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JP2014070183A - 半導体装置製造用接着シート、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置製造用接着シート、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2014070183A
JP2014070183A JP2012218414A JP2012218414A JP2014070183A JP 2014070183 A JP2014070183 A JP 2014070183A JP 2012218414 A JP2012218414 A JP 2012218414A JP 2012218414 A JP2012218414 A JP 2012218414A JP 2014070183 A JP2014070183 A JP 2014070183A
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Daisuke Uenda
大介 宇圓田
Atsushi Ishii
淳 石井
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

【課題】半導体ウェハを台座に良好に固定できるとともに、半導体ウェハから台座を容易に分離できる半導体装置製造用接着シート、及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体ウェハを台座に固定するために用いられる半導体装置製造用接着シートであって、第1接着剤層と、接着力が前記第1接着剤層より低い第2の層とが積層されている半導体装置製造用接着シートに関する。また、前記接着シートを用いた半導体装置の製造方法に関する。また、接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付ける工程(A)と、接着シート(b)に台座を貼り付ける工程(B)と、前記工程(A)により得られた接着シート(a)付き半導体ウェハの前記接着シート(a)、及び前記工程(B)により得られた接着シート(b)付き台座の前記接着シート(b)を貼り合わせる工程(C)とを含み、前記接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低い半導体装置の製造方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置製造用接着シート、及び半導体装置の製造方法に関する。
従来、半導体装置の製造工程において、台座上に半導体ウェハを仮固定した後、半導体ウェハに対してバックグラインドなどの所定の処理を行い、その後、半導体ウェハから台座を分離するといった工程が行なわれることがある。このような工程では、半導体ウェハから台座を容易に分離できることが重要である。
台座上に半導体ウェハを仮固定する方法として、液状の接着剤を使用することが知られている。液状の接着剤はスピンコートにより半導体ウェハ又は台座に塗布される。
特許文献1には、第1基板としてのデバイスウェハと第2基板としてのキャリアー基板とを強い接着結合を形成しない充填層を介して圧着するとともに、充填層の周縁に対して接合素材を充填して硬化することによりエッジボンドを形成して、第1基板と第2基板とを接着する方法が開示されている。
また、特許文献2には、イミド、アミドイミドおよびアミドイミド−シロキサンのポリマーおよびオリゴマーからなる群の中から選択される、オリゴマーおよびポリマーからなる群の中から選択される化合物を含む接合用組成物層を介して第1の基板と第2の基板とを接合する方法が開示されている。
特表2011−510518号公報 特表2010−531385号公報
特許文献1に記載の充填層や特許文献2に記載の接合用組成物層は、スピンコート等により塗布されている。しかしながら、接着に必要な厚さ10μm以上の層を塗布により形成すると、一般的に塗布面が粗くなり、凹凸追従性が悪く、所望の接着力が得られず、半導体ウェハを台座に充分に固定できない場合がある。
また、スピンコートにより塗布する場合、材料の大半が無駄になるといった問題がある。また、材料が接着用の粘度の高いものであるため、スピンコーターの汚れを取り除くには、労力を要する。
本発明は前記問題点に鑑みなされたものであり、半導体ウェハを台座に良好に固定できるとともに、半導体ウェハから台座を分離し易い半導体装置製造用接着シートを提供することを目的とする。また、本発明は、半導体ウェハを台座に良好に固定できるとともに、半導体ウェハから台座を容易に分離できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本願発明者は、下記の構成を採用することにより、前記の課題を解決できることを見出して本発明を完成させるに至った。
第1の本発明は、半導体ウェハを台座に固定するために用いられる半導体装置製造用接着シートであって、第1接着剤層と、接着力が前記第1接着剤層より低い第2の層とが積層されている半導体装置製造用接着シートに関する。
前記接着シートはシート状であるため、スピンコートにより接着剤層を形成する場合に比べ、表面を均一に形成できる。さらに、スピンコートのように材料を無駄にすることがない。また、シート状であるため簡便に使用できる。
また、第1接着剤層と、接着力が前記第1接着剤層より低い第2の層とが積層されている。第1接着剤層を有するため半導体ウェハを台座に良好に固定できる。第1接着剤層よりも接着力の低い第2の層を有するため、外力により、半導体ウェハから台座を容易に分離できる。
