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JP2014079286A - 抗菌剤入容器 - Google Patents

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JP2014079286A
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Abstract

【課題】人体の開口局所に抗菌剤を散布する施術方法の手間を低減する。
【解決手段】抗菌剤入容器1は、人体の開口局所に向けて散布される粉末状の抗菌剤13を収容した容器本体11と、容器本体11の外縁に開放自在に設けられ、開放状態のときには収容されていた抗菌剤13が外部に散布可能になる経路を形成する経路形成部材12とを有する。抗菌剤13の粒径の分布は、粒径が15μm未満の第1粒子群を10%以上含み、且つ、粒径が50μm以上の第2粒子群を20%以上含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、抗菌剤を収容した抗菌剤入容器に関する。
近年、抗生物質など抗菌剤の粉末を開口局所に直接散布することにより感染症を防止する手術方法が発表されている。非特許文献1には、この方法によって、感染症を大幅に低減できたという症例が報告されている。また、2種の抗生物質の粉末を局所に散布するという方法も、本出願の発明者によって行われており、感染症の抑止に一層高い効果があることが報告されている。いずれの方法も抗生物質が局所に一定時間滞留することにより、術後に付着する菌に対して有効な抗菌作用が発揮されることが判っている。
また、特許文献1には、連通可能な隔離手段で区画された少なくとも2室を有する複室容器製剤において、炭酸塩および炭酸水素塩を含有しない薬剤が収容された第1室、およびpH調製剤を含む溶解液が収容された第2室を含み、第1室と第2室が連通することによって、第2室に収容された溶解液が第1室に移送され、第1室に収容された薬剤が溶解液に容易に溶解することを特徴とする複室容器製剤が開示されている。
特開2009−62382号公報
Katsuhiro Tofuku, Hiroaki Koga, Mitsuhiro Yanase and Setsuro Komiya, "The use of antibiotic-impregnated fibrin sealant for the prevention of surgical site infection associated with spinal instrumentation" EUROPEAN SPINE JOURNAL Volume 21, Number 10 (2012), 2027-2033, DOI: 10.1007/s00586-012-2435-4
しかしながら、従来はビンなどから取り出した抗生物質をシャーレ等に移し、これを医師が局所に散布する施術方法が取られていたため、散布までの手間がかかるという問題があり、また、局所への滞留時間については経験的に把握された分量の抗生物質を散布することによって調整されており、散布量が多くなる傾向があった。この問題は、2種の抗生物質の粉末を使用する場合は、一層顕著になった。
また、特許文献1に記載された技術は、少なくとも第2室に溶解液が収容される複室容器製剤であるため、粉末状態など固体で提供される抗菌剤の混合および散布には適さない。
本発明は、例えば、人体の開口局所に抗菌剤を散布する施術方法の手間を低減することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る抗菌剤入容器は、人体の開口局所に向けて散布される粉末状の抗菌剤を収容した容器本体と、前記容器本体の外縁に開放自在に設けられ、開放状態のときには収容されていた前記抗菌剤が外部に散布可能になる経路を形成する経路形成部材とを有し、前記抗菌剤は、第1粒径未満の粒径を有する第1粒子群と、前記第1粒径の倍である第2粒径以上の粒径を有する第2粒子群とを、総重量に対してそれぞれ10%以上含むことを特徴とする。
上述の態様において、前記抗菌剤の粒径の分布は、当該粒径が15μm未満の前記第1粒子群を10%以上含み、且つ、当該粒径が50μm以上の前記第2粒子群を20%以上含むことを特徴とする。
上述の態様において、前記開口局所に生成する血腫に前記第1粒子群が残留する時間と、当該血腫に前記第2粒子群が残留する時間との差が1時間以上であることが望ましい。
また、好ましくは、前記抗菌剤は、前記開口局所に向けて散布されてから、当該開口局所に生成する血腫に残留する量が半分になるまでにかかる時間が1時間以上となるように粒径の分布が設定されているとよい。
また、本発明に係る抗菌剤入容器は、抗菌剤をそれぞれ収容した複数の室と、前記複数の室を連結し、一定の力を受けることにより開口して連結する前記室同士を連通させる連結部と、外力が加わることにより前記連結部に前記一定の力を与える外力伝達部と、前記複数の室のうち、少なくともいずれか一つの室を外部空間に対して開放可能とするように設けられ、開放状態のときには収容されていた前記抗菌剤が外部に放出可能になる経路を形成する経路形成部材とを備え、前記各室の少なくとも一つには他の室とは異なる抗菌剤が収容されることを特徴とする。
