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JP2014087724A - 集塵装置 - Google Patents

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JP2014087724A
JP2014087724A JP2012238009A JP2012238009A JP2014087724A JP 2014087724 A JP2014087724 A JP 2014087724A JP 2012238009 A JP2012238009 A JP 2012238009A JP 2012238009 A JP2012238009 A JP 2012238009A JP 2014087724 A JP2014087724 A JP 2014087724A
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JP2012238009A
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Toshio Tanaka
利夫 田中
Kanji Mogi
完治 茂木
Ryuji Akiyama
竜司 秋山
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】集塵装置の格子状の集塵電極のガタツキを抑えて集塵性能の低下を抑制しつつ、スリットに板状部材を差し込みやすくすることによって、集塵電極の組み立て性を向上して集塵電極の量産性を高める。
【解決手段】集塵電極(40)の横仕切部(42)に長スリット(45d)を形成する。この長スリット(45d)の内周壁を、長スリット(45d)の開放側の第1両側壁(49a)と、長スリット(45d)の奥側の第2両側壁(49e)とで構成し、第1両側壁(49a)間の幅が第1両側壁(49a)間に第2仕切板(48)が嵌まり合う寸法になるように第1両側壁(49a)を形成し、第2両側壁(49e)間の開放側の幅が第1両側壁(49a)間の幅よりも広くなるように第2両側壁(49e)を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、塵埃を電気的な力で捕集する集塵装置に関し、特に、集塵電極の構造に関するものである。
従来より、電気的な誘引力を利用して空気等に含まれる塵埃を捕集する電気式の集塵装置が知られている。例えば、特許文献1には、矩形断面の通気孔が多数形成された格子状の集塵電極と、集塵電極の通気孔へ1つずつ挿入される突起部が形成された対向電極とを備える集塵装置が開示されている。
この集塵装置において、対向電極の突起部は、その断面形状が矩形状となっており、その側面が通気孔の内壁面と向かい合っている。集塵電極と対向電極の間に電位差を付与すると、通気孔の内壁面と突起部の表面との間の空間に電界が形成される。そのため、通気孔を流れる気体中の粒子は、通気孔の内壁面に引き寄せられて捕捉される。この集塵装置の集塵電極は、各々に複数のスリットが形成された金属製の2つの板状部材を、スリット同士で噛み合わせることで格子状に構成されている。
登録実用新案第3033859号公報
ところで、上述した格子状の集塵電極において、一方の板状部材のスリットの幅を狭くすれば、このスリットに他方の板状部材がしっかりと嵌まるようになる。また、集塵装置の集塵性能を向上させるには、集塵装置の厚みを増やすほどよいが、そのためにはスリットの深さを従来よりもさらに深くする必要がある。以上より、スリットの形状は、できるだけ細く且つ長い方がよいと考えられる。
しかしながら、より細長状のスリットにすると、スリットに板状部材を深く差し込まなければならないため、スリットの内周面と板状部材の外面との間の摩擦抵抗が大きくなって、集塵電極の組み立て性が低下する。一方、上述した摩擦抵抗が大きくならないように、スリットの幅を全体的に広くすれば、摩擦抵抗が小さくなって集塵電極の組み立て性が向上するが、板状部材のガタツキが大きくなって集塵電極の集塵性能が低下するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、集塵装置の格子状の集塵電極のガタツキを抑えて集塵性能の低下を抑制しつつ、スリットに板状部材を差し込みやすくすることによって、集塵電極の組み立て性を向上して集塵電極の量産性を高めることにある。