第1の本発明において、第1接着剤層の接着力、及び第2の層の接着力とは、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力をいう。なお、イミド化や熱硬化等を行なうことにより半導体ウェハを台座に固定する接着シートにおいては、シリコンウェハに固定した状態(例えば、イミド化後や熱硬化後)における90°ピール剥離力をいう。具体的には実施例に記載の方法で測定できる。
第1の本発明はまた、前記半導体装置製造用接着シートを用いて半導体ウェハを台座に固定する工程と、前記半導体ウェハから前記台座を分離する工程とを含む半導体装置の製造方法に関する。
前記半導体装置製造用接着シートを用いて前記半導体ウェハを前記台座に固定する工程は、前記半導体ウェハを前記第1接着剤層に貼り付け、前記台座を前記第2の層に貼り付けることにより、前記半導体ウェハを前記台座に固定する工程であることが好ましい。
第1接着剤層は、接着力が第2の層より高く、半導体ウェハ表面などの凹凸追従性に優れる。前記構成によれば、第1接着剤層が半導体ウェハ表面の凹凸に追従できるため、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。一方、接着力が第1接着剤層より低い第2の層が台座と接するため、接着シートを台座から剥離し易い。また、台座の糊残りが少なく、台座を再利用しやすい。
第2の本発明は、接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付ける工程(A)と、接着シート(b)に台座を貼り付ける工程(B)と、前記工程(A)により得られた接着シート(a)付き半導体ウェハの前記接着シート(a)、及び前記工程(B)により得られた接着シート(b)付き台座の前記接着シート(b)を貼り合わせる工程(C)とを含み、前記接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低い半導体装置の製造方法に関する。
シート状の前記接着シート(a)及び(b)を使用するため、スピンコートのように材料を無駄にすることがない。
また、前記接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低い。このため、半導体ウェハから台座を分離し易い。また、相対的に接着力が高い接着シートを使用するため、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。
第2の本発明において、接着シート(a)の接着力、及び接着シート(b)の接着力とは、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力をいう。なお、接着シート(a)及び(b)が、イミド化や熱硬化等を行なうことにより接着させるものである場合、シリコンウェハに固定した状態(例えば、イミド化後や熱硬化後)における90°ピール剥離力をいう。具体的には実施例に記載の方法で測定できる。
前記接着シート(b)の接着力が前記接着シート(a)より低いことが好ましい。
前記構成によれば、接着シート(a)は、接着力が接着シート(b)より高く、半導体ウェハ表面などの凹凸追従性に優れる。接着シート(a)が半導体ウェハ表面の凹凸に追従できるため、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。一方、接着力が接着シート(a)より低い接着シート(b)が台座と接するため、接着シート(b)を台座から剥離し易い。また、台座の糊残りが少なく、台座を再利用しやすい。
本発明によれば、半導体ウェハを台座に良好に固定できるとともに、半導体ウェハから台座を容易に分離できる。
実施形態1の接着シートの断面模式図である。 実施形態2の接着シートの断面模式図である。 実施形態1の接着シートに半導体ウェハを貼り付けた様子を示す模式図である。 実施形態1の接着シートを用いて半導体ウェハを台座に固定した様子を示す模式図である。 接着シート(a)の断面模式図である。 接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付けた様子を示す模式図である。 接着シート(b)の断面模式図である。 接着シート(b)に台座を貼り付けた様子を示す模式図である。 接着シート(a)及び(b)を用いて半導体ウェハを台座に固定した様子を示す模式図である。
[接着シート]
第1の本発明の半導体装置製造用接着シートは、第1接着剤層と、接着力が前記第1接着剤層より低い第2の層とが積層されている。
以下、第1の本発明の接着シートについて図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態1の接着シート7の断面模式図である。図1に示すように、接着シート7は、第1接着剤層70と、第2の層71との積層により形成されている。第2の層71の接着力は、第1接着剤層70の接着力よりも低い。
接着シート7は、第1接着剤層70を有するため半導体ウェハを台座に良好に固定できる。また、第1接着剤層70よりも接着力の低い第2の層71を有するため、外力により、半導体ウェハから台座を容易に分離できる。
第1接着剤層70の厚さは特に限定されず、例えば、10μm以上であり、好ましくは50μm以上である。10μm以上であると、半導体ウェハ表面の凹凸を追従でき、接着シート7を隙間なく充填できる。また、第1接着剤層70の厚さは、例えば、500μm以下であり、好ましくは300μm以下である。500μm以下であると、厚みのばらつきや加熱時の収縮・膨張を抑制又は防止できる。
第2の層71の厚さは特に限定されず、例えば、1μm以上であり、好ましくは5μm以上である。1μm以上であると、台座との貼り合せが容易である。また、第2の層71の厚さは、例えば、500μm以下であり、好ましくは300μm以下である。500μm以下であると、厚みのばらつきや加熱時の収縮・膨張を抑制又は防止できる。