本発明によれば、人体の開口局所に抗菌剤を散布する施術方法の手間を低減することができる。
第1実施形態で使用される抗菌剤入容器の構成の例を示す図である。 第1実施形態で使用されるスプレーセットの構成の例を示す図である。 第1実施形態で使用される抗菌剤入容器の使用後に形成される創部を説明するための図である。 第1実施形態で使用される抗菌剤の粒度分布を示す図である。 第1実施形態で使用される抗菌剤の残留量の経時変化を示す図である。 第2実施形態で使用される抗菌処置装置の概要を示す図である。 第2実施形態で使用される抗菌剤入容器の例を示す図である。 第2実施形態で使用される制御部の構成の例を示す図である。 第2実施形態で使用される抗菌処置装置の動作の流れを示すフロー図である。 第3実施形態で使用される抗菌剤入容器の例を示す図である。 起炎菌に対する抗菌剤の感染抑止効果を抗菌剤の種類ごとに示す図である。 第4実施形態で使用される抗菌処置装置の概要を示す図である。 外力伝達部が連結部を破壊させることなく開口させる例を示す図である。
1.第1実施形態
1−1.抗菌剤入容器の構成
図1は、本発明の第1実施形態で使用される抗菌剤入容器1の構成の例を示す図である。図1(a)に示すように、抗菌剤入容器1は、容器本体11と、経路形成部材12とを備える。容器本体11は、一方が塞がれており他方が開口している有底円筒形の容器である。容器本体11には、無菌環境下で抗菌剤13が収容される。
容器本体11の開口部には、経路形成部材12が設けられている。経路形成部材12は、散布板121と、この散布板121に沿って貼られるシール122とを有する。散布板121は、図1(b)に示すように板部材1211に複数の孔部1210が開けられた部材である。抗菌剤入容器1の使用者が、シール122を剥がして散布板121を露出させると、抗菌剤入容器1は開放状態になる。抗菌剤入容器1が開放状態のとき、孔部1210が露出するため、この孔部1210は、容器本体11に収容されていた抗菌剤13を外部に散布可能にする経路となる。使用者が、この散布板121を人体の開口局所に向けて抗菌剤入容器1を振ると、容器本体11に収容されていた抗菌剤13は、開口局所に散布される。
なお、シール122は、散布板121を覆うように貼られており、例えば、高圧の蒸気やエチレンオキサイドなどによって滅菌された散布板121に貼り付けることにより、抗菌剤入容器1を滅菌された密封状態にする。また、抗菌剤入容器1の全体を高圧蒸気滅菌やエチレンオキサイドなどにより滅菌してもよい。
1−2.スプレーセットの構成
図2は、第1実施形態で使用されるスプレーセット2の構成の例を示す図である。スプレーセット2は、人体の開口局所に対し組織を接着する組織接着剤を噴霧するための器具である。スプレーセット2は、第1容器21と、第2容器22と、プランジャーホルダー23と、誘導部材24と、スプレーチップ25とを備える。
第1容器21は、先端側が壁により塞がれており、後端側が開口している有底円筒形の容器であるシリンジ211と、このシリンジ211の内壁面に沿って後端側へ移動する円柱状のプランジャー212とを備える。シリンジ211の先端側の壁には孔が設けられている。使用者がこの孔に注射針を接続してバイアルに密封されている溶液を吸い取ることで、シリンジ211の内部にその溶液が収容される。第2容器22も、シリンジ221と、このシリンジ221の内壁面に沿って後端側へ移動する円柱状のプランジャー222とを備える。第2容器22の機能は第1容器21と同じである。
組織接着剤としては、例えば、混合するとポリマー化して組織を接着させる機能を発揮する2種類の溶液が用いられる。具体的には、第1容器21にフィブリノーゲン溶液が、第2容器22にトロンビン溶液が収容される。トロンビン溶液に含まれるトロンビンは、フィブリノーゲン溶液と混ざることで、フィブリノーゲン溶液に含まれるフィブリノーゲンに作用して、フィブリンを生成させる。生成したフィブリンは、組織を覆う接着層となり、組織を接着する組織接着剤として機能する。
プランジャーホルダー23は、第1容器21のプランジャー212と、第2容器22のプランジャー222とを把持し、使用者がこれらを同時に押しやすくする器具である。誘導部材24は内部に、第1容器21のシリンジ211の先端側に設けられた孔と、第2容器22のシリンジ221の先端側に設けられた孔とにそれぞれ接続し、これらの孔から放出される各溶液を近づけるように誘導する誘導路を備える。スプレーチップ25は、誘導部材24の各誘導路を通ってそれぞれ放出される溶液を受け入れて混合し、混合された混合液を噴霧するノズルを備える。
1−3.使用例
図3は、第1実施形態で使用される抗菌剤入容器1の使用後に形成される創部3を説明するための図である。図3(a)には、人体の頸椎近傍において、外科手術などにより開口した開口局所が示されている。図3(b)には、図3(a)に破線で示した部分を拡大した概略図が示されている。図3(b)に示す右側は人体の深部の方向を示している。以下、説明において、人体の深部の方向に設けられる層を下層とし、人体の深部と逆の方向に設けられる層を上層と表記する。
