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JP2013033200A - フェルール、光ファイバ保持用部品、光ファイバピグテールおよび光レセプタクル - Google Patents

フェルール、光ファイバ保持用部品、光ファイバピグテールおよび光レセプタクル Download PDF

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JP2013033200A
JP2013033200A JP2012014201A JP2012014201A JP2013033200A JP 2013033200 A JP2013033200 A JP 2013033200A JP 2012014201 A JP2012014201 A JP 2012014201A JP 2012014201 A JP2012014201 A JP 2012014201A JP 2013033200 A JP2013033200 A JP 2013033200A
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Japan
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optical fiber
ferrule
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taper
inner diameter
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JP2012014201A
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English (en)
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Koichi Yamada
光一 山田
Yoshihiro Kobayashi
善宏 小林
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】 挿入される光ファイバが損傷する可能性を低減させる。
【解決手段】 一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第1テーパ部31と、第1テーパ部31の他端側に内周面が連続して設けられた、内径が一定である中間部32と、中間部32の他端側に内周面が連続して設けられた、一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第2テーパ部33とを有する貫通孔11を有するフェルール1である。第1テーパ部31と第2テーパ部33との間に中間部32が設けられていることによって、第1テーパ部31において光ファイバ2の位置決めを大まかに行なうとともに、中間部32において光ファイバ2の挿入方向を調整できる。これにより、第2テーパ部33に光ファイバ2が押し当てられることを抑制でき、光ファイバ2が損傷する可能性を低減できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フェルールならびにこれを用いた光ファイバ保持用部品、光ファイバピグテールおよび光レセプタクルに関するものである。
光ファイバを挿入して固定するための部品としてフェルールが知られている。このフェルールとしては、例えば、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1に記載のフェルールは、円柱状の本体に一端から他端に向かって貫通する貫通孔を備えており、光ファイバが挿入される一端において貫通孔の開口部が広がったテーパ形状となっている。このように開口部がテーパ形状であるので、光ファイバを貫通孔に挿入する際に、貫通孔の中心付近に光ファイバを誘導することができる。
特開2008−304731号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフェルールにおいては、テーパ形状の開口部を利用して光ファイバの位置決めを容易に行なうことができても、貫通孔に対する光ファイバの挿入方向を調整することはできないため、貫通孔に対してその貫通方向ではなく誤った方向に光ファイバを押し進めてしまうことによって、光ファイバの表面が貫通孔の内周面と擦れてしまう場合があった。その結果、光ファイバが損傷してしまう可能性があった。
本発明の一実施形態のフェルールは、光ファイバが一端側から挿入されて固定される貫通孔を有し、前記貫通孔は、前記一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第1テーパ部と、該第1テーパ部の他端側に内周面が連続して設けられた、内径が一定である中間部と、該中間部の他端側に内周面が連続して設けられた、前記一端側から前記他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第2テーパ部とを有することを特徴とする。