第1接着剤層70は、第2の層71に比較して一般的に弾性率が低いため、形成時に表面にうねりが生じやすい。このような観点からは、第1接着剤剤層70を薄くし、第2の層71を厚くすることが好ましい。一方、第1接着剤層70は、第2の層71に比較して一般的にガラス転移温度が高いため、形成時の収縮が大きい。このような観点からは、第1接着剤剤層70を厚くし、第2の層71を薄くすることが好ましい。
なお、接着シート7を平面視したときの形状は特に限定されないが、通常、円形である。
第2の層71の接着力は、第1接着剤層70の接着力よりも低ければ、特に制限されない。第2の層71の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が0.30N/20mm未満であることが好ましく、0.20N/20mm以下であることがより好ましい。0.30N/20mm未満であると、半導体ウェハから台座を容易に分離できる。一方、該90°ピール剥離力の下限は、好ましくは0.001N/20mm以上であり、より好ましくは0.005N/20mm以上、更に好ましくは0.010N/20mm以上である。0.001N/20mm以上であると、半導体ウェハを台座に良好に固定でき、バックグラインドなどを良好に行うことができる。
第1接着剤層70の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が、0.30N/20mm以上であることが好ましく、0.40N/20mm以上であることがより好ましい。0.30N/20mm以上であると、半導体ウェハを台座に良好に固定でき、バックグラインドなどを良好に行うことができる。また、該90°ピール剥離力の上限は、特に限定されず、大きいほど好ましいが、例えば、30N/20mm以下、好ましくは20N/20mm以下である。
図2に示すように、第1の本発明の接着シートは、他の層が形成されたものであってもよい(実施形態2)。図2は、第3の層を備える接着シートの断面模式図である。図2の接着シート7は、第3の層75と、第2の層71と、第1接着剤層70との積層により形成されている。
第3の層75の接着力は、第1接着剤層70の接着力よりも低いことが好ましい。これにより、接着シート7の第3の層75を台座に貼り付けた場合に、接着シート7を台座から容易に剥離できる。また、台座の糊残りを無くすことができ、台座の洗浄工程を省略できる。
第3の層75の接着力は、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が、0.30N/20mm未満であることが好ましく、0.20N/20mm以下であることがより好ましい。0.30N/20mm未満であると、接着シート7を容易に剥離できる。また、台座等の糊残りを無くすことができ、台座等の洗浄工程を省略できる。一方、該90°ピール剥離力の下限は、好ましくは0.001N/20mm以上である。0.001N/20mm以上であると、半導体ウェハを台座に良好に固定でき、バックグラインドなどを良好に行うことができる。
第1接着剤層70を構成する接着剤組成物としては、第1接着剤層70の接着力が、第2の層71の接着力よりも高くなるように選択する限り、特に限定されない。
第1接着剤層70を構成する接着剤組成物としては、イミド基を有し、且つ、少なくとも一部にエーテル構造を有するジアミンに由来する構成単位を有するポリイミド樹脂を好適に使用できる。また、シリコーン樹脂も好適に使用できる。なかでも、耐熱性、耐薬性、糊残り性という点から、前記ポリイミド樹脂が好ましい。
前記ポリイミド樹脂は、一般的に、その前駆体であるポリアミド酸をイミド化(脱水縮合)することにより得ることができる。ポリアミド酸をイミド化する方法としては、例えば、従来公知の加熱イミド化法、共沸脱水法、化学的イミド化法等を採用することができる。なかでも、加熱イミド化法が好ましい。加熱イミド化法を採用する場合、ポリイミド樹脂の酸化による劣化を防止するため、窒素雰囲気下や、真空中等の不活性雰囲気下にて加熱処理を行なうことが好ましい。
前記ポリアミド酸は、適宜選択した溶媒中で、酸無水物とジアミン(エーテル構造を有するジアミンと、エーテル構造を有さないジアミンの両方を含む)とを実質的に等モル比となるように仕込み、反応させて得ることができる。
前記エーテル構造を有するジアミンは、エーテル構造を有し、且つ、アミン構造を有する端末を少なくとも2つ有する化合物である限り、特に限定されない。例えば、グリコール骨格を有するジアミンなどが挙げられる。
前記グリコール骨格を有するジアミンとしては、例えば、ポリプロピレングリコール構造を有し、且つ、アミノ基を両末端に1つずつ有するジアミン、ポリエチレングリコール構造を有し、且つ、アミノ基を両末端に1つずつ有するジアミン、ポリテトラメチレングリコール構造を有し、且つ、アミノ基を両末端に1つずつ有するジアミン等のアルキレングリコールを有するジアミンを挙げることができる。また、これらのグリコール構造の複数を有し、且つ、アミノ基を両末端に1つずつ有するジアミンを挙げることができる。
前記エーテル構造を有するジアミンの分子量は、100〜5000の範囲内であることが好ましく、150〜4800であることがより好ましい。前記エーテル構造を有するジアミンの分子量が100〜5000の範囲内であると、低温での接着力が高く、且つ、高温において剥離性を奏する第1接着剤層70をえやすい。
前記ポリイミド樹脂の形成には、エーテル構造を有するジアミン以外に、エーテル構造を有さないジアミンを併用することもできる。エーテル構造を有さないジアミンとしては、脂肪族ジアミンや芳香族ジアミンを挙げることができる。エーテル構造を有さないジアミンを併用することにより、被着体との密着力をコントロールすることができる。エーテル構造を有するジアミンと、エーテル構造を有さないジアミンとの配合割合は、モル比で、100:0〜10:90の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは、100:0〜20:80であり、さらに好ましくは、99:1〜30:70である。前記エーテル構造を有するジアミンと前記エーテル構造を有さないジアミンとの配合割合が、モル比で、100:0〜10:90の範囲内にあると、高温での熱剥離性により優れる。
