JP2013159678A - 加硫ゴムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴム成分及び充填剤を混練する第1工程と、第1工程で得られた混練物、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する第2工程と、第2工程で得られた混練物を熱処理する第3工程と、を含む加硫ゴムの製造方法。第1工程が、ゴム成分、充填剤及び式(I)で表される化合物を混練する工程である請求項1記載の加硫ゴムの製造方法であることが好ましい。(式(I)中、Mn+は、H+又はn価の金属イオンを表す。nは、1又は2の整数を表す。R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表すか、或いは、R1とR2とが互いに結合して、それらが結合している窒素原子とともに環を形成する。mは、2〜9の整数を表す。)
【選択図】なし
Description
[1] ゴム成分及び充填剤を混練する第1工程と、
第1工程で得られた混練物、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する第2工程と、
第2工程で得られた混練物を熱処理する第3工程と、
を含む加硫ゴムの製造方法。
(式(I)中、Mn+は、H+又はn価の金属イオンを表す。
nは、1又は2の整数を表す。
R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表すか、或いは、R1とR2とが互いに結合して、それらが結合している窒素原子とともに環を形成する。
mは、2〜9の整数を表す。)
第1工程では、ゴム成分及び充填剤を混練する。第1工程では、ゴム成分、充填剤及び式(I)で表される化合物を混練することが好ましい。
第1工程は、80〜200℃で行なわれることが好ましく、110〜180℃がより好ましい。
第1工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜7分間がより好ましい。
ゴム成分としては、天然ゴム、エポキシ化天然ゴム、脱蛋白天然ゴムおよびその他の変性天然ゴムのほか、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン・ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NBR)、イソプレン・イソブチレン共重合ゴム(IIR)、エチレン・プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、ハロゲン化ブチルゴム(HR)等の各種の合成ゴムが例示され、天然ゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム等の高不飽和性ゴムが好ましく用いられる。特に好ましくは天然ゴムである。また、天然ゴムとスチレン・ブタジエン共重合ゴムの併用、天然ゴムとポリブタジエンゴムの併用等、数種のゴム成分を組み合わせることも有効である。
充填剤としては、ゴム分野で通常使用されているカーボンブラック、シリカ、タルク、クレイ、水酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示され、カーボンブラック及びシリカが好ましく用いられ、更にはカーボンブラックが特に好ましく使用される。カーボンブラックとしては、例えば、日本ゴム協会編「ゴム工業便覧<第四版>」の494頁に記載されるものが挙げられ、HAF(High Abrasion Furnace)、SAF(Super Abrasion Furnace)、ISAF(Intermediate SAF)、ISAF-HM(Intermediate SAF-High Modulus)、FEF(Fast Extrusion Furnace)、MAF、GPF(General Purpose Furnace)、SRF(Semi-Reinforcing Furnace)等のカーボンブラックが好ましい。タイヤトレッド用ゴム組成物にはCTAB表面積40〜250m2/g、窒素吸着比表面積20〜200m2/g、粒子径10〜50nmのカーボンブラックが好ましく用いられ、CTAB表面積70〜180m2/gであるカーボンブラックが更に好ましく、その例としてはASTMの規格において、N110、N220、N234、N299、N326、N330、N330T、N339、N343、N351等である。またカーボンブラックの表面にシリカを0.1〜50重量%付着させた表面処理カーボンブラックも好ましい。更には、カーボンブラックとシリカの併用等、数種の充填剤を組み合わせることも有効であり、タイヤトレッド用ゴム組成物においてはカーボンブラック単独あるいはカーボンブラックとシリカの両方を用いることが好ましい。カーカス、サイドウォール用ゴム組成物においてはCTAB表面積20〜60m2/g、粒子径40〜100nmのカーボンブラックが好ましく用いられ、その例としてはASTMの規格において、N330、N339、N343、N351,N550、N568、N582、N630、N642、N660、N662、N754、N762等である。かかる充填剤の使用量は特に限定されるものではないが、ゴム成分100重量部あたり5〜100重量部の範囲が好ましい。特に好ましくはカーボンブラックのみを充填剤として使用する場合には30〜80重量部であり、トレッド部材用途においてシリカと併用して用いる場合には5〜50重量部である。
(式(I)中、Mn+は、H+又はn価の金属イオンを表す。
nは、1又は2の整数を表す。
R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表すか、或いは、R1とR2とが互いに結合して、それらが結合している窒素原子とともに環を形成する。
mは、2〜9の整数を表す。)
R1とR2とが互いに結合して、それらが結合している窒素原子とともに環を形成している場合、R1とR2とが互いに結合して形成するポリメチレン基としては、エチレン基(ジメチレン基)、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。R1及びR2としては、水素原子が好ましい。
S−(アミノアルキル)チオ硫酸塩としては、S−(アミノエチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノプロピル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノブチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノペンチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノヘキシル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノヘプチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノオクチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(アミノノニル)チオ硫酸ナトリウム等が挙げられる。