本発明の一実施形態の光ファイバ保持用部品は、上記フェルールと、該フェルールの一端を囲むように保持するホルダとを備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態の光ファイバピグテールは、上記光ファイバ保持用部品と、前記フェルールに挿入されて固定された光ファイバと備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態の光レセプタクルは、上記光ファイバピグテールと、前記フェルールの他端に設けられた、プラグフェルールが挿入されるスリーブとを備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態のフェルールおよび光ファイバ保持用部品によれば、第1テーパ部と第2テーパ部との間に中間部が設けられていることから、第1テーパ部において光ファイバの位置決めを大まかに行なうとともに、内径が一定である中間部の内部において光ファイバを押し進めることによって、光ファイバの挿入方向を貫通孔の貫通方向に合うよう
に容易に調整できる。これにより、貫通孔に対して光ファイバを誤った方向に押し進めてしまうことによって、光ファイバの表面が貫通孔の内周面と擦れることを抑制できる。その結果、光ファイバが損傷する可能性を低減できる。
本発明の一実施形態の光ファイバピグテールおよび光レセプタクルによれば、光ファイバが損傷する可能性が低減されたフェルールを備えていることから、装着される光ファイバの損傷を低減して信頼性の高い光信号の伝達を行なうことができる。
本発明の一実施形態のフェルールを示す断面図である。 図1に示すフェルールの領域Aを拡大して示す部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態の光部品保持用部材を示す断面図である。 本発明の一実施形態の光レセプタクルを示す断面図である。 一変形例のフェルールの部分拡大断面図である。 別の変形例のフェルールを示す断面図である。 図6に示すフェルールの領域Bを拡大して示す部分拡大図である。 図6に示すフェルールを用いた光ファイバ保持用部品を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態のフェルール1、光ファイバ保持用部品10および光レセプタクル100について図面を参照して説明する。なお、図面はいずれも模式的なものであって、実際の寸法を厳密に現したものではない。
<フェルール1の構成>
図1は本発明の一実施形態のフェルール1を示す断面図である。図2は、図1に示すフェルールの領域Aを拡大した部分拡大断面図である。図1および図2に示す例のように、本実施形態のフェルール1は、略円筒形状の部材であって、光ファイバ2が一端側(図1においてはX1側)から挿入されて固定される貫通孔11を有している。光ファイバ2が挿入される一端側とは反対側に位置する他端側(図1においてはX2側)の外周部分には、面取り部12が設けられている。これにより、フェルール1を他端側から外部機器に挿入する際に、フェルール1の角部が外部機器に接触することを抑制することによって、挿入をスムーズに行なうことができる。
フェルール1としては、例えば、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素または窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、あるいは結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどを用いることができる。特に、フェルール1を耐環境性および靱性に優れたものとするため、ジルコニアを主成分とすることが好適である。
このフェルール1の寸法について説明する。ここでフェルール1に用いる光ファイバ2は、JIS規格またはTIA/EIA規格にて規定されている外径125μmの光ファイバであるとして考える。この場合には、フェルール1の外径は例えば1〜3mm、長さは6〜13mmに設定することができる。
貫通孔11は、フェルール1の円柱状の本体を中心軸に沿って貫通して一端および他端にそれぞれ開口するように設けられている。この貫通孔11は、光ファイバ2が挿入されて固定されるために設けられている。そして、この貫通孔11は、図2に示すように、フェルール1の一端側に位置する光ファイバ導入部3とフェルール1の他端側に位置する光ファイバ保持部4とに大別することができる。
光ファイバ導入部3は、光ファイバ2を光ファイバ保持部4に挿入する際のガイドとして機能する部位である。この光ファイバ導入部3はフェルール1の一端側に形成されている。そして、光ファイバ導入部3は、フェルール1の一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなっている。すなわち、光ファイバ導入部3は、フェルール1の一端側に形成された第1テーパ部31、第1テーパ部31よりも他端側に連続して形成された中間部32および中間部32よりも他端側に連続して形成された第2テーパ部33を有している。
