JP2013030504A - 半導体装置製造用の接着シート、及び、半導体装置製造用の接着シートを有する半導体装置 - Google Patents
半導体装置製造用の接着シート、及び、半導体装置製造用の接着シートを有する半導体装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 イオン捕捉剤を含有する半導体装置製造用の接着シートであって、10ppmの銅イオンを有する水溶液50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の水溶液中の銅イオン濃度が、0〜9.9ppmであり、イオン交換水50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の水溶液中の塩化物イオン濃度が、0.1ppm以下である半導体装置製造用の接着シート。
【選択図】 なし
Description
また、本発明の半導体装置製造用の接着シートは、イオン交換水50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の前記水溶液中の塩化物イオン濃度が、0.1ppm以下である。前記半導体装置製造用の接着シートは、イオン交換水50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の前記水溶液中の塩化物イオン濃度が、0.1ppm以下であるため、銅イオンの発生の促進が抑制される。
すなわち、本発明の半導体装置製造用の接着シートによれば、銅イオンを捕捉するとともに、その発生の促進が抑制されるため、当該半導体装置製造用の接着シートを用いて製造される半導体装置の電気特性の低下が抑えられて製品信頼性を向上させることができる。
本発明において、両イオン捕捉剤とは、銅イオンと塩化物イオンとの双方を一定量以上捕捉できるものをいい、従来公知の無機両イオン交換体を挙げることができる。前記無機両イオン交換体としては、具体的には、下記銅(II)イオン分配係数の測定方法に従って求められる銅(II)イオン分配係数(Kd)が10以上であり、かつ、下記イオン交換容量の測定方法に従って求められるイオン交換容量(meq/g)が0.5以上であるものを挙げることができる。
<銅(II)イオン分配係数の測定方法>
100mlポリ容器に無機両イオン交換体5.0gと銅(II)イオンを0.01N含有する試験液50mlを入れ、密栓して25℃で24時間振とうする。振とう後、0.1μmのメンブレンフィルターで濾過し、濾液中の銅(II)イオン濃度をICP−AES(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製、SPS−1700HVR)で測定することで、銅(II)イオン分配係数Kdを求める。Kd(ml/g)は(C0−C)×V/(C×m)で表し、C0は初期イオン濃度、Cは試験液イオン濃度、Vは試験液体積(ml)、mは無機両イオン交換体の重量(g)である。
<イオン交換容量の測定方法>
50mlのNaCl飽和水溶液に、1.0gの無機両イオン交換体を浸漬し20時間室温で放置する。無機両イオン交換体によって発生した水酸化物イオンの量を0.1NのHCl水溶液による滴定で定量してイオン交換容量(meq./g)を求める。
前記無機両イオン交換体としては、特定の構造を有するハイドロタルサイト系化合物を挙げることができ、具体的な製品としては、東亜合成(株)社製のIXE−700F(イオン分配係数:100000以上、イオン交換容量:4.5(meq/g))、IXE−770(イオン分配係数:21000以上、イオン交換容量:2.9(meq/g))、IXE−770D(イオン分配係数:100000以上、イオン交換容量:1.1(meq/g))等を挙げることができる。
本発明において、銅イオン捕捉剤とは、銅イオンを一定量以上捕捉でき、かつ、塩化物イオンを一定量以下しか捕捉できないものをいい、従来公知の無機銅イオン交換体や、錯体形成化合物などを挙げることができる。前記無機銅イオン交換体としては、具体的には、下記銅(II)イオン分配係数の測定方法に従って求められる銅(II)イオン分配係数(Kd)が10以上であり、かつ、下記イオン交換容量の測定方法に従って求められるイオン交換容量(meq/g)が0.5未満であるものを挙げることができる。
<銅(II)イオン分配係数の測定方法>
100mlポリ容器に無機銅イオン交換体5.0gと銅(II)イオンを0.01N含有する試験液50mlを入れ、密栓して25℃で24時間振とうする。振とう後、0.1μmのメンブレンフィルターで濾過し、濾液中の銅(II)イオン濃度をICP−AES(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製、SPS−1700HVR)で測定することで、銅(II)イオン分配係数Kdを求める。Kd(ml/g)は(C0−C)×V/(C×m)で表し、C0は初期イオン濃度、Cは試験液イオン濃度、Vは試験液体積(ml)、mは無機銅イオン交換体の重量(g)である。
<イオン交換容量の測定方法>
