜3上に離間して形成されたソース電極6およびドレイン電極7と、離間した部分のゲート絶縁膜3上からソース電極6およびドレイン電極7上に渡って形成された金属酸化物からなるチャネル膜8とを備え、ソース電極6およびドレイン電極7は、チャネル膜8に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、同じ金属元素のチャネル膜8における濃度は、ソース電極6およびドレイン電極7とチャネル膜8との界面部9,10の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ界面部9,10から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による薄膜トランジスタは、絶縁性基板1と、絶縁性基板1上の所定の位置に形成されたゲート電極2と、ゲート電極2上に形成されたゲート絶縁膜3と、ゲート絶縁膜3上に離間して形成されたソース電極6およびドレイン電極7と、離間した部分のゲート絶縁膜3上からソース電極6およびドレイン電極7上に渡って形成された金属酸化物からなるチャネル膜8とを備え、ソース電極6およびドレイン電極7は、チャネル膜8に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、同じ金属元素のチャネル膜8における濃度は、ソース電極6およびドレイン電極7とチャネル膜8との界面部9,10の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ界面部9,10から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法に関する。
近年、金属の酸化物(以下、金属酸化物とも称する)を使用した半導体が注目されている。多くの金属酸化物は、酸素欠陥と適切なドーパントの添加によって半導体の性質を示す。特に、亜鉛(Zn)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)などを主成分とした金属酸化物の半導体(以下、酸化物半導体とも称する)は、価電子帯と伝導帯とのバンドギャップが3eV以上であり、可視光で透明であるという特徴を有している。
また、上記の酸化物半導体は、従来のシリコン(Si)を使用した半導体とは異なり、酸素原子と金属原子との混成軌道によって生じる電気伝導を担う最外殻電子雲が、球対称で空間的に広がるs軌道電子であり、原子配列の乱れの影響が小さいため原子間の配列が無秩序なアモルファス状態であっても電子雲の重なりを確保することができ、電子の高移動度が期待される。
上記の特徴を有する酸化物半導体は、表示ディスプレイ用の薄膜トランジスタへの適用が試みられている。
薄膜トランジスタの酸化物半導体に対して電気的に接続されるソース・ドレイン電極には、一般的に金属が使用されている。特に、最近ではアルミニウム(Al)やアルミニウム合金が多数使用されている。また、アルミニウムの酸化物はAl2O3で示され、電気を通さない不導体である。このようなアルミニウムに代表される不導体酸化物を形成し得る金属を使用してソース・ドレイン電極を形成すると、酸化物半導体とソース・ドレイン電極との界面において、酸化物半導体中に含まれる酸素(O)がソース・ドレイン電極中に含まれる金属に移動し、ソース・ドレイン電極が不導体を形成してトランジスタが動作しなくなるという問題が生じる。
上記の問題の対策として、従来では、酸化物半導体と金属電極との間に、酸化反応を起こしにくい金属をバリアメタル(バリア層)として挟み込む方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、酸化物半導体と金属との間にバリア層として酸化チタン層を形成してコンタクト特性を改善する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
上記のバリア層が有効に作用されると、酸化物半導体とソース・ドレイン金属との間における接触抵抗(コンタクト抵抗)が低減され、良好なコンタクト特性を得ることができる。従って、オン電流が高く、高移動度である薄膜トランジスタを実現することができる。
特許文献1では、バリアメタル(バリア層)に酸化反応を起こしにくい金属を使用した場合であっても、仮に酸化物半導体の表面に酸素が吸着すると、当該吸着した酸素とバリアメタルとが反応を起こして不導体になってしまうという問題があった。
また、特許文献2では、バリア層として、薄膜トランジスタの半導体チャネル部の酸化物半導体とは異なる種類の金属酸化物を使用した場合において、酸化物半導体と金属酸化物との間にはショットキー障壁が必ず存在するため、微小な電流域で薄膜トランジスタを使用する場合にはスイッチング特性に問題があった。
