JP2014083973A - サスペンション構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】微小ラップ衝突の際に、フロントタイヤと衝突体と干渉した場合においてもサスペンションのショックアブソーバが回転することを抑制することができるサスペンション構造を提供する。
【解決手段】サスペンション24の一部を構成するコイルスプリング34の車両上下方向下端側にスプリングシート36が配設されている。また、スプリングシート36には、車両前後方向前方側に突出すると共に、前端38Aがキングピン軸Sよりも車両幅方向内側に配設された突出部38がコイルスプリング34と一体となって設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】サスペンション24の一部を構成するコイルスプリング34の車両上下方向下端側にスプリングシート36が配設されている。また、スプリングシート36には、車両前後方向前方側に突出すると共に、前端38Aがキングピン軸Sよりも車両幅方向内側に配設された突出部38がコイルスプリング34と一体となって設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、サスペンション構造に関する。
一般に、車両前部に設けられたエンジンルームの車両幅方向両側部には左右一対となって車両前後方向に延在されたフロントサイドメンバが配設されている。また、フロントサイドメンバの車両上下方向下方側にサスペンションメンバが配設されている。さらに、サスペンションメンバには、路面からの衝撃を緩和する干渉装置としてのサスペンションが取り付けられている。また、サスペンションの一部を構成するロアアームを介してフロントタイヤが回転自在に支持されている。
ここで、下記特許文献1にはオフセット衝突した際に衝突加重を吸収する車両構造が開示されている。簡単に説明すると、下記特許文献1に記載された発明では、サスペンションの周囲を囲むと共にフロントサイドメンバに結合された補強部材が設けられている。これにより、オフセット衝突時に補強部材が衝突エネルギーを吸収される。
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明の場合、フロントサイドメンバの車両幅方向外側で衝突するいわゆる微小ラップ衝突の際、フロントタイヤと衝突体とが干渉した時に、フロントタイヤの回転に伴いサスペンションの一部であるショックアブソーバがキングピン軸を中心に回転する。さらに、回転したフロントタイヤが車両フロアに侵入してくる可能性がある。そのため、微小ラップ衝突の際、フロントタイヤが車両フロアに侵入することを低減するためにショックアブソーバの回転を抑制する技術の創出が望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、微小ラップ衝突の際に、フロントタイヤと衝突体とが干渉した場合においてもサスペンションのショックアブソーバがキングピン軸を中心に回転することを抑制することを目的にする。
請求項1記載の本発明に係るサスペンション構造は、車両両側部の下端側に配設されたフロントタイヤと車体とを繋ぐと共に車両上下方向に沿って配設されたショックアブソーバと、前記ショックアブソーバの周囲に配設されると共に螺旋状に形成されたコイルスプリングと、前記コイルスプリングよりも車両上下方向下端側に配設されたスプリングシートと、を備えたサスペンション構造において、前記スプリングシートに、前記コイルスプリングよりも車両前後方向前方側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の本発明に係るサスペンション構造は、請求項1記載の発明において、前記突出部の車両前後方向前端は前記ショックアブソーバのキングピン軸よりも車両幅方向内側に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明に係るサスペンション構造は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記スプリングシートと前記突出部が一体となって設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、サスペンションの一部を構成するスプリングシートに、コイルスプリングよりも車両前後方向前方側に突出する突出部が設けられている。これにより、微小ラップ衝突した際、フロントタイヤが回転した時にショックアブソーバと共にスプリングシートが回転すると、スプリングシートの突出部と衝突体とが当接する。よって、ショックアブソーバがキングピン軸を中心に回転することが低減される。
請求項2記載の本発明によれば、スプリングシートの突出部の車両前後方向前端はキングピン軸よりも車両幅方向内側に設けられている。これにより、スプリングシートの突出部の車両前後方向前端がキングピン軸よりも車両幅方向外側に設けられているものと比較すると、フロントタイヤの回転と逆向きのキャンセルモーメントが生じやすくなる。よって、ショックアブソーバ及びフロントタイヤがキングピン軸を中心に回転することが抑制される。
請求項3記載の本発明によれば、スプリングシートと突出部とが一体となって設けられている。これによりスプリングシートと突出部とが別体となって設けられているものと比較すると、部品点数が減る。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るサスペンション構造は、微小ラップ衝突時にショックアブソーバがキングピン軸を中心に回転することが抑制され、フロントタイヤが車両フロアに侵入することを低減できるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るサスペンション構造は、微小ラップ衝突時にショックアブソーバとフロントタイヤとがキングピン軸を中心に回転することをより抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るサスペンション構造は、部品を車両に組み付けやすくなるという優れた効果を有する。
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係るサスペンション構造の一実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方を示している。さらに、矢印RHは車両幅方向右側を示している。
図1に示されるように、車両前部10には、エンジンルーム12の車両前後方向前方側に車両幅方向に沿うと共にクーリングモジュールを支持するラジエータサポート14が配設されている。ラジエータサポート14は上縁部を構成するラジエータサポートアッパ14Aと、下縁部を構成するラジエータサポートロア14Bと、両側部を構成する左右一対に設けられた縦柱14Cと、ラジエータサポートアッパ14A及びラジエータサポートロア14Bの車両幅方向中央を各々繋ぐ縦柱14Dと、を含んで構成されている。
また、ラジエータサポート14の縦柱14Cの車両前後方向後方側には、車両前後方向に沿って延在され略矩形の閉断面構造とされたフロントサイドメンバ16が結合されている。そして、フロントサイドメンバ16の車両前後方向後方側には車両フロア18が延在されている。さらに、車両フロア18の車両幅方向外側には、車両前後方向に沿って延在され略矩形の閉断面構造とされたロッカ20が配設されている。また、フロントサイドメンバ16の車両前後方向後方側とロッカ20の車両前後方向前方側とがトルクボックス22によって連結されている。
さらに、フロントサイドメンバ16の車両幅方向外側に車体としての図示しないサスペンションタワーが配設されると共に、サスペンションタワーは、車両走行中に路面からの衝撃を干渉するサスペンション24を支持している。加えて、サスペンション24は車両上下方向下方側で、図示しない鋼板製のサスペンションメンバに結合されている。
