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JP2014086152A - シールドコネクタ - Google Patents

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shield
fastening
housing
connector
fastening portion
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JP2012231678A
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Masafumi Uno
雅文 宇野
Kensaku Takada
憲作 高田
Yoshitomo Tsujii
芳朋 辻井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】限られたスペース内においても、電線の振動に起因して相手側コネクタとの接続に不具合が生じることを抑制する。
【解決手段】機器側コネクタ110に嵌合されるシールドコネクタ10であって、上側前端部が機器側コネクタ110に設けられた機器側ハウジング111に嵌合され、下側から電線50が導入されるハウジング2と、ハウジング20に収容され、機器側ハウジング111の機器側端子112と接続される雌型端子42と、ハウジング20を覆うシールドシェル60と、シールドシェル60の上端前縁に設けられ、上側からボルト締結されることでシールドケース100に電気的に接続されて固定される締結部66と、シールドシェルの下側に設けられ、上側からボルト締結されることでシールドケース100に電気的に接続されて固定される補助締結部67と、を備えているところに特徴を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、シールドシェルを備えたシールドコネクタに関する。
この種のシールドコネクタの一例として、特許文献1に記載のものが知られている。このシールドコネクタは、電線の端末に接続された電線側端子と、この電線側端子を収容して機器に設けられた機器側コネクタに嵌合されるハウジングと、ハウジングを覆うシールドシェルとを備えて構成されている。電線側端子は、シールドシェルの下側開口から挿入されてハウジング内に収容されており、ハウジングが機器側コネクタに嵌合されると、電線側端子と機器側コネクタに設けられた機器側端子とが接続されるようになっている。
特開2011−119120号公報
ところで、上記のシールドコネクタを機器側コネクタが収容されたシールドケースに固定する手段として、例えば、シールドシェルの上部にボルトが挿通される板状の締結部を設けて、この締結部にボルトを上方から挿通させてシールドケースに締め込むことでシールドケースにシールドシェルを電気的に接続しつつ固定する手段がある。
ところが、このような構造のシールドコネクタが車両のボディに固定された電線の端末に装着されると、車両の振動に伴って電線が大きく振動した場合、板状の締結部が撓むなどしてシールドコネクタががたついてしまい、機器側コネクタとの接続に不具合が生じる虞がある。このため、シールドシェルの下側に補助締結部を設け、この補助締結部に嵌合方向後方からボルトを挿通させてシールドシェルにボルトを締め込むことで、シールドシェルの上下においてシールドシェルをシールドケースに固定する方法が検討されている。
しかしながら、車両内においてシールドコネクタが取り付けられるスペースには、他の機器も配されるためスペースが限られており、シールドコネクタの嵌合方向後方に他の機器が配される場合には、嵌合方向後方からボルトを締結することができなくなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、限られたスペース内においても、電線の振動に起因して相手側コネクタとの接続に不具合が生じることを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、機器に設けられた機器側コネクタに嵌合されるシールドコネクタであって、一端側が前記機器側コネクタに設けられた機器側ハウジングに嵌合され、他端側から電線が嵌合方向と交差する方向に導入されるハウジングと、前記電線と接続状態とされて前記ハウジングに収容され、前記機器側ハウジングに収容された機器側端子と接続される端子と、前記ハウジングを覆うシールドシェルと、前記シールドシェルにおいて前記ハウジングの一端側に板状に設けられ、前記ハウジングの嵌合方向と交差する方向にボルト締結されることで前記機器のシールドケースに電気的に接続されて固定される締結部と、前記シールドシェルにおいて前記締結部よりも前記ハウジングの他端側に設けられ、前記締結部がボルト締結される側からボルト締結されることで前記シールドケースに電気的に接続されて固定される補助締結部と、を備えているところに特徴を有する。
