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JP2014098361A - パティキュレートフィルタのpm堆積量演算装置 - Google Patents

パティキュレートフィルタのpm堆積量演算装置 Download PDF

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JP2014098361A JP2012251373A JP2012251373A JP2014098361A JP 2014098361 A JP2014098361 A JP 2014098361A JP 2012251373 A JP2012251373 A JP 2012251373A JP 2012251373 A JP2012251373 A JP 2012251373A JP 2014098361 A JP2014098361 A JP 2014098361A
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Toru Kidokoro
徹 木所
Taiga Hagimoto
大河 萩本
Yuji Matsumoto
有史 松本
Kazuya Takaoka
一哉 高岡
Yamato Nishijima
大和 西嶋
Yuki Terui
雄貴 照井
Akifumi Uozumi
昭文 魚住
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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタのPM堆積量を演算するPM堆積量演算装置において、凝縮水の影響による演算精度の低下を抑制することを課題とする。
【解決手段】本発明は、上記した課題を解決するために、内燃機関から排出されるPMの量(PM排出量)からパティキュレートフィルタのPM堆積量を演算するPM堆積量演算装置において、パティキュレートフィルタへ流入する凝縮水の量をパラメータとして、パティキュレートフィルタから剥離又は脱離するPMの量(PM剥離量)を求め、該PM剥離量に応じてPM堆積量の計算値を補正するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に配置されるパティキュレートフィルタのPM(Particulate Matter)堆積量を求める技術に関する。
内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタのPM堆積量を求める技術として、内燃機関から排出されるPMの量とパティキュレートフィルタにおいて酸化されるPMの量とをパラメータとしてPM堆積量を演算する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−054632号公報 特開平08−260942号公報 特開平11−153020号公報 特開2009−097410号公報
ところで、本願発明者の知見によれば、パティキュレートフィルタに凝縮水が存在するときに、該パティキュレートフィルタに捕集されているPMが剥離することがわかった。凝縮水によるPMの剥離が発生した場合は、PM堆積量の計算値と実際のPM堆積量との誤差が大きくなる。そのため、PM堆積量の計算値を使用してパティキュレートフィルタの再生時期を決定したり、或いはパティキュレートフィルタの故障を診断したりすると、再生時期が不適切になったり、或いは故障診断の精度が低下したりする可能性がある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタのPM堆積量を演算するPM堆積量演算装置において、凝縮水の影響による演算精度の低下を抑制することにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、内燃機関から排出されるPMの量(PM排出量)からパティキュレートフィルタのPM堆積量を演算するPM堆積量演算装置において、パティキュレートフィルタへ流入する凝縮水の量をパラメータとして、パティキュレートフィルタから剥離又は脱離するPMの量(PM剥離量)を求め、該PM剥離量に応じてPM堆積量の計算値を補正するようにした。
詳細には、本発明に係わるパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置は、
内燃機関から排出されるPMの量であるPM排出量を演算する第一演算手段と、
内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタへ流入する凝縮水の量をパラメータとして、前記パティキュレートフィルタから剥離するPMの量であるPM剥離量を演算する第二演算手段と、
