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JP2013203920A - セルロース繊維分散液の製造方法、セルロース分散液及び複合体組成物 - Google Patents

セルロース繊維分散液の製造方法、セルロース分散液及び複合体組成物 Download PDF

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fiber dispersion
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Yumiko Yamanoi
裕美子 山野井
Shingo Yoshida
真吾 吉田
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Abstract

【課題】親水性のセルロース繊維の有機溶媒分散液を製造する方法及びその分散液と樹脂を混合し、溶媒除去により得られる複合体組成物を提供する。
【解決手段】セルロース繊維を有機溶媒に分散させるに際して、有機溶媒にセルロース繊維と相溶化剤を添加し、分散処理する工程を有することを特徴とするセルロース繊維分散液の製造方法であって、前記分散処理が、セルロース繊維、相溶化剤および有機溶媒を含む溶液を100MPa以上に加圧し、噴射する工程である。記載の方法で得られたセルロース繊維分散液と樹脂を混合し、溶媒を除去することによって複合体組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、セルロース繊維分散液の製造方法、該製造方法を用いたセルロース分散液、及び、該セルロース分散液を用いた複合体組成物に関するものである。
以前より、樹脂材料中にフィラーを配合することが広く行われている。このようなフィラーとしては、シリカ微粒子や金属微粒子等の球状フィラーや、ウィスカー等の棒状フィラーが知られており、フィラーを配合することによって、樹脂材料の熱膨張係数を低減したり、弾性率、曲げ強度等の機械的強度を高めることができる。
近年、セルロースを充填材として利用した複合体が提案されている。この複合体には、セルロースの微細な繊維が含まれており、このセルロース繊維としては、例えば、セルロースのフィブリル状物質を機械的に微細化してなるセルロースミクロフィブリル等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
このような微細化セルロース繊維を配合した複合体は、機械的強度および透明性が高く、軽量で、熱膨張係数が小さいという特徴を有するものとなる。このため、かかる特徴を活かし、光学分野、構造材料分野、建材分野、精密機械分野、半導体分野等の種々の分野において、応用が期待されている。
しかしながら、セルロース繊維は、その表面に水酸基を多数有する構造であることから、親水性が高く、非水溶性樹脂と複合体を形成すると凝集してしまうため、その補強効果が十分に発揮されないという問題があった。
その問題を解決すべく、特許文献2では、カルボン酸塩型のセルロース繊維の水分散液に酸を加えて、カルボン酸塩をカルボン酸に代えた後に、水を有機溶媒に置換することにより、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN,N−ジメチルホルムアミドに分散する方法が示されている。
しかし、上記ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN,N−ジメチルホルムアミドは、いずれも沸点が150℃以上の溶媒であるため、樹脂と複合する際に溶媒を飛ばすのに高温で加熱する等の大きなエネルギーが必要となる。
また、特許文献3には、水に分散したカルボン酸塩型のセルロース繊維を、有機基を有するアミンのカルボン酸アミン塩型に置換し、イソプロピルアルコールなどの有機溶媒に再分散させる方法が提案されている。
この方法では、セルロース繊維を分散させる工程が、水に分散させる工程と有機溶媒に分散させる工程で合計2回必要であり、生産性が悪い。
特開2003−201695号公報 国際公開2010/134357号 特開2012−021081号公報
本発明の目的は、セルロース繊維の有機溶媒分散液を製造することである。
このような目的は、下記(1)〜(9)に記載の本発明により達成される。
(1)セルロース繊維を有機溶媒に分散させるに際して、有機溶媒にセルロース繊維と相溶化剤を添加し、分散処理する工程を有することを特徴とするセルロース繊維分散液の製造方法。
(2)前記相溶化剤が、アルキルアミン化合物またはアルキルホスフィン化合物である(1)に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
(3)前記相溶化剤が、オクチルアミンである(1)または(2)に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
(4)前記有機溶媒が、極性溶媒である(1)ないし(3)のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法
(5)前記有機溶媒が、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、シクロヘキサノン、γーブチロラクトン、N-メチルピロリドンのうちの1種以上を含む(4)に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
(6)前記分散処理が、セルロース繊維、相溶化剤および有機溶媒を含む溶液を100MPa以上に加圧し、噴射する工程を有する(1)ないし(5)のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
(7)前記セルロース繊維は、含まれるセルロース分子中の水酸基の一部が、アルデヒド基またはカルボキシル基の少なくとも一方で置換されている(1)ないし(6)のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
(8)(1)ないし(7)のいずれか1項に記載の方法で製造されたセルロース繊維分散液。
(9)(8)に記載の方法で得られたセルロース繊維分散液と樹脂を混合し、溶媒を除去することによって得られる複合体組成物。
本発明により、セルロース繊維の有機溶媒分散液を効率よく製造することができる。また、本発明のセルロース繊維の有機溶媒分散液を用いて、非水溶性である多く種類の樹脂とセルロース繊維の複合体組成物を製造することができる。
以下に、本発明について詳細に述べる。
まず、本発明のセルロース繊維分散液の製造方法は、有機溶媒にセルロース繊維と相溶化剤を添加し、分散処理する工程を有することを特徴とするものである。
本発明で用いるセルロース繊維は、具体的には天然セルロース繊維、再生セルロース繊維が挙げられる。