前記脂肪族ジアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジアミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、4,9−ジオキサ−1,12−ジアミノドデカン、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン(α、ω−ビスアミノプロピルテトラメチルジシロキサン)などが挙げられる。前記脂肪族ジアミンの分子量は、通常、50〜1,000,000であり、好ましくは100〜30,000である。
芳香族ジアミンとしては、例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン等が挙げられる。前記芳香族ジアミンの分子量は、通常、50〜1000であり、好ましくは100〜500である。前記脂肪族ジアミンの分子量、及び、前記芳香族ジアミンの分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定し、ポリスチレン換算により算出された値(重量平均分子量)をいう。
前記酸無水物としては、例えば、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物(6FDA)、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ピロメリット酸二無水物、エチレングリコールビストリメリット酸二無水物等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸無水物と前記ジアミンを反応させる際の溶媒としては、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、シクロペンタノン等を挙げることができる。これらは、単独で使用してもよく、複数を混合して用いてもよい。また、原材料や樹脂の溶解性を調整するために、トルエンや、キシレン等の非極性の溶媒を適宜、混合して用いてもよい。
前記シリコーン樹脂としては、例えば、過酸化物架橋型シリコーン系粘着剤、付加反応型シリコーン系粘着剤、脱水素反応型シリコーン系粘着剤、湿気硬化型シリコーン系粘着剤等が挙げられる。前記シリコーン樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。前記シリコーン樹脂を用いると、耐熱性が高くなり、高温下における貯蔵弾性率や粘着力が適切な値となり得る。前記シリコーン樹脂の中でも、不純物が少ない点で、付加反応型シリコーン系粘着剤が好ましい。
第1接着剤層70を構成する接着剤組成物は、他の添加剤を含有していてもよい。このような他の添加剤としては、例えば、難燃剤、シランカップリング剤、イオントラップ剤などが挙げられる。難燃剤としては、例えば、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、臭素化エポキシ樹脂などが挙げられる。シランカップリング剤としては、例えば、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどが挙げられる。イオントラップ剤としては、例えば、ハイドロタルサイト類、水酸化ビスマスなどが挙げられる。このような他の添加剤は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
第2の層71を構成する材料としては、第2の層71の接着力が、第1接着剤層70の接着力よりも低くなるように選択する限り、特に限定されない。第2の層71を構成する材料としては、前述のポリイミド樹脂、前述のシリコーン樹脂も使用できる。なかでも、耐熱性、耐薬性、糊残り性という点から、前記ポリイミド樹脂が好ましい。
第3の層75を構成する材料としては、第3の層75の接着力が、第1接着剤層70の接着力よりも低くなるように選択する限り、特に限定されず、例えば、第2の層71で例示したものが挙げられる。
(接着シートの製造)
接着シート7は、例えば、次の通りにして作製される。まず、第2の層71を形成するための材料を含む溶液を作製する。次に、前記溶液を基材上に所定厚みとなる様に塗布して塗布膜を形成した後、該塗布膜を所定条件下で乾燥させる等して、第2の層71とする。前記基材としては、SUS304、6−4アロイ、アルミ箔、銅箔、Ni箔などの金属箔や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤等の剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙等が使用可能である。また、塗布方法としては特に限定されず、例えば、ロール塗工、スクリーン塗工、グラビア塗工、スピンコート塗工等が挙げられる。
一方、第1接着剤層70を形成するための組成物を含む溶液を作製する。
次に、第2の層71が積層されている前記基材の上に、前記第1接着剤層70を形成するための組成物を含む溶液を第2の層71の側から所定厚みとなる様に塗布して塗布膜を形成する。その後、該塗布膜を所定条件下で乾燥させる等して、第1接着剤層70とする。以上より、図1に示す接着シート7が得られる。
なお、図2に示す第3の層75は第2の層71と同様の方法で形成できる。
第1の本発明の半導体装置製造用接着シートは、半導体ウェハを台座に固定するために用いられる。具体的には、後述する第1の本発明の半導体装置の製造方法に好適に使用できる。
