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JP2014063931A - 電力用半導体素子 - Google Patents

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JP2014063931A
JP2014063931A JP2012208979A JP2012208979A JP2014063931A JP 2014063931 A JP2014063931 A JP 2014063931A JP 2012208979 A JP2012208979 A JP 2012208979A JP 2012208979 A JP2012208979 A JP 2012208979A JP 2014063931 A JP2014063931 A JP 2014063931A
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semiconductor layer
layer
conductive portion
insulating film
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Kazutoshi Nakamura
和敏 中村
Tadashi Matsuda
正 松田
Hideaki Ninomiya
英彰 二宮
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、第1電極、第1半導体層、第2半導体層、第3半導体層、第4半導体層、第2電極、第1制御電極及び第1絶縁膜を備えた電力用半導体素子が提供される。第1半導体層は、第1電極の上に設けられる。第2半導体層は、第1半導体層の上に設けられる。第3半導体層は、第1半導体層の上に、第2半導体層と離間して設けられる。第4半導体層は、第3半導体層の上に設けられる。第2電極は、第4半導体層の上に設けられ、第4半導体層と電気的に接続される。第1制御電極は、第2半導体層と第3半導体層との間に、第3半導体層側に寄せて設けられる。第1絶縁膜は、第1半導体層と第1制御電極との間、第2半導体層と第1制御電極との間、及び、第3半導体層と第1制御電極との間に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力用半導体素子に関する。
電力用半導体素子として、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などがある。IGBTのオン電圧を低減させる方法として、IE効果(carrier injection enhancement effect)を利用する方法がある。IE効果を利用すれば、ホールの排出抵抗を高めてエミッタ電極側のキャリア濃度を高めることにより、低オン電圧を実現することができる。IE効果は、例えば、n形のベース層とエミッタ電極との間に、p形のフローティング層を設け、p形のベース領域の面積を相対的に減少させることによって生じさせることができる。しかしながら、フローティング層を設けると、スイッチング特性が劣化する。例えば、ターンオフ時にゲート電圧が発振する。ターンオン時にスイッチングノイズが発生しやすくなる。このように、オン電圧の低減とスイッチング特性の向上とは、トレードオフの関係にある。
特開2009−54903号公報
本発明の実施形態は、低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子を提供する。
本発明の実施形態によれば、第1電極と、第1半導体層と、第2半導体層と、第3半導体層と、第4半導体層と、第2電極と、第1制御電極と、第1絶縁膜と、を備えた電力用半導体素子が提供される。前記第1半導体層は、前記第1電極の上に設けられ、第1導電形である。前記第2半導体層は、前記第1半導体層の上に設けられ、第2導電形である。前記第3半導体層は、前記第1半導体層の上に、前記第2半導体層と離間して設けられ、第2導電形である。前記第4半導体層は、前記第3半導体層の上に設けられ、第1導電形である。前記第2電極は、前記第4半導体層の上に設けられ、前記第4半導体層と電気的に接続される。前記第1制御電極は、前記第2半導体層と前記第3半導体層との間に、前記第3半導体層側に寄せて設けられる。前記第1絶縁膜は、前記第1半導体層と前記第1制御電極との間、前記第2半導体層と前記第1制御電極との間、及び、前記第3半導体層と前記第1制御電極との間に設けられる。
第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する等価回路図である。 図4(a)〜図4(c)は、電力用半導体素子の特性を例示するグラフ図である。 図5(a)〜図5(d)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。 図6(a)〜図6(d)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。 図7(a)〜図7(c)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。 図9(a)〜図9(d)は、第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。 図12(a)〜図12(c)は、第2の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係る電力用半導体素子の別の構成を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係る電力用半導体素子の別の構成を例示する模式的断面図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式図である。
図2(a)は、模式的平面図である。図2(b)は、模式的断面図である。図1は、図2(a)のA1−A2線断面を表す。図2(b)は、図2(a)のB1−B2線断面を表す。
図1に表したように、IGBT110(電力用半導体素子)は、エミッタ電極11(第2電極)と、コレクタ電極12(第1電極)と、nベース層21(第1半導体層)と、フローティング層22(第2半導体層)と、pベース層23(第3半導体層)と、nエミッタ層24(第4半導体層)と、ゲート電極31(第1制御電極)と、ゲート絶縁膜41(第1絶縁膜)と、を備える。IGBT110は、例えば、トレンチゲート型構造である。
ベース層21は、エミッタ電極11と、コレクタ電極12と、の間に設けられる。すなわち、nベース層21は、コレクタ電極12の上に設けられ、エミッタ電極11は、nベース層21の上に設けられる。nベース層21は、n形(第1導電形)である。第1導電形は、p形でもよい。この場合は、第2導電形がn形となる。
ここで、エミッタ電極11とコレクタ電極12とnベース層21との積層方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向(第1方向)をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
フローティング層22は、p形であり、エミッタ電極11とnベース層21との間に設けられる。フローティング層22は、nベース層21の上に設けられる。フローティング層22は、Y軸方向に沿って延伸する。フローティング層22は、電気的にフローティングの状態にある。すなわち、フローティング層22は、エミッタ電極11、コレクタ電極12及びゲート電極31のそれぞれと電気的に接続されていない。
