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JP2014060009A - 非水電解質電池の製造方法、電池パックの製造方法および非水電解質電池の使用方法 - Google Patents

非水電解質電池の製造方法、電池パックの製造方法および非水電解質電池の使用方法 Download PDF

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JP2014060009A JP2012203531A JP2012203531A JP2014060009A JP 2014060009 A JP2014060009 A JP 2014060009A JP 2012203531 A JP2012203531 A JP 2012203531A JP 2012203531 A JP2012203531 A JP 2012203531A JP 2014060009 A JP2014060009 A JP 2014060009A
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Abstract

【課題】自己放電が抑制された、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池を提供すること。
【解決手段】一実施形態によると、非水電解質電池の製造方法が提供される。一実施形態に係る非水電解質電池の製造方法は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を組み立てることと、組み立てた非水電解質電池を充電することと、充電した非水電解質電池に対して放電を行うこととを含む。充電した非水電解質電池に対して行う放電は、非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%となるように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって行う。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、非水電解質電池の製造方法、電池パックの製造方法および非水電解質電池の使用方法に関する。
電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)、電動バイク、フォークリフトなどに用いられる大型及び大容量電源としては、エネルギー密度の高い非水電解質電池(例えば、リチウムイオン電池)が注目されており、高寿命や安全性などに配慮しながら、大型化及び大容量化のための開発が行われている。大容量電源としては、駆動電力を大きくするため、直列あるいは並列に接続した多数個の電池を含む組電池が開発されている。
非水電解質電池には、負極にカーボン材料を用いるリチウムイオン電池とチタン酸リチウムを用いるリチウム電池とが含まれる。
負極にチタン酸リチウム電池を用いる電池は、負極電位がカーボン負極に比して高いおかげで、寿命特性や安全性・入出力特性、特に急速充電特性に優れる。
反面、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池は、電解液と負極活物質との間に、電解液が分解して生じる生成物による皮膜が成長しづらいので、自己放電が早く起こるという問題がある。そのため、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池を充電し、その後放置しておくと、この非水電解質電池の蓄電量は自己放電によって低下する。
蓄電量が充電量よりも大きく低下した非水電解質電池を搭載した自動車では、期待する走行距離を得ることが難しい。
また、負極にチタン酸リチウムを用いた複数個の非水電解質電池を直列に接続して組電池を組み立てる際には、自己放電速度差の影響で電池間に蓄電状態のばらつきが生じるおそれがある。電池間の蓄電状態のばらつきは、組電池を備える電池パックの容量に悪影響を与えうる。
特開平10−69922号公報 特開2000−12090号公報 特開2007−87909号公報
本発明が解決しようとする課題は、自己放電が抑制された、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池の製造方法を提供することにある。
一実施形態によると、非水電解質電池の製造方法が提供される。一実施形態に係る非水電解質電池の製造方法は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を組み立てることと、組み立てた非水電解質電池を充電することと、充電した非水電解質電池に対して放電を行うこととを含む。充電した非水電解質電池に対して行う放電は、非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%となるように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって行う。
一実施形態によると、電池パックの製造方法が提供される。一実施形態に係る電池パックの製造方法は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を備えた電池パックを組み立てることと、組み立てた電池パックを充電することと、充電した電池パックに対して放電を行うこととを含む。充電した電池パックに対して行う放電は、各非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%となるように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって行う。
一実施形態によると、非水電解質電池の使用方法が提供される。非水電解質電池は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質と含む。一実施形態に係る非水電解質電池の使用方法は、5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行うことにより、前記非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にした後、放電を停止する。
図1は、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池の負極集電体表面からの距離と、負極活物質層中の相対的なLi+イオン濃度との関係の一例を概略的に示した模式図である。 図2は、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池が具備する電極群を部分的に拡大した概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池の分解斜視図である。 図4は、第2の実施形態に係る製造方法で製造できる電池パックの一例の電気回路を示すブロック図である。 図5は、第3の実施形態に係る使用方法に従って電気自動車の電源を落とす際に実行することができる手順の一例を示す概略フローチャートである。
以下、実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態によると、非水電解質電池の製造方法が提供される。第1の実施形態に係る非水電解質電池の製造方法は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を組み立てることと、組み立てた非水電解質電池を充電することと、充電した非水電解質電池に対して放電を行うこととを含む。充電した非水電解質電池に対して行う放電は、非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%となるように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって行う。