S−(N,N−ジアルキルアミノアルキル)チオ硫酸としては、S−(N,N−ジメチルアミノエチル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノプロピル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノブチル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノペンチル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノヘキシル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノヘプチル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノオクチル)チオ硫酸、S−(N,N−ジメチルアミノノニル)チオ硫酸等が挙げられる。
S−(N,N−ジアルキルアミノアルキル)チオ硫酸塩としては、S−(N,N−ジメチルアミノエチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノプロピル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノブチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノペンチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノヘキシル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノヘプチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノオクチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N,N−ジメチルアミノノニル)チオ硫酸ナトリウム等が挙げられる。
S−(N−モノアルキルアミノアルキル)チオ硫酸としては、S−(N−メチルアミノエチル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノプロピル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノブチル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノペンチル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノヘキシル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノヘプチル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノオクチル)チオ硫酸、S−(N−メチルアミノノニル)チオ硫酸等が挙げられる。
S−(N−モノアルキルアミノアルキル)チオ硫酸塩としては、S−(N−メチルアミノエチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノプロピル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノブチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノペンチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノヘキシル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノヘプチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノオクチル)チオ硫酸ナトリウム、S−(N−メチルアミノノニル)チオ硫酸ナトリウム等が挙げられる。
化合物(I)の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
化合物(I)を添加することにより、得られる加硫ゴムが有する粘弾性特性をより改善させることができる。
第2工程では、第1工程で得られた混練物、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する。
第2工程は、第1工程で得られた混練物に、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を同時に添加して混練する工程であることが好ましい。
第2工程は、50〜100℃で行なわれることが好ましく、60〜90℃がより好ましい。
第2工程は、1〜10分間行なわれることが好ましく、2〜8分間がより好ましい。
ステアリン酸の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜5重量部が好ましく、0.5〜3重量部がより好ましい。
<酸化亜鉛>
酸化亜鉛の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.5〜10重量部が好ましく、2〜7重量部がより好ましい。
<硫黄成分>
硫黄成分としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、及び高分散性硫黄等が挙げられる。通常は粉末硫黄が好ましく、ベルト用部材等の硫黄量が多いタイヤ部材に用いる場合には不溶性硫黄が好ましい。
硫黄成分の使用量は、ゴム成分100重量部あたり0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜3重量部がより好ましい。
加硫促進剤の例としては、ゴム工業便覧<第四版>(平成6年1月20日社団法人 日本ゴム協会発行)の412〜413ページに記載されているチアゾール系加硫促進剤、スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤が挙げられる。
ワックスとしては、大内新興化学工業社製の「サンノック(登録商標)ワックス」、日本精蝋製の「OZOACE−0355」等が挙げられる。
第3工程では、第2工程で得られた混練物を熱処理する。
熱処理における温度は、120〜180℃が好ましい。熱処理は、通常、常圧又は加圧下で行われる。
第3工程の処理時間は、例えば、JIS K 6300−2に準拠して、第2工程で得られた混練物の90%加硫時間(tc(90))を求め、これよりも5〜10分長い時間を設定することが好ましい。
タイヤとしては、空気入りタイヤ及びソリッドタイヤ等が挙げられる。
本発明の製造方法で得られる加硫ゴムは、タイヤ用途のみならず、各種防振ゴム用途、各種ゴムベルト用途、制振材用途、免震ゴム用途としても使用できる。防振ゴムとしては、例えば、エンジンマウント、ストラットマウント、ブッシュ、エグゾーストハンガー等の自動車用防振ゴム等が挙げられる。防振ゴムは、通常、第2工程で得られた混練物を防振ゴムが有する形状に加工した後に、第3工程の熱処理に供することにより得られる。また、ゴムベルト用途としては、例えば、伝動ベルト、コンベヤベルト、Vベルト等が挙げられる。
窒素置換された反応容器に3−クロロプロピルアミン塩酸塩100g(0.77mol)、水180mLおよびチオ硫酸ナトリウム五水和物200.4g(0.81mol)を仕込み、得られた混合物を浴温70〜80℃で5時間攪拌した。反応混合物を一晩放冷し、結晶をろ取した後、水、メタノールで洗浄した。得られた結晶を、50℃で4時間乾燥することにより、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を得た。結晶の取得量は97.8gであった。