第1テーパ部31は、光ファイバ2が最初に挿入される部位であって、フェルール1の一端に開口している。第1テーパ部31は、光ファイバ2の挿入位置の大まかな位置決めを行なうための部位である。さらに、光ファイバ2を挿入した後に光ファイバ2とフェルール1とを固定するための接着剤が充填される部位でもある。第1テーパ部31は、貫通孔11の貫通方向に平行な断面で断面視したときに貫通孔11の貫通方向に対して傾斜している内周面を有している。具体的には、フェルール1の一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる内周面を有している。そのため、第1テーパ部31がガイドとして機能するので、光ファイバ2を第1テーパ部31に挿入することによって、容易に中間部32に光ファイバ2を挿入することができる。
本実施形態における第1テーパ部31は、断面視したときの内周面の形状が、それぞれ直線形状になっている。この2本の直線の延長線の成す角度a(以下、第1角度aという)は、例えば60°以上120°以下程度に設定するとよい。第1角度aが60°以上であると、第1テーパ部31の表面と光ファイバ2との間に十分な空間を確保することができる。そのため、光ファイバ2の装着後にこの空間に接着剤を安定して充填することができるので、光ファイバ2とフェルール1との接合強度を高いものにできる。また、第1角度aが120°以下であると、第1テーパ部31をガイドとして安定して機能させることができる。そのため、光ファイバ2の先端が第1テーパ部31に沿って動き易くなるので、光ファイバ2を安定して中間部32に挿入することができる。
第1テーパ部31の一端側の端部つまりフェルール1の一端の開口面の内径は0.5〜1.5mm、第1テーパ部31の他端側の端部の内径は127〜132μm、第1テーパ部31の長さは0.3〜2mmに設定することができる。
中間部32は、第1テーパ部31と第2テーパ部33との間に位置している。中間部32は、内径が一定である。なお、ここでいう「内径が一定である」とは、フェルール1の製造時に生じる製造誤差程度のばらつきは無視できるものとする。中間部32の内周面の算術平均粗さRaは例えば0.05μm以下である。中間部32の内周面の算術平均粗さRaを0.05μm以下にすることによって、光ファイバ2の挿入時における光ファイバ2へのダメージを抑制することができる。
また、中間部32に光ファイバ2を容易に挿入するため、第1テーパ部31の他端側の端部における内径は、中間部32の内径と同じとなっている。加えて、第2テーパ部33に光ファイバ2を容易に挿入するため、第2テーパ部33の一端側の端部における内径は、中間部32の内径と同じとなっている。なお、「内径が同じである」とは、フェルール1の製造時に生じる製造誤差程度のばらつきは無視できるものとする。
中間部32は、第1テーパ部31において大まかに位置決めが行なわれた光ファイバ2の挿入方向を貫通孔11の貫通方向に合わせて調整するための部位である。具体的には、第1テーパ部31に光ファイバ2を挿入した際に光ファイバ2に撓みが生じていたとしても、内径が一定である中間部32を通過することによって、光ファイバ2自体の撓みを矯正することができる。これにより、第2テーパ部33に光ファイバ2を挿入する際に、光
ファイバ2の先端に対して貫通孔11の貫通方向からずれた方向に力を加えてしまうことを抑制できる。
また、中間部32は、第1テーパ部31と比較して長さが長く形成されている。これにより、中間部32の範囲内において光ファイバ2を移動させることで、第1テーパ部31および中間部32と比較して小さい内径を有する第2テーパ部33に至るまでの間に光ファイバ2の挿入方向の確認を行なうことができる。その結果、第2テーパ部33に光ファイバ2を挿入する際に光ファイバ2の先端に対して誤った方向に力を加えてしまうことを抑制できる。
中間部32の内径は、第1テーパ部31の他端側の端部と同様に127〜132μm、中間部32の長さは1〜5mmに設定することができる。
第2テーパ部33は、中間部32を通過することによって挿入方向が調整された光ファイバ2の細かな位置決めを行なうための部位であって、貫通孔11の貫通方向に平行な面で断面視したときに貫通孔11の貫通方向に対して傾斜している内周面を有している。具体的には、第2テーパ部33は、中間部32における他端側に内周面が連続して設けられており、一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなるように内周面が形成されている。これにより、第2テーパ部33をガイドとして、光ファイバ2を光ファイバ保持部4へと挿入することができる。
第2テーパ部33は、第1テーパ部31と比較して長さが短く形成されている。これは、第2テーパ部33を通過する光ファイバ2は、第1テーパ部31において大まかに位置決めが行なわれるとともに、中間部32において挿入方向の調整が行なわれていることから、第2テーパ部33の長さが短くても適切に光ファイバ2を光ファイバ保持部4へと挿入することができるためである。