特に、特許文献2のように、酸化物半導体上にチタン(Ti)のような金属を成膜し、当該成膜後の加熱処理によってストイキオメトリ(化学量論組成)をずらした酸化チタン(TiOx、X<2)層を酸化物半導体とソース・ドレイン電極との界面に形成する方法は、酸素量の制御が難しく、成膜条件や後処理の条件が所定の範囲から外れると、マグネリ相チタン酸化物(Ti4O7)を含んだ混合相になりやすい。このようなマグネリ相チタン酸化物は、電気特性が不安定で不導体となる場合があり、バリア層の役割を果たさないという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、高オン電流および高移動度が可能な薄膜トランジスタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による薄膜トランジスタは、絶縁性基板と、絶縁性基板上の所定の位置に形成されたゲート電極と、ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に離間して形成されたソース電極およびドレイン電極と、離間した部分のゲート絶縁膜上からソース電極およびドレイン電極上に渡って形成された金属酸化物からなるチャネル膜とを備え、ソース電極およびドレイン電極は、チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、同じ金属元素のチャネル膜における濃度は、ソース電極およびドレイン電極とチャネル膜との界面部の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ界面部から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とする。
また、本発明による薄膜トランジスタの製造方法は、(a)絶縁性基板上の所定の位置にゲート電極を形成する工程と、(b)ゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する工程と、(c)ゲート絶縁膜上に離間してソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、(d)離間した部分のゲート絶縁膜上からソース電極およびドレイン電極上に渡って金属酸化物からなるチャネル膜を形成する工程とを備え、工程(c)は、ソース電極およびドレイン電極が、チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含むように形成し、(e)工程(d)の後、加熱処理を行い、ソース電極およびドレイン電極に含まれる金属元素をチャネル膜側に固液拡散する工程とを備える。
本発明によると、絶縁性基板と、絶縁性基板上の所定の位置に形成されたゲート電極と、ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に離間して形成されたソース電極およびドレイン電極と、離間した部分のゲート絶縁膜上からソース電極およびドレイン電極上に渡って形成された金属酸化物からなるチャネル膜とを備え、ソース電極およびドレイン電極は、チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、同じ金属元素のチャネル膜における濃度は、ソース電極およびドレイン電極とチャネル膜との界面部の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ界面部から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とするため、高オン電流および高移動度が可能となる。
また、本発明によると、(a)絶縁性基板上の所定の位置にゲート電極を形成する工程と、(b)ゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する工程と、(c)ゲート絶縁膜上に離間してソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、(d)離間した部分のゲート絶縁膜上からソース電極およびドレイン電極上に渡って金属酸化物からなるチャネル膜を形成する工程とを備え、工程(c)は、ソース電極およびドレイン電極が、チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含むように形成し、(e)工程(d)の後、加熱処理を行い、ソース電極およびドレイン電極に含まれる金属元素をチャネル膜側に固液拡散する工程とを備えるため、高オン電流および高移動度が可能となる。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
まず、本発明の実施の形態1による薄膜トランジスタの構成について説明する。
まず、本発明の実施の形態1による薄膜トランジスタの構成について説明する。
図1は、本実施の形態1による薄膜トランジスタの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1による薄膜トランジスタは、ガラスなどの絶縁性基板1と、絶縁性基板1上の所定の位置に形成されたゲート電極2と、ゲート電極2上に形成されたゲート絶縁膜3と、ゲート絶縁膜3上に離間して形成されたソース電極(第1ソース電極4、第2ソース電極6)およびドレイン電極(第1ドレイン電極5、第2ドレイン電極7)と、上記の離間した部分におけるゲート絶縁膜3上からソース電極(第1ソース電極4、第2ソース電極6)およびドレイン電極(第1ドレイン電極5、第2ドレイン電極7)上に渡って形成されたチャネル膜8とを備えている。また、第2ソース電極6とチャネル膜8との界面近傍(界面部)にはバリア層9が、第2ドレイン電極7とチャネル膜8との界面近傍(界面部)にはバリア層10が形成されている。
第1ソース電極4および第1ドレイン電極5は、例えば、Al系合金の導電膜によって形成されている。
第2ソース電極6および第2ドレイン電極7は、例えば、In、Ga、Znの少なくとも1種類以上の元素(金属元素)を含む導電膜によって形成されている。