第1の発明は、空気中の塵埃を帯電させる荷電部(12)と、該荷電部(12)で帯電した塵埃を捕集する集塵電極(40)が設けられた集塵部(30)とを備えた集塵装置である。
そして、前記集塵電極(40)は、互いに間隔をあけて配設された複数枚の金属製の第1の板状部材(42)と、該第1の板状部材(42)の配設方向と直交する方向に互いに間隔をあけて配設された複数枚の金属製の第2の板状部材(43)とを組み合わせて、格子状に形成され、前記第1及び第2の板状部材(43)の少なくとも一方には両方の板状部材(42,43)を差し込むための複数のスリット(45a)が形成され、前記スリット(45a)の内周壁は、該スリット(45a)の開放側に形成された第1両側壁(49a)と、前記スリット(45a)の奥側に形成され且つ前記第1両側壁(49a)に連続する第2両側壁(49e)とを備え、前記第1両側壁(49a)は、該第1両側壁(49a)間の幅が、前記第1両側壁(49a)間に前記第2の板状部材(43)が嵌まり合う寸法になるように形成され、前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の開放側の幅が前記第1両側壁(49a)間の幅よりも広くなるように形成されている。
第1の発明では、スリット(45a)の奥側の幅を開放側の幅よりも広げている。このように、スリット(45a)の幅を部分的に広げることにより、スリット(45a)の内周壁の奥側と板状部材(42,43)との間に微小隙間が形成される。この微小隙間により、スリット(45a)の内周壁と板状部材(42,43)との間の接触面が減り、両者の摩擦抵抗が小さくなって、スリット(45a)に板状部材(42,43)を差し込みやすくなる。
ここで、スリット(45a)の幅を部分的に広げることによって、第1及び第2の板状部材(42,43)の間に隙間が形成され、その隙間によって集塵電極(40)にガタツキが生じることが考えられるが、本発明では、スリット(45a)の第2両側壁(49e)間の開放側の幅を広くすることにより、この隙間が集塵電極(40)の内部に形成されるようしている。また、スリット(45a)の第1両側壁(49a)間の幅を狭くすることにより、集塵電極(40)の外縁部に隙間が形成されないようにしている。これにより、集塵電極(40)の外縁部に外力が加えられても、集塵電極(40)のガタツキが生じにくい。
第2の発明は、第1の発明において、前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の奥側の幅と前記第1両側壁(49a)間の幅とが略同一になるように形成されている。
第2の発明では、第2両側壁(49e)間の奥側の幅を第1両側壁(49a)間の幅と略同一に設定することにより、スリット(45a)に板状部材(42,43)を差し込んだときに、第1両側壁(49a)間に板状部材(42,43)の後側が嵌まり、第2両側壁(49e)間の奥側に板状部材(42,43)の前側が嵌まる。
第3の発明は、第2の発明において、前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の幅が前記スリット(45a)の開放側から奥側へ向かって次第に狭くなるように形成されている。
第3の発明では、第2両側壁(49e)間の幅を開放側から奥側へ向かって次第に狭くすることにより、第2両側壁(49e)間の幅を次第に狭くしない場合に比べて、スリット(45a)に差し込まれた板状部材(42,43)が、第2両側壁(49e)に沿ってスムーズに第2両側壁(49e)間の奥側へ案内され、第2両側壁(49e)間の奥側に板状部材(42,43)の前側が確実に嵌まる。
第4の発明は、第3の発明において、前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の幅が前記スリット(45a)の開放側から奥側へ向かって次第に狭くなる部分が平面状に形成されている。