[半導体装置の製造方法]
第1の本発明の半導体装置の製造方法は、接着シートを用いて半導体ウェハを台座に固定する工程と、半導体ウェハから台座を分離する工程とを含む。このような方法として、例えば、半導体ウェハを第1接着剤層に貼り付け、台座を第2の層に貼り付けることにより、半導体ウェハを台座に固定する工程と、半導体ウェハから台座を分離する工程とを含む方法が挙げられる。当該方法の場合、第1接着剤層が半導体ウェハ表面の凹凸に追従でき、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。一方、接着力が第1接着剤層より低い第2の層が台座と接するため、接着シートを台座から剥離し易い。また、台座の糊残りが少なく、台座を再利用しやすい。
以下の説明では、実施形態1の接着シート7を用いた場合について説明する。図3は、実施形態1の接着シートに半導体ウェハを貼り付けた様子を示す模式図である。図4は、実施形態1の接着シートを用いて半導体ウェハを台座に固定した様子を示す模式図である。
まず、半導体ウェハ3の回路形成面と第1接着剤層70を貼り合わせる(図3)。
半導体ウェハ3として、回路形成面及び非回路形成面を有するものを使用する。また、シリコン貫通電極(through−silicon via)を有するものを好適に使用できる。通常、シリコン貫通電極を有するシリコンウェハは、後述のバックグラインドにより薄型化されるため、台座1に固定し、強度を補強することが望ましいからである。
半導体ウェハ3としては特に限定されず、例えば、ゲルマニウムウエハ、ガリウム−ヒ素ウエハ、ガリウム−リンウエハ、ガリウム−ヒ素−アルミニウムウエハ、サファイアウェハ等の化合物半導体ウェハなどが挙げられる。なかでも、シリコンウェハが好ましい。
半導体ウェハ3の厚さは特に限定されないが、例えば、400〜1200μmであり、好ましくは450〜1000μmである。
半導体ウェハ3の直径は特に限定されないが、例えば、75〜450mmである。このような半導体ウェハ3としては、市販の200mmウェハ、300mmウェハなどを使用できる。
貼り合わせ方法(貼り付け方法)は特に限定されず、例えば、23〜250℃、0.01〜10MPaで貼り付ける方法が挙げられる。
なお、接着シート7の面積が半導体ウェハ3の面積より大きい場合は、必要に応じて、貼り合わせ前または貼り合わせ後に、接着シート7をカットすればよい。
次いで、台座1と第2の層71を貼り合わせる(図4)。
台座1としては、特に限定されないが、シリコンウェハ、SiCウェハ、GaAsウェハ等の化合物ウェハ、ガラスウェハ、SUS、6−4Alloy,Ni箔、Al箔等の金属箔等が挙げられる。平面視で、丸い形状を採用する場合は、シリコンウェハ又はガラスウェハが好ましい。また、平面視で矩形の場合は、SUS板、又は、ガラス板が好ましい。
また、台座1として、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、ランダム共重合ポリプロピレン、ブロック共重合ポリプロピレン、ホモポリプロレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル(ランダム、交互)共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、全芳香族ポリアミド、ポリフェニルスルフイド、アラミド(紙)、ガラス、ガラスクロス、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、セルロース系樹脂、シリコーン樹脂、紙等を用いることもできる。
台座1は、単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用しても良い。台座1の厚みは、特に限定されないが、例えば、通常10μm〜20mm程度である。
台座1の直径は特に限定されないが、例えば、75〜450mm、100〜450mmである。このような台座1としては、市販の200mmウェハ、300mmウェハなどを使用できる。
貼り合わせ方法(貼り付け方法)は特に限定されず、例えば、23〜250℃、0.01〜10MPaで貼り付ける方法が挙げられる。
なお、接着シート7の面積が台座1の面積より大きい場合は、必要に応じて接着シート7をカットすればよい。
貼り合わせ後、必要に応じて、第1接着剤層70及び第2の層71をイミド化する。これにより、半導体ウェハ3を台座1に良好に固定できる。イミド化は従来公知の方法で行うことができ、例えば、150〜500℃、0.5〜5時間の条件でイミド化できる。なお、第1接着剤層70及び第2の層71の一方のみをイミド化してもよい。
また、貼り合わせ後、必要に応じて、第1接着剤層70及び第2の層71を熱硬化してもよい。第1接着剤層70及び第2の層71としてシリコーン樹脂を用いた場合、熱硬化により半導体ウェハ3を台座1に良好に固定できる。なお、第1接着剤層70及び第2の層71の一方のみを熱硬化してもよい。
次いで、台座1に固定された半導体ウェハ3をバックグラインドできる。バックグラインドは、従来公知の方法で行うことができる。
バックグラインドした半導体ウェハの厚さは、例えば、1〜300μmであり、好ましくは5〜100μmである。
バックグラインドした後、半導体ウェハ3の非回路形成面(バックグラインドされた面)は加工することができる。加工方法としては、電極形成、金属配線形成、保護膜形成等が挙げられる。なお、当該加工により、シリコン貫通電極が形成されてもよい。
バックグラインドや加工などの所望の処理を半導体ウェハ3に施した後、半導体ウェハ3から台座1を分離する。