ここで、SOCは、「state of charge」の略語であり、電池の「充電状態SOC」は、該電池の満充電の状態の電気量に対する、該電池に蓄電されている電気量の百分率を指す。
充電した非水電解質電池に対して、非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%となるように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって放電を行うことの目的は、充電した非水電解質電池の自己放電を抑えることにある。
先に述べたように、負極にチタン酸リチウムを用いる非水電解質電池は、自己放電が早い。これは、繰り返しになるが、負極にチタン酸リチウムを用いる非水電解質電池では、非水電解質と負極活物質層との間に被膜が生成しづらく、そのせいで充電によりリチウムイオンが挿入された状態のチタン酸リチウムからリチウムイオンが放出されやすいことによる。
発明者らは、鋭意研究の結果、チタン酸リチウムを含む負極を備えた電極群を具備した非水電解質電池に対して、充電を施し、その後、大電流、すなわち5C以上のレートで2秒以上にわたって放電を行うことによって、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン濃度が低い層、すなわちリチウムイオン欠乏層を形成することができることと、このリチウムイオン欠乏層が該非水電解質電池の自己放電を抑制できることとを見出した。
図1に、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池の負極集電体表面からの距離と、負極活物質層中の相対的なLi+イオン濃度との関係の一例を概略的に示したグラフを示す。
図1において、横軸は集電体表面からの距離を示しており、距離0は負極集電体表面に対応し、距離Lは負極活物質層と非水電解質との界面に対応している。図1のグラフに示す曲線(5C)は、チタン酸リチウムを含む負極を備えた電極群を具備した非水電解質電池に対して、満充電を施し、その後5Cのレートで6分間にわたりSOC50%まで強制的に放電した直後の負極活物質層中の相対的なリチウムイオン濃度を示している。図1のグラフに示す曲線(1C)は、チタン酸リチウムを含む負極を備えた電極群を具備した非水電解質電池に対して、SOC100%まで充電を施し、その後1CのレートでSOC50%まで強制的に放電した直後の負極活物質層中の相対的なリチウムイオン濃度を示している。
図1のグラフから明らかなように、曲線(5C)の条件で放電を行った非水電解質電池において、負極活物質層のそれを担持する負極集電体表面から距離lだけ離れた部分から距離Lだけ離れた部分、すなわち非水電解質との界面までは、リチウムイオン濃度が0に近い。すなわち、上記放電により、充電状態の非水電解質電池において、負極活物質層の非水電解質との界面付近にリチウムイオン欠乏層が形成することを、図1から確認することができる。
これとは逆に、曲線(1C)の条件のように低いレートで放電を行うと、負極活物質の非水電解質との界面付近にリチウム欠乏層が形成されない。
理論によって縛られることを望まないが、発明者らは、鋭意研究の結果、このようにリチウムイオン欠乏層が形成する理由を以下のように考えている。
まず、発明者らは、チタン酸リチウムのリチウムイオン挿入反応が不均一二相反応であると考えている。ここで、不均一二相反応であるチタン酸リチウムのリチウムイオン挿入反応とは、チタン酸リチウムが、リチウムイオンが「満」の状態および「空」の状態以外の中間のリチウムイオン濃度状態を採りづらいことを意味する。
また、発明者らは、リチウムイオンが「満」の状態のチタン酸リチウムとリチウムイオンが「空」の状態のチタン酸リチウムとで、電気的特性、すなわち導電性およびイオン伝導性に大きな違いがあり、そのため、チタン酸リチウムを含む負極は、直前の充放電履歴により、すなわち最後に行われた充放電によりこれらの電気的特性が大きく異なる「ヒステリシス特性」があると考えている。前記電気的特性の違いとしては、リチウムイオンが「空」の状態のチタン酸リチウムが、リチウムイオンが「満」の状態のそれに比べて、導電性およびイオン伝導性が低いことが挙げられる。
このようなチタン酸リチウムを負極に用いる非水電解質電池を大電流で強制的に放電させると、まず負極活物質層の非水電解質との界面付近に含まれるチタン酸リチウムからリチウムイオンが脱離する。一方、上で説明したように、リチウムイオンが「空」の状態のチタン酸リチウムは、イオン伝導性が低く、リチウムイオンを通しにくい。チタン酸リチウムを含む負極活物質層におけるリチウムイオン濃度の均一化は、リチウムイオンが「空」の状態のチタン酸リチウムを通ることを必要とするので、起こりにくい。そのため、大電流での強制放電を続けると、負極活物質層におけるリチウムイオン濃度の均一化があまり進まないまま、負極活物質層において非水電解質との界面に近いチタン酸リチウムから順にリチウムイオンが一方的に脱離し続ける。その結果、図1に示すように、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成される。
なお、負極にカーボンなどを用いた非水電解質電池でも、大電流での強制放電により、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成される。しかしながら、カーボンなどの材料はリチウムイオン濃度が低い状態でもイオン伝導性が高いので、カーボンなどの材料を含む負極活物質層では、リチウムイオン欠乏層が形成されても、負極活物質内でのリチウムイオン濃度の均一化が迅速に起き、その結果リチウムイオン欠乏層が消失する。
一方、チタン酸リチウムは、上で説明したように、リチウムイオン濃度が低い状態ではイオン伝導性が低いので、負極活物質内でのリチウムイオン濃度の均一化が起きにくく、その結果負極活物質層はリチウムイオン欠乏層を比較的長期間保持することができる。
次に、負極活物質層の非水電解質に接する部分に形成されたリチウムイオン欠乏層が非水電解質電池の自己放電を抑制できる理由を、図2を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池が具備する電極群を部分的に拡大した概略図である。
第1の実施形態に係る製造方法は図2に示す非水電解質電池1を提供することができる。
詳細に関しては図3をさらに参照しながら説明するが、図2に示す非水電解質電池1は、負極31、正極32および負極31と正極32とに挟まれたセパレータ33を含む電極群3を具備する。セパレータ33は図示しない非水電解質を含浸している。
非水電解質電池1では、充電時には、正極32が含む正極活物質層32bからセパレータ33、すなわち非水電解質を介して負極31が含む負極活物質層31bへと、すなわち(A)の方向にリチウムイオンが移動する。一方、非水電解質電池1では、放電時には、負極活物質層31bから非水電解質を介して正極活物質層32bへと、すなわち(B)の方向にリチウムイオンが移動する。このように、非水電解質電池1の充放電には、非水電解質を通るリチウムイオンの移動が伴う。
充電されて直ぐの非水電解質電池1では、リチウムイオンが「満」の状態のチタン酸リチウムが負極活物質層31bの非水電解質との界面付近に存在する。チタン酸リチウムを負極に用いる非水電解質電池では、この界面に被膜が生じにくい。そのため、このような状態の非水電解質電池1では、非水電解質に接するチタン酸リチウムからリチウムイオンが脱離しやすい。すなわち、このような状態の非水電解質電池1は放電しやすい。