このうち、天然セルロース繊維としては、針葉樹や広葉樹から得られる精製パルプ、コットンリンターやコットンリントより得られるセルロース繊維、バロニアやシオグサなどの海草より得られるセルロース繊維、ホヤより得られるセルロース繊維、バクテリアの生産するセルロース繊維等が挙げられる。一方、再生セルロース繊維としては、天然セルロース繊維をいったん溶解した後、セルロースの組成のままで繊維状に再生したものが挙げられる。
また、本発明では、高結晶性のセルロース繊維が好ましく用いられる。このようなセルロース繊維は、特に線膨張係数が小さく、機械的強度が高いため、樹脂を補強する繊維状フィラーとして用いる場合に好適である。なお、かかる観点から、本発明では、再生セルロース繊維よりも天然セルロース繊維を用いることが好ましい。
上記セルロース繊維は、本発明の製造方法で分散液を製造することができるが、分散処理のエネルギー効率などを考えると、以下に示す化学的処理をしたセルロース繊維が最も好ましい。
すなわち、ここで用いられるセルロース繊維としては、天然セルロースを原料とし、水中においてN−オキシル化合物を酸化触媒とし、共酸化剤を作用させることにより上記天然セルロースを酸化して得られたセルロース繊維であることが好ましい。
具体的には、天然セルロースを原料とし、水中においてN−オキシル化合物を酸化触媒とし、共酸化剤を作用させることにより該天然セルロースを酸化して反応物繊維を得る酸化反応工程、不純物を除去して水を含浸させた反応物繊維を得る精製工程により得られたものである。以下に各工程について詳細に説明する。
まず、酸化反応工程では、水中にセルロースを分散させた分散液を調製する。ここで、用いるセルロースは叩解等の表面積を高める処理を施すことが好ましい。反応効率を高めることができ、生産性を高めることができるからである。さらに、セルロースとして、単離、精製の後、ネバードライで保存していたものを使用するとミクロフィブリルの集束体が膨潤し易い状態であるため、やはり反応効率を高め、微細化処理後の数平均繊維径を小さくすることができ、好ましい。反応におけるセルロースの分散媒は水であり、反応水溶液中のセルロース濃度は、試薬の十分な拡散が可能な濃度であれば任意であるが、通常、反応水溶液の重量に対して約5%以下である。
また、セルロースの酸化触媒として使用可能なN−オキシル化合物は数多く報告されている(「Cellulose」Vol.10、2003年、第335〜341ページにおけるI. Shibata及びA.Isogaiによる「TEMPO誘導体を用いたセルロースの触媒酸化:酸化生成物のHPSEC及びNMR分析」と題する記事)が、特にTEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシル)、4−アセトアミド−TEMPO、4−カルボキシ−TEMPO、及び4−フォスフォノオキシ−TEMPOは水中常温での反応速度において好ましい。これらN−オキシル化合物の添加は触媒量で十分であり、好ましくは0.1〜4mmol/L、さらに好ましくは0.2〜2mmol/Lの範囲で反応水溶液に添加する。
共酸化剤として、次亜ハロゲン酸またはその塩、亜ハロゲン酸またはその塩、過ハロゲン酸またはその塩、過酸化水素、および過有機酸などが本発明において使用可能であるが、好ましくはアルカリ金属次亜ハロゲン酸塩、たとえば、次亜塩素酸ナトリウムや次亜臭素酸ナトリウムである。次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合、臭化アルカリ金属、たとえば臭化ナトリウムの存在下で反応を進めることが反応速度において好ましい。この臭化アルカリ金属の添加量は、N−オキシル化合物に対して約1〜40倍モル量、好ましくは約10〜20倍モル量である。
反応水溶液のpHは約8〜11の範囲で維持されることが好ましい。水溶液の温度は約4〜40℃において任意であるが、反応は室温で行うことが可能であり、特に温度の制御は必要としない。
本発明に使用するセルロース繊維を得るために必要なカルボキシル基量は天然セルロース種により異なり、カルボキシル基量が多いほど、微細化処理後の最大繊維径、及び数平
均繊維径は小さくなる。たとえば、木材系パルプおよび綿系パルプでは0.2〜2.2mmol/g、BC(バクテリアセルロース)やホヤからの抽出セルロースでは0.1〜0.8mmol/gの範囲でカルボキシル基が導入されて微細化は進む。従って、酸化の程度を共酸化剤の添加量と反応時間により制御し、天然セルロース種に応じた酸化条件を最適化することで、目的とするカルボキシル基量を得ることが好ましい。一般に共酸化剤の添加量は、天然セルロース1gに対して約0.5〜8mmolの範囲で選択することが好ましく、反応は約5〜120分間、長くとも240分間以内に完了する。
反応終了後、精製工程前に反応水溶液に酸を添加して、反応水溶液のpHを約1〜1.5にすることで、酸化されたセルロース繊維のカルボキシル基がカルボン酸となり、有機溶媒との親和性が増すので好ましい。反応水溶液のpHが7〜11の範囲であると、セルロース繊維のカルボキシル基はカルボン酸塩として存在しており、水の分散液を製造する場合には好ましいが、有機溶媒分散液を製造する場合はカルボン酸のほうが好ましい。
精製工程に於いては、未反応の次亜塩素酸や各種副生成物等の反応スラリー中に含まれる反応物繊維と水以外の化合物を系外へ除去するが、反応物繊維は通常、この段階ではナノファイバー単位までばらばらに分散しているわけではないため、通常の精製法、すなわち水洗とろ過を繰り返すことで高純度(99重量%以上)の反応物繊維と水の分散体とする。該精製工程における精製方法は遠心脱水を利用する方法(例えば、連続式デカンダー)のように、上述した目的を達成できる装置であればどんな装置を利用しても構わない。こうして得られる反応物繊維の水分散体は絞った状態で固形分(セルロース)濃度としておよそ10重量%〜50重量%の範囲にある。この後の工程で、ナノファイバーへ分散させることを考慮すると、50重量%よりも高い固形分濃度とすると、分散に極めて高いエネルギーが必要となることから好ましくない。
次に本発明に使用する相溶化剤について説明する。相溶化剤はその分子中に親水性の構造と疎水性の構造を両方有する化合物であり、親水性の構造がセルロース繊維と相互作用し、疎水性の構造が分散させる有機溶媒と相互作用することで、セルロース繊維を溶媒中に安定に分散させることができる。
本発明に用いる相溶化剤としては、用いるセルロース繊維によって一般的な陽イオン活性剤や非イオン性界面活性剤を選ぶことができるが、特に上述したようにセルロース繊維を化学処理してカルボン酸を導入した場合、カルボン酸に相互作用してオニウム塩を形成できるアミン化合物やホスフィン化合物が好ましい。