pベース層23は、p形であり、エミッタ電極11とnベース層21との間に設けられ、X軸方向においてフローティング層22と離間する。pベース層23は、nベース層21の上に、フローティング層22と離間して設けられる。pベース層23は、Y軸方向に沿って延伸する。フローティング層22とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L1は、pベース層23とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L2よりも短い。すなわち、フローティング層22の拡散深さは、pベース層23の拡散深さよりも深い。距離L2−L1は、例えば、0.5μm以上5μm以下である。
エミッタ層24は、n形であり、エミッタ電極11とpベース層23との間に設けられる。nエミッタ層24は、pベース層23の上に設けられる。nエミッタ層24は、Y軸方向に沿って延伸する。nエミッタ層24の不純物の濃度は、nベース層21の不純物の濃度よりも高い。nエミッタ層24は、エミッタ電極11と電気的に接続されている。nエミッタ層24は、例えば、エミッタ電極11と接触することによって、エミッタ電極11と電気的に接続される。本願明細書において、「電気的に接続」とは、直接接触して接続されることの他に、他の導電部材などを介して接続されることを含む。
エミッタ電極11には、例えば、アルミニウムが用いられる。コレクタ電極12には、例えば、V、Ni、Au、AgまたはSnなどの金属材料が用いられる。nベース層21、フローティング層22、pベース層23、及び、nエミッタ層24には、例えば、シリコンなどの半導体、シリコンカーバイド(SiC)もしくは窒化ガリウム(GaN)などの化合物半導体、または、ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体などが用いられる。
ゲート電極31は、X軸方向においてフローティング層22とpベース層23との間に設けられる。ゲート電極31は、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。ゲート電極31の上端31aは、pベース層23よりも上に位置する。ゲート電極31の下端31bは、pベース層23よりも下に位置する。すなわち、ゲート電極31は、X軸方向においてpベース層23のZ軸方向の全体と対向する。フローティング層22とゲート電極31との間のX軸方向に沿う距離L3は、pベース層23とゲート電極31との間のX軸方向に沿う距離L4よりも長い。すなわち、ゲート電極31は、pベース層23側に寄せて設けられる。ゲート電極31には、例えば、ポリシリコンが用いられる。
ゲート絶縁膜41は、nベース層21とゲート電極31との間、フローティング層22とゲート電極31との間、pベース層23とゲート電極31との間、及び、nエミッタ層24とゲート電極31との間に設けられる。ゲート絶縁膜41は、nベース層21とゲート電極31とを電気的に絶縁し、フローティング層22とゲート電極31とを電気的に絶縁し、pベース層23とゲート電極31とを電気的に絶縁し、nエミッタ層24とゲート電極31とを電気的に絶縁する。ゲート絶縁膜41には、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、または、シリコン酸窒化膜などが用いられる。
ゲート電極31の下端31bとnベース層21との間のZ軸方向に沿う距離L5は、距離L4よりも長い。すなわち、ゲート電極31の下端31bとnベース層21との間のゲート絶縁膜41のZ軸方向に沿う厚さは、ゲート電極31とpベース層23との間のゲート絶縁膜41のX軸方向に沿う厚さよりも厚い。これにより、例えば、ゲート−コレクタ間に生じる寄生容量Cgcを小さくできる。なお、ゲート電極31の下端31bとnベース層21との間のZ軸方向に沿う距離は、X軸方向において変化している。距離L5は、例えば、ゲート電極31の下端31bとnベース層21との間のZ軸方向に沿う距離の平均値とする。
距離L3は、例えば、0.6μm以上2.0μm以下である。距離L4は、例えば、50nm以上300nm以下である。距離L5は、例えば、0.5μm以上4μm以下である。また、フローティング層22の下端22uとゲート絶縁膜41の下端41aとの間のZ軸方向に沿う距離L9は、例えば、0.1μm以上1μm以下である。
IGBT110は、pコレクタ層50と、pコンタクト層51と、絶縁膜60と、トレンチ61と、をさらに備える。
コレクタ層50は、p形であり、コレクタ電極12とnベース層21との間に設けられる。pコレクタ層50は、コレクタ電極12及びnベース層21と電気的に接続される。
コンタクト層51は、p形であり、エミッタ電極11とpベース層23との間に設けられる。pコンタクト層51は、Y軸方向に沿って延伸する。pコンタクト層51の不純物の濃度は、pベース層23の不純物の濃度よりも高い。pコンタクト層51は、エミッタ電極11及びpベース層23と電気的に接続される。これにより、pベース層23が、pコンタクト層51を介してエミッタ電極11と電気的に接続される。これにより、例えば、pベース層23に蓄積されたホールが、エミッタ電極11に排出されやすくなる。
絶縁膜60は、エミッタ電極11とフローティング層22との間に設けられ、エミッタ電極11とフローティング層22とを電気的に絶縁する。
トレンチ61は、X軸方向においてフローティング層22とpベース層23との間に設けられる。トレンチ61は、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。ゲート電極31及びゲート絶縁膜41は、トレンチ61の内部に設けられる。
エミッタ層24は、X軸方向においてゲート絶縁膜41とpコンタクト層51との間に設けられる。nエミッタ層24は、ゲート絶縁膜41(トレンチ61)に近接して配置される。nエミッタ層24は、例えば、X軸方向においてゲート絶縁膜41と接触する。
IGBT110は、電極13(第3電極)と、電極14(第4電極)と、をさらに備える。
電極13と電極14とは、トレンチ61の内部に設けられる。すなわち、ゲート電極31と電極13と電極14との3つの電極が、トレンチ61の内部に設けられる。
電極13は、X軸方向においてフローティング層22とゲート電極31との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極13は、エミッタ電極11と電気的に接続される。電極13のZ軸方向に沿う長さは、ゲート電極31のZ軸方向に沿う長さと実質的に同じである。
電極14は、X軸方向においてゲート電極31と電極13との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極14は、X軸方向においてゲート電極31のZ軸方向の全体と対向する。電極14は、X軸方向において電極13のZ軸方向の全体と対向する。電極14は、エミッタ電極11と電気的に接続される。電極13及び電極14には、例えば、ポリシリコンが用いられる。
ゲート絶縁膜41は、nベース層21と電極13との間、フローティング層22と電極13との間、nベース層21と電極14との間、ゲート電極31と電極14との間、及び、電極13と電極14との間に延在する。
IGBT110は、電極15と、電極16と、pベース層25(第5半導体層)と、nエミッタ層26(第6半導体層)と、ゲート電極32(第2制御電極)と、ゲート絶縁膜42(第2絶縁膜)と、pコンタクト層52と、トレンチ62と、をさらに備える。