図3(b)に示す創部3は、上記開口局所に抗菌剤入容器1を用いて処置を施した創部である。創部3は、図3(b)に示すように複数の層を備える。すなわち、人体の開口局所30の表面に第1接着層31が設けられ、第1接着層31の上層側に抗菌層32が設けられる。そして、抗菌層32の上層側に第2接着層33が設けられ、第2接着層33の上層側には血液を含む体液または血腫を体外に放出するためのドレーン管34が設けられる。なお、第2接着層33の上層において、例えば人体の皮膚を縫合した縫合層35を形成させてもよい。
抗菌剤入容器1の使用者は、まずスプレーセット2を用いて、外科手術などにより開口した人体の開口局所30の表面に、フィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液とが混合された混合液を噴霧する。これにより、開口局所30の表面には、組織接着剤としてのフィブリンを含む第1接着層31が形成される。
次に、使用者は、抗菌剤入容器1のシール122を剥がし、抗菌剤13が外部に散布可能となった開放状態にする。そして、使用者は、散布板121を、上述した第1接着層31が形成された開口局所30に向けて、抗菌剤入容器1を振る。これにより、容器本体11に収容されていた抗菌剤13は、第1接着層31の上に積層し、抗菌層32が形成される。
抗菌層32が形成されると、使用者は、再びスプレーセット2を用いて、この抗菌層32の上にフィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液の混合液を噴霧する。これにより、抗菌層32の上層側には、組織接着剤としてのフィブリンを含む第2接着層33が形成される。
なお、図3(b)にはあくまで概略が示されているに過ぎない。したがって、例えば、第1接着層31と抗菌層32とが混在したり、開口局所30の表面に第1接着層31が浸透したり、というように各層の境界は明確でなくてもよい。また、第1接着層31に抗菌剤13が吸収されて、第1接着層31と第2接着層33とが交じり合ってもよい。すなわち、本発明の説明において「或る層の上に層が形成される」とは、これらの層が混合・浸透し、これらの境界がなくなる場合を含む。
1−4.抗菌剤の粒度分布
図4は、第1実施形態で使用される抗菌剤13の粒度分布を示す図である。図4に示す粒度分布図は、例えば、レーザー回析法や沈降法などの測定法により測定された分布である。この粒度分布は、横軸が粒子の体積を基に算出した球相当径(単位はマイクロメートル[μm])を示し、縦軸が全体に対する相対的な重量(単位は無次元[−])を示している。この例の場合、図4に示す通り、抗菌剤13の粒度分布は、粒径が15μm未満の第1粒子群G1を10%以上含み、且つ、粒径が50μm以上の第2粒子群G2を20%以上含むように調製されている。この場合、第1粒子群G1は、第1粒径(例えば15μm)未満の粒径を有する第1粒子群の一例であり、第2粒子群G2は、第1粒径の倍である第2粒径(例えば30μm)以上の粒径を有する第2粒子群の一例である。
1−5.抗菌剤の残留量の変化
図5は、第1実施形態で使用される抗菌剤13の残留量の経時変化を示す図である。図5(a)に示すグラフの横軸は、抗菌剤13を開口局所30の上に設けられた第1接着層31に向けて散布した時からの経過時間(単位は時間[h])を示している。また、このグラフの縦軸は、図3で示した創部3において形成される血腫に、散布された抗菌剤13が残留する重量百分率(単位は無次元[%])を示している。この重量百分率は、第1接着層31に向けて抗菌剤13を散布した時点における抗菌剤13の総量を100%とした重量の百分率である。上述したように抗菌剤13の粒度分布を調製することにより、この抗菌剤13が開口局所30に向けて散布されてから、開口局所30に生成する血腫に残留する量が半分になるまでにかかる時間は、24時間以上となる。
また、図5(b)に示すグラフは、抗菌剤13のうち、上述した第1粒子群G1および第2粒子群G2の各残留量の経時変化を示している。曲線C1は、第1粒子群G1の残留量の変化を示しており、第1粒子群G1の残留量が散布時の半分になるまでの時間はt1[h]である。そして、曲線C2は、第2粒子群G2の残留量の変化を示しており、第2粒子群G2の残留量が散布時の半分になるまでの時間はt2[h]である。粒径の小さい第1粒子群G1の方が、粒径の大きい第2粒子群G2よりも、血腫に供給される血液などの体液に溶けやすく、図3に示したドレーン管34を通って体外に排出されやすいため、t2はt1よりも遅い。上述したように抗菌剤13の粒度分布を調製することにより、t1とt2との間には、24時間以上の時間差が生じる。
以上の通り、抗菌剤入容器1によって散布される抗菌剤13の粒径の分布は決められた条件を満たすように調製されているため、このように調製されていない場合に比べて、薬剤が徐々に放出される効果である徐放性が増し、開口局所30に長期間にわたって効能を発揮する。そのため、開口局所30に形成される血腫に細菌が繁殖し難くなり、術後感染症の発生は抑制される。