半導体ウェハ3から台座1を分離する方法としては特に限定されず、例えば、外力を加える方法が挙げられる。具体的には、台座1のみを分離する方法、台座1付きの第2の層71を分離する方法などが挙げられる。また、第1接着剤層70と第2の層71との境界に切り込みを入れて分離する方法も好適である。
なお、第1接着剤層70の接着力を低下させた後に、半導体ウェハ3から台座1を分離してもよい。第1接着剤層70の接着力を低下させる方法としては、溶剤により第1接着剤層70を溶解させて接着力を低下させる方法、第1接着剤層70に、カッターやレーザー等により物理的な切り込みを入れて接着力を低下させる方法、第1接着剤層70を加熱により接着力が低下する材料で形成しておき、加熱により接着力を低下させる方法、界面活性剤の存在下で加熱しながら超音波洗浄を行う方法、薬液を第1接着剤層70に浸透させる方法(例えば、SC−1洗浄を行う方法、N−メチル−2−ピロリドンなどの溶解液を浸透させる方法)等を挙げることができる。
以上の説明では、半導体ウェハ3を第1接着剤層70に貼り付け、台座1を第2の層71に貼り付ける方法を説明した。しかし、これに限定されず、台座1を第1接着剤層70に貼り付け、半導体ウェハ3を第2の層71に貼り付けてもよい。
また、半導体ウェハ3として、回路形成面及び非回路形成面を有するもの使用する場合について説明した。しかし、回路形成面及び非回路形成面を有するものに限定されず、両面が非回路形成面のものなどでもよい。
[他の半導体装置の製造方法]
第2の本発明の半導体装置の製造方法は、接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付ける工程(A)と、接着シート(b)に台座を貼り付ける工程(B)と、前記工程(A)により得られた接着シート(a)付き半導体ウェハの前記接着シート(a)、及び前記工程(B)により得られた接着シート(b)付き台座の前記接着シート(b)を貼り合わせる工程(C)とを含む。また、前記接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低い。
接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低いため、半導体ウェハから台座を分離し易い。また、相対的に接着力が高い接着シートを使用するため、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。
接着シート(b)の接着力が前記接着シート(a)より低いことが好ましい。この場合、接着シート(a)は、接着力が接着シート(b)より高く、半導体ウェハ表面などの凹凸追従性に優れる。よって、接着シート(a)が半導体ウェハ表面の凹凸に追従できるため、半導体ウェハを台座に良好に固定できる。一方、接着力が接着シート(a)より低い接着シート(b)が台座と接するため、接着シート(b)を台座から剥離し易い。また、台座の糊残りが少なく、台座を再利用しやすい。
以下の説明では、接着シート(b)の接着力が前記接着シート(a)より低い場合について説明する。
以下、第2の本発明の半導体装置の製造方法について図面を参照しつつ説明する。
図5は、接着シート(a)の断面模式図である。図6は、接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付けた様子を示す模式図である。図7は、接着シート(b)の断面模式図である。図8は、接着シート(b)に台座を貼り付けた様子を示す模式図である。図9は、接着シート(a)及び(b)を用いて半導体ウェハを台座に固定した様子を示す模式図である。
工程(A)
工程(A)では、接着シート(a)13に半導体ウェハ4を貼り付ける(図6)。
まず、接着シート(a)13について説明する。図5に示すように、接着シート(a)13は一方の面に基材12を有し、他方の面にセパレータ14を有している。
接着シート(a)13を構成する接着剤組成物としては特に限定されないが、第1接着剤層70で例示したものが好適である。
接着シート(a)13の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が、0.30N/20mm以上であることが好ましく、0.40N/20mm以上であることがより好ましい。0.30N/20mm以上であると、半導体ウェハ4を台座に良好に固定でき、バックグラインドなどを良好に行うことができる。また、該90°ピール剥離力の上限は、特に限定されず、大きいほど好ましいが、例えば、30N/20mm以下、好ましくは20N/20mm以下である。
基材12としては、SUS304、6−4アロイ、アルミ箔、銅箔、Ni箔などの金属箔や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤等の剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙等が挙げられる。
セパレータ14としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤等の剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙等が挙げられる。
半導体ウェハ4としては特に限定されず、半導体ウェハ3で例示したものなどが挙げられる。
工程Aでは、セパレータ14を剥離して、接着シート(a)13に半導体ウェハ4を貼り付ける。
貼り付け方法は特に限定されず、例えば、23〜250℃、0.01〜10MPaで貼り付ける方法が挙げられる。
なお、接着シート(a)13の面積が半導体ウェハ4の面積より大きい場合は、必要に応じて、貼り付け前または貼り付け後に、接着シート(a)13をカットすればよい。
工程(B)
工程(B)では、接着シート(b)23に台座2を貼り付ける(図8)。
図7に示すように、接着シート(b)23は一方の面に基材22を有し、他方の面にセパレータ24を有している。