1H−NMR(270.05MHz,D2O)δppm:3.0−3.1(4H,m),2.0−2.1(2H,m)
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)100重量部、ISAF(旭カーボン社製、商品名「旭#80」)45重量部および上記製造例1で得たS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸0.5重量部を混練し、混練物を得た。該工程は、各種薬品及び充填剤投入後5分間、ミキサー設定温度120℃、ミキサー回転数50rpmで混練した。混練終了時の混練物の温度は166℃であった。
<第2工程>
ロール設定温度60℃のオープンロール機で、第1工程で得られた混練物と、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)1重量部と、硫黄2重量部とを混練配合し、未加硫ゴム組成物を得た。
<第3工程>
第2工程で得た未加硫ゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴム組成物を得た。
実施例1において、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を用いず、ステアリン酸、酸化亜鉛、老化防止剤を第1工程にて混練する以外は、実施例1と同様にしてゴム組成物を得た。
以下の通り、実施例1の第3工程で得られた加硫ゴム組成物の動的粘弾性特性を測定した。
(1)動的粘弾性特性(tanδ)
株式会社上島製作所製の粘弾性アナライザを用いて測定した。
条件:温度60℃
初期歪10%、動的歪2.5%、周波数10Hz
実施例1において、ステアリン酸、酸化亜鉛、老化防止剤を第1工程にて混練する以外は、実施例1と同様にして加硫ゴム組成物を得、参考例1で得た加硫ゴムを対照として、参考例1で得た加硫ゴムに対する粘弾性特性(60℃でのtanδ)の低下率(%)を測定したところ、14%の低下率であった。
実施例1の第2工程で得たゴム組成物で、黄銅メッキ処理が施されたスチールコードを被覆することにより、ベルトが得られる。得られるベルトを用いて、通常の製造方法に従い、生タイヤを成形し、得られた生タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、加硫タイヤが得られる。
実施例1の第2工程で得たゴム組成物を押し出し加工し、トレッド用部材を得る。得られたトレッド用部材を用いて、通常の製造方法に従い、生タイヤを成形し、得られた生タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、加硫タイヤが得られる。
実施例1の第2工程で得たゴム組成物を押し出し加工して、カーカス形状に応じた形状のゴム組成物を調製し、ポリエステル製のカーカス繊維コードの上下に貼り付けることにより、カーカスが得られる。得られたカーカスを用いて、通常の製造方法に従い、生タイヤを成形し、得られた生タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、加硫タイヤが得られる。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、スチレン・ブタジエン共重合ゴムSBR#1502(住友化学社製)100重量部、ISAF−HM(旭カーボン社製、商品名「旭#80」)45重量部、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部、およびワックス(日本精蝋製「OZOACE−0355」)2重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸2重量部、酸化亜鉛3重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)3重量部および硫黄2重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例6の第2工程で得られるゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、キャップトレッド用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、スチレン・ブタジエン共重合ゴムSBR#1502(住友化学社製)100重量部、ISAF−HM(旭カーボン社製、商品名「旭#80」)35重量部、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部、およびワックス(日本精蝋製「OZOACE−0355」)2重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸2重量部、酸化亜鉛3重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)2重量部、加硫促進剤ジフェニルグアニジン(DPG)0.5重量部、加硫促進剤ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)0.8重量部および硫黄1重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例8の第2工程で得たゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、アンダートレッド用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#1)100重量部、HAF(旭カーボン社製、商品名「旭#70」)45重量部、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部、含水シリカ(東ソー・シリカ(株)社製「Nipsil(登録商標)AQ」10重量部、老化防止剤FR(松原産業社製「アンチオキシダントFR」)2重量部、レゾルシン2重量部およびナフテン酸コバルト2重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸3重量部、酸化亜鉛5重量部、加硫促進剤N,N−ジシクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)1重量部、硫黄6重量部およびメトキシ化メチロールメラミン樹脂(住友化学社製「スミカノール507AP」)3重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例10の第2工程で得られるゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、ベルト用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、ハロゲン化ブチルゴム(エクソンモービル社製「Br−IIR2255」)100重量部、GPF 