pベース層25は、p形であり、エミッタ電極11とnベース層21との間に設けられ、X軸方向においてフローティング層22と離間する。フローティング層22は、X軸方向においてpベース層23とpベース層25との間に設けられる。すなわち、pベース層25は、nベース層21の上に設けられ、フローティング層22に対し、X軸方向においてpベース層23と反対側に離間する。pベース層25は、Y軸方向に沿って延伸する。フローティング層22とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L1は、pベース層25とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L6よりも短い。すなわち、フローティング層22の拡散深さは、pベース層25の拡散深さよりも深い。距離L6は、例えば、距離L2と実質的に同じである。
エミッタ層26は、エミッタ電極11とpベース層25との間に設けられる。nエミッタ層26は、pベース層25の上に設けられる。nエミッタ層26は、エミッタ電極11と電気的に接続される。ゲート電極32は、X軸方向においてフローティング層22とpベース層25との間に設けられる。フローティング層22とゲート電極32との間のX軸方向に沿う距離L7は、pベース層25とゲート電極32との間のX軸方向に沿う距離L8よりも長い。すなわち、ゲート電極32は、pベース層25側に寄せて設けられる。
ゲート絶縁膜42は、nベース層21とゲート電極32との間、フローティング層22とゲート電極31との間、pベース層25とゲート電極32との間、及び、nエミッタ層26とゲート電極32との間に設けられる。pコンタクト層52は、エミッタ電極11とpベース層25との間に設けられる。
トレンチ62は、X軸方向においてフローティング層22とpベース層25との間に設けられる。電極15は、X軸方向においてフローティング層22とゲート電極32との間に設けられる。電極16は、X軸方向においてゲート電極32と電極15との間に設けられる。フローティング層22のX軸方向に沿う距離(幅)L10は、例えば、5μm以上50μm以下である。距離L10は、換言すると、トレンチ61とトレンチ62との間のX軸方向に沿う距離である。
電極15、電極16、pベース層25、nエミッタ層26、ゲート電極32、ゲート絶縁膜42、pコンタクト層52、及び、トレンチ62のそれぞれの構成は、電極13、電極14、pベース層23、nエミッタ層24、ゲート電極31、ゲート絶縁膜41、pコンタクト層51、及び、トレンチ61のそれぞれの構成と実質的に同じである。このため、電極15、電極16、pベース層25、nエミッタ層26、ゲート電極32、ゲート絶縁膜42、pコンタクト層52及びトレンチ62についての詳細な説明は省略する。
図2(a)及び図2(b)に表したように、IGBT110は、素子領域70と、終端領域72とを有する。素子領域70は、エミッタ電極11とコレクタ電極12との間で電流の流れる領域である。終端領域72は、例えば、X−Y平面において素子領域70を囲む。なお、図2(a)では、エミッタ電極11や絶縁膜60などの図示を便宜的に省略している。
終端領域72には、第1エミッタ配線73と、第2エミッタ配線74と、ゲート配線75と、終端絶縁膜76と、終端トレンチ77と、が設けられる。
第1エミッタ配線73は、nベース層21と絶縁膜60との間に設けられる。第1エミッタ配線73には、例えば、ポリシリコンなどの導電材料が用いられる。エミッタ電極11には、Z軸方向に沿って延伸し、第1エミッタ配線73に接するプラグ部11aが設けられる。これにより、第1エミッタ配線73は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
第1エミッタ配線73には、Z軸方向及びX軸方向に沿って延伸するプラグ部73aが設けられる。電極14は、Y軸方向に沿って延伸し、プラグ部73aに接する。電極16は、Y軸方向に沿って延伸し、プラグ部73aに接する。これにより、電極14及び電極16が、第1エミッタ配線73を介してエミッタ電極11と電気的に接続される。この例においては、電極14及び電極16は、プラグ部73aと連続する。
終端絶縁膜76は、nベース層21と第1エミッタ配線73との間に設けられ、nベース層21と第1エミッタ配線73とを電気的に絶縁する。終端絶縁膜76には、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、または、シリコン酸窒化膜などが用いられる。
終端トレンチ77は、Z軸方向及びX軸方向に沿って延伸する。トレンチ61及びトレンチ62は、終端トレンチ77に接する。プラグ部73aは、終端トレンチ77の内部に設けられる。終端絶縁膜76の一部は、終端トレンチ77の内部に設けられ、nベース層21とプラグ部73aとを電気的に絶縁する。
第2エミッタ配線74は、nベース層21と絶縁膜60との間に設けられ、第1エミッタ配線73と離間して配置される。また、第2エミッタ配線74は、電極13の一部の上、及び、電極15の一部の上に設けられる。
終端絶縁膜76及びゲート絶縁膜41が、第2エミッタ配線74と電極13との間に設けられる。終端絶縁膜76及びゲート絶縁膜42が、第2エミッタ配線74と電極15との間に設けられる。第2エミッタ配線74には、例えば、ポリシリコンなどの導電材料が用いられる。エミッタ電極11には、Z軸方向に沿って延伸し、第2エミッタ配線74に接するプラグ部11bが設けられる。これにより、第2エミッタ配線74は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
第2エミッタ配線74には、Z軸方向に沿って延伸し、電極13に接するプラグ部74aが設けられる。また、第2エミッタ配線74には、Z軸方向に沿って延伸し、電極13に接するプラグ部(図示は省略)が設けられる。これにより、電極13及び電極15が、第2エミッタ配線74を介してエミッタ電極11と電気的に接続される。
ゲート配線75は、nベース層21と絶縁膜60との間に設けられ、第1エミッタ配線73及び第2エミッタ配線74と離間して配置される。また、ゲート配線75は、ゲート電極31の一部の上、及び、ゲート電極32の一部の上に設けられる。ゲート配線75とゲート電極31との間には、終端絶縁膜76及びゲート絶縁膜41が設けられる。ゲート配線75とゲート電極32との間には、終端絶縁膜76及びゲート絶縁膜42が設けられる。ゲート配線75には、例えば、ポリシリコンなどの導電材料が用いられる。
ゲート配線75には、Z軸方向に沿って延伸し、ゲート電極31に接するプラグ部が設けられる。ゲート配線75には、Z軸方向に沿って延伸し、ゲート電極32に接するプラグ部が設けられる。これにより、ゲート電極31とゲート電極32とは、ゲート配線75を介して互いに電気的に接続される。ゲート配線75は、終端領域72において、図示を省略した金属電極に電気的に接続される。
図3は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する等価回路図である。 図3に表したように、IGBT110に、ゲート電極31及びゲート電極32に電気的に接続されるゲート抵抗Rgと、ゲート−エミッタ間に生じる寄生容量Cgeと、ゲート−コレクタ間に生じる寄生容量Cgcと、エミッタ−コレクタ間の出力抵抗Rと、が設けられる。容量Cgeは、エミッタ電極11とゲート電極31との間に生じる寄生容量Cgeと、エミッタ電極11とゲート電極32との間に生じる寄生容量Cgeと、電極13とゲート電極31との間に生じる寄生容量Cgeと、電極14とゲート電極31との間に生じる寄生容量Cgeと、電極15とゲート電極32との間に生じる寄生容量Cgeと、電極16とゲート電極32との間に生じる寄生容量Cgeと、を含む。容量Cgeは、例えば、Cge+Cge+Cge+Cge+Cge+Cgeである。