前記PM排出量と前記PM剥離量をパラメータとして、前記パティキュレートフィルタに捕集又は堆積しているPMの量であるPM堆積量を演算する第三演算手段と、
を備えるようにした。
内燃機関が冷間始動された場合等のように、排気通路の雰囲気温度が低い場合は、排気
通路に凝縮水が発生する可能性がある。このような凝縮水がパティキュレートフィルタへ流入すると、該パティキュレートフィルタに捕集又は堆積していたPMの一部が剥離又は脱離する。その結果、パティキュレートフィルタのPM堆積量が減少する。
よって、内燃機関から排出されるPMの量(PM排出量)に基づいてパティキュレートフィルタのPM堆積量が演算(推定)される方法によると、凝縮水の影響によるPMの剥離又は脱離が発生した場合に、PM堆積量の推定値(以下、「推定PM堆積量」と称する)と実際のPM堆積量(以下、「実PM堆積量」と称する)との誤差が大きくなる可能性がある。
これに対し、本発明に係わるパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置は、PM排出量とPM剥離量をパラメータとして、パティキュレートフィルタのPM堆積量を推定(演算)するため、推定PM堆積量と実PM堆積量との誤差を少なく抑えることができる。したがって、本発明に係わるパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置によれば、凝縮水の影響による推定精度(演算精度)の低下を抑制することができる。
ここで、本発明に係わる第三演算手段は、PM排出量からPM剥離量を減算した値を積算することにより推定PM堆積量を演算してもよく、或いはPM排出量の積算値からPM剥離量を減算することにより推定PM堆積量を演算してもよい。
なお、本発明は、前述のPM堆積量演算装置を備えた故障診断装置として捉えることもできる。その場合、本発明に係わるパティキュレートフィルタの故障診断装置は、
前述のPM堆積量演算装置と、
パティキュレートフィルタのPM堆積量に応じて検出値が変化するセンサと、
センサの検出値に基づいてパティキュレートフィルタの故障診断を行う診断手段と、
第三演算手段により算出されたPM堆積量に応じて故障診断の判定基準を補正する補正手段と、
を備えるようにしてもよい。
凝縮水がパティキュレートフィルタへ流入した場合は、該パティキュレートフィルタから一部のPMが剥離又は脱離するため、実PM堆積量が減少する。それに応じてセンサの検出値も少なくなる。よって、センサの検出値、又は該検出値から求められる値が判定基準を下回る可能性がある。そのような事態が発生すると、パティキュレートフィルタが故障していないにもかかわらず、パティキュレートフィルタが故障していると誤診断される虞がある。
これに対し、第三演算手段により算出されたPM堆積量に応じて判定基準が補正されると、上記したような誤診断の発生を抑制することができる。よって、凝縮水の影響による診断精度の低下を抑制することができる。
また、本発明に係わるパティキュレートフィルタの故障診断装置は、
前述のPM堆積量演算装置と、
パティキュレートフィルタのPM堆積量に応じて検出値が変化するセンサと、
センサの検出値に基づいてパティキュレートフィルタの故障診断を行う診断手段と、
第三演算手段により算出されたPM堆積量が閾値以上であることを条件として、診断手段による故障診断を許可する許可手段と、
を備えるようにしてもよい。
前述したように排気通路の雰囲気温度が低いときは凝縮水の影響によってパティキュレートフィルタからPMが剥離又は脱離する可能性がある。この場合、センサの検出値が大
きく変化する。しかしながら、フィルタからPMが剥離したとしても、その後に内燃機関の運転が継続されれば、内燃機関から新たに排出されるPMがフィルタに堆積する。さらに、内燃機関の運転が継続されることによって排気通路の雰囲気温度が上昇するため、凝縮水が殆ど発生しなくなる。
したがって、内燃機関の運転時間が長くなると、比較的多量のPMがパティキュレートフィルタに堆積する。このような状態になった後に故障診断が実施されると、凝縮水の影響による診断精度の低下を少なく抑えることができる。すなわち、凝縮水の影響によってパティキュレートフィルタからPMが剥離又は脱離した場合であっても、パティキュレートフィルタの故障診断を適正に実施し得る程度のPMが内燃機関から排出された後に故障診断が実施されれば、診断精度の低下を抑制することができる。
なお、パティキュレートフィルタの故障診断装置に使用されるセンサとしては、パティキュレートフィルタの前後差圧を検出する差圧センサ、或いはパティキュレートフィルタから流出する排気に含まれるPMの量を検出するPMセンサを用いることができる。
本発明によれば、内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタのPM堆積量を演算するPM堆積量演算装置において、凝縮水の影響による演算精度の低下を抑制するができる。