一方、第1の実施形態に係る製造方法にしたがって製造できる電池は、図1を参照しながら説明したように、負極活物質層31bの非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成されている。
リチウムイオン欠乏層は、リチウムイオンが極めて少ないので、負極活物質層31b表面から非水電解質に移動するリチウムイオンの量は極めて少ない。
また、先に説明したように、チタン酸リチウムは、リチウムイオン濃度が低い状態では、リチウムイオンが高い状態に比べて、導電性およびイオン伝導性が低い。そのため、リチウムイオン欠乏層に隣接するリチウムイオンに比較的富んだ部分からリチウムイオン欠乏層を横切って非水電解質内に入るリチウムイオンの量は、極めて少ない。すなわち、負極活物質層の非水電解質に接するリチウムイオン欠乏層はそれを通るリチウムイオンの非水電解質への移動を抑制することができる。
このように、非水電解質との界面にリチウムイオン欠乏層を有する負極を含む電極群を具備した非水電解質電池は、負極活物質層から非水電解質へのリチウムイオンの移動を抑制することができるので、自己放電を抑制することができる。
充電した非水電解質電池に対して、5C以上のレートで0.2秒以上にわたり放電を行って、該非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にすることによって、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層に隣接するリチウムに富んだ部分と非水電解質との距離を十分に確保でき、それにより負極活物質層から非水電解質へのリチウムイオンの移動を十分に抑制することができ、自己放電を抑えることができる。
充電した非水電解質電池に対して、5C未満のレートで放電を行うと、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層に隣接するリチウムに富んだ部分と非水電解質との距離が短くなる、またはリチウムイオン欠乏層が形成されないので、負極活物質層から非水電解質へのリチウムイオンの移動を十分に抑制できなくなる。たとえば、上記放電を図1の曲線(1C)で示したように1C程度のレートで25℃で行うと、負極活物質層と非水電解質との界面からの距離とは無関係に、負極活物質層におけるリチウムイオン濃度は均一になりやりやすい。すなわち、このような放電条件では、リチウムイオン欠乏層を形成することが困難である。
また、充電した非水電解質電池に対して、0.2秒未満の期間にわたって放電を行っても、リチウムイオンの移動を十分に抑制できるリチウムイオン欠乏層を負極活物質に形成させることが困難である。
充電した非水電解質電池に対して、0.2秒以上の期間にわたって放電を行って、該非水電解質電池の充電状態SOCを10%未満にすると、得られる非水電解質電池は、完全放電状態に近くなる。このような非水電解質電池は、該非水電解質電池の長期間の保管または輸送などの間に過放電状態になるおそれがある。
充電した非水電解質電池に対して行う放電のレートは、7C以上100C以下の範囲にすることが好ましい。充電した非水電解質電池に対して行う放電のレートを7C以上にすると、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層に隣接する比較的リチウムに富んだ部分と非水電解質との距離をさらに十分に確保でき、それにより負極活物質層から非水電解質へのリチウムイオンの移動をさらに十分に抑制することができる。また、100C以下のレートでの放電は、大掛かりな冷却設備を必要とせず、そのため非水電解質電池の生産性を向上させることができる。
充電した非水電解質電池に対して行う放電は、−30℃以上40℃以下の温度で行うことが好ましい。この温度範囲内で上記放電を行うと、リチウム欠乏層とそれに隣接する部分との間でのリチウムイオン濃度の均一化をさらに抑制することができる。そのため、−30℃以上40℃以下の温度で上記放電を行うと、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層とそれに隣接する比較的リチウムに富んだ部分との界面をより明確にすることができ、それにより負極活物質層から非水電解質へのリチウムイオンの移動をさらに十分に抑制することができる。
充電した非水電解質電池に対して行う放電は、0℃以上30℃以下の温度で行うことがより好ましい。この範囲内における温度で上記放電は、室温により近い温度で行うことができるので、非水電解質電池の生産性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、第1の実施形態に係る非水電解質電池の製造方法をより詳細に説明する。
図3は、第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池の分解斜視図である。
第1の実施形態に係る製造方法によると、例えば、図3に示す構造の非水電解質電池1が製造される。
図3に示す電池1は、開口部を有する有底角筒型容器2aと、容器2a内に収納された偏平型電極群3と、偏平型電極群3に含浸された非水電解質(例えば非水電解液(図示しない))と、容器2aの開口部に例えば溶接によって固定された蓋体2bとを有する。
容器2aとしては、様々な材質のものを使用することができる。容器2aとして使用できる材料の例については後述する。
偏平型電極3は、図2に示す負極31、正極32、および負極31と正極32との間に挟まれたセパレータ33とを備える。
負極31は、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体31aと、負極集電体31aの一部に担持された負極活物質含有層31bとを含む。負極集電体31aのうち、負極活物質層31bを担持していない部分の少なくとも一部は負極集電タブ31cとして働く。
負極活物質層31bは、チタン酸リチウムを含む。チタン酸リチウムとしては、例えば、スピネル構造をもったものを使用することができる。スピネル構造以外の構造を有するチタン酸リチウムとしては、ブロンズ構造のチタン酸リチウムが考えられる。たとえばルチル型またはアナターゼ型のリチウムチタン酸化物を用いることもできる。寿命特性および内部抵抗の観点から、スピネル構造を有したチタン酸リチウムを用いることが好ましい。
正極32は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体32aと、正極集電体32aの一部に担持された正極活物質層32bとを含む。正極32で使用できる材料については後述する。正極集電体32aのうち、正極活物質層32bを担持していない部分の少なくとも一部は正極集電タブ32cとして働く。
セパレータ33として用いることができる材料の例については後述する。
偏平型電極群3は、負極31、セパレータ33および正極32をこの順で積層させたものを捲回した構造を有する。また、偏平型電極群3では、負極集電タブ31cと正極集電タブ32cとが捲回軸方向において互いに反対側に突出している。偏平型電極群3の作製方法については、後段でさらに説明する。
なお、図3に示す電極群3は偏平形状を有しているが、第1の実施形態に係る製造方法で作製される電極群3の形状は偏平形状に限られず、円筒形、積層型等の様々な形状を採ることができる。