本実施形態における第2テーパ部33は、断面視したときの内周面の形状が、それぞれ直線形状になっている。この2本の直線の延長線の成す角度b(以下、第2角度bという)は、0.1°以上90°以下程度に設定するとよい。第2角度bが0.1°以上である場合、第1テーパ部31をガイドとして安定して機能させることができる。また、90°以下である場合は、光ファイバ保持部4との間にエッジが生じることを抑制して、光ファイバ2を安定して光ファイバ保持部4に挿入することができる。また、第2角度bは、第1角度aよりも小さく設定されている。これにより、第2テーパ部33は、第1テーパ部31と比較して、より信頼性の高い光ファイバ2の位置合わせをすることができる。
第2テーパ部33の一端側の端部の内径は、中間部32と同様に127〜132μm、第2テーパ部33の他端側の端部の内径は125.5〜127μm、第2テーパ部33の長さは0.001〜1mmに設定することができる。
光ファイバ保持部4は、光ファイバ導入部3から挿入された光ファイバ2を保持するための部位である。光ファイバ保持部4は、第2テーパ部33の他端側に内周面が連続して設けられており、フェルール1の他端側に開口している。光ファイバ保持部4は、内径が一定である。なお、ここでいう「内径が一定である」とは、フェルール1の製造時に生じる製造誤差程度のばらつきは無視できるものとする。光ファイバ保持部4の内周面の算術平均粗さRaは例えば0.05μm以下である。光ファイバ保持部4の内周面の算術平均粗さRaを0.05μm以下にすることによって、光ファイバ2の挿入時における光ファイバ2へのダメージを抑制することができる。光ファイバ保持部4の内径は、第2テーパ部33の他端側の内径と同様に125.5〜127μmに設定することができる。
本実施形態のフェルール1においては、光ファイバ2が挿入されて固定されるときに、第1テーパ部31において大まかに光ファイバ2の位置決めが行なわれるとともに、中間部32において光ファイバ2の挿入方向の調整が行なわれた後に第2テーパ部33に挿入されることから、第2テーパ部33に光ファイバ2を挿入する際に、光ファイバ2の先端に対して貫通孔11の貫通方向からずれた方向に力を加えてしまうことを抑制できる。その結果、光ファイバ2をフェルール1に挿入する際に光ファイバ2が損傷してしまう可能性を低減できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。例えば、本実施形態においては、フェルール1の第1テーパ部31の内周面の断面形状が2本の直線形状になっているがこれに限られない。例えば、図5に図2と同様の部分拡大断面図で示すように、第1テーパ部31の第1角度aが第1テーパ部31の途中で変化してもよい。具体的には、図5に示す例のフェルール1においては、第1テーパ部31が、一端側に位置する、第1角度aに対応する角度aaを有する第1領域31aと、他端側に位置する、第1角度aに対応する角度abを有する第2領域31bとを具備している。
この場合、角度aaが角度abよりも大きいことが好ましい。このような場合には、よりスムーズに光ファイバ2を挿入しやすくすることができる。また、第2テーパ部33と光ファイバ保持部4との間にR面が設けられていることが好ましい。これにより、第2テーパ部33から光ファイバ保持部4へ光ファイバ2をよりスムーズに挿入することができる。このR面の寸法としては、例えば曲率半径を0.001〜5mmに設定することができる。
<フェルール1の製造方法>
以下に、フェルール1の製造方法の例について説明する。なお、本例では、フェルール1の構成材料として、ジルコニアを主成分とするセラミックス(ジルコニア系セラミックス)を用いて説明する。
まず、フェルール1の原型となる成形体を構成する成形材料を調製する。具体的には、成形材料は、酸化ジルコニウム粉末と酸化イットリウム粉末との混合粉末をボールミルなどによって十分に混合粉砕した後、この粉砕物にバインダを添加した上で混合することにより、調製される。混合粉末は、酸化ジルコニウム粉末85〜99質量%に対して酸化イットリウム粉末1〜15質量%を混合したもの、特に酸化ジルコニウム粉末90〜98質量%に対して酸化イットリウム粉末2〜10質量%を混合したものが好適である。酸化ジルコニウム粉末としては、酸化ジルコニウムの純度が95%以上、特に98%以上のものが好適である。
次に、調製された成形材料を用いて、貫通孔11を有する成形体を得る。具体的には、貫通孔11を成形するための構造を含むキャビティを有する成形用金型のキャビティに成形材料を充填し、所定の圧力でプレス成形を行なうことによって成形体を得る。なお、成形体を得るための手法は、上述のプレス成形には限られず、射出成形、鋳込成形、冷間静水圧成形または押出成形などの手法を採用してもよい。