第1の実施例における内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。 PM排出量の積算値とフィルタ前後差圧との関係を示す図である。 PM堆積量の演算処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施例における故障診断処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施例における故障診断処理ルーチンの他の例を示すフローチャートである。 第3の実施例における内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。 第3の実施例における故障診断処理ルーチンの他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
先ず、本発明に係わるパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置の実施例について図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用する内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒を有する圧縮着火式の内燃機関(ディーゼルエンジン)であるが、火花点火式の内燃機関(ガソリンエンジン)であってもよい。
内燃機関1は、気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射弁5を備えている。また、内燃機関1には、気筒内で燃焼されたガス(排気)が流通するための排気通路2が接続されている。排気通路2の途中には、排気中の粒子状物質(PM)を捕集するパティキュレートフィルタ3が設けられている。パティキュレートフィルタ3は、例えば、上流端が栓により閉塞された通路と、下流端が栓により閉塞された通路とを交互に配置したウォールフロー型のフィルタである。
このように構成された内燃機関1には、ECU10が併設されている。ECU10は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等から構成される電子制御ユニットである。
ECU10は、差圧センサ4、アクセル開度センサ12、クランクポジションセンサ13等の各種センサと電気的に接続されている。
差圧センサ4は、排気通路2に取り付けられ、パティキュレートフィルタ3より上流の排気圧力とパティキュレートフィルタ3より下流の排気圧力との差(以下、「フィルタ前後差圧」と称する)を検出するセンサである。この差圧センサ4は、本発明に係わるセンサの一実施態様である。アクセル開度センサ12は、アクセルペダル11の操作量(アクセル開度)に相関した電気信号を出力するセンサである。クランクポジションセンサ13は、内燃機関1の出力軸(クランクシャフト)の回転位置に相関する電気信号を出力するセンサであり、該クランクポジションセンサ13の出力信号からクランクシャフトの回転速度(機関回転数)が演算される。
ECU10は、上記した各種センサの出力信号に基づいて、内燃機関1の運転状態(例えば、燃料噴射弁5の開弁タイミング(燃料噴射時期)や開弁時間(燃料噴射量)を制御する。また、ECU10は、上記した各種センサの出力信号に基づいて、パティキュレートフィルタ3に捕集又は堆積しているPMの量(PM堆積量)を演算(推定)する処理を実行する。
以下、本実施例においてPM堆積量を演算する方法について述べる。先ず、ECU10は、燃料噴射量、吸入空気量、機関回転数等をパラメータとして、単位時間あたりに内燃機関1から排出されるPMの量(PM排出量)を演算し、該PM排出量を積算する。PM排出量の積算値はパティキュレートフィルタ3に捕集又は堆積するPMの量(PM堆積量)と略同等であるため、PM排出量の積算値がPM堆積量の推定値(推定PM堆積量)として扱われてもよい。
また、PM排出量が所定の割合でパティキュレートフィルタ3に捕集されると考えてもよい。その場合、前記所定の割合に相当する係数をPM排出量に乗算し、その計算結果の積算値をPM堆積量としてもよい。前記所定の割合は、固定値であってもよいが、排気の流速(流量)に応じて変更される可変値であってもよい。排気の流量は、内燃機関1の吸入空気量と等しいため、吸入空気量と所定の割合(係数)との関係を予め実験的に求めておくようにしてもよい。
上記した方法による推定PM堆積量の演算処理は、内燃機関1の運転が継続される限り、繰り返される。ただし、パティキュレートフィルタ3に捕集又は堆積したPMを酸化及び除去するための処理(再生処理)が実行されたときは、推定PM堆積量がリセットされるものとする。
