JP2014083043A - 魚釣用リールのモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な長さ、肉厚、断面形状に容易に形成できる設計自由度の高い安価なヨークを伴う魚釣用リールのモータを提供する。
【解決手段】魚釣用リールの駆動部品7を駆動させるための本発明の魚釣用リールのモータは、界磁を構成する磁石33と、磁石33の内側に配設される電機子35と、磁石33の外側に取着され、磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する筒状のヨーク90とを備える。ヨーク90は、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成される。
【選択図】図2
【解決手段】魚釣用リールの駆動部品7を駆動させるための本発明の魚釣用リールのモータは、界磁を構成する磁石33と、磁石33の内側に配設される電機子35と、磁石33の外側に取着され、磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する筒状のヨーク90とを備える。ヨーク90は、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、魚釣用リールに用いられるモータに関する。
従来から、魚釣用リールの中には、電動で駆動される駆動部品を備えるものがあり、そのような魚釣用リールでは、前記駆動部品を駆動させるためのモータが組み込まれる。
例えば、駆動部品としてスプールを巻取り駆動させる魚釣用電動リール(以下では、電動リールとも称する)では、スプールを回転駆動させるためのモータがリール本体に組み込まれている。
このようなモータは、一般に、界磁を構成する磁石の内側に電機子が配設されるとともに、磁石の外側に磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する継鉄から成るヨーク(防磁リング)が取着されて成り(例えば、特許文献1参照)、例えば、スプールの内部空間に収容され(いわゆるスプールインタイプ)、あるいは、スプール前方のリール本体の側板間に形成した筒状のモータケース内に収容される(いわゆるスプールアウトタイプ)。
ところで、磁石の外周に配設される前記ヨークは、一般に断面が円形の筒状を成すが、リールの小型化等を目的として断面が太鼓型形状等の円形とは異なる異形の形状を成す場合もあり、いずれにしても全体として筒状に一体形成される。
このように、前記ヨークを筒状に一体形成する場合には、寸法が長い(あるいは、幅が広い)ヨークを形成すること(一般的には、引き抜き成形やパイプ成形等にり形成することになる)が技術的に難しく、また、防磁高価の高い厚肉寸法とすることにも限界がある。また、前述したような目的でヨークを太鼓型などの異形断面に成形することも難しくなる。つまり、筒状に一体形成されるヨークは、長尺で肉厚にすること、あるいは、異形断面にすることが難しく、また、そのような形態を得ようとすれば製造コストが高くなってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、様々な長さ、肉厚、断面形状に容易に形成できる設計自由度の高い安価なヨークを伴う魚釣用リールのモータを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、魚釣用リールの駆動部品を駆動させるための魚釣用リールのモータであって、界磁を構成する磁石と、該磁石の内側に配設される電機子と、前記磁石の外側に取着され、磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する筒状のヨークとを備え、前記ヨークは、周方向に分割された複数のヨークセグメントから成り、これらのヨークセグメントを組み合わせて筒状に形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、磁力の漏洩を防止する筒状のヨークが、周方向に分割された複数のヨークセグメントから成るとともに、これらのヨークセグメントを組み合わせて筒状に形成されるため、ヨークを様々な長さ、肉厚、断面形状に容易に形成することができる。つまり、ヨークが筒状の単体として一体に成形される場合には、寸法が長い(あるいは、幅が広い)ヨークを形成することが技術的に難しく、防磁高価の高い厚肉寸法とすることにも限界があるとともに、ヨークを太鼓型などの異形断面に成形することも難しくなるが、上記構成のように周方向に分割された複数のヨークセグメントを組み合わせることによりヨークを筒状に形成するようにすると、各ヨークセグメント自体はプレス、深絞り加工などによって様々な形状、長さ、肉厚に容易に形成できるため、これらのヨークセグメントの組み合わせによってヨークを様々な長さ、肉厚、断面形状に形成することが容易になる。したがって、設計自由度の高い安価なヨークを伴う魚釣用リールのモータを実現できる。
