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JP2013514970A - チエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及び植物病原性菌類を防除するためのそれらの使用 - Google Patents

チエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及び植物病原性菌類を防除するためのそれらの使用 Download PDF

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JP2013514970A
JP2013514970A JP2012543842A JP2012543842A JP2013514970A JP 2013514970 A JP2013514970 A JP 2013514970A JP 2012543842 A JP2012543842 A JP 2012543842A JP 2012543842 A JP2012543842 A JP 2012543842A JP 2013514970 A JP2013514970 A JP 2013514970A
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JP
Japan
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alkyl
butyl
methyl
iso
cyano
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Application number
JP2012543842A
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English (en)
Inventor
スダウ,アレキサンダー
エス−サイド,マーゼン
サーバン,カトリーヌ
ベンテイン,ユルゲン
ブラウン,クリストフ・アンドレアス
マイズナー,ルース
レブストツク,アン−ソフイー
バンナビ,サミル
デボルド,フィリップ
タツチ,アロウナリス
リノルフイ,フイリツプ
ブリュネ,ステファン
広幸 波多野
グロージヤン−クールノワイエ,マリー−クレール
ノイマン,ジユリア
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Bayer CropScience AG
Original Assignee
Bayer CropScience AG
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Publication date
Application filed by Bayer CropScience AG filed Critical Bayer CropScience AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D409/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D409/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing three or more hetero rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Abstract

式(I)〔式中、R〜R及びXは、明細書中で与えられている意味を有する〕で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及び農薬的に活性な塩、それらの使用、並びに、植物の内部及び/若しくは表面上又は植物の種子の内部及び/若しくは表面上に存在する有害な植物病原性菌類を防除するための方法及び組成物、並びに、植物の内部及び植物の部分の内部におけるマイコトキシンを低減させるための方法及び組成物、そのような化合物及び組成物を調製する方法、並びに、処理された種子、並びに、さらに、農業において、園芸において、森林において、畜産において、材料物質の保護において、家庭内及び衛生の分野において、有害な植物病原性菌類を防除するためのそれらの使用、並びに、植物の内部及び植物の部分の内部におけるマイコトキシンを低減させるためのそれらの使用。

Description

本発明は、新規チエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びそれらの農薬的に活性な塩、それらの使用、並びに、植物の内部及び/若しくは表面上又は植物の種子の内部及び/若しくは表面上に存在する有害な植物病原性菌類を防除するための方法及び組成物、並びに、植物の内部及び植物の部分の内部におけるマイコトキシンを低減させるための方法及び組成物、そのような化合物及び組成物を調製する方法、並びに、処理された種子、並びに、さらに、農業において、園芸において、森林において、畜産において、材料物質(materials)の保護において、家庭内及び衛生の分野において、有害な植物病原性菌類を防除するためのそれらの使用、並びに、植物の内部及び植物の部分の内部におけるマイコトキシンを低減させるためのそれらの使用に関する。
特定のアリールピラゾール類を殺菌性作物保護剤として使用することができることは既に知られている(「WO 03/49542」及び「WO 01/30154」を参照されたい)。しかしながら、特に低施用量においては、それら化合物の殺菌活性は必ずしも満足のいくものとは限らない。
国際公開第03/49542号 国際公開第01/30154号
現代の作物保護剤に求められる生態学的及び経済学的な要求、例えば、活性スペクトル、毒性、選択性、施用量、残留物の形成及び望ましい製造方法などに関する要求は、継続的に増大しており、また、例えば抵抗性に関する問題も存在し得るので、新規作物保護剤を開発すること、特に、少なくとも一部の領域において既知殺菌剤よりも有利な殺菌剤を開発することが、絶えず求められている。
驚くべきことに、本発明のチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールが、上記問題を少なくとも幾つかの面において解決し、作物保護剤として、特に、殺菌剤として、使用するのに適しているということが分かった。
何種類かのアリールアゾール類は、医薬活性化合物として既に知られている(例えば、以下のものを参照されたい: WO 98/52937、EP−A 1553096、WO 04/29043、WO 98/52940、WO 00/31063、WO 95/31451、WO 02/57265、及び、WO 00/39116)が、それらの驚くべき殺菌活性については知られていない。
本発明は、式(I)
Figure 2013514970
〔式中、上記記号は下記意味を有する:
は、C−H又はNを表し;
は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、C−C−アレニル、C−C−トリアルキルシリル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アシルオキシ−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−C(O)−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル−C(O)−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−C(O)O−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル−C(O)O−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)O−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、C−C10−アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
又は、
は、H、C(O)NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、S(O)17、C(S)NR1718、C(S)R17、S(O)NR1718を表し;
は、H、シアノ、ハロゲンを表し;
又は、
は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−トリアルキルシリル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ジメチルアミノ及びメトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
及び、
は、さらに、C−C14−アリール(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、NH、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
及び、
は、さらに、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−トリアルキルシリル(ここで、これらは、それぞれ、C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
及び、
は、さらに、ヘテロシクリル(ここで、これは、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
は、H、ハロゲン、シアノ、OR11、C(O)OR11、C(O)SR11、C(S)OR11、C(O)R11、C(S)R11、SR11、NR10、C(O)NR1120、C(S)NR1120、N(R17)C(O)OR11、N=CH−NR1718、NH−CH−NR1718、N=CR1718、N(C−C−アルキル)−NHR17、N=C(H)OR17、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、C(=NR17)NR1718、SO(=NR17)R18、SONR1120を表し;
又は、
は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
又は、
は、SO11を表し;
ここで、XがNに等しい場合、Rがアニリンである化合物は、除外され;
及びRは、互いに独立して、H、F、Cl、Br、I、シアノ、ニトロ、OH、SHを表し;
及び、
及びRは、さらに、NHも表し;
又は、
及びRは、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C14−アリール、C−C−アルコキシ、O−(C−C14−アリール)、S−(C−C−アルキル)、S(O)−(C−C−アルキル)、C(O)−(C−C−アルキル)、C−C−トリアルキルシリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
又は、
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、同一であるか又は異なっているハロゲン、酸素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−シクロアルキルで一置換又は多置換されていてもよい5〜8個の環原子を有する環(ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成し;
は、H、ハロゲン、OH、ニトロ、シアノ、C(O)NR1120、C(O)OR11、SO11、SR11、S(O)R11、C(S)R11、C(S)NR1120、SONR1120、NR10、N=CR1718、C(=NR17)R18、OR11、C(O)SR11、C(S)OR11、C(O)OC(O)R11、C(O)R11、N(R17)C(O)R11、N(R17)C(O)OR11、N=C−NR1718、N(C−C−アルキル)−NR17、N=C(H)OR17、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、C(=NR17)NR1718、SO(=NR17)R18、SONR1120を表し;
又は、
は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C(O)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロゲンアルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−トリアルキルシリル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、C−C10−アリールオキシ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
は、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルを表し;
又は、
とRは、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、C−C−アルキル、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロゲノアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができ;
は、H、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルを表し;
又は、
とRは、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、C−C−アルキル、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロゲノアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができ;
及びR10は、H、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14、OR14又はC(O)NR1415を表し;
又は、
及びR10は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
及び、
及びR10は、さらに、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C14−アリール−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル又はヘテロアリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
11及びR20は、H、C(S)R12、C(O)R12、SO12、C(O)OR12、OR12又はC(O)NR1213を表し;
又は、
11及びR20は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
12及びR13は、Hを表し;
又は、
12及びR13は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
14及びR15は、Hを表し;
又は、
14及びR15は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
及び、
14及びR15は、さらに、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C14−アリール−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル又はヘテロアリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
及び、
14及びR15は、さらに、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
16は、OH、F、Cl、Br、I、シアノ、NH−C(O)R17、NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、C(O)NR1718、SO17、OC(O)R17を表し;
又は、
16は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、S−(C−C−アルキル)、O−(C−C−シクロアルキル)、S−(C−C−シクロアルキル)、C−C14−アリール、O−(C−C14−アリール)、S−(C−C14−アリール)、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
17及びR18は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
又は、
17及びR18は、Hを表し;
又は、
17及びR18は、アリールを表し;
19は、H、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14を表す〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩を提供する〔ここで、4−[3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]キノリン、及び、フェニルで置換されている4−フェニル−6−[1−フェニル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2(1H)−チオン類は除外される〕。
本発明は、式(I)で表される化合物の殺菌剤としての使用も提供する。
本発明による式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びそれらの農薬的に活性な塩は、有害な植物病原性菌類を防除するのに、及び、マイコトキシンを低減させるのに、非常に適している。上記で記載した本発明の化合物は、特に、強力な殺菌活性を有しており、そして、作物保護において、家庭内及び衛生の分野において、材料物質の保護において使用することが可能であり、並びに、植物の内部及び植物の部分の内部におけるマイコトキシンを低減させるために使用することが可能である。
式(I)で表される化合物は、純粋な形態でも存在し得るし、並びに、種々の可能な異性体形態の混合物として、特に、立体異性体(例えば、E及びZ、トレオ及びエリトロ)の混合物として、及び、さらに、光学異性体(例えば、R及びS異性体又はアトロプ異性体)の混合物として、及び、さらに、互変異性体の混合物としても存在し得る。特許請求されているのは、E異性体とZ異性体の両方、及び、トレオとエリトロの両方、さらに、光学異性体、これら異性体の任意の混合物、及び、さらに、可能な互変異性体である。
好ましいのは、当該記号のうちの1つ以上が下記意味のうちの1つを有する式(I)の化合物及びその農薬的に活性な塩である:
は、CH、Nを表す;
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、−CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=C=CH、トリメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、シクロヘキセニル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、tert−ブトキシ−メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、酢酸メチル、酢酸エチル、ピリジン−2−イルメチル、ピリジン−3−イルメチル、ピリジン−4−イルメチル、(1,3−チアゾール−5−イル)メチル、(1,3−チアゾール−4−イル)メチル、1,3−チアゾール−3−イル)メチル、(1,3−オキサゾール−5−イル)メチル、(1,3−オキサ−4−イル)メチル、(1,3−オキサ−3−イル)メチル、フェニルメチル、フェニルエチル、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ、メチルチオアルキル、フェニル、ベンジル、ナフタレニル、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロ−ピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、モルホリン(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
又は、
は、H、C(O)NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、S(O)17、C(S)NR1718、C(S)R17、S(O)NR1718を表す;
は、H、シアノ、Br、Cl、Fを表す;
又は、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CHCH=CH、−C≡CH、−C≡CCH、−CHC≡CH、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、−O−CHC≡CH、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ、トリメチルシリル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、シアノ、アミノ、ジメチルアミノ又はメトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
は、H、F、Cl、Br、シアノ、OR11、C(O)OR11、C(O)R11、NR10、C(O)NR1120、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、SO(=NR17)R18、N(C−C−アルキル)−NHR17を表す;
又は、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、フェニル、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
、Rは、互いに独立して、H、F、Cl、Br、シアノ、ニトロ、OH、SHを表す;
又は、
、Rは、メチル、エチル、シクロプロピル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
又は、
、Rは、それらが結合している炭素原子と一緒に、同一であるか又は異なっているF、Cl、Br、酸素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シクロプロピルで一置換又は多置換されていてもよい5〜8個の環原子を有する環(ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成する;
は、H、F、Cl、Br、OH、ニトロ、シアノ、C−アルキニルを表す;
又は、
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
は、H、F、Cl、Br、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CHを表す;
は、H、F、Cl、Br、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CHを表す;
又は、
とRは、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、F、Cl、Br、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができる;
及びR10は、H、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14、OR14又はC(O)NR1415を表す;
又は、
及びR10は、いずれの場合にも同一であるか又は異なっているF、Cl、Br、OH、シアノ、メチル、メトキシで一置換又は多置換されていてもよいメチル、エチル、イソプロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、フェニル、オキセタニル、メチルシクロプロピル、ベンジルを表す;
11及びR20は、H、C(S)R12、C(O)R12、SO12、C(O)OR12、OR12又はC(O)NR1213を表す;
又は、
11及びR20は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、O−C(O)Me、O−C(O)Et、O−P(O)(OMe)、O−B(OMe)、O−B(OEt)、又は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシで置換されているメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
12及びR13は、Hを表す;
又は、
12及びR13は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
14及びR15は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、シクロプロピルメチル、ベンジル、3−チエニル、2−チエニルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
又は、
14及びR15は、水素を表す;
16は、OH、F、Cl、Br、I、シアノ、NH−C(O)R17、NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、C(O)NR1718、SO17を表す;
又は、
16は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシ、エトキシ、テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、メトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
17及びR18は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表す;
又は、
17及びR18は、Hを表す;
19は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14を表す。
特に好ましいのは、当該記号のうちの1つ以上が下記意味のうちの1つを有する式(I)の化合物及びその農薬的に活性な塩である:
は、CH、Nを表す;
は、H、メチル、エチル、プロパン−2−イル、イソブチル、ブタン−2−イル、2−メチルプロピル、プロパ−2−イン−1−イル、3−メチルブタ−2−エン−1−イル、4−メチルペンタン−2−イル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、ペンタン−3−イル、tert−ブチル、4−メチルペンタン−2−イル、3−ジメチルブタン−2−イル、3−メチルブタン−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−メトキシエチル、メトキシメチル、1−メトキシプロパン−2−イル、2−(トリフルオロメトキシ)エチル、シアノメチル、ベンジル、2−フェニルエチル、−CHC(O)OEt、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、エチルモルホリン、3−ジメチルアミノ−2−メチルプロピル、アリル、3,3−ジクロロプロパ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、プロパ−2−イン−1−イル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、(2,2−ジクロロシクロプロピル)メチル、シクロプロピルメチル、シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、エトキシエチル、オルトシアノベンジル、オルトフルオロベンジル、メトキシエトキシエチル、トリフルオロメトキシエチル、シクロプロピルメチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、フェニル、2−フルオロベンジル、アセチル、エトキシカルボニル、メチルスルホニル、イソプロピルアミノカルボニル、2−シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−エトキシエチル、シクロプロピルメチル、2−シアノベンジル、2,3−ジフルオロベンジルを表す;
は、H、シアノ、シクロプロピル、メチル、Br、メチルチオ、トリメチルシリル、メチル、プロパ−1−イニル、プロピル、F、Clを表す;
は、H、Cl、Br、シアノ、イソプロピルカルバモイル、メトキシ、プロピルアミン、ジメチルアミノ、ヒドラジン、ベンジルアミノ、アミノ、アセチルアミノ、プロパ−2−イン−1−イルアミノ、N−ビス(シクロプロピルカルボニル)アミノ、N−ベンジル−N−イソプロピルカルボニルアミノ、n−プロピオニルアミノ、イソブチリルアミノ、(シクロブチルカルボニル)アミノ、(シクロプロピルカルボニル)アミノ、(メトキシアセチル)アミノ、2−メトキシプロパノイル、(2−メチルブタノイル)アミノ、ブタ−2−エノイルアミノ、プロパ−2−イノイルアミノ、3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]アミノ、(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)アミノ、3,3−ジフルオロプロパノイルアミノ、2−(シクロプロピルエチニル)、(シクロプロピルアセチル)アミノ、(3−メチルブタノイル)アミノ、2−ヒドロキシプロパノイルアミノ、アセチルアセトアミド、3−オキセタニルアミノ、シクロプロピルアミノ、ベンゾイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノ、(3−チエニルカルボニル)アミノ、(2−チエニルカルボニル)アミノ、イソプロピルアミノ、アリルアミノ、シクロプロピルメチルアミノ、1−メチル−2−メトキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ホルムアミドを表す;
は、Hを表す;
は、Hを表す;
は、H、Cl、F、アセチル、N−ブチルカルボキサミド、メチル、シアノ、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル;
は、H、Clを表す;
は、H、Clを表す。
極めて特に好ましいのは、当該記号のうちの1つ以上が下記意味のうちの1つを有する式(I)の化合物及びその農薬的に活性な塩である:
は、CH、Nを表す;
は、プロパン−2−イル、ブタン−2−イル、2−メチルプロピル、プロパ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロベンジル、2−(トリフルオロメトキシ)エチル、2−フルオロエチル、エチル、ブタ−1−エン−3−イル、シアノメチル、3−ペンチル、2−クロロエチル、メトキシメチル、2−シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−エトキシエチル、シクロプロピルメチル、2−シアノベンジル、2,3−ジフルオロベンジル、メチルを表す;
は、H、メチル、プロパ−1−イニルを表す;
は、H、アセチルアミノ、n−プロピオニルアミノ、イソブチリルアミノ、(シクロプロピルカルボニル)アミノ、(メトキシアセチル)アミノ、2−メトキシプロパノイルアミノ、(2−メチルブタノイル)アミノ、ブタ−2−エノイルアミノ、プロパ−2−イノイルアミノ、3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイルアミノ、3,3,3−トリフルオロプロパノイルアミノ、3,3−ジフルオロプロパノイルアミノ、アミノ、(シクロブチルカルボニル)アミノ、(シクロプロピルアセチル)アミノ、(3−メチルブタノイル)アミノ、2−ヒドロキシプロパノイルアミノ、アセチルアセトアミド、3−オキセタニルアミノ、シクロプロピルアミノ、ベンゾイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノを表す;
は、Hを表す;
は、Hを表す;
は、Cl、Fを表す;
は、Hを表す;
は、Hを表す。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Nを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、CHを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、プロパン−2−イル、ブタン−2−イル、2−メチルプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、ブタ−1−エン−3−イル、2−フルオロエチル、メチル、エチルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、H、メチルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、NHCO−メチル、NHCO−イソプロピル、NHCO−シクロプロピル、NHCO−エチル、NHCO−シクロブチル、NHCO−メトキシメチル、NHCO−メチルシクロプロピル、NHCO−(2−メチルプロピル)、NHCO−(1−ヒドロキシエチル)、N(CO−メチル)CO−メチル、NH、NH−(3−オキセタニル)を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Hを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Hを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Cl、Fを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Hを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
極めて特に好ましいのは、さらにまた、式(I)〔式中、
は、Hを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
上記で与えられているラジカルの定義は、必要に応じて互いに組み合わせることができる。さらに、個々の定義は適合しないこともあり得る。
上記で定義した置換基の種類に応じて、式(I)で表される化合物は、酸性特性又は塩基性特性を有していて、塩を形成することが可能であり、適切な場合には、分子内塩を形成することも可能であり、又は、無機酸若しくは有機酸との付加体、若しくは、塩基との付加体、若しくは、金属イオンとの付加体を形成することが可能である。式(I)で表される化合物がアミノ基、アルキルアミノ基又は塩基性特性を誘導する別の基を有している場合、そのような化合物は、酸と反応させて塩を生成させることが可能であり、又は、そのような化合物は、その合成において直接的に塩として得られる。式(I)で表される化合物がヒドロキシル基、カルボキシル基又は酸性特性を誘導する別の基を有している場合、そのような化合物は、塩基と反応させて塩を生成させることが可能である。適切な塩基は、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、特に、ナトリウウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、さらに、アンモニア、(C−C)−アルキル基を有する第1級アミン、第2級アミン及び第3級アミン、(C−C)アルカノールのモノアルカノールアミン、ジアルカノールアミン及びトリアルカノールアミンであり、さらに、コリン及びクロロコリンも適している。
このようにして得ることができる塩も、殺菌特性、除草特性及び殺虫特性を有している。
無機酸の例は、ハロゲン化水素酸(例えば、フッ化水素、塩化水素、臭化水素及びヨウ化水素)、硫酸、リン酸及び硝酸、並びに、酸性塩、例えば、NaHSO及びKHSOなどである。適切な有機酸は、例えば、ギ酸、炭酸及びアルカン酸(例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸及びプロピオン酸)、並びに、さらに、グリコール酸、チオシアン酸、乳酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、シュウ酸、アルキルスルホン酸(1〜20個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキルラジカルを有しているスルホン酸)、アリールスルホン酸又はアリールジスルホン酸(1又は2のスルホン酸基を有している、フェニル及びナフチルなどの芳香族ラジカル)、アルキルホスホン酸(1〜20個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖アルキルラジカルを有しているホスホン酸)、アリールホスホン酸又はアリールジホスホン酸(1又は2のホスホン酸ラジカルを有している、フェニル及びナフチルなどの芳香族ラジカル)であり、ここで、前記アルキルラジカル及びアリールラジカルはさらなる置換基を有し得る(例えば、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、2−フェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸など)。
適切な金属イオンは、特に、第2主族の元素(特に、カルシウム及びマグネシウム)のイオン、第3及び第4主族の元素(特に、アルミニウム、スズ及び鉛)のイオン、並びに、さらに、第1〜第8遷移族の元素(特に、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛など)のイオンである。特に好ましいのは、第4周期の元素の金属イオンである。ここで、該金属は、推定され得るさまざまな原子価で存在することができる。
場合により置換されていてもよい基は、1置換又は多置換されることが可能であり、多置換の場合、当該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
上記式の中に記載されている記号の定義において、概して以下の置換基を表す集合語を使用した:
ハロゲン: フッ素、塩素、臭素、及び、ヨウ素;
アリール: 基C(=O)及び基(C=S)から選択される最大で3つまでの環員を有している、置換されていないか又は置換されていてもよい5員〜15員の部分的不飽和又は完全不飽和の単環式、二環式又は三環式環系(ここで、該環系の環のうちの少なくとも1は完全に不飽和である)、例えば(限定するものではないが)、ベンゼン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、アントラセン、インダン、フェナントレン、アズレン;
アルキル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、及び、1−エチル−2−メチルプロピル;
アルケニル: 2〜8個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に二重結合を有している直鎖又は分枝鎖の不飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルケニル、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル、及び、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル;
アルキニル: 2〜8個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に三重結合を有している直鎖又は分枝鎖の炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルキニル、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル−1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、及び、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル;
アルコキシ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルコキシラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ,1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシ、及び、1−エチル−2−メチルプロポキシ;
アルキルチオ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルチオラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルキルチオ、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチルエチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオ、及び、1−エチル−2−メチルプロピルチオ;
アルコキシカルボニル: カルボニル基(−CO−)を介して当該骨格に結合している、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基(上記で記載したとおり);
アルキルスルフィニル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルスルフィニルラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルキルスルフィニル、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、1−メチルエチルスルフィニル、ブチルスルフィニル、1−メチルプロピルスルフィニル、2−メチルプロピルスルフィニル、1,1−ジメチルエチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、1−メチルブチルスルフィニル、2−メチルブチルスルフィニル、3−メチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル、1,1−ジメチルプロピルスルフィニル、1,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、3−メチルペンチルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、1,1−ジメチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジメチルブチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、1−エチルブチルスルフィニル、2−エチルブチルスルフィニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルフィニル、及び、1−エチル−2−メチルプロピルスルフィニル;
アルキルスルホニル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルスルホニルラジカル、例えば(限定するものではないが)、C−C−アルキルスルホニル、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、1−メチルエチルスルホニル、ブチルスルホニル、1−メチルプロピルスルホニル、2−メチルプロピルスルホニル、1,1−ジメチルエチルスルホニル、ペンチルスルホニル、1−メチルブチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3−メチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、ヘキシルスルホニル、1,1−ジメチルプロピルスルホニル、1,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、1,1−ジメチルブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルスルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、1−エチルブチルスルホニル、2−エチルブチルスルホニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルホニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルホニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルホニル、及び、1−エチル−2−メチルプロピルスルホニル;
シクロアルキル: 3〜10個の炭素環員を有する単環式飽和炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、シクロプロピル、シクロペンチル、及び、シクロヘキシル。
ハロアルキル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C−C−ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル;
ハロアルコキシ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルコキシ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C−C−ハロアルコキシ、例えば、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−オキシ;
ハロアルキルチオ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルチオ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C−C−ハロアルキルチオ、例えば、クロロメチルチオ、ブロモメチルチオ、ジクロロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロフルオロメチルチオ、ジクロロフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、1−クロロエチルチオ、1−ブロモエチルチオ、1−フルオロエチルチオ、2−フルオロエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルチオ;
ヘテロアリール: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員の完全不飽和の単環式環系;該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接することはない;
1〜4個の窒素原子を含んでいるか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含んでいる5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子を含み得るか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含み得る、5員ヘテロアリール基、例えば(限定するものではないが)、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、及び、1,3,4−トリアゾール−2−イル;
窒素を介して結合しており且つ1〜4個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、又は、窒素を介して結合しており且つ1〜3個の窒素原子を含んでいるベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 環員として、それぞれ、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子の窒素原子を含み得る及び1〜3個の窒素原子を含み得る〔ここで、2つの隣接する炭素環員又は1つの窒素環員とそれに隣接する1つの炭素環員は、ブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基(ここで、1個又は2個の炭素原子は窒素原子で置き換えられ得る)によって架橋されてもよい〕5員ヘテロアリール基(ここで、これらの環は、窒素環員のうちの1つを介して当該骨格に結合している)、例えば(限定するものではないが)、1−ピロリル、1−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1−イミダゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,3,4−トリアゾール−1−イル;
1〜4個の窒素原子を含んでいる6員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含み得る、6員ヘテロアリール基、例えば(限定するものではないが)、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、及び、1,2,4,5−テトラジン−3−イル;
1〜3個の窒素原子を含んでいるか又は1個の窒素原子と1個の酸素原子若しくは硫黄原子を含んでいる、ベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 例えば(限定するものではないが)、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、及び、1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル;
1〜3個の窒素原子を含んでいるベンゾ縮合6員ヘテロアリール: 例えば(限定するものではないが)、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル、及び、イソキノリン−8−イル;
ヘテロシクリル: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる3員〜15員の飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環: 炭素環員に加えて、1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素若しくは硫黄原子又は1個若しくは2個の酸素及び/若しくは硫黄原子を含んでいる、単環式、二環式又は三環式のヘテロ環〔該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接することはない〕、例えば(限定するものではないが)、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル、2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−2−イル、及び、1,2,4−ヘキサヒドロトリアジン−3−イル;
脱離基: S1脱離基又はS2脱離基、例えば、ハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素)、アルキルスルホネート(−OSO−アルキル、例えば、−OSOCH、−OSOCF)、又は、アリールスルホネート(−OSO−アリール、例えば、−OSOPh、−OSOPhMe)。
自然法則に反し、従って、当業者が自身の専門知識に基づいて除外したであろう組合せは含まれない。例えば、隣接する3個以上の酸素原子を有する環構造は除外される。
本発明は、さらに、本発明による式(I)で表されるチエニルピラゾールを調製する方法にも関する。当該合成経路についての一般的な概要が、スキーム1〜スキーム8に示されている。
一般式(IVa)で表される化合物を式(V)で表される化合物と反応させて、式(IIIa)で表される化合物を生成させることができる(スキーム1)。この化合物をホルミル化剤との反応に付して、一般式(IIa)で表される化合物を生成させることができる。式(IIa)で表される化合物を一般式R−NH−NHで表される基体と反応させて、式(Ia;R=H)で表されるピラゾールを生成させることができる。一般式(Ib)〔式中、R=H〕で表される化合物を、さらに、アルキル化するか、アシル化するか若しくはN−Cカップリングに付すか又は塩化スルホニル、塩化カルバモイル、イソシアネートに曝露させて、式(I)で表される化合物を生成させることができる(スキーム2)。式(Ip)〔式中、R3bは、脱離基である〕で表される化合物を求核置換又はブッフバルト(Buchwald)カップリングに付して、式(Ic)で表されるアミノ誘導体を生成させることができる(スキーム3)。R10=H(Ica)の場合、この化合物をさらにアルキル化又はアシル化に付して、一般式(Icb)で表される化合物を生成させることができる。R3cが保護されているアミノ基である場合(Icc)、この化合物を脱保護して、一般式(Icd)で表される対応するアミンを生成させることが可能であり(スキーム3)、このアミンを、さらに、アルキル化及び/若しくはアシル化に付すか又は塩化スルホニル、塩化カルバモイル、イソシアネートに曝露させて、一般式(Ice)で表される化合物を生成させることができる。式(Ip)〔式中、R3bは、脱離基である〕で表される化合物も、さまざまな遷移金属が触媒するC−Cカップリングに付して、(Ig)を生成させることができる(スキーム4)。式(Iaa)〔R及びR=H〕で表されるピラゾールをハロゲン化して、式(Il)で表されるハロゲノ化合物を生成させることができる(スキーム5)。該ピラゾールの窒素を保護することで、式(Ik)〔R=PG〕で表される化合物が得られる。式(Ik)で表される化合物を遷移金属が触媒するC−Cカップリングに付して、式(Ij)で表される化合物を生成させることができる。あるいは、式(Ik)で表される化合物を金属化に付して有機金属を生成させ、その有機金属を、次いで、求電子試薬によって捕捉して、式(Ij)で表される化合物を生成させることができる。この化合物を脱保護して、式(Iba)〔R=H〕で表される化合物を生成させることができる。この化合物をさらなるアルキル化又はアシル化に付して、式(Ih)で表される化合物を生成させることができる。式(Iq)〔式中、R6aは、ハロゲンである〕で表される化合物を遷移金属が触媒するC−Cカップリングに付して、式(Im)で表される化合物を生成させることができる。あるいは、それを金属化に付して、有機金属を生成させることが可能であり、その有機金属を、次いで、求電子試薬によって捕捉して、式(Im)で表される化合物を生成させることができる(スキーム6)。
スキーム1
Figure 2013514970
スキーム2
Figure 2013514970
スキーム3
Figure 2013514970
スキーム4
Figure 2013514970
スキーム5
Figure 2013514970
スキーム6
Figure 2013514970
式(I)で表される化合物を調製する可能な別の経路は、スキーム7に示されているように、クロスカップリング法に基づいている。式(XI)で表される化合物を、一般式R2cC(OR)NMeで表される基体及びヒドラジンと順次反応させて、式(X)で表される対応するピラゾールを生成させることができる。あるいは、式(XI)で表される化合物を、塩基の存在下で一般式R2cC(O)(OR)で表される基体と反応させ、続いて、ヒドラジンと反応させて、式(X)で表される対応するピラゾールを生成させることができる(スキーム7)。この化合物を、次いで、アルキル化して、式(IX)で表される化合物を生成させることができる。この化合物をハロゲン化することにより、式(VIII)で表されるハロゲン化化合物を生成させることが可能であり(スキーム7)、このハロゲン化化合物を、式(XII)で表される化合物との遷移金属が触媒するクロスカップリングに付して、一般式(Iz)で表されるビスアリールピラゾールを生成させることができる(スキーム7)。あるいは、一般式(Iz)で表される化合物は、一般式(VI)で表される化合物と有機金属化合物(VII)〔これは、ハロゲノ化合物(VIII)から生成させることができる(スキーム7)〕の間のクロスカップリング反応によって調製することが可能である(スキーム7)。
スキーム7
Figure 2013514970
別の可能性は、ブロモピラゾール(XVII)から出発することであり得る。この化合物を保護して、式(XVI)で表される化合物を生成させることが可能であり、この化合物を、次いで、式(XII)で表される化合物との遷移金属が触媒するクロスカップリングに付して、式(XV)で表されるアリールピラゾールを生成させることができる(スキーム8)。この化合物を金属化して、有機金属化合物(XIV)を生成させることが可能であり、この有機金属化合物を、次いで、一般式(でXIII)表される化合物とのクロスカップリング反応を受けさせて、式(Io)〔式中、Rは、保護基、PGである〕で表される化合物を生成させることができる(スキーム8)。この化合物を脱保護して、式(Ib)〔式中、Rは、水素である〕で表される化合物を得た。この化合物を、アルキル化若しくはアシル化するか又は塩化スルホニル、塩化カルバモイル、イソシアネートに曝露させて、一般式(I)で表される化合物を生成させることができる。
スキーム8
Figure 2013514970
上記スキームの下記化合物は、新規であり、従って、これらも、本発明の一部である。
式(IXc)
Figure 2013514970
〔式中、
2eは、置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OH、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルC(O)OC−C−アルキル、C−C−アルキル−OC(O)C−C−アルキル、トリ(C−C−アルキル)シリル、C−C14−アリール、C−C14−ヘテロアリールを表し;
1aは、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルを表し;
1aは、好ましくは、メチル、エチル、プロパン−2−イル、ブタン−2−イル、ペンタン−3−イル、2−メチルプロピル、2,2−ジフルオロエチルを表し;
2eは、好ましくは、H又はメチルを表す〕
で表されるチエニルピラゾール−誘導体及びその塩;
式(VIIIa)
Figure 2013514970
〔式中、
及びR2cは、上記意味を有し;
2cは、好ましくは、H又はメチルを表す〕
で表されるチエニルピラゾール−誘導体及びその塩;
式(VII)
Figure 2013514970
〔式中、
、R、R,R、B、R2cは、上記意味を有し;
2cは、好ましくは、H又はメチルを表す〕
で表されるチエニルピラゾール−誘導体及びその塩;
ここで、Rがトリチルに等しい化合物は除外される。
調製方法A
(a) 一般式(Ia)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「US 6,335,336 A」、「Journal of Medicinal Chemistry, 2003, 46, 5416−5427」)に従って、一般式(IIa)で表される化合物を式R−NH−NHで表されるヒドラジン又はその水和形態と反応させることによって得ることができる。不活性溶媒、例えば、環状又は非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、アルコール類(例えば、メタノール又はエタノール)などを使用することができる。該反応は、これらの溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することができる。必要に応じて、塩基、例えば、トリエチルアミンなどを使用することができる。反応温度は、10℃から50℃まで変えることができるが、室温が好ましい。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。該反応は、マイクロ波装置(例えば、CEM Explorer)の中で高温で実施することが可能であり、これによって、反応時間は短縮され得る。反応が完結した後、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物から化合物(Ia)を除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
(b) 一般式(IIa)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「J.Med.Chem 2007, 50, 2732−2736」、「Journal of Heterocyclic Chemistry, 2008, 45, 1819−1823」及び「WO 05/040155」)に従って、一般式(IIIa)で表される化合物をホルミル化剤〔例えば、ギ酸アルキル(alkyl formiate)、例えば、ギ酸メチル(methyl formiate)、オルトギ酸トリアルキル(trialkyl orthoformiate)、例えば、オルトギ酸トリメチル(trimethyl orthoformiate)、又は、N,N−ジアルキルホルムアミドのアセタール〕と反応させることによって得ることができる。溶媒を使用してもよい。典型的な溶媒としては、アルコール類(例えば、エタノール)、エステル類(例えば、酢酸エチル)、エーテル類(例えば、THF)、及び、さらに、より極性である溶媒、例えば、DMF又はNMPなどがある。反応温度は、室温からその反応混合物の沸点まで変えることができる。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(IIa)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(c) 一般式(IIIa)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「J. Med. Chem. 2007, 50, 2732−2736」及び「WO 05/040155」)に従って、一般式(IVa)で表される化合物を、強塩基の影響下で、一般式(V)で表されるエステル、ジアルキルアミド又はN,O−ジアルキルアミドと反応させることによって調製することができる。
この反応で使用される典型的な塩基は、アルコキシド類(例えば、カリウムtert−ブトキシド又はナトリウムtert−ブトキシド)、リチウムアミド類(例えば、LDA又はLiHMDS)及び金属水素化物(例えば、水素化カリウム又は水素化ナトリウム)である。
典型的な溶媒は、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、グリム及びTHF)である。特定の場合には、より極性の溶媒(例えば、DMF、DMSO及びHMPT)を使用するのが好ましい。該反応は、これらの溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することができる。好ましい溶媒は、テトラヒドロフランである。
出発物質は、等モル量で使用する。該反応は、通常、−78℃から該溶媒の沸点までの温度で、好ましくは、0℃〜25℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(IIIa)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