次に、得られた成形体を焼成することにより、焼結体を得る。具体的には、得られた成形体を500〜600℃の脱脂炉内に2〜10時間投入することによって脱脂を行なった後、脱脂済の成形体を酸素雰囲気中にて1300〜1500℃で0.5〜3時間焼成することにより、焼結体を得る。
次に、得られた焼結体の貫通孔11の内周面に対して研磨加工などを施すことによって
、第1テーパ部31、中間部32および第2テーパ部33を形成する。具体的には、貫通孔11を回転軸としてフェルール1を回転させた状態で砥石を貫通孔11に押し当てることによって、第1テーパ部31、中間部32および第2テーパ部33を形成する。このとき、研削油を用いれば、内面粗さの増加を抑えつつ研磨を行なうことができるので好ましい。
以上のようにして、フェルール1を製造することができる。
<光ファイバ保持用部品10および光ファイバピグテール101の構成>
図3に断面図で示すように、本発明の一実施形態の光ファイバ保持用部品10は、フェルール1とフェルール1の一端側を囲むように設けられたホルダ5とを備えている。図3に示す例の光ファイバ保持用部品10には、光ファイバ2が挿入されて固定されている。光ファイバ保持用部品10は、光ファイバ2が挿入されて固定されて光ファイバピグテール101となる。
光ファイバ2は、例えばJIS規格またはTIA/EIA規格にて規定されている外径125μmの光ファイバであって、フェルール1の貫通孔11に一端側から挿入されて他端側の開口部に露出している。光ファイバ2は、他端側の端面はフェルール1の他端側の端面と面一に配置されている。光ファイバ2は、フェルール1の一端側の端部から外部に引き出されている。光ファイバ2は、第1テーパ部31に接着剤6が充填されることによってフェルール1に固定されている。接着剤6としては、例えば、エポキシ樹脂製接着剤などを用いることができる。
光ファイバ2のうち貫通孔11の外部に位置する部位は、被覆部材21によって被われている。被覆部材21の材料としては、例えば、シリコーン樹脂、ナイロン樹脂またはアクリル樹脂などを用いることができる。
ホルダ5は、内径および外径が一定である円筒状の部材である。ホルダ5は、フェルール1の一端を、フェルール1の一端から引き出された光ファイバ2の一部とともに囲むように保持している。ホルダ5は、引き出された光ファイバ2を保護するために、ホルダ5の他端がフェルール1を保持し、ホルダ5の先端が被覆部材21を介して光ファイバ2を保持するように設けられている。ホルダ5の材料としては、例えば、ステンレスなどの金属材料を用いることができる。
このような本実施形態の光ファイバ保持用部品10によれば、光ファイバ2をフェルール1に挿入する際に光ファイバ2が損傷してしまう可能性が低減されていることから、装着される光ファイバ2の損傷を低減して、光信号の伝達を高い信頼性をもって行なうことができる。
<光レセプタクル100の構成>
図4に断面図で示すように、本発明の一実施形態の光レセプタクル100は、光ファイバ保持用部品10と、フェルール1の他端側に挿入されたスリーブ7と、スリーブ7と隙間を空けつつスリーブ7を囲むように設けられたケース8とを備えている。スリーブ7は、プラグフェルール(図示せず)が挿入されるために設けられている。光レセプタクル100は、挿入されるプラグフェルールの光軸と光レセプタクル100の内部の光ファイバ2の光軸とを位置合わせしつつ、プラグフェルールを保持する機能を有している。
スリーブ7は、スリット(図示せず)を有する略円筒状の部材である。スリーブ7の一端側にはフェルール1の他端部が挿入されて固定されている。ここで、スリーブ7は、ケース8とは離間して設けられている。これにより、スリーブ7にプラグフェルールを挿入
するときにスリーブ7の外径を拡げて挿入しやすくすることができる。スリーブ7の他端部は、ホルダ5に接するように設けられている。これにより、プラグフェルールを挿入する際のスリーブ7の軸方向の位置ずれを低減することができる。
スリーブ7は、フェルール1が挿入されて固定されることによって他端側に空洞部が構成されている。空洞部には、他端側からプラグフェルールが挿入される。スリーブ7は、一端部から他端部にかけて形成された、スリーブ7の内周面および外周面に開口するスリットを有している。スリーブ7は、このようなスリットを有していることから、プラグフェルールを挿入して固定する際に、変形させて内径を拡げることができる。これにより、プラグフェルールの挿入を容易に行なうことができる。スリットは例えば幅を0.2〜0.4mmに設定するとよい。