第4の発明では、第2両側壁(49e)において、第2両側壁(49e)間の幅が開放側から奥側へ向かって次第に狭くなる部分を平面状に形成することにより、例えば曲面状に形成する場合に比べて、この部分が容易に形成される。
本発明によれば、板状部材(42,43)のスリット(45a)において、第1両側壁(49a)間の幅を第2の板状部材(43)が嵌まり合う寸法に設定し、第2両側壁(49e)間の開放側の幅を第1両側壁(49a)間の幅よりも広く設定して、スリット(45a)の幅を部分的に広げるようにしたので、スリット(45a)の内周壁と板状部材(42,43)との間に微小隙間が形成され、スリット(45a)の内周壁と板状部材(42,43)との間の接触面が減り、両者の摩擦抵抗が小さくなって、スリット(45a)に板状部材(42,43)を差し込みやすくなる。これにより、集塵電極(40)の量産性を向上させることができる。
また、スリット(45a)の幅を部分的に広げることによって生じる隙間は集塵電極(40)の内部に形成され、集塵電極(40)の外縁部に隙間が形成されないようにしているので、集塵電極(40)の外縁部に外力が加えられても、集塵電極(40)のガタツキが生じにくい。これにより、集塵電極(40)の集塵性能の低下を抑制することができる。
また、前記第2の発明によれば、第2両側壁(49e)間の奥側の幅を第1両側壁(49a)間の幅と略同一に設定したので、スリット(45a)に板状部材(42,43)を差し込んだときに、第1両側壁(49a)間に板状部材(42,43)の後側が嵌まり、第2両側壁(49e)間の奥側に板状部材(42,43)の前側が嵌まる。このように、板状部材(42,43)の前側と後側で固定することにより、集塵電極(40)のガタツキをさらに抑えることができる。
また、前記第3の発明によれば、第2両側壁(49e)間の幅を開放側から奥側へ向かって次第に狭くなるように形成したので、第2両側壁(49e)間の幅を次第に狭くしない場合に比べて、スリット(45a)に差し込まれる板状部材(42,43)をスムーズに第2両側壁(49e)間の奥側へ案内することができる。これにより、第2両側壁(49e)間の奥側に板状部材(42,43)の前側を確実に嵌め合わせることができ、集塵電極(40)のガタツキを確実に抑えることができる。
また、前記第4の発明によれば、第2両側壁(49e)において、第2両側壁(49e)間の幅が開放側から奥側へ向かって次第に狭くなる部分を平面状に形成したので、例えば曲面状に形成する場合に比べて、この部分を容易に形成することができる。これにより、集塵電極(40)の量産性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気清浄機の構成を示す斜視図である。 図2は、図1の空気清浄機の構成を示す側面図である。 図3は、図1の空気清浄機の集塵部の分解斜視図である。 図4は、横仕切部と縦仕切部とを差し込む前の状態を示す斜視図である。 図5は、横仕切部の第1スリットの拡大形状を示す図である。 図6は、第1スリットの長スリットに縦仕切部が固定された状態を示す断面図である。 図7は、第1スリットの長スリットに縦仕切部が斜めに固定された状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明に係る集塵装置を、一般家庭や小規模店舗などで用いられる民生用の空気清浄機に適用したものである。
〈空気清浄機の全体構成〉
図1は、本実施形態に係る空気清浄機の概略構成を示す斜視図、図2は側面図である。図1および図2に示すように、空気清浄機(10)は、ケーシング(20)を備えている。このケーシング(20)は、例えば直方体状の横長の容器により形成されている。ケーシング(20)には、前面に空気の吸込口(21)が形成され、背面に空気の吹出口(22)が形成されている。また、ケーシング(20)の内部には、吸込口(21)から吹出口(22)に向かう空気通路(23)が形成されている。
空気通路(23)には、吸込口(21)から吹出口(22)に向かって順に、プレフィルタ(11)、荷電部(12)、集塵部(30)、触媒フィルタ(13)、及び送風機(14)が配置されている。
プレフィルタ(11)は、吸込口(21)からケーシング(20)内に吸込まれた空気に含まれる比較的大きな塵埃を捕集するためのフィルタである。