チャネル膜8は、In−Ga−Zn系の酸化物半導体(金属酸化物)によって形成されており、例えば、InGaZnGaO4(−x)(ただし、x<1)を用いる。当該InGaZnGaO4(−x)は、フェルミ準位が伝導体と価電子体とのバンドギャップの中央付近に存在する半導体としての特性を有する金属酸化膜である。
バリア層9,10は、例えば、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に含まれるIn、Ga、Znの元素が、チャネル膜8に対して濃度勾配を有するように拡散された層である。また、バリア層9,10は、チャネル膜8よりも酸素濃度が低いInGaZnGaO4(−y)(ただし、x<y<1)組成となっており、フェルミ準位が充分に縮退した金属酸化物の導電膜によって構成される。上記の酸素濃度は、バリア層9,10において第2ソース電極6および第2ドレイン電極7側に近いほど低くなるような濃度勾配を有している。一方、In、Ga、Znの濃度は、バリア層9,10において第2ソース電極6および第2ドレイン電極7側に近いほど高くなるような濃度勾配を有している。すなわち、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7とチャネル膜8とに共通して含まれる金属元素のチャネル膜8における濃度は、バリア層9,10(界面部)の方がそれ以外の部分よりも高く、かつバリア層9,10(界面部)から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化する。
次に、本実施の形態1による薄膜トランジスタの製造方法について説明する。以下、図2〜6を用いて各工程を詳細に説明する。
まず、図2に示す工程において、ガラスなどの絶縁性基板1を洗浄液または純水を用いて洗浄し、当該絶縁性基板1上に金属膜を成膜(形成)する。金属膜としては、例えば、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、Ti、Alや、これらに他の物質を微量に添加した合金等を用いる。このうち、Al系の合金は、他の金属に比べて比抵抗値が低いため配線抵抗を低くすることができ、表示装置に用いる薄膜トランジスタの基板として好適である。
具体的に、本実施の形態1では、金属膜として3at%のNiを添加したAl−3at%Ni合金膜を200nmの厚さで絶縁性基板1上に成膜する。AlにNiを添加したAlNi合金膜を用いることによって、ヒロック(膜の表面に発生する突起状の異常成長)を防止することができ、金属膜上に形成する膜の被覆特性(カバレッジ)を改善することができる。金属膜の成膜後、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてリン酸を含む薬液で金属膜をエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去して残った金属膜をゲート電極2として形成する。
次に、図3に示す工程において、化学的気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法を用い、約350℃の基板加熱条件下で、ゲート絶縁膜3であるSiO2膜を300nmの厚さでゲート電極2上に成膜する。
次に、図4に示す工程において、合金のような低抵抗の導電膜からなりチャネル膜8(後の工程で形成する)に含まれる金属元素を含まない第1金属膜(第1の導電膜)と、チャネル膜8に含まれている金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含む導電膜からなる第2金属膜(第2の導電膜)とをゲート絶縁膜3上に順次成膜する。その後、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとして第1金属膜および第2金属膜をエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去して残った第1金属膜を第1ソース電極4および第1ドレイン電極5として形成し、第2金属膜を第2ソース電極6および第2ドレイン電極7として形成する。このとき、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7との離間の幅は、第1ソース電極4と第1ドレイン電極5との離間の幅よりも広くしておくことが好ましい。
具体的に、本実施の形態1では、公知のArガスを用いたDCスパッタリング法を用い、In、Ga、およびZnが原子量でそれぞれ1:1:1の比率で配合された合金膜を第1金属膜として50nmの厚さで、また、3at%のNiを添加したAl−3at%Ni合金膜を第2金属膜として150nmの厚さで順次成膜した後に、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてリン酸を含む薬液で第1金属膜および第2金属膜を一括してエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去して第1ソース電極4、第1ドレイン電極5、第2ソース電極6、および第2ドレイン電極7を形成する。このとき、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7との離間の幅は、第1ソース電極4と第1ドレイン電極5との離間の幅よりもおよそ0.2μmだけ広くなる。なお、当該離間の幅の差異は、0.2μmに限ることはなく、少なくとも0.01μm以上あればよい。また、幅の差異の上限は、薄膜トランジスタのサイズによって任意に決めることができ、エッチング時間によって幅を調整することが可能である。また、第2金属膜のみを選択的にエッチングすることができる薬液を用いて、第2金属膜のみに対して追加してエッチングすることによって上記の幅の差異を調整することも可能である。
