JP2014088350A - 化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の表面被覆処理顔料と遜色のない撥水性としっとり感を有し、且つ重くなく、滑らかな感触を示す化粧料用撥水性顔料粉末を提供し、この化粧料用撥水性顔料粉末を配合することにより、耐水性に優れ、且つ感触が軽く滑りの良い化粧料を提供する。
【解決手段】化粧料用顔料粉末に、下記一般式(1)で示される、分枝構造を有するアルキルアルコキシシランを表面被覆処理する。
R1(R2)CH2CHn−Si(OCnH2n+1)3 ・・・(1)
(式中R1,R2は炭素数が1〜8の飽和炭化水素基、nは1又は2の整数である。)
【選択図】なし
【解決手段】化粧料用顔料粉末に、下記一般式(1)で示される、分枝構造を有するアルキルアルコキシシランを表面被覆処理する。
R1(R2)CH2CHn−Si(OCnH2n+1)3 ・・・(1)
(式中R1,R2は炭素数が1〜8の飽和炭化水素基、nは1又は2の整数である。)
【選択図】なし
Description
本発明は、例えばファンデーション、アイシャドウ、ほほ紅等のメイクアップ化粧料、あるいはサンスクリーン化粧料に配合される化粧料用撥水性顔料粉末及びその化粧料用撥水性顔料粉末を配合してなる化粧料に関するものである。
従来、ファンデーション、アイシャドウ、ほほ紅等のメイクアップ化粧料、あるいはサンスクリーン化粧料に撥水性を付与するために、それら化粧料に配合される化粧料用顔料にシリコーン化合物又は、一般式(2)に示されるような、直鎖状のアルキル基を有するアルコキシシランで表面処理したものが用いられている(特許文献1〜3)。
CH3−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−Si(OCnH2n+1)3
・・・(2)
(式中nは1又は2の整数である。)
CH3−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−Si(OCnH2n+1)3
・・・(2)
(式中nは1又は2の整数である。)
しかしながら、これらの先行技術によって得られる化粧料用撥水性顔料は、しっとり感、滑らかさ等の使用感において、近年いっそう高まる消費者ニーズを満足させるものに至っていない。
特許文献1に記載のものでは、分子鎖末端にアミノ水素基、アルコキシ基等を有する直鎖状反応性アルキルポリシロキサンを用い、高温で表面被覆処理することで、従来のメチルハイドロジェンポリシロキサン(メチコン)を用いて行われていたシリコーン処理で問題視されていた処理粉末への水素の残留を防ぐことができるが、感触がサラッとしすぎており、しっとり感に乏しく、肌への付着性も良くないという問題点がある。
特許文献2に記載のものでは、ずり剪断式低速混練機を用い、アミノ変性シリコーンを粉末表面に刷り込むように処理することで、撥水性としっとり感に優れた化粧料用顔料を得ることができるが、メカノケミカル的な処理方法であるがゆえに、湿式法と比べ処理が不均一に施されてしまい、付着性、伸展性にむらが生じるという問題点がある。
特許文献3に記載のものでは、直鎖状のアルキル基を有するアルキルアルコキシシランを用い、表面被覆処理することで、撥水性に優れ、シリコーン化合物を用いた場合よりも感触はしっとりとしており、肌への付着も良好な化粧料用顔料を得ることができるが、皮膚に塗布した場合に、若干の重さが残り、滑らかさに欠けるという問題点がある。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、従来の表面被覆処理顔料と遜色のない撥水性としっとり感を有し、且つ重くなく、滑らかな感触を示す化粧料用撥水性顔料粉末を提供するとともに、この化粧料用撥水性顔料粉末を配合することにより、耐水性に優れ、且つ感触が軽く滑りの良い化粧料を提供することを目的とするものである。
下記一般式(1)に示すアルキルアルコキシシランはその分子構造中に分枝構造を持つため、顔料表面により密に炭化水素基を露出することができると考えられる。本発明者らは炭化水素基を密に露出させることは、表面被覆処理顔料に高い撥水性を付与するのはもちろん、非常に滑らかな感触を付与することに繋がると予想した。そこで、本発明者らは、前記目的を達成するために、この仮定を基に鋭意研究した結果、顔料と溶剤に溶解させた下記一般式(1)に示すアルキルアルコキシシランカップリング剤を均一に混合した後に加熱することにより、加水分解され脱水反応により顔料と結合し、これに熱処理を施した後粉砕することにより、撥水性を持ち、且つ感触が軽く滑りの良い処理顔料が得られることを見出した。
すなわち、第1発明による化粧料用撥水性顔料粉末は、
化粧料用顔料粉末に、下記一般式(1)で示される、分枝構造を有するアルキルアルコキシシランを表面被覆処理したことを特徴とするものである。
R1(R2)CH2CHn−Si(OCnH2n+1)3 ・・・(1)
(式中R1,R2は炭素数が1〜8の飽和炭化水素基、nは1又は2の整数である。)
化粧料用顔料粉末に、下記一般式(1)で示される、分枝構造を有するアルキルアルコキシシランを表面被覆処理したことを特徴とするものである。
R1(R2)CH2CHn−Si(OCnH2n+1)3 ・・・(1)
(式中R1,R2は炭素数が1〜8の飽和炭化水素基、nは1又は2の整数である。)