一般式(V)で表される化合物は、市販されているか、又は、最先端の手順により、対応する酸、ニトリル若しくはメチル誘導体から、エステル化、加水分解若しくは酸化によって調製するか、又は、既知有機合成技術を用いて調製することができる。
メチルピリミジン(IVa)は、文献(「ChemMedChem, 2009, 4, 853−865」又は「Tetrahedron, 2007, 63, 1931−1936」)に記載されているように対応するアミジンの環化を介して調製してもよい。他方、メチルピリジン類は、金属化とそれに続く該アニオンとMeX(ここで、Xは、脱離基 例えば、ヨウ素などを表す)の反応を介して得ることができるであろう(これは、「WO 08/006509」に記載されている)。これらの化合物は、さらに、例えばMeMgClを使用する、求核置換によっても得ることができる(これは、「WO 06/054151」に記載されている)、又は、例えばMeB(OH)を使用する、パラジウムが触媒するカップリング(palladocatalysed coupling)によっても得ることができる(これは、「WO 05/028434」に記載されている)。
式(IIIc)〔式中、Rは、NR9c10cである〕で表される化合物は、スキーム15に記載されているように、一般式(IIIaa)〔式中、R3dは、ハロゲンである〕で表される化合物から調製することができる。
スキーム15
Figure 2013514970
式(IIIc)で表される化合物は、さらにまた、求核置換によって調製することも可能であり、ここで、該求核置換は、式(IIIaa)〔式中、R3dは、脱離基、例えば、塩素などを表す〕で表される化合物を、熱的条件下又はマイクロ波条件下、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には塩基の存在下で、一般式HNR9c10cで表されるアミンで直接処理することを意味する。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましくは、該反応は、溶媒なしで実施することができる。
該反応は、通常、電子レンジの中で、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、110℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(IIIc)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物から除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
調製方法B
(d) 式(I)で表される化合物は、スキーム2に示されているように、式(Ib)〔式中、Rは、水素である〕で表される化合物をアルキル化、アシル化若しくはN−Cカップリングに付すか又は塩化スルホニル、塩化カルバモイル若しくはイソシアネートと反応させることによって、得ることができる。
該アルキル化は、塩基の存在下で、式R−LG〔式中、LGは、脱離基、例えば、ハロゲン、トリフラート、メシラートなどである〕で表されるアルキル化剤を用いて実施することができる。溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルである。
一般式(Ib)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、炭酸セシウム又は水素化ナトリウム)を使用する。
該反応は、通常、0℃〜100℃の温度で、好ましくは、20℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(I)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
該アシル化は、酸捕捉剤/塩基の存在下に、R17C(O)Clなどのアシル化剤の存在下で実施する。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、テトラヒドロフラン及びジクロロメタンである。
一般式(Ib)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の酸捕捉剤/塩基(例えば、ヒューニッヒ塩基、トリエチルアミン又は市販されている高分子酸捕捉剤)を使用する。該出発物質が塩である場合、少なくとも2当量の酸捕捉剤が必要である。
該反応は、通常、0℃〜100℃の温度で、好ましくは、20℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(I)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
あるいは、一般式(Ib)で表される化合物を、アセチル化反応に関して上記で記載した条件と同様の条件において、一般式LG−C(O)NR1718、LG−C(O)OR17、LG−S(O)17、LG−S(O)NR1718、R17N=C=O又はR17N=C=S〔式中、LGは、脱離基である〕で表される反応物にさらして、一般式(I)で表される化合物を生成させることができる。
がカルボニル官能基を含んでいる場合、それは、チオン化剤(thionating agent)〔例えば、硫黄(S)、メルカプト酸(sulfhydric acid)(HS)、硫化ナトリウム(NaS)、水硫化ナトリウム(NaHS)、三硫化ホウ素(B)、ビス(ジエチルアルミニウム)スルフィド((AlEtS)、硫化アンモニウム((NHS)、五硫化リン(phosphorous pentasulfide)(P)、ローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)、又は、ポリマー担持チオン化試薬(例えば、「J. Chem. Soc. Perkin 1, (2001), 358」に記載されているポリマー担持チオン化試薬)など〕の存在下において、チオン化(thionation)に付すことができる。
式(I)〔式中、Rは、シクロプロピルを表す〕で表される化合物の合成に関する1つの可能性は、文献に記載されている既知方法(「Journal of Organic Chemistry, 73(16), 6441−6444, 2008」、「WO 08/088692」)に従って、一般式(Ib)で表される化合物をシクロプロピルボロン酸と反応させることである。該反応は、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン、炭酸ナトリウム、リン酸カリウム、又は、炭酸セシウム)及びCu(II)−塩(例えば、Cu(OAc)、又は、CuCl)の存在下で実施することができる。さらに、適切なリガンド(例えば、ピリジン、2,2’−ビピリジン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、又は、1.10−フェナントリジン)を加えることができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)などであり、及び、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、ジクロロメタンである。
反応温度は、50℃からその反応混合物の沸点までの範囲内にある。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。該反応は、マイクロ波装置(例えば、CEM Explorer)の中で高温で実施することが可能であり、これによって、反応時間は短縮され得る。
反応が完結した後、化合物(I)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物から単離する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
上記で記載した方法と同様にして、スキーム5の段階(j)に示されているように、一般式(Ih)で表される化合物を対応する化合物(Iba)から合成することができる。スキーム8の段階(v)〔段階(v)=段階(d)〕に示されているように、一般式(I)で表される化合物を対応する化合物(Ib)から合成することができる。
調製方法C
(e) 式(Ic)で表される化合物は、ブッフバルトアミノ化反応又は アミド化反応によって、(Ip)〔ここで、Rは、脱離基を表す〕から調製することができる(スキーム3)。この反応は、熱的条件下又はマイクロ波条件下、非プロトン性溶媒(例えば、ジオキサン又はTHF)の中で、第1級アミド又はアミンの存在下、パラジウム(II)触媒(例えば、二酢酸パラジウム)、リガンド(例えば、キサントホス)、塩基(例えば、炭酸カリウム又は炭酸セシウム)の存在下で、実施することができる(「Org. Lett. 2001, 3(21) 3417」を参照されたい)。
該反応は、通常、20℃〜140℃の温度で、好ましくは、60℃〜100℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。反応が完結した後、化合物(Ic)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
式(Ic)で表される化合物は、さらにまた、求核置換によって調製することも可能であり、ここで、該求核置換は、式(Ip)〔式中、R3bは、脱離基、例えば、塩素などを表す〕で表される化合物を、熱的条件下又はマイクロ波条件下、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には塩基の存在下で、一般式HNR10で表されるアミンで直接処理することを意味する。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましくは、該反応は、溶媒なしで実施することができる。
該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、電子レンジ内で140℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(Ic)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物から除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
=Nであり且つR3b=SMeである化合物に関しては、該求核置換を促進するために、溶媒(例えば、ジクロロメタン)の中で、酸化剤(例えば、メタ−クロロ過安息香酸)を用いてスルホンを生成させることが必要であり得る(「Tetrahedron Letters, 2009, 50, 1377−1380」を参照されたい)。
=CHであり且つR3b=Clである化合物に関しては、該求核置換を促進するために、溶媒(例えば、ジクロロメタン)の中で、酸化剤(例えば、メタ−クロロ過安息香酸)を用いてN−オキシドを生成させることが必要であり得る(これは、「WO 07/143597」に記載されている)。次いで、還元剤(例えば、PCl)を用いてN−オキシドを還元した後、一般式(Ic)で表される化合物が得られるであろう(「Chemical & Pharmaceutical Bulletin, 1996, 44, 103−14」を参照されたい)。
(f) 式(Ica)〔式中、R10=Hである〕で表される化合物は、塩基の存在下で、式R10a−LG〔LGは、脱離基、例えば、ハロゲン、トリフラート、メシラートなどである〕で表されるアルキル化剤と反応させて、式(Icb)で表される化合物を生成させることができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルである。
該反応は、通常、20℃〜100℃の温度で、好ましくは、60℃〜80℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(Icb)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
式(Icb)〔式中、Rは、NRC(O)R14である〕で表される化合物は、酸捕捉剤/塩基の存在下、アシル化剤(例えば、R14C(O)Cl)の存在下で、一般式(Ica)〔式中、R10=Hである〕で表される化合物をアシル化することによって得ることができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、テトラヒドロフラン及びジクロロメタンである。
一般式(Ica)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の酸捕捉剤/塩基(例えば、ピリジン)を使用する。該出発物質が塩である場合、少なくとも2当量の酸捕捉剤が必要である。
該反応は、通常、0℃〜100℃の温度で、好ましくは、20℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(Icb)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
あるいは、一般式(Ica)で表される化合物を、アセチル化反応に関して上記で記載した条件と同様の条件において、一般式LG−C(O)NR1415、LG−C(O)OR14、LG−S(O)14、R14N=C=O又はR14N=C=S〔式中、LGは、脱離基である〕で表される反応物にさらして、一般式(Icb)で表される化合物を生成させることができる。
及び/又はR10がカルボニル官能基を含んでいる場合、それは、チオン化剤(thionating agent)〔例えば、硫黄(S)、メルカプト酸(sulfhydric acid)(HS)、硫化ナトリウム(NaS)、水硫化ナトリウム(NaHS)、三硫化ホウ素(B)、ビス(ジエチルアルミニウム)スルフィド((AlEtS)、硫化アンモニウム((NHS)、五硫化リン(phosphorous pentasulfide)(P)、ローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)、又は、ポリマー担持チオン化試薬(例えば、「J. Chem. Soc. Perkin 1, (2001), 358」に記載されているポリマー担持チオン化試薬)など〕の存在下において、チオン化(thionation)に付すことができる。
上記で記載した方法と同様にして、化合物(Ice)を対応する化合物(Icd)〔ここで、Rは、遊離アミノ基である〕から合成することができる。
(g) 式(Icc)〔式中、Rは、保護されているアミノ官能基である〕で表される化合物は、その保護基の種類に応じて、最先端の方法の下で脱保護して式(Icd)〔式中、Rは、遊離アミンである〕で表される化合物を生成させることができる(「“Protective groups in organic chemistry” Green and Wuts 4th edition, Wiley Interscience」を参照されたい)。1つの例として、保護基としてのベンジルは、濃硫酸などの酸性条件下又は水素化条件下で脱保護することができる。
(h) 中間体(Icd)は、上記で記載されている手順と同じ手順を用いて、さらにアルキル化又はアシル化して、式(Ice)〔式中、Rは、NHR9a又はNR9a9aである〕で表される化合物を生成させることができる。別のアルキル化又はアシル化によって、同じ条件下で、先に記載されているようなRがNR9a10aである化合物が生成されるであろう。
調製方法D
(i) 式(Ig)〔式中、R3cは、置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミド基、ジアルキルアミド基、アリール基、ヘテロアリール基又はシアノ基である〕で表される化合物は、一般式(Ip)〔式中、R3bは、脱離基(例えば、塩素又は臭素)である〕で表される化合物を一般式R3c−Mで表される反応物とカップリングさせることによって調製される。Mは、MgCl、MgBr、ZnCl、ZnBr、ZnCN、B(OH)、BFK、B(C−C−アルコキシ)、SnMe、SnBu、CuCl、CuBr、CuCN、AgCl、AgBrを表す。一般式R3c−Mで表される化合物は、その場で調製することができるか、又は、反応に先立って調製することができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、カルボン酸エステル類(例えば、酢酸エチル)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド)、ジメチルスルホキシド及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリノンなどであり、及び、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。
該反応は、実施するカップリングの種類に応じて、添加剤の存在下で実施すべきである。例えば、ソノガシラ反応を実施する場合、トリエチルアミン(化合物(Ip)に基づいて、少なくとも1当量)及びヨウ化銅(I)(化合物(Ip)に基づいて、少なくとも0.1当量)を添加する。
本発明による上記調製方法を実施するのに適する触媒は、金属塩又は金属錯体であるように選択することができる。この目的に適する金属誘導体は、パラジウム系である。この目的に適する金属塩又は金属錯体は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド又は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドである。
パラジウム塩とリガンド又は塩〔例えば、ホスフィン、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1’−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスフィト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィン、又は、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリド〕を当該反応に別々に添加して、その反応混合物の中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。
使用する触媒の量は、出発物質(Ip)に基づいて、少なくとも1%から過剰量までである。
該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、20℃〜120℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
該反応は、一般に大気圧下で実施するが、高圧下で実施することも可能である。
反応が完結した後、化合物(Ig)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
上記で記載した方法と同様にして、スキーム5の段階(l)に示されているように、化合物(Ij)を対応する化合物(Ik)〔ここで、R2aは、脱離基である〕から合成することができる。
中間体の合成(代替法)
式(Ipa)〔式中、R3dは、ハロゲン(例えば、塩素、臭素)である〕で表される化合物は、スキーム8に記載されている一般的な方法を用いて調製することができる。あるいは、それは、スキーム9に示されているように、一般式(Ir)〔式中、Rは、水素である〕で表される化合物から生成させることができる。
スキーム9
Figure 2013514970
(A) 式(Ipa)〔式中、R3dは、ブロミド又はクロリドである〕で表される化合物は、最先端の方法(例えば、「Chem. and Pharm. Bull. 1994, 42(9), 1841」に記載されている置換ピリジンの塩素化)で用いられている条件の下で、対応するN−オキシドをPOCl又はPOBrで処理することによって調製することができる。
(B) N−オキシド(Ir’)は、「WO 07/143597」に記載されているように、溶媒(例えば、ジクロロメタン)の中で、(Ir)〔R=H〕を例えば酸化剤(例えば、メタ−クロロ過安息香酸)で処理することによって、調製することができる。
スキーム10
Figure 2013514970
(C) 一般式(Is)〔式中、Rは、塩素である〕で表される化合物は、「WO 06/081072」に従い、臭素化剤(例えば、臭化水素酸の酢酸溶液)と反応させて、一般式(It)で表される対応するブロモ化合物を生成させることができる。
調製方法E
(j) 中間体(Iba)は、調製方法Bの段階(d)に関して記載されている手順と同じ手順を用いて、アルキル化又はアシル化して、式(Ih)で表される化合物を生成させることができる。
(k) 式(Iba)で表される化合物は、式(Ij)で表される化合物を、その保護基の種類に応じて、最先端の方法の下で脱保護することにより得ることができる。1つの例として、保護基としてのパラメトキシベンジルは、TFAなどの酸性条件下又は水素化条件下で脱保護することができる(「“Protective groups in organic chemistry” Green and Wuts 4th edition, Wiley Interscience」を参照されたい)。弱脱保護基(weak deprotecting group)は当該反応の過程において脱保護され得るということは、留意されたい。
(l) 式(Ij)〔式中、R2bは、アルキル、シクロアルキル、アルキニル、アルケニル又はシアノである〕で表される化合物は、一般式(Ik)〔式中、R2aは、ハロゲンである〕で表される化合物から出発して、調製方法Dの段階(i)に関して先に記載されている条件と同様の条件を用いて調製することができる。
あるいは、一般式(Ij)〔式中、R2bは、ハロゲン、トリアルキルシリル、アルキルチオ又はアルキルである〕で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「Tetrahedron, 2006, 63, 56」, 「Tetrahedron, 2002, 58, 7635」又は「WO 05/077363」)に従い、ハロヘテロ環(Ik)を溶媒(例えば、ジエチルエーテル、又は、テトラヒドロフラン)の中で塩基(例えば、n−ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を用いて金属化し、次に、求電子試薬(例えば、トリメチルシリルクロリド、又は、ジメチルジスルフィド)と反応させることによって調製することができる。
一般式(Ik)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(Ij)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
上記で記載した方法と同様にして、スキーム6の段階(o)に示されているように、化合物(Im)を対応する化合物(Iq)〔ここで、R6aは、脱離基である〕から合成することができる。
(m) 式(Ik)〔式中、PGは、保護基、例えば、パラメトキシベンジル又はテトラヒドロピラニルなどである〕で表される化合物は、一般式(Il)で表される化合物を保護することによって得ることができる(「“Protective groups in organic chemistry” Green and Wuts 4th edition, Wiley Interscience」を参照されたい)。
(n) 式(Il)〔式中、R2aは、ハロゲンである〕で表される中間体は、適切な溶媒の中で適切なハロゲン化剤を使用して、式(Iaa)〔式中、R及びRは、水素である〕で表される化合物をハロゲン化することにより合成することができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール)、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、カルボン酸エステル類(例えば、酢酸エチル)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド)、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水及び酢酸などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。この反応に好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミドである。
ハロゲン源として用いるのに適しているのは、例えば、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、三臭化ピリジニウム又は臭素である。
該反応は、適切な場合には、酸(例えば、酢酸、硫酸、臭化水素酸、又は、塩酸)を用いて実施することができる。
該出発物質と該ハロゲン化剤は、等モル量で使用する。該ハロゲン化剤は、過剰に使用することも可能である。該反応は、通常、0℃〜60℃の温度で、好ましくは、0℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(Iaa)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
調製方法F
(o) 式(Im)〔式中、R6bは、アルキニル、アルケニル、シクロアルキル、アルキル、シアノ、アリール、アルキルスルファニル、ハロゲン又はトリアルキルシリルである〕で表される化合物は、一般式(Iq)〔式中、R6aは、ハロゲンである〕で表される化合物から出発して、調製方法Eの段階(l)に関して先に記載されている条件と同様の条件を用いて調製することができる。
6bがシアノである場合、そのような化合物は、最先端の方法によってさらに化学修飾して、当該シアニド基の可能な全ての誘導体を生成させることができる:例えば、加水分解して酸又はアミドを形成させることが可能であり、還元してアミン又はアルデヒドを形成させることが可能であり、シアニドにアルキルグリニャール又はアリールグリニャールを付加してケトンを形成させることが可能である。
調製方法G
(p) 一般式(Iz)で表される化合物は、例えば一般式(VII)で表される化合物を一般式(VI)で表されるヘテロ環とカップリングさせることによって、得ることができる(スキーム7)。Bは、例えば、ボロン酸エステル(例えば、ピナコールボラン)又はボロン酸を表す。Zは、脱離基、例えば、塩素、臭素、ヨウ素又はOTfなどを表す。該反応は、文献に記載されている既知方法(「Top Curr. Chem 2002, 219, 11, b」、「A. Suzuki, Org. Chem 1999, 28, 147」及びそれらの中で引用されている文献)に従って、適切な温度で、触媒、塩基及び適切な溶媒の存在下で実施することができる。
上記調製方法を実施するのに適する触媒は、金属塩又は金属錯体であるように選択することができる。この目的に適する金属誘導体は、パラジウム系である。この目的に適する金属塩又は金属錯体は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド又は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドである。
パラジウム塩とリガンド又は塩〔例えば、ホスフィン、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1’−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスフィト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィン、又は、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリド〕を当該反応に別々に添加して、その反応混合物の中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。 使用する触媒の量は、出発物質(VI)に基づいて、少なくとも1%から過剰量までである。
該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、20℃〜120℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
該反応は、一般に大気圧下で実施するが、高圧下で実施することも可能である。
反応が完結した後、化合物(Iz)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
一般式(VI)で表される化合物は、市販されているか、又は、既知有機合成技術を用いて、例えば、対応するピリ(ミ)ジンの金属化とそれに続くハロゲン化剤による捕捉(これは、「Tetrahedron, 2009, 65, 3668」又は「Org. and Biomol. Chem., 2008, 6, 3237」に記載されている)を用いて、若しくは、対応するピリ(ミ)ドンのハロゲン化(これは、「J. Med. Chem., 2009, 52, 1255」又は「Bioorg. Med. Chem. Lett., 2008, 19, 3174」に記載されている)によって、調製することができる。
(q) 一般式(VII)で表される化合物は、スキーム7に従って調製することができる。それらは、文献に記載されている方法(「US 0,018,156A」、「WO 07/024843」又は「EP−A 1,382,603」)に従って、ブロモピラゾール(VIII)を、触媒(例えば、ジクロロビス(ジフェニルホスフィノフェロセンパラジウム)の存在下、塩基及び適切な溶媒の存在下で、ボロン誘導体と反応させることによって調製する。
この反応を実施するのに適する溶媒は、慣習的な不活性有機溶媒、例えば、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)、環状エーテル類(例えば、ジオキサン)及びアミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)などである。該反応は、これら溶媒の2種類以上の混合物の中で実施することもできる。好ましい溶媒は、ジメチルスルホキシド及びジオキサンである。
該反応は、通常、80℃〜120℃の温度で実施し、好ましい反応温度は、85℃〜90℃である。反応時間は、反応の規模及び温度に応じてさまざまであるが、一般には、1時間〜16時間である。
文献に記載されている別の合成方法を使用して、式(VII)で表される化合物を生成させることができる。例えば、式(VII)で表される化合物は、ブロモピラゾール(VIII)を塩基(例えば、n−ブチルリチウム)で金属化し、ホウ酸トリアルキルと反応させることによって調製することができる。得られたボロン酸エステルは、カップリング反応においてそのままで使用し、ジオール(例えば、ピナコール)で処理して対応する環状ボロン酸エステルを生成させることができる(これは、「J. Het. Chem, 2004, 41, 931−940」又は「EP−A 1382603」に記載されている)、又は、標準的な方法に従って加水分解して対応するボロン酸を生成させることができる。
一般式(VIII)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(VII)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(r) 式(VIII)で表される中間体は、適切な溶媒の中で適切なハロゲン化剤を使用して、式(IXa)で表される化合物をハロゲン化することによって合成することができる。
溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール)、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、カルボン酸エステル類(例えば、酢酸エチル)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド)、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水及び酢酸などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。この反応に関して好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミドである。
ハロゲン源として用いるのに適しているのは、例えば、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、三臭化ピリジニウム又は臭素である。
該反応は、適切な場合には、酸(例えば、酢酸、硫酸、臭化水素酸、又は、塩酸)を用いて実施することができる。
該出発物質と該ハロゲン化剤は、等モル量で使用する。該ハロゲン化剤は、過剰に使用することも可能である。該反応は、通常、0℃〜60℃の温度で、好ましくは、0℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(VIII)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(t) 一般式(IXa)で表される化合物は、スキーム7に従って調製することができる。それらは、式(X)で表される化合物をアルキル化することによって得られる。該反応は、塩基の存在下で、式R−Y〔式中、Yは、脱離基、例えば、ハロゲン、トリフラート、メシラートなどである〕で表されるアルキル化剤を用いて実施することができる。溶媒として使用するのに適しているものは、該反応条件下で不活性な全ての慣習的な溶媒、例えば、環状及び非環状のエーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)及びニトリル類(例えば、アセトニトリル)などであり、又は、該反応は、これら溶媒のうちの2種類以上の混合物の中で実施することも可能である。好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルである。
一般式(X)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、炭酸セシウム、又は、水素化ナトリウム)を使用する。
該反応は、通常、0℃〜100℃の温度で、好ましくは、20℃〜30℃で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(IXa)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(s) 一般式(X)で表される化合物は、既知方法(Tetrahedron, 2003, 59, 555−560)に従い、例えば、一般式(XI)で表されるアセチルチオフェニルを使用し、それを一般式R2cC(OR)NMeで表される基体と反応させた後、ヒドラジンと反応させることによって、調製することができる。あるいは、それは、塩基の存在下で一般式R2cC(O)(OR)で表される基体にさらし(これは、例えば、「WO 2009158380」又は「US 200962252」に記載されている)、次に、ヒドラジンと反応させることもできる。
一般式(XI)で表されるアセチルチオフェニルは、市販されているか、又は、例えば、メチルマグネシウムブロミドを対応するワインレブアミドに付加することによって調製することができる(これは、「Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, 19(3), 1018−1021;2009」に記載されている)。
(u) 一般式(Iz)で表される化合物は、代替的に、スキーム7に従って調製することができる。それらは、例えば、文献に記載されている既知方法(「Top Curr. Chem 2002, 219, 11」、「Org Lett. 2005, 7, 21, 4753−4756」、「Org. Chem 1999, 28, 147」及び及びそれらの中で引用されている文献)に従って、適切な温度で、ブロモピラゾール(VIII)を、触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合にはリガンドの存在下、及び、適切な溶媒の存在下で、一般式(XII)〔式中、Bは、ボロン酸エステル、例えば、ピナコールボラン又はボロン酸を表す〕で表される金属化ヘテロ環とカップリングさせることによって調製する。
式(Iz)で表される化合物は、ブロモピラゾール(VIII)を一般式(XII)〔式中、Bは、トリアルキルスズ、例えば、トリブチルスズなどを表す〕で表される金属化ヘテロ環とカップリングさせることによって調製することもできる。該反応は、文献に記載されている既知方法(Synthesis 1992, 803−815)に従って、適切な温度で、触媒の存在下、及び、適切な場合にはリガンドの存在下、及び、適切な溶媒の存在下で、実施することができる。
本発明による上記調製方法を実施するのに適する触媒は、金属塩又は金属錯体であるように選択することができる。この目的に適する金属誘導体は、パラジウム系である。この目的に適する金属塩又は金属錯体は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド又は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドである。
パラジウム塩とリガンド又は塩〔例えば、ホスフィン、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1’−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスフィト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィン、又は、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリド〕を当該反応に別々に添加して、その反応混合物の中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。
使用する触媒の量は、出発物質(VIII)に基づいて、少なくとも1%から過剰量までである。該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、20℃〜120℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
該反応は、一般に大気圧下で実施するが、高圧下で実施することも可能である。反応が完結した後、化合物(Iz)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによって精製する。
式(VIII)で表される化合物は、スキーム7に記載されているように、一般的方法を用いて調製することができる。それは、代替的に、一般式(VIIIa)〔式中、Rは、水素である〕で表される化合物から、即ち、スキーム13に示されているように、アルキル化によって、生成させることができる。式(VIIIa)で表される化合物は、一般式(X)で表される化合物からハロゲン化によって調製することができる。
スキーム13
Figure 2013514970
式(IXb)で表される化合物は、一般式(XIX)〔式中、R2dは、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルC(O)OC−C−アルキル、C−C−アルキル−OC(O)C−C−アルキル、トリ(C−C−アルキル)シリル、C−C14−アリール、C−C14−ヘテロアリールであり、ここで、これらは、いずれも、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、NH、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい〕で表される化合物から、スキーム14に記載されているように、ヒドラジン誘導体との縮合によって生成させることができる。式(XIX)で表される化合物は、一般式(XX)で表される化合物から、C−Cカップリングによって、その場で調製することができるか、又は、単離された形態で調製することができる。
スキーム14
Figure 2013514970
(D) 式(IXb)〔式中、R2d(定義に関しては、上記を参照されたい)〕で表される化合物は、最先端の方法(例えば、「Eur. J. Org. Chem. 2008, 4157−4168」又は「Tetrahedron Lett. 2008, 49, 3805−3809」に記載されている方法)で使用される条件の下で、式(XIX)で表されるアルキノンをヒドラジン誘導体で処理することによって調製することができる。
(E) アルキノン(XIX)は、例えば「Tetrahedron Lett. 2006, 47, 5527−5530」又は「Synthesis 2003, 18, 2815−2826」に記載されているように、例えば遷移金属の触媒作用によって、酸塩化物(XX)をアルキンで処理することにより調製することができる。
(F) あるいは、アルキノン(XIX)は、例えば「Synlett 2008, 6, 886−888」又は「J. Org. Chem. 2005, 70, 6097−6100」に記載されているように、一酸化炭素を用いたハロゲン化チオフェン(XIII)とアルキンを使用するカルボニル化C−Cカップリングによって、調製することができる。
一般式(XII)〔式中、Bは、ホウ素誘導体である〕で表される化合物は、市販されているか、又は、スキーム11に記載されているように調製することができる。
スキーム11
Figure 2013514970
(XII)を調製する方法は、文献に記載されている方法(「Bioorg. Med Chem. Lett. 2006, 16, 5, 1277−1281」及び「WO 04/014913」)に従う、触媒(例えば、酢酸パラジウム)とリガンド(例えば、ジフェニルホスフィノフェロセン)、塩基(例えば、酢酸カリウム)及び溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド)の存在下における一般式(VI)で表されるハロゲノヘテロ環とビスピナコラトジボロンの反応である。
この反応を実施するのに適する溶媒は、慣習的な不活性有機溶媒、例えば、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)、環状エーテル類(例えば、ジオキサン)及びアミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)などである。該反応は、これら溶媒の2種類以上の混合物の中で実施することもできる。好ましい溶媒は、ジメチルスルホキシド及びジオキサンである。
該反応は、通常、80℃〜120℃の温度で実施し、好ましい反応温度は、85℃〜90℃である。反応時間は、反応の規模及び温度に応じてさまざまであるが、一般には、1時間〜16時間である。
あるいは、一般式(XII)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「Synthesis 2004, 4, 469−483」及びその中に記載されている参考文献)に従って、溶媒(例えば、ジエチルエーテル、又は、テトラヒドロフラン)の中でハロヘテロ環(VI)を塩基(例えば、n−ブチルリチウム)で金属化し、次いで、ホウ酸トリアルキル(例えば、B(Oi−Pr)、又は、B(OMe))と反応させることによって調製することができる。
一般式(VI)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(XII)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
一般式(XII)〔式中、Bは、スズ誘導体である〕で表される化合物は、市販されているか、又は、下記スキームに従って調製することができる。
スキーム12
Figure 2013514970
一般式(XII)で表される化合物を調製する方法は、文献に記載されている方法(「WO 03/095455」又は「WO 07/104538」)に従う、溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、又は、ジエチルエーテル)の中の、適切な場合にはフッ化物イオン源と一緒の、触媒(例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム)の存在下における、一般式(VI)で表されるハロヘテロ環とヘキサアルキル二スズ(例えば、1,1,1,2,2,2−ヘキサブチル二スズ)の反応である。
あるいは、一般式(XII)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「WO 08/08747」及び「Tetrahedron 1994, 275−284」)に従って、溶媒(例えば、ジエチルエーテル、又は、テトラヒドロフラン)の中でハロヘテロ環(VI)を塩基(例えば、n−ブチルリチウム)で金属化し、次いで、塩化トリアルキルスズ(例えば、塩化トリブチルスズ)と反応させることによって調製することができる。
一般式(VI)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する。。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(XII)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
調製方法H
(v) 一般式(I)で表される化合物は、スキーム3における調製方法Bの段階(d)に関して記載されている手順と同じ手順を用いて、スキーム8に従い、一般式(Ib)で表される化合物のアルキル化又はアシル化によって調製する。
(w) 式(Ib)で表される化合物は、式(Io)で表される化合物を、その保護基の種類に応じて、最先端の方法の下で脱保護することにより得ることができる。1つの例として、保護基としてのテトラヒドロピラニルは、酸性条件下で脱保護することができる。弱脱保護基(weak deprotecting group)は当該反応の過程において脱保護され得るということは、留意されたい。
(x) 一般式(Io)で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「Top Curr. Chem 2002, 219, 11」、「A. Suzuki, Org. Chem 1999, 28, 147」及びその中で引用されている文献、「Org Lett. 2005, 7, 21, 4753−4756」)に従って、適切な温度で、一般式(XIV)〔式中、Bは、ボロン酸エステル又はボロン酸を表す〕で表されるピラゾールを、触媒、塩基、リガンド及び適切な溶媒の存在下で、式(XIII)〔式中、Zは、脱離基、例えば、塩素、ヨウ素、臭素又はトリフラートなどである〕で表される化合物とカップリングさせることによって調製することができる。
一般式(Io)で表される化合物は、代替的に、文献に記載されている既知方法(Synthesis 1992, 803−815)に従って、一般式(XIV)〔式中、Bは、トリアルキルスズ表す〕で表されるピラゾールを、適切な温度で、触媒の存在下、適切な場合には無機又は有機のハロゲン化物塩の存在下、場合によりリガンドの存在下、及び、適切な溶媒の存在下で、式(XIII)〔式中、Zは、脱離基、例えば、塩素、臭素などである〕で表される化合物とカップリングさせることによって調製することもできる。
本発明による上記調製方法を実施するのに適する触媒は、金属塩又は金属錯体であるように選択することができる。この目的に適する金属誘導体は、パラジウム系である。この目的に適する金属塩又は金属錯体は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド又は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドである。
パラジウム塩とリガンド又は塩〔例えば、ホスフィン、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1’−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスフィト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィン、又は、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリドを当該反応に別々に添加して、その反応混合物の中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。
使用する触媒の量は、出発物質(XIII)に基づいて、少なくとも1%から過剰量までである。
該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、20℃〜120℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
該反応は、一般に大気圧下で実施するが、高圧下で実施することも可能である。
反応が完結した後、化合物(Io)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
一般式(XIII)で表される化合物は、市販されているか、又は、既知有機合成技術を用いて、例えば、金属化(これは、「Chem. A Eur. J.,2009, 15, 5176」に記載されている)によって、又は、ハロゲン化剤(例えば、N−ブロモスクシンイミド)を用いるハロゲン化(これは、「WO 07/143597」に記載されている)によって、調製することができる。
(y) 一般式(XIV)〔式中、Bは、ホウ素誘導体である〕で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(「Tetrahedron Letters 2006, 47, 27, 2006, 4665−4669」及びその中に記載されている文献)に従って、溶媒(例えば、ジエチルエーテル、又は、テトラヒドロフラン)の中で保護されているピラゾール(XV)を塩基(例えば、n−ブチルリチウム)で金属化し、次いで、ホウ酸トリアルキル(例えば、B(Oi−Pr)、又は、B(OMe))と反応させることによって調製することができる。一般式(XV)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する(スキーム8)。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(XIV)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
あるいは、一般式(XIV)〔式中、Bは、スズ誘導体である〕で表される化合物は、文献に記載されている既知方法(WO 06/108591)に従って、溶媒(例えば、ジエチルエーテル、又は、テトラヒドロフラン)の中で保護されているピラゾール(XV)を塩基(例えば、n−ブチルリチウム)で金属化し、次いで、塩化トリアルキルスズ(例えば、塩化トリブチルスズ)と反応させることによって調製することができる。
一般式(XV)で表される出発物質に基づいて、少なくとも1当量の塩基(例えば、ブチルリチウム、又は、イソプロピルマグネシウムクロリド)を使用する。
該反応は、その反応を実施するのに使用する塩基に応じて、通常、−80℃〜20℃の温度で実施する。反応中に、2番目の反応物との反応を確実なものとするために、温度を変えることは有益であり得るか又は必要であり得る。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
反応が完結した後、化合物(XIV)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(z) 一般式(XV)で表される化合物は、例えば、文献に記載されている既知方法(「Top Curr. Chem 2002, 219, 11」、「Org Lett. 2005, 7, 21, 4753−4756」、「Org. Chem 1999, 28, 147」及び及びそれらの中で引用されている文献)に従って、適切な温度で、ブロモピラゾール(XVI)を、触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合にはリガンドの存在下、及び、適切な溶媒の存在下で、一般式(XII)〔式中、Mは、ボロン酸エステル、例えば、ピナコールボラン又はボロン酸を表す〕で表される金属化ヘテロ環とカップリングさせることによって調製する調製することができる。
式(XV)で表される化合物は、ブロモピラゾール(XVI)を一般式(XII)〔式中、Mは、トリアルキルスズ(例えば、トリブチルスズ)を表す〕で表される金属化ヘテロ環とカップリングッセることによって調製することもできる。該反応は、文献に記載されている既知方法(Synthesis 1992, 803−815)に従って、適切な温度で、触媒の存在下、及び、適切な場合にはリガンドの存在下、及び、適切な溶媒の存在下で、実施することができる。
本発明による上記調製方法を実施するのに適する触媒は、金属塩又は金属錯体であるように選択することができる。この目的に適する金属誘導体は、パラジウム系である。この目的に適する金属塩又は金属錯体は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド又は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドである。
パラジウム塩とリガンド又は塩〔例えば、ホスフィン、例えば、トリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1’−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスフィト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィン、又は、1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリド〕を当該反応に別々に添加して、その反応混合物の中でパラジウム錯体を生成させることも可能である。 使用する触媒の量は、出発物質(XVI)に基づいて、少なくとも1%から過剰量までである。
該反応は、通常、20℃〜160℃の温度で、好ましくは、20℃〜120℃で実施する。反応時間は、反応の規模及び反応温度に応じてさまざまであるが、一般には、数分間〜48時間である。
該反応は、一般に大気圧下で実施するが、高圧下で実施することも可能である。
反応が完結した後、化合物(XV)を、慣習的な分離技術のうちの1つを用いてその反応混合物からを除去する。必要に応じて、該化合物は、再結晶、蒸留若しくはクロマトグラフィーによって精製するか、又は、それらは、適切な場合には、予め精製することなく次の段階に使用することも可能である。
(aa) 式(XVI)〔式中、PGは、保護基、例えば、THP又はPMBなどである〕で表される化合物は、一般式(XVII)で表される化合物を保護することによって得ることができる(「“Protective groups in organic chemistry” Green and Wuts 4th edition, wiley Interscience」を参照されたい)。
式(XVII)で表される中間体は、式(XVIII)で表される化合物を、適切な溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、酢酸又はそれらの混合物など)の中で、適切なハロゲン化剤(例えば、N−ブロモスクシンイミド又は臭素など)を用いてハロゲン化することによって合成することができる。
本発明は、さらに、望ましくない微生物を防除するための、本発明によるヘテロシクリル−置換チアゾール類の非医薬的使用も提供する。
本発明は、さらに、本発明による少なくとも1種類のヘテロシクリル−置換チアゾール類を含んでいる、望ましくない微生物を防除するための組成物にも関する。
さらに、本発明は、望ましくない微生物を防除する方法にも関し、ここで、該方法は、本発明によるヘテロシクリル−置換チアゾール類を当該微生物及び/又はそれらの生息環境に施用することを特徴とする。
本発明は、さらに、本発明による少なくとも1種類のヘテロシクリル−置換チアゾール類で処理された種子にも関する。
本発明の最後の対象は、本発明による少なくとも1種類のヘテロシクリル−置換チアゾール類で処理された種子を使用することによる、望ましくない微生物から種子を保護する方法に関する。
本発明の化合物は、強力な殺微生物作用(microbicidal action)を有しており、作物保護と材料物質(materials)の保護において、望ましくない微生物(例えば、菌類及び細菌類)を防除するために使用することができる。
本発明による式(I)で表されるヘテロシクリル−置換チアゾール類は、極めて良好な殺菌特性を有しており、作物保護において、例えば、ネコブカビ類(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)などを防除するために、使用することができる。
作物保護において、殺細菌剤(bactericide)は、例えば、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を防除するために、使用することができる。
本発明による殺菌剤組成物は、植物病原性菌類を治療的又は保護的に防除するために使用することができる。従って、本発明は、本発明による活性化合物又は組成物を使用して植物病原性菌類を治療的及び保護的に防除する方法にも関し、ここで、該活性化合物又は組成物は、種子、植物若しくは植物の部分、果実又は植物がそこで生育している土壌に施用される。
作物保護において植物病原性菌類を防除するための本発明による組成物は、有効で且つ植物に対して毒性を示さない量の本発明による活性化合物を含んでいる。「有効で且つ植物に対して毒性を示さない量(effective, but non−phytotoxic amount)」は、植物の菌類病を満足のいくように防除するか又は植物の菌類病を完全に根絶するのに充分でありながら、同時に、植物毒性の重大などのような症状も引き起こすことのない、本発明組成物の量を意味する。一般に、そのような施用量は、比較的広い範囲内で変動し得る。それは、複数の要因に依存し、例えば、防除対象の菌類、植物、気候条件及び本発明の組成物の成分などに依存する。
本発明に従って、全ての植物及び植物の部分を処理することができる。ここで、植物というのは、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物植物(自然発生した作物植物を包含する)のような全ての植物及び植物群を意味するものと理解される。作物植物は、慣習的な育種法と最適化法によって、又は、生物工学的方法と遺伝子工学的方法によって、又は、それら方法を組み合わせたものによって得ることが可能な植物であることができる。そのような作物植物には、トランスジェニック植物も包含され、また、品種所有権(varietal property rights)により保護され得るか又は保護され得ない植物品種も包含される。植物の部分は、植物の地上及び地下の全ての部分及び全ての器官、例えば、枝条、葉、花及び根などを意味するものと理解され、挙げることができる例は、葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実及び種子などであり、さらに、根、塊茎及び根茎なども挙げることができる。植物の部分には、さらに、収穫物、並びに、栄養繁殖器官及び生殖繁殖器官(vegetative and generative propagation material)、例えば、実生、塊茎、根茎、挿木(cutting)及び種子なども包含される。
以下の植物を、本発明に従って処理することが可能な植物として挙げることができる: ワタ、アマ、ブドウの木、果実、野菜、例えば、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、仁果、例えば、リンゴ及びナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクラの木、アーモンド及びモモ、並びに、小果樹、例えば、イチゴ)、リベシオイダエ科各種(Ribesioidae sp.)、クルミ科各種(Juglandaceae sp.)、カバノキ科各種(Betulaceae sp.)、ウルシ科各種(Anacardiaceae sp.)、ブナ科各種(Fagaceae sp.)、クワ科各種(Moraceae sp.)、モクセイ科各種(Oleaceae sp.)、マタタビ科各種(Actinidaceae sp.)、クスノキ科各種(Lauraceae sp.)、バショウ科各種(Musaceae sp.)(例えば、バナナの木及びプランテーション)、アカネ科各種(Rubiaceae sp.)(例えば、コーヒー)、ツバキ科各種(Theaceae sp.)、アオギリ科各種(Sterculiceae sp.)、ミカン科各種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジ及びグレープフルーツ)、ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト)、ユリ科各種(Liliaceae sp.)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、レタス)、セリ科各種(Umbelliferae sp.)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)、ウリ科各種(Cucurbitaceae sp.)(例えば、キュウリ)、ネギ科各種(Alliaceae sp.)(例えば、リーキ、タマネギ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、エンドウ); 主要作物植物、例えば、イネ科各種(Gramineae sp.)(例えば、トウモロコシ、芝、禾穀類、例えば、コムギ、ライムギ、イネ、オオムギ、エンバク、アワ及びライコムギ)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、ヒマワリ)、アブラナ科各種(Brassicaceae sp.)(例えば、白キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、タイサイ、コールラビ、ガーデンラディッシュ、さらに、ナタネ、カラシナ、セイヨウワサビ、及び、コショウソウ)、マメ科各種(Fabacae sp.)(例えば、インゲンマメ、ピーナッツ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、ダイズ)、ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、ジャガイモ)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、テンサイ、飼料ビート、フダンソウ、ビートルート); 庭及び森林における作物植物及び観賞植物; さらに、何れの場合にもこれら植物の遺伝子組み換えが行われた品種。好ましくは、本発明に従って禾穀類植物を処理する。
本発明に従って治療することが可能な菌類病の何種類かの病原体について、非限定的に例として挙げることができる:
