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JP2014054099A - 航続可能距離表示装置 - Google Patents

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JP2014054099A
JP2014054099A JP2012197470A JP2012197470A JP2014054099A JP 2014054099 A JP2014054099 A JP 2014054099A JP 2012197470 A JP2012197470 A JP 2012197470A JP 2012197470 A JP2012197470 A JP 2012197470A JP 2014054099 A JP2014054099 A JP 2014054099A
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Japan
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cruising
power consumption
vehicle
distance
calculated
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Masaya Yamamoto
雅哉 山本
Itaru Seta
至 瀬田
Hiroyuki Takayanagi
宏之 高柳
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】運転者が走行計画を立てやすくなるようにする。
【解決手段】車両電費Ev(最新の演算値)とバッテリの蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L0と、最悪車両電費Ev1とバッテリの蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L1と、最良車両電費Ev2とバッテリの蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L2とを計算し(S160〜S190)、この航続可能距離L0,L1,L2を表示部70に表示する(S200)。これにより、運転者に、車両の現在の使用状態での航続可能距離L0を報知するだけでなく、車両の現在までの使用状態を踏まえた最低の航続可能距離L1や最高の航続可能距離L2も報知することができる。この結果、運転者が走行計画を立てやすくなるようにすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、航続可能距離表示装置に関し、詳しくは、走行用のモータと、モータと電力をやりとりするバッテリと、を備える電動車両に搭載され、車両の航続可能距離を表示部に表示する航続可能距離表示装置に関する。
従来、この種の航続可能距離表示装置としては、電気自動車に搭載され、蓄電池の現在時刻の蓄電容量と所定時間走行距離と所定時間消費電気量とに基づいて、現状走行モード,市街地走行モード,郊外走行モード,高速走行モードのそれぞれの残余走行可能距離を演算し、モード切替と共にこの順で表示を切り替えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−189402号公報
こうした航続可能距離表示装置を搭載する電動車両では、車両の使用状態に応じて、車両電費が変化しやすく、航続可能距離が変化しやすいことから、航続可能距離を精度良く推定することは困難である。上述の航続可能距離表示装置のように各走行モードの残余走行可能距離(航続可能距離)を演算したとしても、現状走行モード以外のモードについては車両の使用状態を反映しているとは言えないため、運転者が走行計画を立てるのに十分に参考にできない可能性がある。
本発明の航続可能距離表示装置は、運転者が走行計画を立てやすくなるようにすることを主目的とする。
本発明の航続可能距離表示装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の航続可能距離表示装置は、
走行用のモータと、該モータと電力をやりとりするバッテリと、を備える電動車両に搭載され、車両の航続可能距離を表示部に表示する航続可能距離表示装置であって、
車両電費を演算する車両電費演算手段と、
前記電費演算手段による最新の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第1航続可能距離を演算すると共に、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が悪いとして選択された1以上の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第2航続可能距離を演算し、前記演算した第1航続可能距離と前記演算した第2航続可能距離とを前記表示部に表示する表示制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の航続可能距離表示装置では、車両電費を演算し、その最新の演算値とバッテリの蓄電割合とを用いて第1航続可能距離を演算すると共に、現在までの演算値のうち電費が悪いとして選択された1以上の演算値とバッテリの蓄電割合とを用いて第2航続可能距離を演算し、演算した第1航続可能距離と第2航続可能距離とを表示部に表示する。これにより、運転者に、車両の現在の使用状態での航続可能距離を報知するだけでなく、現在までのうち電費が悪い使用状態での航続可能距離も報知することができる。この結果、運転者が走行計画を立てやすくなるようにすることができる。ここで、「航続可能距離」は、バッテリから放電可能な電力量で走行可能な距離(航続距離)をいう。また、「電費」は、単位距離当たりの電力量[Wh/km]として用いるものとした。したがって、「電費が悪い」とは、値が大きいことをいう。さらに、「現在までの演算値」は、車両が出荷されてから現在までの演算値であるものとすることもできる。