50mlのNaCl飽和水溶液に、1.0gの無機銅イオン交換体を浸漬し20時間室温で放置する。無機銅イオン交換体によって発生した水酸化物イオンの量を0.1NのHCl水溶液による滴定で定量してイオン交換容量(meq./g)を求める。
前記無機銅イオン交換体としては、特定の構造を有するリン酸ジルコニウム(例えば、東亜合成(株)社製、IXE−100、イオン分配係数:320)、含水酸化アンチモン(例えば、東亜合成(株)社製、IXE−300、イオン分配係数:11000)ケイ酸マグネシウム(例えば、協和化学工業(株)社製、キョーワード600)、ケイ酸アルミニウム(例えば、協和化学工業(株)社製、キョーワード700)を挙げることができる。
前記錯体形成化合物としては、銅イオンと錯体を形成するものであれば、特に制限されるものではないが、有機系錯体形成化合物であることが好ましく、好適に銅イオンを捕捉できるという観点から、窒素含有化合物、水酸基含有化合物、カルボン酸基含有化合物からなる群より選ばれる1種以上であることが好ましい。
前記窒素含有化合物としては、微粉末状のもの、有機溶媒に溶解し易いもの、又は、液状のものが好ましい。このような窒素含有化合物としては、より好適に銅イオンを捕捉できる観点から、トリアゾール化合物、テトラゾール化合物、又は、ビピリジル化合物を挙げることができるが、銅イオンとの間で形成される錯体の安定性の観点から、トリアゾール化合物がより好ましい。これらは単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。
前記水酸基含有化合物としては、特に制限されないが、微粉末状のもの、有機溶媒に溶解し易いもの、又は、液状のものが好ましい。このような水酸基含有化合物としては、より好適に銅イオンを捕捉できる観点から、キノール化合物、ヒドロキシアントラキノン化合物、又は、ポリフェノール化合物を挙げることができるが、銅イオンとの間で形成される錯体の安定性の観点から、ポリフェノール化合物がより好ましい。これらは単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。
前記カルボン酸基含有化合物としては、特に限定されないが、カルボキシル基含有芳香族化合物、カルボキシル基含有脂肪酸化合物等が挙げられる。
本発明において、塩化物イオン捕捉剤とは、塩化物イオンを一定量以上捕捉でき、かつ、銅イオンを一定量以下しか捕捉できないものをいい、従来公知の塩化物イオン交換体、例えば、特定の構造を有する天然ゼオライト、合成ゼオライトなどのアルミノケイ酸塩;酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物;含水酸化チタン、含水酸化ビスマス、含水酸化アンチモン、含水酸化アルミニウム、含水酸化マグネシウム、含水酸化ジルコニウムなどの水酸化物又は含水酸化物;リン酸ジルコニウム、リン酸チタンなどの金属酸性塩;ハイドロタルサイト系化合物などの塩基性塩や複合含水酸化物;モリブドリン酸アンモニウムなどのヘテロポリリン酸類;ヘキサシアノ鉄(III)塩やヘキサシアノ亜鉛等を挙げることができる。塩化物イオン捕捉剤としての前記水酸化ビスマスとしては、東亜合成(株)社製の商品名IXE−500(イオン交換容量:3.9(meq/g))、IXE−530(イオン交換容量:3.7(meq/g))、IXE−550(イオン交換容量:4.1(meq/g))等を挙げることができる。塩化物イオン捕捉剤としてのハイドロタルサイト系化合物としては、共和化学工業(株)社製のKW2200、KW2100、DHT?4A、DHT?4B、DHT?4C等を挙げることができる。前記塩化物イオン交換体としては、具体的には、下記銅(II)イオン分配係数の測定方法に従って求められる銅(II)イオン分配係数(Kd)が10未満であり、かつ、下記イオン交換容量の測定方法に従って求められるイオン交換容量(meq/g)が0.5以上であるものを挙げることができる。
<銅(II)イオン分配係数の測定方法>
100mlポリ容器に塩化物イオン交換体5.0gと銅(II)イオンを0.01N含有する試験液50mlを入れ、密栓して25℃で24時間振とうする。振とう後、0.1μmのメンブレンフィルターで濾過し、濾液中の銅(II)イオン濃度をICP−AES(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製、SPS−1700HVR)で測定することで、銅(II)イオン分配係数Kdを求める。Kd(ml/g)は(C0−C)×V/(C×m)で表し、C0は初期イオン濃度、Cは試験液イオン濃度、Vは試験液体積(ml)、mは塩化物イオン交換体の重量(g)である。
<イオン交換容量の測定方法>
50mlのNaCl飽和水溶液に、1.0gの塩化物イオン交換体を浸漬し20時間室温で放置する。塩化物イオン交換体によって発生した水酸化物イオンの量を0.1NのHCl水溶液による滴定で定量してイオン交換容量(meq./g)を求める。