偏平電極群3は、2つの挟持部材4を有する。挟持部材4は、第1の挟持部4aと、第2の挟持部4bと、この第1および第2の挟持部4aおよび4bを連結する連結部4cとを有する。負極集電タブ31cおよび正極集電タブ32cは、偏平状に捲回されているため、捲回の中心が空間になっている。この空間のうち、負極集電タブ31c内の空間に一方の挟持部材4の連結部4cが配置されており、正極集電タブ32c内の空間に他方の挟持部材4の連結部4cが配置されている。このような配置により、負極集電タブ31cおよび正極集電タブ32cは、それぞれ、連結部4cを境にして、その一部が第1の挟持部4aによって挟持され、且つ負極集電タブ31cまたは正極集電タブ32c内の前記空間を挟んで前記一部と向き合う他の一部が第2の挟持部4bによって挟持されている。
電極群3の最外周のうち、負極集電タブ31cおよび正極集電タブ32cを除いた部分は、絶縁テープ5により被覆されている。
蓋体2bは、矩形形状をしている。蓋体2bには、非水電解液を注入するための注液口(図示しない)が開口されている。注液口は、電解液の注液後、封止蓋(図示しない)によって封止される。
図3に示す電池は、負極リード6と負極端子7と正極リード8と正極端子9とをさらに備える。
負極リード6は、負極端子7と電気的に接続するための接続プレート6aと、接続プレート6aに開口された貫通孔6bと、接続プレート6aから二股に分岐し、下方に延出した短冊状の集電部6cとを有する。負極リード6の2つの集電部6cは、その間に負極集電タブ31cを挟持する挟持部材4と負極集電タブ31cとを挟み、溶接によって挟持部材4に電気的に接続されている。
正極リード8は、正極端子9と電気的に接続するための接続プレート8aと、接続プレート8aに開口された貫通孔8bと、接続プレート8aから二股に分岐し、下方に延出した短冊状の集電部8cとを有する。正極リード8の2つの集電部8cは、その間に正極集電タブ32cを挟持する挟持部材4と正極集電タブ32cとを挟み、溶接によって挟持部材4に電気的に接続されている。
負極リード6および正極リード8を挟持部材4を介して負極集電タブ31cおよび正極集電タブ32cのそれぞれに電気的に接続する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば超音波溶接やレーザー溶接等の溶接が挙げられる。
負極端子7は、蓋体2bおよび負極リード6に絶縁部材7aを介してかしめ固定されている。正極端子9は、蓋体2bおよび正極リード8に絶縁部材9aを介してかしめ固定されている。
次に、第1の実施形態に係る非水電解質電池の製造方法を順に説明する。
第1の実施形態に係る製造方法は、チタン酸リチウムを含む負極31を作製することを含む。
チタン酸リチウムは、表面積が1〜10m2/gであることが好ましい。表面積を1m2/g以上にすることによって、電極反応に寄与する有効面積を大きくすることができるため、大電流放電特性を向上することができる。表面積を10m2/g以下にすることによって、電解液との反応量を少なくすることができるため、高い充放電効率と、貯蔵時のガス発生量の抑制とを達成することができる。
負極31は、例えば以下のようにして作製することができる。
まず、負極活物質であるチタン酸リチウムに結着剤を添加し、これらを適当な溶媒中に懸濁して懸濁液を得る。結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTEF)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴムなどを用いることができる。
導電性を高めるために、導電剤を懸濁液にさらに添加してもよい。導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボン、黒鉛などを用いることができる。
次に、このようにして得られた懸濁液を帯状の集電体の片面または両面に塗布する。集電体としては、例えばアルミニウム、銅、ニッケル、アルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金などを使用することができる。
ここで、懸濁液の塗布は、負極集電タブ31cを形成するために、懸濁液が塗布されない部分、例えば、帯状の集電体の長辺に平行な一端部が集電体に残るように行う。
その後、負極活物質を片面または両面に担持した集電体をプレスし、乾燥して、帯状の負極31にする。
負極31におけるチタン酸リチウム、導電剤および結着剤の配合比は、チタン酸リチウム70〜96重量%、導電剤2〜28%、結着剤2〜28重量%の範囲にすることが好ましい。導電剤の量が2重量%未満であると、集電性の欠如により大電流特性が低下する恐れがある。しかしながら、チタン酸リチウムの導電性が非常に高い場合、導電剤が不要な場合がある。その場合には上記配合比は結着剤2〜29重量%とするのが好ましい。結着剤の量が2重量%未満であると、活物質含有層と集電体との結着性の欠如によりサイクル性能が低下するおそれがある。一方、高容量化の観点から、導電剤および結着剤の量は各々28重量%以下であることが好ましい。
第1の実施形態に係る製造方法は、例えば以上のようにして作製した負極31および別途作製した正極32を、間にセパレータ33を介在させて捲回した後、偏平形状にプレスすることにより、電極群3を形成することを含む。
電極群3は、たとえば、負極31、セパレータ33および正極32を、負極集電タブ31cが電極群3の捲回軸方向にセパレータ33から突出し、且つ正極集電タブ32cがこれとは反対方向にセパレータ6から突出するよう、負極31および正極32の位置をずらして捲回することによって形成することができる。なお、電極群3における負極31、正極32およびセパレータ33は、接着性を有する高分子により電極群3における負極31、正極32およびセパレータ33を一体化させてもよい。電極群3の作製後、電極群3の最外周を絶縁テープ5で被覆する。
第1の実施形態に係る製造方法は、作製したこの電極群3を容器2aに収納することを含む。
電極群3の収納は、例えば以下の方法によって行うことができる。
まず、負極集電タブ31cおよび正極集電タブ32cのそれぞれに挟持部材4を取り付ける。一方、図3を参照しながら説明したように、負極端子7を蓋体2bおよび負極リード6に絶縁部材7aを介してかしめ固定し、正極端子9を蓋体2bおよび正極リード8に絶縁部材9aを介してかしめ固定する。
その後、負極リード6を電極群3の負極集電タブ31cに取り付けられた挟持部材4に溶接し、正極リード8を電極群3の正極集電タブ32cに取り付けられた挟持部材4に溶接する。その後、電極群3を容器2a内に収納する。容器2a内に電極群3を収納した後、容器2aの開口部に蓋体2bを溶接する。
第1の実施形態に係る製造方法は、容器2aに非水電解質を収納することを含む。非水電解質の収納は、例えば、電極群3を容器2aに収納し、蓋体2bを容器2aの開口部に溶接したのち、蓋体2bの注液口(図示しない)から非水電解質を容器2aに注入することによって行うことができる。
第1の実施形態に係る製造方法は、電極群3および非水電解質を収納した容器2aを封止して、非水電解質電池1を組み立てることを含む。容器2aの封止は、非水電解質収納後、注液口を封止蓋で封止することによって行うことができる。
第1の実施形態に係る製造方法は、このようにして組み立てた非水電解質電池1を充電する工程を含む。この充電は、非水電解質電池の充電で通常行われる充電方法によって行うことができる。
この充電は、充電条件を変えることによって、非水電解質電池1を様々な充電状態SOCにすることができる。
この充電は複数回行うことができる。また、第1の実施形態に係る製造方法は、電池の製造で一般的に行われている工程、例えばエージング、容量測定および抵抗測定などの工程を含むことができる。そのため、上記充電は、これら各工程の前、後、および/またはこれらの工程の間に行うこともできる。