このように、電極13〜16を設けることにより、容量Cgeを大きくできる。例えば、ゲート電極31のうちの電極13と対向する部分の面積の調整、または、ゲート電極31のうちの電極14と対向する部分の面積の調整によって、容量Cgeを調整できる。
次に、IGBT110の動作について説明する。
例えば、コレクタ電極12にプラスの電圧を印加し、エミッタ電極11を接地し、ゲート電極31及びゲート電極32にプラスの電圧を印加する。これにより、エミッタ電極11とコレクタ電極12との間に電流が流れる。ゲート電極31及びゲート電極32に閾値電圧以上の電圧を印加すると、pベース層23のうちのゲート絶縁膜41の近傍の領域、及び、pベース層25のうちのゲート絶縁膜42の近傍の領域に、反転チャネルが形成される。電流は、例えば、コレクタ電極12から、pコレクタ層50、nベース層21、反転チャネル、nエミッタ層24及びnエミッタ層26を経由して、エミッタ電極11に流れる。
次に、IGBT110の効果について説明する。
フローティング層22を設けることにより、エミッタ電極11に流れるホールの排出抵抗を高くできる。すなわち、IE効果が得られる。これにより、エミッタ電極11からの電子の注入効率が高められ、エミッタ電極11側のキャリア濃度が高められる。これにより、高耐圧と低オン電圧とを実現できる。IE効果を利用したIGBT110は、IEGT(injection-Enhanced Gate Bipolar Transistor)と呼ばれる場合もある。
図4(a)〜図4(c)は、電力用半導体素子の特性を例示するグラフ図である。
これらの図は、IGBT110のターンオフ時の特性を表す。これらの図において、実線は、実施形態に係るIGBT110の特性であり、破線は、参考例のIGBTの特性である。
参考例においては、トレンチ61内にゲート電極31のみを設け、距離L3を距離L4と実質的に同じとするとともに、トレンチ62内にゲート電極32のみを設け、距離L7を距離L8と実質的に同じとするものである。
これらの図において、横軸は時間tであり、図4(a)の縦軸は、ゲート電圧Vgであり、図4(b)の縦軸はコレクタ電流Icであり、図4(c)の縦軸はコレクタ−エミッタ間の電圧Vceである。
図4(a)に破線で表したように、参考例のIGBTにおいては、例えば、ターンオフの際に、ゲート電圧Vgがマイナス側に大きく振れる。すなわち、参考例では、ターンオフの際に、ゲート電圧Vgが発振する。ゲート電圧Vgがマイナス側に振れる場合、IGBTを駆動する回路において、マイナス側の電圧への対策を施さなければならない。このため、回路の複雑化を招く。また、参考例のIGBTには、ターンオン時のコレクタ−エミッタ間電圧の時間変化率(dV/dt)が大きいという問題もある。大きなdV/dtは、ターンオン時間を短縮できる反面、スイッチングノイズを発生させ易い。このように、参考例のIGBTは、スイッチング特性に問題を持つ。
本願発明者は、ターンオフ時のゲート電圧Vgの発振が、フローティング層22に蓄積されたホールに起因していることを見出した。例えば、フローティング層22は、ターンオン状態のときに、多数のホールを蓄積する。フローティング層22に蓄積されたホールは、ターンオフのときに、電圧Vceの上昇にともなって、pベース層23及びpコンタクト層51を介してエミッタ電極11に流れ込む。このとき、フローティング層22の電位が急激に変化する。ホールの移動にともなって、フローティング層22の電位が急激に低下する。フローティング層22の電位変化にともなう変位電流が、ゲート電極31に流れ、ゲート電圧Vgを発振させる。
本実施形態に係るIGBT110では、フローティング層22とゲート電極31との間のX軸方向に沿う距離L3が、pベース層23とゲート電極31との間のX軸方向に沿う距離L4よりも長い。これにより、ゲート電極31に流れる変位電流が抑えられる。
これにより、図4(a)に実線で表したように、ターンオフ時のゲート電圧Vgの発振が抑えられる。フローティング層22からゲートへ与えられる影響が抑制され、スイッチング時の動作が安定する。IGBT110では、低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子が得られる。
実施形態においては、電極13及び電極14は、エミッタ電極11に電気的に接続される。このため、電極13及び電極14は、例えば、接地電位に設定される。電極13及び電極14の電位は、フローティング層22に蓄積されたホールに対して障壁となる。これにより、フローティング層22に蓄積されたホールが、エミッタ電極11に流れ込むことを適切に抑えられる。
ゲート電圧Vgの発振は、式(1)の条件を満たす場合に発生する。

Figure 2014063931


(1)式に表したように、ゲート電圧Vgの発振は、IGBT110の相互コンダクタンスgm、ゲート抵抗Rg、出力抵抗R、容量Cge及び容量Cgcと相関する。ゲート電圧Vgの発振は、相互コンダクタンスgmの大きさに比例する。相互コンダクタンスgmが、(1)式の不等式の右辺部分よりも大きいほど、より顕著にゲート電圧Vgが発振する。
IGBT110では、電極13〜16により、容量Cgeを大きくできる。また、ゲート電極31の下端31bとnベース層21との間のゲート絶縁膜41を厚くすることにより、容量Cgcを小さくできる。IGBT110では、(1)式の不等式の右辺部分を大きくできる。これにより、フローティング層22の電位変化にともなってゲート電極31に変位電流が流れた場合にも、ゲート電圧Vgの発振を抑えられる。
また、容量Cge、すなわち入力容量を大きくすることにより、dV/dtを低減できる。これにより、大きなdV/dtにともなうスイッチングノイズの発生も抑えられる。
次に、IGBT110の製造方法について説明する。
図5(a)〜図5(d)、図6(a)〜図6(d)、及び、図7(a)〜図7(c)は、第1の実施形態に係る電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。
図5(a)に表したように、フォトリソグラフ処理及びエッチング処理により、nベース層21となるn形半導体基板21fに、トレンチ61及びトレンチ62を形成する。
図5(b)に表したように、n形半導体基板21fの上に、ゲート絶縁膜41の一部及びゲート絶縁膜42の一部となる絶縁層80を形成する。絶縁層80の一部は、トレンチ61の内壁に沿う。絶縁層80の別の一部は、トレンチ62の内壁に沿う。
図5(c)に表したように、トレンチ61内の残余の空間及びトレンチ62内の残余の空間に導電材料を埋め込むことにより、電極14と電極16とを形成する。電極16は、電極14と別に形成してもよい。
図5(d)に表したように、フォトリソグラフ処理及びエッチング処理により、トレンチ61内の一部80a及びトレンチ62内の一部80bを残して、絶縁層80を除去する。n形半導体基板21fの上に、ゲート絶縁膜41の一部及びゲート絶縁膜42の一部となる絶縁層81を形成する。絶縁層81の一部は、トレンチ61の内壁に沿う。これにより、一部80aと絶縁層81とによって、ゲート絶縁膜41が形成される。一部80bと絶縁層81とによって、ゲート絶縁膜42が形成される。絶縁層81の別の一部は、トレンチ62の内壁に沿う。絶縁層81の厚さは、絶縁層80の厚さよりも薄くする。これにより、距離L5を距離L4よりも長くできる。