ところで、内燃機関1が冷間始動された場合のように、排気通路2の雰囲気温度が低い場合は、排気に含まれる水蒸気(HO)が凝縮して凝縮水が発生する。また、内燃機関1が比較的長時間にわたって運転停止状態にある場合は、排気通路2に凝縮水が発生する。このようにして発生した凝縮水がパティキュレートフィルタ3へ流入すると、パティキュレートフィルタ3に捕集又は堆積していたPMの一部が剥離又は脱離する。
ここで、PM排出量の積算値とフィルタ前後差圧との関係を図2に示す。図2中のA,B,Cは、内燃機関1の運転停止状態が一日続いたときの値である。内燃機関1の運転停止状態が長くなると、排気管の壁面温度が低下し、次回の機関始動時に排気中の水分が凝
縮する。このため、パティキュレートフィルタ3に凝縮水が流入する。よって、内燃機関1の運転が停止される前は、PM排出量の積算値に略比例してフィルタ前後差圧が増加するが、図2中のA,B,Cにおいて内燃機関1が再始動される度に、フィルタ前後差圧が小さくなる。これは、パティキュレートフィルタ3に流入する凝縮水が該パティキュレートフィルタ3に捕集又は堆積しているPMを剥離又は脱離させるためと考えられる。したがって、PM排出量の積算値を推定PM堆積量とする方法や、PM排出量と係数を乗算した値の積算値を推定PM堆積量とする方法によると、凝縮水がパティキュレートフィルタ3へ流入したときに推定PM堆積量と実PM堆積量との誤差が大きくなる虞がある。
そこで、本実施例においては、凝縮水の影響によってパティキュレートフィルタ3から剥離又は脱離するPMの量(PM剥離量)に基づいて、推定PM堆積量を補正するようにした。
PM剥離量は、パティキュレートフィルタ3へ流入する凝縮水の量(以下、「凝縮水流入量」と称する)に相関する。例えば、凝縮水流入量が多いときは少ないときに較べ、PM剥離量が多くなる。よって、凝縮水流入量とPM剥離量との相関関係を予め実験的に求めておけば、凝縮水流入量をパラメータとしてPM剥離量を特定(推定)することができる。
なお、凝縮水流入量は、パティキュレートフィルタ3より上流の排気通路2に発生する凝縮水の量(以下、「凝縮水発生量」と称する)と、凝縮水発生量に対する凝縮水流入量の比率(流入率)と、をパラメータとして演算することができる。
凝縮水発生量(言い換えると、パティキュレートフィルタ3より上流の排気通路2に発生する飽和水蒸気の量)は、パティキュレートフィルタ3より上流の排気通路2を画成する排気管の壁面温度と排気に含まれる水蒸気(HO)の量から演算することができる。排気管の壁面温度は、パティキュレートフィルタ3より上流における排気管の熱容量と、排気の流量と、排気の温度と、をパラメータとして演算することができる。なお、排気の温度は、排気温度センサにより実測されてもよく、演算モデルによって演算されてもよい。一方、排気に含まれる水蒸気(HO)の量は、燃料噴射量から演算することができる。
また、流入率は、排気の流速(流量)をパラメータとして演算することができる。排気の流速(流量)は内燃機関1の吸入空気量に相関するため、吸入空気量を検出するセンサ(例えば、エアフローメータ)の検出値をパラメータとして流入率を演算することができる。
次に、凝縮水流入量に基づいて推定PM堆積量を補正する方法としては、PM排出量の積算値からPM剥離量を減算する方法、PM排出量からPM剥離量を減算した値を積算する方法を用いることができる。これらの方法によれば、凝縮水の影響によってパティキュレートフィルタ3からPMが剥離又は脱離した場合であっても、推定PM堆積量と実PM堆積量との誤差を小さく抑えることができる。つまり、推定PM堆積量の推定精度(演算精度)を高めることができる。
以下、推定PM堆積量の演算手順について図3に沿って説明する。図3は、PM堆積量の演算処理ルーチンを示すフローチャートである。この演算処理ルーチンは、予めECU10のROM等に記憶されており、ECU10(CPU)によって周期的に実行される。
図3の演算処理ルーチンでは、ECU10は、先ずS101において、各種データを読み込む。例えば、ECU10は、排気の流量(吸入空気量)、排気温度、燃料噴射量等の
データを読み込む。
S102の処理では、ECU10は、パティキュレートフィルタ3より上流の排気管の壁面温度を演算する。詳細には、ECU10は、排気管の熱容量と、排気の流量と、排気温度と、をパラメータとして壁面温度を演算する。なお、排気管の熱容量は一定であるため、排気の流量と排気温度を引数として壁面温度が導出されるマップや関数式を予め作成しておくようにしてもよい。
S103の処理では、ECU10は、燃料噴射量をパラメータとして、排気に含まれる水蒸気(HO)の量を演算する。
S104の処理では、ECU10は、S102の処理で求められた壁面温度と、S103の処理で求められた水蒸気(HO)の量と、をパラメータとして、凝縮水発生量を演算する。その際、壁面温度と水蒸気(HO)の量と凝縮水発生量との相関関係は、予めマップ或いは関数式の態様でECU10のROMに記憶されていてもよい。