荷電部(12)は、この実施形態では、プレフィルタ(11)を通過した空気中の比較的小さな塵埃を、例えば正の電荷に帯電させるイオン化部である。この荷電部(12)は、図示しないが、例えば、複数のイオン化線と複数の対向電極とを備え、イオン化線と対向電極との間に直流電圧が印加されるように構成されている。このイオン化線は、例えば荷電部(12)の上端から下端にわたって設けられ、対向電極はイオン化線の間に配置されている。
集塵部(30)は、分解斜視図である図3に示すように、アース電極としての集塵電極(40)と、集塵電極(40)よりも高電位となる陽電極としての対向電極(50)とが設けられている。集塵電極(40)と対向電極(50)との間には直流電圧が印加される。これにより、集塵電極(40)と対向電極(50)との間には、集塵電極(40)に塵埃を誘引するための電界が形成される。そして、荷電部(12)で帯電した塵埃が集塵電極(40)により捕集される。なお、集塵部(30)の詳細構造については後述する。
触媒フィルタ(13)は、図示しないが、例えばハニカム構造の基材の表面に触媒が担持されたものである。この触媒には、例えばマンガン系触媒や貴金属触媒等が適用されている。この触媒により、集塵部(30)を通過して塵埃が除去された空気中の有害成分や臭気成分が分解される。
送風機(14)は、ケーシング(20)内の空気通路(23)において最下流側に配置されている。この送風機(14)は、室内空気をケーシング(20)内に吸い込み、清浄化された空気を室内に吹き出すためのものである。
〈集塵部の構成〉
集塵部(30)の構造について詳細に説明する。集塵部(30)は、前記集塵電極(40)と、集塵電極(40)と組み合わされる対向電極(50)とを備えている。集塵電極(40)は、導電性であるステンレスバネ鋼製の薄板金属で構成されている。一方、対向電極(50)は、材質が導電性樹脂となっており、例えば射出成形等の手法を用いて成形されている。
集塵電極(40)および対向電極(50)のそれぞれは、外形が矩形体状に形成されており、1つの基台部(41,51)と、該基台部(41,51)から突出する多数(複数)の突起部(44,52)とを備えている。
集塵電極(40)の基台部(41)は、それぞれ板状の部材である複数の横仕切部(42)および複数の縦仕切部(43)を備えている。基台部(41)は、横仕切部(42)と縦仕切部(43)とを互いに四角格子状に組み合わせることにより構成されている。ここで、横仕切部(42)が本発明の第1板状部材を構成し、縦仕切部(43)が本発明の第2板状部材を構成する。
図3に示すように、基台部(41)には、横仕切部(42)と縦仕切部(43)とによって囲まれる多数(複数)の通風孔(46)が形成されている。この通風孔(46)は、被処理気体としての空気が流れる通気孔を構成している。集塵電極(40)の突起部(44)は、基台部(41)上の複数箇所から通風孔(46)の通風方向へ突出している。
集塵電極(40)は、互いに間隔をあけて配設された複数枚の横仕切部(42)と、横仕切部(42)の配設方向と直交する方向に互いに間隔をあけて配設された複数枚の縦仕切部(43)とを組み合わせることにより構成されている。横仕切部(42)及び縦仕切部(43)は、上述したようにステンレスバネ鋼などの板材で構成された金属製仕切板である。
縦仕切部(43)は、図4に示すように、高さが異なる第1仕切板(47)と第2仕切板(48)とを含んでいる。横仕切部(42)の高さ寸法は縦仕切部(43)(第1仕切板(47)及び第2仕切板(48))の高さ寸法より大きく設定されている。
また、横仕切部(42)の縁部には長手方向に間隔をあけて複数の第1スリット(45a)が形成されている。また、縦仕切部(43)の縁部にも同様に、長手方向に間隔をあけて複数の第2スリット(45b)が形成されている。そして、両仕切部(42,43)を第1スリット(45a)及び第2スリット(45b)同士で噛み合わせることにより前記集塵電極(40)が格子状に構成されている。
縦仕切部(43)の複数の第2スリット(45b)は、第1仕切板(47)側も第2仕切板(48)側も深さ寸法が同じに形成されている。横仕切部(42)の複数の第1スリット(45a)には、図4に示すように、深さ寸法の浅い短スリット(45c)と、深さ寸法の深い長スリット(45d)の2種類が含まれている。短スリット(45c)は第1仕切板(47)の第2スリット(45b)と組み合わされ、長スリット(45d)は第2仕切板(48)の第2スリット(45b)と組み合わされる。