図6(a)に表したように、トレンチ61内の残余の空間及びトレンチ62内の残余の空間に導電材料を埋め込むことにより、ゲート電極31とゲート電極32と電極13と電極15とを形成する。これにより、距離L3を距離L4よりも長くできる。距離L7を距離L8よりも長くできる。このように、トレンチ61の内部及びトレンチ62の内部に、3つの電極を設けることにより、距離L3と距離L4、及び、距離L7と距離L8とを、適切に設定できる。ゲート電極31とゲート電極32と電極13と電極15とは、それぞれ個別に形成してもよい。
図6(b)に表したように、フォトリソグラフ処理及びイオン注入処理により、n形半導体基板21fのトレンチ61とトレンチ62との間の領域の少なくとも一部に、フローティング層22を形成する。
図6(c)に表したように、フォトリソグラフ処理及びイオン注入処理により、n形半導体基板21fの上側の領域の一部に、pベース層23となるp形部23f及びpベース層25となるp形部25fを形成する。トレンチ61は、X軸方向においてフローティング層22とp形部23fとの間に設けられる。トレンチ62は、X軸方向においてフローティング層22とp形部25fとの間に設けられる。p形部25fは、p形部23fと別に形成してもよい。
図6(d)に表したように、フォトリソグラフ処理及びイオン注入処理により、pコンタクト層51とpコンタクト層52とを形成する。pコンタクト層51は、p形部23fの上側の領域の一部に設けられ、X軸方向においてトレンチ61と離間する。pコンタクト層52は、p形部25fの上側の領域の一部に設けられ、X軸方向においてトレンチ62と離間する。pコンタクト層52は、pコンタクト層51と別に形成してもよい。
図7(a)に表したように、フォトリソグラフ処理及びイオン注入処理により、nエミッタ層24とnエミッタ層26とを形成する。nエミッタ層24は、X軸方向においてpコンタクト層51とトレンチ61との間に設けられる。nエミッタ層26は、X軸方向においてpコンタクト層52とトレンチ62との間に設けられる。これにより、p形部23fからpベース層23が形成され、p形部25fからpベース層25が形成される。nエミッタ層26は、nエミッタ層24と別に形成してもよい。
図7(b)に表したように、例えばイオン注入処理により、n形半導体基板21fの下側の領域に、pコレクタ層50を形成する。これにより、n形半導体基板21fからnベース層21が形成される。例えばエピタキシャル成長処理により、n形半導体基板21fの下に、pコレクタ層50を形成してもよい。フローティング層22、pベース層23、nエミッタ層24、pベース層25、nエミッタ層26、pコレクタ層50、pコンタクト層51及びpコンタクト層52の形成順序は、任意であり、適宜入れ替え可能である。
フォトリソグラフ処理及び成膜処理により、フローティング層22、トレンチ61及びトレンチ62の上に、絶縁膜60を形成する。
図7(c)に表したように、例えばスパッタリング処理などにより、nエミッタ層24、nエミッタ層26、pコンタクト層51、pコンタクト層52及び絶縁膜60の上に、エミッタ電極11を形成する。例えばスパッタリング処理などにより、pコレクタ層50の下に、コレクタ電極12を形成する。
以上により、IGBT110が完成する。
次に、第1の実施形態の第1の変形例について説明する。
図8は、第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。
図8に表したように、IGBT111においては、ゲート電極31と電極13との2つの電極が、トレンチ61の内部に設けられる。ゲート電極32と電極15との2つの電極が、トレンチ62の内部に設けられる。
IGBT111においても、距離L3を距離L4よりも長くし、距離L7を距離L8よりも長くし、電極13及び電極15をエミッタ電極11に電気的に接続することによって、低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子が得られる。
次に、IGBT111の製造方法について説明する。
図9(a)〜図9(d)は、第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の製造方法の手順を例示する工程順模式的断面図である。
図9(a)に表したように、トレンチ61及びトレンチ62をn形半導体基板21fに形成した後、成膜処理、フォトリソグラフ処理及びエッチング処理により、トレンチ61内の底部に絶縁膜83を形成し、トレンチ62内の低部に絶縁膜84を形成する。絶縁膜84は、絶縁膜83と別に形成してもよい。
成膜処理により、n形半導体基板21fの上、絶縁膜83の上、及び、絶縁膜84の上に、絶縁層85を形成する。絶縁層85の一部は、トレンチ61の内壁に沿う。絶縁層85の別の一部は、トレンチ62の内壁に沿う。これにより、距離L5を距離L4よりも長くできる。
図9(b)に表したように、成膜処理により、絶縁層85の上に、ポリシリコン層86を形成する。ポリシリコン層86の一部は、トレンチ61内の残余の空間に埋め込まれる。ポリシリコン層86の別の一部は、トレンチ62内の残余の空間に埋め込まれる。
図9(c)に表したように、フォトリソグラフ処理及びエッチング処理によって、ポリシリコン層86の一部を除去することにより、ゲート電極31、ゲート電極32、電極13及び電極15を形成する。ポリシリコン層86のエッチングには、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)などの異方性のエッチングを用いる。
図9(d)に表したように、トレンチ61内の残余の空間及びトレンチ62内の残余の空間に絶縁性材料を埋め込むことにより、絶縁膜87と絶縁膜88とを形成する。これにより、絶縁膜83と絶縁層85と絶縁膜87とによってゲート絶縁膜41が形成される。絶縁膜84と絶縁層85と絶縁膜88とによってゲート絶縁膜42が形成される。
以下、IGBT110の場合と同様に、フローティング層22の形成、pベース層23及びpベース層25の形成、pコンタクト層51及びpコンタクト層52の形成、nエミッタ層24及びnエミッタ層26の形成、pコレクタ層50の形成、絶縁膜60の形成、エミッタ電極11の形成、及び、コレクタ電極12の形成を行う。
これにより、IGBT111が完成する。
次に、第1の実施形態の第2の変形例について説明する。
図10は、第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。
図10に表したように、IGBT112においては、ゲート電極31のみが、トレンチ61の内部に設けられ、ゲート電極32のみが、トレンチ62の内部に設けられる。
IGBT112においても、距離L3を距離L4よりも長くし、距離L7を距離L8よりも長くすることによって、低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子が得られる。なお、トレンチ61の内部及びトレンチ62の内部に設けられる電極の数は、4つ以上でもよい。
次に、第1の実施形態の第3の変形例について説明する。
図11は、第1の実施形態に係る別の電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。
図11に表したように、IGBT113においては、フローティング層22とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L1が、pベース層23とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L2と実質的に同じである。IGBT113においては、フローティング層22の下端22uとゲート絶縁膜41の下端41aとの間のZ軸方向に沿う距離L9が、例えば、0.1μm以上1μm以下である。