ここで、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7との離間の幅を、第1ソース電極4と第1ドレイン電極5との離間の幅よりも広くする理由について説明する。
薄膜トランジスタにおけるチャネル長Lは、チャネル部を挟んで対向するソース電極端とドレイン電極端との距離で規定される。本実施の形態1による薄膜トランジスタでは、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7のそれぞれの端部(チャネル膜との界面部)に、金属元素を拡散したバリア層9,10を形成する(後の工程で形成する)。バリア層9,10は金属元素の濃度が連続的に変化した勾配を有するため、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7とによってチャネル長Lを規定することは難しい。従って、確実にチャネル長Lを規定するためには、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7との離間の幅を、第1ソース電極4と第1ドレイン電極5との離間の幅よりも広くする(すなわち、第1ソース電極4と第1ドレイン電極5との離間の幅を、第2ソース電極6と第2ドレイン電極7との離間の幅よりも狭くする)ことが好ましい。
なお、ソース電極およびドレイン電極は、本実施の形態のような2層でなく3層以上で形成してもよく、その場合もバリア層を形成する層は、チャネル長Lを規定する層よりも上記の離間の幅を広くすることが好ましい。
また、上記の理由から、ソース電極およびドレイン電極を形成する金属膜を、バリア層を含む単一層とするだけではチャネル長Lを明確に規定することが難しいため、本本実施の形態1による薄膜トランジスタのソース電極およびドレイン電極は、少なくともチャネル長Lを規定する層を含む少なくとも2層以上の金属膜の積層として形成することが好ましい。
次に、図5に示す工程において、ゲート絶縁膜8上から第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に渡って酸化物半導体(金属酸化物)からなるチャネル膜8を形成する。
具体的に、本実施の形態1では、In:Zn:Ga:Oが1:1:1:4の比率で混合された酸化物スパッタリングターゲットを用いて、アルゴン(Ar)ガスに酸素ガス(O2)を添加した混合ガスを用いた公知のDCスパッタリング方式によって、InGaZnO4−x(ただし、x<1)の金属酸化膜を50nmの厚さで形成する。その後、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてシュウ酸系の薬液でエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去してチャネル膜6を形成する。
次に、図6に示す工程において、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7とチャネル膜8との界面に、当該界面の抵抗を低減させるバリア層9,10をそれぞれ形成する。
具体的に、本実施の形態1では、窒素雰囲気下で400℃、30分間、加熱処理することにより、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7を構成するIn−Ga−Zn系合金に含まれる、少なくともIn、Ga元素を溶融させる。当該溶融によって固液拡散反応が発生して、In、Ga元素が第2ソース電極6および第2ドレイン電極7からチャネル膜8側の水平方向に向かって約100nm程度拡散浸入し、バリア層9、l0を形成する。
なお、本実施の形態1では、加熱温度を400℃としたが、これに限定されるものではない。固液拡散反応を発生させるためには、拡散させる金属元素の溶融に必要な温度、すなわち融点以上の温度であればよい。例えば、Inであれば少なくとも160℃以上、また、Gaであれば少なくとも50℃以上であればよい。本実施の形態1のように加熱温度を450℃以上にすれば、Zn元素も固液反応によって拡散浸入させることが可能である。元素の拡散浸入距離は、加熱温度の他に、加熱時間によって調整することができる。
また、本実施の形態1では、加熱処理を窒素雰囲気下で実施したが、これに限らず、例えば元素の周期表で18族に属するヘリウム(He)、Arなどの不活性ガス雰囲気下で実施することも可能である。大気中などの酸素を含むガス、あるいは水素を含むガス雰囲気下で加熱処理を行うと、酸化物半導体からなるチャネル膜6において酸化反応や還元反応が起こり、トランジスタ特性を損ねる恐れがあるため避けることが好ましい。ただし、図6に示す工程以降、例えば、チャネルを保護する絶縁膜(以下、チャネル保護膜とも称する)を形成(図示せず)した後に加熱処理をする場合は、特にガス雰囲気を規定する必要はない。