・ 例えば以下のような、うどんこ病病原体に起因する病害: ブルメリア属各種(Blumeria species)、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis); ポドスファエラ属各種(Podosphaera species)、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha); スファエロテカ属各種(Sphaerotheca species)、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea); ウンシヌラ属各種(Uncinula species)、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator);
・ 例えば以下のような、さび病病原体に起因する病害: ギムノスポランギウム属各種(Gymnosporangium species)、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae); ヘミレイア属各種(Hemileia species)、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix); ファコプソラ属各種(Phakopsora species)、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae); プッシニア属各種(Puccinia species)、例えば、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)、プッシニア・グラミニス(Puccinia graminis)又はプッシニア・ストリホルミス(Puccinia striformis); ウロミセス属各種(Uromyces species)、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus);
・ 例えば以下のような、卵菌類(Oomycetes)の群の病原体に起因する病害: アルブゴ属各種(Albugo species)、例えば、アルブゴ・クンジダ(Albugo cundida); ブレミア属各種(Bremia species)、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae); ペロノスポラ属各種(Peronospora species)、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans); プラスモパラ属各種(Plasmopara species)、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola); プセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
・ 例えば以下のものに起因する、斑点病(leaf blotch disease)及び萎凋病(leaf wilt disease): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani); セルコスポラ属各種(Cercospora species)、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola); クラジオスポリウム属各種(Cladiosporium species)、例えば、クラジオスポリウム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera, 同義語:Helminthosporium)又はコクリオボルウ・ミヤベアヌス(Cochliobolw miyabeanus); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium); シクロコニウム属各種(Cycloconium species)、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum); ジアポルテ属各種(Diaporthe species)、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri); エルシノエ属各種(Elsinoe species)、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii); グロエオスポリウム属各種(Gloeosporium species)、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor); グロメレラ属各種(Glomerella species)、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata); グイグナルジア属各種(Guignardia species)、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli); レプトスファエリア属各種(Leptosphaeria species)、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans); マグナポルテ属各種(Magnaporthe species)、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); ミコスファエレラ属各種(Mycosphaerella species)、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、ミコスファエレラ・アラキジコラ(Mycosphaerella arachidicola)又はミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis); ファエオスファエリア属各種(Phaeosphaeria species)、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)又はピレノホラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis); ラムラリア属各種(Ramularia species)、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)又はラムラニア・アレオラ(Ramulania areola); リンコスポリウム属各種(Rhynchosporium species)、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii)又はセプトリア・リコペルシシ(Septoria lycopersici);スタゴノスポラ属各種(Stagonospora species)、例えば、スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベンツリア属各種(Venturia species)、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎の病害: コルチシウム属各種(Corticium species)、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum); ガエウマンノミセス属各種(Gaeumannomyces species)、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis); プラスモジオホラ属各種(Plasmodiophora species)、例えば、プラスモジオホラ・ブラシカエ(Plasmodiophora brassicae); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); サロクラジウム属各種(Sarocladium species)、例えば、サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・オリザエ(Sclerotium oryzae); タペシア属各種(Tapesia species)、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis); チエラビオプシス属各種(Thielaviopsis species)、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola);
・ 例えば以下のものに起因する、穂の病害(ear and panicle disease)(トウモロコシの穂軸を包含する): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides); クラビセプス属各種(Claviceps species)、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); スタゴノスポラ属各種(Stagonospora species)、例えば、スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum);
・ 例えば以下のものなどの、黒穂病菌類(smut fungi)に起因する病害: スファセロテカ属各種(Sphacelotheca species)、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana); チレチア属各種(Tilletia species)、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)又はチレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa); ウロシスチス属各種(Urocystis species)、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta); ウスチラゴ属各種(Ustilago species)、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda);
・ 例えば以下のものに起因する、果実の腐敗(fruit rot): アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea); ペニシリウム属各種(Penicillium species)、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)又はペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum); リゾプス属各種(Rhizopus species)、例えば、リゾプス・ストロニフェル(Rhizopus stolonifer); スクレロチニア属各種(Sclerotinia species)、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum); ベルチシリウム属各種(Verticilium species)、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum);
・ 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌によって媒介される腐敗病及び萎凋病(seed− and soil−borne rot and wilt disease)並びに実生の病害: アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola); アファノミセス属各種(Aphanomyces species)、例えば、アファノミセス・エウテイケス(Aphanomyces euteiches); アスコキタ属各種(Ascochyta species)、例えば、アスコキタ・レンチス(Ascochyta lentis); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera、Bipolaris 異名:Helminthosporium); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・ココデス(Colletotrichum coccodes); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); マクロホミナ属各種(Macrophomina species)、例えば、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); ペニシリウム属各種(Penicillium species)、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum); ホマ属各種(Phoma species)、例えば、ホマ・リンガム(Phoma lingam); ホモプシス属各種(Phomopsis species)、例えば、ホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea); ピリクラリア属各種(Pyricularia species)、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); リゾプス属各種(Rhizopus species)、例えば、リゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベルチシリウム属各種(Verticillium species)、例えば、ベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae);
・ 例えば以下のものに起因する、癌性病害(cancerous disease)、こぶ(gall)及び天狗巣病(witches’ broom): ネクトリア属各種(Nectria species)、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena);
・ 例えば以下のものに起因する、萎凋病(wilt disease): モニリニア属各種(Monilinia species)、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa);
・ 例えば以下のものに起因する、葉、花及び果実の奇形: エキソバシジウム属各種(Exobasidium species)、例えば、エキソバシジウム・ベキサムス(Exobasidium vexams); タフリナ属各種(Taphrina species)、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans);
・ 例えば以下のものに起因する、木本植物の衰退性病害(degenerative disease): エスカ属各種(Esca species)、例えば、ファエオモニエラ・クラミドスポラ(Phaeomoniella chlamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)又はフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea); ガノデルマ属各種(Ganoderma species)、例えば、ガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense);
・ 例えば以下のものに起因する、花及び種子の病害: ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
・ 例えば以下のものに起因する、植物塊茎の病害: リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); ヘルミントスポリウム属各種(Helminthosporium species)、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani);
・ 例えば以下のものなどの、細菌性病原体に起因する病害: キサントモナス属各種(Xanthomonas species)、例えば、キサントモナス・カムペストリス pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae); シュードモナス属各種(Pseudomonas species)、例えば、シュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans); エルビニア属各種(Erwinia species)、例えば、エルビニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)。
好ましいのは、ダイズの以下の病害の防除である:
・ 例えば以下のものに起因する、葉、茎、鞘及び種子の菌類病:
アルテルナリア斑点病(alternaria leaf spot)(Alternaria spec. atrans tenuissima)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum)、褐紋病(brown spot)(Septoria glycines)、紫斑病(cercospora leaf spot and blight)(Cercospora kikuchii)、コアネホラ葉枯病(choanephora leaf blight)(Choanephora infundibulifera trispora(Syn.))、ダクツリオホラ斑点病(dactuliophora leaf spot)(Dactuliophora glycines)、べと病(Peronospora manshurica)、ドレクスレラ胴枯病(drechslera blight)(Drechslera glycini)、斑点病(frogeye leaf spot)(Cercospora sojina)、そばかす病(leptosphaerulina leaf spot)(Leptosphaerulina trifolii)、灰星病(phyllostica leaf spot)(Phyllosticta sojaecola)、黒点病(pod and stem blight)(Phomopsis sojae)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、ピレノカエタ斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(Pyrenochaeta glycines)、葉腐病(rhizoctonia aerial, foliage, and web blight)(Rhizoctonia solani)、さび病(Phakopsora pachyrhizi, Phakopsora meibomiae)、黒とう病(Sphaceloma glycines)、ステムフィリウム葉枯病(stemphylium leaf blight)(Stemphylium botryosum)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎基部の菌類病:
黒根腐病(Calonectria crotalariae)、炭腐病(Macrophomina phaseolina)、赤かび病(fusarium blight or wilt, root rot, and pod and collar rot)(Fusarium oxysporum、Fusarium orthoceras、Fusarium semitectum、Fusarium equiseti)、ミコレプトジスクス根腐病(mycoleptodiscus root rot)(Mycoleptodiscus terrestris)、根腐病(neocosmospora)(Neocosmospora vasinfecta)、黒点病(Diaporthe phaseolorum)、茎腐爛病(stem canker)(Diaporthe phaseolorum var. caulivora)、茎疫病(phytophthora rot)(Phytophthora megasperma)、落葉病(brown stem rot)(Phialophora gregata)、根茎腐敗病(pythium rot)(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium debaryanum、Pythium myriotylum、Pythium ultimum)、リゾクトニア根腐病(rhizoctonia root rot, stem decay, and damping−off)(Rhizoctonia solani)、菌核病(sclerotinia stem decay)(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアサウザンブライト病(sclerotinia southern blight)(Sclerotinia rolfsii)、チエラビオプシス根腐病(thielaviopsis root rot)(Thielaviopsis basicola)。
本発明による活性化合物は、植物において強力な強化作用(invigorating action)も示す。従って、本発明の活性化合物は、望ましくない微生物による攻撃に対して植物の内因性防御を動員させるのにも適している。
本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望ましくない微生物を接種されたときに、それら微生物に対して実質的な抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質を意味するものと理解される。
この場合、望ましくない微生物は、植物病原性の菌類及び細菌類を意味するものと理解される。従って、処理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために、本発明の物質を用いることができる。それらの保護がもたらされる期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜10日間、好ましくは、1〜7日間に及ぶ。
植物病害を防除するために必要とされる濃度の該活性化合物に対して、植物は充分な耐性を有しているという事実により、植物の地上部の処理、栄養繁殖器官及び種子の処理、並びに、土壌の処理が可能である。
これに関連して、本発明の活性化合物は、ブドウ栽培における病害並びに果実、ジャガイモ及び野菜の栽培における病害を防除するために、例えば、特に、うどんこ病菌類、卵菌類、例えば、フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、プラスモパラ属各種(Plasmopara species)、プセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)及びピシウム属各種(Pythium species)などに対して使用して、特に良好な結果を得ることができる。
本発明の活性化合物は、さらにまた、収量を増大させるのにも適している。さらに、本発明の活性化合物は、毒性も低く、植物も充分な耐性を示す。
適切な場合には、本発明の化合物は、特定の濃度又は特定の施用量において、除草剤、薬害軽減剤、成長調節剤若しくは植物の特性を改善する作用薬としても使用し得るか、又は、殺微生物剤(microbicide)として、例えば、殺菌剤(fungicide)、抗真菌剤(antimycotic)、殺細菌剤若しくは殺ウイルス剤(これは、ウイロイドに対する作用薬も包含する)としても使用し得るか、又は、MLO(マイコプラズマ様生物)及びRLO(リケッチア様生物)に対する作用薬としても使用し得る。適切な場合には、それらは、殺虫剤としても使用することができる。適切な場合には、それらは、別の活性化合物を合成するための中間体又は前駆物質としても使用することができる。
本発明による活性化合物は、植物が良好な耐性を示すこと及び温血動物に対する毒性が望ましい程度であること及び環境によって充分に許容されることと相まって、植物及び植物の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させるのに適しており、並びに、農業において、園芸において、畜産業において、森林で、庭園やレジャー施設で、貯蔵生産物や材料物質の保護において、及び、衛生学の分野において、収穫物の質を向上させるのに適している。それらは、好ましくは、作物保護剤として使用する。それらは、通常の感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、また、全ての発育段階又は一部の発育段階に対して有効である。
上記活性化合物又は組成物を用いた植物及び植物の部分の本発明による処理は、慣習的な処理方法を用いて、例えば、浸漬、散布、噴霧、灌漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、灌水(灌注(drenching))、点滴潅漑などによって、直接的に行うか、又は、該活性化合物又は組成物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、乾燥種子処理用粉末として、湿潤種子処理用溶液として、スラリー処理用水溶性粉末として行うか、また、被覆することによって、1層以上のコーティングを施すことによっても行う。さらに、該活性化合物を微量散布法(ultra−low−volume method)によって施用することも可能であり、又は、該活性化合物調製物若しくは活性化合物自体を土壌中に注入することも可能である。
さらに、材料物質の保護においては、望ましくない微生物(例えば、菌類)による攻撃及び破壊から工業材料を保護するするためにも、本発明の組成物又は活性化合物を用いることができる。
本発明に関連して、工業材料とは、工業技術において使用するために製造された非生体材料を意味するものと理解される。例えば、本発明の活性化合物で微生物による変性又は破壊から保護することが意図されている工業材料は、接着剤、サイズ、紙及び板紙、織物、皮革、木材、塗料及びプラスチック製品、冷却用潤滑油、並びに、微生物によって攻撃又は破壊され得る別の材料などであり得る。微生物の増殖により悪影響を受け得る製造プラントの部品、例えば、冷却水循環路なども、保護すべき材料の範囲内のものとして挙げることができる。本発明の目的に関して好ましく挙げることができる工業材料は、接着剤、サイズ、紙及び板紙、皮革、木材、塗料、冷却用潤滑油及び熱媒液であり、特に好ましくは、木材である。本発明による組成物又は活性化合物は、腐朽、腐敗、変色、脱色又は黴発生などの、不利な効果を防止することができる。
望ましくない菌類を防除するための本発明による方法は、貯蔵品を保護するために使用することもできる。ここで、貯蔵品は、長期間の保護が望まれる、植物若しくは動物起源の天然物質又は自然起源のそれら天然物質の加工製品を意味するものと理解される。植物起源の貯蔵品、例えば、植物若しくは植物の分部、例えば、茎、葉、塊茎、種子、果実、穀粒などは、新たに収穫されたものを保護することができるか、又は、(予備)乾燥、加湿、粉砕、摩砕、加圧成形又は焙焼によって加工された後で保護することができる。貯蔵品には、さらに、未加工の木材(例えば、建築用木材、電柱及び柵)又は完成品の形態にある木材(例えば、家具)の両方とも包含される。動物起源の貯蔵品は、例えば、皮革、革製品、毛皮及び獣毛などである。本発明による活性化合物は、腐朽、腐敗、変色、脱色又は黴発生などの、不利な効果を防止することができる。
工業材料を劣化又は変性させることができる微生物として挙げることができるものは、例えば、細菌類、菌類、酵母類、藻類及び粘菌類(slime organisms)などである。本発明の活性化合物は、好ましくは、菌類、特に、カビ類、材木を変色させる菌類及び材木を破壊する菌類(担子菌類(Basidiomycetes))、並びに、粘菌類(slime organisms)及び藻類に対して作用する。以下の属の微生物を例として挙げることができる: アルテルナリア(Alternaria)、例えば、アルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis); アスペルギルス(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger); カエトミウム(Chaetomium)、例えば、カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum); コニオホラ(Coniophora)、例えば、コニオホラ・プエタナ(Coniophora puetana); レンチヌス(Lentinus)、例えば、レンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus); ペニシリウム(Penicillium)、例えば、ペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum); ポリポルス(Polyporus)、例えば、ポリポルス・ベルシコロル(Polyporus versicolor); アウレオバシジウム(Aureobasidium)、例えば、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans); スクレロホマ(Sclerophoma)、例えば、スクレロホマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila); トリコデルマ(Trichoderma)、例えば、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride); エシェリキア(Escherichia)、例えば、エシェリキア・コリ(Escherichia coli); シュードモナス(Pseudomonas)、例えば、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa); スタフィロコッカス(Staphylococcus)、例えば、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)。
本発明は、さらに、本発明によるヘテロシクリル−置換チアゾール類のうちの少なくとも1種類を含んでいる、望ましくない微生物を防除するための組成物にも関する。これらは、好ましくは、農業において使用するのに適した補助剤、溶媒、担体、界面活性剤又は増量剤を含んでいる殺菌剤組成物である。
本発明によれば、担体は、特に植物又は植物の部分又は種子への施用に関して、適用性を良好にするために、当該活性化合物と混合又は結合させる天然又は合成の有機物質又は無機物質である。このような担体は、固体又は液体であり得るが、一般に、不活性であり、そして、農業において使用するのに適しているべきである。
適切な固体担体は、例えば、アンモニウム塩、及び、粉砕された天然鉱物、例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又はケイ藻土、及び、粉砕された合成鉱物、例えば、微粉砕シリカ、アルミナ及びシリケートなどであり; 粒剤に適している固体担体は、例えば、粉砕して分別した天然石、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石及び苦灰岩、並びに、さらに、無機及び有機の粗挽き粉からなる合成顆粒や、有機材料、例えば、紙、おがくず、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸及びタバコの葉柄などからなる顆粒などであり; 適切な乳化剤及び/又は泡形成剤は、例えば、非イオン性及びアニオン性の乳化剤、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、及び、さらに、タンパク質加水分解物などであり; 適切な分散剤は、非イオン性及び/又はイオン性の物質、例えば、アルコール/POE及び/又はPOPエーテル類、酸及び/又はPOP/POEエステル類、アルキルアリール及び/又はPOP/POEエーテル類、脂肪及び/又はPOP/POE付加体、POE及び/又はPOPポリオール誘導体、POE及び/又はPOP/ソルビタン若しくは糖付加体、アルキル若しくはアリールのスルフェート類、アルキル若しくはアリールのスルホネート類及びアルキル若しくはアリールのホスフェート類又はそれらの対応するPOエーテル付加体の類から選ばれたものである。さらに、適切なオリゴマー又はポリマー、例えば、ビニルモノマーから誘導されたもの、アクリル酸から誘導されたもの、EO及び/又はPOの単独又は例えば(ポリ)アルコール類若しくは(ポリ)アミン類と組み合わせたものから誘導されたもの。さらに、リグニン及びそのスルホン酸誘導体、未変性セルロース及び変性セルロース、芳香族及び/又は脂肪族スルホン酸並びにそれらのホルムアルデヒドとの付加体なども使用することができる。
上記活性化合物は、溶液剤、エマルション剤、水和剤、水性懸濁液剤、油性懸濁液剤、粉末剤(powders)、粉剤(dusts)、ペースト剤、可溶性粉末剤、可溶性顆粒剤、ばらまき用顆粒剤、サスポエマルション製剤、活性化合物を含浸させた天然物質、活性化合物を含浸させた合成物質、肥料、及び、さらに、ポリマー物質中にマイクロカプセル化したもののような、慣習的な製剤に変換することができる。
本発明の活性化合物は、それだけでも施用することができるし、その製剤の形態又はそれから調製される使用形態、例えば、即時使用可能な(ready−to−use)溶液剤、エマルション剤、水性懸濁液剤、油性懸濁液剤、粉末剤(powders)、水和剤、ペースト剤、可溶性粉末剤、粉剤(dusts)、可溶性顆粒剤、ばらまき用顆粒剤、サスポエマルション製剤、活性化合物を含浸させた天然物質、活性化合物を含浸させた合成物質、肥料、及び、さらに、ポリマー物質中にマイクロカプセル化したものなどの形態でも施用することができる。施用は、慣習的な方法で、例えば、灌水、散布、噴霧、ばらまき、散粉、泡状散布(foaming)、塗布などにより行う。さらに、本発明の活性化合物は、微量散布法により施用することも可能であり、又は、該活性化合物の調製物若しくは活性化合物自体を土壌に注入することも可能である。植物の種子を処理することも可能である。
上記製剤は、自体公知の方法で、例えば、該活性化合物を少なくとも1種類の慣習的な増量剤、溶媒若しくは稀釈剤、乳化剤、分散剤、及び/又は、結合剤若しくは固定剤、湿潤剤、撥水剤と混合させ、適切な場合には、さらに、乾燥剤及び紫外線安定剤と混合させ、適切な場合には、さらに、染料及び顔料、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類、並びに、さらなる加工助剤と混合させることにより、調製することができる。
本発明による組成物には、適切な装置を用いて植物又は種子に対して施用可能で且つ既に使用できる状態にある製剤のみではなく、使用前に水で希釈することが必要な商業的な濃厚物も包含される。
本発明による活性化合物は、それだけで、又は、その(商業用)製剤中に、及び、そのような製剤から調製された使用形態中に、殺虫剤、誘引剤、不妊剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤及び/又は情報化学物質などの別の(既知)活性化合物との混合物として、存在し得る。
補助剤として使用するのに適しているものは、当該組成物自体及び/又はそれから誘導された調製物(例えば、散布液、種子粉衣)に、特定の特性、例えば、特定の技術的特性及び/又特定の生物学的特性などを付与するのに適している物質である。典型的な適する補助剤は、増量剤、溶媒及び担体である。
適切な増量剤は、例えば、水、並びに、極性及び非極性の有機化学的液体、例えば、以下の種類から選択されるものである:芳香族及び非芳香族の炭化水素類(例えば、パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類)、アルコール類及びポリオール類(これらは、適切な場合には、置換されていてもよく、エーテル化されていてもよく、及び/又は、エステル化されていてもよい)、ケトン類(例えば、アセトン、シクロヘキサノン)、エステル類(これは、脂肪類及び油類を包含する)及び(ポリ)エーテル類、置換されていない及び置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(例えば、N−アルキルピロリドン類)及びラクトン類、スルホン類及びスルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)。
液化ガス増量剤又は担体は、周囲温度及び大気圧下では気体である液体、例えば、エーロゾル噴射剤、例えば、ハロゲン化炭化水素類、さらに、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などである。
上記製剤において、粘着付与剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、並びに、粉末又は顆粒又はラテックスの形態にある天然ポリマー及び合成ポリマー、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニル、又は、天然のリン脂質、例えば、セファリン及びレシチン、及び、合成リン脂質などを使用することができる。可能な別の添加剤は、鉱油及び植物油である。
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。適する液体溶媒は、本質的に、芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロロエチレン類又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン又はパラフィン類、例えば、鉱油留分、アルコール類、例えば、ブタノール又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシドなどであり、さらに、水も適している。
本発明の組成物には、例えば界面活性剤などの、さらなる成分も付加的に含有させることができる。適切な界面活性剤は、イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤であるか、又は、そのような界面活性剤の混合物である。これらの例は、以下のものである:ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、置換されているフェノール(好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエトキシル化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエトキシル化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物、リグノスルファイト廃液及びメチルセルロースなど。該活性化合物のうちの1種類及び/又は該不活性担体のうちの1種類が水不溶性であり且つ施用が水で行われる場合は、界面活性剤を存在させることが必要である。界面活性剤の割合は、本発明組成物の5重量%〜40重量%である。
着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー(Prussian Blue)、並びに、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、並びに、微量栄養素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などを使用することができる。
可能な別の添加剤は、芳香物質、場合により改質されていてもよい鉱油又は植物油、蝋、並びに、栄養素(微量栄養素を包含する)、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などである。
安定剤(例えば、低温安定剤)、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤、又は、化学的及び/若しくは物理的安定性を向上させる別の作用剤も存在させることができる。
適切な場合には、付加的な別の成分、例えば、保護コロイド、結合剤、粘着剤、増粘剤、揺変剤、浸透剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯体形成物質なども存在させることができる。一般的に、該活性化合物は、製剤目的で慣習的に使用される固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることが可能である。
該製剤は、一般に、0.05〜99重量%、0.01〜98%重量%、好ましくは、0.1〜95重量%、特に好ましくは、0.5〜90重量%の活性化合物を含有し、極めて特に好ましくは、10〜70重量%の活性化合物を含有する。
上記製剤は、望ましくない微生物を防除するために、本発明の方法で使用することが可能であり、その際、本発明によるヘテロシクリル−置換チアゾール類は、当該微生物及び/又はそれらの生息環境に施用される。
本発明による活性化合物は、それだけで、又は、その製剤中に含ませて、例えば活性スペクトルを拡大するために又は抵抗性の発達を防止するために、既知の殺菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤若しくは殺虫剤と混合した状態で使用することもできる。
適切な混合相手剤は、例えば、既知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺細菌剤である(「Pesticide Manual, 13th ed.」も参照されたい)。
除草剤のような別の既知活性化合物と混合することも可能であり、又は、肥料及び成長調節剤、薬害軽減剤及び/若しくは情報化学物質と混合することも可能である。
施用は、その使用形態に適合させた方法で実施する。
本発明は、さらに、種子を処理する方法も包含する。
本発明のさらなる態様は、特に、本発明によるヘテロシクリル−置換チアゾール類のうちの少なくとも1種類で処理された種子に関する。本発明による種子は、有害な植物病原性菌類に対して種子を保護するための方法において使用される。これらの方法においては、本発明による少なくとの1種類の活性化合物で処理された種子を使用する。
本発明による組成物及び活性化合物は、種子を処理するのにも適している。有害な生物に起因する作物植物に対する被害の大部分は、貯蔵中に、又は、種子が土壌中に導入された後で、並びに、植物が発芽している最中及び発芽の後に、種子が攻撃されたとき起こる。この相は特に危険である。それは、生長している植物の根及び苗条は特に感受性が高く、少量の損傷であってもその植物全体が死に至り得るからである。従って、適切な組成物を用いて種子及び発芽中の植物を保護することに、大きな関心が持たれている。
植物の種子を処理することによる有害な植物病原性菌類の防除は、長い間知られており、継続的に改良が加えられている。しかしながら、種子の処理においては、必ずしも満足のいくように解決することができるわけではない多くの問題に遭遇する。かくして、播種後又は植物の出芽後に作物保護剤を追加で施用することを不要とするような、又は、追加の施用が少なくとも有意に低減されるような、種子及び発芽中の植物を保護する方法を開発することは望ましい。さらに、使用する活性化合物によって植物自体に損傷を与えることなく、植物病原性菌類による攻撃から種子及び発芽中の植物が最大限に保護されるように、使用する活性化合物の量を最適化することも望ましい。特に、種子を処理する方法では、最少量の作物保護剤を使用して種子及び発芽中の植物の最適な保護を達成するために、トランスジェニック植物の内因性の殺菌特性も考慮に入れるべきである。
従って、本発明は、害虫及び/又は有害な植物病原性菌類による攻撃から種子及び発芽中の植物を保護する方法にも関し、ここで、該方法は、当該種子を本発明の組成物で処理することによる。本発明は、さらに、種子及び発芽中の植物を植物病原性菌類から保護するために種子を処理するための本発明の組成物の使用にも関する。さらに、本発明は、植物病原性菌類からの保護がもたらされるように、本発明の組成物で処理された種子にも関する。
出芽後の植物に損傷を与える害虫及び/又は有害な植物病原性菌類は、主として、土壌及び植物の地上部を作物保護剤で処理することによって防除される。作物保護剤は、環境並びにヒト及び動物の健康に対して影響を及ぼし得ることに関して懸念があるので、施用する活性化合物の量を低減する努力が成されている。
本発明の有利な点の1つは、本発明の組成物が有している際立った浸透移行特性によって、その組成物で種子を処理することにより、害虫及び/又は有害な植物病原性菌類から、その種子自体が保護されるのみではなく、出芽後に生じる植物も保護されるということである。このようにして、播種時又は播種後間もなくの作物の即時的な処理を省くことができる。
さらにまた、本発明の組成物及び活性化合物が、特に、トランスジェニック種子(その種子から生長した植物は、害虫に対して作用するタンパク質を発現することができる)に対しても使用可能であるということも、有利な点として見なさなくてはならない。そのような種子を本発明の組成物及び活性化合物で処理することで、特定の害虫は、例えば殺虫活性タンパク質の発現によってさえ、防除可能である。驚くべきことに、本発明において、さらなる相乗効果が観察される場合がある。そのような相乗効果は、害虫による攻撃に対する保護の有効性をさらに改善する。
本発明の組成物は、農業において、温室内で、森林で又は園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。特に、これは、禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、アワ及びエンバク)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、インゲンマメ、コーヒー、ビート(例えば、テンサイ及び飼料用ビート)、ラッカセイ、野菜(例えば、トマト、キュウリ、タマネギ及びレタス)、芝及び観賞植物の種子である。禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)、トウモロコシ及びイネの種子を処理することは、特に重要である。
以下でも記載されているように、本発明の組成物又は活性化合物によるトランスジェニック種子の処理も、特に重要である。これは、殺虫特性を有するポリペプチド又はタンパク質の発現を支配する少なくとも1種類の異種遺伝子を含んでいる植物の種子である。トランスジェニック種子内の異種遺伝子は、例えば、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、シュードモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種又はグリオクラジウム(Gliocladium)種の微生物に由来し得る。この異種遺伝子は、好ましくは、その遺伝子産物がアワノメイガ(European corn borer)及び/又はウェスタンコーンルートワーム(Western corn root worm)に対して活性を示すバシルス属種(Bacillus sp.)に由来する。それは、特に好ましくは、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する異種遺伝子である。
本発明に関連して、本発明の組成物は、種子に対して、単独で施用するか、又は、適切な製剤中に含ませて施用する。好ましくは、種子は、処理中の損傷を回避するのに充分なほど安定な状態で処理する。一般に、種子は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができる。通常使用する種子は、植物から分離されていて、穂軸、殻、葉柄、外皮、被毛又は果肉を伴っていない。かくして、例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、含水量が15重量%未満となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子を使用することもできる。
種子を処理する場合、種子の発芽が悪影響を受けないように、又は、種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する本発明組成物の量及び/又はさらなる添加剤の量を選択することに関して一般に注意しなくてはならない。このことは、とりわけ、特定の施用量で薬害作用を示し得る活性化合物の場合には、留意しなくてはならない。
本発明の組成物は、直接的に施用することが、即ち、さらなる成分を含ませることなく、また、希釈することなく、施用することが可能である。一般に、該組成物は、適切な製剤の形態で種子に施用するのが好ましい。種子を処理するための適切な製剤及び方法は、当業者には知られており、例えば、以下の文献に記載されている:US 4,272,417A、US 4,245,432A、US 4,808,430A、US 5,876,739A、US 2003/0176428A1、WO 2002/080675A1、WO 2002/028186A2。
本発明に従って使用することが可能な活性化合物は、慣習的な種子粉衣製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁液剤、粉末剤、泡剤、スラリー剤又は種子用の別のコーティング材料や、及び、さらに、ULV製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、既知方法で、活性化合物又は活性化合物組合せを、慣習的な添加剤、例えば、慣習的な増量剤、及び、さらに、溶媒又は希釈剤、着色剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、及び、さらに、水と混合させることによって、調製する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な着色剤には、そのような目的に関して慣習的な全ての着色剤が包含される。水中であまり溶解しない顔料と水中で溶解する染料の両方を使用することができる。挙げることができる例としては、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」及び「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤などがある。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な湿潤剤には、農薬活性化合物の製剤中において慣習的な、湿潤を促進する全ての物質が包含される。好ましくは、アルキルナフタレン−スルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレン−スルホネート又はジイソブチルナフタレン−スルホネートなどを使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な分散剤及び/又は乳化剤には、農薬活性化合物の製剤中において慣習的な非イオン性、アニオン性及びカチオン性の全ての分散剤が包含される。好ましくは、非イオン性若しくはアニオン性の分散剤又は非イオン性若しくはアニオン性の分散剤の混合物を使用することができる。特に適している非イオン性分散剤は、エチレンオキシド−プロピレンオキシドブロックコポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類及びトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、並びに、それらのリン酸化誘導体又は硫酸化誘導体である。特に適しているアニオン性分散剤は、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類及びアリールスルホネート−ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な消泡剤には、農薬活性化合物の製剤中において慣習的な全ての泡抑制物質が包含される。好ましくは、シリコーン消泡剤及びステアリン酸マグネシウムを使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な防腐剤には、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質が包含される。例として、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な第2の増粘剤には、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質が包含される。好ましくは、セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレー及び微粉砕シリカが適している。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切な粘着剤には、種子粉衣製品中で使用可能な全ての慣習的な結合剤が包含される。好ましくは、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる適切なジベレリンは、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4及びジベレリンA7である。特に好ましくは、ジベレリン酸を使用する。ジベレリン類は知られている(cf. R.Wegler “Chemie der Pflanzenschutz− und Schadlingsbekampfungsmittel”, Vol.2, Springer Verlag, 1970, pp.401−412)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、極めて広範な種類のタイプのうちのいずれかの種子を処理するために、直接的に使用することができるか、又は、予め水で希釈したあとで使用することができる。例えば、濃厚製剤(concentrate)又は水で希釈することによって濃厚製剤から得ることができる調製物は、禾穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク及びライコムギなどの種子を粉衣するのに使用可能であり、並びに、さらに、トウモロコシ、イネ、ナタネ、エンドウマメ、インゲンマメ、ワタ、ヒマワリ及びビートの種子を粉衣するのに使用可能であり、又は、極めて広範な種類のうちのいずれかの野菜の種子を粉衣するのに使用可能である。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又はそれらの希釈された調製物は、トランスジェニック植物の種子を粉衣するのにも使用することが可能である。これに関連して、発現により形成された物質との相互作用において、付加的な相乗効果が生じることもあり得る。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又は水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製される調製物を用いて種子を処理するのに適している混合装置には、粉衣に関して一般的に使用可能な全ての混合装置が包含される。粉衣するときに採用される具体的な手順は、種子を混合機の中に入れること、所望される特定量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するか又は予め水で希釈したあとで添加すること、及び、該製剤が当該種子の表面に均質に分配されるまで混合を実施することを含んでいる。場合により、続いて乾燥工程を行う。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の施用量は、比較的広い範囲内で変えることができる。それは、当該製剤中の活性化合物のそれぞれの含有量及び種子に依存する。一般に、活性化合物組合せの施用量は、種子1kg当たり0.001〜50gであり、好ましくは、種子1kg当たり0.01〜15gである。
さらに、本発明による式(I)で表される化合物は、極めて優れた抗真菌活性も示す。それらは、極めて広い抗真菌活性スペクトルを有しており、特に、皮膚糸状菌、並びに、酵母菌、カビ及び二相性真菌類に対して〔例えば、カンジダ属各種(Candida species)、例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)に対して〕、並びに、エピデルモフィトン・フロコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)及びアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン属各種(Trichophyton species)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、ミクロスポロン属各種(Microsporon species)、例えば、ミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)及びミクロスポロン・アウドウイニイ(Microsporon audouinii)などに対して、極めて広い抗真菌活性スペクトルを有している。これら菌類のリストは、包含され得る真菌スペクトルを決して限定するものではなく、単に例示的なものである。
従って、本発明による式(I)で表される活性化合物は、医薬用途と非医薬用途の両方で使用することができる。
本発明の活性化合物は、そのままでも施用することができるし、その製剤の形態及びそれから調製される使用形態、例えば、即時使用可能な(ready−to−use)溶液剤、懸濁液剤、水和剤、ペースト剤、可溶性粉末剤、粉剤及び顆粒剤などの形態でも施用することができる。施用は、慣習的な方法で、例えば、灌水、散布、噴霧、ばらまき、散粉、泡状散布(foaming)、塗布などにより行う。本発明の活性化合物は、微量散布法(ultra−low−volume method)により施用することも可能であり、又は、該活性化合物の調製物若しくは活性化合物自体を土壌中に注入することも可能である。植物の種子を処理することも可能である。
本発明の活性化合物を殺菌剤として使用する場合、その施用量は、施用の種類に応じて、比較的広い範囲内で変えることができる。本発明による活性化合物の施用量は、以下のとおりである:
・ 植物の部分、例えば、葉を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、10〜1000g/ha、特に好ましくは、50〜300g/ha(当該施用が灌水又は滴下による場合、特に、ロックウール又はパーライトなどの不活性底土を用いる場合は、上記施用量はさらに低減させることもできる);
・ 種子を処理する場合: 種子100kg当たり2〜200g、好ましくは、種子100kg当たり3〜150g、特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜25g、極めて特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜12.5g;
・ 土壌処理の場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、1〜5000g/ha。
上記施用量は、例としてのみ挙げられており、本発明の目的に関して限定するものではない。
獣医学の分野において、及び、動物の飼育において、本発明による活性化合物は、既知方法で、例えば、錠剤、カプセル剤、飲み薬(drink)、水薬(drench)、顆粒剤、ペースト剤、大型丸薬、フィードスルー法及び坐剤などの形態で腸内投与することにより、並びに、例えば、注射(筋肉内注射、皮下注射、静脈内注射、腹腔内注射など)及びインプラントなどにより非経口投与することにより、並びに、鼻内施用することにより、並びに、例えば、薬浴(bathing)又は浸漬(dipping)、スプレー、ポアオン及びスポットオン、洗浄及び散粉の形態で経皮施用することにより、並びに、当該活性化合物を含有する成形品、例えば、首輪、耳標、尾標、肢バンド(limb bands)、端綱、マーキング装置などを用いて、施用する。
家畜、家禽及び家庭内動物などに使用する場合、式(I)で表される活性化合物は、1〜80重量%の量の該活性化合物を含有する製剤(例えば、粉末剤、エマルション剤、フロアブル剤など)として、直接的に施用することができるか、又は、100倍〜10000倍に稀釈した後で施用することができるか、又は、それらは、薬浴として施用することができる。
適切な場合には、即時使用可能な(ready−to−use)組成物には、別の殺虫剤も含ませることができ、また、適切な場合には、1種類以上のさらなる殺菌剤も含ませることができる。
可能な付加的な混合相手剤に関しては、上記で挙げた殺虫剤及び殺菌剤を参照されたい。
本発明による化合物は、さらにまた、海水又は淡海水と接触するもの(例えば、船体、障壁(screen)、網、建造物、係船設備及び信号システム)をコロニー形成に対して保護するために使用することもできる。
本発明の化合物は、単独で、又は、別の活性化合物と組み合わせて、汚れ止め剤として用いることもできる。
本発明による処理方法は、遺伝子組換え生物(GMO)、例えば、植物又は種子などを処理するために使用することができる。遺伝子組換え植物(又は、トランスジェニック植物)は、異種遺伝子がゲノムに安定的に組み込まれている植物である。表現「異種遺伝子」は、本質的に、供給されたか又は当該植物の外部で構築された遺伝子であって、核のゲノム、葉緑体のゲノム又はミトコンドリアのゲノムの中に導入されたときに、興味深いタンパク質若しくはポリペプチドを発現することにより、又は、その植物体内に存在している別の1つ若しくは複数の遺伝子をダウンレギュレート若しくはサイレンシングすることにより、当該形質転換された植物に新しい又は改善された作物学的特性又は別の特性を付与する遺伝子を意味する〔例えば、アンチセンス技術、コサプレッション技術又はRNA干渉(RNAi)技術などを使用する〕。ゲノム内に位置している異種遺伝子は、導入遺伝子とも称される。植物ゲノム内におけるその特異的な位置によって定義される導入遺伝子は、形質転換又は遺伝子導入イベントと称される。
植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明の処理により、相加効果を超える効果(「相乗効果」)も生じ得る。かくして、例えば、以下の効果(ここで、該効果は、実際に予期された効果を超える)などが可能である:本発明により使用し得る活性化合物及び組成物の施用量の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は活性の増強、植物の生育の向上、高温又は低温に対する耐性の向上、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上。
特定の施用量において、本発明による活性化合物組合せは、植物において強化効果(strengthening effect)も示し得る。従って、本発明の活性化合物組合せは、望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類による攻撃に対して植物の防御システムを動員させるのにも適している。これは、適切な場合には、本発明による組合せの例えば菌類に対する強化された活性の理由のうちの1つであり得る。植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、本発明に関連して、処理された植物が、その後で望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類を接種されたときに、それらの望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類に対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質又は物質の組合せを意味するものと理解される。この場合、望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類は、植物病原性の菌類、細菌類及びウイルス類を意味するものと理解される。かくして、処理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために、本発明の物質を用いることができる。保護がもたらされる期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜10日間、好ましくは、1〜7日間に及ぶ。