こうした本発明の航続可能距離表示装置において、前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が良いとして選択された1以上の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第3航続可能距離を演算し、前記演算した第1航続可能距離と前記演算した第2航続可能距離と前記第3航続可能距離とを前記表示部に表示する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、運転者に、現在までのうち電費が良い使用状態での航続可能距離も報知することができる。この結果、運転者が走行計画をより立てやすくなるようにすることができる。
第1航続可能距離と第2航続可能距離と第3航続可能距離とを表示部に表示する態様の本発明の航続可能距離表示装置において、前記表示制御手段は、前記第1航続可能距離と前記第2航続可能距離と前記第3航続可能距離とを前記表示部に並べて表示する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、第1航続可能距離と第2航続可能距離と第3航続可能距離とを運転者がより容易に把握できるようにすることができる。
また、第1航続可能距離と第2航続可能距離と第3航続可能距離とを表示部に表示する態様の本発明の航続可能距離表示装置において、前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が最良として選択された演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第3航続可能距離を演算する手段である、ものとすることもできる。
本発明の航続可能距離表示装置において、前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が最悪として選択された演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第2航続可能距離を演算する手段である、ものとすることもできる。
また、本発明の航続可能距離表示装置において、前記電動車両は、前記バッテリからの電力を用いて作動する電気機器を備える車両であり、前記車両電費演算手段は、第1の所定時間だけ走行したときの走行用の電費と、第2の所定時間だけ走行したときの前記電気機器の電費と、を用いて車両電費を演算する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としての航続可能距離表示装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット50により実行される航続可能距離表示制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 航続可能距離L0,L1,L2の時間変化の様子の一例を示す説明図である。 表示部70の表示内容の一例を示す説明図である。 変形例の表示部70の表示内容の一例を示す説明図である。 変形例の航続可能距離表示制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての航続可能距離表示装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図1に示すように、駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、モータ32を駆動するためのインバータ34と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ34を介してモータ32と電力をやりとりするバッテリ36と、バッテリ36からの電力供給を受けて乗員室内の空気調和を行なう空調装置40と、運転席近傍に配置されて航続可能距離を表示する表示部70と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット50と、を備える。なお、実施例では、表示部70と電子制御ユニット50とが航続可能距離表示装置に該当する。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM54と、データを一時的に記憶するRAM56と、記憶したデータを保持する不揮発性のフラッシュメモリ58と、図示しない入出力ポートと、を備える。電子制御ユニット50には、モータ32のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ32aからのモータ32のロータの回転位置θmや、モータ32の三相コイルの各相に流れる相電流を検出する電流センサからの相電流,バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ37aからの端子間電圧Vb,バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ37bからの充放電電流Ib,バッテリ36に取り付けられた温度センサ37cからの電池温度Tb,空調装置40に取り付けられた電力センサ41からの空調装置40の消費電力Pac,イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)60からのイグニッション信号,シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50からは、インバータ34の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号や空調装置40への制御信号,表示部70への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32のロータの回転位置θmに基づいてモータ32のロータの電気角θeや回転角速度ωm,回転数Nmを演算したり、電流センサ37bにより検出されたバッテリ36の充放電電流Ibに基づいてそのときのバッテリ36から放電可能な電力量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ36を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸22に出力すべき要求トルクTr*を設定し、バッテリ36の入出力制限Win,Woutをモータ32の回転数Nmで除してモータ32から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを設定し、要求トルクTr*をトルク制限Tmin,Tmaxで制限してモータ32から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*を設定し、設定したトルク指令Tm*でモータ32が駆動されるようインバータ34のスイッチング素子をスイッチング制御する。