第1の実施形態に係る製造方法は、先に説明したように、充電した非水電解質電池1に対して、5C以上のレートで、0.2秒以上の放電を行って、非水電解質電池1の充電状態SOCを10〜95%にすることを含む。
この放電は、充電した状態の非水電解質電池1に対して行うので、第1の実施形態に係る製造方法が含みうる如何なる充電の後に行うことができる。例えば、初充電を施した非水電解質電池1に対して上記条件での放電を行ってもよいし、または充電が施され出荷準備の整った非水電解質電池1に対して上記条件での放電を行ってもよい。あるいは、上記条件での放電は、第1の実施形態に係る製造方法において、複数回行うこともできる。例えば、初充電を施した非水電解質電池1に対して上記条件での放電を行い、その後、エージングおよび容量測定に供された非水電解質電池1に対して、上記条件での放電を行うこともできる。
非水電解質電池1を客先に搬送する前に、該客先に要請されているまたは非水電解質電池1の公称の充電状態以上の充電状態まで充電した非水電解質電池1に対して上記放電を行って、該客先に要請されているまたは非水電解質電池1の公称の充電状態SOCにすることが好ましい。このような放電によると、非水電解質電池1の客先への搬送中の自己放電が抑えられるので、該客先に要請されているまたは非水電解質電池1の公称の充電状態にある非水電解質電池1を該客先に届けることができる。
以上に説明した放電を少なくとも最終工程において行うことにより、図3に示す非水電解質電池1を得ることができる。
以下、第1の実施形態に係る製造方法で使用することができる正極32の作製方法、正極活物質、セパレータ33、非水電解質、および容器2aについて説明する。
<正極の作製方法>
第1の実施形態で使用することができる正極32は、例えば以下の方法によって作製できる。
まず、正極活物質に結着剤および任意に導電剤を添加し、これらを適当な溶媒中に懸濁して懸濁液を得る。
用いることのできる正極活物質については後述する。また、結着剤および導電剤としては、例えば負極31の作製例で示した材料を使用することができる。
次に、このようにして得られた懸濁液を帯状の集電体の片面または両面に塗布する。正極集電体32aとしては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金などを使用することができる。
ここで、懸濁液の塗布は、正極集電タブ32cが形成されるように、懸濁液が塗布されない部分、例えば帯状の集電体32aの長辺に平行な一端部が集電体に残るように行う。
その後、正極活物質を片面または両面に担持した集電体32aを乾燥およびプレスして、帯状の正極32にする。
正極32における正極活物質、導電剤および結着剤の配合比は、負極における配合比のそれと同様の範囲内で設定することができる。
<正極活物質>
正極32の正極活物質層32bの正極活物質としては、負極活物質であるチタン酸リチウムとの組み合わせにより充放電が可能なものを使用することができる。
正極活物質としては、コストおよび寿命の観点で、以下の2種類以上の活物質を混合したものを用いることが望ましい。
第1の正極活物質は、LiNi1-xM(a)x2(M(a)はCo、Al、Mn、Cr、Fe、Nb、Mg、BおよびFからなる群より選ばれる元素の少なくとも一種を含み、Xは0≦X≦0.7の範囲を示す)である。
ここで、Xが0.7より大きいと、コストあたりの容量が低下する。より好ましいXの範囲は0.3≦X≦0.6である。Xが0.3より小さいと寿命特性に難がある。
第2の正極活物質は、LiCo1-yM(b)y2(M(b)はNi、Al、Mn、Cr、Fe、Nb、Mg、BおよびFからなる群より選ばれる元素の少なくとも一種を含み、Yは0≦Y<0.3の範囲を示す)である。
還元ガスを酸化により処理する能力が充電状態のLiCoO2にはあると考えられているため、Yが0.3以上の場合、負極から発生した還元ガスの処理を行う能力が著しく低下する可能性がある。
第1の正極活物質と第2の正極活物質との混合比は、95:5〜30:70の重量比であることが好ましい。第1の正極活物質が95重量%よりも大きいと、負極から発生した還元ガスの処理を行う能力が著しく低下する。第1の正極活物質が30重量%未満であると、コストあたりの容量が低下する。
<セパレータ>
セパレータ33としては、例えば多孔質セパレータを用いることができる。多孔質セパレータとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、またはポリフッ化ビニリデン(PVdF)を含む多孔質フィルム、合成樹脂製不織布を挙げることができる。中でも、ポリエチレンあるいはポリプロピレンまたは両者からなる多孔質フィルムは、電池の安全性を向上できるため好ましい。
<非水電解質>
非水電解質には、非水電解液を用いることができる。非水電解液は、例えば、電解質を有機溶媒に溶解することにより調製される。また、非水電解液として、リチウムイオンを含有した常温溶融塩も用いることができる。
電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN(CF3SO22]などのリチウム塩が挙げられる。電解質は、有機溶媒に対して、0.5〜2mol/Lの範囲で溶解させることが好ましい。
有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ビニレンカーボネート(VC)などの環状カーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)などの鎖状カーボネート、テトラヒドロフラン(THF)、2メチルテトラヒドロフラン(2MeTHF)などの環状エーテル、ジメトキシエタン(DME)などの鎖状エーテル、γ−ブチロラクトン(BL)、アセトニトリル(AN)、スルホラン(SL)等を挙げることができる。これらの有機溶媒は、単独または2種以上の混合物の形態で用いることができる。
常温溶融塩とは、常温において少なくとも一部が液状を呈する塩をいい、常温とは電源が通常作動すると想定される温度範囲をいう。電源が通常作動すると想定される温度範囲とは、上限が120℃程度、場合によっては60℃程度であり、下限は−40℃程度、場合によっては−20℃程度である。
常温溶融塩はリチウム塩と有機物カチオンの組み合わせからなる。リチウム塩としては、リチウム電池に一般的に利用されているような、広い電位窓を有するリチウム塩が用いられる。たとえば、LiBF4、LiPF6、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22,LiN(C25SO2),LiN(CF3SC(C25SO23)などを挙げられるが、これらの限定されるものではない。これらは、単独で用いても、2種類以上を混合して用いても良い。
リチウム塩の含有量は、0.1〜3.0mol/Lであること、特に、1.0〜2.0mol/Lであることが好ましい。リチウム塩の含有量を0.1mol/L以上にすることによって、電解質の抵抗が小さくなり、大電流・低温放電性能が向上され、3.0mol/L以下にすることによって、電解質の融点が低下して常温で液状を保つことが可能となる。
<容器2a>
容器2aには、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレスなどからなる金属缶で角形の形状のものが使用できる。容器の板厚は0.5mm以下が好ましく、さらに好ましい範囲は0.2mm以下である。