このような構成のシールドコネクタによると、ハウジングの一端側に配された締結部だけでなく、締結部よりもハウジングの他端側に配された補助締結部によってもシールドシェルをシールドケースに固定することができる。これにより、締結部が撓むなどしてシールドコネクタががたつくことを防ぐことができる。
また、締結部がボルト締結される側からボルト締結するだけで、締結部および補助締結部をシールドケースに固定できるので、シールドコネクタの取り付けスペースが限られており、シールドコネクタの嵌合方向後方に他の機器が配される場合においても、シールドシェルをシールドケースに確実に固定することができる。
また、シールドケースに対してシールドシェルを電気的に接続する箇所が増えるから、シールドシェルのシールド性能を向上させることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記ハウジングには、幅方向に並んだ一対の前記電線が導入されており、前記補助締結部は、一対の前記電線に対応して前記シールドケースの幅方向両側に設けられている構成にしてもよい。
例えば、シールドケースの片側にのみ補助締結部が設けられている場合、一対の電線が振動すると、シールドシェルが傾いた状態となってシールドコネクタ全体ががたついてしまう虞がある。ところが上記の構成によると、一対の電線に対応してシールドケースの幅方向両側に補助締結部がそれぞれ配されているので、一対の電線が振動する場合においても、シールドシェルが傾いた状態にがたつくことを防ぐことができる。
前記補助締結部は、前記締結部のボルト締結方向に対向して配されて、前記締結部をボルト締結する締結ボルトによって前記締結部と共に共締めされている構成にしてもよい。
このような構成によると、一本の締結ボルトをボルト締結することにより、一端側の締結部と他端側寄りの補助締結部の双方をシールドケースに一度に固定することができる。これにより、締結部と補助締結部とを別々の締結ボルトによって個別にボルト締結する場合に比べて、部品点数を少なくすることができると共に、ボルト締結する作業工数を削減することができる。
前記補助締結部には前記ボルトが締結される締結ナットが固定されている構成にしてもよい。
このような構成によると、シールドコネクタの取り付けスペースが限られており、ボルト締結方向の反対側から締結ナットを支持することができない場合でも、締結ボルトを締結ナットに容易に締結させることができる。
前記締結部と前記補助締結部とは、前記シールドケースに締結ボルトを締め付けることでそれぞれボルト締結されている構成にしてもよい。
このような構成によると、締結ボルトをシールドケースに締め込むことで締結部と補助締結部とをシールドケースに固定することができる。これにより、締結ボルトを締結ナットと締結させてシールドケースにシールドシェルを固定する場合に比べて、部品点数を低減させることができると共に、締結ナットを配するスペースを省くことができる。
本発明によれば、限られたスペース内においても、電線の振動に起因して相手側コネクタとの接続に不具合が生じることを抑制することができる。
実施形態1に係るシールドコネクタをシールドケースに固定した状態を示す斜視図 同平面図 同正面図 同側面図 同背面図 同底面図 実施形態1に係るシールドコネクタの分解斜視図 図3のA−A線断面図 図3のB−B線断面図 図3のC−C線断面図 実施形態2に係るシールドコネクタをシールドケースに固定した状態を示す斜視図 同平面図 同背面図 実施形態2に係るシールドコネクタの分解斜視図
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1乃至図10を参照して説明する。
本実施形態は、機器(例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両のインバータやモータ等)のシールドケース100に固定されるシールドコネクタ10を例示している。シールドケース100の内部には、図9に示すように、シールドコネクタ10と嵌合可能な機器側コネクタ110がシールドコネクタ10と対向して配置されている。なお、以下の説明において、上下方向は、図3の上下方向を基準とする。また、前後方向については、図4の左右方向を基準とし、左側(機器側コネクタ110との嵌合方向)を前側とし、右側を後側として説明する。