本発明に従って処理するのが好ましい植物及び植物品種には、特に有利で有益な特性を植物に付与する遺伝物質を有している全ての植物(育種によって達成されたものであろうと、及び/又は、生物工学が関連しないものであろうと)が包含される。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物及び植物品種は、1以上の生物的ストレス因子に対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫及び有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の菌類、細菌類、ウイルス類及び/又はウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、1以上の非生物的ストレス因子に対して抵抗性を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の増大した塩分、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長及び発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率及び促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成(architecture)によっても影響され得る(ストレス条件下及び非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数及び距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢又は穂の数、1つの莢又は穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開及び耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量及び油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性並びに向上した貯蔵安定性などがある。
本発明に従って処理し得る植物は、雑種強勢又は雑種効果(これは、結果として、一般に、増加した収量、向上した活力、向上した健康状態並びに生物的及び非生物的ストレス因子に対する向上した抵抗性をもたらす)の特性を既に呈しているハイブリッド植物である。そのような植物は、典型的には、雄性不稔交配母体近交系(inbred male sterile parent line)(雌性親)を別の雄性稔性交配母体近交系(inbred male fertile parent line)(雄性親)と交雑させることによって作られる。ハイブリッド種子は、典型的には、雄性不稔植物から収穫され、そして、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、場合により(例えば、トウモロコシにおいて)、雄穂を除去することによって〔即ち、雄性繁殖器官又は雄花を機械的に除去することによって〕、作ることができる。しかしながら、より典型的には、雄性不稔性は、植物ゲノム内の遺伝的決定基の結果である。その場合、及び、特に種子がハイブリッド植物から収穫される所望の生産物である場合、典型的には、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含んでいる該ハイブリッド植物において雄性稔性を確実に完全に回復させることは有用である。これは、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含んでいるハイブリッド植物において雄性稔性を回復させることが可能な適切な稔性回復遺伝子を雄性親が有していることを確実なものとすることによって達成することができる。雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、細胞質内に存在し得る。細胞質雄性不稔(CMS)の例は、例えば、アブラナ属各種(Brassica species)に関して記述された。しかしながら、雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、核ゲノム内にも存在し得る。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る特に有用な方法は、WO 89/10396に記載されており、ここでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼを雄ずい内のタペータム細胞において選択的に発現させる。次いで、タペータム細胞内においてバルスターなどのリボヌクレアーゼインヒビターを発現させることによって、稔性を回復させることができる。
本発明に従って処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、除草剤耐性植物、即ち、1種類以上の所与の除草剤に対して耐性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、当該除草剤耐性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
除草剤耐性植物は、例えば、グリホセート耐性植物、即ち、除草剤グリホセート又はその塩に対して耐性にされた植物である。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換させることによって得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、以下のものである:細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属各種(Agrobacterium sp.)のCP4遺伝子、ペチュニアのEPSPSをコードする遺伝子、トマトのEPSPSをコードする遺伝子又はオヒシバ属(Eleusine)のEPSPSをコードする遺伝子。それは、突然変異EPSPSであることも可能である。グリホセート耐性植物は、さらにまた、グリホセートオキシドレダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、上記遺伝子の自然発生突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることもできる。
別の除草剤抵抗性植物は、例えば、酵素グルタミンシンターゼを阻害する除草剤(例えば、ビアラホス、ホスフィノトリシン又はグルホシネート)に対して耐性にされている植物である。そのような植物は、当該除草剤を解毒する酵素を発現させるか、又は、阻害に対して抵抗性を示す突然変異グルタミンシンターゼ酵素を発現させることによって、得ることができる。そのような有効な一解毒酵素は、例えば、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする酵素である(例えば、ストレプトマイセス属各種(Streptomyces species)に由来するbarタンパク質又はpatタンパク質)。外因性のホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物は、記述されている。
さらなる除草剤耐性植物は、さらにまた、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物である。ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ類は、パラ−ヒドロキシフェニルピルベート(HPP)がホモゲンチセートに変換される反応を触媒する酵素である。HPPD阻害薬に対して耐性を示す植物は、自然発生抵抗性HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、又は、突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、形質転換させることができる。HPPD阻害薬に対する耐性は、さらにまた、HPPD阻害薬による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチセートを形成させることが可能な特定の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによっても得ることができる。HPPD阻害薬に対する植物の耐性は、さらにまた、HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて酵素プレフェナートデヒドロゲナーゼをコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによって改善することもできる。
さらなる除草剤抵抗性植物は、アセトラクテートシンターゼ(ALS)阻害薬に対して耐性にされている植物である。既知ALS阻害薬としては、例えば、スルホニル尿素系除草剤、イミダゾリノン系除草剤、トリアゾロピリミジン系除草剤、ピリミジニルオキシ(チオ)ベンゾエート系除草剤、及び/又は、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素(「アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)」としても知られている)における種々の突然変異体は、種々の除草剤及び除草剤の群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物の作製については、国際公開WO 1996/033270に記述されている。さらなるスルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物についても、例えば、WO 2007/024782に記述されている。
イミダゾリノン及び/又はスルホニル尿素に対して耐性を示す別の植物は、誘導された突然変異誘発によって得ることができるか、当該除草剤の存在下での細胞培養における選抜によって得ることができるか、又は、突然変異育種によって得ることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、昆虫抵抗性トランスジェニック植物、即ち、特定の標的昆虫による攻撃に対して抵抗性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような昆虫抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
本明細に関連して、用語「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」には、以下のものをコードするコード配列を含んでいる少なくとも1の導入遺伝子を含んでいる任意の植物が包含される:
(1) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、オンライン「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/」において記載されている殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Ae、又は、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す一部分;又は、
(2) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する第2の別の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する結晶タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(3) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する2種類の異なった殺虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、トウモロコシイベントMON98034で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);又は、
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に誘導された変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、トウモロコシイベントMON863若しくはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;又は、
(5) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する殺虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.html」において挙げられている栄養生長期殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタンパク質;又は、
(6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する第2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する分泌タンパク質、例えば、VIP1aタンパク質とVIP2Aタンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(7) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する異なった分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド;又は、
(8) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に誘導された変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードしている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質。
もちろん、「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」は、本明細書中で使用されている場合、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする遺伝子の組合せを含んでいる任意の植物も包含する。一実施形態では、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、又は、同一の標的昆虫種に対して殺虫活性を示すが作用機序は異なっている(例えば、当該昆虫体内の異なった受容体結合部位に結合する)異なったタンパク質を用いることによって当該植物に対する昆虫の抵抗性の発達を遅延させるために、昆虫抵抗性植物は、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする2つ以上の導入遺伝子を含んでいる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、非生物的ストレスに対して耐性を示す。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのようなストレス抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物としては、以下のものなどがある:
(a) 植物細胞内又は植物体内におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含んでいる植物;
(b) 植物又は植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物;
(c) ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素(plant−functional enzyme)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、収穫された生産物の改変された量、品質及び/若しくは貯蔵安定性、並びに/又は、収穫された生産物の特定の成分の改変された特性を示す。例えば:
(1) 野生型の植物細胞又は植物において合成された澱粉と比較して、その物理化学的特性〔特に、アミロース含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分かれ度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度(gelling strength)、澱粉粒径及び/又は澱粉粒子形態〕において改変されていて、特定の用途により適した変性澱粉を合成するトランスジェニック植物;
(2) 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか、又は、遺伝子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変された特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成する、トランスジェニック植物〔その例は、ポリフルクトース(特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6−分枝 α−1,4−グルカン類を産生する植物、及び、アルテルナンを産生する植物である〕;
(3) ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができるもの)は、改変された繊維特性を有する植物(例えば、ワタ植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変された繊維特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) セルロースシンターゼ遺伝子の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(b) rsw2相同核酸又はrsw3相同核酸の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(c) スクロースリン酸シンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(d) スクロースシンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(e) 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティングのタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グルカナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変されている植物(例えば、ワタ植物);
(f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されている繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができるもの)は、改変されたオイルプロフィール特性を有する植物(例えば、ナタネ植物又は関連するアブラナ属植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変されたオイル特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(b) リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(c) 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、1種類以上の毒素をコードする1種類以上の遺伝子を含んでいる植物であり、YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bt−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn 33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta(登録商標)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)の商品名で販売されているものである。挙げることができる除草剤耐性植物の例は、Roundup Ready(登録商標)(グリホセートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン系に対する耐性)及びSCS(登録商標)(スルホニル尿素系に対する耐性、例えば、トウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種及びダイズ品種である。挙げることができる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性に関して慣習的な方法で品種改良された植物)としては、Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)の商品名で販売されている品種などがある。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換イベント又は形質転換イベントの組合せを含んでいる植物であり、それらは、例えば、国又は地域のさまざまな規制機関に関するデータベースに記載されている〔例えば、「http://gmoinfo.jrc.it/gmp_browse.aspx」及び「http://www.agbios.com/dbase.php」を参照されたい〕。
本発明によれば、上記で挙げられている植物は、本発明による一般式(I)で表される化合物又は活性化合物混合物を用いて、特に有利に処理することができる。該活性化合物及び混合物に関して上記で示されている好ましい範囲は、これら植物の処理にも当てはまる。特に重要なのは、本明細書中において具体的に示されている化合物及び混合物を用いた植物の処理である。
本発明の組成物又は活性化合物は、さらにまた、処理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために用いることもできる。保護がもたらされる期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜28日間、好ましくは、1〜14日間、特に好ましくは、1〜10日間、極めて特に好ましくは、1〜7日間に及び、又は、種子処理後、最大で200日間に及ぶ。
下記実施例には、本発明による式(I)で表される活性化合物の調製及び使用について示されている。しかしながら、本発明は、それら実施例に限定されるものではない。
一般的な注意: 特に別途示されていない限り、クロマトグラフィーによる全ての精製段階及び分離段階は、0:100の酢酸エチル/シクロヘキサンから100:0の酢酸エチル/シクロヘキサンまでの溶媒の勾配を使用して、シリカゲル上で実施した。
式(III)で表される出発物質の調製
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン
4−メチルピリジン(32.3mmol)と5−クロロチオフェン−2−カルボン酸エチル(35.5mmol)を無水THF(58mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(ヘキサン中の1モル溶液,64.5mmol)を滴下して加えた。その混合物を5℃で3時間撹拌した。生じた沈澱物を濾過し、6モルHClで酸性化した。次いで、その沈澱物を濾過し、乾燥させて、2.9g(収率35%)の1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノンを得た。
logP(pH2.7):1.17
MS(ESI):238.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.53(d,2H),8.09(d,1H),7.40(d,1H),7.34(d,2H),4.39(s,2H)ppm。
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)エタノン
2−クロロ−4−メチルピリジン(15.6mmol)と5−クロロチオフェン−2−カルボン酸エチル(17.2mmol)を無水THF(17mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(ヘキサン中の1モル溶液,31.3mmol)を滴下して加えた。その混合物を5℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの混合物に溶解させた。有機層を分離し、その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、減圧下に濃縮して、4.3g(収率96%)の1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)エタノンを得た。
logP(pH2.7):2.94
MS(ESI):272.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.48(d,1H),8.09(d,1H),7.51(s,1H),7.40(d,1H),7.36(d,1H),4.48(s,2H)ppm。
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]エタノン
4−メチル−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(1eq,235mmol)と5−クロロチオフェン−2−カルボン酸エチル(1.11eq,261mmol)を無水THF(400mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(ヘキサン中の1M溶液,1.6eq,376mmol)を滴下して加えた。得られた混合物を0℃で3時間撹拌し、次いで、室温で一晩撹拌した。次いで、pH=1になるまで、HClの1M溶液(750mL)を添加した。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をジイソプロピルエーテルで希釈し、生じた沈澱物を濾過して、29.5g(収率43%)の1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]エタノンを得た。
logP(pH2.7):2.98
MS(ESI):285([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.61(d,1H),8.04(d,1H),7.39(d,1H),7.23(d,1H),4.48(s,2H),3.43(s,3H)ppm。
1−(3−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン
4−メチルピリジン(1eq,75mmol)を無水THF(50mL)に溶解させた溶液に、−50℃で、窒素下、n−ブチルリチウムの2.5M溶液(1.3eq,98mmol)を添加した。その反応混合物−50℃で30分間撹拌した。その混合物に、−50℃で、3−クロロ−2−チオフェンカルボン酸メチル(1eq,75mmol;合成は「Heterocycles, 2007 , 71(1), 87」に記載されている)を無水THF(50mL)に溶解させた溶液をゆっくりと添加した。その反応混合物を−50℃で30分間撹拌し、次いで、室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(150mL)でクエンチした。その有機層を分離し、水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。その抽出物を合して水、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。得られた暗褐色の残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH,100:1から80:1まで)で精製して、4gの1−(3−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン(収率22%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.57(d,2H),7.60(d,1H),7.22(d,2H),7.06(d,1H),4.36(s,2H)ppm。
2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1−(5−クロロ−2−チエニル)エタノン
2−クロロ−4−メチルピリミジン(1eq,46.7mmol)と5−クロロチオフェン−2−カルボン酸エチル(1.1eq,51.3mmol)を無水THF(50mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(ヘキサン中の1モル溶液,2eq,93.3mmol)を滴下して加えた。その混合物を5℃で2時間撹拌した。次いで、水を添加した後、300mLのジクロロメタンを添加した。その有機層を分離し、次いで、黄色の沈澱物を濾過し、乾燥させて、10.7g(収率84%)の2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1−(5−クロロ−2−チエニル)エタノンを得た。
logP(pH2.7):2.60
MS(ESI):273([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.08(d,1H),7.69(d,1H),7.20(d,1H),6.99(d,1H),5.48(s,1H)ppm。
式(IIIa)〔式中、R は、アミノ誘導体である〕で表される中間体の調製
1−(2−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]エタノン
20mLのイソプロピルアミンの中の2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1−(5−クロロ−2−チエニル)エタノール(1eq,14.6mmol)の混合物を、電子レンジ内で、110℃で70分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、pH=1になるまで、HCl 1Mを添加した。生じた白色の沈澱物を濾過し、乾燥させて、4.25gの1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]エタノン(収率98%)を得た。
logP(pH2.7):2.37
MS(ESI):296([M+H]
式(II)で表される出発物質の調製
1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン(21mmol)を13mLのN,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させた懸濁系に,N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(71.5mmol)を添加した。その混合物を3時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 100:1から20:1まで)で精製して、3.3g(収率51%)の1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オンを得た。
logP(pH2.7):1.07
MS(ESI):293.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.49(d,2H),7.64(bs,1H),7.16(d,2H),7.04(d,1H),6.88(d,1H),2.81(bs,6H)ppm。
1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)エタノン(15.8mmol)を10mLのN,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させた懸濁液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(53.7mmol)を添加した。その混合物を2時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘプタン 6:4から1:0まで)で精製して、3.3g(収率60%)の1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オンを得た。
logP(pH2.7):2.58
MS(ESI):327.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.28(bs,1H),7.69(bs,1H),7.23(s,1H),7.12(m,2H),7.08(d,1H),2.80(bs,6H)ppm。
3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オン
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]エタノン(1eq,104mmol)を290mLのN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールに溶解させた溶液を80℃で1時間40分間撹拌し、次いで、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 1:1から3:7まで)で精製して、32.7g(収率86%)の3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オンを得た。
logP(pH2.7):2.27
MS(ESI):340([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.24(d,1H),7.82(s,1H),7.15(m,2H),6.92(d,1H),2.93(bs,6H),2.36(s,3H)ppm。
1−(3−クロロチオフェン−2−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン
1−(3−クロロチオフェン−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(1eq,27mmol)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)に溶解させた溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(4eq,108mmol)を添加した。その反応混合物を還流下に1.5時間撹拌した。その混合物を水(600mL)で希釈し、ジクロロメタン(4×200mL)及び酢酸エチル(4×200mL)で抽出した。その抽出物を合して水、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH,40:1から20:1まで)で精製して、(中間体)5.9gの1−(3−クロロチオフェン−2−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(収率74%)を得た。
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.51(d,2H),7.41(s,1H),7.34(d,1H),7.14(d,2H),6.86(d,1H),2.95(s,3H),2.88(s,3H)ppm。
3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オン
1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]エタノン(1eq,13.5mmol)を6mLのN,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させた懸濁液にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3.4eq,46mmol)を添加した。その混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を蒸発させて、4.5g(収率95%)の3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.67
MS(ESI):351([M+H])。
式(Ia)で表される化合物の調製
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
25mLのエタノールの中の1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(5.1mmol)とヒドラジン水和物(7.6mmol)とトリエチルアミン(7.6mmol)の混合物を3時間還流した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 50:1から20:1まで)で精製して、1.16gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率83%)を得た。
logP(pH2.7):0.90
MS(ESI):262.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.43(bs,1H),8.58(d,2H),8.17(d,1H),7.41(d,2H),7.11(d,1H),6.90(s,1H)ppm。
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[1−sec−ブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
5mLのジクロロメタンの中の1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン(0.68mmol)とsec−ブチルヒドラジン(1.37mmol)とトリエチルアミン(1.37mmol)の混合物を2.5時間撹拌した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 100:1から20:1まで)で精製して、37mgの4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率16%)及び48mgの4−[1−sec−ブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率21%)を得た。
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):2.10
MS(ESI):318.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.52(d,2H),8.23(s,1H),7.40(d,2H),7.07(d,1H),6.88(d,1H),4.30(m,1H),1.81(m,2H),1.44(d,3H),0.81(t,3H)ppm。
4−[1−sec−ブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.94
MS(ESI):318.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.48(d,2H),8.13(s,1H),7.34(d,1H),7.23(m,3H),4.12(m,1H),1.90(m,1H),1.71(m,1H),1.37(d,3H),0.67(t,3H)ppm。
2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
90mLのエタノールの中の1−(5−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(10mmol)とヒドラジン水和物(20mmol)の混合物を80℃で1.5時間撹拌した。溶媒を減圧下に蒸発させて、3gの2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率95%)を得た。
logP(pH2.7):2.75
MS(ESI):296.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.20(bs,1H),8.39(d,1H),8.28(s,1H),7.56(s,1H),7.43(d,1H),7.14(d,1H),6.98(d,1H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン
300mLのエタノールの中の3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(メチルスルファニル)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オン(1eq,96mmol)の混合物に、ヒドラジン水和物(1.5eq,144mmol)を滴下して加え、次いで、トリエチルアミン(1.5eq,144mmol)を滴下して加えた。その混合物を還流下に2時間加熱し、次いで、室温で一晩加熱した。次いで、溶媒を1Lの水に注ぎ入れた。生じた沈澱物を濾過し、乾燥させて、24gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(収率80%)を得た。
logP(pH2.7):2.78
MS(ESI):309([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.61(bs,1H),8.57(d,1H),8.51(s,1H),7.58(d,1H),7.40(d,1H),7.14(d,1H),2.48(s,3H)ppm。
4−(3−(3−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン
3−(ジメチルアミノ)−1−(3−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(1eq,20mmol)をエタノール(60mL)に溶解させた溶液に、ヒドラジン水和物(1.5eq,30mmol)及びトリエチルアミン(1.5eq,30mmol)を添加した。その反応混合物を還流温度で2時間撹拌した。その混合物を減圧下に蒸発させた。得られた残渣をジクロロメタン(100mL)とメタノール(10mL)に溶解させ、ブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。得られた粗製生成物を酢酸エチルに懸濁させ、濾過し、乾燥させて、2.9gの4−(3−(3−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(収率55%)を得た。
MS(ESI):262([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.59(bs,1H),8.44(m,3H),7.81(d,1H),7.19(m,3H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン
78mLのエタノールの中の3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−[2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル]プロパ−2−エン−1−オン(1eq,12.8mmol)とヒドラジン水和物(1.1eq,14.1mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル)で精製して、1.19gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(収率29%)を得た。
logP(pH2.7):1.79
MS(ESI):320([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.37(bs,1H),8.34(s,1H),8.21(d,1H),7.07(d,1H),6.91(d,1H),6.73(d,1H),4.05(m,1H),1.16(d,6H)ppm。
4−[3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−メチルピリジン(14.8mmol)と5−フルオロチオフェン−2−カルボン酸エチル(16.3mmol;合成は「US 6,096,901 A」に記載されている)を無水THF(15mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(ヘキサン中の1モル溶液,29.6mmol)を滴下して加えた。その混合物を5℃で3時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加し、相を分離させ、その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、蒸発させた。
その残渣を60mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(49.1mmol)を添加した。その混合物を3時間還流した。溶媒を蒸発させた。水及び酢酸エチルを添加し、相を分離させ、その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、蒸発させた。
その残渣を100mLの無水エタノールに溶解させ、ヒドラジン水和物(20.6mmol)及びトリエチルアミン(20.6mmol)を添加した。得られた混合物を還流温度で3時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から20:1まで)で精製して、2.52gの4−[3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率70%)を得た。
logP(pH2.7):0.57
MS(ESI):246.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.34(bs,1H),8.55(d,2H),8.17(s,1H),7.42(d,2H),6.68(m,2H)ppm。
4−[3−(3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−メチルピリジン(1eq,22.6mmol)と3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−カルボン酸メチル(1.12eq,25.3mmol)を無水テトラヒドロフラン(20mL)に溶解させた溶液に、0℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(テトラヒドロフラン中の1モル溶液,2eq,45.1mmol)を滴下して加えた。その混合物を5℃で3時間撹拌し、室温で一晩撹拌した。生じた沈澱物を濾過し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、乾燥させて、黄色の固体(7.4g)を得た。
この固体を150mLの水に溶解させ、pHが5に達するまで、塩酸の1M溶液を注意深く添加した。生じた沈澱物を濾過し、乾燥させて、緑色の固体(5.3g)を得た。この固体をN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(30mL)に溶解させた。その混合物を1時間還流した。溶媒を蒸発させた。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して、3.8gの褐色の固体を得た。
この固体を80mLの無水エタノールに溶解させ、ヒドラジン水和物(17.2mmol)及びトリエチルアミン(17.2mmol)を添加した。得られた混合物を還流温度で3時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣を50mLのエタノールに懸濁させた。生じた沈澱物を濾過し、乾燥させて、2.8gの4−[3−(3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率44%)を得た。
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.42(bs,1H),8.56(d,2H),8.23(s,1H),7.67(d,1H),7.45(m,3H),7.37(s,1H)ppm。
4−[3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−メチルピリジン(1eq,100mmol)と5−ブロモチオフェン−2−カルボン酸メチル(1.2eq,120mmol;合成は「WO 2007/39112」に記載されている)を無水THF(100mL)に溶解させた溶液に、−10℃で、N下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(テトラヒドロフラン中の1モル溶液,2eq,200mmol)を滴下して加えた。その混合物を0℃で3時間撹拌し、室温で一晩撹拌した。生じた沈澱物を濾過し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧下に40℃で一晩乾燥させて、29gの黄色の固体を得た。この固体を1Lの水で希釈し、pH=5/6になるまで、HCl濃厚液を加えた。沈澱物を濾過し、水で洗浄し、減圧下に40℃で一晩乾燥させて、18.5gの1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
得られた固体を95mLのN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールに溶解させた。その混合物を1.5時間還流した。沈澱物を濾過した後、溶媒を蒸発させた。次いで、ペンタンを添加し、生じた沈澱物を濾過し、40℃で一晩乾燥させて、15.9g(47mmol)の3−(ジメチルアミノ)−1−(5−クロロ−2−チエニル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
この固体を300mLの無水エタノールに溶解させ、ヒドラジン水和物(1.5eq,71mmol)及びトリエチルアミン(1.5eq,71mmol)を添加した。得られた混合物を還流温度で1.5時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣を水で希釈し、濾過し、乾燥させて、13.9gの褐色の固体を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から20:1まで)で精製して、8.6gの4−[3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率28%)を得た。
logP(pH2.7):0.94
MS(ESI):306([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.42(bs,1H),8.53(d,2H),8.17(s,1H),7.39(d,2H),7.16(d,1H),6.83(s,1H)ppm。
式(I)で表される化合物の調製
4−[1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1.9mmol)を10mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(2.9mmol)及び炭酸セシウム(2.1mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 20:1から5:1まで)で精製して、0.37gの4−[1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率61%)及び63mgの4−[1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率10%)を得た。
4−[1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.82
MS(ESI):304.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.54(d,2H),8.25(s,1H),7.41(d,2H),7.07(d,1H),6.88(d,1H),4.55(m,1H),1.48(d,6H)ppm。
4−[1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.70
MS(ESI):304.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.48(d,2H),8.12(s,1H),7.35(d,1H),7.29(d,1H),7.22(d,2H),4.42(m,1H),1.39(d,6H)ppm。
4−[1−シクロプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.57mmol)とシクロプロピルボロン酸(1.14mmol)と炭酸ナトリウム(1.14mmol)を2mLのジクロロエタンに懸濁させた懸濁液に、酢酸銅(0.57mmol)と2,2’−ビピリジン(0.57mmol)を4mLの熱ジクロロエタンに懸濁させた懸濁液を添加した。その混合物を70℃まで昇温させ、空気下、3時間撹拌した。得られた混合物を室温まで冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液を添加した後、水を添加した。有機層を分離し、その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、減圧下に濃縮した。その残渣を塩基性アルミナクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 20:1から10:1まで)で精製して、43mg(収率24%)の4−[1−シクロプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンを得た。
logP(pH2.7):1.62
MS(ESI):302.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.56(d,2H),8.23(s,1H),7.39(d,2H),7.06(d,1H),6.86(d,1H),3.80(m,1H),1.13(m,2H),1.02(m,2H)ppm。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(6.7mmol)を53mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、ブロモイソブチル(10.1mmol)及び炭酸セシウム(7.4mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 1:0から1:1まで)で精製して、2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンの混合物(2.21g)(8:2;収率88%)を得た。その混合物は、そのままで次の段階に使用した。
80mgのこの混合物をシリカゲルクロマトグラフィーで再度精製して、50mgの2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと6mgの2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンを得た。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):4.85
MS(ESI):352.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.53(d,1H),7.52(s,1H),7.38(d,1H),7.22(d,1H),6.83(m,2H),3.96(d,2H),2.30(m,1H),1.01(d,6H)ppm。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):4.62
MS(ESI):352.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.20(d,1H),7.78(s,1H),7.15(d,1H),6.98(m,2H),6.83(d,1H),3.82(d,2H),2.21(m,1H),0.83(d,6H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(1eq,16.2mmol)を120mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(1.5eq,24.3mmol)及び炭酸セシウム(1.1eq,17.8mmol)を添加した。その反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水とジクロロメタンで希釈した。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製して、4.2gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(収率70%)を得た。
logP(pH2.7):4.44
MS(ESI):351([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ= 8.59(s,1H),8.52(d,1H),7.55(d,1H),7.31(d,1H),7.10(d,1H),4.57(m,1H),2.47(s,3H),1.49(d,6H)ppm。
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン(1eq,0.22mmol)を3mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードシクロペンタン(1.5eq,0.33mmol)及び炭酸セシウム(1.5eq,0.33mmol)を添加した。その反応混合物を40℃で3時間加熱し、室温で一晩撹拌した。水及びジクロロメタンを添加した。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、分取HPLC(SunFireTM C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、83mgの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン(収率95%,異性体の混合物 90:10)を得た。
logP(pH2.7):3.61(3.33 少量異性体)
MS(ESI):388([M+H]
4−[1−sec−ブチル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[1−sec−ブチル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.61mmol)を3mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ブロモブタン(0.91mmol)及び炭酸セシウム(0.67mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、エチルエーテルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 20:1から5:1まで)で精製して、112mgの4−[1−sec−ブチル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率60%)及び30mgの4−[1−sec−ブチル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率16%)を得た。
4−[1−sec−ブチル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.78
MS(ESI):302.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.55(d,2H),8.22(s,1H),7.41(d,2H),6.68(m,2H),4.30(m,1H),1.84(m,1H),1.79(m,1H),1.46(d,3H),0.80(t,3H)ppm。
4−[1−sec−ブチル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.84
MS(ESI):302.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.46(d,2H),8.14(s,1H),7.26(d,1H),7.07(t,1H),6.96(m,1H),4.16(m,1H),1.89(m,1H),1.73(m,1H),1.39(d,3H),0.67(t,3H)ppm。
4−[1−イソプロピル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[1−イソプロピル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.61mmol)を3mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(0.91mmol)及び炭酸セシウム(0.67mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、エチルエーテルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 20:1から5:1まで)で精製して、114mgの4−[1−イソプロピル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率64%)及び4mgの4−[1−イソプロピル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率3%)を得た。
4−[1−イソプロピル−3−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.53
MS(ESI):288.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.54(d,2H),8.23(s,1H),7.41(d,2H),6.69(m,2H),4.53(m,1H),1.48(d,6H)ppm。