また、第2発明による化粧料は、第1発明の化粧料用撥水性顔料粉末を含有することを特徴とするものである。
第1発明によれば、一般式(1)に示される化合物を用いて顔料表面に被覆処理することで、高い撥水性を持ち、且つ従来の技術と比較して感触が軽く、滑りの良い化粧料用撥水性顔料粉末を得ることができる。
また、第2発明によれば、第1発明に係る化粧料用撥水性顔料粉末が配合されていることにより、高い撥水性を持ち、且つ感触が軽く滑りの良い化粧料を得ることができる。
また、第2発明によれば、第1発明に係る化粧料用撥水性顔料粉末が配合されていることにより、高い撥水性を持ち、且つ感触が軽く滑りの良い化粧料を得ることができる。
次に、本発明による化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料の具体的な実施の形態について説明する。
本発明において、上記一般式(1)で示される化合物は、例えば、イソブチルトリメトキシシラン、又は、イソブチルトリエトキシシランであり、これらの化合物を表面被覆処理反応に用いる。ここで、本発明に用いられる表面被覆処理される顔料粉末には、従来公知のものを使用することができ、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)は問わない。例えば無機粉末、有機粉末、界面活性剤金属塩粉末、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料等を使用することができる。
具体的には、無機粉末としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ等が挙げられる。
また、有機粉末としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、アクリルパウダー、アクリルエラストマー、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン、天然セルロース粉末、セロファン粉砕物、米粉等が挙げられる。
また、界面活性剤金属塩粉末(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等がある。
さらに、有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、微粒子酸化チタン、微粒子酸化セリウム、微粒子酸化亜鉛等の微粒子粉体、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉末を複合化した合成樹脂粉末等がある。
また、パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等がある。
また、金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等から選ばれる粉体が挙げられる。
また、タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる顔料が挙げられる。
さらに、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱成分を使用することで、紫外線防御機能を有する処理粉体とすることも可能である。
本発明による化粧料用撥水性顔料粉末を得るための処理方法としては、上記一般式(1)に示されるアルコキシシランを適当な有機溶剤に溶解又は分散させ、その混合液を所要の顔料粉末と攪拌混合した後、有機溶剤を除去することで、イソブチルトリアルコキシシラン被覆顔料粉末を得ることができる。
ここで用いられる有機溶剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール、イソブタノール等のアルコール類、トルエン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素系有機溶剤、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の極性有機溶剤などが挙げられる。
また、混合分散方法としては、溶液の濃度や粘度などに応じて適当な方法を選択することができ、好適な例としては、ディスパー、ヘンシェルミキサー、レディゲミキサー、ニーダー、V型混合機、ロールミル、ビーズミル、2軸混練機等の混合機による方法や、水溶液と顔料を加熱空気中に噴霧して水分を一気に除去するスプレードライなどの方法を選択することができる。また、粉砕を行う場合においては、ハンマーミル、ボールミル、サンドミル、ジェットミル等の通常の粉砕機を用いることができる。いずれの粉砕機によっても同等の品質のものが得られるため、特に限定されるものではない。
ここで、一般式(1)に示すアルコキシシランの顔料への表面被覆処理量は、顔料粉末によって異なるが、0.05〜30質量%の範囲であり、好ましくは、0.1〜20質量%の範囲である。0.05質量%以下では、十分な撥水性や目的とするしっとりとした滑らかな感触を得ることができず、30質量%以上では、一般式(1)に示す化合物の過剰物が、表面被覆処理されずに、単体として残り、処理顔料粉末の感触や流動性に問題が生じる。