この場合、銅イオン捕捉剤の添加量をA重量部、前記塩化物イオン捕捉剤の添加量をB重量部としたとき、前記銅イオン捕捉剤と前記塩化物イオン捕捉剤との混合比率A/(A+B)は、0.13〜0.99であることが好ましく、0.05〜0.95であることがより好ましく、0.23〜0.93であることがさらに好ましく、0.10〜0.90であることがよりさらに好ましい。前記混合比率A/(A+B)が、上記の範囲内であると、銅イオン捕捉剤と陰イオン捕捉剤の相乗効果が得られる。すなわち、銅イオン捕捉剤が銅イオンを捕捉する際にカウンターイオンとして放出する陽イオンを、塩化物イオン捕捉剤が塩化物イオンを捕捉する際にカウンターイオンとして放出する陰イオンが中和するため、銅イオン捕捉剤と塩化物イオン捕捉剤とのそれぞれのイオン捕捉効率が向上する。イオン捕捉は平衡反応(イオン交換)によって行われるため、カウンターイオンの濃度が減少することで、ターゲットイオンのイオン交換が促進される。
下記(a)〜(e)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050、平均粒径0.5μm)
50部
(e)両イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−770) 10部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 40部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 10部
(f)銅イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−100) 10部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 29部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 48部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 10部
(f)銅イオン捕捉剤(東京化成工業(株)社製、没食子酸ドデシル) 3部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 39部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 1部
(f)銅イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−100) 20部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 38部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 2部
(f)銅イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−100) 20部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 49.5部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 10部
(f)銅イオン捕捉剤(東京化成工業(株)社製、没食子酸ドデシル) 0.5部
下記(a)〜(f)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 38部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 20部
(f)銅イオン捕捉剤(東京化成工業(株)社製、没食子酸ドデシル) 2部
下記(a)〜(e)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(新日鉄化学(株)社製、KI−3000) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 50部
(e)銅イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−100) 10部
下記(a)〜(d)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 60部
下記(a)〜(e)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 50部
(e)塩化物イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−550) 10部
下記(a)〜(e)をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度20重量%の接着剤組成物溶液を得た。
(a)アクリル樹脂(ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6) 30部
(b)エポキシ樹脂(東都化成(株)社製、YDF−8170C) 5部
(c)フェノール樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851H) 5部
(d)シリカフィラー((株)アドマテックス製、SC−2050) 50部
(e)銅イオン捕捉剤(東亜合成(株)社製、IXE−100) 10部