長スリット(45d)の内周壁は、図5に示すように、第1両側壁(49a)と第2両側壁(49e)とを備えている。第1両側壁(49a)は長スリット(45d)の開放側に形成されている。第2両側壁(49e)は長スリット(45d)の奥側に形成されている。第1両側壁(49a)の奥側の端部から連続して第2両側壁(49e)が形成されている。
第1両側壁(49a)は、相対向する両方の壁がそれぞれ平面状に形成されている。そして、壁と壁との間の幅、つまり第1両側壁(49a)間の幅が、縦仕切部(43)の第2仕切板(48)が嵌まり合う寸法(a1)に設定されている。第1両側壁(49a)間の幅は、スリット(45a)の延在方向に亘って全て同じ寸法である。
第2両側壁(49e)は、前方部(49c)及び後方部(49b)を備えている。第2両側壁(49e)の前方部(49c)は、長スリット(45d)の奥側に形成されている。第2両側壁(49e)の後方部(49b)は、長スリット(45d)の開放側に形成されている。後方部(49b)の開放側の端部が第1両側壁(49a)の端部に連続し、後方部(49b)の奥側の端部が前方部(49c)の端部に連続している。
第2両側壁(49e)の後方部(49b)は、相対向する両方の壁が長スリット(45d)の延在方向に対して平行な平面で形成されている。第2両側壁(49e)の後方部(49b)間の幅は、第1両側壁(49a)間の幅(a1)よりも広く設定されている。長スリット(45d)において、第1両側壁(49a)と第2両側壁(49e)との連続部分で長スリット(45d)の開口面積が拡大している。
第2両側壁(49e)の前方部(49c)は、相対向する両方の壁が長スリット(45d)の延在方向に対して傾斜する傾斜面で形成されている。第2両側壁(49e)の前方部(49c)間の幅は、前記スリット(45a)の開放側から奥側へ向かって次第に狭くなるように設定されている。第2両側壁(49e)の前方部(49c)の奥端(49d)の幅は、第1両側壁(49a)間の幅(a1)と同じに設定されている。つまり、長スリット(45d)の奥端(49d)及び開放端の幅は、共に同じ寸法に設定されている。また、長スリット(45d)の奥端(49d)及び開放端の位置が、長スリット(45d)の幅方向に一致している。
図6に示すように、横仕切部(42)の長スリット(45d)に、縦仕切部(43)の第2仕切板(48)を差し込むと、長スリット(45d)の第1両側壁(49a)間に第2仕切板(48)の後側部分が嵌り込む。また、長スリット(45d)の第2両側壁(49e)間の奥端(49d)に第2仕切板(48)の前側部分が嵌り込む。このように、第2仕切板(48)の前側と後側がしっかりと横仕切部(42)に固定される。
また、第2両側壁(49e)間の幅は、その奥端(49d)を除いて第1両側壁(49a)間の幅よりも広く形成されているので、第2仕切板(48)と第2両側壁(49e)との間には微小隙間が形成されている。このように、微小隙間が形成されることにより、第2仕切板(48)と第2両側壁(49e)との間が接触しなくなり、長スリット(45d)に第2仕切板(48)を差し込む際の摩擦抵抗が小さくなって、長スリット(45d)に第2仕切板(48)を差し込みやすくなる。
尚、上述したように、第1両側壁(49a)間の幅は、縦仕切部(43)の第2仕切板(48)が嵌まり合う寸法(a1)に設定されている。この寸法(a1)は、はめあい公差を含んでいるので、第2両側壁(49e)の奥端の中心線が第1両側壁(49a)間の中心線から多少外れても構わない。その場合、図7に誇張して示すように、縦仕切部(43)はわずかに傾いて固定されるが、横仕切部(42)との複数の接触点において支えられるのでガタツキを生じない。また、第2両側壁(49e)の奥端(49d)の中心線を第1両側壁(49a)間の中心線から意図的にずらすような設計でない限り、縦仕切部(43)の傾きが集塵装置の性能に悪影響を与えることはない。