なお、上述した容器本体11は、有底円筒形の容器であってが、その形状は有底円筒形に限られない。要するに、容器本体11の形状は、人体の開口局所に向けて散布される粉末状の抗菌剤を収容し、外縁に開放自在に設けられた経路形成部材によって形成された経路によってその抗菌剤が外部に散布可能になるように構成されていれば、どのような形状であってもよい。
2.第2実施形態
2−1.抗菌処置装置の構成
本発明に係る第2実施形態は、上述した第1実施形態のスプレーセット2および抗菌剤入容器1を使用する際の使用者の動作を装置によって行わせるものである。
図6は、第2実施形態で使用される抗菌処置装置9の概要を示す図である。図6(a)に示すように、抗菌処置装置9は、抗菌剤入容器1aと、スプレーセット2aとを備えるほか、移動部4および制御部5を備える。移動部4は、抗菌剤入容器1aおよびスプレーセット2aを人体の創部3の開口局所30に沿って移動させる移動手段である。制御部5は、抗菌処置装置9の各部の動作を制御する手段である。
図6(b)に示すように、移動部4は、第1移動部41と第2移動部42を備えている。第1移動部41は、第1滑車411、第2滑車412、およびこれらの間に架け渡されたロープ413とを備える。図示しない駆動装置により第2滑車412が回転することで、ロープ413が、このロープ413に固定されている抗菌剤入容器1aとともに、矢印d1方向に移動する。
また、第2移動部42は、第1滑車421、第2滑車422、およびこれらの間に架け渡されたロープ423とを備える。図示しない駆動装置により第2滑車422が回転することで、ロープ423が、このロープ423に固定されているスプレーセット2aとともに、矢印d2方向に移動する。そして、図示しない駆動装置により第1滑車421が回転することで、ロープ423が、このロープ423に固定されているスプレーセット2aとともに、矢印d3方向に移動する。
2−2.抗菌剤入容器の構成
図7は、第2実施形態で使用される抗菌剤入容器1aの例を示す図である。抗菌剤入容器1aは、抗菌剤13aを収容する容器本体11aと、抗菌剤入容器1aが開放状態のとき、容器本体11aに収容されていた抗菌剤13aを外部に散布可能にする経路を形成する経路形成部材12aとを備える。また、抗菌剤入容器1aは、図7に示す振動部14を備える。振動部14は、例えばソレノイドを用いて容器本体11aを振動させる振動手段である。抗菌剤入容器1aが開放状態のときに、振動部14によって容器本体11aを振動させることで、経路形成部材12aに形成された経路を通って抗菌剤13aが、重力方向である矢印D方向に落下し、外部に散布され易くなる。
2−3.制御部の構成
図8は、第2実施形態で使用される制御部5の構成の例を示す図である。制御部5は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶部54と、上述した移動部4や抗菌剤入容器1aの振動部14などと制御信号をやり取りするためのインターフェイス55と、使用者の操作を受付ける操作部56とを備える。制御部5は、ROM52や記憶部54に記憶されたプログラムをCPU51が実行することによって抗菌処置装置9を制御し、抗菌剤13aの散布を実現する。なお、記憶部54は、いわゆるリムーバブルディスク、すなわち着脱可能な記録媒体を含んでもよい。
2−4.抗菌処置装置の動作
図9は、第2実施形態で使用される抗菌処置装置9の動作の流れを示すフロー図である。制御部5は、抗菌剤13aを創部3の開口局所30へ散布するための使用者の操作を操作部56が受付けると、図示しない駆動装置を制御して、図6に示す第2滑車422を回転させ、ロープ423に固定されているスプレーセット2aを矢印d2方向に移動させる。移動中のスプレーセット2aは、制御部5により噴霧状態になるように制御され、スプレーセット2aに収容されていたフィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液とが図3に示す開口局所30に噴霧されることにより、第1接着層31が形成される(ステップS1)。
第1接着層31が形成されると、制御部5は、図示しない駆動装置を制御して、図6に示す第2滑車412を回転させ、ロープ413に固定されている抗菌剤入容器1aを矢印d1方向に移動させる。移動中の抗菌剤入容器1aの経路形成部材12aは、制御部5により制御された駆動手段(第1駆動手段)が作動して開放状態になり、振動部14は、制御部5により容器本体11aを振動させるように制御される。これにより、第1接着層31の上には、容器本体11aに収容されていた抗菌剤13aが散布され(ステップS2)、図3に示す抗菌層32が形成される。
抗菌層32が形成されると、制御部5は、図示しない駆動装置を制御して、図6に示す第1滑車421を回転させ、ロープ423に固定されているスプレーセット2aを矢印d3方向に移動させる。移動中のスプレーセット2aは、制御部5により制御された駆動手段(第2駆動手段)によりプランジャーが駆動されて噴霧状態になる。その結果、スプレーセット2aに収容されていたフィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液とが抗菌層32の上に噴霧され、第2接着層33が形成される(ステップS3)。