本発明において、一般式(1)に示すアルコキシシランにて被覆される顔料には、さらに各種の表面被覆処理、例えば従来公知の表面被覆処理が行われても構わない。この表面被覆処理の例としては、フッ素化合物処理(パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理等)、シリコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理等)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケイ酸処理等)、ペンダント処理(気相法シリコーン処理後にアルキル鎖などを付加する方法)、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、アルミニウムカップリング剤処理、シラン処理(アルキル化シランやアルキル化シラザン処理等)、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理(ステアリン酸塩やミリスチン酸塩処理等)、アクリル樹脂処理、天然植物由来界面活性剤処理、ホホバ油処理、水添ホホバ油処理、ホホバエステル処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等が挙げられる。また、これらの処理を複数組み合わせて用いることも可能である。
また、本発明の化粧料では、通常、化粧料に用いられる油剤、界面活性剤、顔料、防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、樹脂、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の各種成分を、本発明の目的を損なわない範囲で使用することができる。
前記油剤の例としては、アボカド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等が挙げられる。
また、炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
また、高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
さらに、高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等が挙げられる。
また、エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
また、グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル;シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、ビフェニルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、アルキル変性シリコーン、フルオロシリコーン等が挙げられる。
本発明の化粧料で用いる顔料としては、前述の本発明で表面被覆処理することができる顔料と同様の顔料を使用することができる。また、この顔料には、前述の各種表面被覆処理が施されていることが好ましい。
本発明の化粧料としては、スキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メイクアップ製品、紫外線防御製品、香料溶剤等が好ましい用途として挙げられる。例えば、ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、チーク、ネイルカラー、リップクリーム、口紅、マスカラ等のメイクアップ化粧料、乳液、クリーム、ローション、サンスクリーン剤、サンタン剤、パック剤、クレンジング料、洗顔料などの基礎化粧料、ヘアカラー、セット剤、ボディーパウダー、デオドラント、脱毛剤、石鹸、入浴剤、ハンドソープ、香水等が挙げられる。また、製品の形態についても特に限定は無く、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状等であって良い。
次に、本発明による化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料の具体的な実地例について説明する。
(製造実施例1)
酸化チタン1kgに対して、イソブチルトリエトキシシラン2質量%をイソプロピルアルコール125g中に加え、溶解させ、処理剤溶液を作製した。次に、この処理剤溶液を、酸化チタン1kgが撹拌されているヘンシェルミキサー中に徐々に添加し、10分間以上撹拌した後、ヘンシェルミキサー槽内を加熱減圧して溶剤を除去した。顔料粉末をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、イソブチルトリエトキシシランで表面被覆処理された粉末を得た。同様にして被覆処理された酸化鉄(黄色、ベンガラ、黒色)を得た。
酸化チタン1kgに対して、イソブチルトリエトキシシラン2質量%をイソプロピルアルコール125g中に加え、溶解させ、処理剤溶液を作製した。次に、この処理剤溶液を、酸化チタン1kgが撹拌されているヘンシェルミキサー中に徐々に添加し、10分間以上撹拌した後、ヘンシェルミキサー槽内を加熱減圧して溶剤を除去した。顔料粉末をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、イソブチルトリエトキシシランで表面被覆処理された粉末を得た。同様にして被覆処理された酸化鉄(黄色、ベンガラ、黒色)を得た。
(製造実施例2)