S105の処理では、ECU10は、凝縮水の流入率を演算する。詳細には、ECU10は、排気の流量を引数として流入率を導出するマップや関数式を利用して、流入率を演算する。
S106の処理では、ECU10は、パティキュレートフィルタ3へ流入する凝縮水の量(凝縮水流入量)を演算する。具体的には、ECU10は、S104で求められた凝縮水発生量とS105で求められた流入率とを乗算することにより、凝縮水流入量を算出する。
S107では、ECU10は、S106で求められた凝縮水流入量をパラメータとして、PM剥離量を演算する。その際、凝縮水流入量を引数としてPM剥離量を導出するマップ又は関数式を予め求めておくようにしてもよい。ここで、ECU10がS102乃至S107の処理を実行することにより、本発明に係わる第二演算手段が実現される。
S108の処理では、ECU10は、内燃機関1の運転状態(燃料噴射量、吸入空気量、機関回転数等)からPM排出量を演算する。なお、パティキュレートフィルタ3より上流の排気通路にPMセンサが取り付けられる場合は、該PMセンサの検出値をPM排出量として用いてもよい。ここで、ECU10がS108の処理を実行することにより、本発明に係わる第一演算手段が実現される。
S109の処理では、ECU10は、推定PM堆積量を演算する。詳細には、ECU10は、S108で求められたPM排出量からS107で求められたPM剥離量を減算した値を積算することにより、推定PM堆積量を算出する。また、ECU10は、S108で求められたPM排出量の積算値からS107で求められたPM剥離量を減算することにより、推定PM堆積量を算出してもよい。このようにECU10がS109の処理を実行することにより、本発明に係わる第三演算手段が実現される。
以上述べたように図3の演算処理ルーチンに従って推定PM堆積量が求められると、パティキュレートフィルタ3より上流の排気通路に凝縮水が発生した場合であっても、推定PM堆積量と実PM堆積量との誤差を小さく抑えることができる。その結果、推定PM堆積量の推定精度(演算精度)を高めることができる。
なお、前述した演算処理ルーチンにおいて、S102乃至S107の処理は、一つの処理にまとめることも可能である。例えば、排気管の熱容量と、排気の流量と、排気温度と
、燃料噴射量と、を引数としてPM剥離量を導出する関数式や演算モデルを予め作成しておき、その関数式又は演算モデルを用いてPM剥離量が算出されるようにしてもよい。
<実施例2>
次に、本発明に係わるパティキュレートフィルタの故障診断装置の実施例について図4に基づいて説明する。
本実施例における故障診断装置は、差圧センサ4の検出値が判定基準を下回ることを条件として、パティキュレートフィルタ3が故障していると診断する装置である。ここでいう「判定基準」は、パティキュレートフィルタ3が正常であり、且つパティキュレートフィルタ3へ凝縮水が流入しないときに、差圧センサ4の検出値が取り得る最小値に相当する。
ところで、凝縮水がパティキュレートフィルタ3へ流入したとき又は流入直後の差圧センサ4の検出値に基づいてパティキュレートフィルタ3の故障診断が実施されると、パティキュレートフィルタ3が正常であるにもかかわらず、差圧センサ4の検出値が閾値を下回る可能性がある。
そこで、本実施例の故障診断装置は、前述のPM堆積量演算装置によって算出された推定PM堆積量に基づいて判定基準を補正し、差圧センサ4の検出値が補正後の判定基準を下回ることを条件として、パティキュレートフィルタ3が故障していると診断するようにした。なお、判定基準の補正は、推定PM堆積量が少ないときは多いときに比べ、判定基準が小さい値となるように行われる。
以下、本実施例における故障診断処理の実行手順について図4に沿って説明する。図4は、本実施例における故障診断処理ルーチンを示すフローチャートである。この故障診断処理ルーチンは、予めECU10のROMに記憶されており、ECU10(CPU)によって周期的に実行されるルーチンである。
故障診断処理ルーチンでは、ECU10は、先ずS201の処理において、各種データを読み込む。例えば、ECU10は、排気の流量(吸入空気量)、排気温度、燃料噴射量、差圧センサ4の検出値(フィルタ前後差圧)等のデータを読み込む。
S202の処理では、ECU10は、S201で読み込まれた排気の流量(吸入空気量)、排気温度、燃料噴射量をパラメータとして、推定PM堆積量を演算する。その際の演算手順は、前述した図3のS102乃至S109の処理と同様である。
S203の処理では、ECU10は、S202の処理で求められた推定PM堆積量をパラメータとして判定基準を補正する。その際、ECU10は、推定PM堆積量が小さいときは大きいときに比べ、判定基準が小さい値になるように補正する。また、判定基準の補正量は、推定PM堆積量の演算に使用されたPM剥離量の大きさに応じて決定されてもよい。例えば、PM剥離量が多い場合は少ない場合に比べ、補正量が大きくされてもよい(補正後の判定基準が小さくされてもよい)。なお、ECU10がS203の処理を実行することにより、本発明に係わる補正手段が実現される。