4−[1−イソプロピル−5−(5−フルオロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.51
MS(ESI):288.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.40(d,2H),7.79(s,1H),7.09(d,2H),6.67(t,1H),6.52(m,1H),4.46(m,1H),1.43(d,6H)ppm。
4−[1−イソブチル−(3/5)−(3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[(3/5)−(3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.3mmol)を5mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(3eq,0.9mmol)及び炭酸セシウム(1.1eq,0.33mmol)を添加した。その反応混合物を40℃で3時間加熱し、室温で72時間撹拌した。水及びジクロロメタンを添加した。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、24mgの4−[1−イソブチル−(3/5)−(3−チエノ[3,2−b]チオフェン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率23%,異性体の混合物 95:5).
logP(pH2.7):2.07(2.02 少量異性体)
MS(ESI):340([M+H]
4−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,9.8mmol)を50mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(1.2eq,11.8mmol)及び炭酸セシウム(1.5eq,14.7mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、3.53gの4−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率98%,異性体の混合物 82:18)を得た。
logP(pH2.7):1.88(1.76 少量異性体)
MS(ESI):3481([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.55(d,2H主要異性体),8.25(s,1H主要異性体),8.11(s,1H少量異性体),7.39(d,2H主要異性体),7.16(d,1H主要異性体),6.84(d,1H主要異性体),4.54(m,1H主要異性体),1.48(d,6H主要異性体),1.39(s,6H少量異性体)ppm。
4−[1−イソブチル−3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,8.8mmol)を50mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、1−ブロモ−2−メチルプロパン(1.5eq,13.2mmol)及び炭酸セシウム(1.1eq,9.7mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、500mLの水に注ぎ入れた。生じた沈澱物を濾過し、乾燥させた。次いで、その固体を混合物(ジイソプロピルエーテル:ジクロロメタン)の中で再結晶させて、1.81gの4−[1−イソブチル−3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率53%)を得た。
logP(pH2.7):2.04
MS(ESI):362([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.55(dd,2H),8.17(s,1H),7.39(dd,2H),7.16(d,1H),6.84(d,1H),3.96(d,2H),2.17(m,1H),0.90(d,6H)ppm。
式(Ia)〔式中、R は、ハロゲンである〕で表される中間体の調製
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,7.2mmol)を23mLのジクロロメタンに溶解させた溶液に、0℃で、メタクロロ過安息香酸 70%(1.5eq,10.9mmol)を少量ずつ添加した。次いで、その反応物を室温で一晩撹拌した。次いで、亜硫酸ナトリウム(1.5eq,10.9mmol)を添加した。次いで、その有機層を炭酸カリウムの2M溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、2.25gの4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(収率83%)を得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):2.5
MS(ESI):334.1([M+H]
2−クロロ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド(6.1mmol)を、120℃で、20mLのオキシ塩化リンの中で5時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をメタノールで処理し、再度蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から3:1まで)で精製して、623mgの2−クロロ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率29%)を得た。
logP(pH2.7):4.90
MS(ESI):352.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.37(m,2H),7.54(s,1H),7.42(d,1H),7.10(d,1H),6.94(d,1H),4.30(m,1H),1.84(m,1H),1.79(m,1H),1.46(d,3H),0.80(t,3H)ppm。
2−ブロモ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
2−クロロ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.57mmol)に、酢酸中の臭化水素酸の33%溶液(0.5mL)をゆっくりと添加した。得られた混合物を、電子レンジ内で、140℃で20分間撹拌した。室温まで冷却した後、炭酸カリウム(2モル溶液)を添加し、その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合し、MgSOで脱水し、蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から2:1まで)で精製して、178mgの2−ブロモ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率79%)を得た。
logP(pH2.7):5.03
MS(ESI):396.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.37(s,1H),8.34(d,1H),7.67(s,1H),7.44(d,1H),7.10(d,1H),6.94(d,1H),4.30(m,1H),1.86(m,1H),1.77(m,1H),1.46(d,3H),0.80(t,3H)ppm。
式(Ic)で表される化合物の調製
2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
1mLのジクロロメタンの中の2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.67mmol)の混合物に、アルゴン下、メタクロロ過安息香酸(1.35mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、亜硫酸ナトリウム(0.4mmol)を添加した後、KCO(2モル)及びジクロロメタンを添加した。層を分離し、その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合し、MgSOで脱水し、蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から9:1まで)で精製して、43mgの2−クロロ−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(収率19%)を得た。
logP(pH2.7):1.57
MS(ESI):312.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.44(bs,1H),8.41(d,1H),8.24(s,1H),7.83(d,1H),7.38(dd,1H),7.09(d,1H),6.98(d,1H)ppm。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
17mLのジクロロメタンの中のメタクロロ過安息香酸(12.5mmol)の混合物に、0℃で、2−クロロ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(6.2mmol)を2mLのジクロロメタンに溶解させた溶液をゆっくりと添加した。その混合物を室温で24時間撹拌した。。次いで、亜硫酸ナトリウム(12.5mmol)を添加した。次いで、その有機層を炭酸カリウムの2モル溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 9:1)で精製して、2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシドと2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシドの混合物(1.2g)(8:2;収率52%)を得た。その混合物は、そのまま次の段階で使用した。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド
logP(pH2.7):2.82
MS(ESI):368.0([M+H])。
2−クロロ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド
logP(pH2.7):3.06
MS(ESI):368.0([M+H])。
2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
電子レンジ内で、1mLのプロパルギルアミンの中の2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(0.54mmol)の混合物に、140℃で30分間照射した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から97:3まで)で精製して、113mgの2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド(収率48%)及び21mgの2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド(収率8%)を得た。
2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド
logP(pH2.7):2.92
MS(ESI):387.1([M+H])。
2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド
logP(pH2.7):2.70
MS(ESI):387.1([M+H])。
2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
1mLのジクロロメタンの中の2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド(1eq,0.23mmol)と三塩化リン(3eq,0.69mmol)の混合物を室温で5.5時間撹拌した。水酸化ナトリウムの30%溶液を滴下して加えた。その混合物をジクロロメタンで希釈し、水を添加した。有機層を分離し、MgSOで脱水し、濾過した。次いで、溶媒を蒸発させて、40mgの2−プロパルギルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率37%)を得た。
logP(pH2.7):2.30
MS(ESI):371.20([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.01(m,2H),7.05(d,1H),6.92(m,2H),6.58(m,2H),4.06(bs,2H),3.95(d,2H),3.05(s,1H),2.19(m,1H),0.90(d,6H)ppm。
2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
電子レンジ内で、5mLのベンジルアミンの中の2−クロロ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(1.35mmol)の混合物に、130℃で30分間照射した。その混合物を酢酸エチルで希釈し、水を添加した。有機層を分離し、水で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から97:3まで)で精製して、450mgの2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(収率70%)を得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。140mgのその混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで再度精製して、98mgの2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド及び29mgの2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシドを得た。
2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
logP(pH2.7):3.65
MS(ESI):439.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.12(d,1H),8.01(s,1H),7.82(t,1H),7.34(m,2H),7.26(m,3H),6.92(d,1H),6.80(d,1H),6.68(s,1H),6.62(d,1H),4.48(d,2H),3.95(d,2H),2.14(m,1H),0.90(d,6H)ppm。
2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
logP(pH2.7):3.48
MS(ESI):439.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.04(d,1H),7.96(s,1H),7.78(t,1H),7.40−7.20(m,6H),7.12(d,1H),6.570(d,1H),6.43(d,1H),4.32(d,2H),3.79(d,2H),2.08(m,1H),0.78(d,6H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]−N−プロピルピリジン−2−アミン1−オキシド
0.5mLのプロピルアミンの中の2−クロロ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(0.19mmol)の混合物を、電子レンジ内で、140℃で15分間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から97:3まで)で精製して、8mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]−N−プロピルピリジン−2−アミン1−オキシド(収率12%)を得た。
logP(pH2.7):1.90
MS(ESI):335.0([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=7.97(d,1H),7.63(s,1H),6.85(d,1H),6.78(d,1H),6.50(m,2H),3.06(t,2H),1.58(m,2H),0.92(t,3H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルファニル)ピリミジン(1eq,12mmol)を315mLのジクロロメタンに溶解させた溶液にメタクロロ過安息香酸 77%(2eq,24mmol)を添加した。その混合物を室温で72時間撹拌した後、水でクエンチした。亜硫酸ナトリウム(2.1eq,25mmol)を添加し、層を分離させた。次いで、その有機層を炭酸カリウムの2M溶液で2回洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、4gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(収率65%)を対応するスルホキシドとの混合物(8:2)として得た。その粗製物質は、それ以上精製することなく次の段階で使用した。
logP(pH2.7):3.15
MS(ESI):383([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.97(d,1H主要異性体),8.81(s,1H主要異性体),8.76(s,1H少量異性体),8.14(d,1H少量異性体),7.98(d,1H主要異性体),7.93(d,1H主要異性体),7.82(d,1H少量異性体),7.10(d,1H主要異性体),7.07(d,1H少量異性体),4.60(m,1H主要異性体),3.38(s,3H主要異性体),1.51(d,6H主要異性体)ppm。
N−ベンジル−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン
25mLのベンジルアミンの中の4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(1eq,5.2mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣をジクロロメタンで希釈し、HCl 1Mで3回洗浄した。次いで、その有機層をMgSOで脱水し、蒸発させて、2.3gのN−ベンジル−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(収率96%)を得た。
logP(pH2.7):3.81
MS(ESI):410([M+H])。
N−イソプロピル−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン
2mLのイソプロピルアミンの中の4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(1eq,0.39mmol)を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:アセトニトリル 1:0から95:5まで)で精製して、115mgのN−イソプロピル−4−[3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(収率77%)を得た。
logP(pH2.7):2.82
MS(ESI):362([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.37(s,1H),8.21(d,1H),7.61(bd,1H),7.07(d,1H),6.91(d,1H),6.71(d,1H),4.55(m,1H),4.08(m,1H),1.48(d,6H),1.15(d,6H)ppm。
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−N−(ジフェニルメチレン)ピリジン−2−アミン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−クロロピリジン(1eq,10.7mmol)と1,1−ジフェニルメタンアミン(1.1eq,11.8mmol)とナトリウムtert−ブチラート(2eq,21.5mmol)とトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.05eq,0.5mmol)と2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.065eq,0.7mmol)の混合物に、アルゴン下、無水トルエン(45mL)を添加した。得られた混合物を70℃で3時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、4.41gの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−N−(ジフェニルメチレン)ピリジン−2−アミンを異性体の混合物(7:1)(収率72%)として得た。
logP(pH2.7):4.46(3.96)
MS(ESI):483([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.19(d,1H),9.10(s,1H),7.69(d,2H),7.58(m,1H),7.52(m,2H),7.17(m,2H),7.34(d,1H),6.93(dd,1H),6.72(d,1H),6.54(d,1H),4?50(m,1H),1.45(d,6H)ppm。
N−{4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド
2−ブロモ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.12mmol)を1.2mLのジオキサンに溶解させた溶液に、窒素下、アセトアミド(0.25mmol)、酢酸パラジウム(0.006mmol)、炭酸セシウム(0.37mmol)及びキサントホス(0.012mmol)を添加した。得られた混合物を、密封された管の中で、160℃で4時間撹拌した。溶媒を濾過し、蒸発させた。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル 5:1から3:1まで)で精製して、15.2mgのN−{4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド(収率28%)を得た。
logP(pH2.7):2.94
MS(ESI):375.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.45(bs,1H),8.19(s,1H),8.093(d,1H),7.53(s,1H),7.00(d,1H),6.80(d,1H),6.73(d,1H),4.19(m,1H),2.14(s,3H),1.77(m,2H),0.82(t,3H)ppm。
式(Icd)で表される化合物の調製
2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
1.2mLの硫酸の中の2−ベンジルアミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(1eq,0.78mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、氷を添加し、その混合物を30%水酸化ナトリウムを用いて塩基性化した。その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、170mgの2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド(収率59%)を両方の異性体の混合物(8:2)として得た。
2−アミノ−4−[1−イソブチル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
logP(pH2.7):2.21
MS(ESI):349.1([M+H])。
2−アミノ−4−[1−イソブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンN−オキシド
logP(pH2.7):2.39
MS(ESI):349.1([M+H])。
2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
2mLのジクロロメタンの中の2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−N−オキシド(0.34mmol)と三塩化リン(1.03mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。水酸化ナトリウムの30%溶液を滴下して加えた。その混合物をジクロロメタンで希釈し、水を添加した。有機層を分離し、MgSOで脱水し、濾過した。次いで、溶媒を蒸発させて、82mgの2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率68%)を両方の異性体の混合物(8:2)として得た。
logP(pH2.7):1.93(少量異性体);2.04(主要異性体)
MS(ESI):333.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.00(s,1H主要異性体),7.91(d,1H主要異性体),7.89(s,1H少量異性体),7.78(d,1H少量異性体),7.30(d,1H少量異性体),7.18(d,1H少量異性体),7.02(d,1H主要異性体),6.89(d,1H主要異性体),6.48(m,2H主要異性体),6.36(s,1H少量異性体),6.34(d,1H少量異性体),5.94(s,2H主要異性体),5.82(s,2H少量異性体),3.97(d,2H主要異性体),3.87(d,2H少量異性体),2.13(m,1H主要異性体、及び、1H少量異性体),0.89(d,6H主要異性体),0.79(d,6H少量異性体)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン
11mLの硫酸の中のN−ベンジル−4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(1eq,3.1mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。氷を添加した後、水を添加し、pH=9になるまで、NaOHの溶液(30%)を添加した。その水層をジクロロメタンで抽出し、その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、0.55gの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(収率50%)を得た。
logP(pH2.7):2.35
MS(ESI):334([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.33(s,1H),8.19(d,1H),7.83(d,1H),7.05(d,1H),6.71(d,1H),6.66(bs,2H),3.96(d,2H),2.17(m,1H),0.88(d,6H)ppm。
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン
70mLのテトラヒドロフランの中の4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]−N−(ジフェニルメチレン)ピリジン−2−アミン(1eq,9.1mmol)の混合物に、10mLのHCl溶液(10%)を滴下して加えた。得られた混合物を炭酸ナトリウムの飽和溶液で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 20:1から10:1まで)で精製して、2.8gの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(収率85%)を異性体の混合物(86:14)として得た。
logP(pH2.7):1.78(1.72 少量異性体)
MS(ESI):319([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.05(s,1H主要異性体),7.89(d,1H主要異性体),7.04(d,1H主要異性体),6.89(d,1H主要異性体),6.47(m,2H主要異性体),5.93(bs,2H主要異性体),4.52(m,1H主要異性体),1.47(d,6H主要異性体),1.38(d,6H少量異性体)ppm。
式(Ice)で表される化合物の調製
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−N−(シクロプロピルカルボニル)シクロプロパンカルボキサミド
1mLのジクロロメタンの中の2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.081mmol)とトリエチルアミン(0.089mmol)とシクロプロパンカルボニルクロリド(0.089mmol)の混合物を室温で2.5時間撹拌した。次いで、水を添加し、その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:アセトニトリル 1:0から97:3まで)で精製して、15mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−N−(シクロプロピルカルボニル)シクロプロパンカルボキサミド(収率36%)を得た。
logP(pH2.7):4.75
MS(ESI):469.2([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.56(d,1H),7.55(s,1H),7.34(d,1H),7.33(s,1H),6.86(d,1H),6.80(d,1H),3.94(d,2H),2.29(m,1H),2.05(m,2H),1.17(m,4H),0.97(d,6H),0.91(m,4H)ppm。
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]−1−オキシドピリジン−2−イル}アセトアミド
1mLのジクロロメタンの中の2−アミノ−4−[1−イソブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1−オキシドピリジン(0.14mmol)とトリエチルアミン(0.19mmol)と塩化アセチル(0.16mmol)の混合物を室温で2.5時間撹拌した。次いで、水を添加し、その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から95:5まで)で精製して、22mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]−1−オキシドピリジン−2−イル}アセトアミド(収率37%)を得た。
logP(pH2.7):2.86
MS(ESI):391.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=9.92(bs,1H),8.41(d,1H),8.06(d,1H),7.49(s,1H),6.94(dd,1H),6.78(d,1H),6.75(d,1H),3.86(d,2H),2.25(s,3H),2.20(m,1H),0.90(d,6H)ppm。
N−アセチル−N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.31mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.3mmol)を3mLのTHFに溶解させた溶液に、塩化アセチル(2.1eq,0.66mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、塩化アセチル(1eq,0.31mmol)及びトリエチルアミン(2eq,0.62mmol)を添加し、その混合物を1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から1:2まで)で精製して、114mgのN−アセチル−N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド(収率81%)を得た。
logP(pH2.7):3.33
MS(ESI):403([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.55(d,1H),8.32(s,1H),7.50(m,2H),7.06(d,1H),6.89(d,1H),4.55(m,1H),2.19(s,6H),1.48(d,6H)ppm。
N−{4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.3mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.2mmol)を5mLのTHFに溶解させた溶液に、塩化アセチル(2eq,0.6mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をメタノール中のアンモニアの7M溶液(2.5mLの)に溶解させ、室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの間で分配させた。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、42mgのN−{4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}アセトアミド(収率42%,異性体の混合物 90:10)を得た。
logP(pH2.7):2.45(2.22 少量異性体)
MS(ESI):361([M+H])。
{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸エチル
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.3mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.2mmol)を5mLのTHFに溶解させた溶液に、エチルカルバモイルクロリド(2eq,0.6mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をメタノール中のアンモニアの7M溶液(2.5mL)に溶解させ、室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの間で分配させた。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、57mgの{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸エチル(収率49%,異性体の混合物 87:13)を得た。
logP(pH2.7):3.55(3.23 少量異性体)
MS(ESI):391([M+H])。
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}チオフェン−2−カルボキサミド
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.3mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.2mmol)を5mLのTHFに溶解させた溶液に、チオフェン−2−カルボニルクロリド(2eq,0.6mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をメタノール中のアンモニアの7M溶液(2.5mL)に溶解させ、室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの間で分配させた。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、63mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}チオフェン−2−カルボキサミド(収率49%,異性体の混合物 63:11)を得た。
logP(pH2.7):4.09(3.83 少量異性体)
MS(ESI):429([M+H])。
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.3mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.2mmol)を5mLのTHFに溶解させた溶液に、プロピオニルクロリド(2eq,0.6mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をメタノール中のアンモニアの7M溶液(2.5mL)に溶解させ、室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの間で分配させた。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、50mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド(収率43%,異性体の混合物 63:11)を得た。
logP(pH2.7):2.88(2.61 少量異性体)
MS(ESI):375([M+H])。
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−アミン(1eq,0.3mmol)とトリエチルアミン(4eq,1.2mmol)を5mLのTHFに溶解させた溶液に、シクロプロピルカルボニルクロリド(2eq,0.6mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をメタノール中のアンモニアの7M溶液(2.5mL)に溶解させ、室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、その残渣を水とジクロロメタンの間で分配させた。層を分離させ、その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire C18 OBD 5μm 30×150,水/アセトニトリル/ギ酸)で精製して、62mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド(収率53%,異性体の混合物 71:12)を得た。
logP(pH2.7):3.02(2.751 少量異性体)
MS(ESI):387([M+H])。
N−アセチル−N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド、及び、N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−アミン(1eq,1.9mmol)とトリエチルアミン(4eq,7.5mmol)を10mLのTHFに溶解させた溶液に、塩化アセチル(2eq,3.8mmol)を添加した。次いで、その混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル)で精製して、220mgのN−アセチル−N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド(収率27%)を得た。
N−アセチル−N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド
logP(pH2.7):3.33
MS(ESI):404([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.89(d,1H),8.72(s,1H),7.78(d,1H),7.55(d,1H),7.08(d,1H),4.59(m,1H),2.23(s,6H),1.49(d,6H)ppm。
この化合物(150mg)をメタノール中のアンモニアの7M溶液(6mL)に溶解させ、3時間撹拌した。その沈澱物を濾過し、乾燥させて、63mgのN−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド(収率47%)を得た。
N−{4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2−イル}アセトアミド
logP(pH2.7):2.59
MS(ESI):362([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=10.48(bs,1H),8.58(d,1H),8.49(s,1H),7.91(d,1H),7.31(d,1H),7.04(d,1H),4.57(m,1H),2.18(s,3H),1.48(d,6H)ppm。
式(Ig)で表される化合物の調製
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(シクロプロピルエチニル)ピリジン
2−ブロモ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.18mmol)を2mLのテトラヒドロフランに溶解させた溶液に、シクロプロピルアセチレン(0.71mmol)、ヨウ化銅(0.053mmol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.053mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.88mmol)を添加した。得られた混合物を、電子レンジ内で、120℃で3分間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から2:1まで)で精製して、35mgの4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(シクロプロピルエチニル)ピリジン(収率51%)を得た。
logP(pH2.7):4.56
MS(ESI):382.2([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.45(bs,1H),8.30(s,1H),7.45(d,1H),7.32(s,1H),7.08(d,1H),6.88(d,1H),4.30(m,1H),1.84(m,1H),1.77(m,1H),1.46(d,3H),1.58(m,1H),0.94(m,2H),0.78(m,5H)ppm。
2−シアノ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
2−クロロ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.28mmol)を1mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、シアン化亜鉛(0.14mmol)及びテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.057mmol)を添加した。得られた混合物を、電子レンジ内で、120℃で10分間撹拌した。室温まで冷却した後、その混合物を濾過し、分取HPLC(カラム:Waters Sunfire C18, 溶離液:水/メタノール/0.1% ギ酸)で精製して、56.7mgの2−シアノ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率55%)を得た。
logP(pH2.7):4.41
MS(ESI):343.1([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.69(d,1H),8.41(s,1H),8.09(s,1H),7.72(d,1H),7.10(d,1H),6.95(d,1H),4.33(m,1H),1.86(m,1H),1.80(m,1H),1.46(d,3H),0.81(t,3H)ppm。
4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−イソプロピルピリジン−2−カルボキサミド
2−クロロ−4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(0.28mmol)を2mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、モリブデンヘキサカルボニル(0.28mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.028mmol)、イソプロピルアミン(0.85mmol)及び1,8−ジアザビシクロ(5−4−0)ウンデセ−7−エン(0.85mmol)を添加した。その混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、溶媒を蒸発させ、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から2:1まで)で精製して、30mgの4−[1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−イソプロピルピリジン−2−カルボキサミド(収率26%)を得た。
logP(pH2.7):4.82
MS(ESI):403.2([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.58(d,1H),8.458(d,1H),8.38(s,1H),8.06(d,1H),7.59(dd,1H),7.08(d,1H),6.89(d,1H),4.32(m,1H),4.13(m,1H),1.88(m,1H),1.80(m,1H),1.48(d,3H),1.20(d,6H),0.80(t,3H)ppm。
式(Ih)で表される化合物の調製
4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.38mmol)を2mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液にN−ブロモスクシンイミド(1eq,0.38mmol)を添加した。次いで、その混合物を80℃で2時間撹拌した。追加のN−ブロモスクシンイミド(0.3eq,0.12mmol)を添加し、その混合物をさらに1時間撹拌した。室温まで冷却した後、酢酸エチルを添加した。その有機層を水で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その残渣をジイソプロピルエーテルとジクロロペタンに懸濁させ、濾過し、真空オーブン内で50℃で乾燥させて、0.16gの4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンを得た。
logP(pH2.7):1.40
MS(ESI):339.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=14.03(bs,1H),8.66(d,2H),7.38(d,2H),7.20(bs,2H)ppm。
4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[3−ブロモ−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(14.7mmol)を80mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(16.1mmol)をゆっくりと添加した。その混合物を室温で30分間撹拌した後、4−メトキシベンジルクロリド(16.1mmol)を滴下して加えた。次いで、その混合物をさらに5時間撹拌した。次いで、その混合物を水の上に注ぎ、酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル 4:1から1:1まで)で精製して、5.7gの4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン及び4−[3−ブロモ−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率80%)を混合物(2:1)として得た。これは、そのまま次の段階で使用した。
少量異性体
logP(pH2.7):3.0
MS(ESI):460.0([M+H])。
主要異性体
logP(pH2.7):3.53
MS(ESI):460.0([M+H])。
4−[5−(5−クロロ−2−チエニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
炭酸水素ナトリウム(2.0mmol)とPdCldppf:CHCl(1:1)(0.03mmol)の混合物に、アルゴン下、4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと4−[3−ブロモ−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(異性体の混合物 2:1,0.65mmol)を10.5mLのジメトキシエタンと3mLの水に溶解させて脱ガスした溶液を添加した。次いで、トリメチルボロキシン(THF中の50%溶液,1.3mmol)を添加し、その混合物を90℃で3時間撹拌した。室温まで冷却した後、水及び酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を3mLのトリフルオロ酢酸に溶解させ、65℃で2時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 20:1から10:1まで)で精製して、57mgの4−[5−(5−クロロ−2−チエニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率30%)を得た。
logP(pH2.7):1.07
MS(ESI):276.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.09(s,1H),8.59(d,2H),7.32(m,2H),6.98(d,1H),6.62(d,1H),2.21(s,3H)ppm。
3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリル
1mLのN,N−ジメチルホルムアミドの中の4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと4−[3−ブロモ−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(異性体の混合物 2:1,1eq,0.435mmol)に、シアン化亜鉛(0.65mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.09mmol)を添加した。その混合物を、電子レンジ内で、160℃で5分間撹拌した。室温まで冷却した後、その反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を1mLのトリフルオロ酢酸に溶解させ、65℃で2時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 20:1から10:1まで)で精製して、19mgの3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボニトリル(収率15%)を得た。
logP(pH2.7):1.53
MS(ESI):287.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.69(d,2H),7.45(d,2H),7.20(bs,2H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
炭酸水素ナトリウム(2.0mmol)とPdCldppf:CHCl(1:1)(0.05eq,0.03mmol)の混合物に、アルゴン下、4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと4−[3−ブロモ−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(異性体の混合物 2:1,0.65mmol)を10.5mLのジメトキシエタンと3mLの水に溶解させて脱ガスした溶液を添加した。次いで、シクロプロピルボロン酸(1.3mmol)を添加し、その混合物を90℃で3時間撹拌した。次いで、追加のシクロプロピルボロン酸(1.3mmol)を添加し、その混合物を65℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、水及び酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出し、その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を3mLのトリフルオロ酢酸に溶解させ、65℃で2時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加した。その水層を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(カラム WATERS Sunfire C18 5μm 50×150mm,溶離液:水/メタノール/0.1% ギ酸)で精製して、49mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率25%)を得た。
logP(pH2.7):1.29
MS(ESI):302.1([M+H])。
4−[5−シクロプロピル−1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[3−シクロプロピル−1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−シクロプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.32mmol)を2mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(1.5eq,0.48mmol)及び炭酸セシウム(2eq,0.64mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 5:1から1:1まで)で精製して、28.8mgの4−[5−シクロプロピル−1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率26%)及び30.2mgの4−[3−シクロプロピル−1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率28%)を得た。
4−[5−シクロプロピル−1−イソプロピル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):2.44
MS(ESI):344([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.59(d,2H),7.26(dd,2H),6.70(d,1H),6.57(d,1H),4.90(m,1H),1.73(m,1H),1.55(d,6H),0.88(m,2H),0.30(m,2H)ppm。
4−[3−シクロプロピル−1−イソプロピル−5−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):2.44
MS(ESI):344([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.52(d,2H),7.24(dd,2H),6.93(d,1H),6.77(d,1H),4.48(m,1H),1.85(m,1H),1.45(d,6H),0.98(m,2H),0.92(m,2H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.055eq,0.036mmol)を、4−[5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.65mmol)とトリブチル−1−プロピニルスタンナン(1.1eq,0.72mmol)を8mLのアセトニトリルに溶解させて脱ガスした溶液に添加した。次いで、その混合物を、電子レンジ内で、150℃で30分間加熱した。その混合物を濾過し、蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 3:1から1:1まで)で精製して、170mgの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率62%,異性体の混合物 64:22)を得た。
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):3.11(2.61 少量異性体)
MS(ESI):420([M+H])。
148mgの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンをトリフルオロ酢酸:ジクロロメタンの混合物(1:1)(1.5mL)に溶解させ、その混合物を、電子レンジ内で、120℃で10分間加熱した。次いで、溶媒を蒸発させて、97mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率100%)を得た。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.44
MS(ESI):300([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.90(bs,1H),8.64(d,2H),7.45(d,2H),7.02(d,1H),6.75(d,1H),2.07(s,3H)ppm。
4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.24mmol)を2mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(1.5eq,0.35mmol)及び炭酸セシウム(2eq,0.47mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、46.6mgの4−[(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率52%,異性体の混合物 86:14)を得た。
logP(pH2.7):2.78(2.21 少量異性体)
MS(ESI):342([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.63(d,2H主要異性体),7.42(d,2H主要異性体),7.02(d,1H主要異性体),6.74(d,1H主要異性体),4.82(m,1H主要異性体),2.13(s,3H主要異性体),2.09(s,3H少量異性体),1.47(d,6H主要異性体),1.39(d,6H少量異性体)ppm。
4−[5−ブロモ−1−sec−ブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,5.9mmol)を40mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードブタン(1.5eq,8.8mmol)及び炭酸セシウム(1.1eq,6.5mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、ジエチルエーテルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、2.23gの4−[5−ブロモ−1−sec−ブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率91%,異性体の混合物 77:23)を得た。
logP(pH2.7):3.69
MS(ESI):397([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.67(d,2H主要異性体),8.55(d,2H少量異性体),7.41(d,2H主要異性体),7.28(d,2H少量異性体),7.00(d,1H主要異性体),6.65(d,1H主要異性体),4.55(m,1H主要異性体),4.22(m,1H少量異性体),1.91(m,1H主要異性体),1.82(m,1H主要異性体),1.46(d,3H主要異性体),1.42(d,3H少量異性体),0.81(t,3H主要異性体),0.69(t,3H少量異性体)ppm。
4−[5−クロロ−1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−ブロモ−1−sec−ブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.38mmol)を5mLの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液に、−78℃で、窒素下、n−ブチルリチウム(1.1eq,0.42mmol,1.6M溶液)を滴下して加えた。得られた混合物を−78℃で30分間撹拌した。ヘキサクロロエタン(2eq,0.76mmol)を0.5mLのテトラヒドロフランに溶解させた溶液を滴下して加えた。その反応物を室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、66mgの4−[5−クロロ−1−sec−ブチル−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率45%)を得た。
logP(pH2.7):3.44
MS(ESI):353([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.57(dd,2H),7.43(dd,2H),7.01(d,1H),6.70(d,1H),4.54(m,1H),1.90(m,1H),1.83(m,1H),1.47(d,3H),0.81(t,3H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチルスルファニル−1−sec−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−ブロモ−1−sec−ブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.38mmol)を5mLの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液に、−78℃で、窒素下、n−ブチルリチウム(1.1eq,0.42mmol,1.6M溶液)を滴下して加えた。得られた混合物を−78℃で30分間撹拌した。次いで、ジメチルジスルフィド(1.2eq,0.3mmol)を滴下して加えた。その反応物を室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その混合物をチオ硫酸ナトリウムの1M溶液で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、58mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチルスルファニル−1−sec−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率60%)を得た。