以上の動作により、開口局所30には、第1接着層31、抗菌層32、第2接着層33が、この順に積み重ねられて形成されるので、抗菌層32を形成する抗菌剤13aは、2つの接着層によって挟まれることとなり、組織内において残留し易くなる。したがって、抗菌処置装置9を用いることで、抗菌剤13aの徐放性が増し、開口局所30に形成される血腫に細菌が繁殖し難くなり、術後感染症の発生は抑制される。
なお、上述した抗菌剤入容器1aは、振動部14を備えていたが、経路形成部材12aが開放状態になったときに容器本体11aに収容されていた抗菌剤13aが散布されるのであれば、振動部14を備えていなくてもよい。また、第2実施形態における抗菌剤13aの粒度分布は、第1実施形態と同じであることが望ましい。
また、上述した移動部4は、滑車とロープによって構成されていたが、抗菌剤入容器1aおよびスプレーセット2aを人体の創部3の開口局所30に沿って移動させる構成であれば、これに限られない。例えば、移動部4は、空圧や油圧などにより姿勢を変化させるアームなどであってもよい。また、抗菌剤入容器1aおよびスプレーセット2aが固定されていても人体の創部3の開口局所30に向けて抗菌剤および組織接着剤を吹き付けることが可能であれば、抗菌処置装置9は、移動部4を備えていなくてもよい。
第2実施形態で使用される抗菌処置装置9を要約すると以下の通りとなる。
人体の開口局所に向けて粉末状の抗菌剤を散布する抗菌剤入容器と、
前記開口局所に向けて組織を接着する組織接着剤を噴霧する噴霧手段と、
前記抗菌剤入容器に前記抗菌剤を散布させる第1駆動手段、および前記噴霧手段に前記組織接着剤を噴霧させる第2駆動手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記第2駆動手段を制御して前記開口局所に向けて前記組織接着剤を噴霧させた後、前記第2駆動手段を制御して前記開口局所に向けて前記抗菌剤を散布させ、その後、前記第2駆動手段を制御して前記開口局所に向けて前記組織接着剤を噴霧させる
ことを特徴とする抗菌処置装置。
3.第3実施形態
3−1.抗菌剤入容器の構成
本発明に係る第3実施形態は、上述した抗菌剤入容器1または抗菌剤入容器1aにおいて2以上の抗菌剤を収容し、散布に際してこれらを混合するものである。
図10は、第3実施形態で使用される抗菌剤入容器1bの例を示す図である。抗菌剤入容器1bは、抗菌剤をそれぞれ収容した複数の室を備える。例えば図10(a)に示す抗菌剤入容器1bは、第1室111と第2室112とを備え、第1室111と第2室112とは、容器本体11bを構成する。
第1室111と第2室112とは、連結部15で連結されている。この連結部15は、一定の力を受けることにより、図10(b)に示すように開口して第1室111と第2室112とを連通させる。ここでいう「連通」とは、各室に収容された物質がそれぞれ他方の室に移動して混合可能となった状態をいう。図10(b)に示す外力伝達部151は、外力が加わることにより容器本体11bの外壁を撓ませて連結部15に一定の力を与える部材である。使用者が、外力伝達部151を図10(b)に示す矢印方向に押すことにより、押された力(外力)が一定の力として連結部15に伝えられ、連結部15の一部が破壊されて開口する。
第1室111と第2室112とには、それぞれ異なる抗菌剤13bが収容されている。第1室111に収容されている抗菌剤131は、例えばバンコマイシンである。第2室112に収容されている抗菌剤132は、例えばピペラシリンである。
連結部15の一部が破壊されて開口すると、第1室111に収容されている抗菌剤131が、開口した連結部15を通って第2室112に移動し、抗菌剤131と抗菌剤132とは互いに混ざり合う。
経路形成部材12bは、容器本体11bのうち、第2室112に設けられている。経路形成部材12bは、第1実施形態で説明した経路形成部材12と共通の構成を有しているので、シールを剥がして散布板を露出させることにより、抗菌剤入容器1bは開放状態になる。つまり、経路形成部材12bは、抗菌剤入容器1bが開放状態のときに、収容されていた抗菌剤13b(抗菌剤131と抗菌剤132の混合物)が外部に放出可能になる経路を形成する。
図11は、感染症の各種起炎菌に対する抗菌剤の感染抑止効果を、抗菌剤の種類ごとに示す図である。図11に示す「○」は、抗菌剤が起炎菌に対して薬剤感受性があり細菌抑制効果が認められることを示す。また、図11に示す「×」は、抗菌剤が起炎菌に対して薬剤感受性が無く細菌抑制効果が認められないことを示す。バンコマイシンは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA:Methicillin-resistant Staphylococcus aureus)をはじめとする多種の細菌を殺菌することができる抗菌剤であるが、図11に示す緑膿菌、クロストリジウム、大腸菌、および肺炎桿菌に対して感染を抑止する効果がない。そのため、第1室111に抗菌剤131としてバンコマイシンを収容した場合、第2室112には、抗菌剤132としてバンコマイシン以外の抗菌剤を収容することが望ましい。具体的には、第2室112に、セフォチアム、セファゾリン、およびピペラシリンなどを収容することが望ましい。