IGBT113においても、IGBT110と同様に、低オン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子が得られる。IGBT113のフローティング層22の厚さは、IGBT110のフローティング層22の厚さよりも薄い。このため、IGBT113では、例えば、IGBT110に比べて、フローティング層22の形成にともなうイオン注入の時間を短縮できる。IGBT113では、IGBT110よりも製造時間を短縮できる。一方、IGBT110では、例えば、IGBT113よりもアバランシェ耐量を高められる。
IGBT113において、エミッタ電極11とコレクタ電極12との間に電圧を印加する。これにより、nベース層21とフローティング層22とのpn接合部分、nベース層21とpベース層23とのpn接合部分、及び、nベース層21とpベース層25とのpn接合部分から、コレクタ電極12側に向かって空乏層DLが延伸する。
IGBT113では、電極13〜電極16が、エミッタ電極11と電気的に接続されている。このため、空乏層DLのうちの電極13〜電極16の近傍の部分は、空乏層DLのうちのnベース層21のX軸方向の中央付近の部分に比べて、コレクタ電極12側に延びやすい。
また、IGBT113では、フローティング層22のX軸方向に沿う距離L10が比較的長い(例えば5μm以上50μm以下)。このため、空乏層DLのうちの電極13側から電極15に向かって延伸する部分は、空乏層DLのうちの電極15側から電極13に向かって延伸する部分と接しにくい。すなわち、空乏層DLのうちの電極13〜電極16の近傍の部分の厚さ(Z軸方向に沿う距離)が、空乏層DLのうちのnベース層21のX軸方向の中央付近の部分の厚さよりも厚い。このため、空乏層DLのうちの電極13〜電極16の近傍の部分に電界が集中しやすい。空乏層DLのうちの電極13〜電極16の近傍の部分において、アバランシェ降伏が発生しやすい。
IGBT110においては、距離L1が、距離L2よりも短く、距離L9が、例えば、0.1μm以上1μm以下である。これにより、IGBT110では、IGBT113に比べ、電極13〜電極16の近傍の部分の空乏層DLの厚さと、nベース層21のX軸方向の中央付近の部分の空乏層DLの厚さと、の差を抑えられる(図1参照)。これにより、IGBT110では、IGBT113に比べ、アバランシェ耐量を高められる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図12(a)〜図12(c)は、第2の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を例示する模式的断面図である。
図12(b)及び図12(c)は、図12(a)の一部を抜き出して拡大した部分拡大図である。
図12(a)に表したように、IGBT120は、電極91(第1導電部)、電極92(第2導電部)、電極93(第3導電部)、電極94〜電極96、絶縁膜43、絶縁膜44、トレンチ63、及び、トレンチ64をさらに備える。
電極91は、X軸方向においてゲート電極31とゲート電極32との間に設けられる。電極91は、Z軸方向に沿って延伸するとともに、Y軸方向に沿って延伸する。電極91は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
電極92は、X軸方向において電極91とゲート電極32との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極92は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
電極93は、X軸方向において電極91と電極92との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極93は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
絶縁膜43(第3絶縁膜)は、nベース層21と電極91との間、フローティング層22と電極91との間、nベース層21と電極92との間、フローティング層22と電極92との間、nベース層21と電極93との間、電極91と電極93との間、及び、電極92と電極93との間に設けられる。電極91〜電極93及び絶縁膜43は、トレンチ63の内部に設けられる。
電極94は、X軸方向において電極91とゲート電極32との間に設けられる。より具体的には、電極94が、X軸方向において電極92とゲート電極32との間に設けられる。電極94は、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極94は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
電極95は、X軸方向において電極94とゲート電極32との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極94は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
電極96は、X軸方向において電極94と電極95との間に設けられ、Z軸方向及びY軸方向に沿って延伸する。電極96は、エミッタ電極11と電気的に接続される。
絶縁膜44は、nベース層21と電極94との間、フローティング層22と電極94との間、nベース層21と電極95との間、フローティング層22と電極95との間、nベース層21と電極96との間、電極94と電極96との間、及び、電極95と電極96との間に設けられる。電極94〜電極96及び絶縁膜44は、トレンチ64の内部に設けられる。
IGBT120においては、フローティング層22が、第1部分22aと、第2部分22bと、第3部分22cと、を含む。第1部分22aは、X軸方向においてゲート絶縁膜41と絶縁膜43との間の部分である。第2部分22bは、X軸方向において絶縁膜43とゲート絶縁膜42との間の部分である。より具体的には、第2部分22bは、X軸方向において絶縁膜43と絶縁膜44との間の部分である。第3部分22cは、X軸方向において絶縁膜44とゲート絶縁膜42との間の部分である。第1部分22aのX軸方向に沿う距離L11、第2部分22bのX軸方向に沿う距離L12、及び、第3部分22cのX軸方向に沿う距離L13のそれぞれは、例えば、0.5μm以上4μm以下である。
IGBT120においては、フローティング層22とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L1が、pベース層23とコレクタ電極12との間のZ軸方向に沿う距離L2と実質的に同じであり、フローティング層22の下端22uとゲート絶縁膜41の下端41aとの間のZ軸方向に沿う距離L9が、例えば、0.1μm以上1μm以下であり、フローティング層22の厚さが、例えば、0.3μm以上4μm以下である。
IGBT120において、エミッタ電極11とコレクタ電極12との間に電圧を印加する。
図12(a)に表したように、電圧を印加した直後においては、空乏層DLのうちの電極13〜電極16及び電極91〜96の近傍の部分の厚さが、空乏層DLのうちの第1部分22aのX軸方向の中央付近の部分の厚さ、第2部分22bのX軸方向の中央付近の部分の厚さ、及び、第3部分22cのX軸方向の中央付近の部分の厚さよりも厚い。
図12(b)に表したように、空乏層DLのうちの電極13側から電極91に向かって延伸する部分と、空乏層DLのうちの電極91側から電極13に向かって延伸する部分とが、互いに徐々に近づく。やがて、2つの部分が、接する。これは、距離L11、距離L12及び距離L13を、例えばIGBT113の距離L10などよりも短くしたことに起因する。