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、表示部70に航続可能距離を表示する際の動作について説明する。ここで、「航続可能距離」は、バッテリ36から放電可能な電力量で走行可能な距離(航続距離)をいう。図2は、実施例の電子制御ユニット50により実行される航続可能距離表示制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
航続可能距離表示制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、まず、走行電費Edや空調電費Eac,現在までの車両電費の最悪値としての最悪車両電費Ev1,現在までの車両電費の最良値としての最良車両電費Ev2,バッテリ36の蓄電割合SOCなどのデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、「電費」は、実施例では、単位距離当たりの電力量[Wh/km]として用いるものとした。したがって、電費は、値が小さいほど良いということになる。
走行電費Edは、所定時間T1(例えば、2分や3分,5分など)だけ走行したときのモータ32の電力量Wm[Wh]をその間に走行した距離L1[km]で除して演算されてRAM56に書き込まれたものを読み込んで入力するものとした。したがって、走行電費Edは、所定時間T1毎に更新されることになる。なお、モータ32の電力量Wmは、モータ32のトルク指令Tm*と回転数Nmとの積として得られるモータ32の消費電力Pmや、バッテリ36の端子間電圧Vbと充放電電流Ibの積として得られるバッテリ36からの放電電力Pbから空調装置40の消費電力Pacを減じた値(Pb−Pac)の所定時間T1の積算値として演算することができる。
また、空調電費Eacは、所定時間T2(例えば、20分や30分,40分など)だけ走行したときの空調装置40の電力量Wac[Wh]をその間に走行した距離L2[km]で除して演算されてRAM56に書き込まれたものを読み込んで入力するものとした。したがって、空調電費Eacは、所定時間T2毎に更新されることになる。なお、空調装置40の電力量Wacは、空調装置40の消費電力Pacの所定時間T1の積算値として演算することができる。
さらに、最悪車両電費Ev1や最良車両電費Ev2は、フラッシュメモリ58に書き込まれているものを読み込んで入力するものとした。
加えて、バッテリ36の蓄電割合SOCは、電流センサ37bにより検出されたバッテリ36の充放電電流Ibに基づいて演算されてRAM56に書き込まれたものを読み込んで入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した走行電費Edと空調電費Eacとの和を車両電費Evとして計算する(ステップS110)。そして、計算した車両電費Evを最悪車両電費Ev1と比較し(ステップS120)、車両電費Evが最悪車両電費Ev1より大きいとき(車両電費Evの最新の演算値がこれまでの演算値より悪い値のとき)には、車両電費Evを最悪車両電費Ev1として更新してフラッシュメモリ58に書き込み(ステップS130)、車両電費Evが最悪車両電費Ev1以下のときには、ステップS130の処理を実行しない。即ち、ステップS120,S130の処理は、車両が出荷されてから現在までの車両電費Ev(演算値)のうち最大値(最悪値)を最悪車両電費Ev1として保持または更新する処理である。
続いて、車両電費Evを最良車両電費Ev2と比較し(ステップS140)、車両電費Evが最良車両電費Ev1より小さいとき(車両電費Evの最新の演算値がこれまでの演算値より良い値のとき)には、車両電費Evを最良車両電費Ev2として更新してフラッシュメモリ58に書き込み(ステップS150)、車両電費Evが最良車両電費Ev2以上のときには、ステップS150の処理を実行しない。即ち、ステップS140,S150の処理は、車両が出荷されてから現在までの車両電費Ev(演算値)のうち最小値(最良値)を最良車両電費Ev2として保持または更新する処理である。
次に、バッテリ36の蓄電割合SOCに換算係数keを乗じて、バッテリ36の蓄電割合SOC[%]をバッテリ36から放電可能な電力量Wbsoc[Wh]に換算する(ステップS160)。ここで、換算係数keは、バッテリ36の全容量などに基づいて定められる。そして、この電力量Wbsocを車両電費Evで除して車両電費Ev(最新の演算値)に基づく航続可能距離L0を計算し(ステップS170)、電力量Wbsocを最悪車両電費Ev1で除して最悪車両電費Ev1に基づく航続可能距離L1を計算し(ステップS180)、電力量Wbsocを最良車両電費Ev2で除して最良車両電費Ev2に基づく航続可能距離L2を計算する(ステップS190)。そして、航続可能距離L0,L1,L2を表示部70に並べて表示して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。