本発明の魚釣用リールによれば、磁力の漏洩を防止する筒状のヨークが、周方向に分割された複数のヨークセグメントから成るとともに、これらのヨークセグメントを組み合わせて筒状に形成されるため、様々な長さ、肉厚、断面形状に容易に形成できる設計自由度の高い安価なヨークを実現できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る魚釣用リールのモータの実施形態について説明する。なお、本発明のモータは、魚釣用リールだけでなく、モータ駆動される駆動部品を有する任意の他の製品にも適用できる。
図1〜図3は本発明に係る魚釣用リールのモータの第1の実施形態を示しており、図1は、本実施形態に係るモータが適用される魚釣用リール(スプールアウトタイプ)の内部構造を示す断面図、図2は、図1の魚釣用リールを側方から見た部分断面図、図3は、図1の魚釣用リールのリール本体のフレーム内に配置されるモータの分割ヨークおよび磁石の部分概略斜視図である。
図1および図2に示されるように、本実施形態のモータ(以下、駆動モータという)が適用される魚釣用リールとしての電動リール1は、後述する駆動力伝達機構等を装着したフレーム3と、このフレーム3を覆うように配設される外側板4とを備えたリール本体5を有している。
リール本体5を構成する前記フレーム3は、本実施形態では、左フレーム3a、右フレーム3b、および、スプール7の前方側に配設される前フレーム3cを有しており、これらのフレーム3a,3b,3cは全体として一体化されている。もちろん、これらのフレーム3a,3b,3cは、個々の部材が一体形成され、固定手段等によって一体化されていても良いし、部分的に一体形成されて、全体として一体化されていても良く、その構造についても、特定の形状に限定されることはない。
リール本体5を構成する外側板4は、左フレーム3aを覆う左外側板4a、右フレーム3bを覆う右外側板4b、および、前フレーム3cを覆う前外側板4cを備えており、駆動力伝達機構等の構成部材を覆うと共に、釣人の手によって握持、保持される部分(釣人の手が接触する部分)となる。これらの外側板4a,4b,4cは、個々に一体形成されており、全体として一体化されているが、上記したフレームと同様、各外側板4a,4b,4cは一体形成されていても良いし、部分的に一体形成されて、全体として一体化されていても良い。また、一部において、前記フレームを露出させた構成であっても良い。
リール本体5を構成する一方の側板(右側板4b)側には、巻取り操作される手動ハンドル6が設けられており、リール本体5を構成する左右のフレーム3a,3b間には、釣糸が巻回されるスプール7が回転自在に支持されている。また、スプール7の前方側には、後述するように構成される駆動モータ30が設置されており、スプール7は、手動ハンドル6の巻取り操作および駆動モータ30の回転駆動によって、後述する駆動力伝達機構を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
スプール7は、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部7aを備えており、その両端には、巻回される釣糸を規制するフランジ7b,7cが形成されている。また、スプール7は、スプール軸7sに軸受を介して回転可能に支持されており、左右側板4a,4b間に回転可能に支持されている。なお、スプール軸7sの両端側は、リール本体5に対して軸受10を介して支持されている。
スプール7には、駆動動力伝達機構12を介して、手動ハンドル6および駆動モータ30からの回転駆動力が入力されるようになっている。以下、駆動力伝達機構12の概略構成について説明する。
本実施形態の駆動力伝達機構12は、左フレーム3aおよび右フレーム3bに振分け配置された構成となっており、左フレーム3a側には、駆動モータ30の出力を減速する第1減速機構15、および、第1減速機構15によって減速された回転駆動力をスプール軸7sに伝達する電動動力伝達部16が配設されている。また、右フレーム3b側には、スプール軸7sの回転駆動力を減速してスプール7に伝達する第2減速機構17、および、手動ハンドル6の駆動軸(ハンドル軸)6aの回転駆動力を第2減速機構17を介してスプール7に伝達する手動動力伝達部18が配設されている。
この場合、第1減速機構15は、駆動モータ30の出力軸(駆動軸)31と前フレーム3cとの間に設置される公知の遊星歯車機構によって構成され、電動動力伝達部16は、出力軸31と一体回転するプーリ16aと、スプール軸7sと一体回転するプーリ16bと、これらプーリ16a,16bに巻回される動力伝達ベルト16cとを備えて構成されている。また、第2減速機構17は、スプール軸7sとスプール7との間に設置される公知の遊星歯車機構によって構成され、手動動力伝達部18は、ハンドル軸6aに回転可能に装着される駆動歯車18aと、これに噛合するピニオンギヤ18bとを備えて構成されている。
ハンドル軸6aと駆動歯車18aとの間には、公知のドラグ機構20が配設されており、ハンドル軸6a上に設置されたドラグノブ20aを回転操作することで、スプール7の回転に所望の制動力が付与される。また、ハンドル軸6aには、逆転防止機構6bが設けられており、駆動モータ30が回転駆動された際、手動ハンドル6の連動回転を阻止する。