ここで、サスペンション24についてより詳細に説明すると、サスペンション24の車両幅方向外側には、ブレーキの一部を構成するキャリパ26配設され、キャリパ26の周囲にはフロントタイヤ28がロアアーム30を介して回転可能に支持されている。さらに、ロアアーム30の車両上下方向上方側には、フロントタイヤ28とサスペンションタワーとを繋ぐ車両上下方向に延設されたショックアブソーバ32が設けられている。また、ショックアブソーバ32の周囲には、車両上下方向の荷重を支持する螺旋状のコイルスプリング34が設けられると共に、横断面が略円状に形成されたショックアブソーバ32がコイルスプリング34によって巻装されている。さらに、コイルスプリング34の車両上下方向下端側には、横断面が略円状に形成されたスプリングシート36が配設されている。
さらに、スプリングシート36には、コイルスプリング34よりも車両前後方向前方側に突出する突出部38がスプリングシート36と一体となって設けられている。
そして、スプリングシート36の突出部38の車両前後方向前端38Aは、ショックアブソーバ32の車両上下方向上端とロアアーム30及びフロントタイヤ28の結合部とを繋ぐ仮想のキングピン軸Sよりも車両幅方向内側に設けられている。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
図1及び図2に示すように、フロントサイドメンバの車両幅方向外側で衝突するいわゆる微小ラップ衝突の際に、車両前部10に侵入してきた衝突体40とフロントタイヤ28とが干渉した時に、フロントタイヤ28はキングピン軸Sを中心として車両前後方向後方側に向かって回転する。さらに、それに伴い、ショックアブソーバ32及びスプリングシート36がフロントタイヤ28と同様にキングピン軸Sを中心に回転する。
ここで、本実施形態では、サスペンション24のスプリングシート36に、コイルスプリング34より車両前後方向前方側に突出した突出部38が設けられている。これにより、微小ラップ衝突した際に、ショックアブソーバ32がキングピン軸Sを中心に回転した場合、ショックアブソーバ32と共にスプリングシート36が回転するため、スプリングシート36の突出部38と衝突体40とが当接しショックアブソーバ32がキングピン軸を中心に回転することが低減される。従って、微小ラップ衝突時にショックアブソーバ32がキングピン軸を中心に回転することを抑制することが抑制され、フロントタイヤが車両フロアに侵入することを低減できる。
さらに、本実施形態では、スプリングシート36の突出部38の車両前後方向前端38Aは、キングピン軸Sよりも車両幅方向内側に設けられている。これにより、スプリングシート36の突出部38の車両前後方向前端38Aがキングピン軸Sよりも車両幅方向外側に設けられているものと比較すると、キングピン軸Sの周囲に作用するモーメントが生じにくくる。よって、ショックアブソーバ32及びフロントタイヤ28がキングピン軸Sを中心に回転することが抑制される。
また、本実施形態では、スプリングシート36と突出部38とが一体となって設けられている。これにより、スプリングシート36と突出部38が別体となって設けられているものと比較すると、部品点数が減る。従って、部品を車両に組み付けやすくなる。
なお、本実施形態では、スプリングシート36の突出部38の車両前後方向前端がキングピン軸Sよりも車両幅方向内側に配設されているが、これに限らず、スプリングシート36の突出部38の車両前後方向前端がキングピン軸Sよりも車両幅方向外側に配設されている構成であってもよい。
また、本実施形態では、スプリングシート36と突出部38とが一体となって設けられているが、これに限らず、スプリングシート36と突出部38とが別体となって設けられている構成であってもよい。
24 サスペンション
28 フロントタイヤ
32 ショックアブソーバ
34 コイルスプリング
36 スプリングシート
38 突出部
38A 突出部の前端
28 フロントタイヤ
32 ショックアブソーバ
34 コイルスプリング
36 スプリングシート
38 突出部
38A 突出部の前端
Claims (3)
- 車両両側部の下端側に配設されたフロントタイヤと車体とを繋ぐと共に車両上下方向に沿って配設されたショックアブソーバと、
前記ショックアブソーバの周囲に配設されると共に螺旋状に形成されたコイルスプリングと、
前記コイルスプリングよりも車両上下方向下端側に配設されたスプリングシートと、を備えたサスペンション構造において、
前記スプリングシートに、前記コイルスプリングよりも車両前後方向前方側に突出する突出部が設けられていることを特徴とするサスペンション構造。 - 前記突出部の車両前後方向前端は前記ショックアブソーバのキングピン軸よりも車両幅方向内側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のサスペンション構造。
- 前記スプリングシートと前記突出部が一体となって設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサスペンション構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2012234303A JP2014083973A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | サスペンション構造 |
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| JP2012234303A JP2014083973A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | サスペンション構造 |
Publications (1)
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|---|---|
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| JP2012234303A Pending JP2014083973A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | サスペンション構造 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2014083973A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5433519U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-05 | ||
| US5120031A (en) * | 1991-05-20 | 1992-06-09 | General Motors Corporation | Strut with steer variable compression restrictor assembly |
| JP2005170209A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Toyota Motor Corp | 車両の前部車体構造 |
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| JP2010164071A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Mazda Motor Corp | 自動車のサスペンション装置 |
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2012
- 2012-10-24 JP JP2012234303A patent/JP2014083973A/ja active Pending
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