機器は、導電性材料からなるシールドケース100の内部(図1におけるシールドケース100の左手前側がシールドケース100の内部側となる)に機器本体(図示せず)を収容したものであり、シールドケース100は、その内外を貫通する形態で開口してなる取付孔101を有している。なお、機器については、シールドケース100の一部と機器側コネクタ110のみを図示し、他の部分は図面上省略している。
シールドケース100には、一対のボルト挿通孔102が形成されている。一対のボルト挿通孔102は、図10に示すように、取付孔101の上方に形成された上側水平面103から取付孔101の下方に形成された下側水平面104まで上下方向にシールドケース100を貫通した形態をなしており、取付孔101の幅方向両側に設けられている。
機器側コネクタ110は、図9に示すように、合成樹脂製の機器側ハウジング111と、この機器側ハウジング111から突出して設けられたタブ状の機器側端子112とを備えて構成されている。
シールドコネクタ10は、図7に示すように、合成樹脂製のハウジング20と、ハウジング20内に幅方向に並んで収容される一対の導電部材40と、ハウジング20内に導入される一対の電線50と、ハウジング20を覆うシールドシェル60とを備えて構成されている。
各導電部材40は、少なくとも軸方向に伸縮可能に形成された導電性の伸縮性導体41と、伸縮性導体41の前端部に接続された雌型端子(「端子」の一例)42と、伸縮性導体41の後端部に接続されたL字形状の中継端子43とを備えて構成されている。
伸縮性導体41は、柔軟な導体であって、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金製の金属細線がメッシュ状に編み込まれた編組線が用いられている。なお、アルミニウム等以外にも銅又は銅合金の金属細線や、他の可撓性を有する金属を用いることが可能であり、また、編組線以外にも、電線の導体(撚り線等)や、銅箔等の可撓性を有する種々の導電部材を使用することができる。
雌型端子42は、機器側コネクタ110の機器側端子112と接続可能な角筒状の端子接続部44と、この端子接続部44の後方に連なって伸縮性導体41に圧着されるバレル部45とを備えて構成されている。
中継端子43は、ボルトBT1が挿通可能な丸型接続部46と、丸型接続部46に連なって伸縮性導体41に圧着接続されるバレル部47との間を略直角に折り曲げた形態とされている。なお、本実施形態では、伸縮性導体41は雌型端子42および中継端子43に圧着されているが、これに限らず、例えば、伸縮性導体41を雌型端子42や中継端子43に対して、ろう接(ロウ付けやハンダ付け)や溶接等の種々の公知の接続手段により接続されてもよい。
電線50は、図9に示すように、何れも複数の金属素線からなる芯線51を絶縁被覆によって覆った形態とされており、この電線50の端末において露出した芯線51には、図7に示すように、LA端子52が接続されている。LA端子52は、ボルトBT1が挿通される丸型接続部53と、丸型接続部53の下方に連なって電線50の芯線51に圧着される電線固着部54とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、電線50の芯線51が電線固着部54に圧着されているが、これに限らず、例えば、電線固着部54がろう接(ロウ付けやハンダ付け)や溶接等の種々の公知の接続手段により接続されてもよい。
ハウジング20は、図9に示すように、機器側コネクタ110側である前側から後側に向かって延びた後、その後端部が下方に向かって略L字状に曲がった形態をなしており、ハウジング20の前端部が機器側コネクタ110に嵌合可能とされ、ハウジング20の下端部から一対の電線50が導入されている。また、ハウジング20は、機器側ハウジング111に嵌合される一対のハウジング嵌合部21と、シールドケース100の取付孔101に嵌合可能なケース嵌合部22と、一対の電線50が下方から幅方向に並んで導入される電線導入部23と、ケース嵌合部22と電線導入部23とをL字状に連結する連結部24とを備えて構成されている。また、ハウジング20内には、ハウジング嵌合部21からケース嵌合部22および連結部24を経て電線導入部23にまで亘る一対のキャビティ25が形成されている。