アミン化合物としては、例えばヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、オクタデシルアミン、2−エチルヘキシルアミン、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジドデシルアミン、トリオクチルアミン、トリデシルアミン、トリドデシルアミン等が挙げられる。
また、ホスフィン化合物としては、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、アリルジフェニルホスフィン、ジシクロヘキシルフェニルホスフィン、トリス(ジメチルフェニル)ホスフィン等が挙げられる。これらのアミン化合物やホスフィン化合物は、単独で使用しても、複数で使用しても問題はない。
アミン化合物およびホスフィン化合物の添加量は、用いるアミン化合物およびホスフィン化合物の種類と分散させる溶媒の種類によって、適宜決めることができる。化学処理によってカルボン酸を導入したセルロース繊維を用いる場合は、カルボン酸基に対して当量以上のアミン化合物およびホスフィン化合物を添加すると、分散性が向上するため好ましい。
次に本発明で使用する有機溶媒は、特に限定されるものではないが、セルロース繊維を分散させるのに極性溶媒であることが好ましい。
本発明で用いられる有機溶媒としては、例えばエタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、シクロヘキサノン、γーブチロラクトン、N-メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの溶媒は、単独で使用しても、複数で使用しても問題はない。
次に本発明の分散処理について説明する。分散処理工程で使用する分散装置としては、例えば、スクリュー型ミキサー、パドルミキサー、ディスパー型ミキサー、タービン型ミキサー、ホモミキサー、高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、ビーター、ディスク型リファイナ−、コニカル型リファイナー、ダブルディスク型リファイナー、グラインダーなどが挙げられる。特に、高圧ホモジナイザーおよび超高圧ホモジナイザーは、処理液を高圧に加圧し、微細な間隙から噴射することによりせん断力がかかり、効率的にセルロース繊維を分散することができるため好適である。
高圧ホモジナイザーおよび超高圧ホモジナイザーを用いて分散処理する際の圧力としては、効率的にセルロース繊維を有機溶媒に分散させるため、100MPa以上が好ましい。より細い繊維径のセルロース繊維になるまで分散させるためには、150MPa以上であることが好ましい。
さらに本発明の製造方法で得られたセルロース繊維分散液に、樹脂を溶解させた後、溶媒を除去することによって、任意の割合でセルロース繊維と樹脂の複合体組成物を得ることができる。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
[セルロース繊維の化学処理工程]
まず、主に1000nmを超える繊維径のセルロース繊維からなり、乾燥重量で2g相当分の未乾燥のパルプと、0.025gのTEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシル)と、0.25gの臭化ナトリウムとを、水150mlに分散させ、分散液を調製した。
次いで、この分散液に対して、13重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を、1gのパルプに対して次亜塩素酸ナトリウムの量が2.5mmolとなるように加えて反応を開始した。反応中は分散液中に0.5Mの水酸化ナトリウム水溶液を滴下してpHを10.5に保つようにした。その後、pHに変化が見られなくなった時点で反応終了と見なし、0.5Mの塩酸水溶液でpH1.5に調整し、反応物をガラスフィルターにてろ過し、ろ過物を十分な量の水で水洗するとともに、ろ過を6回繰り返した。これにより、固形分濃度10.8重量%の反応物繊維を得た。
得られたセルロース繊維をホットプレート上で80℃2時間加熱することによって、乾燥した。得られた乾燥セルロース繊維の全反射式赤外分光スペクトルを測定したところ、1600cm−1にカルボン酸のC=O伸縮振動に由来するピークが観察された。
[セルロース繊維分散液の製造]
(実施例1)
ビーカーに、上記化学処理したセルロース繊維1.88g(セルロース繊維乾燥
重量として0.2g)およびオクチルアミン1.0gをイソプロピルアルコール98.1gに加え、攪拌子を入れマグネチックスターラーで30分間撹拌混合した。溶液を湿式微粒化装置スターバースト ミニ(スギノマシン社製)で、200MPaで10回処理することにより、セルロース繊維分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(実施例2)
実施例1において、オクチルアミンの代わりにドデシルアミンを用いた以外は同様にして、セルロース分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(実施例3)
実施例1において、オクチルアミンの代わりにテトラデシルアミンを用いた以外は同様にして、セルロース分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(実施例4)
実施例1において、イソプロピルアルコールの代わりにアセトンを用いた以外は同様にして、セルロース分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(実施例5)
実施例1において、イソプロピルアルコールの代わりにN,N−ジメチルホルムアミドを用いた以外は同様にして、セルロース分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(実施例6)
実施例1において、湿式微粒化装置スターバースト ミニの代わりに高圧ホモジナイザー(PANDA 2K、Niro Soavi製)で、150MPaで10回処理した以外
は同様にして、セルロース分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(比較例1)
実施例1において、オクチルアミンを添加しないこと以外は同様にして、セルロース繊維分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
(比較例2)
実施例1において、湿式微粒化装置スターバースト ミニの代わりに超音波ホモジナイザー(Digital Sonifier S−450、BRANSON社製)で、出力60%2分間処理した以外は同様にして、セルロース繊維分散液(固形分濃度0.2重量%)を得た。
[分散液の評価]
実施例1〜6、比較例1〜2で得られた分散液を光路長1cmの石英セルに入れ、紫外可視分光光度計V−650(日本分光株式会社製)で、380nm〜780nmの波長範囲の散乱光線透過率および全光線透過率を測定し、光源D65のヘイズを算出した。測定結果を表1に示した。