60重量部、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部およびパラフィンオイル(出光興産社製「ダイアナプロセスオイル」)10重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸1重量部、酸化亜鉛3重量部、老化防止剤(アニリンとアセトンの縮合物(TMDQ))1重量部、加硫促進剤ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)1重量部および硫黄2重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例12の第2工程で得られるゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、インナーライナー用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(RSS#3)40重量部、ポリブタジエンゴム(宇部興産社製「BR150B」)60部、FEF50重量部、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部、アロマチックオイル(コスモ石油社製「NC−140」)10重量部およびワックス(大内新興化学工業社製の「サンノック(登録商標)ワックス」)2重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸2.5重量部、酸化亜鉛3重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)2重量部、加硫促進剤N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)0.75重量部および硫黄1.5重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例14の第2工程で得られるゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、サイドウォール用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、天然ゴム(TSR20)70重量部、スチレン・ブタジエン共重合ゴムSBR#1502(住友化学社製)30重量部、N339(三菱化学社製)60重量部、プロセスオイル(出光興産社製「ダイアナプロセスPS32」)7重量部およびS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸1重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、各成分投入後5分間、50rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施し、その時のゴム温度は160〜175℃である。
<第2工程>
オープンロール機で60〜80℃の温度にて、第1工程により得られたゴム組成物と、ステアリン酸2重量部、酸化亜鉛5重量部、加硫促進剤N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)1重量部、硫黄3重量部、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1重量部および老化防止剤(アニリンとアセトンの縮合物(TMDQ))1重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例16の第2工程で得られるゴム組成物を145℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、カーカス用として好適である。
<第1工程>
バンバリーミキサー(東洋精機製600mlラボプラストミル)を用いて、スチレン・ブタジエン共重合ゴムSBR#1500(JSR社製)100重量部、シリカ(商品名:「ウルトラジル(登録商標)VN3−G」デグッサ社製)78.4重量部、カーボンブラック(商品名「N−339」三菱化学社製)6.4重量部、シランカップリング剤(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド:商品名「Si−69」デグッサ社製)6.4重量部、プロセスオイル(商品名「NC−140」コスモ石油社製)47.6重量部、およびS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸3重量部を混練配合し、ゴム組成物を得る。該工程は、70℃〜120℃の温度範囲で操作され、各成分投入後5分間、80rpmのミキサーの回転数で混練し、引き続き5分間、100rpmのミキサーの回転数で混練することにより実施する。
<第2工程>
オープンロール機で30〜80℃の温度にて、第2工程により得られるゴム組成物と、老化防止剤(N−フェニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン(6PPD):商品名「アンチゲン(登録商標)6C」住友化学株式会社製)1.5重量部、酸化亜鉛2重量部、ステアリン酸2重量部、加硫促進剤N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)1重量部、加硫促進剤ジフェニルグアニジン(DPG)1重量部、ワックス(商品名「サンノック(登録商標)N」大内新興化学工業社製)1.5重量部および硫黄1.4重量部とを混練配合し、ゴム組成物を得る。
参考例18の第2工程で得られるゴム組成物を160℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、キャップトレッド用として好適である。
参考例18において、スチレン・ブタジエン共重合ゴムSBR#1500(JSR社製)に替えて溶液重合SBR(「アサプレン(登録商標)」旭化成ケミカルズ株式会社製)を用いる以外は実施例17と同様にしてゴム組成物が得られる。
参考例18の第2工程で得られるゴム組成物を160℃で熱処理することにより加硫ゴムが得られる。かかる加硫ゴムは、キャップトレッド用として好適である。
Claims (8)
- ゴム成分及び充填剤を混練する第1工程と、
第1工程で得られた混練物、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を混練する第2工程と、
第2工程で得られた混練物を熱処理する第3工程と、
を含む加硫ゴムの製造方法。 - 第2工程が、第1工程で得られた混練物に、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄成分及び加硫促進剤を同時に添加して混練する工程である請求項1又は2記載の加硫ゴムの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか記載の加硫ゴムの製造方法で得られた加硫ゴム。
- 請求項1〜3のいずれか記載の加硫ゴムの製造方法で得られた加硫ゴムで被覆されたスチールコードを含むタイヤ用ベルト。
- 請求項1〜3のいずれか記載の加硫ゴムの製造方法で得られた加硫ゴムで被覆されたカーカス繊維コードを含むタイヤ用カーカス。
- 請求項1〜3のいずれか記載の加硫ゴムの製造方法で得られた加硫ゴムを含むタイヤ用サイドウォール、タイヤ用インナーライナー、タイヤ用キャップトレッド又はタイヤ用アンダートレッド。
- 請求項1〜3のいずれか記載の加硫ゴムの製造方法で得られた加硫ゴムを含むタイヤ。
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