S204の処理では、ECU10は、前記S201の処理で読み込まれたフィルタ前後差圧が前記S203の処理で補正された判定基準以上であるか否かを判別する。S204の処理において肯定判定された場合は、ECU10は、S205の処理へ進み、パティキュレートフィルタ3が正常であると判定する。一方、S204の処理において否定判定された場合は、ECU10は、S206の処理へ進み、パティキュレートフィルタ3が故障
していると判定する。なお、ECU10がS204乃至S206の処理を実行することにより、本発明に係わる診断手段が実現される。
以上述べた実施例によれば、凝縮水がパティキュレートフィルタ3へ流入した場合であっても、パティキュレートフィルタ3の故障診断を正確に実行することができる。
なお、パティキュレートフィルタ3の実PM堆積量が少ないときは、パティキュレートフィルタ3が正常である場合のフィルタ前後差圧とパティキュレートフィルタ3が故障している場合のフィルタ前後差圧との差が小さくなる。同様に、パティキュレートフィルタ3の実PM堆積量が多いときも、パティキュレートフィルタ3が正常である場合のフィルタ前後差圧とパティキュレートフィルタ3が故障している場合のフィルタ前後差圧との差が小さくなる。よって、パティキュレートフィルタ3の故障診断処理は、パティキュレートフィルタ3が正常である場合のフィルタ前後差圧とパティキュレートフィルタ3が故障している場合のフィルタ前後差圧との差が比較的大きくなる実PM堆積量の範囲(以下、「診断可能範囲」と称する)で実施されることが好ましい。
そこで、ECU10は、PM堆積量演算装置により算出された推定PM堆積量が前記診断可能範囲に属することを条件として、パティキュレートフィルタ3の故障診断処理が実施される(故障診断処理の実行が許可される)ようにしてもよい。その場合、ECU10は、図5に示すように、図4中のS203の処理の代わり(又は、S203の処理の前後)にS301の処理を実行するようにしてもよい。すなわち、S301の処理では、ECU10は、S202の処理で算出された推定PM堆積量が診断許可範囲に属するか否かを判別する。そして、S301の処理において否定判定された場合はS204乃至S206の処理がスキップされ、S301の処理において肯定判定された場合はS204乃至S206の処理が実行されるようにしてもよい。
<実施例3>
次に、本発明に係わるパティキュレートフィルタの故障診断装置の他の実施例について図6、7に基づいて説明する。ここでは、前述した第2の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
前述の第2の実施例においては差圧センサ4の検出値(フィルタ前後差圧)を使用してパティキュレートフィルタ3の故障診断を行う例について述べたが、本実施例ではパティキュレートフィルタ3より下流の排気通路2に配置されたPMセンサの検出値を使用してパティキュレートフィルタ3の故障診断を行う例について述べる。
図6は、本実施例における内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。図6において、パティキュレートフィルタ3より下流の排気通路2には、PMセンサ14が取り付けられている。PMセンサ14は、パティキュレートフィルタ3から流出した排気に含まれるPM量(以下、「PM流出量」と称する)に相関した電気信号を出力するセンサである。なお、図6に示す例では、差圧センサが省略されているが、差圧センサが設けられていてもよい。
このような構成において、ECU10は、PMセンサの検出値が上限値を上回ることを条件として、パティキュレートフィルタ3が故障していると判定する。パティキュレートフィルタ3に割れや欠損等が生じた場合は、パティキュレートフィルタ3が正常である場合に比べ、パティキュレートフィルタ3から流出するPMの量(以下、「PM流出量」と称する)が多くなる。よって、パティキュレートフィルタ3が正常である場合にPM流出量が取り得る最大値(上限値)に対して、PMセンサの検出値が大きくなる。
ところで、凝縮水の影響によってパティキュレートフィルタ3からPMが剥離又は脱離した場合は、パティキュレートフィルタ3の実PM堆積量が減少する。ここで、パティキュレートフィルタ3へ流入するPMの量に対してパティキュレートフィルタ3をすり抜けるPMの量の比率(以下、「PMすり抜け率」と称する)は、実PM堆積量に相関する。例えば、実PM堆積量が少ないときは多いときに比べ、PMすり抜け率が大きくなる。その結果、パティキュレートフィルタ3が故障していないにもかかわらず、PMセンサ14の検出値が上限値を超える可能性がある。
そこで、前述のPM堆積量演算装置によって算出された推定PM堆積量に基づいて上限値を補正するとともに、補正後の上限値とPMセンサ14の検出値を比較することにより、パティキュレートフィルタ3の故障診断を行うようにした。