図3は、航続可能距離L0,L1,L2の時間変化の様子の一例を示す説明図であり、図4は、表示部70の表示内容の一例を示す説明図である。図3に示すように、時刻t1より前,時刻t2から時刻t3,時刻t4より後では、車両電費Ev(演算値)が最悪車両電費Ev1から最良車両電費Ev2までの範囲内となって航続可能距離L0が航続可能距離L1から航続可能距離L2の範囲内となり、時刻t1から時刻t2では、車両電費Evを最悪車両電費Ev1として更新することになって航続可能距離L0と航続可能距離L1とが等しくなり、時刻t3から時刻t4では車両電費Evを最良車両電費Ev2として更新することになって航続可能距離L0と航続可能距離L2とが等しくなっている。こうした航続可能距離L0,L1,L2を表示部70に並べて表示することにより、運転者に、車両の現在の使用状態(運転状態や空調装置40の使用状態)での航続可能距離L0を報知するだけでなく、車両の現在までの使用状態を踏まえた最低の航続可能距離L1や最高の航続可能距離L2も報知することができる。この結果、運転者が走行計画を立てやすくなるようにすることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20に搭載された航続可能距離表示装置によれば、車両電費Ev(最新の演算値)とバッテリ36の蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L0と、最悪車両電費Ev1とバッテリ36の蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L1と、最良車両電費Ev2とバッテリ36の蓄電割合SOCとに応じた航続可能距離L2とを表示部70に並べて表示するから、運転者に、車両の現在の使用状態での航続可能距離L0を報知するだけでなく、車両の現在までの使用状態を踏まえた最低の航続可能距離L1や最高の航続可能距離L2も報知することができる。この結果、運転者が走行計画を立てやすくなるようにすることができる。
実施例の電気自動車20では、航続可能距離L0,L1,L2を表示部70に並べて表示するものとしたが、航続可能距離L0,L1,L2を一つずつ図示しない表示切替スイッチの押下に従って切り替えて表示部70に表示するものとしてもよい。図5は、この場合の表示部70の表示内容の一例を示す説明図である。図5の例では、表示切替スイッチの押下に従って、航続可能距離L0,航続可能距離L1,航続可能距離L2,航続可能距離L0,・・・の順に切り替えて表示部70に表示する場合を示した。
実施例の電気自動車20では、航続可能距離L0〜L2を表示部70に表示するものとしたが、航続可能距離L0,L1だけを表示部70に表示するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、走行電費Edは、所定時間T1(例えば、2分や3分,5分など)だけ走行したときのモータ32の電力量Wm[Wh]をその間に走行した距離L1[km]で除した値(Wm/L1)を用いるものとしたが、この値(Wm/L1)を仮走行電費Edtmp(i)としてこの仮走行電費Edtmp(i)とそれまでのn1回(例えば、3回や5回,10回など)の仮走行電費Edtmp(i−1)〜Edtmp(i−n1)との平均値を用いるものとしてもよい。また、実施例の電気自動車20では、空調電費Eacは、所定時間T2(例えば、20分や30分,40分など)だけ走行したときの空調装置40の電力量Wac[Wh]をその間に走行した距離L2[km]で除した値(Wac/L2)を用いるものとしたが、この値(Wac/L2)を仮空調電費Eactmp(j)としてこの仮空調電費Eactmp(i)とそれまでのn2回(例えば、2回や3回,5回など)の仮空調電費Eactmp(j−1)〜Eactmp(j−n2)との平均値を用いるものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、現在までの車両電費Ev(演算値)のうち最大値(最悪値)としての最悪車両電費Ev1と、バッテリ36の蓄電割合SOCと、を用いて航続可能距離L1を計算するものとしたが、最悪車両電費Ev1に代えて、電費が悪いとして選択された1以上の車両電費Ev(演算値)、例えば、最大値側からn3個(例えば、2個や3個,5個など)の車両電費Ev(演算値)の平均値などを用いて航続可能距離L1を計算するものとしてもよい。また、実施例の電気自動車20では、現在までの車両電費Ev(演算値)のうち最小値(最良値)としての最良車両電費Ev2と、バッテリ36の蓄電割合SOCと、を用いて航続可能距離L2を計算するものとしたが、最良車両電費Ev2に代えて、電費が良いとして選択された1以上の車両電費Ev(演算値)、例えば、最小値側からn4個(例えば、2個や3個,5個)の車両電費Ev(演算値)の平均値などを用いて航続可能距離L2を計算するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、特に説明していないが、最悪車両電費Ev1や最良車両電費Ev2は、モータ32やインバータ34,バッテリ36,空調装置40などが交換,修理されたときなどにリセットするものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、空調装置40が作動しているか否かに拘わらず走行電費Edと空調電費Eacとの和を車両電費Evとして計算するものとしたが、空調装置40が作動しているか否かを考慮して車両電費Evを計算するものとしてもよい。この場合の航続可能距離表示制御ルーチンの一例を図6に示す。このルーチンは、ステップS100の処理に代えてステップS100bの処理を実行する点やステップS102,S104の処理を追加した点を除いて図2のルーチンと同一である。したがって、同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6の航続可能距離表示制御ルーチンでは、電子制御ユニット50は、まず、走行電費Edや空調電費Eac,最悪車両電費Ev1,最良車両電費Ev2,バッテリ36の蓄電割合SOC,空調装置40が作動しているか否かを示す空調フラグFなどのデータを入力する処理を実行する(ステップS100b)。走行電費Edや空調電費Eac,最悪車両電費Ev1,最良車両電費Ev2,バッテリ36の蓄電割合SOCの入力方法については上述した。空調フラグFは、空調装置40が作動しているときには値1が設定され、空調装置40が作動していないときには値0が設定されてRAM56に書き込まれたものを読み込んで入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、空調フラグFの値を調べ(ステップS102)、空調フラグFが値1のときには、走行電費Edと空調電費Eacとの和を車両電費Evとして計算して(ステップS110)、ステップS120以降の処理を実行する。一方、空調フラグFが値0のときには、走行電費Edを車両電費Evとして設定して(ステップS104)、ステップS120以降の処理を実行する。こうすれば、空調装置40が作動していいないときには、空調装置40が作動しているときに比して、車両電費Evが小さくなり(電費として良くなり)、航続可能距離L0が大きな値となる。したがって、運転者が図示しないスイッチを操作して空調装置40をオフとしたとき(作動を停止させたとき)には、そのスイッチ操作によって航続可能距離L0が大きくなったことを運転者に報知することができる。