ピニオンギヤ18bは、スプール軸7sの右側板側の延出部分に回転可能、かつ軸方向に移動可能に配設されると共に、その外周部分には、公知のクラッチ機構22が係合している。ピニオンギヤ18bは、クラッチ作動部材22aが操作レバー(図示せず)の操作によって軸方向に摺動することにより第2減速機構(遊星歯車機構)のキャリヤに係合/非係合可能であり、それにより、スプール7に対する駆動力の伝達が継脱されるようになっている。
また、図2に示されるように、左右フレーム3a,3b間には、スプール7に対して釣糸を平行に巻回するレベルワインド機構60が設けられている。このレベルワインド機構60は、スプール7の前方側に配設されており、公知のように、駆動歯車18aまたはスプール7の側部に一体的に形成した歯車7dによって図示しない伝達歯車機構を介して回転駆動されるウォームシャフト61と、ウォームシャフト61に係合し、シャフト62に回り止めされた状態で左右方向に摺動駆動される釣糸案内体65を備えている。この釣糸案内体65は、釣糸が挿通される釣糸導通孔65aを有しており、釣糸は、釣糸導通孔65aに案内されてスプール7に巻回される。
次に、上記した駆動モータ30の構成について詳細に説明する。
本実施形態に係る駆動モータ30は、例えば、リール本体5を構成する部材に凹所を形成し、この凹所内に収容されている。具体的に、本実施形態では、図2に明確に示されるように、リール本体5を構成している前フレーム3c(スプール7の前方側に位置するリール本体の側板間)に略円筒状(断面が略円形)の空間を規定する凹所32を形成し、この凹所32内に駆動モータ30が嵌合実装されている。すなわち、リール本体5に形成される凹所32は、駆動モータ30を取着するためのケーシングとしての機能を有する。
図2および図3に明確に示されるように、前フレーム3cの凹所32内に配置される駆動モータ30は、界磁を構成する円筒状の磁石33と、磁石33の内側に対向して配設されてモータの前記駆動軸31に装着される電機子35(磁石33に対向するコイル35aを有する)と、磁石33の外側に嵌合して取着され、磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する筒状のヨーク(継鉄;炭素を含有する鉄)90とを備える。ここで、磁石33は、ヨーク90の内面に対して例えば接着剤等によって固着される。また、本実施形態では、ヨーク90が前フレーム3cと別体に形成されているが、前フレーム3cがヨークを兼ねていてもよい。
また、本実施形態において、ヨーク90は、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成される(図2および図3参照)。本実施形態では、所定厚の半円状の2つのヨークセグメント90A,90Bを接着等によって接合して円筒状のヨーク90が形成されるが、ヨーク90の周方向の分割数、すなわち、ヨークセグメントの数は2つの限らず、3つ、4つ等、任意に設定できる。本実施形態のように、駆動モータ30がリール本体5内(凹所32内)に実装される構造では、ヨークセグメント同士を接着等により円筒状に接合して磁力漏洩防止効果を実現することは比較的容易であるが、磁力漏洩防止効果の確実を期すためには、ヨーク90の分割数を最小限に抑えることが好ましい。
また、前記凹所32を形成する前フレーム3cは、右側板4b側がそのまま開口すると共に、左側板4a側に底壁3dを形成してなり、底壁3dの中心部分で軸受34を介して前記駆動軸31を回転可能に支持している。なお、上記した遊星歯車機構によって構成される第1減速機構15は、底壁3dに対して軸方向外側に設置されており、前フレーム3cに対して装着される端部カバー50によって閉塞されている。
ここで、駆動軸31に装着される電機子35の軸方向右側板側には、電機子35に電流を供給する整流子37が装着される。
この整流子37は、前フレーム3cの右側板側の開口(凹所32の開口)から突出しており、この開口部分には、前フレーム3c近傍の右フレーム3bに螺着される固定ネジ39によって前フレーム3cに着脱可能となるように端部カバー40が装着される。この端部カバー40は、予め一つのユニットとして構成されており、その径方向内側には、整流子37に接触して電流を流すブラシ41と、このブラシ41を保持するブラシホルダ42が組み込まれてネジで取付け固定されている。そして、このブラシホルダ42には端子43が一体的に組み込まれており、端子43はリード線44を介して外部電源に接続されるようになっている。