一対のハウジング嵌合部21は幅方向に横並びに設けられている。ハウジング嵌合部21のキャビティ25内には、図9に示すように、導電部材40の雌型端子42がそれぞれ収容されており、雌型端子42は、ハウジング嵌合部21のキャビティ25内に抜け止めされた状態に保持されている。そして、一対のハウジング嵌合部21と機器側ハウジング111とが嵌合されると、図9に示すように、雌型端子42の端子接続部44内に機器側端子112が進入し、雌型端子42と機器側端子112とが電気的に接続されるようになっている。
また、ハウジング嵌合部21のキャビティ25からは伸縮性導体41が後方にそれぞれ引き出されており、伸縮性導体41は、ケース嵌合部22のキャビティ25内を前後方向に挿通されて連結部24のキャビティ25内まで延びている。
ケース嵌合部22は、図3に示すように、幅方向に横長な円筒形状をなしており、ケース嵌合部22の外周面には、図7に示すように、シールリング27が外嵌されている。シールリング27は、ケース嵌合部22をシールドケース100の取付孔101に嵌合させた際に、図8および図9に示すように、取付孔101の内周面とケース嵌合部22の外周面との間をシールするようになっている。
電線導入部23は、図6および図9に示すように、幅方向に横長で上下方向に延びた形態をなしており、電線導入部23の各キャビティ25内には、図7および図9に示すように、環状のゴム栓Gおよび環状のゴム栓押さえG1が外嵌された電線50が下方からそれぞれ導入されている。ゴム栓Gは、電線50の外周面とキャビティ25の内周面とに全周に亘って密着することにより、電線導入部23からキャビティ25内に水などが浸入しないように保護しつつ、ゴム栓押さえG1によって抜け止めされている。また、電線導入部23内に下方から導入された電線50は、連結部24まで延びており、電線50のLA端子52が連結部24のキャビティ25内に導入されている。
連結部24のキャビティ25内には、図9に示すように、端子固定部28設けられ、この端子固定部28には、図示しないナットが後方から圧入されている。このナットの後面に、中継端子43の丸型接続部46とLA端子52の丸型接続部53とが重ねて配置され、丸型接続部46と丸型接続部53とにボルトBT1を後方から挿通させてボルトBT1をナットに締め付けることにより、中継端子43とLA端子52とが端子固定部28に固定されて電気的に接続されている。
連結部24の後端部には、図9に示すように、カバー70が装着される作業孔30が形成されている。この作業孔30は、端子固定部28にボルトBT1を締め付けるための工具が外部から挿入される孔とされている。
カバー70は、作業孔30の内周面に密着してハウジング20の内部をシールするシールリング71を有しており、ボルトBT1の締結作業後に作業孔30に装着されることで、作業孔30からハウジング20内に水などが浸入しないように保護している。
シールドシェル60は、アルミニウムやアルミニウム合金等の導電性を有する金属板材からなり、図4,図5および図8に示すように、箱形状のアッパーシェル61と幅方向に横長な略円筒状のロアシェル62とを互いに組み付けて連結させることにより構成されている。
ロアシェル62は、図7に示すように、上下方向に開口した形態とされ、ロアシェル62内には、電線導入部23が上方から収容可能とされている。そして、ロアシェル62内に電線導入部23が収容されると、ロアシェル62が電線導入部23の外周面を全周に亘って覆うようになっている。ロアシェル62の外周面には、図示しない編組線が接続され、電線導入部23に導入される一対の電線50が一括してシールドされるようになっている。
アッパーシェル61は、図8および図9に示すように、電線導入部23にロアシェル62が組み付けられた後、連結部24に対してアッパーシェル61が後方から組み付けられるようになっており、ハウジング20の連結部24を後側から覆う形態とされている。アッパーシェル61の下端部には、電線導入部23の後端部に設けられたシェル固定部31に固定される連結片64が設けられており、この連結片64はシェル固定部31に圧入された固定ナット32の後面にロアシェル62の上端部と共に重ねて配されるようになっている。そして、ロアシェル62に設けられた挿通孔62Aと連結片64に設けられた挿通孔64Aとに固定ボルトBT2を挿通させて、固定ナット32に固定ボルトBT2を締め込むことにより、アッパーシェル61とロアシェル62とが共締めされてハウジング20に固定されている。