実施例の電気自動車20では、バッテリ36からの電力を用いて作動する電気機器として、空調装置60を考慮するものとしたが、これに加えてまたは代えて、バッテリ36からの電力を降圧して電子制御ユニット50や図示しない補機が接続された低電圧系(例えば、12Vなど)に供給するDC/DCコンバータなどを考慮するものとしてもよい。また、実施例の電気自動車20では、走行電費Edと空調電費Eacとの和を車両電費Evとして計算するものとしたが、空調電費Eacを考慮せずに、走行電費Edを車両電費Evとして設定するものとしてもよい。
実施例では、駆動輪26a,26bに接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、モータ32と電力をやりとりするバッテリ36と、を備える電気自動車20に適用するものとしたが、これに加えて、駆動軸22に動力を出力可能なエンジンを備えるハイブリッド自動車に適用するものとしてもよいし、このハイブリッド自動車のハード構成に加えて、システムオフの状態で外部電源と接続されたときに外部電源からの電力を用いてバッテリ36を充電する充電器を備えるいわゆるプラグインの電気自動車やハイブリッド自動車に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、バッテリ36が「バッテリ」に相当し、表示部70が「表示部」に相当し、電子制御ユニット50が「車両電費演算手段」や「表示制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、航続可能距離表示装置の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22 駆動軸、24 デファレンシャルギヤ、26a,26b 駆動輪、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、34 インバータ、36 バッテリ、37a 電圧センサ、37b 電流センサ、37c 温度センサ、40 空調装置、41 電力センサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 フラッシュメモリ、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、70 表示部。

Claims (6)

  1. 走行用のモータと、該モータと電力をやりとりするバッテリと、を備える電動車両に搭載され、車両の航続可能距離を表示部に表示する航続可能距離表示装置であって、
    車両電費を演算する車両電費演算手段と、
    前記電費演算手段による最新の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第1航続可能距離を演算すると共に、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が悪いとして選択された1以上の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第2航続可能距離を演算し、前記演算した第1航続可能距離と前記演算した第2航続可能距離とを前記表示部に表示する表示制御手段と、
    を備える航続可能距離表示装置。
  2. 請求項1記載の航続可能距離表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が良いとして選択された1以上の演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第3航続可能距離を演算し、前記演算した第1航続可能距離と前記演算した第2航続可能距離と前記第3航続可能距離とを前記表示部に表示する手段である、
    航続可能距離表示装置。
  3. 請求項2記載の航続可能距離表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記第1航続可能距離と前記第2航続可能距離と前記第3航続可能距離とを前記表示部に並べて表示する手段である、
    航続可能距離表示装置。
  4. 請求項2または3記載の航続可能距離表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が最良として選択された演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第3航続可能距離を演算する手段である、
    航続可能距離表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の航続可能距離表示装置であって、
    前記表示制御手段は、前記電費演算手段による現在までの演算値のうち電費が最悪として選択された演算値と前記バッテリの蓄電割合とを用いて第2航続可能距離を演算する手段である、
    航続可能距離表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の航続可能距離表示装置であって、
    前記電動車両は、前記バッテリからの電力を用いて作動する電気機器を備える車両であり、
    前記車両電費演算手段は、第1の所定時間だけ走行したときの走行用の電費と、第2の所定時間だけ走行したときの前記電気機器の電費と、を用いて車両電費を演算する手段である、
    航続可能距離表示装置。
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