セリサイト1kgに対して、イソブチルトリエトキシシラン2重量%をイソプロピルアルコール200g中に加え、溶解させ、処理剤溶液を作製した。次に、この処理剤溶液を、セリサイト1kgが撹拌されているヘンシェルミキサー中に徐々に添加し、10分間以上撹拌した後、ヘンシェルミキサー槽内を加熱減圧して溶剤を除去した。顔料粉末をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、イソブチルトリエトキシシランで表面被覆処理された粉末を得た。同様にして、被覆処理されたタルク、マイカを得た。
セリサイト1kgに対して、イソブチルトリエトキシシラン2重量%をイソプロピルアルコール200g中に加え、溶解させ、処理剤溶液を作製した。次に、この処理剤溶液を、セリサイト1kgが撹拌されているヘンシェルミキサー中に徐々に添加し、10分間以上撹拌した後、ヘンシェルミキサー槽内を加熱減圧して溶剤を除去した。顔料粉末をヘンシェルミキサーから取り出し、粉砕して加熱処理を行い、イソブチルトリエトキシシランで表面被覆処理された粉末を得た。同様にして、被覆処理されたタルク、マイカを得た。
(製造比較例1)
製造実施例1で使用した、未処理の酸化チタンを製造比較例1とした。
製造実施例1で使用した、未処理の酸化チタンを製造比較例1とした。
(製造比較例2)
製造実施例2で使用した、未処理のセリサイトを製造比較例2とした。
製造実施例2で使用した、未処理のセリサイトを製造比較例2とした。
(製造比較例3)
顔料に対して2質量%の下記一般式(2)に示されるn-オクチルトリエトキシシランを使用した他は、製造実施例1と同様の処理方法で表面被覆処理された酸化チタンを得た。
CH3−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−Si(OCnH2n+1)3
・・・(2)
(式中nは1又は2の整数である。)
顔料に対して2質量%の下記一般式(2)に示されるn-オクチルトリエトキシシランを使用した他は、製造実施例1と同様の処理方法で表面被覆処理された酸化チタンを得た。
CH3−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−Si(OCnH2n+1)3
・・・(2)
(式中nは1又は2の整数である。)
(製造比較例4)
顔料に対して2質量%の上記一般式(2)に示すn-オクチルトリエトキシシランを使用した他は、製造実施例2と同様の処理方法で表面被覆処理されたセリサイトを得た。
顔料に対して2質量%の上記一般式(2)に示すn-オクチルトリエトキシシランを使用した他は、製造実施例2と同様の処理方法で表面被覆処理されたセリサイトを得た。
ここで、製造実施例1及び2で得たイソブチルトリアルコキシシラン処理された酸化チタン及びセリサイト並びに、製造比較例1,2,3及び4で得られた粉末について接触角を測定した。その測定結果が表1に示されている。
表1からわかるように、製造比較例1、2の未処理の顔料では、まったく撥水性を示さなかったが、製造実施例1、2のイソブチルトリアルコキシシラン処理された顔料では、製造比較例3、4の従来のn−オクチルトリアルコキシシランで処理された顔料と比較しても遜色ない接触角を示すことが明らかである。
さらに、製造実施例1で得たイソブチルトリアルコキシシラン処理された酸化チタン及び、製造比較例3で得られた粉末について、スクワラン、シクロメチコンへの分散性を評価した。その評価結果が表2に示されている。分散性は、オイルに顔料を分散させた後に粘度を計測することで評価した。
○:顔料とオイルが均一であり、分離しない。
×:顔料とオイルが均一でなく、分離してしまう。
×:顔料とオイルが均一でなく、分離してしまう。
表2からわかるように、製造実施例1の本発明による表面被覆処理酸化チタンと、製造比較例3で得た、従来のn−オクチルトリアルコキシシランで表面被覆処理された酸化チタンの各種オイルへの分散性は同程度であることが明らかである。さらに、分散後の安定性を評価した結果、表2に示されるように、本発明による表面被覆処理を施された顔料の方が、従来の技術であるn−オクチルトリアルコキシシランで表面被覆処理された顔料よりも優れることがわかる。
(実施例1;パウダーファンデーションの製造)
表3の処方と下記製造方法に従いパウダーファンデーションを得た。なお、表中の単位は質量%である。
製造方法:
成分Aを、ミキサーを用いて良く混合しながら、均一に加熱溶解した成分Bを除々に加えてさらに混合した後、粉砕し、メッシュを通した後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
表3の処方と下記製造方法に従いパウダーファンデーションを得た。なお、表中の単位は質量%である。
成分Aを、ミキサーを用いて良く混合しながら、均一に加熱溶解した成分Bを除々に加えてさらに混合した後、粉砕し、メッシュを通した後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
(実施例2)
表4の処方と下記製造方法に従いW/O型リキッドファンデーションを製造した。なお、配合量の単位は質量%である。
製造方法:
成分Bを、ミキサーを用いて良く混合した。一方、成分Aを80℃に加温し、均一になるように良く混合した。ここに成分Bを攪拌下に除々に添加し、50℃まで徐冷した。次いで、成分Cを80℃に加温し、均一に溶解させた後、50℃にまで徐冷した。成分Aに成分Cを攪拌下に加え、さらに良く攪拌し、室温まで冷却した。得られた溶液を容器に充填し、製品を得た。