さて、アッパーシェル61の上端前縁には、図1,図2および図10に示すように、一対の締結部66を有する取付片65が形成されており、ロアシェル62の上端前縁には、図4,図6および図10に示すように、一対の補助締結部67が設けられている。
取付片65は、アッパーシェル61の上端前縁から僅かに上側に延びた後、前側に延出された形態をなしており、幅方向に横長な平板状に形成されている。取付片65の幅方向両側は、締結部66とされており、締結部66には、上下方向に貫通するボルト挿通孔66Aがシールドケース100のボルト挿通孔102に対応して形成されている。そして、シールドケース100の取付孔101とケース嵌合部22とが正規に嵌合されると、取付片65は、シールドケース100の上側水平面103上に配され、締結部66のボルト挿通孔66Aとシールドケース100のボルト挿通孔102とが同軸となるように設定されている。
一方、一対の補助締結部67は、一対の電線50に対応するようにロアシェル62の幅方向両側にそれぞれ配されており、ロアシェル62の上端前縁から前方に延出された形態とされている。また、各補助締結部67は、平板状をなしており、アッパーシェル61とロアシェル62とが互いに組み付けられるとアッパーシェル61の締結部66と上下方向にそれぞれ対向する配置とされている。つまり、締結部66と補助締結部67とが各電線50と対応するようにシールドシェル60の幅方向両側にそれぞれ配された状態となっている。
また、各補助締結部67には、締結部66のボルト挿通孔66Aと同軸となる上下方向に貫通するボルト挿通孔67Aが形成されており、シールドケース100の取付孔101とケース嵌合部22とが正規に嵌合されると、シールドケース100の下側水平面104の下面に補助締結部67が近接して配され、補助締結部67のボルト挿通孔67Aとシールドケース100のボルト挿通孔102とが同軸となるように設定されている。また、補助締結部67の下面には、補助締結部67のボルト挿通孔67Aと同軸となる締結ナット68がそれぞれ固定されている。
すなわち、シールドケース100の取付孔101にケース嵌合部22が嵌合されると、締結部66のボルト挿通孔66Aとシールドケース100のボルト挿通孔102と補助締結部67のボルト挿通孔67Aとがそれぞれ上下方向に連続した状態となる。そして、これら3つのボルト挿通孔66A,67A,102に上側から下側に向かって締結ボルトBT3をそれぞれ挿通させて各締結ナット68に締結ボルトBT3をそれぞれ締め込むことで、締結部66とシールドケース100と補助締結部67とがそれぞれ共締めされて、シールドシェル60がシールドケース100に電気的に接続されて固定されるようになっている。
本実施形態のシールドコネクタ10は以上のような構成であって、続いて機器のシールドケース100にシールドコネクタ10を固定する方法を簡単に説明し、続けてシールドコネクタ10の作用効果を説明する。
シールドケース100にシールドコネクタ10を固定するには、まず、ケース嵌合部22をシールドケース100の取付孔101に嵌合させると共に、ハウジング嵌合部21をシールドケース100内の機器側コネクタ110に嵌合させる。
ここで、取付孔101とケース嵌合部22とが正規の嵌合状態に至ると、シールドケース100の上側水平面103上にアッパーシェル61の取付片65が配されて、締結部66のボルト挿通孔66Aがシールドケース100のボルト挿通孔102と同軸となる。また、シールドケース100の下側水平面104の下面にロアシェル62の補助締結部67が近接して配されて、補助締結部67のボルト挿通孔67Aがシールドケース100のボルト挿通孔102と同軸となる。
そして、これら3つのボルト挿通孔66A,67A,102が上下方向に連続したところで、これら3つのボルト挿通孔66A,67A,102に対して上側から下側に向かって締結ボルトBT3を挿通させて締結ナット68に締結ボルトBT3を締め込むことで、締結部66とシールドケース100と補助締結部67とが共締めされる。これにより、シールドシェル60が上側の位置と下側の位置とにおいて、シールドケース100に電気的に接続されて固定される。
以上のように、本実施形態のシールドコネクタ10によると、シールドシェル60の上側に配された締結部66だけでなく、シールドシェル60において締結部66よりも下側に配された補助締結部67によってもシールドシェル60がシールドケース100に固定されているから、車両の振動に伴って電線50が大きく振れて振動したとしても、取付片65(締結部66)が撓むなどしてシールドコネクタ10ががたつくことを防ぐことができる。