スリーブ7は、フェルール1と同様に、例えば酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素または窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、あるいは結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどを用いることができる。中でも耐環境性および靱性に優れたジルコニア系セラミックスを用いることが好ましい。また、スリットが設けられていることにより、プラグフェルールが挿入された際に、適度に弾性変形することによってこれらを保持することができる。スリーブ7の内径は、例えば挿入されるフェルール1およびプラグフェルールの外径が1.25mmの場合であれば、フェルール1およびプラグフェルールが挿入される前の内径は1.2mmに設定するとよい。そして、スリーブ7にフェルール1およびプラグフェルールが挿入されることによって、内径を例えば1.25mmに変化させることができ、スリーブ7でフェルール1およびプラグフェルールを確実に保持することができる。なお、本例においては、スリーブ7にスリットが設けられているが、スリットが設けられていない、いわゆる精密スリーブを用いてもよい。
プラグフェルールは、一端部から他端部にかけて貫通する貫通孔を有する円柱状の部材である。プラグフェルールの貫通孔にはプラグフェルールの全長にわたって光ファイバが挿入されている。フェルール1の他端面にプラグフェルールの一端面を突き合わせることによって、フェルール1の光ファイバ2とプラグフェルールの光ファイバとが光学的に接続される。
プラグフェルールは、フェルール1およびスリーブ7と同様に、例えば酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素または窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、あるいは結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどを用いることができる。中でも耐環境性および靱性に優れたジルコニア系セラミックスを用いることが好ましい。
ケース8は、略円筒状の部材であって、フェルール1を囲むように設けられていることによって、フェルール1の他端側の先端部およびフェルール1が挿入されるスリーブ7が外部と接触することのないように、これらを保護するために設けられている。ケース8は、ケース8の一端部がホルダ5の他端部に圧入されており、間に隙間が存在するようにしてフェルール1を囲んでいる。この隙間の大きさは、例えば0.15mm〜0.3mmに設定することができる。ケース8は、外周部の一部を外周方向に延設した、いわゆるフランジ状の延設部81を有している。ケース8の材料としては、例えば、ステンレスなどの金属材料を用いることができる。
このような本実施形態の光レセプタクル100によれば、光ファイバ2をフェルール1に挿入する際に光ファイバ2が損傷してしまう可能性を低減されていることから、装着される光ファイバ2の損傷を低減して、高い信頼性をもった光信号の伝達を行なうことがで
きる。
<変形例1>
光ファイバ保持用部品10および光ファイバピグテール101の変形例1について説明する。なお、本例の各構成において、上述の光ファイバ保持用部品10および光ファイバピグテール101と同様の構成および機能を有する部材については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1〜5に示す光ファイバ保持用部品10においては、フェルール1における第1テーパ部31とフェルール1の一端面とが連続しているが、これに限られない。例えば、図6〜8に示すように、第1テーパ部31とフェルール1の一端面とが連続していない構成であってもよい。
本変形例では、貫通孔11が第1テーパ部31とフェルール1の一端面との間に被覆部材固定部91と第3テーパ部92とをさらに有している。
被覆部材固定部91は、光ファイバ2を被覆する被覆部材21を固定するための領域である。被覆部材固定部91は、第1テーパ部31の一端側に内周面が連続して設けられている。被覆部材固定部91は、内径が一定である。被覆部材固定部91の内径は、被覆部材固定部91に挿入される被覆部材21の外径に合わせて設定される。具体的には、被覆部材固定部91の内径を被覆部材21のうち被覆部材91に挿入される領域の外径よりも大きく設定すれば良い。被覆部材固定部91の内径は、被覆部材21のうちフェルール1に挿入される領域の外径が0.25mmの場合であれば、例えば0.3mmに設定すると良い。この場合、第1テーパ部31の一端側の端部の外径も0.3mmに設定することになる。
本変形例では、貫通孔11が被覆部材固定部91を有していることによって、フェルール1に光ファイバ2が挿入されたときに被覆部材21ごとフェルール1を保持することができる。光ファイバ2を被覆部材21ごと保持することによって、フェルール1が光ファイバ2のみを保持している場合と比較して、フェルール1に保持される対象の表面積を増やすことができる。これにより、フェルール1と光ファイバと2をより強固に固定することができる。
さらに、被覆部材21が樹脂材料から成る場合であれば、樹脂部材21と接着剤6との接合性が、光ファイバ1と接着剤6との接合性よりも良好になる。これにより、フェルール1と光ファイバ2とをより強固に固定できる。