図12(c)に表したように、2つの部分が接すると、空乏層DLのうちの第1部分22aのX軸方向の中央付近の部分の厚さが、接する前よりも厚くなる。空乏層DLのうちの第2部分22bのX軸方向の中央付近の部分の厚さが、接する前よりも厚くなる。空乏層DLのうちの第3部分22cのX軸方向の中央付近の部分の厚さが、接する前よりも厚くなる。これにより、IGBT120では、空乏層DLのうちの電極13〜電極16及び電極91〜96の近傍の部分における電界の集中が抑えられる。IGBT120では、例えば、IGBT113に比べ、アバランシェ耐量を高められる。
また、トレンチ63及びトレンチ64は、トレンチ61及びトレンチ62と同時に形成できる。電極93及び電極96は、電極14及び電極16と同時に形成できる。電極91、電極92、電極94及び電極95は、ゲート電極31、ゲート電極32、電極13及び電極15と同時に形成できる。このため、IGBT120では、電極91〜電極96などの形成にともなう製造時間の増加が抑えられる。IGBT120では、例えばIGBT110に比べて、フローティング層22の形成にともなうイオン注入の時間を短縮させ、製造時間を短縮できる。
トレンチ61とトレンチ62との間に設けるトレンチの数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。トレンチの数は、例えば、トレンチ61とトレンチ62との間の距離や必要とするアバランシェ耐量などに応じて適宜設定される。
次に、第2の実施形態の第1の変形例について説明する。
図13は、第2の実施形態に係る電力用半導体素子の別の構成を例示する模式的断面図である。
図13に表したように、IGBT121においては、電極93及び電極96が、ゲート電極31及びゲート電極32と電気的に接続されている。これにより、IGBT121では、電極91と電極93との間に生じる寄生容量、電極92と電極93との間に生じる寄生容量、電極94と電極96との間に生じる寄生容量、及び、電極95と電極96との間に生じる寄生容量により、IGBT110やIGBT120などに比べて、容量Cgeをさらに大きくできる。例えば、ターンオフ時のゲート電圧Vgの発振がより適切に抑えられる。
IGBT121では、ターンオン特性も向上できる。ターンオン時のコレクタ−エミッタ間電流の時間変化率(di/dt)は、ゲート抵抗Rgと容量Cgeとの積(Rg・Cge)で決定される。Rg・Cgeを大きくすると、ターンオン時間が短くなる反面、スイッチングノイズの要因となる。このため、Rg・Cgeは、ターンオン時間とスイッチングノイズとのトレードオフを考慮した値に設定される。IGBT121では、Cgeを大きくできるため、Rgを小さくできる。また、ターンオン時のコレクタ電圧の立ち下がり時間は、ゲート抵抗Rgと容量Cgcとの積(Rg・Cgc)で決定される。IGBT121では、Rgを小さくできるから、Rg・Cgcも小さくできる。Rg・Cgcを小さくすると、ターンオン時のコレクタ電圧の立ち下がり時間が短くなる。すなわち、IGBT121では、コレクタ電圧の立ち下がり時間が短くし、ターンオン損失を低減できる。
次に、第2の実施形態の第2の変形例について説明する。
図14は、第2の実施形態に係る電力用半導体素子の別の構成を例示する模式的断面図である。
図14に表したように、IGBT122は、nバリア層27(第7半導体層)及びnバリア層28を、さらに備える。
nバリア層27は、n形であり、Z軸方向においてnベース層21とpベース層23との間に設けられる。nバリア層27の不純物の濃度は、nベース層21の不純物の濃度よりも高い。nバリア層28は、n形であり、Z軸方向においてnベース層21とpベース層25との間に設けられる。nバリア層28の不純物の濃度は、nベース層21の不純物の濃度よりも高い。
nバリア層27及びnバリア層28を設けることにより、エミッタ電極11に流れるホールの排出抵抗を、より高くできる。IE効果をより促進させ、オン電圧をさらに低減できる。IGBT110の構成において、nバリア層27及びnバリア層28を設けてもよい。
上記各実施形態では、トレンチゲート型構造のIGBTを電力用半導体素子として示している。電力用半導体素子は、例えば、トレンチゲート型構造のMOSFETでもよい。MOSFETとする場合には、例えば、第2電極をソース電極とし、第1電極をドレイン電極とし、第4半導体層をnソース層とし、pコレクタ層50をnドレイン層とする。
実施形態によれば、低いオン電圧で、スイッチング特性の良好な電力用半導体素子が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、電力用半導体素子に含まれる、第1〜第4電極、第1〜第7半導体層、第1、第2制御電極、第1〜第3絶縁膜、及び、第1〜第3導電部、などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した電力用半導体素子を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての電力用半導体素子も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…エミッタ電極(第2電極)、 11a、11b…プラグ部、 12…コレクタ電極(第1電極)、 13…電極(第3電極)、 14…電極(第4電極)、 15、16…電極、 21…nベース層(第1半導体層)、 21f…n形半導体基板、 22…フローティング層(第2半導体層)、 22u…下端、 22a…第1部分、 22b…第2部分、 22c…第3部分、 23…pベース層(第3半導体層)、 23f…p形部、 24…nエミッタ層(第4半導体層)、 25…pベース層(第5半導体層)、 25f…p形部、 26…nエミッタ層(第6半導体層)、 27…nバリア層(第7半導体層)、 28…nバリア層、 31…ゲート電極(第1制御電極)、 31a…上端、 31b…下端、 32…ゲート電極(第2制御電極)、 41…ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)、 41a…下端、 42…ゲート絶縁膜(第2絶縁膜)、 42a…下端、 43…絶縁膜(第3絶縁膜)、 44…絶縁膜、 50…pコレクタ層、 51、52…pコンタクト層、 60…絶縁膜、 61〜64…トレンチ、 70…素子領域、 72…終端領域、 73…第1エミッタ配線、 73a…プラグ部、 74…第2エミッタ配線、 74a…プラグ部、 75…ゲート配線、 76…終端絶縁膜、 77…終端トレンチ、 80…絶縁層、 80a、80b…一部、 81…絶縁層、 83、84…絶縁膜、 85…絶縁層、 86…ポリシリコン層、 87、88…絶縁膜、 91…電極(第1導電部)、 92…電極(第2導電部)、 93…電極(第3導電部)、 94〜96…電極、 110、111、112、113、120、121、122…IGBT(電力用半導体素子)、 Cgc、Cge、Cge〜Cge…容量、 DL…空乏層、 L1〜L13…距離、 R…出力抵抗、 Rg…ゲート抵抗

Claims (13)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極の上に設けられた第1導電形の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に設けられ、電気的にフローティングの状態にある第2導電形の第2半導体層と、
    前記第1半導体層の上に、前記第2半導体層と離間して設けられた第2導電形の第3半導体層と、
    前記第3半導体層の上に設けられた第1導電形の第4半導体層と、
    前記第4半導体層の上に設けられ、前記第4半導体層と電気的に接続された第2電極と、