また、シールドコネクタ10の取り付けスペースが限られており、シールドコネクタ10の後方や下方に他の機器が配されることで、後側や下側からボルト締結できない場合においても、上側から下側に向けてボルト締結することにより、全ての締結部66および補助締結部67をシールドケース100に固定することができる。これにより、限られたスペース内においても、シールドケース100にシールドコネクタ10をしっかりと固定することができ、電線50の振動に起因して機器側端子112と雌型端子42との接続に不具合が生じることを抑制することができる。
また、仮に電線50の振動が導電部材40に伝わることになったとしても、電線50の端末に導電部材40が接続されているから、振動を導電部材40の伸縮性導体41によって吸収し、機器側端子112と雌型端子42との接続に不具合が生じることを確実に抑制することができる。
また、本実施形態によると、上側の締結部66と下側の補助締結部67とが対向して配され、補助締結部67の下面に締結ナット68が固定されているから、締結ボルトBT3を上側から下側に向かって締め込むだけで、上側の締結部66と下側の補助締結部67の双方を一度にシールドケース100にボルト締結することができる。これにより、締結部と補助締結部とを別々の締結ボルトによって個別にボルト締結する場合に比べて、部品点数を少なくすることができると共に、ボルト締結する作業工数を削減することができる。
また、シールドコネクタ10の下側において締結ナット68を支持することが困難な場合においても、締結ナット68を支持することなく、容易にボルト締結することができるから、下側に他の機器などが配されている場合に非常に有効である。
また、締結部66および補助締結部67が、一対の電線50に対応するようにしてシールドシェル60の幅方向両側にそれぞれ設けられているから、例えば、一対の電線50が大きく振られて振動した際に、シールドシェル60が傾いた状態にがたつくことを防ぐことができる。これにより、シールドシェルの片側にのみ補助締結部が設けられている場合に比べて、機器側端子112と雌型端子42との接続に不具合が生じることを抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について図11乃至図14を参照して説明する。
実施形態2のシールドコネクタ11は、実施形態1におけるシールドシェル60の形状とシールドケース100の形状とが変更されたものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態2のシールドケース200における上側水平面203の幅方向両側には、図11および図13に示すように、上側水平面203よりも一段下がった下側水平面204が形成されている。両下側水平面204は、取付孔101の下端部とほぼ同じ高さ位置に配されており、下側水平面204には、図14に示すように、上側から締結ボルトBT4が締め込まれるボルト締結孔205がそれぞれ形成されている。また、上側水平面203には、実施形態1とは異なり、実施形態1のボルト挿通孔102が設けられた位置と同じ位置に一対のボルト締結孔202が形成されている。一対のボルト締結孔202には、上側から締結ボルトBT4が締め込まれるようになっている。
実施形態2のシールドシェル160におけるロアシェル162は、図14に示すように、実施形態1のロアシェル62と異なり、補助締結部が設けられていない形態とされている。
一方、シールドシェル160におけるアッパーシェル161の下端部には、図11乃至図14に示すように、一対の補助締結部167が設けられている。一対の補助締結部167は、一対の電線50に対応するようにアッパーシェル161の幅方向両端部に形成されている。 各補助締結部167は、アッパーシェル161の下端部から上側に向かってやや延びた後、上端部が前側に延出された形態をなしており、補助締結部167の前端部には、上下方向に貫通するボルト挿通孔167Aが形成されている。
また、シールドケース200の取付孔101にケース嵌合部22が嵌合されると、シールドケース200の下側水平面204上に各補助締結部167が配されるようになっており、補助締結部167のボルト挿通孔167Aと下側水平面204のボルト締結孔205とが同軸となるように設定されている。