第3テーパ部92は、被覆部材21が最初に挿入される部位であって、フェルール1の一端に開口している。第3テーパ部92は、被覆部材21の挿入位置の大まかな位置決めを行なうための部位である。さらに、被覆部材21を被覆部材固定部91に挿入した後に被覆部材21とフェルール1とを固定するための接着剤6が充填される部位でもある。第3テーパ部92は、貫通孔11の貫通方向に平行な断面で断面視したときに貫通孔11の貫通方向に対して傾斜している内周面を有している。具体的には、フェルール1の一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる内周面を有している。そのため、第3テーパ部92がガイドとして機能するので、被覆部材21を第3テーパ部92に挿入することによって、容易に被覆部材固定部91に被覆部材21を挿入することができる。
第3テーパ部92の内径は、例えば1mmに設定すると良い。
本変形例においては、被覆部材21のうちフェルール1に挿入される領域の外径が小さ
くなっている。これにより、被覆部材固定部91の内径を過度に大きくすることなく、被覆部材21を被覆部材固定部91に挿入することができる。これにより、フェルール1の強度を保ちつつ、被覆部材21を被覆部材91に挿入することができる。
被覆部材21のうちフェルール1に挿入される領域の外径を小さくする方法としては、下記の方法を用いるとよい。第1の例としては、被覆部材21を内層と外層とからなる2層構造にするとともに被覆部材固定部91に挿入される領域においては、外層を除去しておく方法が挙げられる。また、第2の例としては、被覆部材21の端部を切り欠くことによって外径を小さくする方法が挙げられる。
本変形例においては、接着剤6は第3テーパ部92および被覆部材固定部91においてフェルール1と被覆部材21とを接着するように充填されている。また、接着剤6は第3テーパ部92、被覆部材固定部91および第1テーパ部31だけではなく、中間部32においてもフェルール1と光ファイバ2とを接着するように充填されている。このように、被覆部材固定部91において被覆部材21を介して光ファイバ2を固定するとともに、中間部32において光ファイバ2を固定することによってフェルール1と光ファイバ2とを強固に固定できる。
特に、中間部32が設けられているとともに接着剤6が充填されていることによって、例えば、中間部32が設けられておらず単に被覆部材固定部91のみが設けられている場合と比較しても、フェルール1と光ファイバ2との固定を強固にできる。
このように、中間部32は、光ファイバ2がフェルール1に挿入される際には、光ファイバ2の挿入方向を調整するための部位として機能するとともに、光ファイバ2が挿入された後には光ファイバ2とフェルール1との固定を強固にする部位として機能することができる。
なお、中間部32に接着剤6を充填する構成は、変形例1に限られるものではない。例えば、本構成を前述の実施形態に採用しても良い。
1:フェルール
2:光ファイバ
21:被覆部材
11:貫通孔
12:面取り部
3:光ファイバ導入部
31:第1テーパ部
31a:第1領域
31b:第2領域
32:中間部
33:第2テーパ部
4:光ファイバ保持部
5:ホルダ
6:接着剤
7:スリーブ
8:ケース
81:延設部
91:被覆部材固定部
92:第3テーパ部
10:光ファイバ保持用部品
100:光レセプタクル
101:光ファイバピグテール
a:第1角度
b:第2角度

Claims (6)

  1. 光ファイバが一端側から挿入されて固定される貫通孔を有するフェルールであって、
    前記貫通孔は、前記一端側から他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第1テーパ部と、該第1テーパ部の前記他端側に内周面が連続して設けられた、内径が一定である中間部と、該中間部の前記他端側に内周面が連続して設けられた、前記一端側から前記他端側に向かうにつれて内径が小さくなる第2テーパ部とを有することを特徴とするフェルール。
  2. 前記中間部の長さが前記第1テーパ部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のフェルール。
  3. 前記貫通孔は、前記第1テーパ部の前記一端側に内周面が連続して設けられた、内径が一定である被覆部材固定部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のフェルール。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフェルールと、
    該フェルールの一端を囲むように保持するホルダとを備えたことを特徴とする光ファイバ保持用部品。
  5. 請求項4に記載の光ファイバ保持用部品と、前記フェルールに挿入されて固定された光ファイバとを備えたことを特徴とする光ファイバピグテール。
  6. 請求項5に記載の光ファイバピグテールと、前記フェルールの他端に設けられた、プラグフェルールが挿入されるスリーブとを備えたことを特徴とする光レセプタクル。
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