容器2aには、金属缶の代わりに、ラミネートフィルムからなる外装容器を使用することが可能である。ラミネートフィルムには、金属箔に樹脂フィルムで被覆された多層フィルムを使用することが好ましい。樹脂としてポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子を用いることができる。ラミネートフィルムの厚さは0.2mm以下にすることが望ましい。
なお、容器2aの形状は、角型に限定されるものではなく、円筒型、薄型、コイン型等にすることができる。
以上説明した第1の実施形態に係る非水電解質電池の製造方法によると、充電した非水電解質電池に対して5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を、該非水電解質電池の充電状態SOCが10〜95%になるように行うことによって、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層を形成させることができる。上で説明したように、負極活物質層の非水電解質に接する部分に形成されたリチウムイオン欠乏層は、負極活物質層から非水電解質へのリチウムの移動を抑制することができる。そのため、第1の実施形態に係る製造方法によると、自己放電が抑制された、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池を提供することができる。このような非水電解質電池は、上で説明したように自己放電が抑制されるので、長期間保管されたりまたは長期間かけて搬送されたりしても過放電状態になりにくい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態によると、電池パックの製造方法が提供される。電池パックは、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む複数の非水電解質電池を備えるものである。電池パックは、複数の非水電解質電池を電気的に接続して組電池とすることにより、組み立てることができる。第2の実施形態に係る電池パックの製造方法は、組み立てた電池パックを充電することと、充電した電池パックに対して放電を行うこととを含む。放電は、各非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にするように、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって行う。
図4は、第2の実施形態に係る製造方法で製造できる電池パックの一例の電気回路を示すブロック図である。
図4に示す電池パック10は、複数の電池1(単電池)を備える。複数個の電池1は、例えば、第1の実施形態に係る非水電解質電池の製造方法で製造することができる。しかしながら、詳しくは後述するが、電池パック10が備える電池1は、5C以上のレートでの0.2秒以上にわたる放電が行われていなくてもよい。複数の電池1は互いに直列に接続されて、組電池11を構成している。
電池パック10は、保護回路12、サーミスタ13、および外部機器への通電用端子14をさらに備える。
組電池11は、負極側配線15および正極側配線16により保護回路12に電気的に接続されている。保護回路12は、サーミスタ13に電気的に接続されている。また、保護回路12は、マイナス側配線17およびプラス側配線18により通電用端子14に電気的に接続されている。
サーミスタ13は、複数の電池1または組電池11の温度検知するように構成されている。電池1または組電池11の温度に関する検知信号はサーミスタ13から保護回路12に送信される。
保護回路12は、所定の条件で、保護回路12と通電用端子14との間のマイナス側配線17およびプラス側配線18を遮断することができるように構成されている。所定の条件とは、例えば、サーミスタ13の検出温度が所定温度以上になったとき、または電池1の過充電、過放電、過電流等を検知したときである。この検知方法は、個々の電池1または組電池11全体について行われる。個々の電池1に対して検知を行う場合、電池電圧を検知してもよいし、正極電位もしくは負極電位を検知してもよい。組電池11全体に対する検知は、個々の電池1中に参照極として用いるリチウム電極を挿入することで行うことができる。図4の電池パック10の場合、電池1のそれぞれに電圧検知のための配線19が接続されており、これら配線19を通して検知信号が保護回路12に送信される。
なお、図4に示した複数の電池1は直列に接続されているが、電池容量を増大させるために並列に接続することもできる。無論、組み上がった電池パックを直列、並列に接続することもできる。
また、電池パック10の態様は用途により適宜変更することができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した放電を、図4に回路図を示す電池パック10に組み込まれた組電池11に対して行う。第1の実施形態で説明したように、この放電により、充電した非水電解質電池1の自己放電を抑えることができる。よって、第2の実施形態によると、電池パック10の製造が長期間にわたったり、電池パック10の製造が長期間搬送されたりしても、充電した非水電解質電池1の充電状態を維持することができ、非水電解質電池1の過放電を防ぐことができる。
組電池11に対して、充電を行い、続いて上記のように放電を行うことにより、組電池11を構成する複数の非水電解質電池1の充電状態SOCを実質的に均一にすることができる。このように充電状態SOCが実質的に均一な複数の非水電解質電池1から構成される組電池11を備える電池パック10は、より安定的に電力を供給することができる。
以上説明した第2の実施形態に係る電池パックの製造方法によると、充電したパック電池に対して5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行って、各非電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にすることによって、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層を形成させることができる。そのため、第2の実施形態に係る製造方法によると、自己放電が抑制された、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池を備える電池パックを提供することができる。このような電池パックは、上で説明したようにそれが備える非水電解質電池の自己放電を抑制することができるので、長期間保管されたりまたは長期間かけて搬送されたりしても過放電状態になりにくい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態によると、非水電解質電池の使用方法が提供される。非水電解質電池は、チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質と含む。第3の実施形態に係る非水電解質電池の使用方法は、5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行うことにより、前記非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にした後、放電を停止する。
非水電解質電池が使用される電子機器としては、例えば、電気自動車および携帯電話などが挙げられるが、これらに限定されない。
第3の実施形態に係る使用方法で使用できる電気自動車の一例を説明する。