第1室111に抗菌剤131としてバンコマイシンを収容した場合、例えば、緑膿菌を感染するおそれがない環境下であれば、第2室112には、抗菌剤132としてセフォチアムを収容してもよい。また、緑膿菌およびクロストリジウムを感染するおそれがない環境下であれば、第2室112には、抗菌剤132としてセファゾリンを収容してもよい。緑膿菌を感染するおそれがある環境下であれば、第2室112には、抗菌剤132としてピペラシリンを収容することが望ましい。
なお、これらの抗菌剤は予め混合されていてもよい。この場合、抗菌剤入容器1bは複数の室を備えていなくてもよい。
以上、説明した通り、抗菌剤入容器1bは複数種類の抗菌剤13bをそれぞれ収容し、これらを混合して散布するため、1種類の抗菌剤13bでは殺菌できない細菌を殺菌して感染症の発生を抑制することができる。また、仮に抗菌剤13b同士が混合されてから散布されるまでに、例えば1日以上といった長期間が経過することで、少なくともいずれか一方の抗菌剤13bの薬理作用に異常が生じることがあったとしても、上述した抗菌剤入容器1bは、散布の直前まで各抗菌剤13bをそれぞれの室に収容させて混合させないので、各抗菌剤13bの効能は低下する可能性が低い。
なお、抗菌剤入容器1bが備える室の数は2つに限られず、3つ以上であってもよい。抗菌剤入容器1bが3以上の室を備える場合、各室の少なくとも一つに他の室とは異なる抗菌剤が収容されていればよい。例えば、図10(c)に示すように、抗菌剤入容器1bは、第1室111、第2室112、および第3室113を備えていてもよい。図10(c)に示す第1室111、第2室112、および第3室113は、この順に並べられており、第1室111と第2室112との間、および第2室112と第3室113との間にはそれぞれ連結部15としての隔壁が備えられている。第1室111には抗菌剤131が、第2室112には抗菌剤132が、第3室113には抗菌剤133が、それぞれ収容されている。第3室113の外縁には、経路形成部材12bが設けられている。そして、図10(c)に示す2つの外力伝達部151がそれぞれ上下方向に押し付けられたときに、2つの連結部15がそれぞれ破壊されて各室が連通すればよい。
また、抗菌剤入容器1bが備える室は直列に並べられていなくてもよい。例えば、図10(d)に示すように、放射状やスター型に配置されていてもよい。図10(d)に示す抗菌剤入容器1bは、第1室111、第2室112、第3室113、および第4室114を備え、これらはそれぞれ中央から放射状に伸びる管に接続されている。第1室111には抗菌剤131が、第2室112には抗菌剤132が、第3室113には抗菌剤133が、第4室114には抗菌剤134が、それぞれ収容されている。第4室114の外縁には、経路形成部材12bが設けられている。管が交差する中央には連結部15として隔壁が設けられており、この隔壁に沿って外力伝達部151が設けられている。そして、この外力伝達部151が押されたときに連結部15が破壊されて各室が連通すればよい。
また、抗菌剤入容器1bが備える室は、図10(e)に示すように配置されていてもよい。この場合、第1室111、第2室112、第3室113、および第4室114をそれぞれ仕切る隔壁が中央で交差しており、この中央の部分が破壊されることで、各室が連通すればよい。また、中央の部分を破壊することなく、4つの隔壁のうち少なくとも3つをそれぞれ開口させることにより、各室が連通されてもよい。
また、抗菌剤入容器1bが備える室のうち、いずれかには液体が収容されていてもよい。また、抗菌剤入容器1bが備える室のうち、いずれかには固体および液体が収容されていなくてもよい。このような空の室は混合用に用いられてもよい。
4.第4実施形態
4−1.抗菌処置装置の構成
本発明に係る第4実施形態は、不活性ガスを用いる噴霧機構を適用した抗菌処置装置である。
図12は、第4実施形態で使用される抗菌処置装置9cの概要を示す図である。抗菌処置装置9cは、抗菌剤入容器1cと、スプレーセット2cと、制御部5とを備える。
抗菌剤入容器1cは、抗菌剤131cを収容した第1室111cと、抗菌剤132cを収容した第2室112cとを備える。抗菌剤131cと抗菌剤132cとは異なる抗菌剤であってもよい。また、抗菌剤入容器1cは、抗菌剤を不活性ガスによって輸送する輸送管16を備える。第1室111cおよび第2室112cには、モータなどの駆動装置に接続されたスクリューが設けられており、スクリューが回転することにより、抗菌剤131cおよび抗菌剤132cは、それぞれ輸送管16に放出される。
輸送管16には、図示しないガス供給装置から供給される窒素ガスなどの不活性ガスが流されている。第1室111cおよび第2室112cにそれぞれ収容された抗菌剤131c,132cは、スクリューの回転によって不活性ガスが流通する輸送管16に放出され、図12に示す下方に散布される。