つまり、実施形態2では、ケース嵌合部22をシールドケース200の取付孔101に嵌合させると、取付片65の締結部66が上側水平面203上に配されて、締結部66のボルト挿通孔66Aが上側水平面203のボルト締結孔202と同軸に配される。また、補助締結部167が下側水平面204上に配されて、補助締結部167のボルト挿通孔167Aが下側水平面204のボルト締結孔205と同軸に配される。そして、各ボルト挿通孔66A,167Aに上側から締結ボルトBT4をそれぞれ挿通させて、上側から締結ボルトBT4をボルト締結孔202,205にそれぞれ締め込むことで、シールドシェル160がシールドケース200に電気的に接続されて固定されるようになっている。
すなわち、実施形態2のシールドコネクタ10によると、シールドケース200のボルト締結孔202,205に締結ボルトBT4を上側から締め込むことにより、締結部66と補助締結部167の全てをシールドケース200に固定することができる。これにより、締結部ボルトと締結ナットとを締結させてシールドケースにシールドシェルを固定する場合に比べて、部品点数を低減させることができると共に、締結ナットを配するスペースを省くことができるようになっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、シールドコネクタ10,11の幅方向両側に補助締結部67,167を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、シールドコネクタの片側にのみ補助締結部を設けた構成にしてもよい。
(2)上記実施形態では、締結ボルトBT3,BT4は上側水平面103,203から真っ直ぐ下方に向かって締め込まれる構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、締結ボルトは上側から下側に向けて締結されるものであれば、斜め下方向に向かって締め込まれる構成にしてもよい。
(3)上記実施形態1では、補助締結部67の下面に締結ナット68を固定した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、補助締結部の板厚を大きくしたり、補助締結部をバーリング加工したりすることにより、補助締結部に締結ボルトが締め込まれる構成にしてもよい。
10,11:シールドコネクタ
20:ハウジング
42:雌型端子(端子)
50:電線
60,160:シールドシェル
66:締結部
67,167:補助締結部
68:締結ナット
100,200:シールドケース
110:機器側コネクタ
111:機器側ハウジング
112:機器側端子
BT3,BT4:締結ボルト

Claims (5)

  1. 機器に設けられた機器側コネクタに嵌合されるシールドコネクタであって、
    一端側が前記機器側コネクタに設けられた機器側ハウジングに嵌合され、他端側から電線が嵌合方向と交差する方向に導入されるハウジングと、
    前記電線と接続状態とされて前記ハウジングに収容され、前記機器側ハウジングに収容された機器側端子と接続される端子と、
    前記ハウジングを覆うシールドシェルと、
    前記シールドシェルにおいて前記ハウジングの一端側に板状に設けられ、前記ハウジングの嵌合方向と交差する方向にボルト締結されることで前記機器のシールドケースに電気的に接続されて固定される締結部と、
    前記シールドシェルにおいて前記締結部よりも前記ハウジングの他端側に設けられ、前記締結部がボルト締結される側からボルト締結されることで前記シールドケースに電気的に接続されて固定される補助締結部と、を備えているシールドコネクタ。
  2. 前記ハウジングには、幅方向に並んだ一対の前記電線が導入されており、
    前記補助締結部は、一対の前記電線に対応して前記シールドケースの幅方向両側に設けられている請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 前記補助締結部は、前記締結部のボルト締結方向に対向して配されて、前記締結部をボルト締結する締結ボルトによって前記締結部と共に共締めされている請求項1または請求項2記載のシールドコネクタ。
  4. 前記補助締結部には前記ボルトが締結される締結ナットが固定されている請求項3記載のシールドコネクタ。
  5. 前記締結部と前記補助締結部とは、前記シールドケースに締結ボルトを締め付けることでそれぞれボルト締結されている請求項1または請求項2記載のシールドコネクタ。
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