接着シート(b)23を構成する接着剤組成物としては特に限定されないが、第2の層71で例示したものが好適である。
接着シート(b)23の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が0.30N/20mm未満であることが好ましく、0.20N/20mm以下であることがより好ましい。0.30N/20mm未満であると、半導体ウェハ4から台座2を容易に分離できる。一方、該90°ピール剥離力の下限は、好ましくは0.001N/20mm以上であり、より好ましくは0.005N/20mm以上、更に好ましくは0.010N/20mm以上である。0.001N/20mm以上であると、半導体ウェハ4を台座2に良好に固定でき、バックグラインドなどを良好に行うことができる。
基材22としては特に限定されず、基材12で例示したものなどが挙げられる。セパレータ24としては特に限定されず、セパレータ14で例示したものなどが挙げられる。
台座2としては特に限定されず、台座1で例示したものなどが挙げられる。
工程Bでは、セパレータ24を剥離して、接着シート(b)23に台座2を貼り付ける。
貼り付け方法は特に限定されず、例えば、23〜250℃、0.01〜10MPaで貼り付ける方法が挙げられる。
なお、接着シート(b)23の面積が台座2の面積より大きい場合は、必要に応じて、貼り付け前または貼り付け後に、接着シート(b)23をカットすればよい。
工程(C)
工程(C)では、工程(A)により得られた接着シート(a)13付き半導体ウェハ4の接着シート(a)13、及び工程(B)により得られた接着シート(b)23付き台座2の接着シート(b)23を貼り合わせる(図9)。これにより、半導体ウェハ4を台座2に固定できる。
貼り合わせ方法は特に限定されない。貼り合わせ後、必要に応じて、接着シート(a)13及び接着シート(b)23をイミド化する。これにより、半導体ウェハ4を台座2に良好に固定できる。イミド化は従来公知の方法で行うことができ、例えば、150〜500℃、0.5〜5時間の条件でイミド化できる。なお、接着シート(a)13及び接着シート(b)23の一方のみをイミド化してもよい。
また、貼り合わせ後、必要に応じて、接着シート(a)13及び接着シート(b)23を熱硬化してもよい。接着シート(a)13及び接着シート(b)23としてシリコーン樹脂を用いた場合、熱硬化により半導体ウェハ4を台座2に良好に固定できる。なお、接着シート(a)13及び接着シート(b)23の一方のみを熱硬化してもよい。
他の工程
台座2に固定された半導体ウェハ4をバックグラインドできる。バックグラインドは、従来公知の方法で行うことができる。
バックグラインドした半導体ウェハの厚さは、例えば、1〜300μmであり、好ましくは5〜100μmである。
バックグラインドした後、半導体ウェハ4の非回路形成面(バックグラインドされた面)は加工することができる。加工方法としては、電極形成、金属配線形成、保護膜形成等が挙げられる。なお、当該加工により、シリコン貫通電極が形成されてもよい。
バックグラインドや加工などの所望の処理を半導体ウェハ4に施した後、半導体ウェハ4から台座2を分離する。
半導体ウェハ4から台座2を分離する方法としては特に限定されず、半導体ウェハ3から台座1を分離する方法の説明で例示した方法が挙げられる。
以上の説明では、接着シート(b)23の接着力が前記接着シート(a)13より低い場合について説明した。しかし、これに限定されず、接着シート(b)23の接着力が接着シート(a)13より高くてもよい。
この場合、接着シート(b)23の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が、0.30N/20mm以上であることが好ましく、0.40N/20mm以上であることがより好ましい。該90°ピール剥離力の上限は、例えば、30N/20mm以下、好ましくは20N/20mm以下である。
また、接着シート(a)13の接着力は、例えば、温度23±2℃、剥離速度300mm/minの条件下でのシリコンウェハに対する90°ピール剥離力が0.30N/20mm未満であることが好ましく、0.20N/20mm以下であることがより好ましい。該90°ピール剥離力の下限は、好ましくは0.001N/20mm以上であり、より好ましくは0.005N/20mm以上、更に好ましくは0.010N/20mm以上である。
また、以上の説明では、接着シート(a)13が基材12及びセパレータ14を有している場合について説明した。しかし、これに限定されず、接着シート(a)13は、セパレータ14を有していなくてもよく、基材12を有していなくともよい。接着シート(b)23も同様であり、接着シート(b)23は、セパレータ24を有していなくてもよく、基材22を有していなくともよい。
以下、本発明に関し実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例で使用した成分について説明する。
PMDA:ピロメリット酸二無水物(分子量:218.1)
DDE:4,4‘−ジアミノジフェニルエーテル(分子量:200.2)
D−4000:ハインツマン製のポリエーテルジアミン(分子量:4023.5)
DMAc:N,N−ジメチルアセトアミド
D−2000:ハインツマン製のポリエーテルジアミン(分子量:1990.8)
BPDA:3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸ニ無水物
PPD:p−フェニレンジアミン
セパレータ(片面がシリコーン系剥離剤にて処理された長尺ポリエステルフィルム:厚さ38μm)
以下の方法により接着シートを作製した。
実施例1
窒素気流下の雰囲気において、1912.0gのDMAc中に、D−4000 239.8g、DDE 79.9g、及び、PMDA 100.0gを70℃で混合して反応させ、第1接着剤層用溶液(ポリアミド酸溶液A)を得た。得られた第1接着剤層用溶液が室温(23℃)になるまで冷却した。