表4の処方と下記製造方法に従いW/O型リキッドファンデーションを製造した。なお、配合量の単位は質量%である。
成分Bを、ミキサーを用いて良く混合した。一方、成分Aを80℃に加温し、均一になるように良く混合した。ここに成分Bを攪拌下に除々に添加し、50℃まで徐冷した。次いで、成分Cを80℃に加温し、均一に溶解させた後、50℃にまで徐冷した。成分Aに成分Cを攪拌下に加え、さらに良く攪拌し、室温まで冷却した。得られた溶液を容器に充填し、製品を得た。
(比較例1)
製造実施例1、2で製造したイソブチルトリエトキシシラン処理顔料の代わりに、製造比較例3、4で製造したn−オクチルトリエトキシシラン処理顔料を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
製造実施例1、2で製造したイソブチルトリエトキシシラン処理顔料の代わりに、製造比較例3、4で製造したn−オクチルトリエトキシシラン処理顔料を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
(比較例2)
製造実施例1、2で製造したイソブチルトリエトキシシラン処理顔料の代わりに、製造比較例3、4で製造したn−オクチルトリエトキシシラン処理顔料を用いた他は全て実施例2と同様にして製品を得た。
製造実施例1、2で製造したイソブチルトリエトキシシラン処理顔料の代わりに、製造比較例3、4で製造したn−オクチルトリエトキシシラン処理顔料を用いた他は全て実施例2と同様にして製品を得た。
実施例1,2及び比較例1,2で作製した各化粧料について、女性パネラー10名を使用して、使用感に関する官能評価試験を実施した。試験はアンケート形式で実施し、各項目に0点から5点の間の点数をつけ、0点は評価が悪い、5点は評価が優れるとして数値化し、結果を全パネラーの平均点として表した。従って、点数が高い程評価が優れていることを示す。その評価結果が表5に示されている。
表5の結果より、撥水性やしっとり感については、全て同等の評価であった一方で、塗布したときの重さや滑らかさ等の化粧料の使用感においては実施例1,2のほうが比較例1,2よりも優れた結果となった。
表6からわかるように、本発明による表面被覆処理を施した顔料を用いた場合には、従来のn−オクチルトリエトキシシランによる表面被覆処理顔料を用いた場合よりも、かなり低粘度のリッキドファンデーションを得ることが可能である。
本発明の化粧料用撥水性顔料を含有する化粧料は、従来のn−オクチルトリアルコキシシランによる表面処理顔料を含有した化粧料と遜色のない撥水性を有し、且つ塗布したときの使用感は軽く、滑らかであるという特性を持つ。よって、ファンデーション、アイシャドウ、ほほ紅等のメイクアップ化粧料、サンスクリーン化粧料又は乳液、クリーム等の基礎化粧料に用いると産業上の利用効果が大である。
Claims (2)
- 化粧料用顔料粉末に、下記一般式(1)で示される、分枝構造を有するアルキルアルコキシシランを表面被覆処理したことを特徴とする化粧料用撥水性顔料粉末。
R1(R2)CH2CHn−Si(OCnH2n+1)3 ・・・(1)
(式中R1,R2は炭素数が1〜8の飽和炭化水素基、nは1又は2の整数である。) - 請求項1に記載の化粧料用撥水性顔料粉末を含有することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012239831A JP2014088350A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012239831A JP2014088350A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014088350A true JP2014088350A (ja) | 2014-05-15 |
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ID=50790597
Family Applications (1)
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| JP2012239831A Pending JP2014088350A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 化粧料用撥水性顔料粉末及びそれを含有する化粧料 |
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| Country | Link |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107635540A (zh) * | 2015-05-14 | 2018-01-26 | 莹特丽股份公司 | 作为化妆品原料和涂层化妆品粉末的烷氧基硅烷化合物及其相关缩合产品 |
-
2012
- 2012-10-31 JP JP2012239831A patent/JP2014088350A/ja active Pending
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