対向電極(50)の基台部(51)は、枠体(53)と、該枠体(53)の内部に設けられた複数の横仕切部(54)および複数の縦仕切部(55)とを備えている(図3を参照)。対向電極(50)の基台部(51)は、枠体(53)と横仕切部(54)と縦仕切部(55)とが四角格子状に且つ一体に形成されている。そして、基台部(51)には、枠体(53)と横仕切部(54)と縦仕切部(55)とによって囲まれる多数の通風孔(56)が形成されている。この通風孔(56)は、前記集塵電極(40)の通風孔(46)と同様に、被処理気体としての空気が流れる通気孔を構成している。
対向電極(50)の突起部(52)は、前記各横仕切部(54)の上縁部の複数箇所から前記通風孔(56)の通風方向へ突出するように形成されている。突起部(52)は、横仕切部(54)の幅方向に間隔をあけて複数形成されている。つまり、突起部(52)は、横仕切部(54)と同一厚さの平板状の突出片(52a)により構成され、横仕切部(54)に一体形成されて、対向する集塵電極(40)の通風孔(46)の内部まで延びるようになっている。
集塵部(30)は、集塵電極(40)および対向電極(50)の基台部(41,51)同士が対向した状態で固定されて組み立てられる。この組み立て状態では、集塵電極(40)の突起部(44)が対向電極(50)の通風孔(56)内に挿通され、対向電極(50)の突起部(52)が集塵電極(40)の通風孔(46)内に挿通される。そして、集塵電極(40)と対向電極(50)は、各突起部(44,52)が対向して噛み合う状態で配置される。
対向電極(50)の基台部(51)には、対向電極(50)と集塵電極(40)を組み合わせた状態で対向電極(50)の基台部(51)内に延出する集塵電極(40)の第2仕切板(48)を受け入れる凹部(57)が形成されている。つまり、第2仕切板(48)の高さ寸法を大きくしていて、そのままでは対向電極(50)の基台部(51)と干渉してしまうため、その干渉を避けるために前記凹部(57)を形成するようにしている。
各基台部(41,51)は、空気通路(23)において空気流れと直交する方向に配置されている。前記集塵電極(40)と対向電極(50)とは、互いに対向した状態で、集塵電極(40)が空気通路(23)の上流側となるように配設されている。
各縦仕切部(43,55)は、ケーシング(20)の上下方向に延び、各横仕切部(42,54)は、ケーシング(20)の幅方向に延びている。つまり、縦仕切部(43,55)と横仕切部(42,54)とは縦横に交差するように配列されている。
各縦仕切部(43,55)は、集塵電極(40)の基台部(41)と対向電極(50)の基台部(51)とが組み立てられた状態では、同一平面上に位置するように形成されている。一方、 各横仕切部(42,54)は、集塵電極(40)の基台部(41)と対向電極(50)の基台部(51)とが組み立てられた状態では、千鳥状に互い違いに位置するように形成されている。つまり、集塵電極(40)の横仕切部(42)は、対向電極(50)の通風孔(56)の中央部に位置し、対向電極(50)の横仕切部(54)は、集塵電極(40)の通風孔(46)の中央部に位置している。
各突起部(44,52)の先端側は、相対する電極(50,40)の縦仕切部(43,55)と横仕切部(42,54)とによって囲まれる。つまり、各突起部(44,52)は、通風孔(46,56)の内部中央に位置する。そして、突起部(44,52)と縦仕切部(43,55)および横仕切部(42,54)との間に電位差が与えられる。このことにより、突起部(44,52)の周囲には、通風孔(46,56)の横断面において電界が放射状に形成される。
−運転動作−
次に、前記空気清浄機(10)の空気清浄動作について説明する。
図1および図2に示すように、送風機(14)を駆動すると、被処理気体である室内空気がケーシング(20)の空気通路(23)に吸引され、該空気通路(23)を流れる。また、空気清浄機(10)では、荷電部(12)のイオン化線と対向電極との間に直流電圧が印加されるとともに、集塵部(30)の集塵電極(40)と対向電極(50)との間に直流電圧が印加される。
ケーシング(20)の空気通路(23)に吸引された室内空気は、先ずプレフィルタ(11)を通過する。プレフィルタ(11)は、室内空気に含まれる比較的大きな塵埃を捕集する。プレフィルタ(11)を通過した室内空気は、荷電部(12)に流れる。この荷電部(12)では、プレフィルタ(11)を通過した比較的小さな塵埃が正極に帯電し、この帯電した塵埃が下流側に流れることになる。