スプレーセット2cは、第1容器21cと第2容器22cとを備える。第1容器21cにはフィブリノーゲン溶液が、第2容器22cにはトロンビン溶液がそれぞれ収容される。スプレーセット2cの各容器の先端部は、抗菌剤入容器1cの輸送管16の先端部に接続されており、これら先端部から放出される各溶液は、輸送管16の中を流れる不活性ガスの周囲を覆いながら、その流れに沿って下方に噴霧される。これにより、不活性ガスをキャリアガスとして散布される抗菌剤131c,132cは、スプレーセット2cから噴霧されるフィブリノーゲン溶液およびトロンビン溶液と混合する。その結果、創部3cにはフィブリノーゲンとトロンビンとが反応して発生したフィブリンに、抗菌剤131c,132cが分散配合された層が形成される。
以上の通り、第4実施形態で使用される抗菌処置装置9cは、不活性ガスを用いて組織接着剤と抗菌剤とを同時に創部に吹き付けるため、抗菌剤を含む層を形成する時間は短縮される。なお、抗菌処置装置9cは、組織接着剤を噴霧した後に抗菌剤を散布してもよいし、抗菌剤を散布した後に組織接着剤を噴霧してもよい。また、図12に示すように、輸送管16の先端から創部3cの外縁にかけて飛散防止用のシート6をかぶせてもよい。シート6の一方の端部を創部3cの外縁に接着手段61によって接着し、シート6の他方の端部を輸送管16の散布口に接着することで、噴霧される組織接着剤および散布される抗菌剤が飛散する範囲をシート6で仕切られた空間内にすることができる。
なお、第4実施形態で説明した抗菌処置装置9cは、第2実施形態で説明した構成と組み合わせてもよい。例えば、抗菌処置装置9cは、不活性ガスをキャリアとして抗菌剤や組織接着剤を放出する輸送管16の先端部を、人体の創部3の開口局所30に沿って移動させる移動部4を備えていてもよい。
第4実施形態で使用される抗菌処置装置9cを要約すると以下の通りとなる。
気体を輸送して、当該気体を人体の開口局所に向けて吹き付ける輸送管と、
前記気体により、前記開口局所に向けて粉末状の抗菌剤を散布する抗菌剤入容器と、
前記気体により、前記開口局所に向けて組織を接着する組織接着剤を噴霧する噴霧手段とを備える抗菌処置装置。
5.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
5−1.変形例1
上述した実施形態において、組織接着剤には、フィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液とが用いられていたが、他の剤を用いてもよい。組織接着剤は、人体内に投入された後に摘出の必要がない物質が望ましく、例えば、コラーゲン製剤など、各種のタンパク製剤であってもよい。
5−2.変形例2
上述した第1実施形態において、抗菌剤を含む抗菌層は、組織接着剤を含む接着層に挟まれるように形成されたが、抗菌剤が、第1粒径未満の粒径を有する第1粒子群と、第1粒径の倍である第2粒径以上の粒径を有する第2粒子群とを、総重量に対してそれぞれ10%以上含むように調製されているのであれば、組織接着剤を用いなくてもよい。
また、上述した第1実施形態において、抗菌剤が開口局所に向けて散布されてから血腫に残留する量が半分になるまでにかかる時間が24時間以上となるように、抗菌剤の粒度分布が調製されていたが、抗菌剤の粒度分布は、上述した時間が1時間以上となるように調製されていればよい。
また、上述した第1実施形態において、第1粒子群G1の残留量が散布時の半分になるまでの時間t1と、第2粒子群G2の残留量が散布時の半分になるまでの時間t2との間には24時間以上の時間差が生じていてが、この時間差は1時間以上であればよい。
なお、第1実施形態に示したように抗菌層を接着層に挟んで形成することにより、抗菌剤が組織内で保持されて創部3に残留し易くなる。そのため、創部3から流出する抗菌剤の量が減じるので、使用者は、組織接着剤を用いることで抗菌剤の使用量を抑制することができる。
5−3.変形例3
上述した第3実施形態において、外力伝達部151は、使用者が、図10(b)に示す矢印方向に押すことにより、押された力が一定の力として連結部15に伝えられるように構成されていたが、外力伝達部151が連結部15に伝える外力は、押す力に限られない。外力は、例えば、叩く力、引く力、振る力、捻る力などでもよく、また、磁力、静電気、光、熱などの力であってもよい。
また、上述した第3実施形態において、外力伝達部151は、連結部15を破壊して、連結部15を開口させていたが、破壊させずに連結部15を開口させてもよい。
図13は、外力伝達部151が連結部15を破壊させることなく開口させる例を示す図である。図13(a)に示すように、連結部15は蛇腹状の管であり、第1室111と第2室112とを連結している。連結部15の内側には、剛性の棒材の両端にゴム栓などの封止材が設けられた密閉部材152が配置されている。外力が加えられていない状態において、連結部15の長さは、密閉部材152の長さと同じか短いように形成されているため、密閉部材152の両端に設けられた封止材は各室と連結部15とを結ぶ孔を塞いでいる。2つの外力伝達部151が互いに近づくようにそれぞれ矢印方向に押されると、蛇腹状の連結部15が図13(b)に示すように縮まるため、密閉部材152の両端の封止材が各室の孔から外れる。これにより、連結部15は破壊されることなく各室が連通する。