また、端部カバー40には、軸方向内側から順に、前記駆動軸31を回転可能に支持する一方向クラッチ46と、駆動軸31を回転可能に支持する軸受47とを保持した保持体48が組み込まれている。この場合、一方向クラッチ46は、手動ハンドル6を巻取り操作した際に空回りすることなく且つ駆動モータ30が駆動された際にスプール7側に動力を伝達するように、駆動軸31を一方向のみに回転することを許容するものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、磁力の漏洩を防止する筒状のヨーク90が、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成るとともに、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成されるため、ヨーク90を様々な長さ、肉厚、断面形状に容易に形成することができる。つまり、ヨーク90が筒状の単体として一体に成形される場合には、寸法が長い(あるいは、幅が広い)ヨークを形成することが技術的に難しく、防磁高価の高い厚肉寸法とすることにも限界があるとともに、ヨーク90を太鼓型などの異形断面に成形する(後述する第2の実施形態参照)ことも難しくなるが、本実施形態のように周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bを組み合わせることによりヨーク90を筒状に形成するようにすると、各ヨークセグメント90A,90B自体はプレス、深絞り加工などによって様々な形状、長さ、肉厚に容易に形成できるため、これらのヨークセグメント90A,90Bの組み合わせによってヨーク90を様々な長さ、肉厚、断面形状に形成することが容易になる。したがって、設計自由度の高い安価なヨーク90を伴う魚釣用リールの駆動モータ30を実現できる。
なお、上記した構成では、リール本体5に、駆動モータ30の水密性の向上が図れるように、シール部材52(図1参照)を各所に設置しておくことが好ましい。このようなシール部材52は、例えば、ゴム系やシリコン系の材料で形成されるOリングやカバー体などによって構成することが可能である。本実施形態においては、シール部材52は、端部カバー40と前フレーム3cとの間、端部カバー40とリード線44との間、端部カバー50と前フレーム3cとの間、端部カバー50と駆動軸31との間などに設置されている。
このようなシール部材52については、駆動モータ30の電機子部分が設置される凹所内が水密に維持できるように適所に配設されるのであり、凹所の形成位置や大きさ、形状、駆動モータの構成部材の設置態様等に応じて適宜変形される。
図4は本発明の第2の実施形態を示している。図示のように、本実施形態において、駆動モータ30Aを収容するための凹所32を形成する前フレーム3cは、その一部(本実施形態では、リール本体5の上下方向)に平坦部32bを有しており、それにより凹所32は、側面視で上下方向がつぶれた円形状となっている。この結果、第1の実施形態のように円形状に形成される凹所と比較すると、上下方向に短縮化が図れるようになる。
また、このような凹所32の平坦部32bの形成に伴って、凹所32内に嵌め込まれる駆動モータ30Aのヨーク90の外周面にも、平坦部32bの位置に対応して上下2か所に平坦部91が形成されている。本実施形態においても、ヨーク90は、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成されるため、このような平坦部91を有する円形以外の異形状の断面を容易に形成することができる。
また、平坦部91を有するヨーク90を伴う本実施形態の駆動モータ30Aにおいて、界磁を構成する磁石33は、平坦部91を除く位置でヨーク90の内面に周方向に沿って取着されている。この場合、磁石33は、ヨーク90の内面に対し接着剤等によって固着しても良いし、保持手段によって係止するようにしても良く、更には、磁石33は、周方向に沿って所定間隔おいて取着されていても良い。本実施形態のように磁石33が2つに分割されて配置される構成では、ヨーク90の分割部(ヨークセグメント90Aとヨークセグメント90Bとの接合部)を各磁石33の周方向の中央部付近に位置させることが好ましい。
以上のように、本実施形態においても、ヨーク90が、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成されるため、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、凹所32およびヨーク90に平坦部32b,91が形成されているため、その平坦部32b,91と対向する領域は、円形となっている構成と比較して全体として短縮化が図れ、より効果的にコンパクト化を図ることが可能になる。
また、凹所32に平坦部32bを形成したことで、スプール7の前方の側板4a,4b間にスペース(上下方向のスペース)を効果的に形成することができ、このスペースを利用して、関連構成部材を最適な状態で配設することが可能となる。すなわち、例えば、図4に示されるように、レベルワインド機構60の構成部品の少なくとも一部、具体的には釣糸案内体65を、釣糸の摺動抵抗が最も少なくなる位置(凹所32の上側の平坦部32bと対向する位置)に設置する等、設計の自由度の向上が図れるようになる。
図5は本発明の第3の実施形態を示している。前述した実施形態では、駆動モータ30がリール本体5のスプール7の前方側に配設された構成となっていたが、本実施形態では、駆動モータ30がスプール7の内部に設置された構成(いわゆる、スプールインタイプ)となっている。
具体的には、リール本体5を構成しているフレーム3のうち、左フレーム3a部分に、右側板4b側に向けて突出する円筒状の突出部3eを一体形成し、この突出部3eに凹所32を形成している。この突出部3eは、釣糸が巻回されるスプール7に形成された内部空間に配置できる大きさに設定されており、その凹所32内に第1の実施形態と同様の駆動モータ30が嵌合配置されている。