以下、本実施例におけるパティキュレートフィルタ3の故障診断処理の実行手順について図7に沿って説明する。図7は、本実施例における故障診断処理ルーチンを示すフローチャートである。この故障診断処理ルーチンは、予めECU10のROMに記憶されており、ECU10(CPU)によって周期的に実行されるルーチンである。
故障診断処理ルーチンでは、ECU10は、先ずS401の処理において、各種データを読み込む。例えば、ECU10は、排気の流量(吸入空気量)、排気温度、燃料噴射量、PMセンサ14の検出値(PM流出量)等のデータを読み込む。
S402の処理では、ECU10は、S401で読み込まれた排気の流量(吸入空気量)、排気温度、燃料噴射量をパラメータとして、推定PM堆積量を演算する。その際の演算手順は、前述した図3のS102乃至S109の処理と同様である。
S403の処理では、ECU10は、S402の処理で求められた推定PM堆積量をパラメータとしてPMすり抜け率を演算する。具体的には、ECU10は、推定PM堆積量と排気の流量をパラメータとして、PMすり抜け率を算出する。その際、推定PM堆積量と排気流量を引数としてPMすり抜け率が導出されるマップや関数式を予め求めておき、そのマップ又は関数式とPMセンサ14の検出値からPMすり抜け率が導出されてもよい。
S404の処理では、ECU10は、S403の処理で求められたPMすり抜け率に基づいて上限値を補正する。その際、ECU10は、PMすり抜け率が大きいときは小さいときに比べ、上限値が大きい値になるように補正する。
S405の処理では、ECU10は、前記S401の処理で読み込まれたPM流出量が前記S404の処理で補正された上限値以下であるか否かを判別する。S405の処理において肯定判定された場合は、ECU10は、S406の処理へ進み、パティキュレートフィルタ3が正常であると判定する。一方、S405の処理において否定判定された場合は、ECU10は、S407の処理へ進み、パティキュレートフィルタ3が故障していると判定する。
以上述べた実施例によれば、凝縮水がパティキュレートフィルタ3へ流入した場合であっても、パティキュレートフィルタ3の故障診断を正確に実行することができる。
1 内燃機関
2 排気通路
3 パティキュレートフィルタ
4 差圧センサ
5 燃料噴射弁
10 ECU
11 アクセルペダル
12 アクセル開度センサ
13 クランクポジションセンサ
14 PMセンサ

Claims (5)

  1. 内燃機関から排出されるPMの量であるPM排出量を演算する第一演算手段と、
    内燃機関の排気通路に配置されたパティキュレートフィルタへ流入する凝縮水の量をパラメータとして、前記パティキュレートフィルタから剥離するPMの量であるPM剥離量を演算する第二演算手段と、
    前記PM排出量と前記PM剥離量をパラメータとして、前記パティキュレートフィルタに捕集又は堆積しているPMの量であるPM堆積量を演算する第三演算手段と、
    を備えるパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置。
  2. 請求項1において、前記第三演算手段は、前記PM排出量から前記PM剥離量を減算した値を積算することにより、前記パティキュレートフィルタのPM堆積量を算出するパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置。
  3. 請求項1において、前記第三演算手段は、前記PM排出量の積算値から前記PM剥離量を減算することにより、前記パティキュレートフィルタのPM堆積量を算出するパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置と、
    前記パティキュレートフィルタのPM堆積量に応じて検出値が変化するセンサと、
    前記センサの検出値に基づいて前記パティキュレートフィルタの故障診断を行う診断手段と、
    前記第三演算手段により算出されたPM堆積量に応じて前記故障診断の判定基準を補正する補正手段と、
    を備えるパティキュレートフィルタの故障診断装置。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のパティキュレートフィルタのPM堆積量演算装置と、
    前記パティキュレートフィルタのPM堆積量に応じて検出値が変化するセンサと、
    前記センサの検出値に基づいて前記パティキュレートフィルタの故障診断を行う診断手段と、
    前記第三演算手段により算出されたPM堆積量が閾値以上であることを条件として、前記診断手段による故障診断を許可する許可手段と、
    を備えるパティキュレートフィルタの故障診断装置。
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