第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に含まれる金属元素を加熱処理によって確実に溶融し、固液拡散反応を効率的に発生させるためには、予め第2ソース電極6および第2ドレイン電極7を構成する導電膜から金属元素を結晶粒や微結晶の状態で表面に析出させておくことが好ましい。例えば、本実施の形態1では、上述の図4に示す工程において、第1ソース電極4、第1ドレイン電極5、第2ソース電極6、および第2ドレイン電極7の形成後、200℃以上の加熱処理を行うことによって第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に含まれるIn、Ga、Zn元素の結晶粒を析出させることができる。あるいは、Arガスのような不活性ガスによるプラズマを第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に照射することによっても結晶粒を析出させることができる。
図6に示す工程の後、チャネル保護膜の形成を経て本実施の形態1による薄膜トランジスタが完成する(図示せず)。
なお、バリア層9,10は、チャネル保護膜形成時のプロセス温度で形成することができる。例えば、化学的気相成長(CVD)法を用い、約200℃〜450℃の基板加熱条件下で、チャネル保護膜としてSiO2膜を成膜するとともに、バリア層9、l0の形成を兼ねることが可能であり、この場合は加熱処理を省略することができて製造工程を簡略化することができる。
なお、本実施の形態1による薄膜トランジスタを表示装置用途とする場合は、チャネル保護膜に対してコンタクトホール穿孔し、さらに画素電極形成などの工程を経て、表示装置用の薄膜トランジスタとして完成させる(図示せず)。
以上のことから、本実施の形態1によれば、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7とチャネル膜8とが拡散した界面領域であるバリア層9,10は、In、Ga、Znの濃度がチャネル膜8よりも充分に高く、フェルミ準位が充分に縮退した金属酸化物導電膜であるInGaZnO4−y(ただし、x<y<1)となり、かつ固液拡散反応であるために拡散速度が非常に速く進み、充分な拡散幅を有する。従って、不導体層を形成してトランジスタが動作しないという問題が生じることはない。また、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7に含まれる金属元素の濃度は、第2ソース電極6および第2ドレイン電極7からチャネル膜8に向かって、グラデーション状に連続変化(高い濃度から低い濃度に変化)するため、フェルミ準位はチャネル膜8から第2ソース電極6および第2ドレイン電極7にかけてスムーズに伝導帯に近づき、最終的にフェルミ準位と伝導帯とが一致して第2ソース電極6および第2ドレイン電極7とチャネル膜8との界面でショットキー障壁が生じない。従って、薄膜トランジスタの第2ソース電極6および第2ドレイン電極7とチャネル膜8との界面は良好なコンタクト特性を示し、結果として薄膜トランジスタの電気特性(高オン電流、高移動度)の向上に寄与する。
なお、本実施の形態1の変形例としては、第1ソース電極4、第1ドレイン電極5、第2ソース電極6、および第2ドレイン電極7とチャネル膜8との形成位置を上下層で逆転させた構成が考えられる。すなわち、チャネル膜6を形成した後に、当該チャネル膜6上に第1ソース電極4、第1ドレイン電極5、第2ソース電極6を形成した薄膜トランジスタの構成である。
このような構成の場合、本実施の形態1の特徴であるバリア層9,10は、チャネル膜6上に形成される第1ソース電極4および第1ドレイン電極との界面に形成されることになるため、チャネル膜8のチャネル長Lを明確に制御(規定)することが難しい。従って、本実施の形態1で説明した構成(図1参照)とすることが好ましい。
<実施の形態2>
まず、本発明の実施の形態2による薄膜トランジスタの構成について説明する。
まず、本発明の実施の形態2による薄膜トランジスタの構成について説明する。
図7は、本実施の形態2による薄膜トランジスタの構成の一例を示す図である。
図7に示すように、本実施の形態2による薄膜トランジスタは、絶縁性基板11と、絶縁性基板11上の所定の位置に形成された金属酸化物からなるチャネル膜12と、チャネル膜12上に形成されたゲート絶縁膜13と、ゲート絶縁膜13上であって、チャネル膜12が形成された箇所に形成されたゲート電極14と、ゲート電極14の両側に、チャネル膜12の表面が露出するようにゲート絶縁膜13(13a〜13c)を貫通して形成された複数のコンタクトホール18a,18bと、チャネル膜12に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、コンタクトホール18a,18bのそれぞれを充填するとともにゲート絶縁膜13上に形成されたソース電極15およびドレイン電極16とを備える。また、ソース電極15とチャネル膜12との界面近傍(界面部)にはバリア層17が、ドレイン電極16とチャネル膜12との界面近傍(界面部)にはバリア層18が形成されている。
チャネル膜12は、In−Ga−Zn系の酸化物半導体(金属酸化物)によって形成されており、例えば、InGaZnGaO4(−x)(ただし、x<1)を用いる。当該InGaZnGaO4(−x)は、フェルミ準位が伝導体と価電子体とのバンドギャップの中央付近に存在する半導体としての特性を有する金属酸化膜である。
ゲート絶縁膜13a,13b,13c(以下、総称して単にゲート絶縁膜13とも称する)は、SiO2によって形成されている。