各実施例の製造方法で得られたセルロース繊維分散液のヘイズは、表1に示す通り、比
較例の製造方法で得られたセルロース繊維分散液よりも低く、分散が進んでいることが明らかである。

Claims (9)

  1. セルロース繊維を有機溶媒に分散させるに際して、有機溶媒にセルロース繊維と相溶化剤を添加し、分散処理する工程を有することを特徴とするセルロース繊維分散液の製造方法。
  2. 前記相溶化剤が、アルキルアミン化合物またはアルキルホスフィン化合物である請求項1に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
  3. 前記相溶化剤が、オクチルアミンである請求項1または2に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
  4. 前記有機溶媒が、極性溶媒である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法
  5. 前記有機溶媒が、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、シクロヘキサノン、γーブチロラクトン、N-メチルピロリドンのうちの1種以上を含む請求項4に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
  6. 前記分散処理が、セルロース繊維、相溶化剤および有機溶媒を含む溶液を100MPa以上に加圧し、噴射する工程を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
  7. 前記セルロース繊維は、含まれるセルロース分子中の水酸基の一部が、アルデヒド基またはカルボキシル基の少なくとも一方で置換されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のセルロース繊維分散液の製造方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法で製造されたセルロース繊維分散液。
  9. 請求項8に記載の方法で得られたセルロース繊維分散液と樹脂を混合し、溶媒を除去することによって得られる複合体組成物。





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