    前記第2半導体層と前記第3半導体層との間に、前記第3半導体層側に寄せて設けられ、前記第1半導体層と前記第2半導体層と前記第3半導体層と前記第4半導体層との積層方向に沿って延伸し、前記第3半導体層よりも上に位置する上端と、前記第3半導体層よりも下に位置する下端と、を有する第1制御電極と、
    前記第1制御電極と前記第2半導体層との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第3電極と、
    前記第1制御電極と前記第3電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第4電極と、
    前記第1半導体層と前記第1制御電極との間、前記第2半導体層と前記第1制御電極との間、前記第3半導体層と前記第1制御電極との間、前記第1半導体層と前記第3電極との間、前記第2半導体層と前記第3電極との間、前記第1制御電極と前記第3電極との間、前記第1半導体層と前記第4電極との間、前記第1制御電極と前記第4電極との間、及び、前記第2制御電極と前記第4電極との間に設けられた第1絶縁膜と、
    前記第1半導体層の上に、前記第2半導体層に対して前記第3半導体層と反対側に離間して設けられた第2導電形の第5半導体層と、
    前記第5半導体層の上に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第1導電形の第6半導体層と、
    前記第2半導体層と前記第5半導体層との間に、前記第5半導体層側に寄せて設けられた第2制御電極と、
    前記第1半導体層と前記第2制御電極との間、前記第2半導体層と前記第2制御電極との間、及び、前記第5半導体層と前記第2制御電極との間に設けられた第2絶縁膜と、
    前記第1制御電極と前記第2制御電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第1導電部と、
    前記第1導電部と前記第2制御電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第2導電部と、
    前記第1導電部と前記第2導電部との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第3導電部と、
    前記第1半導体層と前記第1導電部との間、前記第2半導体層と前記第1導電部との間、前記第1半導体層と前記第2導電部との間、前記第2半導体層と前記第2導電部との間、前記第1半導体層と前記第3導電部との間、前記第1導電部と前記第3導電部との間、及び、前記第2導電部と前記第3導電部との間に設けられた第3絶縁膜と、
    前記第1半導体層と前記第3半導体層との間に設けられ、前記第1半導体層よりも不純物の濃度が高い第7半導体層と、
    を備え、
    前記第2半導体層と前記第1電極との間の距離は、前記第3半導体層と前記第1電極との間の距離よりも短い電力用半導体素子。
  2. 第1電極と、
    前記第1電極の上に設けられた第1導電形の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に設けられた第2導電形の第2半導体層と、
    前記第1半導体層の上に、前記第2半導体層と離間して設けられた第2導電形の第3半導体層と、
    前記第3半導体層の上に設けられた第1導電形の第4半導体層と、
    前記第4半導体層の上に設けられ、前記第4半導体層と電気的に接続された第2電極と、
    前記第2半導体層と前記第3半導体層との間に、前記第3半導体層側に寄せて設けられた第1制御電極と、
    前記第1半導体層と前記第1制御電極との間、前記第2半導体層と前記第1制御電極との間、及び、前記第3半導体層と前記第1制御電極との間に設けられた第1絶縁膜と、
    を備えた電力用半導体素子。
  3. 前記第1制御電極と前記第2半導体層との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第3電極をさらに備え、
    前記第1絶縁膜は、前記第1半導体層と前記第3電極との間、前記第2半導体層と前記第3電極との間、及び、前記第1制御電極と前記第3電極との間に延在する請求項2記載の電力用半導体素子。
  4. 前記第1制御電極と前記第3電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第4電極をさらに備え、
    前記第1絶縁膜は、前記第1半導体層と前記第4電極との間、前記第1制御電極と前記第4電極との間、及び、前記第2制御電極と前記第4電極との間に延在する請求項3記載の電力用半導体素子。
  5. 前記第2半導体層と前記第1電極との間の距離は、前記第3半導体層と前記第1電極との間の距離よりも短い請求項2〜4のいずれか1つに記載の電力用半導体素子。
  6. 前記第2半導体層は、電気的にフローティングの状態にある請求項2〜5のいずれか1つに記載の電力用半導体素子。
  7. 前記第1半導体層の上に、前記第2半導体層に対して前記第3半導体層と反対側に離間して設けられた第2導電形の第5半導体層と、
    前記第5半導体層の上に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第1導電形の第6半導体層と、
    前記第2半導体層と前記第5半導体層との間に、前記第5半導体層側に寄せて設けられた第2制御電極と、
    前記第1半導体層と前記第2制御電極との間、前記第2半導体層と前記第2制御電極との間、及び、前記第5半導体層と前記第2制御電極との間に設けられた第2絶縁膜と、
    をさらに備えた請求項2〜6のいずれか1つに記載の電力用半導体素子。
  8. 前記第1制御電極と前記第2制御電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第1導電部と、
    前記第1半導体層と前記第1導電部との間、及び、前記第2半導体層と前記第1導電部との間に設けられた第3絶縁膜と、
    をさらに備えた請求項7記載の電力用半導体素子。
  9. 前記第1導電部と前記第2制御電極との間に設けられた第2導電部と、
    前記第1導電部と前記第2導電部との間に設けられた第3導電部と、
    をさらに備え、
    前記第3絶縁膜は、前記第1半導体層と前記第2導電部との間、前記第2半導体層と前記第2導電部との間、前記第1半導体層と前記第3導電部との間、前記第1導電部と前記第3導電部との間、及び、前記第2導電部と前記第3導電部との間に延在する請求項8記載の電力用半導体素子。
  10. 前記第2導電部及び前記第3導電部は、前記第2電極と電気的に接続されている請求項9記載の電力用半導体素子。
  11. 前記第2導電部は、前記第2電極と電気的に接続され、
    前記第3導電部は、前記第1制御電極と電気的に接続されている請求項9記載の電力用半導体素子。
  12. 前記第1半導体層と前記第3半導体層との間に設けられ、前記第1半導体層よりも不純物の濃度が高い第7半導体層をさらに備えた請求項2〜11のいずれか1つに記載の電力用半導体素子。
  13. 前記第1制御電極は、前記第1半導体層と前記第2半導体層と前記第3半導体層と前記第4半導体層との積層方向に沿って延伸し、前記第3半導体層よりも上に位置する上端と、前記第3半導体層よりも下に位置する下端と、を有する請求項2〜12のいずれか1つに記載の電力用半導体素子。
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