表1の配合に従った点以外は第1接着剤層用溶液と同様の方法で第2の層用溶液(ポリアミド酸溶液B)を得た。得られた第2の層用溶液が室温(23℃)になるまで冷却した。
第2の層用溶液を、セパレータに塗布し、90℃で3分間乾燥させ、第2の層を有するシートを得た。得られたシートに上に、第1接着剤層用溶液を塗布し、90℃で3分間乾燥させ、第1接着剤層を形成した。これにより、第1接着剤層と第2の層とが積層された接着シートを得た。
接着シートの全体の直径は200mm、厚さは100μmであった。
第1接着剤層の直径は200mm、厚さは90μmであった。
第2の層の直径は200mm、厚さは10μmであった。
実施例2〜3
表1の配合に従った点以外は実施例1と同様の方法で、接着シートを得た。
比較例1
実施例1の第1接着剤層用溶液を用いて、第1接着剤層からなる接着シート(単層)を得た。接着シートは円形であり、直径200mm、厚さ150μmであった。
[第1接着剤層の接着力の測定]
第1接着剤層用溶液を、セパレータに塗布し、90℃で3分間乾燥させ、厚さ20μmの第1接着剤層を有するシートを得た。
得られたシートの第1接着剤層を8インチシリコンウェハに貼り合せ、300℃で1.5時間の条件で窒素雰囲気中でイミド化させ、シリコンウェハ付き第1接着剤層を得た。
シリコンウェハ付き第1接着剤層を20mm幅、100mm長さに加工し、引張試験機(島津製作所製、オートグラフAGS−H)を用い、温度23℃、300mm/分にて90°ピール評価を行った。結果を表1に示す。
[第2の層の接着力の測定]
第2の層用溶液を、セパレータに塗布し、90℃で3分間乾燥させ、厚さ20μmの第2の層を有するシートを得た。
得られたシートの第2の層を8インチシリコンウェハに貼り合せ、300℃で1.5時間の条件で窒素雰囲気中でイミド化させ、シリコンウェハ付き第2の層を得た。
シリコンウェハ付き第2の層を20mm幅、100mm長さに加工し、引張試験機(島津製作所製、オートグラフAGS−H)を用い、温度23℃、300mm/分にて90°ピール評価を行った。結果を表1に示す。
[プロセス耐性評価]
実施例1〜3
実施例1〜3の接着シートの第2の層を台座(直径200mm、厚さ726μmのシリコンウエハ)に貼り付けた。貼り付けは、温度90℃、圧力0.1MPaのロールラミネートにより行った。
次に、台座付き接着シートの接着シート面を、直径200mm、厚さ725μmのシリコンウエハの回路形成面に貼り付けた。貼り付けは、温度90℃、圧力0.1MPaでロールラミネートにより行った。貼り付け後、300℃で1.5時間、窒素雰囲気下で接着シートをイミド化した。これにより、台座、接着シート及びシリコンウェハが順次積層された積層体を得た。
得られた積層体を用いてバックグラインドを行い、バックグラインド中にシリコンウェハを充分に固定でき良好にバックグラインドできた場合を○、シリコンウェハを充分に固定できずバックグラインドできなかった場合を×として評価した。
比較例1
実施例1〜3と同様の方法により積層体を得て、プロセス耐性を評価した。
結果を表1に示す。
[剥離性評価]
前記プロセス耐性評価と同様の方法により、台座、接着シート及びシリコンウェハが順次積層された積層体を得た。
第1接着剤層と第2の層との境界にトムソン刃を用いて切り込み(シリコンウェハ端部から1mmの切り込み)を入れた。切り込みの後、積層体のシリコンウェハ側に配置した真空ピンセットを用いて、シリコンウェハを上方向に吸着した。吸着によりシリコンウェハ付き第1接着剤層を積層体から剥離できた場合を○、剥離できなかった場合を×として評価した。結果を表1に示す。
Figure 2014070183
1 台座
2 台座
3 半導体ウェハ
4 半導体ウェハ
7 接着シート
12 基材
13 接着シート
14 セパレータ
22 基材
23 接着シート
24 セパレータ
70 第1接着剤層
71 第2の層
75 第3の層

Claims (5)

  1. 半導体ウェハを台座に固定するために用いられる半導体装置製造用接着シートであって、
    第1接着剤層と、接着力が前記第1接着剤層より低い第2の層とが積層されていることを特徴とする半導体装置製造用接着シート。
  2. 請求項1に記載の半導体装置製造用接着シートを用いて半導体ウェハを台座に固定する工程と、
    前記半導体ウェハから前記台座を分離する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体装置製造用接着シートを用いて前記半導体ウェハを前記台座に固定する工程は、前記半導体ウェハを前記第1接着剤層に貼り付け、前記台座を前記第2の層に貼り付けることにより、前記半導体ウェハを前記台座に固定する工程であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 接着シート(a)に半導体ウェハを貼り付ける工程(A)と、
    接着シート(b)に台座を貼り付ける工程(B)と、
    前記工程(A)により得られた接着シート(a)付き半導体ウェハの前記接着シート(a)、及び前記工程(B)により得られた接着シート(b)付き台座の前記接着シート(b)を貼り合わせる工程(C)とを含み、
    前記接着シート(a)及び(b)の一方の接着力が、他方より低いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記接着シート(b)の接着力が前記接着シート(a)より低いことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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