実施例1に係る接着剤組成物溶液を、シリコーン離型処理した厚さが50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる離型処理フィルム上に塗布した後、130℃で2分間乾燥させた。これにより、厚さ20μmの接着シートを作製した。また、実施例2〜8、及び、比較例1〜3に係る接着剤組成物溶液についても前記と同様にして、離型処理フィルム上にそれぞれ塗布した後、130℃で2分間乾燥させ、厚さ20μmの接着シートを作製した。各接着シート(厚さ20μm)を、それぞれ240mm×300mmの大きさ(約2.5g)に切り出し、175℃で5時間加熱した。その後、5回、半分に折り曲げ37.5mm×60mmのサイズにしたものを、直径58mm、高さ37mmの円柱状の密閉式テフロン(登録商標)製容器にいれ、10ppmの銅(II)イオン水溶液50mlを加えた。その後、恒温乾燥機(エスペック(株)製、PV−231)に120℃で20時間放置した。フィルムを取り出した後、ICP−AES(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製、SPS−1700HVR)を用いて水溶液中の銅イオンの濃度を測定した。水溶液中の銅イオンの濃度が0〜9.8ppmの場合を○とし、9.8ppmより大きい場合を×とした。結果を表1に示す。
実施例1に係る接着剤組成物溶液を、シリコーン離型処理した厚さが50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる離型処理フィルム上に塗布した後、130℃で2分間乾燥させた。これにより、厚さ20μmの接着シートを作製した。また、実施例2〜8、及び、比較例1〜3に係る接着剤組成物溶液についても前記と同様にして、離型処理フィルム上にそれぞれ塗布した後、130℃で2分間乾燥させ、厚さ20μmの接着シートを作製した。各接着シート(厚さ20μm)を、それぞれ240mm×300mmの大きさ(約2.5g)に切り出し、175℃で5時間加熱した。その後、5回、半分に折り曲げ37.5mm×60mmのサイズにしたものを、直径58mm、高さ37mmの円柱状の密閉式テフロン(登録商標)製容器にいれ、イオン交換水50mlを加えた。その後、恒温乾燥機(エスペック(株)製、PV−231)に120℃で20時間放置した。フィルムを取り出した後、イオンクロマトグラフィー(東京ダイオネクス社製、製品名ICS−2000)を用いて水溶液中の塩化物イオンの濃度を測定した。水溶液中の塩化物イオンの濃度が0.1ppm以下の場合を○とし、0.1ppmより大きい場合を×とした。結果を表1に示す。
実施例1〜8の接着シートでは、塩化物イオン濃度が低く、銅イオンを捕捉することができるため、当該接着シートを用いて製造された半導体装置、すなわち、当該接着シートを有する半導体装置は、比較例の接着シートを用いた場合に比して接続信頼性を向上させることができる。
Claims (8)
- イオン捕捉剤を含有する半導体装置製造用の接着シートであって、
10ppmの銅イオンを有する水溶液50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の前記水溶液中の銅イオン濃度が、0〜9.9ppmであり、
イオン交換水50ml中に、175℃で5時間加熱した重さ2.5gの半導体装置製造用の接着シートを浸漬し、120℃で20時間放置した後の前記水溶液中の塩化物イオン濃度が、0.1ppm以下であることを特徴とする半導体装置製造用の接着シート。 - 前記イオン捕捉剤が、両イオン捕捉剤であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- 前記両イオン捕捉剤の添加量は、前記接着シートを構成する樹脂成分100重量部に対して、0.1〜20重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- 前記イオン捕捉剤が、銅イオン捕捉剤と塩化物イオン捕捉剤との混合物であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- 前記銅イオン捕捉剤と前記塩化物イオン捕捉剤との混合物の添加量は、前記接着シートを構成する樹脂成分100重量部に対して、0.2〜40重量部であることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- 前記銅イオン捕捉剤の添加量をA重量部、前記塩化物イオン捕捉剤の添加量をB重量部としたとき、前記銅イオン捕捉剤と前記塩化物イオン捕捉剤との混合比率A/(A+B)は、0.13〜0.99であることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- エポキシ樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の半導体装置製造用の接着シート。
- 請求項1〜7のいずれか1に記載の半導体装置製造用の接着シートを有することを特徴とする半導体装置。
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