logP(pH2.7):3.35
MS(ESI):364([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.66(d,2H),7.43(d,2H),6.98(d,1H),6.61(d,1H),4.82(m,1H),2.21(s,MH),1.91(m,1H),1.83(m,1H),1.46(d,3H),0.79(t,3H)ppm。
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−フルオロ−1−sec−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[5−ブロモ−1−sec−ブチル−(3/5)−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.38mmol)を5mLの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液に、−78℃で、窒素下、n−ブチルリチウム(1.1eq,0.42mmol,1.6M溶液)を滴下して加えた。得られた混合物を−78℃で30分間撹拌した。N−フルオロベンゼンスルホンイミド(2eq,0.76mmol)を0.5mLのテトラヒドロフランに溶解させた溶液を滴下して加えた。その反応物を室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、31mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−フルオロ−1−sec−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率20%)を得た。
logP(pH2.7):2.61
MS(ESI):336([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.63(d,2H),7.40(d,2H),7.07(d,1H),6.85(d,1H),4.39(m,1H),1.83(m,2H),1.’−(d,3H),0.82(t,3H)ppm。
式(Im)で表される出発物質の調製
4−[1−イソブチル−3−(5−シアノ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[1−イソブチル−3−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.28mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させた溶液に、シアン化亜鉛(0.5eq,0.14mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2eq,0.055mmol)を添加した。得られた混合物を、電子レンジ内で、120℃で10分間撹拌した。水を添加し、その水層を酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を分取HPLC(SunFire 50×150mm 5μm,eau/メタノール/ギ酸)で精製して、44mgの4−[1−イソブチル−3−(5−シアノ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率49%)を得た。
logP(pH2.7):1.74
MS(ESI):309([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.62(d,2H),8.27(s,1H),7.89(d,1H),7.47(d,2H),7.12(d,1H),4.02(d,2H),2.18(m,1H),0.91(d,6H)ppm。
4−[1−イソプロピル−(3/5)−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.57mmol)を6mLの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液に、0℃で、イソプロピルマグネシウムクロリド(1.1eq,0.63mmol,2M溶液)を滴下して加えた。その混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、水を滴下して加えた。その混合物を酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から1:1まで)で精製して、89mgの4−[1−イソプロピル−(3/5)−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率55%,異性体の混合物 74:26)を得た。
logP(pH2.7):1.27(1.33 少量異性体)
MS(ESI):270([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.52(dd,2H主要異性体),8.25(s,1H主要異性体),8.11(s,1H少量異性体),7.54(m,1H主要異性体),7.36(dd,2H主要異性体),7.17(dd,2H少量異性体),7.05(m,2H主要異性体),4.55(m,1H主要異性体),1.49(d,6H主要異性体),1.39(d,6H少量異性体)ppm。
4−[1−イソプロピル−3−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン、及び、4−[1−イソプロピル−5−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.43mmol)を5mLの無水テトラヒドロフランに溶解させた溶液に、−78℃で、ブチルリチウム(1.1eq,0.47mmol,1.6M溶液)を滴下して加えた。その混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、ジメチルジスルフィド(1.2eq,0.52mmol)を滴下して加えた。その溶液をを室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その混合物をチオ硫酸ナトリウムの1M溶液で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 10:1から2:1まで)で精製して、60mgの4−[1−イソプロピル−3−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率42%)及び19mgの4−[1−イソプロピル−5−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率13%)を得た。
4−[1−イソプロピル−3−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.79
MS(ESI):316([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.54(d,2H),8.23(s,1H),7.39(d,2H),7.02(d,1H),6.89(d,1H),4.54(m,1H),1.48(d,6H)ppm。
4−[1−イソプロピル−5−(5−メチルスルファニル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
logP(pH2.7):1.78
MS(ESI):316([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.44(d,2H),8.10(s,1H),7.24(m,4H),4.42(m,1H),1.39(d,6H)ppm。
式(X)で表されるの出発物質調製
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール
5−クロロチオフェン−2−メチルケトン(1eq,0.032mol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(4.8g)とヒドラジン水和物(2eq,0.064mol)の混合物を80℃で6時間加熱した。TLCでモニターして反応が完結した後、その反応混合物を氷水の中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、蒸発させて、5.3gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率89%)を得た。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=10.2−10.8(1H,br),7.5(1H,d),7.0(1H,d),6.8(1H,d),6.4(1H,d)。
3−(ジメチルアミノ)−1−(2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オン
2−アセチルチオフェン(198mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(297mmol)の混合物を一晩還流し、次いで、室温まで冷却した。その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に乾燥させて、36g(収率100%)の3−(ジメチルアミノ)−1−(2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.33
MS(ESI):182.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.76(d,1H),7.73(d,1H),7.66(d,1H),7.14(m,1H),5.76(d,1H),3.13(s,3H),2.90(s,3H)ppm。
3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
50mLのエタノールの中の3−(ジメチルアミノ)−1−(2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オン(193mmol)とヒドラジン水和物(396mmol)の混合物を18時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その有機層を、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を再結晶(ジクロロメタン/シクロヘキサン)させて、26.0gの3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率90%)を得た。
logP(pH2.7):1.30
MS(ESI):151.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=12.81(bs,1H),7.76(bs,1H),7.38(m,2H),7.07(m,1H),6.59(bs,1H)ppm。
1−(4−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン
1−(4−クロロ−2−チエニル)エタノン(32.1mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(112.2mmol)の混合物を3時間還流し、次いで、室温まで冷却し、その結果、結晶化が起こった。その反応混合物を−18℃の冷凍庫の中に2時間貯蔵した。その上清をデカントし、結晶を減圧下に乾燥させて、5.3g(収率77%)の1−(4−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.86
MS(ESI):216.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.81(d,1H),7.74(d,1H),7.69(d,1H),5.80(d,1H),3.15(s,3H),2.92(s,3H)ppm。
3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール
25mLのエタノールの中の1−(4−クロロ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン(24.6mmol)とヒドラジン水和物(49.2mmol)の混合物を15時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、減圧下に乾燥させて、4.5g(収率99%)の3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾールを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.91
MS(ESI):185.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=12.95(bs,1H),7.79(bs,1H),7.46(bs,1H),7.38(d,1H),6.67(bs,1H)ppm。
1−(4−ブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン
1−(4−ブロモ−2−チエニル)エタノン(48.8mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(73.1mmol)の混合物を一晩還流し、次いで、室温まで冷却した。その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に乾燥させて、12.6g(収率99%)の1−(4−ブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.94
MS(ESI):259.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.84(m,2H),7.69(d,1H),5.82(d,1H),3.15(s,3H),2.92(s,3H)ppm。
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール
50mLのエタノールの中の1−(4−ブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン(43.5mmol)とヒドラジン水和物(86.9mmol)の混合物を18時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その有機相を、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで順次洗浄し,MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、9.74g(収率94%)の3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾールを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.99
MS(ESI):228.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=12.94(m,1H),7.78(bs,1H),7.53(d,1H),7.41(d,1H),6.67(m,1H)ppm。
3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オン
1−(4−メチル−2−チエニル)エタノン(70.8mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(105.1mmol)の混合物を一晩還流し、次いで、室温まで冷却した。その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に乾燥させて、13.8g(収率100%)の3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.65
MS(ESI):196.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.63(d,1H),7.58(d,1H),7.30(d,1H),5.72(d,1H),3.12(s,3H),2.89(s,3H),2.22(s,3H)ppm。
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
80mLのエタノールの中の3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−チエニル)プロパ−2−エン−1−オン(72mmol)とヒドラジン水和物(144mmol)の混合物を18時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。その有機相を、飽和塩化アンモニウム水溶液と飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、11.58g(収率98%)の3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾールを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):1.72
MS(ESI):165.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=12.94(bs,1H),7.75(d,1H),7.19(d,1H),6.97(s,1H),6.55(m,1H),2.21(s,3H)ppm。
1−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン
1−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)エタノン(9.7mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(44.8mmol)の混合物を3時間還流し、次いで、室温まで冷却した。その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に乾燥させて、3.24g(収率94%)の1−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オンを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):2.68
MS(ESI):337.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.87(s,1H),7.70(d,1H),5.80(d,1H),3.15(s,3H),2.93(s,3H)ppm。
3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール
22mLのエタノールの中の1−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エン−1−オン(9.6mmol)とヒドラジン水和物(14.3mmol)の混合物を15時間還流し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を減圧下に蒸発させ、減圧下に乾燥させて、2.94g(収率100%)の3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾールを得た。これは、それ以上精製することなく、次の段階で使用した。
logP(pH2.7):2.74
MS(ESI):306.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=13.02(bs,1H),7.80(bs,1H),7.44(s,1H),6.70(bs,1H)ppm。
3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール
200mLのN,N−ジメチルアセトアミドの中の2−アセチル−5−クロロチオフェン(156mmol)とN,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(171mmol)の混合物を90℃に4時間加熱し、次いで、室温まで冷却した。その反応混合物を減圧下に濃縮し、その残渣を200mLの無水エタノールに溶解させた。ヒドラジン一水和物(234mmol)を添加し、その混合物を室温で24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去した。石油エーテルを添加し、形成された沈澱物を濾過し、次いで、洗浄して、22g(収率71%)の3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾールを得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=7.03(d,1H),6.85(d,1H),6.22(s,1H),2.34(s,3H)ppm。
式(IX)で表される出発物質の調製
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(1eq,0.023mol)と炭酸セシウム(1.2eq,0.028mol)を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解させた溶液に、1−ブロモ−2−メチルプロパン(1.1eq,0.025mol)をゆっくりと添加し、その混合物を室温で3時間撹拌した。TLCでモニターして反応が完結した後、その反応混合物を氷で冷却した水の中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。その有機層を合して水、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その粗製化合物をカラムクロマトグラフィーで精製して、4.3gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール(収率76%)を得た。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=7.3(1H,d),7.0(1H,d),6.8(1H,d),6.3(1H,d),3.8(2H,d),2.2(1H,m),0.9(6H,d)。
1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(31.6mmol)を150mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(37.9mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化イソプロピル(47.4mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。ヨウ化イソプロピル(5.9mmol)を添加し、その混合物を室温で一晩撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、5.40gの1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率88%)及び50mgの1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率1%)を得た。
1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.66
MS(ESI):193.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.78(d,1H),7.40(dd,1H),7.34(dd,1H),7.06(dd,1H),6.55(d,1H),4.49(sept,1H),1.43(t,6H)ppm。
1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.69
MS(ESI):193.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.71(dd,1H),7.51(d,1H),7.27(dd,1H),7.20(m,1H),6.39(d,1H),4.70(sept,1H),1.40(t,6H)ppm。
1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−エチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(31.6mmol)を150mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(37.9mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化エチル(47.4mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、2.50gの1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率44%)及び50mgの1−エチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率1%)を得た。
1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.14
MS(ESI):179.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.75(d,1H),7.41(dd,1H),7.34(dd,1H),7.06(dd,1H),6.55(d,1H),4.13(q,2H),1.38(t,3H)ppm。
1−エチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.18
MS(ESI):179.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.70(dd,1H),7.48(d,1H),7.32(m,1H),7.20(m,1H),6.44(d,1H),4.24(q,2H),1.33(t,3H)ppm。
1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(33.3mmol)を100mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(39.9mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化プロピル(49.9mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(6.50g)(81:19;収率99%)が得られた。1.0gのこの混合物をそのまま次の段階で使用した。5.50gの該混合物は、シリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で再度精製して、4.35gの1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール及び1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率67%)並びに0.40gの1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率6%)を得た。
1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.58
MS(ESI):193.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.74(d,1H),7.41(dd,1H),7.35(dd,1H),7.06(dd,1H),6.55(d,1H),4.05(t,2H),1.79(m,2H),0.85(t,3H)ppm。
1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.64
MS(ESI):193.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.70(dd,1H),7.48(d,1H),7.31(m,1H),7.19(m,1H),6.44(d,1H),4.16(t,2H),1.74(m,2H),0.81(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−sec−ブチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(23.2mmol)を100mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(28.0mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、2−ヨードブタン(35.0mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。1−sec−ブチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと1−sec−ブチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(650mg)(82:18;収率13%)が得られた。
1−sec−ブチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.10
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.77(d,1H),7.40(dd,1H),7.35(m,1H),7.06(m,1H),6.55(d,1H),4.25(m,1H),1.76(m,2H),1.41(d,3H),0.74(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.97
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.72(dd,1H),7.54(d,1H),7.24(dd,1H),7.20(m,1H),6.39(d,1H),4.41(m,1H),1.82(m,2H),1.40(d,3H),0.61(t,3H)ppm。
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール、及び、5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(10.0mmol)を25mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(15.0mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化エチル(20.0mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、1.76gの3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール(収率68%)及び403mgの5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール(収率15%)を得た。
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.04
MS(ESI):256.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.79(d,1H),7.54(d,1H),7.40(d,1H),6.66(d,1H),4.14(q,2H),1.38(t,3H)ppm。
5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−エチル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.92
MS(ESI):256.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.84(d,1H),7.51(d,1H),7.39(d,1H),6.51(d,1H),4.24(q,2H),1.33(t,3H)ppm。
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール、及び、5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下、3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(8.7mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた。水素化ナトリウム(10.5mmol,鉱油中の60%分散液)を、室温で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌した。ヨウ化イソプロピル(13.1mmol)を滴下して加え、その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、1.90gの3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール(収率71%)を得た。微量の少量位置異性体5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾールを採集し、同様に分析した。
3−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.61
MS(ESI):271.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.81(d,1H),7.53(d,1H),7.39(d,1H),6.64(d,1H),4.50(sept,1H),1.42(d,6H)ppm。
5−(4−ブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.44
MS(ESI):271.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.86(d,1H),7.54(m,1H),7.34(d,1H),6.46(d,1H),4.69(sept,1H),1.39(d,6H)ppm。
1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−メチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.0mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(13.5mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化メチル(18.0mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:MTBE 100:0から90:10まで)で精製して、864mgの1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率54%)及び480mgの1−メチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率30%)を得た。
1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.14
MS(ESI):179.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.69(d,1H),7.17(d,1H),6.98(m,1H),6.52(d,1H),3.82(s,3H),2.20(s,3H)ppm。
1−メチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.26
MS(ESI):179.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.43(d,1H),7.26(m,1H),7.22(d,1H),6.43(d,1H),3.92(s,3H),2.26(s,3H)ppm。
1−エチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−エチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.3mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(14.0mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化エチル(18.6mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:MTBE 100:0から90:10まで)で精製して、1.21gの1−エチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率68%)及び406mgの1−エチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率23%)を得た。
1−エチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.64
MS(ESI):193.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.74(d,1H),7.17(d,1H),6.98(m,1H),6.52(d,1H),4.12(q,2H),2.20(s,3H),1.37(t,3H)ppm。
1−エチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.68
MS(ESI):193.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.47(d,1H),7.27(m,1H),7.15(d,1H),6.40(d,1H),4.23(q,2H),2.26(s,3H),1.33(t,3H)ppm。
3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール、及び、5−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.1mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(13.7mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、ヨウ化プロピル(18.3mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:MTBE 100:0から90:10まで)で精製して、1.39gの3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール(収率74%)及び341mgの5−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール(収率18%)を得た。
3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.07
MS(ESI):207.2([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.73(d,1H),7.17(d,1H),6.98(m,1H),6.52(d,1H),4.04(t,2H),2.20(s,3H),1.79(m,2H),0.83(t,3H)ppm。
5−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.10
MS(ESI):207.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.47(d,1H),7.27(m,1H),7.14(d,1H),6.41(d,1H),4.16(t,2H),2.26(s,3H),1.75(m,2H),0.81(t,3H)ppm。
1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−イソプロピル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.0mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(13.5mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、2−ヨードプロパン(18.0mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで; 次いで、シクロヘキサン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、1.15gの1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率62%)及び305mgの1−イソプロピル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率16%)を得た。
1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.14
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.77(d,1H),7.17(d,1H),6.98(m,1H),6.51(d,1H),4.48(sept,1H),2.02(s,3H),1.42(d,6H)ppm。
1−イソプロピル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.18
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.50(m,1H),7.28(m,1H),7.10(d,1H),6.35(d,1H),4.73(sept,1H),2.26(s,3H),1.39(d,6H)ppm。
1−sec−ブチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−sec−ブチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.1mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(13.7mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。0℃まで再度冷却した後、0℃で、2−ヨードブタン(18.3mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで; 次いで、シクロヘキサン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、1.08gの1−sec−ブチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率54%)及び362mgの1−sec−ブチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率18%)を得た。
1−sec−ブチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.63
MS(ESI):221.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.76(d,1H),7.17(d,1H),6.97(m,1H),6.51(d,1H),4.24(m,1H),2.20(s,3H),1.76(m,2H),1.40(d,3H),0.73(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−5−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.65
MS(ESI):221.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.52(d,1H),7.28(m,1H),7.06(d,1H),6.35(d,1H),4.44(m,1H),2.26(s,3H),1.88(m,1H),1.70(m,1H),1.39(d,3H),0.61(t,3H)ppm。
3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール、及び、5−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下、3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(9.4mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた。水素化ナトリウム(11.3mmol,鉱油中の60%分散液)を、室温で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌した。ヨウ化イソプロピル(14.1mmol)を滴下して加え、その反応混合物を室温で14時間撹拌した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、2.67gの3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール(収率81%)及び238mgの5−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール(収率7%)を得た。
3−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.64
MS(ESI):348.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.85(d,1H),7.43(s,1H),6.69(d,1H),4.50(sept,1H),1.42(s,6H)ppm。
5−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.44
MS(ESI):348.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.54(d,1H),7.35(s,1H),6.48(d,1H),4.68(sept,1H),1.39(d,6H)ppm。
1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−メチル−3−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
乾燥THFを、該溶媒にアルゴンの連続流を用いて15分間パージすることにより脱ガスした。マイクロ波バイアル(10〜20mLの反応容積)の中で、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.08mmol)及びヨウ化銅(I)(0.16mmol)を12mLの脱ガスした乾燥THFに溶解させた。この溶液に、該バイアルを水浴に浸漬することによって反応温度を調節しながら、1−ペンチン(4.0mmol)及び乾燥トリエチルアミン(4.2mmol)及びチオフェン−2−カルボニルクロリド(4.0mmol)を順次添加した。その反応混合物を、アルゴンでパージし、アルゴン雰囲気下、室温で1時間撹拌した。その反応混合物に、1.5mLのメタノール、1.5mLの酢酸及びメチルヒドラジン(4.4mmol)を添加した。そのマイクロ波バイアルに隔膜で蓋をし、実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が150℃になるまで10分間照射した(照射力:50〜230W; 圧力:7〜8バール)。室温まで冷却した後、その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に一晩乾燥させた。その残渣を酢酸エチルと水の間で分配させた。水相を酢酸エチルで抽出し、その有機層を合して飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、多少のホスフィン不純物及びホスフィンオキシド不純物を含んでいる1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと1−メチル−3−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(864mg)(90:10)を得た。その粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:MTBE 100:0から90:10まで)で精製して、533mgの1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率63%)及び61mgの1−メチル−3−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率6%)を得た。
1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.90
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.39(dd,1H),7.31(dd,1H),7.04(dd,1H),6.38(s,1H),3.72(s,3H),2.56(t,2H),1.63(m,2H),0.97(t,3H)ppm。
1−メチル−3−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):2.90
MS(ESI):207.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.67(dd,1H),7.35(dd,1H),7.19(dd,1H),6.27(s,1H),3.85(s,3H),2.47(t,2H),1.60(m,2H),0.92(t,3H)ppm。
1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾール、及び、1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾール
乾燥THFを、該溶媒にアルゴンの連続流を用いて15分間パージすることにより脱ガスした。マイクロ波バイアル(10〜20mLの反応容積)の中で、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.08mmol)及びヨウ化銅(I)(0.16mmol)を12mLの脱ガスした乾燥THFに溶解させた。この溶液に、該バイアルを水浴に浸漬することによって反応温度を調節しながら、1−ペンチン(4.0mmol)及び乾燥トリエチルアミン(4.2mmol)及び3−メチルチオフェン−2−カルボニルクロリド(4.0mmol)を順次添加した。その反応混合物を、アルゴンでパージし、アルゴン雰囲気下、室温で2時間撹拌した。その反応混合物に、1.5mLのメタノール、1.5mLの酢酸及びメチルヒドラジン(4.4mmol)を添加した。そのマイクロ波バイアルに隔膜で蓋をし、実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が150℃になるまで10分間照射した(照射力:50〜230W; 圧力:7〜8バール)。室温まで冷却した後、その反応混合物を減圧下に濃縮し、減圧下に一晩乾燥させた。その残渣をMTBEと飽和炭酸ナトリウム水溶液の間で分配させた。水相をMTBEで抽出し、その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、多少のホスフィン不純物及びホスフィンオキシド不純物を含んでいる1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾールと1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾールの混合物(1.01g)(83:17)を得た。その粗製生成物は、それ以上精製することなく次の段階で使用した。
1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.34
MS(ESI):221.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.28(d,1H),6.69(d,1H),6.24(s,1H),3.74(s,3H),2.61(t,2H),2.33(s,3H),1.63(m,2H),0.97(t,3H)ppm。
1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.34
MS(ESI):221.1([M+H])。
式(VIII)で表される出発物質の調製
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール(1eq,0.045mol)を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(130mL)に溶解させた溶液に、N−ブロモスクシンイミド(1.1eq,0.05mol)をゆっくりと添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。TLCでモニターして反応が完結した後、その反応混合物を氷で冷却した水の中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。その有機層を合して水、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、蒸発させて、12gの4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール(収率82%)を得た。
H NMR(CDCl,400MHz):δ=7.44(1H,d),7.4(1H,s),6.8(1H,d),3.8(2H,d),2.2(1H,m),0.9(6H,d)。
4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下、3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(2.9mmol)を8mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた。N−ヨードスクシンイミド(3.1mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌した。白色の沈澱物を濾過し、少量の冷MTBEで洗浄し、減圧下に乾燥させて、540mgの4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率66%)を得た。濾液を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、303mgの4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率34%)を得た。これは、それ以上精製することなく使用した。
logP(pH2.7):2.10
MS(ESI):276.8([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.94(s,1H),7.66(m,1H),7.57(m,1H),7.15(m,1H)ppm。
1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、1−sec−ブチル−4−ヨード−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(7.1mmol)を57mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、水素化ナトリウム(8.5mmol,鉱油中の60%分散液)を少量ずつ添加した。その反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで、2−ヨードブタン(10.6mmol)を滴下して加えた。室温で14時間経過した後、その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと1−sec−ブチル−4−ヨード−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(2.7g)(80:20;収率88%)を得た。その混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで; 及び、シクロヘキサン:トルエン 100:0から0:100まで)で精製して、1.16gの1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率48%)及び71mgの1−sec−ブチル−4−ヨード−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率3%)を得た。
1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.12
MS(ESI):333.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=8.08(s,1H),7.67(m,1H),7.52(m,1H),7.13(m,1H),4.27(m,1H),1.77(m,2H),1.40(d,3H),0.74(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−4−ヨード−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.12
MS(ESI):332.9([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.86(m,1H),7.70(s,1H),7.26(m,1H),7.23(m,1H),4.21(m,1H),1.83(m,1H),1.65(m,1H),1.34(d,3H),0.59(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール、及び、4−ヨード−1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(1.1mmol)を3mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(1.3mmol,鉱油中の60%分散液)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で撹拌し、次いで、ヨウ化イソプロピル(1.7mmol)を滴下して加えた。室温で2時間経過した後、その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと4−ヨード−1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(350mg)(75:25;収率99%)を得た。その混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、151mgの4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率42%)及び42mgの4−ヨード−1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率11%)を得た。
4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.71
MS(ESI):319.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.08(s,1H),7.66(m,1H),7.53(m,1H),7.13(m,1H),4.52(sept,1H),1.43(t,6H)ppm。
4−ヨード−1−イソプロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.66
MS(ESI):319.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.86(m,1H),7.68(s,1H),7.27(m,2H),4.51(sept,1H),1.34(t,6H)ppm。
4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(代替的合成)
1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(27.5mmol)を98mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、N−ヨードスクシンイミド(28.9mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。N−ヨードスクシンイミド(4.4mmol)を添加し、撹拌を24時間継続した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、3.70gの4−ヨード−1−イソプロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率38%)を得た。
logP(pH2.7):3.71
MS(ESI):319.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.08(s,1H),7.66(m,1H),7.53(m,1H),7.13(m,1H),4.52(sept,1H),1.43(t,6H)ppm。
1−エチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(13.5mmol)を45mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、N−ヨードスクシンイミド(14.1mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。N−ヨードスクシンイミド(4.4mmol)を添加し、撹拌を24時間継続した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、2.10gの1−エチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率51%)を得た。
logP(pH2.7):3.13
MS(ESI):305.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.03(s,1H),7.66(m,1H),7.52(m,1H),7.13(m,1H),4.14(q,2H),1.38(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
18mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドの中の1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾールと1−プロピル−5−(2−チエニル)−1H−ピラゾールの混合物(80:20,5.0mmol)に、アルゴン雰囲気下、N−ヨードスクシンイミド(5.2mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、180mgの4−ヨード−1−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率11%)を得た。
logP(pH2.7):3.65
MS(ESI):318.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.02(s,1H),7.67(m,1H),7.52(m,1H),7.13(m,1H),4.08(t,2H),1.79(m,2H),0.84(t,3H)ppm。
3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下、3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(24.0mmol)を50mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた。N−ヨードスクシンイミド(25.1mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌した。白色の沈澱物を濾過し、水で充分に洗浄し、減圧下に乾燥させて、6.80gの3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(収率91%)を得た。これは、それ以上精製することなく使用した。
logP(pH2.7):2.68
MS(ESI):310.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.07(m,1H),7.57(m,2H)ppm。
3−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール、及び、5−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール
4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(4.8mmol)を15mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、水素化ナトリウム(5.8mmol,鉱油中の60%分散液)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、15分間撹拌した。0℃まで冷却した後、ヨウ化エチル(7.2mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。水素化ナトリウム(1.2mmol)及びヨウ化エチル(2.5mmol)を添加し、撹拌を24時間継続した。その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、3−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾールと5−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾールの混合物(1.71g)(80:20;収率84%)を得た。その混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチルを得た。100:0から0:100まで)で精製して、1.27gの3−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール(収率78%)及び92mgの5−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール(収率6%)を得た。
3−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.02
MS(ESI):338.9([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=8.08(s,1H),7.59(d,1H),7.56(d,1H),4.16(q,2H),1.38(t,3H)ppm。
5−(4−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−4−ヨード−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):3.76
MS(ESI):338.9([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.90(d,1H),7.69(s,1H),7.38(d,1H),4.14(q,2H),1.26(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール、及び、1−sec−ブチル−5−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール
4−ヨード−3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール(3.3mmol)を10mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(3.9mmol,鉱油中の60%分散液)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、2−ヨードブタン(4.9mmol)を滴下して加えた。室温で2日間経過した後、その反応混合物に水及びMTBEを添加した。相を分離させ、その水相をMTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾールと1−sec−ブチル−5−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾールの混合物(1.2g)(88:12;収率100%)を得た。その混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、923mgの1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(収率74%)及び150mgの1−sec−ブチル−5−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(収率11%)を得た。
1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):5.01
MS(ESI):367.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.10(s,1H),7.56(m,2H),4.28(m,1H),1.76(m,2H),1.41(d,3H),0.74(t,3H)ppm。
1−sec−ブチル−5−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.72
MS(ESI):366.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.90(d,1H),7.72(s,1H),7.28(d,1H),4.22(m,1H),1.83(m,1H),1.68(m,1H),1.35(d,3H),0.60(t,3H)ppm。
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(111mmol)を200mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。N−ブロモスクシンイミド(118mmol)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を、室温で、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和炭酸ナトリウム水溶液の混合物(1:1)の中に注ぎ入れた。沈澱物を濾過し、水で充分に洗浄し、酢酸エチルに溶解させ、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させて、19.5gの4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(収率64%)を得た。これは、それ以上精製することなく使用した。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=10.65(bs,1H),7.44(d,1H),6.90(d,1H),2.29(s,3H)ppm。
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(35.3mmol)を30mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(37.1mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。30分間撹拌した後、ヨードメタン(42.4mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液の中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100%ジクロロメタン)で精製して、5.6gの4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール(収率54%)を得た。
logP(pH2.7):3.92
MS(ESI):290.8([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.44(d,1H),7.13(d,1H),3.80(s,3H),2.27(s,3H)ppm。
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−5−メチル−1H−ピラゾール
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(36.0mmol)を30mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(37.8mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。30分間撹拌した後、ヨードエタン(43.2mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液の中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その粗製生成物、をシリカゲルクロマトグラフィー(100%ジクロロメタン)で精製して、7.0gの4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−エチル−5−メチル−1H−ピラゾール(収率64%)を得た。
logP(pH2.7):4.54
MS(ESI):304.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.45(d,1H),7.13(d,1H),4.13(q,2H),2.29(s,3H),1.31(t,3H)ppm。
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(36.0mmol)を30mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(37.8mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。30分間撹拌した後、2−ヨードプロパン(43.2mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液の中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その粗製生成物、をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 50:50)で精製して、10.0gの4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール(収率87%)を得た。
logP(pH2.7):5.35
MS(ESI):318.9([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.43(d,1H),7.13(d,1H),4.58(sept,1H),2.30(s,3H),1.39(d,6H)ppm。
3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−5−メチル−1H−ピラゾール(40.3mmol)を70mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。N−ヨードスクシンイミド(42.7mmol)を、0℃で、少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を、室温で、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和炭酸ナトリウム水溶液の混合物(1:1)の中に注ぎ入れた。沈澱物を濾過し、水で充分に洗浄し、酢酸エチルに溶解させ、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させて、9.9gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール(収率76%)を得た。これは、それ以上精製することなく使用した。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=10.67(bs,1H),7.49(d,1H),6.91(d,1H),2.32(s,3H)ppm。
3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール(31.9mmol)を30mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させ、窒素雰囲気下、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(33.5mmol,鉱油中の60%分散液)を、0℃で、少量ずつ添加した。30分間撹拌した後、2−ヨードプロパン(38.5mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。その溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液の中に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その粗製生成物、をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 90:10)で精製して、7.5gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール(収率67%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=7.48(d,1H),6.87(d,1H),4.47(sept,1H),2.34(s,3H),1.47(d,6H)ppm。
4−ヨード−1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(4.7mmol)を14mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(5.0mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで)で精製して、1.26gの4−ヨード−1−メチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率84%)を得た。
logP(pH2.7):3.18
MS(ESI):305.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.71(d,1H),7.11(s,1H),6.53(d,1H),3.82(s,3H),2.14(s,3H)ppm。
1−エチル−4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−エチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(6.2mmol)を20mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(6.6mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで)で精製して、1.56gの1−エチル−4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率76%)を得た。
logP(pH2.7):3.70
MS(ESI):319.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.76(d,1H),7.11(s,1H),6.53(d,1H),4.11(q,2H),2.14(s,3H),1.37(t,3H)ppm。
4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール
3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール(6.2mmol)を16mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(6.6mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで)で精製して、1.77gの4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1−プロピル−1H−ピラゾール(収率85%)を得た。
logP(pH2.7):4.20
MS(ESI):333.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.75(d,1H),7.11(s,1H),6.53(d,1H),4.04(t,2H),2.14(s,3H),1.77(m,2H),0.83(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(5.6mmol)を16mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(5.8mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで)で精製して、1.54gの4−ヨード−1−イソプロピル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率82%)を得た。
logP(pH2.7):4.26
MS(ESI):333.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.79(d,1H),7.10(s,1H),6.52(d,1H),4.48(sept,1H),2.14(s,3H),1.42(d,6H)ppm。
1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−sec−ブチル−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(4.9mmol)を14mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(5.1mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:ジクロロメタン 100:0から0:100まで)で精製して、1.36gの1−sec−ブチル−4−ヨード−3−(4−メチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率78%)を得た。
logP(pH2.7):4.79
MS(ESI):346.9([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.78(d,1H),7.10(s,1H),6.52(d,1H),4.23(m,1H),2.14(s,3H),1.75(m,2H),1.40(d,3H),0.72(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(2.5mmol)を7mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、N−ヨードスクシンイミド(2.6mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温まで昇温させ、一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、720mgの4−ヨード−1−メチル−5−プロピル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(収率88%)を得た。これは、それ以上精製することなく次の段階で使用した。
logP(pH2.7):3.92
MS(ESI):332.9([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=7.69(dd,1H),7.52(dd,1H),7.13(dd,1H),3.86(s,3H),2.69(t,2H),1.56(m,2H),0.95(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾール、及び、4−ヨード−1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾール
1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾールと1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾール(85:15,3.7mmol)を10mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、アルゴン雰囲気下、N−ヨードスクシンイミド(4.6mmol)を少量ずつ添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。5%チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、MTBEで抽出した。その有機抽出物を合して水及びブラインで順次洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル 100:0から0:100まで)で精製して、4−ヨード−1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾールと4−ヨード−1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾールの混合物(928mg)(85:15;収率61%)を得た。これは、それ以上精製することなく次の段階で使用した。
4−ヨード−1−メチル−3−(3−メチル−2−チエニル)−5−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.03
MS(ESI):347.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.47(d,1H),6.98(d,1H),3.87(s,3H),2.69(t,2H),2.21(s,3H),1.57(m,2H),0.95(t,3H)ppm。
4−ヨード−1−メチル−5−(3−メチル−2−チエニル)−3−プロピル−1H−ピラゾール
logP(pH2.7):4.27
MS(ESI):347.0([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=7.71(d,1H),7.10(d,1H),3.63(s,3H),2.69(t,2H),2.04(s,3H),1.58(m,2H),0.95(t,3H)ppm。
式(VII)で表される出発物質の調製
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
4−ブロモ−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール(1eq,0.015mol)とトリエチルアミン(8.15eq,0.128mol)と1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド(767mg)を乾燥アセトニトリル(60mL)に溶解させた溶液に、室温で、ピナコールジボラン(3eq,0.046mol)を滴下して加えた。得られた混合物を80℃で12時間加熱した。TLCでモニターして反応が完結した後、その反応混合物を室温まで冷却し、氷で冷却された水に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出した。その有機層を合して水、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、蒸発させた。その残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、3gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(収率82%)を得た。
H NMR(CDCl,300MHz):δ=7.7(1H,d),7.5(1H,s),6.8(1H,d),3.8(2H,d),2.2(1H,m),1.3(12H,s),0.9(6H,d)。
3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
3−(5−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール(11.3mmol)と乾燥トリエチルアミン(96.1mmol)と1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.79mmol)を75mLの乾燥アセトニトリルに溶解させた溶液に、室温で、ピナコールボラン(33.9mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、その反応混合物を冷水の中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣を、石油エーテルの中で摩砕することにより精製して、2.2gの3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソプロピル−5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(収率55%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=7.61(d,1H),6.81(d,1H),4.41(sept,1H),2.46(s,3H),1.46(d,6H),1.33(s,12H)ppm。
式(XII)で表される出発物質の調製
N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド
4−ブロモ−2−アミノピリジン(87mmol)とピリジン(130mol)を200mLのジクロロメタンに溶解させた溶液に、塩化アセチル(117mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で4時間撹拌した。水を添加し、その反応混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。その残渣をヘキサンで洗浄して、13.5gのN−(4−ブロモピリジン−2−イル)アセトアミド(収率72%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.46(s,1H),8.44(bs,1H),8.07(d,1H),7.20(dd,1H),2.20(s,3H)ppm。
500mLの乾燥ジオキサンの中のN−(4−ブロモピリジン−2−イル)アセトアミド(63mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(75mmol)と酢酸カリウム(188mmol)と[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(3.1mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で3時間撹拌した。その反応混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。その濾液を濃縮し、ジエチルエーテルで洗浄して、7.80gのN−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド(収率47%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.50(bs,1H),8.27(d,1H),8.19(bs,1H),7.37(d,1H),2.21(s,3H),1.34(s,12H)ppm。
N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]プロパンアミド
4−ブロモ−2−アミノピリジン(580mmol)を1.5Lのジクロロメタンに溶解させた溶液に、ピリジン(1.16mol)を添加した。その混合物を20分間撹拌した。塩化プロピオニル(669mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で5時間撹拌した。水を添加し、その反応混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。その残渣をヘキサン/酢酸エチル(6:1)から再結晶させて、112gのN−(4−ブロモピリジン−2−イル)プロパンアミド(収率85%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl):δ=8.50(d,1H),8.46(bs,1H),8.06(d,1H),7.19(dd,1H),2.42(q,2H),1.23(t,3H)ppm。
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=10.65(bs,1H),8.30(d,1H),8.19(d,1H),7.33(dd,1H),2.38(q,2H),1.04(t,3H)ppm。
2.0Lの乾燥ジオキサンの中のN−(4−ブロモピリジン−2−イル)プロピオンアミド(262mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(340mmol)と酢酸カリウム(785mmol)と[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(13.1mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で4時間撹拌した。その反応混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。その濾液を濃縮した。残渣をヘキサン/酢酸エチル(8:1)から再結晶させて、50gのN−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]プロパンアミド(収率69%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.55(bs,1H),8.43(bs,1H),8.26(m,1H),7.35(m,1H),2.42(q,2H),1.33(s,12H),1.24(t,3H)ppm。
H−NMR(300MHz,d−DMSO):δ=10.40(bs,1H),8.36(bs,1H),8.32(m,1H),7.24(m,1H),2.39(q,2H),1.31(s,12H),1.06(t,3H)ppm。
2−メトキシ−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド
4−ブロモ−2−アミノピリジン(173mmol)とピリジン(347mol)を250mLのジクロロメタンに溶解させた溶液に、2−メトキシアセチルクロリド(208mmol)を滴下して加えた。その反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加し、その反応混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。その残渣をヘキサンで洗浄して、35.0gのN−(4−ブロモピリジン−2−イル)−2−メトキシアセトアミド(収率82%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl):δ=8.89(bs,1H),8.49(d,1H),8.11(d,1H),7.22(dd,1H),4.03(s,2H),3.49(s,3H)ppm。
500mLの乾燥ジオキサンの中のN−(4−ブロモピリジン−2−イル)−2−メトキシアセトアミド(143mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(186mmol)と酢酸カリウム(428mmol)と[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(7.1mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で3時間撹拌した。その反応混合物に水を添加した。酢酸エチルで抽出した後、その有機層を合してブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮した。その残渣をヘキサン/ジエチルエーテル(4:1)で洗浄して、15.8gの2−メトキシ−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド(収率38%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.82(bs,1H),8.53(s,1H),8.31(dd,1H),7.39(dd,1H),4.03(s,2H),3.49(s,3H),1.33(s,12H)ppm。
2−シクロプロピル−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド
2−シクロプロピル酢酸(250mmol)をDCMに溶解させた溶液に、1mLのDMFを添加した。塩化オキサリル(312mmol)を滴下して加え、その反応混合物を室温で一晩撹拌した。その反応混合物を濃縮して、30.3gの粗製酸塩化物を得た。この粗製酸塩化物を、4−ブロモ−2−アミノピリジン(202mmol)とピリジン(506mol)を500mLのジクロロメタンに溶解させた溶液に滴下して加えた。その反応混合物を室温で4時間撹拌した。水を添加し、その反応混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、26.0gのN−(4−ブロモピリジン−2−イル)−2−シクロプロピルアセトアミド(収率50%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.51(d,1H),8.39(bs,1H),8.07(m,1H),7.20(m,1H),2.35(d,2H),1.07(m,1H),0.71(m,2H),0.28(m,2H)ppm。
500mLの乾燥ジオキサンの中のN−(4−ブロモピリジン−2−イル)−2−シクロプロピルアセトアミド(102mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(133mmol)と酢酸カリウム(306mmol)と[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(5.1mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で3.5時間撹拌した。その反応混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。その濾液を濃縮し、ジエチルエーテルで洗浄して、17.2gの2−シクロプロピル−N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]アセトアミド(収率56%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl):δ=8.57(bs,1H),8.28(m,2H),7.37(d,1H),2.35(d,2H),1.34(s,12H), 1.11(m,1H),0.70(m,2H),0.27(m,2H)ppm。
[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル
4−ブロモ−2−アミノピリジン(54.9mmol)を150mLのジオキサンに溶解させた溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(71.4mmol)を添加した。その反応混合物を四時間還流した。その混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル 30:1から20:1まで)で精製して、8.21gのN−tert−ブチル(4−ブロモピリジン−2−イル)カルバメート(収率55%)を得た。
H−NMR(300MHz,d−DMSO):δ=10.08(bs,1H),8.14(d,1H),8.04(d,1H),7.27(dd,1H),1.47(s,9H)ppm。
150mLの乾燥ジオキサンの中のN−tert−ブチル(4−ブロモピリジン−2−イル)カルバメート(36.6mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(42.1mmol)と酢酸カリウム(110mmol)と[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1.6mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で1.5時間撹拌した。水を添加し、その反応混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。その残渣をヘキサンとジエチルエーテルで洗浄して、8.1gの粗製生成物を得た。再結晶(酢酸エチル/ジエチルエーテル)させて、5.01gの純粋な[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル(収率43%)を得た。
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=9.79(bs,1H),8.26(dd,1H),8.09(s,1H),7.17(dd,1H),1.47(s,9H),1.31(s,12H)ppm。
式(Iz)で表される化合物の調製
4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]キノリン
アセトニトリル(4mL)と水(1mL)からなる溶液を脱ガスし、それに、炭酸カリウム(4eq,2.8mmol)、3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1eq,0.7mmol)、4−ブロモキノリン(1eq,0.7mmol)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.1eq,0.07mmol)を添加した。その混合物を、電子レンジ内で、130℃で60分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、水及びジクロロメタンを添加した。その水層をジクロロメタンで2回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から9:1まで)で精製して、45mgの4−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]キノリン(収率15%)を得た。
logP(pH2.7):3.69
MS(ESI):368([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.96(d,1H),8.27(d,1H),7.83(m,2H),7.52(m,2H),7.44(d,1H),6.58(d,1H),6.33(d,1H),4.04(d,2H),2.38(m,1H),1.05(d,6H)ppm。
6−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン
アセトニトリル(4mL)と水(1mL)からなる溶液を脱ガスし、それに、炭酸カリウム(4eq,2.8mmol)、3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1eq,0.7mmol)、4−アミノ−6−クロロピリミジン(1.1eq,0.77mmol)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム(II)ジクロリド(0.1eq,0.07mmol)を添加した。その混合物を、電子レンジ内で、130℃で60分間撹拌した。室温で、その混合物をセライトで濾過し、その濾液を蒸発させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール 1:0から9:1まで)で精製して、12mgの6−[3−(5−クロロ−2−チエニル)−1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン(収率5%)を得た。
logP(pH2.7):1.97
MS(ESI):334([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.58(s,1H),7.90(s,1H),7.14(d,1H),6.87(d,1H),6.53(s,1H),4.95(bs,2H),3.94(d,2H),2.28(m,1H),0.97(d,6H)ppm。
4−[1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(0.60mmol)及びビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.05mmol)を秤量してマイクロ波バイアル(反応容積 2〜5mL)の中に入れた。1−エチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(0.50mmol)を3.3mLの脱ガスしたジオキサンに溶解させた溶液及び1.1mLの脱ガスした2M炭酸ナトリウム水溶液を添加した。その反応混合物をアルゴンでパージし、該マイクロ波バイアルに隔膜で蓋をして実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が120℃になるまで15分間照射した。室温まで冷却した後、その反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。その有機相を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 95:5から0:100まで)で精製して、105mgの4−[1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率82%)を得た。
logP(pH2.7):0.75
MS(ESI):256.0([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=8.52(dd,2H),8.20(s,1H),7.54(dd,1H),7.35(dd,2H),7.05(m,1H),7.02(m,1H),4.19(q,2H),1.44(t,3H)ppm。
N−{4−[1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド
N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]プロパンアミド(0.60mmol)及びビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.05mmol)を秤量してマイクロ波バイアル(反応容積 2〜5mL)の中に入れた。1−エチル−4−ヨード−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール(0.50mmol)を3.3mLの脱ガスしたジオキサンに溶解させた溶液及び1.1mLの脱ガスした2M炭酸ナトリウム水溶液を添加した。その反応混合物をアルゴンでパージし、該マイクロ波バイアルに隔膜で蓋をして実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が120℃になるまで15分間照射した。室温まで冷却した後、その反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。その有機相を合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 95:5から0:100まで)で精製して、152mgのN−{4−[1−エチル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド(収率93%)を得た。
logP(pH2.7):1.65
MS(ESI):327.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=10.45(s,1H),8.24(dd,1H),8.17(s,1H),8.12(s,1H),7.50(dd,1H),7.05(m,1H),7.01(m,2H),4.19(q,2H),2.38(q,2H),1.44(t,3H),1.05(t,3H)ppm。
4−[1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(0.48mmol)及びビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.04mmol)を秤量してマイクロ波バイアル(反応容積 2〜5mL)の中に入れた。1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(0.40mmol)を3.0mLの脱ガスしたジオキサンに溶解させた溶液及び1.0mLの脱ガスした2M炭酸ナトリウム水溶液を添加した。その反応混合物をアルゴンでパージし、該マイクロ波バイアルに隔膜で蓋をして実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が120℃になるまで12分間照射した。室温まで冷却した後、その反応混合物をジオキサンで希釈し、シリカの短いパッドで濾過した。その濾過された固体を、ジオキサン,酢酸エチル及びジクロロメタンで充分に洗浄した。その濾液を合して減圧下に濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 97:3から0:100まで)で精製して、34mgの4−[1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率27%)を得た。
logP(pH2.7):1.83
MS(ESI):318.1([M+H]
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ=8.55(dd,2H),8.24(s,1H),7.56(d,1H),7.38(dd,2H),6.94(d,1H),4.33(m,1H),1.81(m,2H),1.46(d,3H),0.81(t,3H)ppm。
N−{4−[1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド
N−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]プロパンアミド(0.48mmol)及びビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.04mmol)を秤量してマイクロ波バイアル(反応容積 2〜5mL)の中に入れた。1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−4−ヨード−1H−ピラゾール(0.40mmol)を3.0mLの脱ガスしたジオキサンに溶解させた溶液及び1.0mLの脱ガスした2M炭酸ナトリウム水溶液を添加した。その反応混合物をアルゴンでパージし、該マイクロ波バイアルに隔膜で蓋をして実験室の電子レンジに移した。その反応混合物に反応温度が120℃になるまで12分間照射した。室温まで冷却した後、その反応混合物をジオキサンで希釈し、シリカの短いパッドで濾過した。その濾過された固体を、ジオキサン,酢酸エチル及びジクロロメタンで充分に洗浄した。その濾液を合して減圧下に濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル 97:3から0:100まで)で精製して、155mgのN−{4−[1−sec−ブチル−3−(4−クロロ−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}プロパンアミド(収率99%)を得た。
logP(pH2.7):1.65
MS(ESI):327.1([M+H]
H−NMR(600MHz,d−DMSO):δ=10.45(s,1H),8.24(dd,1H),8.17(s,1H),8.12(s,1H),7.50(dd,1H),7.05(m,1H),7.01(m,2H),4.19(q,2H),2.38(q,2H),1.44(t,3H),1.05(t,3H)ppm。
式(XIV)で表される出発物質の調製
4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
ジオキサン(2000mL)の中のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.025eq,4.22mmol)と4−ブロモ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1eq,0.17mol;合成は「US 2009/203705」に記載されている)と炭酸ナトリウム(675mL,水中の2.0M溶液,1.35mol)と4−ピリジンボロン酸(1.2eq,0.21mol)の混合物を、アルゴン下、80℃で41時間加熱した。その後,その反応混合物を水(50mL)で希釈し、揮発性物質を減圧下に体積が4分の1になるまで低減した。その粗製物質を酢酸エチルで抽出し、その有機フラクションを合してブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、蒸発させた。得られた粗製物質をバルブ−ツー−バルブ蒸留(bulb−to−bulb distillation)(0.02mmHgにおけるbp 130−135℃)で精製し、26.37g(68%)の4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンが僅かに黄色がかった粘性の油状物として得られた。
H−NMR(400MHz,CDCN):δ=8.50−8.49(m,2H),8.20(s,1H),7.94(s,1H),7.54−7.48(m,2H),5.41−5.39(dd,1H),4.02−3.98(m,1H),3.72−3.66(m,1H),2.17−2.10(m,1H),2.00−1.90(m,1H),1.75−1.55(m,4H)ppm。
logP(pH2.7):0.38
MS(ESI):230.1([M+H])。
4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(7g)をTHF(200mL)に溶解させた溶液に、窒素雰囲気下、−70℃で、3分間で、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(13.5mL;2.5M)を添加し、−70℃で、さらに1時間撹拌を継続した。次いで、BuSnCl(9.5g)を添加し、その反応混合物を室温まで昇温させ、室温で15分間撹拌した。
全ての揮発性物質を減圧下に蒸発させ、その残渣を減圧下(0.1Torr)に蒸留し、b.p.が130℃以上であるフラクションを集めた。この粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(溶離液 ヘキサン/エーテル=1:4; 9−Rf=0.43(エーテル中))で再度精製して、目標とする化合物4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(7.5g;45%)を得た。
logP(pH2.7):4.89
MS(ESI):520.2([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCN):d=8.53−8.52(m,2H),7.66(s,1H),7.26−7.25(m,2H),5.28−5.26(m,1H),3.92−3.90(m,1H),3.68−3.64(m,1H),2.40−2.38(m,1H),2.05−2.00(m,2H),1.70−1.55(m,3H),1.45−1.35(m,6H),1.25−1.20(m,6H),1.02(m,6H),0.81(t,9H)ppm。
式(I)で表される化合物の調製
N−ブチル−5−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
マイクロ波バイアル内の、51mg(0.10mmol)の4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと31mg(0.15mmol)の5−ブロモチオフェン−2−カルボキサミド(合成は「WO 2007/131991」に記載されている)を1mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2mg(0.01mmol)のヨウ化銅(I)、30mg(0.2mmol)のフッ化セシウム及び17mg(0.015mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を添加する。その混合物を5分間窒素でパージし、バイアルを密封する。その反応混合物を、電子レンジ(CEM Explorer)の中で、150℃で20分間加熱する。冷却後、その粗製混合物をセライトのパッドで濾過し、揮発性物質を減圧下に除去する。その粗製生成物を分取HPLC〔Phenomenex Axia,Gemini 5μm,50×21mm;勾配:0−1.5分(95%の水、5%の水性10%NaHCO)、1.5−8.0分(25%の水、70%のアセトニトリル、5%の水性10%NaHCOまでの直線勾配)、8.0−12.0分(25%の水、70%のアセトニトリル、5%の水性10%NaHCO)〕で精製する。得られた物質をジオキサン中の4M HCl(500μL)で処理し、室温で一晩撹拌する。揮発性物質を除去し、固体をジエチルエーテルを用いて摩砕した後、8.5mg(15%)のN−ブチル−5−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩が得られる。
logP(pH2.7):1.47
MS(ESI):321.0([M+H])。
1−{5−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2−チエニル}エタノン塩酸塩
マイクロ波バイアル内の、51mg(0.10mmol)の4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジンと31mg(0.15mmol)1−(5−ブロモ−2−チエニル)エタノン(合成は「US 4839365に記載されている)を1mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2mg(0.01mmol)のヨウ化銅(I)、30mg(0.2mmol)のフッ化セシウム及び17mg(0.015mmol)テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を添加する。その混合物を5分間窒素でパージし、バイアルを密封する。その反応混合物を、電子レンジ(CEM Explorer)の中で、150℃で20分間加熱する。冷却後、その粗製混合物をセライトのパッドで濾過し、揮発性物質を減圧下に除去する。その粗製生成物を分取HPLC〔Phenomenex Axia,Gemini 5μm,50×21mm;勾配:0−1.5分(95%の水、5%の水性10%NaHCO)、1.5−8.0分(25%の水、70%のアセトニトリル、5%の水性10%NaHCOまでの直線勾配)、8.0−12.0分(25%の水、70%のアセトニトリル、5%の水性10%NaHCO)〕で精製する。得られた物質をジオキサン中の4M HCl(500μL)で処理し、室温で一晩撹拌する。揮発性物質を除去し、固体をジエチルエーテルを用いて摩砕した後、19.2mg(63%)の1−{5−[4−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2−チエニル}エタノン塩酸塩が得られる。
logP(pH2.7):0.62
MS(ESI):270.2([M+H])。
4−[3−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン塩酸塩、及び、4−[1−(2−テトラヒドロピランニル)−5−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
マイクロ波バイアル内の、4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(1eq,0.55mmol)と31mg(0.15mmol)2−ブロモ−5−トリフルオロメチルチオフェン(合成は「Journal of Fluorine Chemistry, 2010, vol.131(1), 98」に記載されている)を2mLの脱ガスしたトルエンに溶解させた溶液に、ヨウ化カリウム(0.1eq,0.055mmol)、フッ化セシウム(2eq,1.1mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.15,0.083mmol)を添加した。その混合物を5分間窒素でパージし、バイアルを密封する。その反応混合物を、電子レンジ内で、140℃で30分間加熱する。冷却後、その粗製混合物をセライトのパッドで濾過した。次いで、その濾液に水を添加し、その水層を酢酸エチルで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 8:2から3:7まで)で精製して、150mgの4−[1−(2−テトラヒドロピランニル)−5−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率68%)を得た。
logP(pH2.7):1.96
MS(ESI):380([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.51(d,2H),7.88(s,1H),7.51(m,1H),7.15(m,3H),5.18(dd,1H),4.08(m,1H),3.59(m,1H),2.54(m,2H),2.10(m,1H),1.95(m,1H),1.63(m,2H)ppm。
その固体をジオキサン中の4M塩酸(4mL)で処理し、室温で一晩撹拌する。生じた沈澱物を濾過し、乾燥させて、100mgの4−[3−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン塩酸塩(収率49%)を得た。
logP(pH2.7):1.34
MS(ESI):296([M+H])。
4−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン
4−[3−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン塩酸塩(1eq,0.19mmol)を0.5mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液に、2−ヨードプロパン(1.5eq,0.29mmol)及び炭酸セシウム(2.5eq,0.48mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。その残渣を水で希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。その有機抽出物を合してMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル 8:2から3:7まで)で精製して、26mgの44−[1−イソプロピル−(3/5)−(5−トリフルオロメチル−2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン(収率36%,異性体の混合物 90:10)を得た。
logP(pH2.7):2.20(2.08 少量異性体)
MS(ESI):338([M+H]
H−NMR(400MHz,CDCl):δ=8.48(d,2H主要異性体),7.51(s,1H主要異性体),7.21(m,3H主要異性体),6.84(m,1H主要異性体),4.45(m,1H主要異性体),1.48(d,6H主要異性体),1.41(d,6H少量異性体)ppm。
実施例
表1に記載されている式(I)で表される化合物は、上記方法と同様にして得ることができる。
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=Hであり且つR=Hである場合、以下のタイプが生じる:
Figure 2013514970
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表 1
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logP値の測定は、「EEC directive 79/831 Annex V.A8」に従い、下記方法を用いて、逆相カラムでのHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により実施した:
[a] 測定は、0.1%リン酸及びアセトニトリルを溶離液として使用し、pH2.3で実施した。
[b] LC−MSの測定は、水中の0.1%ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を溶離液として使用し、10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配で、pH2.7で実施した。