続いて、帯電した塵埃は、室内空気と共に集塵部(30)に流れる。集塵部(30)に流入した空気は、先ず、集塵電極(40)の基台部(41)の通風孔(46)を流れる。この通風孔(46)では、空気が対向電極(50)の突起部(52)の周囲を流れる。ここで、対向電極(50)の突起部(52)と、集塵電極(40)の基台部(41)との間には電界が形成され、集塵電極(40)がアース電極となっている。したがって、正極に帯電している塵埃は、集塵電極(40)の基台部(41)、即ち横仕切部(42)や縦仕切部(43)に誘引される。その結果、集塵電極(40)の通風孔(46)を空気が流通する間には、塵埃がこれらの横仕切部(42)や縦仕切部(43)の表面に付着して捕集される。
集塵電極(40)の基台部(41)を通過した空気は、対向電極(50)の基台部(51)の通風孔(56)を流れる。この通風孔(56)では、空気が集塵電極(40)の突起部(44)の周囲を流れる。ここで、対向電極(50)の基台部(51)と、集塵電極(40)の突起部(44)との間には電界が形成されているので、未だ空気中に残存している塵埃が集塵電極(40)の突起部(44)の表面に付着して捕集される。
集塵部(30)で塵埃が除去された空気は、触媒フィルタ(13)を流れる。触媒フィルタ(13)では、空気中の有害物質や臭気物質が分解除去される。以上のようにして清浄化された空気は、送風機(14)を通過して、吹出口(22)より室内へ供給される。空気清浄機(10)は、このような動作を行うことで、室内空気を清浄化する。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、横仕切部(42)の長スリット(45d)において、第1両側壁(49a)間の幅を縦仕切部(43)の第2仕切板(48)が嵌まり合う寸法に設定し、第2両側壁(49e)間の幅を第1両側壁(49a)間の幅よりも広く設定して、長スリット(45d)の幅を部分的に広げるようにしたので、スリット(45a)の内周壁と板状部材(42,43)との間に微小隙間が形成され、スリット(45a)の内周壁と板状部材(42,43)との間の接触面が減り、両者の摩擦抵抗が小さくなって、スリット(45a)に板状部材(42,43)を差し込みやすくなる。これにより、集塵電極(40)の量産性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、長スリット(45d)の幅を部分的に広げることによって生じる隙間は集塵電極(40)の内部に形成され、集塵電極(40)の外縁部に隙間が形成されないようにしているので、集塵電極(40)の外縁部に外力が加えられても、集塵電極(40)のガタツキが生じにくい。これにより、集塵電極(40)の集塵性能の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第2両側壁(49e)間の奥側の幅を第1両側壁(49a)間の幅と略同一に設定したので、長スリット(45d)に縦仕切部(43)の第2仕切板(48)を差し込んだときに、第1両側壁(49a)間に縦仕切部(43)の第2仕切板(48)の後側が嵌まり、第2両側壁(49e)間の奥側に縦仕切部(43)の第2仕切板(48)の前側が嵌まる。このように、縦仕切部(43)の第2仕切板(48)の前側と後側で固定することにより、集塵電極(40)のガタツキをさらに抑えることができる。
また、本実施形態によれば、第2両側壁(49e)間の前方部(49c)の幅を開放側から奥側へ向かって次第に狭くなるように形成したので、第2両側壁(49e)の前方部(49c)の間の幅を狭くしない場合に比べて、長スリット(45d)に差し込まれる第2仕切板(48)をスムーズに第2両側壁(49e)間の奥側へ案内することができる。これにより、第2両側壁(49e)間の奥側に縦仕切部(43)の第2仕切板(48)の前側を確実に嵌め合わせることができ、集塵電極(40)のガタツキを確実に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、第2両側壁(49e)において、第2両側壁(49e)間の幅が開放側から奥側へ向かって次第に狭くなる部分を平面状に形成したので、例えば曲面状に形成する場合に比べて、この部分を容易に形成することができる。