この例の電気自動車は、電力を運動エネルギーに変換する駆動部を含む電子機器ユニットと、チタン酸リチウムを含む負極を備える電極群を具備する非水電解質電池と、非水電解質電池に電気的に接続されている放電機と、コントローラとを具備する。放電機は、非水電解質電池に対して、5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行って、非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にするように構成されている。コントローラは、非水電解質電池から電子機器ユニットへの電力の供給と、放電機による非水電解質電池に対する放電とを制御するように構成されており、非水電解質電池から電子機器ユニットへの電力供給を遮断する際に、放電機に非水電解質電池に対する放電を行わせるように構成されている。
この例の電気自動車が具備する電力を運動エネルギーに変換する駆動部としては、自動車の走行に寄与する機構、たとえばモーターが挙げられる。また、該駆動部の他の例としては、ドアおよび/または窓の開閉に寄与する機構、空調設備、ワイパーの作動に寄与する機構などの、自動車が備え得る様々な駆動部を挙げることができる。
この例の電気自動車が具備する電気機器ユニットを構成する電子機器としては、駆動部の他に、例えばフロントライト、ブレーキランプ、ウィンカーおよび室内照明などの照明機器、カーオーディオなどの、自動車に搭載されうる様々なものが挙げられる。
この例の電気自動車が具備する非水電解質電池は、チタン酸リチウムを含む負極を備える電極群を具備する。このような非水電解質電池としては、例えば第1の実施形態に係る製造方法で製造できる非水電解質電池1を用いることができる。
非水電解質電池は、例えば上で説明した電気機器ユニットに電気的に接続されている。非水電解質電池から電気機器ユニットへの電力の供給は、コントローラによって制御される。
また、非水電解質電池は、放電機に電気的に接続されている。放電機は、非水電解質電池に対して、5C以上のレートでの0.2秒以上にわたる放電を行って、非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にするように構成されている。
この放電機による放電は、コントローラによって制御される。具体的には、コントローラは、非水電解質電池から電気機器ユニットへの電力の供給を遮断する際、放電機に非水電解質電池に対して上記放電を行わせるように構成されている。
この例の電気自動車は、非水電解質電池から電子機器ユニットへの給電停止に際して、負極にチタン酸リチウムを用いる非水電解質電池に対して5C以上のレートでの0.2秒以上にわたる放電を行うことができる。例えば、自動車の電源を落とす際に、非水電解質電池に対して5C以上のレートでの0.2秒以上にわたる放電を行うことができる。
第1の実施形態の説明において述べたように、非水電解質電池に対する5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行って該非電解質電池のSOCを10〜95%にすることにより、非水電解質電池の負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成される。このリチウムイオン欠乏層は、負極活物質から非水電解質へのリチウムイオンの移動を抑制することができるので、非水電解質電池の自己放電を抑制することができる。また、負極活物質層はこのリチウムイオン欠乏層を長期間保持できるので、この非水電解質電池の自己放電の抑制の効果を長期間持続させることができる。
そのため、この例の電気自動車は、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって放電を行って該非電解質電池のSOCを10〜95%にすることにより非水電解質電池の自己放電を長期間抑制でき、この自動車を長期間使用しない間に非水電解質電池が過放電状態になることを防ぐことができる。すなわち、第3の実施形態に係る使用方法によると、この例の電気自動車のバッテリーが上がるのを長期間防ぐことができる。
以下に、図面を参照しながら、第3の実施形態に係る使用方法に従って電気自動車の電源を落とす一例の手順を説明する。
図5は、第3の実施形態に係る使用方法に従って電気自動車の電源を落とす際に実行することができる手順の一例を示す概略フローチャートである。
まず、運転手が、上で説明した例の電気自動車を所定の位置に駐車する(開始)。
次に、運転手または乗客が電気自動車の電源スイッチを押す(S1)。
電源スイッチを押すことにより、コントローラは、非水電解質電池から電気機器ユニットへの電力供給を遮断する(S2)。
また、コントローラは、非水電解質電池から電気機器ユニットへの電力供給を遮断した後、放電機に、非水電解質電池に対して5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行わせる(S3)。この放電により、非水電解質電池の負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成される。
放電後、電気自動車の電源が落ちる(終了)。
以上の手順を踏むことにより、非水電解質電池の負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成されるので、電気自動車が具備する非水電解質電池の自己放電を抑えることができる。また、負極活物質層に形成されたリチウムイオン欠乏層は長期間維持される。そのため、この自動車を長期間運転しない場合であっても、この自動車のバッテリーがあがることを防ぐことができる。
以上説明した第3の実施形態によると、非水電解質電池5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行うことにより非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にすることによって、負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層を形成させることができる。そのため、第3の実施形態に係る使用方法によると、非水電解質電池の自己放電を抑制することができる。また、第1の実施形態の説明で述べたように、このようにして負極活物質層に形成されたリチウムイオン欠乏層は長期間維持されるので、第3の実施形態によると、非水電解質電池を具備する電気機器を長期間使用しない場合でも、非水電解質電池の過放電を防ぐことができる。
(実施例)
以下に、実施例を説明する。
(実施例1)
実施例1では、図3に示す非水電解質電池1と同様の電池を製造した。
(負極31の作製)
負極活物質として、スピネル型チタン酸リチウムLi4Ti512を用いた。このスピネル型チタン酸リチウムと、グラファイトと、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを重量比100:5:5で混合して、これらをN−メチルピロリドンに加えてスラリーとした。このようにして得られたスラリーを集電体としてのアルミニウム箔31aに両面塗布した。負極31の塗布量は100g/m2とした。
スラリーを塗布した集電体31aを乾燥後、プレスすることによって、負極31を作製した。
(正極32の作製)
正極活物質として、LiNi0.33Co0.33Mn0.332とLiCoO2とを80:20で混合した正極活物質混合物を用意した。この正極活物質混合物と、カーボンブラックと、PVdFとを、重量比100:5:5で混合して、これらをN−メチルピロリドンに加えてスラリーとした。このようにして得られたスラリーを集電体としてのアルミニウム箔に両面塗布した。正極4の塗布量は100g/m2とした。
スラリーを塗布した集電体32aを乾燥後、プレスすることによって、正極32を作製した。