凹所32が形成された突出部3eは、左側板側がそのまま開口すると共に、右側板側には底壁3fが形成されており、底壁3fの中心部分に軸受34を介して駆動モータ30の駆動軸31を回転可能に支持している。
この駆動軸31には、ヨーク90の内面に配設された磁石33に対向して駆動モータ30の構成部材である電機子35(磁石33に対向するコイル)が取り外し可能に装着されており、また、電機子35の軸方向外側には、電機子35に電流を供給する整流子37が装着されている。突出部3eが形成された左フレーム3aには、整流子37に接触して電流を流すブラシ41と、このブラシを保持するブラシホルダ42が組み込まれてネジで取付け固定されている。そして、このブラシホルダ42には、端子43が一体的に組み込まれており、リード線44を介して外部電源に接続されるようになっている。
また、突出部3eの開口部分には、左フレーム3aに螺着される固定ネジ39によって突出部3eに着脱可能となるように端部カバー40が装着される。この端部カバー40は、予め一つのユニットとして構成されており、軸方向内側から順に、前記駆動軸31を回転可能に支持する一方向クラッチ46と、駆動軸31を回転可能に支持する軸受47とが組み込まれている。
また、突出部3eの右側板側には、スプール7と駆動軸31との間に、減速機構15(遊星歯車機構)を具備した公知の駆動力伝達機構60が配設されており、スプール7に対して手動ハンドル6および駆動モータ30からの回転駆動力を入力できるようになっている。
なお、それ以外の構成要素およびその機能等は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の参照符号を付してその説明を省略する。
以上のように、本実施形態においても、ヨーク90が、周方向に分割された複数のヨークセグメント90A,90Bから成り、これらのヨークセグメント90A,90Bを組み合わせて筒状に形成されるため、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、本発明の駆動モータは、ヨークが分割された構成になっていればよく、モータを構成する構成部品の構造や配置等については適宜変形することが可能である。また、前述した実施形態の駆動モータは、リールの駆動部品としてスプールを駆動させているが、駆動モータにより駆動される駆動部品はスプールに限らない。例えば、駆動モータによって魚釣用リールのクラッチ機構が駆動されてもよい。また、本発明のモータは、魚釣用リールだけでなく、モータ駆動される駆動部品を有する任意の他の製品にも適用できる。
1A,1B 魚釣用リール
5 リール本体
7 スプール(駆動部品)
30,30A 駆動モータ(モータ)
32 凹所
33 磁石
35 電機子
90 ヨーク
90A,90B ヨークセグメント
91 平坦部
5 リール本体
7 スプール(駆動部品)
30,30A 駆動モータ(モータ)
32 凹所
33 磁石
35 電機子
90 ヨーク
90A,90B ヨークセグメント
91 平坦部
Claims (5)
- 魚釣用リールの駆動部品を駆動させるための魚釣用リールのモータであって、界磁を構成する磁石と、該磁石の内側に配設される電機子と、前記磁石の外側に取着され、磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する筒状のヨークとを備え、前記ヨークは、周方向に分割された複数のヨークセグメントから成り、これらのヨークセグメントを組み合わせて筒状に形成されることを特徴とする魚釣用リールのモータ。
- 魚釣用リールのリール本体の側板間に形成される凹所内に組み込まれることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのモータ。
- 魚釣用リールの釣糸巻回用のスプールの内部に組み込まれることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのモータ。
- 前記ヨークはその外周面の一部に平坦部を有する断面形成を成すことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リールのモータ。
- 前記駆動部品が魚釣用リールの釣糸巻回用のスプールであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用リールのモータ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2012237159A JP2014083043A (ja) | 2012-10-26 | 2012-10-26 | 魚釣用リールのモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012237159A JP2014083043A (ja) | 2012-10-26 | 2012-10-26 | 魚釣用リールのモータ |
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