5−4.変形例4
上述した実施形態において、経路形成部材12は、散布板121と、シール122とを備えていたが、他の部材によって構成されていてもよい。例えば、散布板121は、複数の孔部1210ではなく、1つの孔を有していてもよいし、散布板121に設けられた孔は円形に限られず、多角形や楕円形などであってもよい。また、複数の孔が設けられている場合に、それらの各孔が同じ形状でなくてもよい。また、経路形成部材12は、散布板121に代えてまたは加えて、篩や網などを備えていてもよい。
また、経路形成部材12はシール122のみであり、散布板121を備えていなくてもよい。この場合、シール122自体が、容器本体11の外縁に開放自在に設けられ、開放状態のときには収容されていた抗菌剤13が外部に散布可能になる経路を形成する経路形成部材として機能する。
経路形成部材12は、シール122ではなく、スクリューキャップなどの蓋体によって抗菌剤入容器1を密閉状態にしてもよい。この場合使用者は、スクリューキャップを捻ることにより、抗菌剤入容器1を開放状態にすればよい。経路形成部材12は、上述した蓋体と散布板121とによって構成されていてもよいが、経路形成部材12が蓋体のみから構成される場合、この蓋体自体が、上述した経路形成部材に相当する。
5−5.変形例5
制御部5によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットなどのネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上記の制御部5によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサなどが用いられる。
1(1a,1b,1c)…抗菌剤入容器、11(11a,11b)…容器本体、111(111c)…第1室、112(112c)…第2室、12(12a,12b)…経路形成部材、121…散布板、1210…孔部、1211…板部材、122…シール、13(13a,13b,131,131c,132,132c)…抗菌剤、14…振動部、15…連結部、151…外力伝達部、16…輸送管、2(2a,2c)…スプレーセット、21(21c)…第1容器、211…シリンジ、212…プランジャー、22(22c)…第2容器、221…シリンジ、222…プランジャー、23…プランジャーホルダー、24…誘導部材、25…スプレーチップ、3(3c)…創部、30…開口局所、31…第1接着層、32…抗菌層、33…第2接着層、34…ドレーン管、35…縫合層、4…移動部、41…第1移動部、411…第1滑車、412…第2滑車、413…ロープ、42…第2移動部、421…第1滑車、422…第2滑車、423…ロープ、5…制御部、51…CPU、52…ROM、53…RAM、54…記憶部、55…インターフェイス、56…操作部、6…シート、61…接着手段、9(9c)…抗菌処置装置。

Claims (5)

  1. 人体の開口局所に向けて散布される粉末状の抗菌剤を収容した容器本体と、
    前記容器本体の外縁に開放自在に設けられ、開放状態のときには収容されていた前記抗菌剤が外部に散布可能になる経路を形成する経路形成部材とを有し、
    前記抗菌剤は、第1粒径未満の粒径を有する第1粒子群と、前記第1粒径の倍である第2粒径以上の粒径を有する第2粒子群とを、総重量に対してそれぞれ10%以上含む
    ことを特徴とする抗菌剤入容器。
  2. 前記抗菌剤の粒径の分布は、当該粒径が15μm未満の前記第1粒子群を10%以上含み、且つ、当該粒径が50μm以上の前記第2粒子群を20%以上含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の抗菌剤入容器。
  3. 前記開口局所に生成する血腫に前記第1粒子群が残留する時間と、当該血腫に前記第2粒子群が残留する時間との差が1時間以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の抗菌剤入容器。
  4. 前記抗菌剤は、前記開口局所に向けて散布されてから、当該開口局所に生成する血腫に残留する量が半分になるまでにかかる時間が1時間以上となるように粒径の分布が設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の抗菌剤入容器。
  5. 抗菌剤をそれぞれ収容した複数の室と、
    前記複数の室を連結し、一定の力を受けることにより開口して連結する前記室同士を連通させる連結部と、
    外力が加わることにより前記連結部に前記一定の力を与える外力伝達部と、
    前記複数の室のうち、少なくともいずれか一つの室を外部空間に対して開放可能とするように設けられ、開放状態のときには収容されていた前記抗菌剤が外部に放出可能になる経路を形成する経路形成部材とを備え、
    前記各室の少なくとも一つには他の室とは異なる抗菌剤が収容される
    ことを特徴とする抗菌剤入容器。
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