ゲート電極14は、Al合金によって形成されている。
ソース電極15およびドレイン電極16は、例えば、In、Ga、Znの少なくとも1種類以上の元素(金属元素)を含む導電膜によって形成されている。
バリア層17,18は、例えば、ソース電極15およびドレイン電極16に含まれるIn、Ga、Znの元素が、チャネル膜12に対して濃度勾配を有するように拡散された層である。また、バリア層17,18は、チャネル膜12よりも酸素濃度が低いInGaZnGaO4(−y)(ただし、x<y<1)組成となっており、フェルミ準位が充分に縮退した金属酸化物の導電膜によって構成される。上記の酸素濃度は、バリア層17,18においてソース電極15およびドレイン電極16側に近いほど低くなるような濃度勾配を有している。一方、In、Ga、Znの濃度は、バリア層17,18においてソース電極15およびドレイン電極16側に近いほど高くなるような濃度勾配を有している。すなわち、ソース電極15およびドレイン電極16とチャネル膜12とに共通して含まれる金属元素のチャネル膜12における濃度は、バリア層17,18(界面部)の方がそれ以外の部分よりも高く、かつバリア層17,18(界面部)から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化する。
次に、本実施の形態2による薄膜トランジスタの製造方法について説明する。以下、図8〜13を用いて各工程を詳細に説明する。
まず、図8に示す工程において、ガラスなどの絶縁性基板11を洗浄液または純水を用いて洗浄し、当該絶縁性基板11上に酸化物半導体(金属酸化物)からなるチャネル膜12を形成する。
具体的に、本実施の形態1では、In:Zn:Ga:Oが1:1:1:4の比率で混合された酸化物スパッタリングターゲットを用いて、アルゴン(Ar)ガスに酸素ガス(O2)を添加した混合ガスを用いた公知のDCスパッタリング方式によって、InGaZnO4−x(ただし、x<1)の金属酸化膜を50nmの厚さで形成する。その後、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてシュウ酸系の薬液でエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去してチャネル膜12を形成する。
次に、図9に示す工程において、化学的気相成長(CVD)法を用い、約350℃の基板加熱条件下で、ゲート絶縁膜13であるSiO2膜を100nmの厚さでチャネル膜12上に成膜する。
次に、図10に示す工程において、金属膜として3at%のNiを添加したAl−3at%Ni合金膜を100nmの厚さでゲート絶縁膜13上に成膜する。AlにNiを添加したAlNi合金膜を用いることによって、ヒロック(膜の表面に発生する突起状の異常成長)を防止することができ、金属膜上に形成する膜の被覆特性(カバレッジ)を改善することができる。金属膜の成膜後、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてリン酸を含む薬液で金属膜をエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去して残った金属膜をゲート電極14として形成する。
次に、図11に示す工程において、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成した後、例えば、CHF3ガスとO2ガスを用いたリアクティブイオンエッチング法によってコンタクトホール18a,18bを形成して、ゲート絶縁膜13を図11に示すようにゲート絶縁膜13a,13b,13cの形状に加工した後、フォトレジストパターンの除去を行う。
次に、図12に示す工程において、In、Ga、およびZnが原子量でそれぞれ1:1:1の比率で配合された合金膜を150nmの厚さ成膜した後に、写真製版工程でフォトレジストパターンを形成し、当該フォトレジストパターンをマスクとしてリン酸を含む薬液でエッチングする。エッチング後、フォトレジストパターンを除去してソース電極15およびドレイン電極16を形成する。このとき、ソース電極15およびドレイン電極16のそれぞれは、コンタクトホール18a,18bを充填するように形成される。
次に、図13に示す工程において、ソース電極15およびドレイン電極16とチャネル膜12との界面に、当該界面の抵抗を低減させるバリア層17,18をそれぞれ形成する。
具体的に、本実施の形態2では、窒素雰囲気下で400℃、10分間、加熱処理することにより、ソース電極15およびドレイン電極16を構成するIn−Ga−Zn系合金に含まれる、少なくともIn、Ga元素を溶融させる。当該溶融によって固液拡散反応が発生して、In、Ga元素がソース電極15およびドレイン電極16からチャネル膜12側に向かって膜厚(垂直)方向に20nm程度拡散浸入し、バリア層17、l8を形成する。
なお、本実施の形態2では、加熱温度を400℃としたが、これに限定されるものではない。固液拡散反応を発生させるためには、拡散させる金属元素の溶融に必要な温度、すなわち融点以上の温度であればよい。例えば、Inであれば少なくとも160℃以上、また、Gaであれば少なくとも50℃以上であればよい。本実施の形態2のように加熱温度を450℃以上にすれば、Zn元素も固液反応によって拡散浸入させることが可能である。元素の拡散浸入距離は、加熱温度の他に、加熱時間によって調整することができる。