(セパレータ33)
セパレータ33にはポリエチレン製の30μm厚のセパレータを用いた。
(電極群3の作製)
上記正極、負極およびセパレータを用いて、図3に示す電極群3と同様の構造を有する偏平形の電極群3を作製した。電極群3の作製に用いた正極および負極における活物質含有スラリーの塗布長さおよび幅、並びにセパレータの長さおよび幅を以下の表1に示す。
Figure 2014060009
作製した電極群3をプレスして、偏平状電極群3を作製した。
(電極群3の容器2aへの収納)
作製した電極群3の負極集電タブ31cを1つにまとめた状態で挟持部材4を用いて挟持した。次に、負極リード6の2つの集電部6cにより、負極集電タブ31cを挟持した挟持部材4を挟み込み、超音波溶接により負極リード6の2つの集電部6cと挟持部材4とを接合した。同様に、作製した電極群3の正極集電タブ32cを1つにまとめた状態で挟持部材4を用いて挟持した。次に、正極リード8の2つの集電部8cにより、正極集電タブ32cを挟持した挟持部材4を挟み込み、超音波溶接により正極リード8の2つの集電部8cと挟持部材4とを接合した。
電極群3を、容器2aである角型のアルミニウム缶に収納した後、この缶2aの開口部に蓋体2bを溶接によって取り付けた。
(非水電解液の注液)
電極群3を収納した容器2a内に、蓋体3bの注液口から、非水電解液を缶2a内に注入した。非水電解液には、PCおよびMECを1:2の体積比で混合した非水溶媒に、電解質であるLiPF6を1.5mol/Lの濃度で溶解させたものを用いた。
(非水電解質電池1の組み立て)
非水電解液注入後、注液口を封止蓋で封止することによって、非水電解質二次電池1の組み立てを完了した。
(初充電)
組み立て後の電池1に、初充電として、0.1Aおよび2.7Vまで10時間の定電流定電圧(CCCV)充電を施した。
(容量測定)
初充電した電池1を1.0Aで1.5Vまで放電した。放電容量を測定すると1Ahであった。
(放電)
容量測定した電池1を再度充電した。その後、電池1に対して、25℃で、20Cのレートで90秒間放電し、SOCを50%にした。
(自己放電速度の計測)
放電を行った電池1を、35℃において4週間放置した。その後、電池1のSOCを測定した。
放置前の電池1のSOCと放置後の電池1のSOCとの差をもとめることによって、自己放電速度を求めた。実施例1の電池1の自己放電速度は1%/4weekであった。
(実施例2〜4ならびに比較例1〜5)
実施例2〜4ならびに比較例1〜4では、最初の容量測定後に行う放電におけるレート、放電時間および調整後SOCを以下の表2に示した値にした以外、実施例1と同様の方法で電池を作製した。比較例5では、最初の容量測定後に放電を行わなかったこと以外、実施例1と同様の方法で電池を作製した。実施例2〜4ならびに比較例1〜5で作製した電池の自己放電速度を、実施例1と同様の方法で求めた。結果を表2に示す。
Figure 2014060009
表1から明らかなように、実施例1〜4で作製した電池1は、比較例1〜5で作製した電池よりも低い自己放電速度を示した。これは、実施例1〜4で作製した電池1は、5C以上のレートでの0.2秒以上にわたる放電によって電池1の充電状態SOCを10%〜95%にすることによって、電池1の負極活物質層の非水電解質に接する部分にリチウムイオン欠乏層が形成され、このリチウムイオン欠乏層が少なくとも4週間にわたり電池1の自己放電を抑えることができたからである。
一方、比較例1および2の電池は、実施例1〜4で作製した電池1よりも高い自己放電速度を示した。これは、比較例1および2では、5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行ったが、調整後の電池1のSOCがそれぞれ97%および98%であったので、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層に接するリチウムに富んだ部分と非水電解質との距離が短かったか、またはリチウムイオン欠乏層が形成されなかったため、電池1の自己放電を抑制できなかったからであると推測される。
また、比較例3および4の電池は、実施例1〜4で作製した電池1よりも高い自己放電速度を示した。これは、比較例3および4では、5C未満のレートで放電を行ったため、負極活物質層のリチウムイオン欠乏層に接するリチウムに富んだ部分と非水電解質との距離が短かったか、またはリチウムイオン欠乏層が形成されなかったため、電池1の自己放電を抑制できなかったからであると推測される。
また、比較例5の電池は、極めて高い自己放電速度を示した。これは、比較例5では、最初の容量測定後に放電を行わなかったので、電池1の自己放電を抑制できなかったからであると考えられる。
すなわち、以上に説明した少なくとも一つの実施形態および実施例に係る非水電解質電池の製造方法によれば、充電した非水電解質電池に対して、5C以上のレートで0.2秒以上にわたって放電し、非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にするので、自己放電が抑制された、負極にチタン酸リチウムを用いた非水電解質電池を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…非水電解質電池、2a…容器、2b…蓋体、3…偏平電極群、31…負極、31a…負極集電体、31b…負極活物質層、31c…負極集電タブ、32…正極、32a…正極集電体、32b…正極活物質層、32c…正極集電体、33…セパレータ、4…挟持部材、5…絶縁テープ、6…負極リード、7…負極端子、8…正極リード、9…正極端子、10…電池パック、11…組電池、12…保護回路、13…サーミスタ、14…通電用端子、15…負極側配線、16…正極側配線、17…マイナス側配線、18…プラス側配線、19…配線。

Claims (5)

  1. チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を組み立てることと、
    前記組み立てた非水電解質電池を充電することと、
    前記充電した非水電解質電池に対して、5C以上のレートで、0.2秒以上の放電を行って、前記非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にすることと
    を含むことを特徴とする非水電解質電池の製造方法。
  2. 前記放電のレートを7C以上100C以下の範囲にすることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池の製造方法。
  3. 前記放電を−30℃以上40℃以上の温度で行うことを特徴とする請求項2に記載の非水電解質電池の製造方法。
  4. チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質とを含む非水電解質電池を備えた電池パックを組み立てることと、
    前記組み立てた電池パックを充電することと、
    前記充電した電池パックに対して、5C以上のレートで、0.2秒以上にわたる放電を行って、前記非水電解質電池の各々の充電状態SOCを10〜95%にすることと
    を含むことを特徴とする電池パックの製造方法。
  5. チタン酸リチウムを含む負極と、正極と、非水電解質と含む非水電解質電池の使用方法であって、
    5C以上のレートで0.2秒以上にわたる放電を行うことにより、前記非水電解質電池の充電状態SOCを10〜95%にした後、放電を停止することを特徴とする非水電解質電池の使用方法。
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