これにより、集塵電極(40)の量産性を向上させることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、集塵電極(40)の横仕切部(42)及び縦仕切部(43)の両方にスリット(45a)を形成したが、横仕切部(42)及び縦仕切部(43)の一方にスリット(45a)を形成するようにしてもよい。この場合には、そのスリット(45a)の内周壁を第1両側壁(49a)と第2両側壁(49e)とで形成する。これにより、本発明と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、横仕切部(42)の長スリット(45d)において、第2両側壁(49e)間の奥側の幅を第1両側壁(49a)間の幅と略同一に設定したが、これに限定されず、第2両側壁(49e)間の奥側の幅を第1両側壁(49a)間の幅より広くしてもよい。この場合であっても、本実施形態と同様に、集塵電極(40)の外縁部に隙間が形成されないので、集塵電極(40)の外縁部に外力が加えられても、集塵電極(40)のガタツキが生じにくい。これにより、集塵電極(40)の集塵性能の低下を抑制することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、帯電した塵埃を電気的な力で捕集する集塵装置における集塵電極の構造について有用である。
10 空気清浄機
12 荷電部
30 集塵部
40 集塵電極
41 基台部
42 横仕切部(第1板状部材)
43 縦仕切部(第2板状部材)
45a 第1スリット
45b 第2スリット
45c 短スリット
45d 長スリット
46 通風孔
47 第1仕切板
48 第2仕切板
49a 第1両側壁
49b 後方部
49c 前方部
49d 奥端
49e 第2両側壁
50 対向電極

Claims (4)

  1. 空気中の塵埃を帯電させる荷電部(12)と、該荷電部(12)で帯電した塵埃を捕集する集塵電極(40)が設けられた集塵部(30)とを備えた集塵装置であって、
    前記集塵電極(40)は、互いに間隔をあけて配設された複数枚の金属製の第1の板状部材(42)と、該第1の板状部材(42)の配設方向と直交する方向に互いに間隔をあけて配設された複数枚の金属製の第2の板状部材(43)とを組み合わせて、格子状に形成され、
    前記第1及び第2の板状部材(43)の少なくとも一方には両方の板状部材(42,43)を差し込むための複数のスリット(45a)が形成され、
    前記スリット(45a)の内周壁は、該スリット(45a)の開放側に形成された第1両側壁(49a)と、前記スリット(45a)の奥側に形成され且つ前記第1両側壁(49a)に連続する第2両側壁(49e)とを備え、
    前記第1両側壁(49a)は、該第1両側壁(49a)間の幅が、前記第1両側壁(49a)間に前記第2の板状部材(43)が嵌まり合う寸法になるように形成され、
    前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の開放側の幅が前記第1両側壁(49a)間の幅よりも広くなるように形成されていることを特徴とする集塵装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の奥側の幅と前記第1両側壁(49a)間の幅とが略同一になるように形成されていることを特徴とする集塵装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の幅が前記スリット(45a)の開放側から奥側へ向かって次第に狭くなるように形成されていることを特徴とする集塵装置。
  4. 請求項3において、
    前記第2両側壁(49e)は、該第2両側壁(49e)間の幅が前記スリット(45a)の開放側から奥側へ向かって次第に狭くなる部分が平面状に形成されていることを特徴とする集塵装置。
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