また、本実施の形態2では、ソース電極15およびドレイン電極16のそれぞれを単層とするのではなく、ソース電極15およびドレイン電極16上に、例えば合金膜からなる導電膜を形成した積層として構成してもよい。この場合、ソース電極15およびドレイン電極16の電気抵抗を低減させることができる。
図13に示す工程の後、チャネル保護膜の形成を経て本実施の形態2による薄膜トランジスタが完成する(図示せず)。
なお、バリア層17,18は、チャネル保護膜形成時のプロセス温度で形成することができる。例えば、化学的気相成長(CVD)法を用い、約200℃〜450℃の基板加熱条件下で、チャネル保護膜としてSiO2膜を成膜するとともに、バリア層17、l8の形成を兼ねることが可能であり、この場合は加熱処理を省略することができて製造工程を簡略化することができる。
なお、本実施の形態2による薄膜トランジスタを表示装置用途とする場合は、チャネル保護膜に対してコンタクトホール穿孔し、さらに画素電極形成などの工程を経て、表示装置用の薄膜トランジスタとして完成させる(図示せず)。
以上のことから、本実施の形態2によれば、ソース電極15およびドレイン電極16とチャネル膜12とが拡散した界面領域であるバリア層17,18は、In、Ga、Znの濃度がチャネル膜12よりも充分に高く、フェルミ準位が充分に縮退した金属酸化物導電膜であるInGaZnO4−y(ただし、x<y<1)となり、かつ固液拡散反応であるために拡散速度が非常に速く進み、充分な拡散幅を有する。従って、不導体層を形成してトランジスタが動作しないという問題が生じることはない。また、ソース電極15およびドレイン電極16に含まれる金属元素の濃度は、ソース電極15およびドレイン電極16からチャネル膜12に向かって、グラデーション状に連続変化(高い濃度から低い濃度に変化)するため、フェルミ準位はチャネル膜12からソース電極15およびドレイン電極16にかけてスムーズに伝導帯に近づき、最終的にフェルミ準位と伝導帯とが一致してソース電極15およびドレイン電極16とチャネル膜12との界面でショットキー障壁が生じない。従って、薄膜トランジスタのソース電極15およびドレイン電極16とチャネル膜12との界面は良好なコンタクト特性を示し、結果として薄膜トランジスタの電気特性(高オン電流、高移動度)の向上に寄与する。
なお、本実施の形態1,2では、ソース電極およびドレイン電極としてIn、Ga、Znを含む金属膜を用いたが、これに限るものではない。
例えば、IZO(In2O3+ZnO)や、GZO(Ga2O3+ZnO)、IGO(In2O3+Ga2O3)のような公知の酸化物透明導電膜を用いることもできる。これらの酸化物は、強いイオン性結合によって金属元素を析出させることは難しいが、例えば、これらの酸化物導電膜を形成後、水素(H2)やアンモニア(NH3)などの水素を含む雰囲気下で200℃〜450℃の加熱処理を行い、あるいは、H2やNH3などの水素元素を含むガスによるプラズマ照射を行うことによって、酸化導電膜の表面を還元して金属のIn、Ga、Zn元素を析出させることができる。従って、後工程(ソース電極およびドレイン電極形成後の工程)での加熱処理によって容易に固液拡散反応によるバリア層を形成することが可能である。
また、上記の他に、例えば、CuGa合金やCuGaIn合金からなる導電膜を用いることができる。このような合金膜は、成膜直後に加熱処理をしなくてもGa、In金属元素を膜の表面に析出させることができるため、効率的に固液拡散反応によるバリア層を形成することができる。さらに、Cu元素を含むため単層膜構成で 電極を低抵抗化することが可能である。
また、本実施形態1,2では、チャネル膜としてInGaZn系の酸化物半導体を用いたが、これに限るものではない。例えば、Zn−Sn−O、Zn−Sn−Ga−O、Sn−In−Zn−Oなど、さらに種々の金属ドーパントを添加した酸化物半導体を用いることも可能である。
また、本実施の形態1,2では、金属酸化物半導体膜と金属電極膜とに共通の金属元素を含み、当該金属元素の濃度が金属酸化物半導体膜から金属電極膜にかけて連続的に高くなっていることを特徴としている。また、その製造方法は、金属酸化物半導体膜と金属電極膜との界面において、金属電極膜が溶融することによる固液拡散現象を利用したものである。これらの特徴を利用できる構成物や製造方法である限り、上記の実施の形態1,2に限定されるものではない。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 絶縁性基板、2 ゲート電極、3 ゲート絶縁膜、4 第1ソース電極、5 第1ドレイン電極、6 第2ソース電極、7 第2ドレイン電極、8 チャネル膜、9,10 バリア層、11 絶縁性基板、12 チャネル膜、13 ゲート絶縁膜、14 ゲート電極、15 ソース電極、16 ドレイン電極、17,18 バリア層。
Claims (8)
- 絶縁性基板と、
前記絶縁性基板上の所定の位置に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に離間して形成されたソース電極およびドレイン電極と、
前記離間した部分の前記ゲート絶縁膜上から前記ソース電極および前記ドレイン電極上に渡って形成された金属酸化物からなるチャネル膜と、
を備え、
前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、