[c] LC−MSの測定は、0.001モル炭酸水素アンモニウム水溶液を溶離液として使用し、10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配で、pH7.8で実施した。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3個〜16個の炭素原子含有)を用いて実施した(logP値は、保持時間を使用し、連続するアルカノンの間の線形補間を用いて測定)。ラムダマックス値は、200nm〜400nmの紫外線スペクトル及びクロマトグラフシグナルのピーク値を用いて決定した。
[d] 丸括弧内は、少量異性体のlogP値である。
表1において、「M+H」(又は、「M H」)は、それぞれ、質量分析において観察された分子イオンピークプラス1a.m.u.(原子質量単位)又はマイナス1a.m.u.(原子質量単位)を意味し、「M(ApcI+)」は、質量分析においてポジティブ大気圧化学イオン化法によって得られた分子イオンピークを意味する。
表1の全ての実施例において、「M+1」ピークを測定した。
表1の選択された実施例のH−NMRデータは、以下のNMRピークリストの表の中に、H−NMR−ピークリストの形態で記載されている。各シグナルピークに対して、δ値(ppm)及び「δ(強度);δ(強度);....δ(強度)」の形態にあるシグナル強度が記載されている。
Figure 2013514970
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先鋭なシグナルの強度は、NMRスペクトルの印刷された例におけるシグナルの高さ(cm)と相関し、シグナル強度の真の関係を示している。幅が広いシグナルからは、数種類のピーク又は該シグナルの中央及び当該スペクトルの中の最も強いシグナルと比較したそれらの相対的強度が示され得る。
H−NMRピークリストは、古典的なH−NMRのプリントと類似しており、従って、通常、NMRの古典的な解釈で記載される全てのピークを含んでいる。
さらに、それらは、古典的なH−NMRのプリントのように、溶媒のシグナル、目標化合物の立体異性体(これも、本発明の目的である)のシグナル及び/又は不純物のピークのシグナルも示し得る。
溶媒及び/又は水のデルタ−範囲内における化合物シグナルを示すために、溶媒の通常のピーク(例えば、DMSO−d中のDMSOのピーク)及び水のピークは、本発明者らのH−NMRピークリストの中に示されており、そして、通常、平均して高い強度を有している。
目標化合物の立体異性体のピーク及び/又は不純物のピークは、通常、平均して、目標化合物(例えば、純度>90%)のピークよりも低い強度を有している。
そのような立体異性体及び/又は不純物は、特定の調製方法に対して特有であり得る。従って、それらのピークは、本発明者らの調製方法の再現性を「副産物の指紋(side−products−fingerprints)」によって認識するのに役立ち得る。
目標化合物のピークを既知方法(MestreC、ACD−シミュレーション、さらに、経験的に評価された期待値の使用)で計算する専門家は、必用に応じて、場合により付加的な強度フィルターを使用して、目標化合物のピークを分離することができる。この分離は、H−NMRの古典的な解釈での関連するピークのピッキングに類似しているであろう。
使用実施例
実施例A
アルテルナリア(Alternaria)試験(トマト)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、トマト幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子の懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、相対湿度100%で22℃に24時間維持する。次いで、その植物を、相対大気湿度96%で温度20℃に維持する。
評価は、上記接種の7日後に行う。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、感染が観察されないことを意味する。
この試験において、表1の本発明の化合物1、4、5、7、8、11、13、15、17、18、21、24、50、55、57、46(95%)、47(95%)、64(80%)、76(89%)、80(94%)、82(78%)、95(70%)、97(90%)、106(100%)、108(100%)、110(95%)、145(100%)、146(95%)、164(90%)、165(70%)、167(90%)、168(90%)、169(95%)、170(90%)、175(80%)、177(90%)、179(80%)、190(80%)、194(95%)、199(89%)、201(78%)、204(80%)、205(90%)、206(80%)、210(90%)、211(90%)、212(70%)、213(80%)、223(95%)、224(80%)、225(95%)、226(90%)、227(80%)、228(70%)、229(95%)、232(80%)、233(90%)、234(90%)、235(95%)、236(80%)、238(70%)、239(80%)、240(95%)、242(90%)、243(90%)、246(95%)、247(95%)、248(90%)、249(95%)、250(90%)、252(95%)、253(95%)、254(70%)、255(90%)、256(100%)、257(95%)、258(95%)、259(90%)、260(80%)、261(90%)、262(80%)、263(95%)、264(90%)、270(95%)、274(80%)、276(90%)、277(90%)、278(90%)、279(80%)、280(90%)、281(90%)、282(80%)、284(95%)、285(95%)、286(90%)、287(90%)、288(90%)、291(90%)、292(90%)、293(80%)、297(90%)、298(95%)、300(95%)、303(95%)、304(95%)、305(70%)、307(80%)、307(94%)、311(70%)、323(78%)、328(94%)、329(94%)、330(94%)、332(94%)、333(94%)、334(78%)、337(94%)、340(94%)、342(89%)、344(94%)、345(94%)、347(70%)、350(80%)、353(78%)、354(90%)、358(100%)、359(94%)、360(78%)、361(94%)、363(100%)、364(100%)、365(78%)、366(78%)、367(78%)、368(78%)、369(94%)、371(78%)、373(100%)、374(94%)、375(100%)、376(100%)、377(100%)、378(100%)、379(94%)、380(89%)、381(94%)、384(94%)、385(94%)、386(89%)、387(100%)、388(100%)、389(94%)、390(100%)、391(100%)、392(100%)、394(94%)、395(78%)、396(100%)、397(100%)、399(78%)、401(78%)、405(94%)、407(90%)、408(70%)、412(90%)、421(89%)、423(94%)は、活性化合物濃度500ppmで、70%以上の効力を示す。
実施例B
レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)試験(コムギ)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、コムギ幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)の胞子の水性懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、相対大気湿度100%で22℃に48時間維持する。次いで、その植物を、相対大気湿度約90%で温度22℃の温室内に置く。
評価は、上記接種の7〜9日後に行う。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、感染が観察されないことを意味する。
この試験において、表1の実施例番号1、2、3、4、8、11、13、15、16、17、18、21、24、55、57、64(78%)、80(70%)、95(80%)、104(80%)、110(95%)、145(95%)、146(95%)、164(95%)、167(90%)、168(90%)、169(80%)、170(90%)、171(89%)、172(89%)、173(89%)、175(70%)、179(80%)、180(70%)、181(70%)、190(70%)、225(70%)、226(80%)、234(80%)、243(90%)、246(90%)、247(80%)、248(90%)、249(80%)、252(70%)、256(80%)、257(90%)、258(70%)、263(80%)、264(80%)、269(70%)、277(70%)、278(80%)、279(70%)、280(80%)、281(80%)、284(80%)、285(80%)、286(90%)、287(80%)、288(70%)、292(70%)、304(80%)、307(78%)、318(70%)、354(70%)、359(90%)、384(90%)、386(80%)、387(90%)、388(80%)、392(70%)、405(94%)、407(94%)、408(78%)、409(78%)、410(94%)、412(70%)、413(70%)、416(70%)、417(80%)、423(80%)は、活性化合物濃度500ppmで、70%以上の効力を示した。
実施例C
ピリクラリア(Pyricularia)試験(イネ)/保護
溶媒: 28.5重量部のアセトン
乳化剤: 1.5重量部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧してから1日後、該植物に、イネいもち病の病原であるピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、1日間、約25℃で相対大気湿度約100%の恒温器内に置く。
当該試験について、上記接種の5日後に評価する。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
この試験において、下記構造を有する本発明による化合物は、活性成分濃度250ppmで、80%又はそれ以上の効力を示した。
この試験において、表1の実施例番号50、38(98%)、54、46(93%)、47(86%)は、活性化合物濃度500ppmで、70%以上の効力を示した。
実施例D
リゾクトニア(Rhizoctonia)試験(イネ)/保護
溶媒: 28.5重量部のアセトン
乳化剤: 1.5重量部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧してから1日後、該植物に、イネ紋枯病の病原であるリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)の菌糸を用いて接種する。次いで、その植物を、約25℃で相対大気湿度約100%の恒温器内に置く。
当該試験について、上記接種の4日後に評価する。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
この試験において、下記構造を有する本発明による化合物は、活性成分濃度250ppmで、80%又はそれ以上の効力を示した。
この試験において、表1の実施例番号38(97%)、50(93%)、54(100%)、61(98%)、64(100%)は、活性化合物濃度500ppmで、70%以上の効力を示した。
実施例E
コクリオボルス(Cochliobolus)試験(イネ)/保護
溶媒: 28.5重量部のアセトン
乳化剤: 1.5重量部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧してから1日後、該植物に、イネごま葉枯病の病原であるコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochhobolus miyabeanus)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、1日間、約25℃で相対大気湿度約100%の恒温器内に置く。
当該試験について、上記接種の4日後に評価する。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
この試験において、下記構造を有する本発明による化合物は、活性成分濃度250ppmで、80%又はそれ以上の効力を示した。
この試験において、表1の実施例番号38(93%)、54(90%)、61(92%)、64(97%)は、活性化合物濃度500ppmで、70%以上の効力を示した。
実施例F
ペロノスポラ・パラシチカ(Peronospora parasitica)(アブラナ科植物のべと病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質濃度とする。
50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、18〜20℃で生育させた、育苗カップ(starter cup)内のキャベツ植物(品種 Eminence)を、子葉期で、上記で記載した水性懸濁液を噴霧することにより処理する。
対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、ペロノスポラ・パラシチカ(Peronospora parasitica)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり50,000胞子)を噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、感染された植物から採取する。
汚染されたキャベツ植物を、湿潤雰囲気下、20℃で5日間インキュベートする。
上記汚染から5日間経過した後、対照植物と比較して、等級付けを行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:8(92%)、20、38(97%)、46(92%)、47(100%)、60(98%)、61(100%)、62(89%)、63(94%)、86(92%)。
実施例G
ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質を得る。
育苗カップ内の50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、18〜20℃で生育させたキュウリ(gherkin)植物(品種 Vert petit de Paris)を、子葉Z11期で、上記で記載したように調製した活性成分を噴霧することにより処理する。
対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり150,000胞子)の滴を葉の上面にデポジットさせることにより、該植物を汚染する。その胞子は、15日間培養したものから採取し、
・ 20g/Lのゼラチン;
・ 50g/LのD−フルクトース;
・ 2g/LのNHNO
・ 1g/LのKHPO
で構成される栄養溶液に懸濁させる。
汚染されたキュウリ植物を、15−11℃(昼/夜)で相対湿度80%の人工気象室(climatic room)内に、5/7日間静置する。
上記汚染から5/7日間経過した後、対照植物と比較して、等級付けを行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:8(100%)、15(100%)、18(100%)、21(100%)、38(100%)、52、55(75%)、62(98%)、64(98%)。
実施例H
スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)(ウリ科植物のうどんこ病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質を得る。
50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、20℃/23℃で生育させた、育苗カップ内のキュウリ(gherkin)植物(品種 Vert petit de Paris)を、子葉Z10期で、上記で記載した水性懸濁液を噴霧することにより処理する。対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり100,000胞子)を噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、汚染された植物から採取する。汚染されたガーキン植物を、約20℃/25℃、相対湿度60/70%でインキュベートする。
上記汚染から12日間経過した後、対照植物と比較して、等級付け(効力%)を行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:6(75%)、7(78%)、14(78%)、15(92%)、18(83%)、21(89%)、38(83%)、51(100%)、52(90%)、56(88%)、58(81%)、58(81%)、60(75%)、60(75%)、61(94%)、62(94%)、63(88%)、64(98%)、66(95%)、92(100%)。
実施例I
ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)(オオムギの網斑病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質濃度とする。
育苗カップ内の50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、12℃で生育させたオオムギ植物(品種 Plaisant)を、1葉期(草丈10cm)で、上記で記載したように調製した活性成分を噴霧することにより処理する。
対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり12,000胞子)を噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、12日間培養したものから採取する。汚染されたオオムギ植物を、約20℃、相対湿度100%で24時間インキュベートし、次いで、相対湿度80%で12日間インキュベートする。
上記汚染から12日間経過した後、対照植物と比較して、等級付けを行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)が観察される:38、1(90%)、5(70%)、8(100%)、11(89%)、13(94%)、15(89%)、17(100%)、18(100%)、21(100%)、24(90%)、26(70%)、46(70%)、47(70%)、50(70%)、55(80%)、57(95%)、64(95%)、110(100%)、145(100%)、146(100%)、150(95%)、151(90%)、164(100%)、166(80%)、167(95%)、168(90%)、169(95%)、170(80%)、171(95%)、172(100%)、173(95%)、174(90%)、175(90%)、176(90%)、177(95%)、179(90%)、180(80%)、181(80%)、183(70%)、186(70%)、187(70%)、188(78%)、190(95%)、193(95%)、194(100%)、195(95%)、199(95%)、204(80%)、205(95%)、206(90%)、207(70%)、208(80%)、210(70%)、211(95%)、212(80%)、213(70%)、223(95%)、224(95%)、225(95%)、226(100%)、227(95%)、228(90%)、229(90%)、230(70%)、232(80%)、233(90%)、234(95%)、235(95%)、236(95%)、238(80%)、240(90%)、241(80%)、242(70%)、243(95%)、245(100%)、246(100%)、247(100%)、248(100%)、249(95%)、250(100%)、252(100%)、253(100%)、254(90%)、255(100%)、256(100%)、257(95%)、258(100%)、259(80%)、261(90%)、262(90%)、263(90%)、264(90%)、265(70%)、267(80%)、269(80%)、270(95%)、271(90%)、272(70%)、274(80%)、275(90%)、276(80%)、277(90%)、278(90%)、279(95%)、280(90%)、281(90%)、282(70%)、284(100%)、285(95%)、286(80%)、287(95%)、288(95%)、291(95%)、292(95%)、293(90%)、296(70%)、297(80%)、303(70%)、304(95%)、307(80%)、307(95%)、340(70%)、350(90%)、354(95%)、358(80%)、359(70%)、363(90%)、364(70%)、387(80%)、396(70%)、397(90%)、405(70%)、407(90%)、423(75%)、38(97%)、52(86%)、66(92%)。
実施例J
プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)(赤さび病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質を得る。
育苗カップ内の50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、12℃で生育させたコムギ植物(品種 Scipion)を、1葉期(草丈10cm)で、上記で記載した水性懸濁液を噴霧することにより処理する。
対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり100,000胞子)を葉に噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、10日間汚染されたコムギから採取し、2.5mL/LのTween80(10%)を含んでいる水に懸濁させる。汚染されたコムギ植物を、20℃、相対湿度100%で24時間インキュベートし、次いで、20℃、相対湿度70%で10日間インキュベートする。
上記汚染から10日間経過した後、対照植物と比較して、等級付けを行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:21(75%)、38(72%)、51(75%)、66(89%)、86(75%)、6(70%)、8(86%)、17(70%)、18(89%)、21(85%)、47(71%)、52(97%)、61(77%)、62(88%)、64(88%)、66(95%)。
実施例K
ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)(コムギの斑点病(leaf spot))に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質濃度とする。
育苗カップ内の50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、12℃で生育させたコムギ植物(品種 Scipion)を、1葉期(草丈10cm)で、上記で記載した水性懸濁液を噴霧することにより処理する。対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。
24時間経過した後、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり500,000胞子)を噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、7日間培養したものから採取する。汚染されたコムギ植物を、18℃、相対湿度100%で72時間インキュベートし、次いで、相対湿度90%で21〜28日間インキュベートする。
上記汚染から21〜28日間経過した後、対照植物と比較して、等級付け(効力%)を行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:1(75%)、6(70%)、18、62、3(86%)、17(70%)、18(89%)、21(85%)、45(71%)、52(97%)、61(77%)、62(88%)、64(88%)、66(%)。
実施例L
ピリクラリア・グリセア(Pyricularia grisea)(イネいもち病)に対するインビボ試験
被験活性成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中で均質化することにより調製し、次いで、水で希釈して、所望の活性物質濃度とする。
育苗カップ内の50/50の泥炭土−ポゾランの底土に播種し、25℃で生育させたイネ植物(品種 Koshihikari)を、2葉期(草丈13〜15cm)で、上記で記載したように調製した活性成分を噴霧することにより処理する。対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間経過した後、ピリクラリア・グリセア(Pyricularia grisea)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり30,000胞子)を噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、17日間培養したものから採取し、2.5g/Lのゼラチンを含んでいる水に懸濁させる。汚染されたイネ植物を、約25℃、相対湿度100%で72時間インキュベートし、次いで、25℃、昼間相対湿度80%及び夜間相対湿度20%で3日間インキュベートする。
上記汚染から6日間経過した後、対照植物と比較して、等級付け(効力%)を行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)又は完全な保護が観察される:38(98%)、46(93%)、47(86%)。
実施例M
プラスモパラ・パラシチカ(Plasmopara parasitica)(ブドウのべと病)に対するインビボ試験
50/50の泥炭土−ポゾランの底土上で20〜22℃で生育させたブドウ植物(品種 Cabernet)を、Z15期で、上記で記載した水性懸濁液を噴霧することにより処理する。対照として使用する植物は、該活性物質を含んでいない水溶液で処理する。24時間経過した後、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)の胞子の水性懸濁液(1mL当たり100,000胞子)を葉の下面に噴霧することにより、該植物を汚染する。その胞子は、感染された植物から採取する。汚染されたブドウ植物を、湿潤雰囲気下、20℃で、7〜8日間インキュベートする。上記汚染から7〜8日間経過した後、対照植物と比較して、等級付けを行う。
これらの条件下、以下の化合物を500ppmの薬量で用いて、良好な保護(少なくとも70%)が観察される:1、7、15、及び、2。
実施例N
ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)(ダイズのさび病/保護)に対するインビボ試験:
溶媒: 28.5重量部のアセトン
乳化剤: 1.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適切な活性物質調製物を調製するために、1重量部の活性物質を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、イネ幼植物に、該活性物質調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、相対大気湿度80%で20℃の温室内に置く。
上記接種の11日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の活性レベルに相当する活性レベルを意味し、100%の活性レベルは、感染が観察されないことを意味する。
この試験において、本発明による以下の化合物は、活性物質濃度250ppmで、80%以上の活性レベルを示した:8(98%)。
実施例O
フサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)によるフモニシンFB1の産生
化合物は、マイクロタイタープレート内で、フサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)の胞子の濃厚懸濁液を用いて接種して最終濃度2000胞子/mLとした、0.5%のDMSOを含有するフモニシン誘導液体培地(1リットル当たり、0.5g 麦芽エキス、1g 酵母エキス、1g バクトペプトン、20g フルクトース、1g KHPO、0.3g MgSO×7HO、0.3g KCl、0.05g ZnSO×7HO、及び、0.01g CuSO×5HO)の中で試験した。
プレートを覆い、高湿度下に、20℃で5日間インキュベートした。
試験開始時と5日後に、ウェル当たり複数回読み取りでOD620でOD測定(スクエア:3×3)を実施して、増殖阻害を計算した。
5日後、各培地のサンプルを取って、50%アセトニトリルの中で希釈した(1:1000)。そのサンプルのフモニシンFB1の量をHPLC−MS/MSで分析し、その結果を用いて、化合物非含有対照との比較で、FB1産生の阻害を計算した。
HPLC−MS/MSは、以下のパラメータを用いて実施した:
イオン化の型: ESIポジティブ
イオンスプレー電圧: 5500V
スプレーガス温度: 500℃
デクラスタリング電位: 114V
衝突エネルギー: 51eV
衝突ガス: N
NMRトレース: 722.3>352.3; 滞留時間: 100ms
HPLCカラム: Waters Atlantis T3(三官能性C18ボンディング,完全末端キャップ)
粒径: 3μm
カラム寸法: 50×2mm
温度: 40℃
溶媒A: 水+0.1% HCOOH(v/v)
溶媒B: アセトニトリル+0.1% HCOOH(v/v)
流量: 400μL/分
注入量: 5μL
勾配:
Figure 2013514970
フモニシンFB1産生の阻害に関する実施例
以下に挙げられている化合物は、50μMで、フモニシンFB1産生の80%以上の阻害活性を示した。これらの実施例におけるフサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)の増殖阻害は、50μMで、0%から91%まで変動した。
Figure 2013514970
フサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)によるDON/アセチル−DONの産生
化合物は、マイクロタイタープレート内で、フサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)の胞子の濃厚懸濁液を用いて接種して最終濃度2000胞子/mLとした、0.5%のDMSOを含有し且つ10%カラスムギエキスが補足されているDON誘導液体培地(1リットル当たり、1g (NHHPO、0.2g MgSO×7HO、3g KHPO、10g グリセリン、5g NaCl、及び、40g サッカロース(Sachharose))の中で試験した。
プレートを覆い、高湿度下に、28℃で7日間インキュベートした。
試験開始時と3日後に、ウェル当たり複数回読み取りでOD620でOD測定(スクエア:3×3)を実施して、増殖阻害を計算した。
7日後、各ウェルに1体積のアセトニトリル/水(84/16)を添加し、その液体培地のサンプルを取って、10%アセトニトリルの中で希釈した(1:100)。そのサンプルのDON及びアセチル−DONの量をHPLC−MS/MSで分析し、その結果を用いて、化合物非含有対照との比較で、DON/AcDON産生の阻害を計算した。
HPLC−MS/MSは、以下のパラメータを用いて実施した:
イオン化の型: ESIネガティブ
イオンスプレー電圧: −4500V
スプレーガス温度: 500℃
デクラスタリング電位: −40V
衝突エネルギー: −22eV
衝突ガス: N
NMRトレース: 355.0>264.9; 滞留時間: 150ms
HPLCカラム: Waters Atlantis T3(三官能性C18ボンディング,完全末端キャップ)
粒径: 3μm
カラム寸法: 50×2mm
温度: 40℃
溶媒A: 水/2.5mM NHOAc+0.05% CHCOOH(v/v)
溶媒B: メタノール/2.5mM NHOAc+0.05% CHCOOH(v/v)
流量: 400μL/分
注入量: 11μL
勾配:
Figure 2013514970
DON/AcDON産生の阻害に関する実施例
以下に挙げられている化合物は、50μMで、DON/AcDONの80%以上の阻害活性を示した。これらの実施例におけるフサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)の増殖阻害は、50μMで、0%から100%まで変動した。
Figure 2013514970
Figure 2013514970
Figure 2013514970
Figure 2013514970
アスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)によるアフラトキシンの産生
化合物は、マイクロタイタープレート(96ウェル 黒色、平坦及び透明な底)内で、1%のDMSOを含有し且つ20mMのCavasol(ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)が補足されているアフラトキシン誘導液体培地(1リットル当たり、20g スクロース、酵母エキス 4g、KHPO 1g、及び、MgSO 7HO 0.5g)の中で試験した。該アッセイは、アスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)の胞子の濃厚懸濁液を用いて最終濃度1000胞子/mLで該培地に接種することによって開始する。
プレートを覆い、20℃で7日間インキュベートした。
7日間培養した後、Infinite 1000(Tecan)を用いて、ウェル当たり複数回読み取りでOD620nmでOD測定(サークル:4×4)を実施して、増殖阻害を計算した。同時に、ウェル当たり複数回読み取りでEm360nm及びEx426nmで底面蛍光測定(スクエア:3×3)も実施して、アフラトキシン形成の阻害を計算した。
アフラトキシンの産生の阻害に関する実施例
以下に挙げられている化合物は、50μMで、アフラトキシンの70%以上の阻害活性を示した。これらの実施例におけるアスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)の増殖阻害は、50μMで、47%〜64%であった。
Figure 2013514970

Claims (9)

  1. 式(I)
    Figure 2013514970
    〔式中、
    は、C−H又はNを表し;
    は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−シクロアルキル、C−C−アレニル、C−C−トリアルキルシリル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アシルオキシ−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−C(O)−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル−C(O)−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−C(O)O−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル−C(O)O−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)O−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、C−C10−アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    は、H、C(O)NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、S(O)17、C(S)NR1718、C(S)R17、S(O)NR1718を表し;
    は、H、シアノ、ハロゲンを表し;
    又は、
    は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、ヘテロシクリル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−トリアルキルシリル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ジメチルアミノ及びメトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    及び、
    は、さらに、C−C14−アリール(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、NH、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    及び、
    は、さらに、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−トリアルキルシリル(ここで、これらは、それぞれ、C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    及び、
    は、さらに、ヘテロシクリル(ここで、これは、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、ヘテロシクリル、C(O)OC−C−アルキル、OC(O)C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C14−アリールからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    は、H、ハロゲン、シアノ、OR11、C(O)OR11、C(O)SR11、C(S)OR11、C(O)R11、C(S)R11、SR11、NR10、C(O)NR1120、C(S)NR1120、N(R17)C(O)OR11、N=CH−NR1718、NH−CH−NR1718、N=CR1718、N(C−C−アルキル)−NHR17、N=C(H)OR17、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、C(=NR17)NR1718、SO(=NR17)R18、SONR1120を表し;
    又は、
    は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    は、SO11を表し;
    ここで、XがNに等しい場合、Rがアニリンである化合物は、除外され;
    及びRは、互いに独立して、H、F、Cl、Br、I、シアノ、ニトロ、OH、SHを表し;
    及び、
    及びRは、さらに、NHも表し;
    又は、
    及びRは、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C14−アリール、C−C−アルコキシ、O−(C−C14−アリール)、S−(C−C−アルキル)、S(O)−(C−C−アルキル)、C(O)−(C−C−アルキル)、C−C−トリアルキルシリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、同一であるか又は異なっているハロゲン、酸素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−シクロアルキルで一置換又は多置換されていてもよい5〜8個の環原子を有する環(ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成し;
    は、H、ハロゲン、OH、ニトロ、シアノ、C(O)NR1120、C(O)OR11、SO11、SR11、S(O)R11、C(S)R11、C(S)NR1120、SONR1120、NR10、N=CR1718、C(=NR17)R18、OR11、C(O)SR11、C(S)OR11、C(O)OC(O)R11、C(O)R11、N(R17)C(O)R11、N(R17)C(O)OR11、N=C−NR1718、N(C−C−アルキル)−NR17、N=C(H)OR17、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、C(=NR17)NR1718、SO(=NR17)R18、SONR1120を表し;
    又は、
    は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C(O)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロゲンアルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−トリアルキルシリル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、C−C10−アリールオキシ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    は、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルを表し;
    又は、
    とRは、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、C−C−アルキル、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロゲノアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができ;
    は、H、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C10−アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルを表し;
    又は、
    とRは、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、C−C−アルキル、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロゲノアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができ;
    及びR10は、H、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14、OR14又はC(O)NR1415を表し;
    又は、
    及びR10は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    及び、
    及びR10は、さらに、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C14−アリール−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル又はヘテロアリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    11及びR20は、H、C(S)R12、C(O)R12、SO12、C(O)OR12、OR12又はC(O)NR1213を表し;
    又は、
    11及びR20は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    12及びR13は、Hを表し;
    又は、
    12及びR13は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    14及びR15は、Hを表し;
    又は、
    14及びR15は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    及び、
    14及びR15は、さらに、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C14−アリール−C−C−アルキル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル又はヘテロアリール−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    及び、
    14及びR15は、さらに、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C14−アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、C−C−アルキル、O−C(O)R17、O−P(O)(OR17、O−B(OR17又はO−(C−C−アルキル)からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)も表し;
    16は、OH、F、Cl、Br、I、シアノ、NH−C(O)R17、NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、C(O)NR1718、SO17、OC(O)R17を表し;
    又は、
    16は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、S−(C−C−アルキル)、O−(C−C−シクロアルキル)、S−(C−C−シクロアルキル)、C−C14−アリール、O−(C−C14−アリール)、S−(C−C14−アリール)、ヘテロシクリル又はヘテロアリール(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    17及びR18は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    17及びR18は、Hを表し;
    又は、
    17及びR18は、アリールを表し;
    19は、H、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14を表す〕
    で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びその農薬的に活性な塩〔ここで、4−[3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]キノリン、及び、フェニルで置換されている4−フェニル−6−[1−フェニル−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−2(1H)−チオン類は除外される〕。
  2. が、CH、Nを表し;
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、−CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=C=CH、トリメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、シクロヘキセニル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、tert−ブトキシ−メチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、酢酸メチル、酢酸エチル、ピリジン−2−イルメチル、ピリジン−3−イルメチル、ピリジン−4−イルメチル、(1,3−チアゾール−5−イル)メチル、(1,3−チアゾール−4−イル)メチル、(1,3−チアゾール−3−イル)メチル、(1,3−オキサゾール−5−イル)メチル、(1,3−オキサ−4−イル)メチル、(1,3−オキサ−3−イル)メチル、フェニルメチル、フェニルエチル、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ、メチルチオアルキル、フェニル、ベンジル、ナフタレニル、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロ−ピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、モルホリン(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    が、H、C(O)NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、S(O)17、C(S)NR1718、C(S)R17、S(O)NR1718を表し;
    が、H、シアノ、Br、Cl、Fを表し;
    又は、
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CHCH=CH、−C≡CH、−C≡CCH、−CHC≡CH、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、−O−CHC≡CH、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ、トリメチルシリル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、シアノ、アミノ、ジメチルアミノ又はメトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    が、H、F、Cl、Br、シアノ、OR11、C(O)OR11、C(O)R11、NR10、C(O)NR1120、N=C(OR17)R18、N=C(SR17)R18、SO(=NR17)R18、N(C−C−アルキル)−NHR17を表し;
    又は、
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、フェニル、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    、Rが、互いに独立して、H、F、Cl、Br、シアノ、ニトロ、OH、SHを表し;
    又は、
    、Rが、メチル、エチル、シクロプロピル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    、Rが、それらが結合している炭素原子と一緒に、同一であるか又は異なっているF、Cl、Br、酸素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シクロプロピルで一置換又は多置換されていてもよい5〜8個の環原子を有する環(ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成し;
    が、H、F、Cl、Br、OH、ニトロ、シアノ、C−アルキニルを表し;
    又は、
    が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ(ここで、これらは、それぞれ、R16からなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    が、H、F、Cl、Br、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CHを表し;
    が、H、F、Cl、Br、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CHを表し;
    又は、
    とRが、一緒に、5員〜7員の環(ここで、該環は、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、F、Cl、Br、ヒドロキシル、アミノ、シアノ又はニトロから選択される1以上の置換基で置換されることができ、また、ここで、該環は、炭素原子で構成されるが、酸素、硫黄又はNR19から選択される1〜4個のヘテロ原子も含み得る)を形成することができ;
    及びR10が、H、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14、OR14又はC(O)NR1415を表し;
    又は、
    及びR10が、いずれの場合にも同一であるか又は異なっているF、Cl、Br、OH、シアノ、メチル、メトキシで一置換又は多置換されていてもよいメチル、エチル、イソプロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、−CH=CHCH、−C≡CCH、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、ブタ−2−イン−1−イル、フェニル、オキセタニル、メチルシクロプロピル、ベンジルを表し;
    11及びR20が、H、C(S)R12、C(O)R12、SO12、C(O)OR12、OR12又はC(O)NR1213を表し;
    又は、
    11及びR20が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、O−C(O)Me、O−C(O)Et、O−P(O)(OMe)、O−B(OMe)、O−B(OEt)、又は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシで置換されているメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    12及びR13が、Hを表し;
    又は、
    12及びR13が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    14及びR15が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、シアノ、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、シクロプロピルメチル、ベンジル、3−チエニル、2−チエニルからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    14及びR15が、水素を表し;
    16が、OH、F、Cl、Br、I、シアノ、NH−C(O)R17、NR1718、C(O)R17、C(O)OR17、C(O)NR1718、SO17を表し;
    又は、
    16が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシ、エトキシ、テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、メトキシからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    17及びR18が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、ベンジル(ここで、これらは、それぞれ、F、Cl、Br、OH、シアノからなる群から選択される同一であるか又は異なっている置換基で一置換又は多置換されていてもよい)を表し;
    又は、
    17及びR18が、Hを表し;
    19が、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH、−CHCH=CH、−CHC≡CH、−C≡CH、C(S)R14、C(O)R14、SO14、C(O)OR14を表す;
    請求項1に記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びその農薬的に活性な塩。
  3. が、CH、Nを表し;
    が、H、メチル、エチル、プロパン−2−イル、イソブチル、ブタン−2−イル、2−メチルプロピル、プロパ−2−イン−1−イル、3−メチルブタ−2−エン−1−イル、4−メチルペンタン−2−イル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、ペンタン−3−イル、tert−ブチル、4−メチルペンタン−2−イル、3−ジメチルブタン−2−イル、3−メチルブタン−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−メトキシエチル、メトキシメチル、1−メトキシプロパン−2−イル、2−(トリフルオロメトキシ)エチル、シアノメチル、ベンジル、2−フェニルエチル、−CHC(O)OEt、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、エチルモルホリン、3−ジメチルアミノ−2−メチルプロピル、アリル、3,3−ジクロロプロパ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イル、プロパ−2−イン−1−イル、ブタ−2−イン−1−イル、シクロヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、(2,2−ジクロロシクロプロピル)メチル、シクロプロピルメチル、シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、エトキシエチル、オルトシアノベンジル、オルトフルオロベンジル、メトキシエトキシエチル、トリフルオロメトキシエチル、シクロプロピルメチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル、フェニル、2−フルオロベンジル、アセチル、エトキシカルボニル、メチルスルホニル、イソプロピルアミノカルボニル、2−シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−エトキシエチル、シクロプロピルメチル、2−シアノベンジル、2,3−ジフルオロベンジルを表し;
    が、H、シアノ、シクロプロピル、メチル、Br、メチルチオ、トリメチルシリル、メチル、プロパ−1−イニル、プロピル、F、Clを表し;
    が、H、Cl、Br、シアノ、イソプロピルカルバモイル、メトキシ、プロピルアミン、ジメチルアミノ、ヒドラジン、ベンジルアミノ、アミノ、アセチルアミノ、プロパ−2−イン−1−イルアミノ、N−ビス(シクロプロピルカルボニル)アミノ、N−ベンジル−N−イソプロピルカルボニルアミノ、n−プロピオニルアミノ、イソブチリルアミノ、(シクロブチルカルボニル)アミノ、(シクロプロピルカルボニル)アミノ、(メトキシアセチル)アミノ、2−メトキシプロパノイル、(2−メチルブタノイル)アミノ、ブタ−2−エノイルアミノ、プロパ−2−イノイルアミノ、3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]アミノ、(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)アミノ、3,3−ジフルオロプロパノイルアミノ、2−(シクロプロピルエチニル)、(シクロプロピルアセチル)アミノ、(3−メチルブタノイル)アミノ、2−ヒドロキシプロパノイルアミノ、アセチルアセトアミド、3−オキセタニルアミノ、シクロプロピルアミノ、ベンゾイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノ、(3−チエニルカルボニル)アミノ、(2−チエニルカルボニル)アミノ、イソプロピルアミノ、アリルアミノ、シクロプロピルメチルアミノ、1−メチル−2−メトキシエチルアミノ、1−メチルプロピルアミノ、ホルムアミドを表し;
    が、Hを表し;
    が、Hを表し;
    が、H、Cl、F、アセチル、N−ブチルカルボキサミド、メチル、シアノ、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル;
    が、H、Clを表し;
    が、H、Clを表す;
    請求項1及び2に記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びその農薬的に活性な塩。
  4. が、CH、Nを表し;
    が、プロパン−2−イル、ブタン−2−イル、2−メチルプロピル、プロパ−2−イン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロベンジル、2−(トリフルオロメトキシ)エチル、2−フルオロエチル、エチル、ブタ−1−エン−3−イル、シアノメチル、3−ペンチル、2−クロロエチル、メトキシメチル、2−シアノエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−エトキシエチル、シクロプロピルメチル、2−シアノベンジル、2,3−ジフルオロベンジル、メチルを表し;
    が、H、メチル、プロパ−1−イニルを表し;
    が、H、アセチルアミノ、n−プロピオニルアミノ、イソブチリルアミノ、(シクロプロピルカルボニル)アミノ、(メトキシアセチル)アミノ、2−メトキシプロパノイルアミノ、(2−メチルブタノイル)アミノ、ブタ−2−エノイルアミノ、プロパ−2−イノイルアミノ、3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイルアミノ、3,3,3−トリフルオロプロパノイルアミノ、3,3−ジフルオロプロパノイルアミノ、アミノ、(シクロブチルカルボニル)アミノ、(シクロプロピルアセチル)アミノ、(3−メチルブタノイル)アミノ、2−ヒドロキシプロパノイルアミノ、アセチルアセトアミド、3−オキセタニルアミノ、シクロプロピルアミノ、ベンゾイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノを表し;
    が、Hを表し;
    が、Hを表し;
    が、Cl、Fを表し;
    が、Hを表し;
    が、Hを表す;
    請求項1〜3のいずれかに記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾール及びその農薬的に活性な塩。
  5. 有害な植物病原性菌類及びマイコトキシン産生菌類を防除するための組成物であって、増量剤及び/又は界面活性剤に加えて請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類のチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールを含んでいることを特徴とする、前記組成物。
  6. 望ましくない微生物を防除するための、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールの使用。
  7. 有害な植物病原性菌類及びマイコトキシン産生菌類を防除する方法であって、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールを当該微生物及び/又はそれらの生息環境に施用するを特徴とする、前記方法。
  8. 望ましくない微生物を防除するための組成物を調製する方法であって、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールを増量剤及び/又は界面活性剤と混合させることを特徴とする、前記方法。
  9. トランスジェニック植物を処置するための、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表されるチエニルピリ(ミ)ジニルアゾールの使用。
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