前記同じ金属元素の前記チャネル膜における濃度は、前記ソース電極および前記ドレイン電極と前記チャネル膜との界面部の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ前記界面部から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とする、薄膜トランジスタ。 - 前記ソース電極および前記ドレイン電極のそれぞれは、前記チャネル膜に含まれる前記金属元素を含まない第1の導電膜と、前記チャネル膜に含まれる前記金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含む第2の導電膜とを有する少なくとも2層以上の積層で形成され、
前記第2の導電膜の前記離間の幅は、前記第1の導電膜の前記離間の幅よりも広いことを特徴とする、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。 - (a)絶縁性基板上の所定の位置にゲート電極を形成する工程と、
(b)前記ゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
(c)前記ゲート絶縁膜上に離間してソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、
(d)前記離間した部分の前記ゲート絶縁膜上から前記ソース電極および前記ドレイン電極上に渡って金属酸化物からなるチャネル膜を形成する工程と、
を備え、
前記工程(c)は、前記ソース電極および前記ドレイン電極が、前記チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含むように形成し、
(e)前記工程(d)の後、加熱処理を行い、前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記金属元素を前記チャネル膜側に固液拡散する工程と、
を備える、薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記工程(c)は、前記ソース電極および前記ドレイン電極のそれぞれを、前記チャネル膜に含まれる前記金属元素を含まない第1の導電膜と、前記チャネル膜に含まれる前記金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含む第2の導電膜とを有する少なくとも2層以上の積層で形成し、
前記第2の導電膜の前記離間の幅は、前記第1の導電膜の前記離間の幅よりも広いことを特徴とする、請求項3に記載の薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記工程(e)において、
前記加熱処理は、前記金属元素の融点以上の温度で行われることを特徴とする、請求項3または4に記載の薄膜トランジスタの製造方法。 - 絶縁性基板と、
前記絶縁性基板上の所定の位置に形成された金属酸化物からなるチャネル膜と、
前記チャネル膜上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上であって、前記チャネル膜が形成された箇所に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側に、前記チャネル膜の表面が露出するように前記ゲート絶縁膜を貫通して形成された複数のコンタクトホールと、
前記チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、前記コンタクトホールのそれぞれを充填するとともに前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、
を備え、
前記同じ金属元素の前記チャネル膜における濃度は、前記ソース電極および前記ドレイン電極と前記チャネル膜との界面部の方がそれ以外の部分よりも高く、かつ前記界面部から遠ざかるに従って連続的に低くなるように変化することを特徴とする、薄膜トランジスタ。 - (a)前記絶縁性基板上の所定の位置に金属酸化物からなるチャネル膜を形成する工程と、
(b)前記チャネル膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
(c)前記ゲート絶縁膜上であって、前記チャネル膜が形成された箇所にゲート電極を形成する工程と、
(d)前記ゲート電極の両側に、前記チャネル膜の表面が露出するように前記ゲート絶縁膜を貫通して複数のコンタクトホールを形成する工程と、
(e)前記チャネル膜に含まれる金属元素と同じ金属元素を少なくとも1種類以上含み、前記コンタクトホールのそれぞれを充填するとともに前記ゲート絶縁膜上にソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、
(f)前記工程(e)の後、加熱処理を行い、前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記金属元素を前記チャネル膜側に固液拡散する工程と、
を備える、薄膜トランジスタの製造方法。 - 前記工程(f)において、
前記加熱処理は、前記金属元素の融点以上の温度で行われることを特徴とする、請求項7に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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